JP2014006984A - Led照明駆動回路およびled照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイサイド駆動が可能なLED照明駆動回路およびLED照明器具を提供する。
【解決手段】LED照明駆動回路1は、電力供給を制限するスイッチ素子Q1およびQ2と、各スイッチ素子により制限された電力を受けて発光する第1の発光色LED列LEDs1および第2の発光色LED列LEDs2と、各LED列のカソード側回路と接続されており、接地されているとみなせるコンデンサC1およびフレーム金属板BMとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED:Light-Emitting diode)を用いた照明器具を構成する回路および当該照明器具に関する。
まず、LEDを駆動する従来方式として、ローサイド駆動を挙げることができる。当該ローサイド駆動を実現する装置には、N−ChのMOS電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が利用されている。当該MOSFETは、オン抵抗が低い、スイッチング速度が速いといった特徴を有している。また、上記ローサイド駆動を実現する装置には、バイポーラトランジスタも利用されている。当該バイポーラトランジスタについては、PNP型よりもNPN型が広く市場に出回っており、NPN型が利用されることが多い。
また、LEDを駆動する別の従来方式として、ハイサイド駆動を挙げることができる。ここで、ハイサイド駆動を実現する装置には、P−ChのMOSFET、およびPNP型のトランジスタを利用することができる。しかし、これらのハイサイド駆動を実現する装置に利用する素子は、オン抵抗が高いといった問題や、スイッチグ速度が遅いといった問題を有している。また、上述のように、PNP型のトランジスタは、NPN型と比較して市場に広く出回っておらず、入手が容易ではないといった問題を有している。
さて、LEDの駆動には、調光機能や定電流機能を実現するために、スイッチ素子が利用されている。また、当該調光機能を実現するために、PWM(パルス幅変調)が利用されている。さらに、当該定電流機能を実現するために、DC−DCコンバータ(チョッパー)が利用されている。
ここで、調光機能を実現するために利用されるPWMは、20kHz以上の周波数にて動作することが好ましい。以下ではこの理由について説明する。まず、PWMの動作により、当該動作における周波数(以下、「動作周波数」と呼ぶ)と同じ周波数の騒音が発生する。ここで、人間の可聴周波数の上限は、一般的に約20kHzであると言われている。よって、当該騒音を抑制するために、当該可聴周波数以上にてPWMを動作させることが好ましい。また、上記のように動作するPWMを利用してLEDを駆動し、当該LEDから発光する照明光の下で撮像装置を利用して高速走査を行うような場合には、上記駆動周波数は、さらに高いことが好ましい。
また、定電流機能を実現するために利用されているDC−DCコンバータは、PWMに追従して定電流性を保持するために、PWMの動作周波数以上にて動作することが好ましい。このため、DC−DCコンバータの動作周波数は、100kHz〜1MHzといった範囲の高い周波数に設定されることが好ましい。
このような、高い周波数で動作するスイッチ素子の例として、窒化ガリウム(GaN)および炭化ケイ素(SiC)などからなるワイドギャップ半導体スイッチ素子を挙げることができる。
特許文献1には、電力変換器において、上述のようなワイドギャップ半導体をスイッチ素子に用いてハイサイド側でオン/オフ制御する構成が開示されている。
特開2004−112943号公報(2004年4月8日公開)
上述のLEDのローサイド駆動方式には種々の問題点が存在しており、ハイサイド駆動方式が好ましい。以下では、LEDのローサイド駆動方式における問題点を明らかにし、本発明が解決しようとする課題について説明する。
まず、図3は、LEDをローサイド駆動方式により駆動している従来技術の回路構成を示す回路図である。近年では、LED照明器具を天井へ取り付けたり埋め込んだりといった施工などの都合により、LED照明器具の薄型化が進行している。当該薄型化により、図3に示す背面電極(フレーム金属板BM)とLEDを搭載した基板との間隙(ギャップ)が狭くなっており、当該間隙において変位電流が生じ易くなっている。また、図3に示す従来技術の回路構成では、各LED列(第1の発光色LED列LEDs1、第2の発光色LED列LEDs2)のカソードラインが、常に、回路中の最低電位のノードに接続されているわけではない。つまり、各LED列のカソードラインが、常に、最低電位となっているわけではない。これにより、各LED列のカソード側と背面電極との間に変位電流が流れることになる。また、図3に示す従来技術の回路構成では、交流電源ACなどにより、各LED列に電圧が印加されていると、本来、負荷LED(LED11、12〜1n、21、22〜2n)が消灯されているべき状態(いわゆる、スタンバイ状態)においても、各LED列のアノード側に電圧が印加されたままになり、上述の理由により、各LED列のカソード側と背面電極との間に変位電流が流れ、各LED列にも電流が流れることになる。つまり、図3に示す従来技術の回路構成では、スタンバイ状態においても、負荷LEDに電流が流れることになる。また、最近は省エネルギー化により、微小電流の通電によっても発光してしまう程に、LEDの発光効率が高まっている。よって、図3に示すような、LEDをローサイド駆動する従来構成では、スタンバイ状態においてもLEDが微発光するといった問題を有している。
また、図3に示すような、LEDをローサイド駆動する従来構成、特に、LEDのカソード側が接地されていない従来構成では、LEDの太陽電池効果(光がLEDに照射されたときに、LEDのアノードとカソードとの間に電圧を生じる効果)により、各LED列のアノード側の電位が高くなる。このため、周辺部品(例えば、図3に示す、転流ダイオードD11およびD21ならびに平滑コンデンサC10およびC20など)の耐圧限界を超える電圧が、当該周辺部品へ印加され、周辺部品が破壊され得る。よって、図3に示すような、LEDのカソード側が接地されていない従来構成では、LEDの周辺部品が破壊されるといった問題を有している。
以上のように、LEDのローサイド駆動においては、種々の問題点が存在する。そこで、上記課題に鑑み、本発明の目的は、ハイサイド駆動が可能なLED照明駆動回路およびLED照明器具を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るLED照明駆動回路は、電力供給を制限するスイッチ素子と、上記スイッチ素子により制限された電力を受けて発光する発光部と、上記発光部のカソード側回路と接続されている接地部とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、スイッチ素子により電力供給が制限され、発光部は、当該制限された電力供給により発光する。また、発光部のカソード側回路には、接地部が接続されているため、発光部のカソード側回路は、LED照明駆動回路において最低電位になっている。つまり、発光部は、高電位側(ハイサイド側)にて駆動されている。すなわち、ハイサイド駆動可能なLED照明駆動回路を提供することができる。
また、上記スイッチ素子は、ワイドギャップノーマリーオンタイプであることが好ましい。
上記構成によれば、スイッチ素子が高速に動作することができ、上記電力供給を高速に制限することができる。
また、上記スイッチ素子をオン/オフ制御する制御回路をさらに備えており、上記カソード側回路は、抵抗を備えており、上記発光部と上記抵抗との間から分岐している回路が、上記制御回路と接続されていることが好ましい。
上記構成によれば、発光部に流れる電流が抵抗にも流れることになり、当該抵抗において電圧降下が発生する。このとき、発光部と抵抗との間の位置の電位は、当該電圧降下に応じた電位になっている。ここで、発光部と抵抗との間から分岐している回路が制御回路と接続されていることにより、制御回路は、当該電位を測定することができる。また、このとき、発光部に流れる電流の量は、制御回路が測定する電位に比例している。よって、制御回路は、測定した電位に応じてスイッチ素子をオン/オフ制御することにより、発光部に流れる電流を定電流化することができる。
また、本発明に係るLED照明器具は、上記LED照明駆動回路を備えていることを特徴としている。
本発明は、以上により、ハイサイド駆動可能なLED照明駆動回路およびLED照明器具を提供することができる効果を奏する。
本発明に係るLED照明駆動回路を示す回路図である。 図1のLED照明駆動回路において、スイッチ素子に用いられるワイドギャップ半導体FETの特性を示すグラフである。 LEDをローサイド駆動方式により駆動している従来技術の回路構成を示す回路図である。
<LED照明駆動回路1の構成>
図1は、発光ダイオード(LED:Light-Emitting diode)を用いた照明器具を構成する回路であって、本発明に係るLED照明駆動回路を示す回路図である。図1に示すように、LED照明駆動回路1は、主に、交流電源ACと、ブリッジ整流素子BD1と、力率改善回路PFCと、制御回路CNTと、スイッチ素子Q1、Q2、Q10、Q11、Q20、およびQ21と、転流ダイオードD11およびD21と、平滑コンデンサC10およびC20と、第1の発光色LED列LEDs1と、第2の発光色LED列LEDs2と、フレーム金属板BMとを備えている。また、LED照明駆動回路1は、抵抗R1、R2、R11、R12、R21、およびR22と、インダクタンスL1およびL2と、コンデンサC1とを備えている。以下では、LED照明駆動回路1を、主に、電源変換部と、発光部と、接地部と、制御部とに分けて順に説明する。
(電源変換部)
電源変換部は、交流電源ACが供給する交流電圧信号を、直流電圧信号に変換するための構成である。ここで、当該変換は、LED列(第1の発光色LED列LEDs1、第2の発光色LED列LEDs2)に直流電圧信号を供給するために行われる。
さて、電源変換部は、交流電源ACと、ブリッジ整流素子BD1と、力率改善回路PFCと、スイッチ素子Q1およびQ2と、インダクタンスL1およびL2と、平滑コンデンサC10およびC20とからなっている。ここで、交流電源ACから供給される交流電圧信号は、50Hzまたは60Hzの周波数を有する100Vの交流電圧信号であっても良い。しかしながら、これらの周波数および電圧値に限定されるわけではなく、最終的にLED列を駆動することができるのであれば、どのようなものであっても良い。
ここで、ブリッジ整流素子BD1は、端子2および3がそれぞれ交流電源ACと接続されている。このように接続されることにより、ブリッジ整流素子BD1は、交流電源ACが供給する交流電圧信号を整流して、ブリッジ整流素子BD1の端子1および4に出力する。
次に、力率改善回路PFCは、ブリッジ整流素子BD1の端子1および4と接続されている。これにより、ブリッジ整流素子BD1が出力する整流された電圧信号が力率改善回路PFCに入力される。また、力率改善回路PFCは、当該電圧信号を直流電圧信号に変換する。ここで、例えば、交流電源ACから出力される交流電圧信号が、100Vの電圧信号であるとした場合、当該交流電圧信号は、ブリッジ整流素子BD1を介した後、力率改善回路PFCにて200Vの直流電圧信号へと変換されても良い。さて、当該直流化された電圧信号は、2系統に分岐して後段へ供給される。
まず、一方の系統において、直流電圧信号は、スイッチ素子Q1のドレイン端子Dへ供給される。また、他方の系統において、直流電圧信号は、スイッチ素子Q2のドレイン端子Dへ供給される。次に、後述のようにスイッチ素子Q1で制限された直流電圧信号は、インダクタンスL1および並列に接続されている平滑コンデンサC10を介することにより、第1の発光色LED列LEDs1の駆動に適した直流電圧信号へと変換される。同様に、後述のようにスイッチ素子Q2で制限された直流電圧信号は、インダクタンスL2および並列に接続されている平滑コンデンサC20を介することにより、第2の発光色LED列LEDs2の駆動に適した直流電圧信号へと変換される。
なお、上述のように、電源変換部は2系統に分岐されているが、この構成に限定されるわけではない。つまり、必要に応じて分岐の数および構成要素の数を増やしても良い。
(最低電位ノード)
ここで、LED照明駆動回路1における最低電位ノードについて説明する。最低電位ノードとは、LED照明駆動回路1において、最低の電位を有する中継点のことを言う。また、LED照明駆動回路1においては、上述の電源変換部により、直流電圧信号がLED照明駆動回路1に供給されている。つまり、最低電位ノードとは、当該直流電圧信号の基準となる最低電位を有する中継点であると言える。すなわち、ブリッジ整流素子BD1の端子4および力率改善回路PFCの負極端子が接続されている回路の中継点が、LED照明駆動回路1における最低電位ノードである。
(発光部)
さて、発光部は、電源変換部から供給される直流電圧信号を受けて、照明光を発光するための構成である。ここで、当該発光部は、2系統が存在している。
一方の系統は、第1の発光色LED列LEDs1および抵抗R1からなっている。他方の系統は、第2の発光色LED列LEDs2および抵抗R2からなっている。各LED列は、複数のLEDを備えていても良い。また、便宜上、各LED列に「第1の発光色」および「第2の発光色」という名称を付しているが、各LED列は、異なる発光色の光を発光する複数のLEDからなっていても良い。また、各抵抗(抵抗R1、R2)は、各LED列のカソード側回路に接続されている。ここで、各カソード側回路は分岐しており、当該分岐部分は、制御回路CNTの各入力端子(電流センスSNS_IN1およびSNS_IN2)と接続されている。
さて、各LED列は、上述の直流電圧信号がアノード側へ供給されることにより発光する。より詳しくは、各LED列に含まれる負荷LED(LED11、12〜1n、LED21、22〜2n)が発光する。ここで、各LED列に流れる電流は、各抵抗にもそれぞれ流れ、電力が消費されて電圧降下が起こる。このとき、後述のように、当該電圧降下を測定することにより、各LED列に流れる電流値を検知することができる。すなわち、各抵抗は、各LED列に流れる電流値を測定するために利用することができる。例えば、抵抗R1の両端に生じる電圧をVrとし、抵抗R1に流れる電流をILとすると、Vr=IL×R1(R1は抵抗R1の抵抗値を表している)と表すことができ、このVrを制御回路へ入力することで、抵抗R1に流れる電流ILを定電流化するように制御できる。ここで、抵抗R1に流れる電流は、第1の発光色LED列LEDs1にも流れている。よって、第1の発光色LED列LEDs1に流れる電流を、定電流化することができる。また、第2の発光色LED列LEDs2に流れる電流も、同様に定電流化することができる。
なお、上述の構成では発光部を2系統に分岐させているが、この構成に限定されるわけではない。つまり、発光部の分岐の数を、必要に応じて増やしても良い。
また、発光部は、各抵抗を介して、LED照明駆動回路1における最低電位ノードと接続されている。
さらに、発光部は、アノード側において各スイッチ素子(スイッチ素子Q1、Q2)により電力の供給を制限され、発光を制御されている。つまり、LED照明駆動回路1においては、電位が高くなる力率改善回路PFC側で、LEDの駆動制御が行われている。このように、高電位側(ハイサイド側)にてLEDが駆動される構成を、ハイサイド駆動と呼ぶ。また、ハイサイド駆動に用いられるスイッチ素子を、ハイサイドスイッチと呼ぶ。
(接地部)
接地部は、照明光の発光には直接寄与しない構成である。ここで、当該接地部は、コンデンサC1およびフレーム金属板BMからなっている。また、フレーム金属板BMは、例えば、LED照明駆動回路1を支持または保護するフレームを構成する金属板であっても良い。また、当該金属板は、アース線などによって接地されていても良いし、接地されているとみなすことができる程度に大きな静電容量を有していても良い。
(制御部)
制御部は、電源変換部で変換された電力を制限して発光部における照明光の発光を制御するための構成である。ここで、当該制御部は、制御回路CNTと、スイッチ素子Q1、Q2、Q10、Q11、Q20、およびQ21と、抵抗R11、R12、R21、およびR22とからなっている。なお、スイッチ素子Q1およびQ2は、電源変換部にも含まれているが、主な機能は制御機能にある。また、制御部の制御対象である発光部が2系統存在しているため、制御回路CNTを除いて、制御部を構成する構成部品も2系統に分けることができる。
まず、一方の系統は、スイッチ素子Q1、Q10、およびQ11と、抵抗R11およびR12とからなっている。ここで、制御回路CNTの出力端子DRV_OUT1がローとなると、Q11およびQ10がオフとなって、これによりQ1もオフとなり、力率改善回路PFCから出力される直流電圧信号が遮断される。つまり、直流電圧信号が、第1の発光色LED列LEDs1に供給されなくなる。
また、他方の系統は、スイッチ素子Q2、Q20、およびQ21と、抵抗R21およびR22とからなっている。ここで、制御回路CNTの出力端子DRV_OUT2がローとなると、Q21およびQ20がオフとなって、これによりQ2もオフとなり、力率改善回路PFCから出力される直流電圧信号が遮断される。つまり、直流電圧信号が、第2の発光色LED列LEDs2に供給されなくなる。
なお、上述のように、制御部を2系統に分岐させているが、この構成に限定されるわけではない。つまり、発光部の分岐の数を、必要に応じて増やしても良いし、減らしても良い。
以下では、制御部を構成する制御回路CNTおよびスイッチ素子について詳しく説明する。
(制御回路CNT)
制御回路CNTは、スイッチ素子を制御するための制御回路である。また、制御回路CNTは、図1に「制御回路用DCサブ電源」と示しているように、力率改善回路PFCから直流電源電圧を供給されている。
ここで、制御回路CNTは、2つの出力端子DRV_OUT1およびDRV_OUT2を備えている。また、2つの入力端子SNS_IN1およびSNS_IN2を備えている。ここで、出力端子DRV_OUT1、DRV_OUT2は、スイッチ素子Q11、Q21のオン/オフを制御する端子とそれぞれ接続されている。また、入力端子SNS_IN1、SNS_IN2は、第1の発光色LED列LEDs1と抵抗R1との間の回路、第2の発光色LED列LEDs2と抵抗R2との間の回路とそれぞれ接続されている。
(スイッチ素子)
スイッチ素子は、力率改善回路PFCから供給される電力を各LED列に渡す前に制限するための素子である。まず、上述のように、力率改善回路PFCは、各スイッチ素子のドレイン端子Dと接続されている。つまり、力率改善回路PFCから供給される電力は、各スイッチ素子のドレイン端子Dへ、2系統に分岐して供給されている。
まず、スイッチ素子Q1は、抵抗R11を介してスイッチ素子Q10と接続されている。ここで、抵抗R11およびスイッチ素子Q10は、抵抗R12を介して、LED照明駆動回路1における最低電位ノードと接続されている。また、スイッチ素子Q11は、スイッチ素子Q10のオン/オフを制御する端子および当該最低電位ノードと接続されている。
また、スイッチ素子Q2は、抵抗R21を介してスイッチ素子Q20と接続されている。ここで、抵抗R21およびスイッチ素子Q20は、抵抗R22を介して、LED照明駆動回路1における最低電位ノードと接続されている。また、スイッチ素子Q21は、スイッチ素子Q20のオン/オフを制御する端子および当該最低電位ノードと接続されている。
以下では、特に、スイッチ素子Q1およびQ2の構成について、詳しく説明する。
(スイッチ素子Q1およびQ2)
まず、各スイッチ素子(スイッチ素子Q1、Q2)は、ワイドギャップ半導体である窒化ガリウム(GaN)電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)からなっている。
図2は、図1のLED照明駆動回路において、スイッチ素子に用いられるワイドギャップ半導体の特性を示すグラフである。図2に示されるように、当該ワイドギャップ半導体は、閾値電圧が負(ノーマリーオン)となっている。つまり、入力がない場合に、各スイッチ素子は、導通状態となっている。ここで、ワイドギャップ半導体は、低オン抵抗であるとともに、スイッチング速度が高速である。よって、LEDを駆動するためのハイサイドスイッチとして好適に用いることができる。
なお、上述の構成では、各スイッチ素子としてGaNFETを用いたが、この構成に限定されるわけではない。例えば、各スイッチ素子として、GaNではなく、SiCからなるワイドギャップ半導体を用いても良い。
<LED照明駆動回路1の動作>
以下では、上述において説明したLED照明駆動回路1の構成が、どのように動作するのかについて説明する。
まず、LED照明駆動回路1では、電源変換部において、交流電圧信号が直流電圧信号へと変換され、発光部へ供給される。つまり、交流電源ACが供給する交流電圧信号が、ブリッジ整流素子BD1および力率改善回路PFCを介することにより、直流電圧信号へと変換される。さらに、当該直流電圧信号は、スイッチ素子Q1およびQ2において制限され、当該制限された直流電圧信号は、インダクタンスL1およびL2ならびに並列に接続された平滑コンデンサC10およびC20を介することにより、発光部へと供給される。
次に、LED照明駆動回路1では、当該供給された直流電圧信号により、発光部が発光する。つまり、各LED列に直流電圧信号が供給され、各LED列に含まれる負荷LED(LED11、12〜1nおよびLED21、22〜2n)が発光する。また、各LED列に流れる電流は、各抵抗(抵抗R1、R2)にもそれぞれ流れる。ここで、各抵抗において電圧降下が起こり、当該電圧は、制御回路CNTの各入力端子(SNS_IN1、SNS_IN2)へと入力されている。
ここで、各LED列のカソードラインは、各抵抗を介して、最低電位ノードへと接続されている。つまり、各LED列のカソードラインは、負荷LEDが消灯されている状態(スタンバイ状態)において、常に、最低電位になっている。これにより、従来において問題となっていた、各LED列のカソードラインからフレーム金属板BMへの変位電流が発生しなくなる。すなわち、スタンバイ状態において、負荷LEDは微発光したりせず、消灯している。
また、太陽電池効果により、負荷LEDが発電し、各LED列のアノード側の電位が異常に高くなることがある。従来においては、当該電位が周辺部品の耐圧限界を超えることにより、当該周辺部品が破壊されることが問題となっていた。しかしながら、LED照明駆動回路1においては、各LED列のカソードラインが、各抵抗を介して、最低電位ノードへと接続されているため、このような問題は起こらない。
次に、LED照明駆動回路1では、制御回路CNTにより、各LED列に流れる電流の定電流化が行われる。つまり、制御回路CNTにおいて、入力端子SNS_IN1に入力された電圧値を元に、第1の発光色LED列LEDs1に流れる電流値が換算され、この値に応じて出力端子DRV_OUT1がオン/オフされる。これにより、スイッチ素子Q11、Q10、およびスイッチ素子Q1がオン/オフされ、第1の発光色LED列LEDs1に供給される電力が制限されることにより、定電流化が行われる。
また、制御回路CNTにおいて、入力端子SNS_IN2に入力された電圧値を元に、第2の発光色LED列LEDs2に流れる電流値が換算され、この値に応じて出力端子DRV_OUT2がオン/オフされる。これにより、スイッチ素子Q21、Q20、およびスイッチ素子Q2がオン/オフされ、第2の発光色LED列LEDs2に供給される電力が制限されることにより、定電流化が行われる。
ここで、各スイッチ素子(スイッチ素子Q1、Q2)には、高速に動作するワイドギャップ半導体が用いられている。また、各スイッチ素子は、各LED列のハイサイド側において、各LED列に供給される電力を制限している。つまり、各LED列は、ハイサイド駆動されている。すなわち、LED照明駆動回路1は、高速に動作するスイッチ素子を備えた、ハイサイド駆動が可能な構成であると言える。
<LED照明駆動回路1の効果>
以上のように、LED照明駆動回路1は、高速に動作するスイッチ素子を備えており、各LED列をハイサイド駆動することができる。
また、LED照明駆動回路1においては、各LED列のカソードラインは、各抵抗を介して、最低電位ノードへと接続されている。これにより、従来において問題となっていた、スタンバイ状態における負荷LEDの微発光や、太陽電池効果による周辺部品の破壊は起こらない。
本発明は、複数の発光色のLED列を有するLED照明器具の駆動回路に利用することができる。
1 LED照明駆動回路
BM フレーム金属板(接地部)
C1 コンデンサ(接地部)
CNT 制御回路
LEDs1 第1の発光色LED列(発光部)
LEDs2 第2の発光色LED列(発光部)
Q1 スイッチ素子
Q10 スイッチ素子
Q11 スイッチ素子
Q2 スイッチ素子
Q20 スイッチ素子
Q21 スイッチ素子
R1 抵抗
R11 抵抗
R12 抵抗
R2 抵抗
R21 抵抗
R22 抵抗

Claims (4)

  1. 電力供給を制限するスイッチ素子と、
    上記スイッチ素子により制限された電力を受けて発光する発光部と、
    上記発光部のカソード側回路と接続されている接地部とを備えていることを特徴とするLED照明駆動回路。
  2. 上記スイッチ素子は、ワイドギャップノーマリーオンタイプであることを特徴とする請求項1に記載のLED照明駆動回路。
  3. 上記スイッチ素子をオン/オフ制御する制御回路をさらに備えており、
    上記カソード側回路は、抵抗を備えており、
    上記発光部と上記抵抗との間から分岐している回路が、上記制御回路と接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のLED照明駆動回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のLED照明駆動回路を備えているLED照明器具。
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