JP2014019887A - 光学モニタ及びそれを用いた真空蒸着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チョッパ板を用いた光学モニタ装置において、測定光のチョッパ板裏面による反射を確実に防止して膜厚測定精度を向上する。
【解決手段】蒸発源に対向配置される膜厚測定用の光学モニタにおいて、所定領域に蒸発源からの蒸着材料が堆積されるように設置されるモニタガラス、スリットを有し、所定領域を蒸発源に対して遮蔽及び露出させるチョッパ板、及びモニタガラスの所定領域の裏面に位置する測定領域に光を入射させるとともに反射光を受光し、反射光の特性に基づいて膜厚を演算する測定部を備え、チョッパ板は、少なくとも所定領域に対応する部分において、モニタガラスに対して傾斜されたテーパー部を有する。
【選択図】図2A

Description

本発明は膜厚測定用の光学モニタ及びそれを用いた真空蒸着装置に関する。
特許文献1は光学モニタを搭載した真空蒸着装置の一例を開示する。同文献の真空蒸着装置は、モニタ部(21)、基板ドーム(22)、及びモニタガラス(41)を備える。蒸発源からの蒸発材料は、基板ドームの中心部に設けられたモニタ窓(42)の開口窓(42a)を介してモニタガラス下面の堆積領域に堆積される。モニタ部は投光部(43)、ミラー(44)及び受光部(47)を備え、投光部からの光はミラー(44a)で反射されてモニタガラスに入射され、モニタガラスからの反射光がミラー(44b)で反射されて受光部に入射される。不図示の演算手段によって、各波長における反射光の強度に基づいてモニタガラス上の堆積材料の膜厚測定が行われる。
また、上記のような光学モニタにおいて、モニタガラスへの堆積量を減少させるためのチョッパ板が設けられる場合がある。図8Aはチョッパ板が設けられた従来の光学モニタ105を示す。光学モニタ105は、モニタガラス10、マスク15、投光部21、受光部22及びチョッパ板130を備える。図8Bに示すように、チョッパ板130には放射状にスリット133が設けられ、回転軸Xに関して回転される。スリット133はモニタガラス10の堆積領域11の前面を通過するように配置される。投光部21はモニタガラス10の堆積領域11の裏面の測定領域12に測定光を入射し、受光部22は測定領域12からの反射光R1を受光する。そして、不図示の演算手段において、受光部22で受光された反射光の強度に基づいてモニタガラス上の堆積材料の膜厚測定が行われる。
特開2007−270332号公報
しかし、図8A及び8Bに示すような光学モニタにおいては、以下のような問題があった。
第1に、図8Aに示すように、投光部21から出射された光が、モニタガラス10だけでなくチョッパ板130にも反射して、反射光R1´が受光部22に入射することが問題となる。即ち、受光部22において、測定領域12での反射率に直接関係する反射光R1だけでなく、当該反射率に関係しない光R1´も受光されるために膜厚測定精度が低下するという問題があった。ここで、例えば、チョッパ板130の裏面(図の上面)に粗面加工等の反射防止加工を施せば、加工当初はチョッパ板130における反射を防止できる。しかし、その後の蒸着処理において、蒸発材料がチョッパ板130の裏面側に回り込み、堆積するにつれて加工面が平坦化し、反射防止加工の効果が減殺されていく。このように、チョッパ板130の裏面の反射防止加工は有効な対策とはならない。そのため、継続的に蒸着処理が行われる場合でもチョッパ板裏面での反射を確実に防止できる構成が必要となる。
第2に、光学モニタにおいては、モニタガラス10の堆積領域11には、蒸発物が均一に堆積される必要がある。しかし、図8Bに示すチョッパ板130においては、スリット133の幅がその放射方向において一定であるため、堆積領域11においては、チョッパ板130の中心側よりも周縁部側で遮蔽率が大きくなる(即ち、開放率が小さくなる)。従って、図8Cに示すように、堆積領域11において、チョッパ板130の中心側部分11aよりも周縁部側部分11bの膜厚が小さくなり、略同心円状の膜斑が発生してしまう。そして、この膜斑のために、測定精度及びその再現性が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、チョッパ板を用いた光学モニタ装置において、測定光のチョッパ板裏面による反射を確実に防止して膜厚測定精度を向上することを課題とする。また、本発明は、モニタガラスの堆積領域における膜斑を防止して測定精度及びその再現性を向上することを課題とする。
本発明の第1の側面は、蒸発源に対向配置される膜厚測定用の光学モニタであって、所定領域に蒸発源からの蒸着材料が堆積されるように設置されるモニタガラス、スリットを有し、所定領域を蒸発源に対して遮蔽及び露出させるチョッパ板、及びモニタガラスの所定領域の裏面に位置する測定領域に光を入射させるとともに反射光を受光し、反射光の特性に基づいて膜厚を演算する測定部を備える。チョッパ板は、少なくとも所定領域に対応する部分においてモニタガラスに対して傾斜されたテーパー部を有する。
例えば、チョッパ板が回転軸に対して回転可能に構成され、スリットが回転軸に関して放射状に形成され、テーパー部とモニタガラスの離隔距離がチョッパ板の外縁部側に向けて増大するように形成される。
また、チョッパ板がモニタガラスに対して平行に往復移動可能に構成され、複数のスリットが往復移動方向に配列され、テーパー部とモニタガラスとの離隔距離がテーパー部の先端側に向かって増大するように形成されるようにしてもよい。
ここで、スリットの開口幅が回転軸側から外縁部側に向けて増加するように形成されることが好ましい。
また、チョッパ板が回転軸に対して回転可能に構成され、スリットが回転軸に関して放射状に形成され、テーパー部とモニタガラスの離隔距離がチョッパ板の外縁部側に向けて減少するように形成されるようにしてもよい。
本発明の第2の側面は、蒸発源、上記の光学モニタ、処理基板を保持する基板ホルダ、並びに蒸発源、光学モニタ装置及び基板ホルダを内包する真空槽を備えた真空蒸着装置である。
ここで、真空槽及び基板ホルダが略円筒形であり、基板ホルダの内側面に処理基板が保持され、蒸発源及び光学モニタが基板ホルダの内面側に配置され、基板ホルダが円筒軸を中心として回転されるように構成される。
本発明の実施例による真空蒸着装置を示す正面図である。 図1Aの真空蒸着装置をA−A´で切った矢視図である。 図1Aの真空蒸着装置をB−B´で切った矢視図である。 本発明の実施例による光学モニタの概略正面図である。 本発明の実施例によるチョッパ板の概略平面図である。 本発明の実施例による光学モニタを説明する図である。 本発明の実施例によるチョッパ板の鳥瞰図である。 本発明の第1の変形例によるチョッパ板を説明する図である。 本発明の第2の変形例によるチョッパ板を説明する図である。 本発明の第3の変形例によるチョッパ板を説明する図である。 本発明の第4の変形例によるチョッパ板を説明する図である。 本発明の第4の変形例によるチョッパ板を説明する図である。 従来の光学モニタを示す図である。 従来の光学モニタにおけるチョッパ板を示す図である。 従来の光学モニタを説明する図である。
実施例.
図1Aに本発明の実施例による真空蒸着装置1の正面図を示し、図1B及び1Cに真空蒸着装置1をそれぞれA−A´及びB−B´から見た矢視図を示す。図1Aは真空槽正面扉を省略する。真空蒸着装置1は、真空槽2、蒸発源3、基板ホルダ4及び光学モニタ5を備える。本実施例における真空槽2は略円筒形であり、正面図において真空槽2の直径上の位置に蒸発源3及び光学モニタ5が対向配置される。
本実施例では蒸発源3は2つの蒸発源3a及び3bからなり、真空槽2を真空引きした後に2種類の蒸着材料を、時間を切替えて又は同時に蒸発させることができる。なお、本実施例では蒸発源3が2つの蒸発源からなる構成としたが、蒸発源の数は1又は3以上であってもよい。基板ホルダ4も円筒形であり、真空槽2の内側面に沿って配置され、その内面には処理対象となる基板が保持される。蒸発源3から基板への均一な蒸着を行うため、基板ホルダ4は円筒軸を中心に回転される。なお、本実施例における基板ホルダ4は円筒形状であるが、内面に基板を保持して真空槽2内で回転可能なものであれば多角柱形状であってもよい。光学モニタ5については後述する。
基板への光学膜の形成工程では、まず、蒸発源3に蒸着材料が充填されるとともに処理対象基板(不図示)が基板ホルダ4に設置され、真空槽2が真空引きされる。真空状態において、基板ホルダ4が回転されるとともに蒸着源3から蒸着材料の蒸発が開始される。蒸着処理が進むにつれて、蒸着材料が基板及び後述のモニタガラスに堆積する。光学モニタ5が、モニタガラスに蒸着された膜厚を測定し、測定される膜厚、チョッパの遮蔽率等から基板上に形成された膜の厚さを算出する。そして、光学モニタ5において測定される膜厚が所定値に達した時点で蒸着処理が停止される。なお、真空槽2、蒸発源3、基板ホルダ4及び光学モニタ5の各動作は不図示の制御手段によって統括制御されるようにしてもよい。
図2Aに、本実施例の光学モニタ5の正面図を示す。光学モニタ5は、モニタガラス10、マスク15、測定部20及びチョッパ板30を備える。図2Bにチョッパ板30の平面図を示し、図2Cにモニタガラス10、マスク15及びチョッパ板30の位置関係を示す。
図2A−2Cを参照すると、モニタガラス10は円盤状又は環状であり、回転軸Yに関して回転される。モニタガラス10は堆積領域11を除いて、蒸発源3に対してマスク15によって遮蔽される。言い換えると、蒸発源3に対して露出される堆積領域11はマスク15の開口によって画定され、その全面をチョッパ板30のスリット33が通過するように構成される。堆積領域11の裏面が測定領域12となり、双方の領域は上記回転軸Yに関する回転動作によって蒸着処理毎にモニタガラス10上で変更することができる。
測定部20は、投光部21、受光部22及び演算部23を備える。投光部21は測定光を測定領域12に向けて出射し、受光部22はその反射光R1を受光する。演算部23は受光部22で受光された反射光R1の特性、即ち、各波長における強度に基づいて堆積領域11に堆積された蒸着材料の膜厚測定を行う。
チョッパ板30は図3にも示すように円盤状であり、不図示の駆動源によって回転軸Xに対して回転される。チョッパ板30は同心円状に形成されたセンター部31及びテーパー部32からなり、テーパー部32には放射状にスリット33が形成される。即ち、チョッパ板30が回転されることによりスリット33が堆積領域11の前面を通過する。なお、図面ではスリット33はテーパー部32のみに形成されているが、スリット33はテーパー部32からセンター部31まで延在されていてもよい。
ここで、図2Aに示すように、テーパー部32は、チョッパ板30とモニタガラス10の離隔距離がチョッパ板30の周縁部側に向けて増大するように形成される。このテーパー部32の傾斜角(テーパー部32とモニタガラス10がなす角)は3度〜45度程度、より好ましくは5度〜15度程度であればよい。実施例ではテーパー部32とモニタガラス10がなす角は9度に設定している。但し、センター部31とモニタガラス10のなす角は任意である。ここで、投光部21からモニタガラス10を透過してテーパー部32に入射された測定光は、テーパー部32で反射されると反射光R2を形成する。図2Aに示すように、測定光が入射される部分がテーパー状であることによって、反射光R2は堆積領域11ではなくマスク15の方向に進み、受光部22に入射されることはない。従って、測定部20の膜厚測定において、反射光R1のみに基づいて膜厚測定を行うことができ、膜厚測定精度を向上することができる。
また、スリット33の各々は、その開口幅が、回転軸X側から外縁部側に向けて増加するように略扇形に形成される。これにより、堆積領域11におけるチョッパ板30による遮蔽率(即ち、スリット33による開口率)が均一となり、堆積領域11に堆積される蒸着物の膜厚が均一となる。従って、従来の構成(図8A−8C)で問題となっていた堆積領域における膜斑の発生が防止され、モニタ精度及びその再現性が向上する。なお、スリット33の開口幅及びその拡がり角度(長手方向に対する開口幅の変化)、長さ、本数等は所望の遮蔽率(開口率)に従って選択される。
変形例.
上記実施例においては、チョッパ板のテーパー部が蒸発源側に傾斜する構成を示したが、チョッパ板の構成はこれに限られない。具体的には、チョッパ板が、少なくとも堆積領域11を遮蔽する部分において、モニタガラス10に対して傾斜されたテーパー部を有していればよい。以下に、図4−6並びに図7A及び7Bを参照してチョッパ板の変形例を示す。
変形例1.
図4に、第1の変形例のチョッパ板40を含む光学モニタ5を示す。チョッパ板40は、同心円状に形成されたセンター部41、テーパー部42及びエッジ部44からなり、回転軸Xに対して回転される。スリット43がセンター部41からテーパー部42を経てエッジ部44にかけて、回転軸Xに関して放射状に形成される。ここで、投光部21からモニタガラス10を透過してテーパー部42に入射された測定光は、テーパー部42で反射されると、上記実施例と同様に、マスク15に向けて反射される反射光R2を形成する。
本変形例でも、チョッパ板40からの反射光R2は受光部22に入射されることはなく、測定部20の膜厚測定において、反射光R1のみに基づいて膜厚測定を行うことができ、膜厚測定精度を向上することができる。また、本変形例では、チョッパ板40(エッジ部44)の外縁部が実施例におけるチョッパ板30(テーパー部32)の外縁部よりもマスク15に近い位置に配置されるので、蒸着材料がマスク15とチョッパ板40の外縁部の隙間から堆積領域11に入り込んでしまうのを抑制することができる。これにより、モニタ精度の更なる向上が期待できる。但し、スリット43の拡がり角度を、センター部41、テーパー部42及びエッジ部44の各部間の段差に応じて調整する必要がある。
変形例2.
図5に、第2の変形例のチョッパ板50を含む光学モニタ5を示す。チョッパ板50は、同心円状に形成されたセンター部51及びテーパー部52からなり、回転軸Xに対して回転される。スリット53がチョッパ回転軸Xに関して放射状にテーパー部52に形成される。本変形例では、チョッパ板50とモニタガラス10の離隔距離がチョッパ板50の周縁部側に向けて減少するようにテーパー部52が形成される。ここで、投光部21からモニタガラス10を透過してテーパー部52に入射された測定光は、テーパー部52で反射されると、マスク15に向けて反射される反射光R3を形成する。
本変形例でも、チョッパ板50からの反射光R3は受光部22に入射されることはなく、測定部20の膜厚測定において、反射光R1のみに基づいて膜厚測定を行うことができ、膜厚測定精度を向上することができる。また、本変形例では、テーパー部52の外縁部が第1の変形例よりも更にマスク15に近い位置に形成されるので、蒸着材料がマスク15とチョッパ板外縁部の隙間から堆積領域11に入り込んでしまう状態を、第1の変形例に比べて更に抑制することができる。これにより、モニタ精度の更なる向上が期待できる。但し、ここでも、スリット53の拡がり角度を、テーパー部52の傾斜に応じて調整する必要がある。
変形例3.
図6に、第3の変形例のチョッパ板60の平面図を示す。チョッパ板60は、放射状に延在する複数の山部65a(一点破線)及び谷部65b(破線)からなり、回転軸Xに対して回転される。スリット63は谷部65bに形成される。本変形例では、山部65aと谷部65bの間の領域がテーパー部となる。ここで、投光部21からモニタガラス10を透過してテーパー部(65aと65bの間)に入射された測定光は、マスク15に向けて反射され、受光部22には到達しない。従って、上記実施例と同様の効果が得られる。
なお、本変形例では、谷部65bにスリット63が形成される構成を示したが、山部65aにスリットが形成される構成としてもよい。但し、蒸着処理を累積的に行う結果として谷部65bに蒸着材料が堆積してしまう可能性(これにより堆積物によって反射された光が受光部22に到達してしまう可能性)を考慮すると、谷部65bにスリット63を設ける方が好ましい。
変形例4.
上記実施例及び変形例においては、円盤状のチョッパ板が回転される構成を示したが、本変形例ではチョッパ板が往復移動される構成を示す。
図7A及び図7Bに、第4の変形例のチョッパ板70を含む光学モニタ5の正面図及びチョッパ板70の平面図をそれぞれ示す。チョッパ板70は、方形のプレートを二分したベース部71及びテーパー部72からなり、テーパー部72は、各々が傾斜方向沿って形成されたスリット73を有する。テーパー部72とモニタガラス10の離隔距離はテーパー部72の先端側に向かって増大する。チョッパ板70はスリット73の配列方向(矢印の方向)に、モニタガラス10に対して平行に往復移動される。
本変形例でも、チョッパ板70からの反射光R2は受光部22に入射されることはなく、測定部20の膜厚測定において、反射光R1のみに基づいて膜厚測定を行うことができ、膜厚測定精度を向上することができる。また、本変形例の構成は、変形例1−3の構成にも適用することができる。即ち、方形のチョッパ板を、変形例1に適用してチョッパ板の一部分(スリット配列方向に平行でかつ堆積領域に対応する部分)が傾斜する構成としてもよいし、変形例2に適用してテーパー部がベース部に対してモニタガラス側に傾斜する(テーパー部とモニタガラスの離隔距離はテーパー部の先端側に向かって減少する)構成としてもよいし、変形例3に適用してチョッパ板移動方向と垂直な方向に延在する山部と谷部を形成し、谷部(又は山部)にスリットが形成される構成としてもよい。
以上のように、上記実施例及び変形例によると、チョッパ板を用いた光学モニタ装置において、測定光のチョッパ板裏面による反射の影響をなくして膜厚測定精度を向上することができる。また、モニタガラスの堆積領域における膜斑を防止してモニタ精度及びその再現性を向上することができる。
1.真空蒸着装置
2.真空槽
3.蒸発源
4.基板ホルダ
5.光学モニタ
10.モニタガラス
11.堆積領域
12.測定領域
15.マスク
20.測定部
21.投光部
22.受光部
23.演算部
30.チョッパ板
31.センター部
32.テーパー部
33.スリット
40.チョッパ板
41.センター部
42.テーパー部
43.スリット
44.エッジ部
50.チョッパ板
51.センター部
52.テーパー部
53.スリット
60.チョッパ板
63.スリット
65a.山部
65b.谷部
70.チョッパ板
71.ベース部
72.テーパー部
73.スリット

Claims (7)

  1. 蒸発源に対向配置される膜厚測定用の光学モニタであって、
    所定領域に前記蒸発源からの蒸着材料が堆積されるように設置されるモニタガラス、
    スリットを有し、前記所定領域を前記蒸発源に対して遮蔽及び露出させるチョッパ板、及び
    前記モニタガラスの前記所定領域の裏面に位置する測定領域に光を入射させるとともに反射光を受光し、該反射光の特性に基づいて膜厚を演算する測定部
    を備え、
    前記チョッパ板が、少なくとも前記所定領域に対応する部分において前記モニタガラスに対して傾斜されたテーパー部を有する光学モニタ。
  2. 請求項1に記載の光学モニタにおいて、前記チョッパ板が回転軸に対して回転可能に構成され、前記スリットが該回転軸に関して放射状に形成され、前記テーパー部と前記モニタガラスの離隔距離が前記チョッパ板の外縁部側に向けて増大するように形成された光学モニタ。
  3. 請求項1に記載の光学モニタにおいて、前記チョッパ板が回転軸に対して回転可能に構成され、前記スリットが該回転軸に関して放射状に形成され、前記テーパー部と前記モニタガラスの離隔距離が前記チョッパ板の外縁部側に向けて減少するように形成された光学モニタ。
  4. 請求項1に記載の光学モニタにおいて、前記チョッパ板が前記モニタガラスに対して平行に往復移動可能に構成され、複数の前記スリットが該往復移動方向に配列され、前記テーパー部と該モニタガラスとの離隔距離が該テーパー部の先端側に向かって減少するように形成された光学モニタ。
  5. 請求項2に記載の光学モニタにおいて、前記スリットの開口幅が前記回転軸側から前記外縁部側に向けて増加するように形成された光学モニタ。
  6. 前記蒸発源、請求項1に記載の光学モニタ、処理基板を保持する基板ホルダ、並びに該蒸発源、該光学モニタ装置及び該基板ホルダを内包する真空槽を備えた真空蒸着装置。
  7. 請求項6に記載の真空蒸着装置において、前記真空槽及び前記基板ホルダが略円筒形であり、該基板ホルダの内側面に前記処理基板が保持され、前記蒸発源及び前記光学モニタが該基板ホルダの内面側に配置され、該基板ホルダが円筒軸を中心として回転されるように構成された真空蒸着装置。
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