JP2014025327A - 避難装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車道と歩道を設けた施設に対し少なくとも歩道を介して複数の支柱を立設するとともに、これら支柱を介して広域面積の避難ステージをもつ避難部を装備し、同避難部への登降手段を装備した。
【選択図】図2
Description
しかし、同文献1に記載された歩道橋は、歩道橋本体の渡架躯体とは別設されたステージ躯体が狭いものであるため、町内の人を多く避難させることができず、大きな問題となっている。
また、前記渡架躯体やステージ躯体の構造体の津波に直面するであろう壁面は、津波流に直角に対面する面となっているため、津波流や漂流物などが前記壁面に直角に衝突し側方へ逃げにくくそこに滞留する傾向となる結果、避難ステージ付き歩道橋である避難装置は想定しない破損や浮上流失などの被害を招きやすいという問題があった。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、避難部は、津波流を側方へ流しやる形状部分を有する。
図1ないし図3は大規模型津波避難装置についての一実施形態を示すもので、同装置を洪水や竜巻などの避難用以外に町内会の集会や祭り、あるいは常時か一時的な出店、店舗などの用途として利用することもできる。大規模とは、数十人程度でなく数百人以上、例えば、近隣地域住民全員が避難可能な程度のものをいう。
歩道橋5は、H鋼や溝形鋼などによる縦横の梁体を底面内に配しその上面に板面である歩道路面6を張り付けて構築した渡架躯体7を車道1上の5〜6m高さのところに車道1とは直交する形で設けるとともに両端において各歩道2から立設した側支柱8を貫通状に介して固定支持してあり、さらに、渡架躯体7の両端には階段である第1登降手段9を両上がり式として固定して備えている。この第1登降手段9自体も剛強化のため図示しないが支柱で支持することがある。
前記歩道橋5の渡架躯体7は、図3に示すように、津波流T,−Tを左右に切り分けるよう波切り促進面X1付きで山形に突出した部分である波切り促進部Xを有する形に形成してもよい。
また、前記実施形態では避難部15,16の前後に波切り促進面X1付き波切り促進部Xを備えた長六角形としたが、図5に実線で示すように左右に長辺部分がなく波切り促進部X、Xのみでなる平面菱形にしたり仮想線で示すような平行四辺形にしてもよい。いずれの場合も津波流T,−Tを側脇方へと流し、避難装置への負荷を大きく軽減して防護するものとなる。さらに、図6に示すように、避難部15,16は、前後に半丸状の波切り促進部X、X部分を有する長円形状にしてもよく、この場合も避難装置への負荷が軽減され防護され得るものとなる。尚、図5および図6の実施形態において、35は登降手段で、36は通口であり、通口36は、登降手段35の幅に対応する狭いものでなく広幅にして避難部15,16の底面を流れてくる津波流T、−Tが噴上げて浮力を軽減するようにしてある。また、図5の左上欄に示すように、支柱11が角パイプである場合、その角稜部を津波流Tの襲来が想定される方向(車道の走行方向と同じ)に向けるようにすれば、津波流Tが切り分けられて負荷が軽減されるようになる。この角パイプの支柱11の向きを特定することはそれ自体で独立した発明を構成し、他の実施形態でも同様に適用される。
避難部15,16の前後部分が、波切り促進面X1を有する山形や半丸形などの波切り促進部Xとして形成されているので、襲来してきた津波流T,−Tや漂流物を側脇方向へ流し去るように作用するので、上、下避難部16,15は津波流T、−Tや漂流物から過大な衝撃や負荷を受けるおそれがなく避難装置並びに避難者が津波から護られるものとなる。歩道橋5についても図3の実施形態のように波切り促進部Xを突設しておけば、歩道橋5が護られる。
図10および図11は、緩衝杭38の前方にさらに補助緩衝杭39を配して津波流Tが段階的に負荷少なくして拡がるようにした例を示すもので、この例では、緩衝杭38も補助緩衝杭39も共に半円断面をしたものであって補助緩衝杭39の方が緩衝杭38よりも幅が小さくなっている。緩衝杭38と補助緩衝杭39とは連結具40により連結しておけば安定して抵抗する杭となる。
以上、図7ないし図11に示した実施形態は、丸あるいは角形もしくはH形鋼などの支柱を備えた他の避難装置用の緩衝杭装置としても広く適用され得るものである。
車両避難路体70は、車道50を通る車両67からみて左側に下部進入口71がくるような向きに設置されているので、方向転換などの操作を要することなく早急の避難が可能になっている。72は斜面をもつステップで、歩道51に通常ある段差を通じての進入が困難であることに対するもので、スムーズに進入できるようにしたものである。また、進入口71手前には、縦枠とそれに開閉自在とした破壊可能型扉体とでなる非常用扉73が設置されており、平時はその閉止機能により子供などが侵入しないようにし津波の際にのみ破って車両67の避難を可能とするものである。この非常用扉73は前記登降手段64にも設置される。70aは、車両避難路体70上に浸入してくる津波流T,−Tを底方向に抜いて車両67が登りやすくするためのグレーチングなどの透水面材で路体70の傾斜下部に明けられた通口にセットされている。
尚、75…は括り付けポールで、車両67がそれ以上流されないように括り付けるためにロープとともに設けられるものである。また、76は避難部59上に設けられた車両避難ゾーンである。このゾーン76には、括りロープを多数設けておいて車両67が流されないようにすることがある。
そのため、避難装置の幅方向端と第2車道89間に別の横向き登降手段90を設置して対処したものである。
また、前記縦向き登降手段88および支柱84は、図18に示すように、歩道83の外寄りに配置されている。仮想線のように歩道83の内寄りに配置しておくと支柱84と渡架躯体86との上隅に設ける補強材95に走行する大型車両が衝突するおそれがあるが、前記のように外寄りとすることで補強材95も外寄りとなって衝突破損のおそれもなくなるものである。
さらに、前記渡架躯体86の前後の面には、図18の右上欄に示すように、半円殻状をした緩衝材97を付して津波流T、−Tや漂流物による負荷や衝撃が避難装置い加わらないようにすることができる。緩衝材97は一定の衝撃で変形するものが緩衝上好ましい。
100は片側1車線などの車道であり、その左右脇部には歩道101が設けられている。各歩道101には、前後一対の側支柱102が鋼管杭103による支持により立設固定されているとともに、車道100の中央ライン上にも前後一対をなす中央支柱104が同じく鋼管杭103による支持により立設固定されている。これらの支柱102,104の上端高さは12mとされている。
尚、図22に仮想線で示す120は緩衝杭で、金属パイプ製で高さ10m前後をなして中央支柱104の前方および後方に離れた状態で中央分離帯上を介して立設配備される。この緩衝杭120は、上下複数本(2本)の受材121を介して中央支柱104側に連結支持されている。
Claims (2)
- 車道と歩道を設けた施設に対し少なくとも歩道を介して複数の支柱を立設するとともに、これら支柱を介して広域面積の避難ステージをもつ避難部を装備し、同避難部への登降手段を装備した避難装置。
- 請求項1に記載のものにおいて、請求項1に記載のものにおいて、避難部は、津波流を側方へ流しやる形状部分を有する避難装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016056611A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | エム・エムブリッジ株式会社 | 波力低減機構及びこれを有する橋梁 |
JP2017053175A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 五洋建設株式会社 | 杭式構造物の地盤流動対策構造及びその工法 |
JP2020200722A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 有限会社インターフェイス | 津波避難タワー |
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