JP2014014391A - 磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SAR規格値を満たすように撮像順序を効率よく変更する操作を支援する手段を有する磁気共鳴撮像装置を提供する。
【解決手段】実施形態の磁気共鳴撮像装置は、複数の撮像単位の撮像を連続実行する磁気共鳴撮像装置であって、前記各撮像単位の撮像順序を手動操作によって変更可能な磁気共鳴撮像装置において、前記撮像単位の個別の撮像時間と前記各撮像単位の撮像順序とを少なくとも設定可能な設定部と、前記各撮像単位のSARを前記個別の撮像時間で平均した個別SARを、前記撮像単位ごとに算出する個別SAR算出部と、算出した前記各個別SARの大小関係と前記各撮像単位とが関連付けられた個別SAR表示を、撮像開始前に表示する表示部と、前記個別SAR表示の参照に基づくユーザ操作により、前記各撮像単位の撮像順序を変更可能な撮像順序変更部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴撮像装置に関する。
磁気共鳴撮像装置は、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波(RF:Radio Frequency)信号で励起し、励起に伴って被検体から発生する磁気共鳴信号を再構成して画像を生成する撮像装置である。
磁気共鳴撮像装置では、磁気共鳴信号を得るために高周波信号(RF信号)を被検体に印加する。高周波信号の印加は被検体を加熱し、被検体の体温を上昇させる。そこで、安全面の観点から、被検体の単位質量当たりに吸収されるエネルギーとしてSAR(Specific Absorption Ratio)が定義され、SARの上限値、即ち安全基準値が、IEC(International Electrotechnical Commission)規格として規定されている。より具体的には、SAR(単位はW/kg)は、生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーとして定義され、任意の10秒間での平均SAR(以下、単に10秒平均SARと呼ぶ)や、直近の6分間での平均SAR(以下、単に6分平均SARと呼ぶ)の上限値が、全身や頭部等の撮像部位に応じて夫々規定されている。
一方、被検体に対して行われる撮像では、複数の撮像単位を組み合わせ、組み合わせた順番に従って各撮像単位を連続して実行する処理が通常行われている。上記のSARは、通常、撮像単位ごとに異なってくる。また、個々の撮像単位は6分間よりも少ない撮像時間であることが多い。このため、6分平均SARは、撮像単位の順序に依存して異なる値となる。特許文献1には、複数の撮像単位が与えられたとき、6分平均SARがその上限値を超えることのないような撮像単位の実行順序を自動的に決定する技術が開示されている。
特開2011−143235号公報
特許文献1が開示する技術は、撮像単位ごとのSARを装置が分析し、6分平均SARが安全基準値を超えないような撮像単位の順序を装置が自動的に決定し、装置が決定した順序に従って一連の撮像を行うものである。
しかしながら、装置が自動的に決定した撮像順序はある意味で画一的なものであり、柔軟性に乏しい面があり、装置の状態の変化や患者の状態に応じた柔軟な撮像を行うには、必ずしも適していない。このため、ユーザの手動操作による撮像順序の変更機能がどうしても必要となる。
また、造影剤を使用する検査等では、撮像単位の順序に関する条件が定まっており、この順序を無視してSARの観点のみから撮像順序を決定できない。このため、撮像順序の自動決定のためには、種々の条件を予め装置に対して設定しておく必要があり、設定作業が煩雑となる。このため、ユーザの知見や経験に基づく手動操作によって撮像順序を決定したした方がかえって効率が良い場合がしばしばある。
このように、ユーザの手動操作による撮像順序の変更機能に対するニーズは依然として高いものの、6分平均SAR等のSAR規格値を満たすように撮像順序を効率よく変更する操作は必ずしも容易なものではない。
そこで、SAR規格値を満たすように撮像順序を効率よく変更する操作を支援する手段が、磁気共鳴撮像装置に求められている。
実施形態の磁気共鳴撮像装置は、複数の撮像単位の撮像を連続実行する磁気共鳴撮像装置であって、前記各撮像単位の撮像順序を手動操作によって変更可能な磁気共鳴撮像装置において、前記撮像単位の個別の撮像時間と前記各撮像単位の撮像順序とを少なくとも設定可能な設定部と、前記各撮像単位のSARを前記個別の撮像時間で平均した個別SARを、前記撮像単位ごとに算出する個別SAR算出部と、算出した前記各個別SARの大小関係と前記各撮像単位とが関連付けられた個別SAR表示を、撮像開始前に表示する表示部と、前記個別SAR表示の参照に基づくユーザ操作により、前記各撮像単位の撮像順序を変更可能な撮像順序変更部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の磁気共鳴撮像装置の全体構成を示すブロック図。 主にSAR表示に関する機能ブロックの構成例を示す図。 撮像条件の設定、変更に関する画面の表示例を示す図。 SAR表示画面(撮像順序変更前)の第1の表示例を示す図。 SAR表示画面(撮像順序変更前)の第2の表示例を示す図。 SAR表示画面(撮像順序変更前)の第3の表示例を示す図。 撮像順序変更後のSAR表示画面の表示例を示す図。 待ち時間挿入後のSAR表示画面の表示例を示す図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(1)構成及び全般動作
図1は、本実施形態における磁気共鳴撮像装置1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、磁気共鳴撮像装置1は、静磁場を形成する筒状の静磁場用磁石22、静磁場用磁石22の内側において軸を同じにして設けられた筒状のシムコイル24、傾斜磁場コイル26、送信用或いは受信用のRFコイル28、制御系30、被検体(患者)Pが乗せられる寝台32等を備える。さらに、制御系30は、静磁場電源40、シムコイル電源42、傾斜磁場増幅ユニット44、RF送信器46、RF受信器48、シーケンスコントローラ56、コンピュータ58等を備えている。また、コンピュータ58は、その内部構成として、演算装置60、入力装置62、表示装置64、記憶装置66等を有している。
静磁場用磁石22は静磁場電源40に接続され、静磁場電源40から供給される電流により撮像空間に静磁場を形成させる。シムコイル24はシムコイル電源42に接続され、シムコイル電源42から供給される電流により静磁場を均一化する。静磁場用磁石22は、超伝導コイルで構成される場合が多く、励磁の際に静磁場電源40に接続されて電流が供給されるが、一旦励磁された後は非接続状態とされるのが一般的である。なお、静磁場電源40を設けずに、静磁場用磁石22を永久磁石で構成してもよい。
傾斜磁場増幅ユニット44は、X軸傾斜磁場増幅ユニット44x、Y軸傾斜磁場増幅ユニット44y、およびZ軸傾斜磁場増幅ユニット44zとで構成されている。なお、図1においては、静磁場用磁石22およびシムコイル24の軸方向をZ軸方向、鉛直方向をY軸方向、これらに直交する方向をX軸方向としている。
傾斜磁場コイル26は、X軸傾斜磁場コイル26x、Y軸傾斜磁場コイル26y、およびZ軸傾斜磁場コイル26zを有し、静磁場用磁石22の内側で筒状に形成されている。X軸傾斜磁場コイル26x、Y軸傾斜磁場コイル26y、およびZ軸傾斜磁場コイル26zはそれぞれ、X軸傾斜磁場増幅ユニット44x、Y軸傾斜磁場増幅ユニット44y、Z軸傾斜磁場増幅ユニット44zに接続されている。
各傾斜磁場増幅ユニット44x、44y、44zから傾斜磁場コイル26x、26y、26zにそれぞれ供給される電流により、X軸、Y軸、およびZ軸方向の傾斜磁場Gx、Gy、Gzが撮像空間にそれぞれ形成される。
装置座標系の3軸方向の傾斜磁場Gx、Gy、Gzを合成して、論理軸としてのスライス方向傾斜磁場Gss、位相エンコード方向傾斜磁場Gpe、および、読み出し方向(周波数エンコード方向)傾斜磁場Groの各方向を任意に設定できる。各傾斜磁場は、静磁場に重畳される。なお、スライス方向、位相エンコード方向、および、読み出し方向の直交3軸で構成される座標系を画像座標系と呼ぶものとする。
RF送信器46は、シーケンスコントローラ56から入力される制御情報に基づいて、核磁気共鳴を起こすためのラーモア周波数のRFパルスを生成し、これを送信用のRFコイル28に送信する。RFコイル28には、RFパルスを送信すると共に被検体からの磁気共鳴信号(MR信号)を受信する送受信用全身コイル(WBC:whole body coil)や、寝台32または被検体Pの近傍に設けられる受信専用のコイル(ローカルコイルとも呼ばれる)などがある。
RFコイル28で受信したMR信号は、信号ケーブルを介してRF受信器48に供給される。
RF受信器48は、受信したMR信号に対して、前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリングなどの各種の信号処理を施した後、A/D(analog to digital)変換を施すことで、デジタル化された複素データである生データ(raw data)を生成する。RF受信器48は、生成したMR信号の生データをシーケンスコントローラ56に出力する。
シーケンスコントローラ56は、コンピュータ58の演算装置60の制御に従って、設定されたパルスシーケンスを含む撮像条件に対応する傾斜磁場Gx、Gy,GzおよびRFパルスを発生させるためのデータ列や制御情報を生成し、これらを各傾斜磁場増幅ユニット44x、44y、44zやRF送信器46に出力する。
また、シーケンスコントローラ56は、これらの傾斜磁場Gx、Gy,GzおよびRFパルスに応答して受信されたMR信号を、生データ(raw data)としてRF受信器48から入力し、演算装置60に出力する。
演算装置60は、磁気共鳴撮像装置1全体の制御を行う他、ユーザ操作によって入力装置62に入力された種々の設定情報に基づいて、各種のパルスシーケンスを含む撮像条件の設定や変更を行い、設定或いは変更された撮像条件に基づいてシーケンスコントローラ56を制御する。
また、演算装置60は、シーケンスコントローラ56から入力した生データに対して、逆フーリエ変換等を含む再構成処理を行って画像データを生成する。即ち、演算装置60は再構成部として機能する。生成された画像データは表示装置64に表示される。
コンピュータ58の演算装置60はプロセッサ等を備えて構成され、記憶装置66に保存されるプログラムコードを実行することによって、上述した各機能を実現する。
(2)撮像条件表示
図2は、本実施形態の磁気共鳴撮像装置1の演算装置60で実行する撮像条件表示に関する機能ブロック、及びSAR表示に関する機能ブロックの構成例を示す図である。
演算装置60は、撮像条件設定部70、撮像順序変更部71、個別SAR算出部72、6分平均SAR算出部73、個別SAR色分け等表示生成部74、個別SARグラフ表示生成部75、6分平均SAR表示生成部76、6分平均SARグラフ表示生成部77等の機能ブロックを有し、これらの機能ブロックによって以下に示すような夫々の機能を実現する。
撮像条件設定部70は、キーボードやマウス等からなる入力装置62を介して入力された各種の設定情報を装置内部に取り込んで、各種のパルスシーケンスを含む撮像条件の設定や変更を行い、設定或いは変更された撮像条件に基づいてシーケンスコントローラ56を制御する。入力装置62から入力される設定情報には、患者の検査を構成する複数の撮像単位の識別情報や、撮像単位ごとの撮像時間、撮像単位の順序(撮像順序)に関する情報が含まれる。
ここでの撮像単位とは、T1強調撮像、T2強調撮像、拡散強調撮像等の夫々の撮像のことを指す。また、位置決め画像(locator)を得るための撮像やシミング調整のための撮像等も、夫々が1つの撮像単位となる。撮像単位は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)規格の階層管理の下では、「シリーズ(Series)」と呼ばれることもある。
撮像条件設定部70は、入力装置62から入力された、複数の撮像単位の識別情報、撮像単位ごとの撮像時間、撮像単位の撮像順序等に基づいて、各種のパルスシーケンスを決定してシーケンスコントローラ56に出力する他、撮像単位の識別情報、撮像単位ごとの撮像時間、撮像単位の撮像順序やパルスシーケンス等の撮像条件に関する情報を表示装置64に出力して、これらの撮像条件を表示する。
図3は、撮像条件の表示画面(撮像条件の設定及び変更に関する情報を表示する画面)SC1の表示例を示す図である。図3は、撮像単位番号「1000」から「6000」までの6つの撮像単位を連続して撮像する例を示している。撮像条件の表示画面SC1の左側には、撮像単位表示ウィンドウW1が表示され、右側にはパラメータ設定ウィンドウW2が表示される。
撮像単位表示ウィンドウW1の1段目の撮像単位「1000」(撮像単位ID:「locator 3 Axis」)は、例えば、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ1枚ずつの位置決め用画像を2分間(「Time」欄の「2:00」)撮像することを示している。2段目の撮像単位「2000」(撮像単位ID:「Shimming」)は、磁場の均一性等を調整するための撮像を4分間(「Time」欄の「4:00」)撮像することを示している。3段目の撮像単位「3000」(撮像単位ID:「MRA3D TOF」)は、3次元MRA画像を得るために、TOF(Time of Flight)法による撮像を3分間(「Time」欄の「3:00」)撮像することを示している。4段目と5段目の撮像単位「4000」(撮像単位ID:「T1W AX」)と撮像単位「5000」(撮像単位ID:「T2W AX」)は、アキシャル面のT1強調撮像を5分間(「Time」欄の「5:00」)行い、その後同じくアキシャル面のT2強調撮像を3分間(「Time」欄の「3:00」)行うことを示している。そして、6段目の撮像単位「6000」(撮像単位ID:「DWI b 1000」)は、b値が1000の拡散強調撮像を5分間(「Time」欄の「5:00」)撮像することを示している。
設定画面SC1の右側には、撮像単位表示ウィンドウW1で選択した撮像単位の具体的なパラメータを示すパラメータ設定ウィンドウW2が表示される。撮像単位の選択は、撮像単位表示ウィンドウW1の「Plan」欄をマウス等でクリックすることによって行われ、選択した撮像単位の「Plan」欄にはチェックマークが付される。図3の例では、撮像単位「4000」が選択されており、撮像単位「4000」(撮像単位ID:「T1W AX」)のパルスシーケンスに対して予め設定されたパラメータ(スライス数、スライス厚等)がパラメータ設定ウィンドウW2に表示される。表示されたパラメータの値は、個別に変更することができる。
(3)SAR表示
撮像単位表示ウィンドウW1の上部には、「パラメータ表示」ボタンB1と「SAR表示」ボタンB2とが設けられており、これらのボタンをクリックすることによって、前述した撮像条件表示画面SC1と、以下に説明するSAR表示画面SC2とを交互に切り替えることができる。
(3−1)第1の表示例
図4は、SAR表示画面SC2の第1の表示例を示す図である。本実施形態に係る磁気共鳴撮像装置1は、撮像単位の撮像順序の変更を容易に実行可能とすることを特徴とするが、図4は撮像順序を変更する前、即ち、初期設定時の撮像順序を例示している。図4に示す第1の表示例では、個別SAR表示D1と、6分平均SAR表示D2とが、撮像単位表示ウィンドウW1に隣接して表示されている。
個別SARは図2に示す個別SAR算出部72で算出される値である。前述したように、SAR(単位はW/kg)は、生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーとして定義されており、任意の10秒間に生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーを10秒で除した値が10秒平均SAR(W/kg)であり、直近の6分間に生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーを6分で除した値が6分平均SAR(W/kg)である。これらに対して、個別SARは、個別の撮像単位を撮像時間Tだけ継続したときに生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーを撮像時間Tで除した値である。所定のパルスシーケンスを有するある撮像単位の撮像を撮像時間Tだけ行ったとき、生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーは、撮像時間Tが長くなるほど大きくなるが、そのエネルギーを撮像時間Tで除した値は、撮像時間Tに依存しない値となり、撮像単位ごとの個別の平均的なSARの値を示す。この値を個別SARと定義している。6分平均SARと個別SARとの定義から明らかなように、ある撮像単位の撮像を6分以上継続した場合は、その撮像を開始してから6分以降において、6分平均SARと個別SARは、ほとんどの場合は同じ値を示すことになる。
個別SARは、撮像単位ごとのパルスシーケンスが定まれば、そのパルスシーケンス中のRFパルス列の諸元から算出することができる。また、撮像単位ごとのRFパルス列の諸元が予め固定的に定まっている場合は、撮像単位の種別と個別SARの値とが関連付けられたテーブル等を参照して個別SARを求めても良い。
本実施形態の磁気共鳴撮像装置1では、図4の個別SAR表示D1に示すように、上記のように求めた個別SARの大小関係と各撮像単位とを関連付けて表示している。
個別SARの大小関係は、個別SARの値を示す数値でもよいが、好ましくは、ユーザに大小関係を直感的に認識させることができるように、個別SARの大小関係を異なる色、または異なる濃淡で表示する方が良い。
また、個別SARの値が所定の安全基準値を超える場合は、安全基準値を超えた個別SARを強調する表示とすることが好ましい。例えば、6分平均SARの安全基準値を2.0(W/kg)とするとき、この安全基準値2.0(W/kg)を超える個別SARを赤色で表示する。図4に示す例では、撮像単位「5000」に対応する個別SARが最も大きく、またこの個別SARは安全基準値2.0(W/kg)を超えているため、赤色で表示する。つまり、個別SAR>2.0、となる個別SARを赤色で表示する。そして、これに続く、
1.5<個別SAR≦2.0の範囲の個別SARを例えばオレンジ色で、
1.0<個別SAR≦1.5の範囲の個別SARを例えば濃い黄色色で、
0.5<個別SAR≦1.0の範囲の個別SARを例えば淡い黄色色で、
表示することにより、個別SARの大小関係を色で直感的に把握し易いように表現する。
また、色表示に変えて、値の大きい個別SARを濃く表示し、値の小さいSARを薄く表示するようにしても良い。
算出された個別SARの値から、上記の色分けや濃淡わけ等を行って個別SAR表示D1の元となるデータを作成する処理は、図2に示した個別SAR色分け等表示生成部74で行う。ここで生成された個別SAR表示D1が表示装置64に出力される。なお、大小関係を表す表現方法は上記に限定されるものではなく、例えば、撮像単位ごとに星印等のマークの数で表現しても良いし、バーの長さ等で表現しても良い。
一方、6分平均SARは図2に示す6分平均SAR算出部73で算出される値である。前述したように、直近の6分間に生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーを6分で除した値が6分平均SAR(W/kg)である。したがって、6分平均SARは、個別SARの値の他、撮像単位の個別の撮像時間および各撮像単位の撮像順序に依存して異なる値を示す。6分平均SARは、撮像シーケンスの進行に沿って時々刻々と変化する値であり、この6分平均SARは、個別SARの値、撮像単位の個別の撮像時間および各撮像単位の撮像順序から、例えば1分単位で算出することができる。本実施形態では、図4の6分平均SAR表示D2に示すように、算出された6分平均SARの値を、各撮像単位に関連付けて表示している。
また、実施形態の磁気共鳴撮像装置1では、算出した6分平均SARが所定の安全基準値、例えば、IECで規定される2.0(W/kg)を超える場合は、2.0(W/kg)を超えるその6分平均SARを赤色等で強調するものとしている。この強調表示により、現在計画している撮像が、IECで規定するSARの安全基準を満たさない撮像であり、何らかの変更が必要であることをユーザに一目瞭然に示すことが可能となる。
算出された6分平均SARの値から、上記の赤色等の強調表示を伴う6分平均SAR表示D2の元となるデータを作成する処理は、図2に示した6分平均SAR表示生成部76で行う。
ところで、現在計画している撮像が、IECで規定する6分平均SARの安全基準を満たさないことが6分平均SAR表示D2から判ったとき、安全基準を満たすように計画した撮像を変更する方法として、1)撮像単位の撮像順序を変更する、2)撮像単位の間に待ち時間を挿入する、3)個別SARの値を低減する、4)撮像単位の撮像時間を短縮する、等の方法が考えられる。これらのうち、撮像計画の変更の規模が小さく、検査内容への影響が少ないのは、1)撮像順序を変更する、方法である。また、2)撮像単位の間に待ち時間を挿入する、方法も、全体の撮像時間は若干長くなるものの、撮像計画の変更の規模が小さく、検査内容への影響は比較的少ない。
本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1では、個別SARの大小関係と各撮像単位とを関連付けた個別SAR表示を行っており、この結果、撮像単位の撮像順序の変更に関する操作、或いは、待ち時間の挿入に関する操作を容易に、かつ効率よく実行できる。この理由は以下のとおりである。
前述したように、個別SARと6分平均SARとは異なる物理量であり、個別SARの値が安全基準値2.0(W/kg)を超えたからといって、そのことが直ちに6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを意味しない。個別SARの値が安全基準値2.0(W/kg)を超える撮像単位(以下、この撮像単位を危険撮像単位と呼ぶ場合がある)の撮像時間が6分に対して短い場合は、単独の危険撮像単位において、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることはない。なお、一連の撮像シーケンスの中の総ての撮像単位において、個別SARの値が安全基準値2.0(W/kg)以下の場合にも、6分平均SARは安全基準値2.0(W/kg)を超えない。
一方、6分平均SARは安全基準値2.0(W/kg)を超えている場合は、その一連の撮像シーケンスの中に、危険撮像単位が少なくとも1つ含まれていることになる。そして、危険撮像単位の撮像時間が6分未満であったとしても、危険撮像単位の近傍の位置に、個別SARが高い値を示す撮像単位が配置されている場合は、6分平均SARは安全基準値2.0(W/kg)を超える可能性が高い。つまり、危険撮像単位の周辺に、個別SARの値が高い撮像単位が集中していると、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超える可能性が高くなる。このような場合、撮像順序を変更して、危険撮像単位の周辺に個別SARの値が低い撮像単位を配置することにより、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを回避することができる。より効果的には、撮像順序を変更して、危険撮像単位の撮像の直前に、個別SARの値が低い撮像単位を配置することにより、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを回避することができる。
本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1では、個別SARの大小関係を、例えば色分け表示で示しているため、個別SARの値の高い撮像単位の集中の程度が一目瞭然となる。また、個別SARの値の低い撮像単位も瞬時に色等で見分けることができる。この結果、撮像順序を変更して、危険撮像単位の周辺に個別SARの値が低い撮像単位を配置する操作を迅速かつ確実に行うことができる。
(3−2)第2の表示例
図5は、SAR表示画面SC2の第2の表示例を示す図である。第2の表示例では、個別SAR表示D1と6分平均SAR表示D2に加えて、設定された撮像単位の撮像順位に対応する撮像経過時間と個別SARとの関係を表す個別SARグラフG1を、例えば棒グラフとして表示する。個別SARグラフG1の横軸は、撮像開始から撮像終了までを、例えば分の単位で示す経過時間である。また、個別SARグラフG1の縦軸は個別SARの値(単位はW/kg)である。図5に示すように、個別SARグラフG1に、所定の安全基準値、例えば、6分平均SARに対する安全基準値2.0(W/kg)を示すラインを重ねて表示してもよい。算出された個別SARの値から、個別SARグラフG1の元となるデータを作成する処理は、図2に示した個別SARグラフ表示生成部75で行う。
個別SARグラフG1の表示は大きな表示領域を要するものの、個別SAR表示D1のみの表示に比べて、個別SARの大小関係や個別SARの値の高い撮像単位の集中の程度を操作者により一層直感的に把握させることができる。また、個別SARの値の低い撮像単位も瞬時に見分けさせることができる。この結果、撮像順序を変更して、危険撮像単位の周辺に個別SARの値が低い撮像単位を配置する操作を迅速かつ確実に行うことができる。
なお、図5では、個別SAR表示D1と個別SARグラフG1の双方を表示しているが、個別SAR表示D1を省略して、個別SARグラフG1のみを表示しても良い。
(3−3)第3の表示例
図6は、SAR表示画面SC2の第3の表示例を示す図である。第3の表示例では、個別SAR表示D1、6分平均SAR表示D2、及び個別SARグラフG1に加えて、設定された撮像単位の撮像順位に対応する撮像経過時間と6分平均SARとの関係を表す6分平均SARグラフG2を、例えば折れ線グラフとして表示する。6分平均SARグラフG2の横軸は、個別SARグラフG1と同様に、撮像開始から撮像終了までを、例えば分の単位で示す経過時間である。また、縦軸は6分平均SARの値(単位はW/kg)である。図6に示すように、6分平均SARグラフG2に、所定の安全基準値、例えば、6分平均SARに対する安全基準値2.0(W/kg)を示すラインを重ねて表示してもよい。算出された6分平均SARの値から、6分平均SARグラフG2の元となるデータを作成する処理は、図2に示した6分平均SARグラフ表示生成部77で行う。
6分平均SARグラフG2の表示は大きな表示領域を要するものの、6分平均SAR表示D2のみの表示に比べて、6分平均SARの変化の様子や、6分平均SARがその安全基準値2.0(W/kg)を超えているか否かを、操作者により一層直感的に把握させることができる。
なお、図6では、6分平均SAR表示D2と6分平均SARグラフG2の双方を表示しているが、6分平均SAR表示D2を省略して、6分平均SARグラフG2のみを表示しても良い。
(4)撮像順序の変更
前述したように、個別SAR表示D1や個別SARグラフG1によって、個別SARの値の高い撮像単位の集中の程度が一目瞭然となる。また、個別SARの値の低い撮像単位も色やグラフで瞬時に見分けることができる。この結果、撮像順序の変更を、試行錯誤的にむやみに行うのではなく、短時間で、例えば、1回の変更作業で効率的に行うことができる。つまり、危険撮像単位の撮像の直前に、個別SARの値が低い撮像単位を配置するように撮像順序を変更することで、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを高い蓋然性で回避することができる。
図4−図6に示す、撮像順序変更前の撮像シーケンスでは、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えている。そして、個別SARが2.50(W/kg)の撮像単位「5000」が危険撮像単位に該当している。また、危険撮像単位である撮像単位「5000」の直前には個別SARの値が高い撮像単位「4000」(個別SARの値:2.00(W/kg))が配置されている。
前述した撮像順序の変更の考え方では、危険撮像単位の撮像の直前に、個別SARの値が低い撮像単位を配置すれば良い。この考え方に従うと、危険撮像単位である撮像単位「5000」の直前に個別SARの値が低い撮像単位「6000」(個別SARの値:0.70(W/kg))を配置するように、撮像単位「5000」と撮像単位「6000」の撮像順序を入れ替えれば良いことになる。
図7は、上記の考え方に基づいて、撮像順序を変更した後のSAR表示画面SC2の表示例を示す図である。なお、図7は、第3の表示例に対応する表示画面である。
図7に示すように、撮像単位表示ウィンドウW1では、撮像単位「5000」と撮像単位「6000」の撮像順序が入れ替わっている。また、これに対応して、個別SAR表示D1や個別SARグラフG1の個別SARの表示順序も入れ替わっている。
一方、6分平均SARは撮像順序の変更後に再計算される。図7の6分平均SAR表示D2と6分平均SARグラフG2は、いずれも再計算後の6分平均SARを示している。これらの表示から分かるように、撮像順序の変更後の6分平均SARは、安全基準値2.0(W/kg)以下となっている。このことは、撮像順位の変更が一回で成功したことを意味している。そして、6分平均SAR表示D2から強調表示(赤色表示)が消えていること、および、6分平均SARグラフG2の折れ線グラフが総て安全基準値2.0(W/kg)を示すラインの下側にあることから、撮像順序の変更が成功したことを、ユーザは瞬時に把握することができる。
(5)待ち時間の挿入
撮像順序を変更するのではなく、当初の撮像順序を維持しつつ撮像単位の間に待ち時間を挿入することによっても、6分平均SARを低減することができ、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを回避することができる。
この場合においても、個別SARの高い撮像単位が集中している時間領域に待ち時間を挿入すると、効率よく6分平均SARを低減することができる。より具体的には、危険撮像単位がある場合、この危険撮像単位の撮像の直前に待ち時間を挿入することによって、6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを回避することができる。
前述したように、本実施形態の磁気共鳴撮像装置1では、個別SAR表示D1や個別SARグラフG1によって、個別SARの値の高い撮像単位の集中の程度が一目瞭然となっている。このため、待ち時間の挿入位置を試行錯誤的に決めるのではなく、個別SAR表示D1や個別SARグラフG1の表示に基づいて決定することがきる。つまり、危険撮像単位の撮像の直前に待ち時間を挿入することで6分平均SARが安全基準値2.0(W/kg)を超えることを高い蓋然性で回避することができる。
図8は、上記の考え方に基づいて待ち時間を挿入した後のSAR表示画面SC2の表示例を示す図である。なお、図8も、第3の表示例に対応する表示画面である。
図8に示すように、撮像単位表示ウィンドウW1では、危険撮像単位である撮像単位「5000」の直前に、1分間の待ち時間「Waiting」を挿入している。待ち時間「Waiting」の間はRFパルスの送信は行われないため、個別SARの値はゼロとなる。図8の個別SAR表示D1や個別SARグラフG1は、この事実に基づく表示となっている。
一方、6分平均SARは待ち時間の挿入によって変化するため、待ち時間挿入後に再計算される。図8の6分平均SAR表示D2と6分平均SARグラフG2は、いずれも再計算後の6分平均SARを示している。これらの表示から分かるように、撮像順序の変更後の6分平均SARは、安全基準値2.0(W/kg)以下となっている。このことは、待ち時間の挿入操作が一回で成功したことを意味している。そして、図7と同様に、6分平均SAR表示D2から強調表示(赤色表示)が消えていること、および、6分平均SARグラフG2の折れ線グラフが総て安全基準値2.0(W/kg)を示すラインの下側にあることから、待ち時間の挿入操作が成功したことを、ユーザは瞬時に把握することができる。
なお、撮像順序の変更や、待ち時間の挿入は、入力装置62で行われた操作に基づいて、図2の撮像順順序変更部71が行う。
以上説明してきたように、本実施形態の磁気共鳴撮像装置1によれば、SAR規格値を満たすように撮像順序を効率よく変更する操作、或いは待ち時間を効率よく挿入する操作を、簡便に支援することができる。
なお、ここまで説明してきた個別SARや6分平均SARの表示、および撮像順序の変更処理や待ち時間の挿入処理は、いずれも実際の撮像を開始する前の処理である。撮像順序の変更処理や待ち時間の挿入処理によって、6分平均SARが安全基準値を満たすことが確認された後に、実際の撮像が開始されることになる。
また、上述の説明では、10秒平均SARについて触れていないが、10秒平均SARの安全基準値は、通常、6分平均SARの安全基準値(2.00(W/kg))の2倍程度の大きな値(4.00(W/kg))に設定されている。従って、上述した危険撮像単位の個別SARは、6分平均SARの安全基準値(2.00(W/kg))よりも大きく、10秒平均SARの安全基準値(4.00(W/kg))よりも小さいことを前提としている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 磁気共鳴撮像装置
60 演算装置
62 入力装置
64 表示装置(表示部)
70 撮像条件設定部
71 撮像順序変更部
72 個別SAR算出部
73 6分平均SAR算出部

Claims (13)

  1. 複数の撮像単位の撮像を連続実行する磁気共鳴撮像装置であって、前記各撮像単位の撮像順序を手動操作によって変更可能な磁気共鳴撮像装置において、
    前記撮像単位の個別の撮像時間と前記各撮像単位の撮像順序とを少なくとも設定可能な設定部と、
    前記各撮像単位のSAR(Specific Absorption Ratio)を前記個別の撮像時間で平均した個別SARを、前記撮像単位ごとに算出する個別SAR算出部と、
    算出した前記各個別SARの大小関係と前記各撮像単位とが関連付けられた個別SAR表示を、撮像開始前に表示する表示部と、
    前記個別SAR表示の参照に基づくユーザ操作により、前記各撮像単位の撮像順序を変更可能な撮像順序変更部と、
    を備えたことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
  2. 前記個別SAR表示は、前記各個別SARの大小関係を、異なる色、または異なる濃淡で表現した表示である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置。
  3. 前記個別SAR表示は、前記個別SARが所定の安全基準値を超える場合は、前記安全基準値を超えた個別SARを強調する表示である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴撮像装置。
  4. 前記個別SAR表示は、前記各撮像単位の撮像順序に対応する撮像経過時間と、前記各個別SARとの関係を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置。
  5. 前記グラフは、所定の安全基準値を示すラインをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴撮像装置。
  6. 前記所定の安全基準値は、直近の6分間のSARを6分間で平均した6分平均SARに対して規定された安全基準値である、
    ことを特徴とする請求項3又は5に記載の磁気共鳴撮像装置。
  7. 前記撮像単位の個別の撮像時間、前記各撮像単位の撮像順序及び前記個別SARを用いて、直近の6分間のSARを6分間で平均した6分平均SARを算出する6分平均SAR算出部、をさらに備え、
    前記表示部は、算出した前記6分平均SARの大小関係と前記各撮像単位とが関連付けられた6分平均SAR表示を、撮像開始前にさらに表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気共鳴撮像装置。
  8. 前記6分平均SAR表示は、前記算出した6分平均SARが所定の安全基準値を超える場合は、前記安全基準値を超えた6分平均SARを強調する表示である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴撮像装置。
  9. 前記6分平均SAR表示は、設定された撮像順序に対応する撮像経過時間と、前記算出した6分平均SARとの関係を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴撮像装置。
  10. 前記6分平均SAR表示のグラフは、所定の安全基準値を示すラインをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の磁気共鳴撮像装置。
  11. 前記撮像順序変更部は、
    前記個別SAR表示の参照に基づくユーザ操作により、任意の隣接する撮像単位の間に、所望の長さの待ち時間を挿入することができる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気共鳴撮像装置。
  12. 前記撮像単位の個別の撮像時間、前記各撮像単位の撮像順序、前記個別SAR及び前記挿入された待ち時間を用いて、直近の6分間のSARを6分間で平均した6分平均SARを算出する6分平均SAR算出部、をさらに備え、
    前記表示部は、算出した前記6分平均SARの大小関係と前記各撮像単位とが関連付けられた6分平均SAR表示を、撮像開始前にさらに表示する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の磁気共鳴撮像装置。
  13. 前記6分平均SAR表示は、設定された撮像順序に対応する撮像経過時間と、前記算出した6分平均SARとの関係を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項12に記載の磁気共鳴撮像装置。
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