JP2014006704A - チケットプリンタ、コード読取りプログラム及びチケット発券用ロール紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】チケットIDなどを良好に検知することが可能な、チケットプリンタ、チケットプリンタ用コード読取りプログラム及びチケット発券ロール紙を提供すること。
【解決手段】一例のチケットプリンタは、搬送方向に対して並列にm列、連続してn行のコードから成るm×nの単位コードブロックが複数個、搬送方向に印字された用紙の当該コードを読み取るコード読取部を有するチケットプリンタ(m及びnは2以上の自然数)であって、前記単位コードブロックは前記搬送方向に所定間隔あけて印字されており、この間隔により前記コード読取部は前記単位コードブロックの1つを識別しこれを所定のパターンとしてコードに変換し複数個の単位コードブロックからコード情報を読み取る。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、チケットプリンタ、コード読取りプログラム及びチケット発券ロール紙に関する。
イベント等のチケットは、街中にある店舗で売られていることが多い。チケットを販売する店舗では、チケットの販売が求められたら通常、センターのサーバに希望するイベントなどの空席等があるかセンターのサーバに問い合わせる。問合せに対してイベントの空席があった場合には、その空席を印刷したチケットの発券を発券機で行う。発券するチケットは通常、連続紙としてロール状になっており、発券時にはそれらの一枚を切り取る。チケットが正しいかどうかを確認するためにこれらのチケットには固有のチケットIDが予め印刷されている。
このチケットIDは白黒の2値のコードで印刷され、これを読み取ることによりチケットIDが認識される。また、発券するときにもロール紙に印字されたマークにしたがってロール紙が切断される。
しかしこの種のチケットプリンタは、当然、印刷機構も必要であって高価で高精度の認識機構を設けることができず、収納されるロール紙にゴミなどが付着している場合も多く上記チケットID等の読み取り精度が低いという問題があった。
特開2002−230421号公報
この発明は、このような問題について考慮し、チケットIDなどのキャラクタ情報を良好に検知することが可能な、チケットプリンタ、コード読取りプログラム及びチケット発券用ロール紙を提供する。
一形態のチケットプリンタは、搬送方向に対して並列にm列、連続してn行のコードから成るm×nの単位コードブロックが複数個、搬送方向に印字された用紙の当該コードを読み取るコード読取部を有するチケットプリンタ(ただし、m及びnは2以上の自然数)であって、前記単位コードブロックは前記搬送方向に所定間隔あけて印字されており、この間隔により前記コード読取部は前記単位コードブロックの1つを識別しこれを所定のパターンとしてコードに変換し複数個の単位コードブロックからコード情報を読み取る。
一実施形態に係るチケットプリンタの構成例を示す図である。 一実施形態の機構簡略図である。 一実施形態におけるマーク検出部及びチケットID認識部の構成例を示す図である。 一実施形態の動作を説明するための図である。 一実施形態に用いるチケットロール紙の構成例を示す図である。 チケットロール紙に予め印字される単位コードブロックの構成例を示す図である。 コードの配列例を示す図である。 ID変換部の構成例を示す図である。 ID変換部における動作を説明するための図である。
以下本発明の実施形態について図面を用いて説明する。一実施形態のチケットプリンタを中心とする構成例を図1に示す。
チケットプリンタ10は、店舗にて、商品の渡し及び現金等代金の収受など商品の販売処理を行うPOS端末11に接続され、このPOS端末11は商品販売の情報管理を行う中央の販売管理サーバ11Sに接続されている。
チケットプリンタ10は、例えば裏面にマークを印字されたチケットロール紙TRを搬送駆動するロール紙搬送駆動部12と、チケットロール紙TRの裏面のコードを検出するマーク検出部13と、マーク検出部13において検出されたマークのうちのコードからチケットIDを認識するチケットID認識部14と、POS端末11から送られてきた発券情報を記憶しておく発券情報記憶部15と、チケットロール紙TRの表面にチケットIDやチケットの内容などを印字する印字部16と、マーク検出部13で検出された制御マークに基づいてロール紙の切断を行うロール紙切断部17と、を有する。
マーク検出部13において検出されたマークの情報はロール紙搬送駆動部12にも送られ、ロール紙搬送駆動部12はモータMを駆動して、チケットロール紙TRを回転させて搬送する。
このチケットプリンタ10の簡略的な構造図を図2に示す。チケットプリンタ10は、下カバー22aに対して、上カバー22bが、支軸23を中心に上方に回動して開閉可能に取り付けられている。チケットロール紙TRは、裏面が内側になるような状態で巻軸24に回転可能に巻回されて設置される。巻回されているチケットロール紙TRは、その下流にある一対のフィードローラ25a,25bと、このフィードローラ25a,25bに対して用紙搬送路26を挟んで対向配置されているアイドラローラ26a,26bとの間に挟まれて図面の左側(下流)に搬送される。
フィードローラ25aの下流には、チケットロール紙TRの裏面に印字されているマークを認識する第1センサ27a及び第2センサ27b、第3センサ27cが用紙搬送路26に近接し、チケットロール紙の搬送方向に直交方向に並置して設けられている。この第1センサ27b、第2センサ27b及び第3センサ27cは、図1に示すマーク検出部13の一部を構成しており、例えばチケットロール紙TRに光源から照射した光の反射光を検出することによって、チケットロール紙TR裏面上に印字されているマークを検出する。第1センサ27b、第2センサ27b及び第3センサ27cは、センサ部27を構成する。
これらのセンサの更に下流には、チケットロール紙TRの表面に印字を行うことができるように、例えばサーマル印字ヘッド28aが設けられ、対向して裏面に近接してプラテンローラ28bが設けられる。このサーマル印字ヘッド28a及びプラテンローラ28bが図1に示す印字部16を構成する。
用紙搬送路26のサーマル印字ヘッド28aとプラテンローラ28bの更に下流には、固定刃29aと可動刃29bから成るカッタ29が設けられている。固定刃29aがチケットロール紙TRの裏面に当てられ、可動刃29bが上方から下方にスライド移動することによりチケットロール紙TRがカットされ、チケットとして排出口OUTから外部に出される。なお、このカッタは固定刃に対して可動刃が回転してチケットロール紙を切る機構を有するロータリ式のカッタであってもよい。
上カバー22bの上面には、例えば液晶ディスプレイにより構成される表示部DSPが設けられており、チケット発券時の情報を表示したり、チケット用紙の紙詰まりやロール紙切れ等のエラー表示などを行うようにすることができる。
ここで、チケットロール紙TRの一例を図5(a)(b)により説明する。図5(a)はこのチケットロール紙TRの表面を示し、図5(b)は裏面を示す。直線50はチケットロール紙TRのカット位置を示す。チケットロール紙TRの搬送方向の所定位置に、チケットが発行されたとき顧客に渡すチケットとその控えを分離するためのミシン目51が設けられている。チケットロール紙TRの裏面には、搬送方向に対して白地に3列の黒マークが設けられている。チケットロール紙TRの搬送方向に対して裏面からみて左側のA列には、チケット発行時にチケットロール紙TRを切断するための位置を示す、幅が比較的広いブラックマーク52a,52bが設けられている。ここでは、ブラックマークを2つしか示していないが、実際にはチケットロール紙はもっと長いので、搬送方向にもっと多くのブラックマークを有する。
また、チケットロール紙TRの搬送方向に対して裏面からみて右側には、近接した2つのB列及びC列として、比較的幅が狭いマークが設けられている。この2列には、キャラクタ情報が入れられており、具体的にはチケットIDがコードとして設けられている。各チケットIDを示すキャラクタ情報の前後には、スタートマーク53sとエンドマーク53eが設けられている。スタートマーク53sの前には、カットマーク54が設けられている。スタートマーク53sとエンドマーク53eの間にキャラクタ情報が印字されている。
ここで用いるマークとコード、印字と印刷について説明する。マークは例えば白地に黒色で描かれたものをいい、コードは、上記黒のマークと白色のマークの組合せによりキャラクタ情報などの意味を持たせた場合のマークをいう。したがって、マークにはコードが含まれる。後で述べるコードの例では、2列×3(行)の白黒のコードによりキャラクタを表し、これらコードの組合せをコードブロックという。一連のキャラクタを表すコードの終わりには、例えばパリティチェックのためのチェックコードが付加される。
ここで述べる印刷は、型を押す(刻印する)ように、印字することをいい、印字は上記印刷のほか、インクジェット記録や、サーマル記録、静電記録など、型を用いないで文字などを可視化する場合を含む。したがって、ここでは印字は印刷を含む広い概念である。
印刷は、チケットロール紙TRに位置に関して精度よく印字することができる特徴がある反面、型により印字するので、印字する形状は制限される。一方、印刷以外の印字は、印字位置に関して印刷ほど精度はよくないが、通常、ドット単位で印字するので、印字形状は自由であり、図形などを印字することも容易である。
上記図5(b)の説明に戻ると、ブラックマーク52a,52bや、カットマーク54は、上記の印刷により黒色のマークがチケットロール紙TRに設けられている。一方、スタートマーク、エンドマーク及びその間のコードは、印刷以外の印字によりなされる。
カットマーク54は、チケットロール紙TRの切断の際に検知されるマークであり正確な位置でなされることが好ましい反面、通常、このマークの形状を変える必要はないので印刷が用いられる。ブラックマークはチケットにおいて最初に位置検知されるマークでありこのマークも正確であることが望ましいので印刷されることが好ましい。
一方、スタートマークとエンドマークの間のコードの組合せはキャラクタ情報に応じて変えることが必要なので、印刷以外の印字が用いられることが好ましい。スタートマークとエンドマークは、形状を変える必要はないので印刷でもよいが、通常、それらの間のコードと一緒に印字されるので、印刷以外の印字が用いられる。
次に、図1のマーク検出部13とチケットID認識部14の構成例を図3に示す。図3において、マーク検出部13は、図5(b)に示すマークを例えば反射光により検出するセンサ部27と、3つのセンサから得たアナログ信号波形を記憶するメモリ部30と、センサ部27により検出された反射光のアナログ信号の波形を取得するアナログ波形取得部31とを有する。またチケットID認識部14は、アナログ波形取得部31により得た各列のアナログ信号の所定期間の波形を時間的にサンプリングして、各最大値と最小値を記憶する最大最小値記憶部32と、この最大最小値記憶部32に記憶された値から閾値を計算し設定する閾値計算設定部33と、この閾値計算設定部33により設定された閾値に基づいてアナログ信号波形を2値信号として得る信号2値化部34と、信号2値化部34により得られた2値信号が正しいかどうか(採用し得るものかどうか)を判定する信号判定部35と、2値信号が採用できる場合、信号2値化部34から2値信号を受けてチケットIDに変換するID変換部36と、を有する。
センサ部27は、上述のように第1センサ27a,第2センサ27b,第3センサ27cから成り、これらのセンサで得られたアナログ信号はメモリ部30のAメモリ、Bメモリ、Cメモリに一旦、記憶される。
信号判定部35は、信号2値化部34において生成された2値信号が、正しい2値信号として採用してよいかどうか判定する回路である。信号判定部35において採用してよい信号か否かの判定については後述する。信号判定部35において採用してよい2値信号と判定された場合には、信号2値化部34から出力された信号がID変換部36でチケットIDに変換されて印字部16に送られる。一方、信号2値化部34において生成された2値信号が採用するに不適当な場合には、信号判定部35は、マーク検出部13のメモリ部30に各メモリに記憶されているアナログ信号を読み出すための制御信号を送る。
メモリ部30に各メモリから読みだされたアナログ信号は、アナログ波形取得部31、信号2値化部34において再度、2値信号を生成する元信号として用いられる。
次に、スタートマーク53sとエンドマーク53e及びこれら両マークの間に印字されるマークについて図6及び図7を用いて説明する。
複数のマークからなるコードブロックにより形成されるキャラクタについて図6により説明する。1キャラクタは、図6に示すコード1からコード6の2列×3の単位コードブロックにより構成される。コード1〜コード6には、黒マーク又は白マークが置かれる。この単位コードブロックの連続によりキャラクタ情報が示される。図7はこの連続するコードブロックの一例である。コード1とコード2、コード3とコード4、コード5とコード6は、それぞれB列、C列の隣接したコードであり、ここでは、コード対という。
図7のコードブロック71は、コード1,コード4が黒マークであり、他のコードが白マークのキャラクタを表す。同様にコードブロック72は、コード2,コード3,コード5が黒マークで他は白マークで構成されるキャラクタを表す。これらのコードブロックはチケットロール紙の搬送方向に対して所定間隔あけて印字されている。これらの黒マーク、白マークは、図3に示す第2センサ27b及び第3センサ27cにより検知される。黒マーク及び白マークの大きさは、例えば2mm×6mm程度である。
チケットロール紙TRの搬送に伴い第1,第2,第3センサ27a,27b,27cでなされる走査により、各々アナログ信号波形が得られる。なお、スタートマーク53sとエンドマーク53eは、2列×2のコードから成る固有の異なるコードブロックであり、カットマーク54も2列×2のコードブロックから成っている。
これらのアナログ信号波形は、時間的にサンプリングされ、その最大値と最小値が、最大最小値記憶部32に記憶される。この実施形態では、白レベルに近い値を最も重要な閾値とする。信号2値化部34では、この閾値Swを用いて2値化を行う。通常、アナログ信号は白レベルから立ち上がること、また、検出されたアナログ波形のレベル変動は白レベルの方が少ない。したがってこのように閾値として白レベルに近い方のレベルを用いると、黒レベルが小さくても、確実に上述のコードを検出できる利点がある。
万が一、白に近い閾値Swにおいてコードが検知できないときには、平均値Smにより2値化し更にこの閾値によっても正確な2値信号が得られないときに限り、黒レベルに近い閾値Sbを用いて2値化する。
信号判定部35では、種々の手段により2値化された信号を採用すべきか否かの判断をする。例えば信号2値化部34において得られた2値信号の幅が黒マーク、白マークの幅に比して非常に小さいときなどの場合にこの信号を修正する。更にこの修正した2値信号をパリティチェックのマークにより検出することなどにより、誤り検出を行う。そのほかの方法により2値信号が正しいか否かを判断することも可能である。
図8に、ID変換部36の構成例を示す。ID変換部36は、信号2値化部34からA列、B列の2値信号が並列のコード対として入力されるコード対入力部81と、A列、B列の2値信号が入力され開始マーク、コードブロック間の間隙や、コード対の一方が、黒レベルのマークであるか否かを検知する間隙コード検知部82と、この間隙コード検知部82の検知に応じて、コード対入力部81に入力されるコード対の入力の開始、単位コードブロックの終わり、コード対入力のリセットなどの制御を行う入力制御部83と、コード対入力部81から出力されるコードブロックのパターンからキャラクタ情報この場合にはチケットIDに変換するパターン変換部84と、パターン変換部で変換されたチケットIDを、印字部16及び発券情報記憶部15に出力するチケットID出力部85を有する。
ここで、図7により単位コードブロック間の印字の間隙について説明する。普通ならば、単位となるコードブロックを連続して設けていても各単位コードブロックを認識できる。しかし、この実施形態のチケットプリンタおけるマークの読み取りの環境は常に良好とは限らない。ロール紙にゴミが付着していたりロール紙の搬送速度の変動などがあったりする。更にチケットプリンタでは、コストの制限から読取精度もあまり高くない場合が多い。したがって、単位コードブロックの間に、例えば1.5mm程度の印字の間隙Dを設けている。この間隙により、1つの単位コードブロックの終了が明瞭に検知され、コードブロックの単位が2列×3の白黒マークのパターンとして認識される。したがって、印字間隙を設けることによって、正確なキャラクタ情報(チケットID)の認識が可能となる効果がある。この実施形態では、単位コードブロックが搬送方向に2列の場合について説明している。しかし、単位コードブロック間に印字間隙を設けることは3列以上の場合にも適用可能である。
次に、単位コードブロックの最初のコード対について説明する。上記のようにチケットプリンタにおけるロール紙のチケットIDの読み取りの環境があまりよくなくしかもコストの点から精度の高い読取機構を用いることができない。
そこで、チケット用紙を搬送方向に搬送した場合に、マーク検出部13にて最初に検出される単位コードブロックのコード対の少なくとも1つのコードが黒レベル(黒マーク)になるように設定する。すると、この黒レベルの立ち上がりを検知することにより、単位コードブロックの認識の開始位置を明確にすることが可能となる。
例えば図7において、単位コードブロック71において、マーク検出部13にて最初に検出されるコード対のコードは71bと71cである。コード71bは白レベルであるが、コード71cは黒レベルである。したがって、このコード71cにより、単位コードブロック71の搬送方向の開始位置が明瞭に検知できる。同様に、例えば、単位コードブロック72の最初のコード対が72b、72cから成っていれば、コード72cは白レベルであるが、コード72bは黒レベルである。この黒レベルであるコード72bの検知により、単位コードブロックの開始位置を明瞭に認識することができる。したがって、単位コードブロックのコード対の少なくとも1つを黒レベルとすることにより、単位コードブロックのパターンの認識率を向上させることが可能となる。
この実施形態では単位コードブロックが搬送方向に2列から成る場合について説明しているが、3列以上の場合についてもその最初のコード対の少なくとも1つを黒レベルとすることにより単位ブロックの開始位置を明瞭に検知でき、したがって、単位コードブロックのパターンを正確に認識できる効果がある。
次に、図4に戻ってこの実施形態の動作を説明する。まず、スタートすると、ステップS401にてチケットロール紙TRを搬送させ、センサ部27の第1,第2,第3センサ27a,27b,27cにより3列の走査を行い、アナログ波形取得部31で、アナログ信号を得る。これらの波形からステップS402で、サンプリングされ、最大最小値記憶部32に最大値、最小値が記憶され、閾値計算設定部33で白閾値Swが計算される。
一方、第1、第2、第3センサ27a,27b,27cで得られたアナログ信号はステップS403で、メモリ部30の3つのメモリに記憶される。
次のステップS404では、閾値計算設定部33において白閾値Sw(Sw1,Sw2,Sw3)が計算され、この白閾値に基づいて、アナログ信号は2値化される。ステップS406では、信号判定部35において、この2値信号が例えばその幅や、パリティコードにより採用してよいかどうか判定される。
ステップS406で採用されないと評価された(S407;N)ならば、ステップS408に移る。このステップでは、信号判定部35は、メモリ部30に制御信号を送り、3つのメモリから走査され記憶されていたアナログ信号をアナログ波形取得部31におくる。
そして最大最小値記憶部32、閾値計算設定部33にて閾値として中閾値Sm(Sm1,Sm2,Sm3)を計算する。再びステップS405に戻って、上記中閾値Smを用いて3列の2値信号を得る。
ステップS406で、信号判定部35において、再び2値信号を採用できるか判定し、ステップS407で採用することが決定されれば、ステップS410に移る。
中閾値Smによって得た2値信号が採用できないものであれば、再びステップS408に移り、メモリ部30から走査により得られた信号を読み出し、ステップS409、S405、S406で次に黒閾値Sbにより2値信号を得る。
このようにして、採用可能な2値信号が得られれば、ステップS410でID変換部36においてチケットIDに変換し、ステップS411で、このチケットIDが、図1に示す印字部16及び発券情報記憶部15に送られる。
次のステップS412では、POS端末11から販売管理サーバ11Sにチケットの問合せを行い、その結果を受けてPOS端末11から発券情報記憶部15にデータが入ってくる。このチケットの内容が印字部16に送られて、サーマル印字ヘッド28aにより上記チケットIDとチケットの内容が、チケットロール紙TRの表面に印字される(ステップS413)。
なお、チケットIDが発券情報記憶部15に送られ、POS端末11に送られる。POS端末11は更にそのチケット番号を販売管理サーバ11Sに送る。販売管理サーバ11Sにおいて、チケット番号と予め記憶されていたチケットIDと突合せ、そのチケットIDの用紙が正規のものであることを確認するようにすることもできる。チケットIDの突合せ及び確認は、POS端末11において行ってもよい。
その後、ステップS414で、ロール紙切断部17内のカッタ29によりチケットTCがカットされ排出される。
次に、図8に示したID変換部36の動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップS902で、信号2値化部34(図3参照)から入力されたB列、C列の2値信号が、コード対入力部81及び間隙コード検知部82に入力される。
ステップS903で、間隙コード検知部82において、B列又はC列で黒レベルを検知したかを調べる。黒レベルを検知しなければ、B列、C列の2値信号の入力を行う。
間隙コード検知部82で黒レベルを検知したら、入力制御部83によりステップS904で、コード対入力部81へのコード対の入力を開始する。次のステップS905で間隙コード検知部82において所定幅の間隙を検知するまで、コード対入力部81への入力を行う。間隙コード検知部82において所定幅の間隙を検知したら、入力制御部83を介してコード対入力部81へのコード対の入力を終了する。この所定幅の間隙により、単位コードブロックを識別する。
ステップS907では、パターン変換部84において単位コードブロックのパターンを読みとり、ステップS908では、コード対入力部81への入力をリセットする。
次のステップS909では、全単位コードブロックの読取りが完了したかを検査する。まだ完了していない場合には、再びステップS904に戻って単位コードブロックのコード対を入力し、先の場合と同じようにステップS905〜S907で単位コードブロックのパターンを変換する。
一方、ステップS909において全単位コードブロックの読取りが完了したことが検知された場合には、ステップS910においてパターン変換部84でチケットIDをチケットID出力部85に送り、チケットID出力部85から、印字部16及び発券情報記憶部15にチケットIDを送信する。
上記実施形態では、チケットロール紙の表面の印字はサーマルヘッドにより行っていた。しかし、インクジェット印字や、トナー印字など他の印字方法により、ロール紙の表面への印字を行ってもよい。
上記実施形態では、認識したチケットIDを表面に印字していた。しかし、チケットIDは表面に印字しなくてもよい。
また、上記実施形態では、裏面に制御のためのカットマークや、チケットIDとなるコード(マーク)を印字し、表面にチケットの内容を印字するようにしていた。しかし、制御のためのカットマークや、チケットIDとなるコードを表面に印字し、裏面にチケット内容を印字するようにしてもよい。
上記実施形態では、チケットIDをチケット発券用ロール紙に印字していた。しかし単位コードブロックにより印字される情報はチケットIDに限られず、一般的にはキャラクタ情報であればよい。
上記実施形態では、B列とC列のコード(白黒マーク)は隣接して設けられていた。しかし、これらの列は少し離して設けていてもよい。
上記実施形態では、ロール紙の搬送方向に並列に2列、搬送方向に3行の、m×nの単位コードブロックが搬送方向に複数個印字されている例について説明した。しかし、本発明はこれに限られず、一般的にはm列×n行(ただし、m≧2、n≧2)を単位ブロックとするチケットプリンタなどに適用可能である。
上記実施形態では、チケットプリンタについて説明したが、このような機能を有するプログラムにも適用可能である。
上記実施形態によれば、チケットIDなどのキャラクタ情報を良好に検知することが可能な、チケットプリンタ、チケットプリンタ用コード読取りプログラム及びチケット発券ロール紙が得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したがこれらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・・チケットプリンタ
11・・・・POS端末
11S・・・・販売管理サーバ
12・・・・ロール紙搬送駆動部
13・・・・マーク検出部
14・・・・チケットID認識部
15・・・・発券情報記憶部
16・・・・印字部
17・・・・ロール紙切断部
24・・・・巻軸
25a,25b・・・・フィードローラ
26a,26b・・・・アイドラローラ
26・・・・用紙搬送路
27・・・・センサ部
28a・・・・サーマル印字ヘッド
28b・・・・プラテンローラ
29・・・・カッタ
30・・・・メモリ部
31・・・・アナログ波形取得部
32・・・・最大最小値記憶部
33・・・・閾値計算設定部
34・・・・信号2値化部
35・・・・信号判定部
36・・・・ID変換部
TR・・・・チケットロール紙
81・・・・コード対入力部
82・・・・間隙コード検知部
83・・・・入力制御部
84・・・・パターン変換部
85・・・・チケットID出力部

Claims (5)

  1. 搬送方向に対して並列にm列、連続してn行のコードから成るm×nの単位コードブロックが複数個、搬送方向に印字された用紙の当該コードを読み取るコード読取部を有するチケットプリンタであって、
    前記単位コードブロックは前記搬送方向に所定間隔あけて印字されており、この間隔により前記コード読取部は前記単位コードブロックの1つを識別しこれを所定のパターンとしてコードに変換し複数個の単位コードブロックからコード情報を読み取るチケットプリンタ。
    ただし、m及びnは2以上の自然数である。
  2. 前記単位コードブロックはキャラクタ情報を表す請求項1記載のチケットプリンタ。
  3. 前記用紙は、発行されるチケットが連続紙として巻かれたロール紙であり、前記搬送方向に設けられた複数個の単位コードブロックは、前記チケットに固有のIDである請求項2記載のチケットプリンタ。
  4. 搬送方向に対して並列にm列、連続してn行のコードから成るm×nの単位コードブロックが複数個、搬送方向に印字された用紙のコードを読み取りキャラクタ情報に変換することを、コンピュータに行わせるコード読取りプログラムであって、
    前記単位コードブロックは前記搬送方向に所定間隔あけて印字されており、この間隔により前記単位コードブロックの1つを識別しこれを所定のパターンとしてコードに変換し複数個の単位コードブロックからコード情報を読み取るコード読取りプログラム。
  5. 搬送方向に対して並列にm列、連続してn行のコードから成るm×nの単位コードブロックが複数個、搬送方向に印字された、チケットが連続紙として巻かれたチケット発券用ロール紙であって、
    チケットプリンタが前記単位コードブロックを読み取るとき、その1単位として識別するために、前記前記単位コードブロックの間に設けられている所定間隔を有するチケット発券用ロール紙。
    ただし、m及びnは2以上の自然数である。
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