JP2014030988A - 透析槽用室枠の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで容易に製作が可能で、かつシール性、耐熱性に優れた透析槽用室枠の製造方法を提供する。
【解決手段】EPM、EPDM等のエチレンプロピレンゴム製であって、室枠10のガスケット1を形成する額縁状に打ち抜いた架橋ゴムシートを台座7に配置し、開口3の内側に流路部のスペーサーとなるポリオレフィン製のネット15を配置する。その後、ガスケット1とネット15を接合する接合剤として、未架橋ゴム21をネット15上に帯状に配置した後、加熱プレスすることにより、ガスケット1とネット15とを一体化する。
【選択図】図1

Description

本発明は透析槽用室枠の製造方法に係わり、特に低コストで容易に製作が可能で、かつシール性、耐熱性に優れた透析槽用室枠の製造方法に関する。
現在広く知られているイオン交換膜使用電気透析槽は、通常は締め付け型であり、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを交互に、室枠を挟み込んで積層し、電極間に配列して、両端を締め付け枠で締め付けることにより、内部に濃縮室と脱塩室を交互に形成したものである。
ここで、室枠は、濃縮室又は脱塩室の側壁を形成するフレーム状(額縁状)のシートの内部に、濃縮室又は脱塩室において陽イオン交換膜と陰イオン交換膜の間隔を保持する機能を有する通液性のスペーサーを備えている(特許文献1参照)。
従来、この透析槽に使用される室枠は、次のように製造されていた。即ち、室枠のフレーム部を形成する開口部を有する熱可塑性樹脂シートと室枠の流路に置かれるスペーサーとなるネット(例えばポリエチレン製、ポリプロピレン製)とを、それぞれ定められた形状に打ち抜き、超音波スポットウエルダーにて、フレーム状シートの開口周端にネットの外周端を溶着することにより一体化して完成品を得ていた。
また、この方法によれば、シール性能を向上させるために室枠フレーム部にリブを形成する場合には、そのリブの形状は、材料であるシートの表面形状により決定されるため、シート製作方法上、クロスリブ形状、エンボス形状などの連続パターン化した形状となる。
特公平2−43528号公報
しかしながら、この方法にて製作した室枠は、ネットのたわみ、皺の発生が多いこと、フレーム状シートとネットとの溶着部の厚みムラが大きいことなどにより、室枠としての使用時にイオン交換膜の損傷、液リーク量の増大による透析性能の悪化をもたらす場合があった。
また、熱可塑性樹脂シートを採用していることから、耐熱性には乏しく、60度以上の高温度にて使用すると、シール性能を発現するフレーム部及びリブの熱変形により、液リークを生ずるとともに、再使用できなくなる不具合を生ずる場合があった。
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、低コストで容易に製作が可能で、かつシール性、耐熱性に優れた透析槽用室枠の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に至った。
すなわち本発明は以下の通りである。
[1]エチレンプロピレンゴムからなり、JIS K6253、ショアA硬度が55〜88である架橋ゴムのガスケットに形成された開口の縁より内側の空洞内に該縁に対して隙間を有さず、若しくは所定の隙間を有するようにプラスチック製のネットを配置し、該ネットの上面又は下面に前記縁に対して隙間を有さず、若しくは所定の隙間を有するようにエチレンプロピレンゴムからなる未架橋ゴムを配置し、該未架橋ゴムの前記ネット側とは反対側に加熱プレスヒーターを配置し、該加熱プレスヒーターにより前記未架橋ゴムを前記ネットに対して加熱しつつ押し付けることにより未架橋ゴムを架橋し、前記ガスケットと前記ネットとを一体化することを特徴とする透析槽用室枠の製造方法。
[2]前記加熱プレスヒーターの前記ガスケット側の側端が前記未架橋ゴムの一方の側端を超えて前記開口の縁より外側に向けて突設され、前記ガスケットの一部上方を覆うように配置され、及び/又は、前記加熱プレスヒーターの前記ネット側の側端が前記未架橋ゴムの他方の側端を超えて前記開口の縁より内側の空洞内に向けて突設され、前記ネットの一部上方を覆うように配置される[1]記載の透析槽用室枠の製造方法。
[3]前記ガスケットのシート表面が布地形状である[1]又は[2]記載の透析槽用室枠の製造方法。
[4]前記ネットの材質が、ポリプロピレン又はポリエチレンである[1]〜[3]のいずれかに記載の透析槽用室枠の製造方法。
[5]前記未架橋ゴムが、架橋剤として、10時間半減期温度が120℃以下の過酸化物系架橋剤を含有する[1]〜[4]のいずれかに記載の透析槽用室枠の製造方法。
[6]前記加熱プレスヒーターの大きさが、長さ200mm〜2000mm、幅5mm〜70mmである[1]〜[5]のいずれかに記載の透析槽用室枠の製造方法。
[7]前記加熱プレスヒーターにより前記未架橋ゴムを前記ネットに対して加熱しつつ押し付ける際の条件が、圧力が0.05MPa〜5.0MPa、加熱温度が100℃〜180℃、加熱時間が1〜600秒である[1]〜[6]のいずれかに記載の透析槽用室枠の製造方法。
本発明の製造方法によれば、低コストで容易に製作が可能で、かつシール性、耐熱性に優れた透析槽用室枠が得られる。
本発明の実施形態である室枠の構成図 ネットをガスケットに対し接合させるときの方法を示す図
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態である室枠の構成図を図1に示す。図1において、室枠10のガスケット1の中央には四角形状の開口3が形成されている。開口3と連通される連通口9及び連通口11には液流路を確保するためのディストリビューター13が嵌合されるようになっている。このディストリビューター13には図示しない複数本の細い溝が刻設されている。
ディストリビューター13は、耐熱性、液分散性に優れ、内部リークを防ぐ構造を有するようになっている。ディストリビューター13は、射出成型にて製造される。
ガスケット1はエチレンプロピレンゴムからなる架橋ゴムで形成され、打ち抜き金型にて額縁状に打ち抜くことで製造されている。また、このガスケット1には給液ダクト穴17が設けられている。
開口3の内側には室枠10の流路部のスペーサーとなるプラスチック製のネット15が配設されるようになっている。このネット15は陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とが互いにくっつかないように、また、被処理液の分散のために配設される。
図2には、ネット15をガスケット1に対し接合させるときの方法を示している。
図2において、ガスケット1は台座7上に載置されている。開口3の一辺である縁5より内側は空洞である。この空洞内にネット15を配置する。
ネット15の位置は、開口3の縁5に接する程度とし、ガスケット1上にはみ出さないことが好ましい。また、ネット15と縁5との間に隙間を設ける場合には、該隙間が3mm以内が好ましく、1mm以内がより好ましい。
また、このネット15の上面で、かつ、開口3の縁5より内側には縁5に対して隙間を有さないようにエチレンプロピレンゴムからなる未架橋ゴム21を配置することが好ましい。但し、未架橋ゴム21は縁5に対して所定の隙間を有するように配置してもよい。隙間は0mm〜1mmが好ましい。未架橋ゴム21は、ガスケット1の架橋ゴムとプラスチック製のネット15とを接合する接合剤としての役割を担う。
未架橋ゴム21は帯状で、幅は1〜10mm以内が好ましく、3〜7mm以内がより好ましい。
また、未架橋ゴム21の厚みが厚い場合、加熱加圧時にネットの皺やたるみを生じるため、ガスケット1の厚みと同等とするのが好ましい。
更に、未架橋ゴム21の上面には縁5に沿ってこの縁5の全長を覆うように直方体の加熱プレスヒーター23が配置され、溶着が可能なようになっている。
加熱プレスヒーター23の図2中の左端は未架橋ゴム21の左端を超えて開口3の縁5より外側に向けて突設されて、ガスケット1の一部上方を覆うように配置されていることが好ましい。
一方、加熱プレスヒーター23の右端は未架橋ゴム21の右端を超えて開口3の縁5より内側の空洞内に向けて突設されて、ネット15の一部上方を覆うように配置されていることが好ましい。
加熱プレスヒーター23は未架橋ゴム21を上方より加圧しつつ、加熱が可能なようになっている。
加熱プレスヒーター23で未架橋ゴム21を押し付けつつ加熱することで、ネット15内部に未架橋ゴム21が食い込み固定されると共に、未架橋ゴム21が架橋され、ガスケット1の架橋ゴムと接合される。
なお、このように未架橋ゴム21が押し付けられつつ溶融した際には、ガスケット1の架橋ゴムが外方に押し退けられる力が働くことになる。そこで、加熱時にはガスケット1の架橋ゴムを加熱プレスヒーター23で押さえつけることでガスケット1の架橋ゴムの逃げを防止することが好ましい。
このため、未架橋ゴム21を架橋するためのヒーターの幅については、図2で示すように縁5よりもガスケット1側に5〜50mm程度掛かるようにするのが好ましい。一方、未架橋ゴム21の空洞側の端よりも内側には、未架橋ゴム21の厚みにもよるが、未架橋ゴムのはみ出しによる架橋不足を防ぐため、ヒーターを0〜20mm以内で突設させるのが好ましく、2〜10mm以内で突設させるのがより好ましい。
加熱プレスヒーター23のヒーターの温度、加熱時間、加熱部の圧力については、未架橋ゴム21の組成、架橋剤品種等により異なるが、加熱温度100℃〜220℃、加熱部の圧力が0.05MPa〜5.0MPa、加熱時間が1〜600秒が好ましい。
また、ガスケット1の架橋ゴムと未架橋ゴム21との接合性を高める方法として、架橋ゴムの接合面にゴム用接着剤を塗布したり、接着用ゴムを用いるのが好ましい。
更に、ガスケット1の架橋ゴムの接合面に溶剤に溶かした未架橋ゴムを塗布するのが好ましい。
以上のように開口3の一側辺である縁5の接合完了後に対辺である縁5の接合を行う。但し、両側辺を同時に接合してもよい。また、図1中の開口3の上辺と下辺については接合をしないことも可能である。但し、ガスケット1の開口3の上辺と下辺についても同様の接合処理を行うことが好ましい。
なお、未架橋ゴム21、加熱プレスヒーター23の配置はこの順に限るものではなく、ネット15の下面に未架橋ゴム21を配置し、更にその下面に加熱プレスヒーター23を配置するようにされてもよい。
ガスケット1を形成する架橋ゴムは、エチレンプロピレンゴムからなるが、使用するエチレンプロピレンゴムは、エチレン−プロピレン共重合体(EPM)でもよくエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)でもよい。また、架橋ゴムの硬度は、シール性能が良好であることから、JIS K6253、ショアA硬度(1993年制定)による硬度が55〜88であるが、70〜83がより好ましい。
また、ガスケット1の表面の形状は、シール性能が良好であることから表面の平滑なフラットシートが好ましい。しかしながら、このフラットシートは、膜と強力に密着し、解体メンテナンス時に膜と室枠とが剥がれず、膜、室枠の再利用が出来ないといった不具合を生ずるおそれがある。このため、ガスケット1の表面形状は、膜と室枠とが剥がれ易い、布地形状とすることがより好ましい。
ガスケット1の架橋ゴムと未架橋ゴム21のゴム組成物は、特に制限されるものではなく、ゴム成分、補強剤のカーボンブラックやシリカなど、架橋剤、架橋促進剤、架橋促進助剤、軟化剤、老化防止剤、増量充填剤、その他公知のゴム用配合剤を、そのゴム組成物の目的、用途に応じ配合したものを用いることができる。
また、未架橋ゴム21は、エチレンプロピレンゴムからなるが、使用するエチレンプロピレンゴムは、エチレン−プロピレン共重合体(EPM)でもよくエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)でもよい。未架橋ゴム21は、ガスケット1の架橋ゴムと同一組成であっても異なる組成であってもよい。
未架橋ゴム21に配合される架橋剤としては公知の硫黄や過酸化物系の架橋剤などを用いることができるが、より低温で反応する架橋剤を選定できることから過酸化物系架橋剤がより好ましい。
また、加工時間の短縮と加工時のネット15の熱変形を防止できることから、使用する架橋剤の10時間半減期温度は、140℃が好ましく、120℃以下がより好ましい。
過酸化物系架橋剤としては、ジアルキルパーオキサイド系架橋剤、パーオキシケタール系架橋剤、パーオキシエステル系架橋剤などがあげられ、架橋温度の点からジアルキルパーオキサイド系架橋剤、パーオキシケタール系架橋剤がより好ましい。
ネット15の材質は、特に限定されるものではなく、いずれの材質の物も使用可能であるが、入手が容易であり安価で耐熱性、耐薬品性に優れたポリプロピレン又はポリエチレンが望ましい。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の技術的範囲は、これら実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例において、架橋ゴムの硬度はJIS−K6253、ショアA硬度により測定した。
[実施例1]
室枠10のガスケット1を形成する架橋ゴムシートについて、厚み0.6mm硬度80の布地EPDMゴムシートを選定し、外形寸法が幅180mm、長さ50mmの額縁状に裁断した。
裁断した架橋ゴムのシートを台座7上にセットし、その内側に流路部のスペーサーとなるポリエチレン製のネット15を配置した。
接合剤として、5mm幅、厚み0.6mmの、硫黄架橋剤である硫黄を配合したEPDM未架橋ゴム21を額縁状シート内側のネット15上に開口3の縁5に接するように配置した。
加熱プレスヒーター23は、20mm幅の物を使用、加熱温度170℃、過熱時間300秒、プレス圧力1.0MPaにて加熱溶着を実施し室枠10を得た。
[実施例2]
実施例1と同様にEPDMからなるガスケット1の架橋ゴムシートと流路部のスペーサーとなるポリエチレン製のネット15を配置した後、接合剤として、5mm幅、厚み0.6mmで10時間半減期温度が87℃の過酸化物系架橋剤であるパーヘキサHC(日油社製)を配合したEPDM未架橋ゴム21を額縁状シート内側のネット15上に開口3の縁5に接するように配置した。
加熱プレスヒーター23は、20mm幅の物を使用、加熱温度170℃、過熱時間60秒、プレス圧力1.0MPaにて加熱溶着を実施し室枠10を得た。
[実施例3]
室枠10のガスケット1を形成する架橋ゴムシートについて、厚み0.6mm、硬度60の布地EPDMゴムシートを選定し、外形寸法が幅180mm、長さ50mmの額縁状に裁断した。
裁断した架橋ゴムのシートを台座7上にセットし、その内側に流路部のスペーサーとなるポリエチレン製のネット15を配置した。
その後、実施例1と同様に操作し室枠10を得た。
[比較例1]
室枠10のガスケット1を形成する架橋ゴムシートについて、厚み0.6mm、硬度40の布地EPDMゴムシートを選定し、外形寸法が幅180mm、長さ50mmの額縁状に裁断した。
裁断した架橋ゴムのシートを台座7上にセットし、その内側に流路部のスペーサーとなるポリオレフィン製のネット15を配置した。その後、実施例1と同様に操作し室枠10を得た。
[比較例2]
室枠10のガスケット1を形成する架橋ゴムシートについて、厚み0.6mm、硬度90の布地EPDMゴムシートを選定し、外形寸法が幅180mm、長さ50mmの額縁状に裁断した。
裁断した架橋ゴムのシートを台座7上にセットし、その内側に流路部のスペーサーとなるポリオレフィン製のネット15を配置した。その後、実施例1と同様に操作し室枠10を得た。
各実施例、比較例で得た室枠10、及び従来品である、ガスケット1がオレフィン系熱可塑性樹脂であるゼラス8615L(三菱化学社製、高分子量ゴムを微分散したポリプロピレン樹脂)からなる室枠について、下記の耐熱性サイクル試験による評価を行った結果を表1に記す。
耐熱性サイクル試験:室枠を50対組込み、入口圧力0.1MPaにて80℃の温水を18時間通水した後、25℃の常温水を6時間通水冷却する。この昇温−冷却のサイクル運転を繰り返し実施し、サイクル回数による室枠外部へのリーク量(L/h)を測定した。
Figure 2014030988
表1中「NL」はリークがない(ノーリーク)ことを意味する。
また、「サイクル回数」は昇温−冷却のサイクル回数を意味する。
実施例1、2、3は従来品と比較すると、耐熱性に優れており耐熱性サイクル試験に於いて、ガスケット1の変形も無く、室枠外部へのリーク量の増加も無かった。また、室枠10の成形時にネットのたわみも無く、室枠10の厚み精度も良好であった。
比較例1については、室枠10のガスケット1を形成する架橋ゴムシートの硬度が40と低いため、膜組込み時の位置決め、室枠の折れ込み、また、締め付け時の室のはみ出し、変形等、不具合が多く、リーク量の少ない室枠10を成形することが困難であり、耐熱性サイクル試験を行うことができなかった。
また、比較例2については、室枠10のガスケット1を形成する架橋ゴムシートの硬度が90と高いため、組込み初期の室枠外部へのリーク量が多かった。
1 ガスケット
3 開口
5 縁
7 台座
9、11 連通口
10 室枠
13 ディストリビューター
15 ネット
17 給液ダクト穴
21 未架橋ゴム
23 加熱プレスヒーター

Claims (7)

  1. エチレンプロピレンゴムからなり、JIS K6253、ショアA硬度が55〜88である架橋ゴムのガスケットに形成された開口の縁より内側の空洞内に該縁に対して隙間を有さず、若しくは所定の隙間を有するようにプラスチック製のネットを配置し、
    該ネットの上面又は下面に前記縁に対して隙間を有さず、若しくは所定の隙間を有するようにエチレンプロピレンゴムからなる未架橋ゴムを配置し、該未架橋ゴムの前記ネット側とは反対側に加熱プレスヒーターを配置し、該加熱プレスヒーターにより前記未架橋ゴムを前記ネットに対して加熱しつつ押し付けることにより未架橋ゴムを架橋し、前記ガスケットと前記ネットとを一体化することを特徴とする透析槽用室枠の製造方法。
  2. 前記加熱プレスヒーターの前記ガスケット側の側端が前記未架橋ゴムの一方の側端を超えて前記開口の縁より外側に向けて突設され、前記ガスケットの一部上方を覆うように配置され、及び/又は、前記加熱プレスヒーターの前記ネット側の側端が前記未架橋ゴムの他方の側端を超えて前記開口の縁より内側の空洞内に向けて突設され、前記ネットの一部上方を覆うように配置される請求項1記載の透析槽用室枠の製造方法。
  3. 前記ガスケットのシート表面が布地形状である請求項1又は2記載の透析槽用室枠の製造方法。
  4. 前記ネットの材質が、ポリプロピレン又はポリエチレンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の透析槽用室枠の製造方法。
  5. 前記未架橋ゴムが、架橋剤として、10時間半減期温度が120℃以下の過酸化物系架橋剤を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の透析槽用室枠の製造方法。
  6. 前記加熱プレスヒーターの大きさが、長さ200mm〜2000mm、幅5mm〜70mmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の透析槽用室枠の製造方法。
  7. 前記加熱プレスヒーターにより前記未架橋ゴムを前記ネットに対して加熱しつつ押し付ける際の条件が、圧力が0.05MPa〜5.0MPa、加熱温度が100℃〜180℃、加熱時間が1〜600秒である請求項1〜6のいずれか1項に記載の透析槽用室枠の製造方法。
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