JP2014017572A - 充電情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法 - Google Patents

充電情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不要な無線インタフェースの起動及び不要な通信接続の切り替えを抑制しつつ、通信網との接続を適宜切り替えることができる携帯端末を提供する。
【解決手段】本携帯端末は、第1及び第2の無線ネットワークにそれぞれ接続する第1及び第2の無線インタフェースを備えている。さらに、通信用の電源である電池と、電池が充電中であるか否かを判定する充電状態判定手段と、第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、充電状態判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、圏内判定手段が真の判定を行った際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の無線インタフェースを備えた携帯端末について、無線ネットワークとの通信接続を切り替える技術に関する。
近年、スマートフォンの普及に伴い多量のデータ通信が発生し、3G(3rd Generation) 携帯電話網のトラヒックが急増している。その結果、携帯電話網における輻輳の増大や通信品質の低下が問題となっている。
この問題を解決するための技術としてデータオフロードが挙げられる。データオフロードは、1つの通信網に転送すべきデータトラフィックを、これとは別の通信網へ迂回させる技術である。
この技術の一例として、特許文献1には、第1の通信網(無線LAN)のエリアに近づいていることを検知した際、第1の通信網に接続するインタフェース部をアクティブにして通信品質を監視し、第1の通信網の通信品質が良い場合に、接続先を第2の通信網(携帯電話網)から第1の通信網に切り替える無線端末装置が開示されている。この無線端末装置は、第1の通信網(無線LAN)のエリア情報を必須とし、同情報を自ら格納するか又はサーバから取得する。このエリア情報を利用することによって、無線LANエリアを常時サーチしなくても無線LANのエリアを予測することができる。
特開2012−5036号公報
しかしながら、特許文献1のような従来技術を用いても、無線LAN用のインタフェースを不必要に起動させたり、無線LANと不要な接続を行ったりといった不都合を、十分に回避することは非常に困難である。
実際、例えば、特許文献1の技術では、ユーザが携帯端末を所持しつつ無線LANエリアを単に横切った場合、さらには無線LANエリア内で一時的に立ち止まった場合にも、格納した無線LANエリア情報に基づき、携帯端末は同エリア内であると判定される。次いで、この判定に基づき無線LAN用のインタフェースが起動され、通信接続が無線LANに切り替えられてしまい、短時間の後、再び携帯電話網に切り替え直される。この切り替え動作は本来不要であり、また、この切り替えの最中には、一時的に携帯端末は通信切断状態となる。従って、このような切り替えが頻繁に発生することは、ユーザの利便性を大きく低下させてしまう。
そこで、本発明は、不要な無線インタフェースの起動及び不要な通信接続を抑制しつつ、通信網との接続を適宜切り替えることができる携帯端末、接続制御プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、この第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末であって、
通信用の電源である電池と、
電池が充電中であるか否かを判定する充電状態判定手段と、
第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、充電状態判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
圏内判定手段が真の判定を行った際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
を有する携帯端末が提供される。
この本発明による携帯端末の一実施形態として、本携帯端末は、
加速度を検出する加速度センサと、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と
を更に有しており、
インタフェース制御手段は、充電状態判定手段が真の判定を行い且つ非移動判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させることも好ましい。
また、本発明による携帯端末の他の実施形態として、本携帯端末は、
携帯端末の所在位置を測位する測位部と、
測位部から出力される所在位置情報を用いて、携帯端末が所定時間継続して所定位置範囲内に留まっているか否かを判定する所在位置判定手段と
を更に有しており、
インタフェース制御手段は、充電状態判定手段が真の判定を行い且つ所在位置判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させることも好ましい。
さらに、本発明による携帯端末の他の実施形態として、本携帯端末は、
接続中の第1の無線ネットワークにおける基地局の基地局位置情報又は基地局識別子を逐次取得し、基地局位置情報又は基地局識別子が所定時間継続して変化しないか否かを判定する基地局判定手段を更に有しており、
インタフェース制御手段は、充電状態判定手段が真の判定を行い且つ基地局判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させることも好ましい。
また、本発明による携帯端末の他の実施形態として、本携帯端末は、
電池の充電についての充電時刻情報を逐次記録する充電情報記録手段と、
充電時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、電池への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成する充電習慣情報生成手段と
を更に有しており、
インタフェース制御手段は、充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、第2の無線インタフェースを起動させ、
接続制御手段は、圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
この充電習慣情報を利用する実施形態において、充電情報記録手段は、充電状態判定手段による真の判定に基づいて第2の無線ネットワークとの間で開始された接続についての接続時刻情報を、充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
充電習慣情報生成手段は、接続時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、第2の無線ネットワークとの接続が開始されるとの充電習慣情報を生成し、
インタフェース制御手段は、充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、第2の無線インタフェースを起動させ、
接続制御手段は、圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
さらに、充電習慣情報を利用する実施形態において、携帯端末の所在位置を測位する測位部を更に備えており、
充電情報記録手段は、電池の充電時の所在位置である充電位置情報を、充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
充電習慣情報生成手段は、充電時刻情報及び充電位置情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、ある位置範囲内で電池への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成し、
インタフェース制御手段は、充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、測位部の出力する所在位置が当該位置範囲内である際に、第2の無線インタフェースを起動させ、
接続制御手段は、圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
さらにまた、充電習慣情報を利用する実施形態において、
充電情報記録手段は、電池の充電時に接続された第1の無線ネットワークの基地局における基地局位置情報又は基地局識別子を、充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
充電習慣情報生成手段は、充電時刻情報と基地局位置情報又は基地局識別子とに基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、所定の基地局との接続が確立した中で、電池への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成し、
インタフェース制御手段は、充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、接続された第1の無線ネットワークの基地局が所定の基地局と特定された際に、第2の無線インタフェースを起動させ、
接続制御手段は、圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
また、充電習慣情報を利用する実施形態において、充電情報記録手段は、充電状態判定手段による判定に基づいて第2の無線ネットワークとの間で開始された接続の際に取得されたネットワーク識別子を、充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
圏内判定手段は、起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が、対応するネットワーク識別子によって特定される第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定し、
接続制御手段は、圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
本発明によれば、さらに、第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、この第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末に搭載されたネットワーク接続制御プログラムであって、
本携帯端末は、通信用の電源である電池を備えており、
ネットワーク接続制御プログラムは、
電池が充電中であるか否かを判定する充電状態判定手段と、
第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、充電状態判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
圏内判定手段が真の判定を行った際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
してコンピュータを機能させるネットワーク接続制御プログラムが提供される。
本発明によれば、さらにまた、第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、この第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末におけるネットワーク接続制御方法であって、
本携帯端末は、通信用の電源である電池を備えており、
ネットワーク接続制御方法は、
電池が充電中であるか否かを判定する第1のステップと、
第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、第1のステップで真の判定が行われた際、第2の無線インタフェースを起動させる第2のステップと、
起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する第3のステップと、
第3のステップで真の判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する第4のステップと
を有するネットワーク接続制御方法が提供される。
本発明の携帯端末、ネットワーク接続制御プログラム及び方法によれば、不要な無線インタフェースの起動及び不要な通信接続を抑制しつつ、通信網との接続を適宜切り替えることができる。
本発明の携帯端末におけるネットワーク接続制御を概略的に示す説明図である。 本発明による携帯端末の一実施形態を示す機能構成図である。 ユーザが携帯端末を所持して徒歩で移動した際の、加速度センサから出力される加速度の各軸方向成分における時間変化を示すグラフである。 本発明によるネットワーク接続制御方法の一実施形態を示すフローチャートである(前半)。 本発明によるネットワーク接続制御方法の一実施形態を示すフローチャートである(後半)。 充電習慣情報に基づいて通信接続を切り替えるネットワーク接続制御方法を説明する概略図である。 図6に示したネットワーク接続制御方法を実施することができる携帯端末の一実施形態を示す機能構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の携帯端末におけるネットワーク接続制御を概略的に示す説明図である。
図1によれば、
a)第1の無線ネットワークとしての3G(3rd Generation)携帯電話網と、
b)この3G携帯電話網の通信エリア2に包含された通信エリア3を有する、第2の無線ネットワークとしての無線LAN(Local Area Network)と
が設けられている。
また、携帯端末1は、3G携帯電話網に接続する第1の無線インタフェース100と、無線LANに接続する第2の無線インタフェース101と、通信用の電源である電池104と、電池104が充電中であるか否かを判定する充電状態判定部110とを有している。
ユーザは、当初、この携帯端末1を所持して、3G携帯電話網の通信エリア2内を移動し、自宅等に設置された無線LANの通信エリア3に向かう。この通信エリア3の設定された場所は、ユーザにとって自宅等の滞在場所であり、携帯端末1(の電池104)を充電する設備(例えば、家庭用交流電源(の差込口))を備えている。
ここで、携帯端末1は、第1の無線インタフェース100を介して3G携帯電話網と接続している。また、この間、無線LANに接続可能な第2の無線インタフェース101は、停止している。さらに、携帯端末1は移動中(ユーザは歩行中)であって電池104は充電中ではない(主に放電中である)。
このような状況で、携帯端末1は、充電状態判定部110から出力される判定結果、即ち、電池104は充電中ではないとの情報、に基づいて、携帯端末1自身が移動中であるか、又は少なくとも現在位置に長く留まることはない、と判断する。
次いで、ユーザは、無線LANの通信エリア3(無線LANが設置された自宅等)内に入り、立ち止まる(例えば充電及び通信を行うために着席する)。その後、ユーザは、携帯端末1(の電池104)を充電する設備を用いて充電を行う。ここで、充電状態判定部110は、電池104が充電中であると判定する。この際、
a)電池104が充電中であるならば、ユーザは現在の場所に長く留まる(長時間滞在する)可能性が高いと判断され、さらに、
b)ユーザが長く留まる位置(例えば自宅等)は、無線LAN(第2の無線ネットワーク)の通信エリア3内である可能性がある、と判断される。
携帯端末1は、この判断に基づき、無線LANの通信エリア3に入った可能性があるとして、第2の無線インタフェース101を起動させる。次いで、携帯端末1は、この起動した第2の無線インタフェース101を用いて取得した信号情報から、自身が無線LANの通信エリア3内に居るとの判定を行った際、この無線LANとの接続を開始する。
尚、後に詳述するように、携帯端末1は、加速度センサ105(図2)を備えていて、充電中であると判定した際に、加速度センサ105から出力される加速度情報を利用して、携帯端末1自身が移動中ではない(ユーザが現在の場所に留まっている)ことを確認することも好ましい。また、携帯端末1は、GPS(Global Positioning System)等の測位機能を有していて、携帯端末1自身が移動中ではないことを、測位情報から直接確認することも好ましい。これらの非移動確認手段を用いることによって、ユーザが持ち運び可能な充電器を利用して移動中に充電を行うケースにおいて、第2の無線インタフェース101を起動してしまう、といった事態が回避可能となる。
さらに、携帯端末1は、通信の確立した3G携帯電話網の基地局が変わっていないか否かを判定し、携帯端末1自身が3G携帯電話網における同一の基地局の通信エリア内に留まっていることを確認することも好ましい。以上に述べた好適な場合における第2の無線インタフェース101を起動する条件は要するに、充電中であること、且つ加速度情報、測位情報又は基地局情報から非移動状態であると判断されること、となる。
その後、ユーザは充電を終了し、さらに、留まっていた場所からの移動を開始し、無線LANの通信エリア3の外に向かう。ここで、携帯端末1は、無線LANの通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)が所定閾値未満に劣化した際、携帯端末1自身が無線LANの通信エリア3の外に出たと判断する。携帯端末1は、この判断に基づいて、再び3G携帯電話網との接続を開始し、一方で第2の無線インタフェース101を停止させて無線LANとの接続を終了する。
以上述べたように、携帯端末1は、
a)電池104が充電中であるか否かを判定することによって、携帯端末1自身が現在位置に長く留まることになるのか否かを判断し、
b)充電中であるとの判定(長く留まるとの判断)を行った際、第2の無線ネットワーク(無線LAN)との接続を試み、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)と第2の無線ネットワークとの間で接続を切り替える。
このように、携帯端末1では、充電情報を用いて第1及び第2の無線ネットワーク間の接続切り替えを判断する。従って、ユーザ(携帯端末1)が第2の無線ネットワーク(無線LAN)エリアを単に横切った場合、さらには第2の無線ネットワークエリア内で一時的に立ち止まった場合にも、第2の無線インタフェース101を起動させることはなく、従って、第2の無線ネットワークと接続することもない。その結果、不要な無線インタフェースの起動及び不要な通信接続の切り替えを回避することができる。また、これ故に、電力消費を抑制することも可能となる。
また、携帯端末1では、無線ネットワーク間の接続切り替え判断のために、無線ネットワークのエリア情報を予め、更には更新しつつ、保持する必要がない。即ち、無線ネットワークのエリア情報を何ら用いずに、無線ネットワークとの接続を適切に切り替えることが可能となる。
ここで、充電中であるとの判定がなされた際、第1及び第2の無線ネットワーク両者の通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)を比較し、第2の無線ネットワークの通信品質がより高いと判定した場合に、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも可能である。
尚、図1では、第2の無線ネットワーク(無線LAN)の通信エリア3を1つ示しただけであるが、複数の無線LAN通信エリア3が、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)の通信エリア2内に設置されていてもよい。起動した第2の無線インタフェース101は、これら複数の無線LANのいずれとも接続される可能性がある。
また、第1及び第2の無線ネットワークはそれぞれ、3G携帯電話網及び無線LANに限定されるものではない。例えば、第1の無線ネットワークがより広い通信エリアを有する一方、第2の無線ネットワークが通常、より速度の高い通信を提供するものであることも好ましい。
さらに、第2の無線ネットワークが第1の無線ネットワークに隣接しており、携帯端末1が、第1の無線ネットワークの通信エリア2から第2の無線ネットワークの通信エリア3に、更には通信エリアをその逆に通過するように、移動することが可能な状況であってもよい。
図2は、本発明による携帯端末1の一実施形態を示す機能構成図である。
図2によれば、携帯端末1は、第1の無線インタフェース100と、第2の無線インタフェース101と、充電用インタフェース102と、充電状態検出部103と、電池104と、加速度センサ105と、測位部106と、プロセッサ・メモリとを備えている。ここで、プロセッサ・メモリは、プログラムを実行することによってその機能を実現させる。
また、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、充電状態判定部110と、非移動判定部111と、基地局判定部112aと、所在位置判定部112bと、圏内判定部113と、通信品質判定部114と、インタフェース制御部115と、接続制御部116と、通信部117とを有する。
第1の無線インタフェース100は、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)に接続し、第1の無線ネットワークとの通信を仲介する。一方、第2の無線インタフェース101は、第1の無線ネットワークの通信エリア2に包含される又は隣接する通信エリア3を有する第2の無線ネットワーク(無線LAN)に接続し、第2の無線ネットワークとの通信を仲介する。
電池104は、携帯端末1における通信を含む端末機能を発動させるための電源である。充電用インタフェース102は、家庭用若しくは店舗等利用者用の交流電源、又は充電用に設置された直流電源、といった外部に存在する充電利用可能な電力供給源から、充電用の電力を、電池104に供給する際の仲介接続部である。充電用インタフェース102が外部からの電力を、充電に適した形態の電力に変換することも好ましい。充電状態検出部103は、電池104に供給される、充電用の交流又は直流電力(電流、電圧)を検出し、検出結果を充電状態判定部110に出力する。
加速度センサ105は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて形成された、例えば静電容量方式又はピエゾ抵抗方式による、3軸タイプの加速度計測計とすることができる。加速度センサ105として、重力加速度を計測して携帯端末1の上下方向の姿勢を割り出したり、携帯端末1を所持したユーザの歩数をカウントしたりする加速度センサを用いてもよい。また、測位部106は、GPS衛星4を利用して、GPS測位方式によって携帯端末1の所在位置を測位する。
充電状態判定部110は、充電状態検出部103から入力した充電電力の検出結果に基づいて、電池104が充電中であるか否かを判定する。この判定は、携帯端末1(ユーザ)が現在位置に長く留まることになるのか否かを判断することに相当する。次いで、この判定結果をインタフェース制御部115に出力する。
非移動判定部111は、加速度センサ105から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間継続して非移動状態(現在の場所に留まる状態)にあるか否かを判定する。具体的には、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から所定時間検出されない際、携帯端末1が当該所定時間継続して非移動状態にあるとの判定を行う。また、非移動判定部111は、この判定結果をインタフェース制御部115に出力する。
基地局判定部112aは、携帯端末1との間で通信の確立された3G携帯電話網の基地局が、変わっていないか否かを判定する。具体的には、以下の2つの方法が可能である。
(a)基地局判定部112aは、3G携帯電話網との通信確立時に取得した基地局の識別子(基地局ID)を記録しておき、現在使用している3G携帯電話網の通信から取得される基地局IDが、記録されたものと同一であるか否かを判定する。または、
(b)基地局判定部112aは、基地局から特定のタイミングで通知される基地局の位置情報、例えば基地局設置位置の緯度・経度情報、を適宜記録しておく。次いで、新たに通知された基地局の位置情報が、記録されたものと同一であるか否かを判定する。尚、本判定方法は、基地局が各携帯端末に対して基地局位置情報を、特定のタイミングで自動的に通知する位置情報提供サービスを利用するものである。
基地局判定部112aは、次いで、この判定結果をインタフェース制御部115に出力する。
基地局判定部112bは、測位部106から出力される所在位置情報を用いて、携帯端末1が所定時間継続して所定位置範囲内に留まっているか否かを判定する。次いで、この判定結果を、インタフェース制御部115に出力する。
インタフェース制御部115は、3G携帯電話網(第1の無線ネットワーク)に接続している間、第2の無線インタフェース101を停止させ、充電状態判定部110から真の判定結果、即ち充電中との判定結果、を入力した際、第2の無線インタフェース101を起動させる。さらに、インタフェース制御部115は、第1及び第2の無線インタフェース100及び101の起動・停止情報を、接続制御部116に出力する。
また、他の実施形態として、インタフェース制御部115は、
(a)充電状態判定部110から真の判定結果を入力し、且つ非移動判定部111から真の判定結果、即ち所定時間継続して非移動状態にあるとの判定結果、を入力した際、第2の無線インタフェース101を起動させることも好ましく、
(b)充電状態判定部110から真の判定結果を入力し、且つ基地局判定部112aから真の判定結果、即ち基地局が変わっていないとの判定結果、を入力した際、第2の無線インタフェース101を起動させることも好ましく、さらに、
(c)充電状態判定部110から真の判定結果を入力し、且つ所在位置判定部112bから真の判定結果、即ち所定の位置範囲内に留まっているとの判定結果、を入力した際、第2の無線インタフェース101を起動させることも好ましい。
尚、加速度センサ105及び非移動判定部111も、基地局判定部112aも、測位部106及び所在位置判定部112bも使用せずに、充電状態判定部110での判定結果に基づいて、インタフェース制御部115が第2の無線インタフェース101の起動を制御することもできる。即ち、電池104が充電中であれば、ユーザは現在位置に長く留まる可能性が高い、として第2の無線インタフェース101を起動させる実施形態も可能である。
圏内判定部113は、起動した第2の無線インタフェース101を用いて、受信信号の有無又は受信信号の強度から、携帯端末1が無線LANの通信エリア3内に居るか否かを判定する。また、この判定結果を接続制御部116に出力する。一方、通信品質判定部114は、3G携帯電話網の通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)と無線LANの通信品質とを測定し、いずれの通信品質がより高いかを判定する。また、この判定結果を接続制御部116に出力する。
接続制御部116は、圏内判定部113によって携帯端末1が無線LAN(第2の無線ネットワーク)の通信エリア3内に居るとの判定がなされた際、無線LANとの接続を開始する。また、変更態様として、接続制御部116は、圏内判定部113によって携帯端末1が無線LANの通信エリア3内に居るとの判定がなされ、且つ通信品質判定部114によって無線LANの通信品質がより高いとの判定が行われた際、無線LANとの接続を開始することも好ましい。
接続制御部116は、さらに、無線LANとの接続が開始された後、通信品質判定部114によって、無線LANの通信品質が所定閾値未満である、との判定が行われた際、無線LANとの接続を終了する。また、変更態様として、接続制御部116は、無線LANとの接続が開始された後、圏内判定部113によって携帯端末1が無線LANの通信エリア3内に居ないとの判定が行われた際、無線LANとの接続を終了することも好ましい。具体例として、圏内判定部113は、無線LANのアクセスポイントからの受信信号強度を測定(モニタ)し、受信信号強度が所定閾値未満となった際、無線LANの通信エリア3内に居ないとの判定を行うことができる。さらに、接続制御部116は、第1及び第2の無線インタフェース100及び101の接続・非接続情報を、インタフェース制御部115に出力する。
通信部117は、接続制御部116によって制御された経路を用いて、第1及び第2の無線ネットワーク(3G携帯電話網、無線LAN)を介したデータ、音声等の送受信を行う。
図3は、ユーザが携帯端末1を所持して徒歩で移動した際の、加速度センサ105から出力される加速度の各軸方向成分における時間変化を示すグラフである。
図3(B)及び(C)にそれぞれ、ユーザが携帯端末1をズボンのポケットに収納して徒歩で移動した際の、及びユーザが携帯端末1を手に保持して徒歩で移動した際の、加速度センサ105からの出力の実測例を示す。これらの図には、加速度のx軸方向成分:ACC、加速度のy軸方向成分:ACC、及び加速度のz軸方向成分:ACCの各々の時間変化が、グラフとして表されている。尚、x、y及びz軸は、図3(A)に示された方向に付与された座標軸である。また、グラフの縦軸は加速度であり、単位は[G](1G=9.8m/s)である。
図3(B)によれば、ACC、ACC及びACCはいずれも、周期的に変動する値を示す。この周期(T=約1.1秒)は、踵の接地から同じ足の踵の接地までの2歩分に相当する歩行周期に相当し、これら周期的な変動は、ユーザが徒歩で移動していることを示す。一方、図3(C)においても、ACC、ACC及びACCはいずれも、周期的に変動する値を示す。この周期(T=約0.54秒)は歩行周期の半分(1歩毎の周期)に相当し、これら周期的な変動も、ユーザが徒歩で移動していることを示す。
ここで、図3(B)及び(C)に示すそれぞれの加速度データに、歩行運動に相当する周期的な変動が含まれているか否かを調べ、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から検出された際、携帯端末1は移動(歩行)状態にあるとの判定を行う。一方、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から所定時間検出されない際、携帯端末1は所定時間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)にあるとの判定を行う。
ここで、加速度データから歩行運動に相当する周期的な変動を抽出する一方法を説明する。本方法(a)〜(c)は、特開2012−21870号公報に開示されている技術を用いている。
(a)最初に、加速度データ(ACC、ACC及びACC)から鉛直方向加速度を算出する。
(b)次いで、鉛直方向加速度の極大点(又は極小点)を歩行タイミングとして検出する。ここで、極大点(極小点)は、身体が下がって足が接地した(身体とともに足が上がった)時点に対応しており、鉛直方向加速度のグラフに極大点(極小点)が現れる毎に、1歩だけ歩行が進んだことになる。
(c)最後に、所定時間(例えば60秒)内に、歩行タイミングが検出されない場合、歩行運動に相当する周期的な変動は存在しないと判定する。
また、上記以外にも、従来歩数計で使用されている歩行判断及び歩数カウントの方法を利用したり、加速度各軸方向成分の測定値のフーリエ変換処理(スペクトル解析)パターンを利用したりして、歩行運動の周期的変動を抽出することが可能である。さらに、変更態様として、所定時間TにおけるACC、ACC及びACCのデータから加速度の標準偏差σaccを求め、この標準偏差σaccが、Sを所定の閾値として、σacc≦Sを満たす場合、時間T内について、携帯端末1は非移動状態にあったと判定することも可能である。
実際に、ユーザが、充電設備を備えた自宅等に設定された無線LANの通信エリア3内に入る際、その移動形態は、徒歩となる場合がほとんどである。従って、上述したように、徒歩での移動の有無を判断することによって、無線LANに接続可能な状況でより確実に無線LANに接続することができる。また、無線LANに接続する必要がない状況又は接続不可能な状況で、より確実に第2の無線インタフェースを停止したままにすることが可能となる。
図4及び図5は、本発明によるネットワーク接続制御方法の一実施形態を示すフローチャートである。
[第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークへの接続切り替え]
最初に図4を用いて各ステップを説明する。
(S400)当初、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)との間で通信を確立する。
(S401)当初、第2の無線インタフェース101は停止しており、また、このステップで停止していない場合、第2の無線インタフェース101を停止させる。
(S402)電池104に対する充電状態又は非充電状態を検出する。
(S403)電池104が充電中か否かを判定する。ここで、偽の判定、即ち充電中ではないとの判定を行った際、ステップS402に戻り、充電・非充電状態の検出・判定を繰り返す。
(S404)一方、ステップS403で真の判定、即ち充電中であるとの判定を行った際、ユーザは現在の場所に長く留まる(長時間滞在する)可能性が高いとし、確認のため、非移動判定ループ(ステップS404〜S408)を開始する。ここで、開始時刻tをゼロとし、加速度測定のサンプリング時間間隔をΔtとし、非移動判定時間をTとする。また、サンプリング回数(時間経過)のパラメータiの初期値をゼロとする。尚、非移動判定時間Tは、例えばT=60(秒)に設定される。
(S405)パラメータiを1だけ増分する。
(S406)時刻tがt=Δt×iとなるまで、ウェイトする。
(S407)加速度ACCxi、ACCyi及びACCziを測定する。
(S408)時刻tが、t≧Tの条件を満たす際(ループ開始から時間Tが経過した際)、本非移動判定ループを終了する。
(S409)測定した加速度データ(ACCxi、ACCyi及びACCzi)から鉛直方向加速度を算出し、極大点としての歩行タイミングを検出する。
(S410)携帯端末1が時間Tの間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)であるか否かを判定する。この際、時間Tの間に歩行タイミングが検出されないか否かが判定されることも好ましい。
(S411)ステップS410で真の判定、即ち、携帯端末1が時間Tの間継続して非移動状態にあるとの判定が行われた際、第2の無線インタフェース101を起動させる。
一方、ステップS410で偽の判定が行われた際、携帯端末1が充電中ではあるが非移動状態にあるとして、携帯端末1における充電・非充電状態のモニタ(図5のステップS511及びS512)に移行する。
(S412)第2の無線ネットワークのアクセスポイントから発信されるビーコン信号を待ち受けし、発信されたビーコン信号を受信する。
(S413)ビーコン信号を受信した場合、このビーコン信号から、又は所定信号の授受の結果から、第2の無線ネットワークの通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)を測定する。
(S414)ビーコン信号の有無又は受信信号強度から、携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るか否かを判定する。
(S415)ステップS414で真の判定、即ち携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るとの判定が行われた際、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)の基地局から発信される制御信号を受信する。
一方、ステップS414で偽の判定が行われた際、第2の無線インタフェースを停止させ(図5のステップS510)、その後、携帯端末1における充電・非充電状態のモニタ(図5のステップS511及びS512)に移行する。
(S416)受信した制御信号から、又は所定信号の授受の結果から、第1の無線ネットワークの通信品質を測定する。
(S417)第1及び第2の無線ネットワーク(3G携帯電話網及び無線LAN)の通信品質を比較し、第2の無線ネットワークの通信品質がより高いか否かを判定する。
(S418)ステップS417で真の判定、即ち第2の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークのアクセスポイントに、LAN接続要求を送信する。
一方、ステップS417で偽の判定が行われた際、第2の無線インタフェースを停止させ(図5のステップS510)、その後、携帯端末1における充電・非充電状態のモニタ(図5のステップS511及びS512)に移行する。
尚、変更態様として、ステップS413及びS416(通信品質の測定)、並びにステップS417(通信品質の比較判定)は省略することも可能である。即ち、ステップS414(通信エリア判定)で真の判定が行われたならば、ステップS418(LAN接続要求)に移行する実施形態も可能である。
(S419)第2の無線ネットワークのアクセスポイントからLAN接続応答を受信する。
(S420)第2の無線ネットワークに接続し、通信を確立する。
(S421)第2の無線ネットワークとの接続後、第1の無線インタフェース100を停止させることも好ましい。これにより、接続されていないインタフェースによる電力消費が抑制される。以上、第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークへの接続切り替えが終了する。
ここで、第1の無線ネットワークが3G電話通信網であって第2の無線ネットワークが無線LANの場合には、第2の無線ネットワークとの接続(S420)後も、音声通信の着信を待ち受けるため、第1の無線インタフェース100を停止させないことも好ましい。一方、例えば、第1の無線ネットワークがWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)であって第2の無線ネットワークが無線LANであり、両ネットワークともにデータ通信のために使用される場合、第1の無線インタフェース100を停止させることができる。
[第2の無線ネットワークから第1の無線ネットワークへの接続切り替え]
以後、図5を用いて続きのステップを説明する。
最初に、第2の無線ネットワーク(無線LAN)との間で通信が確立している。
(S500)第2の無線ネットワークのアクセスポイントから発信されるビーコン信号を受信する。
(S501)受信したビーコン信号から、又は所定信号の授受の結果から、第2の無線ネットワークの通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)を測定する。
(S502)測定された第2の無線ネットワークの通信品質が所定閾値未満か否かを判定する。例えば、第2の無線ネットワークのアクセスポイントからの受信信号強度Ilanが所定閾値Ith未満か(Ilan<Ith)否かを判定することも好ましい。
(S503)ステップS502で真の判定、即ち第2の無線ネットワークの通信品質が所定閾値未満であるとの判定が行われた際、第1の無線インタフェースを起動する。一方、ステップS502で偽の判定が行われた際、ステップ500に戻り、第2の無線ネットワークの通信品質のモニタ・判定(ステップS500〜S502)を繰り返す。
(S504)第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)の基地局から発信される制御信号を受信する。
(S505)第1の無線ネットワークの基地局に、3G接続要求を送信する。
(S506)第1の無線ネットワークの基地局から3G接続応答を受信する。
(S507)第1の無線ネットワークに接続し、通信を確立する。
(S508)第2の無線インタフェース101を停止する。以上、第2の無線ネットワークから第1の無線ネットワークへの接続切り替えが終了し、本ネットワーク接続制御における一巡過程が完了する。
ここで、図4のステップS410(非移動状態か否かの判定)で偽の判定が行われた際に移行するステップS511、並びにステップS414(通信圏内か否かの判定)及びステップS417(通信品質の判定)で偽の判定が行われた際に移行するステップS510〜S512を説明する。
(S510)第2の無線インタフェース101を停止させる。
(S511)電池104に対する充電状態又は非充電状態を検出する。
(S512)電池104が充電中か否かを判定する。ここで、真の判定、即ち充電中であるとの判定を行った際、ステップS511に戻り、充電・非充電状態の検出・判定を繰り返す。一方、偽の判定、即ち充電中ではないとの判定を行った場合、接続制御における一巡過程が完了したとして本シーケンスを終了する。このように、ステップS510で第2の無線インタフェース101が停止させられた場合、携帯端末1の充電が終了した時点で、本ネットワーク接続制御が完了したとする。
尚、ステップS511及びS512は、移動中での充電が終了しない限り、改めて自宅等での充電が開始されることはない、との配慮から設けられている。しかしながら、移動中に充電していてそのまま自宅等での充電状態に入るといった非常に特殊なケースが想定される場合には、これらのステップは省略されてもよい。
図6は、充電習慣情報に基づいて通信接続を切り替えるネットワーク接続制御方法を説明する概略図である。
図6(A)によれば、携帯端末1’のユーザは、概ね毎日19〜20時頃、自宅等の無線LANの通信エリア3内に入り、その場所に留まって、携帯端末1’(電池104)の充電を行う。次いで、この充電開始直後に、携帯端末1’は、充電状態判定部110の判定に基づき、第2の無線インタフェース101を起動させ、無線LAN(第2の無線ネットワーク)との接続を開始する。即ち、通信接続先が3G携帯電話網(第1の無線ネットワーク)から無線LANに切り替えられる。
さらに、携帯端末1’のユーザは、概ね毎日8時頃、自宅等の無線LANの通信エリア3から外に移動する。この際、携帯端末1’は、無線LANとの接続を終了させ、3G携帯電話網との接続を再開する。
図6(B)に、以上に述べたようなユーザの充電行動に係る情報を記録した充電記録テーブル120taを示す。充電記録テーブル120taは、ユーザによる一連の充電行動毎に、充電時刻情報(充電開始時刻、充電終了時刻)、接続時刻情報(無線LAN接続開始時刻、無線LAN接続終了時刻)、及びBSSID(Basic Service Set IDentifier)を記録している。ここで、BSSIDは、通信接続先の無線LANのネットワーク識別子であり、通常、当該無線LANにおけるアクセスポイントのMACアドレスと同じものとなる。
携帯端末1’は、常時ユーザの充電行動をモニタして、充電記録テーブル120taを作成し、電池104の充電についての充電時刻情報及び接続時刻情報を逐次、所定期間(例えば一週間)記録する。次いで、携帯端末1’は、充電記録テーブル120taに記録された充電時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、例えば時間帯19:00〜20:00に、電池104への充電が開始される、との充電習慣情報を生成する。尚、変更態様として、接続時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、例えば時間帯19:00〜20:00に、無線LANとの接続が開始される、との充電習慣情報を生成してもよい。
ここで、所定以上の頻度とは、例えば、一週間のうち3日以上、といった予め設定された頻度であり、このような頻度で実施される充電行動を充電習慣と見なす。また、充電が開始される時間帯の幅も、無線インタフェース101の起動時間のずれを抑制する必要を考慮しつつ、予め設定される。
携帯端末1’は、このような充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定部110の判定にかかわらず、時間帯19:00〜20:00内のいずれかの時刻に(例えば19:30に)又は当該時間帯に先立って(例えば18:59に)、第2の無線インタフェース101を起動させる。
即ち、所定の時間帯に充電することが習慣となっている場所は自宅等であって長く留まる可能性が高いとして、携帯端末1’は、当該時間帯になったら、充電状態であるか否かにかかわらず、第2の無線インタフェース101を起動する。次いで、所定のBSSIDで特定される無線LANとの接続を開始する。ここで、所定のBSSIDとは、充電記録テーブル120taに記録されており、習慣と見なされる充電行動に基づいて接続されてきた無線LANのネットワーク識別子である。
また、充電習慣情報を用いる他の実施形態として、図6(C)に、充電時の位置情報を含む充電記録テーブル120tbを示す。充電記録テーブル120tbは、ユーザによる一連の充電行動毎に、充電時刻情報(充電開始時刻、充電終了時刻)、充電位置情報(充電位置の緯度、充電位置の経度)、及びBSSIDを記録している。ここで、充電位置の緯度・経度は、携帯端末1’がGPS衛星4(図6(A))を利用して充電時の位置を測位することによって、取得される。
携帯端末1’は、この充電記録テーブル120tbに記録された充電時刻情報及び充電位置情報に基づいて、所定以上の頻度で、時間帯19:00〜20:00に、所定の位置範囲内において、電池104への充電が開始される、との充電習慣情報を生成する。ここで、所定の位置範囲内とは、例えば、緯度が北緯35.87905〜35.87925度内であって、経度が東経139.51750〜139.51765度内であることを指す。この位置範囲の幅は、測位誤差及び無線LANエリアのサイズ等を考慮して、予め設定される。
携帯端末1’は、このような充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定部110の判定にかかわらず、時間帯19:00〜20:00内のいずれかの時刻に(例えば19:30に)又は当該時間帯に先立って(例えば18:59に)、測位された現在位置が上記所定の位置範囲内である際に、第2の無線インタフェース101を起動させる。
即ち、携帯端末1’は、所定の時間帯に、且つ所定の位置範囲内で充電することが習慣となっている場所は、自宅等であって長く留まる可能性が高いとし、当該時間帯になり且つ当該所定の位置範囲内にあれば、充電状態であるか否かにかかわらず、第2の無線インタフェース101を起動する。次いで、所定のBSSIDで特定される無線LANとの接続を開始する。ここで、所定のBSSIDとは、充電記録テーブル120tbに記録されており、習慣と見なされる充電行動に基づいて接続された無線LANのネットワーク識別子である。
さらに、充電習慣情報を用いる更なる他の実施形態として、図6(D)に、充電時に通信接続されている3G携帯電話網における基地局情報を含む充電記録テーブル120tcを示す。充電記録テーブル120tcは、ユーザによる一連の充電行動毎に、充電時刻情報(充電開始時刻、充電終了時刻)、基地局位置情報(基地局の緯度、基地局の経度)、及びBSSIDを記録している。ここで、基地局の緯度・経度は、基地局が特定のタイミングで、各携帯端末に基地局自身の位置情報を通知する位置情報提供サービスを利用して、携帯端末1’によって取得される。尚、これら基地局位置情報の代わりに、通信確立時に取得された基地局IDが、充電記録テーブル120tcに記載されていてもよい。
携帯端末1’は、この充電記録テーブル120tcに記録された充電時刻情報及び基地局情報(基地局位置情報又は基地局ID)に基づいて、所定以上の頻度で、時間帯19:00〜20:00に、所定位置に設置された基地局(又は所定の基地局IDで特定される基地局)との通信接続がなされている際、電池104への充電が開始される、との充電習慣情報を生成する。ここで、(基地局の)所定位置とは、例えば、取得された基地局の緯度(北緯35.87723度)及び経度(東経139.51911度)を指す。一方、所定の基地局IDとは、通信確立時に取得された基地局IDのことである。
携帯端末1’は、このような充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定部110の判定にかかわらず、時間帯19:00〜20:00内のいずれかの時刻に(例えば19:30に)又は当該時間帯に先立って(例えば18:59に)、取得された基地局情報が上記所定位置又は所定の基地局IDである際に、第2の無線インタフェース101を起動させる。
即ち、携帯端末1’は、所定の時間帯に、且つ所定の位置範囲内で充電することが習慣となっている場所は、自宅等であって長く留まる可能性が高いとし、当該時間帯になり且つ所定の基地局との通信接続がなされる場所にあれば、充電状態であるか否かにかかわらず、第2の無線インタフェース101を起動する。次いで、所定のBSSIDで特定される無線LANとの接続を開始する。ここで、所定のBSSIDとは、充電記録テーブル120tcに記録されており、習慣と見なされる充電行動に基づいて接続された無線LANのネットワーク識別子である。
以上、図6を用いて説明した実施形態では、ユーザの充電行動に基づいて充電習慣情報を生成し、この充電習慣情報に基づいて通信接続の切り替えを制御する。その結果、習慣的に使用する無線LANの通信エリア3に入った際、実際に充電状態を確認しなくとも相当の確度で、当該無線LANとの通信接続を適切に開始することが可能となる。
尚、以上に説明した充電記録テーブルには、少なくとも充電時刻情報(例えば、充電開始時刻)が記録される。ここで、少なくとも充電開始時刻が記録されていれば、充電習慣情報が形成可能となる。しかしながら、より好ましくは、この充電時刻情報に加えて、上述した充電位置情報、3G携帯電話網の基地局位置情報、又は無線LANのBSSID情報といった、充電位置の判断が可能となる情報が記録される。このような情報が充電時刻情報と対応付けられて記録されることによって、単に充電する時間帯からなる充電習慣情報ではなく、習慣的に充電を行う時間帯に、自宅等の(充電可能な)特定の場所(近辺)に留まっている、という充電習慣情報を生成することができる。これにより、より確実に、無線LANの通信エリア内において第2の無線インタフェース101を起動させることが可能となる。
図7は、図6に示したネットワーク接続制御方法を実施することができる携帯端末1’の一実施形態を示す機能構成図である。
図7によれば、携帯端末1’は、図2に示した携帯端末1と比較して、充電情報記録部120と、充電習慣情報生成部121とを更に有している。以下、これら2つの機能構成部を中心に、携帯端末1’の説明を行う。
充電情報記録部120は、充電状態判定部110から充電・非充電情報を入力し、電池104への充電についての(充電開始時刻を含む)充電時刻情報を逐次、充電記録テーブルに記録する。また、充電状態判定部110による真の判定に基づいて無線LANとの間で開始された接続についての(接続開始時刻を含む)接続時刻情報を、上記の充電時刻情報と対応付けて更に充電記録テーブルに記録することも好ましい。さらに、充電情報記録部120は、測位部106から入力した充電時の所在位置である充電位置情報を、上記の充電時刻情報と対応付けて更に充電記録テーブルに記録することも好ましい。さらにまた、電池104の充電時に接続された第1の無線ネットワークの基地局における基地局位置情報又は基地局IDを、上記の充電時刻情報と対応付けて更に充電記録テーブルに記録することも好ましい。
充電習慣情報生成部121は、上記の充電時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、電池104への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成する。また、上記の接続時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、無線LANとの接続が開始されるとの接続習慣情報を生成することも好ましい。さらに、充電習慣情報生成部121は、上記の充電時刻情報及び充電位置情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、ある位置範囲内で電池104への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成することも好ましい。さらにまた、上記の充電時刻情報と基地局位置情報又は基地局IDとに基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、所定の基地局との接続が確立した中で、電池104への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成することも好ましい。尚、充電習慣情報生成部121は、生成した充電習慣情報を記憶するためのメモリを有していてもよい。
インタフェース制御部115は、以上に述べた充電習慣情報が生成された場合、当該充電習慣情報を入力し、充電状態判定部110の判定結果にかかわらず、充電習慣情報に記録された時間帯に又は当該時間帯に先立って、第2の無線インタフェース101を起動させる。インタフェース制御部115は、また、充電位置範囲情報を含む充電習慣情報が生成された場合、当該充電習慣情報を入力し、充電状態判定部110の判定結果にかかわらず、充電習慣情報に記録された時間帯に又は当該時間帯に先立って、測位部106の出力する所在位置が当該充電位置範囲内である際に、第2の無線インタフェース101を起動させることも好ましい。インタフェース制御部115は、さらに、基地局位置情報又は基地局IDを含む充電習慣情報が生成された場合、充電状態判定部110の判定結果にかかわらず、充電習慣情報に記録された時間帯に又は当該時間帯に先立って、接続された第1の無線ネットワークの基地局が充電習慣情報に記録された所定の基地局と特定された際に、第2の無線インタフェースを起動させることも好ましい。
さらに、充電情報記録部120は、充電状態判定部110による判定に基づいて無線LANとの間で開始された接続の際に取得されたBSSIDを、上記の充電時刻情報と対応付けて更に充電記録テーブルに記録することも好ましい。この場合、圏内判定部113は、起動した第2の無線インタフェース101を用いて、携帯端末1’が、対応するBSSIDによって特定される無線LANのエリア内に居るか否かを判定する。また、接続制御部116は、圏内判定部113が真の判定を行った際、充電習慣情報に記録された時間帯に、この無線LANとの接続を開始する。
以上詳細に説明したように、本発明の携帯端末、ネットワーク接続制御プログラム及び方法によれば、携帯端末1(電池104)が充電中であるか否かを判定し、充電中であると判定された場合に、携帯端末1(ユーザ)が現在位置に長く留まる可能性が高いとして、第2の無線インタフェースを起動させる。その結果、不要な無線インタフェースの起動及び不要な通信接続を抑制しつつ、通信網との接続を適宜切り替えることが可能となる。
さらに、本発明の技術を適用することによって、携帯電話網に転送すべきデータトラフィックを、これとは別の無線ネットワークへ迂回させるデータオフロードが、適切に実施可能となる。その結果、携帯電話網における輻輳の増大や通信品質の低下の抑制に貢献することができる。
なお、以上に述べた実施形態は全て、本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は、他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1、1’ 携帯端末
10 ディスプレイ
100 第1の無線インタフェース
101 第2の無線インタフェース
102 充電用インタフェース
103 充電状態検出部
104 電池
105 加速度センサ
106 測位部
110 充電状態判定部
111 非移動判定部
112a 基地局判定部
112b 所在位置判定部
113 圏内判定部
114 通信品質判定部
115 インタフェース制御部
116 接続制御部
117 通信部
120 充電情報記録部
120ta、120tb、120tc 充電記録テーブル
121 充電習慣情報生成部
2 3G携帯電話網の通信エリア(第1の無線ネットワークの通信エリア)
3 無線LANの通信エリア(第2の無線ネットワークの通信エリア)
4 GPS衛星

Claims (11)

  1. 第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、該第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末であって、
    通信用の電源である電池と、
    前記電池が充電中であるか否かを判定する充電状態判定手段と、
    前記第1の無線ネットワークに接続している間、前記第2の無線インタフェースを停止させ、前記充電状態判定手段が真の判定を行った際、該第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
    起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が前記第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
    前記圏内判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
    を有することを特徴とする携帯端末。
  2. 加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と
    を更に有しており、
    前記インタフェース制御手段は、前記充電状態判定手段が真の判定を行い且つ前記非移動判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線インタフェースを起動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記携帯端末の所在位置を測位する測位部と、
    前記測位部から出力される所在位置情報を用いて、前記携帯端末が所定時間継続して所定位置範囲内に留まっているか否かを判定する所在位置判定手段と
    を更に有しており、
    前記インタフェース制御手段は、前記充電状態判定手段が真の判定を行い且つ前記所在位置判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線インタフェースを起動させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 接続中の第1の無線ネットワークにおける基地局の基地局位置情報又は基地局識別子を逐次取得し、当該基地局位置情報又は基地局識別子が所定時間継続して変化しないか否かを判定する基地局判定手段を更に有しており、
    前記インタフェース制御手段は、前記充電状態判定手段が真の判定を行い且つ前記基地局判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線インタフェースを起動させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  5. 前記電池の充電についての充電時刻情報を逐次記録する充電情報記録手段と、
    当該充電時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、前記電池への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成する充電習慣情報生成手段と
    を更に有しており、
    前記インタフェース制御手段は、当該充電習慣情報が生成された場合、前記充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、前記第2の無線インタフェースを起動させ、
    前記接続制御手段は、前記圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 前記充電情報記録手段は、前記充電状態判定手段による真の判定に基づいて前記第2の無線ネットワークとの間で開始された接続についての接続時刻情報を、当該充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
    前記充電習慣情報生成手段は、当該接続時刻情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、前記第2の無線ネットワークとの接続が開始されるとの充電習慣情報を生成し、
    前記インタフェース制御手段は、当該充電習慣情報が生成された場合、前記充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、前記第2の無線インタフェースを起動させ、
    前記接続制御手段は、前記圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末。
  7. 前記携帯端末の所在位置を測位する測位部を更に備えており、
    充電情報記録手段は、前記電池の充電時の所在位置である充電位置情報を、当該充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
    前記充電習慣情報生成手段は、当該充電時刻情報及び当該充電位置情報に基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、ある位置範囲内で前記電池への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成し、
    前記インタフェース制御手段は、当該充電習慣情報が生成された場合、前記充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、前記測位部の出力する所在位置が当該位置範囲内である際に、第2の無線インタフェースを起動させ、
    前記接続制御手段は、前記圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末。
  8. 充電情報記録手段は、前記電池の充電時に接続された前記第1の無線ネットワークの基地局における基地局位置情報又は基地局識別子を、当該充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
    前記充電習慣情報生成手段は、当該充電時刻情報と当該基地局位置情報又は基地局識別子とに基づいて、所定以上の頻度で、ある時間帯に、所定の基地局との接続が確立した中で、前記電池への充電が開始されるとの充電習慣情報を生成し、
    前記インタフェース制御手段は、当該充電習慣情報が生成された場合、前記充電状態判定手段の判定にかかわらず、当該時間帯に又は当該時間帯に先立って、接続された前記第1の無線ネットワークの基地局が前記所定の基地局と特定された際に、第2の無線インタフェースを起動させ、
    前記接続制御手段は、前記圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末。
  9. 前記充電情報記録手段は、前記充電状態判定手段による判定に基づいて前記第2の無線ネットワークとの間で開始された接続の際に取得されたネットワーク識別子を、当該充電時刻情報と対応付けて更に記録し、
    前記圏内判定手段は、起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が、対応する当該ネットワーク識別子によって特定される第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定し、
    前記接続制御手段は、前記圏内判定手段が真の判定を行った際、当該時間帯に、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の携帯端末。
  10. 第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、該第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末に搭載されたネットワーク接続制御プログラムであって、
    前記携帯端末は、通信用の電源である電池を備えており、
    前記ネットワーク接続制御プログラムは、
    前記電池が充電中であるか否かを判定する充電状態判定手段と、
    前記第1の無線ネットワークに接続している間、前記第2の無線インタフェースを停止させ、前記充電状態判定手段が真の判定を行った際、該第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
    起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が前記第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
    前記圏内判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするネットワーク接続制御プログラム。
  11. 第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、該第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末におけるネットワーク接続制御方法であって、
    前記携帯端末は、通信用の電源である電池を備えており、
    前記ネットワーク接続制御方法は、
    前記電池が充電中であるか否かを判定する第1のステップと、
    前記第1の無線ネットワークに接続している間、前記第2の無線インタフェースを停止させ、第1のステップで真の判定が行われた際、該第2の無線インタフェースを起動させる第2のステップと、
    起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が前記第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する第3のステップと、
    第3のステップで真の判定が行われた際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する第4のステップと
    を有することを特徴とするネットワーク接続制御方法。
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