JP2014011727A - 経路制御プロトコルに基づいて障害ノード装置又は障害リンクをリアルタイムに検出する方法、ノード装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】観測ノード装置が、受信したUPDATEメッセージが経由したパスを記録し、プレフィックス数が零となった障害候補ノード装置又は障害候補リンクを検出する第1のステップと、障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する第2のステップと、迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスのUPDATEメッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスのUPDATEメッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する第3のステップとを有する。
【選択図】図2
Description
(1)メッセージ種別
(2)プレフィックス
(3)AS_PATH属性
「メッセージ種別」は、経路更新メッセージのタイプ(通知Announce/削除Withdraw)を表す。
「プレフィックス」は、IPアドレス及びサブネットマスクの組(xxx.xxx.xxx.xxx/xx)であって、送信元ネットワークアドレス(送信元アドレスの範囲)を表す。
「AS_PATH属性」は、プレフィックスからの到達経路のパス(AS番号の列)を表す。
各ノード装置が、広報元としての1つ以上のプレフィックス及び固有識別番号を含む経路更新メッセージを定期的にブロードキャストで送信し、
各ノード装置が、受信した経路更新メッセージに含まれる、中継ノード装置の固有識別番号の連続からなるパスに、更に当該ノード装置の固有識別番号を含めて、当該経路更新メッセージを中継転送し、
観測ノード装置が、ノード装置間のリンクの障害か、又は、当該ノード装置自体の障害かを切り分けて検出する障害検出方法において、
観測ノード装置が、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する第1のステップと、
障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する第2のステップと、
迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する第3のステップと
を有することを特徴とする。
観測ノード装置における第1のステップについて、
経路更新メッセージが経由したパスを用いて、各ノード装置が広報元となるプレフィックス毎に、正常状態時における1つの正常状態パスを決定する第11のステップと、
プレフィックス毎に、当該プレフィックスを広報するノード装置を「監視対象ノード装置」とし、当該監視対象ノード装置と結ぶリンクを「監視対象リンク」として決定する第12のステップと、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、単位時間における、監視対象ノード装置のプレフィックス数と、監視対象リンクをパスに含むプレフィックス数とを計測する第13のステップと、
ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する第14のステップと
を有することも好ましい。
観測ノード装置における第14のステップについて、
正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce(通知)状態である場合に、タイプWithdraw(削除)の経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスにおける監視対象ノード装置及び監視対象リンクのプレフィックス数を1減分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれない、又は、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1増分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれており、且つ、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象リンクのプレフィックス数を1増分する
ことも好ましい。
観測ノード装置における第11のステップについて、各ノード装置のプレフィックス毎に、受信した経路更新メッセージに含まれるパス毎の累積利用時間を収集し、所定時間範囲で、当該累積利用時間が最も長いパスを正常状態パスとして決定することも好ましい。
経路制御プロトコルは、BGP(Border Gateway Protocol)であり、
固有識別番号は、AS(Autonomous System)番号であり、
経路更新メッセージは、BGPのUPDATE(Announce/Withdraw)であり、
プレフィックスとは、IPアドレスとサブネットマスクのビット数との組からなる送信元アドレス又はその範囲であり、
経路更新メッセージのパスは、AS_PATH属性に含まれる
ことも好ましい。
広報元としての1つ以上のプレフィックス及び固有識別番号を含む経路更新メッセージを定期的にブロードキャストで送信する経路更新メッセージ送信手段と、
受信した経路更新メッセージに含まれる、中継ノード装置の固有識別番号の連続からなるパスに、更に当該ノード装置の固有識別番号を含めて、当該経路更新メッセージを中継転送する中継転送手段と
を有するノード装置において、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する障害候補検出手段と、
障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する迂回リンク判定手段と、
迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する障害検出手段と
を有することを特徴とする。
障害候補検出手段は、
経路更新メッセージが経由したパスを用いて、各ノード装置が広報元となるプレフィックス毎に、正常状態時における1つの正常状態パスを決定する正常状態パス決定手段と、
プレフィックス毎に、当該プレフィックスを広報するノード装置を「監視対象ノード装置」とし、監視対象ノード装置と結ぶリンクを「監視対象リンク」として決定する監視対象決定手段と、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、単位時間における、監視対象ノード装置のプレフィックス数と、監視対象リンクをパスに含むプレフィックス数とを計測するプレフィックス数計測手段と、
ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを決定する障害候補決定手段と
を有することも好ましい、
障害候補決定手段は、
正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce(通知)状態である場合に、タイプWithdraw(削除)の経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスにおける監視対象ノード装置及び監視対象リンクのプレフィックス数を1減分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれない、又は、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1増分し、
正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれており、且つ、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象リンクのプレフィックス数を1増分する
ことも好ましい。
経路制御プロトコルは、BGP(Border Gateway Protocol)であり、
固有識別番号は、AS(Autonomous System)番号であり、
経路更新メッセージは、BGPのUPDATE(Announce/Withdraw)であり、
プレフィックスとは、IPアドレスとサブネットマスクのビット数との組からなる送信元アドレス又はその範囲であり、
経路更新メッセージのパスは、AS_PATH属性に含まれる
ことも好ましい。
広報元としての1つ以上のプレフィックス及び固有識別番号を含む経路更新メッセージを定期的にブロードキャストで送信する経路更新メッセージ送信手段と、
受信した経路更新メッセージに含まれる、中継ノード装置の固有識別番号の連続からなるパスに、更に当該ノード装置の固有識別番号を含めて、当該経路更新メッセージを中継転送する中継転送手段と
して機能させるノード装置用のプログラムにおいて、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する障害候補検出手段と、
障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する迂回リンク判定手段と、
迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する障害検出手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
ノード装置AS60は、以下のように、自ら管理するプレフィックス及びAS番号を含むUPDATE(Announce)メッセージを定期的に送信する。
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p60|60] :ノード装置AS40へ
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p61|60] :ノード装置AS50へ
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p62|60] :ノード装置AS40へ
ノード装置AS40は、以下のように、AS60から受信したそのUPDATEメッセージのASパスに、自らのAS番号[40]を追加して、ノード装置AS30及びAS20へ送信する。
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p60|40 60] :ノード装置AS20へ
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p62|40 60] :ノード装置AS30へ
ノード装置AS50は、以下のように、AS60から受信したそのUPDATEメッセージのASパスに、自らのAS番号[50]を追加して、ノード装置AS20へ送信する。
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p61|50 60] :ノード装置AS20へ
ノード装置AS30は、以下のように、AS40から受信したそのUPDATEメッセージのASパスに、自らのAS番号[30]を追加して、ノード装置AS20へ送信する。
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p62|30 40 60]:ノード装置AS20へ
ノード装置AS20は、以下のように、AS30,AS40又はAS50から受信したそのUPDATEメッセージのASパスに、自らのAS番号[20]を追加して、ノード装置AS10へ送信する。
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p60|20 40 60]:ノード装置AS10へ
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p61|20 50 60]:ノード装置AS10へ
UPDATE(Announce)メッセージ[A|p62|20 30 40 60]:ノード装置AS10へ
ノード装置AS10は、AS60から受信したそのUPDATEメッセージのASパスに、自らのAS番号[10]を追加し、それをパステーブルに記録する。
[S1]受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する。ここで、複数のノード装置や複数のリンクについてプレフィックス数の零が検出された場合、観測点に最も近いノード装置及びリンクを、障害候補として考えることができる。
(1)当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定する。
(2)逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する。
勿論、プレフィックス数が零となったものが障害候補ノード装置のみである場合、最も観測点に近い障害候補ノード装置を障害箇所と推定する。また、プレフィックス数が零となったものが障害候補リンクのみである場合、最も観測点に近い障害候補リンクを障害箇所と推定する。
(S11)経路更新メッセージが経由したパスを用いて、各ノード装置が広報元となるプレフィックス毎に、正常状態時における1つの正常状態パス(最適経路)を決定する。
p60について、累積利用時間「240時間」のASパス[10 20 40 60]
p61について、累積利用時間「200時間」のASパス[10 20 50 60]
p62について、累積利用時間「180時間」のASパス[10 20 30 40 60]
プレフィックスp70については、ノード装置AS70とリンク[60-70]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp60については、ノード装置AS60とリンク[40-60]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp61については、ノード装置AS60とリンク[50-60]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp62については、ノード装置AS60とリンク[40-60]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp50については、ノード装置AS50とリンク[30-50]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp40については、ノード装置AS40とリンク[30-40]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp30については、ノード装置AS30とリンク[20-30]とが、監視対象として決定される。
プレフィックスp20については、ノード装置AS20とリンク[10-20]とが、監視対象として決定される。
秒以内の候補群を同一のクラスタとして分割する。そして、クラスタ毎に、障害候補ノード装置及び障害候補リンクについて、障害箇所を推定する。
プレフィックス毎に、「ASパス」「状態」「監視対象AS」「監視対象リンク」が記録されたものである。「ASパス」とは、受信したUPDATEメッセージに含まれるパスであって、後述するように正常状態パスに基づくものである。「状態」とは、受信したUPDATEメッセージに含まれるタイプ(Announce(通知)又はWithdraw(削除))である。「監視対象AS」とは、当該プレフィックスの広報元となるASである。「監視対象リンク」とは、監視対象ASから下流に接続されたリンクであって、当該プレフィックスが流れるリンクである。
[ノード装置のプレフィックス数]
ノード装置(AS番号)毎に、当該ノード装置が広報元として送信し、且つ、当該観測ノード装置で観測されたプレフィックス数が記録されている。図8によれば、ノード装置AS60が広報元として送信し、且つ、当該観測ノード装置で観測されてプレフィックス数は、p60,p61,p62の「3」となる。
[リンクのプレフィックス数]
ノード装置(AS番号)間のリンク毎に、当該リンクを経由して受信されたプレフィックス数が記録されている。図8によれば、リンク40-60を経由して受信されたプレフィックス数は、p60,p62の「2」であり、リンク50-60を経由して受信されたプレフィックス数は、p61の「1」である。
(1)当該障害候補ノード装置AS60が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定する。
(2)逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置AS60に障害が発生していると判定する。
UPDATE(Withdraw):[W| p60,p62,p70]
Withdrawは、経路が削除されたことを意味する。UPDATE(Withdraw)メッセージには、ノード装置AS40が過去に中継した経路更新(UPDATE)メッセージについて、リンク[AS40-AS60]を介したプレフィックスが含まれる。
障害候補検出部11は、受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する。
迂回リンク判定部12は、障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する。
障害検出部13は、迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する。
10 中継転送部
11 障害候補検出部
111 正常状態パス決定部
112 監視対象決定部
113 プレフィックス数計数部
114 障害候補決定部
12 迂回リンク判定部
13 障害検出部
14 経路更新メッセージ受信監視部
15 経路更新メッセージ送信部
2 障害箇所検出装置
Claims (11)
- 固有識別番号を有する複数のノード装置が相互に接続され、経路制御プロトコルの経路更新メッセージを送受信するネットワークであり、
各ノード装置が、広報元としての1つ以上のプレフィックス及び固有識別番号を含む経路更新メッセージを定期的にブロードキャストで送信し、
各ノード装置が、受信した前記経路更新メッセージに含まれる、中継ノード装置の固有識別番号の連続からなるパスに、更に当該ノード装置の固有識別番号を含めて、当該経路更新メッセージを中継転送し、
観測ノード装置が、ノード装置間のリンクの障害か、又は、当該ノード装置自体の障害かを切り分けて検出する障害検出方法において、
前記観測ノード装置が、
受信した経路更新メッセージが経由した前記パスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する第1のステップと、
前記障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する前記障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する第2のステップと、
前記迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、前記障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、前記障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する第3のステップと
を有することを特徴とする障害検出方法。 - 前記観測ノード装置における第1のステップについて、
前記経路更新メッセージが経由した前記パスを用いて、各ノード装置が広報元となるプレフィックス毎に、正常状態時における1つの正常状態パスを決定する第11のステップと、
プレフィックス毎に、当該プレフィックスを広報するノード装置を「監視対象ノード装置」とし、当該監視対象ノード装置と結ぶリンクを「監視対象リンク」として決定する第12のステップと、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、単位時間における、監視対象ノード装置のプレフィックス数と、監視対象リンクをパスに含むプレフィックス数とを計測する第13のステップと、
ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する第14のステップと
を有することを特徴とする請求項1に記載の障害検出方法。 - 前記観測ノード装置における第14のステップについて、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce(通知)状態である場合に、タイプWithdraw(削除)の経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスにおける監視対象ノード装置及び監視対象リンクのプレフィックス数を1減分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれない、又は、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1増分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれており、且つ、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象リンクのプレフィックス数を1増分する
ことを特徴とする請求項2に記載の障害検出方法。 - 前記観測ノード装置における第11のステップについて、各ノード装置のプレフィックス毎に、受信した前記経路更新メッセージに含まれるパス毎の累積利用時間を収集し、所定時間範囲で、当該累積利用時間が最も長いパスを前記正常状態パスとして決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の障害検出方法。
- 前記経路制御プロトコルは、BGP(Border Gateway Protocol)であり、
前記固有識別番号は、AS(Autonomous System)番号であり、
前記経路更新メッセージは、BGPのUPDATE(Announce/Withdraw)であり、
前記プレフィックスとは、IPアドレスとサブネットマスクのビット数との組からなる送信元アドレス又はその範囲であり、
前記経路更新メッセージの前記パスは、AS_PATH属性に含まれる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のノード装置の障害検出方法。 - 経路制御プロトコルの経路更新メッセージを送受信するネットワークに接続された、固有識別番号を有するノード装置であって、
広報元としての1つ以上のプレフィックス及び固有識別番号を含む経路更新メッセージを定期的にブロードキャストで送信する経路更新メッセージ送信手段と、
受信した前記経路更新メッセージに含まれる、中継ノード装置の固有識別番号の連続からなるパスに、更に当該ノード装置の固有識別番号を含めて、当該経路更新メッセージを中継転送する中継転送手段と
を有するノード装置において、
受信した経路更新メッセージが経由した前記パスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する障害候補検出手段と、
前記障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する前記障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する迂回リンク判定手段と、
前記迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、前記障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、前記障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する障害検出手段と
を有することを特徴とするノード装置。 - 前記障害候補検出手段は、
前記経路更新メッセージが経由した前記パスを用いて、各ノード装置が広報元となるプレフィックス毎に、正常状態時における1つの正常状態パスを決定する正常状態パス決定手段と、
プレフィックス毎に、当該プレフィックスを広報するノード装置を「監視対象ノード装置」とし、前記監視対象ノード装置と結ぶリンクを「監視対象リンク」として決定する監視対象決定手段と、
受信した経路更新メッセージが経由したパスを記録し、単位時間における、監視対象ノード装置のプレフィックス数と、監視対象リンクをパスに含むプレフィックス数とを計測するプレフィックス数計測手段と、
ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを決定する障害候補決定手段と
を有することを特徴とする請求項6に記載のノード装置。 - 前記障害候補決定手段は、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce(通知)状態である場合に、タイプWithdraw(削除)の経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスにおける監視対象ノード装置及び監視対象リンクのプレフィックス数を1減分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがAnnounce状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれない、又は、監視対象ノード装置が広報元ノード装置でない場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1減分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象ノード装置のプレフィックス数を1増分し、
前記正常状態パスにおけるプレフィックスがWithdraw状態である場合に、タイプAnnounceの経路更新メッセージを受信した際に、当該プレフィックスのパスに監視対象リンクが含まれており、且つ、監視対象ノード装置が広報元ノード装置である場合、監視対象リンクのプレフィックス数を1増分する
ことを特徴とする請求項7に記載のノード装置。 - 前記正常状態パス決定手段は、各ノード装置のプレフィックス毎に、受信した前記経路更新メッセージに含まれるパス毎の累積利用時間を収集し、所定時間範囲で、当該累積利用時間が最も長いパスを前記正常状態パスとして決定することを特徴とする請求項7又は8に記載のノード装置。
- 前記経路制御プロトコルは、BGP(Border Gateway Protocol)であり、
前記固有識別番号は、AS(Autonomous System)番号であり、
前記経路更新メッセージは、BGPのUPDATE(Announce/Withdraw)であり、
前記プレフィックスとは、IPアドレスとサブネットマスクのビット数との組からなる送信元アドレス又はその範囲であり、
前記経路更新メッセージの前記パスは、AS_PATH属性に含まれる
ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載のノード装置。 - 経路制御プロトコルの経路更新メッセージを送受信するネットワークに接続された、固有識別番号を有するノード装置に搭載されたコンピュータを
広報元としての1つ以上のプレフィックス及び固有識別番号を含む経路更新メッセージを定期的にブロードキャストで送信する経路更新メッセージ送信手段と、
受信した前記経路更新メッセージに含まれる、中継ノード装置の固有識別番号の連続からなるパスに、更に当該ノード装置の固有識別番号を含めて、当該経路更新メッセージを中継転送する中継転送手段と
して機能させるノード装置用のプログラムにおいて、
受信した経路更新メッセージが経由した前記パスを記録し、ノード装置毎のプレフィックス数が零となった障害候補ノード装置と、リンク毎のプレフィックス数が零となった障害候補リンクとを検出する障害候補検出手段と、
前記障害候補リンクの上流側ノード装置と一致する前記障害候補ノード装置について、当該障害候補リンク以外の迂回リンクの有無を判定する迂回リンク判定手段と、
前記迂回リンクが有る場合、当該障害候補ノード装置が広報元となるプレフィックスの経路更新メッセージが到達しているならば、前記障害候補リンクに障害が発生していると判定し、逆に、当該プレフィックスの経路更新メッセージが到達していないならば、前記障害候補ノード装置に障害が発生していると判定する障害検出手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするノード装置用のプログラム。
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JP2012148555A JP5829183B2 (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 経路制御プロトコルに基づいて障害ノード装置又は障害リンクをリアルタイムに検出する方法、ノード装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012148555A JP5829183B2 (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 経路制御プロトコルに基づいて障害ノード装置又は障害リンクをリアルタイムに検出する方法、ノード装置及びプログラム |
Publications (2)
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