JP2014023204A - 充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法 - Google Patents

充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014023204A
JP2014023204A JP2012157458A JP2012157458A JP2014023204A JP 2014023204 A JP2014023204 A JP 2014023204A JP 2012157458 A JP2012157458 A JP 2012157458A JP 2012157458 A JP2012157458 A JP 2012157458A JP 2014023204 A JP2014023204 A JP 2014023204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
power
battery
power conversion
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012157458A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Ebara
隆文 江原
Takaharu Ishida
隆張 石田
Kazumi Rissen
和巳 立仙
Yoshitomo Sakayori
良知 坂寄
Shoji Kawai
庄二 河合
Tomoyuki Marui
智幸 丸井
Takahiro Nozaki
高広 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012157458A priority Critical patent/JP2014023204A/ja
Publication of JP2014023204A publication Critical patent/JP2014023204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】充電装置が店舗設備等の高圧受電設備と併設される場合であっても、総受電電力量を決められた電力量に抑えつつバッテリ搭載装置に搭載されたバッテリを充電効率の向上を図りながら充電する。
【解決手段】充電装置100の充電制御ユニット152は、バッテリ搭載装置114から要求される要求電力量を含む系統電源99からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、系統電源99からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲でバッテリ搭載装置114を充電可能な、電力変換部106からの出力指令値を算出する充電指令演算部を有する。電力変換部106は複数の電力変換ユニットを有しており、充電指令演算部は、複数の電力変換ユニットA〜Dのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電気自動車等のバッテリ搭載装置に搭載されたバッテリを充電するための充電装置、これを備えた充電システム、並びに充電制御ユニット及び充電制御方法に関する。
近年、環境問題に対する問題意識の高まりから排気ガスの少ない車両として電気自動車やハイブリッド車両が広く普及しつつある。この種の車両は、モータを駆動源として走行するので、モータに電力を供給するバッテリを搭載している。よって、車両を走行させてバッテリの充電量が低下した際には、例えば街の一角に設置された充電スタンド等にてバッテリをその都度充電する必要がある。そして、バッテリの充電には、必要な時に必要なだけ充電ができ、かつ、電力会社と取り決めた契約電力を超えないような工夫が求められている。
例えば、特許文献1には、各車両と外部電源とが結合されたときの蓄電装置の蓄電状態を検出し、複数台の車両の各々について、予想消費電力量を検出し、各車両について、検出された蓄電状態と予想消費電力量とに基づいて必要な充電電力量を算出し、各車両の使用開始時刻を検出し、必要充電量と使用開始時刻から各車両の充電時間と充電電力量についての充電計画を決定し、充電計画に基づいて車両に搭載された蓄電装置を充電する制御を行なう方法が提案されており、これにより、契約電力量を拡大させなくても充電が完了する可能性が高まると記載されている。
また、特許文献2には、充電初期は充電装置内に設けた二次電池や電気二重層キャパシタなどの蓄電手段から出力電圧を調整するDC/DCコンバータを介して充電電流を供給し、一定量または一定時間供給後、商用電源に切り換えて充電を行う方法が提案されており、これにより、商用電源から供給される過大な充電電流を抑え、充電電流を低減することで、電力会社との契約費用の削減が図れると記載されている。
特開2009−136109号公報 特開2011−004482号公報
ところで、電気自動車等のバッテリ搭載装置に搭載されたバッテリを充電するための充電装置は、単独で設置されるよりも、例えばコンビニエンスストアや飲食店等の店舗などと併設される方が、利用者にとっても利便性が高まり相乗効果が期待できる。
しかしながら、前記した特許文献1,2に記載の技術は、充電装置を店舗設備等の高圧受電設備と接続して使用するケースを想定しておらず、このようなケースにおいてバッテリ搭載装置に搭載されたバッテリを充電効率の向上を図りながら充電する技術を提供するものではない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、充電装置が店舗設備等の高圧受電設備と併設される場合であっても、総受電電力量を決められた電力量に抑えつつバッテリ搭載装置に搭載されたバッテリを充電効率の向上を図りながら充電することが可能な充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明の一側面を反映する充電装置は、バッテリを搭載したバッテリ搭載装置に接続して、当該バッテリに電力を供給して充電する充電装置であって、系統からの電力を前記充電装置の外部に設けられた高圧受電設備への供給用と前記バッテリ搭載装置への供給用とに分配する電力分配部と、前記電力分配部からの前記バッテリ搭載装置への供給用の電力を充電用の直流の電力に変換して出力する複数の電力変換ユニットを有する電力変換部と、充電時において前記バッテリ搭載装置に接続される利用者操作ユニットと、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニットと、を備え、前記充電制御ユニットは、前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの出力指令値を算出する充電指令演算部、を有し、前記充電指令演算部は、前記複数の電力変換ユニットのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値を算出することを特徴とする。
また、本発明の他の側面を反映する充電システムは、前記充電装置と、前記バッテリ搭載装置に搭載された前記バッテリに関する情報であるバッテリ情報を前記充電装置からネットワークを介して収集して管理する充電管理センタと、を備えることを特徴とする。
また、本発明のさらに他の側面を反映する充電制御ユニットは、系統からの電力を外部に設けられた高圧受電設備への供給用とバッテリを搭載したバッテリ搭載装置への供給用とに分配する電力分配部と、前記電力分配部からの前記バッテリ搭載装置への供給用の電力を充電用の直流の電力に変換して出力する複数の電力変換ユニットを有する電力変換部と、充電時において前記バッテリ搭載装置に接続される利用者操作ユニットと、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニットとを備え、前記バッテリに電力を供給して充電する充電装置における、前記充電制御ユニットであって、前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの出力指令値を算出する充電指令演算部、を有し、前記充電指令演算部は、前記複数の電力変換ユニットのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値を算出することを特徴とする。
また、本発明のさらに他の側面を反映する充電制御方法は、系統からの電力を外部に設けられた高圧受電設備への供給用とバッテリを搭載したバッテリ搭載装置への供給用とに分配する電力分配部と、前記電力分配部からの前記バッテリ搭載装置への供給用の電力を充電用の直流の電力に変換して出力する複数の電力変換ユニットを有する電力変換部と、充電時において前記バッテリ搭載装置に接続される利用者操作ユニットと、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニットとを備え、前記バッテリに電力を供給して充電する充電装置における、前記充電制御ユニットが実行する充電制御方法であって、前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの出力指令値を算出し、前記電力変換部からの出力指令値の算出の際に、前記複数の電力変換ユニットのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値が算出されることを特徴とする。
本発明によれば、充電装置が店舗設備等の高圧受電設備と併設される場合であっても、総受電電力量を決められた電力量に抑えつつバッテリ搭載装置に搭載されたバッテリを充電効率の向上を図りながら充電することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る充電装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示される切換回路の構成の一例を示す図である。 図1に示される電力変換ユニットの構成の一例を示す図である。 図1に示される充電端末の構成の一例を示す図である。 図1に示される充電制御装置の構成の一例を示す図である。 (a)は、電力変換ユニットDBに格納される電力変換ユニットデータの一例を示す図であり、(b)は、充電管理DBに格納される充電管理データの一例を示す図である。 総受電電力量調整DBに格納される総受電電力量調整データの一例を示す図である。 電力変換ユニットの効率曲線の一例を示す図である。 充電パターンを示すグラフである。 図9に示されるグラフを作成するためのパラメータである充電特性情報の一例を示す図である。 充電特性取得部の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る充電制御装置における処理の手順を示すフローチャートである。 図12から続く充電制御装置における処理の手順を示すフローチャートである。 図13から続く充電制御装置における処理の手順を示すフローチャートである。 図12に示される確認処理の手順を示すフローチャートである。 図13に示される充電電流設定処理の手順を示すフローチャートである。 充電電流の設定について説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る充電特性DBに格納される充電特性データの一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る充電装置の概略構成を示すブロック図である。 図19に示される充電制御装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る充電電流設定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る電力変換ユニットの構成の一例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る電力変換ユニットの確認処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第7実施形態に係る充電装置を備える充電システムの概略構成を示す図である。 図24に示される充電管理センタの構成の一例を示す図である。 バッテリ搭載装置、充電端末、充電制御装置、充電管理センタ間の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。
≪第1実施形態≫
まず、図1〜図17を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る充電装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1に示される切換回路の構成の一例を示す図である。図3は、図1に示される電力変換ユニットの構成の一例を示す図である。図4は、図1に示される充電端末の構成の一例を示す図である。図5は、図1に示される充電制御装置の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、充電装置100は、店舗設備等の高圧受電設備(例えば6kV負荷設備)101と併設されている。充電装置100は、バッテリ(電池;図示せず)を搭載したバッテリ搭載装置114に接続して、当該バッテリに電力を供給して充電する充電装置である。なお、便宜上以下では、バッテリ搭載装置114として電気自動車(EV)を想定している。
図1に示すように、充電装置100は、例えば商用電源等の系統電源99から取得した交流電力(AC電力)を充電用の直流電力(DC電力)に変換して出力する充電コンバータ装置150と、充電時においてユーザによりバッテリ搭載装置114に接続される利用者操作ユニット151とを備えている。なお、系統電源99が系統に相当する。
充電コンバータ装置150は、電力量監視装置102、電力バランス計測装置(電力分配部)103、バッテリ電力量監視装置104、三相単相変換装置105、電力変換部106、及び充電制御ユニット152を備えている。
充電装置100において、系統電源99からの電力は、電力量監視装置102により受電される。電力量監視装置102は、周期的に受電量を該電力量監視装置102に内蔵されているデータベース(図示せず)に格納、あるいは表示装置(図示せず)を通して表示することが可能である。電力量監視装置102はまた、該電力量監視装置102以下の電力デマンドを監視する機能を有する。
電力量監視装置102にて受電された電力は、電力バランス計測装置(電力分配部)103にて、充電装置100の外部に設けられた高圧受電設備101への供給用と、バッテリ搭載装置114への供給用とに分配される。バッテリ搭載装置114への供給用の電力は、電力バランス計測装置103からバッテリ電力量監視装置104に送られる。電力量監視装置102及び電力バランス計測装置103における電力量のデータは、後記する充電制御装置107に周期的に送信される。
三相単相変換装置105は、バッテリ電力量監視装置104から送られる三相交流電力を単相交流電力に変換するものである。三相単相変換装置105にて変換された電力は、電力変換部106に入力される。
電力変換部106は、電力バランス計測装置103から三相単相変換装置105を経て送られるバッテリ搭載装置114への供給用の電力を、充電用の直流の電力に変換して出力するものである。電力変換部106は、複数の電力変換ユニットA,B,C,Dを備えている。但し、電力変換部106における電力変換ユニットの数は適宜変更可能である。
充電制御ユニット152は、電力変換部106から利用者操作ユニット151への電力供給を制御する機能を有しており、充電制御装置107、切換回路109、充電通信制御部111、及び上位通信制御部112を備えている。充電制御ユニット152は、バッテリ搭載装置114に接続されている利用者操作ユニット151に対して、複数の電力変換ユニットA〜Dの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う。複数の電力変換ユニットA〜Dの各々への入力電力量は、充電制御装置107にて決定される。
利用者操作ユニット151は、充電コンバータ装置150に接続される複数の充電端末110a,110b,110c(以下、総称して「充電端末110」ともいう)、及び充電端末110とバッテリ搭載装置114とを接続するケーブル156を備えている。充電制御ユニット152は、バッテリ搭載装置114に接続されている充電端末110に対して、電力変換部106から出力される電力を振り分けて供給する制御を行う。したがって、1台の充電装置100で複数のバッテリ搭載装置114を同時に充電することが可能となっている。但し、利用者操作ユニット151が備える充電端末の数は適宜変更可能であり、例えば一つであってもよい。
充電制御装置107には、例えばパーソナルコンピュータ等の契約電力設定装置108に表示される設定画面を通して、電力会社と取り決められた契約電力の値が入力され得る。また、充電制御装置107には、上位通信制御部112を介して、充電装置100の上位に位置する給電システム等の上位システム113から送信されるデマンド制限要請が入力され得る。ここで、デマンド制限要請とは、例えば電力消費のピークを有する時間帯に発せられる、系統電源99からの受電を制限する要請である。更に、充電制御装置107には、充電通信制御部111と充電端末110とを介して、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリに関する情報であるバッテリ情報が入力され得る。バッテリ情報には、バッテリ搭載装置114の充電に必要な電力に関する情報である必要電力量情報や、バッテリ搭載装置114から要求される電流量に関する情報である電流量情報等の、バッテリの充電に関する充電特性情報が含まれる。充電通信制御部111は、充電端末110との通信の開始、中断、終了を制御する機能を有する。
バッテリ搭載装置114は、充放電が可能であるバッテリと、そのバッテリを駆動するコントローラと、各種のデータやプログラムを記憶するメモリとを備えている(いずれも図示せず)。メモリは、バッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報を記憶する領域として割り当てられた充電特性情報記憶部115を有している。
切換回路109は、複数の充電端末110a,110b,110cを介してバッテリ搭載装置114が要求する、必要電力量情報として示される要求出力に応じて、電力変換ユニットA〜Dの利用の組合せと、電力変換ユニットA〜Dの各々からの出力とを決定する装置である。
図2に示すように、切換回路109は、電力変換部106の各電力変換ユニットA〜Dから延びる母線153と、各充電端末110a,110b,110cから延びる母線154との交わる箇所にスイッチ155をそれぞれ設けた回路を備えている。そして、どの電力変換ユニットA〜Dをどの充電端末110a,110b,110cに繋げるのかをスイッチ155,155…によって設定することで、電力変換ユニットA〜Dを所望の利用者操作ユニット151の充電端末110に振り分ける。
図3に示すように、電力変換部106の各電力変換ユニットA〜Dは、系統電源99からの三相交流電力が三相単相変換装置105により単相交流電力に変換された後の電力をコンバータ121によって直流変換し、変換後の直流電圧をインバータ122によって交流電圧に昇圧する。そして、昇圧後の交流電圧をトランス123によって充電に適した直流電圧に変換する。図3中の符号124は電流の逆流を防止するダイオードである。各電力変換ユニットA〜Dは、例えば出力電力が10kW、定格電流が25A、定格電圧が400〜500Vの小型電源となっている。
このような電力変換制御を行うために、各電力変換ユニットA〜Dは、演算処理装置125を備えている。演算処理装置125は、交流電力を直流電力に変換するタイミングを決定する制御を行うアナログ制御部126と、変換する電力量を決定する制御を行う電力量管理部127とを有しており、必要な制御指令を発する。
図4に示すように、利用者操作ユニット151の充電端末110は、パラメータ取得I/F161、表示装置162、パラメータ送受信I/F163、メモリ164、電力制御装置165、及びCPU166を備えており、これらは信号バス167により接続されている。
パラメータ取得I/F161は、バッテリ搭載装置114を充電する際に充電端末110を介して取得可能なバッテリに関する情報であるバッテリ情報を取得するための装置である。バッテリ搭載装置114としてのEVを充電する際には、通信線を有する充電コネクタとインレット(いずれも図示せず)が、パラメータ取得I/F161に該当する。パラメータ取得I/F161を介して伝送されるデータの規格としては、例えば日本国内ではチャデモ(CHAdeMO)と呼ばれる電気自動車の急速充電装置の通信規格、あるいは海外ではIEC61851−24規格が代表的なものとして挙げられる。
表示装置162は、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリの充電状態を監視する画面である充電状態監視画面(図示せず)を表示する。充電状態監視画面上には、充電開始からの経過時間と充電終了時刻、電池の蓄電量(SOC:State Of Charge)、充電中の電圧値、充電中の電力値、充電終了までに必要とする時間、充電状態(例えば充電中、充電終了、充電準備)の任意の組み合わせが表示される。パラメータ送受信I/F163は、バッテリ搭載装置114からの充電特性情報等のバッテリ情報、例えば要求される電流量に関する情報である電流量情報を受信し、該情報を充電通信制御部111を介して充電制御装置107に伝送する。
電力制御装置165は、切換回路109から出力される電力の受電の開始及び停止を、充電制御装置107から充電通信制御部111を介して受信する制御信号を基に制御し、バッテリ搭載装置114への電力の送電を行う。これらの動作をコンピュータで行うためのメモリ164及びCPU166が充電端末110に備えられている。
図5に示すように、充電制御装置107は、CPU131、メモリ132、充電指令演算部133、電力量監視制御部134、充電処理部135、ユニット切離部136、充電特性取得部137、充電動作制御部138、電力変換ユニットDB140、充電管理DB141、総受電電力量調整DB142、充電特性DB143、及び電力変換ユニットの効率曲線DB146を備えており、これらは、信号バス145により接続されている。
各データベース(DB)140〜143,146は、充電制御装置107に備えられた記憶装置内にそれぞれ割り当てられる。図6(a)は、電力変換ユニットDBに格納される電力変換ユニットデータの一例を示す図であり、図6(b)は、充電管理DBに格納される充電管理データの一例を示す図である。図7は、総受電電力量調整DBに格納される総受電電力量調整データの一例を示す図である。図8は、電力変換ユニット効率曲線DB146に格納される電力変換ユニットの効率曲線の一例を示す図である。
図6(a)に示すように、電力変換ユニットデータ251において、縦軸には電力変換ユニットの識別符号、横軸には時刻が配されており、各電力変換ユニットA〜Dの稼働時間帯が「0」(停止)、または「1」(稼働)で示される。電力変換ユニットデータ251は、電力変換ユニットA〜Dの利用計画状態を「0」または「1」の値で格納する。各電力変換ユニットA〜Dの故障の発生に伴い、該当する電力変換ユニットの故障中の時間帯の値は「0」となる。また、メンテナンスによる停止の場合も、該当する電力変換ユニットのメンテナンス中の時間帯の値は「0」となる。なお、図6(a)は、初期化された状態を示している。
図6(b)に示すように、充電管理データ252において、縦軸には充電端末の識別符号が配され、横軸には、例えばバッテリ(電池)総容量(kWH)、充電予約を申し込んだ時点における蓄電量(電池残量)(kWH)、蓄電量(電池残量)(%)、充電パターン、各充電端末への電力変換ユニットの割付けが終了した後(電力変換ユニット割付後)における利用する電力変換ユニットの識別符号等の項目が配される。第1実施形態では、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリを充電する際における、定電流充電の際の電圧値と、定電圧充電の際の電流値との組合せを持つ複数の充電パターンが、後記するように予め決められて充電特性DB143に保存されており、その決められた充電パターンがメモリ132中に読み出されて格納される。そして、充電時に使用する充電パターンが決定したら、該充電パターンがメモリ132から読み出されて、充電制御に利用される。
図7に示すように、総受電電力量調整データ253は、予め設定された上限値としての契約電力に基づく最大電力量(kWH)、デマンド制限値(kWH)、制御前のT分後における総受電電力量の予測値(kWH)、制御前の積算終了時における総受電電力量の予測値(kWH)、制御前の電力変換ユニットの予想電力量(kWH)、制御後のT分後における総受電電力量の予測値(kWH)、及び制御後の電力変換ユニットの予想電力量(kWH)を、時系列で示している。
図7の例では、契約電力は100kWである。電気の基本料金は、契約電力で決まるが、この契約電力を超えて電気を使用すると、契約超過金の支払いが必要になったり、契約料金のアップにつながったりする。日本国内の場合、30分間(毎時ごとの0分〜30分、30分〜60分の30分間)の平均使用電力(kW)が契約電力を超過してしまうと、契約超過金の支払いや契約料金のアップにつながる。このため、積算対象となる30分間の平均使用電力(kW)を契約電力以下に抑えることが望ましい。ここで、毎時ごとの30分、60分が、使用電力量(kWH)の積算終了時となる。したがって、図7の例では、契約電力に基づく最大電力量(kWH)は、30分間で50kWHとなるが、1時間当たりに換算すれば1時間で100kWHとなる。そして、図7には、説明の便宜上、1時間当たりに換算した値がそれぞれ示されている。また、図7におけるT分とは、使用電力量(kWH)の積算開始時(毎時ごとの0分、30分)からの経過時間(10分間隔)である。
また、図7では、高圧受電設備101への供給用の電力量の予測値が、使用電力量の積算対象となる30分間で、10分経過するたびに1時間当たり換算で25kWHずつ増加する例(すなわち、高圧受電設備101への供給用の電力量の10分後の予測値が25kWH、20分後の予測値が50kW、30分後の予測値が75kWとなる例)を示している。本実施形態では、制御前の積算終了時における総受電電力量(kWH)の予測値255において、バッテリ搭載装置114への供給用の電力量の予測値として、極力厳しく判断するために、利用予定の電力変換ユニットの最大電力量(ここでは8kWH/台とする)の和を用いている。
また、図7の例では、12:00から13:30までが、上位システム113(図1参照)からデマンド制限要請が出る時間帯である。図7において、仮に総受電電力量調整制御が行われない場合には、制御前の積算終了時における総受電電力量の予測値(kWH)255、制御前の電力変換ユニットの予想電力量(kWH)256に示す計画となる。しかし、総受電電力量調整制御(ここではデマンド制限要請があったときの総受電電力量調整制御)が行われる場合には、制御後のT分後における総受電電力量の予測値(kWH)257、制御後の電力変換ユニットの予想電力量(kWH)258に示すように、電力変換ユニットA〜Dから出力される電力量の変更が、後記するように充電指令演算部133により計算されて実行される。
図8に示すように、電力変換ユニットの効率曲線147は、電力変換ユニットからの出力電力と効率との対応を示すグラフである。ここでは、出力電力は、最大出力電力に対する割合(%)で示されている。図8に示すように、電力変換ユニットの効率は、一般に、最大出力電力よりも所定量小さい出力電力のときに最大となる。効率曲線147は、個々の電力変換ユニットの最大出力値や種類等によって異なっており、電力変換ユニット効率曲線DB146には、電力変換ユニットA〜Dごとに与えられる効率曲線が格納されている。ここでは、効率曲線147は、出力電力と効率との対応データとして、電力変換ユニット効率曲線DB146に保存されている(図17参照)。
次に、充電特性取得部137(図5参照)について説明する。
図9は、充電パターンを示すグラフである。図10は、図9に示されるグラフを作成するためのパラメータである充電特性情報の一例を示す図である。図11は、充電特性取得部の構成の一例を示す図である。
充電特性取得部137は、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報を取得する。第1実施形態では、充電特性情報は、図10に示すように、前記バッテリの充電開始時の蓄電量SOCstart、電流値Imax及び電圧値Vstartと、電圧の最大値Vmaxと、定電流充電から定電圧充電に切り替わるときの蓄電量SOCcc_cvと、前記バッテリの総容量Capacityと、充電時間Tとを有するテーブルデータ259である。充電特性取得部137は、取得した充電特性情報を用いて、図9に示す充電電圧特性201、充電SOC特性203、及び充電電流特性202を算出する。
バッテリ搭載装置114の充電時に予め充電パターンを決定するためには、実際には、初期蓄電量、初期電圧値、初期電流値の無数の組合せのデータが例えばバッテリ搭載装置114ごとに無数に必要となる。また、バッテリ搭載装置114のバッテリには経年劣化、あるいは使用による劣化があるため、バッテリ搭載装置114から取得するデータを周期的に更新しなければ正確な充電計画を作成することが困難である。これに対して、第1実施形態によれば、充電パターンのグラフのパラメータであるテーブルデータ259を用いる方式により、適切な充電計画を作成することが可能となる。
なお、SOCcc_cvの値は、前記したようにバッテリ搭載装置114から取得してもよいが、例えば予めバッテリごとの値を充電特性DB143に格納しておき、その値を参照することも可能である。充電電流特性202を求める際に、定電流充電の継続時間である時刻tが必要になるが、この値は、次式を用いて求めることが可能である。
t=(SOCcc_cv−SOCstart)/(SOCmax−SOCstart)×T
ここで、SOCmaxの値は必要充電容量であり、利用者操作ユニット151の充電端末110からのユーザの入力値(例えば80%)に基づいて与えられる。なお、充電時間Tは、バッテリ搭載装置114のコントローラ(図示せず)により、SOCstartとSOCmaxとに基づいて算出される。
なお、Capacityの値はバッテリの総容量(最大容量)であり、この値も、前記したようにバッテリ搭載装置114から取得してもよいが、例えば予めバッテリごとの値を充電特性DB143に格納しておき、その値を参照することも可能である。
図11に示すように、充電特性取得部137は、パラメータ取得機能部181、充電特性作成機能部182、DB保存機能部183、メモリ184、及びCPU185を備えており、これらが信号バス186により接続されている。
パラメータ取得機能部181が、充電端末110のパラメータ送受信I/F163(図4参照)から充電特性情報としてのテーブルデータ259(図10参照)を取得した後に、このテーブルデータ259を用いて、充電特性作成機能部182が、図9に示した充電パターンを展開する。この際に展開される充電電圧特性201、充電SOC特性203、及び充電電流特性202の各データパターンは、一時的にメモリ184に格納され、すべてのデータパターンの作成が終了して充電パターンが完成した後に、完成した充電パターンは、CPU185の指令により充電特性DB143に転送され、適宜設定された識別符号に関係付けられて保存される。図9に示す充電パターンは、ここでは電流値、電圧値及びSOC値の時系列データに変換されて、充電特性DB143に保存される(図17参照)。但し、数式等で保存されてもよい。
次に、充電制御装置における処理について、図12〜図16を参照して説明する。
図12は、第1実施形態に係る充電制御装置における処理の手順を示すフローチャートである。図13は、図12から続く充電制御装置における処理の手順を示すフローチャートである。図14は、図13から続く充電制御装置における処理の手順を示すフローチャートである。図15は、図12に示される確認処理の手順を示すフローチャートである。図16は、図13に示される充電電流設定処理の手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、電力変換ユニットの確認処理が行われる(ステップS1005)。この電力変換ユニットの確認処理が開始されると、図15に示すように、ステップS1220にて、充電制御装置107は、電力変換ユニットA〜Dの健全性を確認する。この確認作業では、充電制御装置107と各電力変換ユニットA〜Dとを接続している信号線(通信線)を介して、例えば充電制御装置107からポーリング信号を周期的に送ることで、ACK信号が帰ってこなかった電力変換ユニットを異常(故障)と判定する。
ステップS1221では、異常(故障)と判定された電力変換ユニットが有るか否かが判断される。異常(故障)と判定された電力変換ユニットが有る場合(ステップS1221:Yes)、充電指令演算部133が解列信号をユニット切離部136に伝送することにより、充電制御装置107は、異常(故障)と判定された電力変換ユニットを切り離す制御を行う(ステップS1222)。続いて、充電制御装置107は、異常(故障)と判定された電力変換ユニットが有る旨のエラーメッセージを電力量監視装置102あるいは充電端末110に出力し(ステップS1223)、図12のステップS1010に進む。一方、ステップS1221にて異常(故障)と判定された電力変換ユニットが無いと判断された場合(ステップS1221:No)、そのまま図12のステップS1010に進む。
図12のステップS1010に戻り、充電制御装置107は、総受電電力量調整DB142に格納されている総受電電力量調整データ253の初期化を実行し、ステップS1020にて、充電管理DB141に格納されている充電管理データ252の初期化を実行する。続いて、充電制御装置107は、契約電力設定装置108から入力されてメモリ132に保存されている契約電力の値に基づいて、1時間当たりに換算された最大電力量(上限値)(ここでは100kWH)を、総受電電力量調整DB142に格納されている総受電電力量調整データ253にセットする(図7参照)。
ステップS1040では、充電制御装置107は、系統電源99からの受電を制限する要請であるデマンド制限要請を上位システム113から受信したか否かを判断する。ステップS1040にてデマンド制限要請がない場合(ステップS1040:No)、ステップS1060に進む。
一方、ステップS1040にてデマンド制限要請がある場合(ステップS1040:Yes)、充電制御装置107は、デマンド制限値(ここでは、例えば最大電力量を10%縮減した値である90kWH)を総受電電力量調整データ253にセットする(ステップS1050)。ここで、デマンド制限値は、デマンド制限要請に基づいて、契約電力に基づく最大電力量よりも低く設定されるものである。なお、デマンド制限要請にレベルを持たせ、該デマンド制限要請のレベルに応じて最大電力量に対する縮減割合を変化させてデマンド制限値を設定してもよい。
ステップS1060では、充電制御装置107は、電力バランス計測装置103内の電力デマンド監視機能を利用して、T分後における総受電電力量のうちの高圧受電設備101の部分の予測値と、積算終了時における総受電電力量のうちの高圧受電設備101の部分の予測値とを、総受電電力量調整データ253にセットする。
ステップS1070では、充電制御装置107は、必要電力量情報等の充電申し込みの情報を取り込む。図13のステップS1080では、充電制御装置107は、必要電力量情報として示される要求出力に応じた電力変換ユニットの空きがあるか否かを、電力変換ユニットデータ251を参照してチェックする。要求出力に応じた電力変換ユニットの空きがない場合(ステップS1080:No)、充電制御装置107は、指定された時間までは充電予約が入っていることを通知するメッセージを充電端末110に出力し(ステップS1150)、充電端末110は、該メッセージを表示装置162に表示する。続いて、充電制御装置107は、充電予約時間をガイドするメッセージ(例えば1時間後なら充電可能)を充電端末110に出力し(ステップS1160)、充電端末110は、該メッセージを表示装置162に表示する。なお、充電装置100では、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリの充電終了時を指定して充電するタイマ充電、及び充電を即座に実施する急速充電が指定可能とされている。
ステップS1080にて要求出力に応じた電力変換ユニットの空きが有る場合(ステップS1080:Yes)、充電制御装置107は、充電管理データ252(図6(b)参照)に、利用する電力変換ユニットの識別符号をセットする(ステップS1090)。続いて、充電制御装置107は、バッテリ搭載装置114と通信を行うことにより、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリ(電池)の総容量、蓄電量(電池残量)を取得し、充電管理データ252にセットする(ステップS1100)。
これらの処理が終了した後に、ステップS1110にて、充電制御装置107は、バッテリ搭載装置114から要求される要求電力量を含む系統電源99からの総受電電力量の予測値が許容値よりも大きいか否かを判断する。ここで、許容値は、デマンド制限要請がない場合には(ステップS1040:No)、予め設定された上限値としての契約電力に基づく最大電力量(ここでは100kWH)であり、デマンド制限要請がある場合には(ステップS1040:Yes)、デマンド制限値(ここでは90kWH)である。具体的には、使用電力量の積算対象となる30分間ごとに、バッテリ搭載装置114からの要求電力量を含む総受電電力量の予測値が許容値を超えるか否かが判断される。
ステップS1110にてバッテリ搭載装置114からの要求電力量を含む総受電電力量の予測値が許容値よりも大きいと判断された場合(ステップS1110:Yes)、ステップS1205に進み、充電電流設定処理が実行される。
第1実施形態では、充電制御装置107の充電指令演算部133は、ステップS1205の充電電流設定処理において、図16に示すように、系統電源99からの総受電電力量が前記した許容値を超過しない範囲でバッテリ搭載装置114を充電可能な、電力変換部106からの出力指令値としての充電電流を、充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して算出し、設定する(ステップS1210)。本明細書において変換効率を高める処理とは、具体的には、変換効率を最大にする最適化処理であり、ここで最大とは、最大±5%程度の範囲を含む趣旨である。
ここでの充電電流の設定は、図17に示すように、充電特性DB143内の充電パターン、総受電電力量調整DB142内の総受電電力量調整データ253(デマンド制限値、契約電力に基づく最大電力量、T分後における総受電電力量の予測値等)、電力変換ユニットの効率曲線DB146内の効率曲線147等の必要データを入力とし、その結果求められた充電電流計画補正値148を基に、メモリ132に登録されていた制御前の充電電流計画149に対して補正を行う。この制御前の充電電流計画149に対する補正において、前記必要データを基に定式化した充電装置100の分配モデルに対して、充電指令演算部133が、例えば線形計画法に代表される最適化手法を用いて、許容値(例えばデマンド制限値)に応じた充電電流の設定値を計算するものである。但し、補正の方法は、前記方法に限定されるものではなく、例えば前記した必要データのそれぞれをパラメータと考え、該パラメータのすべての組合わせについて演算して効率が最大となるように充電電流の設定を行ってもよい。
より具体的には、制御前の充電計画では、各電力変換ユニットA〜Dからの出力が逐次減少するように設定され、総受電電力量調整データ253に、例えば図7中の制御前の電力変換ユニットの予想電力量256に示すような値がセットされる。そして、制御前の電力変換ユニットの予想電力量256が、前記したT分後における総受電電力量のうちの高圧受電設備101の部分の予測値と、積算終了時における総受電電力量のうちの高圧受電設備101の部分の予測値とに付加される。これにより、制御前のT分後における総受電電力量の予測値、制御前の積算終了時における総受電電力量の予測値255がセットされたことになる(図7参照)。図7に示されるように、制御前のT分後における総受電電力量の予測値、及び制御前の積算終了時における総受電電力量の予測値255とも、許容値(図7の例ではデマンド制限値)を超える時間帯があることがわかる。そこで、前記した補正に対応した制御後の電力変換ユニットの予想電力量258が算出されて、総受電電力量調整データ253にセットされる。そして、制御後の電力変換ユニットの予想電力量258を用いた、制御後のT分後における総受電電力量の予測値257が、総受電電力量調整データ253にセットされる。
一方、ステップS1110にてバッテリ搭載装置114からの要求電力量を含む総受電電力量の予測値が許容値以下であると判断された場合(ステップS1110:No)、充電制御装置107の充電指令演算部133は、電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行しつつ、最大出力可能な電流値を設定する(ステップS1120)。この電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理においては、電力変換ユニットの効率曲線DB146内の効率曲線147等の必要データを基に定式化した充電装置100の分配モデルに対して、充電指令演算部133が、例えば線形計画法に代表される最適化手法を用いて、充電電流の設定値を計算するものである。但し、前記処理の実行の方法は、前記方法に限定されるものではない。ここで、各電力変換ユニットA〜Dからの出力が逐次減少するように設定され、総受電電力量調整データ253にセットされる。
そして、図13のステップS1140にて、充電制御装置107は、充電を開始する制御を行い、図14のステップS1170に進む。ステップS1170では、充電制御装置107は、設定した充電電流での充電電力量を含む系統電源99からの総受電電力量が実際に許容値よりも大きいか否かを判断する。設定した充電電流とは、前記したように、総受電電力量が許容値を超過しないように、かつ、電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して算出されたものである。ここで、電力量監視制御部134(図5参照)が、電力量監視装置102及び電力バランス計測装置103(図1参照)から電力量のデータを受信して、総受電電力量を監視する。
総受電電力量が許容値を超えない場合(ステップS1170:No)、充電制御装置107は、充電終了まで充電を継続する制御を行う(ステップS1180)。一方、総受電電力量が許容値を超える場合(ステップS1170:Yes)、充電制御装置107の充電指令演算部133は、充電電流の見直しを行う(ステップS1190)。ここでの充電電流の見直しにおいては、前記ステップS1210と同様に、充電特性DB143内の充電パターン、総受電電力量調整DB142内の総受電電力量調整データ253、電力変換ユニットの効率曲線DB146内の効率曲線147等の必要データを基に定式化した充電装置100の分配モデルに対して、充電指令演算部133が、例えば線形計画法に代表される最適化手法を用いて、許容値(例えばデマンド制限値)に応じた充電電流の設定値を計算するものである。但し、見直しの方法は、前記方法に限定されるものではない。
充電指令演算部133での計算結果により総受電電力量調整DB142内の総受電電力量調整データ253が更新された内容で、実際の充電時刻になって前記した計算結果に基づいて切り離す電力変換ユニットが存在すれば、充電制御装置107のユニット切離部136は、その旨の情報を切換回路109に伝送し、切換回路109は実際の電力変換ユニットA〜Dの接続を変更する。その後、充電制御装置107は、充電処理部135により充電制御を行う時刻を検出し、該当する時刻になった場合に、充電動作制御部138から各電力変換ユニットA〜Dに電力出力指令を出すことにより、バッテリ搭載装置114への充電を開始する制御を行う。
前記したように第1実施形態では、充電装置100は、バッテリ搭載装置114に接続されている利用者操作ユニット151に対して、複数の電力変換ユニットA〜Dの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニット152を備える。そして、充電制御ユニット152の充電制御装置107は、バッテリ搭載装置114から要求される要求電力量を含む系統電源99からの総受電電力量の予測値が予め設定された契約電力に基づく最大電力量よりも大きいとき、系統電源99からの総受電電力量が前記最大電力量を超過しない範囲でバッテリ搭載装置114を充電可能な、電力変換部106からの出力指令値を算出する充電指令演算部133を有している。ここで、充電指令演算部133は、複数の電力変換ユニットA〜Dのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値を算出する。
この第1実施形態によれば、充電装置100が店舗設備等の高圧受電設備101と併設される場合であっても、総受電電力量を決められた電力量に抑えつつバッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリを充電効率の向上を図りながら充電することが可能となる。
また、第1実施形態では、充電制御ユニット152が、系統電源99からの受電を制限する要請であるデマンド制限要請を受信した場合、充電指令演算部133は、バッテリ搭載装置114から要求される要求電力量を含む系統電源99からの総受電電力量の予測値が前記デマンド制限要請に基づいて前記最大電力量よりも低く設定されるデマンド制限値よりも大きいとき、系統電源99からの総受電電力量が前記デマンド制限値を超過しない範囲でバッテリ搭載装置114を充電可能な、電力変換部106からの出力指令値を算出する。
このような構成によれば、デマンド制限要請が課せられている条件下で、充電装置100が店舗設備等の高圧受電設備101と併設される場合であっても、総受電電力量を決められた電力量に抑えつつバッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリを充電効率の向上を図りながら充電することが可能となる。
また、第1実施形態では、充電制御ユニット152は、バッテリ搭載装置114のバッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報を利用者操作ユニット151を介して受信し、充電指令演算部133は、前記充電特性情報に基づく充電パターンを用いて、充電計画を作成する。そして、前記充電特性情報は、バッテリの充電開始時の蓄電量、電流値及び電圧値と、電圧の最大値と、定電流充電から定電圧充電に切り替わるときの蓄電量と、バッテリの必要充電容量と、充電時間とを有している。
このような構成によれば、バッテリ搭載装置114の詳細な充電特性を用いることにより、例えばバッテリの劣化をも詳細に考慮することができ、バッテリ搭載装置114の充電を、より正確に計画通りに行うことが可能となる。
≪第2実施形態≫
次に、図18を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。
図18は、本発明の第2実施形態に係る充電特性DBに格納される充電特性データの一例を示す図である。前記した第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して重複する説明を省略し、第1実施形態と相違する点について説明する。
第2実施形態では、利用者操作ユニット151を介して受信されるバッテリ搭載装置114のバッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報は、バッテリの充電開始時の蓄電量ごとに設定された電流値及び電圧値の時系列データを有しており、充電特性取得部137により取得されて充電特性DB143に転送され、充電特性データ254として保存される。充電指令演算部133は、充電特性データ254に示される充電パターンを用いて、充電計画を作成する。
図18は、バッテリ搭載装置114から充電端末110を介し、充電通信制御部111経由で充電特性取得部137により取得された充電特性データ254を示しており、この充電特性データ254には、バッテリ搭載装置114の充電パターンが、識別符号に関係付けられて示されている。なお、図18に示される充電パターン0A〜9Aと充電パターン0B〜9Bとは、異なる種類のバッテリを搭載したバッテリ搭載装置に対応している。
図18において、例えば蓄電量(電池残量)90%の行である充電パターン9Aでは、右に行くほど時間経過が大きくなることを示し、この例では5分までは24A(電流)、400V(電圧)で、0.8kWH(積算電力量)まで充電を行い、5分から10分の間では18A(電流)、400V(電圧)で、1.4kWH(積算電力量)まで充電を行うことを示している。なお、バッテリ搭載装置114との通信で最初にバッテリ(電池)の種類情報が取得され、当該バッテリの種類情報に基づいて、各バッテリ(電池)の充電パターンを得るように構成されてもよい。このような充電パターンを示す充電特性データ254は、充電特性DB143に格納される。
この第2実施形態によれば、第1実施形態のようにバッテリの劣化を詳細に考慮することはできないものの、平均的なバッテリの性能を想定した充電を行うことが可能となり、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
≪第3実施形態≫
次に、図19〜図21を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。
図19は、本発明の第3実施形態に係る充電装置の概略構成を示すブロック図である。図20は、図19に示される充電制御装置の構成の一例を示す図である。図21は、本発明の第3実施形態に係る充電電流設定処理の手順を示すフローチャートである。前記した第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して重複する説明を省略し、第1実施形態と相違する点について説明する。
図19に示すように、第3実施形態の充電コンバータ装置150aは、蓄電池116と、該蓄電池116からの出力電圧を変換するためのDC/DCコンバータ117とを備えており、DC/DCコンバータ117は切換回路109に接続されている。このような構成にする主目的は、例えばデマンド制限要請が受信されて、バッテリ搭載装置114が当初の充電計画の中で充電が完了できなくなることを防ぐことである。
第3実施形態では、蓄電池116を充電するために、電力量監視装置102から蓄電池116の充電用の電力線が蓄電池116に接続され、蓄電池116からの電力供給のための電力線はDC/DCコンバータ117に接続され、蓄電池116から供給される電力はDC/DCコンバータ117で所望の電圧に変換される。あらかじめ蓄電池116と電力変換ユニットA〜Dの電圧値が同じである場合には、DC/DCコンバータ117を省略してもよい。蓄電池116の充電は、バッテリ搭載装置114への充電電力量を含む系統電源99からの総受電電力量が許容値(例えばデマンド制限値)よりも少ないときに行われる。
図20に示すように、充電制御装置107aは、第1実施形態(図5参照)と比較して、蓄電池制御部144が加えられるとともに充電動作制御部138aに後記する機能が付加される点で相違している。蓄電池制御部144は、充電指令演算部133から蓄電池制御信号を受信した後に、蓄電池116に対して制御信号を伝送する機能を有する。また、充電動作制御部138aは、受電電力が許容値に対して余裕があり、蓄電池116の蓄電量が少ない際に、蓄電池116に対する充電の動作を指令する機能をさらに有している。特に、蓄電池制御部144が追加されることにより、充電指令演算部133が実行する図13中の充電電流設定処理(S1205)が以下のように変更となる。
図13のステップS1110にて、充電制御装置107の充電指令演算部133は、バッテリ搭載装置114から要求される要求電力量を含む系統電源99からの総受電電力量の予測値が許容値(例えばデマンド制限値)よりも大きいか否かを判断し、該許容値を超えない場合(ステップS1110:No)には、第1実施形態と同様の処理を行う。
ステップS1110にてバッテリ搭載装置114からの要求電力量を含む総受電電力量の予測値が許容値よりも大きいと判断された場合(ステップS1110:Yes)、図21に示す充電電流設定処理(S1205)が行われる。
まず、ステップS1240にて、蓄電池116からの放電が必要とされる電流量が算出される。ここで、蓄電池116からの必要な電流量は、バッテリ搭載装置114からの要求電流量から許容値(例えばデマンド制限値)に対応する電流量を差し引いた差分として求められる。
ステップS1241では、充電指令演算部133は、算出された蓄電池116からの必要な電流量と蓄電池116から放電可能な電流量とを比較し、蓄電池116の充電量が充足しているか否かを判断する。蓄電池116の充電量が足りている場合(ステップS1241:Yes)、充電指令演算部133は、電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行しつつ、電力変換ユニットA〜Dからの充電電流量を最大に設定する(ステップS1242)。この電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理においては、電力変換ユニットの効率曲線DB146内の効率曲線147等の必要データを基に定式化した充電装置100の分配モデルに対して、充電指令演算部133が、例えば線形計画法に代表される最適化手法を用いて、許容値(例えばデマンド制限値)に応じた充電電流の設定値を計算するものである。但し、処理の実行方法は、前記方法に限定されるものではない。続いて、電力変換ユニットA〜Dからの充電電流量では未だ不足している分に対応して、蓄電池116からの電流量を、蓄電池制御部144により設定する(ステップS1243)。なお、ステップS1242及びS1243において、充電に利用される電力変換ユニットと、蓄電池116からの電力を所望の電圧に変換するDC/DCコンバータ117と、の全体の変換効率を高める処理を実行しつつ、充電電流量が算出されて設定されるように構成されてもよい。この場合、DC/DCコンバータ117の効率曲線のデータが、充電制御装置107aの記憶装置に予め保持されて参照される。そして、図13のステップS1140に進んで充電が開始される。充電が開始される際に、切換回路109に入力される蓄電池116からの電力量は、蓄電池制御部144からの信号を基に設定される。
一方、蓄電池116の充電量が不足している場合(ステップS1241:No)、充電指令演算部133は、電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行しつつ、出力可能な最大の充電電流量を算出して設定する(ステップS1244)。具体的には、充電指令演算部133は、蓄電池116からの電流量を最大に設定してその値を蓄電池制御部144に伝送するとともに、蓄電池116からの電流量では未だ不足している分に対応して、系統電源99からの総受電電力量が前記した許容値を超過しない範囲でバッテリ搭載装置114を充電可能な、電力変換部106からの出力指令値としての充電電流を、充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して算出し、設定する。この電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理においては、電力変換ユニットの効率曲線DB146内の効率曲線147等の必要データを基に定式化した充電装置100の分配モデルに対して、充電指令演算部133が、例えば線形計画法に代表される最適化手法を用いて、許容値(例えばデマンド制限値)に応じた充電電流の設定値を計算するものである。但し、処理の実行方法は、前記方法に限定されるものではない。なお、ステップS1244において、充電に利用される電力変換ユニットと、蓄電池116からの電力を所望の電圧に変換するDC/DCコンバータ117と、の全体の変換効率を高める処理を実行しつつ、充電電流量が算出されて設定されるように構成されてもよい。
また、第3実施形態では、蓄電池116を設置したことにより、電力変換ユニットA〜Dに異常(故障)が発生した場合にも、異常(故障)が発生した電力変換ユニットのバックアップ用として蓄電池116を用いることが可能である。
前記したように第3実施形態では、充電装置100aは、系統電源99からの電力を蓄える蓄電池116を備えており、充電指令演算部133は、蓄電池116に蓄えられている電力をバッテリ搭載装置114への供給用の電力として用いて、電力変換部106からの出力指令値を算出する。
この第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、例えばデマンド制限要請のためにバッテリ搭載装置114に対する充電量が不足する場合に、充電装置100aに設置した予め充電されている蓄電池116からの出力電力と系統電源99からの電力とを加算して用いることにより、バッテリ搭載装置114への充電を、より正確に計画通りに行うことが可能となる。
また、蓄電池116を設置したことで充電装置100a中の電力変換ユニットA〜Dのうちのいずれかがが故障して利用できなくなった場合でも、そこから出力されるべきであった電力を蓄電池116からの電力で代用することができ、バッテリ搭載装置114への充電を、より正確に計画通りに行うことが可能となる。
≪第4実施形態≫
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
前記した第3実施形態と同じ構成については同じ符号を付して重複する説明を省略し、第3実施形態と相違する点について説明する。
第4実施形態では、利用者操作ユニット151を介して受信されるバッテリ搭載装置114のバッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報は、第2実施形態と同様に、バッテリの充電開始時の蓄電量ごとに設定された電流値及び電圧値の時系列データを有しており、充電特性取得部137により取得されて充電特性DB143に転送され、充電特性データ254として保存される。充電指令演算部133は、充電特性データ254に示される充電パターンを用いて、充電計画を作成する。
この第4実施形態によれば、第3実施形態のようにバッテリの劣化を詳細に考慮することはできないものの、平均的なバッテリの性能を想定した充電を行うことが可能となり、第3実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
≪第5実施形態≫
次に、図22及び図23を参照しながら本発明の第5実施形態について説明する。
図22は、本発明の第5実施形態に係る電力変換ユニットの構成の一例を示す図である。図23は、本発明の第5実施形態に係る電力変換ユニットの確認処理の手順を示すフローチャートである。前記した第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して重複する説明を省略し、第1実施形態と相違する点について説明する。
図22に示すように、電力変換部106aの個々の電力変換ユニットA〜Dに対して、蓄電池118と、DC/DCコンバータ119と、それに伴う電力線、信号線(通信線)が付加されている点で、実施形態1と相違している。各電力変換ユニットA〜Dに設置された蓄電池118の制御は、各電力変換ユニットA〜Dにおいて実施される。このような構成によれば、仮に電力変換ユニットA〜DのうちのいずれかのAC/DC変換部分が故障したとしても、蓄電池118に充電されている電力により充電装置100からの電力出力を減少させることなく、バッテリ搭載装置114の充電を遅延なく実施することが可能となる。
第5実施形態では、電力変換ユニットA〜Dにそれぞれ蓄電池118、及びDC/DCコンバータ119を導入することに伴って、電力変換ユニットA〜D中の演算処理装置125aは、第1実施形態と同様のアナログ制御部126及び電力量管理部127に加えて、蓄電池制御部128を備えている。また、演算処理装置125aには、入力電圧検知部157により検知された入力電圧の値と、出力電圧検知部158により検知された出力電圧の値とが入力される。蓄電池制御部128は、入力電圧検知部157により検知される入力電圧と出力電圧検知部158により検知される出力電圧との差分が予め設定した閾値よりも大きい場合には、電力変換用の回路に異常があると判断して、電力の出力元を電力変換用の回路から蓄電池118に変更する。蓄電池制御部128が追加されることにより、図12中の電力変換ユニットの確認処理(S1005)が以下のように変更となる。
すなわち、図12の処理を開始直後に、図23の電力変換ユニットの確認処理(S1005)が実行される。図23に示すように、ステップS1230にて、充電制御装置107は、まず、電力変換ユニットA〜Dの健全性を確認する。
ステップS1231では、異常(故障)と判定された電力変換ユニットが有るか否かが判断される。異常(故障)と判定された電力変換ユニットが有る場合(ステップS1231:Yes)、充電指令演算部133が解列信号をユニット切離部136に伝送することにより、充電制御装置107は、異常(故障)と判定された電力変換ユニットを一時的に切り離す制御を行う(ステップS1232)。
続いて、切り離された電力変換ユニットにおいて、該電力変換ユニット中に具備されている蓄電池118の利用が可能か否かがチェックされる(ステップS1233)。ここで、蓄電池118の健全性(異常が無いこと)と、健全な場合には出力可能な電力が蓄電されているか否かのチェックが行われる。
蓄電池の利用が可能な場合(ステップS1233:Yes)、蓄電池が実際に利用可能となるようにアクティブ化される(ステップS1234)。続いて、充電制御装置107は、異常(故障)と判定され、かつ蓄電池の利用が可能な電力変換ユニットを充電装置100に再接続する(ステップS1235)。
ステップS1235の後、ステップS1236に進み、電力変換用の回路に異常があったものの、蓄電池118を用いることで当初の充電が行えるようになった旨等のメッセージを出力画面、あるいはログファイルに出力してログデータとして残した後、図12のステップS1010に進む。
ステップS1231にて電力変換ユニットに異常がないと判断された場合には(S1231:No)、図12のステップS1010に進む。また、ステップS1233にて蓄電池118の利用が不可能であると判断された場合には(S1233:No)、ステップS1236に進み、異常(故障)と判定された電力変換ユニットを切り離した充電を行う旨等のメッセージを出力画面、あるいはログファイルに出力してログデータとして残した後に、図12のステップS1010に進む。
そして、バッテリ搭載装置114からの要求電力量を含む総受電電力量の予測値が許容値よりも大きいと判断された場合(ステップS1110:Yes)、充電制御装置107は、各電力変換ユニットA〜Dの蓄電池118に蓄電されている蓄電量の総和に対応する電力を求め、電力の不足分をまかなえる場合には、各電力変換ユニットA〜Dに蓄電されている蓄電量に従って、出力電力を比例配分することで各電力変換ユニットA〜Dに搭載されている電力を出力する。充電制御装置107の充電指令演算部133により算出された該出力値(電流値)の信号は、充電制御装置107と電力変換ユニットA〜Dを接続している通信線を介して各電力変換ユニットA〜Dに送信され、電力変換ユニットA〜D中の蓄電池制御部128が蓄電池118からの電力量を制御する。
前記したように第5実施形態では、充電装置100は、系統電源99からの電力を蓄える蓄電池118を複数の電力変換ユニットA〜Dの各々に備えており、充電指令演算部133は、蓄電池118に蓄えられている電力をバッテリ搭載装置114への供給用の電力として用いて、電力変換部106からの出力指令値を算出する。
この第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、例えばデマンド制限要請のためにバッテリ搭載装置114に対する充電量が不足する場合や、電力変換ユニットA〜Dの電力変換用の回路が仮に故障した場合にも、蓄電池118に充電されている電力を用いることにより、充電装置100からの出力電力を減少させることなく、バッテリ搭載装置114への充電を、より正確に計画通りに行うことが可能となる。
≪第6実施形態≫
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
前記した第5実施形態と同じ構成については同じ符号を付して重複する説明を省略し、第5実施形態と相違する点について説明する。
第6実施形態では、利用者操作ユニット151を介して受信されるバッテリ搭載装置114のバッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報は、第2実施形態と同様に、バッテリの充電開始時の蓄電量ごとに設定された電流値及び電圧値の時系列データを有しており、充電特性取得部137により取得されて充電特性DB143に転送され、充電特性データ254として保存される。充電指令演算部133は、充電特性データ254に示される充電パターンを用いて、充電計画を作成する。
この第6実施形態によれば、第5実施形態のようにバッテリの劣化を詳細に考慮することはできないものの、平均的なバッテリの性能を想定した充電を行うことが可能となり、第5実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
≪第7実施形態≫
次に、図24〜図26を参照しながら本発明の第7実施形態について説明する。
図24は、本発明の第7実施形態に係る充電装置を備える充電システムの概略構成を示す図である。図25は、図24に示される充電管理センタの構成の一例を示す図である。図26は、バッテリ搭載装置、充電端末、充電制御装置、充電管理センタ間の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。前記した第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して重複する説明を省略し、第1実施形態と相違する点について説明する。
図24に示すように、充電制御装置107は、充電特性取得部137(図5参照)によりバッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリの充電に関する充電特性情報などの、バッテリに関する情報であるバッテリ情報を取得する。また、充電制御装置107は、充電特性DB143内に蓄積された情報を上位通信制御部112と通信ネットワーク160とを介して充電管理センタ159に送信する。そして、充電管理センタ159は、各バッテリ搭載装置114から取得されたバッテリ情報を収集して管理する。
図25は、充電管理センタ159の最小限の構成を示す。図25に示すように、充電管理センタ159は、ネットワークI/F355、データ更新機能部351、データ取得機能部352、データ検索機能部353、及び充電特性DB354を備えている。ネットワークI/F355は、充電装置100との通信を授受するデバイスである。データ取得機能部352は、ネットワークI/F355から周期的に送信されてくるデータの中から充電に関する必要なデータを取得する機能を有する。データ更新機能部351は、データ取得機能部352から取得したデータと、充電特性DB354に蓄積されているデータとの差分を検出し、その差分を更新する機能を有する。データ検索機能部353は、充電装置100から、バッテリ搭載装置114のバッテリの充電に関する充電特性情報などの、バッテリに関する情報であるバッテリ情報が要求された際に、充電特性DB354から所望のバッテリ搭載装置114のデータを取得する機能を有する。
図26に示すように、バッテリ搭載装置114が充電端末110に接続された場合、処理401においてバッテリ搭載装置114から充電端末110に充電特性情報などのバッテリ情報が送信される。該バッテリ情報は、処理402において充電制御装置107に送信され、処理403において充電指令演算部133にて実行される演算処理が行われる。その際に、充電制御装置107は、充電管理センタ159から充電特性DB354内のデータをダウンロードするために、処理404において充電管理センタ159にデータ要求を出し、その要求に基づいて、充電管理センタ159は、処理405において充電制御装置107に充電特性DB354内のデータを送信する。該データを受信して充電制御装置107は、処理406において充電指令演算を行い、演算結果を処理407において充電通信制御部111を介して充電端末110に送信する。充電端末110にて受信した演算結果を基に、処理408においてバッテリ搭載装置114への充電が実行される。バッテリ搭載装置114における充電処理409が終了した際に、バッテリ搭載装置114にて充電中に取得した電圧値、電流値、SOC値は、処理410、411、412を通してそれぞれ充電端末110、充電制御装置107、充電管理センタ159へ順次送信され、処理413においてデータ更新機能部351は充電特性DB354を更新する。ここでの更新結果を基に、充電管理センタ159においてバッテリ搭載装置114におけるバッテリの利用状況、劣化状況、ユーザへの交換時期の提案を行うことが可能となる。
前記したように第7実施形態では、充電システムは、充電装置100と、バッテリ搭載装置114に搭載されたバッテリに関する情報であるバッテリ情報を充電装置100から通信ネットワーク160を介して収集して管理する充電管理センタ159と、を備えている。
この第7実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、バッテリ搭載装置114におけるバッテリの利用状況、劣化状況、ユーザへの交換時期の提案を行うことが可能となり、バッテリ搭載装置114のユーザの利便性が向上する。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、各実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、各実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、前記した実施形態において、充電制御ユニット152,152aが充電コンバータ装置150,150aに内蔵されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、充電制御ユニット152,152aの充電制御装置107,107aの少なくとも一部が、上位通信制御部112からネットワークを介して通信可能に接続されるサーバコンピュータ(図示せず)に備えられる場合にも適用可能である。
また、前記した実施形態において、バッテリ搭載装置114が電気自動車やハイブリッド車両等の車両の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、バッテリ搭載装置114が例えば自動搬送機、フォークリフト、ロボット、見学者用カート、バイク、バス等の場合にも適用可能である。
また、図12〜図16、図21、図23に示す処理は、前記した実施形態ではプログラムを用いたソフトウェア的な処理として説明したが、ASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)等を用いたハードウェア的な処理であってもよい。
99 系統電源
100,100a 充電装置
101 高圧受電設備
102 電力量監視装置
103 電力バランス計測装置(電力分配部)
104 バッテリ電力量監視装置
105 三相単相変換装置
106,106a 電力変換部
107,107a 充電制御装置
108 契約電力設定装置
109 切換回路
110a,110b,110c 充電端末
110 充電端末
111 充電通信制御部
112 上位通信制御部
113 上位システム
114 バッテリ搭載装置
115 充電特性情報記憶部
116,118 蓄電池
133 充電指令演算部
137 充電特性取得部
151 利用者操作ユニット
152,152a 充電制御ユニット
159 充電管理センタ
A〜D 電力変換ユニット

Claims (12)

  1. バッテリを搭載したバッテリ搭載装置に接続して、当該バッテリに電力を供給して充電する充電装置であって、
    系統からの電力を前記充電装置の外部に設けられた高圧受電設備への供給用と前記バッテリ搭載装置への供給用とに分配する電力分配部と、
    前記電力分配部からの前記バッテリ搭載装置への供給用の電力を充電用の直流の電力に変換して出力する複数の電力変換ユニットを有する電力変換部と、
    充電時において前記バッテリ搭載装置に接続される利用者操作ユニットと、
    前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニットと、を備え、
    前記充電制御ユニットは、前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの出力指令値を算出する充電指令演算部、を有し、
    前記充電指令演算部は、前記複数の電力変換ユニットのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値を算出することを特徴とする充電装置。
  2. 前記充電制御ユニットが、前記系統からの受電を制限する要請であるデマンド制限要請を受信した場合、前記充電指令演算部は、前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が前記デマンド制限要請に基づいて前記上限値よりも低く設定されるデマンド制限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記デマンド制限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの前記出力指令値を算出することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記利用者操作ユニットは、複数の充電端末を備えており、
    前記充電制御ユニットは、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記充電端末に対して、前記電力変換部から出力される電力を振り分けて供給する制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記充電制御ユニットは、前記バッテリ搭載装置に搭載された前記バッテリの充電に関する特性情報である充電特性情報を前記利用者操作ユニットを介して受信し、前記充電指令演算部は、前記充電特性情報を用いて充電計画を作成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の充電装置。
  5. 前記充電特性情報は、前記バッテリの充電開始時の蓄電量ごとに設定された電流値及び電圧値の時系列データを有することを特徴とする請求項4に記載の充電装置。
  6. 前記充電特性情報は、前記バッテリの充電開始時の蓄電量、電流値及び電圧値と、電圧の最大値と、定電流充電から定電圧充電に切り替わるときの蓄電量と、前記バッテリの必要充電容量と、充電時間とを有することを特徴とする請求項4に記載の充電装置。
  7. 前記充電制御ユニットは、充電に必要な電力に関する情報である必要電力量情報を前記バッテリ搭載装置から前記利用者操作ユニットを介して受信し、前記充電指令演算部は、前記必要電力量情報を基に、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットを割り振ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の充電装置。
  8. 前記系統からの電力を蓄える蓄電池を備え、
    前記充電指令演算部は、前記蓄電池に蓄えられている電力を前記バッテリ搭載装置への供給用の電力として用いて、前記電力変換部からの出力指令値を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の充電装置。
  9. 前記蓄電池は、前記複数の電力変換ユニットの各々に設置されていることを特徴とする請求項8に記載の充電装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の充電装置と、
    前記バッテリ搭載装置に搭載された前記バッテリに関する情報であるバッテリ情報を前記充電装置からネットワークを介して収集して管理する充電管理センタと、を備えることを特徴とする充電システム。
  11. 系統からの電力を外部に設けられた高圧受電設備への供給用とバッテリを搭載したバッテリ搭載装置への供給用とに分配する電力分配部と、前記電力分配部からの前記バッテリ搭載装置への供給用の電力を充電用の直流の電力に変換して出力する複数の電力変換ユニットを有する電力変換部と、充電時において前記バッテリ搭載装置に接続される利用者操作ユニットと、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニットとを備え、前記バッテリに電力を供給して充電する充電装置における、前記充電制御ユニットであって、
    前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの出力指令値を算出する充電指令演算部、を有し、
    前記充電指令演算部は、前記複数の電力変換ユニットのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値を算出することを特徴とする充電制御ユニット。
  12. 系統からの電力を外部に設けられた高圧受電設備への供給用とバッテリを搭載したバッテリ搭載装置への供給用とに分配する電力分配部と、前記電力分配部からの前記バッテリ搭載装置への供給用の電力を充電用の直流の電力に変換して出力する複数の電力変換ユニットを有する電力変換部と、充電時において前記バッテリ搭載装置に接続される利用者操作ユニットと、前記バッテリ搭載装置に接続されている前記利用者操作ユニットに対して、前記複数の電力変換ユニットの中から選択された少なくとも一つの電力変換ユニットから出力される電力を供給する制御を行う充電制御ユニットとを備え、前記バッテリに電力を供給して充電する充電装置における、前記充電制御ユニットが実行する充電制御方法であって、
    前記バッテリ搭載装置から要求される要求電力量を含む前記系統からの総受電電力量の予測値が予め設定された上限値よりも大きいとき、前記系統からの総受電電力量が前記上限値を超過しない範囲で前記バッテリ搭載装置を充電可能な、前記電力変換部からの出力指令値を算出し、
    前記電力変換部からの出力指令値の算出の際に、前記複数の電力変換ユニットのうちの充電に利用される電力変換ユニットの全体の変換効率を高める処理を実行して前記出力指令値が算出されることを特徴とする充電制御方法。
JP2012157458A 2012-07-13 2012-07-13 充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法 Pending JP2014023204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157458A JP2014023204A (ja) 2012-07-13 2012-07-13 充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157458A JP2014023204A (ja) 2012-07-13 2012-07-13 充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014023204A true JP2014023204A (ja) 2014-02-03

Family

ID=50197549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012157458A Pending JP2014023204A (ja) 2012-07-13 2012-07-13 充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014023204A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016072195A1 (ja) * 2014-11-04 2017-08-10 ソニー株式会社 直流電力制御装置、直流電力制御方法及び直流電力制御システム
CN108183515A (zh) * 2016-12-08 2018-06-19 南京理工大学 一种无需增容的电动车充电监控系统
CN110875624A (zh) * 2018-09-03 2020-03-10 保时捷股份公司 功率电子器件的充电进程控制
WO2020111245A1 (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 本田技研工業株式会社 バッテリ充電システム、充電装置、情報処理装置、バッテリ充電方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2020182330A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 河村電器産業株式会社 車両充電装置
JP2020188668A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 河村電器産業株式会社 車両充電システム
JP2020188669A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 河村電器産業株式会社 車両充電システム
CN114336906A (zh) * 2021-11-24 2022-04-12 华为数字能源技术有限公司 一种充电装置及系统
WO2023162520A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 株式会社日立製作所 充電システムおよび充電システム用制御装置
JP7424193B2 (ja) 2020-04-28 2024-01-30 日本電気株式会社 充電制御システム、充電制御方法、及び充電制御プログラム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3217510A4 (en) * 2014-11-04 2018-04-11 Sony Corporation Dc power control device, dc power control method, and dc power control system
JPWO2016072195A1 (ja) * 2014-11-04 2017-08-10 ソニー株式会社 直流電力制御装置、直流電力制御方法及び直流電力制御システム
US10910682B2 (en) 2014-11-04 2021-02-02 Sony Corporation DC power control device, method of controlling DC power, and DC power control system
CN108183515A (zh) * 2016-12-08 2018-06-19 南京理工大学 一种无需增容的电动车充电监控系统
CN110875624A (zh) * 2018-09-03 2020-03-10 保时捷股份公司 功率电子器件的充电进程控制
CN110875624B (zh) * 2018-09-03 2023-09-29 保时捷股份公司 功率电子器件的充电进程控制
JP7046222B2 (ja) 2018-11-29 2022-04-01 本田技研工業株式会社 バッテリ充電システム、充電装置、情報処理装置、バッテリ充電方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2020111245A1 (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 本田技研工業株式会社 バッテリ充電システム、充電装置、情報処理装置、バッテリ充電方法、プログラム、及び記憶媒体
US11581752B2 (en) 2018-11-29 2023-02-14 Honda Motor Co., Ltd. Battery charging system, charging device, information processing device, battery charging method, program, and storage medium
CN113169383A (zh) * 2018-11-29 2021-07-23 本田技研工业株式会社 电池充电系统、充电装置、信息处理装置、电池充电方法、程序及存储介质
JPWO2020111245A1 (ja) * 2018-11-29 2021-10-07 本田技研工業株式会社 バッテリ充電システム、充電装置、情報処理装置、バッテリ充電方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2020182330A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 河村電器産業株式会社 車両充電装置
JP7308069B2 (ja) 2019-04-25 2023-07-13 河村電器産業株式会社 車両充電装置
JP2020188669A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 河村電器産業株式会社 車両充電システム
JP2020188668A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 河村電器産業株式会社 車両充電システム
JP7387297B2 (ja) 2019-05-17 2023-11-28 河村電器産業株式会社 車両充電システム
JP7387296B2 (ja) 2019-05-17 2023-11-28 河村電器産業株式会社 車両充電システム
JP7424193B2 (ja) 2020-04-28 2024-01-30 日本電気株式会社 充電制御システム、充電制御方法、及び充電制御プログラム
CN114336906A (zh) * 2021-11-24 2022-04-12 华为数字能源技术有限公司 一种充电装置及系统
WO2023162520A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 株式会社日立製作所 充電システムおよび充電システム用制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014023204A (ja) 充電装置、充電システム、充電制御ユニット及び充電制御方法
CN110626205B (zh) 充电设备功率分配方法、存储介质及系统
CN103765718B (zh) 电力分配装置
EP2833504B1 (en) Energy storage system of uninterruptible power supply equipped with battery and method of driving the same
CN104380558B (zh) 蓄电池容量管理
CN108146263B (zh) 蓄电系统、输送设备和蓄电系统的控制方法
CN110048176B (zh) 储能监控管理系统
JP6037013B2 (ja) 充電状態管理方法、充電状態管理装置およびプログラム
US20160250942A1 (en) Charging state management method, charging state management device, and program
EP3016237A1 (en) Method for controlling charging power, system for controlling charging power, and program
WO2015008757A1 (ja) 蓄電池の急速充電方法、急速充電システムおよびプログラム
JP6693545B2 (ja) 電力管理システム、蓄電池搭載機器、emsコントローラ及び電力管理サーバ
CN110323810A (zh) 一种储能电源系统及其充放电控制方法
CN109193723B (zh) 一种组合式的基站后备储能电源及控制方法
CN109378879A (zh) 一种充电站功率控制方法及系统
KR101587581B1 (ko) 수요반응형 전기자동차 교류 충전 방법 및 장치
WO2020162553A1 (ja) 充電設備、及び充電設備の制御方法
WO2020149099A1 (ja) 給電システム
CN114056179A (zh) 充换电站的功率控制方法、系统、介质、装置和充换电站
Smith et al. Architecture for utility-scale multi-chemistry battery energy storage
KR20220126010A (ko) 이종 배터리의 동시 연계가 가능한 전력변환 시스템
JP2016116428A (ja) 分散型電源の自律運転システム
KR101126015B1 (ko) 부하불평형 해소 장치 및 그 방법
US20130073483A1 (en) Systems, Methods, and Apparatus for Protecting Power Transformers
JP2015508498A (ja) 電気エネルギー貯蔵装置の放電容量推定方法及びシステム