JP2014021414A - 光学機器の通信システム及び制御方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無駄な端子を作らずに安価で省エネルギーな光学機器を提供すること。
【解決手段】 レンズに電源を供給するための電源供給用端子と、レンズの通信機能を確認するための通信機能確認手段を具備したカメラにおいて、通信機能確認手段によってレンズに通信端子機能の切り替え機能があるかどうかを判断し、切り替え機能があると判断した場合はレンズに供給している電源供給用端子をレンズとの通信機能に切り替えることを特徴とする構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は通信システムを有するカメラ装置に関し、特にカメラとレンズの通信方式に関するものである。
従来、一眼レフカメラにおいてはフィルム交換式であったのに対し、CCDセンサーやCMOSセンサー等による電子式撮像素子が一般的に使用されるようになり、デジタル化が進んでいる。これら電子撮像素子はビデオカメラには以前から搭載されていて、システム構成が似ていることから近年ではデジタル一眼レフカメラにおいてもビデオカメラのような動画撮影が可能になっている。このデジタル一眼レフカメラで動画撮影が可能になったことで、従来からの静止画撮影のシステムに加えてビデオカメラの様に動画撮影が可能なカメラとしてレンズも含めた、いわゆる新しいカメラシステム形態が今後必要となってきている。
例えば、特許文献1ではカメラには2つのレンズへの電源供給用端子とレンズとの通信をするための複数の接点が装備されていて、装着されたレンズに応じて電源供給用端子を切り替える旨の内容が開示されている。
特開2002−244188号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、新しいレンズが装着された場合は2つの電源供給用端子が使用されることになるが、古いレンズが装着された場合は電源供給用端子が余ってしまうことになる。つまり古いレンズを持ったユーザーにとってはカメラに無駄な端子を設けているため、高価なカメラになってしまう。また新しいレンズが装着された場合も第一と第二の両方の電源供給用端子からレンズに電源供給しているため消費電力的に無駄が発生することになる。
そこで、本発明の目的は、無駄な端子を作らずに安価で省エネルギーな光学機器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、レンズと通信するための通信手段と、
レンズに電源を供給するための電源供給用端子と、
レンズの通信機能を確認するための通信機能確認手段を具備したカメラにおいて、
通信機能確認手段によってレンズに通信端子機能の切り替え機能があるかどうかを判断し、切り替え機能があると判断した場合はレンズに供給している電源供給用端子を
レンズとの通信機能に切り替えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、カメラと通信するための通信手段と、
カメラからの電源供給を受けるための電源供給用端子と、
カメラの通信機能を確認するための通信機能確認手段を具備したレンズにおいて、
通信機能確認手段によってカメラに通信端子機能の切り替え機能があるかどうかを判断し、切り替え機能があると判断した場合はカメラから供給されている電源供給用端子をカメラとの通信機能に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば安価で省エネルギーな光学機器を提供することが可能となる。
カメラとレンズの内部ブロック図 電気回路図 通信波形図 通信切り替えタイムチャート図 電源切り替えタイムチャート図 カメラマイコンフローチャート図 レンズマイコンフローチャート図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかわるカメラとレンズの内部ブロック図である。
同図より、1は交換式オートフォーカスレンズの本体。2はフォーカスレンズユニットで、光軸と水平方向に移動できるメカ機構で、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズを保持する構成となっている。3はフォーカスユニット2を移動させるためのアクチュエータであるモーター。このモーター3は電磁式、超音波式、ボイスコイル式などが一般的となっている(本実施例では電磁式を採用している)。4はモーター3の回転量と回転速度を検出するための検出ユニットである。モーター3の回転に同期して回転する円盤の円周上を同じピッチで切り欠き、フォトインタラプタ素子を使用して、LEDから投光された光が受光素子に到達するか遮光されるかで、信号の変化を検出する構成となっている。フォーカスユニット2の移動量はモーター3の回転量と比例する構成となっているため、フォーカスユニット2の4は移動量検出にも使用している。5はフォーカスユニット2の位置を検出するための絶対位置検出ユニットである。これはフォーカスユニット2に連動して移動する複数の金属のブラシと、固定された金属パターンとの導通によって信号が変化し、その信号変化でフォーカスユニット2の現在の絶対位置を検出している。6は書き換え可能な不揮発性メモリーのEEPROM(又はフラッシュメモリー)である。このEEPROM6に記憶されるデータは、レンズ1の調整データである。7はレンズ1の全ての制御をつかさどるレンズマイコンである。レンズマイコン7にはカメラとの通信を行うための通信コントローラ、リセット例外処理、A/D、タイマー、入出力ポート、ROM、RAM等の機能が搭載されている。8はカメラとの通信を行うための複数の金属接点を有する接点ユニットである。カメラ10側には複数の金属突起があり、レンズ1側にはその突起と接触させるための複数の金属片が埋め込まれている。その複数の突起と金属片の接触を通じてカメラマイコン12とレンズマイコン7が電気的に接続されている。金属はメカ的に接触しているだけなのでレンズ1を外すことも可能である。またレンズ1はカメラ10から電源を供給されているため、同様にこの金属接点を通じて供給される。10はカメラ本体である。11は被写体までの距離に対するフォーカスユニット2の現在の位置とのフィルム面でのズレ量を測距するための測距ユニットである。オートフォーカスカメラでは複数のラインCCDを使用したピントのズレ方式が一般的となっている。これは被写体のコントラスト(明暗)の違いを読み取り、あらかじめ距離の離れた他のラインCCDと比較し、コントラストが同じになるCCDライン上の位置のズレを検出している。ピントが合っている場合はCCDライン上の同じ位置にコントラストが合う。その他の測距方式として赤外発光(ILED)体を使用し、三角測距を行うものもある。オートフォーカスに関する詳しい説明は本発明の主旨とは無関係であるため省略する。12はカメラの全ての制御をつかさどるカメラマイコンである。カメラマイコン12にはレンズマイコン7との通信を行うための通信コントローラ、A/D、電流検出器、タイマー、レンズへの電源供給スイッチ、入出力ポート、ROM、RAM等の機能が搭載されている。13は被写体像からの反射光を電気信号に変換するためのCCDセンサーである。カメラ10には、その他、様々な機能が備わっているが、本実施例とは無関係のため省略する。
図2はレンズマイコン7とカメラマイコン12の通信部分の詳細な回路図である。図中心の点線部分が図1の接点ユニット8であり、カメラ10からレンズ1への電源供給とカメラマイコン12とレンズマイコン7の通信を行う複数の端子を具備している。
同図より初めにカメラ10側の説明を行う。BATは電池で、カメラとレンズに電源を供給している。接点ユニット8のV1端子はBATのプラス端子に、GND端子はマイナス端子にそれぞれ接続されている。DCDCはBATから供給されている電圧を変換するためのDC/DCコンバータである。DC/DCコンバータによって変換された電圧はカメラマイコン12の電源端子とSW1に接続されていて、SW1の反対側の端子は接点ユニット8のV2端子に接続されている。またSW1はカメラマイコン12のCCONT信号によってON/OFFの制御が可能である。CCONT信号がハイレベルな電圧を出力している時はSW1がONする仕様となっている。レンズ1がカメラ10に装着された直後のSW1はON状態になっている。また、V2端子にはカメラマイコン12のUART通信端子であるCDATAが接続されている。
次に図2におけるレンズ1側の説明を行う。
同図よりREGはV1端子からの電圧を変換するためのレギュレータ素子である。レギュレータ素子によって変換された電圧はSW2に接続されていて、SW2の反対側の端子はダイオード素子であるD1のアノード端子に接続されている。V2端子はダイオード素子であるD2のアノード端子とレンズマイコン7のUART通信端子であるLDATAに接続されている。ダイオード素子D1、D2のカソード端子は互いに結線され、レンズマイコン7の電源端子に接続されている。つまり、レンズマイコン7の電源はD1、D2を通じてV1端子とV2端子の両方から供給される仕様となっている。D1、D2を使っている理由として、V1端子とV2端子の電圧に電位差があると、V1端子とV2端子の間で余計な電流が流れるため、ダイオード素子を使うことで電流を流れなくしている。また、図2には記載されていないが、DC/DCコンバータによって変換された電圧はカメラ10の測距ユニット11やCCDセンサー13にも供給されている。またV1端子はレンズ1のモーター3に供給され、D1、D2のカソード端子はレンズマイコン7以外に検出ユニット4、EEPROM6にも供給されている。さらにV1端子は電池に直に接続されているため、電力の供給能力が高く、DC/DCコンバータから供給しているV2端子はDC/DCコンバータが電圧を変換していることから電力の供給能力がV1端子よりも低い仕様となっている。また電池からの電圧をレンズ側のレギュレータ素子とDC/DCコンバータでそれぞれ変換しているが、出力される電圧レベルはほぼ同じとする。但し電圧を変換した場合の効率はDC/DCコンバータの方が良い為、消費電力を考えるとレギュレータ素子の使用は極力、控えた方がカメラの作動時間が長く出来ることになる。
以上の説明からカメラ10にはV1端子とV2端子の2つの電源が具備され、レンズ1内のそれぞれの用途に応じて供給されていることが判断できる。
次に図2における通信端子に関して説明を続ける。
図2よりカメラ10とレンズ1間の通信は各マイコンに設定されたシリアル通信機能によってデータを交換する方式が一般的である。COUTはカメラマイコン12からレンズマイコン7に対する出力データを送信するための出力端子。CINはカメラマイコン12に対するレンズマイコン7からの出力データを受信する入力端子。CCLKはCOUT、CINのデータ通信において同期をとるためのカメラマイコン12の同期クロック出力端子。LINはレンズマイコン7に対するカメラマイコン12からの出力データを受信する入力端子。LOUTはレンズマイコン7からカメラマイコン12に対する出力データを送信するための出力端子。LCLKはLIN、LOUTのデータ通信において同期をとるためのレンズマイコン7の同期クロック入力端子である。
図3は図2の各通信端子を使って通信を行った場合の電気信号図である。同図より、カメラマイコン12がレンズマイコン7に対し通信する場合に、同期クロックであるCCLKがHiからLoに切り変わったときにCout端子はレンズマイコン7に対するデータのHi/Loを切り替える。またCINにおいてレンズマイコン7も同様にカメラマイコン12に対するデータのHi/Loを切り替える。次に同期クロックであるCCLKがLoからHiに切り変わったときにCIN端子はレンズマイコン7からのデータとして内部レジスタに取り込む。またCOUTにおいてカメラマイコン12からのデータとしてレンズマイコン7も内部レジスタに取り込む。
このやり取りを合計8回繰り返し、カメラマイコン12およびレンズマイコン7は1バイトデータとして記憶し、内部処理に使用する。図3においてこの通信がMSBファーストである場合、カメラマイコン12には10011001B(99hex)、レンズマイコン7には00111010B(Hex3A)というデータがそれぞれ送信されていることが分かる。CDATAはV2端子を使用した通信を表している。本来、V2端子は主にレンズマイコン7への電源供給用端子として使用している。しかし、背景技術でも説明した様に近年になって動画撮影機能などの新機能がカメラに搭載され、従来の静止画とは違ったシステムも追加する必要が出てきた。例えば動画撮影によってレンズ1のモーター3はより低速駆動が必要となり、そのモーターの特性情報をカメラに知らせることで、動画に適した制御をカメラは行うことが可能となる。更には動画仕様に関する新たな光学に関する情報などをレンズ側に記憶し、その情報をカメラに送信することで光学特性を考慮した動画像を生成することで、より綺麗で鮮明な画像の録画が可能となる。ところがこれらの情報をカメラに転送しようとしても従来の静止画撮影に関する情報の通信も必要であるため、動画用と静止画用を同時に通信する必要がある。更に動画に対応していない従来のレンズも装着される可能性があるため、動画用として通信端子の機能や仕様を変更することも出来ないことになる。そこで、本発明の主旨として、新機能対応カメラに従来レンズが装着された場合は電源端子として使用する。また動画などの新機能に対応したレンズが装着された場合は、レンズへの電源供給を他の電源端子に振り替え、もともとレンズに供給していた電源端子を新機能専用の通信端子に変更することである。従って図2のV2端子は電源供給用端子とLDATA、CDATAの様に新たな通信端子を切り替える機能を持たせている。尚、本実施例では電源端子は2本であるため追加可能な通信端子は1本となるが、電源端子の数が多ければ更に通信端子を増やすことが可能である。また、本実施例では1本の通信端子が増えることになるため、1本でも通信可能なUART通信を行っている。前述の説明内容ではレンズからカメラに情報を送信する仕様になっているが、新機能自体は動画に限らないためカメラからレンズに通信を送ることで機能を満たせる場合もある。
図4はV2端子を電源供給状態から通信端子状態に切り替えるまでの各種信号のタイムチャート図である。図2と共にその切り替え方法について説明する。
図4より、CCLKは図2で説明したCOUT、CINのデータ通信において同期をとるためのカメラマイコン12の同期クロック出力端子である。CCLKの信号に変化があった場合はカメラマイコン12とレンズマイコン7の間で通信が行われていることを表している。図4のV1、V2、LCONT、CCONTはそれぞれ図2のV1端子、V2端子、LCONT、CCONTの信号の変化を表している。初めにカメラ10にレンズ1が装着されると、カメラマイコン12はレンズ1に電源を供給するためにCCONTをHiレベルにしてDC/DCコンバータからV2端子を通してレンズ1に電源供給を行う。レンズ1はカメラ10からの電源供給を受けるとレンズマイコン7のリセット処理を行い、LCONTのLoレベルを維持する処理を行う。次にカメラの撮影モードが静止画モードから動画モードに切り替えられた場合、V2端子を電源から通信に切り替えるため、カメラマイコン12からレンズマイコン7に通信端子に切り替える旨の内容を送信する。レンズマイコン7はその通信を受けると、LCONTをHiレベルにしてSW2をオンすることで電池であるBATからの電源をV1端子とレギュレータ素子を介して受けることになる。この時、レンズマイコン7にはV1端子とV2端子の両方から電源供給を受けることになるが、D1、D2によって電源同士がショートすることは無い。次にカメラマイコン12はV2端子の通信端子への切り替える旨の通信をレンズマイコン7に送信した後、内部のタイマーを動作させ、図4のt1の時間が経過するのを待つ。t1の時間が経過したらCCONTをLoレベルにしてSW1からの電源供給を遮断する。レンズマイコン7は通信を受信したらこのt1の時間内にSW2を切り替える制御にしておくことでレンズ1への電源が途切れることは無い。次にカメラマイコン12はCCONTをLoレベルにしてからの時間を内部タイマーで計測し、t2の時間が経過したらV2端子による通信を行う。このt2の時間はレンズマイコン7がV2端子を電源供給から通信端子に切り替えるための時間である。レンズマイコン7はt1の間にV1端子を接続し、t2の時間の間にV2端子を通信端子に切り替えている。カメラマイコン12はt2の時間が経過したらV2端子に接続されているCDATA、レンズマイコン7はLDATAをそれぞれ使ってUART通信を開始する。
図5はV2端子を通信端子状態から電源供給態状態に切り替えるまでの各種信号のタイムチャート図である。図2と共にその切り替え方法について説明するが、各信号の動作については図4の説明と同じなので省略し、切り替え部分についてのみ説明する。
図5より例えばカメラの撮影モードが動画モードから静止画モードに切り替えられた場合、V2端子を通信端子から電源端子に切り替えるため、カメラマイコン12からレンズマイコン7にV2端子を電源端子に切り替える旨の内容を送信する。カメラマイコン12はその通信を送信すると、V2端子でのUART通信を中止する。またレンズマイコン7はその通信を受けると、図5のt3の時間が経過する前にV2端子のLDATAを通信端子から通常のポート端子に切り替える。次にカメラマイコン12はt3の時間が経過したらt4の時間が経過する前にCCONTをHiレベルにしてSW1をオンすることでDC/DCコンバータからの電源供給を開始する。レンズマイコン7は電源に切り替える通信を受信してからt3、t4の時間が経過したらLCONTをLoレベルに設定してSW2をオフする。これによってレンズ1への電源供給はV2端子からのみに切り替えられたことになる。
図5の説明を補足すると、カメラの撮影モードが動画モードに設定され、一旦、V2端子を通信端子に切り替えた場合、カメラが静止画モードに切り替わってもV2端子での通信を中止するだけでも対応は可能である。但し、前述した通りレギュレータ素子よりもDC/DCコンバータの方が電源を供給した場合の効率が良い為、図5の様に電源端子に切り替えないと無駄な電力を消費することになる。例えば電池の残容量が多ければ通信端子のままとし、少なければ電源端子に切り替えるということでも良い。
図6はカメラマイコン12の通信処理のフローチャート図である。同図を使ってさらに詳しく説明を行う。
{ステップ100}{ステップ101}
初めにカメラマイコン12は装着されたレンズがV2端子を使った新通信に対応しているかどうかを判断する。これはレンズマイコン7に対してレンズの種類を特定するための通信をカメラマイコン12が送信し、レンズマイコン7はこの通信を受け取るとレンズの種類を示す情報を次の通信でカメラマイコン12に送っている。この通信によってカメラマイコン12は装着されたレンズが従来の古いレンズなのか動画通信に対応した新しいレンズなのかを判断する。つまりどちらのレンズが装着されてもシステムの互換性が保てることを行っている。装着されたレンズが新通信に対応していないと判断した場合はステップ106に移行する。
{ステップ102}
ステップ101でレンズの種類情報を解析した結果、新通信に対応したレンズが装着されたと判断した場合は、現状のカメラの撮影モードが静止画撮影モードなのか動画撮影モードなのかを判断する。
{ステップ103}
カメラが静止画撮影モードであった場合は現在のV2端子が電源端子の設定か通信端子の設定かを判断する。電源端子であった場合はステップ106に移行する。現在のV2端子の状態を検知する方法として、カメラマイコン12内部のメモリーに記憶する、CDATAの通信状態、CCONTの出力レベルを見る等で可能である。
{ステップ104}
ステップ103でV2端子が通信端子であった場合は電源端子に切り替えるための処理を実行する。具体的な説明は図5の説明と同じであるため省略する。
{ステップ105}
ステップ102でカメラが動画撮影モードであった場合はV2端子で新しい通信を行うために、電源端子から通信端子に切り替える処理を行う。すでに通信端子に切り替わっている場合は何もせず、ステップ106に移行する。具体的な通信端子に切り替える処理の説明は図4の説明と同じであるため省略する。
{ステップ106}
CCLK、CIN、COUT端子を使った通常の通信をするための処理を行う。この通常の通信において本実施例で必要な通信として、カメラ及びレンズの種類情報とレンズへのV2端子切り替え情報である。
{ステップ107}
通信処理を終了する。
図7はレンズマイコン7がカメラマイコン12からの通信を受信した時の通信割り込み処理である。同図を使ってレンズマイコン7の処理を説明する。
{ステップ200}{ステップ201}
初めにレンズマイコン7は取り付けられたカメラがV2端子を使った新通信に対応しているかどうかを判断する。これはレンズ装着時にカメラマイコン12からレンズマイコン7に対してレンズの種類を特定するための通信を送ってくるが、次の通信でレンズの種類を返すと同時にカメラマイコン12が自分自身の種類情報も送っている。レンズマイコン7はこのカメラの種類情報を基に装着されたカメラが従来の古いカメラなのか動画通信に対応した新しいカメラなのかを判断する。新通信に対応していないカメラの場合はステップ202に移行する。
{ステップ202}
カメラが新通信に対応していないため通常の通信処理を行う。この通常の通信において本実施例で必要な通信として、カメラ及びレンズの種類情報である。
{ステップ203}
ステップ201で新通信対応カメラだった場合、カメラからの通信はV2端子の切り替えコマンドかどうかを判断する。切り替えコマンドとは図3で説明した1バイトのデータで本実施例では例えば3AHを切り替えコマンドとする。カメラからの通信が3AH以外ならステップ202に移行する。
{ステップ204}
レンズマイコン7はステップ203で切り替えコマンド(3AH)を受信したと判断したら、現在のV2端子が電源端子なのか通信端子なのかを判断する。レンズマイコン7は切り替えコマンドである3AHを受信するたびに現在のV2端子の状態を切り替える処理を行っている。例えば現在のV2端子が電源端子の状態で3AH通信を受信したらV2端子を通信端子に切り替え、現在が通信端子なら電源端子に切り替える処理を行う。また、現在のV2端子の状態を検知する方法として、レンズマイコン内部のメモリーに記憶する、LDATAの通信状態、LCONTの出力レベルを見る等で可能である。
{ステップ205}
ステップ204で現在のV2端子が電源状態であった場合はV2端子で新しい通信を行うために、電源端子から通信端子に切り替える処理を行う。具体的な通信端子に切り替える処理の説明は図4の説明と同じであるため省略する。
{ステップ206}
ステップ204で現在のV2端子が通信端子であった場合は電源端子に切り替えるための処理を実行する。具体的な説明は図5の説明と同じであるため省略する。
{ステップ206}
レンズマイコン7の通信割り込み処理を終了する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば本実施例ではカメラの撮影モードが動画撮影モード時に電源端子から通信端子に切り替える仕様となっているが、動画撮影モード以外でも良い。すなわち本発明はカメラとレンズに何らかの新仕様が加わり、過去のシステムとの互換性を保ちつつ、かつ新通信も行いたい時に新たに通信端子を拡充せずに対応することが可能である。また、本実施例では複数の電源供給用端子のひとつを通信端子に切り替える仕様だが、電池のマイナス端子であるGND端子が複数あるカメラシステムであった場合はそのGND端子のひとつを通信端子として使用しても良い。
本発明は動画機能などの新機能を有するレンズ交換式のデジタルカメラシステムに応用可能である。
1 レンズ本体
2 フォーカスユニット
3 モーター
4 移動量検出ユニット
5 絶対位置検出ユニット
6 EEPROM
7 レンズマイコン
8 接点ユニット
10 カメラ本体
11 測距ユニット
12 カメラマイコン
13 CCDセンサー

Claims (6)

  1. レンズと通信するための通信手段と、
    レンズに電源を供給するための電源供給用端子と、
    レンズの通信機能を確認するための通信機能確認手段を具備したカメラにおいて、
    前記通信機能確認手段によって
    レンズに通信端子機能の切り替え機能があるかどうかを判断し、
    切り替え機能があると判断した場合は
    レンズに供給している電源供給用端子を
    レンズとの通信機能に切り替えることを特徴とする光学機器の通信システム及び制御方式。
  2. カメラと通信するための通信手段と、
    カメラからの電源供給を受けるための電源供給用端子と、
    カメラの通信機能を確認するための通信機能確認手段を具備したレンズにおいて、
    前記通信機能確認手段によって
    カメラに通信端子機能の切り替え機能があるかどうかを判断し、
    切り替え機能があると判断した場合は
    カメラから供給されている電源供給用端子を
    カメラとの通信機能に切り替えることを特徴とする光学機器の通信システム及び制御方式。
  3. カメラには少なくとも2つの電源供給用端子が具備され、一方の電源供給用端子を通信端子に切り替える場合は、もう一方の電源供給用端子のみでレンズに電源を供給することを特徴とする請求項1に記載の光学機器
    の通信システム及び制御方式。
  4. レンズには少なくとも2つの電源供給用端子が具備され、一方の電源供給用端子を通信端子に切り替える場合は、もう一方の電源供給用端子のみでカメラからの電源供給を受けることを特徴とする請求項2に記載の光学機器
    の通信システム及び制御方式。
  5. 前記電源供給用端子から通信端子に切り替えるタイミングは、カメラの撮影モードが動画撮影モード時であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光学機器
    の通信システム及び制御方式。
  6. 前記2つの電源供給用端子のひとつは大電力供給用で、もう一方は小電力供給用であり、通信端子に切り替える場合は小電力用の電源端子を使用することを特徴とする請求項4に記載の光学機器
    の通信システム及び制御方式。
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