JP5373151B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、被制御装置、被制御装置の制御方法、サーバ、サーバの制御方法、ペアリングシステム、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明は、ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置等に関するものである。
複数の機器の間を無線通信で接続し、一方の機器から他方の機器を遠隔で制御可能な技術は、従来から幅広く研究されてきた。例えば、近年ではIEEE802.15.4規格など、2.4GHz帯の電波を使用した無線通信を利用する技術が盛んに研究されている。
上記無線通信を利用する遠隔制御では、2つの機器の間で通信接続を確立する(ペアリングする)必要がある。下記の特許文献1には、複数の被制御機器のうち、これまでペアリングを行っていない被制御機器を優先してペアリングする制御機器が開示されている。
ここで、上記ペアリングにおいて、ユーザは制御される側の機器をあらかじめペアリングの設定状態にしておき、制御する側の機器から当該制御される側の機器に接続要求を送信するなど、一連のペアリング操作を行う必要がある。
製品を設計する自由度と無線通信のセキュリティ強度とを高めるために、2つの機器の間で複数のペアリングを行うことが必要になる場合がある。ここで、上記の特許文献1に記載された制御機器のような従来の技術によれば、複数のペアリングを行うためには、各ペアリングを行うための独立した操作がそれぞれで必要になる。しかし、一方の機器から他方の機器を制御するという同種の機能を有効にするために、ペアリングするための操作を2回もユーザに強制することは、ユーザビリティの観点から好ましくない。
一方で、強いて1つのペアリングで済むように製品を設計すれば、設計の自由度が下がることによりユーザに提供可能な機能およびサービスの幅が狭まるだけでなく、無線通信のセキュリティが脆弱化するという問題が生じる。すなわち、設計の自由度およびセキュリティ強度とユーザビリティとは、トレードオフの関係にある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の通信接続を確立することに伴うユーザの操作負担を軽減することにより、ユーザビリティを改善できる情報処理装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、
(1)ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置であって、
(2)第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得手段と、
(3)前記取得手段によって取得された情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信手段とを備えたことを特徴としている。
(1)ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置であって、
(2)第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得手段と、
(3)前記取得手段によって取得された情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信手段とを備えたことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置の制御方法は、
(1)ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置の制御方法であって、
(2)第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得ステップと、
(3)前記取得ステップにおいて取得された情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信ステップとを含むことを特徴としている。
(1)ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置の制御方法であって、
(2)第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得ステップと、
(3)前記取得ステップにおいて取得された情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(3)によれば、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、第1の通信接続が被制御装置によって認証されていることにより、第2の通信接続を認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得できる。すなわち、上記情報処理装置等は、当該情報処理装置と第1の通信接続を確立済みの被制御装置に関する情報を、第2の通信接続を確立可能な被制御装置の候補として取得できる。
そして、上記情報処理装置等は、当該情報からユーザによって選択された被制御装置と第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する。すなわち、上記情報処理装置等によれば、ユーザは第2の通信接続の確立を所望する被制御装置を選択するだけでよく、第1の通信接続を確立するために必要となる操作と同じ操作を再度行う必要はない。
したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、複数の通信接続の確立に伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できる。
また、本発明の情報処理装置は、
(1)前記第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、前記第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する第1の判定手段をさらに備え、
(2)前記取得手段は、前記第1の判定手段によって認証した被制御装置であると判定された被制御装置を特定する特定情報を取得することを特徴としている。
(1)前記第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、前記第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する第1の判定手段をさらに備え、
(2)前記取得手段は、前記第1の判定手段によって認証した被制御装置であると判定された被制御装置を特定する特定情報を取得することを特徴としている。
また、本発明の情報処理装置の制御方法は、
(1)前記第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、前記第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する第1の判定ステップをさらに含み、
(2)前記取得ステップでは、前記第1の判定ステップにおいて認証した被制御装置であると判定された被制御装置を特定する特定情報を取得することを特徴としている。
(1)前記第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、前記第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する第1の判定ステップをさらに含み、
(2)前記取得ステップでは、前記第1の判定ステップにおいて認証した被制御装置であると判定された被制御装置を特定する特定情報を取得することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(2)によれば、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する。すなわち、上記情報処理装置等は、上記被制御装置が当該情報処理装置と第1の通信接続を確立済みか否かを判定する。
そして、上記情報処理装置等は、第1の通信接続を確立済みと判定された被制御装置を特定する特定情報を取得する。すなわち、上記情報処理装置等は、当該情報処理装置と第1の通信接続を確立済みの被制御装置に関する情報を、第2の通信接続を確立可能な被制御装置の候補として取得できる。
これにより、前述と同様に、ユーザは第2の通信接続の確立を所望する被制御装置を選択するだけでよく、第1の通信接続を確立するために必要となる操作と同じ操作を再度行う必要はない。
したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、複数の通信接続の確立に伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できる。
また、本発明の情報処理装置は、
(1)通信を識別可能な通信情報をサーバから受信する第1の受信手段をさらに備え、
(2)前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段によって受信された通信情報によって識別される通信によって、前記被制御装置に接続要求を送信することを特徴としている。
(1)通信を識別可能な通信情報をサーバから受信する第1の受信手段をさらに備え、
(2)前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段によって受信された通信情報によって識別される通信によって、前記被制御装置に接続要求を送信することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(2)によれば、本発明の情報処理装置は、通信を識別可能な通信情報をサーバから受信し、当該識別情報によって識別される通信によって、被制御装置に接続要求を送信する。
これにより、本発明の情報処理装置は、接続要求を送信した情報処理装置とサーバから通信情報を取得した情報処理装置とが一致するか否かを、サーバに照合させることができる。照合により両者が一致しないことが判明した場合、上記情報処理装置に第2の通信接続は認められない。
したがって、上記情報処理装置は、通信の最中に他の情報処理装置が割り込むことで情報が漏洩することを防止でき、より堅牢な通信セキュリティを実現できる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記第1の送信手段は、前記特定情報からユーザによって選択された被制御装置によって前記第2の通信接続が認証された場合、当該第2の通信接続によって当該被制御装置が制御可能になったことを確認する確認情報を、当該被制御装置に送信することを特徴としている。
(1)前記第1の送信手段は、前記特定情報からユーザによって選択された被制御装置によって前記第2の通信接続が認証された場合、当該第2の通信接続によって当該被制御装置が制御可能になったことを確認する確認情報を、当該被制御装置に送信することを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、本発明の情報処理装置は、ユーザが第2の通信接続を所望した被制御装置によって、当該第2の通信接続が認証された場合、当該第2の通信接続によって当該被制御装置が制御可能になったことを確認する確認情報を、当該被制御装置に送信する。
したがって、上記情報処理装置は、被制御装置が確実に制御可能となったことを確認することができ、当該情報処理装置により実現される機能の安定性を高めることができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の被制御装置は、
(1)ネットワークを介して情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置によって制御される被制御装置であって、
(2)第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定手段と、
(3)前記第2の判定手段によって認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
(4)前記第2の送信手段によって送信された装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信手段とを備えたことを特徴としている。
(1)ネットワークを介して情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置によって制御される被制御装置であって、
(2)第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定手段と、
(3)前記第2の判定手段によって認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
(4)前記第2の送信手段によって送信された装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信手段とを備えたことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の被制御装置の制御方法は、
(1)ネットワークを介して情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置によって制御される被制御装置の制御方法であって、
(2)第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
(3)前記第2の判定ステップにおいて認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信ステップと、
(4)前記第2の送信ステップにおいて送信された装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信ステップとを含むことを特徴としている。
(1)ネットワークを介して情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置によって制御される被制御装置の制御方法であって、
(2)第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
(3)前記第2の判定ステップにおいて認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信ステップと、
(4)前記第2の送信ステップにおいて送信された装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(4)によれば、本発明の被制御装置および当該装置の制御方法は、第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、第1の通信接続を認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定できる。すなわち、上記被制御装置等は、上記情報処理装置が当該被制御装置と第1の通信接続を確立済みか否かを判定する。
そして、上記被制御装置等は、第1の通信接続を確立済みと判定された情報処理装置に対して、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する。これにより、上記被制御装置等は、上記情報処理装置と第1の通信接続を確立済みの被制御装置に関する情報を、第2の通信接続を確立可能な被制御装置の候補として、当該情報処理装置に取得させることができる。
装置情報に対する応答として、第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信すると、上記被制御装置等は、第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する。
これにより、前述と同様に、ユーザは第2の通信接続の確立を所望する被制御装置を選択するだけでよく、第1の通信接続を確立するために必要となる操作と同じ操作を再度行う必要はない。
したがって、本発明の被制御装置および当該装置の制御方法は、複数の通信接続の確立に伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できる。
また、本発明の被制御装置は、
(1)前記第2の通信接続の接続要求とともに前記装置情報を当該情報処理装置から受信した場合、当該装置情報と前記第2の送信手段によって送信された装置情報とが一致するか否かを判定する照合手段をさらに備え、
(2)前記第3の送信手段は、前記照合手段によって一致すると判定される場合、前記認証情報をサーバに送信することを特徴としている。
(1)前記第2の通信接続の接続要求とともに前記装置情報を当該情報処理装置から受信した場合、当該装置情報と前記第2の送信手段によって送信された装置情報とが一致するか否かを判定する照合手段をさらに備え、
(2)前記第3の送信手段は、前記照合手段によって一致すると判定される場合、前記認証情報をサーバに送信することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(2)によれば、本発明の被制御装置は、情報処理装置から送信された装置情報と、自身の装置情報とが一致するか否かを照合し、一致した場合のみサーバに認証情報を送信する。照合により両者が一致しないことが判明した場合、上記情報処理装置に第2の通信接続は認められない。
したがって、上記被制御装置は、通信の最中に他の情報処理装置が割り込むことで情報が漏洩することを防止でき、より堅牢な通信セキュリティを実現できる。
また、上記の課題を解決するために、本発明のサーバは、
(1)第2のネットワークを介した通信により被制御装置が情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納手段を備えたことを特徴としている。
(1)第2のネットワークを介した通信により被制御装置が情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納手段を備えたことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明のサーバの制御方法は、
(1)第2のネットワークを介した通信により被制御装置が情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納ステップを含むことを特徴としている。
(1)第2のネットワークを介した通信により被制御装置が情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納ステップを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、本発明のサーバおよび当該サーバの制御方法は、被制御装置から認証情報を受信した場合、情報処理装置と当該被制御装置との間に第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する。
したがって、上記サーバおよび当該サーバの制御方法は、第2のネットワークを介した通信により制御可能な被制御装置を特定することができ、情報処理装置から当該被制御装置を制御することを可能にする。
また、本発明のペアリングシステムは、
(1)上記情報処理装置と、
(2)上記被制御装置と、
(3)上記サーバを含むことを特徴としている。
(1)上記情報処理装置と、
(2)上記被制御装置と、
(3)上記サーバを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(3)によれば、上記ペアリングシステムは、上記情報処理装置または上記被制御装置と同様の効果を奏する。
前記情報処理装置または被制御装置はコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを前記情報処理装置または被制御装置の各手段として動作させることにより、前記情報処理装置または被制御装置をコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の情報処理装置は、第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信手段とを備えた構成である。
また、本発明の情報処理装置の制御方法は、第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信ステップとを含む構成である。
したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、複数の通信接続の確立に伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できるという効果を奏する。
また、本発明の被制御装置は、第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段によって認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信手段と、前記第2の送信手段によって送信された装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信手段とを備えた構成である。
また、本発明の被制御装置の制御方法は、第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定ステップと、前記第2の判定ステップにおいて認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信ステップと、前記第2の送信ステップにおいて送信された装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信ステップとを含む構成である。
したがって、本発明の被制御装置および当該装置の制御方法は、複数の通信接続の確立に伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できるという効果を奏する。
また、本発明のサーバは、第2のネットワークを介した通信により被制御装置が情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納手段を備えた構成である。
また、本発明のサーバの制御方法は、第2のネットワークを介した通信により被制御装置が情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納ステップを含む構成である。
したがって、本発明のサーバおよび当該サーバの制御方法は、第2のネットワークを介した通信により制御可能な被制御装置を特定することができ、情報処理装置から当該被制御装置を制御することを可能にするという効果を奏する。
以下では、類似の部材が複数存在することを明示するため、同一の部材番号にアルファベットをさらに付して当該部材を示すことがある。例えば、「通信部20a」、「通信部20b」、「通信部20c」などと示す。逆に、部材番号にさらに付したアルファベットを省略し、当該部材を総称することがある。例えば、通信部20a、通信部20b、通信部20c、およびこれらの任意の組み合わせを、「通信部20」と総称することがある。
また、ある部材が互いに関連することを明示するため、異なる部材名を有する部材に同一の部材番号を付し、アルファベットをさらに付して当該部材を示すことがある。例えば、「おうちペアリング情報3a」、「おそとペアリング情報3b」などと示す。
〔実施の形態1〕
図1〜図11に基づいて、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図11に基づいて、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。
〔ペアリングシステム400の概要〕
図4に基づいて、ペアリングシステム400の概略を説明する。図4は、ペアリングシステム400の概略図である。ペアリングシステム400は、スマートフォン100と、自走式掃除機200と、サーバ300とを含む。
図4に基づいて、ペアリングシステム400の概略を説明する。図4は、ペアリングシステム400の概略図である。ペアリングシステム400は、スマートフォン100と、自走式掃除機200と、サーバ300とを含む。
スマートフォン(情報処理装置)100は、ネットワークを介して自走式掃除機200と通信することにより、当該自走式掃除機を制御可能な情報処理装置である。スマートフォン100の外観例および操作例については、図8を参照して後で詳しく説明する。
自走式掃除機(被制御装置)200は、自走しながら塵埃を吸引することにより掃除する装置であり、ネットワークを介してスマートフォン100と通信することにより、当該スマートフォンによって制御される。自走式掃除機200の外観例については、図9を参照して後で詳しく説明する。
サーバ300は、スマートフォン100が自走式掃除機200を制御するための制御コマンドを当該スマートフォンから受信して管理するとともに、スマートフォン100と自走式掃除機200とがおそとペアリングされていることを示すおそとペアリング情報3b(後述)を記憶する装置である。
スマートフォン100と自走式掃除機200との通信接続(ペアリング)には、「おうちペアリング」および「おそとペアリング」の2種類が存在する。
おうちペアリング(第1の通信接続)は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN、第1のネットワーク)8aを介した通信により、スマートフォン100によって自走式掃除機200を制御可能とする通信接続である。なお、スマートフォン100と自走式掃除機200との間におうちペアリングが確立していることを示す情報を、おうちペアリング情報3aという。
スマートフォン100と自走式掃除機200との間でおうちペアリングが確立している場合、ユーザはスマートフォン100を操作することにより、同一のLAN8aを介して通信可能な自走式掃除機200を制御できる。具体的には、スマートフォン100は、ネットワークルータを介して自走式掃除機200に制御コマンドを送信することにより、自走式掃除機200を制御できる。
おそとペアリング(第2の通信接続)は、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network;WAN、第2のネットワーク)8bを介した通信により、スマートフォン100によって自走式掃除機200を制御可能とする通信接続である。なお、スマートフォン100と自走式掃除機200との間におそとペアリングが確立していることを示す情報を、おそとペアリング情報(接続情報)3bという。
スマートフォン100と自走式掃除機200との間でおそとペアリングが確立している場合、ユーザはスマートフォン100を操作することにより、WAN8bを介して通信可能な自走式掃除機200を制御することができる。言い換えれば、ユーザはスマートフォン100を操作することにより、異なるネットワーク単位に存在する自走式掃除機200をも制御できる。おそとペアリングによりスマートフォン100が自走式掃除機200を制御する例については、図6および図7を参照して後で詳しく説明する。
以上のように、スマートフォン100と自走式掃除機200との間で、ユーザは2種類のペアリング(おうちペアリング、おそとペアリング)を行える。ここで、従来の技術によれば、2種類のペアリングを行うためには、各ペアリングを行うための独立した操作がそれぞれで必要になる。しかし、スマートフォン100によって自走式掃除機200を遠隔で操作するという同一の機能を有効にするために、ペアリングするための操作を2回もユーザに強制することは、ユーザビリティの観点から好ましくない。
本実施の形態に係るスマートフォン100によれば、当該スマートフォンと自走式掃除機200との間でおうちペアリングがなされていれば、ユーザは簡単な操作を行う(おうちペアリング済みの自走式掃除機200を選択する)だけでおそとペアリングを行うことができる。すなわち、スマートフォン100によれば、ユーザは2種類のペアリングを行うために、同じ操作を2回も行う必要はない。
したがって、スマートフォン100は、複数のペアリングに伴うユーザの操作負担を軽減できるため、ユーザビリティを改善することができる。
〔おそとペアリングの手順の概略〕
図5に基づいて、ユーザがおそとペアリングを行う手順を概説する。図5は、ユーザがおそとペアリングを行う場合、スマートフォン100が表示する画面例の遷移を表す遷移図である。
図5に基づいて、ユーザがおそとペアリングを行う手順を概説する。図5は、ユーザがおそとペアリングを行う場合、スマートフォン100が表示する画面例の遷移を表す遷移図である。
ユーザがスマートフォン100のホーム画面(ディスプレイ1:D1のように略記する)から、当該スマートフォンと自走式掃除機200とをペアリングするための所定のアプリケーションを起動すると、スマートフォン100はユーザにモードの選択を促す画面を表示する(D2)。
ここで、D2における「おうちモード」は、おうちペアリングでスマートフォン100から自走式掃除機200を制御するモードであり、「おそとモード」は、おそとペアリングでスマートフォン100から自走式掃除機200を制御するモードである。
ユーザによっておうちモードが選択された場合、スマートフォン100は、同一のLAN8aを介して通信可能であることにより、おうちペアリングできるすべての自走式掃除機200のリストを表示する(D3)。ユーザがおうちペアリングを所望する自走式掃除機200が、当該ユーザによって選択され、おうちペアリングに必要な所定の操作が行われると、スマートフォン100と自走式掃除機200との間でおうちペアリングが行われる。そして、スマートフォン100は、おうちモードのホーム画面を表示する(D4)。ユーザは当該ホーム画面のインターフェースを介して、おうちペアリングされた自走式掃除機200に制御コマンドを送信することができる。
なお、スマートフォン100と選択された自走式掃除機200とがすでにおうちペアリング済みである場合、上記おうちペアリングを行うために必要な処理およびユーザによる所定の操作は省略される。また、上記「おうちペアリングに必要な所定の操作」は、従来の技術においても必要となる一般的なペアリング操作であるため、説明を省略する。
一方、ユーザによっておそとモードが選択された場合、スマートフォン100は、すでにおそとペアリング済みの自走式掃除機200があるか否かを判定する。おそとペアリング済みの自走式掃除機200がある場合、スマートフォン100はおそとモードのホーム画面を表示する(D7)。おそとペアリング済みの自走式掃除機200がない場合、スマートフォン100は、おうちペアリング済みの自走式掃除機200を検索し、当該自走式掃除機のリストを取得する。
おうちペアリング済みの自走式掃除機200が検出されなかった場合、スマートフォン100は、おそとペアリング可能な自走式掃除機200が存在しないことを示す画面を表示する(D5)。当該画面では、例えば「自走式掃除機をおそとモードで使うためには、おうちモードで自走式掃除機とペアリングした上で、自走式掃除機が接続している無線LAN環境で接続し直してください」などの説明文を表示してもよい。
おうちペアリング済みの自走式掃除機200が検出された場合、スマートフォン100は、おそとペアリングできるすべての自走式掃除機200のリストを表示し、ユーザに選択を促す(D6)。
ユーザがおそとペアリングを所望する自走式掃除機200が当該ユーザによって選択され、おそとペアリングのための処理が適切に実行されると、スマートフォン100はおそとモードのホーム画面を表示する(D7)。当該処理の途中でエラーが検出されると、スマートフォン100はエラー画面を表示する(D8)。当該エラー画面では、例えば「無線LANの接続状態をご確認の上、始めから登録し直してください。なお、おそとモードホームが表示される場合は、おそとモードの設定画面から一度、登録を解除の上、再度登録し直してください」などの説明文を表示してもよい。
なお、上記遷移においては、例えばおそとモードが選択された時点で、ユーザがおそとモードを利用するための規約に同意することを促す画面を表示してもよい(図示せず)。
〔おそとペアリングによる自走式掃除機200の制御〕
図6に基づいて、おそとペアリングによる自走式掃除機200の制御例を説明する。図6は、ユーザがおそとペアリングにより自走式掃除機200を制御する場合のネットワーク構成を示す概略図である。なお、図6および図7(後述)では、スマートフォン100と自走式掃除機200との間には、すでにおそとペアリングが確立されているとする。
図6に基づいて、おそとペアリングによる自走式掃除機200の制御例を説明する。図6は、ユーザがおそとペアリングにより自走式掃除機200を制御する場合のネットワーク構成を示す概略図である。なお、図6および図7(後述)では、スマートフォン100と自走式掃除機200との間には、すでにおそとペアリングが確立されているとする。
スマートフォン100がWAN8bを介してサーバ300に制御コマンドを送信すると、サーバ300は当該制御コマンドをおそとペアリング情報3bと対応付けて管理する。自走式掃除機200は、サーバ300に対してポーリングを実行することにより、スマートフォン100からの制御コマンドを取得する。
ここで、ポーリングとは、自走式掃除機200に対する制御コマンドがスマートフォン100からサーバ300に届いているか否かを、自走式掃除機200がサーバ300に問い合わせることをいう。自走式掃除機200は、上記ポーリングによりスマートフォン100からの制御コマンドを検出すると、当該制御コマンドをサーバから取得する。
自走式掃除機200は、取得した制御コマンドによって指示される制御を実行し、実行した結果をサーバ300に送信する。サーバ300に接続することにより、スマートフォン100は当該結果を取得できる。なお、サーバ300は、上記実行した結果をスマートフォン100にプッシュで配信してもよい。
図7に基づいて、スマートフォン100が自走式掃除機200に与えることのできる制御コマンドの具体例を説明する。図7は、自走式掃除機200に周囲をカメラ撮影させ、撮影された画像をスマートフォン100に送信させる制御コマンドを、当該スマートフォンが当該自走式掃除機に与えた場合、当該スマートフォンに表示される画面を表した模式図である。
図7に示すように、スマートフォン100は、WAN8bを介してサーバ300に制御コマンド(例えば、同図に示すような「かんさつ」のコマンド)を送信した場合、おそとペアリングされた自走式掃除機200に周囲をカメラ撮影させ、撮影された画像を当該スマートフォンに送信させることができる。
以上のように、スマートフォン100と自走式掃除機200との間でおそとペアリングが確立されていれば、ユーザはスマートフォン100を操作することにより、異なるネットワーク単位に存在する自走式掃除機200をも制御できる。
〔スマートフォン100の外観例および操作例〕
図8に基づいて、スマートフォン100の外観および操作の一例を説明する。図8(a)は、スマートフォン100の外観例を表した模式図であり、図8(b)は、ユーザによるスマートフォン100の操作例を表した模式図である。
図8に基づいて、スマートフォン100の外観および操作の一例を説明する。図8(a)は、スマートフォン100の外観例を表した模式図であり、図8(b)は、ユーザによるスマートフォン100の操作例を表した模式図である。
図8(a)に示すように、スマートフォン100は、入力面41、表示面72、および電源スイッチ43を備える。各構成が有する機能を明示するために、図1は入力面41と表示面72とを分離して示す。
しかし、例えば入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、図8(a)に示すように、両者は一体として構成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
図8(b)に示すように、ユーザは入力面41をタッチし、スマートフォン100に当該入力面における位置を指定することにより(入力面上の座標を与えることにより)、例えばアイコンを選択するなどの指示情報7d(図1参照)をスマートフォン100に与えることができる。
上記のように、スマートフォン100は携帯型の情報端末である。また、スマートフォン100と同等の機能は、携帯電話、パーソナルコンピュータ(特に携帯性のあるノートパソコン)、タブレット型端末でも実現できる。すなわち、必要な情報を入出力可能な電子機器でありさえすれば、端末はスマートフォンでなくともよい。
〔自走式掃除機200の外観例〕
図9に基づいて、自走式掃除機200の外観を説明する。図9は、自走式掃除機200の斜視図である。図9に示すように、自走式掃除機200は、外枠が平面視円形の筐体53からなる。
図9に基づいて、自走式掃除機200の外観を説明する。図9は、自走式掃除機200の斜視図である。図9に示すように、自走式掃除機200は、外枠が平面視円形の筐体53からなる。
筐体53の上面には、自走式掃除機200に対して指示入力を行う操作パネル50、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)ランプ51、集塵部を出し入れする際に開閉する蓋部52が設けられている。なお、本実施の形態では筐体53は、その上面および底面が円形をなす形状とするが、この形状に限定されない。
筐体53の底面の前方には、吸込口が設けられている。吸込口は、筐体53の底面に凹設した凹部の開放面によって床面に面して形成されている。凹部内には水平な回転軸で回転する回転ブラシが配され、凹部の両側方には垂直な回転軸で回転するサイドブラシ55が配されている。
筐体53の周囲にはバンパー54が設けられている。バンパー54は、自走式掃除機200への衝撃や振動を緩衝させる。自走式掃除機200は、走行中にバンパー54が障害物に接触したことを検知すると、進行方向を変更して走行を継続する。
〔スマートフォン100の構成〕
図1に基づいて、スマートフォン100の構成を詳細に説明する。図1は、スマートフォン100の要部構成を示すブロック図である。
図1に基づいて、スマートフォン100の構成を詳細に説明する。図1は、スマートフォン100の要部構成を示すブロック図である。
なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、スマートフォン100は当該省略した構成を含んでもよい(図2、図3、図12、および図13においても同様である)。
以下、通信部20a(受信部21a、送信部22a)、リスト取得部11、認証判定部12a、入力部40(入力面41、入力制御部42)、記憶部30a、表示部70(表示制御部71、表示面72)の順序で各構成が担う機能を説明する。
通信部20aは、所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信する。外部機器との通信を実現する本質的な機能が備わってさえいればよく、通信回線、通信方式、または通信媒体などは限定されない。通信部20aは、例えばイーサネット(登録商標)アダプタなどの機器で構成できる。また、通信部20aは、例えばIEEE802.11無線通信、Bluetooth(登録商標)などの通信方式や通信媒体を利用できる。通信部20aは、受信部21aおよび送信部22aを含む。
受信部(第1の受信手段)21aは通信情報4cをサーバから受信し、受信した通信情報4cを送信部22aに出力する。なお、おそとペアリングを行うことを指示する指示情報7dが入力制御部42から入力されると、送信部22aが記憶部30aから読み出したスマートフォン識別情報4aをサーバ300に送信する。これに対する応答として、サーバ300から通信情報4cが返されるため、受信部21aがこれを受信することにより、スマートフォン100は通信情報4cを取得できる(詳細なフローは後で説明する)。
ここで、通信情報4cとは、通信を一意に識別可能な情報である。後述するように、スマートフォン100が自走式掃除機200に接続要求を送信する場合など、当該通信情報を含めて通信を行うことにより、一連の通信においてサーバ300はスマートフォン100を識別することができる。なお、通信情報4cは、サーバ300に一定時間アクセスがされなければ破棄される。
また、受信部21aは、自走式掃除機200を一意に識別可能な自走式掃除機識別情報(装置情報)4bを当該自走式掃除機から受信し、受信した自走式掃除機識別情報4bをリスト取得部11および送信部22aに出力する。さらに、受信部21aは、ポーリング開始情報9c(後述)を自走式掃除機200から受信する。
送信部(第1の送信手段)22aは、リスト取得部11によって取得された接続可能リスト1からユーザによって選択された自走式掃除機200とおそとペアリングを行うために、当該自走式掃除機に接続要求2を送信する。
ここで、接続要求2は、自走式掃除機識別情報4bと受信部21aから入力された通信情報4cとを含む。なお、送信部22aは、受信部21aによって受信された通信情報4cによって識別される通信によって、自走式掃除機200に接続要求2を送信する。
具体的には、表示面72に表示された接続可能リスト1(後述)に基づいて、ユーザがおそとペアリングを所望する自走式掃除機200が選択されたことを示す指示情報7dが入力制御部42から入力されると、送信部22aは、通信情報4cによって識別される通信により、接続要求2を自走式掃除機200に送信する。
また、接続可能リスト1からユーザによって選択された自走式掃除機200によっておそとペアリングが認証された場合、当該おそとペアリングによって当該自走式掃除機が制御可能になったことを確認するポーリング要求(確認情報)5を、当該自走式掃除機に送信する。具体的には、受信部21aから自走式掃除機識別情報4bが入力されると、送信部22aはポーリング要求5を当該自走式掃除機に送信する。
ここで、ポーリング要求5とは、スマートフォン100が自走式掃除機200に対してポーリングの実行を要求することをいい、スマートフォン100によって自走式掃除機200が制御可能になったことを確認するために、スマートフォン100から自走式掃除機200に送信される。ポーリング要求5は、おそとペアリングを要求した自走式掃除機200の自走式掃除機識別情報4bを含む。
また、送信部22aは、自走式掃除機識別情報4bのリクエスト9aを、同一のLAN8aに存在するすべての自走式掃除機200に対してブロードキャストで送信する。これにより、スマートフォン100は、LAN8aを介して通信可能なすべての自走式掃除機200の存在を確認できる。
リスト取得部(取得手段)11は、ローカルエリアネットワーク8aを介した通信により自走式掃除機200が制御可能となる通信接続を、おうちペアリングとして認証したことにより、ワイドエリアネットワーク8bを介した通信により当該自走式掃除機が制御可能となる通信接続を、おそとペアリングとして認証できる自走式掃除機200を含むリストを、接続可能リスト(特定情報)1として取得する。
具体的には、リスト取得部11は、認証判定部12aによって認証した自走式掃除機200であると判定されたすべての自走式掃除機200をリストに追加し、当該リストを接続可能リスト1として取得する。リスト取得部11は、取得した接続可能リスト1を表示制御部71に出力する。
認証判定部(第1の判定手段)12aは、ローカルエリアネットワーク8aを介して通信可能な自走式掃除機200が、おうちペアリングを認証した自走式掃除機であるか否かを判定する。
入力部40は、ユーザからの操作(ユーザ操作7b)を受け付ける。入力部40は、入力面41と入力制御部42とを含む。
入力面41は、当該入力面に接触したユーザの指の当該入力面上における2次元の座標情報7cを入力制御部42に出力する。本実施の形態では、入力面41としてマルチタッチを検出可能なタッチパネルであることが望ましい。ただし、入力面41は、ユーザによる操作で接触位置を検知可能な入力機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
入力制御部42は、入力面41から入力された座標情報7cに基づいて、指示情報7dを抽出する。すなわち、入力制御部42は、当該ユーザ操作によってユーザから指示された内容(指示情報7d)を送信部22aへ出力する。
記憶部30aは、おうちペアリング情報3a、およびスマートフォン識別情報4aを格納可能な記憶機器である。記憶部30aは、例えばハードディスク、半導体メモリ等で構成できる。なお、本実施の形態では、記憶部30aは、スマートフォン100に内蔵される機器として図1に示しているが、スマートフォン100の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
表示部70は、リスト取得部11および認証判定部12aで処理された結果の情報(接続可能リスト1)を、ユーザに対して表示する。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
表示制御部71は、接続可能リスト1を表示面72に表示できるように、表示用データ7aを表示面72へ出力する。表示用データ7aは、例えばビットマップ形式の画像であってよいし、他の形式に従う画像またはその他表示に適したデータ形式であってもよい。なお、表示制御部71は、表示すべき内容を表示用データ7aへ形式変換できるものを含んでいればよく、例えば一般的なディスプレイアダプタでよい。
表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ7aを表示可能な装置である。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、表示機能を有する装置(特に、フラットパネルディスプレイ)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。例えば、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel;PDP)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、表示制御部71から入力された表示用データ7aに基づいて、表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示面72を構成できる。
前述したように、入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、両者は一体として構成されてよい。この場合、入力面41は、矩形板状に形成されたガラス等の透明な透過部材で構成され、表示面72を覆うように一体的に形成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
〔自走式掃除機200の構成〕
図2に基づいて、自走式掃除機200の構成を詳細に説明する。図2は、自走式掃除機200の要部構成を示すブロック図である。以下、通信部20b(受信部21b、送信部22b)、識別情報照合部13、記憶部30bの順序で各構成が担う機能を説明する。
図2に基づいて、自走式掃除機200の構成を詳細に説明する。図2は、自走式掃除機200の要部構成を示すブロック図である。以下、通信部20b(受信部21b、送信部22b)、識別情報照合部13、記憶部30bの順序で各構成が担う機能を説明する。
通信部20bは、通信部20aと機能が同一であるため詳細な説明を省略する。通信部20bは、受信部21bおよび送信部22bを含む。
受信部21bは、ブロードキャストによるリクエスト9a、接続要求2、およびポーリング要求5をスマートフォン100から受信する。リクエスト9aまたは接続要求2を受信した場合、受信部21bは、受信したリクエスト9aまたは接続要求2を識別情報照合部13に出力する。ポーリング要求5を受信した場合、受信部21bは、受信したポーリング要求5を送信部22bに出力する。
また、受信部21bは、自走式掃除機識別情報4bおよびポーリング開始情報9cをサーバ300から受信する。受信部21bは、受信した自走式掃除機識別情報4bおよびポーリング開始情報9cを送信部22bに出力する。
送信部22bは、識別情報照合部13から自走式掃除機識別情報4bが入力されると、当該自走式掃除機識別情報をスマートフォン100に送信する。また、送信部22bは、識別情報照合部13から認証情報6が入力されると、当該認証情報をサーバ300に送信する。
さらに、受信部21bから自走式掃除機識別情報4bまたはポーリング開始情報9cが入力されると、送信部22bは当該自走式掃除機識別情報またはポーリング開始情報9cをスマートフォン100に送信する。さらに、受信部21bがポーリング要求5を受信すると、送信部22bはスマートフォン100からの制御コマンドのリクエスト9bをサーバ300に送信する。
識別情報照合部(照合手段)13は、受信部21bから接続要求2が入力されると、当該接続要求に含まれる自走式掃除機識別情報4bと、記憶部30bに格納されている自走式掃除機200の自走式掃除機識別情報4bとが一致するか否かを判定する。一致する場合、識別情報照合部13は認証情報6を送信部22bに出力する。
ここで、認証情報6は、スマートフォン100と自走式掃除機200とのおそとペアリングを認証することを示す情報である。認証情報6は、当該自走式掃除機の自走式掃除機識別情報4bと、スマートフォン100からの接続要求2に含まれる通信情報4cとを少なくとも含む。
また、受信部21bからブロードキャストによるリクエスト9aが入力されると、識別情報照合部13は、記憶部30bから自走式掃除機識別情報4bを読み出して送信部22bに出力する。
記憶部30bは、自走式掃除機識別情報4bを格納可能な記憶機器である。記憶部30bの具体的なハードウェア構成は、記憶部30aのそれと同じでよい。
〔サーバ300の構成〕
図3に基づいて、サーバ300の構成を詳細に説明する。図3は、サーバ300の要部構成を示すブロック図である。以下、通信部20c(受信部21c、送信部22c)、データ格納部14、記憶部30cの順序で各構成が担う機能を説明する。
図3に基づいて、サーバ300の構成を詳細に説明する。図3は、サーバ300の要部構成を示すブロック図である。以下、通信部20c(受信部21c、送信部22c)、データ格納部14、記憶部30cの順序で各構成が担う機能を説明する。
通信部20cは、通信部20aおよび通信部20bと機能が同一であるため詳細な説明を省略する。通信部20cは、受信部21cおよび送信部22cを含む。
受信部21cは、スマートフォン100からスマートフォン識別情報4aを受信し、当該スマートフォン識別情報をデータ格納部14に出力する。また、受信部21cは、自走式掃除機200からリクエスト9bを受信し、当該リクエストをデータ格納部14に出力する。
さらに、受信部21cは、自走式掃除機200から認証情報6を受信する。そして、受信部21cは、当該認証情報をデータ格納部14に出力するとともに、当該認証情報に含まれる自走式掃除機識別情報4bを送信部22cに出力する。
送信部22cは、データ格納部14から通信情報4cが入力されると、当該通信情報をスマートフォン100に送信する。また、送信部22cは、受信部21cから自走式掃除機識別情報4bが入力されると、当該自走式掃除機識別情報を自走式掃除機200に送信する。
さらに、送信部22cは、データ格納部14からポーリング開始情報9cが入力されると、当該ポーリング開始情報を自走式掃除機200に送信する。ここで、ポーリング開始情報9cとは、データ格納部14によってポーリング開始フラグが設定されたことを示す情報をいう。
データ格納部(格納手段)14は、ワイドエリアネットワーク8bを介した通信により自走式掃除機200がスマートフォン100によって制御可能となるおそとペアリングが、当該自走式掃除機によって認証されていることを示す認証情報6を当該自走式掃除機から受信した場合、おそとペアリング情報3bを記憶部30cに格納する。
具体的には、データ格納部14は、送信部22cがスマートフォン100に送信した通信情報4cと、受信部21cから入力された認証情報6に含まれる通信情報4cとが一致するか否かを判定する。一致すると判定する場合、データ格納部14は、記憶部30cに格納されたスマートフォン識別情報4aと認証情報6に含まれる自走式掃除機識別情報4bとを対応付け、この対応付けデータをおそとペアリング情報3bとして記憶部30cに格納する。
また、データ格納部14は、受信部21cからスマートフォン識別情報4aが入力されると、当該スマートフォン識別情報を記憶部30cに格納し、通信情報4cを送信部22cに出力する。
さらに、データ格納部14は、受信部21cからリクエスト9bが入力されると、スマートフォン100および自走式掃除機200のおそとペアリング情報3bに対応するポーリング開始フラグを設定する。そして、データ格納部14は、ポーリング開始情報9cを送信部22cに出力する。
記憶部30cは、おそとペアリング情報3bを格納可能な記憶機器である。記憶部30cの具体的なハードウェア構成は、記憶部30aのそれと同じでよい。
〔ペアリングシステム400で実行される処理〕
図10および図11に基づいて、ペアリングシステム400で実行される処理の流れを説明する。図10は、ペアリングシステム400で実行される処理(スマートフォン100、自走式掃除機200、サーバ300が実行する処理)の前半部分の一例を示すフローチャートである。図11は、ペアリングシステム400で実行される処理の後半部分の一例を示すフローチャートである。
図10および図11に基づいて、ペアリングシステム400で実行される処理の流れを説明する。図10は、ペアリングシステム400で実行される処理(スマートフォン100、自走式掃除機200、サーバ300が実行する処理)の前半部分の一例を示すフローチャートである。図11は、ペアリングシステム400で実行される処理の後半部分の一例を示すフローチャートである。
なお、図面の大きさの制約上、一連の処理の前半を示す図10と、後半を示す図11とに分割して、当該一連の処理を表現している。また、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
おそとペアリングを行うことを指示する指示情報7dが入力制御部42から入力されると、送信部22aはスマートフォン識別情報4aをサーバ300に送信する(ステップ1:S1のように略記する)。
受信部21cがスマートフォン識別情報4aを受信すると(S2)、データ格納部14は当該スマートフォン識別情報を記憶部30cに格納し、送信部22cは通信情報4cをスマートフォン100に送信する(S3)。
受信部21aが通信情報4cを受信すると(S4)、送信部22aは自走式掃除機識別情報4bのリクエスト9aを、同一のLAN8aに存在するすべての自走式掃除機200に対してブロードキャストで送信する(S5)。これにより、スマートフォン100は、LAN8aを介して通信可能なすべての自走式掃除機200の存在を確認できる。
なお、受信部21aが通信情報4cを受信した後(S4の後、S5の前)、スマートフォン100は、おそとペアリングを実行するモード(おそとモード)の規約に同意することをユーザに促す画面を表示面72に表示できる。そして、ユーザによって同意を示す操作が行われた(例えば、ユーザが「同意する」ボタンをタップした)場合、スマートフォン100は同意されたことを示す情報をサーバ300に送信できる。上記同意されたことを示す情報に対する応答(例えば、おそとモードペアリング選択ページのテンプレートなど)が、サーバ300から返された場合に限り、送信部22aが上記S5の処理を実行するようにしてもよい。
受信部21bがブロードキャストによるリクエスト9aを受信すると(S6)、識別情報照合部13は記憶部30bから自走式掃除機識別情報4bを読み出し、送信部22bは読み出された自走式掃除機識別情報4bをスマートフォン100に送信する(S7)。このとき、送信部22bは、自走式掃除機200にあらかじめ設定されたニックネームを同時に送信してよい。
受信部21aが自走式掃除機識別情報4bを受信すると(S8)、認証判定部12aは、自走式掃除機識別情報4bで識別される自走式掃除機200が、スマートフォン100とのおうちペアリングを認証した自走式掃除機であるか否かを判定する(S9、第1の判定ステップ)。認証した自走式掃除機であると判定される場合(S9においてYES)、リスト取得部11は当該自走式掃除機を接続可能リスト1に追加する(S10)。
上記S9およびS10の処理が、ブロードキャストによるリクエスト9aに応答したすべての自走式掃除機200(すべての自走式掃除機識別情報4b)に対して実行されることにより(S11a)、リスト取得部11は接続可能リスト1を取得する(S11b、取得ステップ)。
表示面72に表示された接続可能リスト1に基づいて、ユーザがおそとペアリングを所望する自走式掃除機200が選択されたことを示す指示情報7dが、入力制御部42から入力されると、送信部22aは自走式掃除機識別情報4bと通信情報4cとを含む接続要求2を自走式掃除機200に送信する(S12、第1の送信ステップ)。
受信部21bが接続要求2を受信すると(S13)、識別情報照合部13は、当該接続要求に含まれる自走式掃除機識別情報4bと、記憶部30bに格納されている自走式掃除機識別情報4bとが一致するか否かを判定する(S14)。
一致する場合(S14においてYES)、送信部22bは、自走式掃除機識別情報4bと通信情報4cとを含む認証情報6をサーバ300に送信する(S15a)。一致しない場合(S14においてNO)、自走式掃除機200は所定のエラー処理を実行する(S15b)。例えば、エラーが発生したことを示す情報を、送信部22bがスマートフォン100に送信する。受信部21aが上記情報を受信した場合、スマートフォン100は、おそとペアリングに失敗したことをユーザに示す画面を表示できる(例えば、図5のD8のようなエラー画面でよい)。
受信部21cが認証情報6を受信すると(S16)、データ格納部14は、上記S3においてスマートフォン100に送信した通信情報4cと、自走式掃除機200から受信した認証情報6に含まれる通信情報4cとが一致するか否かを判定する(S17)。
一致すると判定される場合(S17においてYES)、データ格納部14は、上記S3において記憶部30cに格納されたスマートフォン識別情報4aと、認証情報6に含まれる自走式掃除機識別情報4bとを対応付け、この対応付けデータをおそとペアリング情報3bとして記憶部30cに格納する(S18a、格納ステップ)。すなわち、サーバ300は、スマートフォン100と自走式掃除機200との間でおそとペアリングが確立したことを、おそとペアリング情報3bとして記憶する(図11に示す後半の処理に続く)。
一致しないと判定される場合、サーバ300は所定のエラー処理を実行する(S18b)。例えば、エラーが発生したことを示す情報を、送信部22cがスマートフォン100に送信する。受信部21aが上記情報を受信した場合、スマートフォン100は、おそとペアリングに失敗したことをユーザに示す画面を表示できる(例えば、図5のD8のようなエラー画面でよい)。
おそとペアリングが確立したことをスマートフォン100と自走式掃除機200とに報告するために、送信部22cは認証情報6に含まれる自走式掃除機識別情報4bを、自走式掃除機200に送信する(S19)。
受信部21bが自走式掃除機識別情報4bを受信すると(S20)、送信部22bは当該自走式掃除機識別情報をスマートフォン100に送信する(S21)。そして、受信部21aは当該自走式掃除機識別情報を受信する(S22)。上記S19〜S22の処理を実行することにより、スマートフォン100および自走式掃除機200は、サーバ300がおそとペアリング情報3bを記憶部30cに格納し、おそとペアリングが成功したことを知ることができる。
なお、自走式掃除機200は、例えば上記S20の処理の後に、サーバ300との通信のヘッダ情報を利用して時刻合わせを行ってもよい。これにより、自走式掃除機200とサーバ300との間で正確に同期を取ることができる。
受信部21aが自走式掃除機識別情報4bを受信すると(S22)、送信部22aは、おそとペアリングが成功した自走式掃除機200の自走式掃除機識別情報4bを含むポーリング要求5を、当該自走式掃除機に送信する(S23)。
受信部21bがポーリング要求5を受信すると(S24)、送信部22bはスマートフォン100からの制御コマンドのリクエスト9bをサーバ300に送信する(S25)。
受信部21cがリクエスト9bを受信すると(S26)、データ格納部14はスマートフォン100および自走式掃除機200のおそとペアリング情報3bに対応するポーリング開始フラグを設定する(S27)。そして、送信部22cは、ポーリング開始フラグが設定されたことを示すポーリング開始情報9cを、自走式掃除機200に送信する(S28)。
受信部21bがポーリング開始情報9cを受信すると(S29)、送信部22bは当該ポーリング開始情報をスマートフォン100に送信し(S30)、受信部21aが当該情報を受信する(S31)。これにより、スマートフォン100は、自走式掃除機200と適切におそとペアリングされたことを確認することができる。
〔スマートフォン100、自走式掃除機200、およびサーバ300が奏する効果〕
スマートフォン100および自走式掃除機200は、複数のペアリングに伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できるという効果を奏する。
スマートフォン100および自走式掃除機200は、複数のペアリングに伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できるという効果を奏する。
また、サーバ300は、WAN8bを介した通信により制御可能な自走式掃除機200を特定することができ、スマートフォン100から当該自走式掃除機を制御することを可能にするという効果を奏する。
〔実施の形態2〕
図12〜図14に基づいて、本発明の第2の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、前述した実施の形態1に追加される構成や、実施の形態1の構成とは異なる構成のみについて説明する。すなわち、実施の形態1で記載された構成等は、実施の形態2にもすべて含まれる。また、実施の形態1で記載した用語の定義も同じである。
図12〜図14に基づいて、本発明の第2の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、前述した実施の形態1に追加される構成や、実施の形態1の構成とは異なる構成のみについて説明する。すなわち、実施の形態1で記載された構成等は、実施の形態2にもすべて含まれる。また、実施の形態1で記載した用語の定義も同じである。
〔実施の形態1との相違点〕
本実施の形態に係るペアリングシステム401は、スマートフォン101(図12参照)と、自走式掃除機201(図13参照)と、サーバ300(図3参照)とを含む。なお、同一の符号が示すように、本実施の形態におけるサーバ300は、実施の形態1におけるサーバ300と同一でよい。
本実施の形態に係るペアリングシステム401は、スマートフォン101(図12参照)と、自走式掃除機201(図13参照)と、サーバ300(図3参照)とを含む。なお、同一の符号が示すように、本実施の形態におけるサーバ300は、実施の形態1におけるサーバ300と同一でよい。
本実施の形態と実施の形態1とは、スマートフォン101と自走式掃除機201とがおうちペアリングされているか否かを判定する処理が、自走式掃除機201によって行われる点で異なる。
すなわち、実施の形態1に係るスマートフォン100は認証判定部12aを備えた(図1参照)。そして、認証判定部12aが記憶部30aに格納されたおうちペアリング情報3aを参照することにより、当該スマートフォンと自走式掃除機200との間でおうちペアリングが確立されているか否かを判定した(図10のS9)。これにより、スマートフォン100は、リクエスト9aに応答した自走式掃除機200がおそとペアリング可能な自走式掃除機であるか否かを判定できた。
一方、本実施の形態に係るスマートフォン101は、認証判定部12aを備えない。代わりに、自走式掃除機201が認証判定部12bを備えた。すなわち、スマートフォン101からリクエスト9aを受信すると、自走式掃除機201の認証判定部12bが記憶部30bに格納されたおうちペアリング情報3aを参照することにより、当該スマートフォンと自走式掃除機201との間でおうちペアリングが確立されているか否かを判定する。そして、おうちペアリングが確立されていると判定される場合のみ、上記リクエストに対する応答をスマートフォン101に返す。
これにより、自走式掃除機201は、スマートフォン101とおうちペアリング済みの自走式掃除機201に関する情報を、おそとペアリングが可能な自走式掃除機201の候補として、当該スマートフォンに取得させることができる。
〔スマートフォン101の構成〕
図12に基づいて、スマートフォン101の構成を説明する。図12は、スマートフォン101の要部構成を示すブロック図である。なお、前述したスマートフォン100に含まれる構成と同一の構成には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図12に基づいて、スマートフォン101の構成を説明する。図12は、スマートフォン101の要部構成を示すブロック図である。なお、前述したスマートフォン100に含まれる構成と同一の構成には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
リスト取得部(取得手段)11は、受信部21aから入力されたすべての自走式掃除機識別情報4bをリストに追加し、当該リストを接続可能リスト1として取得する。リスト取得部11は、取得した接続可能リスト1を表示制御部71に出力する。
〔自走式掃除機201の構成〕
図13に基づいて、自走式掃除機201の構成を説明する。図13は、自走式掃除機201の要部構成を示すブロック図である。自走式掃除機201は、実施の形態1に係る自走式掃除機200が備えた構成に加えて、認証判定部12bをさらに備えた。
図13に基づいて、自走式掃除機201の構成を説明する。図13は、自走式掃除機201の要部構成を示すブロック図である。自走式掃除機201は、実施の形態1に係る自走式掃除機200が備えた構成に加えて、認証判定部12bをさらに備えた。
以下、認証判定部12b、識別情報照合部13、および送信部22bの順序で各構成が担う機能を説明する。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
認証判定部(第2の判定手段)12bは、ローカルエリアネットワーク8aを介して通信可能なスマートフォン101から応答が要求された場合、当該スマートフォンが、当該ローカルエリアネットワークを介した通信により自走式掃除機201が制御可能となる通信接続であって、おうちペアリングとして認証された通信接続のスマートフォン101であるか否かを判定する。
具体的には、受信部21bからリクエスト9aが入力されると、認証判定部12bは、記憶部30bに格納されたおうちペアリング情報3aを参照することにより、スマートフォン101と自走式掃除機201との間でおうちペアリングが確立されているか否かを判定する。確立されている場合、認証判定部12bは、おうちペアリングが確立されていることを示す判定情報9dを識別情報照合部13に出力する。
識別情報照合部(照合手段)13は、おうちペアリングが確立されていることを示す判定情報9dが認証判定部12bから入力されると、記憶部30bから自走式掃除機識別情報4bを読み出して送信部22bに出力する。
また、識別情報照合部13は、受信部21bから接続要求2が入力されると、当該接続要求に含まれる自走式掃除機識別情報4bと、記憶部30bに格納されている自走式掃除機200の自走式掃除機識別情報4bとが一致するか否かを判定する。一致する場合、識別情報照合部13は認証情報6を送信部22bに出力する。
送信部(第2の送信手段)22bは、認証判定部12bによって認証したスマートフォン101であると判定された場合、自走式掃除機201を識別可能な自走式掃除機識別情報4bを当該スマートフォンに送信する。具体的には、識別情報照合部13から自走式掃除機識別情報4bが入力されると、送信部22bは当該自走式掃除機識別情報をスマートフォン101に送信する。
また、送信部(第3の送信手段)22bは、送信部22bによって送信された自走式掃除機識別情報4bに対する応答として、ワイドエリアネットワーク8bを介した通信により当該自走式掃除機が制御可能となるおそとペアリングの接続要求2を当該スマートフォンから受信した場合、おそとペアリングを認証したことを示す認証情報6をサーバ300に送信する。具体的には、識別情報照合部13から認証情報6が入力されると、送信部22bは当該認証情報をサーバ300に送信する。
〔ペアリングシステム401で実行される処理〕
図14に基づいて、ペアリングシステム401で実行される処理の流れを説明する。図14は、ペアリングシステム401で実行される処理(スマートフォン101、自走式掃除機201、サーバ300が実行する処理)の前半部分の一例を示すフローチャートである。
図14に基づいて、ペアリングシステム401で実行される処理の流れを説明する。図14は、ペアリングシステム401で実行される処理(スマートフォン101、自走式掃除機201、サーバ300が実行する処理)の前半部分の一例を示すフローチャートである。
なお、図面の大きさの制約上、一連の処理の前半を示す図14と、後半を示す図11とに分割して、当該一連の処理を表現している。また、図14において、図10を参照して説明した処理と同一の処理の説明を、先と同一の符号を振ることにより省略することがある(S1〜S5、S15b〜S18aの説明を省略した)。
受信部21bがブロードキャストによるリクエスト9aを受信すると(S6)、認証判定部12bは、自走式掃除機201がスマートフォン101とのおうちペアリングを認証した自走式掃除機であるか否かを判定する(S40、第2の判定ステップ)。
認証した自走式掃除機であると判定される場合(S40においてYES)、識別情報照合部13は記憶部30bから自走式掃除機識別情報4bを読み出し、送信部22bは読み出された自走式掃除機識別情報4bをスマートフォン101に送信する(S41、第2の送信ステップ)。認証した自走式掃除機でないと判定される場合(S40においてNO)、自走式掃除機201はリクエスト9aに応答せずに処理を終了する。
受信部21aが自走式掃除機識別情報4bを受信すると(S8)、リスト取得部11は当該自走式掃除機を接続可能リスト1に追加する(S10)。上記S10の処理が自走式掃除機識別情報4bを送信したすべての自走式掃除機201(すべての自走式掃除機識別情報4b)に対して実行されることにより(S11c)、リスト取得部11は接続可能リスト1を取得する(S11d、取得ステップ)。
表示面72に表示された接続可能リスト1に基づいて、ユーザがおそとペアリングを所望する自走式掃除機201が選択されたことを示す指示情報7dが、入力制御部42から入力されると、送信部22aは自走式掃除機識別情報4bと通信情報4cとを含む接続要求2を自走式掃除機201に送信する(S12、第1の送信ステップ)。
受信部21bが接続要求2を受信すると(S13)、識別情報照合部13は、当該接続要求に含まれる自走式掃除機識別情報4bと、記憶部30bに格納されている自走式掃除機識別情報4bとが一致するか否かを判定する(S14)。
一致する場合(S14においてYES)、送信部22bは、自走式掃除機識別情報4bと通信情報4cとを含む認証情報6をサーバ300に送信する(S15a、第3の送信ステップ)。
〔スマートフォン101および自走式掃除機201が奏する効果〕
スマートフォン101および自走式掃除機201は、複数のペアリングに伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できるという効果を奏する。
スマートフォン101および自走式掃除機201は、複数のペアリングに伴うユーザの操作負担を軽減することができ、ユーザビリティを改善できるという効果を奏する。
〔各実施の形態に含まれる構成(技術的手段)の組み合わせについて〕
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、スマートフォン100、スマートフォン101、自走式掃除機200、自走式掃除機201、またはサーバ300の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
最後に、スマートフォン100、スマートフォン101、自走式掃除機200、自走式掃除機201、またはサーバ300の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、スマートフォン100、スマートフォン101、自走式掃除機200、自走式掃除機201、またはサーバ300は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスマートフォン100、スマートフォン101、自走式掃除機200、自走式掃除機201、またはサーバ300の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、スマートフォン100、スマートフォン101、自走式掃除機200、自走式掃除機201、またはサーバ300に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、またはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、スマートフォン100、スマートフォン101、自走式掃除機200、自走式掃除機201、またはサーバ300を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、例えばスマートフォン、携帯電話、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末などの、各種の電子機器により実現できる。
また、本発明に係る被制御装置は、例えば自走式掃除機など、上記情報処理装置から制御コマンドを受信し、当該情報処理装置によって制御可能な電子機器により実現できる。
さらに、本発明に係るサーバは、例えばパーソナルコンピュータ、汎用型電子計算機などの、各種の電子機器により実現できる。
1 接続可能リスト(特定情報)
2 接続要求(接続要求)
3a おうちペアリング情報
3b おそとペアリング情報(接続情報)
4a スマートフォン識別情報
4b 自走式掃除機識別情報(装置情報)
4c 通信情報(通信情報)
5 ポーリング要求(確認情報)
6 認証情報(認証情報)
8a ローカルエリアネットワーク(第1のネットワーク)
8b ワイドエリアネットワーク(第2のネットワーク)
11 リスト取得部(取得手段)
12a 認証判定部(第1の判定手段)
12b 認証判定部(第2の判定手段)
13 識別情報照合部(照合手段)
14 データ格納部(格納手段)
21a 受信部(第1の受信手段)
21b 受信部
21c 受信部
22a 送信部(第1の送信手段)
22b 送信部(第2の送信手段、第3の送信手段)
22c 送信部
30a 記憶部
30b 記憶部
30c 記憶部(記憶部)
100 スマートフォン(情報処理装置)
101 スマートフォン(情報処理装置)
200 自走式掃除機(被制御装置)
201 自走式掃除機(被制御装置)
300 サーバ(サーバ)
300 サーバ(サーバ)
400 ペアリングシステム(ペアリングシステム)
401 ペアリングシステム(ペアリングシステム)
2 接続要求(接続要求)
3a おうちペアリング情報
3b おそとペアリング情報(接続情報)
4a スマートフォン識別情報
4b 自走式掃除機識別情報(装置情報)
4c 通信情報(通信情報)
5 ポーリング要求(確認情報)
6 認証情報(認証情報)
8a ローカルエリアネットワーク(第1のネットワーク)
8b ワイドエリアネットワーク(第2のネットワーク)
11 リスト取得部(取得手段)
12a 認証判定部(第1の判定手段)
12b 認証判定部(第2の判定手段)
13 識別情報照合部(照合手段)
14 データ格納部(格納手段)
21a 受信部(第1の受信手段)
21b 受信部
21c 受信部
22a 送信部(第1の送信手段)
22b 送信部(第2の送信手段、第3の送信手段)
22c 送信部
30a 記憶部
30b 記憶部
30c 記憶部(記憶部)
100 スマートフォン(情報処理装置)
101 スマートフォン(情報処理装置)
200 自走式掃除機(被制御装置)
201 自走式掃除機(被制御装置)
300 サーバ(サーバ)
300 サーバ(サーバ)
400 ペアリングシステム(ペアリングシステム)
401 ペアリングシステム(ペアリングシステム)
Claims (14)
- ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置であって、
第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記特定情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信手段とを備え、
前記第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、前記第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する第1の判定手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記第1の判定手段によって認証した被制御装置であると判定された被制御装置を特定する特定情報を取得することを特徴とする情報処理装置。 - 通信を識別可能な通信情報をサーバから受信する第1の受信手段をさらに備え、
前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段によって受信された前記通信情報によって識別される通信によって、前記被制御装置に前記接続要求をさらに送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1の送信手段は、前記特定情報からユーザによって選択された被制御装置によって前記第2の通信接続が認証された場合、当該第2の通信接続によって当該被制御装置が制御可能になったことを確認する確認情報を、当該被制御装置にさらに送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- ネットワークを介して情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置によって制御される被制御装置であって、
第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段によって認証した情報処理装置であると判定された場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
前記第2の送信手段によって送信された前記装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信手段とを備えたことを特徴とする被制御装置。 - 前記第2の通信接続の接続要求とともに前記装置情報を当該情報処理装置から受信した場合、当該装置情報と前記第2の送信手段によって送信された装置情報とが一致するか否かを判定する照合手段をさらに備え、
前記第3の送信手段は、前記照合手段によって一致すると判定される場合、前記認証情報をサーバに送信することを特徴とする請求項4に記載の被制御装置。 - 第2のネットワークを介した通信により請求項4または5に記載の被制御装置が、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納手段を備えたことを特徴とするサーバ。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置と、請求項4または5に記載の被制御装置と、請求項6に記載のサーバとを含むことを特徴とするペアリングシステム。
- ネットワークを介して被制御装置と通信することにより、当該被制御装置を制御可能な情報処理装置の制御方法であって、
第1のネットワークを介した通信により前記被制御装置が制御可能となる通信接続を、第1の通信接続として認証したことにより、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続を、第2の通信接続として認証できる被制御装置を特定する特定情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記特定情報からユーザによって選択された被制御装置と前記第2の通信接続を確立するために、当該被制御装置に接続要求を送信する第1の送信ステップとを含み、
前記第1のネットワークを介して通信可能な前記被制御装置が、前記第1の通信接続を認証した被制御装置であるか否かを判定する第1の判定ステップをさらに含み、
前記取得ステップでは、前記第1の判定ステップにおいて認証した被制御装置であると判定した被制御装置を特定する特定情報を取得することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - ネットワークを介して情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置によって制御される被制御装置の制御方法であって、
第1のネットワークを介して通信可能な前記情報処理装置から応答が要求された場合、当該情報処理装置が、当該第1のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる通信接続であって、第1の通信接続として認証された通信接続の情報処理装置であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記第2の判定ステップにおいて認証した情報処理装置であると判定した場合、当該被制御装置を識別可能な装置情報を当該情報処理装置に送信する第2の送信ステップと、
前記第2の送信ステップにおいて送信した前記装置情報に対する応答として、前記第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを介した通信により当該被制御装置が制御可能となる第2の通信接続の接続要求を当該情報処理装置から受信した場合、当該第2の通信接続を認証したことを示す認証情報をサーバに送信する第3の送信ステップとを含むことを特徴とする被制御装置の制御方法。 - 第2のネットワークを介した通信により請求項9に記載の制御方法によって制御される被制御装置が、請求項8に記載の制御方法によって制御される情報処理装置によって制御可能となる第2の通信接続が、当該被制御装置によって認証されていることを示す認証情報を、当該被制御装置から受信した場合、当該情報処理装置と当該被制御装置との間に前記第2の通信接続が確立していることを示す接続情報を記憶部に格納する格納ステップを含むことを特徴とするサーバの制御方法。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
- 請求項4または5に記載の被制御装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
- 請求項11に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項12に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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