JP2014022310A - 同軸電線ハーネス - Google Patents

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Keiji Koyama
恵司 小山
Masato Tanaka
正人 田中
Kazuhiro Sato
和宏 佐藤
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Abstract

【課題】同軸電線の全長にわたってその配列方向と直角の方向に容易に折り曲げることのできる同軸電線ハーネスを提供する。
【解決手段】同軸電線11が複数本並列されて配設されている同軸電線ハーネス1において、隣り合う同軸電線11の間隔は同軸電線11の外径以下であり、同軸電線11の端末部12A,12B,12C以外の箇所はその全長にわたって接着剤30または充填剤により一体化されており、同軸電線11の引裂強度は2gf以上であり、端末部12A,12B,12Cは成端処理されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の同軸電線が並列された状態で一体化された同軸電線ハーネスに関する。
特許文献1には、複数本の絶縁電線や同軸電線が複数段に積み重ねられて、紫外線硬化型樹脂により電線の一部が束ねられて固定される多心ケーブルが記載されている。
また、特許文献2には、複数本の同軸電線が並列されて構成されるフラットケーブルであって、樹脂部材によって同軸電線が集合された屈曲可能な屈曲部と、所定方向に折り曲げられて接着剤付きの樹脂テープによって固定された折り曲げ固定部と、を備えているフラットケーブルが記載されている。
特開2008−103264号公報 特開2010−218832号公報
しかし、特許文献1および特許文献2においては、紫外線硬化型樹脂や樹脂テープにより複数本の電線が固定されているため、その固定箇所において複数本の電線の配列方向と直角の方向にフラットケーブルを容易に折り曲げることができず、配線時の作業性に劣っていた。
本発明は、同軸電線の全長にわたってその配列方向と直角の方向への屈曲性に優れている同軸電線ハーネスを提供することを目的とする。
本発明の同軸電線ハーネスは、
同軸電線が複数本並列されて配設されている同軸電線ハーネスであって、
隣り合う同軸電線の間隔は前記同軸電線の外径以下であり、
前記同軸電線の端末部以外の箇所は、その全長にわたって接着剤または充填剤により一体化されており、
前記同軸電線の引裂強度は2gf以上であり、
前記端末部は成端処理されている。
本発明の同軸電線ハーネスにおいては、前記同軸電線ハーネスの厚さは、前記同軸電線の前記外径の+0.02mm以下であることが好ましい。
本発明の同軸電線ハーネスにおいては、前記同軸電線ハーネスの一方側の端末部と、他方側の端末部との数が異なっていることが好ましい。
本発明の同軸電線ハーネスによれば、同軸電線が端末部以外の全長にわたって接着剤または充填剤により一体化されているため、同軸電線同士の接着強度を十分に確保しつつ、同軸電線の配列方向と直角の方向への屈曲性に優れた同軸電線ハーネスを得ることができる。そのため、狭いスペースへ配設する場合であっても良好な配線作業性を確保することができる。
本発明に係る同軸電線ハーネスの実施形態の一例を示す平面図である。 図1に示す同軸電線ハーネスのA部分の拡大平面図である。 図1に示す同軸電線ハーネスのB−B断面図である。 本発明に係る同軸電線ハーネスの変形例を示す断面図である。
以下、本発明に係る同軸電線ハーネスの実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、同軸電線ハーネス1は、複数本(ここでは8本)の同軸電線11を有し、同軸電線11は一列(または、二列以上)の平面状に配列されている。同軸電線11の端末部12A,12B,12Cでは、同軸電線11がコネクタ13A,13B,13Cに接続されている。なお、図示の都合上、図1においては8本の同軸電線11が配列されている状態を示しているが、同軸電線11の数はこれに限られない。
同軸電線11は、中心軸に直交する径方向の断面において、中心から外側に向かって、中心導体15、内部絶縁体16、外部導体17および外被18を有している。
同軸電線11としては、例えばAWG(American Wire Gauge)の規格によるAWG40などの外径が0.40mmよりも細い同軸電線を用いることが望ましい。また、外被18は、ポリエステルもしくはPTFEなどの一般的な材料であればよい。
具体的には、本実施形態の同軸電線11の一例として、直径が0.08mmの錫メッキ軟銅線からなる中心導体15と、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などのフッ素系樹脂からなる厚さ0.08mmの内部絶縁体16と、錫メッキ軟銅線を複数本撚り合わせて形成される外径0.05mmの撚線および厚さ0.004mmの銅蒸着ポリエステルテープからなる外部導体17と、厚さ0.004mmのポリエステルテープからなる外被18と、で構成される外径0.37mmの同軸電線11が用いられる。
図2に示すように、同軸電線11の端末部12A(12B,12C)においては、成端処理が施されて、外部導体17、内部絶縁体16、中心導体15が段階的に所定長さずつ露出され、コネクタ13A(13B,13C)の端子部14に接続されている。
各同軸電線11の外部導体17は導電性材料で連結されていることが好ましい。本実施形態においては、外部導体17はグランドバー19により互いに電気的に接続されている。なお、グランドバー19の代わりに、各外部導体17が半田層で覆われて連結される構成を採用してもよい。
なお、同軸電線ハーネス1には、複数本の同軸電線11の他に、外部導体17のない絶縁電線が含まれていてもよい。その絶縁電線の外径は他の同軸電線11の径とほぼ同等であることが好ましい。
図1および図3に示すように、複数本の同軸電線11の端末部12A,12B,12C以外の箇所には例えばシリコーン系の瞬間接着剤から構成される接着剤30が塗布されており、同軸電線11同士の間隔が変わらないように一体化されている。なお、接着剤30は複数の同軸電線11が配列された面の両面に塗布されていることが好ましいが、片面のみに塗布されていてもよい。なお、接着剤30の代わりに、シリコーン系の充填剤により複数の同軸電線11を固着させてもよい。
同軸電線11は、隣り合う同軸電線11の間隔を空けずに接触した状態で一体化されている。なお、図4に示す同軸電線ハーネス1Aのように、隣り合う同軸電線11が間隔を空けて配列され、その間を接着剤30にて充填することで同軸電線11が接着されるような構成とすることもできる。ただし、この場合でも、同軸電線11の接着力および引裂強度を維持するため、隣り合う同軸電線11の間隔Dは同軸電線11の外径D以下であることが望ましい。
接着剤30にて一体化された同軸電線11の引裂強度は、2gf以上であることが望ましい。なお、引裂強度は太い電線ほど大きくなる。例えば、AWG48の電線では引裂強度が2gf以上である。AWG40の電線であれば引裂強度は4gf以上であってもよい。接着剤30の接着力が弱い、または接着後の同軸電線11同士の間隔Dがその外径Dよりも大きい等の理由により、引裂強度が2gfよりも小さくなると、同軸電線11同士が容易に引き裂かれてしまうため好ましくない。
同軸電線ハーネス1の厚さは、同軸電線11の配列方向と直交する方向において、同軸電線11の外径の+0.02mm以下であることが好ましい。すなわち、接着剤30を塗布する厚さを同軸電線11の外径の+0.02mm以下、好ましくは同軸電線11の外径以下とする。このように構成することで、同軸電線ハーネス1の薄型化を実現することができる。
また、本実施形態の同軸電線ハーネス1においては、一方の端末部12Aと、他方の端末部12B,12Cとの数が異なっていることが好ましい。すなわち、図1に示すように、同軸電線ハーネス1は、一方側においてはすべての同軸電線11が一体的に接着されて電線群20Aを構成しており、端末部12Aは単一のコネクタ13Aに接続されている。一方、同軸電線ハーネス1の他方側においては、同軸電線11が複数本毎に複数(本実施形態では2群)の電線群20B,20Cに分岐されて、端末部12B,12Cは異なる2つのコネクタ13B,13Cにそれぞれ接続されている。接着剤30または充填剤の塗布により同軸電線11同士を一体的に固定することは、配線形態に合わせた同軸電線11の分岐構造を予め形成する上で有効である。
なお、端末部12A,12B,12Cの数は図1に示す構成に限られず、その他の構成を採用してもよい。例えば、一方は2つの端末部12を備え、他方は3つの端末部12を備える構成としてもよい。
また、図1に示すように、一方側の電線群20Aにおいては、同軸電線11がその配線面内方向で屈曲された2つの屈曲部21A,21Bを備えた状態で接着剤30により一体化されており、電線群20B,20Cの分岐箇所においても電線群20Cの同軸電線11が屈曲された屈曲部21Cを備えた状態で一体化されている。なお、屈曲部21A〜21Cを設けずに、同軸電線11を直線的に配列させて一体化することもできる。
上記の構成を備えた同軸電線ハーネス1について、引裂強度の評価試験を行った。具体的には、作製した同軸電線ハーネス1について、引張速度25mm/minにて90°剥離試験を実施し、同軸電線11が引き裂かれたときの荷重を引裂強度(gf)として10本の電線(AWG40)を測定した。
その結果、引裂強度の平均値は8.7gfであり、最大値は12gf、最小値は4gfであった。以上より、上記の構成を備えた10本の同軸電線ハーネス1は、いずれも、引裂強度は2gf以上であることが確認された。
以上説明した本実施形態に係る同軸電線ハーネス1によれば、同軸電線11の端末部12A,12B,12C以外の箇所はその全長にわたって接着剤30により一体化されているため、同軸電線11同士の接着強度を十分に確保しつつ、同軸電線11の配列面に直交する方向への屈曲性に優れた同軸電線ハーネス1を得ることができる。そのため、狭いスペースへ配設する場合であっても良好な配線作業性を確保することができる。
本実施形態に係る同軸電線ハーネス1によれば、ハーネス1自体の厚さが同軸電線11の外径の+0.02mm以下であって、非常に薄型化されているため、ノートパソコン、タブレット端末、ポータブルゲーム機、携帯電話機、小型情報端末などの機器や超音波診断装置などの医療機器の内部配線として好適である。
また、本実施形態によれば、隣り合う同軸電線11の間隔Dは同軸電線11の外径D以下であり、同軸電線11の引裂強度が2gf以上であるため、実用性に十分に耐えうる同軸電線ハーネス1を得ることができる。
さらに、並列された同軸電線11を所望の箇所で屈曲させて接着剤30あるいは充填剤等により一体化させることができるため、同軸電線11同士を接続するための接続部材等の部品点数を増やすことなく、配線の自由度を向上させることができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
上記実施形態では、同軸電線ハーネス1の端末部12A,12B,12Cを成端処理してコネクタ13A,13B,13Cに接続しているが、コネクタ13A,13B,13Cを装着せずに同軸電線11をフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)あるいは硬質の印刷基板(PWB:Printed Wiring Board)からなる配線板材(接続部材)に直接接続することもできる。この構成によれば、同軸電線11による安定した電気特性と、FPCなどを使用した極薄配線を両立させることができる。
同軸電線11をFPC等に直付けする場合には、並列させた同軸電線11の端末部12A,12B,12CをFPCに対してフィルムなどで仮止めし、端末部12A,12B,12Cの中心導体15をFPCの接続端子に半田付けで接続すればよい。
また、端末部12A,12B,12Cにて露出された外部導体17は、グランドバー19にて連結すればよい。このような構成によれば、同軸電線11の各外部導体17をグランドバー19によってまとめて接地させることで、コネクタ13A,13B,13Cを装着せずとも同軸電線11の配列ピッチを良好に固定することができる。
また、上記実施形態では、同軸電線11が互いに交差することなく平面状に配列されているが、必要に応じて同軸電線11を交差させた状態で配列して一体化させる構成としてもよい。
1:同軸電線ハーネス、11:同軸電線、12A,12B,12C:端末部、13A,13B,13C:コネクタ、20A,20B,20C:電線群、30:接着剤

Claims (3)

  1. 同軸電線が複数本並列されて配設されている同軸電線ハーネスであって、
    隣り合う同軸電線の間隔は前記同軸電線の外径以下であり、
    前記同軸電線の端末部以外の箇所は、その全長にわたって接着剤または充填剤により一体化されており、
    前記同軸電線の引裂強度は2gf以上であり、
    前記端末部は成端処理されている、同軸電線ハーネス。
  2. 前記同軸電線ハーネスの厚さは、前記同軸電線の前記外径の+0.02mm以下である、請求項1に記載の同軸電線ハーネス。
  3. 前記同軸電線ハーネスの一方側の端末部と、他方側の端末部との数が異なっている、請求項1または2に記載の同軸電線ハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114026759A (zh) * 2019-07-02 2022-02-08 株式会社自动网络技术研究所 配线系统及变更的配线系统的制造方法

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