JP2014022106A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶素子を用いて光制御を行うものであり、照射パターンを円形に近づけることができる照明装置を提供する。
【解決手段】LED光源13と、このLED光源13に対応し各光源13からの光を集光させる光学部14と、該光学部14により集光された光の広がり角を制御する液晶部15とを備える。前記液晶部15は、入射する光の偏光成分の一方を制御する第1液晶素子部21aと、偏光成分の他方を制御する第2液晶素子部21bとを備え、前記第1液晶素子部21aにより制御された光のパターンが前記第2液晶素子部21bにより制御された光のパターンが前記光源13の光軸周りである周方向にずれるように構成される。
【選択図】図2
【解決手段】LED光源13と、このLED光源13に対応し各光源13からの光を集光させる光学部14と、該光学部14により集光された光の広がり角を制御する液晶部15とを備える。前記液晶部15は、入射する光の偏光成分の一方を制御する第1液晶素子部21aと、偏光成分の他方を制御する第2液晶素子部21bとを備え、前記第1液晶素子部21aにより制御された光のパターンが前記第2液晶素子部21bにより制御された光のパターンが前記光源13の光軸周りである周方向にずれるように構成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、照明装置に関するものである。
従来、照明装置として、液晶素子を用いて光源から出射される光の広がり角を制御するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、液晶素子は、1つ用いる場合に、主に1方向に光を広げるものがある。また、照明装置では、光源からの光は放射状に広がるため、照射パターンは円形に近いほど好ましい。即ち、照明装置の光源の光を広げる場合、液晶素子1つで光を1方向のみでは対応できない。そこで、例えば、同一構造の液晶素子を2つ使って光の広がり方向を直交させて2方向に広げることが考えられるが、この場合、光の照射パターンは略四角となる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、液晶素子を用いて光制御を行うものであり、照射パターンを円形に近づけることができる照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、光源と、該光源に対応し各光源からの光を集光させる光学部と、該光学部により集光された光の広がり角を制御する液晶部とを備え、前記液晶部は、入射する光の偏光成分の一方を制御する第1液晶素子部と、偏光成分の他方を制御する第2液晶素子部とを備え、前記第1液晶素子部により制御された光のパターンが前記第2液晶素子部により制御された光のパターンが前記光源の光軸周りである周方向にずれることが好ましい。
また上記構成において、前記第1液晶素子部を構成する電極の電極方向と、前記第2液晶素子部を構成する電極の電極方向とが前記周方向に45度ずれて積層されることが好ましい。
また上記構成において、前記液晶部を透過した光を拡散する光拡散部を備えることが好ましい。
本発明によれば、液晶素子を用いて光制御を行うものであり、照射パターンを円形に近づけることができる照明装置を提供することができる。
以下、照明装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の照明装置10の筐体11は、略有底筒状の筐体本体11aと、この筐体本体11aの開口部を覆う略円板状の蓋部11bとを備える。蓋部11bは、後述するLED光源13の光を透過する孔部11cが形成される。
図1に示すように、本実施形態の照明装置10の筐体11は、略有底筒状の筐体本体11aと、この筐体本体11aの開口部を覆う略円板状の蓋部11bとを備える。蓋部11bは、後述するLED光源13の光を透過する孔部11cが形成される。
図2に示すように筐体11b内には、板状の回路基板12と、この回路基板12上に設けられるLED光源13と、このLED光源13に対応する光学部14と、液晶部15と、拡散フィルタ17とを備える。
回路基板12の上面には、LED素子を有する前記LED光源13が1つ配設される。LED光源13は、図示しない電源からの電力供給により点灯されるようになっている。
光学部14は、前記LED光源13の光軸の略中心に備えられ、LED光源13から照射された光を集光する。また、光学部14は、アクリルやポリカーボネイトなどの樹脂、又はガラス等で構成される。
光学部14は、前記LED光源13の光軸の略中心に備えられ、LED光源13から照射された光を集光する。また、光学部14は、アクリルやポリカーボネイトなどの樹脂、又はガラス等で構成される。
図2に示すように液晶部15は、筐体本体11aに一体形成されたホルダ16により保持される。また、液晶部15は、図4に示すように2組の第1及び第2液晶素子部21a,21bを備える。各液晶素子部21a,21bは、液晶素子22a〜22dを有する。具体的には第1液晶素子部21aは、2つの液晶素子22a,22bを有する。第2液晶素子部21bは、2つの液晶素子22c,22dを有する。
ここで、液晶素子の構造の一例として図3を用いて説明する。液晶素子は、2枚の透明基板31が対向する対向面上に、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極32a,32b.32cがそれぞれ配設される。また、液晶素子の透明電極32a,32b.32cは、一方側の透明基板31に配設される櫛刃状の櫛刃電極32a,32bと、他方の透明基板31に配設される平板状の共通電極32cとを有する。櫛刃電極32aは、前記共通電極32cと同電位とされる電極32aと、図示しない電源から前記電極32aよりも高電位となる電極32bとを有する。また、電極32aと電極32bは、これら櫛刃部位の延出する方向(電極方向)と直交するとともに光軸方向と直交する方向において交互に並設される。
図3に示すように、透明基板31には前記透明電極32a,32b.32cを含めて前記対向面を概ね覆う態様で配向膜33を有する。ここで、配向膜33は、液晶層34の液晶を所定の角度にチルトさせ電圧無印加の状態で所定の方向に整列配光させるように配向処理が施したものである。なお、後述する配向方向とは、配向膜33により液晶が整列配向される方向を指す。
図3に示すように、透明基板31間には、ネマチック液晶等の液晶層34が封入され、シール材35にて封止されている。ここで、前記電極32a,32bは、前記電源と接続される端子部32dがシール材35から外部に露出している。
拡散フィルタ17は、光を透過する部材(樹脂やガラスなど)の表面に凹凸を設けて構成し、光を拡散するものである。なお、拡散フィルタ17は、光を透過する部材に例えば二酸化チタン(TiO2)などの光拡散物質を混合することで拡散効果を図ってもよい。
次に、本実施形態の照明装置10の作用について説明する。
先ず、図5(a)(b)に示すように、液晶素子部21a,21bを構成する液晶素子を1つ用いて光制御を行う場合、配向膜33の配向方向と略同方向の偏光成分の光しか制御できない。このため、図6に示すように液晶素子を用いて配向方向が直交するように配置することで、直交する偏光成分の両方を光制御することができる。
先ず、図5(a)(b)に示すように、液晶素子部21a,21bを構成する液晶素子を1つ用いて光制御を行う場合、配向膜33の配向方向と略同方向の偏光成分の光しか制御できない。このため、図6に示すように液晶素子を用いて配向方向が直交するように配置することで、直交する偏光成分の両方を光制御することができる。
また、液晶素子は、例えば櫛刃電極32a,32bに電圧を印加すると、図7(a)に示すように液晶分子が電界に沿って液晶分子が並ぶ。このように櫛刃電極32a,32bの一方の電極に電圧を印加することで、液晶分子の並び方(向き)が変化する。これに伴って、図7(b)に示すように、液晶素子に入射される入射光が実効的に影響を受ける複屈折率である実効複屈折率が変化する。ここで実効複屈折率が変化することで、入射光が曲げられるため、櫛刃状の櫛刃電極32a,32bを有する液晶素子は、電極方向に沿って入射光を広げることができ、図8に示すように櫛刃電極32a,32bの電極方向が直交するように液晶素子を2つ重ねて用いることで2方向(2次元的)に入射した光を広げることができる。
上述したことを勘案し、本実施形態の液晶部15の第1液晶素子部21aを構成する液晶素子22a,22bは、配向方向が略同一で電極方向が略直交するように積層する。また、液晶素子部21bを構成する液晶素子22c,22dは、配向方向が略同一で電極方向が略直交するように積層する。また第1液晶素子部21aの液晶素子22a,22bと、液晶素子部21bの液晶素子22c,22dとは、配向方向が直交する構成とされる。そして液晶素子22a,22bは、液晶素子22c,22dと積層する際に、液晶素子22a,22bの電極方向と液晶素子22c,22dの電極方向とが周方向に45度ずらして積層される。なお、各液晶素子22a〜22dの積層の順番は適宜変更してもよい。
上記構成の各液晶素子部21a,21bはそれらの各照射パターンP1,P2が図9に示すように角丸四角形状をなす。このため、前述のように、各液晶素子部21a,22aの電極方向を周方向に所定角度(45度)ずらすことで同一形状の照射パターンP1,P2が照射面で周方向にずれ、重ね合わせた照射パターンPTが円形状に近づくこととなる。また、拡散フィルタ17を用いているため、さらに円形状に近づくこととなる。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)LED光源13と、このLED光源13に対応し各光源13からの光を集光させる光学部14と、該光学部14により集光された光の広がり角を制御する液晶部15とを備える。前記液晶部15は、入射する光の偏光成分の一方を制御する第1液晶素子部21aと、偏光成分の他方を制御する第2液晶素子部21bとを備え、前記第1液晶素子部21aにより制御された光のパターンが前記第2液晶素子部21bにより制御された光のパターンが前記光源13の光軸周りである周方向にずれるように構成される。ここで、各液晶素子部21a,21bにより略四角形に入射した光が広げられたとしても、光のパターンP1,P2が一致せずに周方向にずれるため、重ね合わせた光のパターンPTを円形状に近づけることができる。
(1)LED光源13と、このLED光源13に対応し各光源13からの光を集光させる光学部14と、該光学部14により集光された光の広がり角を制御する液晶部15とを備える。前記液晶部15は、入射する光の偏光成分の一方を制御する第1液晶素子部21aと、偏光成分の他方を制御する第2液晶素子部21bとを備え、前記第1液晶素子部21aにより制御された光のパターンが前記第2液晶素子部21bにより制御された光のパターンが前記光源13の光軸周りである周方向にずれるように構成される。ここで、各液晶素子部21a,21bにより略四角形に入射した光が広げられたとしても、光のパターンP1,P2が一致せずに周方向にずれるため、重ね合わせた光のパターンPTを円形状に近づけることができる。
(2)前記第1液晶素子部21aを構成する電極の電極方向と、前記第2液晶素子部21bを構成する電極の電極方向とが前記周方向に45度ずれて積層される。このような構成とすることで、パターンP1,P2の角部を等間隔とすることができるため、より確実にパターンP1,P2を重ね合わせたパターンPTを円形に近づけることができる。
(3)拡散フィルタ17を用いているため、パターンPTをさらに円形状に近づけることが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、光源としてLED光源13を採用したが、これに限らない。
・上記実施形態では、拡散フィルタ17を設ける構成としたが、省略してもよい。また、液晶素子部21a,21bの出射面に凹凸を設けて拡散する構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、拡散フィルタ17を設ける構成としたが、省略してもよい。また、液晶素子部21a,21bの出射面に凹凸を設けて拡散する構成を採用してもよい。
10…照明装置、13…光源、14…光学部、15…液晶部、17…拡散フィルタ(光拡散部)、21a…第1液晶素子部、21b…第2液晶素子部、32a,32b…電極、P1,P2…パターン。
Claims (3)
- 光源と、該光源に対応し各光源からの光を集光させる光学部と、該光学部により集光された光の広がり角を制御する液晶部とを備え、
前記液晶部は、入射する光の偏光成分の一方を制御する第1液晶素子部と、偏光成分の他方を制御する第2液晶素子部とを備え、前記第1液晶素子部により制御された光のパターンが前記第2液晶素子部により制御された光のパターンが前記光源の光軸周りである周方向にずれることを特徴とする照明装置。 - 請求項1に記載の照明装置において、
前記第1液晶素子部を構成する電極の電極方向と、前記第2液晶素子部を構成する電極の電極方向とが前記周方向に45度ずれて積層されることを特徴とする照明装置。 - 請求項1又は2に記載の照明装置において、
前記液晶部を透過した光を拡散する光拡散部を備えたことを特徴とする照明装置。
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JP2012157683A JP2014022106A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | 照明装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024034293A1 (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-15 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 光学装置 |
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2012
- 2012-07-13 JP JP2012157683A patent/JP2014022106A/ja active Pending
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WO2024034293A1 (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-15 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 光学装置 |
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