JP2014016321A - Ct受信器 - Google Patents

Ct受信器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014016321A
JP2014016321A JP2012155833A JP2012155833A JP2014016321A JP 2014016321 A JP2014016321 A JP 2014016321A JP 2012155833 A JP2012155833 A JP 2012155833A JP 2012155833 A JP2012155833 A JP 2012155833A JP 2014016321 A JP2014016321 A JP 2014016321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
ground fault
holding body
receiver
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012155833A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriyama
裕之 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012155833A priority Critical patent/JP2014016321A/ja
Publication of JP2014016321A publication Critical patent/JP2014016321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Locating Faults (AREA)

Abstract

【課題】地絡故障点探査において、地絡故障点を早急に特定することを実現したCT受信器を提供する。
【解決手段】CT受信器1は、電線110に流れる地絡故障電流を検出する複数のCTセンサ10と、CTセンサ10が地絡故障電流を検出した場合に発光するLED30と、内部に複数のCTセンサ10を長手方向に並べた状態で保持する長板20と、長板20の中央部に設けられ、作業員の操作によって長板20を電線110に位置付ける操作棒50と、を備えており、長板20は、電線110を挿入する溝部22を有し、溝部22は、長板20の長手方向に対して垂直方向に延びかつ両側部を貫通し、LED30は、個々のCTセンサ10に対応させて複数備えられているものであり、地絡故障点探査の際に、作業員が操作棒50を操作して溝部22に電線110を挿入させ、LED30の発光態様を確認することにより、地絡故障点の特定を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、地絡故障点探査において、故障点を特定することに用いるCT受信器に関する。
地絡故障点探査は、送信器、課電ケーブル及びCT受信器によって構成される探査装置を使用して行われる。送信器は、アース接地して電線に直流パルス電圧を印加する直流電源である。CT受信器は、送信器が直流パルス電圧を印加した際に、電線に地絡故障電流が流れたか否かを検出するCTセンサと、その検出結果を発光態様によって作業員に報知するLEDと、CTセンサを支持する操作棒とを備えている。課電ケーブルは、送信器と電線とを接続するものである。
次に、従来の地絡故障点探査方法について説明する。例えば、三線の電線が架線された電柱において、まず、作業員は、課電ケーブルの一端を、故障停電区間内の変圧器用カットアウトスイッチに接続し、他端を送信器に接続して、三線の電線に直流パルス電圧を印加可能にする。また、別の作業員は、三本の電線に対してそれぞれCT受信器を設置する作業を行う。
そして、電線にCT受信器を設置した後に、送信器側の作業員が送信器を操作して、直流パルスを印加する。具体的に、送信機は、5kVで2秒間隔、10kV・15kVで6秒間隔の各直流パルス電圧を印加する。直流パルス電圧が印加されると、電柱間の電線において地絡故障点を有する区間に地絡故障電流が流れる。この地絡故障電流をCTセンサが検出した場合に、LEDが発光する。この時のLEDの発光態様を別の作業員が視認することにより、地絡故障点を有する電線及び方向を特定する。
また、従来におけるこの種の技術として、特許文献1に記載されているように、筐体内にCT受信器と、CT受信器の検電結果を報知するLEDを備え、電線に吊り下げて事故点探査を行う事故点探査用課電端子が提案されている。
特開2011−163854号公報
しかしながら、従来の地絡故障点探査においては、次のような問題点を有する。まず、地絡故障点を特定する際には、直流パルス電圧を印加するタイミングに合わせて電線の若番側と古番側の各相に、順番にCT受信器を付け替えて地絡故障点の有無を確認する必要がある。このため、CT受信器を付け替え作業に時間がかかり、その分、地絡故障点の探査に時間がかかることにより、復旧が遅れるおそれがある。
また、直流パルス電圧を印加するタイミングと、CT受信器が直流パルス電圧を検出するタイミングとのずれによって、作業員が地絡故障点の有無について誤った判断をするおそれがある。また、作業員が判断を誤ると、地絡故障点の発見に多大な時間を要するおそれがある。また、地絡故障点を特定する作業は、例えば、雷雨のような悪天候の中で行われ、特に、若番側と古番側の各相に順番に付け替える作業は、柱上で行われるため、作業員の負担が大きくなる。
本発明は、このような問題を解決し、地絡故障点探査において、地絡故障点を早急に特定することを実現したCT受信器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1) 電線に流れる地絡故障電流を検出する複数のCTセンサと、前記CTセンサが地絡故障電流を検出した場合に発光する発光体と、内部に複数の前記CTセンサを長手方向に並べた状態で保持するセンサ保持体と、当該センサ保持体の中央部に取り付けられ、作業員の操作によって前記センサ保持体を電線が架線されている高所に位置付ける操作棒と、を備え、前記CTセンサは、前記センサ保持体の少なくとも中央部及び両端部に設置され、前記センサ保持体は、電線に対向する上面部でかつ前記CTセンサの配置部位の上部近傍に、電線を挿入する溝部を有し、前記溝部は、前記センサ保持体の長手方向に対して垂直方向に延びかつ前記センサ保持体の両側部を貫通しており、前記発光体は、個々の前記CTセンサに対応させて複数備えられていることを特徴とするCT受信器。
(1)によれば、三線式の電柱に架線されている三本の電線に対して同時に直流パルス電圧を印加した後、作業員が操作棒を操作して、三本の電線を複数の溝部のいずれかに挿入する。そして、CTセンサが地絡故障電流を検出した場合には、地絡故障電流を検出したCTセンサに対応する発光素子が発光するため、作業員が、発光素子の発光態様を確認することにより、故障点の探査を行うことが可能になる。このように、三線を一括して故障点探査を行うことが可能になるため、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
(2) (1)において、前記CTセンサは、前記センサ保持体の内部に等間隔に並べられていることを特徴とするCT受信器。
(2)によれば、三線式の電柱に架線されている三本の電線間の幅に多少のばらつきがあっても、複数の溝部のいずれかに三本の電線を挿入することが可能になる。これにより、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
(3) 電線に流れる地絡故障電流を検出する複数のCTセンサと、前記CTセンサが地絡故障電流を検出した場合に発光する発光体と、内部に複数の前記CTセンサを長手方向に並べた状態で保持するセンサ保持体と、当該センサ保持体を、長手方向の中央部及び両端部に設置する長尺部材からなる支持体と、当該支持体における前記センサ保持体の設置面の反対面側でかつ長手方向の中央部に取り付けられ、作業員の操作によって前記センサ保持体を電線が架線されている高所に位置付ける操作棒と、を備え、前記センサ保持体は、電線に対向する上面部でかつ前記CTセンサの配置部位の上部近傍に、電線を挿入する溝部を有し、前記溝部は、前記センサ保持体の長手方向に対して垂直方向に延びかつ前記センサ保持体の両側部を貫通しており、前記発光体は、個々の前記センサ保持体に対応させて複数備えられており、前記センサ保持体が有する複数のCTセンサのいずれか1つが電線に電流が流れていることを検出した場合に発光することを特徴とするCT受信器。
(3)によれば、三線式の電柱に架線されている三本の電線に対して同時に直流パルス電圧を印加した後、作業員が操作棒を操作して、三本の電線を支持体の中央部及び両端部のセンサ保持体にそれぞれ対応させ、センサ保持体の複数の溝部のいずれかに挿入する。そして、CTセンサが地絡故障電流した場合には発光素子が発光するため、作業員が、発光素子の発光態様を確認することにより、故障点の探査を行うことが可能になる。また、センサ保持体に対して1つの発光素子が対応しており、センサ保持体に備えた複数のCTセンサの中のいずれか1つが電線を流れる地絡故障電流を検出した場合に、発光素子が発光する。これにより、発光素子の数を少なくすることが可能となり、部品点数の削減による低コスト化が図れる。
(4) (3)において、前記支持体は、前記センサ保持体を長手方向にスライド自在に支持することを特徴とするCT受信器。
(4)によれば、センサ保持体が支持体上をスライド自在であるため、三線式の電柱に架線されている三本の電線間の幅に多少のばらつきがあっても、三本の電線の位置に合うように両端部及び中央部のセンサ保持体を移動させることが可能になる。これにより、各センサ保持体の複数の溝部のいずれかに電線を挿入することが容易に可能となり、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
本発明によれば、地絡故障点探査において、地絡故障点を早急に特定することを実現したCT受信器を提供することが可能になる。
本発明の第1実施形態におけるCT受信器1の外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるCT受信器1の要部構成を示す斜視図である。 CT受信器1を用いた地絡故障点探査の状況を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるCT受信器1の要部構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるCT受信器1の要部構成を示す斜視図である。 図5に示すCT受信器1の要部を底面側から視認した平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態におけるCT受信器の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態におけるCT受信器1の要部構成を示す斜視図である。
図1に示すように、CT受信器1は、CT受信器先端工具5と、操作棒50とを備えている。CT受信器先端工具5は、CTセンサ10と、センサ保持体に相当する長板20と、発光体に相当するLED30と、連結部材40とを備えている。CT受信器1は、CT受信器先端工具5を操作棒50の先端部に連結したものである。
CTセンサ10は、地絡故障点探査において、地絡故障点を有する区間の電線に流れる地絡故障電流を検出するものである。ここで、地絡故障電流は、地絡故障点探査において、アース接地した送信器から電線に直流パルス電圧を印加した場合に、地絡故障点を有する区間の電線に流れる電流である。
長板20は、複数(例えば、12個)のCTセンサ10を一列に並べた状態で保持する長尺部材である。
LED30は、複数のCTセンサ10それぞれに対応させて1つずつ長板20に設けられており、CTセンサ10が地絡故障電流を検出した場合に発光する。
連結部材40は、長板20の下面中央に設けられ、操作棒50の先端部に連結する部材である。
操作棒50は、連結部材40に連結する長尺の棒状部材である。操作棒50としては、ホットスティックと称されている先端に各種の先端工具が取り付け可能な活線作業用の工具が適用可能である。
次に、図2を参照しながら、CT受信器1について更に詳細に説明する。CTセンサ10は、コア12と、制御回路(図示せず)と、電源(図示せず)とを備えている。コア12は、U字型に構成されており、電線110(図3参照)に地絡故障電流が流れることによって発生する磁界を検出するものである。また、制御回路(図示せず)は、コア12に発生した誘導電流の電流値を検出して、地絡故障電流が流れたか否かを判定し、地絡故障電流が流れたと判定した場合にLED30を発光させる制御を行う。また、電源(図示せず)として、例えば、ボタン電池が適用可能である。
長板20は、絶縁性部材からなる平面視矩形の板状部材であり、電線110(図3参照)に対向する上面部表面に複数の溝部22が等間隔に形成されている。この溝部22は、長手方向に対して垂直方向に延びており、長板20の両側面を貫通している。また、溝部22の底面は、凸状に湾曲している。具体的に、長板20は、平面視した場合、縦幅7.5cm、全長180cmの矩形であり、側面視した場合、溝部22の幅及び溝部22の両側部の突部24の幅は、7.5cmに設定されている。
また、長板20の内部は中空であり、長板20の内部には、溝部22を囲むようにCTセンサ10のコア12が配置されている。ここで、コア12の配置部位の上部近傍に溝部22の底面が位置付けられている。更に、長板20の内部には、コア12に対応して制御回路や電源が配置されている。ここで、第1実施形態においては、長板20には、12個の溝部22が一列に並んで形成されており、これら12個の溝部22の底部はコア12によって囲まれている。更に、LED30が、長板20の下面における溝部22の反対側の部位に配置されている。
連結部材40は、一端部が長板20の長手方向の中央部に固定されており、長板20の長手方向に対して直角方向に延びている。また、連結部材40の他端部は、平板状に形成されており、この平板状の部分には、先端から切り欠いてなるスリットが形成されている。更に、連結部材40の他端部の両側面には菊座が設けられている。
また、図1に示す操作棒50の先端部には、連結部材40の他端部が挿入される凹部(図示せず)が形成されており、この凹部の内面には菊座が設けられている。また、操作棒50の先端部には、凹部を跨ぐようにボルト(図示せず)が設けられている。このボルトの一端部には頭部が形成されており、他端部にはナットが螺合している。
そして、連結部材40の他端部を操作棒50の先端部の凹部に挿入し、連結部材40の他端部のスリットにボルトを遊嵌させて、ナットを締め付けることにより、操作棒50と連結部材40とが連結される。この時、操作棒50と連結部材40との菊座同士が係合しあうことにより、操作棒50に対して長板20が水平方向に延びた状態で維持される。なお、上述した第1実施形態においては、操作棒50と連結部材40とを菊座を用いて固定しているが、長板20が操作棒50に対して傾き難い構成となるのであれば、他の連結方式を用いても良い。例えば、ツイストロックを用いても良い。
次に、第1実施形態のCT受信器1を用いた地絡故障点探査について説明する。
まず、探査装置の送信器(図示せず)から直流パルス電圧を印加している間に、作業員が、安全確保可能な位置で操作棒50を操作して、長板20に形成された複数の溝部22のいずれかに電線110を挿入する。具体的に、三線式の電柱100の場合には、図3に示すように、電柱100に架線されている三本の電線110に対して長板20を押し当て、三本の電線を、12個の溝部22の中の3つの溝部22に同時に挿入する。
そして、溝部22に対応するCTセンサ10が地絡故障電流を検出した場合にLED30が発光することから、作業員が、LED30の発光態様を確認することにより、地落故障が発生した電線を特定することができる。
このように第1実施形態によれば、作業員が操作棒50を操作して、三線式の電柱100に架線されている三本の電線110を溝部22に挿入する。そして、CTセンサ10が地絡故障電流した場合にはLED30が発光するため、作業員が、LED30の発光態様を確認することにより、故障点の探査を行うことが可能になる。このように、三線を一括して故障点探査を行うことが可能になるため、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
また、第1実施形態によれば、CTセンサ10は、長板20の内部に等間隔に並べられており、LED30は、個々のCTセンサ10に対応させて複数備えられているため、三線式の電柱に架線されている三本の電線間の幅に多少のばらつきがあっても、複数の溝部のいずれかに三本の電線を挿入することが可能になる。具体的には、12個の溝部22において、両端部の4個の溝部22及び中央部の4個の溝部22のいずれかに電線110が挿入される。これにより、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態におけるCT受信器1の要部構成を示す斜視図である。なお、図2に示すCT受信器1における部材と同一の部材、あるいは同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
図2に示す第1実施形態のCT受信器1においては、長板20に12個のCTセンサ10を一列に配置し、12個のCTセンサ10のそれぞれに対応したLED30を設けている。それに対して、図4に示す第2実施形態のCT受信器1は、図2に示す第1実施形態のCT受信器1における長板20の代わりに、長板20を四分の一の長さに分割してなる長板21を、支持体に相当する一枚の平板26の両端部及び中央部の3箇所に一列に配置した構成である。
長板21は、3つの溝部22を備えており、これら3つの溝部22に対応して3個のCTセンサ10が一列に配列されている。
平板26は、図2に示す第1実施形態のCT受信器1における長板20と同じ長さの、矩形の長尺部材である。平板26における長板21の設置面の反対面には、3個のLED30が設けられている。ここで、3個のLED30は、3つの長板21にそれぞれ対応する。このため、長板21の3個のCTセンサ10のいずれか1つが地絡故障電流を検出した場合に、長板21に対応するLED30が発光する。
また、平板26の反対面における長手方向の中央部に連結部材40が固定されており、図1に示す第1実施形態と同様に、この連結部材40に操作棒50が連結される。
次に、第2実施形態のCT受信器1を用いた地絡故障点探査について説明する。図4に示すCT受信器1を用いた地絡故障点探査においては、図1に示すCT受信器1と同様に、作業員は、電柱に架線されている三本の電線に対応させて三つの長板21を押し当て、三本の電線を長板21が有する数の溝部22のいずれかに挿入することで、三つの長板21が有する溝部22に三本の電線を同時に挿入する。そして、作業員がLED30の発光態様を確認することにより、地落故障が発生した電線を特定することができる。
このように第2実施形態によれば、三線を一括して故障点探査を行うことが可能になるため、第1実施形態と同様に、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
また、第2実施形態によれば、第1実施形態に比較して、CTセンサ10が3個少なく、LED30は9個少なくなっている。このように、部品点数の削減による低コスト化が図れる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態におけるCT受信器1の要部構成を示す斜視図である。なお、図4に示す第2実施形態のCT受信器1における部材と同一の部材、あるいは同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
図5に示す第3実施形態のCT受信器1は、図4に示す第2実施形態のCT受信器1において、3つの長板21が平板26の長手方向にスライド可能に構成したものである。ここで、平板26は、中央部に長手方向に延びる長孔28を備えており、図4に示す平板26よりも長く形成されている。これにより、両端部の長板21のスライド範囲が確保される。長板21は、底面に長孔28に遊嵌するボルト60(図6参照)を備えている。なお、図4に示すCT受信器1においては、LED30が平板26に設置されているが、なお、図5に示すCT受信器1においては、長板21に設置されている。
図6は、図5に示すCT受信器1の要部を底面側から視認した平面図である。図6に示すように、平板26には、3つの長板21にそれぞれ対応しかつ平板26の長手方向に伸縮可能なコイルバネ62が設置されている。
また、ボルト60は、長孔28の幅より大きな頭部60aを備えており、長孔28にボルト60を挿入して、平板26に長板21をボルト60によって取り付けた場合に、長孔28のボルト60の頭部60aが係合する。また、ボルト60は、長板21のスライド移動が可能になるように、長板21と頭部60aとの間に若干の隙間を空けて締結される。
また、コイルバネ62の一端部は、平板26の反対面の所定位置に立設された固定板26aに固定され、他端部はボルト60に固定される。これにより、長板21は、通常状態において平板26の一定位置に配置され、コイルバネ62の伸縮可能な範囲でスライド移動可能になる。また、長板21を付勢してスライドさせた状態から、長板21に対する付勢を解除すると、コイルバネ62が元の状態に戻ることによって長板21は一定位置に戻る。
なお、LED30は、長板21の底面に、長孔28から突出するように設けられている。このため、作業員が、操作棒50を操作しながらLED30の発光態様を確認することが可能になる。
図5に示す第3実施形態のCT受信器1を用いた地絡故障点探査においては、三線式の電柱の場合には、図4に示すCT受信器1と同様に、作業員は、電柱に架線されている三本の電線に対応させて三つの長板21を押し当て、三本の電線を長板21が有する数の溝部22のいずれかに挿入することで、三つの長板21が有する溝部22に三本の電線を同時に挿入する。この時、例えば、1つの長板21において電線110が突部24に対向する場合に、作業員が操作棒50を操作して、既に溝部22に電線110が係合している長板21を平板26に対してスライドさせて、前記1つの長板21の溝部22に電線110を対向させ、電線110を溝部22に挿入する。
このように第3実施形態によれば、長板21が平板26をスライド自在であるため、三線式の電柱100に架線されている三本の電線110の配置間隔に多少のばらつきがあっても、三本の電線110の位置に合うように平板26の両端部及び中央部の長板21を移動させることが可能になる。これにより、個々の長板21に備えた複数の溝部22のいずれかに電線110を挿入することが容易に可能となる。このように、三線を一括して故障点探査を行うことが可能になるため、第1実施形態と同様に、地絡故障点を早急に特定すること可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限るものではない。例えば、第1実施形態においては、1つのCTセンサ10に対して1つのLEDが対応しているが、それに限るものではなく、例えば、第1実施形態の長板20を、中央部の4つの溝部22のグループと、両端部の4つの溝部22のグループとに色分けし、各グループのCTセンサ10に対して1つのLEDが対応させてもよい。
1 CT受信器
5 CT受信器先端工具
10 CTセンサ
12 コア
20 長板
21 長板
22 溝部
24 突部
26 平板
28 長孔
30 LED
40 連結部材
50 操作棒
60 ボルト
62 コイルバネ
100 電柱
110 電線

Claims (4)

  1. 電線に流れる地絡故障電流を検出する複数のCTセンサと、
    前記CTセンサが地絡故障電流を検出した場合に発光する発光体と、
    内部に複数の前記CTセンサを長手方向に並べた状態で保持するセンサ保持体と、
    当該センサ保持体の中央部に取り付けられ、作業員の操作によって前記センサ保持体を電線が架線されている高所に位置付ける操作棒と、を備え、
    前記CTセンサは、前記センサ保持体の少なくとも中央部及び両端部に設置され、
    前記センサ保持体は、電線に対向する上面部でかつ前記CTセンサの配置部位の上部近傍に、電線を挿入する溝部を有し、
    前記溝部は、前記センサ保持体の長手方向に対して垂直方向に延びかつ前記センサ保持体の両側部を貫通しており、
    前記発光体は、個々の前記CTセンサに対応させて複数備えられていることを特徴とするCT受信器。
  2. 前記CTセンサは、前記センサ保持体の内部に等間隔に並べられていることを特徴とする請求項1記載のCT受信器。
  3. 電線に流れる地絡故障電流を検出する複数のCTセンサと、
    前記CTセンサが地絡故障電流を検出した場合に発光する発光体と、
    内部に複数の前記CTセンサを長手方向に並べた状態で保持するセンサ保持体と、
    当該センサ保持体を、長手方向の中央部及び両端部に設置する長尺部材からなる支持体と、
    当該支持体における前記センサ保持体の設置面の反対面側でかつ長手方向の中央部に取り付けられ、作業員の操作によって前記センサ保持体を電線が架線されている高所に位置付ける操作棒と、を備え、
    前記センサ保持体は、電線に対向する上面部でかつ前記CTセンサの配置部位の上部近傍に、電線を挿入する溝部を有し、
    前記溝部は、前記センサ保持体の長手方向に対して垂直方向に延びかつ前記センサ保持体の両側部を貫通しており、
    前記発光体は、個々の前記センサ保持体に対応させて複数備えられており、前記センサ保持体が有する複数のCTセンサのいずれか1つが電線に電流が流れていることを検出した場合に発光することを特徴とするCT受信器。
  4. 前記支持体は、前記センサ保持体を長手方向にスライド自在に支持することを特徴とする請求項3記載のCT受信器。
JP2012155833A 2012-07-11 2012-07-11 Ct受信器 Pending JP2014016321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155833A JP2014016321A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 Ct受信器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155833A JP2014016321A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 Ct受信器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014016321A true JP2014016321A (ja) 2014-01-30

Family

ID=50111117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012155833A Pending JP2014016321A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 Ct受信器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014016321A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016148564A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 中国電力株式会社 電流検出器
CN106199334A (zh) * 2016-06-30 2016-12-07 国网山东省电力公司济南市历城区供电公司 架空线路故障定位监测装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016148564A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 中国電力株式会社 電流検出器
CN106199334A (zh) * 2016-06-30 2016-12-07 国网山东省电力公司济南市历城区供电公司 架空线路故障定位监测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107063522B (zh) 用于防护技术设备的安全垫
CN107061976B (zh) 用于防护技术设备的安全垫
CN107063534A (zh) 用于监视技术设备的压力敏感安全装置
CN102735990A (zh) 用于测量在供电网中的电流的装置
CN104134878A (zh) 新型带电预警接地线
JP2014016321A (ja) Ct受信器
CN208833811U (zh) 一种短接电流端子装置
KR101291102B1 (ko) 지중전선의 배전선로 보호패널
CN210294325U (zh) 避雷器固定装置
JP2010197172A (ja) 電流検出器
JP2010256134A (ja) 事故点探査装置
JP5335008B2 (ja) トリップロック端子用電圧計
JP5749977B2 (ja) ケーブル識別具、ケーブル識別方法
JP4882698B2 (ja) テストプラグ
KR102075108B1 (ko) 가공배전라인 이탈방지용 가공배전선 지지장치
CN208386109U (zh) 一种裸露电缆隔离套
CN211206609U (zh) 一种非接触式电压检测装置及其与插座的插接结构
CN210579403U (zh) 一种用于电子加工的分段式防静电装置
KR101897369B1 (ko) 홀 센서 건전성 측정장치
CN108767802B (zh) 一种裸露电缆隔离套
KR100886307B1 (ko) 검사 신호 공급 장치 및 검사 신호 인가 방법
CN211088552U (zh) 插头机构及电路检测装置
KR101828073B1 (ko) 접지측정장치 및 이를 이용한 전신주
JP2017161425A (ja) 課電端子および事故点探査装置
JP5550062B2 (ja) 接地極付のコンセント