JP2014025842A - 電子時計およびデータ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】未送信のデータが誤って毀損されることが防止される。
【解決手段】計測部は操作に応じて指示された時点から経過した時間である計測時間を計測し、通信部は操作に応じて前記計測時間を示す計測データを他機器に送信し、記憶部は前記通信部が前記計測データを送信したか否かを示す送信結果データと前記計測データとを対応付けて記憶し、表示部は前記送信結果データが前記計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを送信していないことを示す未送信表示を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子時計およびデータ処理方法に関する。
電子時計、とりわけ使用者の身体に装着する腕時計では、小型であるために計測したデータの記憶容量が限られている。そこで、従来の電子時計ではデータの情報量が、記憶容量を超える前に他の機器、例えばサーバ装置にアップデートしてデータを保管することがある。
例えば、特許文献1に記載の装置アセンブリは、コンピュータに差し込んだことに応答して、当該装置アセンブリに記憶されたデータをアップロードする。
特表2011−501831号公報
しかしながら、特許文献1の装置アセンブリは記憶されたデータを一括してアップロードするため、既にアップロードされたデータまで再度アップロードされる。反面、冗長ビット等の、データを復元するための手段を備えることは、ハードウェア規模の制約を鑑みると現実的ではない。そのため、アップロードを行わずにデータの情報量が記憶容量を超えてデータが破損した場合や、誤ってデータを消去した場合にはデータを復元することができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、未送信のデータが誤って毀損されることを防止する電子時計及びデータ処理方法を提供することを目的とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、操作に応じて指示された時点から経過した時間である計測時間を計測する計測部と、操作に応じて前記計測時間を示す計測データを他機器に送信する通信部と、前記通信部が前記計測データを送信したか否かを示す送信結果データと前記計測データとを対応付けて記憶する記憶部と、前記送信結果データが前記計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを送信していないことを示す未送信表示を行う表示部とを備える電子時計である。
(2)本発明のその他の態様は、上述の電子時計であって、前記送信結果データが前記計測データを送信したことを示す場合、操作に応じて当該計測データを消去し、前記送信結果データが計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを消去しない処理部、を備える。
(3)本発明のその他の態様は、上述の電子時計であって、前記表示部は、当該計測データを表示する態様とは異なる態様で前記未送信表示を行うことを特徴とする。
(4)本発明のその他の態様は、電子時計におけるデータ処理方法であって、前記電子時計は、計測時間を示す計測データを、前記計測データを送信したか否かを示す送信結果データと対応付けて記憶する記憶部を備え、前記電子時計は、操作に応じて指示された時点から経過した時間である計測時間を計測する第1の過程と、前記電子時計は、操作に応じて前記計測時間を示す計測データを他機器に送信する第2の過程と、前記電子時計は、前記送信結果データが前記計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを送信していないことを示す未送信表示を行う第3の過程と、を有することを特徴とするデータ処理方法である。
本発明によれば、未送信のデータが誤って消去されることが防止される。
本発明の実施形態における計測データ処理システムを示す概念図である。 本実施形態における電子時計の外観構成を示す正面図である。 本実施形態における電子時計の内部構成を示すブロック図である。 本実施形態における電子時計の動作モードの遷移の一例を示す図である。 本実施形態における計測データの例を示す概略図である。 本実施形態における未送信表示の例を示す図である。 本実施形態におけるその他の表示の例を示す図である。 本実施形態におけるデータ処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。各図において同一部分には同一符号を付している。
図1は、本実施形態における計測データ処理システム1を示す概念図である。
計測データ処理システム1は、電子時計10と、ネットワーク20と、サーバ装置30とを含んで構成される。
電子時計10は、クロノグラフ(ストップウォッチ)機能を備え、計測開始に係る操作入力を受け付けた時点からの計測時間を計測して表示する。例えば、電子時計10は、指定された計測途中の時刻からの計測時間(所定地点間の走行時間)であるラップタイムや計測開始からの全計測時間(出発点からの走行時間)であるスプリットタイムを測定する。電子時計10は、クロノグラフ専用機、クロノグラフ機能を備えた現時刻を計測・表示する腕時計、のいずれであってもよい。電子時計10は、計測した計測時間を示す計測データを、ネットワーク20を通じてサーバ装置30に送信する。計測データは、スプリットタイムおよびラップタイムを含む1回の計測、つまり計測開始から計測停止までの間において得られたデータである。電子時計10の詳細な構成については後述する。
ネットワーク20は、電子時計10が送信した計測データをサーバ装置30に送信するネットワークである。ネットワーク20は、移動端末装置同士でデータを送受信する無線通信ネットワークに限られず、電子時計10とサーバ装置30との間でデータを送受信できれば、いかなるネットワーク、例えば、インターネットであってもよい。
サーバ装置30は、電子時計10から受信した計測データを用いてアプリケーションプログラムを動作させるコンピュータである。サーバ装置30は、サーバ専用コンピュータに限られず、ネットワークと接続してデータを送受信でき、電子時計10から受信した計測データを記憶することができれば、いかなるコンピュータ、例えばパーソナルコンピュータでもよい。サーバ装置30は、アプリケーションプログラムを動作させることによって計測データを用いたサービスを提供する。図1に示すように、サーバ装置30は、通信部301と、記憶部302と、アプリケーション実行部303とを含んで構成される。
通信部301は、電子時計10から計測データを受信し、受信した計測データを記憶部302に記憶する。通信部301は、計測データの受信に成功した場合、受信に成功したことを示す受信確認信号(ACK)を電子時計10に送信する。また、通信部301は、その他の通信機器、例えば携帯端末装置との間でデータを送受信する。また、通信部301は、アプリケーション実行部303から入力されたデータをその他の通信機器に送信する。
記憶部302は、電子時計10から受信した計測データを記憶する。
アプリケーション実行部303は、予め記憶されているアプリケーションプログラムを実行する。例えば、アプリケーション実行部303は、携帯端末装置から受信した操作入力に応じて、指定された計測データを記憶部302から読み出し、読み出した計測データが示すスプリットタイムおよびラップタイムの推移を示すグラフを表す画像を生成し、生成した画像を携帯端末装置に通信部301を介して送信する。また、アプリケーション実行部303は、アプリケーションプログラムの実行により、使用者による操作入力に応じて計測データを要求することを示すデータ要求信号を生成し、生成したデータ要求信号を通信部301に出力し、電子時計10に送信してもよい。
図2は、本実施形態における電子時計10の外観構成を示す正面図である。
図示するように、電子時計10は、複数(本実施形態では4つ)のボタンA〜Dと、表示部105とを含んで構成される。ボタンA〜Dは、操作入力を受け付ける操作入力部102である。各ボタンA〜Dの機能については後述する。表示部105は、計測した計測時間(スプリットタイム、ラップタイム)や、現在時刻等を表示する。
図3は、本実施形態における電子時計10の内部構成を示すブロック図である。
図示する例では、電子時計10は、処理部101、操作入力部102、記憶部103、発振部104、表示部105、発光部106、通信部107、及び電源部108を含んで構成される。
処理部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、電子時計10の機能を実現する処理を行う。例えば、処理部101は、操作入力部102のボタンA〜Dが受け付けた操作入力に応じた指示に基づいて、各ボタンA〜Dに対応する機能を実現する。また、処理部101は、発振部104から入力された計測信号に基づいて現在時刻や計測時間を計測する計測部(図示せず)を備える。処理部101が行う処理については後述する。
操作入力部102は、ボタンA〜Dを備え、操作入力を受け付ける。そして、操作入力部102は、各ボタンA〜Dが受け付けた操作入力に応じた指示(信号)を処理部101に出力する。
記憶部103は、処理部101が計測した計測時間を示す計測データを記憶する。
発振部104は、例えば、水晶発振子を備え、所定の周波数(例えば、32768Hz)の発振信号を生成し、生成した発振信号を分周(例えば、100Hz)して計測の基準となる計測信号を生成する。そして、発振部104は、生成した計測信号を処理部101に出力する。
表示部105は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display))であり、処理部101が計測した現在時刻や計測時間を表示する。
発光部106は、例えば、表示部105の裏面に設置されたバックライトであり、処理部101から表示部105を発光させることを示す発光指示信号が入力されたとき発光し、表示部105に表示された文字、記号、図形等を暗所で視認可能にする。
通信部107は、例えば、無線通信インタフェースを備え、他の装置とデータを送信又は受信する。例えば、通信部107は、処理部101から入力された計測データを無線周波数信号に変換して電波としてネットワーク20を介してサーバ装置30に送信する。また、通信部107は、操作入力部102において計測データの送信を指示する操作入力を受け付けた場合、計測データを記憶部103から読み出し、読み出した計測データをサーバ装置30に送信する。通信部107は、その後、次の処理を行う。
(1)通信部107は、計測データを送信してから予め定めた時間(例えば、90秒)内にサーバ装置30から受信確認信号を受信した場合、計測データの送信が完了したと判断する。
(2)通信部107は、計測データを送信してから予め定めた時間(例えば、90秒)内にサーバ装置30から受信確認信号を受信しなかった場合、計測データの送信が未完了と判断する。通信部107は、その計測データをサーバ装置30に再送する。その後、(1)を繰り返す。(1)の繰り返し回数が予め定めた回数(例えば、3回)を越えた場合には、計測データの送信が失敗したと判断する。
通信部107は、計測データの送信が完了したと判断したとき、その計測データが送信されたこと(送信済)を示す送信結果データを生成し、生成した送信結果データを処理部101に出力する。これにより、記憶部103において送信結果データが更新される。
これに対して、通信部107は、計測データの送信が失敗したと判断したときには、送信結果データの生成、出力を行わない。但し、記憶部103には、生成された計測データを記憶する際に、送信結果データの初期値(デフォルト値)として、計測データが送信されていないこと(未送信)を示すデータを予め設定しておく。
なお、上述のように操作入力を受け付けた場合に限らず、サーバ装置30からデータ要求信号を受信した場合にも、通信部107は、計測データを記憶部103から読み出し、読み出した計測データをサーバ装置30に送信するようにしてもよい。
電源部108は、例えば、電池であり、電子時計10が備える構成、例えば処理部101〜通信部107等が動作するための電力を供給する。
図4は、本実施形態における電子時計10の動作モードの遷移の一例を示す図である。図示するように、電子時計10は、時刻表示モード41と、クロノグラフ計測モード42と、データ表示モード43との3つの動作モードを有する。電子時計10は、動作モードを切り替える指示を受け付けるボタンBが押下されると、時刻表示モード41、クロノグラフ計測モード42、データ表示モード43の順に動作モードを順次切り替える。
時刻表示モード41は、現在の時刻(現在時刻)を計測して表示する動作モードである。但し、処理部101が備える計測部(図示せず)は、動作モードに関わらず発振部104から入力される計測信号の振幅のピークを計数して(パルスカウント)現在時刻を計測する。
電子時計10は、起動時に時刻表示モード41で動作する。即ち、処理部101は計測部が計測した現在時刻を表示部105に表示させる。処理部101は、時刻表示モード41において、ボタンAが押下される毎に、現在時刻を修正可能な状態と、修正不可能な状態とを順次切り替える。なお、ボタンAが押下されてから修正不可能な状態に切り替える直前に、処理部101は修正した現在時刻を計測部に設定する。これによって修正した現在時刻が確定する。
また、処理部101は、時刻表示モード41において、ボタンBが押下されると、動作モードをクロノグラフ計測モード42に遷移させる。また、処理部101は、時刻表示モード41において、現在時刻を修正可能な状態のときにボタンCの押下が予め定めた時間(例えば、1秒)よりも継続される(長押)と、現在の時刻を順次変更する。
クロノグラフ計測モード42は、計測時間を計測して記録する動作モードである。処理部101は、クロノグラフ計測モード42において、ボタンBが押下されると、動作モードをデータ表示モード43に遷移させる。また、処理部101は、クロノグラフ計測モード42において、ボタンCが押下されるごとに、計測時間(スプリットタイム)の計測開始と停止とを計測部に順次実行させる。処理部101は計測部が計測している計測時間を表示部105に表示させる。処理部101は、計測停止後、計測部が計測した計測時間(スプリットタイム、ラップタイム)を記憶部103に書き込んで記憶する。また、処理部101は、クロノグラフ計測モード42において、計測時間の計測中にボタンDが押下された場合、計測部が計測した前回のラップ時刻からの計測時間(ラップタイム)と計測開始からの計測時間(スプリットタイム)とを記憶部103に記憶して、ラップタイムをゼロに更新する(ラップタイムの記録)。また、処理部101は、クロノグラフ計測モード42において、計測部が計測時間の計測を停止した後にボタンDが押下された場合、計測時間(スプリットタイム、ラップタイム)をそれぞれゼロに更新する(リセット)。
これにより、計測データとして1回の計測毎にスプリットタイムとラップタイムが記憶部103に記憶される。ラップタイムは、計測開始後、ラップ操作の回数、つまりボタンDが押下された回数に1を加えた個数だけ記憶される。また、処理部101は、ラップ操作時に、ラップタイムと対応付けて、その時点におけるスプリットタイムを記憶部103に記憶してもよい。処理部101は、1回の計測毎に送信結果データ(初期値)を生成し、スプリットタイム及びラップタイムを対応付けて記憶部103に記憶する。また、記憶部103では、1回の計測毎に送信結果データ、スプリットタイム及びラップタイムを対応付けて記憶するファイルが構成されるようにしてもよい。計測データの例については、後述する。
データ表示モード43は、記憶部103に記憶された計測時間のうち、指示された計測時間を表示部105に表示する動作モードである。処理部101は、データ表示モード43において、ボタンAが押下されると、前回のラップタイムを記憶部103から読み出し、読み出したラップタイムを表示部105に表示する。記憶部103に前回のラップタイムが存在しない場合は、前回計測時の最後のラップタイムを読み出し、読み出したラップタイムを表示部105に表示させる。その最後のラップタイムも存在しない場合は表示を変更しない。ここで、前回および次回とは、現在表示されているラップタイム(今回)を基準とする。
処理部101は、その後、予め定めた時間(例えば、10秒)内にさらにボタンAが押下されると、読み出したラップタイムに係る送信結果データを読み出す。読み出した送信結果データが送信済を示す場合、処理部101は、記憶部103から予め記憶された消去要否問合データを読み出す。消去要否問合データとは、使用者に対して計測データを消去するか否かの指示を促すことを示すデータである。処理部101は、読み出した消去要否問合データに基づいて表示部105に消去要否問合表示を行わせる。消去要否問合表示の一例については、後述する。
処理部101は、消去要否問合表示を表示部105に行わせた後、予め定めた時間(例えば、10秒)内にさらにボタンAが押下されると、記憶部103に記憶された計測データのうち、読み出したラップタイムに係る回の計測データを消去する。その後、処理部101は、予め記憶された消去完了表示データを記憶部103から読み出す。消去完了表示データとは、使用者に対して計測データの消去が完了したことを示すデータである。処理部101は、読み出した消去完了表示データに基づいて表示部105に消去完了表示を行わせる。消去完了表示の一例については、後述する。
他方、読み出した送信結果が未送信を示す場合、記憶部103から予め記憶された未送信表示データを読み出す。未送信表示データとは、使用者に対して計測データが未送信であることを示すデータである。処理部101は、読み出した未送信表示データに基づいて表示部105に未送信表示を行わせる。未送信表示の一例については、後述する。
処理部101は、未送信表示を表示部105に行わせた後、予め定めた時間(例えば、10秒)内にさらにボタンAが押下されると、記憶部103から予め記憶された送信要否問合データを読み出す。送信要否問合データとは、使用者に対して計測データを送信するか否かの指示を促すことを示すデータである。処理部101は、読み出した送信要否問合データに基づき表示部105に送信要否問合表示を行わせる。送信要否問合表示の一例については、後述する。
処理部101は、未送信表示を表示部105に行わせた後、予め定めた時間(例えば、10秒)内にさらにボタンAが押下されると、読み出したラップタイムに係る回の計測データを読み出し、読み出した計測データを通信部107に出力する。これにより、通信部107は、サーバ装置30に処理部101から入力された計測データを送信する。
処理部101は、通信部107から送信した計測データについて、送信済を示す送信結果データが入力された場合には、入力された送信結果データを読み出した計測データに対応付けて記憶部103に記憶する。これにより、記憶部103に記憶された送信結果データが更新される。
上述のようにボタンAが繰り返し押下された場合における一連のデータ処理の例については、後述する。
処理部101は、データ表示モード43において、ボタンBが押下されると、動作モードを時刻表示モード41に遷移させる。また、処理部101は、時刻表示モード41において、ボタンCが押下されると、次回のラップタイムを記憶部103から読み出し、読み出したラップタイムを表示部105に表示させる。記憶部103に、次回のラップタイムが存在しない場合は、次回計測時の最初のラップタイムを読み出し、読み出したラップタイムを表示する。その最初のラップタイムも存在しない場合は表示を変更しない。
また、処理部101は、データ表示モード43において、ボタンDが押下されると、次回の計測データ(クロノグラフデータ)の最初のラップタイムと最後のスプリットタイムとを記憶部103から読み出し、読み出したラップタイムとスプリットタイムとを表示部105に表示させる。
なお、ボタンB−Dがそれぞれ繰り返し押下された場合も、読み出されるラップタイム等や計測データは異なる他、処理部101は、ボタンAが繰り返し押下された場合と同様な処理を行うようにしてもよい。
次に、記憶部103に記憶された計測データの例について説明する。
図5は、本実施形態における計測データの例を示す概略図である。
図5に示す例では、計測データは、ファイル番号と、送信済又は未送信を示す送信結果データと、ラップ番号と、スプリットタイムと、ラップタイムとの各項目を有する。ファイル番号は、計測開始から計測停止までの各回の計測を識別する番号であって、計測データを記録するファイルを示す番号である。送信結果データは、このファイル番号に係る計測データが送信済であるか否かを示す情報である。送信結果データの値が「1」である場合に送信済であることを示し、送信結果データの値が「0」である場合に未送信であることを示す。送信結果データのデフォルト値は、「0」(未送信)である。ラップ番号は、1回の計測において計測されたラップタイムを識別する番号で、計測された順序を示す番号である。
図5に示す例では、ファイル番号「1」に係る計測データは送信済である。また、ファイル番号「1」の計測データにおいて、ラップ番号「1」に対応するスプリットタイムは1時間でありラップタイムは1時間である。また、ファイル番号「1」の計測データにおいて、ラップ番号「2」に対応するスプリットタイムは2時間でありラップタイムは1時間である。また、ファイル番号「1」の計測データにおいて、ラップ番号「3」に対応するスプリットタイムは3時間でありラップタイムは1時間である。また、ファイル番号「1」の計測データにおいて、ラップ番号「4」に対応するスプリットタイムは4時間でありラップタイムは1時間である。このラップ番号「4」に対応するラップタイムが、当該計測データにおいて最後に計測されたラップタイムである。
次に、未送信表示の例について説明する。
図6は、本実施形態における未送信表示の例を示す図である。
図6(a)に示す例では、最上行に、スプリットタイムを示す文字列「SPLIT」と計測したスプリットタイム「04’57’’11」が表示されている。最上行から2行目に、ラップタイムを示す文字列「LAP」と計測したスプリットタイム「01’30’’29」が表示されている。最下行の右側に、表示されているスプリットタイム、ラップタイムに係る計測データが未送信であることを示す文字列「NO UPLD」が表示されている。
図6(b)に示す例では、最上行及び最上行から2行目に表示されている文字列、計測時間については、図6(a)に示す例と同様である。図6(b)に示されるギザギザの図形は、発光部106が予め定めた時間間隔(例えば、0.5〜2秒間隔)で点滅していることを示す。つまり、処理部101は、記憶部103から読み出した未送信表示データに基づく未送信表示を行う代わりに、電源部108に対して、その時間間隔で電力の供給の断続を行わせることを示す。
これらを視認した使用者は表示されているスプリットタイム及びラップタイムに係る計測データが未送信であることを認識し、この計測データを誤って消去することが回避される。
次に、本実施形態におけるその他の表示の例について説明する。
図7は、本実施形態におけるその他の表示の例を示す図である。
図7(a)は、計測時間表示の一例を示す。表示内容は、図6の最上行及び第2行における表示と同様である。この計測時間表示は、クロノグラフ計測モード42からデータ表示モード43に遷移された直後の時点においても表示部105に表示される。
図7(b)は、未送信表示のその他の例を示す。図7(b)に示される文字列「NOT UPLOADED」は、計測データが未送信であることを示す文字列である。
図7(c)は、消去要否問合表示の一例を示す。図7(c)に示される文字列「CLEAR DATA?」は、データを消去するか否かを問い合わせることを示す文字列である。
図7(d)は、消去完了表示の一例を示す。図7(d)に示される文字列「CLEAR」は、データを消去したことを示す文字列である。
図7(e)は、送信要否問合表示の一例を示す。図7(e)に示される文字列「UPLOAD DATA?」は、データを送信するか否かを問い合わせることを示す文字列である。
なお、計測時間表示、未送信表示、消去要否問合表示、消去完了表示、送信要否問合表示は、それぞれ上述の例に限られず、簡潔であって、それぞれの趣旨が使用者に明確に理解されるものであればよい。
次に、本実施形態におけるデータ処理の例について説明する。
以下では、データ表示モード43において、ボタンAが繰り返し押下された場合を例にとって説明する。
図8は、本実施形態におけるデータ処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)処理部101は、ボタンAが押下されると、前回のラップタイムを記憶部103から読み出し、読み出したラップタイムを表示部105に表示する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)処理部101は、予め定めた時間(例えば、10秒)内に、さらにボタンAが押下(操作入力)されたか否かを判定する。押下されたと判定された場合には(ステップS102 YES)、ステップS103に進む。押下されなかったと判定された場合には(ステップS102 NO)、ステップS101に戻る。
(ステップS103)処理部101は、予め定めた時間(例えば、10秒)内に、さらにボタンAが押下(操作入力)された否かを判定する。押下されたと判定された場合には(ステップS103 YES)、ステップS108に進む。押下されなかったと判定された場合には(ステップS103 NO)、ステップS104に進む。
(ステップS104)処理部101は、読み出したラップタイムに係る送信結果データを読み出し、読み出した送信結果が送信済を示す場合、記憶部103から予め記憶された消去要否問合データを読み出す。処理部101は、読み出した消去要否問合データに基づいて表示部に消去要否問合表示を行わせる。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)処理部101は、予め定めた時間(例えば、10秒)内に、さらにボタンAが押下(操作入力)されたか否かを判定する。押下されたと判定された場合には(ステップS105 YES)、ステップS106に進む。押下されなかったと判定された場合には(ステップS105 NO)、処理を終了する。
(ステップS106)処理部101は、記憶部103に記憶されている計測データのうち、読み出したラップタイムに係る回の計測データを消去する。その後、ステップS107に進む。
(ステップS107)処理部101は、予め記憶された消去完了表示データを記憶部103から読み出し、読み出した消去完了表示データに基づいて表示部105に消去完了表示を行わせる。その後、処理を終了する。
(ステップS108)処理部101は、記憶部103から予め記憶された未送信表示データを読み出し、読み出した未送信表示データに基づいて表示部105に未送信表示を行わせる。その後、ステップS109に進む。
(ステップS109)処理部101は、予め定めた時間(例えば、10秒)内に、さらにボタンAが押下(操作入力)されたか否かを判定する。押下されたと判定された場合には(ステップS109 YES)、ステップS110に進む。押下されなかったと判定された場合には(ステップS109 NO)、処理を終了する。
(ステップS110)処理部101は、記憶部103から予め記憶された送信要否問合データを読み出し、読み出した送信要否問合データに基づき表示部105に送信要否問合表示を行わせる。その後、ステップS111に進む。
(ステップS111)処理部101は、予め定めた時間(例えば、10秒)内に、さらにボタンAが押下(操作入力)されたか否かを判定する。押下されたと判定された場合には(ステップS111 YES)、ステップS112に進む。押下されなかったと判定された場合には(ステップS111 NO)、処理を終了する。
(ステップS112)読み出したラップタイムに係る回の計測データを読み出し、読み出した計測データを通信部107に出力する。これにより、出力した計測データがサーバ装置30に送信される。その後、ステップS113に進む。
(ステップS113)処理部101は、通信部107から送信済を示す送信結果データが入力された場合には、入力された送信結果データを読み出した計測データに対応付けて記憶部103に記憶する。その後、処理を終了する。
なお、本実施形態では、ボタンAが繰り返し押下された場合に限られず ボタンB−Dがそれぞれ繰り返し押下された場合も、読み出されるラップタイム等や計測データは異なるが、図8に示すデータ処理を行うようにしてもよい。
なお、上述では、操作入力が繰り返されたとき、各回の計測によって取得された計測データについて処理部101が消去や送信の要否を判定する場合を例にとって説明したが、本実施形態ではこれには限られない。本実施形態では、処理部101が記憶部103に記憶された計測データの全てを一括して消去の要否の対象、又は送信の要否の対象としてもよい。但し、処理部101は、記憶部103に記憶された計測データのうち、送信済を示す送信結果データに対応する計測データのみを消去し、未送信を示す送信結果データに対応する計測データを消去せずに維持してもよい。また、処理部101は、未送信を示す送信結果データに対応する計測データのみを送信し、記憶部103に記憶された計測データのうち、送信済を示す送信結果データに対応する計測データを消去しなくてもよい。
このように、本実施形態によれば、操作に応じて指示された時点から経過した時間である計測時間を計測し、操作に応じて計測時間を示す計測データを他機器に送信する。また、本実施形態では、計測データを送信したか否かを示す送信結果データと計測データとを対応付けて記憶する記憶部を備え、送信結果データが計測データを送信していないことを示す場合、計測データを送信していないことを示す未送信表示を行う。
また、本実施形態では、送信結果データが計測データを送信したことを示す場合、操作に応じて計測データを消去し、送信結果データが計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを消去しない。
これにより、計測データが未送信である場合にその旨が表示され、その計測データは消去の対象にならない。従って、未送信のデータが誤って消去されることが防止される。
なお、上述した実施形態における電子時計10の一部、例えば、処理部101をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、電子時計10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における電子時計10の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。電子時計10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…計測データ処理システム、
10…電子時計、
101…処理部、102…操作入力部、103…記憶部、104…発振部、
105…表示部、106…発光部、107…通信部、108…電源部、
20…ネットワーク、
30…サーバ装置、
301…通信部、302…記憶部、303…アプリケーション実行部

Claims (4)

  1. 操作に応じて指示された時点から経過した時間である計測時間を計測する計測部と、
    操作に応じて前記計測時間を示す計測データを他機器に送信する通信部と、
    前記通信部が前記計測データを送信したか否かを示す送信結果データと前記計測データとを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記送信結果データが前記計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを送信していないことを示す未送信表示を行う表示部と
    を備える電子時計。
  2. 前記送信結果データが前記計測データを送信したことを示す場合、操作に応じて当該計測データを消去し、前記送信結果データが計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを消去しない処理部、を備える請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記表示部は、当該計測データを表示する態様とは異なる態様で前記未送信表示を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子時計。
  4. 電子時計におけるデータ処理方法であって、
    前記電子時計は、計測時間を示す計測データを、前記計測データを送信したか否かを示す送信結果データと対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記電子時計は、操作に応じて指示された時点から経過した時間である計測時間を計測する第1の過程と、
    前記電子時計は、操作に応じて前記計測時間を示す計測データを他機器に送信する第2の過程と、
    前記電子時計は、前記送信結果データが前記計測データを送信していないことを示す場合、当該計測データを送信していないことを示す未送信表示を行う第3の過程と、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
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