JP2014021198A - 中継アダプタおよび光ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性を向上させた中継アダプタおよび光ケーブルを提供する。
【解決手段】端部にMPOコネクタプラグ50が装着された2本の光ケーブルを接続する中継アダプタ20であって、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して交差する断面形状が点対称となるMPOコネクタプラグ50の挿入口21、22が形成されており、挿入口21、22を形成する対向する内壁面に、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51に嵌合する溝部21a、21b、22a、22bがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、中継アダプタおよび光ケーブルに関する。
近年、複数の光ファイバを有する多心光ケーブルの接続には、MTコネクタ(Mechanically Transferable Splicing Connector)、MPOコネクタ(プッシュオン型多心コネクタプラグ:Multi-fiber Push-on Connector)、および中継アダプタが広く使用されている。例えば、特許文献1の光ファイバ多心コネクタでは、MTコネクタに内蔵されたMTフェルール(MT Ferrule)が斜めに研磨され、その研磨面が平行に接触するように配置された状態でMTコネクタがクリップにより固定されることで、多心コネクタ同士が接続されている。
また、複数の光ファイバを備えた2本の多心光ケーブルを接続する場合、それぞれの多心光ケーブルに装着されたコネクタプラグを中継アダプタに挿入して接続する。特許文献1の光ファイバ多心コネクタでは、MTフェルールが内蔵されたMPOコネクタを中継アダプタに挿入し、MTコネクタの場合と同様にMTフェルールの研磨面が平行に接触するように固定されることで、中継アダプタを介して多心コネクタが接続されている。
ここで、多心光ケーブルの両端にコネクタプラグを装着した場合の光ファイバ配線方式としては、ストレート配線(標準配線)とクロス配線とが知られている。そして、多心光ケーブルを接続する場合には、適切な配線方法を選択しないと光モジュール間の通信ができない。
また、光モジュール間の通信距離を延長したい場合には、上述のように中継アダプタを介して複数の多心光ケーブルを繋いでケーブルを延長することができるが、市販されている中継アダプタはコネクタプラグを接続する際にクロス接続しかできない形状になっている。例えば、特許文献1においても、MPOコネクタのハウジングに突起が設けられ、中継アダプタに溝が設けられており、それらを嵌合させて接続させるため、コネクタプラグを上下逆方向に接続することが防止されている。このため、延長用に使用する多心光ケーブルの配線方式が限定されてしまう。このような問題を解決するために、通信距離に応じて長さや接続方式の異なる多心光ケーブルを多数用意することも考えられるが、コストが上昇してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利便性を向上させた中継アダプタおよび光ケーブルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、端部にコネクタプラグが装着された2本の光ケーブルを接続する中継アダプタであって、前記コネクタプラグの挿入方向に対して交差する断面形状が点対称となる前記コネクタプラグの挿入口が2つ形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、端部にコネクタプラグが装着された2本の光ケーブルを対向させて接続する中継アダプタであって、一方の前記光ケーブルの前記コネクタプラグが接触する第1端面と、他方の前記光ケーブルの前記コネクタプラグが接触する第2端面とが、前記コネクタプラグの挿入方向に交差する方向に対して、線対称に斜め研磨が施されていることを特徴とする。
また、本発明は、上述した中継アダプタに接続される光ケーブルであって、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバの一方の端部に装着された第1コネクタプラグと、前記複数の光ファイバの他方の端部に装着された第2コネクタプラグと、を備え、前記複数の光ファイバは、複数分割され、分割された単位ごとに、前記第1コネクタプラグから前記第2コネクタプラグへの通信経路を反転させて配線されていることを特徴とする。
また、本発明は、上述した中継アダプタに接続される光ケーブルであって、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバの端部に装着され、前記中継アダプタに設けられた挿入口に挿入されるコネクタプラグと、を備え、前記コネクタプラグは、前記挿入口への挿入方向に対して交差する断面形状が点対称に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる光トランシーバの対向接続を示す説明図である。 図2は、従来の光ケーブルの配線の説明図である。 図3−1は、レーンリバースがある場合における送受信のチャンネル番号の対応を示す図である。 図3−2は、レーンリバースがない場合における送受信のチャンネル番号の対応を示す図である。 図4は、実施の形態1にかかる中継アダプタの説明図である。 図5は、従来の中継アダプタの説明図である。 図6は、実施の形態1にかかる光ケーブルの説明図である。 図7は、実施の形態2にかかる光モジュールの対向接続を示す説明図である。 図8−1は、レーンリバースがある場合における送受信のチャンネル番号の対応を示す図である。 図8−2は、レーンリバースがない場合における送受信のチャンネル番号の対応を示す図である。 図9は、MTフェルールの研磨方法に関する説明図である。 図10は、実施の形態3にかかる中継アダプタの説明図である。 図11は、従来の中継アダプタを利用した光ケーブルの延長例を示す説明図である。 図12は、実施の形態4にかかる中継アダプタを利用した光ケーブルの延長例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、中継アダプタおよび光ケーブルの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
両端に多心コネクタプラグ(以下、単に「コネクタプラグ」ともいう)を装着した多心光ケーブル(以下、単に「光ケーブル」ともいう)は、PCI−ExpressやFibre−Channel、Infini−Band等の高速シリアル通信で使用される他チャンネル光モジュールの相互接続に使用されるケースが多い。
シリアル通信データは、送信側で複数のチャンネル(通信経路)に振り分けられ、分割チャンネル数と同数の光送信モジュールを使って、分割チャンネル数と同数の光ファイバ経由で受信側に送信される。そして、受信側も分割チャンネル数と同数の光受信モジュールを備えており、各モジュールが受信したデータを正しい順序で結合することで正しいデータが得られるようになっている。
正しいデータを得るためには送信側のチャンネル番号と受信側のチャンネル番号が一致するように光ファイバを接続する必要がある。特に全二重通信の場合は通信システムの両側にそれぞれ送信モジュールと受信モジュールを備えており、双方向で送信モジュールと受信モジュールが正しいチャンネル番号の組み合わせで接続される必要がある。
多心光ケーブルの両端のチャンネル番号を正しく接続するために考慮すべき内容としては、送信モジュールおよび受信モジュールの構成、チャンネル配置、ボードへの実装方向、および使用する多心光ケーブルのファイバ接続方法などが挙げられる。そして、送受信側で同じ構成の送信モジュール/受信モジュールの組み合わせ、あるいは送受信一体型モジュールを用いる場合は、多心光ケーブルのファイバ接続方法で調整するのが一般的であり、正しいチャンネル番号での接続を行う。
本実施の形態では、送信4チャンネル(以下、「送信4ch」ともいう)/受信4チャンネル(以下、「受信4ch」ともいう)を備えた送受信一体型モジュール(以下、「光トランシーバ」ともいう)において、対向通信を行う場合について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる光トランシーバの対向接続を示す説明図である。図1に示すように、光トランシーバチップ101は、基板100上に実装されており、同じく基板100上に実装されている高速シリアル通信コントローラチップ102からの送受信データ(電気信号)を光信号に変換する機能を有している。
光トランシーバチップ101には、MPOコネクタプラグ50を片側に装着した光ケーブル93が接続されており、ケーブル内の光ファイバが光トランシーバチップ101の発光部と受光部に接続されている。光トランシーバは、送受信合わせて8ch分の通信が必要であるため、光ケーブル93のケーブルとMPOコネクタプラグ50は、8心あるいは12心のものを用いるのが一般的である。そして、光ケーブル93のケーブルとMPOコネクタプラグ50同士を接続する際には、光ケーブルの配線方式などを考慮して、中継アダプタ、ストレート配線またはクロス配線の光ケーブルを利用する。
ここで、両端にMPOコネクタプラグ50を装着した光ケーブルの配線について説明する。図2は、従来の光ケーブルの配線の説明図である。図2に示す従来の光ケーブルには、ストレート配線とクロス配線のものがある。
図2(a)に示すように、ストレート配線の光ケーブル91は、紙面における図が記載されている側を「上」とすると、MPOコネクタプラグ50の突起部51を両端で上下同じ向きに揃えた状態でケーブルを捻らずに接続したものである。図2(b)は、両端のMPOコネクタプラグ50の接続面を示す図である。図2(b)に示すように、両端のMPOコネクタプラグ50は、共に上向きに突起部51が設けられている。そして、MPOコネクタプラグ50の接続面の光ファイバに番号を付けた場合、両端での番号の対応関係は図2の上図中の右側に示すように、「1」に対して「12」、「2」に対して「11」…「12」に対して「1」となる。
これに対し、図2(c)に示すように、クロス配線の光ケーブル92は、MPOコネクタプラグ50の突起部51を両端で上下逆向きにした状態でケーブルを捻って接続したものである。図2(d)は、両端のMPOコネクタプラグ50の接続面を示す図である。図2(d)に示すように、左側のMPOコネクタプラグ50は上向きに突起部51が設けられており、右側のMPOコネクタプラグ50は下向きに突起部51が設けられている。そして、上記と同様に、MPOコネクタプラグ50の接続面の光ファイバに番号を付けた場合、両端での番号の対応関係は図2の下図中の右側に示すように、「1」に対して「1」、「2」に対して「2」…「12」に対して「12」となる。
図1に戻って、図1(a)では、ストレート配線の光ケーブル91を接続することにより、光トランシーバをストレート接続している。また、図1(b)では、光ケーブル95を接続することにより、光トランシーバをクロス接続している。ここで、図1(b)における光ケーブル95は、図2で説明した光ケーブル92ではなく、後述する図6の光ケーブル95である。詳細は後述する。
図1のような送受信各4chの光トランシーバを1本の光ケーブルを使って対向接続する場合、図1(a)と(b)のように2つのパターンが考えられる。
第1のパターンは、高速シリアル通信規格がレーンリバースに対応しているケースである(図1(a)参照)。PCI−Express規格では、物理層の通信経路(チャンネル)を「レーン」と呼んでおり、基板100上の配線やケーブル接続を単純にすることを目的として「レーンリバース」と呼ばれるチャンネル変換方式が定義されている。レーンリバースは、PCI−Expressコントローラの物理層でレーン番号を反転する処理であり、例えば4レーンの場合、下記の通り処理がおこなわれる。
レーン0→レーン3
レーン1→レーン2
レーン2→レーン1
レーン3→レーン0
この場合の光トランシーバの接続は、図1(a)に示すように、2つの中継アダプタ20と1本のストレート配線の光ケーブル91を使用した構成となる。そして、送受信のチャンネル番号は図3−1に示すような対応となり、PCI−Expressコントローラ間で同じ番号のチャンネル同士が接続される。中継アダプタ20は、MPOコネクタプラグ50同士をストレート接続により繋いでいる。
ここで、図1(a)の光トランシーバで使用する中継アダプタ20について説明する。図4は、実施の形態1にかかる中継アダプタの説明図である。中継アダプタ20は、ケーブル60の端部にMPOコネクタプラグ50が装着された2本の光ケーブルを接続する。紙面における図が記載されている側を「上」とすると、図4(a)は、中継アダプタの接続状況を上から見た図である。また、図4(c)は、中継アダプタの他の接続状況を上から見た図である。
図4(b)は、中継アダプタに形成された挿入口を挿入方向の矢印A側と矢印B側とから見た側面図である。中継アダプタ20は、対向する2つの挿入口21、22が形成されており、光ケーブルのMPOコネクタプラグ50を矢印A側と矢印B側から挿入口21、22に挿入することで、光ケーブルを対向して接続させる。挿入口21、22は、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して直交する断面形状が点対称となるように形成されている。ここで、点対称な形状とは、対称点(対称中心)を中心として断面形状を180度回転したときに、もとの断面形状と一致する(重なる)形状をいう。
具体的には、挿入口21は、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して直交する断面形状が長方形に形成され、さらにその挿入口21を形成する上側の内壁面に溝部21aが形成され、上側の内壁面に対向する下側の内壁面に溝部21bが形成されている。溝部21aと溝部21bとは、対向して設けられている。そして、この溝部21a、21bは、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51に嵌合する。
また、挿入口22は、挿入口21と同様に、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して直交する断面形状が長方形に形成され、さらにその挿入口22を形成する上側の内壁面に溝部22aが形成され、上側の内壁面に対向する下側の内壁面に溝部22bが形成されている。溝部22aと溝部22bとは、対向して設けられている。そして、この溝部22a、22bは、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51に嵌合する。
次に、図4(a)を参照して、中継アダプタ20の接続について説明する。例えば、中継アダプタ20は、挿入口21に対して、矢印A側から、突起部51を下向きにした状態のMPOコネクタプラグ50が挿入される。そうすると、下側に設けられた溝部21bにMPOコネクタプラグ50の突起部51が嵌合することになる。そして、中継アダプタ20は、挿入口22に対して、矢印B側から、突起部51を上向きにした状態のMPOコネクタプラグ50が挿入される。そうすると、上側に設けられた溝部22aにMPOコネクタプラグ50の突起部51が嵌合することになる。
つまり、図4(a)の中継アダプタ20は、2本の光ケーブルのMPOコネクタプラグ50の突起部51を上下逆向きにした状態で接続されるクロス接続となる。
また、図4(c)を参照して、中継アダプタ20の他の接続について説明する。例えば、中継アダプタ20は、挿入口21に対して、矢印A側から、突起部51を上向きにした状態のMPOコネクタプラグ50が挿入される。そうすると、上側に設けられた溝部21aにMPOコネクタプラグ50の突起部51が嵌合することになる。そして、中継アダプタ20は、挿入口22に対して、矢印B側から、突起部51を上向きにした状態のMPOコネクタプラグ50が挿入される。そうすると、上側に設けられた溝部22aにMPOコネクタプラグ50の突起部51が嵌合することになる。
つまり、図4(c)の中継アダプタ20は、2本の光ケーブルのMPOコネクタプラグ50の突起部51を両方上向きにした状態で接続されるストレート接続となる。
このように、中継アダプタ20における対向する2つの挿入口21、22は、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51が嵌合する溝部が上下対称に2本設けられているため、中継アダプタ20は、クロス接続およびストレート接続の両方の接続が可能となる。従って、図1(a)に示すように、ストレート配線の光ケーブル91を使用する場合には、中継アダプタ20に対してストレート接続を選択することで、送受信のチャンネル番号が一致した状態が実現できる。
ここで、従来の中継アダプタについて説明する。図5は、従来の中継アダプタの説明図である。中継アダプタ10は、ケーブル60の端部にMPOコネクタプラグ50が装着された2本の光ケーブルを接続するものである。紙面における図が記載されている側を「上」とすると、図5(a)は、中継アダプタの接続状況を上から見た図である。
図5(b)は、中継アダプタに形成された挿入口を挿入方向の矢印A側と矢印B側とから見た側面図である。中継アダプタ10は、対向する2つの挿入口11、12が形成されており、光ケーブルのMPOコネクタプラグ50を矢印A側と矢印B側から挿入口11、12に挿入することで、光ケーブルを対向して接続させる。挿入口11、12は、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して直交する断面形状が非点対称となるように形成されている。ここで、非点対称な形状とは、対称点(対称中心)を中心として断面形状を180度回転したときに、もとの断面形状と一致しない(重ならない)形状をいう。
具体的には、挿入口11は、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して直交する断面形状が長方形に形成され、さらにその挿入口11を形成する下側の内壁面に溝部11bが形成されている。そして、この溝部11bは、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51に嵌合する。
また、挿入口12は、MPOコネクタプラグ50の挿入方向に対して直交する断面形状が長方形に形成され、さらにその挿入口12を形成する上側の内壁面に溝部12aが形成されている。そして、この溝部12aは、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51に嵌合する。
図5の中継アダプタ10は、挿入口11に対して、矢印A側から、突起部51を下向きにした状態のMPOコネクタプラグ50が挿入される。そうすると、図5(b)に示すように、下側に設けられた溝部11bにMPOコネクタプラグ50の突起部51が嵌合することになる。そして、中継アダプタ10は、挿入口12に対して、矢印B側から、突起部51を上向きにした状態のMPOコネクタプラグ50が挿入される。そうすると、図5(b)に示すように、上側に設けられた溝部12aにMPOコネクタプラグ50の突起部51が嵌合することになる。
つまり、図5の中継アダプタ10は、2本の光ケーブルのMPOコネクタプラグ50の突起部51を上下逆向きにした状態で接続されるクロス接続となる。そして、この中継アダプタ10は、挿入口11では溝部11bのみが形成され、挿入口12では溝部12aのみが形成されていることから、上下を逆さにしてMPOコネクタプラグ50を接続することはできず、クロス接続のみが可能となっている。
次に、第2のパターンは、高速シリアル通信規格がレーンリバースに対応していないケースである(図1(b)参照)。レーンリバースをサポートしていない高速シリアル通信規格を使用して光トランシーバの対向接続をする場合には、送受信のチャンネル番号は図3−2に示すような対応となり、光トランシーバの送受信が別々にクロス配線された光ケーブルが必要となる。
ここで、図2で示したように、従来のクロス配線の光ケーブル92は、すべてのチャンネルを対象にクロス配線された構成となっているため、このケースに対応することはできない。従って、送信と受信で別々のMPOコネクタプラグが装着された光ケーブルを使用し、2本のクロス配線の光ケーブルで対向接続する方法も考えられるが、1つの光トランシーバに2本の光ケーブルを繋ぐ構成とすると、コストが上昇してしまう。
このケースに対応するべく、本実施の形態では、レーンリバースに対応していない高速シリアル通信規格の場合でも、1本で接続可能な光ケーブルについて説明する。図6は、実施の形態1にかかる光ケーブルの説明図である。
図6に示す光ケーブル95は、従来の光ケーブルと同様に、複数の光ファイバを有するケーブル61の両端部にMPOコネクタプラグ50が装着された構成となっている。従って、図6(a)に示すように、光ケーブル95は、紙面における図が記載されている側を「上」とすると、MPOコネクタプラグ50の両端を上下同じ向きに揃えた状態で接続している。図6(b)は、両端のMPOコネクタプラグ50の接続面を示す図である。図6(b)に示すように、両端のMPOコネクタプラグ50は、共に上向きに突起部51が設けられている。
しかしながら、本実施の形態の光ケーブル95は、ケーブルの内部に収容された光ファイバを2等分し(12心の場合は6心×2)、片方のMPOコネクタプラグ50側において6心単位でクロス配線した構成となっている。
従って、MPOコネクタプラグ50の接続面の光ファイバに番号を付けた場合、両端での番号の対応関係は図6中の右側に示すように、「1」に対して「6」、「2」に対して「5」…「6」に対して「1」、「7」に対して「12」…「12」に対して「7」となる。つまり、本実施の形態の光ケーブル95では、分割されたそれぞれの光ファイバS1、S2(図6参照)において、チャンネル(通信経路)を反転させて配線されている。
よって、図1(b)に示すように、上述した光ケーブル95を使用することにより、レーンリバースに対応しない高速シリアル通信規格であっても、低コストで光ケーブルによる光トランシーバの対向接続が可能となる。また、光ケーブル95を使用する場合には、中継アダプタ20に対してストレート接続を選択することで、送受信のチャンネル番号が一致した状態が実現できる。
このように、本実施の形態の中継アダプタ20は、対向する2つの挿入口21、22に、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51が嵌合する溝部が上下対称に2本設けられており、ストレート接続とクロス接続の両方の接続が可能となるため、いずれかの接続を選択することが可能となり、利便性を向上させることができる。また、本実施の形態の光ケーブル95は、光トランシーバなどにおいて通信を行う際、送受信別々にクロス配線させる必要がある場合でも、光ファイバを分割させ、分割させたそれぞれにおいて通信経路を反転させることができ、利便性を向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、中継アダプタ20および光ケーブル95を適宜用いて、送受信一体型モジュールの対向通信を行う場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、送信と受信とが別チップで構成された光モジュールによる対向通信を行う場合について説明する。
図7は、実施の形態2にかかる光モジュールの対向接続を示す説明図である。図7に示すように、光送信チップ(トランスミッタ)103と、光受信チップ(レシーバ)104とは、基板100上で離して実装されており、同じく基板100上に実装されている高速シリアル通信コントローラチップ102からの送受信データ(電気信号)を光信号に変換する機能を有する。また、それぞれのチップ(光送信チップ103、光受信チップ104)には、MPOコネクタプラグ50を片側に装着した光ケーブル93が接続されている。
また、図7に示すように、本実施の形態の光モジュールの対向接続には、4つの中継アダプタ20と2本の光ケーブル91を使用する。図7(a)では、ストレート配線の光ケーブル91を接続することにより、光モジュールをストレート接続している。また、図7(b)では、ストレート配線の光ケーブル91を捩じって接続することにより、光モジュールをクロス接続している。
本実施の形態では、実施の形態1の場合と同様に、高速シリアル通信規格がレーンリバースに対応しているケースと対応していないケースでは異なる接続とする必要があるため、以下に図7(a)(b)で示す2つのパターンを説明する。
第1のパターンは、高速シリアル通信規格がレーンリバースに対応しているケースである(図7(a)参照)。本実施の形態では、送信と受信とが別チップとなっているため、実施の形態1と比較すると、チップ間の対向接続に使用する中継アダプタ20と光ケーブル91の数が2倍になっている。すなわち、図7(a)に示すように、送信と受信とでそれぞれ、4つの中継アダプタ20と2本のストレート配線の光ケーブル91(従来の光ケーブル)を使用した構成となる。
そして、送受信のチャンネル番号は、図8−1に示すような対応となり、実施の形態1と同様、PCI−Expressコントローラ間で同じ番号のチャンネル同士が接続される。
次に、第2のパターンは、高速シリアル通信規格がレーンリバースに対応していないケースである(図7(b)参照)。本実施の形態では、送信と受信とが別チップとなっているため、実施の形態1と比較すると、チップ間の対向接続に使用する中継アダプタ20と光ケーブル91の数が2倍になっている。すなわち、図7(b)に示すように、送信と受信とでそれぞれ、4つの中継アダプタ20と2本のストレート配線の光ケーブル91(従来の光ケーブル)を捩じってクロス接続として使用した構成となる。
ここでは、送信と受信とのチップとが離れて実装され、それぞれにクロス接続を担う光ケーブルを接続する構成となっているため、従来の光ケーブル91を捩じって使用している。また、2つの中継アダプタのうち、クロス接続を行う中継アダプタは、従来の中継アダプタ10を使用することも可能である。
そして、送受信のチャンネル番号は、図8−2に示すような対応となり、実施の形態1と同様、PCI−Expressコントローラ間で同じ番号のチャンネル同士が接続される。
このように、本実施の形態の中継アダプタ20は、対向する2つの挿入口21、22に、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51が嵌合する溝部が上下対称に2本設けられており、ストレート接続とクロス接続の両方の接続が可能となるため、いずれかの接続を選択することが可能となり、利便性を向上させることができる。
ここで、上述した実施の形態1、2で説明した中継アダプタ20に接続されるMPOコネクタプラグ50は、その構成部品であるMTフェルール端面が上下対称に研磨された場合にのみ適用可能となっている。以下にMPOコネクタプラグ50のMTフェルールの端面について説明する。
図9は、MTフェルールの研磨方法に関する説明図である。図9に示すように、MTフェルールの研磨方法の種類は、PC研磨と、SPC研磨と、APC研磨とに分類される。PC研磨およびSPC研磨は、MTフェルール端面が上下対称となっており、直角研磨と呼ばれている。一方、APC研磨は、上下非対称で斜め研磨とも呼ばれている。
12心と8心のMTフェルールの場合は、マルチモード光ファイバ(MMファイバ)が組み込まれ、直角研磨が施されている場合が多い。直角研磨の場合は、実施の形態1、2の中継アダプタ20(図4参照)を使用してクロス接続を行ってもストレート接続を行っても、MTフェルールの端面から数ミクロン突き出した光ファイバ同士が物理的に接触できる。従って、正常な通信が可能となる。
これに対し、斜め研磨の場合は、光ファイバ同士が物理的に接触できるのはクロス接続の場合のみとなる。従って、実施の形態1、2の中継アダプタ20を使用することはできない。なお、従来技術のようなMPOコネクタプラグ50の突起と中継アダプタの溝は、斜め研磨されたMTフェルールの物理接触を取るために設けられていると考えられる。
(実施の形態3)
実施の形態1、2では、MPOコネクタプラグ50のMTフェルールの端面が上下対称に直角研磨された場合に使用可能な中継アダプタであった。これに対し、本実施の形態では、MPOコネクタプラグ50のMTフェルールの端面が上下非対称に斜め研磨された場合に使用する中継アダプタについて説明する。
図10は、実施の形態3にかかる中継アダプタの説明図である。図10(b)は、中央に中継アダプタ30の図が描かれており、左右に、中継アダプタ30に形成された挿入口31、32を挿入方向の矢印A側と矢印B側とから見た側面図が描かれている。そして、図10(a)は、中継アダプタ30の構成部品35の説明図である。
図10(b)に示すように、構成部品35は、中継アダプタ30に埋め込まれた構造となっている。そして、図10(a)に示すように、構成部品35は、2つのガイドピン用貫通孔39が設けられており、その2つのガイドピン用貫通孔39の間に複数の光ファイバ38が設けられている。
構成部品35は、中継アダプタ30に接続される一方の光ケーブルに装着されたMPOコネクタプラグのMTフェルールが接触する端面35bと、他方の光ケーブルに装着されたMPOコネクタプラグのMTフェルールが接触する端面35cとが設けられている。このMPOコネクタプラグ50のMTフェルールが接触する2つの端面(端面35b、35c)は、中継アダプタ30において、MPOコネクタプラグ50の挿入方向の両側に設けられた形状となっている。
そして、構成部品35は、図10(a)における矢印C方向(MPOコネクタプラグ50の挿入方向に直交する方向)に対して、線対称に斜め研磨が施されている。すなわち、矢印C方向から見た形状が等脚台形となるように斜め研磨が施されている(側面35a参照)。
図10(b)に示すように、挿入口31、32には、MPOコネクタプラグ50の突起部51に嵌合する溝部31a、32aが設けられているが、図5に示す従来の中継アダプタ10とは異なり、溝部31a、32aは同じ上方向の内壁面側に設けられている。従って、斜め研磨されたMTフェルールを構成部品としたMPOコネクタプラグ50の突起部51と、溝部31a、32aを嵌合させて接続することで、ストレート接続のみが可能な中継アダプタ30となる。
このように、本実施の形態の中継アダプタ30は、構成部品35が等脚台形となるよう斜め研磨が施され、対向する2つの挿入口31、32に、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51が嵌合する溝部31a、32aが同じ方向に設けられているため、斜め研磨されたMTフェルールが組み込まれたMPOコネクタプラグ50が装着された光ケーブルであってもストレート接続が可能となり、利便性を向上させることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1、2では、中継アダプタ20や光ケーブル91、95を利用した光トランシーバや光モジュールの対向通信について説明した。これに対して、本実施の形態では、中継アダプタを利用して光ケーブルを延長する場合について説明する。
システム間を光ケーブルにより接続する場合に、光ケーブルによる接続距離の延長が必要となることがある。その場合、2つの方法がある。第1の方法は、その延長したい長さに対応した光ケーブルを別途準備する方法である。第2の方法は、複数の光ケーブルを中継アダプタで繋ぐことで延長ケーブルを構成し、延長したい長さを得る方法である。
前者の場合は光ケーブルを購入する必要があり、コストが上昇してしまう。一方、後者の場合は中継アダプタを使用すれば見かけ上の延長は可能であるが、延長された光ケーブル(延長光ケーブル)の実質的な配線方式(ストレート配線/クロス配線)に注意が必要となる。本実施の形態では、後者の方法について説明する。
まず、従来の中継アダプタ10を利用した場合の光ケーブルの延長について説明する。図11は、従来の中継アダプタを利用した光ケーブルの延長例を示す説明図である。図5に示す従来の中継アダプタ10は、クロス接続のみが可能となっている。従って、中継アダプタ10と、ストレート配線の光ケーブル91、クロス配線の光ケーブル92の組み合わせによって実現できる延長光ケーブルの構成には、図11に示すような組み合わせしかできず制約が生じる。
すなわち、例えば、20mのストレート配線の光ケーブル91のみを所持している場合を考える。20mのストレート配線の光ケーブル91を2本接続する場合、中継アダプタ10はクロス接続のみ可能となるため、40mのクロス配線の光ケーブルとなる。
しかし、40mのストレート配線の光ケーブルが必要な場合となると、別途20mのクロス配線の光ケーブル92を準備して20mのストレート配線の光ケーブル91と接続して延長光ケーブルを構成するか、単体の40mのストレート配線の光ケーブルを準備しなくてはならない。
あるいは、20mのストレート配線の光ケーブル91を3本接続することで、60mのストレート配線の光ケーブルを構成する方法も考えられる。しかし、いずれの方法の場合も、追加で光ケーブルを準備したり、余分な長さの光ケーブルが必要となったりするため、コスト上昇を招いてしまう。
これに対し、実施の形態1で説明した中継アダプタ20を利用した場合の光ケーブルの延長について説明する。図12は、実施の形態4にかかる中継アダプタを利用した光ケーブルの延長例を示す説明図である。図4に示す中継アダプタ20は、クロス接続だけでなくストレート接続も可能となっている。従って、中継アダプタ20と、ストレート配線の光ケーブル91、クロス配線の光ケーブル92の組み合わせによって実現できる延長光ケーブルの構成は、中継アダプタ10を使用した組み合わせよりも多数の延長光ケーブルができる。
すなわち、上記と同様に、例えば、20mのストレート配線の光ケーブル91のみを所持している場合を考える。20mのストレート配線の光ケーブル91を2本接続する場合、中継アダプタ20をクロス接続にすると、従来の中継アダプタ10と同様に、40mのクロス配線の光ケーブルとなる(図12上図参照)。さらに、中継アダプタ20をストレート接続にすると、従来とは異なり、40mのストレート配線の光ケーブルとなる(図12下図参照)。
従って、40mのストレート配線の光ケーブルが必要となっても、別途20mのクロス配線の光ケーブル92を準備したり、単体の40mのストレート配線の光ケーブルを準備したり、60mのストレート配線の光ケーブルを構成する必要はなくなるため、コストを削減できる。
また、例示した以外にも、中継アダプタ20と複数のストレート配線の光ケーブル91を組み合わせることで、任意の配線方式の延長ケーブルを構成することが可能となる。
また、例えば、20mのストレート配線の光ケーブル91とクロス配線の光ケーブル92とを1本ずつ所持している場合、中継アダプタ20をクロス接続にすると、従来の中継アダプタ10と同様に、40mのストレート配線の光ケーブルとなる。さらに、中継アダプタ20をストレート接続にすると、40mのクロス配線の光ケーブルとなる。
また、例えば、20mのクロス配線の光ケーブル92のみを所持している場合、中継アダプタ20をクロス接続にすると、従来の中継アダプタ10と同様に、40mのクロス配線の光ケーブルとなる。さらに、中継アダプタ20をストレート接続にすると、40mのストレート配線の光ケーブルとなる。
このように、本実施の形態の中継アダプタ20は、対向する2つの挿入口21、22に、MPOコネクタプラグ50に設けられた突起部51が嵌合する溝部が上下対称に2本設けられており、ストレート接続とクロス接続の両方の接続が可能となるため、いずれかの接続を選択することが可能となり、利便性を向上させることができる。
(実施の形態5)
実施の形態4では、実施の形態1、2と同様に、MPOコネクタプラグ50のMTフェルールの端面が上下対称に直角研磨された場合に使用可能な中継アダプタ20を用いた延長光ケーブルであった。これに対し、本実施の形態では、端面が上下非対称に斜め研磨されたMTフェルールが組み込まれたMPOコネクタプラグ50を使用して、光ケーブルを延長する場合について説明する。
この場合には、実施の形態3で説明した図10に示す中継アダプタ30を使用すれば、光ケーブルをストレート接続にして、延長光ケーブルを構成することができる。そして、クロス接続を行う必要がある場合には、図5に示す従来の中継アダプタ10を使用すればよい。
このように、端面が斜め研磨されたMTフェルールが組み込まれたMPOコネクタプラグ50を装着した光ケーブルを延長する場合には、複数のストレート配線の光ケーブル91と、従来の中継アダプタ10と、本実施の形態の中継アダプタ30とを適宜組み合わせることで、任意の配線方式の延長光ケーブルを構成することが可能となり、利便性を向上させることができる。
(実施の形態6)
実施の形態1、2では、中継アダプタ20の形状や構造が従来の中継アダプタ10と異なるものであった。これに対して、本実施の形態では、従来のMPOコネクタプラグと異なる形状のMPOコネクタプラグが装着された光ケーブルについて説明する。
本実施の形態の光ケーブルは、上記と同様に、複数の光ファイバを備えたケーブルの両端部にMPOコネクタプラグが装着されたものである。該MPOコネクタプラグは、中継アダプタに設けられた挿入口に挿入されるものであり、挿入口への挿入方向に対して直交する断面形状が点対称に形成されている。
すなわち、本実施の形態のMPOコネクタプラグは、挿入口において、該挿入口への挿入方向に対して直交する方向に対向する少なくとも一対の外周面が平面状に形成されている。具体的には、本実施の形態のMPOコネクタプラグは、実施の形態1、2で説明した突起部51を無くして、その断面図が長方形となるように構成されている。
このように構成することにより、図5に示す従来の中継アダプタ10に対してもクロス接続とストレート接続の両方の接続が可能となり、図4に示す中継アダプタ20を使用した場合と同等の効果を得ることができる。但し、このような構成にした場合は、光ケーブル両端での配線方式が分かるように、突起部51の代わりにMPOコネクタプラグの上下方向を区別するための目印を設ける必要がある。
このように、本実施の形態のMPOコネクタプラグは、突起部51を無くしたことで、ストレート接続とクロス接続の両方の接続が可能となるため、いずれかの接続を選択することが可能となり、利便性を向上させることができる。
20、30 中継アダプタ
21、22、31 挿入口
21a、21b、22a、22b、31a 溝部
35 構成部品
35a 側面
35b、35c 端面
38 光ファイバ
39 ガイドピン用貫通孔
50 MPOコネクタプラグ
51 突起部
60、61 ケーブル
91、92、93、95 光ケーブル
100 基板
101 光トランシーバチップ
102 高速シリアル通信コントローラチップ
103 光送信チップ
104 光受信チップ
特許第2750966号公報

Claims (8)

  1. 端部にコネクタプラグが装着された2本の光ケーブルを接続する中継アダプタであって、
    前記コネクタプラグの挿入方向に対して交差する断面形状が点対称となる前記コネクタプラグの挿入口が2つ形成されていることを特徴とする中継アダプタ。
  2. 前記挿入口を形成する第1内壁面と、前記第1内壁面に対向し、前記挿入口を形成する第2内壁面とに、前記コネクタプラグに設けられた突起部に嵌合する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の中継アダプタ。
  3. 前記第1内壁面に形成された前記溝部と、前記第2内壁面に形成された前記溝部とが対向していることを特徴とする請求項2に記載の中継アダプタ。
  4. 端部にコネクタプラグが装着された2本の光ケーブルを対向させて接続する中継アダプタであって、
    一方の前記光ケーブルの前記コネクタプラグが接触する第1端面と、他方の前記光ケーブルの前記コネクタプラグが接触する第2端面とが、前記コネクタプラグの挿入方向に交差する方向に対して、線対称に斜め研磨が施されていることを特徴とする中継アダプタ。
  5. 請求項1〜4に記載の中継アダプタに接続される光ケーブルであって、
    複数の光ファイバと、
    前記複数の光ファイバの一方の端部に装着された第1コネクタプラグと、
    前記複数の光ファイバの他方の端部に装着された第2コネクタプラグと、を備え、
    前記複数の光ファイバは、複数の単位に分割され、分割された単位ごとに、前記第1コネクタプラグから前記第2コネクタプラグへの通信経路を反転させて配線されていることを特徴とする光ケーブル。
  6. 前記複数の光ファイバは、2分割され、分割されたそれぞれにおいて、前記通信経路を反転させて配線されていることを特徴とする請求項5に記載の光ケーブル。
  7. 請求項1〜4に記載の中継アダプタに接続される光ケーブルであって、
    複数の光ファイバと、
    前記複数の光ファイバの端部に装着され、前記中継アダプタに設けられた挿入口に挿入されるコネクタプラグと、を備え、
    前記コネクタプラグは、前記挿入口への挿入方向に対して交差する断面形状が点対称に形成されていることを特徴とする光ケーブル。
  8. 前記コネクタプラグは、前記挿入口への挿入方向に対して交差する方向に対向する少なくとも一対の外周面が平面状であることを特徴とする請求項7に記載の光ケーブル。
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JP7569459B2 (ja) 2022-06-08 2024-10-17 株式会社フジクラ 光通信ネットワークの製造方法

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