JP2014018404A - マスク - Google Patents

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毅彦 牧野
Yutaka Misawa
裕 三澤
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Abstract

【課題】本発明は、簡易な構成で使用者の呼吸状態を容易に確認させ得る。
【解決手段】本発明は、使用者100の口及び鼻を覆う内部空間2Aが設けられるように光透過性を有する部材で形成されて内部空間2Aに対して外部から気体が入り込む吸気孔2Bと内部空間2Aから外部に気体が排出される排気孔2Bが設けられる本体部2と、使用者100に装着された状態において使用者100の口及び鼻から排気孔2Cまでの呼気の流路上に配されて気体の流速に応じて見え方が変化するように回転する羽根車6とを有し、使用者100の呼気が羽根車6に当たって流速に応じて見え方が変化するように回転するので、羽根車6の回転を外部から確認させるだけで使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスクに関し、使用者の呼吸を確認する場合に適用して好適なものである。
手術後の患者や、意識が清明でない患者に対しては、生命維持のために酸素投与が必要なことが多い。しかし、そのような患者が酸素マスクを装着して酸素投与をされたとしても、患者自身が呼吸をしている必要がある。呼吸状態の観察は、患者の胸の動きを見ることが基本であるが、布団などで胸の動きが分りにくいことも多い。
近年、パルスオキシメーターやカプノグラムなど患者の酸素化や呼吸をモニタリングする手段は充実してきている。それらが患者に装着され正常に作動していれば患者の呼吸停止や呼吸数の極端な現状に伴う酸素化の低下は早期に発見できる。
しかし、パルスオキシメーターは、抹消の血流低下による生体内の酸素化ヘモグロビンを正確に反映できない場合がある。また、カプノメーターは、サイドストリーム方式であれば、酸素マスクにその吸引チューブを挿入することで患者の呼気炭酸ガスを検出できるが、これは標準的な使用方法とはいえない。
さらに、手術後における手術室から病室へのストレッチャーでの移動の際に、呼吸モニターが必要な場合には、それらのモニターの設置スペースの確保が必要となり、現実的には困難である。
ところで、酸素マスクには、ビニールバッグ酸素のリザーバーが装着されたものがある。この場合、リザーバーの膨張・収縮を視認することで、呼吸の状態を知ることが可能な場合がある。しかしながら、適正な酸素流量が設定されていない場合、すなわち過大流量ではリザーバーは膨張したままであり、過小流量ではリザーバーは膨張せず、呼吸の有無を観察することができない。
このような状況に鑑み、通気孔に弁状の作動薄紙を設け、この作動薄紙の動きを確認することで呼吸の有無の可視化を図るマスクが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−265635公報
しかしながら上述したマスクは、弁状の作動薄紙の動きを目視させるだけであり、薄紙の動きを注視していなければ、呼吸の有無を確認することが難しいといった問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、簡易な構成で使用者の呼吸状態を容易に確認させ得るマスクを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、使用者の口及び鼻を覆う空間が設けられるように光透過性を有する部材で形成され、前記空間に対して外部から気体が入り込む吸気孔と、該空間から外部に気体が排出される排気孔が設けられる本体部と、前記使用者に装着された状態において、吸気孔から前記使用者の口及び鼻までの吸気の流路上、又は前記使用者の口及び鼻から前記排気孔までの呼気の流路上に配され回転する羽根車とを有する。
これにより、装着した使用者が呼吸することで、吸気又は呼気の流速に応じて見え方が変化するように羽根車が回転するので、外部から羽根車を視認させるだけで呼吸の有無や強弱等を確認させることができる。
また、気体の流速に応じて見え方が変化するように設定することにより、呼吸の有無や強弱の確認がより容易となる。
本発明によれば、装着した使用者が呼吸することで、吸気又は呼気の流速に応じて見え方が変化するように羽根車が回転するので、外部から羽根車を視認させるだけで呼吸の有無や強弱等を確認させることができ、かくして簡易な構成で使用者の呼吸状態を容易に確認させことができる。
第1の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 第1の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。 第2の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 第2の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。 第3の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 第3の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。 第4の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 第4の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。 第5の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 第5の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。 演算回路の構成を示す略線図である。 第6の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 第6の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。 他の実施の形態におけるマスクの構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態におけるマスクの構成(2)を示す略線図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述する。
〔1.第1の実施の形態〕
図1及び図2に示すように、マスク1は、本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、羽根車6及び支持軸7を含む構成とされる。
本体部2は、光透過性を有する部材(例えば、透明なプラスチック材)により、内部に空間(以下、これを内部空間とも呼ぶ)2Aを有するドーム状(お碗状)に形成される。本体部2は、使用者100の口及び鼻を覆う程度に開口し、使用者100に装着された際に開口が周方向に沿って使用者100に当接すると共に、該使用者100の口及び鼻を覆う。
また本体部2は、酸素供給チューブ4及びリザーバー5が接続されて酸素が内部空間2A内に供給される吸気孔2Bが前面中央に設けられる。本体部2には、内部空間2A側の面であって吸気孔2Bを覆うようにゴムシート状の一方向弁(図示せず)が設けられ、酸素供給チューブ4及びリザーバー5側から内部空間2Aへ気体を通過させる一方、本体部2の内部空間から酸素供給チューブ4及びリザーバー5側へ気体を通過させない。
さらに本体部2は、吸気孔2Bの下方であって使用者100に装着された際に該使用者100の口と対向する位置に排気孔2Cが設けられる。本体部2には、外側(内部空間2Aとは反対側)の面に排気孔2Cを覆うようにゴムシート状の一方向弁(図示せず)が設けられ、内部空間2Aから外部へ気体を通過させる一方、外部から内部空間2Aへ気体を通過させない。
固定用ヒモ3は、本体部2の左右両端に端部がそれぞれ接続され、マスク1が使用者100に装着される際に該使用者100の耳上から頭部を回すように掛け渡され、マスク1を使用者100に対して固定する。
酸素供給チューブ4は、一端が本体部2の吸気孔2B及びリザーバー5に接続され、他端が一定流量の酸素を継続的に供給する酸素供給装置(図示せず)に接続される。
リザーバー5は、柔軟性を有する部材(例えば、ビニール等)で袋状に形成され、出入口が酸素供給チューブ4及び本体部2の吸気孔2Bに接続される。
羽根車6は、本体部2の内部空間2A内であって、マスク1が使用者100に装着された状態で、該使用者100の口及び鼻から排気孔2Cまでの直線上、すなわち使用者100から排出される呼気が通過する流路上に配される。
羽根車6は、本体部2の内部空間2A内に、左右方向(呼気の流れに直交する方向)に渡って該本体部2に固定される支持軸7に回転可能に支持され、該支持軸7を中心として放射状に設けられる複数枚の羽根6Aを有する。従って羽根車6は、使用者100の顔面と直交する方向に沿って回転する。
羽根車6は、回転中の見え方により、呼気の流れが速いか遅いかを確認することが可能となるが、呼吸の有無や強弱をより容易に確認できるように、回転数に応じて見え方が変化するように、羽根6Aにおける呼気の流れに直交する方向の面にベンハイムのコマのような白黒パターンの着色、隣接する羽根6A間に互い違いの色の着色等が施されていてよい。
このような構成でなるマスク1は、使用者100に装着され、酸素供給チューブ4を介して供給される酸素が一旦リザーバー5に溜まり、リザーバー5が膨らむ。そしてマスク1は、使用者100が吸気することによりリザーバー5が萎みながら内部の酸素が吸気孔2Bを介して内部空間2A内に入り、内部空間2A内に引き込まれた酸素が使用者100の鼻又は口から体内に入る。
また、マスク1は、使用者100が呼気することにより、該使用者100の鼻又は口から出される呼気が羽根車6の羽根6Aに当たって該羽根車6を回転させながら、排気孔2Cから外部に排出される。
よってマスク1は、羽根車6の回転を確認させることにより、使用者100の呼吸の有無を外部の人に容易に確認させることができる。またマスク1は、羽根車6の回転サイクルによって使用者100の大よその呼吸数を確認させることができる。
またマスク1は、酸素供給装置から過大流量の酸素が供給されてリザーバー5が膨張したままの場合、酸素供給装置から過小流量の酸素しか供給されずにリザーバー5が膨張しない場合のように、リザーバー5の膨張・収縮で呼吸の有無を確認できない場合に特に有用である。
さらにマスク1は、羽根車6が呼気の流速により変化する回転数に応じて見え方も変化するので、使用者100の呼吸の強弱も容易に確認させることができる。
このようにマスク1は、羽根車6の回転を外部から確認させるだけで使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができ、また羽根車6が使用者100の呼吸の抵抗となることもない。
〔2.第2の実施の形態〕
図3及び図4に示すように、マスク10は、本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、羽根車11及び支持軸12を含む構成とされる。マスク10において本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4及びリザーバー5は、マスク1と同様に構成される。
羽根車11は、本体部2の内部空間2A内であって、マスク1が使用者100に装着された状態で、該使用者100の口及び鼻から排気孔2Cまでの直線上、すなわち使用者100から排出される呼気が通過する経路上に配される。
羽根車11は、呼気の流れに沿った方向に配されて本体部2に固定される支持軸12に回転可能に支持され、該支持軸12を中心として放射状に複数枚の羽根11Aを有する。従って羽根車11は、使用者100の顔面と並行する面に沿って回転する。
羽根車11は、回転数に応じて見え方が変化するように、羽根11Aにおける使用者100の顔面と並行する面にベンハイムのコマのような白黒パターンの着色、隣接する羽根11A間に互い違いの色の着色等が施される。
このような構成でなるマスク10は、装着した使用者100が呼気することにより、該使用者100の鼻又は口から排出される呼気が羽根車11に当たって該羽根車11を回転させながら、排気孔2Cから外部に排気される。
よってマスク10は、マスク1と同様に、羽根車11の回転を外部から確認させるだけで使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができる。
〔3.第3の実施の形態〕
図5及び図6に示すように、マスク20は、本体部21、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、一方向弁22、羽根車23及び支持軸24を含む構成とされる。マスク20において固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4及びリザーバー5は、マスク1と同様に構成される。
本体部21は、光透過性を有する部材(例えば、透明なプラスチック材)によりドーム部21Aと排気管部21Bが一体成形され、該ドーム部21Aに囲まれた内部空間21Caと排気管部21Bに囲まれた内部空間21Cbとにより内部空間21Cが形成される。
ドーム部21Aは、使用者100の口及び鼻を覆う程度に開口し、使用者100に装着された際に該開口が周方向に沿って使用者100に当接すると共に該使用者100の口及び鼻を覆うようにドーム状(お碗状)に形成される。排気管部21Bは、ドーム部21Aの所定の位置から外部方向に延在するように筒形状に形成される。
また本体部21は、ドーム部21Aに酸素供給チューブ4及びリザーバー5が接続されて酸素が内部空間21Ca内に供給される吸気孔21Dが前面中央に設けられる。本体部21には、内部空間21Ca側の面であって吸気孔21Dを覆うようにゴムシート状の一方向弁(図示せず)が設けられ、酸素供給チューブ4及びリザーバー5側から内部空間21Caへ気体を通過させる一方、内部空間21Cから酸素供給チューブ4及びリザーバー5側へ気体を通過させない。
さらに本体部21は、排気管部21Bにおける先端(ドーム部21Aと接続されていない端)に排気孔21Eが設けられ、ドーム部21Aにおける排気管部21Bとの接続口に内部空間21Caと内部空間21Caとを隔てる一方向弁22が設けられる。
一方向弁22は、内部空間21Caから内部空間21Cbへ気体を通過させる一方、内部空間21Cbから内部空間21Caへ気体を通過させない。
羽根車23は、排気管部21Bに囲まれた内部空間21Cb内に、排気管部21Bの管方向に直交する方向に沿って配される支持軸24に回転可能に支持され、該支持軸24を中心として放射状に設けられる複数枚の羽根23Aを有する。従って羽根車23は、排気管部21Bの管方向に沿って回転する。
羽根車23は、回転数に応じて見え方が変化するように、羽根23Aにおける呼気の流れに直交する方向の面にベンハイムのコマのような白黒パターンの着色、隣接する羽根23A間に互い違いの着色等が施される。
このような構成でなるマスク20は、装着した使用者100が吸気することにより酸素が吸気孔21Dを介して内部空間21Ca内に入り、内部空間21Ca内に引き込まれた酸素が使用者100の鼻又は口から体内に入る。
また、マスク20は、使用者100が呼気することにより、該使用者100の鼻又は口から排出される呼気が内部空間21Ca及び一方向弁22を介して内部空間21Cbへ送出され、内部空間21Cb内で羽根車23に当たって該羽根車23を回転させながら排気孔21Eから外部に排気される。
よってマスク20は、マスク1と同様に、羽根車23の回転を外部から確認させるだけで使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができる。
また、マスク20は、使用者100の呼気が必ず排気管部21B内の内部空間21Cbを通過して外部に排気されるので、マスク1及び10と比較して使用者100の呼吸状態をより正確に測定できる。
〔4.第4の実施の形態〕
図7及び図8に示すように、マスク30は、本体部31、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、一方向弁32、羽根車33及び支持軸34を含む構成とされる。マスク30において固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4及びリザーバー5は、マスク1と同様に構成される。
本体部31は、光透過性を有する部材(例えば、透明なプラスチック材)によりドーム部31Aと吸気管部31Bが一体成形され、該ドーム部31Aに囲まれた内部空間31Caと吸気管部31Bに囲まれた内部空間31Cbにより内部空間31Cが形成される。
ドーム部31Aは、使用者100の口及び鼻を覆う程度に開口し、使用者100に装着された際に該開口が周方向に沿って使用者100に当接すると共に該使用者100の口及び鼻を覆うようにドーム状(お碗状)に形成される。
ドーム部31Aは、装着された際に使用者100の口と対向する位置に排気孔31Eが設けられる。ドーム部31Aには、外側であって排気孔31Eを覆うようにゴムシート状の一方向弁(図示せず)が設けられ、内部空間31Caから外部へ気体を通過させる一方、外部から内部空間31Caへ気体を通過させない。
吸気管部31Bは、ドーム部31Aの所定の位置から外部方向に延在するように筒形状に形成され、先端に設けられる吸気孔31Dを介して酸素供給チューブ4及びリザーバー5が接続される。
本体部31は、ドーム部31Aにおける吸気管部31Bとの接続口に内部空間31Caと内部空間31Cbとを隔てる一方向弁32が設けられる。
一方向弁32は、内部空間31Cbから内部空間31Caへ気体を通過させる一方、内部空間31Caから内部空間31Cbへ気体を通過させない。
羽根車33は、吸気管部31Bに囲まれた内部空間31Cb内に、吸気管部31Bの管方向に直交する方向に沿って配される支持軸34に回転可能に支持され、該支持軸34を中心として放射状に設けられる複数枚の羽根33Aを有する。従って羽根車33は、吸気管部31Bの管方向に沿って回転する。
羽根車33は、回転数に応じて見え方が変化するように、羽根33Aにおける呼気の流れに直交する方向の面にベンハイムのコマのような白黒パターンの着色、隣接する羽根33A間に互い違いの着色等が施される。
このような構成でなるマスク30では、使用者100が吸気することにより酸素が吸気孔31Dを介して内部空間31Cbに入る。そしてマスク30では、内部空間31Cb内で羽根車33に当たって該羽根車33を回転させながら一方向弁32を介して内部空間31a内に入り、該内部空間31a内に引き込まれた酸素が使用者100の鼻又は口から体内に入る。
また、マスク30では、使用者100が呼気することにより、該使用者100の鼻又は口から排出される呼気が内部空間31Caを介して排気孔31Eから外部に排気される。
よってマスク30は、マスク1と同様に、羽根車23の回転を外部から確認させるだけで使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができる。
また、マスク30は、使用者100の吸気が必ず吸気管部31B内の内部空間31Cbを通過して内部空間31Caに入るので、マスク1及び10と比較して使用者100の呼吸状態をより正確に測定できる。
〔5.第5の実施の形態〕
図9及び図10に示すように、マスク40は、本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、羽根車11、支持軸12、演算回路41、センサー42及びLED43を含む構成とされる。マスク40において本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、羽根車11及び支持軸12は、マスク10と同様に構成される。
演算回路41は、本体部2における内部空間2A側の面の下方に設けられる。演算回路41は、図11に示すように、CPU44、ROM45、RAM46、電池47及びインターフェイス48がバス49を介して接続される。
CPU44は、ROM45に格納されるプログラムをRAM46に展開して実行することにより各種処理を実行する。電池47は、各部に電力を供給すると共に、インターフェイス48を介して接続されるセンサー42及びLED43に電力を供給する。
センサー42は、例えばフォトセンサーが適応され、発光素子と受光素子との間に羽根車11の羽根11Aが位置するように内部空間2A内に配される。LED43は、例えば本体部2の正面中央に配される。
このような構成でなるマスク40は、CPU44が、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信している場合にはLED43を点滅させ、センサー42から信号を受信していない場合にはLED43を消灯させる。
これによりマスク40は、使用者100が呼気することにより羽根車11を回転される際にLED43が点滅する。
よってマスク40は、LED43を確認させることにより、使用者100の呼吸の有無を外部の人に容易に確認させることができる。このようにマスク40は、LED43を外部から確認させるだけで使用者100の呼吸の有無を容易に確認させることができる。
〔6.第6の実施の形態〕
図12及び図13に示すように、マスク50は、本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、羽根車11、支持軸12、演算回路41、センサー42及び表示部51を含む構成とされる。マスク50において本体部2、固定用ヒモ3、酸素供給チューブ4、リザーバー5、羽根車11、支持軸12、演算回路41及びセンサー42は、マスク40と同様に構成される。
表示部51は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が適応され、例えば本体部2の正面中央に配される。
演算回路41では、CPU44が、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信して積分することにより例えば1分当たりの呼吸数を算出し、その呼吸数を表示部51に表示させる。
これによりマスク50は、表示部51を確認させることにより、使用者100の呼吸の有無を外部の人に容易に確認させることができる。
〔7.他の実施の形態〕
[7−1.他の実施の形態1]
上述した実施の形態においては、酸素供給チューブ4及びリザーバー5が設けられているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、酸素供給チューブ4及びリザーバー5が設けられていない場合に適応してもよい。
[7−2.他の実施の形態2]
上述した実施の形態においては、吸気孔を通過して流入する酸素をそのまま内部空間内に流入させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、吸気孔を通過して流入する酸素を拡散させてから内部空間内に流入させるようにしてもよい。
具体例を図14に示すように、マスク60は、第2の実施の形態におけるマスク10に対して内部空間2A内における吸気孔2Bの近傍に拡散板61が設けられる。拡散板61は、吸気孔2Bを介して流入する酸素を内部空間2Aで拡散させる。
ところで、酸素供給装置から酸素が供給されるマスクにおいては、使用者の呼吸の有無にかかわらず一定流量の酸素が常に供給されるため、酸素供給チューブ4を介して供給される酸素の内部空間内における流路によっては使用者が呼吸していないにもかかわらず羽根車を回転させてしまう可能性がある。
そこでマスク60は、拡散板61で吸気孔2Bを介して流入する酸素を内部空間2Aで拡散させることで、使用者100が呼吸していないにもかかわらず、酸素供給チューブ4を介して供給される酸素によっては羽根車11を回転させてしまうことを防止することができる。
[7−3.他の実施の形態3]
上述した実施の形態においては、内部空間内に羽根車をそのまま配するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、内部空間内に羽根車を覆うような覆部を設けるようにしてもよい。
一例として図15に示すように、マスク70は、第1の実施の形態におけるマスク1に対して、内部空間2A内に羽根車11及び排気孔2Cを覆う覆部71が設けられる。覆部71は、排気孔2Cと使用者100の口とを結ぶ呼気の流路上に孔71Aが設けられ、排気孔2Cと使用者100の鼻とを結ぶ呼気の流路上に孔71Bが設けられ、排気孔2Cからの直線上に羽根車11が配されないような位置に孔71Cが設けられる。
従ってマスク70では、使用者100の口からの呼気が孔71Aを通過して羽根車11を回転させて排気孔2Cから外部に抜け、使用者100の鼻からの呼気が孔71Bを通過して羽根車11を回転させて排気孔2Cから外部に抜ける。一方、マスク70では、使用者100の呼吸の有無に関わらず酸素供給チューブ4を介して供給される酸素が孔71Cを介して羽根車11を回転させることなく排気孔2Cから外部に抜ける。
これによりマスク70は、使用者100が呼吸していないにもかかわらず、酸素供給チューブ4を介して供給される酸素によっては羽根車11を回転させてしまうことを防止することができる。
[7−4.他の実施の形態4]
上述した第5の実施の形態においては、CPU43が、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信している場合にはLED43を点滅させ、センサー42から信号を受信していない場合にはLED43を消灯させるようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、マスク40のCPU43は、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信して演算することにより例えば1分当たりの呼吸数を算出し、算出された呼吸数が正常な呼吸数とされる範囲(例えば、15回〜20回)である場合にはLED43を緑色に点灯させる。またCPU44は、算出された呼吸数が正常な範囲を外れた所定の範囲(例えば、10回〜14回、21回〜28回)である場合にはLED43を黄色に点灯させる。またCPU44は、算出された呼吸数が危険とされる範囲(例えば、9回以下、29回以上)である場合にはLED43を赤色に点灯させる。
これにより、マスク40は、LED43の色を確認させることで詳細な使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができる。
またCPU43は、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信して演算することにより例えば1分当たりの呼吸数を算出し、算出された呼吸数が正常な呼吸数とされる範囲(例えば、15回〜20回)である場合にはLED43を緑色に点灯させる。またCPU44は、算出された呼吸数が正常な範囲を外れた呼吸数が多い所定の範囲(例えば、21回〜28回)である場合にはLED43を青色に点灯させる。またCPU44は、算出された呼吸数が多く危険とされる範囲(例えば、29回以上)である場合にはLED43を紫色に点灯させる。
一方、CPU43は、またCPU44は、算出された呼吸数が正常な範囲を外れた呼吸数が少ない所定の範囲(例えば、10回〜15回)である場合にはLED43をオレンジ色に点灯させる。またCPU44は、算出された呼吸数が少なく危険とされる範囲(例えば、9回以下)である場合にはLED43を赤色に点灯させる。
これにより、マスク40は、LED43の色を確認させることでより詳細な使用者100の呼吸状態を容易に確認させることができる。
なおマスク40はスピーカが設けられ、演算回路41は算出された呼吸数が正常な範囲外であった場合にスピーカから警告音を出させるようにしてもよい。
[7−5.他の実施の形態5]
上述した第5の実施の形態においては、CPU43が、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信している場合にはLED43を点滅させ、センサー42から信号を受信していない場合にはLED43を消灯させるようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、CPU43が、センサー42から供給される羽根11Aが通過することにより変化する信号を受信し、信号が供給されている場合には呼気中であることを示すためにLED43を点灯させ、センサー42から信号を受信していない場合には吸気中であることを示すためにLED43を消灯させるようにしてもよい。
本発明のマスクは、医療用に用いることができる。
1……マスク、2……本体部、3……固定用ヒモ、4……酸素供給用チューブ、5……リザーバー、6……羽根車、7……支持軸。

Claims (12)

  1. 使用者の口及び鼻を覆う空間が設けられるように光透過性を有する部材で形成され、前記空間に対して外部から気体が入り込む吸気孔と、該空間から外部に気体が排出される排気孔が設けられる本体部と、
    前記使用者に装着された状態において、前記吸気孔から前記使用者の口及び鼻までの吸気の流路上、又は前記使用者の口及び鼻から前記排気孔までの呼気の流路上に配され回転する羽根車と
    を有するマスク。
  2. 前記羽根車は、気体の流速に応じて見え方が変化するものである
    請求項1に記載のマスク。
  3. 前記羽根車は、
    前記使用者の口及び鼻から前記排気孔までの呼気の流路上であって、前期使用者の顔面に対して直交する方向に回転するように配される
    請求項1に記載のマスク。
  4. 前記羽根車は、
    前記使用者の口及び鼻から前記排気孔までの呼気の流路上であって、前期使用者の顔面と並行な方向に回転するように配される
    請求項1に記載のマスク。
  5. 前記本体部は、
    外部方向に延在するように筒形状に形成され、外部方向の先端に前記排気孔が設けられる排気管部を有し、
    前記羽根車は、前記使用者の口及び鼻から前記排気孔までの呼気の流路上である前記排気管部により囲まれた空間内に配される
    請求項1に記載のマスク。
  6. 前記本体部は、
    外部方向に延在するように筒形状に形成され、外部方向の先端に前記吸気孔が設けられる吸気管部を有し、
    前記羽根車は、前記吸気孔から前記使用者の口及び鼻までの吸気の流路上である前記吸気管部により囲まれた空間内に配される
    請求項1に記載のマスク。
  7. 前記羽根車の回転を検出するセンサーと、
    前記センサーにより検出される前記羽根車の回転に応じた信号に基づいて、前記本体部に設けられる照明部を点灯又は点滅させる演算回路と
    を有する請求項1に記載のマスク。
  8. 前記演算回路は、
    前記センサーにより検出される前記羽根車の回転に応じた信号に基づいて前記使用者の呼吸数を算出し、該呼吸数に応じて前記照明部を点灯又は点滅させる
    請求項7に記載のマスク。
  9. 前記羽根車の回転を検出するセンサーと、
    前記センサーにより検出される前記羽根車の回転に応じた信号に基づいて前記使用者の呼吸数を算出し、前記本体部に設けられる表示部に算出される呼吸数を表示させる演算回路と
    を有する請求項1に記載のマスク。
  10. 前記演算回路は、算出される呼吸数が正常とされる呼吸数の範囲外である場合には警告を鳴動させる
    請求項8又は9に記載のマスク。
  11. 前記本体部は、前記吸気孔から前記空間内に一定流量で酸素が供給され、
    前記吸気孔から該空間に供給される酸素を前記空間内に拡散させる拡散板と
    を有する請求項1に記載のマスク。
  12. 前記本体部は、前記吸気孔から前記空間内に一定流量で酸素が供給され、
    前記空間内において前記排気孔及び前記羽根車を覆い、前期使用者の口及び鼻から前記排気孔までの呼気の流路上と、前記排気孔からの直線上に羽根車11が配されないような位置とに孔を有する覆部
    を有する請求項1に記載のマスク。
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JP2020108737A (ja) * 2018-12-03 2020-07-16 サウスメディック・インコーポレイテッド 改善された気体流ディスラプタを備えた患者用気体供給マスク
WO2021149724A1 (ja) * 2020-01-24 2021-07-29 Apsジャパン株式会社 光触媒ユニット及び該光触媒ユニットを備えたマスク

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