JP2014016526A - 表示装置および電子機器 - Google Patents

表示装置および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014016526A
JP2014016526A JP2012154365A JP2012154365A JP2014016526A JP 2014016526 A JP2014016526 A JP 2014016526A JP 2012154365 A JP2012154365 A JP 2012154365A JP 2012154365 A JP2012154365 A JP 2012154365A JP 2014016526 A JP2014016526 A JP 2014016526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
liquid crystal
unit
display device
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012154365A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Kimie
憲 吉海江
Yuichi Inoue
雄一 井ノ上
Sho Sakamoto
祥 坂本
Kenichi Takahashi
賢一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2012154365A priority Critical patent/JP2014016526A/ja
Priority to CN201310269821.0A priority patent/CN103543557A/zh
Priority to US13/928,935 priority patent/US20140016049A1/en
Publication of JP2014016526A publication Critical patent/JP2014016526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/1313Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells specially adapted for a particular application
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/20Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes
    • G02B30/22Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the stereoscopic type
    • G02B30/25Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the stereoscopic type using polarisation techniques
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/31Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using parallax barriers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/317Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using slanted parallax optics

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】画質を高めることができる表示装置を得る。
【解決手段】第1のピッチで配置された第1の構造体を有する光線制御部と、第2のピッチで配置された第2の構造体を有する液晶表示部と、バックライトとを備える。液晶表示部および光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方が、他方とバックライトとの間に配置されている。
【選択図】図1

Description

本開示は、立体視表示が可能な表示装置、およびそのような表示装置を含んで構成される電子機器に関する。
近年、立体視表示を実現できる表示装置が注目を集めている。立体視表示は、互いに視差のある(視点の異なる)左眼映像と右眼映像を表示するものであり、観察者が左右の目でそれぞれを見ることにより奥行きのある立体的な映像として認識することができる。また、互いに視差がある3つ以上の映像を表示することにより、観察者に対してより自然な立体映像を提供することが可能な表示装置も開発されている。
このような表示装置は、専用の眼鏡が必要なものと、不要なものとに大別されるが、観察者にとっては専用の眼鏡は煩わしく感じるものであり、専用の眼鏡が不要なものが望まれている。専用の眼鏡が不要な表示装置としては、例えば、パララックスバリア(視差バリア)方式や、レンチキュラーレンズ方式などがある。これらの方式では、互いに視差がある複数の映像(視点映像)を同時に表示し、表示装置と観察者の視点との相対的な位置関係(角度)によって見える映像が異なるようになっている。例えば、特許文献1には、バリアとして液晶素子を用いた、パララックスバリア方式の表示装置が開示されている。
特開平3−119889号公報
ところで、一般に、表示装置では高画質が望まれ、立体視表示を実現できる表示装置でも同様に、高画質の実現が期待されている。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、画質を高めることができる表示装置および電子機器を提供することにある。
本開示の表示装置は、光線制御部と、液晶表示部と、バックライトとを備えている。光線制御部は、第1のピッチで配置された第1の構造体を有するものである。液晶表示部は、第2のピッチで配置された第2の構造体を有するものである。液晶表示部および光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方が、他方とバックライトとの間に配置されている。
本開示の電子機器は、上記表示装置を備えたものであり、例えば、テレビジョン装置、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラあるいは携帯電話等の携帯端末装置などが該当する。
本開示の表示装置および電子機器では、バックライトから射出した光が、光線制御部および液晶表示部を介して射出され、観察者に観察される。液晶表示部および光線制御部は、これらのうちの構造体の配置ピッチが大きい方が観察者側に配置され、配置ピッチが小さい方がバックライト側に配置されている。
本開示の表示装置および電子機器によれば、液晶表示部および光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方を、他方とバックライトとの間に配置したので、画質を高めることができる。
本開示の実施の形態に係る立体表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した立体表示装置の一構成例を表す説明図である。 図1に示した表示駆動部の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した表示部の一構成例を表す説明図である。 図4に示したサブ画素の一構成例を表す回路図である。 図1に示した表示部の一構成例を表す断面図である。 図4に示したサブ画素の一構成例を表す説明図である。 図7に示したサブ画素の一動作例を表す説明図である。 図1に示したバリア部の一構成例を表す説明図である。 第1の実施の形態に係るバリア部の一構成例を表す断面図である。 第1の実施の形態に係るバリア部の一構成例を表す説明図である。 図9に示した開閉部のグループ構成例を表す説明図である。 図1に示した表示部およびバリア部の関係を表す模式図である。 図1に示した立体表示装置の一動作例を表す模式図である。 図1に示した立体表示装置における光の散乱を表す説明図である。 図1に示した立体表示装置のクロストークを説明するための説明図である。 立体表示装置のクロストーク特性を表す特性図である。 配置A2に係る立体表示装置の一構成例を表す説明図である。 電極形状B1に係るバリア部の一構成例を表す説明図である。 電極形状B2,B3に係るバリア部の一特性例を表す特性図である。 立体表示装置のモアレ特性を表す特性図である。 電極形状B2に係るバリア部の一特性例を表す説明図である。 電極形状B1に係るバリア部の一特性例を表す説明図である。 第1の実施の形態の変形例に係る表示部の一構成例を表す説明図である。 図24に示したサブ画素の一構成例を表す説明図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係るサブ画素の一構成例を表す説明図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係るサブ画素の一構成例を表す説明図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る表示部の一構成例を表す断面図である。 図28に示したサブ画素の一構成例を表す説明図である。 図28に示したサブ画素の一動作例を表す説明図である。 第2の実施の形態に係るバリア部の一構成例を表す断面図である。 図31に示したバリア部の一構成例を表す説明図である。 第2の実施の形態の変形例に係るバリア部の一構成例を表す説明図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る表示部の一構成例を表す断面図である。 図34に示したサブ画素の一構成例を表す説明図である。 実施の形態に係る立体表示装置が適用されたテレビジョン装置の外観構成を表す斜視図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.適用例
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
(全体構成例)
図1は、第1の実施の形態に係る立体表示装置の一構成例を表すものである。立体表示装置1は、液晶バリアを用いた、パララックスバリア方式の表示装置である。立体表示装置1は、制御部40と、バックライト駆動部43と、バックライト30と、バリア駆動部41と、バリア部10と、表示駆動部50と、表示部20とを備えている。
制御部40は、外部より供給される映像信号Sdispに基づいて、バックライト駆動部43、バリア駆動部41、および表示駆動部50に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する回路である。具体的には、制御部40は、バックライト駆動部43に対してバックライト制御信号を供給し、バリア駆動部41に対してバリア制御信号を供給し、表示駆動部50に対して映像信号Sdispに基づいて生成した映像信号Sdisp2を供給するようになっている。ここで、映像信号Sdisp2は、立体表示装置1が通常表示(2次元表示)を行う場合には、1つの視点映像を含む映像信号S2Dであり、立体表示装置1が立体視表示を行う場合には、後述するように、複数(この例では8つ)の視点映像を含む映像信号S3Dである。
バックライト駆動部43は、制御部40から供給されるバックライト制御信号に基づいてバックライト30を駆動するものである。バックライト30は、バリア部10および表示部20に対して面発光した光を射出する機能を有している。バックライト30は、例えば、LED(Light Emitting Diode)や、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)などを用いて構成されるものである。
バリア駆動部41は、制御部40から供給されるバリア制御信号に基づいて、バリア部10を駆動するものである。バリア部10は、入射した光を透過(開動作)または遮断(閉動作)するものであり、液晶を用いて構成された複数の開閉部11,12(後述)を有している。
表示駆動部50は、制御部40から供給される映像信号Sdisp2に基づいて表示部20を駆動するものである。表示部20は、この例では液晶表示部であり、液晶表示素子を駆動して、入射した光を変調することにより表示を行うようになっている。
図2は、立体表示装置1の要部の一構成例を表すものであり、(A)は立体表示装置1の分解斜視構成を示し、(B)は立体表示装置1の側面図を示す。図2に示したように、立体表示装置1では、これらの各部品は、バックライト30、バリア部10、表示部20の順に配置されている。つまり、バックライト30から射出してバリア部10を通過した光が、表示部20により変調され、観察者に届くようになっている。
(表示駆動部50および表示部20)
図3は、表示駆動部50のブロック図の一例を表すものである。表示駆動部50は、タイミング制御部51と、ゲートドライバ52と、データドライバ53とを備えている。タイミング制御部51は、ゲートドライバ52およびデータドライバ53の駆動タイミングを制御するとともに、制御部40から供給された映像信号Sdisp2に基づいて映像信号Sdisp3を生成し、データドライバ53へ供給するものである。ゲートドライバ52は、タイミング制御部51によるタイミング制御に従って、表示部20内の画素Pixを行ごとに順次選択して、線順次走査するものである。データドライバ53は、表示部20の各画素Pixへ、映像信号Sdisp3に基づく画素信号を供給するものである。具体的には、データドライバ53は、映像信号Sdisp3に基づいてD/A(デジタル/アナログ)変換を行うことにより、アナログ信号である画素信号を生成し、各画素Pixへ供給するようになっている。
タイミング制御部51は、LUT(Look Up Table)54A,54Bを有している。このLUT54A,54Bは、映像信号Sdisp2に含まれる各画素Pixのための画素情報(輝度情報)に対して、いわゆるガンマ補正を行うためのテーブルであり、LUT54Aは、サブ画素SPixのサブ画素部分PA(後述)のためのテーブルであり、LUT54Bは、サブ画素SPixのサブ画素部分PB(後述)のためのテーブルである。タイミング制御部51は、画素情報(輝度情報)に対して、LUT54A,54Bを用いて互いに異なるガンマ補正を行い、映像信号Sdisp3を生成する。そして、データドライバ53は、LUT54Aを用いて生成された画素信号を、サブ画素SPixのサブ画素部分PA(後述)に供給するとともに、LUT54Bを用いて生成された画素信号を、そのサブ画素SPixのサブ画素部分PB(後述)に供給する。表示部20では、後述するように、サブ画素部分PA,PBは、それらの画素信号に基づいてそれぞれ表示を行う。すなわち、表示部20は、サブ画素部分PA,PBが、1つの画素情報を異なるガンマ特性で表示する、いわゆるハーフトーン駆動による表示を行うものである。
図4は、表示部20の一構成例を表すものである。表示部20には、画素Pixがマトリクス状に配置されている。各画素Pixは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)にそれぞれ対応する3つのサブ画素SPixを有している。サブ画素SPixは、水平方向において、所定のピッチ(サブ画素ピッチPS)で配置されている。サブ画素SPix間には、いわゆるブラックマトリクスBMが形成され、入射した光が遮光されるようになっている。これにより、表示部20では、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の混色がおこりにくくなっている。各サブ画素SPixは、垂直方向Yに並設されたサブ画素部分PA,PBを有している。なお、この例では、サブ画素部分PA,PBは同じ大きさとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、サブ画素部分PAをサブ画素部分PBよりも大きくしてもよい。
図5は、サブ画素SPixの回路図の一例を表すものである。サブ画素SPixのサブ画素部分PAは、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のFET(Field Effect Transistor)により構成されるTFT素子TrAと、液晶素子LCAと、保持容量素子CsAとを備えている。TFT素子TrAは、ゲートがゲート線GCLAに接続され、ソースがデータ線SGLに接続され、ドレインが液晶素子LCAの一端と保持容量素子CsAの一端に接続されている。液晶素子LCAは、一端がTFT素子TrAのドレインに接続され、他端は共通電極COM(後述する対向電極222)に接続されて接地されている。保持容量素子CsAは、一端がTFT素子TrAのドレインに接続され、他端は保持容量線CSLに接続されている。同様に、サブ画素SPixのサブ画素部分PBは、例えばMOS型のFETにより構成されるTFT素子TrBと、液晶素子LCBと、保持容量素子CsBとを備えている。TFT素子TrBは、ゲートがゲート線GCLBに接続され、ソースがデータ線SGLに接続され、ドレインが液晶素子LCBの一端と保持容量素子CsBの一端に接続されている。液晶素子LCBは、一端がTFT素子TrBのドレインに接続され、他端は共通電極COM(後述する対向電極222)に接続されて接地されている。保持容量素子CsBは、一端がTFT素子TrBのドレインに接続され、他端は保持容量線CSLに接続されている。ゲート線GCLA,GCLBはゲートドライバ52に接続され、データ線SGLはデータドライバ53に接続されている。
図6は、表示部20の断面構成例を表すものである。表示部20は、駆動基板210と対向基板220との間に、液晶層200を封止したものである。
駆動基板210は、透明基板211と、画素電極212と、配向膜213と、偏光板214とを有している。透明基板211は、例えばガラス等から構成されるものであり、その表面には、図示しないTFT素子TrA,TrB等が形成されている。この透明基板211上には、サブ画素部分PA,PBごとに画素電極212が配設されている。この画素電極212は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜により構成されるものであり、サブ画素部分PA,PBの各領域内において一様に形成されている。そして、画素電極212の上には、配向膜213が形成されている。配向膜213は、例えば紫外線などを照射することにより、液晶層200における液晶分子Mの配向方向を定める、いわゆる光配向処理が施されたものである。駆動基板211の、画素電極212などが形成された面とは反対の面には、偏光板214が貼り付けられている。
対向基板220は、透明基板221と、対向電極222と、配向膜223と、偏光板224とを有している。透明基板221は、透明基板211と同様に、例えばガラス等から構成されるものであり、その表面には、図示しないカラーフィルタやブラックマトリクスBMが形成されている。この透明基板221上には、対向電極222が、サブ画素SPixに共通の電極として配設されている。この対向電極222は、例えばITO等の透明導電膜により構成されるものであり、この例では、表示部20の全面において一様に形成されている。そして対向電極222の上には、配向膜223が形成されている。配向膜223は、配向膜213と同様に、いわゆる光配向処理が施されたものである。駆動基板221の、対向電極222などが形成された面とは反対の面には、偏光板224が貼り付けられている。
液晶層200は、例えば、負の誘電率異方性を有する液晶分子Mを含むものである。この液晶分子Mは、配向膜により、垂直配向される液晶分子Mを含むものである。すなわち、液晶層200は、いわゆるVA(Vertical Alignment)液晶として機能するものである。
図7は、サブ画素SPixを表すものであり、(A)は画素電極212を示し、(B)は電圧印加時における液晶分子Mの平均的な配向方向を模式的に示すものである。画素電極212は、図7(A)に示したように、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、一様に形成されている。また、表示部20では、図7(B)に示したように、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、液晶分子Mの配向方向が互いに異なる複数の領域(ドメインD1〜D4)が設けられている。これらのドメインD1〜D4は、配向膜213,223に対する光配向処理により、液晶分子Mの配向方向がドメイン間で互いに異なるように形成されたものであり、互いにほぼ等しい面積を有するものである。
図8は、異なる2つのドメイン(この例ではドメインD1,D2)における液晶分子Mの向きを模式的に表すものであり、(A)は0Vの画素信号が画素電極202に印加された場合を示し、(B)は電圧Vhの画素信号が印加された場合を示し、(C)は電圧Vhより大きい電圧Vwの画素信号が印加された場合を示す。ここで、電圧Vhは、例えば4V程度であり、電圧Vwは例えば8V程度である。
0Vの画素信号が画素電極212に印加された場合には、図8(A)に示したように、液晶分子Mは、その長軸が基板面に対して垂直な方向を向く。この場合には、そのサブ画素部分PA,PBでは、光の透過率が十分に低くなり、黒表示が行われる。また、電圧Vwの画素信号が画素電極212に印加された場合には、図8(C)に示したように、液晶分子Mは、その長軸が基板面に対して平行な方向を向く。この場合には、そのサブ画素部分PA,PBでは、光の透過率が高くなり、いわゆる白表示が行われる。
一方、電圧Vhの画素信号が画素電極212に印加された場合には、図8(B)に示したように、液晶分子Mは、その長軸が図8(A)に示した向きと図8(C)に示した向きの中間の向きに傾斜する。その際、図8(B)に示したように、液晶分子Mは、図において左側のドメインD1と右側のドメインD2とで、その傾斜する向きは異なるものの、その傾斜する程度(角度)は同等である。この場合には、そのサブ画素部分PA,PBでは、光の透過率が中程度となり、中間調の表示が行われる。
このように、表示部20では、画素電極202に画素信号を印加することにより、液晶分子Mが、各ドメインD1〜D4において異なる方向を向く。その際、サブ画素部分PA,PBは、特に中間調の状態において、LUT54A,54Bを用いて生成された互いに異なる画素信号によりそれぞれ駆動されるため、例えば、サブ画素部分PAのドメインD1における液晶分子Mと、サブ画素部分PBのドメインD1における液晶分子Mとは、それぞれ異なる方向を向く。他のドメインD2〜D4についても同様である。これにより、表示部20は、視野角特性を高めることができるようになっている。
(バリア部10)
バリア部10は、液晶バリアにより構成されるパララックスバリアである。以下に、その詳細を説明する。
図9は、バリア部10の一構成例を表すものである。バリア部10は、光を透過または遮断する複数の開閉部(液晶バリア)11,12を有している。開閉部11,12は、XY平面における一方向(この例では、垂直方向Yから所定の角度θをなす方向)に延在して設けられるとともに、水平方向Xにおいて交互に配置されている。この例では、開閉部12の幅W12を、表示部20におけるサブ画素ピッチPSとほぼ等しくしている。また、この例では、開閉部11の幅W11および開閉部12の幅W12は、互いにほぼ等しくしている。なお、開閉部11,12の幅の大小関係はこれに限定されず、W11>W12であってもよく、またW11<W12であってもよい。
図10は、バリア部10の断面構成例を表すものである。バリア部10は、駆動基板310と対向基板320との間に、液晶層300を封止したものである。
駆動基板310は、透明基板311と、バリア電極312と、配向膜313と、偏光板314とを有している。透明基板311は、例えばガラス等から構成されるものである。この透明基板311上には、開閉部11,12に対応する領域にバリア電極312が配設されている。このバリア電極312は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜により構成されるものであり、後述するように、スリットSL11〜SL13により区分された複数のサブ電極部分330を有している。そして、バリア電極312の上には、配向膜313が形成されている。駆動基板311の、バリア電極312などが形成された面とは反対の面には、偏光板314が貼り付けられている。
対向基板320は、透明基板321と、対向電極322と、配向膜323と、偏光板324とを有している。透明基板321は、透明基板311と同様に、例えばガラス等から構成されるものである。この透明基板321上には、対向電極322が、開閉部11,12に共通の電極として配設されるとともに、後述するように、ホール331が形成されている。この対向電極322は、例えばITO等の透明導電膜により構成されるものである。そして対向電極322の上には、配向膜323が形成されている。駆動基板321の、対向電極322などが形成された面とは反対の面には、偏光板324が貼り付けられている。
液晶層300は、表示部20における液晶層200と同様に、いわゆるVA(Vertical Alignment)液晶として機能するものである。
図11は、バリア部10における電極パターンの一構成例を表すものであり、(A)はバリア電極312を示し、(B)は対向電極322を示す。
バリア電極312は、図11(A)に示したように、開閉部11,12に対応する部分に形成され、垂直方向Yから所定の角度θをなす方向に延伸している。バリア電極312は、サブ電極ピッチPEで並設された複数のサブ電極部分330により構成されている。すなわち、サブ電極部分330は、表示部20におけるサブ画素ピッチPSよりも小さいピッチ(サブ電極ピッチPE)で配列している。上述したように、開閉部12の幅W12は、表示部20におけるサブ画素ピッチPSとほぼ等しいからである。このサブ電極部分330は、バリア電極312に形成されたスリットSL11〜SL13により区分されることにより形成されている。スリットSL11,SL12は、バリア電極312の延伸方向と交差する方向に延伸するとともに、バリア電極312の延伸方向において交互に形成されている。スリットSL13は、バリア電極312の延伸方向に延伸するとともに、スリットSL11と交差するように形成されている。
対向電極322は、図11(B)に示したように、バリア部10の全面にわたり形成されている。さらに、対向電極322には、バリア電極312におけるサブ電極部分330の中心付近に対応する位置に、ホール331が形成されている。
このような構成により、液晶層300では、バリア電極312および対向電極322の電位差に基づいて、光の透過率がそれぞれ変化する。よって、バリア電極312ごとに電圧を印加することにより、開閉部11,12はそれぞれ開閉動作を行うことができるようになっている。
これらの開閉部11,12は、立体表示装置1が通常表示(2次元表示)および立体視表示のどちらを行うかにより、異なる動作を行う。すなわち、開閉部11は、後述するように、通常表示を行う際には開状態(透過状態)になり、立体視表示を行う際には、閉状態(遮断状態)になる。一方、開閉部12は、後述するように、通常表示を行う際には開状態(透過状態)になり、立体視表示を行う際には、時分割的に開状態(透過状態)になる。具体的には、開閉部12は、複数のグループにグループ分けされており、立体視表示を行う際、同じグループに属する複数の開閉部12が、同じタイミングで開動作および閉動作を行うようになっている。以下に、開閉部12のグループについて説明する。
図12は、開閉部12のグループ構成例を表すものである。開閉部12は、この例では4つのグループA〜Dにグループ分けされている。具体的には、図12に示したように、グループAを構成する開閉部12(開閉部12A)と、グループBを構成する開閉部12(開閉部12B)と、グループCを構成する開閉部12(開閉部12C)と、グループDを構成する開閉部12(開閉部12D)とが、この順で巡回するように配置されている。
バリア駆動部41は、立体視表示を行う際、同じグループに属する複数の開閉部12が同じタイミングで開閉動作を行うように駆動する。具体的には、バリア駆動部41は、後述するように、グループAに属する複数の開閉部12Aを同時に開閉し、次にグループBに属する複数の開閉部12Bを同時に開閉し、次にグループCに属する複数の開閉部12Cを同時に開閉し、次にグループDに属する複数の開閉部12Dを同時に開閉することにより、開閉部12A〜12Dを時分割的に巡回して開閉動作するように駆動する。
図13は、立体視表示を行う場合のバリア部10の状態を、断面構造を用いて模式的に表すものである。この例では、開閉部12Aは、表示部20の8つのサブ画素SPixに1つの割合で設けられている。同様に、開閉部12B,12C,12Dは、それぞれ、表示部20の8つのサブ画素SPixに1つの割合で設けられている。なお、これに限定されるものではなく、開閉部12A〜12Dを、表示部20の8つのサブ画素SPixに1つの割合ではなく、8つの画素Pixに1つの割合でそれぞれ設けてもよい。図13では、バリア部10の開閉部11,12(12A〜12D)のうち、光が遮断される開閉部を斜線で示している。
立体表示装置1では、立体視表示を行う場合には、表示駆動部50に映像信号S3Dが供給され、表示部20はそれに基づいて表示を行う。そして、バリア部10では、開閉部11が閉状態(遮断状態)を維持するとともに、表示部20の表示に同期して開閉部12
(開閉部12A〜12D)が時分割的に開閉動作を行う。
具体的には、バリア駆動部41が開閉部12Aを開状態(透過状態)にした場合には、表示部20では、図13(A)に示したように、この開閉部12Aに対応した位置に配置された互いに隣接する8つのサブ画素SPixが、8つの視点映像に対応する画素情報P1〜P8を表示する。同様に、バリア駆動部41が開閉部12Bを開状態(透過状態)にした場合には、表示部20では、図13(B)に示したように、この開閉部12Bに対応した位置に配置された互いに隣接する8つのサブ画素SPixが、8つの視点映像に対応する画素情報P1〜P8を表示する。また、バリア駆動部41が開閉部12Cを開状態(透過状態)にした場合には、表示部20では、図13(C)に示したように、この開閉部12Cに対応した位置に配置された互いに隣接する8つのサブ画素SPixが、8つの視点映像に対応する画素情報P1〜P8を表示する。そして、バリア駆動部41が開閉部12Dを開状態(透過状態)にした場合には、表示部20では、図13(D)に示したように、この開閉部12Dに対応した位置に配置された互いに隣接する8つのサブ画素SPixが、8つの視点映像に対応する画素情報P1〜P8を表示する。
これにより、観察者は、後述するように、例えば左眼と右眼とで異なる視点映像を見ることができ、表示された映像を立体的な映像として感じるようになっている。立体表示装置1では、このように、開閉部12A〜12Dを時分割的に切り換えて開閉し映像を表示することにより、後述するように、表示装置の解像度を高めることができるようになっている。
また、通常表示(2次元表示)を行う場合には、表示部20は、映像信号S2Dに基づいて通常の2次元映像を表示し、バリア部10では、開閉部11および開閉部12(開閉部12A〜12D)は全て開状態(透過状態)を維持するようになっている。これにより、観察者は、表示部20に表示された通常の2次元映像をそのまま見ることができる。
ここで、バリア部10は、本開示における「光線制御部」の一具体例に対応する。サブ電極部分330は、本開示における「第1の構造体」の一具体例に対応する。サブ電極ピッチPEは、本開示における「第1のピッチ」の一具体例に対応する。表示部20は、本開示における「液晶表示部」の一具体例に対応する。画素電極212は、本開示における「第2の構造体」の一具体例に対応する。サブ画素ピッチPSは、本開示における「第2のピッチ」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の立体表示装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1などを参照して、立体表示装置1の全体動作概要を説明する。制御部40は、外部より供給される映像信号Sdispに基づいて、バックライト駆動部43、バリア駆動部41、および表示駆動部50を制御する。バックライト駆動部43は、制御部40から供給されるバックライト制御信号に基づいてバックライト30を駆動する。バックライト30は、面発光した光をバリア部10に対して射出する。バリア駆動部41は、制御部40から供給されるバリア制御信号に基づいてバリア部10を制御する。バリア部10の開閉部11,12は、バリア駆動部41からの指示に基づいて開閉動作を行う。表示駆動部50は、制御部40から供給される映像信号Sdisp2に基づいて表示部20を駆動する。表示部20は、バックライト30から射出し、バリア部10の開閉部11,12を透過した光を変調することにより表示を行う。
(詳細動作)
次に、立体視表示を行う場合の詳細動作を説明する。
図14は、バリア駆動部41が開閉部12Aを開状態(透過状態)にした場合の、表示部20およびバリア部10の動作例を表すものである。この場合には、開閉部12Aが開状態(透過状態)になるとともに、開閉部12B〜12Dが閉状態(遮断状態)になり、表示部20は、映像信号S3Dに含まれる8つの視点映像のそれぞれに対応する画素情報P1〜P8を、開閉部12A付近に配置されたサブ画素SPixにそれぞれ表示する。これにより、画素情報P1〜P8に対応する光は、各サブ画素SPixと開閉部12Aとの相対的な位置関係に応じて、それぞれ角度が制限されて出力される。よって、例えば、立体表示装置1の表示画面の正面から観察する観察者は、左眼で画素情報P5を、右眼で画素情報P4を見ることにより、立体的な映像を見ることができる。なお、ここでは、バリア駆動部41が開閉部12Aを開状態にした場合について説明したが、開閉部12B〜12Dを開状態にした場合についても同様である。
このように、観察者は、左眼と右眼とで、画素情報P1〜P8のうちの異なる画素情報を見ることとなり、観察者は立体的な映像として感じることができる。また、開閉部12A〜12Dを時分割的に順次開閉して映像を表示することにより、観察者は、互いにずれた位置に表示される映像を平均化して見ることとなる。よって、立体表示装置1は、開閉部12Aのみをもつ場合に比べ、4倍の解像度を実現することが可能となる。言い換えれば、立体表示装置1の解像度は、2次元表示の場合に比べ1/2(=1/8×4)で済むこととなる。
(クロストークについて)
図14に示したように、立体視表示の際には、観察者は、左眼と右眼とで、異なる視点映像を観察することが望ましい。しかしながら、以下に示すように、観察者は、本来観察すべき視点映像と、その視点映像とは異なる視点映像とが混ざり合った映像を観察するおそれがある。
図15は、バリア部10および表示部20における光の散乱を表すものである。立体視表示の際には、バックライト30から射出し、開状態になっている開閉部12を通過した光は、表示部20を介して光L1として出力される。その際、例えば、バリア部10や表示部20では、光L2,L3で示したように、入射光が、電極パターンや配線パターンなどにより回折あるいは屈折し、偏光板などにより散乱されるおそれがある。具体的には、例えば、これらの電極パターンなどが狭い構造ピッチで周期的に配置された場合に、強く散乱されるおそれがある。
このように、ある視点映像に係る光が散乱し、その進行方向が変化した場合には、その散乱光が他の視点映像に係る光と混ざり合うおそれがある。すなわち、この場合には、互いに異なる視点映像が混ざり合うこととなり(クロストーク)、観察者は、画質が低下したように感じることとなる。
図16は、立体表示装置1のクロストーク特性を表すものである。図16に示したクロストーク特性は、以下のようにして得られるものである。すなわち、まず、表示部20は、ある視点映像が全面において白色(白画像)であり、その他の視点映像が全面において黒色(黒画像)である、8つの視点映像を表示する。そして、バリア部10が、あるグループに属する開閉部12(例えばグループAに属する開閉部12A)のみを常に開状態(透過状態)にし、他のグループに属する開閉部12を常に閉状態(遮断状態)にする。そして、水平方向の観察角度αを変化させながらその輝度Iを測定することにより、図16に示したクロストーク特性が得られる。
図16に示したように、輝度Iは、観察者が、図15に示した直進光L1を観察するような観察角度αにおいて大きくなり(部分Pt)になり、それ以外の観察角度αにおいて小さくなる(部分Pb)。この部分Pbにおける輝度Iのうちの一部は、図15に示した光の散乱に起因するものである。部分Pbにおける輝度Iが大きくなるほど、本来観察すべき視点映像に加え、その視点画像とは異なる視点映像が表示されるようになるため、画質が低下してしまう。
立体表示装置1では、図2に示したように、バックライト30、バリア部10、表示部20をこの順に配置している。さらに、表示部20では、図7などに示したように、画素電極212をサブ画素SPixにおいて一様に形成し、細かい電極パターンを設けないように構成している。言い換えれば、表示部20では、最小の構造ピッチがサブ画素ピッチPSになるように構成している。これにより、以下に詳細に説明するように、クロストークを低減することができる。
図17は、様々な構成における立体表示装置のクロストーク値CTを表すものである。ここで、クロストーク値CTは、部分Pbにおける輝度Iを、部分Ptにおける輝度Iで割ったものである。
この例では、バックライト30、バリア部10、表示部20の配置順が互いに異なる配置A1,A2について検討している。配置A1は、図2に示したように、バックライト30、バリア部10、表示部20をこの順に配置したものである。すなわち、配置A1は、観察者の側に表示部20を配置したものである。一方、配置A2は、図18に示したように、バックライト30、表示部20、バリア部10をこの順に配置したものである。すなわち、配置A2は、観察者の側にバリア部10を配置したものである。
さらに、この例では、バリア部10におけるバリア電極312の電極形状が互いに異なる電極形状B1〜B3についても検討している。電極形状B1は、図19に示したように、各バリア電極312において、スリットSL11,13を省くことにより、サブ電極部分330を、図11に示したものよりも4倍程度の大きさで形成したものである。電極形状B2は、図11に示したバリア電極312の形状である。電極形状B3は、図示しないが、さらにスリットを増やすことにより、サブ電極部分330を、図11に示したものよりも約4分の1程度の大きさで形成したものである。すなわち、サブ電極ピッチPEは、電極形状B1,B2,B3の順に小さくなっている。
この図17では、配置A1,A2と電極形状B1〜B3とを組み合わせた6つの構成でのクロストーク値CTをそれぞれ示している。なお、立体表示装置1は、配置A1および電極形状B2の組み合わせに対応するものである。
図17に示したように、配置A2では、電極形状B1,B2,B3の順に、すなわちバリア部10におけるサブ電極ピッチPEが小さくなるほど、クロストーク値CTが増加する。これは、次に示すように、観察者の側に配置されたバリア部10における散乱に起因している。
図20は、バリア部10のみに対してレーザー光を照射したときの透過光の分布を表すものであり、(A)は電極形状B2の場合を示し、(B)は電極形状B3の場合を示す。同心円の中心は、直進光の位置に対応しており、同心円の径方向は極角に対応している。電極形状B3では、上述したように電極形状B2に比べてサブ電極部分330が小さく、サブ電極ピッチPEが小さい。このため、図20(B)に示したように、電極形状B3を有するバリア部10では、電極形状B2の場合(図20(A))と比べて、より広い範囲に光が散乱される。
このように、バリア部10では、サブ電極ピッチPEが小さいほど、光の散乱が多くなる。よって、バリア部10を観察者の側に配置(配置A2)して立体表示装置を構成した場合でも、サブ電極ピッチPEが小さいほどバリア部10における光の散乱が多くなるため、図16に示した部分Pbにおける輝度Iが増加する。これにより、図17に示したように、電極形状B1,B2,B3の順にクロストーク値CTが増加する。
一方、配置A1では、図17に示したように、クロストーク値CTは、電極形状B1,B2,B3によらずほぼ一定の値である。すなわち、図2に示したように、バリア部10を表示部20とバックライト30の間に配置した場合には、バリア部10のサブ電極ピッチPEを変えても、クロストーク値CTは、配置A2の場合とは異なりほぼ一定となる。
このことは、クロストーク値CTは、バリア部10および表示部20のうちの観察者の側に配置されたものにおける散乱により影響を受けることを意味している。すなわち、配置A2では、図18に示したように、バリア部10が観察者の側に配置されているため、バリア部10における散乱がクロストーク値CTに寄与し、一方、配置A1では、図2に示したように、表示部20が観察者の側に配置されているため、表示部20における散乱がクロストーク値CTに寄与すると考えられる。このことから、クロストーク値CTを低減するためには、バリア部10および表示部20のうちの観察者の側に配置されたものにおける構造ピッチを大きくすることが望ましいと考えられる。
立体表示装置1では、表示部20を観察者の側に配置している。そして、表示部20では、図7に示したように、画素電極212をサブ画素SPixにおいて一様に形成している。すなわち、表示部20では、最小の構造ピッチは、図4に示したように、サブ画素ピッチPSである。このように、表示部20では、電極パターンをシンプルにしたので、例えば細かな繰り返しパターンがある場合と異なり、構造ピッチを大きくすることができ、散乱を少なくすることができる。立体表示装置1では、このように散乱を低く抑えることができる表示部20を観察者の側に配置したので、クロストーク値CTを低減することができるとともに、バリア部10を表示部20とバックライト30の間に配置したので、クロストーク値CTへの影響を抑えることができる。
また、このようにバリア部10のクロストーク値CTへの影響を抑えることができるため、バリア部10の設計の自由度を高めることができる。具体的には、例えば、以下に示すように、モアレを低減するように、バリア部10を構成することが可能となる。
(モアレについて)
一般に、パララックスバリア方式の立体表示装置では、バリア部において開閉部が並設され、表示部においてサブ画素が並設されているため、バリア部において発生する暗線と、表示部のブラックマトリクスとの干渉により、モアレが発生するおそれがある。
図21は、様々な構成における立体表示装置のモアレ変調度MMを表すものである。ここで、モアレ変調度MMは、表示画面におけるモアレに起因する輝度変化であり、(輝度最大値−輝度最小値)/(輝度最大値+輝度最小値)で表されるものである。この例では、電極形状B1,B2,B3についてのモアレ変調度MMを示している。なお、この例では、バリア部10を、表示部20とバックライト30との間に配置(配置A1)している。
図21に示したように、電極形状B1,B2,B3の順に、すなわちサブ電極ピッチPEが小さいほど、モアレ変調度MMは減少する。これは、次に示すように、サブ電極ピッチPEが小さいほど、暗線の線密度が高くなるためである。
図22は、バリア部10(電極形状B2)における暗線を表すものである。この例では、説明の便宜上、開閉部11,12は全て開状態(透過状態)とする。バリア部10では、スリットSL11〜SL13の部分、および互いに隣接するバリア電極312の境界部分では、液晶層300における液晶の配向が不十分になるため、十分に光を透過することができない。特に、スリットSL13の部分や、バリア電極312の境界部分では、表示画面の上から下にわたって十分に光を透過することができない領域が線状に形成されるため、いわゆる暗線M1,M2が形成される。この例では、開閉部12の幅W12をサブ画素SPixのサブ画素ピッチPSとほぼ等しくしているため、暗線M1,M2の線密度は、ブラックマトリックスBMによる暗線の線密度の約2倍程度である。
図23は、バリア部10のバリア電極312を電極形状B1で構成した場合における暗線を表すものである。この場合、特に、バリア電極312の境界部分では、表示画面の上から下にわたって十分に光を透過することができない領域が線状に形成されるため、暗線M2が形成される。この場合の暗線の密度は、電極形状B2の場合(図21)と比べて、半分になっている。言い換えれば、暗線M2の線密度は、ブラックマトリックスBMによる暗線の線密度とほぼ等しい。
このように、サブ電極ピッチPEを小さくすると、暗線の線密度を高くすることができる。これにより、図21に示したように、モアレ変調度MMを低減することができる。
立体表示装置1では、バリア部10のバリア電極312を電極形状B2で構成している。これにより、図22に示したように、バリア部10で生じる暗線の線密度を高めることができるため、モアレを低減することができ、画質を高めることができる。
特に、立体表示装置1では、構造ピッチが大きい表示部10を観察者の側に配置し、構造ピッチが小さいバリア部10をバックライト30側に配置したので、クロストーク値CTを低く抑えることができるとともに、モアレを低減することができ、画質を高めることができる。すなわち、この例では、開閉部12の幅W12をサブ画素SPixのサブ画素ピッチPSとほぼ等しくしていることから、バリア部10のサブ電極ピッチPEの方が、表示部20のサブ画素ピッチPSよりも小さい。よって、観察者の側に構造ピッチが大きい表示部10を配置することにより、クロストーク値CTを低く抑えることができるとともに、バックライト30側に構造ピッチが小さいバリア部20を配置することにより、クロストーク値CTを悪化させるおそれを低減しつつ、モアレを低減することができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、観察者の側に表示部を配置したので、バリア部の設計の自由度を高めることができる。
また、本実施の形態では、表示部におけるサブ画素の構成をシンプルにすることにより、表示部の構造ピッチを大きくしたので、表示部における散乱を少なくすることができ、クロストークを低減することができ、画質を高めることができる。
また、本実施の形態では、バリア部における構造ピッチを小さくしたので、モアレが発生するおそれを低減することができ、画質を高めることができる。特に、表示部の構造ピッチよりもバリア部の構造ピッチを小さくしたので、クロストークの悪化をおさえつつ、モアレが発生するおそれを低減することができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、配向膜213,223には、いわゆる光配向処理を施したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、いわゆるラビング処理を施してもよい。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、サブ画素SPixにサブ画素部分PA,PBを設けたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図24に示したように、サブ画素部分を設けず、サブ画素SPixが一体として駆動されるようにしてもよい。この場合には、図25に示したように、各サブ画素SPixのそれぞれにおいて、4つのドメインD1〜D4を設けることが望ましい。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、表示部20において、配向膜213,223に光配向処理を施すことによりドメインD1〜D4を形成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、画素電極などにスリットを形成することにより複数のドメインを形成してもよい。以下に、本変形例に係る立体表示装置1Cついて詳細に説明する。
図26は、本変形例に係る表示部20Cの一構成例を表すものであり、(A)は画素電極212Cを示し、(B)は対向電極222Cを示し、(C)はサブ画素SPixにおける液晶分子Mの平均的な配向方向を模式的に示している。
画素電極212Cは、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、同様の電極パターンで形成されている。画素電極212Cには、図26(A)に示したように、1つのスリットSL1が設けられている。この例では、スリットSL1は、画素電極212Cの中央付近において、水平方向Xに延伸するように形成されている。
対向電極222Cには、図26(B)に示したように、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、2つのスリットSL2が設けられている。この例では、2つのスリットSL2のうちの1つは、サブ画素部分PA,PBの上半分において、左下から右上へ向かう方向に延伸するように形成され、もう1つは、サブ画素部分PA,PBの下半分において、左上から右下へ向かう方向に延伸するように形成されている。この構成でも、最小の構造ピッチは、サブ画素ピッチPSである。
これにより、サブ画素SPixには、図26(C)に示したように、4つのドメインD1〜D4が形成される。すなわち、サブ画素部分PA,PBの上半分では、スリットSL2に対応するドメイン境界BR4により区分されたドメインD1,D2が形成され、サブ画素部分PA,PBの下半分では、ドメイン境界BR4により区分されたドメインD3,D4が形成される。また、ドメインD2,D3は、スリットSL1に対応するドメイン境界BR3により区分される。
このように、各サブ画素部分PA,PBは、4つのドメインD1〜D4を有する。その際、表示部70では、スリットSL1,SL2の数を少なくし、各ドメインD1〜D4を、それぞれ1つの閉じた領域に形成したので、構造ピッチを大きくすることができ、光が散乱されるおそれを低減することができる。これにより、本変形例に係る立体表示装置1Cでは、クロストーク値CTを低減することができるため、画質を高めることができる。
また、さらに、後述する第2の実施の形態の変形例2−2の場合と同様に、UV光を照射することにより、液晶分子Mにプレチルトを付与してもよい。この場合には、液晶分子Mの配向方向をより安定にすることができ、応答時間を短くすることができる。
[変形例1−4]
上記実施の形態では、表示部20において4つのドメインD1〜D4を形成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、対向電極にピンホールを設けることにより、ドメインを連続的に配置するようにしてもよい。以下に、本変形例に係る立体表示装置1Dについて詳細に説明する。
図27は、本変形例に係る表示部20Dの一構成例を表すものであり、(A)は画素電極212を示し、(B)は対向電極222Dを示し、(C)はサブ画素SPixにおける液晶分子Mの平均的な配向方向を模式的に示している。対向電極222Dには、図27(B)に示したように、サブ画素部分PA,PBに対応する領域に、ホール231Dがそれぞれ設けられている。この例では、ホール231Dは、画素電極222Dの中心に対応する位置にそれぞれ形成されている。これにより、サブ画素SPixでは、図27(C)に示したように、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、放射状に液晶分子Mが配向する。言い換えれば、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、微小なドメインが放射状に配置される。この構成でも、最小構造ピッチは、サブ画素ピッチPSである。
表示部20Dでは、各サブ画素部分PA,PBにおいて、画素電極212を一様に形成し、対向電極222Dもまたホール231Dを除き一様に形成したので、構造ピッチを大きくすることができ、光が散乱されるおそれを低減することができる。これにより、本変形例に係る立体表示装置1Dでは、クロストーク値CTを低減することができるため、画質を高めることができる。
[変形例1−5]
上記実施の形態では、VA方式の表示部20を用いたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、TN(Twisted Nematic)方式の表示部を用いてもよい。以下に、本変形例に係る立体表示装置1Eついて詳細に説明する。
図28は、表示部20Eの一構成例を表すものである。表示部20Eは、上記実施の形態に係る表示部20とは異なり、サブ画素部分を設けず、サブ画素SPixが一体として駆動されるものである。
表示部20Eは、駆動基板210Eと、対向基板220Eと、液晶層200Eとを備えている。駆動基板210Eは、画素電極212Eと、配向膜213Eとを有している。画素電極212Eは、例えばITO等の透明導電膜により構成されるものであり、サブ画素SPixに対応する領域内に一様に形成されている。画素電極212Eの上には、配向膜213Eが形成されている。対向基板220Eは、配向膜223Eを有している。配向膜223Eにより液晶分子Mを配向させる方向(配向方向)は、後述するように、配向膜213Eにより液晶分子Mを配向させる方向と交差するように設定されている。液晶層200Eは、TN液晶により構成されるものである。
図29は、表示部20Eの一構成例を表すものであり、(A)は画素電極212Eを示し、(B)はサブ画素SPixにおける液晶分子Mの平均的な配向方向を模式的に示している。画素電極212Eは、図29(A)に示したように、サブ画素SPix内において一様に形成されている。また、表示部20Eでは、図29(B)に示したように、サブ画素SPix内において、液晶分子Mの方向が一様になるように動作する。すなわち、表示部20Eは、シングルドメインの表示パネルである。この構成でも、最小構造ピッチは、サブ画素ピッチPSである。
図30は、液晶層200Eの動作を模式的に表すものであり、(A)は画素電極212Eと対向電極222との間に電位差がない場合を示し、(B)は電位差がある場合を示す。
電位差がない場合には、図30(A)に示すように、液晶層200Eの液晶分子Mは、その長軸が駆動基板210Eや対向基板220Eの基板面に平行になっている。配向膜213Eの近くの液晶分子Mは、その長軸が配向膜213Eによって所定の方向に配向し、配向膜223Eの近くの液晶分子Mは、その長軸が配向膜223Eによって所定の方向に配向する。その際、配向膜213Eが配向させる液晶分子Mの配向方向と、配向膜223Eが配向させる液晶分子Mの向きとが、互いに交差するようになっており、液晶層200Eの内部の液晶分子Mは、ねじれるように配向する。
一方、電位差がある場合には、図30(B)に示すように、液晶層200Eの液晶分子Mは、その長軸が駆動基板210Eや対向基板220Eの基板面に垂直になる。
表示部20Eでは、各サブ画素SPixにおいて、画素電極212Eを一様に形成したので、構造ピッチを大きくすることができ、光が散乱されるおそれを低減することができる。これにより、本変形例に係る立体表示装置1Eでは、クロストーク値CTを低減することができるため、画質を高めることができる。
[変形例1−6]
上記実施の形態では、観察者の側に表示部20を配置し、バックライト30側にバリア部10を配置したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、観察者の側にバリア部10を配置し、バックライト30側に表示部20を配置してもよい。この場合には、バリア部10の構造ピッチを、表示部20の構造ピッチよりも大きく構成することが望ましい。これにより、バリア部10における散乱を少なくすることができ、クロストークを低減することができるとともに、表示部20のクロストーク値CTへの影響を抑えることができるため、表示部20の設計の自由度を高めることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る立体表示装置2について説明する。本実施の形態は、開閉部11,12を、4ドメインの液晶バリアにより構成したものである。なお、上記第1の実施の形態に係る立体表示装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図31は、本実施の形態に係るバリア部70の断面構成例を表すものである。バリア部70は、駆動基板710と、対向基板720とを備えている。駆動基板710はバリア電極712を有している。バリア電極712は、上記第1の実施の形態に係るバリア電極312と同様に、開閉部11,12に対応する領域に配設されている。バリア電極712は、例えばITO等の透明導電膜により構成されるものであり、後述するように、幹部分81,82および枝部分83を有するものである。対向基板720は、対向電極722を有している。対向電極722は、バリア部70の全面において一様に形成されている。
図32は、バリア電極712の一構成例を表すものである。バリア電極712は、幹部分81,82と、枝部分83とを有している。幹部分81,82は、互いに離間して、バリア電極712の延伸方向に延伸するように形成されている。枝部分83は、幹部分81の両側に配置された2つの枝領域91,92において、幹部分81から延伸するとともに枝ピッチPFで配列し、幹部分82の両側に配置された2つの枝領域93,94において、幹部分82から延伸するとともに枝ピッチPFで配列して形成されている。枝部分83は、枝領域91〜94のそれぞれにおいて同じ方向に延伸している。枝領域91,94の枝部分83は、水平方向Xから時計まわりに所定の角度φ(例えば45度)だけ回転させた方向に延伸しており、枝領域92,93の枝部分83は、水平方向Xから反時計まわりに所定の角度φ(例えば45度)だけ回転させた方向に延伸している。この構成により、バリア部70の開閉部11,12には、枝領域91〜94に対応する4つのドメインが形成される。
ここで、枝部分83は、本開示における「第1の構造体」の一具体例に対応する。枝ピッチPFは、本開示における「第1のピッチ」の一具体例に対応する。
このように、バリア部70では、枝領域91〜94のそれぞれにおいて、枝部分83を枝ピッチPFで配列している。よって、バリア部70における最小の構造ピッチは、枝ピッチPFとなる。よって、この場合でも、バリア部70の構造ピッチを、表示部20のサブ画素ピッチPSよりも小さくすることができる。
以上のように本実施の形態では、開閉部のそれぞれにおいて4つのドメインを形成したので、視野角特性を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2−1]
上記実施の形態では、バリア部70において、開閉部11,12のそれぞれが2つの幹部分81,82を有するように構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図33に示したように、開閉部11,12のそれぞれが1つの幹部分86を有するように構成してもよい。この構成でも、バリア部70における最小の構造ピッチは、枝ピッチPFである。
[変形例2−2]
上記実施の形態では、表示部20において、ドメインD1〜D4を形成するために配向膜213,223に光配向処理を施したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、液晶分子Mの配向を定めるための透明電極を追加してもよい。以下に、本変形例に係る立体表示装置2Fついて詳細に説明する。
図34は、本変形例に係る表示部20Fの断面構成例を表すものである。表示部20Fは、駆動基板210Fと、対向基板220Fとを有する。駆動基板210Fは、絶縁層215Fと、透明電極216Fと、配向膜217Fとを有している。絶縁層215Fは、画素電極212の上に形成されている。この絶縁層215Fは、例えば、SiNにより構成されるものである。絶縁層215Fの上の、サブ画素部分PA,PBに対応する領域には、透明電極216Fが形成されている。この透明電極216Fは、例えばITO等の透明導電膜により構成されるものであり、後述するように、幹部分61,62および枝部分63を有するものである。そして透明電極216Fの上には、配向膜217Fが形成されている。対向基板220Fは、配向膜223Fを有している。配向膜223Fは、対向電極220Fの上に形成されている。この例では、液晶層200に、UV硬化性のモノマーを混入している。
図35は、表示部20Fの一構成例を表すものであり、(A)は画素電極212を示し、(B)は透明電極216Fを示し、(C)はサブ画素SPixにおける液晶分子Mの配向を模式的に示している。
透明電極216Fは、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、同様の電極パターンで形成されている。透明電極216Fは、図35(B)に示したように、幹部分61,62と、枝部分63とを有している。幹部分61は、垂直方向Yに延伸するように形成されており、幹部分62は、水平方向Xに延伸するとともに幹部分61と交差するように形成されている。枝部分63は、幹部分61および幹部分62により区切られた4つの枝領域71〜74において、幹部分61および幹部分62から延伸するように形成されている。
枝部分63は、枝領域71〜74のそれぞれにおいて同じ方向に延伸している。枝領域71の枝部分63の延伸方向と、枝領域73の枝部分63の延伸方向とは、垂直方向Yを軸として線対称になっており、同様に、枝領域72の枝部分63の延伸方向と、枝領域74の枝部分63の延伸方向とは、垂直方向Yを軸として線対称になっている。また、枝領域71の枝部分63の延伸方向と、枝領域72の枝部分63の延伸方向とは、水平方向Xを軸として線対称になっており、同様に、枝領域73の枝部分63の延伸方向と、枝領域74の枝部分63の延伸方向とは、水平方向Xを軸として線対称になっている。この例では、具体的には、枝領域71,74の枝部分63は、水平方向Xから反時計まわりに所定の角度φ(例えば45度)だけ回転させた方向に延伸しており、枝領域72,73の枝部分63は、水平方向Xから時計まわりに所定の角度φ(例えば45度)だけ回転させた方向に延伸している。この構成により、表示部20Fにおける最小の構造ピッチは、枝ピッチPFとなる。
この表示部20Fの製造工程では、表示部20Fを一旦組み立てた後、透明電極312と対向電極222との間に電圧を印加しつつUV光を照射することにより、液晶層200の液晶分子Mにプレチルトを付与し、液晶分子Mの配向を定める。これにより、サブ画素SPixには、図35(C)に示したように、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて、4つのドメインD1〜D4が形成される。このドメインD1〜D4は、枝領域91〜94に対応して形成されるものである。
この表示部20Fは、表示動作を行う場合には、例えば、画素電極212および対応する透明電極216Fに同じ画素信号を印加する。これにより、表示部20Fでは、主に画素電極212と対向電極222との間の電位差により液晶層200を駆動するため、電界をほぼ平坦にすることができ、液晶層200における光の散乱を低減することができる。これにより、本変形例に係る立体表示装置1Fでは、クロストーク値CTを低減することができるため、画質を高めることができる。
特に、バリア部70における枝ピッチPFが、表示部20Fの枝ピッチPFよりも小さい場合には、モアレを低減することができ、表示面内における輝度分布の均一性をより高めることができる。
<3.適用例>
次に、上記実施の形態および変形例で説明した立体表示装置の適用例について説明する。
図36は、上記実施の形態等の立体表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表すものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル911およびフィルターガラス912を含む映像表示画面部910を有している。このテレビジョン装置は、上記実施の形態等に係る立体表示装置により構成されている。
上記実施の形態等の立体表示装置は、このようなテレビジョン装置の他、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置、携帯型ゲーム機、あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等の立体表示装置は、映像を表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
以上、いくつかの実施の形態および変形例、ならびに電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、バリア部10をVA方式の液晶バリアにより構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、TN方式の液晶バリアにより構成してもよい。
また、例えば、上記実施の形態等では、サブ画素部分PA,PBのそれぞれにおいて4つのドメインを形成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば3つ以下、もしくは5つ以上のドメインを形成してもよい。
また、例えば、上記実施の形態等では、開閉部12を4つのグループにグループ分けしたが、これに限定されるものではなく、3つ以下もしくは5つ以上のグループにグループ分けをしてもよい。また、開閉部12をグループ分けしなくてもよい。この場合には、開閉部12は、立体視表示の際には常に開状態(透過状態)になる。
また、例えば、上記実施の形態等では、立体視表示の際に8つの視点映像を表示するようにしたが、これに限定されるものではなく、7つ以下の視点映像や、9つ以上の視点映像を表示してもよい。この場合、図11に示したバリア部10の開閉部12A〜12Dと、サブ画素SPixとの相対的な位置関係も変化する。すなわち、例えば、9つの視点映像を表示する場合には、開閉部12A〜12Dのそれぞれは、表示部20の9つのサブ画素SPixに1つの割合で設けることが望ましい。
また、例えば、上記実施の形態等では、パララックスバリア方式の立体表示装置を構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばレンチキュラーレンズ方式の立体表示装置を構成してもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。
(1)第1のピッチで配置された第1の構造体を有する光線制御部と、
第2のピッチで配置された第2の構造体を有する液晶表示部と、
バックライトと
を備え、
前記液晶表示部および前記光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方が、他方と前記バックライトとの間に配置されている
表示装置。
(2)前記第1のピッチは、前記第2のピッチよりも小さく、
前記光線制御部は、前記液晶表示部と前記バックライトとの間に配置されている
前記(1)に記載の表示装置。
(3)前記光線制御部は、開状態と閉状態とを切り換え可能な、第1の方向に延在する複数の液晶バリアを有する
前記(2)に記載の表示装置。
(4)前記光線制御部は、
各液晶バリアに対応する領域に設けられ、並設された複数のサブ電極を含む第1の電極と、
前記複数の液晶バリアに対応する領域に共通に設けられ、各サブ電極に対応する位置にホールを有する第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた第1の液晶層と
を有し、
前記第1の構造体は、前記サブ電極である
前記(3)に記載の表示装置。
(5)前記第1の電極は、前記第1の方向に延伸する1または複数の第1のスリットと、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数の第2のスリットを有し、
前記複数のサブ電極は、前記第1のスリットおよび前記第2のスリットにより区分されたものである
前記(4)に記載の表示装置。
(6)前記光線制御部は、
各液晶バリアに対応する領域に設けられ、前記第1の方向に延伸する第1の幹部分と、前記幹部分から延伸するように並設された複数の第1の枝部分とを含む第1の電極と、
前記複数の液晶バリアに対応する領域に共通に設けられた第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた第1の液晶層と
を有し、
前記第1の構造体は、前記第1の枝部分である
前記(3)に記載の表示装置。
(7)前記複数の第1の枝部分は、前記第1の幹部分の両側に形成された
前記(6)に記載の表示装置。
(8)前記液晶表示部は、
複数の単位画素にそれぞれ対応づけられた第3の電極と、
前記複数の単位画素に対応する領域に共通に設けられた第4の電極と、
前記第3の電極と前記第4の電極との間に設けられた第2の液晶層と
を有し、
各単位画素は、前記第2の液晶層の液晶配向が互いに異なる複数のドメイン、または単一のドメインを有し、
前記第3の電極は、前記複数のドメインのそれぞれまたは前記単一のドメインにおいて一様に形成されている
前記(2)に記載の表示装置。
(9)前記単位画素は複数のドメインを有し、
前記複数のドメインは、それぞれが1つの連続領域として構成されている
前記(8)に記載の表示装置。
(10)前記液晶表示部は、
前記第2の液晶層と前記第3の電極との間に設けられ、前記液晶配向を定める複数の第1の配向領域を含む第1の配向膜と、
前記第2の液晶層と前記第4の電極との間に設けられ、前記液晶配向を定める複数の第2の配向領域を含む第2の配向膜と
を有し、
前記ドメインは、前記第1の配向領域および前記第2の配向領域により画定される領域である
前記第2の構造体は、前記第3の電極である
前記(9)に記載の表示装置。
(11)前記第1の配向膜は、前記単位画素に対応する領域において、並設された2つの前記第1の配向領域を含み、
前記第2の配向膜は、前記単位画素に対応する領域において、前記第1の配向領域の並設方向と交差する方向に並設された2つの前記第2の配向領域を含み、
各単位画素は、4つのドメインを有する
前記(10)に記載の表示装置。
(12)前記液晶表示部は、前記第3の電極と前記第2の液晶層との間に設けられた第5の電極を有し、
前記第5の電極は、互いに同じ方向に延伸する第2の枝部分を含む枝領域を複数有し、
前記ドメインは、前記枝領域に対応する領域であり、
前記第2の構造体は、前記第2の枝部分である
前記(9)に記載の表示装置。
(13)前記第5の電極は、
第2の幹部分と、
前記第2の幹部分と交差する第3の幹部分と
をさらに有し、
前記枝領域は、前記第2の幹部分および前記第3の幹部分により分けられた4つの領域であり、
前記枝部分は、前記第2の幹部分および前記第3の幹部分から、前記枝領域間で互い異なる方向に延伸する
前記(12)に記載の表示装置。
(14)前記第3の電極は1または2の第3のスリットを有し、
前記第4の電極は、前記単位画素に対応する領域内において、前記1または2の第3のスリットとは異なる部分に形成された1または2の第4のスリットを有し、
前記ドメインは、前記1または2の第3のスリットおよび前記1または2の第4のスリットにより画定される領域である
前記(9)に記載の表示装置。
(15)前記第3の電極は1つの前記第3のスリットを有し、
前記第4の電極は、前記単位画素に対応する領域のうち、前記第3のスリットにより分けられた2つの領域のそれぞれにおいて、1つの前記第4のスリットを有する
前記(14)に記載の表示装置。
(16)前記第4の電極は、前記単位画素に対応する部分にホールを有し、
前記ドメインは、前記ホールの周りに配置された領域である
前記(9)に記載の表示装置。
(17)前記単位画素は単一のドメインを有し、
前記液晶層はTN液晶であり、
前記ドメインは、前記単位画素に対応する領域である
前記(8)に記載の表示装置。
(18)前記単位画素は複数のドメインを有し、
前記複数のドメインの面積は、互いにほぼ等しい
前記(9)から(16)のいずれかに記載の表示装置。
(19)前記液晶表示部は、複数の画素を有し、
前記画素は、それぞれが複数のサブ画素を有し、
前記サブ画素は、複数の前記単位画素を有する
前記(8)から(18)のいずれかに記載の表示装置。
(20)前記液晶表示部は、複数の画素を有し、
前記画素は、それぞれが複数のサブ画素を有し、
前記サブ画素は、前記単位画素である
前記(8)から(18)のいずれかに記載の表示装置。
(21)表示装置と
前記表示装置を利用した動作制御を行う制御部と
を備え、
前記表示装置は、
第1のピッチで配置された第1の構造体を有する光線制御部と、
第2のピッチで配置された第2の構造体を有する液晶表示部と、
バックライトと
を有し、
前記液晶表示部および前記光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方が、他方と前記バックライトとの間に配置されている
電子機器。
1,2…立体表示装置、10,70…バリア部、11,12,12A〜12D…開閉部、20,20C,20D,20E,20F…表示部、30…バックライト、40…制御部、41…バリア駆動部、43…バックライト駆動部、50…表示駆動部、51…タイミング制御部、52…ゲートドライバ、53…データドライバ,54A,54B…LUT、61,62,81,82,86…幹部分、63,83,87…枝部分、71〜74,91〜94,96,97…枝領域、200,200E…液晶層、210,210E,210F…駆動基板、211,221…透明基板、212,212C,212E…画素電極、213,213E,217F,223,223E,223F…配向膜、214,224…偏光板、215F…絶縁膜、216F…透明電極、220,220E,220F…対向基板、222,222C…対向電極、231D…ホール、310,710…駆動基板、311,321…透明基板、312,712…バリア電極、313,323…配向膜、314,324…偏光板、320,720…対向基板、322,722…対向電極、330…サブ電極部分、331…ホール、A1,A2…配置、B1〜B3…電極形状、BM…ブラックマトリクス、CsA,CsB…保持容量素子、CSL…保持容量線、CT…クロストーク値、D1〜D4…ドメイン、GCLA,GCLB…ゲート線、LCA,LCB…液晶素子、MM…モアレ変調度、M1,M2…暗線、PA,PB…サブ画素部分、PE…サブ電極ピッチ、PF…枝ピッチ、Pix…画素、PS…サブ画素ピッチ、P1〜P8…画素情報、Sdisp,Sdisp2,Sdisp3…映像信号、SPix…サブ画素、SGL…データ線、SL1,SL2,SL11〜SL13…スリット、TrA,TrB…TFT素子、W11,W12…幅。

Claims (21)

  1. 第1のピッチで配置された第1の構造体を有する光線制御部と、
    第2のピッチで配置された第2の構造体を有する液晶表示部と、
    バックライトと
    を備え、
    前記液晶表示部および前記光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方が、他方と前記バックライトとの間に配置されている
    表示装置。
  2. 前記第1のピッチは、前記第2のピッチよりも小さく、
    前記光線制御部は、前記液晶表示部と前記バックライトとの間に配置されている
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光線制御部は、開状態と閉状態とを切り換え可能な、第1の方向に延在する複数の液晶バリアを有する
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記光線制御部は、
    各液晶バリアに対応する領域に設けられ、並設された複数のサブ電極を含む第1の電極と、
    前記複数の液晶バリアに対応する領域に共通に設けられ、各サブ電極に対応する位置にホールを有する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた第1の液晶層と
    を有し、
    前記第1の構造体は、前記サブ電極である
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第1の電極は、前記第1の方向に延伸する1または複数の第1のスリットと、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数の第2のスリットを有し、
    前記複数のサブ電極は、前記第1のスリットおよび前記第2のスリットにより区分されたものである
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記光線制御部は、
    各液晶バリアに対応する領域に設けられ、前記第1の方向に延伸する第1の幹部分と、前記幹部分から延伸するように並設された複数の第1の枝部分とを含む第1の電極と、
    前記複数の液晶バリアに対応する領域に共通に設けられた第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた第1の液晶層と
    を有し、
    前記第1の構造体は、前記第1の枝部分である
    請求項3に記載の表示装置。
  7. 前記複数の第1の枝部分は、前記第1の幹部分の両側に形成された
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記液晶表示部は、
    複数の単位画素にそれぞれ対応づけられた第3の電極と、
    前記複数の単位画素に対応する領域に共通に設けられた第4の電極と、
    前記第3の電極と前記第4の電極との間に設けられた第2の液晶層と
    を有し、
    各単位画素は、前記第2の液晶層の液晶配向が互いに異なる複数のドメイン、または単一のドメインを有し、
    前記第3の電極は、前記複数のドメインのそれぞれまたは前記単一のドメインにおいて一様に形成されている
    請求項2に記載の表示装置。
  9. 前記単位画素は複数のドメインを有し、
    前記複数のドメインは、それぞれが1つの連続領域として構成されている
    請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記液晶表示部は、
    前記第2の液晶層と前記第3の電極との間に設けられ、前記液晶配向を定める複数の第1の配向領域を含む第1の配向膜と、
    前記第2の液晶層と前記第4の電極との間に設けられ、前記液晶配向を定める複数の第2の配向領域を含む第2の配向膜と
    を有し、
    前記ドメインは、前記第1の配向領域および前記第2の配向領域により画定される領域であり、
    前記第2の構造体は、前記第3の電極である
    請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記第1の配向膜は、前記単位画素に対応する領域において、並設された2つの前記第1の配向領域を含み、
    前記第2の配向膜は、前記単位画素に対応する領域において、前記第1の配向領域の並設方向と交差する方向に並設された2つの前記第2の配向領域を含み、
    各単位画素は、4つのドメインを有する
    請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記液晶表示部は、前記第3の電極と前記第2の液晶層との間に設けられた第5の電極を有し、
    前記第5の電極は、互いに同じ方向に延伸する第2の枝部分を含む枝領域を複数有し、
    前記ドメインは、前記枝領域に対応する領域であり、
    前記第2の構造体は、前記第2の枝部分である
    請求項9に記載の表示装置。
  13. 前記第5の電極は、
    第2の幹部分と、
    前記第2の幹部分と交差する第3の幹部分と
    をさらに有し、
    前記枝領域は、前記第2の幹部分および前記第3の幹部分により分けられた4つの領域であり、
    前記枝部分は、前記第2の幹部分および前記第3の幹部分から、前記枝領域間で互い異なる方向に延伸する
    請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記第3の電極は1または2の第3のスリットを有し、
    前記第4の電極は、前記単位画素に対応する領域内において、前記1または2の第3のスリットとは異なる部分に形成された1または2の第4のスリットを有し、
    前記ドメインは、前記1または2の第3のスリットおよび前記1または2の第4のスリットにより画定される領域である
    請求項9に記載の表示装置。
  15. 前記第3の電極は1つの前記第3のスリットを有し、
    前記第4の電極は、前記単位画素に対応する領域のうち、前記第3のスリットにより分けられた2つの領域のそれぞれにおいて、1つの前記第4のスリットを有する
    請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記第4の電極は、前記単位画素に対応する部分にホールを有し、
    前記ドメインは、前記ホールの周りに配置された領域である
    請求項9に記載の表示装置。
  17. 前記単位画素は単一のドメインを有し、
    前記液晶層はTN液晶であり、
    前記ドメインは、前記単位画素に対応する領域である
    請求項8に記載の表示装置。
  18. 前記単位画素は複数のドメインを有し、
    前記複数のドメインの面積は、互いにほぼ等しい
    請求項9に記載の表示装置。
  19. 前記液晶表示部は、複数の画素を有し、
    前記画素は、それぞれが複数のサブ画素を有し、
    前記サブ画素は、複数の前記単位画素を有する
    請求項8に記載の表示装置。
  20. 前記液晶表示部は、複数の画素を有し、
    前記画素は、それぞれが複数のサブ画素を有し、
    前記サブ画素は、前記単位画素である
    請求項8に記載の表示装置。
  21. 表示装置と
    前記表示装置を利用した動作制御を行う制御部と
    を備え、
    前記表示装置は、
    第1のピッチで配置された第1の構造体を有する光線制御部と、
    第2のピッチで配置された第2の構造体を有する液晶表示部と、
    バックライトと
    を有し、
    前記液晶表示部および前記光線制御部のうちの構造体の配置ピッチが小さい一方が、他方と前記バックライトとの間に配置されている
    電子機器。
JP2012154365A 2012-07-10 2012-07-10 表示装置および電子機器 Pending JP2014016526A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154365A JP2014016526A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 表示装置および電子機器
CN201310269821.0A CN103543557A (zh) 2012-07-10 2013-06-27 显示单元和电子装置
US13/928,935 US20140016049A1 (en) 2012-07-10 2013-06-27 Display unit and electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154365A JP2014016526A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 表示装置および電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014016526A true JP2014016526A (ja) 2014-01-30

Family

ID=49913718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012154365A Pending JP2014016526A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 表示装置および電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140016049A1 (ja)
JP (1) JP2014016526A (ja)
CN (1) CN103543557A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018180508A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 日本電信電話株式会社 表示装置及び表示方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015095779A (ja) 2013-11-12 2015-05-18 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び電子機器
JP2015162718A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 ソニー株式会社 画像処理方法、画像処理装置及び電子機器
CN104317090A (zh) * 2014-11-03 2015-01-28 合肥鑫晟光电科技有限公司 双稳态液晶光阀及其操作方法
CN106023918B (zh) * 2016-06-30 2018-10-30 深圳市华星光电技术有限公司 液晶显示器及其数据驱动器
KR102436564B1 (ko) * 2017-12-29 2022-08-26 엘지디스플레이 주식회사 배리어 패널을 포함하는 입체 영상 표시 장치
KR20220090969A (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘지디스플레이 주식회사 배리어패널 및 이를 구비한 입체영상 표시장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018180508A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 日本電信電話株式会社 表示装置及び表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20140016049A1 (en) 2014-01-16
CN103543557A (zh) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11106090B2 (en) Liquid crystal display device
JP5667752B2 (ja) 立体映像表示装置
US9164285B2 (en) Three-dimensional image display apparatus
US20120268671A1 (en) Display device
JP5662290B2 (ja) 表示装置
JP2014016526A (ja) 表示装置および電子機器
US20130250195A1 (en) Display device and electronic device
KR20120011342A (ko) 2d/3d 겸용 표시 장치
JP2010026499A (ja) 立体画像表示装置
WO2014063411A1 (zh) 一种立体图像显示装置
KR20120102003A (ko) 표시장치 및 그 구동 방법, 및 배리어 장치 및 그 제조 방법
KR102144733B1 (ko) 입체 영상 디스플레이 장치
KR20150080243A (ko) 입체 영상 디스플레이 장치
EP3067733B1 (en) Stereopsis display device
US8749742B2 (en) Display device and liquid crystal element
WO2012169466A1 (ja) 表示装置
US8854559B2 (en) Display unit and barrier device
US20130021329A1 (en) Display device
JP2013057824A (ja) 表示装置、表示方法、および電子機器
US20120229429A1 (en) Display and method of driving the same, as well as barrier device and method of producing the same
KR20120095035A (ko) 입체영상 표시장치
US20130265510A1 (en) Three-dimensional display device and active optical element thereof
KR20080090001A (ko) 입체표시장치
JP2013235159A (ja) 表示装置、バリア装置、および電子機器
JP2013235158A (ja) 表示装置、バリア装置、および電子機器