JP2014007790A - モータ駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】速度制御系から位置制御系への切り換えをモータが出力可能な加速度に応じて容易に最短にすることができるモータ駆動制御装置を得ること。
【解決手段】モータを駆動制御するモータ駆動制御装置において、位置指令Xと位置検出値Bとの差分である位置偏差DRPに基づいてモータ3への制御入力Uを算出する制御入力計算部13と、位置検出値Bと制御入力Uとに基づいてモータ3の最大加速度を算出するとともに、最大加速度と位置検出値Bとに基づいて減速停止するまでに必要な減速所要距離を算出し、減速所要距離と位置偏差DRPとの比率に基づいて制御入力の所望値である参照制御入力を計算する参照制御入力計算部12と、制御入力Uが参照制御入力に一致するよう位置偏差DRPを修正する位置偏差整形部11と、を備え、修正位置偏差Cに基づいて制御入力Uが算出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械を駆動するモータを駆動制御するモータ駆動制御装置に関する。
一般に、回転軸制御には、モータを一定速回転させる際に用いられる速度制御と、回転軸角度(位相)を所定の角度に一致させる際に用いられる位置制御(位置決め制御)とがある。
工作機械用の主軸モータを制御する際には、要求された動作に応じて制御系(速度制御と位置制御)を切り換えながら回転軸制御が行なわれている。このため、速度制御から位置制御に切り換える際には、指令された角度(位相)とモータの角度(位相)を一致させた後に速度0まで減速させる減速パターンを生成する必要があった。
例えば、特許文献1に開示されている技術では、速度制御から位置制御に切り換える際の速度を予め規定している。そして、規定しておいた速度に到達する直前の加速度を用いて切り換え後の位置指令を生成し、さらに減速停止までの速度パターンを生成している。
特許4099503号公報
しかしながら、上記従来技術では、規定しておいた速度に到達する直前の加速度が必ずしもモータが出力できる最大の加速度ではないので、指定された位相まで減速停止するのに要する時間が最短にはならないという問題があった。
また、工作機械用の主軸モータなどでは、弱め界磁制御などを行なうために、出力可能な加速度を小さくし、これにより高速回転を実現している。このため、高速域から減速する場合には、加速度が一定となる低い速度まで減速した後に、速度制御系から位置制御系への切り換えを行う必要がある。この結果、減速停止までの時間が長くなってしまうという問題があった。
また、速度制御系から位置制御系への切り換え速度が適切に設定されていないと、減速停止までの時間が無駄に長くなる。このため、前記切り換え速度をモータ特性に応じて事前に設定しておく必要があり、設定が煩雑であるといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モータ出力特性が速度に応じて変化する場合であっても、速度制御系から位置制御系への切り換えをモータが出力可能な加速度に応じて容易に最短にすることができるモータ駆動制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、位置指令に基づいてモータを駆動制御するモータ駆動制御装置において、前記位置指令と前記モータから検出された位置検出値との差分である位置偏差に基づいて前記モータへの制御入力を算出するとともに、算出した制御入力を前記モータ側へ送る制御入力計算部と、前記位置検出値と前記モータ側へ送られる制御入力とに基づいて、前記モータが出力可能な最大加速度を算出するとともに、前記最大加速度と前記位置検出値とに基づいて前記最大加速度で減速停止するまでに最低限必要な距離である減速所要距離を算出し、前記減速所要距離と前記位置偏差との比率に基づいて前記制御入力の所望値である参照制御入力を計算する参照制御入力計算部と、前記制御入力が前記参照制御入力に一致するよう前記位置偏差を修正する位置偏差整形部と、を備え、前記制御入力計算部は、修正された位置偏差に基づいて前記制御入力を算出することを特徴とする。
本発明によれば、モータが出力可能な加速度に応じて容易に移動時間を最短にすることが可能で、かつ、速度制御系から位置制御系への切り換えを容易に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、参照制御入力の実施の形態1に係る計算処理手順を示すフローチャートである。 図3は、参照制御入力の実施の形態2に係る計算処理手順を示すフローチャートである。 図4は、モータが速度に応じて異なる加速度特性を示す場合の速度と加速度特性の関係を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るモータ駆動制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、実施の形態1に係るモータ駆動制御装置の制御処理全体について説明し、その後、モータ駆動制御装置の各要素の構成と動作を説明する。図1は、実施の形態1に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。モータ駆動制御装置1は、工作機械(図示せず)を駆動する主軸モータ(以下、モータ3という)を駆動制御する装置である。
モータ駆動制御装置1は、モータ3に接続されており、モータ3には駆動位置を検出する位置検出器4が取り付けられている。また、モータ駆動制御装置1は、位置検出器4および位置指令生成装置2に接続されている。モータ駆動制御装置1は、位置指令生成装置2が出力する位置指令Xに基づいて、モータ3を制御入力制限の範囲内で駆動制御する。
位置指令Xは、モータ3が備える各軸のサーボモータを所定位置に移動させるための指令であり、位置指令生成装置2で生成されてモータ駆動制御装置1に出力される。位置検出値Bは、モータ3が備える各軸のサーボモータの位置であり、位置検出器4によって検出されてモータ駆動制御装置1に出力される。
位置偏差DRPは、位置指令Xと位置検出値Bの差である。修正位置偏差Cは、モータ3への制御入力(モータ3を駆動制御するための駆動信号値)が過大な値(範囲)にならないよう位置偏差DRPを修正したものである。モータ駆動制御装置1は、位置偏差DRPの修正が不要な場合、位置偏差DRPを修正位置偏差Cとする。
制御入力Uは、モータ3を制御するための制御信号である。また、制限後制御入力Dは、制御入力Uを所定の制御入力制限値以下に制限したものであり、モータ3を制御するための制御信号として用いられる。また、参照制御入力TLMTは、修正位置偏差Cを計算するための設定値である。
モータ駆動制御装置1は、位置指令生成装置2から出力される位置指令Xと、位置検出器4からの出力信号である位置検出値Bに基づいて、修正位置偏差Cを算出する。また、モータ駆動制御装置1は、修正位置偏差Cを用いて制御入力Uを計算し、制御入力Uを用いて制限後制御入力Dを計算する。
モータ駆動制御装置1は、位置偏差整形部11と、参照制御入力計算部12と、制御入力計算部13と、制御入力制限部14とを備えている。モータ駆動制御装置1は、位置指令Xと位置検出値Bの差である位置偏差DRPを算出し、算出した位置偏差DRPを位置偏差整形部11に送る。位置偏差整形部11には、位置指令Xと、参照制御入力TLMTと、位置検出値Bとが入力される。
なお、位置偏差整形部11は、基本的に参照制御入力TLMTを必要とするのに対し、位置指令Xと位置検出値Bは、制御入力計算部13での計算方法(内部構造)によって不要である場合と必要である場合とがある。
位置偏差整形部11は、少なくとも参照制御入力TLMTに基づいて、制御入力計算部13が算出した制御入力Uと位置偏差(修正位置偏差)DRPとの関係式を用いて、制御入力Uが所定の参照制御入力TLMTに一致するための位置偏差量(修正位置偏差C)を算出する。位置偏差整形部11は、算出した修正位置偏差Cを制御入力計算部13に出力する。
制御入力計算部13は、位置偏差整形部11の逆モデルを有しており、修正位置偏差Cに基づいて、モータ3への制御入力Uを算出する。制御入力計算部13は、一般的なフィードバック補償器(フィードバック制御器)で構成されている。制御入力計算部13は、例えば、比例補償器(P補償器)や、比例積分補償器(PI補償器)で構成されている。このように、制御入力計算部13は、モータ3への制御入力Uを、位置偏差(修正位置偏差C)に対し、積分演算、微分演算、四則演算を施して計算する。
したがって、制御入力Uの計算方法は、特定されるものではなく、任意である。また、制御入力計算部13は、内部にマイナーループ(インナーループ)を有する制御系で構成されていてもよく、位置制御系の内側に速度制御系を入れ子にした制御系で構成されていてもよい。制御入力計算部13は、算出した制御入力Uを制御入力制限部14に送る。
制御入力制限部14は、予め設定されている制御入力制限値に基づいて、制御入力計算部13からの制御入力Uに制限をかけるフィルタである。制御入力制限値は、モータ3などのアクチュエータや機械系の特性(例えば、減速器の許容力)に応じて予め制御入力制限部14内に設定しておく。
制御入力制限部14は、制御入力Uが、所定の制御入力制限値を超える場合に、制御入力Uを所定の制御入力制限値でクランプし、クランプした制限後制御入力Dを、モータ3への駆動信号として出力する。例えば、制御入力制限値をTLMT0とした場合、TLMT0以上の制御入力Uは、制限後制御入力D=TLMT0としてモータ3へ出力されることになる。制御入力制限部14は、算出した制限後制御入力Dをモータ3および参照制御入力計算部12に送る。
なお、制御入力制限値は、モータ3の特性に応じて予め設定しておいた固定値としてもよいし、制御対象のフィードバック情報から逐次計算した値としてもよい。また、予め複数の制御入力制限値を準備しておき、制御入力制限部14がモータ3の加減速状態に応じて、複数の制御入力制限値の中から何れかを選択してもよい。さらに、制御入力制限部14は、モータ3の加速度が正の場合には、正の値の制御入力制限値を用い、加速度が負の場合には、負の値の制御入力制限値を用いてもよい。
参照制御入力計算部12は、位置検出値Bと、制御入力制限部14の出力信号である制限後制御入力Dと、位置偏差DRPとに基づいて参照制御入力TLMTの算出を行う。参照制御入力計算部12は、算出した参照制御入力TLMTを位置偏差整形部11に送る。
このように、制御入力計算部13が修正位置偏差Cから制御入力Uを計算するのに対し、位置偏差整形部11は、制御入力の所望値である参照制御入力TLMT(制御入力計算部13の出力信号)から修正位置偏差C(制御入力計算部13の入力信号)の計算を行う。したがって、位置偏差整形部11は、制御入力計算部13が積分特性やインナーループ(マイナーループ)を有する場合には、積分特性の影響やマイナーループの影響を考慮したうえで、参照制御入力TLMTから修正位置偏差Cの計算を行うことになる。
つぎに、修正位置偏差Cの算出処理例について説明する。以下に示す処理p1〜処理p3は、修正位置偏差Cの算出処理例である。
(処理p1)
例えば、制御入力計算部13が比例補償器(P補償器)である場合、位置偏差整形部11は、参照制御入力TLMTを用いて修正位置偏差Cの算出を行うことができる。この場合の制御入力計算部13の入出力関係は、制御入力U、比例ゲインKP、位置偏差DRPを用いて以下の式(1)となる。
U=KP×DRP・・・(1)
このとき、制御入力Uが参照制御入力TLMTとなるような位置偏差DRP’は、制御入力計算部13の出力である制御入力Uと比例ゲインKPを用いて計算でき、以下の式(2)となる。
DRP’=TLMT/KP・・・(2)
(処理p2)
また、制御入力計算部13が比例積分補償器(PI補償器)である場合、位置偏差整形部11は、参照制御入力TLMTと位置指令Xと位置検出値Bとを用いて修正位置偏差Cの算出を行う。この場合の制御入力計算部13の入出力関係は、制御入力U、比例ゲインKP、位置偏差DRP、積分ゲインKI、位置偏差DRPの時間積分値(累積値)DRP2を用いて以下の式(3)となる。
U=KP×DRP+KI×DRP2・・・(3)
このとき、制御入力Uが参照制御入力TLMT=TLMTに一致するための位置偏差DRP’は、後述するように制御入力計算部13の入力である修正位置偏差Cに等しいので、制御入力計算部13の出力である制御入力Uから、比例積分補償器における積分成分(位置偏差信号を積分し、積分ゲインを乗じた値)を差し引いて計算することができ、以下の式(4)となる。
DRP’=(TLMT―KI×DRP2)/KP・・・(4)
ここで、DRP2は、位置指令Xと位置検出値Bとの差(位置偏差DRP)を時間積分(累積)することで計算された値である。
(処理p3)
また、制御入力計算部13が、位置制御系と速度制御系とを有し、それぞれの補償器(制御器)が位置比例補償器(位置P補償器)と速度比例積分補償器(速度PI補償器)とで構成される場合、位置偏差整形部11は、参照制御入力TLMTと位置指令Xと位置検出値Bとを用いて修正位置偏差Cの算出を行う。この場合の制御入力計算部13の入出力関係は、制御入力U、速度比例ゲインKV、比例ゲインKP、位置偏差DRP、速度検出値VFB、速度積分ゲインKI、速度偏差VDRPの時間積分値(累積値)VDRP2を用いて、以下の式(5)となる。
U=KV×(KP×DRP―VFB)+KI×VDRP2・・・(5)
このとき、制御入力Uが参照制御入力TLMTに一致するための位置偏差DRP’は、制御入力計算部13の出力である制御入力Uから、速度制御器の積分成分と速度検出値を考慮に入れ、以下の式(6)で演算できる。
DRP’=((TLMT―KI×VDRP2)/KV+VFB)/KP・・・(6)
ここで、速度偏差VDRPは、以下の式(7)の関係式で表すことができる。また、速度偏差累積値VDRP2は、式(7)の時間積分により算出することが可能である。そして、速度検出値VFBは、位置検出値の時間微分により算出することが可能である。
VDRP=(KP×DRP―VFB)・・・(7)
なお、位置偏差整形部11で必要となる情報(位置偏差累積値、速度検出値VFB、速度偏差累積値VDRP2など)は、位置偏差整形部11内部の演算で生成してもよいし、制御入力計算部13の内部信号を用いてもよい。
図2は、参照制御入力の実施の形態1に係る計算処理手順を示すフローチャートである。位置指令生成装置2がモータ駆動制御装置1に位置指令Xを出力することにより、モータ3は動作を開始する。モータ3が動作を開始すると、位置検出器4は、モータ3の位置を検出し、検出結果を位置検出値Bとしてモータ駆動制御装置1に出力する。
参照制御入力計算部12は、位置検出器4の出力である位置検出値Bを2階微分(差分)することにより計算した加速度(FB加速度)と、モータ3への制御入力U(制限後制御入力D)と、に基づいて、モータ3が出力可能な最大加速度を計算する(ステップST10)。モータ3が出力可能な最大加速度は、制御入力制限値に対する制御入力Uの比率(百分率)を用いて計算することができる。例えば、モータ3への制御入力制限値が定格電流の120%であり、ある時点における制御入力Uがモータ3の定格電流の100%である場合について考える。このとき、加速度をAとすると、最大加速度AMAXは、以下の式(8)を用いて、計算することができる。
AMAX=A×120/100=1.2×A・・・(8)
参照制御入力計算部12は、最大加速度AMAXを計算した後、最大加速度AMAXとこの時の速度Vの値とを用いて、速度Vから速度0に減速停止するまでに必要な距離(サーボモータの移動距離)を減速所要距離LDCCとして計算する(ステップST20)。具体的には、参照制御入力計算部12は、速度Vから速度0まで加速度AMAXで減速する場合、以下の式(9)を用いて減速所要距離LDCCの計算を行う。
LDCC=V×V/(2×AMAX)・・・(9)
この後、参照制御入力計算部12は、計算した減速所要距離LDCCと、制御入力計算部13への入力信号である位置偏差DRPとを比較し、比較結果に基づいて、位置偏差DRPの更新が必要か否かを判定する(ステップST30)。具体的には、参照制御入力計算部12は、位置偏差DRPが減速所要距離LDCCよりも小さい場合、または1回転分の移動量ROTが以下の式(10)の関係を満たす場合に、位置偏差DRPの更新が必要であると判断する。一方、参照制御入力計算部12は、位置偏差DRPが減速所要距離LDCC以上である場合、かつ1回転分の移動量ROTが以下の式(10)の関係を満たさない場合に、位置偏差DRPの更新は不要であると判断する。
DRP>LDCC+ROT・・・(10)
換言すると、参照制御入力計算部12は、LDCC≦DRP≦LDCC+ROTの場合に、位置偏差DRPの更新は不要であると判断し、これ以外の場合に位置偏差DRPの更新が必要であると判断する。
参照制御入力計算部12は、位置偏差DRPの更新が必要であると判断すると(ステップST30、Yes)、位置偏差DRPが減速所要距離LDCCよりも小さいか否かを判断する。位置偏差DRPが減速所要距離LDCCよりも小さい場合、参照制御入力計算部12は、位置偏差DRPが減速所要距離LDCC以上となるまで、位置偏差DRPに1回転分ずつ移動量ROTを加算する。
具体的には、参照制御入力計算部12は、以下の式(11)を満たすNを算出する。
LDCC<DRP+N×ROT<LDCC+ROT・・・(11)
そして、参照制御入力計算部12は、位置偏差DRPを新たな位置偏差DRP”(DRP”=DRP+N×ROT)に更新し、減速停止位置までの距離(減速所要距離LDCC)を更新する(ステップST40)。
また、1回転分の移動量ROTが式(10)の関係を満たす場合、参照制御入力計算部12は、式(11)の関係を満たすまで、位置偏差DRPから1回転分の移動量ROTを順番に減算する。これにより、参照制御入力計算部12は、Nを算出し、位置偏差DRPを新たな位置偏差DRP”(DRP”=DRP−N×ROT)に更新する。そして、減速停止位置までの距離を更新する。
一方、参照制御入力計算部12は、位置偏差DRPの更新は不要であると判断すると(ステップST30、No)、参照制御入力計算部12は、DRP”=DRPとする(ステップS50)。
式(9)は、最大加速度AMAXと減速所要距離LDCCとの関係が反比例関係となっている。このため、減速に最低減必要な距離である減速所要距離LDCC、更新された減速停止位置までの距離(位置偏差DRP”)を用いて、定位置停止制御時の減速度(加速度)AREFを以下の式(12)とすることができれば、式(9)と式(12)を用いて、式(13)を得ることができる。
AREF=(LDCC/DRP”)×AMAX・・・(12)
DRP”=V×V/(2×AREF)・・・(13)
したがって、加速度AREFの大きさを変更するだけで、速度Vから加速度AREFで減速停止するまでに必要な距離(減速所要距離LDCC)と、ステップST40またはステップST50で更新されたDRP”とを一致させることが可能となる。
このため、参照制御入力計算部12は、ステップST20で計算した減速所要距離LDCCと、ステップST40またはステップST50で更新された位置偏差DRP”とを用いて、参照制御入力TLMTを計算する(ステップST60)。
具体的には、参照制御入力計算部12は、更新された位置偏差DRP”と、減速所要距離LDCCと、制御入力制限部14に設定されている制御入力制限値TLMT0を用いて、以下の式(14)により、参照制御入力計算部12の出力信号である参照制御入力TLMT=TLMTを計算する。
TLMT=(LDCC/DRP”)×TLMT0・・・(14)
これにより、モータ3が出力可能な最大加速度AMAXに応じて自動的に移動時間を最短にすることが可能となる。
以上のように動作する参照制御入力計算部12と位置偏差整形部11との協働により、所定の速度Vから速度0に減速するまでに一定の加速度AREFで減速し、かつ、速度0になると同時に位置偏差DRPが0となるような減速パターンを生成することができる。このため、モータ3のモータ出力特性が速度に応じて変化する場合であっても、モータ3が出力可能な加速度Aに応じて、最短時間での減速が実現できるようになる。また、速度制御系から位置制御系への切り換え速度を予め設定する必要がなくなる。
なお、モータ駆動制御装置1は、制御入力制限部14を有していなくてもよい。この場合、制御入力計算部13が計算した制御入力Uが、モータ3および参照制御入力計算部12に送られる。
このように、モータ駆動制御装置1では、制御入力計算部13が、位置偏差DRPまたは修正位置偏差Cに基づいてモータ3への制御入力Uを算出し、モータ3側(制御入力計算部13)へ送る。そして、参照制御入力計算部12が、位置検出値Bとモータ3側へ送られる制御入力U(制限後制御入力D)とに基づいて、モータ3が出力可能な最大加速度AMAXを算出するとともに、最大加速度AMAXと位置検出値Bとに基づいて最大加速度AMAXで減速停止するまでに最低限必要な距離である減速所要距離LDCCを算出する。さらに、参照制御入力計算部12が、減速所要距離LDCCと修正位置偏差Cとの比率に基づいて制御入力の所望値である参照制御入力を計算する。そして、位置偏差整形部11が、制御入力Uが参照制御入力に一致するよう位置偏差DRPを修正して修正位置偏差Cを算出する。さらに、制御入力計算部13は、修正位置偏差Cに基づいて制御入力Uを算出する。
モータ駆動制御装置1では、位置偏差整形部11による処理、制御入力計算部13による処理、制御入力制限部14による処理、参照制御入力計算部12による処理が、繰り返されてモータ3が駆動制御される。
このように実施の形態1によれば、位置偏差DRPと減速に必要な距離(減速所要距離LDCC)から減速パターンを生成するので、制御入力制限の範囲内で最短時間の減速パターンを生成することが可能となる。これにより、最短時間での減速が可能となる。
また、モータ3の加速度に基づいて最大加速度AMAXを計算するので、モータ3への制御入力Uが最大値でない場合(検出した加速度が最大値でない場合)であっても、最大加速度を用いた減速停止までの減速パターン生成が可能となる。このため、減速時間の無駄をなくすことができる。また、自動的に速度パターンを生成することができるので、制御系切り換え速度の設定など段取りに要する時間をなくすことができる。
したがって、モータ出力特性が速度に応じて変化する場合であっても、速度制御系から位置制御系への切り換えをモータ3が出力可能な最大加速度AMAXに応じて容易に最短にすることができる。
実施の形態2.
つぎに、図3および図4を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、モータ3が出力可能な最大加速度AMAXが速度の上昇に応じて小さくなる場合の減速パターンを生成する。
図3は、参照制御入力の実施の形態2に係る計算処理手順を示すフローチャートである。ここでは、モータ駆動制御装置1の参照制御入力計算部12による参照制御入力の計算処理について説明する。なお、図3では、図2(実施の形態1)に示したステップと同一ないしは同等である処理には同一の符号を付している。ここでは、実施の形態2の特徴部分を中心に説明する。
本実施の形態では、制御対象となるモータ3が速度に応じて異なる加速度特性を示すように制御される場合のモータ3に対して参照制御入力を計算する場合の処理例について説明する。
図4は、モータが速度に応じて異なる加速度特性を示す場合の速度と加速度特性の関係を説明するための図である。図4では、横軸を速度(回転数)とし、縦軸を加速度(トルク)としている。
モータ3が速度に応じて異なる加速度特性を示す場合、例えば、図4に示すように、所定の回転数(ベース回転速度NB)までは、速度に関係なく、一定トルク(加速度)を出力可能である。そして、ベース回転速度(ベース回転数)NB以上の速度では、出力が一定(トルク(加速度)が反比例状に変化)になるようモータ3が制御される。このモータ3における加速度特性(トルク特性)は、弱め界磁制御により実現される特性であり、ベース回転速度NB以上の速度では、出力が一定になるよう制御されている。
モータ3が図4に示す加速度特性を示す場合において、モータ3が動作を開始すると、位置検出器4は、モータ3の位置を検出し、検出結果を位置検出値Bとしてモータ駆動制御装置1に出力する。
このとき、参照制御入力計算部12は、ベース回転速度NBと速度Vを比較し、V<NBであるか否かを判定する(ステップST1)。速度Vがベース回転速度NB未満の場合(ステップST1、Yes)、参照制御入力計算部12は、実施の形態1の図2で説明したステップST10〜ST60と同様の処理を行なう。
一方、速度Vがベース回転速度NB以上である場合(ステップST1、No)、参照制御入力計算部12は、出力一定領域における最大加速度を計算する(ステップST2)。ここで、出力一定領域では、速度V、トルクTとすると出力一定領域における出力PNBは、以下の式(15)の関係を満たす。
T=PNB/V・・・(15)
ここで、イナーシャJを用いると、加速度AMAXは、以下の式(16)で示される。
AMAX=PNB/(J×V)・・・(16)
この関係を用いると、ベース回転速度NB以下における最大加速度AMAXは、出力一定領域における速度Vと、速度Vにおける最大加速度AMAX2とを用いて、以下の式(17)で算出できる。
AMAX=(AMAX2×V)/NB・・・(17)
なお、最大加速度AMAX2は、図2(実施の形態1)におけるステップST10での処理と同様に、出力一定領域での加速度と、モータ3への制御入力制限値に対する制御入力Uの比率(百分率)を用いて計算することができる。
これより、ベース回転速度NB以上の回転速度からも、加速度、速度、ベース回転速度NBから、ベース回転速度NB以下でモータ3が出力できる最大加速度AMAXを計算することができる。例えば、出力一定領域における速度Vにおいて制限後制御入力Dが制御入力制限値の80%であり、加速度Aである場合、以下の式(18)を用いて、速度Vにおける最大加速度AMAX2を計算することができる。
AMAX2=A/0.8=1.25A・・・(18)
これにより、ベース回転速度NB以下での最大加速度AMAXを計算することが可能となる。
参照制御入力計算部12は、出力一定領域における最大加速度AMAXを計算した後、ベース回転速度NB以上の回転速度から減速停止するまでに必要な距離(サーボモータの移動距離)を計算する(ステップST3)。ここで、ベース回転速度NBの回転速度から減速停止までの移動距離の計算方法について説明する。
ベース回転速度NB以上の回転速度では、速度と加速度は、式(16)の関係となる。この場合において、時刻Tにおける速度Vから時刻T1における速度V1まで加速度AMAXで減速すると、減速速度の時間関数は以下の式(19)で表すことができる。
V1=√(2×(PNB/J)×(T1−T)+V^2)・・・(19)
ここで、式(19)を時間微分すると、時刻TからT1までの加速度をA1として、以下の式(20)の関係が得られる。
A1=(PNB/J)/√(2×(PNB/J)×(T1−T)+V^2)・・・(20)
この式(20)により、式(19)の速度関数は、式(16)の関係を満足する関数であることが分かる。このため、ベース回転速度NB以上の速度Vから速度0まで減速するのに必要な移動距離(減速所要距離LDCC2)は、数式(19)を速度Vからベース回転速度NBまで減速時間で時間積分した距離と、数式(9)から計算されるベース回転速度NBから速度0まで減速するのに必要な距離との和で計算される。具体的には、減速所要距離LDCC2は、以下の式(21)を用いて計算される。
LDCC2=(2×V^3+NB^3)/(6×AMAX×NB)・・・(21)
この後、実施の形態1のステップST30〜ST60の処理が行われる。本実施の形態では、実施の形態1における減速所要距離LDCCを、実施の形態2で計算した減速所要距離LDCC2に置き換えて、実施の形態1と同様の処理(ステップST30〜ステップST60)の処理が行なわれる。
なお、式(21)も実施の形態1と同様に、最大加速度AMAXの値とLDCC2の値の関係が反比例関係となっている。このため、減速に最低減必要な減速所要距離LDCC2、減速停止位置までの距離(位置偏差DRP”)から、定位置停止位置制御時の減速度AREF2を以下の式(22)とすることができれば、加速度の大きさを変更するだけで、減速に要する距離を所望の値に一致させることが可能となる。
AREF2=(LDCC2/DRP”)AMAX・・・(22)
このように本実施の形態の参照制御入力計算部12は、モータ3の加速度特性に応じて予め設定しておいたベース回転速度NB(ベース回転数)よりも低い回転数でモータ3を回転させる際には、最大加速度AMAXおよび位置検出値Bに基づいて減速所要距離LDCC算出する。一方、ベース回転速度NBよりも高い回転速度でモータ3を回転させる際には、最大加速度AMAXと位置検出値Bとベース回転速度NBとに基づいて、ベース回転速度NB以下での最大加速度AMAXを算出する。
このように実施の形態2によれば、モータ3が出力可能な最大加速度AMAXが速度の上昇に応じて小さくなる場合であっても、減速所要距離を計算することが可能となる。このため、減速停止すると同時に位置指令Xと位置検出値Bの差である位置偏差DPRが0となるような減速パターンを容易に生成することが可能となる。したがって、出力一定領域からの減速の場合でも、最大加速度を用いた減速パターンを容易に生成することが可能となる。
以上のように、本発明に係るモータ駆動制御装置は、工作機械を駆動するモータの駆動制御に適している。
1 モータ駆動制御装置
2 位置指令生成装置
3 モータ
4 位置検出器
11 位置偏差整形部
12 参照制御入力計算部
13 制御入力計算部
14 制御入力制限部

Claims (3)

  1. 位置指令に基づいてモータを駆動制御するモータ駆動制御装置において、
    前記位置指令と前記モータから検出された位置検出値との差分である位置偏差に基づいて前記モータへの制御入力を算出するとともに、算出した制御入力を前記モータ側へ送る制御入力計算部と、
    前記位置検出値と前記モータ側へ送られる制御入力とに基づいて、前記モータが出力可能な最大加速度を算出するとともに、前記最大加速度と前記位置検出値とに基づいて前記最大加速度で減速停止するまでに最低限必要な距離である減速所要距離を算出し、前記減速所要距離と前記位置偏差との比率に基づいて前記制御入力の所望値である参照制御入力を計算する参照制御入力計算部と、
    前記制御入力が前記参照制御入力に一致するよう前記位置偏差を修正する位置偏差整形部と、
    を備え、
    前記制御入力計算部は、修正された位置偏差に基づいて前記制御入力を算出することを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記制御入力計算部が算出した制御入力を、所定の制御入力制限値以下に制限して前記モータおよび前記参照制御入力計算部に出力する制御入力制限部をさらに備え、
    前記参照制御入力計算部は、制限後の制御入力に基づいて、前記最大加速度を算出することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記参照制御入力計算部は、
    前記モータの加速度特性に応じて予め設定しておいたベース回転数よりも低い回転数で前記モータを回転させる際には、前記最大加速度および前記位置検出値に基づいて前記減速所要距離を算出し、
    前記ベース回転数よりも高い回転数で前記モータを回転させる際には、前記最大加速度と前記位置検出値と前記ベース回転数とに基づいて、前記ベース回転数以下での最大加速度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動制御装置。
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