JP2014016690A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光発電システムはMPPT効率向上が課題。スイッチング制御で太陽電池電流を電流目標値に制御する制御手段と、電流目標値可変手段を持ち、電流目標値を徐々に増加させて最大電力点の電流目標値を求める検出モードと、求めた電流目標値で動作する定常モードを持つシステムにおいて、リアルタイムに変化するシステム特性に対し、電流可変のスピードを最適化する必要がある。
【解決手段】太陽光発電システムにおいて、スイッチング素子を制御して太陽電池の電流を電流目標値とほぼ等しい値に制御する電流制御手段と、電流目標値を可変する目標値可変手段を具備し、電流目標値をゼロから徐々に増加させながらその都度電力を演算して電力が最大となる点の電流目標値を求める検出モードと、求めた電流目標値で動作する定常モードを持つシステムにおいて、目標値可変手段における電流増加量を適宜選択し、最適な増加量を最短時間で求める。
【選択図】図5

Description

本発明は、太陽光発電システムに関し、特に、太陽電池に接続した電力変換器(パワーコンディショナ(PCS))を制御することによって、太陽電池の電力の最大点を検出し、検出した最大電力点でパワーコンディショナを動作させる太陽光発電システムに関する。
《従来の太陽光発電システムの最大電力追従制御法》
太陽光発電システムは、太陽電池で発電した電力をパワーコンディショナで商用交流に変換し、家庭内で消費したり、商用系統に逆潮流させたりするシステムである。
図4において、実線は太陽電池の出力電流Ipvと出力電圧Vpvの特性(以下「電流−電圧特性」)を示すグラフであり、破線は太陽電池の出力電流Ipvと出力電力Ppvの特性(以下「電流−電力特性」)を示すグラフである。
ここに示すように、電流−電圧特性は、出力電圧Vpvが0のときに出力電流Ipvが短絡電流Iscとなり、出力電圧Vpvが開放電圧Vocのときに出力電流Ipvが0となる非線形の特性である。また、電流−電力特性は、出力電流IpvがIpmaxのときに出力電力Ppvが最大電力点Pmaxとなる特性を有し、最大電力点Pmaxのときの出力電圧VpvをVpmaxとする。
ここで説明した電流−電圧特性や電流−電力特性は、日照条件や温度条件によって変化するため、太陽電池から効率よく電力を取り出すためには常にこの最大電力点Pmaxを探索し、太陽電池の動作点が最大電力点となるようにパワーコンディショナを追従制御する必要がある。
最大電力追従制御法として一般によく知られた方法として、山登り法がある。この山登り法は、パワーコンディショナの入力電圧指令値を微小変更し、これに応じて太陽電池の発電電力が増加するか減少するかを判定する。そして、この判定結果に依って次の電圧指令値の変更方向を決定して指令値の微小変更を繰返す方法である。しかし、この方法は応答性が遅く、また部分影が発生した場合の二山特性に対応できないという課題を持っていた。
これに対しては様々な改良案が検討されており、特許文献1には、太陽電池の2端子にインダクタとスイッチング素子が直列に接続される構成のパワーコンディショナを有し、最大電力点の検出時には、スイッチング素子をオン状態に保持しインダクタを流れる電流をゼロから短絡電流まで変化させ、この時の電流−電圧特性をスキャンして最大電力点の電流、電圧を検出し、太陽電池の動作点が最大電力点の電流、電圧となるようにパワーコンディショナを動作させるものが開示されている。この方法を用いれば、太陽電池の電流−電圧特性の全域を高速にスキャンできるため、山登り法よりも応答性が早く、また二山特性が発生した場合においても確実に最大電力点を検出して移動することができる。
一方、上記のスキャン法は太陽電池の電流Ipv―電圧Vpvの特性をスキャンする際に、スイッチング素子をオン状態に保つことにより、電力変換回路のチョークコイルLに流れる電流Ipvの変化率di/dtが、
di/dt=Vpv/L (式1)
となることを利用してIpvを変化させている。
式1から分かるように、電流変化率di/dtはチョークコイルのインダクタンス値(L値)に反比例するため、Ipvの変化を精度良くスキャンするためには測定電圧や測定電流のAD変換器のA/D変換性能との見合いにより、電流変化率di/dtを適切な値に抑える必要があり、L値は下限値を持つ。このことから、チョークコイルは下限値以上のインダクタンス値が必要である。この結果、スキャン法はチョークコイルの体積を小型化と検出精度のトレードオフを改善することが困難であるという問題がある。
この課題を解決する方法として、特許文献2に示す方法がある。この方法は、スイッチング素子を適切にオンし、チョークコイルに流れる電流を制御することにより、チョークコイルのインダクタを小型化することが可能となり、より自由度の高いシステムを構成することが可能である。
また他の例として、特許文献3に示された方法がある。この方法は太陽電池1の出力電圧・電流を変化させ、複数個の電力ピークを検出し、最大電力点となる条件に再設定するものである。
特許第4294346号公報 PCT/JP2011/069327 特開平8-76865号公報
特に前記文献2の方法において、太陽電池に当たる日射条件や、太陽電池から得られる直流電力を交流電力に変換する変換器の制御特性との組み合わせにより、適切な電流変化率が適宜変わってしまうおそれがある。つまり、正確な検出を行うためには電流変化率di/dtを素早く適切な電流変化率に適切に選択する必要がある。
この課題に対する解決策として、システム起動時における電流変化率を同定する方法が必要であるが、実際の発電動作中における電流変化率の同定方法についてはいずれの文献においても開示されていなかった。
本発明が解決すべき課題は、常時稼動している太陽光発電システムにおいて上記のような最大電力追従制御法を適用した場合、適切な電流変化率ΔIrefを最短時間で得られる方法を提供することで、安定した最大電力追従を実現させることにある。
前記課題は、太陽電池と、該太陽電池に接続される電力変換器を有する太陽光発電システムにおいて、前記電力変換器は、前記太陽電池から入力される電流を検出して入力電流を得る電流検出手段と、前記太陽電池から入力される電圧を検出して入力電圧を得る電圧検出手段と、スイッチング素子と、該スイッチング素子をスイッチング制御することによって前記入力電流を電流目標値と略等しい値に制御する電流制御手段と、を具備するとともに、前記電流制御手段は、目標値可変手段が出力する前記電流目標値を略ゼロから所定の電流増加量ΔIrefずつ増加させながら前記スイッチング素子を動作させ、その都度前記入力電流と前記入力電圧からその時点の電力を演算し、前記電力が最大となった電流目標値を最大値判定回路に記憶する検出モードと、前記最大値判定回路に記憶された電流目標値を用いて前記電流制御手段を動作させる定常モードと、を有するとともに、電流増加量ΔIrefの最適化を行なうときには、前記電流増加量ΔIrefを可変させ、各電流増加量ΔIrefを用いたときの、前記検出モードにおける最大電力と、該最大電力に対応する電流目標値を用いた定常モードでの電力との差分を求め、当該差分が最も小さくなる電流増加量ΔIrefを求め、以後の検出モードでは、前記差分が最も小さくなる電流増加量ΔIrefを用いて前記電流目標値を略ゼロから増加させながら、前記電力が最大となった電流目標値を検出することを特徴とする太陽光発電システム。
太陽電池に当たる日射条件や、太陽電池から得られる直流電力を交流電力に変換する変換器の制御特性との組み合わせによって電流増加量が適宜変化するような場合において、本発明を適用することにより、より効率的に太陽電池の電力を取り出すことが可能となる。
一実施例の回路構成を示す図 一実施例の回路動作を示す各部波形 図1の入力フィルタの回路構成の一例 太陽電池の電流−電圧特性、および電流−電力特性を示すグラフ 一実施例の最適な電流変化率を求めるPAD図 電流変化率とそれに対応するゲインなどのテーブルの例 一実施例のタイミングチャートの例
一実施例の太陽光発電システムを図1から図7を用いて説明する。
図1は、本実施例の太陽光発電システムの回路構成を示す図である。図1において、1は太陽電池パネル、2はパワーコンディショナ、3は商用系統であり、パワーコンディショナ2の内部には、入力フィルタ4、DC-DCコンバータ7、系統連系インバータ12、制御回路14がある。DC-DCコンバータ7において、8はチョークコイル、9はスイッチング素子であるパワーMOSFET、10は昇圧ダイオード、11はコンデンサ、13は電流センサ、15a、15bは分圧抵抗である。また、制御回路14において、16は目標値可変手段、17はモード切替器、18は減算器、19はPI制御ブロック、20は乗算器、21aは入力電圧を検出するAD変換器(入力電圧検出器)、21bは入力電流を検出するAD変換器(入力電流検出器)、22はPWM回路、23は最大値判定回路である。
図1に示すように、太陽電池パネル1はその両端がパワーコンディショナ2の内部の入力フィルタ4の入力側端子に接続されており、入力フィルタ4の出力側端子はDC-DCコンバータ7の入力側端子に接続され、DC-DCコンバータ7の出力側端子は系統連系インバータ12の入力側端子に接続されている。系統連系インバータ12の出力側端子はパワーコンディショナ2の外部の商用系統3に接続されている。
ここでDC-DCコンバータ7の内部を詳細に説明する。チョークコイル8の入力側端子は入力フィルタ4の正極の出力側端子に接続され、チョークコイル8の出力側端子はパワーMOSFET9のドレインに接続される。また、入力フィルタ4の負極の出力側端子とパワーMOSFET9のソースが接続される。さらに、DC-DCコンバータ7の内部では、入力フィルタ4の出力側端子の両端に、分圧抵抗15a、15bの直列体が接続されている。パワーMOSFET9のドレインには昇圧ダイオード10のアノードが接続される。昇圧ダイオード10のカソードとパワーMOSFET9のソースの間にコンデンサ11が接続される。コンデンサ11の両端はDC-DCコンバータ7の外部にある系統連系インバータ12に接続される。
次に、制御回路14の内部を詳細に説明する。AD変換器21aは、DC-DCコンバータ7内部の分圧抵抗15a、15bの中点に接続され、DC-DCコンバータ7の入力電圧Vinを出力する。また、AD変換器21bは、DC-DCコンバータ7内部の電流センサ13に接続され、チョークコイル8の電流ILの平均値ILaveを出力する。乗算器20は、AD変換器21aの出力Vinと、AD変換器21bの出力ILaveが入力され、それらを乗算したPpvを最大値判定回路23に出力する。また、減算器18のマイナス側入力端子にはILaveが入力され、プラス側入力端子にはモード切替器17の出力Irefが入力される。減算器18の出力はPI制御ブロック19に入力される。また、Irefは最大値判定回路23に入力される。PI制御ブロック19の出力は、PWM回路22に入力される。PWM回路22の出力はS1制御信号としてDC-DCコンバータ7内のパワーMOSFET9のゲートに接続される。また、モード切替器17の定常側端子には最大値判定回路22aの出力IrefMが接続され、検出側端子には目標値可変手段16の出力が接続される。
次に、図2を用いて本実施例の回路動作を説明する。図2は、横軸を時間として、図1の回路各部の動作波形を示した図であり、図2(a)はDC-DCコンバータ7が定常モードであるか検出モードであるかを示す「DC-DCコンバータ7の動作状態」、図2(b)は太陽電池パネル1の両端の電圧波形を示す「Vpv」、図2(c)はモード切替器17の出力を示す「電流目標値Iref」、図2(d)はパワーMOSFET9のゲート波形を示す「S1制御信号」、図2(e)の実線はチョークコイル8の電流を示す「IL」、破線はILの平均値を示す「ILave」、図2(f)はDC-DCコンバータ7から系統連系インバータ12に出力される電力を示す「DC-DCコンバータ7出力電力」である。ここで、検出モードとは、太陽電池パネル1の最大電力点を検出するモードのことであり、定常モードとは、検出モードで得た最大電力点の電流となるようにパワーコンディショナ2を動作させるモードのことである。
図3は、図1の入力フィルタ4内部の一例を示した図である。図3において、5a、5bはコモンモードチョーク、6a、6b、6c、6d、6eはフィルタコンデンサ、27はノーマルモードチョークである。図3において、入力フィルタ4の入力側端子の両端にはフィルタコンデンサ6aが接続され、フィルタコンデンサ6aの両端にはコモンモードチョーク5aの入力側端子が接続される。コモンモードチョーク5aの出力側端子はフィルタコンデンサ6bと6cの直列体に接続される。フィルタコンデンサ6bと6cの中点はフレームグランドに接続される。フィルタコンデンサ6bと6cの直列体の両端にはフィルタコンデンサ6dの両端が接続される。フィルタコンデンサ6dの両端はコモンモードチョーク5bの入力側端子が接続される。コモンモードチョーク5bの出力側端子の一方にはノーマルモードチョーク27が接続され、ノーマルモードチョーク27とコモンモードチョーク5bの他方の端子の間にフィルタコンデンサ6eが接続される。そして、フィルタコンデンサ6eの両端子はコンバータ側端子となり入力フィルタ4の外部に引き出される。
次に本実施例のパワーコンディショナ2の動作を説明する。
まず、定常モードを説明する。定常モードにおいては、図1のモード切替器17は定常モード側に接続されており、電流目標値Irefは最大値判定回路23から出力されるIrefMとなる。以下では、図2(a)(c)に示すように、先行するIrefMをIrefM(n-1)、次の定常モードの期間におけるIrefMをIrefM(n)と定義する。先行する定常モード期間では、チョークコイル8(L)に流れる電流IL(実線)はパワーMOSFET9のスイッチングにより脈動しているが、その平均値ILave(破線)は後述する制御によりIrefM(n-1)と一致している。脈動する電流ILから平均値ILaveを取り出す方法としては、電流センサ13の内部にパワーMOSFET9(S1)のスイッチング周波数成分を減衰させる一次遅れフィルタを設ける方法や、AD変換器22aの取り込みタイミングをPWM周期と同期させて常に脈動の中心値をサンプリングするようにする方法などがあり、いずれの方法を用いても良い。
さて、図1に示すように、減算器18からは、電流目標値Irefから平均値ILaveを減算した電力誤差が出力されるが、定常モードでは電流目標値Iref=IrefM(n-1)であるため、電流誤差は(IrefM(n-1)−ILave)となる。この電流誤差はPI制御ブロック19に入力され、比例積分演算される。PI制御ブロック19の出力は時比率であり、この時比率がPWM回路22に入力され、図2(d)に示すPWMパルス(S1制御信号)を生成する。S1制御信号は、電流誤差が正の場合にON幅が広くなり、負の場合にON幅が狭くなるPWM制御信号である。S1制御信号はパワーMOSFET9(S1)のゲートに入力され、パワーMOSFET9(S1)をON/OFF駆動する。
パワーMOSFET9(S1)がONすると、太陽電池パネル1−入力フィルタ4−チョークコイル8(L)−パワーMOSFET9(S1)−入力フィルタ4−太陽電池パネル1の閉回路が形成され、太陽電池パネル1からの電流がチョークコイル8(L)に蓄えられる。一方、パワーMOSFET9(S1)がOFFすると、太陽電池パネル1−入力フィルタ4−チョークコイル8(L)−ダイオード10(D1)−コンデンサ11(Cpn)−入力フィルタ4−太陽電池パネル1の回路が形成され、チョークコイル8(L)に蓄えられた励磁エネルギーがコンデンサ11(Cpn)に放出される。このように、S1制御信号のON/OFFに応じてDC-DCコンバータ7内の回路を切り替えることで、S1制御信号がONのときに増加しOFFのときに減少する脈動電流IL(実線)を得ることができる。
また、減算器18が出力する電流誤差が正の場合には、S1制御信号のON幅を広くしてパワーMOSFET9(S1)のON時間を長くしチョークコイル8(L)が蓄える励磁エネルギーを増加させ、電流誤差(電流目標値IrefM−平均値ILave)をゼロに近づけることができる。一方、減算器18が出力する電流誤差が負の場合には、S1制御信号のON幅を狭くしてパワーMOSFET9(S1)のON時間を短くしチョークコイル8(L)が蓄える励磁エネルギーを減少させ、電流誤差(電流目標値IrefM−平均値ILave)をゼロに近づけることができる。制御回路14は、チョークコイル8を流れる電流ILの平均値ILaveが電流目標値Irefと一致するようにパワーMOSFET9(S1)を制御するが、定常モードでは、電流目標値IrefがIrefMに固定されているため、平均値ILaveはIrefMと等しい一定値に保持される。
このとき、図3の入力フィルタ4では主にノーマルモードチョーク27とフィルタコンデンサ6eにより、パワーMOSFET9(S1)のスイッチングによるILの脈動成分がカットされ、太陽電池パネル1からDC-DCコンバータ7に流入する電流Ipvは、ほぼILaveと同じ直流値となる。一方、電圧に関しては、入力フィルタ4に入力される太陽電池パネル1の電圧Vpvと入力フィルタ4の出力電圧Vinは、DC成分はほぼ等しく、Vinにはスイッチングに伴う高周波成分が含まれる。
この結果、太陽電池パネル1からDC-DCコンバータ7にはIpvかつVpvの直流電力が流入し、DC-DCコンバータ7から系統連系インバータ12にはDC-DCコンバータ7の損失を差し引いただけの電力が出力される。系統連系インバータ12においては、DC-DCコンバータ7から入力された直流電力を、商用系統3の電圧位相に同期した正弦波電流に変換して商用系統3に出力する。
次に、検出モードについて説明する。定常モードが一定時間経過すると、モード切替器17を検出モード側に切り替え、検出モードに遷移する。このとき、目標値可変手段16が出力する初期値はゼロであるため、切換器17からは電流目標値Iref=ゼロが出力される。減算器18では、電流目標値Iref=ゼロから平均値ILaveが減算され、電流誤差(−ILave)が出力される。この電流誤差はPI制御ブロック19に入力され、比例積分演算される。このPI制御ブロック19の出力は時比率であり、この時比率はPWM回路22に入力され図2(d)に示すPWMパルス(S1制御信号)を生成する。S1制御信号はパワーMOSFET9(S1)のゲートに入力され、パワーMOSFET9(S1)をON/OFF駆動する。DC-DCコンバータ7は電流誤差(-ILave)がゼロになるように電流制御されるため、チョークコイル8(L)に流れる電流の平均値ILaveはゼロとなり、太陽電池パネル1から出力される電流Ipvもゼロとなる。
図4の電流−電圧特性(実線)に示すように、Ipvがゼロの時に開放電圧Vocまで上昇する。この変化は図2にも示しており、図2(e)のように、平均値ILave(点線)がゼロに低下すると、図2(b)のように、VpvがVocまで上昇する。
ILaveがゼロ、VpvがVocになると、図2(c)に示すように、電流目標値Irefを傾きdi/dtでゼロから徐々に上昇させる。これは、図1に示すように目標値可変手段16から出力する電流目標値Irefを所定時間tx毎に微小量ΔIrefずつ増加することによって達成される。これにより、Irefはdi/dt=ΔIref/txの傾きで増加する。このとき、図2(e)に示すように、Irefの上昇に追従してILaveも上昇する。前述のように、入力フィルタ4の働きにより、太陽電池パネル1からDC-DCコンバータ7に流入する電流Ipvは、ILaveとほぼ同じ直流値となるため、検出モードにおいては、Ipvがゼロから徐々に増加することになる。
なお、ここでは目標値可変手段16が出力する初期値をゼロとした例を紹介したが、パワーMOSFET9のスイッチングを一定時間だけ止める方法をとっても良い。この場合、適切なタイミングでパワーMOSFET9のスイッチングを再開することで、図2(c)に示す検出モードと同等の制御を行うことができる。
Ipvが変化すると図4の電流−電圧特性(実線)に従いVpvも変化する。制御回路14内のAD変換器21a、21bは、IpvとみなすことができるILaveと、VpvとみなすことができるVinを、周期ts(ts < tx)でサンプリングする。乗算器20はILaveとVinを乗算して求めた電力Ppvを出力する。最大値判定回路23では、乗算器20が出力したPpvとその時のIrefを(Ppv、Iref)の組として記憶することができ、順次入力される(Ppv、Iref)の組のうちPpvが最大となるPpvをPmaxとし、その時のIrefをIrefMとして記憶する。初期値ゼロのIrefはdi/dt=ΔIref/txの傾きで増加するため、tx*Isc/ΔIref経過後に図4に示すIscに達する。図4の電流−電圧特性(実線)から明らかなように、このIpvの増加に伴って、VpvはVocから徐々に低下してIscのときVpv=0となる。この間に、電流−電力特性(破線)に示す最大電力点(Pmax、Ipmax)を通るため、最大値判定回路23にはIref=Iscの時点で、(Pmax、IrefM)=(Pmax、Ipmax)が記憶されていることになる。本実施の形態においては図2に示すように検出モードはTsの期間実行し、
tx*Isc/ΔIref<Ts
を満たすようにΔIrefを設定しているため、電流目標値IrefはTs期間内にIscに達する。なお、IrefがIsc以上になった場合には、パワーMOSFET9をPWM回路22で予め設定されている最大オン時間幅(例えば時比率100%)で動作させる。
この結果、検出モードの終了時点、すなわち検出モード開始から時間Tsが経過した時刻において、最大値判定回路23には(Pmax、IrefM)として(Pmax、Ipmax)が記憶されていることになる。
そこで、次の定常モードにおいては、最大値判定回路23からはIrefMとしてIpmaxを出力する。定常モードにおいては前述したようにモード切替器17は再び定常側に接続され、Iref=IrefM(n)=Ipmaxとし、ILの平均値ILaveがIpmaxとなるように電流制御する。このとき、定常モードでは検出した電圧、電流をもとに最大電力値を常に求めている。
なお、定常モードの時間はこれをTとすると、検出モードの時間Tsに比べて十分に長い時間とする。例えば、Tsは1ms〜数10msのオーダー、Tは1s〜数分のオーダーである。また、このときに使用するチョークコイル8のインダクタンス値は概ね100μH〜1mHの間の値であり、プリント基板上に搭載可能である。
このようにして、本実施例では太陽電池パネルの最大電力点を所定時間毎に検出し、パワーコンディショナ2を検出した最大電力点で動作させることができる。図2に示したように、検出モードにおいても太陽電池パネル1の電力はDC-DCコンバータ7から出力され系統連系インバータ12を経て商用系統3側に出力される。このため、検出精度を向上させるためにdi/dtを小さく、すなわち電流変化の増加率を緩くして検出モードに時間を掛けても太陽電池パネルからの電力の損失は最小限に抑えることができる。
以下、本実施例の特徴である、短時間で最適な電流増加量ΔIrefを求める方法について、図5、図6を用いて説明する。
図6は、電流増加量ΔIrefと、各ΔIrefを用いて検出モードを実行するときにPI制御ブロック19に設定する制御定数Pゲイン、Iゲイン(以下「PIゲイン」)の関係を示したゲイン情報を持つパターンテーブルTBL130である。ここで、パターンテーブルTBL130のPIゲインは、予め検討により求められているものであり、最大電力時の電流・電圧を正確に検出できる最も速いスキャン時間(Ts)に対応した制御定数を記録したものである。このパターンテーブルTBL130を用いることで、ΔIrefを変更した場合であっても、最適のPIゲインを素早くPI制御ブロック19に設定することができる。なお、図6にあるように、本実施例では、パターンテーブルTBL130は、ΔIrefの最も小さな条件から昇順に8パターンが並べられており、それぞれに対応するPIゲインなどが格納されるが、パターン数は8に限られるものではなく、また、パターンテーブルTBL130に登録されたパラメータはPゲイン、Iゲイン以外のものであってもよい。。
次に、図5を用いて、図6のパターンテーブル130を利用したΔIref最適化方法について説明する。まず、ステップS141において、ΔIref検索フラグFLGを初期化する。この検索フラグFLGは、時間間隔や太陽電池1の特性変化をトリガとしてセットされる。ΔIref検索フラグは、検出モードと定常モード時における最大電力値の差が所定の閾値よりも大きい場合に実行され、その結果、FLG=ON(スキャン実行)に設定される。また、同じタイミングで、パターンテーブルTBL130の定数を検索するための検索キーMIN=0、MAX=N(=8)、NOW=N/2(=4)を設定する。
その後、ループS142へ移行する。ループS142のステップS143では、パターンテーブルTBL130からTBL[NOW]のゲイン情報を取得する。ここで、TBL[NOW]とは、テーブルTBLのNOW番目、つまりパターンテーブルの4番目のゲイン情報(ΔIref=15、Pゲイン=0.07、Iゲイン=0.04)を取得するという意味である。
その後、ステップS144において、検査モード動作(スキャン)を実行する。このとき、先ほど述べたようにパターンテーブルTBL130の4番目のゲイン情報を用いて検査モード動作を実行する。
その後、ステップS145において、定常モード動作を行い、ステップS146で検査モード時と定常モード時の最大電力を比較する。
両モードの最大電力に差があった場合、ステップS147にてΔIrefを小さくして再度スキャンを実施するための準備を行う。具体的には、前回の検索キーNOW(=4)と最小値MIN(=0)の和の1/2を検索キーNOW(=2)として設定し、さらにMAXには前回のNOW値(=4)を設定する。そして、ステップS143からS146の順に、NOW=2(ΔIref=4)としたときの動作を実行する。
そして、仮に2回目のステップ146において、両モードの取得電力値が略一致した場合、ΔIrefを大きくする検索キーを設定するためステップS148を実行する。ステップ148では、検索キーNOWとして前回の検索キーNOW(=2)と最大値MAX(=4)の和の1/2、つまり3を選択する。さらに、MINには前回のNOWの値である2を設定する。そして、ステップS143からS146の順に、NOW=2(ΔIref=8)としたときの動作を実行する。
このような動作を何度か繰り返して実行することで、検索キーMINとMAXの値がほぼ一致する場所に収束するようになる。ここで、ステップS149において、MINとMAXの差がある閾値より小さいかどうかを判定する。もし閾値より小さい場合はステップ150を実行し、その時点でのNOW値を最終的に採用するテーブル値のキーとし、テーブルTBLに格納されているΔIref、PIゲインなどを新しい制御定数として確定する。検索も終了するため、ΔIref検索フラグFLGをFLG=OFF(スキャン終了)とする。
これらの一連動作の例を、図7に示す。図7(a)、(b)に示すように、ここでは、検出モードおよび定常モードを夫々3回実行している。1回目の検出モードは、増加率a相当の電流増加量ΔIref(a)を用いて最大電力となる目標電流値IrefM(a)を検出する検出モードであり、1回目の定常モードは、目標電流値IrefM(a)を用いて制御を行う定常モードである。また、2回目の検出モードは、増加率b相当の電流増加量ΔIref(b)(ΔIref(a)<ΔIref(b))を用いて最大電力となる目標電流値IrefM(b)を検出する検出モードであり、2回目の定常モードは、目標電流値IrefM(b)を用いて制御を行う定常モードである。さらに、3回目の検出モードは、増加率c相当の電流増加量ΔIref(c)(ΔIref(a)<ΔIref(c)<ΔIref(b))を用いて最大電力となる目標電流値IrefM(c)を検出する検出モードであり、3回目の定常モードは、目標電流値IrefM(c)を用いて制御を行う定常モードである。
図7(c)に示すように、1回目の検出モードでの最大電力PMax(a)と1回目の定常モードでの電力Ppv(a)の差ΔP(a)は略等しいため、図7(d)に示すように1回目の検出モードは成功と判断され、次のΔIref(b)がΔIref(a)より大きく設定される。一方、2回目の検出モードでの最大電力PMax(b)と2回目の定常モードでの電力Ppv(b)の差ΔP(b)は所定の閾値よりも大きいため、2回目の検出モードは失敗したと判断され、次のΔIref(c)がΔIref(b)より小さく設定される。さらに、3回目の検出モードでの最大電力PMax(c)と3回目の定常モードでの電力Ppv(c)の差ΔP(c)は所定の閾値よりも小さいため、3回目の検出モードは成功したと判断され、図5で説明した電流増加量ΔIrefの最適化を終了する。
このように、電流増加量ΔIrefが多すぎた場合は一旦小さな電流増加量ΔIrefで再度スキャンし、正確な電力取得を早いタイミングで実施できることが期待できる。
なお、本実施例において、PWM回路22とパワーMOSFET9の間にゲートドライブ回路を用いることも有効である。パワーMOSFET9をIGBTやSiC-MOSFETなど他のスイッチング素子に置き換えても良い。ダイオード10にSiCデバイスを適用することも効果的である。DC-DCコンバータ7の構成は図1に示した昇圧型コンバータが好ましいが、その他の非絶縁型コンバータや絶縁型コンバータであってもよい。また、入力フィルタ4は同様の機能、すなわちスイッチング成分の電流が太陽電池パネル側に流れるのを防止するとともに、コモンモードノイズを低減する役割の回路構成であれば他の構成としても良い。また、制御回路は同様の機能を持つアナログ回路で構成しても良い。PWM回路22はパルス幅変調制御をおこなう回路であるが、これはパルス周波数変調制御(PFM)やパルス密度変調制御(PDM)などで置き換えることもできる。さらに、PI制御ブロック19は比例積分制御をおこなうブロックであるが、前述のようにオペアンプなどのアナログ回路で構成しても良いし、PID(比例積分遅延)制御等に置き換えても良い。
さらに、ステップS142のループ終了条件、ステップS149のループ終了判定条件については、本実施例を明確にするため詳細を省略しているが、パネルの電圧などの条件によって再度スキャンするなど、複数の条件で実施しても良い。
また本例は二分探索木(バイナリサーチ)と呼ばれる方法をもとに検索方法を構築しているが、クイックサーチなどの考え方をもとに構築しても良い。パターンテーブルTBL130の数はより多く持たせることも小さく持たせることも可能であるし、テーブルではなく他の演算方法など(双方の電力差を入力とするフィードバック制御など)を用い、制御定数を決める方法を取っても良い。
以上で説明したように、本実施例は、家庭向けの商用系統と連系する太陽光発電システムに適用することが可能である。また、系統との連系を行わないDC給電システム等の太陽光発電システム、離島や山小屋向け太陽電池システム、スマートグリッド向け太陽電池システム、メガソーラシステム等の大型太陽光発電システムに適用できる。
1:太陽電池パネル
2:パワーコンディショナ
3:商用系統
4:入力フィルタ
5a、5b:コモンモードチョーク
6a、6b、6c、6d:フィルタコンデンサ
7:DC-DCコンバータ
8:チョークコイル
9:パワーMOSFET
10:昇圧ダイオード
11:コンデンサ
12:系統連系インバータ
13:電流センサ
14:制御回路
15a、15b:分圧抵抗
16:目標値可変手段
17:モード切替器
18:減算器
19:PI制御ブロック
20:乗算器
21a、21b:AD変換器
22:PWM回路
23:最大値判定回路
24:パワーMOSFET
25:ダイオード
26:信号処理回路
27:ノーマルモードチョーク
28:制御ブロック

Claims (2)

  1. 太陽電池と、該太陽電池に接続される電力変換器を有する太陽光発電システムにおいて、
    前記電力変換器は、
    前記太陽電池から入力される電流を検出して入力電流を得る電流検出手段と、
    前記太陽電池から入力される電圧を検出して入力電圧を得る電圧検出手段と、
    スイッチング素子と、
    該スイッチング素子をスイッチング制御することによって前記入力電流を電流目標値と略等しい値に制御する電流制御手段と、
    を具備するとともに、
    前記電流制御手段は、
    目標値可変手段が出力する前記電流目標値を略ゼロから所定の電流増加量ΔIrefずつ増加させながら前記スイッチング素子を動作させ、その都度前記入力電流と前記入力電圧からその時点の電力を演算し、前記電力が最大となった電流目標値を最大値判定回路に記憶する検出モードと、
    前記最大値判定回路に記憶された電流目標値を用いて前記電流制御手段を動作させる定常モードと、
    を有するとともに、
    電流増加量ΔIrefの最適化を行なうときには、前記電流増加量ΔIrefを可変させ、各電流増加量ΔIrefを用いたときの、前記検出モードにおける最大電力と、該最大電力に対応する電流目標値を用いた定常モードでの電力との差分を求め、当該差分が最も小さくなる電流増加量ΔIrefを求め、
    以後の検出モードでは、前記差分が最も小さくなる電流増加量ΔIrefを用いて前記電流目標値を略ゼロから増加させながら、前記電力が最大となった電流目標値を検出することを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記電流増加量ΔIrefの選択方法として、検出モードにおける最大電力値と、定常モードにおける最大電力値が略一致する現在の電流増加量ΔIrefと、一致しない電流増加量ΔIrefの間にある値を適宜選択し、これを繰り返すことで最適な電流増加量を得ることを特徴とすることを特徴とする太陽光発電システム。
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