JP2014010379A - ビーム整形レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、半導体レーザを用いた光源ユニットに用いられるビーム整形レンズに関し、異なる開き角に対応できるビーム整形レンズを提供することを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために、鏡筒5にシリンドリカルレンズ6、7を配置したビーム整形レンズ2において、鏡筒5を分割鏡筒8、9の分割構造とし、接続部10にネジ溝10aを設け分割鏡筒8に対する分割鏡筒9の回転動作により、シリンドリカルレンズ6、7の間隔と倍率調整方向6b、7bの調整を行う構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】この目的を達成するために、鏡筒5にシリンドリカルレンズ6、7を配置したビーム整形レンズ2において、鏡筒5を分割鏡筒8、9の分割構造とし、接続部10にネジ溝10aを設け分割鏡筒8に対する分割鏡筒9の回転動作により、シリンドリカルレンズ6、7の間隔と倍率調整方向6b、7bの調整を行う構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体レーザを用いた光源ユニットに用いられるビーム整形レンズに関する。
一般に半導体レーザを用いた光源ユニットは、半導体レーザから出射されるレーザ光線が、半導体接合面に平行な方向と垂直な方向とで広がり角が異なることから楕円光束となるため、2枚のシリンドリカルレンズを組み合わせたビーム整形レンズを用いて楕円光束のアスペクト比を調整し円光束に変換して、半導体レーザから出射されたレーザ光線の利用効率を高めている。
また、このような半導体レーザを用いた光源ユニットの使い方として、レーザ加工機などの高出力用途が検討されており、この高出力を確保するための構成として、複数の半導体レーザを並べて、これらから出射されるレーザ光線をビーム整形レンズで円光束に変換した後で集光させて使用する構成が知られている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、半導体レーザの特徴として出射されるレーザ光線の開き角のバラツキが大きく、レーザ光線の利用効率を最大化するために、複数の半導体レーザに対してそれぞれの開き角に応じて個別に調整しようとすれば、開き角のバラツキに応じた複数種類のビーム整形レンズを用意せねばならず、物造りの観点から実現困難であることから、異なる開き角に対応できるビーム整形レンズの開発が急務となっている。
そこで、本発明はこのような問題を解決し、半導体レーザから出射されたレーザ光線の開き角のバラツキに対応できるビーム整形レンズを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、鏡筒に2枚のシリンドリカルレンズを配置したビーム整形レンズにおいて、鏡筒を分割構造とし、接続部分にネジ溝を設け、一方の分割鏡筒に対する他方の分割鏡筒の回転動作により、2枚のシリンドリカルレンズの間隔と倍率調整方向の調整を行う構成とした。
この構成により本発明は、半導体レーザから出射されたレーザ光線の開き角のバラツキに対応できるビーム整形レンズを提供することが出来るのである。
以下、本発明の一実施の形態における光源ユニットについて図を用いて説明する。
図1(a)および図1(b)は半導体レーザ1とビーム整形レンズ2を基台3の主面上で一体化した光源ユニットを示したものであり、ビーム整形レンズ2は、半導体レーザ1から出射された破線で示すレーザ光線のアスペクト比を調整し、楕円形状の発散光束から円形状の平行光束に変換する機能を有している。なお、図1(a)は光源ユニットを側方から見た模式図であり、図1(b)は光源ユニットを上方から見た模式図である。
また、ビーム整形レンズ2は、貫通孔4を有する鏡筒5の内部に、図2に示されるシリンドリカルレンズ6、7を光軸方向に2枚配置した構成であり、入射側に設けられたシリンドリカルレンズ6は、半導体レーザ1からの楕円光束の長手方向、つまり、図1(b)に示すシリンドリカルレンズ6の母線6aと直交する方向(以下、倍率調整方向と称す)6bの倍率調整していることを示している。出射側に設けられたシリンドリカルレンズ7は、半導体レーザ1からの楕円光束の短手方向、つまり、図1(a)に示すシリンドリカルレンズ7の母線7aと直交する方向(以下、倍率調整方向と称す)7bの倍率調整していることを示している。
そして、このビーム整形レンズ2において、半導体レーザ1から射出されるレーザ光線の利用効率を高めるためには、上述したように、それぞれのシリンドリカルレンズ6、7の倍率調整方向6b、7bが、半導体レーザ1から出射される楕円光束の長手方向と短手方向に整合されていることと、半導体レーザ1の開き角のバラツキに対応出来ることが重要となる。
そこで、この一実施の形態のビーム整形レンズ2においては、鏡筒5を光軸方向に二分割し、分割された分割鏡筒8、9にシリンドリカルレンズ6、7を配置し、分割鏡筒8と分割鏡筒9の接続部10にネジ溝10aを設け、このネジ溝10aを用いて分割鏡筒8、9を一体化する際の回転動作により、シリンドリカルレンズ6とシリンドリカルレンズ7の間隔、およびシリンドリカルレンズ6の倍率調整方向6bに対するシリンドリカルレンズ7の倍率調整方向7bの調整を同時に実現している。
すなわち、このような光源ユニットでは、半導体レーザ1を実装した基台3にビーム整形レンズ2を取り付ける際、先ずオートコリメータ(特に図示せず)を用いて入射側のシリンドリカルレンズ6の倍率調整方向6bを入射される楕円光束の長手方向を一致させるとともに、シリンドリカルレンズ6と半導体レーザ1との間隔を調節しながら分割鏡筒8を基台3に実装する。次に、出射側のシリンドリカルレンズ7を内部に配置した分割鏡筒9を分割鏡筒8に対してネジ回しの要領で一体化するのであるが、このネジ回しの回転動作により、倍率調整方向7bをシリンドリカルレンズ6に入射される楕円光束の短手方向を一致させるとともに、シリンドリカルレンズ6との間隔を調節して、シリンドリカルレンズ7から出射されるレーザー光線における、図1(b)に示す倍率調整方向7bの径11と図1(a)に示す倍率調整方向6bの径12と一致したことを確認し、分割鏡筒9を分割鏡筒8に接続固定する。
また、2枚のシリンドリカルレンズ6、7の母線6a、7a方向は、半導体レーザ1から出射されたレーザ光線の長手方向と短手方向に一致するように、常に直交した状態を保たなければならず、特に図示していないが、回転調整において半回転ごとに回転を係止する回転係止機構を設けることで調整工数が削減できる。
なお、半回転ごとの回転係止により2枚のシリンドリカルレンズ6、7の直交精度を維持するためには、初期の係止状態において2枚のシリンドリカルレンズ6、7の倍率調整方向6b、7bが直交状態でなくてはならないことから、各分割鏡筒8、9の貫通孔4にシリンドリカルレンズ6、7を挿入配置する際に、光軸を回転中心としたシリンドリカルレンズ6、7の回転方向の位置決めを行う位置決め機構を設けることが好ましい。具体的には、シリンドリカルレンズ6であれば、図1(a)に示すように、分割鏡筒8における貫通孔4の内部に段差部13を設け、この段差部の間に図2に示すシリンドリカルレンズ6におけるレンズ面14を落とし込みコバ面15を段差部13に当接させることで分割鏡筒8に対するシリンドリカルレンズ6の位置決めができる。また、図1(b)に示すように、シリンドリカルレンズ7についても同様に、分割鏡筒9における貫通孔4の内部に設けた段差部13の間にシリンドリカルレンズ7のレンズ面14を落とし込みコバ面15を段差部13に当接させることで、分割鏡筒9に対するシリンドリカルレンズ7の位置決めができる。
本発明は、半導体レーザを用いた光源ユニットに用いられるビーム整形レンズにおいて、半導体レーザの開き角のバラツキに対応できるという効果を有し、特に複数の半導体レーザを組み合わせる高出力用途の光源ユニットにおいて有用となる。
2 ビーム整形レンズ
4 貫通孔
5 鏡筒
6 (第1の)シリンドリカルレンズ
7 (第2の)シリンドリカルレンズ
8 (第1の)分割鏡筒
9 (第2の)分割鏡筒
10 接続部
10a ネジ溝
4 貫通孔
5 鏡筒
6 (第1の)シリンドリカルレンズ
7 (第2の)シリンドリカルレンズ
8 (第1の)分割鏡筒
9 (第2の)分割鏡筒
10 接続部
10a ネジ溝
Claims (3)
- 光軸を中心軸とする貫通孔を有する鏡筒と、前記貫通孔の一端側に配置される第1のシリンドリカルレンズと、前記貫通孔の他端側に配置されるとともに前記第1のシリンドリカルレンズと倍率調整方向が直交する第2のシリンドリカルレンズを備え、前記鏡筒を前記第1のシリンドリカルレンズを配置する第1の分割鏡筒と、前記第2のシリンドリカルレンズを配置する第2の分割鏡筒の分割構造とし、前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒の接続部には前記光軸を中心としたネジ溝を設け、前記ネジ溝を用いた前記第1の鏡筒に対する前記第2の鏡筒の回転動作により、前記第1のシリンドリカルレンズと前記第2のシリンドリカルレンズの間隔と、前記第1のシリンドリカルレンズに対する前記第2のシリンドリカルレンズの倍率調整方向の調整を行うことを特徴としたビーム整形レンズ。
- 接続部に回転係止部を設け、この回転係止部による第1の分割鏡筒に対する第2の分割鏡筒の係止位置を半回転毎としたことを特徴とする請求項1に記載のビーム整形レンズ。
- 第1の分割鏡筒の貫通孔に、前記第1のシリンドリカルレンズの光軸を中心とした回転方向の位置決めを行う位置決め機構を設けるとともに、第2の分割鏡筒の貫通孔に、前記第2のシリンドリカルレンズの光軸を中心とした回転方向の位置決めを行う位置決め機構を設けたことを特徴とする請求項2に記載のビーム整形レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012148244A JP2014010379A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | ビーム整形レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012148244A JP2014010379A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | ビーム整形レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014010379A true JP2014010379A (ja) | 2014-01-20 |
Family
ID=50107125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012148244A Pending JP2014010379A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | ビーム整形レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014010379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016151706A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 日東光学株式会社 | シリンドリカルレンズの母線周方向角度調整装置、シリンドリカルレンズの母線周方向角度調整装置を有するレンズ鏡筒 |
-
2012
- 2012-07-02 JP JP2012148244A patent/JP2014010379A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016151706A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 日東光学株式会社 | シリンドリカルレンズの母線周方向角度調整装置、シリンドリカルレンズの母線周方向角度調整装置を有するレンズ鏡筒 |
US10481362B2 (en) | 2015-02-18 | 2019-11-19 | Nittoh Inc. | Circumferential angle adjustment device for generatrix of cylindrical lens, and lens barrel equipped with circumferential angle adjustment device for generatrix of cylindrical lens |
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