JP2014021621A - 入力支援装置、入力支援方法、入力支援プログラム及び記録媒体 - Google Patents

入力支援装置、入力支援方法、入力支援プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】手書き入力ウィンドウ等の入力支援窓を表示して、文字入力領域への文字の入力を支援する装置において、入力支援窓の移動に際してのユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】入力支援ウィンドウ(入力支援窓)を移動する間、入力支援ウィンドウの一部のみの表示として、入力支援ウィンドウの一辺に相当する入力支援バーis3に表示形態を変更する。これにより、基準サイズの入力支援窓を示した場合には、入力支援窓に重畳されて隠れる位置にある画像を可視化する。
【選択図】図12

Description

本発明は、文字入力領域への文字の入力を支援すべく、入力支援窓を表示領域に表示している画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定する入力支援装置、そのような入力支援装置を用いた入力支援方法、そのような入力支援装置を実現するための入力支援プログラム、及びそのような入力支援プログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に関する。
タッチパネルを用いて文字等の情報を入力する携帯端末装置等の様々な電子機器が普及している(例えば、特許文献1参照。)。
図18は、タッチパネルを有する携帯端末装置に表示される画像の一例を示す説明図である。タッチパネルを有する携帯端末装置では、検索語句を入力する入力欄inへの文字の入力を支援する入力支援窓として、例えば、手書き入力ウィンドウisが表示される。このような手書き入力ウィンドウisが表示された携帯端末装置に対しては、手書き入力ウィンドウisが表示されている画面に、ユーザがタッチペンにて触れることにより、文字を入力することができる。
ところが、手書き入力ウィンドウisは、画面に表示されている他の画像上に重畳して表示されるため、必要な情報が、手書き入力ウィンドウisに隠れて視認することができない場合がある。このような場合、必要な情報が隠れないように、ユーザが手書き入力ウィンドウを適切な位置に移動させることになる。
特開2011−123575号公報
しかしながら、手書き入力ウィンドウの移動時においても、他の画像上に重畳された状態で移動するため、適切な位置を判断し難いという利便性に関する問題がある。このような問題は、画面の大きさに制約がある携帯型の端末装置において特に顕著になる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、手書き入力ウィンドウ等の入力支援窓を移動する間、入力支援窓により重畳される画像を可視化することにより、ユーザの利便性を高めることが可能な入力支援装置の提供を目的とする。
また、本発明は、本発明に係る入力支援装置を適用することによって、ユーザの利便性を高めることが可能な表示処理方法の提供を他の目的とする。
また、本発明は、本発明に係る入力支援装置を実現する入力支援プログラムの提供を他の目的とする。
また、本発明は、本発明に係る入力支援プログラムを記録してある記録媒体の提供を他の目的とする。
上記問題を解決するため、本発明に係る入力支援装置は、文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、表示領域に表示している画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定する入力支援装置であって、前記入力支援窓を移動させる操作を受け付ける手段と、前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化する可視化手段とを備えることを特徴とする。
したがって、本発明では、移動中の入力支援窓により重畳される画像を可視化することにより、ユーザは、表示領域に表示されている画像のうち、基準サイズで通常表示した入力支援窓であれば隠れる画像を視認しながら、入力支援窓を移動させることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、前記可視化手段は、前記入力支援窓の一部を非表示として可視化することを特徴とする。
したがって、本発明では、ユーザは、非表示とした部分から、基準サイズの入力支援窓であれば隠れる画像を視認することができ、しかも一部のみを非表示とすることにより、ユーザは、入力支援窓を基準サイズに復元した場合に、どの画像が入力支援窓により隠されるかを認識しながら移動させることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、前記入力支援窓は、多角形状をなし、前記可視化手段は、前記入力支援窓の一辺の表示により可視化することを特徴とする。
したがって、本発明では、入力支援窓の一辺を表示することにより、ユーザは、入力支援窓を基準サイズに復元した場合に、どの画像が入力支援窓により隠されるかを認識しながら移動させることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、前記入力支援窓を狭小化させる操作を受け付ける手段と、前記狭小化させる操作に基づいて、前記入力支援窓を狭小化する狭小化手段とを更に備え、前記可視化手段は、前記狭小化手段により狭小化していない入力支援窓を移動する場合に、重畳される画像を可視化することを特徴とする。
したがって、本発明では、入力支援窓を狭小化することで、重畳による影響を小さくすることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、狭小化した入力支援窓の大きさを基準サイズに復元させる操作を受け付ける手段と、復元させる操作に基づいて、前記入力支援窓の大きさを復元する手段と、大きさを復元した入力支援窓の全体を前記表示領域内に表示すべく、復元した入力支援窓の表示位置を調整する手段とを更に備えることを特徴とする。
したがって、本発明では、入力支援窓の全体が表示領域内に入るように表示位置を調整して復元することにより、例えば、復元した入力支援窓の一部が表示領域内に入っておらず、移動させなければならないというようなユーザの手間を省き、利便性を高めることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、前記表示領域における表示の向きを変更する手段と、表示の向きを変更した場合に、前記入力支援窓を狭小化して、前記表示領域内で予め設定されている所定の位置に表示する手段とを備えることを特徴とする。
したがって、本発明では、表示の向きを変更後、所定の位置に狭小化した入力支援窓が表示されているので、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、前記表示領域に前記文字入力領域の表示を開始した場合に、狭小化した入力支援窓を、前記表示領域内で予め設定されている所定の位置に表示する手段を備えることを特徴とする。
したがって、本発明では、文字入力を開始する場合に、所定の位置に狭小化した入力支援窓が表示されているので、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本発明に係る入力支援装置は、前記入力支援窓内で指示された位置の軌跡に基づいて入力する文字を決定する手段を備えることを特徴とする。
したがって、本発明では、いわゆる手書き入力を行うことができる。
本発明に係る入力支援方法は、文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、表示領域に表示している画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定する入力支援装置を用いた入力支援方法であって、前記入力支援装置は、前記入力支援窓を移動させる操作を受け付けるステップと、前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化するステップとを実行することを特徴とする。
したがって、本発明では、移動中の入力支援窓により重畳される画像を可視化することにより、ユーザは、表示領域に表示されている画像のうち、基準サイズの入力支援窓であれば隠れる画像を視認しながら、入力支援窓を移動させることができる。
本発明に係る入力支援プログラムは、表示領域を有する表示部、及び前記表示領域上の位置を指示する入力を受け付ける入力部を備えるコンピュータに、前記表示領域に表示された文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、前記表示領域に表示されている画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定させる入力支援プログラムであって、コンピュータに、前記入力支援窓を移動させる操作を受け付ける手順と、前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明に係る入力支援プログラムは、コンピュータにて実行することにより、コンピュータが本発明に係る入力支援装置として機能する。したがって、移動中の入力支援窓により重畳される画像を可視化するので、ユーザは、表示領域に表示されている画像のうち、基準サイズで通常表示した入力支援窓であれば隠れる画像を視認しながら、入力支援窓を移動させることができるので、適切な位置に入力支援窓を配置させることが可能となる。
本発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体は、表示領域を有する表示部、及び前記表示領域上の位置を指示する入力を受け付ける入力部を備えるコンピュータに、前記表示領域に表示された文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、前記表示領域に表示されている画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定させる入力支援プログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体であって、コンピュータに、前記入力支援窓を移動させる操作を受け付ける手順と、前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化する手順とを実行させる入力支援プログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、記録されているプログラムをコンピュータにて読み取って実行することにより、コンピュータが本発明の入力支援装置として機能する。したがって、移動中の入力支援窓により重畳される画像を可視化するので、ユーザは、表示領域に表示されている画像のうち、基準サイズで通常表示した入力支援窓であれば隠れる画像を視認しながら、入力支援窓を移動させることができる。
本発明に係る入力支援装置、入力支援方法、入力支援プログラム及び記録媒体は、文字入力支援窓を表示領域に表示されている画像上に重畳表示して、文字の入力を支援する際に、入力支援窓を移動する間、入力支援窓により重畳される画像を可視化する。これにより、ユーザは、表示領域に表示されている画像のうち、基準サイズで通常表示した入力支援窓であれば隠れる画像を視認しながら入力支援窓を移動させることができる。したがって、ユーザは、入力支援窓の使用に際し、必要な画像が隠れない適切な位置に入力支援窓を配置することができるので、ユーザの利便性を高めることが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明に係る入力支援装置の一例を示す概略斜視図である。 本発明に係る入力支援装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置のコンテンツ使用開始処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の入力支援アイコンの移動処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の入力支援ウィンドウの復元処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の手書き入力処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の入力支援装置の入力支援ウィンドウの移動処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 本発明の入力支援装置の表示方向変更処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の入力支援装置の表示領域に表示された画像の一例を示す説明図である。 タッチパネルを有する携帯端末装置に表示される画像の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具現化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明に係る入力支援装置は、例えば、コンピュータの一種である電子辞書等の小型携帯型学習装置として具現化することができ、本実施の形態では、電子辞書として具現化した本発明の入力支援装置を例にとって説明する。
まず、本発明の入力支援装置の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る入力支援装置の一例を示す概略斜視図である。
図1に示す入力支援装置100は、筐体110を備え、筐体110には、液晶タッチパネル等の表示入力部120が設けられている。表示入力部120は、矩形薄膜状の液晶パネル等の表示部121と、矩形薄膜状のタッチパネル等の入力部122とを重畳して形成されており、表示部121は、画像を表示する矩形状の表示領域121aを有している。表示部121は、液晶パネルに限らず、有機ELパネル、プラズマパネル等の表示部品を用いて構成することができる。入力部122は、赤外線を用いた接触センサ、感圧センサ、静電容量センサ等の各種センサを用いて構成され、表示領域121aに対して、指、又はタッチペン等の入力具130が接触した場合に、その接触位置を入力位置として検出する。
また、筐体110は、表示部121の周囲に、キー入力操作を受け付ける操作部140を更に有している。操作部140には、ユーザによる入力操作を受け付ける各種入力キー141が設けられている。入力キー141としては、「前見出」、「次見出」、「クリア」、「HOME」、「戻る」、「決定」と示された操作の内容を入力する操作キー141a、方向を入力する方向キー141b、「辞書」として後述するコンテンツCを呼び出すコンテンツキー141c、各種機能を呼び出す機能キー141dが配設されている。これらの各種入力キー141は、ユーザの指、又はタッチペン等の入力具130による押圧又は接触を検出することにより、ユーザからの入力操作を命令として受け付ける。
また、筐体110は、側部にメモリスロット等の補助記憶部150を有しており、フラッシュメモリを用いたSDメモリーカード等の記録媒体RECを挿入することにより、記録媒体RECに対してアクセスし、情報の読み書きをすることができる。なお、記録媒体RECとしては、フラッシュメモリ等の半導体メディアに限らず、CD−ROM、DVD−ROM等の光学メディア等、情報を記録する様々な媒体を用いることが可能である。
図2は、本発明に係る入力支援装置100のシステム構成の一例を示すブロック図である。入力支援装置100は、装置全体を制御する制御ユニット160を備えている。制御ユニット160は、表示入力部120の表示部121及び入力部122、各種入力キー141並びに補助記憶部150に接続されている。さらに、入力支援装置100は、加速度センサ等の方向検出部170を備えており、方向検出部170が検出した入力支援装置100の方向を示す縦向き、横向き等の情報は、検出方向情報として、制御ユニット160へ出力される。
また、制御ユニット160は、制御部161、記録部162等の各種機構を備えている。
制御部161は、CPU(Central Processing Unit )等の情報処理回路、時計回路等の各種回路を備え、制御ユニット160の本体として、入力支援装置100の処理全般を制御する。
記録部162は、不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)162a、揮発性メモリであるRAM(Random Access Memory)162b等の各種メモリを備えている。また、ROM162aには、本発明の入力支援プログラムPRG等の各種プログラム及びデータが記録されている。
ROM162aとしては、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録機構、SSD(Solid State Disk)等の不揮発性半導体記録機構等の不揮発性メモリが用いられる。RAM162bとしては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリが用いられる。なお、ROM162aには、本発明の入力支援プログラムPRGだけでなく、様々な処理を実行する様々なアプリケーションプログラム及びデータが記録されている。
さらに、ROM162aの記録領域の一部は、学習用コンテンツ、辞書用コンテンツ等の各種コンテンツCを記録するデータベースDBとして用いられている。学習用コンテンツ、辞書用コンテンツ等の各種コンテンツCには、例えば、見出し語の検索に必要な検索機能が設けられている。
また、RAM162bの記録領域の一部は、制御部161が各種プログラムを実行する際に発生するデータを一時的に記憶するワークメモリとして用いられる。
そして、制御部161は、ROM162aに記録されている入力支援プログラムPRGを読み取ってRAM162bに記憶させ、入力支援プログラムPRGに含まれる各種手順を実行することにより、コンピュータは、本発明の入力支援装置100として機能する。なお、補助記憶部150に、本発明の入力支援プログラムPRGが記録された記録媒体RECを挿入し、記録媒体RECに記録されている入力支援プログラムPRGを読み取って、各種手順を実行するようにしても良い。
次に本発明の入力支援装置100の使用方法及び処理について説明する。図3は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図3は、本発明の入力支援装置100の初期画面として表示領域121aに表示される画像の一例を示している。
図3に示す初期画面では、コンテンツCの選択に用いられる画像が、コンテンツ選択アイコンi1として画面内に示されている。コンテンツ選択アイコンi1は、国語辞典用コンテンツ、漢字辞典用コンテンツ、英語辞典用コンテンツ等のコンテンツCを示しており、所望するコンテンツCを指定する入力を行うことにより、当該コンテンツCを使用することが可能となる。
ユーザは、図3に示す初期画面から、所望するコンテンツCを示すコンテンツ選択アイコンi1を指示する入力を行うことにより、コンテンツCを使用することが可能となる。なお、図3に示す初期画面以外の画面が表示されている状態であっても、コンテンツキー141cに対する入力を行うことにより、コンテンツCを使用することが可能となる。以下では、漢字辞典用コンテンツを指示した場合の形態を例示して説明する。
図4は、本発明の入力支援装置100のコンテンツ使用開始処理の一例を示すフローチャートである。本発明の入力支援装置100は、コンテンツCの使用を開始する入力を受け付けて、入力支援プログラムPRG等の各種プログラムを実行する制御部161の制御により、コンテンツ使用開始処理の実行を開始する。
制御部161は、選択されたコンテンツCをROM162aから読み取る(S101)。そして制御部161は、表示部121の表示領域121a内に、検索メニューとなる初期画面を表示し、更に、表示領域121a内で予め設定されている所定の位置に、狭小化した入力支援ウィンドウを表示する(S102)。
ステップS102にて表示される検索メニューには、検索語を入力する文字入力領域が示されるようになっており、文字入力領域の表示を開始した場合には、文字の入力を支援する入力支援ウィンドウが狭小化したアイコン状態で表示される。
このようにして、コンテンツ使用開始処理が実行される。
図5は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図5は、コンテンツ使用開始処理にて表示される画像の一例を示している。
図5に示す画像では、画面内の右側に起動させたコンテンツCを示す画像として、ここでは国語辞典を示すアイコンi1が示されている。また、画面内の左側には、コンテンツCの使用方法を選択するための「アルファベット略語」、「分野別小辞典」等の選択メニューが示されている。さらに、画面上方には、文字入力領域として、検索語を入力するための文字入力欄in1、in2が上下2段で示されている。上段の文字入力欄in1は、見出し語を検索語として入力する場合の入力欄であり、文字入力欄in1には「日本語」との説明がなされている。下段の文字入力欄in2は、見出し語に対応する意味等の内容を検索語として入力する場合の入力欄であり、文字入力欄in2には、「逆引語」との説明がなされている。
さらに、国語辞典を示すアイコンi1の左下に、狭小化した入力支援ウィンドウis2(以下、必要に応じて入力支援アイコンis2という)が示されている。入力支援アイコンis2は、後述する入力支援ウィンドウis1を狭小化したアイコンであり、文字入力欄in1、in2等の文字入力領域の表示を開始する際に、表示領域121a内の所定の位置に表示される。図5に示す例では、国語辞典を示すアイコンi1の左下が所定の位置となる。なお、入力支援ウィンドウis1は、狭小化したアイコン状態では文字入力を支援することはできない。
ユーザは、アイコン状態に狭小化した入力支援ウィンドウis2の表示位置を変更させる操作を行うことができる。入力支援アイコンis2の位置を変更させる操作として、ユーザは、入力支援アイコンis2を、指又は入力具130にて触れることにより、入力支援アイコンis2を指定する。そして、ユーザは、触れた状態を維持しながら表示領域121a上を移動させる操作を行い、所望の位置で離すことにより、いわゆるドラッグアンドドロップを行うことにより、入力支援アイコンis2の位置を変更させる
図6は、本発明の入力支援装置100の入力支援アイコンis2の移動処理の一例を示すフローチャートである。入力支援アイコンis2の移動処理は、入力支援アイコンis2が表示されている状態から、ユーザが入力支援アイコンis2を指示し、ドラッグアンドドロップ等の操作を行うことにより実行される。本発明の入力支援装置100は、ユーザの操作を受け付けて、入力支援プログラムPRG等の各種プログラムを実行する制御部161の制御により、入力支援アイコンis2の移動処理の実行を開始する。
制御部161は、入力部122により、入力支援アイコンis2を指示する入力を受け付ける(S201)。ステップS201は、ユーザが指又は入力具130にて、表示領域121a内の入力支援アイコンis2が表示されている位置に触れたことを入力部122が検出することにより行われる。
制御部161は、入力部122により、指示された入力支援アイコンis2を移動させる操作を受け付け(S202)、受け付けた操作に基づいて、入力支援アイコンis2を移動し、表示位置を変更する(S203)。
ステップS202〜S203は、ユーザが指又は入力具130にて接触し、ドラッグしていることを入力部122が検出することにより行われる。すなわち入力部122が、入力具130等により、指示されている位置が、第1方向に第1距離だけ接触しながら移動したことを検出した場合、入力支援アイコンis2の表示位置を第1方向に第1距離だけ移動させる。
このようにして入力支援アイコンis2の移動処理が実行される。
図7は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図7は、図5に示す画像から、入力支援アイコンis2の移動処理により、入力支援アイコンの表示位置を変更した後の画像の一例を示している。
図7に示す画像では、入力支援アイコンis2が、表示領域121a内の右下隅の位置に移動されている。入力支援ウィンドウis1は、狭小化して入力支援アイコンis2とすることにより、表示時及び移動時において、表示領域121a内で占める大きさが小さいため、他の画像を視認する上での大きな障害となることはない。そして、ユーザは、所定の操作、例えば、入力支援アイコンis2に対する連続指示操作(ダブルクリック)、文字入力欄in1、in2を指示する操作等の所定の操作を行うことにより、入力支援アイコンis2を入力支援ウィンドウis1に復元させることができる。
図8は、本発明の入力支援装置100の入力支援ウィンドウis1の復元処理の一例を示すフローチャートである。入力支援ウィンドウis1の復元処理は、入力支援アイコンis2が表示されている状態から、ユーザが所定の操作を行うことにより実行される。本発明の入力支援装置100は、ユーザの操作を受け付けて、入力支援プログラムPRG等の各種プログラムを実行する制御部161の制御により、入力支援ウィンドウis1の復元処理の実行を開始する。
制御部161は、入力部122により、入力支援アイコンis2から入力支援ウィンドウis1を復元する操作を受け付ける(S301)。ステップS301は、ユーザによる所定の操作、例えば、指又は入力具130にて、文字入力欄in1が表示されている位置に触れたことを入力部122が検出することにより行われる。
制御部161は、復元させる操作に基づいて、入力支援アイコンis2の大きさを基準サイズに復元し(S302)、大きさを復元した入力支援ウィンドウis1の全体を表示領域121a内に表示すべく、復元した入力支援ウィンドウis1の表示位置を調整する(S303)。
ステップS302では、狭小化した入力支援ウィンドウis2(入力支援アイコンis2)を、本来の大きさである基準サイズの入力支援ウィンドウis1に復元する。入力支援ウィンドウis1は、原則として、復元前の入力支援アイコンis2の左上隅の座標を基点とし、復元した入力支援ウィンドウis1の左上隅の座標が、その基点の座標と一致する位置に復元される。ただし、入力支援アイコンis2は、表示されている画像を視認する上で、邪魔にならない位置、例えば、表示領域の右下隅に移動されている場合がある。その場合、原則通り入力支援アイコンis2における左上隅の座標を基点として復元すると、入力支援ウィンドウis1の大部分が表示領域121aからはみ出してしまうことになる。すなわち、入力支援ウィンドウis1が必要な状況であるにも関わらず、入力支援ウィンドウis1の必要な領域が表示されないという状況が発生し得る。そこで、ステップS203では、復元した入力支援ウィンドウis1の全体が表示領域121a内に入るように表示位置の調整が行われる。なお、例えば、復元前の入力支援アイコンis2が表示領域121aの中央近傍に位置し、その位置の座標を基点として復元しても入力支援ウィンドウis1が表示領域121aからはみ出すことがない場合、ステップS303の処理は実行されない。
このようにして入力支援ウィンドウis1の復元処理が実行される。
図9は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図9は、図7に示す画像から、入力支援ウィンドウis1の復元処理により、入力支援ウィンドウis1を基準サイズに復元した後の画像の一例を示している。
ここで入力支援ウィンドウis1について説明する。本願において入力支援ウィンドウ(入力支援窓)is1とは、文字入力欄in1、in2への文字の入力を支援すべく表示領域121a内に表示する窓状の画像であり、表示領域121aに表示している他の画像と異なるレイヤとして重畳表示される。入力支援ウィンドウis1は、いわゆる「ウィンドウ」と呼ばれるマンマシンインターフェースとしての機能を有し、本発明に係る入力支援装置100においては、ユーザからの入力に対するインターフェースとして表示領域121a内に表示される。
図9に示す画像では、四角形状をなし、予め設定されている基準サイズの入力支援ウィンドウis1が表示領域121a内に表示されている。なお、図7では、入力支援アイコンis2が表示領域121a内の右下隅に位置していたが、復元に際し、位置の調整が行われ、入力支援ウィンドウis1の全体が表示領域121a内に表示されている。入力支援ウィンドウis1は、表示領域121a内に表示している画像上に重畳表示されるため、復元した基準サイズの入力支援ウィンドウis1の下層レイヤに位置する画像は、ユーザから視認できない状態となっている。
入力支援ウィンドウis1は、文字入力欄in1、in2への文字の入力を支援する機能を有し、入力支援装置100は、入力支援ウィンドウis1内の位置の指示を入力部122から受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定する。図9に示す入力支援ウィンドウis1は、いわゆる手書き入力用のウィンドウである。入力支援ウィンドウis1の上部に位置する一辺は、タイトルバーw1となっており、タイトルバーw1には、「日本語入力」という名称、入力方法切替のための画像w2、及び狭小化するための画像w3が表示されている。タイトルバーの下方には、手書き入力に際して認識した文字を表示する表示欄w4、及び認識する文字を決定するために必要な「採用」、「後退」、「手動切替」、「認識」、「書き直し」等の各種命令が示された画像w5が示されている。入力支援ウィンドウis1の中央から下方にかけては手書き入力を行うための手書き入力領域w6が示されている。
ユーザは、手書き入力領域w6内の位置を、例えば、指又は入力具130にて指示し、指示した位置を移動させることにより、その位置の軌跡に基づいて手書き入力が行われる。また、ユーザは、手書き入力に際し、各種命令が示された画像w5を指示する入力を行うことにより、入力する文字を決定することができる。なお、入力方法切替のための画像w2を指示する入力を行うことにより、入力方法の切替、例えば、手書き入力からキーボード入力への切替が行われ、入力支援ウィンドウis1のレイアウトが変更される。また、ユーザは、狭小化するための画像w3を指示する入力を行うことにより、入力支援ウィンドウis1は狭小化される。
図10は、本発明の入力支援装置100の手書き入力処理の一例を示すフローチャートである。手書き入力処理は、図9に示す手書き入力用の入力支援ウィンドウis1が表示されている状態からの文字の入力を支援する処理である。ユーザが、例えば、入力支援ウィンドウis1の手書き入力領域w6内の位置を、入力具130等により指示し、指示した位置を移動させることにより、手書き入力が行われる。本発明の入力支援装置100は、ユーザの操作を受け付けて、入力支援プログラムPRG等の各種プログラムを実行する制御部161の制御により、手書き入力処理の実行を開始する。
制御部161は、入力部122により、手書き入力領域w6内で指示された位置が移動した軌跡の入力を受け付け(S401)、受け付けた軌跡に基づいて文字認識を行い(S402)、候補となる文字を表示欄w4に表示する(S403)。ステップS402では、文字認識として、例えば、予めROM162aに記録されている文字データベースに記録された文字の特徴と、入力された軌跡とを比較し、例えば、それらの尤度に基づいて入力の候補となる文字を判定する。そして、ステップS403として、判定結果に基づく候補を表示欄w4に表示する。ユーザは、表示された候補を確認し、「採用」、「後退」、「手動切替」、「認識」、「書き直し」等の各種命令が示された画像w5を指示することにより、入力する文字を決定する。
制御部161は、入力部122により、入力する文字を決定する命令を受け付け(S404)、受け付けた命令に基づいて入力する文字を決定し(S405)、決定した文字を、指定されている文字入力欄in1等の入力領域に表示する(S406)。
このようにして手書き入力処理が実行される。
また、ユーザは、基準サイズの入力支援ウィンドウis1が表示された図9に示す状態から、入力支援ウィンドウis1の位置を移動させることができる。ユーザは、入力支援ウィンドウis1を移動させる場合、入力支援ウィンドウis1の一部、例えば、タイトルバーw1を、指又は入力具130にて触れることにより、入力支援ウィンドウis1を指定する。そして、ユーザは、触れた状態を維持しながら表示領域121a上を移動させる操作を行い、所望の位置で離すことにより、いわゆるドラッグアンドドロップを行うことにより、入力支援ウィンドウis1の位置を変更させる。
図11は、本発明の入力支援装置100の入力支援ウィンドウis1の移動処理の一例を示すフローチャートである。入力支援ウィンドウis1の移動処理は、図9に示す入力支援ウィンドウis1が表示されている状態から、入力支援ウィンドウis1を指示し、ドラッグアンドドロップ等の操作を行うことにより実行される。本発明の入力支援装置100は、ユーザの操作を受け付けて、入力支援プログラムPRG等の各種プログラムを実行する制御部161の制御により、入力支援ウィンドウis1の移動処理の実行を開始する。
制御部161は、入力部122より、入力支援ウィンドウis1を指示する入力を受け付ける(S501)。ステップS501は、ユーザが指又は入力具130にて、表示領域121a内の入力支援ウィンドウis1が表示されている位置に触れたことを入力部122が検出することにより行われる。
制御部161は、入力部122により、指示された入力支援ウィンドウis1を移動させる操作を受け付け(S502)、基準サイズの入力支援ウィンドウis1により重畳される画像を可視化し(S503)、入力支援ウィンドウis1を移動させ、表示位置を変更する(S504)。
ステップS503の可視化とは、基準サイズの入力ウィンドウis1を通常表示した場合には、下層のレイヤとなり隠れてしまう画像を視認可能な状態とすることを示すものであり、可視化の方法としては、様々な方法を例示することができる。例えば、入力支援ウィンドウis1の一部を非表示とすることにより、具体的には、入力支援ウィンドウis1の一辺であるタイトルバーw1のみを表示することにより、本来重畳される下層のレイヤに係る画像を可視化することができる。
そして、制御部161は、入力部122により、移動が完了したことを示す操作を受け付け(S505)、基準サイズの入力支援ウィンドウis1を復元し(S506)、復元した入力支援ウィンドウis1を移動が完了した位置に表示する(S507)。
ステップS505の移動が完了したことを示す操作とは、例えば、所望の位置で入力具130等を離す操作、いわゆるドロップ操作を示す。ステップS502〜S507にて示すように、制御部161は、ユーザの入力操作に基づいて、入力支援ウィンドウis1を移動する間、基準サイズの入力支援ウィンドウis1により重畳される画像を可視化し、移動が完了した段階で、元の基準サイズの入力支援ウィンドウis1に復元する。
ユーザは、入力支援ウィンドウis1以外の他の画像を確認しながら入力を行いたい場合に、他の画像が視認可能な位置に入力支援ウィンドウis1を移動させることになる。このような場合、移動に際し、他の画像の表示内容を視認しながら移動させる必要が生じる。しかしながら、入力支援ウィンドウis1を狭小化すると、復元後の入力支援ウィンドウis1の大きさを考慮しながら移動させることが困難となるため、移動後に復元した入力支援ウィンドウis1により、必要な画像が隠れる恐れがある。そこで、復元後の入力支援ウィンドウis1にて隠れる領域を考慮しつつ、他の画像を視認しながら移動させるために、例えば、入力支援ウィンドウis1の一辺であるタイトルバーw1のみを表示することにより、重畳される画像を可視化する。これにより、表示領域121aに表示されている画像を視認しながら、入力支援ウィンドウis1を移動させることができるので、適切な位置に入力支援ウィンドウis1を配置することが可能となる。
なお、ここでは、入力支援ウィンドウis1の移動処理として、移動処理及び可視化する処理を連続して実行するシーケンシャル処理として記載したが、移動処理と、可視化する処理とを並行して実行するパラレル処理として実現するようにしてもよい。このようにして、入力支援ウィンドウis1の移動処理が実行される。
図12及び図13は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図12は、図9に示す状態から、入力支援ウィンドウis1を矢印にて示すように移動させている状態の画像の一例を示し、図13は、移動が完了した状態の画像の一例を示している。
図12に示す画像は、移動中の入力支援ウィンドウis1の一例として、入力支援バーis3を示している。入力支援バーis3とは、四角形状をなす入力支援ウィンドウis1の一辺であるタイトルバーw1のみを表示した状態である。入力支援ウィンドウis1を入力支援バーis3とすることにより、基準サイズの入力支援ウィンドウis1を通常表示した場合には、隠れてしまう位置の画像を視認することが可能となる。また、入力支援バーis3は、入力支援ウィンドウis1の一辺であることから、復元された場合の入力支援ウィンドウis1の大きさを想定することができる。そして、図13に示すように、移動が完了後、基準サイズの入力支援ウィンドウis1が復元される。
入力支援ウィンドウis1にて手書き入力を行い、入力した手書き文字の認識中に移動させる場合であっても、入力支援バーis3に表示が変更される。ただし、表示状態が入力支援バーis3になるだけであり、認識処理は継続して実行される。従って、入力支援バーis3の状態で移動が完了し、入力支援ウィンドウis1に復元した場合に、認識処理が終了し、認識結果を表示しているという状況も生じる。なお、移動中は認識処理のみを行い、復元後、0.1秒等の所定時間をおいてから認識結果を表示するようにしてもよく、このようにすることでユーザに違和感を与えることのないインターフェースを提供することができる。
図14及び図15は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図14は、図9に示す状態から、入力支援ウィンドウis1を矢印にて示すように移動させている状態の画像の一例を示し、図15は、移動が完了した状態の画像の一例を示している。
図14及び図15は、図12及び図13と同様に、入力支援ウィンドウis1が移動中に入力支援バーis3となる状況、及び移動完了後に入力支援ウィンドウis1が復元された状況を示している。ただし、図14では、入力支援バーis3の一部が、表示領域121aの外へはみ出した状態を示しており、はみ出した部分が表示されていない。図15では、入力支援バーis3の一部がはみ出した状態で入力支援ウィンドウis1が復元された状態を示したものであり、復元された入力支援ウィンドウis1も、その一部が表示領域121aの外にはみ出し、はみ出した部分が表示されていない。入力支援バーis3から入力支援ウィンドウis1を復元する場合、入力支援アイコンis2の場合と異なり、入力支援ウィンドウis1の全体が表示領域121a内に表示されるように表示位置を調整することは行わない。入力支援バーis3の場合は、ユーザが復元された状態を想定しながら、移動させると考えられるので、表示位置を調整すると、却ってユーザの意図に反することになるからである。
次に、本発明の入力支援装置100において、表示方向を変更する処理について説明する。前述した各表示例においては、矩形状の表示領域121aの長辺を水平に、短辺を垂直にした横長の画面に表示する形態について説明した。本発明の入力支援装置100は、横長の画面に表示させている状態から、自動又は手動で縦長の画面に表示するように表示方向を変更することができる。
図16は、本発明の入力支援装置100の表示方向変更処理の一例を示すフローチャートである。表示方向変更処理は、図7に示す画像の状態から、表示方向を変更する入力する受け付けた場合に実行される。本発明の入力支援装置100は、表示方向を変更する入力を受け付けて、入力支援プログラムPRG等の各種プログラムを実行する制御部161の制御により、表示方向変更処理の実行を開始する。
制御部161は、表示方向を変更する入力を受け付ける(S601)。
ステップS601において、制御部161は、方向検出部170又は入力キー141若しくは入力部122から表示方向を変更する入力を受け付ける。方向検出部170は、例えば、自装置に加わる加速度を検出し、検出した加速度より、入力支援装置100の垂直/水平方向に変化が生じたか否かを判定する。そして、変化が生じていると判定した場合に、そのことを示す信号を制御部161へ出力する。制御部161は、方向検出部170から出力された信号の入力を、表示方向を変更する入力として受け付けるのである。また、ユーザが、入力キー141又は入力部122を操作して、表示方向を変更させる操作を行った場合、そのことを示す信号が入力キー141又は入力部122から制御部161へ出力される。制御部161は、入力キー141又は入力部122から出力された信号の入力を、表示方向を変更する入力として受け付けるのである。なお、表示方向の変更を行う契機となる信号を、入力キー141又は入力部122から出力される信号のみに制限するようにしてもよい。外部の振動等の要因により、方向検出部170から信号が出力され、ユーザが意図しない状況下で、表示方向が自動的に変更させることを防止するためである。
表示方向を変更する入力を受け付けた制御部161は、方向変更後の表示方法に即して表示領域121aにおける表示の向きを変更し(S602)、更に、表示領域121a内で予め設定されている所定の位置に、入力支援アイコンis2を表示する(S603)。方向変更及び入力支援アイコン(狭小化した入力支援ウィンドウ)is2の所定位置への表示は、入力支援ウィンドウis1が狭小化している場合にのみ実行する。基準サイズの入力支援ウィンドウis1が表示されている場合又は入力支援バーis3の状態においては、ユーザが文字の入力を意図している状況下であると考えられるので、ユーザが意図的に表示方向を変更するとは考え難いからである。ただし、このような制約は設定により自由に変更することができるようにしてもよい。例えば、どのような状態であっても、表示方向を変更した場合には、入力支援ウィンドウis1を狭小化し、所定位置に入力支援アイコンis2として表示するようにしてもよい。
このようにして表示方向変更処理が実行される。
図17は、本発明の入力支援装置100の表示領域121aに表示された画像の一例を示す説明図である。図17は、図7に示す状態から、縦長の画面に表示方向を変更した状態の画像の一例を示している。図17に示すように、図7に示した画像が縦長の画像として表示されており、入力支援アイコンis2が、表示領域121a内の所定の位置に表示されている。図17に示す例では、国語辞典を示すアイコンi1の左下が所定の位置となる。このように、表示の向きを変更後、所定の位置に入力支援アイコンis2を表示することにより、ユーザの利便性を高めることが可能となる。
前記実施の形態は、本発明の無数に存在する実施例の一部を開示したに過ぎず、目的、用途、仕様等の様々な要因を加味して適宜設計することが可能である。
例えば、前記実施の形態では、入力支援ウィンドウの一辺を入力支援バーとして表示することにより、重畳される画像を可視化する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、入力支援ウィンドウを半透明の表示とすることにより、重畳される画像を可視化するようにしてもよい。また、入力支援ウィンドウの外枠となる外縁のみを表示することにより、重畳される画像を可視化するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、入力支援ウィンドウとして、手書き入力用の画像を表示する形態を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、入力支援ウィンドウとして、キーボードを模した画像を表示し、その画像に対してユーザが指示した位置のキーが押下されたものとして入力を受け付けることにより、文字入力を支援するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態では、専用の電子辞書等の入力支援装置を本発明の入力支援装置とする形態について説明したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明の入力支援プログラムを実行することができるのであれば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、その他の携帯型電子機器等の様々な電子機器を本発明の入力支援装置とすることが可能である。また、入力支援プログラムは、前記実施の形態で示した記録媒体からの読み取りに限らず、インターネット等の通信網上のサーバコンピュータからダウンロードするようにしてもよく、更には、プログラム等のソフトウェアではなくハードウェアとして搭載するようにしてもよい。
100 入力支援装置
120 表示入力部
121 表示部
121a 表示領域
122 入力部
130 入力具
140 操作部
160 制御ユニット
161 制御部
162 記録部
170 方向検出部
C コンテンツ
is1 入力支援ウィンドウ(入力支援窓)
is2 入力支援アイコン(狭小化した入力支援ウィンドウ)
is3 入力支援バー
PRG 入力支援プログラム
REC 記録媒体

Claims (11)

  1. 文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、表示領域に表示している画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定する入力支援装置であって、
    前記入力支援窓を移動させる操作を受け付ける手段と、
    前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化する可視化手段と
    を備えることを特徴とする入力支援装置。
  2. 請求項1に記載の入力支援装置であって、
    前記可視化手段は、前記入力支援窓の一部を非表示として可視化する
    ことを特徴とする入力支援装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の入力支援装置であって、
    前記入力支援窓は、多角形状をなし、
    前記可視化手段は、前記入力支援窓の一辺の表示により可視化する
    ことを特徴とする入力支援装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の入力支援装置であって、
    前記入力支援窓を狭小化させる操作を受け付ける手段と、
    前記狭小化させる操作に基づいて、前記入力支援窓を狭小化する狭小化手段と
    を更に備え、
    前記可視化手段は、前記狭小化手段により狭小化していない入力支援窓を移動する場合に、重畳される画像を可視化する
    ことを特徴とする入力支援装置。
  5. 請求項4に記載の入力支援装置であって、
    狭小化した入力支援窓の大きさを基準サイズに復元させる操作を受け付ける手段と、
    復元させる操作に基づいて、前記入力支援窓の大きさを復元する手段と、
    大きさを復元した入力支援窓の全体を前記表示領域内に表示すべく、復元した入力支援窓の表示位置を調整する手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の入力支援装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の入力支援装置であって、
    前記表示領域における表示の向きを変更する手段と、
    表示の向きを変更した場合に、前記入力支援窓を狭小化して、前記表示領域内で予め設定されている所定の位置に表示する手段と
    を備えることを特徴とする入力支援装置。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の入力支援装置であって、
    前記表示領域に前記文字入力領域の表示を開始した場合に、狭小化した入力支援窓を、前記表示領域内で予め設定されている所定の位置に表示する手段を備えることを特徴とする入力支援装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の入力支援装置であって、
    前記入力支援窓内で指示された位置の軌跡に基づいて入力する文字を決定する手段を備えることを特徴とする入力支援装置。
  9. 文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、表示領域に表示している画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定する入力支援装置を用いた入力支援方法であって、
    前記入力支援装置は、
    前記入力支援窓を移動させる操作を受け付けるステップと、
    前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化するステップと
    を実行することを特徴とする入力支援方法。
  10. 表示領域を有する表示部、及び前記表示領域上の位置を指示する入力を受け付ける入力部を備えるコンピュータに、前記表示領域に表示された文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、前記表示領域に表示されている画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定させる入力支援プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記入力支援窓を移動させる操作を受け付ける手順と、
    前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化する手順と
    を実行させることを特徴とする入力支援プログラム。
  11. 表示領域を有する表示部、及び前記表示領域上の位置を指示する入力を受け付ける入力部を備えるコンピュータに、前記表示領域に表示された文字入力領域への文字の入力を支援すべく、表示位置を移動させることが可能な入力支援窓を、予め設定されている基準サイズで、前記表示領域に表示されている画像上に重畳表示し、前記入力支援窓内の位置の指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて入力する文字を決定させる入力支援プログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体であって、
    コンピュータに、
    前記入力支援窓を移動させる操作を受け付ける手順と、
    前記移動させる操作に基づいて、前記入力支援窓を移動する間、前記基準サイズの入力支援窓により重畳される画像を可視化する手順と
    を実行させる入力支援プログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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