JP2014015296A - エレベータの電力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータシステムとビルシステムで互いに連携を取ってバッテリに対する充電動作を行うことで、ビル全体の省エネ化と停電時の電力を確保する。
【解決手段】エレベータ制御装置11とビルシステム制御装置21は互いに通信可能に接続されている。エレベータ制御装置11は、ビルシステム制御装置21からの充電要求に対し、現在の運転状態に応じて充電モードを設定する充電モード設定部33、充電モードが設定されたときに回生運転中の電力をバッテリ20に供給して充電を行う充電制御部34を備える。ビルシステム制御装置21は、バッテリ20の残量が基準値以下の場合にエレベータ制御装置11へ充電要求を行う充電要求部45、充電要求に対する応答がない場合に充電モードを設定する充電モード設定部43、充電モードが設定されたときに発電設備の電力をバッテリ20に供給して充電を行う充電制御部44を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムとビルシステムと連携してバッテリに電力を蓄えるエレベータの電力システムに関する。
近年、大地震等の影響で電力不足の問題が深刻化しており、夏場などの電力需要が高まる時間帯に電力会社が計画的な停電(以下、計画停電と称す)を実施することがある。また、地震により配電設備が故障するなどして停電が発生することもある。
通常、エレベータシステムにはバッテリが備えられており、停電が発生したときに、バッテリ電力に切り替えてエレベータの運転を継続する。このバッテリに電力を蓄える方法として、エレベータの回生運転時に発生する電力つまり回生電力をバッテリに蓄える方法がある。
特開2000−255918号公報 特開2010−215365号公報
しかしながら、エレベータシステムとビルシステムでは、それぞれにバッテリを備えているのが一般的であり、個別にバッテリの充電動作を行っている。したがって、一方のシステムで電力が余ったとしても、熱により消費するか受電側に戻すしかなく、有効活用されていないのが現状である。
本発明が解決しようとする課題は、エレベータシステムとビルシステムで互いに連携を取ってバッテリに対する充電動作を行うことで、ビル全体の省エネ化と停電時の電力を確保することのできるエレベータの電力システムを提供することである。
本実施形態に係るエレベータの電力システムは、エレベータの運転を制御するエレベータ制御装置と、このエレベータ制御装置と互いに通信可能に接続され、ビルシステムの運転を制御するビルシステム制御装置と、停電時に用いられるバッテリとを備える。
上記エレベータ制御装置は、上記ビルシステム制御装置からの充電要求に対し、現在の運転状態に応じてエレベータ充電モードを設定するエレベータ充電モード設定手段と、のエレベータ充電モード設定手段によってエレベータ充電モードが設定されたときに、回生運転中の電力を上記バッテリに供給して充電を行うエレベータ充電制御手段とを具備する。
上記ビルシステム制御装置は、上記バッテリの残量を監視し、上記バッテリの残量が基準値以下の場合に上記エレベータ制御装置へ充電要求を行うビルシステム充電要求手段と、この充電要求手段による充電要求に対する応答がない場合にビルシステム充電モードを設定するビルシステム充電モード設定手段と、このビルシステム充電モード設定手段によってビルシステム充電モードが設定されたときに、ビルに設置された発電設備の電力を上記バッテリに供給して充電を行うビルシステム充電制御手段とを具備する。
図1は一実施形態に係るエレベータの電力システムの構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態におけるエレベータシステム側のエレベータ制御装置とビルシステム側のビルシステム制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態におけるビルシステム側の全体処理の流れを示すフローチャートである。 図4は同実施形態におけるビルシステム充電モードの処理動作を示すフローチャートである。 図5は同実施形態におけるエレベータシステム側の全体処理の流れを示すフローチャートである。 図6は同実施形態におけるエレベータ充電モードの処理動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は一実施形態に係るエレベータの電力システムの構成を示すブロック図である。本実施形態におけるエレベータの電力システムは、エレベータシステムとビルシステムとの連携システムである。
エレベータシステム側には、エレベータ制御装置11、インバータ12、モータ13、ロープ14、乗りかご15、吊り合い重り16、受電設備17、コンバータ18、エレベータ側切替えスイッチ19などが設けられている。
エレベータ制御装置11は、インバータ12の駆動制御などを含むエレベータ全体の制御を行うものである。インバータ12は、エレベータ制御装置11からの指示に従ってモータ13を駆動する。モータ13にはロープ14が巻回されており、そのロープ14の一端に乗りかご15、他端に吊り合い重り16が取り付けられている。これにより、モータ13が駆動されると、乗りかご15と吊り合い重り16がロープ14を介してつるべ式に昇降動作する。
受電設備17は、図示せぬ商用電源から供給される交流電力を受電する設備である。コンバータ18は、受電設備17によって受電された交流電力をインバータ12の駆動に必要な直流電力に変換し、エレベータ側切替えスイッチ19を介してインバータ12に供給する。
エレベータ側切替えスイッチ19は、インバータ12の入力端に固定設置されており、インバータ12の接続先をコンバータ18(a端子側)またはバッテリ20(b端子側)に切り替える。
一方、ビルシステム側には、ビルシステム制御装置21、ビル設備22、発電設備23、ビル側切替えスイッチ24などが設けられている。
ビルシステム制御装置21は、ビル設備22の駆動制御などを含むビル全体の制御を行うものである。ビル設備22としては、例えばビルの照明、空調などの各種電気機器が含まれる。
なお、ビル設備22には、通常、エレベータと同様に受電設備17を介して商用電源の交流電力が与えられているものとする。停電が発生すると、ビルに設置された発電設備23が起動され、ビル側切替えスイッチ24を介して発電設備23の電力が供給されるようになっている。この発電設備23としては、太陽光を含む自然エネルギーを利用した発電機あるいはディーゼル発電機などが用いられる。
ビル側切替えスイッチ24は、発電設備23の出力端に固定設置されており、発電設備23の接続先をビル設備22(a端子側)またはバッテリ20(b端子側)に切り替える。
ここで、本システムでは、エレベータシステムとビルシステムとの間にバッテリ20が備えられている。このバッテリ20は停電時に用いられるものである。なお、このバッテリ20の種類や構造、停電時の動作等についての説明は省略するものとし、以下では、エレベータ制御装置11とビルシステム制御装置21とで連携してバッテリ20を充電する構成について説明する。エレベータ制御装置11とビルシステム制御装置21とは通信線25で接続されており、双方向で通信可能な構成とする。
図2はエレベータシステム側のエレベータ制御装置11とビルシステム側のビルシステム制御装置21の機能構成を示すブロック図である。
エレベータシステム側において、エレベータ制御装置11は、運転制御部31、通信部32、充電モード設定部33、充電制御部34、充電要求部35を備える。
運転制御部31は、エレベータの運転制御(インバータ12の駆動制御)の他、ここではバッテリ20の充電動作に関わる制御を行う。通信部32は、ビルシステム制御装置21との間の通信制御を行う。充電モード設定部33は、ビルシステム制御装置21からの充電要求に対し、現在の運転状態に応じてエレベータ充電モードを設定する。なお、「エレベータ充電モード」とは、エレベータシステム側でバッテリ20を充電するモードのことである。
充電制御部34は、充電モード設定部33によってエレベータ充電モードが設定されたときに、エレベータ側切替えスイッチ19の接続先をコンバータ18からバッテリ20に切り替え、回生運転中の電力をバッテリ20に供給して充電を行う。
また、充電要求部35は、バッテリ20の残量を監視しており、バッテリ20の残量とエレベータの運転状況からバッテリ20の充電が必要であると判断した場合にビルシステム制御装置21へ充電要求を行う。
ビルシステム側において、ビルシステム制御装置21は、運転制御部41、通信部42、充電モード設定部43、充電制御部44、充電要求部45を備える。
運転制御部41は、ビルシステムの運転制御(ビル設備22の駆動制御)の他、ここではバッテリ20の充電動作に関わる制御を行う。通信部42は、エレベータ制御装置11との間の通信制御を行う。充電モード設定部43は、エレベータ制御装置11からの充電要求があったときにビルシステム充電モードを設定する。なお、「ビルシステム充電モード」とは、ビルシステム側でバッテリ20を充電するモードのことである。
充電制御部44は、充電モード設定部43によってビルシステム充電モードが設定されたときに、ビル側切替えスイッチ24の接続先をビル設備22からバッテリ20に切り替え、発電設備23の電力をバッテリ20に供給して充電を行う。
また、充電要求部45は、バッテリ20の残量を監視しており、バッテリ20の残量がビルシステム側で設定された基準値Vb以下の場合にエレベータ制御装置11へ充電要求を行う。
次に、本システムの動作について、(a)ビルシステム側の全体処理、(b)ビルシステム充電モードの処理、(c)エレベータシステム側の全体処理、(d)エレベータシステム充電モードの処理に分けて説明する。
(a)ビルシステム側の全体処理
まず、ビルシステム側の全体処理について説明する。
図3はビルシステム側の全体処理の流れを示すフローチャートである。なお、この図3に示される処理と、後述する図4に示される処理は、ビルシステム側のコンピュータであるビルシステム制御装置21によって実行される。また、フローチャート中の「エレベータ」とは、エレベータ制御装置11のことである。
ビルシステム側のビルシステム制御装置21は、バッテリ20の残量を監視しており、バッテリ残量が基準値Vb以下であるか否かを判断する(ステップA11)。基準値Vbは、エレベータシステム側で設定された充電判断値であり、例えばバッテリ20の全容量の半分の値である。
バッテリ残量が基準値Vb以下でなかった場合には、続いてビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11から充電要求があるか否かを判断する(ステップA13)。後述するように、エレベータシステム側での状況によってはビルシステムに対して充電が要求されることがある(図5のステップC18参照)。
エレベータ制御装置11から充電要求がなければ(ステップA12のNo)、ビルシステム制御装置21はビル設備22に対する通常運転制御を行う(ステップA16)。一方、バッテリ残量が基準値Vb以下でないときに、エレベータ制御装置11から充電要求があった場合には(ステップA12のYes)、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11へ充電を開始する旨を伝え(ステップA13)、ビルシステム充電モードを設定する(ステップA14)。なお、このビルシステム充電モードの処理については図4を参照して説明する。
ビルシステム充電モードによるバッテリ20の充電が完了すると、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11へ充電完了を伝えて(ステップA15)、通常運転に戻る(ステップA16)。
また、バッテリ20の残量が基準値Vb以下であった場合(ステップA11のYes)、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11に対して充電要求を行う(ステップA17)。この充電要求に対し、エレベータ制御装置11から充電開始の信号を受信すると(ステップA18のYes)、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11にバッテリ20の充電を任せて通常運転を継続する(ステップA19)。エレベータ制御装置11から充電完了の信号を受信すると(ステップA20のYes)、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11への充電要求を終了する(ステップA21)。
ここで、上記ステップA18において、エレベータシステム側での状況によってはエレベータ充電モードを設定できないことがある(図5のステップC12参照)。エレベータ制御装置11から充電開始の信号を一定時間受信できなかった場合には(ステップA18のNo)、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11に対してビルシステム側で充電を開始する旨を伝え(ステップA13)、ビルシステム充電モードを設定する(ステップA14)。なお、このビルシステム充電モードの処理については図4を参照して説明する。
ビルシステム充電モードによるバッテリ20の充電が完了すると、ビルシステム制御装置21は、エレベータ制御装置11へ充電完了を伝えて(ステップA15)、通常運転に戻る(ステップA16)。
(b)ビルシステム充電モードの処理
次に、ビルシステム充電モードの処理について説明する。
図4はビルシステム充電モードの処理動作を示すフローチャートである。
ビルシステム制御装置21は、ビルシステム充電モードを設定すると(ステップB11のYes)、発電設備23とバッテリ20を接続するようにビル側切替えスイッチ24を切り替える(ステップB12)。そして、ビルシステム制御装置21は、発電設備23を起動させ、その電力をビル側切替えスイッチ24を介してバッテリ20へ供給する(ステップB13)。
ビルシステム制御装置21は、発電設備23からの電力供給によりバッテリ20の充電が完了したことを検出すると(ステップB14のYes)、発電設備23を停止させ、ビルシステム充電モードを終了する(ステップB15)。
一方、ビルシステム充電モードが設定されていない状態では(ステップB11のNo)、ビルシステム制御装置21は、発電設備23とビル設備22を接続するようにビル側切替えスイッチ24を切り替え、発電設備23の電力をビル設備22へ供給可能な状態にしておく(ステップB16)。
(c)エレベータシステム側の全体処理
図5はエレベータシステム側の全体処理の流れを示すフローチャートである。なお、この図5に示される処理と、後述する図6に示される処理は、エレベータシステム側のコンピュータであるエレベータ制御装置11によって実行される。また、フローチャート中の「エレベータシステム」とは、ビルシステム制御装置21のことである。
エレベータ制御装置11は、ビルシステム制御装置21から充電要求を受信すると(ステップC11のYes)、エレベータが回生電力を供給可能な運転状態にあるか否かを判断する(ステップC12)。
例えば、乗りかご15が昇降路の下方向に運転中のときに、乗りかご15の荷重が吊り合い重り16より重ければ、乗りかご15がバランス方向に動くため、モータ13が発電機として機能することになり、電力が生じる。同様に、乗りかご15が上方向に運転中のときに、乗りかご15の荷重が吊り合い重り16より軽ければ、乗りかご15がバランス方向に動くため、モータ13が発電機として機能して電力が生じる。
このように、バランス方向に動くことにより動力を必要とせずに乗りかご15を運転することを「回生運転」と呼び、そのときに発生する電力を「回生電力」と呼ぶ。また、その逆に、モータ13の動力を必要する運転のことを「力行運転」と呼ぶ。例えば退勤時など、上方階から多数の利用者を乗せて下方の基準階へ運転を繰り返すような場合には回生電力が連続的に発生する。
なお、現在の運転状態が回生運転であるのか力行運転であるのかは、乗りかご15の積載荷重、運転方向から判断できる。また、別の方法として、インバータ12の直流母線間の電圧変動を検出することでも良い。すなわち、回生運転時にはモータ13から発生した回生電力がインバータ12に向けて逆流するので、直流母線間の電圧が上昇する。この状態を検出することで回生運転と判断できる。
回生電力をバッテリ20へ供給可能な運転状態であれば(ステップC12のYes)、エレベータ制御装置11は、ビルシステム制御装置21へ充電を開始する旨を伝え(ステップC13)、エレベータシステム充電モードを設定する(ステップC14)。なお、このビルシステム充電モードの処理については図6を参照して説明する。
エレベータシステム充電モードによるバッテリ20の充電が完了すると、エレベータ制御装置11は、ビルシステム制御装置21へ充電完了を伝えて(ステップC15)、通常運転に戻る(ステップC16)。
一方、例えば出勤時など、下方階から多数の利用者を乗せて上方の各階へ運転を繰り返すような場合には電力を多く必要とする。このような運転状態のときは、バッテリ20の残量がエレベータシステム側で設定された基準値Ve(基準値Ve>基準値Vb)以下であれば、エレベータ制御装置11は、停電に備えてバッテリ20の充電が必要であると判断し(ステップC17のYes)、ビルシステム制御装置21に対して充電要求を行う(ステップC18)。
この充電要求に対し、ビルシステム制御装置21から充電開始の信号を受信すると(ステップC19のYes)、エレベータ制御装置11は、ビルシステム制御装置21にバッテリ20の充電を任せて通常運転を継続する(ステップC20)。ビルシステム制御装置21から充電完了の信号を受信すると(ステップC21のYes)、エレベータ制御装置11は、ビルシステム制御装置21への充電要求を終了する(ステップC22)。
(d)エレベータシステム充電モードの処理
次に、エレベータ充電モードの処理動作について説明する。
図6はエレベータ充電モードの処理動作を示すフローチャートである。
エレベータ制御装置11は、エレベータ充電モードを設定すると(ステップD11)、エレベータが回生運転中であるか否か判断する(ステップD12)。回生運転中であれば(ステップD12のYes)、エレベータ制御装置11は、インバータ12とバッテリ20を接続するようにエレベータ側切替えスイッチ19を切り替え、インバータ12へ逆流する回生電力をバッテリ20へ供給して充電を行う(ステップD13)。エレベータ制御装置11は、バッテリ20の充電完了を検出すると(ステップD14のYes)、エレベータ充電モードを終了し(ステップD15)、通常運転に戻る(ステップD16)。
一方、エレベータ充電モードではない場合(ステップD11のNo)、または、エレベータが回生運転でない場合(ステップD12のNo)、エレベータ制御装置11は、インバータ12とコンバータ4を接続するようにエレベータ側切替えスイッチ19を切り替え、受電設備17からの電力をインバータ12へ供給する(ステップD17)。
このように、エレベータシステムとビルシステムが連携することで、互いの状況に応じて余剰電力(エレベータシステムでは回生電力、ビルシステムでは発電設備23の電力)を利用してバッテリ20を効率的に充電できる。このようにしてバッテリ20に蓄えられた電力は停電が発生した場合に利用される。また、通常時であっても、バッテリ20の電力を商用電源のアシストとして利用すれば省エネ化を実現できる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、エレベータシステムとビルシステムで互いに連携を取ってバッテリに対する充電動作を行うことで、ビル全体の省エネ化と停電時の電力を確保することのできるエレベータの電力システムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…エレベータ制御装置、12…インバータ、13…モータ、14…ロープ、15…乗りかご、16…吊り合い重り、17…受電設備、18…コンバータ、19…エレベータ側切替えスイッチ、20…バッテリ、21…ビルシステム制御装置、22…ビル設備、23…発電設備、24…ビル側切替えスイッチ、31…運転制御部、32…通信部、33…充電モード設定部、34…充電制御部、35…充電要求部、41…運転制御部、42…通信部、43…充電モード設定部、44…充電制御部、45…充電要求部。

Claims (4)

  1. エレベータの運転を制御するエレベータ制御装置と、このエレベータ制御装置と互いに通信可能に接続され、ビルシステムの運転を制御するビルシステム制御装置と、停電時に用いられるバッテリとを備えたエレベータの電力システムにおいて、
    上記エレベータ制御装置は、
    上記ビルシステム制御装置からの充電要求に対し、現在の運転状態に応じてエレベータ充電モードを設定するエレベータ充電モード設定手段と、
    このエレベータ充電モード設定手段によってエレベータ充電モードが設定されたときに、回生運転中の電力を上記バッテリに供給して充電を行うエレベータ充電制御手段とを具備し、
    上記ビルシステム制御装置は、
    上記バッテリの残量を監視し、上記バッテリの残量が基準値以下の場合に上記エレベータ制御装置へ充電要求を行うビルシステム充電要求手段と、
    この充電要求手段による充電要求に対する応答がない場合にビルシステム充電モードを設定するビルシステム充電モード設定手段と、
    このビルシステム充電モード設定手段によってビルシステム充電モードが設定されたときに、ビルに設置された発電設備の電力を上記バッテリに供給して充電を行うビルシステム充電制御手段とを具備したことを特徴とするエレベータの電力システム。
  2. 上記エレベータ制御装置において、
    上記エレベータ充電モード設定手段は、
    上記エレベータが回生電力を供給可能な運転状態にあるときに上記エレベータ充電モードを設定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力システム。
  3. 上記エレベータ制御装置において、
    上記バッテリの残量を監視し、上記バッテリの残量と上記エレベータの運転状態から上記バッテリの充電が必要と判断した場合に上記ビルシステム制御装置へ充電要求を行うエレベータ充電要求手段をさらに具備し、
    上記ビルシステム制御装置において、
    上記ビルシステム充電モード設定手段は、
    上記エレベータ制御装置から充電要求があった場合に上記ビルシステム充電モードを設定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力システム。
  4. 上記発電設備は、太陽光を含む自然エネルギーを利用していることを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101839993B1 (ko) * 2017-10-30 2018-03-19 정철호 엘리베이터의 비상 전원 공급 장치 및 방법

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