JP2014025832A - 煙霧透過率測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネル内に設置する煙霧透過率測定装置の自動校正には、光ファイバーを応用した校正方法が使用されているが、投光部と受光部の距離が100mあるため光ファイバーケーブルが非常に高額となる、また、ケーブルが折れやすく曲げにくいという性質から現地施工が難しい、という課題があった。
【解決手段】投光部1と受光部6にそれぞれ遮蔽板4と遮蔽板9を設け、それぞれの遮蔽板上にフォトIC5と光源10を発光素子−受光素子が対となるように配置して、フォトIC5、フォトIC7の出力電圧値を、初期の光源の劣化、光学レンズのない状態と比較することで、光源の劣化と光学レンズの汚れによる光の減衰量から透過率の補正値を演算し、測定中の透過率に加えることで光ファイバーを使用しない安価で正確な自動校正方法が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路トンネル内の透過率測定に使用される煙霧透過率測定装置の透過率の補正方法に関する。
従来、道路トンネル内の透過率測定に用いられる煙霧透過率測定装置は、トンネル内の煤煙が投射光を吸収、散乱することによって投射光が減衰することで透過率を判定している。煙霧透過率測定装置をトンネル内に設置したあとは、煤煙による光学レンズの汚れや、光源の経年劣化により投射光が減衰して透過率が低下するため、透過率が低めに出る傾向となる。
また、トンネル内の透過率が低い=煙霧濃度が高い場合、トンネル内の交通の安全を確保するために、トンネル内の送風機などの換気設備を稼動させてトンネル内の煙霧濃度を下げるしくみとなっている。しかし、光源の劣化や光学レンズの汚れによる投射光の減衰は、本来は不要な換気設備の稼動を促し、換気設備の電気料金を高くする要因となり好ましくない。
さらに、トンネル内は24時間通行のため、煙霧透過率測定装置は常時稼動させる必要があり、光源の交換や、光学レンズの汚れを清掃するなどのメンテナンスを頻繁に行うことは容易ではない。
そこで、光学レンズの汚れや光源劣化による透過率の低下を自動で補正する機能が必要となる。
透過率の自動補正については、投光部の投射光を、光ファイバーケーブルを通してトンネル内の雰囲気を介さず直接受光部へ伝送し、透過率測定値がある設定値未満になった時に透過率値を強制的に上昇させる光ファイバーを応用した校正方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図2を用いてその構成を説明する。この煙霧透過率測定装置は、投光部101、受光部102、信号処理部103、光源104、光学レンズ105、遮蔽板106、マイクロレンズ107、光電管108、増幅回路109、光スイッチ110、校正回路111、光ファイバーケーブル112から構成されている。信号処理部103は、一定周期ごとに校正機能を動作させる。通常の透過率測定時は、遮蔽板106を開いて投光部101からの投射光を受光部102で電気信号に変換させ、信号処理部103でトンネル内の透過率に変換して測定する。この間、光スイッチ110をOFFにするので光ファイバーケーブル112による光は受光部102へは投射されない。校正時は、遮蔽板106を閉じて光スイッチ110をONにして、マイクロレンズ107で受光した投光部101の投射光を、光スイッチ110を通して受光部102へ伝送し、受光部102にて電気信号に変換させる。信号処理部103では校正時、この透過率がある設定値未満ならば信号処理部103における、受光部102の電気信号を増減できるゲイン調整回路で受光部102の電気信号を増加させることで透過率を上昇させて設定値以上になるまで上昇を継続し、設定値以上になれば校正を終了する。これにより、光源104の劣化、光学レンズ105の汚れ、及び光電管108の劣化による透過率の低下分を、信号処理部103の校正回路111の増幅により補正することができる。
特開昭61−96442号公報
しかしながら、特許文献1による補正方法は、一般には投光部と受光部は100m離して設置されるため、光ファイバーケーブル自体の費用が数十万円〜百万円超と非常に高額となる。また、光ファイバーケーブルは物理的な力に弱く曲げにくい性質があり、現地でのケーブル施工を困難にしている、という課題がある。
本発明は上記のような従来の課題を解決するものであり、投光部と受光部にそれぞれ遮蔽板を設け、投光部の遮蔽板上には受光素子、受光部の遮蔽板上には発光素子をそれぞれの発光素子、受光素子と向かい合わせに配置する。そして、透過率の測定中に一定周期で透過率の測定を停止してそれぞれの遮蔽板を閉じ、各受光素子の出力を予め記憶させた受光素子の初期出力と比較し、その差異を演算する。初期出力とは、光源の劣化、光学レンズの汚れがない初期のそれぞれの受光素子の出力を指す。この比較演算の結果は、光源の劣化、光学レンズの汚れによる光の減衰量に相当し、この演算結果から透過率の補正値を計算することができる。この計算した透過率の補正値を測定中の透過率に加えることにより、透過率は光源の劣化や光学レンズの汚れ分を補正した値となる。これにより、光ファイバーを使用しない、安価で正確な、透過率を自動補正する方法を提供することができる。
第一の発光素子を搭載した投光部と、第一の受光素子を搭載した受光部と、前記投光部と前記受光部の各々に配置された光学レンズと、前記投光部から投光した光を、前記光学レンズを介して受光部で受光して、前記第一の受光素子の出力電圧値から透過率を演算する信号処理手段を備え、空気中の煙霧の状態を測定する煙霧透過率測定装置において、前記第一の発光素子側から見て前記光学レンズの向こう側に配置された第一の遮蔽板と、前記第一の受光素子側から見て前記光学レンズの向こう側に配置された第二の遮蔽板と、前記第一の遮蔽板上に前記第一の発光素子と対向して配置した第二の受光素子と、前記第二の遮蔽板上に前記第一の受光素子と対向して配置した第二の発光素子と、前記第一の遮蔽板を閉じた状態で、前記第一の発光素子の光を受光した前記第二の受光素子の初期出力電圧値を記憶した第一の記憶手段と、前記第二の遮蔽板を閉じた状態で、前記第二の発光素子の光を受光した前記第一の受光素子の初期出力電圧値を記憶した第二の記憶手段を備え、通常の透過率測定時に、一定周期で前記第一の遮蔽板と前記第二の遮蔽板を閉じ、前記第一の受光素子と前記第二の受光素子の出力電圧値を取り込んで、前記第一の記憶手段の記憶電圧値と前記第二の記憶手段の記憶電圧値とを比較して、それぞれの電圧値の差異を演算し、その差異電圧値から透過率の補正値を演算する比較演算手段と、前記信号処理手段の透過率と前記比較演算手段の演算結果の透過率補正値を合算する補正演算手段とを備え、前記第一と第二の遮蔽板で透過率の測定を一時的に中断し、前記第一の発光素子の劣化と前記光学レンズの汚れによる光の減衰量を透過率補正値として算出し、その算出結果を測定中の透過率に加えることで透過率を自動補正できるようにしたことを特徴としたものである。
本発明によれば、光ファイバーを使用しない、安価で正確な透過率の補正方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1の構成を示す図 従来の構成を示す簡略図
本発明の請求項1記載の発明は、第一の発光素子を搭載した投光部と、第一の受光素子を搭載した受光部と、前記投光部と前記受光部の各々に配置された光学レンズと、前記投光部から投光した光を、前記光学レンズを介して受光部で受光して、前記第一の受光素子の出力電圧値から透過率を演算する信号処理手段を備え、空気中の煙霧の状態を測定する煙霧透過率測定装置において、前記第一の発光素子側から見て前記光学レンズの向こう側に配置された第一の遮蔽板と、前記第一の受光素子側から見て前記光学レンズの向こう側に配置された第二の遮蔽板と、前記第一の遮蔽板上に前記第一の発光素子と対向して配置した第二の受光素子と、前記第二の遮蔽板上に前記第一の受光素子と対向して配置した第二の発光素子と、前記第一の遮蔽板を閉じた状態で、前記第一の発光素子の光を受光した前記第二の受光素子の初期出力電圧値を記憶した第一の記憶手段と、前記第二の遮蔽板を閉じた状態で、前記第二の発光素子の光を受光した前記第一の受光素子の初期出力電圧値を記憶した第二の記憶手段を備え、通常の透過率測定時に、一定周期で前記第一の遮蔽板と前記第二の遮蔽板を閉じ、前記第一の受光素子と前記第二の受光素子の出力電圧値を取り込んで、前記第一の記憶手段の記憶電圧値と前記第二の記憶手段の記憶電圧値とを比較して、それぞれの電圧値の差異を演算し、その差異電圧値から透過率の補正値を演算する比較演算手段と、前記信号処理手段の透過率と前記比較演算手段の演算結果の透過率補正値を合算する補正演算手段から構成されたものである。
トンネル内の透過率の測定中に、一定周期で透過率の測定を停止し、投光部と受光部の遮蔽板を閉じ、投光部と受光部それぞれに設置された受光素子の出力を測定し、記憶手段に記憶した初期出力と比較してその差異から透過率補正値を演算する。そして、測定中の透過率に透過率補正値を加算する。
これにより、投光部の光源の劣化と光学レンズの汚れによる投射光の減衰量を受光素子の出力電圧値の差異から算出し、それを透過率補正値に変換した上で測定中の透過率に加えることで、透過率を自動的に補正できる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、煙霧透過率測定装置は、大きく投光部、受光部、処理部から成り、投光部と受光部をトンネル内で100m離して設置し、投光部の投射光を受光部の受光素子で、そのときの受光素子の出力電圧値を信号処理部で透過率に変換するものである。
本発明では、投光部1は第一の発光素子としての光源2と、光学レンズ3、第一の遮蔽板としての遮蔽板4、遮蔽板4の上に光源2と向かい合わせに配置した第二の受光素子としてのフォトIC5から構成されている。
一方、受光部6は第一の受光素子としてのフォトIC7と、光学レンズ8、第二の遮蔽板としての遮蔽板9、遮蔽板9の上にフォトIC7と向かい合わせに配置した第二の発光素子としての光源10から構成されている。
信号処理手段であるマイクロコンピュータ11と、透過率補正値を合算する補正値演算手段としてのマイクロコンピュータ15とから透過率測定装置全体が構成されている。
マイクロコンピュータ11はフォトIC7の出力電圧値を透過率に変換するものである。
光源2と光学レンズ3、光学レンズ8の汚れによる投射光の減衰量から透過率補正値を演算するために、第一の記憶手段としてのメモリ12と、第二の記憶手段としてのメモリ13と、比較手段としてのマイクロコンピュータ14を備えている。
マイクロコンピュータ15は、マイクロコンピュータ11の透過率とマイクロコンピュータ14の透過率補正値を合算するものである。
ここでいう透過率とは、トンネル内に煙霧が無い、空気がきれいな状態での投射光によるフォトIC7の出力電圧を最大値としたときの、フォトIC7の出力電圧値を最大値として100%とした値を指し、トンネル内の光の透過しやすさを%表示で表したものである。例えば、トンネル内がきれいな状態でのフォトIC7の出力電圧値を仮に5Vとしたときに、トンネル内の煙霧濃度が高くなってフォトIC7への投射光が減衰し、フォトIC7の出力電圧が4Vに低下したときは、透過率は4V/5V×100=80(%)となる。この透過率の値により、トンネル内の視界状況を把握するものである。
煙霧透過率測定装置はトンネル内の煙霧を24時間監視測定する必要があるため、光源は劣化が進みやすく発光量が低下しやすい。
また、光学レンズ3と光学レンズ8はトンネル内の空気にさらされた状態で使用されるので、これら光学レンズの汚れを防ぐために投光部1や受光部6の筒を長くするなどの工夫を施し、内部に煤煙が入りづらい構造とするなどの工夫を施している。
しかし、煤煙の進入を完全に防ぐことは難しく、進入してきた煤煙がレンズ表面に付着する。
光源2の劣化や、光学レンズ3、光学レンズ8の汚れで投射光が減衰すると、透過率が低下してトンネル内の煙霧濃度は実際より高いと判定される。
トンネル内の煙霧濃度は透過率を元に換気設備を制御することで一定値以下に維持されるしくみとなっているが、煙霧濃度が高くなると換気設備の稼働率が増して過剰に換気設備を稼動させることになる。
換気設備は大型の送風機を稼動させるため、電気料金が高くなり過剰な稼動は好ましくない。
よって、トンネル内の煙霧濃度は正確に測定する必要があるが、トンネルは24時間使用されるため、透過率の測定を頻繁に停止してメンテナンスを行うことは容易でない。
そこで、光源の劣化や光学レンズの汚れを何らかの方法で判定し、自動で補正する機能が必要となる。
これに対して従来から使用されている方法が光ファイバーを使用して光源の劣化と光学レンズの汚れを判定し、補正する方法である。しかし、100mの光ファイバーケーブルは非常に高額であり、また、光ファイバーケーブルは物理的な力に弱く曲げにくい性質から現地施工がやりづらい、という課題があった。
本発明では光ファイバーを使用せずに光源2の劣化と光学レンズ3、光学レンズ8の汚れによる投射光の減衰量を演算し、透過率を自動補正する構成をすでに説明した。
以下、その構成にもとづいて、透過率を自動補正する動作を説明する。
まず、メモリ12とメモリ13にフォトIC5とフォトIC7の初期の出力電圧値をそれぞれ記憶させる。
具体的には、投光部1では遮蔽板4を閉じた状態で光源2を通電し、その投射光によるフォトIC5の出力電圧値をメモリ12に記憶する。受光部6でも同様に、遮蔽板9を閉じた状態で光源10に通電し、その投射光によるフォトIC7の出力電圧値をメモリ13に記憶する。
この作業は光源2の劣化する前、及び光学レンズが汚れる前に行う必要があり、煙霧透過率測定装置の施工時、つまり現地納入調整直後に行う必要がある。
トンネル内に設置した後は、遮蔽板4、遮蔽板9は閉じない状態で光源2の投射光によるフォトIC7の出力電圧値をマイクロコンピュータ11で透過率に変換する。光源2の投射光は、トンネル内の煙霧により吸収、散乱するため減衰するが、その減衰量はフォトIC7の出力電圧値の低下となって現れる。つまり、トンネル内の煙霧濃度が高くなるとフォトIC7の出力電圧が低下し、透過率が低下する。
トンネル内に設置したのち時間が経過すると、光源2の劣化や光学レンズ3、光学レンズ8の汚れが進み、透過率が低下する。この透過率の低下を自動で補正するために、マイクロコンピュータ14では、一定の周期で光源2の劣化と光学レンズ3、光学レンズ8による投射光の減衰量をフォトIC5とフォトIC7の出力電圧値から算出し、それを透過率の補正値に変換する。
具体的には、まず、通常の透過率の測定を停止する。次に、投光部で遮蔽板4を閉じて、光源2の投射光によるフォトIC5の出力電圧値をマイクロコンピュータ14に取り込み、メモリ12に記憶した初期の出力電圧値と比較する。
光源2に劣化がなく光学レンズ3が汚れていない場合は、フォトIC5の出力電圧値は初期出力電圧値と同じとなるが、光源2の劣化、あるいは光学レンズ3に汚れがあると、フォトIC5の出力電圧値は初期出力電圧値と比べて低くなる。
このフォトIC5の初期出力電圧値と、遮蔽板4を閉じた状態での出力電圧値との電圧差は、光源2の劣化と光学レンズ3の汚れにより投射光が減衰したことで発生しているものである。この電圧差分を透過率に換算すれば、換算透過率は光源2の劣化と光学レンズ3の汚れによる透過率の低下分として扱うことができる。
例えば、フォトIC5の初期出力電圧値を5Vで調整し、一定時間経過後の遮蔽板4を閉じた状態の出力電圧値が4.8Vであったとすると、光源2の劣化及び光学レンズ3の汚れによる出力電圧低下は5V−4.8V=0.2Vとなる。
これを透過率に換算するには、前述のフォトIC7の透過率のフルスケール0〜5Vが0〜100%に相当することから、フォトIC5の出力電圧低下分をフォトIC7の最大電圧で除算すればよく、0.2V/5V×100=4(%)となる。この4(%)が、光源2の劣化および光学レンズ3の汚れによる透過率の低下分と考えることができる。ここで算出した透過率の低下分は、通常測定の透過率とフルスケールを合わせて算出しているため、通常測定の透過率に足し引きして扱うことができる。
また、本実施の形態はフォトIC5とフォトIC7の最大電圧値を一致させて説明しているが、素子の特性やその他の都合によりフルスケールが一致しない場合は、マイクロコンピュータ14でフォトIC5のフルスケールをフォトIC7に合わせて透過率の低下分を計算する必要がある。
次に、受光部6でも同様に、遮蔽板9を閉じ、光源10に通電し発光させ、フォトIC7の出力電圧値とメモリ13に記憶した初期出力電圧値を比較する。このフォトIC7の初期出力電圧値と遮蔽板9を閉じた状態の出力電圧値の電圧差分を透過率に換算すれば、この透過率は投光部と同様に光学レンズ8の汚れによる透過率の低下分として扱うことができる。
したがって、投光部におけるフォトIC5の出力電圧値の差異から算出した透過率低下分と、受光部におけるフォトIC7の出力電圧値の差異から算出した透過率低下分を合算すれば、光源2の劣化と光学レンズ3、光学レンズ8の汚れによる透過率の低下分を算出したことになる。
そして、演算が終了すると、マイクロコンピュータ14からマイクロコンピュータ15に透過率の低下分を補正値として出力し、遮蔽板4と遮蔽板9を元に戻し、通常の透過率の測定ができる状態に復帰させる。
マイクロコンピュータ15では、マイクロコンピュータ11の透過率と、マイクロコンピュータ14の透過率の補正値を合算し、最終の透過率に変換する。これにより、光源2の劣化と、光学レンズ3と光学レンズ8の汚れによる投射光の減衰量を補正し、トンネル内の煙霧濃度のみを測定対象とした透過率を得ることができる。
なお、遮蔽板を使用して減衰量を算出するために必要な時間は数秒であるため、光源10の通電による劣化は発生しないと考えてよい。
また、光源2、光源10には従来は白熱球が使用されていたが、今後は光源の寿命が長いLED素子を使用することが望ましい。
さらに、本発明では機能分担ごとにマイクロコンピュータを用意した構成としたが、マイクロコンピュータ11、マイクロコンピュータ14、マイクロコンピュータ15は一つのマイクロコンピュータで兼用してもその効果に差異を生じない。
本発明は、トンネル内の煙霧透過率を測定する装置に適用できる。
1 投光部
2 光源
3 光学レンズ
4 遮蔽板
5 フォトIC
6 受光部
7 フォトIC
8 光学レンズ
9 遮蔽板
10 光源
11 マイクロコンピュータ
12 メモリ
13 メモリ
14 マイクロコンピュータ
15 マイクロコンピュータ

Claims (1)

  1. 第一の発光素子を搭載した投光部と、第一の受光素子を搭載した受光部と、前記投光部と前記受光部の各々に配置された光学レンズと、前記投光部から投光した光を、前記光学レンズを介して受光部で受光して、前記第一の受光素子の出力電圧値から透過率を演算する信号処理手段を備え、空気中の煙霧の状態を測定する煙霧透過率測定装置において、前記第一の発光素子側から見て前記光学レンズの向こう側に配置された第一の遮蔽板と、前記第一の受光素子側から見て前記光学レンズの向こう側に配置された第二の遮蔽板と、前記第一の遮蔽板上に前記第一の発光素子と対向して配置した第二の受光素子と、前記第二の遮蔽板上に前記第一の受光素子と対向して配置した第二の発光素子と、前記第一の遮蔽板を閉じた状態で、前記第一の発光素子の光を受光した前記第二の受光素子の初期出力電圧値を記憶した第一の記憶手段と、前記第二の遮蔽板を閉じた状態で、前記第二の発光素子の光を受光した前記第一の受光素子の初期出力電圧値を記憶した第二の記憶手段を備え、通常の透過率測定時に、一定周期で前記第一の遮蔽板と前記第二の遮蔽板を閉じ、前記第一の受光素子と前記第二の受光素子の出力電圧値を取り込んで、前記第一の記憶手段の記憶電圧値と前記第二の記憶手段の記憶電圧値とを比較して、それぞれの電圧値の差異を演算し、その差異電圧値から透過率の補正値を演算する比較演算手段と、前記信号処理手段の透過率と前記比較演算手段の演算結果の透過率の補正値を合算する補正演算手段とを備え、前記第一と第二の遮蔽板で透過率の測定を一時的に中断し、前記第一の発光素子の劣化と前記光学レンズの汚れによる光の減衰量を透過率補正値として算出し、その算出結果を測定中の透過率に加えることで透過率を自動補正できるようにしたことを特徴とした煙霧透過率測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019100784A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 煙霧透過率測定装置およびそれを用いた煙霧透過率測定方法

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