JP2014010064A - 電子線自動測長装置、電子線自動測長装置用パラメータ自動設定システム、およびパラメータ自動設定プログラム - Google Patents

電子線自動測長装置、電子線自動測長装置用パラメータ自動設定システム、およびパラメータ自動設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、オペレータごとの自動測長パラメータの設定による再現精度のばらつきを防止でき、どのオペレータが自動測長パラメータを設定しても、一定の再現精度を満たすことが可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明のパラメータ自動設定システム120は、複数の第1の2次電子画像と、複数の第1の2次電子画像から作成される複数の第1の2次電子プロファイルと、複数の第1の2次電子画像を撮像した際に用いられた複数の測長パラメータとを格納する記憶部124と、計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータを設定する演算部123と、を備える。演算部123は、モデルとして登録された2次電子画像から第2の2次電子プロファイルを作成し、第2の2次電子プロファイルとマッチングする第1の2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを記憶部124から取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子線自動測長装置に関し、詳細には、電子線自動測長装置用パラメータ自動設定システム、そのパラメータ自動設定システムを備える電子線自動測長装置、およびパラメータ自動設定プログラムに関する。
従来から、半導体製造プロセスにおいて、回路の配線幅やゲート幅、コンタクトホールの径を始めとする集積回路の寸法測長のために電子線自動測長装置が利用されている。近年では、エッチングプロセスやリソグラフィープロセスにおいて、パターンの微細化が進んでいる。これにより、電子線自動測長装置による測長点が増大し、電子線自動測長装置には、高いスループットおよび高い測長精度が求められている。
半導体製造プロセスにおいて、ウェーハ上に形成されたパターンの寸法が設計値とかけ離れていないかを検査する場合、電子線自動測長装置を用いてパターンの幅やパターンの間隔を測長し、それらの測長結果に基づいて仕上がったパターンの寸法を検査している。しかしながら、近年、半導体製造装置においてその微細化が進んでおり、電子線自動測長装置によるパターンの測長、評価に要する手間が多大なものとなってきている。そこで、電子線自動測長装置によって測定するパターンの画像とその位置を、実際の製品となるウェーハを用いて電子線自動測長装置上で登録し、自動測長までのシーケンスが含まれたレシピ(計測レシピ)を作成する。そして、予め登録したレシピに従って所望のパターンを測長し、その結果から、製品の良否判定を行っている。
製品の良否判定を実施するためには、計測した結果の信頼性が求められる。そのため、レシピの質が、計測結果の再現精度に影響して計測結果に変化を及ぼす。レシピの質により、計測結果の再現精度が異なることは実証されている。
レシピの質は、オペレータごと、つまり、レシピを作成するスキルによりに異なる。特に、電子線自動測長装置は、絶対寸法計測を可能とする装置ではないため、計測結果の品質としては、一般的に、計測結果の再現精度を指標としている。
レシピの質は、計測するパターンに対する計測方法の設定により変化する。レシピの質が良好な場合、計測結果の再現精度が高く、レシピの質が悪い場合、計測結果の再現精度が低くなる。所望の測長対象パターンは、電子線自動測長装置を使用してパターン観察が行われ、パターンの画像が登録される。この登録画像は、真空中で電子線をパターンに対して走査しながら照射した場合に、パターンに対して照射した位置順にパターンから発生する2次電子の発生量を多段階調で示す白黒の濃淡を表示した画像である。その画像は、真空中で実際に走査照射する走査線量が、256本、384本、512本、768本、1024本、1536本、2048本、あるいは4096本で、画像の1フレームを形成する。
その画像に示されている測長対象パターンに対して、2次電子プロファイルを作成する。この2次電子プロファイルは、2次電子の発生量を縦軸に、横軸に画像のX方向を定義したものであり、1次電子線を所望のパターンに対して走査照射した際の2次電子の発生量をプロットしたものである。自動測長は、プロットされた2次電子プロファイルを用いて行われる。自動測長では、2次電子プロファイルを用いて、測定対象のパターンのエッジとして定義された箇所を自動的に捕えて測長する。この処理を実行させるために、オペレータは自動測長に関するパラメータを設定する。この自動測長のパラメータの設定において、オペレータごとにエッジを定義する箇所および、測長に使用する積算プロファイルの数量の定義などが異なるため、測長のばらつきが反映される。
特許文献1は、パターン寸法計測装置を開示している。特許文献1の計測装置では、パターン形状とSEM信号波形の関係を予めSEMシミュレーションにより計算しておき、そのシミュレーション結果を利用して対象形状に依存しない計測を実施している。特許文献1では、パターン形状をパラメータにより数値化し、様々なパターンの断面形状のSEMシミュレーション結果をライブラリとして保存している。そして、ライブラリに保存されたパターンの断面形状の情報と実SEM波形とを比較することにより、パターンの形状と寸法を推定する。
特開2009−198339号公報 特開2010−276487号公報
上述の特許文献1の計測装置では、ライブラリに保存されたパターンの断面形状の情報と実SEM波形とを比較して、パターンの断面形状などを推定するにすぎない。したがって、特許文献1では、自動側長のパラメータ(すなわち、計測レシピ)の質のばらつきにより計測結果の再現精度にばらつきが生じることは解決できない。
本発明は、上記課題を解決するために、オペレータごとの自動測長パラメータ(計測レシピ)の設定による再現精度のばらつきを防止でき、どのオペレータが自動測長パラメータを設定しても、一定の再現精度を満たすことが可能な技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明では、モデルとして登録された2次電子画像から得られた2次電子プロファイルと、ライブラリに蓄積された2次電子プロファイルとが一致した場合には、一致した2次電子プロファイルに対応する自動測長パラメータを取得し、その取得した自動測長パラメータを計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータとして自動的に設定する。
すなわち、本発明のパラメータ自動設定システムは、複数の第1の2次電子画像と、前記複数の第1の2次電子画像から作成される複数の第1の2次電子プロファイルと、前記複数の第1の2次電子画像を撮像した際に用いられた複数の測長パラメータとを格納する記憶部と、計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータを設定する演算部と、を備える。前記演算部は、予め登録された第2の2次電子画像から第2の2次電子プロファイルを作成し、前記第2の2次電子プロファイルと前記複数の第1の2次電子プロファイルとのマッチング処理を実行して、前記第2の2次電子プロファイルとマッチングする前記第1の2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを前記記憶部から取得し、前記計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータとして、前記記憶部から取得された測長パラメータを設定する。
また、本発明によれば、上述のパラメータ自動設定システムを備える電子線自動測長装置が提供される。
さらに、本発明によれば、記憶部と演算部とを備える情報処理装置に、計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータを自動設定する処理を実行させるためのプログラムが提供される。前記記憶部が、複数の第1の2次電子画像と、前記複数の第1の2次電子画像から得られる複数の第1の2次電子プロファイルと、前記複数の第1の2次電子画像を撮像した際に用いられた複数の測長パラメータとを格納している。当該プログラムは、前記演算部に、予め登録された第2の2次電子画像から第2の2次電子プロファイルを作成する処理と、前記第2の2次電子プロファイルと前記複数の第1の2次電子プロファイルとのマッチング処理を実行して、前記第2の2次電子プロファイルとマッチングする前記第1の2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを前記記憶部から取得する処理と、前記計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータとして、前記記憶部から取得された測長パラメータを設定する処理と、を実行させる。
本発明によれば、オペレータごとの自動測長パラメータの設定による再現精度のばらつきを防止でき、どのオペレータが自動測長パラメータを設定しても、一定の再現精度を満たすことができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る電子線自動測長装置の概略構成図である。 本発明に係る測長パラメータの自動設定システムの構成を示す図である。 本発明に係るライブラリの一例を示す図である。 本発明に係る電子線自動測長装置において行われる処理の概要を示すフローチャートである。 本発明に係る測長パラメータの自動設定システムにおいて行われる処理の概要を示すフローチャートである。 本発明に係る測長パラメータの自動設定システムにおいて行われる登録処理の概要を示すフローチャートである。 側長パターンがLineである場合の2次電子プロファイルのマッチングに使用する領域を示す図である。 2次電子プロファイルの一例を示す図である。 電子線自動測長装置用の測長パラメータの設定画面の一例を示す図である。 電子線自動測長装置用の測長パラメータの設定画面の別の例を示す図である。 図9において設定されるパラメータと、そのパラメータによって抽出される2次電子プロファイル上のエッジとの関係を示す図である。 図10において設定されるパラメータと、そのパラメータによって抽出される2次電子プロファイル上のエッジとの関係を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
<電子線自動測長装置の構成>
図1は、本発明の電子線自動測長装置の概略構成図である。電子線自動測長装置100は、陰極101と、第1および第2の陽極102、103と、コンデンサレンズ104と、偏向コイル105と、対物レンズ108と、ホルダ110と、ステージ111と、2次電子検出器112と、コントローラ113とを備える。
陰極101は、その先端が1μm以下の十分に細い電極である。陰極101に対して高真空中で高電圧を掛けると電子が発生する。発生した電子は、雰囲気のように漂うため第1の陽極102で引き出す。引き出された電子は発散するため、第2の陽極103で収束させる。そして、コンデンサレンズ104でさらに電子を収束させる。この収束された電子を1次電子106と呼ぶ。
試料109は、ステージ111上のホルダ110で保持されている。1次電子106は、偏向コイル105を通過して試料109に照射され、偏向コイル105によってX方向およびY方向(図2において垂直な平面内)に試料109を走査する。また、1次電子106を試料109に照射する際には、対物レンズ108で焦点を合わせる。
そして、1次電子106が照射された箇所の試料109の表面から10nm以内の深さから突きだされた電子が2次電子107として発生する。2次電子107は、2次電子検出器112の10kVに印加された先端に引き寄せられ、検出される。2次電子検出器112は、検出した2次電子を光に変換して増幅させ、再び電子に変換し、その電子を電気信号に変換してコントローラ113に送る。
コントローラ113は、送られた電気信号を検出した時間と位置ごとに2次電子の発生量を多段階調で示す白黒の濃淡を表示した画像を出力する。コントローラ113には、その画像からパターンを自動測長するソフトが組み込まれている。以下では、自動測長パターンのエッジ検出手法として、しきい値法を用いて説明しているが、必ずしも、しきい値法に限定されるものではなく、直線近似法などの他の手法も含む。
コントローラ113は、本発明に係る測長パラメータの自動設定システム120を備える。なお、測長パラメータの自動設定システム120は、コントローラ113に組み込まれていてもよいし、コントローラ113に接続された別の情報処理装置によって構成されてもよい。
測長パラメータの自動設定システム120は、コンピュータなどの情報処理装置によって構成されている。自動設定システム120は、データを表示するための表示部121と、表示されたデータに対してメニューを選択するなどの操作を行うための入力部(例えば、キーボードやポインティングデバイスなど)122と、演算処理および制御処理などを実行する演算部123と、データを記憶するための記憶部(例えば、メモリおよびハードディスクなど)124とを備える。また、演算部123は、設定処理部125と登録処理部126とを備える。
なお、以下で説明する自動設定システム120の処理を、コンピュータ上で実行されるプログラムの機能として実現してもよい。すなわち、以下で説明する処理をプログラムコードとして記憶部124に格納して、演算部123が各プログラムコードを実行することによって本発明を実現してもよい。また、以下で説明する処理をハードウェア構成として実現してもよい。
<測長パラメータの自動設定システムの構成>
現状、電子線自動測長装置100において、パターンを自動で測長するまでのシーケンスは、オペレータによって設定される。そこで、本発明の発明者は、事前に測長されているパターンを撮像した際の2次電子画像(第1の2次電子画像)と、その画像から得られる2次電子プロファイル(第1の2次電子プロファイル)と、そのパターンを測長するために設定された自動測長パラメータの3つを関連づけて、ライブラリデータ(Library Data)として蓄積する技術を提供する。また、ライブラリデータとして、パターン測長時の倍率と、2次電子像取得時の積算フレームと、1次電子の加速電圧と、1次電子の電流量の情報などの画像に関する情報も付随して保存する。
すなわち、本発明においてライブラリデータとして蓄積される自動側長パラメータ(計測レシピ)は、図9および図10の説明で示されるパラメータ、および、パターン測長時の倍率、2次電子画像取得時の積算フレーム、1次電子の加速電圧、1次電子の電流量など、2次電子画像取得時の情報も含む。
図2は、電子線自動測長装置用の測長パラメータの自動設定システムの構成を示す図である。測長パラメータの自動設定システム201は、所望の測長パターンを登録する際、モデルとして登録された2次電子画像(第2の2次電子画像)の2次電子プロファイル(第2の2次電子プロファイル)と、事前にライブラリとして蓄積された2次電子プロファイルとのマッチングを実行する。ここで、モデルとして登録されている画像は、計測対象のパターンと同じパターンの2次電子画像であって、実際の計測対象とは別の位置のパターンの2次電子画像である。このモデルの2次電子画像は、自動設定システム201の処理の前に予めに登録される。
測長パラメータの自動設定システム201は、ライブラリ220を備える。ライブラリ220は、データベースとして記憶部124に格納されている。測長パラメータの自動設定システム201は、モデルとして登録された2次電子画像210から2次電子プロファイル211を作成する。測長パラメータの自動設定システム201は、2次電子画像210から得られた2次電子プロファイル211と、予め過去に取得したライブラリ220に格納されている2次電子プロファイル221とのマッチング処理を実行する。
図8は、2次電子プロファイル211および221の例を示す。図8は、縦軸に2次電子の発生量を取り、横軸に1次電子の走査方向に対する2次電子の発生位置を取った2次元グラフのプロファイルを示す。図8の縦軸は、2次電子の発生量を多段階調に分けて、その階調によって表される2次電子画像の白黒濃淡に対応している。過去の2次電子プロファイル221は、計測時に設定した自動測長パラメータ222と関連付けてライブラリ220に格納されている。
測長パラメータの自動設定システム201は、モデルとして登録された2次電子画像210から得られた2次電子プロファイル211とマッチングする2次電子プロファイル221をライブラリ220から抽出し、その抽出された2次電子プロファイル221に対応する自動測長パラメータ222を取得する。そして、測長パラメータの自動設定システム201は、計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータとして、ライブラリ220から取得された自動測長パラメータ222を設定する。これにより、過去の蓄積された自動測長パラメータ222から、今回の計測対象となる測長パターンにマッチするパラメータが自動的に設定され、オペレータごとの自動測長パラメータの設定による再現精度のばらつきを防止できる。
<ライブラリの構成>
図3は、本実施形態のライブラリ220の一例を示した図である。ライブラリ220は、Library Dataディレクトリ301を備え、Library Dataディレクトリ301内には、profileディレクトリ302と、imagesディレクトリ303と、ampディレクトリ304とが作成されている。imagesディレクトリ303には、過去に実施した測長時に撮像された複数の2次電子画像が格納される。profileディレクトリ302には、複数の2次電子画像から得られた複数の2次電子プロファイルが格納される。また、ampディレクトリ304には、複数の自動側長パラメータが格納される。profileディレクトリ302と、imagesディレクトリ303と、ampディレクトリ304とに格納されるデータは、それぞれ、関連付けられている。例えば、図3のように、imagesディレクトリ303のファイル名がimg20120101000001とすると、profileディレクトリ302のファイル名はpro20120101000001となり、また、ampディレクトリ304のファイル名は、amp20120101000001となり、ディレクトリ名以下の8桁の日付と6桁の数字で関連付ける。なお、この関連付け方法は、一例であり、その他の関連づけ方法でもよい。このように各データを関連付けることにより、2次電子プロファイルに対応する自動測長パラメータを取得する処理など、各データを対応させてハンドリングすることが可能となる。
<自動側長パラメータの設定画面>
図9は、表示部121に表示される電子線自動測長装置用の測長パラメータの設定画面を示し、線(Line)の測長パラメータの設定画面を示している。自動測長パラメータ設定画面322は、測長種選択ボタン323と、測長対象パターン設定ボタン324と、カーソルタイプ選択部325とを備える。測長種選択ボタン323は、様々なパターンを測長可能にするために、線幅の測定と、線幅のばらつきの測定と、線エッジのばらつきの測定と、ホールの直径の測定などが組み込まれており、側長の種類を選択するためのものである。
また、測長対象パターン設定ボタン324は、Line、Space、Pitch(Left)、Pitch(Right)、Top、Slope(Left)、Slope(Right)を備えており、測長対象となるパターンに対応する。また、カーソルタイプ選択部325は、パターンのエッジを検索するカーソルとして左右2つのボックスを用いるか、または、一括に統合したカーソルを用いるかを選択するためのものである。
また、自動測長パラメータ設定画面322は、プロファイル処理手法選択ボタン326と、複数のパラメータ設定ボックス327、328、329、330、331とを備える。図9では、プロファイルの処理手法として「Threshold(しきい値法)」が選択されている。
パラメータ設定ボックス327は、測定を実施する範囲として、カーソル間の距離を設定するボックスであり、パラメータ設定ボックス329は、ピークの検索範囲を設定するボックスである。また、パラメータ設定ボックス330は、測定に使用する範囲を設定するボックスである。また、パラメータ設定ボックス328は、プロファイル処理強度を設定するボックスであり、パラメータ設定ボックス331は、エッジを定義するためのしきい値を設定するボックスである。
図11は、図9において設定されるパラメータと、そのパラメータによって抽出される2次電子プロファイル上のエッジとの関係を示す。ある側長パターンに対する2次電子画像530に対して、カーソル間の距離(パラメータ設定ボックス327)と、プロファイル処理強度(パラメータ設定ボックス328)と、ピークを検索する範囲(パラメータ設定ボックス329)とが設定されている。図11に示すように、ピークを検索する範囲(パラメータ設定ボックス329)およびパラメータ設定ボックス330で設定した範囲で積算して得られた2次電子プロファイル532を作成し、パラメータ設定ボックス331で設定したしきい値の位置をエッジ533として検出する。
また、図10は、表示部121に表示される電子線自動測長装置用の測長パラメータの設定画面を示しており、ホール(Hole)の測長パラメータの設定画面を示している。自動測長パラメータ設定画面332は、測長種選択ボタン323をDiameter(Hole)に設定した場合の設定画面である。自動測長パラメータ設定画面332は、プロファイル処理手法選択ボタン326と、複数のパラメータ設定ボックス333、334、335、336、337とを備える。
パラメータ設定ボックス333は、Holeの直径の本数を設定するボックスであり、パラメータ設定ボックス334は、Holeの直径(nm)を設定するボックスである。また、パラメータ設定ボックス335は、Holeのエッジ検出範囲(pixel)を設定するボックスである。また、パラメータ設定ボックス336は、プロファイルを作成する信号の領域として扇型の角度を設定するためのボックスである。パラメータ設定ボックス337は、エッジを定義するためのしきい値を設定するボックスである。
図12は、図10において設定されるパラメータと、そのパラメータによって抽出される2次電子プロファイル上のエッジとの関係を示す。ある側長パターンに対する2次電子画像531に対して、Holeの直径(パラメータ設定ボックス334)と、Holeのエッジ検出範囲(パラメータ設定ボックス335)とが設定されている。図12に示すように、ピークを検索する範囲(パラメータ設定ボックス335)およびパラメータ設定ボックス336で設定した範囲で積算して得られた2次電子プロファイル340を作成し、パラメータ設定ボックス337で設定したしきい値の位置をエッジ338として検出する。
なお、図9および図10で説明した自動側長パラメータは、ライブラリ220のampディレクトリ304に格納されている自動側長パラメータの一例である。したがって、測長パラメータの自動設定システム201は、マッチング処理後に、自動側長パラメータをライブラリ220から取得して、図9および図10の自動測長パラメータ設定画面322、332に自動的に設定する。
<電子線自動測長装置における処理>
次に、上述の構成を有する電子線自動測長装置において行われる処理について説明する。図4は、電子線自動測長装置において行われる処理の概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS001において、ステージ111上のホルダ110にサンプルのウェーハをロードする。次に、ステップS002において、サンプルのウェーハのアライメント情報(ウェーハの回転や、チップ間のアライメントなど)を設定する。次に、ステップS003において、計測チップの登録を行う。なお、ステップS003は、計測方法の登録(S006)の順序と前後しても問題なく、1チップの計測情報を元に展開される。
次に、ステップS004において、チップ上における計測点の座標の登録を行う。ここでは、実際に計測対象となる計測点の座標と、次のステップS005において撮像されるモデルの座標とを登録する。
その後、ステップS005において、計測パターンのモデルの登録を行う。ここで、モデルとして登録される画像は、計測対象のパターンと同じパターンの2次電子画像であって、実際の計測対象とは別の位置のパターンの2次電子画像である。このモデルの2次電子画像が、ステップS005において撮像されて登録される。
次に、ステップS006において、計測パターンに対する計測方法を登録する。具体的には、計測パターンに対する自動側長パラメータを設定する。ここで、ステップS006の詳細なステップについては後述する。
次に、ステップS007において、計測点が複数ある場合は、計測点分の計測方法を登録するために、ステップS003に戻る。そして、ステップS003からS006までのシーケンスを順に繰り返し、計測点分の登録が完了するまで実施する。
次に、計測点分の登録が完了した後に、ステップS008において、ステップS006で設定された自動側長パラメータによる計測シーケンスで問題なく実行できるかを確認するために、計測対象外のチップでテストランを実施する。ここで、ステップS009において、自動側長パラメータによる計測シーケンスに問題がなければ、処理を終了する。
しかしながら、テストランの実行中に問題が発生した場合は、ステップS009からステップS010に進む。ステップS010において、テストランの実行時のエラーが、自動側長パラメータによるエラーであるかを判定する。ステップS010において、例えば、計測パターンの2次電子画像が表示されるが、計測パターンの計測が実行できないエラーの場合は、ステップS011に進み、自動側長パラメータの変更のためにステップS003に戻る。一方、ステップS010において、計測パターンの2次電子画像が表示されない場合は、ステップS012に進み、計測点の座標の変更が必要であると判定される。この場合、ステップS003に戻り、ステップS003からステップS008を繰り返し実行する。そして、ステップS008においてテストランを実行して、自動側長パラメータによる計測シーケンスに問題がなければ、処理を終了する。
<測長パラメータの自動設定システムにおける設定処理>
従来では、自動側長パラメータの設定(図4のステップS006に対応)は、オペレータの手動によって行われていた。したがって、自動側長パラメータ(計測レシピ)を作成するオペレータごとに質のばらつきがあり、このばらつきが、電子線測長装置を用いて計測した際の計測の再現精度を低下させる要因となっていた。本発明の特徴は、上述の測長パラメータの自動設定システム201において自動側長パラメータの設定を自動的に実施する点にある。
図5は、測長パラメータの自動設定システムにおいて行われる処理の概要を示すフローチャートであり、図4のステップS006において実行される処理を示す。なお、以下の処理の主体は、演算部123の設定処理部125である。
まず、ステップS101において、モデルとして登録されたパターンの2次電子画像から2次電子プロファイルの作成(抽出)を行う。ここで、上述したように、2次電子画像は、真空中で電子線をパターンに対して走査しながら照射した場合に、パターンに対して照射した位置順にパターンから発生する2次電子の発生量を多段階調で示す白黒の濃淡を表示した画像である。
次に、ステップS102において、モデルの2次電子プロファイルと、ライブラリ220のprofileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルとのマッチング処理を実行する。ここで、2次電子プロファイルのマッチングは、図7に示された領域701〜709について行う。図7については後述する。
次に、ステップS103において、モデルの2次電子プロファイルと、ライブラリ220のprofileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルとに関して、図7に示された領域701〜709のそれぞれについて傾き、最低値、および最高値を算出する。そして、傾き、最低値、および最高値について、profileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルの値が、モデルの2次電子プロファイルの値に対して何%マッチングするかを算出する。以下では、この値を一致度と呼ぶ。例えば、モデルの2次電子プロファイルの値が100であり、profileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルの値が80である場合、一致度は80%となる。モデルの2次電子プロファイルとprofileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルとの間で、領域701〜709の各領域の傾き、最低値、および最高値の一致度を算出し、算出された一致度の平均値を求める。
次に、ステップS104において、ステップS103で求めた一致度の平均値が80%以上であるかを判定する。profileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルのうち、一致度の平均値が80%以上の2次電子プロファイルが存在する場合、ステップS105に進む。なお、一致度の平均値が80%以上の2次電子プロファイルが存在しない場合、ステップS106に進む。
次に、ステップS105において、一致度の平均値が80%以上の2次電子プロファイルのうち最も高い一致度に対応する2次電子プロファイルを抽出し、その2次電子プロファイルに対応する自動測長パラメータをライブラリ220のampディレクトリ304から取得する。その後、ステップS108に進む。
一方、一致度の平均値が80%以上の2次電子プロファイルが存在しない場合、ステップS106において、表示部121に「一致度が高い第3候補まで設定出来ますが、設定しますか?」というメッセージを表示する。ここで、オペレータが「No」を選択すると、自動測長パラメータを手動で設定する。ここで、オペレータが「Yes」を選択すると、ステップS107に進む。
ステップS107では、profileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルのうち、一致度の平均値が高い順に3つの2次電子プロファイルを抽出し、各2次電子プロファイルに対応する自動測長パラメータをライブラリ220のampディレクトリ304から取得する。その後、ステップS108に進む。
次に、ステップS108において、取得した自動測長パラメータを自動で新規に登録する。その後、ステップS109において、ステップS107で第3候補までの自動測長パラメータが取得されている場合、第3候補分の自動測長パラメータを登録する。なお、ステップS105において最も高い一致度に対応する2次電子プロファイルを取得している場合でも、一致度の平均値が高い順に3つの2次電子プロファイルを抽出して、第3候補までの自動測長パラメータを登録してもよい。
次に、ステップS110において、テストランを実施する。コントローラ113には、計測値のばらつきを確認する機能が組み込まれている。テストランでは、上記機能によって計測値のばらつきを示す値(3σ)が算出される。ここで、σは標準偏差である。そして、ステップS111において、第1候補から第3候補の中で計測値のばらつき(3σ)が最小の自動測長パラメータを自動的に登録する。これにより、計測値のばらつきを考慮した上でより適切な自動測長パラメータを設定することが可能になる。
<2次電子プロファイルのマッチングに使用する領域>
図7は、側長パターンがLineである場合の2次電子プロファイルのマッチングに使用する領域を示す。
モデルの2次電子プロファイルと、ライブラリ220のprofileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルは、それぞれ、第1の領域ないし第9の領域701〜709に分割され、それぞれの領域にはIndexが割り当てられている。したがって、モデルの2次電子プロファイルと、ライブラリ220のprofileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルとのマッチングは、このIndexを用いて同じ領域の傾き、最低値、および最高値を計算することにより行うことができる。
第1の領域701は、2次電子プロファイルの左側最低部から右側最低部までの領域(左側の突き出した部分の外側の最低部から右側の突き出した部分の外側の最低部までの領域)を示すBottom CDである。また、第2の領域702は、2次電子プロファイルの左側最高部から右側最高部までの領域(左側の突き出した部分の最高部から右側の突き出した部分の最高部までの領域)を示すPeak CDである。また、第3の領域703は、2次電子プロファイルの左側最低部から左側最高部までの領域(左側の突き出した部分の外側の最低部から左側の突き出した部分の最高部までの領域)を示すFooting(L)である。
第4の領域704は、2次電子プロファイルの左側最高部から左側で傾きが0になる部分までの領域(左側の突き出した部分の最高部から左側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分までの領域)を示すTop Rounding(L)である。また、第5の領域705は、2次電子プロファイルの右側で傾きが0になる部分から右側最高部までの領域(右側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分から右側の突き出した部分の最高部までの領域)を示すTop Rounding(R)である。また、第6の領域706は、2次電子プロファイルの右側最高部から右側最低部までの領域(右側の突き出した部分の最高部から右側の突き出した部分の外側の最低部までの領域)を示すFooting(R)である。
さらに、第7の領域707は、2次電子プロファイルの左側最低部から左側で傾きが0になる部分までの領域(左側の突き出した部分の外側の最低部から左側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分までの領域)を示すWhite Band(L)である。また、第8の領域708は、2次電子プロファイルの左側で傾きが0になる部分から右側で傾きが0になる部分までの領域(左側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分から右側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分までの領域)を示すTop CDである。また、第9の領域709は、2次電子プロファイルの右側で傾きが0になる部分から右側最低部までの領域(右側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分から右側の突き出した部分の外側の最低部までの領域)を示すWhite Band(R)である。
2次電子プロファイルを、以上の第1の領域ないし第9の領域701〜709に分割して、各領域で一致度を計算することにより、モデルの2次電子プロファイルと、ライブラリ220のprofileディレクトリ302に格納されている2次電子プロファイルとのマッチング処理を高精度に行うことが可能となる。
<測長パラメータの自動設定システムにおける登録処理>
上述したように、測長パラメータの自動設定システム201は、モデルの2次電子プロファイルとマッチングする2次電子プロファイルをライブラリ220から抽出し、その抽出された2次電子プロファイル221に対応する自動測長パラメータ222を設定する。したがって、以下では、2次電子プロファイル211およびそれに対応する自動測長パラメータ222などをライブラリ220に事前に登録する処理について説明する。ライブラリ220への登録は、過去に計測を実施した際のデータについて行う。過去に計測を実施した際のデータとしては、開発工程中に実施したデータや、製造後の検査で実施されたデータがある。
図6は、測長パラメータの自動設定システムにおいて行われる登録処理の概要を示すフローチャートである。なお、以下の処理の主体は、測長パラメータの自動設定システム120の演算部123の登録処理部126である。
まず、ステップS201において、ライブラリ220のLibrary Dataディレクトリ301内にprofileディレクトリ302と、imagesディレクトリ303と、ampディレクトリ304とが作成される。次に、ステップS202において、ライブラリ220内にprofileディレクトリ302と、imagesディレクトリ303と、ampディレクトリ304とに保存されるデータが、関連付けされる。上述したように、例えば、ディレクトリ名以下の8桁の日付と6桁の数字で関連付ける方法がある。
次に、ステップS203において、過去に計測を実施した際のデータのうち、計測時の自動測長パラメータと2次電子像画像の両方が保存されているデータのみを抽出する。自動測長パラメータがない場合は、測長パラメータの自動設定システム120に使用することができず、2次電子像画像がない場合は、マッチング用の2次電子プロファイルが作成できないためである。
次に、ステップS204において、過去の計測レシピから自動側長パラメータをライブラリ220内のampディレクトリ304に整理して格納する。また、ステップS205において、2次電子画像をライブラリ220内のimagesディレクトリ303に整理して格納する。
次に、ステップS206において、登録対象の2次電子画像において、登録対象の2次電子画像の計測パターンのパターン形状が10%以上変化しているかを判定する。以下で詳細に説明するが、開発工程中の2次電子画像の場合、複数の画像間でパターン形状が変化している場合がある。ここでは、Line(線)のパターンの場合ならば、線幅の長さが10%以上変化しているか、パターンの間隔の長さが10%以上変化しているかなどを判定条件とすることができる。Holeの場合、直径や、中心からエッジまでの距離などが10%変化しているかを判定条件とすることができる。パターン形状が10%以上変化していない場合、ステップS207に進む。
一方、パターン形状が10%以上変化している場合、ステップS210に進む。パターン形状が10%以上変化しているということは、新規プロセス開発用のウェーハのように、最適な作成条件を絞り込むことを目的に開発工程でパターン形状が変化していることを意味する。ここでは、ウェーハ全面のチップで作成条件を変化させて作成されたサンプルに対応するために、複数の計測点の2次電子画像を取得する。ウェーハ全面のチップで作成条件が変化したパターンの場合、どのチップの画像を登録することが最適であるかをオペレータが判断することは困難である。そのため、形状および寸法変化に対応した自動測長パラメータの最適化を行うことにより新規プロセス開発の短縮化につながる。
ステップS210において、例えば、1つの計測レシピに登録されている複数の計測点のうち60%の計測点について、計測時に保存した2次電子画像を抽出する。なお、この画像の抽出は無作為に行ってもよい。なお、1つの計測レシピに複数の自動測長パラメータが登録されている場合、1つの計測レシピに登録されている複数の計測点のうち同一のパターンで同一の自動測長パラメータを有する画像を複数抽出するようにしてもよい。
次に、ステップS211において、抽出した複数の画像のパターンの表示位置の位置合わせを行い、複数の画像の足し合わせ処理および平均化処理を実行する。これにより、複数の画像を平均化した画像を作成することができる。例えば、特許文献2に記載の計測装置のように、Lineパターンの場合、線幅が太いものや細い画像を平均化することで、線幅が平均化されたパターンの画像を得ることができる。そして、ステップS212において、ステップS211で作成した画像から2次電子プロファイルを作成する。なお、複数の画像から平均化した画像を作成した場合、どの自動測長パラメータを選択するかが重要となる。例えば、自動測長パラメータは、複数の画像の中で、平均化した画像の2次電子プロファイルに最も一致する2次電子プロファイルとなる画像に対応する自動測長パラメータを採用する。2次電子プロファイル間の一致度については、上述と同様の処理を用いることができる。そして、その自動測長パラメータをampディレクトリ304に格納する。これにより、平均化した画像を作成した場合でも適切なパラメータをライブラリ220に格納することができる。
次に、ステップS208において、ステップS207またはS212で作成した2次電子プロファイルを、図7に示すような第1の領域ないし第9の領域701〜709に分割し、それぞれの領域にIndexを割り当てる。そして、ステップS209において、2次電子プロファイルをprofileディレクトリ302内に整理して格納する。
<まとめ>
本実施形態の測長パラメータの自動設定システム120は、複数の2次電子画像と、複数の2次電子画像から作成される複数の2次電子プロファイルと、複数の2次電子画像を撮像した際に用いられた複数の自動測長パラメータとを格納する記憶部124と、計測対象の測長パターンに用いられる自動測長パラメータを設定する演算部123と、を備える。演算部123の設定処理部125は、予め登録された2次電子画像(モデル)から2次電子プロファイルを作成し、モデルの2次電子プロファイルと記憶部124のライブラリ220に格納されている2次電子プロファイルとのマッチング処理を実行して、モデルの2次電子プロファイルとマッチングする2次電子プロファイルに対応する自動測長パラメータを記憶部124のライブラリ220から取得し、計測対象の測長パターンに用いられる自動測長パラメータとして、記憶部124のライブラリ220から取得された自動測長パラメータを設定する。
この構成によれば、オペレータごとの自動測長パラメータの設定による再現精度のばらつきを防止でき、どのオペレータが自動測長パラメータを設定しても、一定の再現精度を満たすことができる。また、本発明を適用することにより、計測レシピ作成の標準化および統一化等の機能などがなくても、オペレータごとによる計測再現精度のばらつきを最小限に抑えることが可能となる。
また、本実施形態の自動設定システム120によれば、2次電子プロファイルは、それぞれ、第1の領域乃至第9の領域701〜709を含む2次元グラフであり、演算部123の設定処理部125は、マッチング処理として、複数の領域701〜709の各々について、最低値、最高値、および傾きを計算し、モデルの2次電子プロファイルと記憶部124のライブラリ220に格納されている2次電子プロファイルとの一致度を計算する。
この構成によれば、2次電子プロファイルの特徴的な領域ごとに一致度を計算することにより、モデルの2次電子プロファイルと記憶部124のライブラリ220に格納されている2次電子プロファイルとのマッチングを精度良く行うことが可能となる。
また、本実施形態の自動設定システム120によれば、演算部123の設定処理部125は、一致度の平均値を算出し、一致度の平均値が所定の数値(80%)より大きい2次電子プロファイルが存在する場合、一致度が最も大きい2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを記憶部124のライブラリ220から取得する(ステップS105)。これにより、一致度がある程度高い場合は、一致度が最も高い2次電子プロファイルを選択して、その測長パラメータを設定することができる。
また、演算部123の設定処理部125は、一致度の平均値が所定の数値より大きい2次電子プロファイルが存在しない場合、一致度順に第3候補まで2次電子プロファイルを取得し、第3候補までの2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを記憶部124のライブラリ220から取得し、第3候補までの中から1つの測長パラメータを取得する。これにより、一致度が高くない場合には、複数の候補から1つの測長パラメータを選択することにより、より適切な測長パラメータを設定することができる。
また、本実施形態の自動設定システム120によれば、演算部123が、過去に実施した測長時に撮像された過去の2次電子画像および測長パラメータを記憶部124のライブラリ220に登録する登録処理部126を備え、登録処理部126は、過去の2次電子画像から2次電子プロファイルを作成し、過去の2次電子画像および測長パラメータと、過去の2次電子画像から作成した2次電子プロファイルとを記憶部124のライブラリ220に格納する。
この構成によれば、過去に実施した測長時に撮像された2次電子画像および測長パラメータの情報も記憶部124のライブラリ220に蓄積でき、これにより、モデルの2次電子プロファイルとマッチングさせるための2次電子プロファイルも多くなり、よりマッチングする2次電子プロファイルを探索することが可能となる。その結果、計測対象の測長パターンに用いられる自動測長パラメータとしてより適切な自動測長パラメータを得ることが可能になる。
また、本実施形態の自動設定システム120によれば、登録処理部126は、過去の2次電子画像のパターンが、記憶部124のライブラリ220に格納されている2次電子画像のパターンに対して所定の割合(10%)以上に変化しているかを判定し、所定の割合以上に変化していない場合、過去の2次電子画像のパターンから2次電子プロファイルを作成する。また、登録処理部126は、所定の割合以上に変化している場合、複数の過去の2次電子画像を取得して、複数の過去の2次電子画像の平均化画像を作成し、その平均化画像から2次電子プロファイルを作成する。この構成によれば、複数の画像から平均的な画像を得ることができるので、開発工程で撮像された2次電子画像など、形状および寸法変化があった2次電子画像に対応した自動測長パラメータの最適化を行うことが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることがあり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
上述の実施形態では、図7において、Lineパターンにおけるマッチング処理に使用する領域を説明したが、Holeパターンにおいても同様の領域を用いてもよい。例えば、図12に示すように、Holeパターンの場合、2次電子の発生量が突き出す部分が1箇所になるが、当該部分の最低部から最高部までの領域や、最高部から最低部までの領域などのいくつかの領域に分割してもよい。そして、それらの分割された領域に対して、傾き、最低値、および最高値などを算出して、一致度を算出してもよい。
上述の実施形態では、マッチング処理において、図7に示された領域701〜709のそれぞれについて傾き、最低値、および最高値を算出している。マッチング処理を実行するためには、必ず時もこれら全てを算出する必要はなく、傾き、最低値、および最高値の少なくとも1つの数値を算出すればよい。
上述の実施形態では、マッチング処理において一致度の平均値の閾値を80%としているが、これに限定されず、オペレータが任意に設定できるようにしてもよい。
上述の実施形態では、図6のステップS206において、既にimagesディレクトリ303内に格納されている2次電子画像に対して、登録対象の2次電子画像の計測パターンのパターン形状が10%以上変化しているかを判定しているが、これに限定されない。パターン形状の変化率は、オペレータが任意に設定できるようにしてもよい。
上述の実施形態では、図6のステップS210において、1つの計測レシピに登録されている複数の計測点のうち60%の計測点について、計測時に保存した画像を抽出しているが、これに限定されない。画像を抽出する数は、オペレータが任意に設定できるようにしてもよい。また、その後の画像の平均化処理を考慮すれば、少なくとも2つの画像が抽出されればよい。
上述したように、測長パラメータの自動設定システム120は、それらの一部や全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現することができる。また、本発明の自動設定システム120は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードで実現してもよい。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体を情報処理装置に提供し、その情報処理装置(またはCPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、情報処理装置上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することにより、それを情報処理装置の記憶装置またはCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、使用時にその情報処理装置のCPUが当該記憶装置や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
最後に、ここで述べたプロセスおよび技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはなく、コンポーネントの如何なる相応しい組み合わせによってでも実装できることを理解する必要がある。更に、汎用目的の多様なタイプのデバイスがここで記述した教示に従って使用可能である。ここで述べた方法のステップを実行するのに、専用の装置を構築するのが有益であることが判るかもしれない。本発明は、具体例に関連して記述したが、これらは、すべての観点に於いて限定の為ではなく説明の為である。本分野にスキルのある者には、本発明を実施するのに相応しいハードウェア、ソフトウェア、およびファームウエアの多数の組み合わせがあることが解るであろう。例えば、本実施形態に記載の機能を実現するプログラムコードは、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラムまたはスクリプト言語で実装できる。
また、図面における制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 電子線自動測長装置
101 陰極
102,103 陽極
104 コンデンサレンズ
105 偏向コイル
106 1次電子
107 2次電子
108 対物レンズ
109 試料
110 ホルダ
111 ステージ
112 2次電子検出器
113 コントローラ
120 自動設定システム
121 表示部
123 演算部
124 記憶部
125 設定処理部
126 登録処理部
220 ライブラリ
301 Library Dataディレクトリ
302 profileディレクトリ
303 imagesディレクトリ
304 ampディレクトリ

Claims (13)

  1. 複数の第1の2次電子画像と、前記複数の第1の2次電子画像から作成される複数の第1の2次電子プロファイルと、前記複数の第1の2次電子画像を撮像した際に用いられた複数の測長パラメータとを格納する記憶部と、
    計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータを設定する演算部と、
    を備え、
    前記演算部は、
    予め登録された第2の2次電子画像から第2の2次電子プロファイルを作成し、
    前記第2の2次電子プロファイルと前記複数の第1の2次電子プロファイルとのマッチング処理を実行して、前記第2の2次電子プロファイルとマッチングする前記第1の2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを前記記憶部から取得し、
    前記計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータとして、前記記憶部から取得された測長パラメータを設定することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  2. 請求項1に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記第1の2次電子プロファイルおよび前記第2の2次電子プロファイルは、それぞれ、複数の領域を含む2次元グラフであり、
    前記演算部は、前記マッチング処理として、前記複数の領域の各々について、最低値、最高値、および傾きの少なくとも1つの数値を計算し、前記第1の2次電子プロファイルにおける前記少なくとも1つの数値と前記第2の2次電子プロファイルにおける前記少なくとも1つの数値との一致度を計算することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  3. 請求項2に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記演算部は、
    前記一致度の平均値を算出し、
    前記一致度の平均値が所定の数値より大きい前記第1の2次電子プロファイルが存在する場合、前記一致度が最も大きい前記第1の2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを前記記憶部から取得することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  4. 請求項2に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記演算部は、
    前記一致度の平均値を算出し、
    前記一致度の平均値が所定の数値より大きい前記第1の2次電子プロファイルが存在しない場合、前記一致度順に複数の第1の2次電子プロファイルを取得し、
    前記複数の第1の2次電子プロファイルに対応する複数の測長パラメータを前記記憶部から取得し、
    前記複数の測長パラメータの中から1つの測長パラメータを取得することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  5. 請求項4に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記演算部は、
    前記複数の測長パラメータを用いてテストランを実行して、前記複数の測長パラメータのそれぞれについて計測値のばらつきを示す値を算出し、
    前記複数の測長パラメータのうち前記ばらつきを示す値が最も小さい測長パラメータを取得することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  6. 請求項2に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記計測対象の測長パターンが、線パターンであり、
    前記第1の2次電子プロファイルおよび前記第2の2次電子プロファイルは、それぞれ、縦軸に2次電子の発生量を取り、横軸に1次電子の走査方向に対する2次電子の発生位置を取った2次元グラフであり、
    前記複数の領域が、
    左側の突き出した部分の外側の最低部から右側の突き出した部分の外側の最低部までの領域を示す第1の領域と、
    左側の突き出した部分の最高部から右側の突き出した部分の最高部までの領域を示す第2の領域と、
    左側の突き出した部分の外側の最低部から左側の突き出した部分の最高部までの領域を示す第3の領域と、
    左側の突き出した部分の最高部から左側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分までの領域を示す第4の領域と、
    右側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分から右側の突き出した部分の最高部までの領域を示す第5の領域と、
    右側の突き出した部分の最高部から右側の突き出した部分の外側の最低部までの領域を示す第6の領域と、
    左側の突き出した部分の外側の最低部から左側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分までの領域を示す第7の領域と、
    左側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分から右側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分までの領域を示す第8の領域と、
    右側の突き出した部分の内側で傾きが0になる部分から右側の突き出した部分の外側の最低部までの領域を示す第9の領域と、
    から構成されることを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  7. 請求項1に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記2次電子画像と、前記第1の2次電子プロファイルと、前記測長パラメータとが、互いに関連付けられて前記記憶部に格納されていることを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  8. 請求項1に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記演算部が、過去に実施した測長時に撮像された過去の2次電子画像および測長パラメータを前記記憶部に登録する登録処理部を備え、
    前記登録処理部は、前記過去の2次電子画像から2次電子プロファイルを作成し、前記過去の2次電子画像および測長パラメータと、前記過去の2次電子画像から作成した2次電子プロファイルとを前記記憶部に格納することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  9. 請求項8に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記登録処理部は、前記過去の2次電子画像のパターンが、前記記憶部に格納されている前記2次電子画像のパターンに対して所定の割合以上に変化しているかを判定し、
    前記登録処理部は、前記所定の割合以上に変化していない場合、前記過去の2次電子画像のパターンから2次電子プロファイルを作成することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  10. 請求項9に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記登録処理部は、前記所定の割合以上に変化している場合、複数の過去の2次電子画像を取得して、前記複数の過去の2次電子画像の平均化画像を作成し、前記平均化画像から2次電子プロファイルを作成することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  11. 請求項10に記載のパラメータ自動設定システムにおいて、
    前記登録処理部は、前記平均化画像から作成した2次電子プロファイルに最も一致する2次電子プロファイルとなる前記過去の2次電子画像に対応する測長パラメータを取得し、
    前記登録処理部は、前記平均化画像と、前記平均化画像から作成した2次電子プロファイルと、前記取得された測長パラメータとを前記記憶部に格納することを特徴とするパラメータ自動設定システム。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載のパラメータ自動設定システムを備える電子線自動測長装置。
  13. 記憶部と演算部とを備える情報処理装置に、計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータを自動設定する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶部が、複数の第1の2次電子画像と、前記複数の第1の2次電子画像から得られる複数の第1の2次電子プロファイルと、前記複数の第1の2次電子画像を撮像した際に用いられた複数の測長パラメータとを格納しており、
    前記演算部に、
    予め登録された第2の2次電子画像から第2の2次電子プロファイルを作成する処理と、
    前記第2の2次電子プロファイルと前記複数の第1の2次電子プロファイルとのマッチング処理を実行して、前記第2の2次電子プロファイルとマッチングする前記第1の2次電子プロファイルに対応する測長パラメータを前記記憶部から取得する処理と、
    前記計測対象の測長パターンに用いられる測長パラメータとして、前記記憶部から取得された測長パラメータを設定する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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