JP2014017160A - コネクタ - Google Patents

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JP2014017160A JP2012154830A JP2012154830A JP2014017160A JP 2014017160 A JP2014017160 A JP 2014017160A JP 2012154830 A JP2012154830 A JP 2012154830A JP 2012154830 A JP2012154830 A JP 2012154830A JP 2014017160 A JP2014017160 A JP 2014017160A
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Katsumi Arai
勝巳 荒井
Masaya Takahashi
誠哉 高橋
Toru Hashiguchi
徹 橋口
Yu Takebe
祐 建部
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Abstract

【課題】狭ピッチ化に対応可能であると共に累積公差の小さいコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ10は、弾性体(ゴム)20と、接続部材40とを有している。接続部材40は、絶縁フィルム41からなる支持部42と、支持部42上に形成された導電体からなる接続部44とを有している。弾性体20には、上面21から下面22まで貫通する保持スリット31が形成されており、支持部42及び接続部44は保持スリット31の内壁32間に部分的に挟持されている。接続部材40のうち、上面21から突出している上側突出部45は、上側の押圧部34の上方に位置しており、下面22から突出している下側突出部46は、下側の押圧部34の下方に位置している。このようにすると、樹脂製のフレームを省略できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板とLGA(Land Grid Array)パッケージ又は基板と基板とを接続するためのコネクタに関する。
この種のコネクタは、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1のコネクタは、図29に示されるように、絶縁体からなるフレームと、フレームに保持された複数のコンタクトユニットとを有している。フレームには複数のスリットが形成されており、コンタクトユニットはスリットに夫々保持されている。各コンタクトユニットは、弾性体と、弾性体に張り付けられたフィルムと、フィルム上に形成された導体部とを有している。
特開2006−310140号公報
コンタクトの狭ピッチ化が進んでいくと、フレームの強度を維持しつつスリットを形成することができなくなる。
また、完成品に現れる公差は各部品の公差を累積したものとなるが、部品点数が多いとこの累積公差が大きくなってしまうことから、部品点数を減らしたいという要求もある。
そこで、本発明は、狭ピッチ化に対応可能であると共に累積公差の小さいコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、
上面及び下面を有し且つ前記上面から前記下面まで貫通する複数の保持スリットを形成された弾性体と、前記弾性体に保持された接続部材とを備えるコネクタであって、
前記接続部材は、絶縁フィルムからなる複数の支持部と、前記支持部上に形成された導電体からなる複数の接続部とを備えており、
前記接続部材は、前記弾性体の弾性を利用して前記保持スリットの内壁間に部分的に挟持されており、
前記支持部及び前記接続部は、夫々、前記弾性体の前記上面から上方に部分的に突出する上側突出部を形成すると共に前記弾性体の前記下面から下方に部分的に突出する下側突出部を形成している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記弾性体には、所定方向において直近の前記保持スリット同士を連結する連結スリットが複数設けられており、
前記接続部材は、前記所定方向において直近の前記支持部同士を連結する連結部を更に備えており、
前記連結部は、少なくとも部分的に前記連結スリット内に位置している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第3のコネクタとして、第2のコネクタであって、
前記弾性体は、前記所定方向と直交する方向において前記保持スリットに隣接する押圧部を有しており、
前記上側突出部は、前記保持スリットから前記押圧部の上方に延びており、
前記下側突出部は、前記保持スリットから前記押圧部の下方に延びている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第4のコネクタとして、第3のコネクタであって、
前記押圧部の厚みは、前記弾性体の前記所定方向における前記押圧部間の部位の厚みよりも厚い
コネクタを提供する。
また、本発明は、第5のコネクタとして、第1乃至第4のコネクタであって、
前記支持部は、前記接続部が形成された支持面と、前記支持面の裏面とを有しており、
前記接続部材は、前記支持部の前記裏面に設けられた補強板を更に備えており、
前記補強板は、前記支持部よりも高い剛性を有しており、前記保持スリットの内壁と接触している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第6のコネクタとして、第1乃至第5のコネクタであって、
前記弾性体は、前記保持スリットの形成された中心部と、前記中心部を囲う周囲部とを有しており、
前記周囲部は、前記中心部よりも硬い
コネクタを提供する。
また、本発明は、第7のコネクタとして、第1乃至第5のコネクタであって、
前記弾性体は、前記上面を有する上部と、前記下面を有する下部と、前記上部及び前記下部に挟まれた中間部とを有しており、
前記中間部は、前記上部及び前記下部よりも硬い
コネクタを提供する。
更に、本発明は、第8のコネクタとして、第1乃至第5のコネクタであって、
前記弾性体は、前記上面を有する上部と前記下面を有する下部とを有しており、
前記コネクタは、前記弾性体の前記上部と前記下部とに挟まれたフィルム基体を更に備えており、
前記フィルム基体は、前記弾性体よりも硬い
コネクタを提供する。
本発明では、弾性体に保持スリットを形成すると共に、絶縁フィルムからなる支持部と導電体からなる接続部とを備える接続部材を保持スリットに保持させることとした。即ち、特許文献1におけるフレームとコンタクトユニットの弾性体とをまとめて一つの弾性体としたことから、弾性体と別体のフレームが不要となる。従って、本発明によれば、狭ピッチ化を図る際に従来のフレームが抱えていた問題を考慮する必要がなくなると共に部品点数が減ることから累積公差を小さくすることができる。
本発明の第1の実施の形態によるコネクタを示す斜視図である。 図1のコネクタの一部を示す拡大斜視図である。 図1のコネクタを示す正面図である。 図1のコネクタを示す側面図である。 図3のコネクタの一部をV--V線に沿って示す断面図である。 図1のコネクタに含まれる弾性体を示す斜視図である。 図1のコネクタに含まれる接続部材を示す斜視図である。図示された接続部材には、リードが付いている。 図7のリード付き接続部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるコネクタを示す斜視図である。 図9のコネクタの一部を示す拡大斜視図である。 図9のコネクタを示す正面図である。 図9のコネクタを示す側面図である。 図11のコネクタをXIII--XIII線に沿って示す断面図である。 図11のコネクタをXIV--XIV線に沿って示す断面図である。 図9のコネクタに含まれる弾性体を示す斜視図である。 図15の弾性体の一部を示す拡大斜視図である。 本発明の第3の実施の形態によるコネクタを示す斜視図である。 図17のコネクタをXVIII--XVIII線に沿って示す断面図である。 図18のコネクタのうち一点鎖線の円で囲まれた部位を示す拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態によるコネクタを示す斜視図である。 図20のコネクタをXXI--XXI線に沿って示す断面図である。 図21のコネクタのうち一点鎖線の円で囲まれた部位を示す拡大断面図である。 本発明の第5の実施の形態によるコネクタを示す斜視図である。 図23のコネクタを示す平面図である。 図23のコネクタを示す正面図である。 図25のコネクタをXXVI--XXVI線に沿って示す断面図である。 図26のコネクタのうち一点鎖線の円で囲まれた部位を示す拡大断面図である。 図5のコネクタの変形例を示す断面図である。 特許文献1のコネクタを示す図である。
(第1の実施の形態)
図1乃至図5を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるコネクタ10は、平板状又はシート状の弾性体20と、弾性体20に保持された複数の接続部材40とを備えている。
図1、図2、図5及び図6を参照すると、弾性体20には、上面21から下面22まで貫通する複数のスリット30が形成されている。各スリット30は、所定方向(X方向)を長手方向として延びている。また、複数のスリット30は、所定方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に平行に並んでいる。本実施の形態による弾性体20は、ゴムからなるものであり、各スリット30は、平板状のゴムの成型後にレーザ加工により形成されたものである。このように、平板状のゴムの成型後にスリット30を形成することとすると、ゴム用の金型の形状がシンプルとなるためコストを安価なものとすることができる上、ゴム成型中の流動性が良いことから歩留まりの向上を図ることができる。なお、スリット30の形成方法はレーザ加工に限定されるわけではなく、他の方法によることとしてもよい。
図6から理解されるように、各スリット30は、一様な形状を有している。しかし、後述するように、位置によって保持する対象部位が異なることから、各スリット30が複数の保持スリット31と複数の連結スリット33とを有するものであるとして説明する。保持スリット31と連結スリット33とは、所定方向(X方向)において交互に並んでいる。換言すると、各連結スリット33は、所定方向において直近の保持スリット31同士を連結している。このようにして、複数の保持スリット31と複数の連結スリット33とで一つのスリット30が構成されている。特に、本実施の形態において、複数のスリット30に含まれる複数の保持スリット31はマトリックス状に配置されている。
図5に最も良く示されるように、弾性体20の上面21及び下面22のうち、所定方向(X方向)と直交する方向(Y方向)において保持スリット31に隣接する部位は、本コネクタ10の実使用時において接続部材40の一部を押圧する押圧部34として機能する。本実施の形態においては、所定方向(X方向)と直交する方向(Y方向)において複数のスリット30の保持スリット31と複数の押圧部34とが交互に並んでいる。換言すると、本実施の形態による弾性体20に設けられた複数の押圧部34はマトリックス状に配置されている。
図1乃至図5に示されるように、各接続部材40は、絶縁フィルム41上に導電体からなる複数の接続部44が形成されてなるものである。詳しくは、図3及び図5に示されるように、絶縁フィルム41は、複数の支持部42と複数の連結部43とを有している。支持部42は、支持面42sにおいて接続部44を夫々支持している。複数の支持部42と複数の連結部43とは、所定方向(X方向)において交互に並んでいる。換言すると、各連結部43は、所定方向(X方向)において直近の支持部42同士を連結している。
図1、図2及び図5から理解されるように、接続部材40は、夫々、スリット30に挿入され、弾性体20の弾性を利用して部分的に保持されている。詳しくは、支持部42及び接続部44は保持スリット31の内壁32間に部分的に挟持、即ち、保持スリット31の対向する内壁32によって挟まれ且つ保持されており、連結部43は連結スリット33に部分的に挟持されている。即ち、連結部43は、部分的に連結スリット33内に位置している。接続部材40の一部は弾性体20の上面21から上方(+Z側)に突出しており、接続部材40の他の部位は弾性体20の下面22から下方(−Z側)に突出している。接続部材40のうち、弾性体20の上面21から上方に突出している部位を上側突出部45といい、弾性体20の下面22から下方に突出している部位を下側突出部46という。上側突出部45は、スリット30から押圧部34の上方(+Z側)に延びており、下側突出部46は、スリット30から押圧部34の下方(−Z側)に延びている。図3から理解されるように、上側突出部45及び下側突出部46の夫々には、複数の支持部42及び複数の接続部44も部分的に含まれている。接続部44に着目して表現すると、図5、図8にて示すように、接続部44は弾性体20の上下方向(Z方向)に延びるように形成されており、上側突出部45のうち接続部44を含む部分は、保持スリット31から押圧部34の上方(+Z側)に延びており、下側突出部46のうち接続部44を含む部分は、保持スリット31から押圧部34の下方(−Z側)に延びている。
コネクタ10の実使用時においては、上側に設けられた接続対象物(図示せず:例えば、LGAパッケージ)により上側突出部45が弾性体20の上面21に押し付けられると共に、下側に設けられた接続対象物(図示せず:例えば、基板)により下側突出部46が弾性体20の下面22に押し付けられる。これにより、接続部44は、対応する押圧部34からの反力を受け、上下の接続対象物(図示せず)に設けられたパッド等に対して接続される。
本実施の形態によるコネクタ10は、接続部44を接続対象物(図示せず)に押し付ける押圧部34と接続部材40を保持するスリット30との双方を単一の弾性体20に形成したことから部品点数の削減が図られており、従って、累積公差を小さくすることができる。また、例えば、レーザ加工により弾性体20にスリット30を形成し、そのスリット30に薄い接続部材40のみを挟持させることとしたことからスリット30の幅を狭くすることができ、狭ピッチ化への対応も可能となっている。
弾性体20のスリット30に対して接続部材40を挿入保持させる工程においては、例えば、図7に示されるように、接続部材40の絶縁フィルム41よりも硬い(剛性の高い)材料からなるリード50を接続部材40に予め付けておき、リード50の硬さを利用してスリット30内に接続部材40を挿入し、その後、リード50を切り離すこととすると、比較的フレキシブルな接続部材40をスリット30に容易に保持させることができる。また、この際、図8に示されるように、上側突出部45や下側突出部46を予め斜めに折り曲げておくこととしてもよい。リード50は、例えば、金属シートで構成してもよいし、絶縁フィルム41と同一の絶縁材料からなるものであるが絶縁フィルム41よりも厚みのある部材で構成することとしてもよい。
なお、上述した実施の形態においては、保持スリット31と連結スリット33とが交互に並べられてスリット30が形成されていたが、連結スリット33を設けず、保持スリット31を互いに分離してもよい。その場合、絶縁フィルム41は、連結部43を省略して支持部42を互いに分離してもよいし、弾性体20の上面21の上側又は下面22の下側において支持部42を相互に連結する部位を設けることとしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、一様な平板状又はシート状のゴムを成型後、スリット30をレーザ加工により形成して弾性体20を作製していたが、スリット30(保持スリット31)から押圧部34にかけてRがつくような(即ち、当該部位が曲面となるような)形状のゴム成型用の金型を用いて溝付きの平板状又はシート状のゴムを成型し、それに対してスリット30を形成して弾性体20を作製することとしてもよい。このようにスリット30(保持スリット31)と押圧部34との境界部分を曲面化すると、押圧部34による接続部44の接続対象物(図示せず)への押し付け力を調整することができる。即ち、接続部44の接続対象物(図示せず)への接圧を調整することができる。
(第2の実施の形態)
図9乃至図14を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるコネクタ10aは、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)の変形例であり、弾性体20aの形状を除き、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)と同様である。従って、本実施の形態に係る図面において、上述した第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付して説明を簡略化することとし、以下においては特に相違点について説明することとする。
図9乃至図16から理解されるように、本実施の形態による弾性体20aは、押圧部34aとそれ以外の部位とで厚みの異なるものである。詳しくは、図10、図15及び図16に示されるように、押圧部34aの厚みは、所定方向(X方向)において押圧部34a間に位置する凹部35aの厚みよりも厚い。換言すると、図15及び図16に示されるように、保持スリット31aの形成された部位における弾性体20aの厚みは、連結スリット33aの形成された部位における弾性体20aの厚みよりも厚い。即ち、本実施の形態によるスリット30aは、高さの高い保持スリット31aと高さの低い連結スリット33aとを所定方向(X方向)に交互に並べてなるものである。また、凹部35aは、弾性体20aの上面21a側においては押圧部34aよりも下方(−Z側)に凹んでおり、弾性体20aの下面22a側においては押圧部34aよりも上方(+Z側)に凹んでいる。従って、各押圧部34aは、特に厚さ方向(上下方向:Z方向)において、他の押圧部34aから独立して変形可能である。
かかる形状の弾性体20aのスリット30aに接続部材40を挿入保持させる(即ち、支持部42及び接続部44を部分的に保持スリット31aの内壁32a間に挟持させる)と、接続部44毎に独立した変位が可能となることから、LGAパッケージや基板等の接続対象物(図示せず)のパッド等の高さのバラつきをコネクタ10a側において吸収することが可能となる。
(第3の実施の形態)
図17乃至図19を参照すると、本発明の第3の実施の形態によるコネクタ10bは、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)の変形例であり、弾性体20bの形状を除き、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)と同様である。従って、本実施の形態に係る図面において、上述した第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付して説明を簡略化することとし、以下においては特に相違点について説明することとする。
図17乃至図19に示されるように、本実施の形態による弾性体20bは、二色成型されたものであり、複数のスリット30bが形成された中心部23bと、所定方向(X方向)とそれに直交する方向(Y方向)とで規定される平面(XY平面)内において中心部23bを囲う周囲部24bとを有している。中心部23bのスリット30bには接続部材40が挿入され直接的に保持されている。即ち、支持部42及び接続部44は部分的に保持スリット31bの内壁32b間に挟持されており、連結部43は部分的に連結スリット33bに挟持されている。弾性体20bの上面21bの上側には上側突出部45が突出しており、弾性体20bの下面22bの下側には下側突出部46が突出している。
本実施の形態による弾性体20bにおいて、周囲部24bは中心部23bよりも硬い材料で形成されている。そのため、すべてが軟らかい場合と比較して接続部44の位置を制御し易い一方、押圧部34bが形成される中心部23bは軟らかくしたことから接続部44を接続対象物(図示せず)に押し付けるための十分な接触圧を得ることができる。
本実施の形態において、中心部23bと周囲部24bとは同一の厚みを有しているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、異なる厚みを有していてもよい。また、本実施の形態による中心部23bは、一様な厚みを有している。即ち、支持部42及び接続部44を保持する保持スリット31bも連結部43を保持する連結スリット33bも同じ高さを有している。但し、本発明は、これに限定されるわけではなく、弾性体20bの外観を上述した第2の実施の形態による弾性体20aのようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
図20乃至図22を参照すると、本発明の第4の実施の形態によるコネクタ10cは、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)の変形例であり、弾性体20cの形状を除き、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)と同様である。従って、本実施の形態に係る図面において、上述した第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付して説明を簡略化することとし、以下においては特に相違点について説明することとする。
図20乃至図22に示されるように、本実施の形態による弾性体20cは、二色成型されたものであり、上面21cを有する上部25cと、下面22cを有する下部26cと、上下方向(垂直方向:Z方向)において上部25c及び下部26cに挟まれた中間部27cとを有している。弾性体20cには、第1の実施の形態による弾性体20と同様に、上面21cから下面22cまで貫通するスリット30cが形成されており、接続部材40はそのスリット30cに挿入され保持されている。即ち、支持部42及び接続部44は保持スリット31cの内壁32c間に部分的に挟持されており、連結部43は連結スリット33cに部分的に挟持されている。
本実施の形態による弾性体20cにおいて、上部25cと下部26cとは同じ硬さを有する材料で構成されているが中間部27cは上部25c及び下部26cよりも硬い材料で構成されている。従って、実質的なコンタクトとなる接続部44の位置の制御を中間部27cにより確実且つ容易に行いつつ、上部25c及び下部26cに設けられた押圧部34cによる接続部44の接続対象物(図示せず)への押し付けを適切に行うことができる(十分な接圧を確保することができる)。
本実施の形態における弾性体20cは一様な厚みを有しているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、弾性体20cの外観を上述した第2の実施の形態による弾性体20aのようにしてもよい。
(第5の実施の形態)
図23乃至図27を参照すると、本発明の第5の実施の形態によるコネクタ10dは、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)の変形例であり、弾性体20dの形状を除き、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10(図1乃至図5参照)と同様である。従って、本実施の形態に係る図面において、上述した第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付して説明を簡略化することとし、以下においては特に相違点について説明することとする。
本実施の形態による弾性体20dは、概略、第2及び第4の実施の形態による弾性体20a及び20cを組み合わせたような構造を有している。詳しくは、図23、図25乃至図27に示されるように、弾性体20dは、上面21dを有する上部25dと、下面22dを有する下部26dとに分けられており、上下方向(垂直方向:Z方向)において上部25dと下部26dとの間には絶縁体からなるフィルム基体27dが挟持されている。
図24、図26及び図27に示されるように、上部25d及び下部26dには、厚さの厚い押圧部34dと、所定方向(X方向)において押圧部34d間に挟まれた凹部35dとが形成されている。押圧部34dは、接続部材40の接続部44に夫々対応しており、互いに独立して変形可能となっている。
かかる構造の弾性体20d及びフィルム基体27dによれば、第2の実施の形態によるコネクタ10aの有する効果と第4の実施の形態によるコネクタ10cの有する効果とを同時に得ることができる。
以上、複数の実施の形態を掲げて本発明について具体的に説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、様々な変形等が可能である。
例えば、上述した第1乃至代5の実施の形態において接続部材40は、絶縁フィルム41と複数の接続部44とからなるものであったが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、図28に示されるように、変形例によるコネクタ10eの接続部材40eは、絶縁フィルム41と複数の接続部44とに加えて、絶縁フィルム41よりも剛性の高い材料からなる補強板60を更に備えている。この補強板60は、支持部42(絶縁フィルム41)のうち接続部44が形成された支持面42sの裏面42rに設けられており、スリット30の内壁(保持スリット31の内壁32)を弾性変形させて、その反力を受けている。かかる補強板60を有していると、弾性体20に接続部材40eを保持させやすいと共に、保持状態を維持し易いという利点がある。
10,10a,10b,10c,10d,10e コネクタ
20,20a,20b,20c,20d 弾性体
21,21a,21b,21c 上面
22,22a,22b,22c 下面
23b 中心部
24b 周囲部
25c,25d 上部
26c,26d 下部
27c 中間部
27d フィルム基体
30,30a,30b,30c,30d スリット
31,31a,31b,31c,31d 保持スリット
32,32a,32b,32c,32d 内壁
33,33a,33b,33c,33d 連結スリット
34,34a,34b,34c,34d 押圧部
35a,35d 凹部
40 接続部材
41 絶縁フィルム
42 支持部
42s 支持面
42r 裏面
43 連結部
44 接続部
45 上側突出部
46 下側突出部
50 リード
60 補強板

Claims (8)

  1. 上面及び下面を有し且つ前記上面から前記下面まで貫通する複数の保持スリットを形成された弾性体と、前記弾性体に保持された接続部材とを備えるコネクタであって、
    前記接続部材は、絶縁フィルムからなる複数の支持部と、前記支持部上に形成された導電体からなる複数の接続部とを備えており、
    前記接続部材は、前記弾性体の弾性を利用して前記保持スリットの内壁間に部分的に挟持されており、
    前記支持部及び前記接続部は、夫々、前記弾性体の前記上面から上方に部分的に突出する上側突出部を形成すると共に前記弾性体の前記下面から下方に部分的に突出する下側突出部を形成している
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記弾性体には、所定方向において直近の前記保持スリット同士を連結する連結スリットが複数設けられており、
    前記接続部材は、前記所定方向において直近の前記支持部同士を連結する連結部を更に備えており、
    前記連結部は、少なくとも部分的に前記連結スリット内に位置している
    コネクタ。
  3. 請求項2記載のコネクタであって、
    前記弾性体は、前記所定方向と直交する方向において前記保持スリットに隣接する押圧部を有しており、
    前記上側突出部は、前記保持スリットから前記押圧部の上方に延びており、
    前記下側突出部は、前記保持スリットから前記押圧部の下方に延びている
    コネクタ。
  4. 請求項3記載のコネクタであって、
    前記押圧部の厚みは、前記弾性体の前記所定方向における前記押圧部間の部位の厚みよりも厚い
    コネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記支持部は、前記接続部が形成された支持面と、前記支持面の裏面とを有しており、
    前記接続部材は、前記支持部の前記裏面に設けられた補強板を更に備えており、
    前記補強板は、前記支持部よりも高い剛性を有しており、前記保持スリットの内壁と接触している
    コネクタ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性体は、前記保持スリットの形成された中心部と、前記中心部を囲う周囲部とを有しており、
    前記周囲部は、前記中心部よりも硬い
    コネクタ。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性体は、前記上面を有する上部と、前記下面を有する下部と、前記上部及び前記下部に挟まれた中間部とを有しており、
    前記中間部は、前記上部及び前記下部よりも硬い
    コネクタ。
  8. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性体は、前記上面を有する上部と前記下面を有する下部とを有しており、
    前記コネクタは、前記弾性体の前記上部と前記下部とに挟まれたフィルム基体を更に備えており、
    前記フィルム基体は、前記弾性体よりも硬い
    コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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