JP2014021733A - 認証方法、認証システム、認証サーバ装置および認証プログラム - Google Patents

認証方法、認証システム、認証サーバ装置および認証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 家電製品などの電子機器の認証期間の有効期限を容易に設定および変更することができる認証方法、認証システム、認証サーバ装置および認証プログラムを提供する。
【解決手段】 携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対してワンタイムパスワードの発行を要求し、発行されたワンタイムパスワードを認証させたい電子機器である自律型掃除機3に送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2に、受信したワンタイムパスワードを送信して認証を求める。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1に対して自律型掃除機3の認証を許可するかの確認を求め、携帯端末装置1が許可すれば自律型掃除機3の認証を行う。携帯端末装置1は、ユーザ操作によって、自律型掃除機3の認証期間の有効期限を変更することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末装置および電子機器からの要求に応じて、認証サーバ装置が携帯端末装置および電子機器の認証を行う認証方法、認証システム、認証サーバ装置および認証プログラムに関する。
タッチパネルなどの入力インターフェイスや、大容量かつ小型化された記録メディアの開発が進み、無線通信技術の向上、無線通信設備の整備などにより、スマートフォンやタブレットPC(パーソナルコンピュータ)などの携帯端末装置によって実現できる機能が大幅に向上し、普及率も高いものとなっている。
このような携帯端末装置向けに提供されるサービスも動画や楽曲、電子書籍などの各種コンテンツを配信するコンテンツ配信サービスなど多種多様なものがある。携帯端末装置で各種サービスを受けるためには、サービスを提供する提供者が管理するサーバ装置に携帯端末装置を接続し、コンテンツデータなどをサーバ装置から受信する必要がある。携帯端末装置でサービスの提供を受けるためには、予め携帯端末装置を認証サーバ装置に登録し、必要に応じて認証サーバ装置からの認証を受けて各種データの送受信を行う。
認証サーバ装置による携帯端末装置の認証は、たとえば、携帯端末装置を識別可能な固有の識別情報と、認証パスワードとを予め関連付けて認証サーバ装置に登録しておき、認証が必要な時には、携帯端末装置から識別情報と認証パスワードとを認証サーバ装置に送信し、登録されているものと一致すれば、認証サーバ装置が携帯端末装置を認証する。
認証された携帯端末装置は、サービス提供用のサーバ装置などとデータ通信可能に接続された状態となり、コンテンツデータのダウンロードや共有データのアップロードなどを行うことができる。
サービスの利用性を向上させるには、特定の携帯端末装置のみならず、同じユーザが操作するのであれば他の携帯端末装置であっても認証可能とすることが望ましい。
特許文献1記載のユーザ認証システムは、ユーザ所有機器であれば機器から入力されたパスワードとユーザ認証情報とによりユーザ認証し、ユーザ非所有機器であれば機器から入力されたユーザIDおよび一時的パスワードとユーザ認証情報とによりユーザ認証している。
特開2009−181396号公報
テレビジョン受像機(テレビ)、ハードディスクレコーダなどの家庭用電化製品(家電製品)もデータ通信可能なものが多くあり、サービスの提供を受ける装置としては、携帯端末装置だけでなく、これらの家電製品も利用することができる。
家電製品の場合も、携帯端末装置と同じく、識別情報と認証パスワードとを認証サーバ装置に送信して認証する。識別情報としては、たとえばユーザIDなどを用いるが、同じサービスの提供を受ける場合には、携帯端末装置の認証も家電製品の認証も同じユーザIDを用いることができる。パスワードについて携帯端末装置と家電製品とで共通のパスワードとすることも可能であるが、一般的に家電製品については、ユーザ以外の他人が操作する可能性が携帯端末装置よりも高いので、セキュリティ性を高めるために、一時的パスワード(ワンタイムパスワード)を用いる場合が多い。
一時的パスワードの利用は、セキュリティ性が高まる反面、サービスを受けたいときにその都度一時的パスワードの発行を要求し、発行されたパスワードを入力しなければならないので利便性は低下する。
テレビやハードディスクレコーダなどの装置は、一時的パスワードを入力するための入力手段または入力機能を備えているので、一時的パスワードの入力操作自体に大きな困難性はない。
掃除機、冷蔵庫、照明装置または空気調和装置などの家電製品もデータ通信が可能となっており、主に遠隔制御を受け付けるために遠隔制御サーバ装置に接続し、遠隔制御サーバ装置から受信した遠隔制御コマンドに基づいて動作する。
このような場合に、家電製品が認証サーバ装置に対して認証を要求し、一時的パスワードを送信して認証を受けたのちに、改めて遠隔制御サーバ装置に接続して遠隔制御コマンドを受け付けることになる。
しかしながら、家電製品の中には、掃除機、冷蔵庫、照明装置または空気調和装置のように、任意の文字列を入力するための入力手段または入力機能を備えていない製品があり、このような製品では、一時的パスワードを入力することが困難である。
ユーザ以外の他人が使用する可能性が低いなど家電製品の使用状況によっては、認証期間の有効期限を長くしてもセキュリティ性が低下しない場合もある。そのような場合には、認証期間の有効期限を予め長期間に設定したり、使用状況が変化した場合には、有効期限を延長することなどが考えられる。また使用状況によっては、セキュリティ性を高めるために、有効期限を短くしたほうがよい場合もある。そのような場合には、認証期間の有効期限を予め短期間に設定したり、使用状況が変化した場合には、有効期限を短縮することなどが考えられる。
セキュリティ性を確保した上で利便性を向上させるには、認証期間の有効期限を、予め設定または変更できることが好ましいが、前述のような入力手段または入力機能を備えていない製品では、認証期間の有効期限を設定および変更することが困難である。
本発明の目的は、家電製品などの電子機器の認証期間の有効期限を容易に設定および変更することができる認証方法、認証システム、認証サーバ装置および認証プログラムを提供することである。
本発明は、携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成される認証システムにおける、認証サーバ装置が電子機器の認証を行う認証方法であって、
(a)携帯端末装置が、認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求するパスワード要求ステップと、
(b)認証サーバ装置が、携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信するパスワード発行ステップと、
(c)携帯端末装置が、認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信する送信ステップと、
(d)電子機器が、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバに対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する認証要求ステップと、
(e)認証サーバ装置が、電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワード要求ステップで要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認する確認ステップと、
(f)携帯端末装置が、認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信する確認結果送信ステップであって、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する確認結果送信ステップと、
(g)認証サーバ装置が、携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する機器認証ステップと、
(h)携帯端末装置が、機器認証ステップで設定した認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信する有効期限変更ステップと、
(i)認証サーバ装置が、変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する有効期限更新ステップと、を有することを特徴とする認証方法である。
また本発明は、複数の電子機器を対象として、(a)パスワード要求ステップ、(b)パスワード発行ステップ、(c)送信ステップ、(d)認証要求ステップ、(e)確認ステップ、(f)確認結果送信ステップおよび(g)機器認証ステップを実行することにより、複数の電子機器が認証されたのち、
(h)有効期限変更ステップでは、携帯端末装置が、認証されている各電子機器に対して設定された認証期間の有効期限を、電子機器ごとに変更することを特徴とする。
また本発明は、(j)携帯端末装置が、認証されている電子機器の動作を制御する制御情報を認証サーバ装置に送信する制御情報送信ステップと、
(k)認証サーバ装置が、携帯端末装置から制御情報を受信すると、受信した制御情報を、認証されている電子機器に対して送信する制御情報経由ステップと、
(l)電子機器が、認証サーバ装置から制御情報を受信すると、受信した制御情報に応じて動作する動作ステップと、をさらに有することを特徴とする。
また本発明は、認証システムが、複数の携帯端末装置を有し、
複数の携帯端末装置のうち、最初に前記各ステップを実行した携帯端末装置を主端末装置とし、残余の携帯端末装置を副端末装置とし、
主端末装置は、副端末装置が制御情報を送信することを制限可能であることを特徴とする。
また本発明は、(m)電子機器が、受信した制御情報に応じて動作した動作結果を示す動作結果情報を認証サーバ装置に送信する動作結果送信ステップと、
(n)認証サーバ装置が、電子機器から動作結果情報を受信すると、受信した動作結果情報を携帯端末装置に送信する動作結果経由ステップと、
(o)携帯端末装置が、認証サーバ装置から動作結果情報を受信すると、受信した動作結果情報に基づく画像を表示する動作結果表示ステップと、をさらに有することを特徴とする。
また本発明は、電子機器は、文字列を入力する入力手段を備えていないものであることを特徴とする。
また本発明は、電子機器は、掃除機、冷蔵庫、照明装置または空気調和装置であることを特徴とする。
また本発明は、携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成され、認証サーバ装置が電子機器の認証を行う認証システムであって、
携帯端末装置は、
認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求するパスワード要求手段と、
認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信する送信手段と、
認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段であって、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段と、
既に設定された認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信する有効期限変更手段と、を備え、
電子機器は、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバ装置に対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する認証要求手段を備え、
認証サーバ装置は、
携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信するパスワード発行手段と、
電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワードを要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認する確認手段と、
携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する機器認証手段と、
変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する有効期限更新手段と、を備えることを特徴とする認証システムである。
また本発明は、携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成される認証システムで、電子機器の認証を行う認証サーバ装置であって、
携帯端末装置は、
認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求するパスワード要求手段と、
認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信する送信手段と、
認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段であって、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段と、
既に設定された認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信する有効期限変更手段と、を備え、
電子機器は、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバ装置に対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する認証要求手段を備え、
認証サーバ装置は、
携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信するパスワード発行手段と、
電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワードを要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認する確認手段と、
携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する機器認証手段と、
変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する有効期限更新手段と、を備えることを特徴とする認証サーバ装置である。
また本発明は、コンピュータを、上記の認証サーバ装置として機能させるための認証プログラムである。
本発明によれば、携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成される認証システムにおける、認証サーバ装置が電子機器の認証を行う認証方法である。
(a)パスワード要求ステップでは、認証サーバ装置によってすでに認証された携帯端末装置が、認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求すると、
(b)パスワード発行ステップでは、認証サーバ装置が、携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信する。
(c)送信ステップでは、携帯端末装置が、認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信すると、
(d)認証要求ステップで、電子機器が、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバに対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する。
(e)確認ステップでは、認証サーバ装置が、電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワード要求ステップで要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認し、
(f)確認結果送信ステップでは、携帯端末装置が、認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信し、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する。
(g)機器認証ステップでは、認証サーバ装置が、携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する。
(h)有効期限変更ステップで、携帯端末装置が、機器認証ステップで設定した認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信すると、
(i)有効期限更新ステップで、認証サーバ装置が、変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する。
このような方法で電子機器を認証することにより、家電製品などの電子機器の認証期間の有効期限を容易に設定および変更することができる。
また本発明によれば、複数の電子機器が認証されたのちでは、(h)有効期限変更ステップにおいて、携帯端末装置が、認証されている各電子機器に対して設定された認証期間の有効期限を、電子機器ごとに変更することができる。
また本発明によれば、(j)制御情報送信ステップで、携帯端末装置が、認証されている電子機器の動作を制御する制御情報を認証サーバ装置に送信すると、(k)制御情報経由ステップで、認証サーバ装置が、携帯端末装置から制御情報を受信すると、受信した制御情報を、認証されている電子機器に対して送信する。(l)動作ステップでは、電子機器が、認証サーバ装置から制御情報を受信すると、受信した制御情報に応じて動作する。
これにより、認証サーバ装置を介して携帯端末装置が電子機器を遠隔制御して動作させることができる。
また本発明によれば、認証システムが、複数の携帯端末装置を有しており、複数の携帯端末装置のうち、前記各ステップを実行した携帯端末装置を主端末装置とし、残余の携帯端末装置を副端末装置とすると、主端末装置は、副端末装置が制御情報を送信することを制限可能である。
これにより、認証システムに、複数の携帯端末装置が属しているような場合であっても、副端末装置が制御情報を送信することを制限して、主端末装置のみが制御情報を送信するような状態とすることができる。
また本発明によれば、(m)動作結果送信ステップで、電子機器が、受信した制御情報に応じて動作した動作結果を示す動作結果情報を認証サーバ装置に送信すると、(n)動作結果経由ステップで、認証サーバ装置が、電子機器から動作結果情報を受信すると、受信した動作結果情報を携帯端末装置に送信する。(o)動作結果表示ステップでは、携帯端末装置が、認証サーバ装置から動作結果情報を受信すると、受信した動作結果情報に基づく画像を表示する。
これにより、遠隔地で動作した電子機器が、送信した制御情報に応じた動作を正常に行ったかどうかを携帯端末装置で確認することができる。
また本発明によれば、文字列を入力する入力手段を備えていない電子機器であっても、認証サーバ装置に電子機器を認証させることができる。
また本発明によれば、電子機器として、掃除機、冷蔵庫、照明装置または空気調和装置を認証させることができる。
また本発明によれば、携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成され、認証サーバ装置が電子機器の認証を行う認証システムである。
認証サーバ装置によってすでに認証された状態で、携帯端末装置のパスワード要求手段が、認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求すると、認証サーバ装置のパスワード発行手段が、携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信する。
認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、携帯端末装置の送信手段が、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信し、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、電子機器の認証要求が、受信した認証パスワードを発行した認証サーバに対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する。
電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、認証サーバ装置の確認手段が、受信した認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認し、携帯端末装置の確認結果送信手段が、認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信し、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する。
認証サーバ装置の機器認証手段が、携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する。
携帯端末装置の有効期限変更手段が、設定された認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信すると、認証サーバ装置の有効期限更新手段が、変更後の有効期限を受信し、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する。
このような認証システムで電子機器を認証することにより、家電製品などの電子機器の認証期間の有効期限を容易に設定および変更することができる。
また本発明によれば、携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成で、電子機器の認証を行う認証サーバ装置である。
認証サーバ装置によってすでに認証された状態で、携帯端末装置のパスワード要求手段が、認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求すると、認証サーバ装置のパスワード発行手段が、携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信する。
認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、携帯端末装置の送信手段が、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信し、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、電子機器の認証要求が、受信した認証パスワードを発行した認証サーバに対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する。
電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、認証サーバ装置の確認手段が、受信した認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認し、携帯端末装置の確認結果送信手段が、認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信し、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する。
認証サーバ装置の機器認証手段が、携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する。
携帯端末装置の有効期限変更手段が、設定された認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信すると、認証サーバ装置の有効期限更新手段が、変更後の有効期限を受信し、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する。
このような認証サーバ装置で電子機器を認証することにより、家電製品などの電子機器の認証期間の有効期限を容易に設定および変更することができる。
また本発明によれば、コンピュータを、上記の認証サーバ装置として機能させるためのプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態である認証システムAの構成を示す概略図である。 認証サーバ装置2の構成を示すブロック図である。 携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。 自律型掃除機3の構成を示すブロック図である。 認証システムAにおける認証処理を示すシーケンス図である。 認証システムAにおける認証処理を示すシーケンス図である。 認証処理における携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。 遠隔制御サービス利用時における携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。 有効期限の変更を行う場合に、携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。 遠隔制御を行う場合に携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。 制限処理を行う場合に携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態である認証システムAの構成を示す概略図である。
認証システムAは、携帯端末装置1と、認証サーバ装置2と、自律型掃除機3と、冷蔵庫4と含み、認証サーバ装置2と携帯端末装置1、自律型掃除機3および冷蔵庫4とは、移動体通信網、公衆電話回線網およびインターネットなどの各種ネットワークNを介して接続される。
携帯端末装置1と自律型掃除機3および冷蔵庫4とは、近距離無線通信が可能であり、たとえばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)あるいはZigbee(登録商標)などの通信方式で無線通信を行う。
携帯端末装置1は、たとえばスマートフォン、タブレットPCなどで実現される。以下では、携帯端末装置1がスマートフォンである場合を例にして説明する。
自律型掃除機3は、いわゆる掃除ロボットであり、予め定める走行ルートか、障害物を避けながら走行する走行ルートに沿って自走し、床面上のごみを吸引して除去する電子機器である。
冷蔵庫4は、冷蔵室、冷凍室、野菜室などの複数の収容空間を持ち、飲食物などを冷蔵保管または冷蔵保管する電子機器である。
図2は、認証サーバ装置2の構成を示すブロック図である。認証サーバ装置2は、通信部21、CPU22、一時記憶部23および記憶部24を含んで構成される。通信部21は、ネットワークNと接続するためのインターフェイスである。CPU(中央演算処理装置)22は、認証サーバ装置2全体の動作を制御する。一時記憶部23は、書き込み速度および読み出し速度が記憶部24よりも高速で揮発性の記憶装置、たとえばDRAMなどの半導体メモリによって構成され、CPU22がプログラムを実行するために必要な情報を一時的に記憶するワークメモリである。記憶部24は、不揮発性の大容量の記憶装置、たとえばSSDあるいはフラッシュメモリカードなどの半導体メモリ、またはHDDなどによって構成される。記憶部24は、CPU22によって実行される各種プログラムを記憶するプログラム記憶領域24aおよびCPU22が各種プログラムを実行するために必要なデータを記憶するデータ記憶領域24bを有する。
図3は、携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。携帯端末装置1は、通信部11、CPU12、一時記憶部13、記憶部14、操作部15および表示部16を含んで構成される。
通信部11は、ネットワークNおよび電子機器である自律型掃除機3および冷蔵庫4と接続するためのインターフェイスであり、無線通信によって接続するためのアンテナ11aを有する。CPU12は、携帯端末装置1全体の動作を制御する。一時記憶部13は、書き込み速度および読み出し速度が記憶部14よりも高速で揮発性の記憶装置、たとえばDRAMなどの半導体メモリによって構成され、CPU12がプログラムを実行するために必要な情報を一時的に記憶するワークメモリである。記憶部14は、不揮発性の大容量の記憶装置、たとえばSSDあるいはフラッシュメモリカードなどの半導体メモリ、またはHDDなどによって構成される。記憶部14は、CPU12によって実行される各種プログラムを記憶するプログラム記憶領域14aおよびCPU12が各種プログラムを実行するために必要なデータを記憶するデータ記憶領域14bを有する。
操作部15は、文字、数字および記号などの情報などを入力するための複数のキーによって構成される。操作部15は、操作されたキーに対応付けられている情報をCPU12に送る。操作部15は、メカニカルキーであってもよく、ソフトキーであってもよく、ソフトキーを実現するためのタッチパネルを備えることが好ましい。表示部16は、たとえば液晶パネルなどの表示装置によって構成され、CPU12が生成する画像データに基づいて画像を表示する。図示していないが、携帯端末装置1は、携帯電話装置としての機能を有し、通話音声を出力するためのスピーカ、通話音声を入力するためのマイクなどの電話通信に必要な構成を備えている。
図4は、自律型掃除機3の構成を示すブロック図である。自律型掃除機3は、通信部31、CPU32、一時記憶部33、記憶部34、吸引部35、走行部36、発光部37および撮像部38を含んで構成される。
通信部31は、ネットワークNおよび携帯端末装置1と接続するためのインターフェイスであり、無線通信によって接続するためのアンテナ31aを有する。CPU32は、自律型掃除機3全体の動作を制御する。一時記憶部33は、書き込み速度および読み出し速度が記憶部34よりも高速で揮発性の記憶装置、たとえばDRAMなどの半導体メモリによって構成され、CPU32がプログラムを実行するために必要な情報を一時的に記憶するワークメモリである。記憶部34は、不揮発性の大容量の記憶装置、たとえばSSDあるいはフラッシュメモリカードなどの半導体メモリ、またはHDDなどによって構成される。記憶部34は、CPU32によって実行される各種プログラムを記憶するプログラム記憶領域34aおよびCPU32が各種プログラムを実行するために必要なデータを記憶するデータ記憶領域34bを有する。
吸引部35は、送風機、吸引ノズル、エアフィルタなどからなり、送風機で起こした風により負圧を発生させ、吸引ノズルから塵とともに空気を取込、エアフィルタで塵を捕捉して空気を排出する。走行部36は、駆動用モータと、駆動輪、自在輪などからなり、駆動用モータにより駆動輪を回転駆動させ、自在輪の向きを変化させて操舵することにより、走行ルートに従って自律型掃除機3を走行させる。
発光部37は、たとえばLEDなどの発光装置によって実現され、点灯、点滅などすることによって、認証処理中に携帯端末装置1からの認証の確認を待っている待機状態であることをユーザに報知する。ユーザは、自律型掃除機3の発光部37が発光することで、認証させようとする機器が正しく待機状態にあることを確認することができる。なお、待機状であることをユーザに報知できるものであれば発光部に限らず、報知音声を出力する音声出力部を備えていてもよい。
撮像部38は、CCDカメラ、CMOSカメラなど被写体を撮影して画像データを生成するデジタルカメラ装置である。撮像部38は、静止画データおよび動画データのいずれの画像データも生成することができる。撮像部38が生成した画像データは、記憶部34のデータ記憶領域34bに記憶される。撮像部38は、予め定める時刻または時間帯に撮像して画像データを生成するスケジュール撮像と、撮像指示があると撮像して画像データを生成する指示撮像とのいずれの撮像も可能である。後述する携帯端末装置1からの遠隔制御によって撮像指示が行われると、指示に対応して撮像し、画像データを生成する。生成された画像データは、CPU32が通信部31を介して認証サーバ装置2へと送信する。
図5Aおよび図5Bは、認証システムAにおける認証処理を示すシーケンス図である。図6は、認証処理における携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。
まず、携帯端末装置1が認証サーバ装置2にログインするために、ステップA1で認証サーバ装置2に対して認証情報を送信する。送信する認証情報は、ユーザID、装置IDなどの識別情報と、認証パスワードである。
認証情報を受信した認証サーバ装置2は、ステップB1で記憶部24に予め登録された認証情報と照合し、一致すれば携帯端末装置1を認証してログインを受け付ける。認証が成功してログインが完了すると携帯端末装置1の表示部16には、ログイン完了を示す画面が表示される(図6(a))。
ユーザが自律型掃除機3を認証させたい場合には、ログインした状態でIDの共有を行う。IDの共有を行う場合、携帯端末装置1の表示部16に、ID共有画面が表示されるので、たとえば「共有する」と表示されたソフトキー40をユーザがタップすると、携帯端末装置1は、ステップA2で認証サーバ装置2に対してIDの共有を要求する。具体的には、携帯端末装置1が、自律型掃除機3を認証させるための認証パスワードの発行を認証サーバ装置2に対して要求する。ここで、認証パスワードは、携帯端末装置1の認証のためのパスワードとは異なり、一時的に発行されるワンタイムパスワードである。
ステップB2で、認証サーバ装置2が、携帯端末装置1からID共有の要求を受けると、ステップB3で、ID共有を要求してきた携帯端末装置1に対して、認証サーバ装置2がID共有情報を送信する。具体的には、自律型掃除機3を認証するためのワンタイムパスワードを発行するとともに、自律型掃除機3が認証サーバ装置2にアクセスするために必要な認証サーバ装置2のURL(サーバURL)を、ワンタイムパスワードと併せて携帯端末装置1に送信する。
携帯端末装置1が、ステップA3でID共有情報として、認証サーバ2装置からワンタイムパスワードとサーバURLとを受信すると、ステップA4で、携帯端末装置1が認証させたい電子機器を選択する。
携帯端末装置1は、近距離無線通信によって、自律型掃除機3以外に冷蔵庫4や図示しない空気調和装置(エアコン)、照明装置(シーリングライト)などとも接続可能であり。ID共有を要求する前に予め、これら複数の電子機器と無線接続による接続状態を確立している。なお、ステップA4において、無線接続による接続状態を確立するようにしてもよい。いすれにしても、複数の電子機器との接続状態が確立した状態で、IDを共有したい、すなわち認証させたい電子機器を1つ選択する。
携帯端末装置1の表示部16に、携帯端末装置1と、現在無線接続による接続状態が確立している電子機器を表示し(図6(c))、表示された電子機器の中から1つの電子機器、本例では自律型掃除機3を選択する。電子機器の選択は、たとえば、「掃除機」ソフトキー41、「冷蔵庫」ソフトキー42、「エアコン」ソフトキー43から1つのソフトキーをユーザがタップすることで選択することができる。以下では、ステップA4で、「掃除機」ソフトキー41がタップされ、自律型掃除機3が選択されたとして説明する。
ステップA5では、選択された自律型掃除機3に対して、携帯端末装置1が、認証サーバ装置2から受信したID共有情報であるワンタイムパスワードとサーバURLとを、接続が確立されている無線通信によって送信する。
自律型掃除機3は、ステップC1で、無線通信によって携帯端末装置1からID共有情報であるワンタイムパスワードとサーバURLとを受信する。自律型掃除機3は、ユーザからの入力を受け付ける入力手段を持たないので、ワンタイムパスワードとサーバURLを受信した自律型掃除機3は、無条件でサーバURLに基づいて認証サーバ装置2にアクセスし、ワンタイムパスワードを送信して自機の認証を要求する。
認証サーバ装置2は、ステップB4で、自律型掃除機3から認証の要求を受け、ワンタイムパスワードを受信すると、ステップB5で受信したID共有情報であるワンタイムパスワードを記憶部24に登録されている、発行済みのワンタイムパスワードと照合し、一致すれば、ステップB6で、認証を要求してきた自律型掃除機3に対して、認証のための動作を待機させるための待機信号を送信する。
ここで、ワンタイムパスワードが一致したとしても即座に自律型掃除機3を認証するのではなく、一旦認証のための動作を待機させる。上記のように、携帯端末装置1は、近距離無線通信によって、広範囲に存在する多くの電子機器と無線接続を確立することができるため、ステップA4で選択した1つの電子機器が、ユーザが本来認証させたい電子機器とは一致していない可能性がある。
認証サーバ装置2から待機信号を受信した自律型掃除機3は、ステップC3で待機動作を行う。待機動作とは、自律型掃除機3が認証サーバ装置2との接続状態を維持したまま、現在認証を受けようとして待機している電子機器が、自機であることをユーザに対して報知する。具体的には、発光部37を発光させることでユーザに対して待機状態であることを報知する。
ユーザは、発光部37の発光を見て、ステップA4で選択した電子機器である掃除機が、自分が認証させたい自律型掃除機3であることを確認することができる。
認証サーバ装置2は、ステップB6で自律型掃除機3に待機信号を送信した一方で、携帯端末装置1に対しては、ステップB7で、ID共有確認画面を送信する。これにより、認証サーバ装置2から、携帯端末装置1に対して自律型掃除機3の認証を許可するかどうかを確認することになる。
携帯端末装置1は、ステップA6で、認証サーバ装置2からID共有確認画面を受信すると、表示部16に、ID共有確認画面を表示する。ID共有確認画面は、たとえば図6(d)に示すような認証期間の有効期限の設定画面を兼ねている。ID共有確認画面には、複数のラジオボタン44が表示され、有効期限となる「2時間」、「5時間」、「無制限」のうち1つを選択することができる。有効期限を選択して設定することは、すなわち認証を許可することと同義であるので、ステップA7で認証の確認操作として、ユーザが「2時間」に対応するラジオボタン44を選択して、「確認」ソフトキー45をタップすると、ステップA8で、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して、自律型掃除機3の認証を許可するとの確認結果を送信する。このとき、選択した有効期限も確認結果と併せて認証サーバ装置2へと送信する。
また、ユーザが「確認」ソフトキー45ではなく「キャンセル」ソフトキー46をタップすると、ステップA8で、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して、自律型掃除機3の認証を許可しないとの確認結果を送信する。
ユーザは、上記のように、発光部37の発光などによって認証待機状態となっている電子機器を確認し、ユーザが認証させようとしている電子機器と、待機状態となっている電子機器とが一致していれば、「確認」ソフトキー45をタップすればよく、一致していなければ、ステップA4で間違った電子機器を選択してしまったものとして「キャンセル」ソフトキー46をタップすればよい。
認証サーバ装置2は、ステップB8で、携帯端末装置1から確認結果を受信すると、ステップB9で、確認結果が、自律型掃除機3の認証を許可するとの結果であるか認証を許可しないとの結果であるかを判断する。携帯端末装置1から受信した確認結果が、自律型掃除機3の認証を許可するとの結果であればステップB10で認証完了信号を、自律型掃除機3に対して送信し、ステップB11で認証完了画面を携帯端末装置1に対して送信する。携帯端末装置1から受信した確認結果が、自律型掃除機3の認証を許可しないとの結果であればステップB12で認証失敗信号を、自律型掃除機3に対して送信する。
自律型掃除機3は、ステップC4で、認証サーバ装置2から認証結果を受信する。受信する認証結果は、認証完了信号か認証失敗信号のいずれかである。自律型掃除機3は、ステップC5で、認証結果が認証完了であったか認証失敗であったかを判断し、認証完了であれば、ステップC6で認証完了動作を行い、認証失敗であれば、ステップC7で認証失敗動作を行う。
認証完了動作は、たとえば、携帯端末装置1および自律型掃除機3が、認証サーバ装置2へのログイン状態を維持して、各種サービスの提供を受ける。認証失敗動作は、たとえば、自律型掃除機3が、認証サーバ装置2との接続を切断して、通常の動作状態に復帰する。このとき、携帯端末装置1は、認証サーバ装置2へのログイン状態を維持し、たとえばステップA4に戻って、認証させようとする電子機器の選択から認証処理をやり直してもよい。
携帯端末装置1は、ステップA9で送信した確認結果が、自律型掃除機3の認証を許可するとの確認結果であったか、認証を許可しないとの確認結果であったかを判断し、認証を許可するとの確認結果であれば、ステップA10で、認証サーバ装置2がステップB11で送信した認証完了画面を受信し、受信した認証完了画面をステップA11で表示部16に表示する。認証完了画面は、たとえば図6(e)に示すように、「IDを共有しました」など、自律型掃除機3の認証が完了したことをユーザに知らせることができる文字列を表示すればよい。認証を許可しないとの確認結果であれば、携帯端末装置1は、ステップA12で認証キャンセル動作を行う。たとえば、表示部16に、「認証をキャンセルしました」など自律型掃除機3の認証をキャンセルしたことをユーザに知らせることができる文字列を表示すればよい。
このようにして自律型掃除機3の認証が完了すると、携帯端末装置1および自律型掃除機3は、サービスの提供を受けることができる。本発明において、携帯端末装置1および自律型掃除機3が受けるサービスの種類は特に限定されず、種々のサービスを受けることができる。以下では、携帯端末装置1の操作によって自律型掃除機3の動作を制御する遠隔制御が可能となる機器遠隔制御サービスについて説明する。
自律型掃除機3の認証が完了したのちは、強制的に認証を中断するなどのユーザ操作または認証サーバ装置2により認証を中断するような処理が実行されない限り、ステップA8で有効期限として送信された認証期間内は、認証サーバ装置2による自律型掃除機3の認証が継続される。
携帯端末装置1および自律型掃除機3へのサービスの提供にあたっては、認証サーバ装置2との接続からサービス提供用のサーバ装置(サービスサーバ装置)の接続に変更してもよく、認証サーバ装置2がサービスサーバ装置を兼ねるようにしてもよい。本実施形態では、機器遠隔制御サービスの提供にあたって、認証サーバ装置2がサービスサーバ装置として機能する。
自律型掃除機3の遠隔制御は、たとえば、携帯端末装置1と自律型掃除機3とが直接無線通信可能である場合に、携帯端末装置1から自律型掃除機3に対して動作制御情報が送信され、自律型掃除機3が動作制御情報を受信すると、受信した動作制御情報に基づいて自律型掃除機3が動作するというものである。
このような遠隔制御では、携帯端末装置1と自律型掃除機3とが直接無線通信可能な距離の範囲内、すなわち同じ建物内など限られたで範囲内でしか自律型掃除機3を遠隔制御することができない。
機器遠隔制御サービスでは、認証された携帯端末装置1と、認証された自律型掃除機3との間にサービスサーバ装置である認証サーバ装置2が介在し、携帯端末装置1から送信される動作制御情報を認証サーバ装置2が経由して自律型掃除機3に送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から動作制御情報を受信すると、受信した動作制御情報に対応する動作を行う。
機器遠隔制御サービスを利用すれば、携帯端末装置1と自律型掃除機3とがそれぞれネットワークNを経由して認証サーバ装置2と通信可能に接続できればよいので、携帯端末装置1と自律型掃除機3との距離に関係なく遠隔制御できることになる。
携帯端末装置1が自律型掃除機3に送信する動作制御情報は、たとえば制御コードと動作指示内容とが予め関連付けられてテーブル化されており、携帯端末装置1をユーザが操作することにより、自律型掃除機3の動作指示が入力されると、入力された動作指示の内容に応じた制御コードが生成される。生成した制御コードを、認証サーバ装置2を経由して自律型掃除機3に送信すると、制御コードを受信した自律型掃除機3は、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容に応じた動作を行う。
自律型掃除機3であれば、動作指示内容としては、たとえば、吸引部35の動作開始、吸引部35の動作停止、走行部36を動作させて前進、走行部36を動作させて後進、走行部36を動作させて右旋回、走行部36を動作させて左旋回、発光部37の発光開始、発光部37の発光停止、撮像部38を動作させて静止画を撮像、撮像部38を動作させて動画の撮像開始、撮像部38を動作させて動画の撮像停止、撮像した画像の携帯端末装置1への送信などがある。
図7は、遠隔制御サービス利用時における携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。
上記の認証方法によって、認証システムに属する複数の電子機器に対して、認証サーバ装置2に認証させることで、複数の電子機器を認証サーバ装置にログインさせた状態とすることができる。
携帯端末装置1をユーザが操作することで、ログイン状態の複数の電子機器から1つの電子機器を選択して、選択した電子機器の有効期限の変更および選択した電子機器を遠隔制御することができる。
遠隔制御サービスのメニュー画面から、現在ログインしている状態の電子機器一覧を表示する機能を選択する。たとえば、図7(a)に示すように、「機器一覧」ソフトキー50が表示されるので、これをタップすると、現在ログインしている電子機器の一覧を表示し(図7(b))、表示された電子機器の中から1つの電子機器、本例では自律型掃除機3を選択する。電子機器の選択は、たとえば、「掃除機」ソフトキー51、「冷蔵庫」ソフトキー52、「エアコン」ソフトキー53から1つのソフトキーをユーザがタップすることで選択することができる。
なお、現在ログインしている電子機器に関する情報は、携帯端末装置1が認証サーバ装置2に問い合わせることで認証サーバ装置2から得てもよく、各電子機器に問い合わせることで個別に電子機器から得てもよい。携帯端末装置1は、認証サーバ装置2から得た情報または各電子機器から得た情報に基づいて、現在ログインしている電子機器を検出して一覧表を作成する。
「掃除機」ソフトキー51をタップすることで、遠隔制御サービスの対象となる電子機器として自律型掃除機3が選択される。以降は、対象を変更するまでサービスの対象が自律型掃除機3に保持される。
電子機器が選択されると、対象の電子機器に対応する制御メニューが表示される(図7(c))。実際に自律型掃除機3の遠隔操作を行うか、認証期間の有効期限を変更することができる。たとえば、「遠隔操作」ソフトキー54、「期限変更」ソフトキー55のいずれかのソフトキーをユーザがタップすることで、遠隔操作または有効期限の変更を行うことができる。
図8は、有効期限の変更を行う場合に、携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。ユーザが、「期限変更」ソフトキー55をタップすると、表示部16に図8に示す画面が表示される。
本例では、予め変更後の有効期限として設定可能な期限の候補が複数あり、ユーザが携帯端末装置1を操作することによって、複数の候補から1つを選択する。図8に示す例では、プルダウン形式のセレクトボックス60を表示し、ユーザが、変更後の有効期限として適切を考える期限を選択して表示させる。ユーザが「変更」ソフトキー61をタップすると、携帯端末装置1は、セレクトボックス60に表示されている有効期限を変更後の有効期限として、変更の対象となる電子機器(自律型掃除機3)を識別するための識別情報とともに認証サーバ装置2に送信する。認証サーバ装置は、携帯端末装置1から受信した有効期限を、自律型掃除機3の変更後の有効期限として、設定されている有効期限を更新する。有効期限の更新は、更新前に設定されていた有効期限との置き換えか、または現在時刻から期限終了までの期間の設定のいずれかである。置き換えは、たとえば、更新前の有効期限が、認証時から「3時間」であった場合に、セレクトボックス60から「1日」を選択すると有効期限が、認証時から「1日」に更新される。期間の設定は、たとえば、セレクトボックス60から「1日」を選択すると有効期限が、現在時刻から1日に更新される。
なお、改めて機器一覧から、自律型掃除機3とは別の電子機器、たとえば、冷蔵庫やエアコンを選択すれば、自律型掃除機3と同様に電子機器ごとに認証期間の有効期限を変更することができる。
図9は、遠隔制御を行う場合に携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。ユーザが、「遠隔操作」ソフトキー54をタップすると、表示部16に図9に示す遠隔操作画面が表示される。
遠隔操作画面には、「運転」ソフトキー62、「停止」ソフトキー63、ソフトカーソルキー64およびモニタリング画面65が表示される。
ユーザが「運転」ソフトキー62をタップすると、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として吸引部35の動作開始を示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が吸引部35の動作開始であると解釈して吸引部35の動作を開始する。既に吸引部35の動作が開始されていた場合は、そのまま吸引部35の動作状態を継続する。
ユーザが「停止」ソフトキー63をタップすると、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として吸引部35の動作停止を示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が吸引部35の動作停止であると解釈して吸引部35の動作を開始する。既に吸引部35の動作が停止していた場合は、そのまま吸引部35の停止状態を継続する。
ソフトカーソルキー64は、上下左右の4つのキーからなり、自律型掃除機3を前進させるときには、上キー64aを長押しし、自律型掃除機3を後進させるときには、下キー64bを長押しし、自律型掃除機3を右旋回させるときには、右キー64cを長押しし、自律型掃除機3を左旋回させるときには、左キー64dを長押しする。
ユーザが上キー64aを長押しすると、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として走行部36を動作させて前進することを示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が走行部36を動作させて前進することであると解釈して走行部36を動作させる。走行部36の動作は、たとえば、ソフトカーソルキー64を長押ししている間継続し、長押しが終了すると走行部36の動作を停止させるように制御することが好ましい。自律型掃除機3は、上キー64aを長押ししている間は前進を続け、長押しが終了すると停止する。
ユーザが下キー64bを長押しすると、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として走行部36を動作させて後進することを示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が走行部36を動作させて後進することであると解釈して走行部36を動作させる。自律型掃除機3は、下キー64bを長押ししている間は後進を続け、長押しが終了すると停止する。
ユーザが右キー64cを長押しすると、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として走行部36を動作させて右旋回することを示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が走行部36を動作させて右旋回することであると解釈して走行部36を動作させる。自律型掃除機3は、右キー64cを長押ししている間は右旋回を続け、長押しが終了すると停止する。
ユーザが左キー64dを長押しすると、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として走行部36を動作させて左旋回することを示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が走行部36を動作させて左旋回することであると解釈して走行部36を動作させる。自律型掃除機3は、左キー64dを長押ししている間は左旋回を続け、長押しが終了すると停止する。
また、ユーザが、「遠隔操作」ソフトキー54をタップしたときに、携帯端末装置1から認証サーバ装置2に対して動作指示内容として撮像部38を動作させて動画の撮像を開始することを示す制御コードが送信される。認証サーバ装置2は、携帯端末装置1から制御コードを受信すると、制御対象である自律型掃除機3に、受信した制御コードを送信する。自律型掃除機3は、認証サーバ装置2から制御コードを受信すると、テーブルを参照し、受信した制御コードに関連付けられた動作指示内容が動画の撮像を開始することであると解釈して撮像部38を動作させる。動作指示の内容が撮像部38の動作に関する場合、自律型掃除機3は、動作の結果を示す動作結果情報として、撮像によって得られた画像データを認証サーバ装置2に送信する。認証サーバ装置2は、自律型掃除機3から画像データを受信すると、携帯端末装置1に、受信した画像データを送信する。携帯端末装置1は、認証サーバ装置2から画像データを受信すると、モニタリング画面65に、受信した画像データを再生して表示する。
撮像部38を動作させて得られた画像データがモニタリング画面65に表示されるので、自律型掃除機3が自宅内にある場合には、ユーザは、離れた場所から自宅内を撮像した画像を見ることができる。ユーザはソフトカーソルキー64を操作して自律型掃除機3を走行させれば、自宅内の任意の場所を撮像部38に撮像させて、撮像された画像を確認することができる。
上記では、認証システムAに属する携帯端末装置、すなわち認証サーバ装置2に認証を受けてログインしている携帯端末装置が1台である場合について説明したが、認証システムAに属する携帯端末装置が複数の場合、携帯端末装置以外の端末装置、たとえばPC(パーソナルコンピュータ)が認証システムAに属していてもよい。
認証システムAに属する携帯端末装置および端末装置は、いずれもIDを共有するものであり、これらの間に主従関係はなく、たとえば、前述のように自律型掃除機3の遠隔制御を、認証システムAに属する携帯端末装置および端末装置がいずれも実行することが可能である。たとえば、家族全員が自分の所有する携帯端末装置または端末装置を認証システムAにログインさせて、自宅内にある自律型掃除機3をそれぞれ個別に遠隔制御することができる。
なお、複数の携帯端末装置および端末装置によって電子機器を遠隔制御することは可能であるが、同時に遠隔制御できる携帯端末装置または端末装置は、1台に限定することが好ましい。したがって、認証システムAに属する携帯端末装置および端末装置のうち、すでに1台の携帯端末装置または端末装置が電子機器に対して遠隔制御を行っている場合は、新たに他の携帯端末装置または端末装置が遠隔制御することができないように構成される。
また、認証システムAに属する携帯端末装置および端末装置は、いずれもIDを共有するものであるが、これらの間に主従関係を設定して、1台の携帯端末装置または端末装置を主となる携帯端末装置または端末装置(主端末装置)とし、その他の携帯端末装置または端末装置を副となる携帯端末装置または端末装置(副端末装置)とする。
認証システムAに属する携帯端末装置および端末装置に主従関係を設定した場合は、主端末装置のみが電子機器の遠隔制御を行うことができるようにしてもよく、副端末装置が電子機器の遠隔制御を行うことができるかどうかを主端末装置が設定するようにしてもよい。
認証システムAに属する携帯端末装置および端末装置のうち、いずれを主端末装置とするかは、ユーザが決定して、認証サーバ装置2に登録できるようにしてもよいし、前述の認証処理を最初に実行することで、電子機器を認証サーバ装置2に認証させた携帯端末装置を主端末装置として認証サーバ装置2に登録するようにしてもよい。
以下では、副端末装置が遠隔制御を行うことができるかどうかを主端末装置の操作によって変更する副端末装置の制限処理について説明する。
図10は、制限処理を行う場合に携帯端末装置1の表示部16に表示される画面例を示す図である。ここでは、予め主端末装置が携帯端末装置1であるとして説明する。本例では、主端末装置である携帯端末装置1以外に、2台の携帯端末装置であるスマートフォン(スマートフォンXおよびスマートフォンY)と1台の端末装置(PC)が副端末装置として認証システムAに属するものとする。
携帯端末装置1をユーザが操作することで、ログイン状態の複数の副端末装置から1つの電子機器を選択して、選択した副端末装置が電子機器を遠隔制御することを制限する。
遠隔制御サービスのメニュー画面から、現在ログインしている状態の副端末装置一覧を表示する機能を選択する。たとえば、図10(a)に示すように、「端末装置一覧」ソフトキー70が表示されるので、これをタップすると、現在ログインしている副端末装置の一覧を表示し(図10(b))、表示された副端末装置の中から1つの副端末装置、本例ではスマートフォンXを選択する。副端末装置の選択は、たとえば、「スマートフォンX」ソフトキー71、「スマートフォンY」ソフトキー72、「PC」ソフトキー73から1つのソフトキーをユーザがタップすることで選択することができる。
なお、現在ログインしている副端末装置に関する情報は、携帯端末装置1が認証サーバ装置2に問い合わせることで認証サーバ装置2から得てもよく、各副端末装置に問い合わせることで個別に副端末装置から得てもよい。携帯端末装置1は、認証サーバ装置2から得た情報または各副端末装置から得た情報に基づいて、現在ログインしている副端末装置を検出して一覧表を作成する。
「スマートフォンX」ソフトキー71をタップすることで、制限処理の対象となる副端末装置としてスマートフォンXが選択される。
制限対象の副端末装置が選択されると、「設定変更」ソフトキー74が表示される(図10(c))。「設定変更」ソフトキー74をユーザがタップすると、スマートフォンXに対する制限内容を設定する制限設定画面が表示される。制限設定画面には、制限内容を示す「機器操作」および「画像表示」の文字列に対応してチェックボックス75が設けられている。
ユーザは、スマートフォンXに対して制限したい内容の文字列に対応するチェックボックスをチェックし、「変更」ソフトキー76をタップすることで、スマートフォンXに対する制限を設定できる。
制限内容「機器操作」については、これをチェックすることで、スマートフォンXが、自律型掃除機3などの電子機器に対する遠隔制御を行うことができないように制限する。制限内容「画像表示」については、これをチェックすることで、スマートフォンXが、自律型掃除機3など撮像部を備える電子機器が撮像した画像データを受信できないように制限するか、または画像データを受信したとしても表示部に画像データに基づく画像を表示できないように制限する。
たとえば、携帯端末装置1による制限処理により、スマートフォンXが、「機器操作」も「画像表示」もいずれも制限されている場合には、スマートフォンXでは、図7(b)に示した認証機器リストにおいて、自律型掃除機3が選択できないようにすればよい。携帯端末装置1による制限処理により、スマートフォンXが、「機器操作」が制限され、「画像表示」は制限されていない場合には、スマートフォンXでは、自律型掃除機3の撮像部38で撮像した画像データを受信し、図9に示した遠隔制御画面において、モニタリング画面65に、受信した画像データに基づく画像を表示する。ただし、「機器操作」は制限されているので、スマートフォンXが自律型掃除機3に対して制御コードを送信することを制限する。図9に示した遠隔制御画面における「運転」ソフトキー62、「停止」ソフトキー63、ソフトカーソルキー64がタップされるか、長押しされた場合に、制御コードが送信されるので、たとえば、図9に示した遠隔制御画面において、「運転」ソフトキー62、「停止」ソフトキー63、ソフトカーソルキー64を無効にすればよい。各ソフトキーが無効であることがわかるように、遠隔制御画面の各ソフトキーをグレー表示などとすることが好ましい。
なお、上記では認証させようとする電子機器として自律型掃除機3を例として説明したが、通信機能を備えている電子機器であれば、冷蔵庫4や空気調和装置(エアコン)、照明装置(シーリングライト)などその他の家電製品に対しても同様に認証システムに組み込むことができる。
本発明は、特に家電製品のうち、外部からパスワードを入力するための入力手段を有していない家電製品であっても、携帯端末装置1が家電製品の代わりとなって、認証サーバ装置2に家電製品を認証させることができる。
1 携帯端末装置
2 認証サーバ装置
3 自律型掃除機
4 冷蔵庫
11 通信部
11a アンテナ
12 CPU
13 一時記憶部
14 記憶部
14a プログラム記憶領域
14b データ記憶領域
15 操作部
16 表示部
21 通信部
22 CPU
23 一時記憶部
24 記憶部
24a プログラム記憶領域
24b データ記憶領域
31 通信部
31a アンテナ
32 CPU
33 一時記憶部
34 記憶部
34a プログラム記憶領域
34b データ記憶領域
35 吸引部
36 走行部
37 発光部
38 撮像部
A 認証システム

Claims (10)

  1. 携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成される認証システムにおける、認証サーバ装置が電子機器の認証を行う認証方法であって、
    (a)携帯端末装置が、認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求するパスワード要求ステップと、
    (b)認証サーバ装置が、携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信するパスワード発行ステップと、
    (c)携帯端末装置が、認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信する送信ステップと、
    (d)電子機器が、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバに対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する認証要求ステップと、
    (e)認証サーバ装置が、電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワード要求ステップで要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認する確認ステップと、
    (f)携帯端末装置が、認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信する確認結果送信ステップであって、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する確認結果送信ステップと、
    (g)認証サーバ装置が、携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する機器認証ステップと、
    (h)携帯端末装置が、機器認証ステップで設定した認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信する有効期限変更ステップと、
    (i)認証サーバ装置が、変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する有効期限更新ステップと、を有することを特徴とする認証方法。
  2. 複数の電子機器を対象として、(a)パスワード要求ステップ、(b)パスワード発行ステップ、(c)送信ステップ、(d)認証要求ステップ、(e)確認ステップ、(f)確認結果送信ステップおよび(g)機器認証ステップを実行することにより、複数の電子機器が認証されたのち、
    (h)有効期限変更ステップでは、携帯端末装置が、認証されている各電子機器に対して設定された認証期間の有効期限を、電子機器ごとに変更することを特徴とする請求項1記載の認証方法。
  3. (j)携帯端末装置が、認証されている電子機器の動作を制御する制御情報を認証サーバ装置に送信する制御情報送信ステップと、
    (k)認証サーバ装置が、携帯端末装置から制御情報を受信すると、受信した制御情報を、認証されている電子機器に対して送信する制御情報経由ステップと、
    (l)電子機器が、認証サーバ装置から制御情報を受信すると、受信した制御情報に応じて動作する動作ステップと、をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の認証方法。
  4. 認証システムが、複数の携帯端末装置を有し、
    複数の携帯端末装置のうち、最初に前記各ステップを実行した携帯端末装置を主端末装置とし、残余の携帯端末装置を副端末装置とし、
    主端末装置は、副端末装置が制御情報を送信することを制限可能であることを特徴とする請求項3記載の認証方法。
  5. (m)電子機器が、受信した制御情報に応じて動作した動作結果を示す動作結果情報を認証サーバ装置に送信する動作結果送信ステップと、
    (n)認証サーバ装置が、電子機器から動作結果情報を受信すると、受信した動作結果情報を携帯端末装置に送信する動作結果経由ステップと、
    (o)携帯端末装置が、認証サーバ装置から動作結果情報を受信すると、受信した動作結果情報に基づく画像を表示する動作結果表示ステップと、をさらに有することを特徴とする請求項3記載の認証方法。
  6. 電子機器は、文字列を入力する入力手段を備えていないものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の認証方法。
  7. 電子機器は、掃除機、冷蔵庫、照明装置または空気調和装置であることを特徴とする請求項6に記載の認証方法。
  8. 携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成され、認証サーバ装置が電子機器の認証を行う認証システムであって、
    携帯端末装置は、
    認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求するパスワード要求手段と、
    認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信する送信手段と、
    認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段であって、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段と、
    既に設定された認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信する有効期限変更手段と、を備え、
    電子機器は、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバ装置に対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する認証要求手段を備え、
    認証サーバ装置は、
    携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信するパスワード発行手段と、
    電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワードを要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認する確認手段と、
    携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する機器認証手段と、
    変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する有効期限更新手段と、を備えることを特徴とする認証システム。
  9. 携帯端末装置と、認証サーバ装置と、電子機器とが互いにデータ通信可能に構成される認証システムで、電子機器の認証を行う認証サーバ装置であって、
    携帯端末装置は、
    認証サーバ装置に対して、電子機器を認証させるための認証パスワードの発行を要求するパスワード要求手段と、
    認証サーバ装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを、認証させようとする電子機器に対して送信する送信手段と、
    認証サーバ装置からの確認に対して電子機器の認証を許可するとの確認結果または許可しないとの確認結果を、認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段であって、電子機器の認証を許可する場合には、認証を継続して許可する期間である認証期間の有効期限を設定し、確認結果と有効期限とを認証サーバ装置に送信する確認結果送信手段と、
    既に設定された認証期間の有効期限を変更し、変更後の有効期限を認証サーバ装置に送信する有効期限変更手段と、を備え、
    電子機器は、携帯端末装置から認証パスワードを受信すると、受信した認証パスワードを発行した認証サーバ装置に対して、受信した認証パスワードを送信するとともに、認証を要求する認証要求手段を備え、
    認証サーバ装置は、
    携帯端末装置から認証パスワードの発行の要求を受けると、認証パスワードを発行し、発行した認証パスワードを、認証パスワードの発行を要求した携帯端末装置に対して送信するパスワード発行手段と、
    電子機器から認証パスワードを受信し、認証の要求を受けると、受信した認証パスワードの発行をパスワードを要求した携帯端末装置に対して、電子機器の認証を許可するかどうかを確認する確認手段と、
    携帯端末装置から確認結果を受信し、受信した確認結果が、電子機器の認証を許可しないとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証せず、電子機器の認証を許可するとの確認結果であれば、認証を要求した電子機器を認証するとともに、認証期間の有効期限を保存する機器認証手段と、
    変更後の有効期限を受信すると、保存された認証期間の有効期限を、受信した変更後の有効期限に更新する有効期限更新手段と、を備えることを特徴とする認証サーバ装置。
  10. コンピュータを、請求項9記載の認証サーバ装置として機能させるための認証プログラム。
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