JP2014007924A - 携帯型給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器の部品の劣化を抑えることが可能となる携帯型給電装置を提供する。
【解決手段】充放電可能であるバッテリを保持する保持部と、前記バッテリに充電された電力を用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う給電部と、を備えた携帯型給電装置とする。
【選択図】図2
【解決手段】充放電可能であるバッテリを保持する保持部と、前記バッテリに充電された電力を用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う給電部と、を備えた携帯型給電装置とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、外部への給電が可能である携帯型の給電装置に関する。
従来、ワイヤレス充電対応の(ワイヤレス方式の充電が可能である)電気機器が利用されている。ワイヤレス充電対応の電気機器の例としては、携帯電話機を含む各種のモバイル端末などが挙げられる。ワイヤレス充電対応の電気機器は、ワイヤレス方式に対応した給電装置があれば充電用ケーブルを接続する必要もなく、手軽に充電を行うことが出来るために便利である。
またワイヤレス方式の充電は充電用ケーブルの接続を要しないため、有線方式の充電に比べて、充電に関わる部品の劣化が抑えられるという利点もある。
例えば、有線方式の充電に対応している電気機器には、一般的に、充電コネクタ(充電用ケーブルが接続されるコネクタ)を保護するコネクタカバーが設けられる。このコネクタカバーは、有線方式の充電が行われる度に開閉されるため、劣化が促進されることになる。この点、ワイヤレス方式の充電が行われる場合には、こういった劣化は生じない。
なお充電コネクタは、ワイヤレス充電対応の電気機器にも備えられている。充電コネクタを備えることにより、充電用ケーブルを介して商用電源等に接続させることができ、状況に応じて有線方式の充電も可能である。
また、このような有線方式の充電が外出先等でも可能となるように、モバイルバッテリ(携帯型給電装置)が利用されている。従来のモバイルバッテリは、充電コネクタを備えた電気機器に対して、有線方式の充電を行うように構成されている。ユーザはモバイルバッテリを携帯することにより、様々な場所で充電を行うことが出来る。
上述した通りモバイルバッテリを利用すれば、様々な場所での充電が可能となるため便利である。しかし従来のモバイルバッテリは有線方式の充電を行うため、多用すると、先述したように、電気機器の部品(コネクタカバー等)の劣化を招くおそれがある。特に電気機器が防水仕様である場合、部品の劣化によって防水機能が低下し、機器内部に水が進入して故障に繋がるおそれがある。
本発明は上述した問題に鑑み、電気機器の部品の劣化を抑えることが可能となる携帯型給電装置の提供することを目的とする。
本発明に係る携帯型給電装置は、充放電可能であるバッテリを保持する保持部と、前記バッテリに充電された電力を用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う給電部と、を備えた構成とする。本構成によれば、電気機器の部品の劣化を抑えることが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、第1ケーブルが接続される給電コネクタを有し、前記給電部は、複数種の給電形態の中から選ばれた給電形態によって、前記給電を行うものであり、前記複数種の給電形態には、前記バッテリに充電された電力を用いて、前記ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う第1給電形態と、前記バッテリに充電された電力を、第1ケーブルを介して外部へ供給する第2給電形態と、が含まれる構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、第2ケーブルが接続される充電コネクタを有し、第2ケーブルを介して供給される外部電力を、前記バッテリに充電させる構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記複数種の給電形態には、第2ケーブルを介して供給される外部電力を前記バッテリに充電させずに用いて、前記ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う第3給電形態が、含まれる構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記給電部は、給電コイルを有しており、受電コイルを有した電気機器に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式の電力伝送を行うことにより、前記ワイヤレス電力伝送方式による給電を行う構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記保持部は、前記バッテリを着脱自在に保持する構成としてもよい。
本発明に係る携帯型給電装置によれば、電気機器の部品の劣化を抑えることが可能となる。
本発明の実施形態について、第1実施形態および第2実施形態を例に挙げて、以下に説明する。
1.第1実施形態
[モバイルバッテリ等の構成]
まず第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るモバイルバッテリ1(携帯型給電装置の一形態)、およびモバイルバッテリ1からの給電を受け得るモバイル端末2(電気機器の一形態)の概略的な構成図である。なおモバイルバッテリ1はモバイル端末2の他、これに準じた構成の各種電気機器に対して給電可能である。
[モバイルバッテリ等の構成]
まず第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るモバイルバッテリ1(携帯型給電装置の一形態)、およびモバイルバッテリ1からの給電を受け得るモバイル端末2(電気機器の一形態)の概略的な構成図である。なおモバイルバッテリ1はモバイル端末2の他、これに準じた構成の各種電気機器に対して給電可能である。
図1に示すようにモバイルバッテリ1は、筐体10、バッテリ11、ワイヤレス給電装置12、および充電コネクタ13などを備えている。筐体10は、モバイルバッテリ1の外観部を形成しており、内部にバッテリ11やワイヤレス給電装置12などを適切に保持するとともに、これらを外部の衝撃等から保護する役割を果たす。
また筐体10のサイズは、ユーザがモバイルバッテリ1を容易に携帯することが出来る程度に、十分に小さく設計されている。すなわちモバイルバッテリ1は、ユーザに携帯される仕様(携帯型)とすることを前提として設計されており、この点において、いわゆる据え置き型のワイヤレス給電装置などとは異なっている。
バッテリ11は、充放電可能である二次電池であり、筐体10の内部に保持されている。バッテリ11は筐体10の内部に固定されていても良く、筐体10から着脱自在となっていても良い。着脱自在である場合には、筐体10から取り外された状態のバッテリ11を予め充電しておき、充電後のバッテリ11を筐体10内部に取付けることも可能である。
ワイヤレス給電装置12は、供給される電力を用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う機能を有する。より具体的に説明すると、ワイヤレス給電装置12は給電コイルを有している。そしてワイヤレス給電装置12は、受電コイルを有した電気機器(モバイル端末2など)に対して、給電コイルと受電コイルを用いた電磁誘導方式の電力伝送を行うことにより、ワイヤレス電力伝送方式による給電を行う。なおワイヤレス電力伝送を実現させる手法としては、電磁誘導方式とは異なる手法が採用されても構わない。
充電コネクタ13は、モバイルバッテリ充電用ケーブルCbが接続されるコネクタである。モバイルバッテリ1は充電コネクタ13を有することにより、図1に示すように、モバイルバッテリ充電用ケーブルCbを介して商用電源(外部電源の一形態)に接続可能である。これによりモバイルバッテリ1は、モバイルバッテリ充電用ケーブルCbを介して供給される商用電力(外部電力の一形態)を、バッテリ11に充電させること可能である。
また図1に示すように、モバイル端末2は、筐体20、バッテリ21、ワイヤレス受電装置22、充電コネクタ23、およびコネクタカバー24などを備えている。モバイル端末2は、バッテリ21に充電されている電力を用いて駆動し、その機能を発揮させるようになっている。例えばモバイル端末2が携帯電話機である場合、バッテリ21に充電されている電力を用いて、通信処理、表示処理、および音声出力処理などの各種処理が行われる。
筐体20は、モバイル端末2の外観部を形成しており、内部にバッテリ21やワイヤレス受電装置22などを適切に保持するとともに、これらを外部の衝撃等から保護する役割を果たす。またバッテリ21は、充放電可能である二次電池であり、筐体20の内部に保持されている。
ワイヤレス受電装置22は、受電コイルを備えており、モバイルバッテリ1(ワイヤレス給電装置12)からワイヤレス電力伝送方式により送られてくる電力を受電する。ワイヤレス受電装置22は、モバイルバッテリ1から受電した電力を用いて、バッテリ21を充電させる。
充電コネクタ23は、モバイル端末充電用ケーブルCt(モバイルバッテリ充電用ケーブルCbと共通であっても構わない)が接続されるコネクタである。モバイル端末2は充電コネクタ23を有することにより、モバイル端末充電用ケーブルCtを介して商用電源に接続可能である。これによりモバイル端末2は、モバイル端末充電用ケーブルCtを介して供給される商用電力を、バッテリ21に充電させること可能である。
コネクタカバー24は、例えばゴム材質によって開閉自在に形成された部品であり、充電コネクタ23を保護する役割を果たす。すなわちコネクタカバー24は、充電コネクタ23が用いられないときには、閉じた状態(充電コネクタ23を密閉するように覆う状態)とされ、外部からの衝撃や浸水等から充電コネクタ23を保護する。一方、充電コネクタ23が用いられるとき(有線方式の充電時)には、コネクタカバー24は開いた状態(充電コネクタ23を覆わない状態)にされる。なおコネクタカバー24は、開閉される度に疲労が蓄積し、劣化が促進されることになる。
[給電形態について]
図2は、モバイルバッテリ1がモバイル端末2へ給電する際の給電形態の様子を、模式的に表している。なお当該給電に際しては、ワイヤレス給電装置12(給電コイル)とワイヤレス受電装置22(受電コイル)の間に電磁的結合が形成され得るように、予め、モバイルバッテリ1とモバイル端末2の位置関係が決められる。例えば、モバイル端末2がモバイルバッテリ1の上に置かれることによって、このように位置関係が決められる。
図2は、モバイルバッテリ1がモバイル端末2へ給電する際の給電形態の様子を、模式的に表している。なお当該給電に際しては、ワイヤレス給電装置12(給電コイル)とワイヤレス受電装置22(受電コイル)の間に電磁的結合が形成され得るように、予め、モバイルバッテリ1とモバイル端末2の位置関係が決められる。例えば、モバイル端末2がモバイルバッテリ1の上に置かれることによって、このように位置関係が決められる。
給電の際、モバイルバッテリ1においては、図2に白抜き矢印で示すように、バッテリ11に充電されている電力がワイヤレス給電装置12に供給される。ワイヤレス給電装置12は、当該供給された電力を用いて給電コイルに電流を流し、電磁誘導方式によるワイヤレス受電装置22への電力伝送を行う。
一方、モバイル端末2においては、ワイヤレス受電装置22が受電した電力を用いて、バッテリ21の充電が進められる。なおバッテリ21が満充電の状態になると、その情報がモバイルバッテリ1に送られ、給電は停止されるようになっている。これにより、無駄な電力消費が抑えられるようになっている。
上述した給電形態ではワイヤレス電力伝送方式が利用されているため、コネクタカバー24の開閉は不要である。そのためコネクタカバー24の劣化は抑えられる。また当該給電形態による充電(ワイヤレス方式の充電)は、モバイル端末充電用ケーブルCtの接続等を要する有線方式の充電に比べて、充電作業の手軽さ等の観点からも優れている。このようにモバイルバッテリ1は、携帯することで様々な場所での充電を可能とするとともに、コネクタカバー24等の劣化抑制や充電作業の手軽さ等において優れている。
2.第2実施形態
次に第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、モバイルバッテリの構成および給電形態を除き、基本的には第1実施形態と同等である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
次に第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、モバイルバッテリの構成および給電形態を除き、基本的には第1実施形態と同等である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
[モバイルバッテリの構成]
図3は、本実施形態に係るモバイルバッテリ1Aの概略的な構成図である。モバイルバッテリ1Aは、第1実施形態の場合と同様に、筐体10、バッテリ11、ワイヤレス給電装置12、および充電コネクタ13などを備えている。そして更にモバイルバッテリ1Aは、給電コネクタ14を備えている。
図3は、本実施形態に係るモバイルバッテリ1Aの概略的な構成図である。モバイルバッテリ1Aは、第1実施形態の場合と同様に、筐体10、バッテリ11、ワイヤレス給電装置12、および充電コネクタ13などを備えている。そして更にモバイルバッテリ1Aは、給電コネクタ14を備えている。
給電コネクタ14は、給電用ケーブルCsが接続されるコネクタである。モバイルバッテリ1Aは給電コネクタ14を有することにより、給電用ケーブルCsを介して、モバイル端末2の充電コネクタ23に接続可能である。これによりモバイルバッテリ1Aは、バッテリ11に充電されている電力を、有線方式によってモバイル端末2に供給することが可能である。なおモバイル端末2は、給電用ケーブルCsを介して電力を受けると、この電力をバッテリ21に充電させるようになっている。
またモバイルバッテリ1Aは充電コネクタ13に供給された商用電力を、図3の白抜き矢印で示すように、バッテリ11に伝送することも可能であり、図3の着色矢印で示すように、バッテリ11を介さずにワイヤレス給電装置12に伝送することも可能である。バッテリ11に伝送される商用電力は、バッテリ11の充電に用いられ、ワイヤレス給電装置12に伝送される商用電力はバッテリ11に充電されず、ワイヤレス給電装置12の駆動に用いられることとなる。
[給電形態について]
次に、モバイルバッテリ1Aがモバイル端末2へ給電する際の、給電形態について説明する。モバイルバッテリ1Aは、第1給電形態から第3給電形態の3種類の給電形態に対応している。以下、これらの給電形態の具体的内容について、順に説明する。
次に、モバイルバッテリ1Aがモバイル端末2へ給電する際の、給電形態について説明する。モバイルバッテリ1Aは、第1給電形態から第3給電形態の3種類の給電形態に対応している。以下、これらの給電形態の具体的内容について、順に説明する。
図4は、第1給電形態の様子を模式的に表している。なお第1給電形態による給電に際しては、ワイヤレス給電装置12(給電コイル)とワイヤレス受電装置22(受電コイル)の間に電磁的結合が形成され得るように、予め、モバイルバッテリ1Aとモバイル端末2の位置関係が決められる。
第1給電形態では、モバイルバッテリ1Aにおいて、図4に白抜き矢印で示すように、バッテリ11に充電されている電力がワイヤレス給電装置12に供給される。ワイヤレス給電装置12は、当該供給された電力を用いて給電コイルに電流を流し、電磁誘導方式によるワイヤレス受電装置22への電力伝送を行う。一方、モバイル端末2においては、ワイヤレス受電装置22が受電した電力を用いて、バッテリ21の充電が進められる。
このように第1給電形態は、第1実施形態における給電形態と同等であり、予めバッテリ11に充電されている電力を給電に用いるため、商用電源等が用意されていない場所においても実現可能である。また第1給電形態によればワイヤレス方式の充電となるため、コネクタカバー24等などの劣化抑制や充電作業の手軽さなどにおいて優れている。
図5は、第2給電形態の様子を模式的に表している。なお第2給電形態による給電に際しては、給電用ケーブルCsを用いて、予め、モバイルバッテリ1A(給電コネクタ14)がモバイル端末2(充電コネクタ23)に有線接続される。なおこの際、モバイル端末2においてはコネクタカバー24が開かれる。
第2給電形態では、モバイルバッテリ1Aにおいて、図5に白抜き矢印で示すように、バッテリ11に充電されている電力が給電コネクタ14に伝送される。給電コネクタ14に伝送された電力は、更に給電用ケーブルCsと充電コネクタ23を介してバッテリ21に供給され、バッテリ21の充電が進められる。
このように第2給電形態は、予めバッテリ11に充電されている電力を給電に用いるため、商用電源等が用意されていない場所においても実現可能である。また第2給電形態によれば、何らかの事情でワイヤレス方式の充電が出来ないような場合であっても、有線方式によって充電の実施が可能である。また第2給電形態による充電は、ワイヤレス充電に対応していない各種の電気機器に対しても、実施可能である。
図6は、第3給電形態の様子を模式的に表している。なお第3給電形態による給電に際しては、予め、モバイルバッテリ1A(充電コネクタ13)が商用電源に接続される。またワイヤレス給電装置12(給電コイル)とワイヤレス受電装置22(受電コイル)の間に電磁的結合が形成され得るように、予め、モバイルバッテリ1Aとモバイル端末2の位置関係が決められる。
第3給電形態では、図6に白抜き矢印で示すように、商用電力がモバイルバッテリ1A(充電コネクタ13)に供給される。この供給された商用電力は、図6に着色矢印で示すように、バッテリ11を介さずにワイヤレス給電装置12へ供給される。ワイヤレス給電装置12は、供給された電力を用いて給電コイルに電流を流し、電磁誘導方式によるワイヤレス受電装置22への電力伝送を行う。
なおこのとき、供給された商用電力の一部(余剰分など)はバッテリ11の充電に用いられても良い。また必要に応じて、供給された商用電力とバッテリ11に充電されている電力の両方が、ワイヤレス給電装置12へ供給されるようにしても良い。一方、モバイル端末2においては、ワイヤレス受電装置22が受電した電力を用いて、バッテリ21の充電が進められる。
このように第3給電形態は、商用電源等が用意されている場所に限られるが、バッテリ11の放電を極力抑え、バッテリ11に蓄えられている電力を出来るだけ温存することが可能である。また第3給電形態によればワイヤレス方式の充電となるため、コネクタカバー24等などの劣化抑制や充電作業の手軽さなどにおいて優れている。
充電等に際して上述した各給電形態のうちの何れが適用されるかについては、例えば、ユーザが任意に設定可能であっても良く、自動的に設定されるようにしても良い。自動的に設定される場合にモバイルバッテリ1Aが行う動作の一例について、図7のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
なお本例でのモバイルバッテリ1Aは、各給電形態を切替える機能の他、モバイル端末2との間に電磁的結合が形成され得るか否か(適切に位置決めがなされているか否か等)を判別する機能、モバイル端末2に有線接続されているか否かを判別する機能、および商用電源に接続されているか否かを判別する機能を有しているとする。
モバイルバッテリ1Aは、モバイル端末2との間に電磁的結合が形成され得るか否かを判別する(ステップS11)。そして電磁的結合が形成され得ると判別した場合(ステップS11のY)、次にモバイルバッテリ1Aは、商用電源に接続されているか否かを判別する(ステップS12)。
商用電源に接続されていないと判別した場合(ステップS12のN)、モバイルバッテリ1Aは、第1給電形態(バッテリ11の電力を用いたワイヤレス給電)によりモバイル端末2に給電する(ステップS13)。モバイル端末2は、給電された電力を用いてバッテリ11を受電させることになる。
なおこのとき、バッテリ11(モバイルバッテリ1A側のバッテリ)の充電残量が不足している場合、或いは、バッテリ21(モバイル端末2側のバッテリ)が満充電である場合には、モバイルバッテリ1Aの動作はステップS11に戻る。
一方、商用電源に接続されていると判別した場合(ステップS12のY)、モバイルバッテリ1Aは、第3給電形態(主に商用電力を用いたワイヤレス給電)によりモバイル端末2に給電する(ステップS13)。モバイル端末2は、給電された電力を用いてバッテリ11を受電させることになる。なおこのとき、バッテリ21が満充電である場合には、モバイルバッテリ1Aの動作はステップS11に戻る。
またモバイルバッテリ1Aは、モバイル端末2との間に電磁的結合を形成することが出来ないと判別した場合には(ステップS11のN)、次に、モバイル端末2に有線接続されているか否かを判別する(ステップS15)。
有線接続されていると判別した場合(ステップS15のY)、モバイルバッテリ1Aは、第2給電形態(バッテリ11の電力を用いた有線給電)によりモバイル端末2に給電する(ステップS16)。モバイル端末2は、給電された電力を用いてバッテリ11を受電させることになる。
なおこのとき、バッテリ11の充電残量が不足している場合、或いは、バッテリ21が満充電である場合には、モバイルバッテリ1Aの動作はステップS11に戻る。一方、有線接続されていないと判別した場合(ステップS15のN)、モバイルバッテリ1Aの動作はステップS11に戻る。
上述したステップS11〜S16の動作によれば、その時の状況に応じて、適切な給電形態を適用することが可能となる。またモバイルバッテリ1Aは、商用電源に接続されており、かつ、モバイル端末2の充電が不要である状況下において、商用電力を用いて自動的にバッテリ11を充電するようになっていても良い。
3.その他
以上に説明した通り、各実施形態のモバイルバッテリ(1、1A)は、充放電可能であるバッテリ11を保持する機能部(保持部)と、バッテリ11に充電された電力を用いてワイヤレス電力伝送方式により外部(モバイル端末2)への給電を行う機能部(給電部)と、を備えている。
以上に説明した通り、各実施形態のモバイルバッテリ(1、1A)は、充放電可能であるバッテリ11を保持する機能部(保持部)と、バッテリ11に充電された電力を用いてワイヤレス電力伝送方式により外部(モバイル端末2)への給電を行う機能部(給電部)と、を備えている。
そのためモバイルバッテリ(1、1A)は、携帯することで様々な場所での充電を可能とするとともに、コネクタカバー24等(電気機器の部品)の劣化を抑えることが可能であり、更に、充電作業の手軽さ等において優れている。
なお第2実施形態のモバイルバッテリ1Aは、給電用ケーブルCs(第1ケーブル)が接続される給電コネクタ14と、モバイルバッテリ充電用ケーブルCb(第2ケーブル)が接続される充電コネクタ13を有しており、モバイルバッテリ充電用ケーブルCbを介して供給される商用電力を、バッテリ11に充電させることが可能である。
また更にモバイルバッテリ1Aは、第1給電形態から第3給電形態(複数種の給電形態)の中から選ばれた給電形態によって、外部への給電を行うようになっている。なお第1給電形態は、バッテリ11に充電された電力を用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う形態である。また第2給電形態は、バッテリ11に充電された電力を、給電用ケーブルCsを介して外部へ供給する形態である。また第3給電形態は、モバイルバッテリ充電用ケーブルCbを介して供給される商用電力をバッテリ11に充電させずに用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う形態である。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、モバイルバッテリ等に利用することができる。
1、1A モバイルバッテリ(携帯型給電装置)
11 バッテリ
12 ワイヤレス給電装置
13 充電コネクタ
14 給電コネクタ
2 モバイル端末(電気機器)
21 バッテリ
22 ワイヤレス受電装置
23 充電コネクタ
24 コネクタカバー
3 充電用ワイヤ
Cs 給電用ケーブル(第1ケーブル)
Cb モバイルバッテリ充電用ケーブル(第2ケーブル)
Ct モバイル端末充電用ケーブル
11 バッテリ
12 ワイヤレス給電装置
13 充電コネクタ
14 給電コネクタ
2 モバイル端末(電気機器)
21 バッテリ
22 ワイヤレス受電装置
23 充電コネクタ
24 コネクタカバー
3 充電用ワイヤ
Cs 給電用ケーブル(第1ケーブル)
Cb モバイルバッテリ充電用ケーブル(第2ケーブル)
Ct モバイル端末充電用ケーブル
Claims (6)
- 充放電可能であるバッテリを保持する保持部と、
前記バッテリに充電された電力を用いて、ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う給電部と、
を備えたことを特徴とする携帯型給電装置。 - 第1ケーブルが接続される給電コネクタを有し、
前記給電部は、
複数種の給電形態の中から選ばれた給電形態によって、前記給電を行うものであり、
前記複数種の給電形態には、
前記バッテリに充電された電力を用いて、前記ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う第1給電形態と、
前記バッテリに充電された電力を、第1ケーブルを介して外部へ供給する第2給電形態と、が含まれることを特徴とする請求項1に記載の携帯型給電装置。 - 第2ケーブルが接続される充電コネクタを有し、
第2ケーブルを介して供給される外部電力を、前記バッテリに充電させることを特徴とする請求項2に記載の携帯型給電装置。 - 前記複数種の給電形態には、
第2ケーブルを介して供給される外部電力を前記バッテリに充電させずに用いて、前記ワイヤレス電力伝送方式により外部への給電を行う第3給電形態が、含まれることを特徴とする請求項3に記載の携帯型給電装置。 - 前記給電部は、
給電コイルを有しており、
受電コイルを有した電気機器に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式の電力伝送を行うことにより、前記ワイヤレス電力伝送方式による給電を行うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の携帯型給電装置。 - 前記保持部は、前記バッテリを着脱自在に保持することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の携帯型給電装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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