JP2014007858A - 直流モータ - Google Patents

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淳一 森本
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Abstract

【課題】スリップリング用のブラシを多接点化するにあたって、応力集中による割れを防ぐ。
【解決手段】スリップリング用ブラシ5を構成する板ばね51は、U字形状に分岐して分岐部54への応力集中を防ぎ、U字先端部55a,55bそれぞれに当接部52a,52bを設けて多接点化している。また、当接部52a,52bは、スリップリングに圧接する面に断面円弧状の窪み57a,57bを形成して肉薄部分への応力集中を防ぎつつ、多接点化している。
【選択図】図3

Description

この発明は、電源から供給される直流電流を整流子により転流し、転流された各電流をスリップリングによりステータのコイルに通電する直流モータに関するものである。
従来のブラシ式の直流モータにおいて、スリップリングに接触して摺動するブラシは、板ばね先端に1個の当接部が組み込まれた構成であり、1相のスリップリング上にブラシとの接点、即ち当接部が1箇所のみであった。そのため、異物の噛み込み等により接点不良が発生するとたちまち直流モータの異常停止につながる。また、板ばねは、当接部を取り付けた先端部を曲げて、当接部をスリップリングに押さえつける力(接圧)を発生させる構成であった。そのため、当接部が磨耗すると板ばね先端部の位置がスリップリング側へ下がり、曲げ角度が変化することにより、接圧が軽くなる。このように、従来のスリップリング用ブラシは、当接部の磨耗量がそのまま板ばねの曲げ角度量となり、磨耗量に応じて接圧が大きく変動する。そして、接圧が軽くなると、振動による当接部のジャンピングが発生し導通不良となる。
例えば特許文献1はスリップリング用ブラシではなくポテンショメータ用ブラシではあるが、1枚の金属板で互いに一体に形成された板ばね状の多接点ブラシを使用して、1相の抵抗トラック上に複数の接点で接触するようにしていた。
特開平10−2707号公報
上記特許文献1の多接点ブラシをスリップリング用ブラシに使用した場合には、1相のスリップリング上にブラシとの接点が複数形成されるので、接点不良がそのまま直流モータの異常停止につながることはない。しかしながら、板ばね同士が接続する根元部分に応力が集中することにより、この根元部分に割れが生じやすいという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、スリップリング用のブラシを多接点化するにあたって、応力集中による割れを防ぐことを目的とする。
この発明に係る直流モータは、ブラシが、一端側が所定の支持部に支持され、他端側が円弧状に分岐し、当該分岐部から先端部までの間に曲げ部が形成された板ばねと、板ばねの先端部それぞれに設けられ、曲げ部に生じるばね力によりスリップリングに圧接する当接部とを有するものである。
この発明によれば、板ばねを分岐して先端部それぞれに当接部を設けるようにしたので、ブラシとスリップリングとの接点を多接点化することができると共に、分岐部を円弧状にして応力が集中することを回避し、割れを防ぐことができる。
この発明の実施の形態1に係る直流モータの構成を示す縦断面図である。 図1に示す直流モータのうち、スリップリングとスリップリング用ブラシの構成を示すA矢視図である。 実施の形態1に係る直流モータに用いるスリップリング用ブラシの構成を示す図である。 実施の形態1に係る直流モータに用いるスリップリング用ブラシの当接部の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る直流モータに用いるスリップリング用ブラシの構成を示す図である。 実施の形態2のスリップリング用ブラシの変形例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る直流モータに用いるスリップリング用ブラシの構成を示す図である。 実施の形態3に係る直流モータのうち、スリップリングとスリップリング用ブラシを図1のA方向から見たA矢視図である。
実施の形態1.
図1に示す直流モータ1において、ロータ2の一端側に固着されロータ2と一体に回転する円板部材3の端面には、同心円状に3相のスリップリング4−1〜4−3が形成されている。スリップリング用ブラシ5−1〜5−3は、各スリップリング4−1〜4−3に対して軸方向から接触するよう、ブラケット(支持部)6に支持されている。また、円板部材3の周面に整流子7が形成され、整流子用ブラシ8−1,8−2が整流子7に対して径方向から接触するようブラケット6に支持されている。
外部電源から供給される直流電流が、正極側の整流子用ブラシ8−1を介して流入すると、整流子7で整流されてスリップリング4−1〜4−3に流れ、スリップリング用ブラシ5−1〜5−3を介してステータ9のコイル10に供給される。コイル10への通電により磁束が発生すると、永久磁石11の磁極の作用でロータ2に回転力が発生する。また、コイル10に流れた電流は、スリップリング用ブラシ5−1〜5−3、スリップリング4−1〜4−3、整流子7および負極側の整流子用ブラシ8−2へ流れる。
次に、スリップリング用ブラシ5−1〜5−3の詳細を説明する。
スリップリング4−1〜4−3およびスリップリング用ブラシ5−1〜5−3は同一構造であるため、各々を区別しない場合には、スリップリング4(不図示)およびスリップリング用ブラシ5と表記する。
図3(a)にスリップリング用ブラシ5の正面図、図3(b)に側面図、図3(c)に上面図を示す。スリップリング用ブラシ5は、銅板の板ばね51と、銅とカーボンを焼結した当接部52a,52bとから構成されている。
板ばね51は、一端側の根元部53がブラケット6に支持される。板ばね51の他端側は、U字形状に分岐し、分岐部54が円弧状に形成されている。また、分岐部54からU字先端部55a,55bまでの間に曲げ部56a,56bが形成されている。この曲げ部56a,56bに生じるばね力を、2個の当接部52a,52bを1相のスリップリング4に押さえつける力(接圧)に利用する。よって、当接部52a,52bは、回転するスリップリング4上に圧接された状態で摺動する。
なお、板ばね51の直流モータ1への取付方法は、ブラケット6による支持に限定されるものではなく、任意の方法でよい。
板ばね51をU字形状にしてU字先端部55a,55bそれぞれに当接部52a,52bを設置することにより、当接部52a,52bのいずれか一方が、異物の噛み込み等により導通不良になった場合でも、もう一方で導通が確保でき(フェールセーフ)、直流モータ1の異常停止を回避することができる。また、1相のスリップリング4上に2個の当接部52a,52bを配置するため、1個のスリップリング用ブラシ5当たりの電流量が低減できる。よって、当接部52a,52bの電気的な磨耗が抑制され、耐性が向上する。
さらに、板ばね51の分岐部54を円弧状にすることで、分岐部54への応力集中を回避し、この分岐部54の割れを防ぐことができる。よって、応力に対する耐力が向上する。
図4に、当接部52aを拡大した斜視図を示す。当接部52aのスリップリング4に接触する面に、断面円弧状の窪み57aを形成して、スリップリング4に対して2箇所で接する構成にしている。当接部52bも同様に断面円弧状の窪み57bを形成して、スリップリング4に対して2箇所で接する構成にしている。これにより、スリップリング4とスリップリング用ブラシ5の接点を4箇所に増やすことができ、これら4箇所すべての接点が導通不良にならない限り導通が確保でき(フェールセーフ)、直流モータ1の異常停止を回避することができる。
また、当接部52a,52bの窪みを断面円弧状にすることで、肉薄部分への応力集中を回避し、割れを防ぐことができる。
以上より、実施の形態1によれば、直流モータ1のスリップリング用ブラシ5は、一端側の根元部53がブラケット6に支持され、他端側が円弧状に分岐し、この分岐部54からU字先端部55a,55bまでの間に曲げ部56a,56bが形成された板ばね51と、板ばね51のU字先端部55a,55bそれぞれに設けられ、曲げ部56a,56bに生じるばね力によりスリップリング4に圧接される当接部52a,52bとを有するように構成した。このため、スリップリング用ブラシ5を多接点化するにあたって、円弧状の分岐部54に応力が集中せず、割れを防止することができる。
また、実施の形態1によれば、当接部52a,52bは、スリップリング4に圧接する面に断面円弧状の窪み57a,57bを有するように構成した。このため、当接部52a,52bを多接点化するにあたっても、当接部52a,52bの薄肉部分に応力が集中せず、割れを防止することができる。
実施の形態2.
図5は、本実施の形態2に係る直流モータ1に用いるスリップリング用ブラシ5の構成を示し、図5(a)は正面図、図5(b)は側面図、図5(c)は上面図である。なお、図5において図1〜図4と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
本実施の形態2のスリップリング用ブラシ5は、板ばね51の曲げ部56a,56bから当接部52a,52bまでの間に、蛇腹構造58a,58bが形成されている。この部分を蛇腹構造58a,58bにすることで、当接部52a,52bが磨耗した場合でも、曲げ部56a,56bの曲げ角度の変動量を抑制することができる。よって、当接部52a,52bにかかる接圧の変動を低減することができ、接圧が軽くなることを防止できる。また、二手に分岐したU字先端部55a,55bのそれぞれに蛇腹構造58a,58bを形成することで、U字先端部55a,55bが独立して変位可能になる。よって、当接部52a,52bのうちの一方の磨耗による曲げ部56a,56bの一方の曲げ角度の変動が、もう一方の曲げ角度に及ぼす影響を回避することができる。
この蛇腹構造を、根元部53に形成することも可能である。
図6に、本実施の形態2のスリップリング用ブラシ5の変形例を示す。この例では、根元部53に蛇腹構造59が形成されている。この部分を蛇腹構造59にすることで、スリップリング用ブラシ5にかかる振動を蛇腹構造59が吸収し、当接部52a,52bのジャンピングを回避することができる。
なお、図6では、蛇腹構造58a,58bおよび蛇腹構造59を両方形成したが、蛇腹構造59だけ形成してもよい。
以上より、実施の形態2によれば、板ばね51は、図5および図6に示すように、曲げ部56a,56bから当接部52a,52bまでの間に蛇腹構造58a,58bを有するように構成した。このため、当接部52a,52bの磨耗による接圧の変動量を減少することができる。
また、実施の形態2によれば、板ばね51は、図6に示すように、分岐部54より支持部側の根元部53に蛇腹構造59を有するように構成した。このため、振動による当接部52a,52bのジャンピングを回避することができる。
実施の形態3.
図7は、本実施の形態3に係る直流モータ1に用いるスリップリング用ブラシ5の構成を示し、図7(a)は正面図、図7(b)は側面図、図7(c)は上面図である。また、図8は、本実施の形態3に係る直流モータ1のうち、スリップリング用ブラシ5−1〜5−3とスリップリング4−1〜4−3を図1のA方向から見たA矢視図である。なお、図7および図8において図1〜図4と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
本実施の形態3のスリップリング用ブラシ5は、板ばね51のU字先端部55a,55bの長さが互いに異なる形状に形成されている。図示例では、U字先端部55aよりU字先端部55bの方が長くなっている。このスリップリング用ブラシ5をスリップリング4上に設置した場合、図8に示すようにスリップリング用ブラシ5−1の当接部52a,52bがスリップリング4−1の幅方向にずれた位置で摺動することになる。よって、2個の当接部52a,52bが同じ位置で摺動する場合(図2)に比べて、異物の噛み込みを回避することができる。また、2個の当接部52a,52bが同じ位置で摺動する場合に比べて、スリップリング4−1への負担を軽減することができる。また、図8において、スリップリング4−2とスリップリング用ブラシ5−2、およびスリップリング4−3とスリップリング用ブラシ5−3でも同様に、異物噛み込みの回避およびスリップリングへの負担軽減の効果がある。
以上より、実施の形態3によれば、板ばね51は、U字先端部55a,55bの長さが互いに異なる形状になるよう構成した。このため、異物の噛み込みを回避することができ、また、スリップリング4への負担を軽減することができる。
なお、図1、図2および図8では3個のスリップリング用ブラシ5−1〜5−3を使用したが、これに限定されるものではなく、直流モータ1の構成に応じて任意数のスリップリング用ブラシ5を使用すればよい。また、スリップリング4−1〜4−3とスリップリング用ブラシ5−1〜5−3を円板部材3の端面に配置したが、円板部材3の周面等に配置してもよい。
上記以外にも、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 直流モータ、2 ロータ、3 円板部材、4,4−1〜4−3 スリップリング、5,5−1〜5−3 スリップリング用ブラシ(ブラシ)、6 ブラケット(支持部)、7 整流子、8−1,8−2 整流子用ブラシ、9 ステータ、10 コイル、11 永久磁石、51 板ばね、52a,52b 当接部、53 根元部、54 分岐部、55a,55b U字先端部(先端部)、56a,56b 曲げ部、57a,57b 窪み、58a,58b,59 蛇腹構造。

Claims (5)

  1. 電源から供給される直流電流を整流子で転流してスリップリングに通電し、当該スリップリングに接触するブラシを介してステータのコイルへ供給する直流モータにおいて、
    前記ブラシは、一端側が所定の支持部に支持され、他端側が円弧状に分岐し、当該分岐部から先端部までの間に曲げ部が形成された板ばねと、
    前記板ばねの前記先端部それぞれに設けられ、前記曲げ部に生じるばね力により前記スリップリングに圧接する当接部とを有することを特徴とする直流モータ。
  2. 前記板ばねは、前記曲げ部から前記当接部までの間に蛇腹構造を有することを特徴とする請求項1記載の直流モータ。
  3. 前記板ばねは、前記分岐部より前記支持部側に蛇腹構造を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の直流モータ。
  4. 前記当接部は、前記スリップリングに圧接する面に断面円弧状の窪みを有することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の直流モータ。
  5. 前記板ばねは、前記先端部の長さが互いに異なる形状であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の直流モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022201521A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 三菱電機株式会社 ブラシ付きモータ

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