JP2014006573A - タスク実行順序制御機能を含む監視制御システム - Google Patents

タスク実行順序制御機能を含む監視制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】タスクの実行順序制御が必要な単位に処理順序を保証したマルチスレッドによる並列処理を行う。
【解決手段】複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムは、システム内の全てのタスクを順次格納する単一のマスタスレッドプールと;タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプールと;前記複数のネットワーク機器のそれぞれを一意に識別可能な装置識別子を含む受付タスクに対して実行順序制御が必要な単位に処理識別子を設定し、前記処理識別子を設定したタスクを前記マスタスレッドプールに登録し、前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に基づいて、予め対応付けされている前記複数のスレーブスレッドプールのいずれかを特定し、前記特定したスレーブスレッドプールにタスクを振り分けて、タスクをマルチスレッドで実行可能にするように構成されるプロセッサと;を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、タスク実行順序制御機能を含む監視制御システムに関する。
ネットワーク構成要素である複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムは、複数のネットワーク機器などから受信したタスク(task)対応のイベント処理をシングルスレッド(single threading)またはマルチスレッド(multi threading)で実行す
る。
この監視制御システムにおける動作主体であるハードウェアのプロセッサ、つまりCPU(Central Processing Unit)は、シングルコアからマルチコアに、更にはメニーコア
へと進歩しており、複数コアの性能を生かすためには、複数のスレッド(実行の脈絡:thread of execution)を同時に実行して並列に処理を進めるマルチスレッド処理が必須で
ある。
一方、監視制御システムが提供する機能において、処理の順序性を保証しなければならない機能がある。例えば、障害管理機能では、ネットワーク機器(NE)の障害を検出するために、次に示す処理(a),(b),(c)が行われる。
(a)NEからの障害(ALM)発生についての自律通知受信による障害発生処理。
(b)NEからのALM回復(復旧)についての自律通知受信による障害復旧処理。
(c)NEへのALM情報読出要求による監視制御システム内の障害情報の最新化処理(同期処理)。
しかし、これらの処理が輻輳し並列化することに起因して、処理順序が逆転してしまった場合、誤った障害情報をオペレータに表示する恐れがある。ALM発生からALM回復の瞬時警報を、ALM回復からALM発生の順に処理が逆転すると、誤って障害発生状態となることを免れない。
特表2005−505833号公報 特開2010−73214号公報
上述した監視制御システムでは、上記処理(a),(b),(c)の実行順序制御を保証するために、次に示す3つの対策を実施している。
(1)シングルスレッドで管理対象の全NEの障害情報を逐次処理する。
(2)複数のスレッドプールを利用し、マルチスレッドで全NEの障害情報を並列処理するが、実行順序制御が必要な箇所を排他制御する。
(3)NEからの自律通知では障害情報を更新せずに、自律通知を契機に、NEから障害情報を読み出して更新する。
しかし、これらの対策によると、次に示す問題が生じる。
対策(1)では、逐次処理であるので、性能劣化が起きやすい。
対策(2)では、並列処理は担保できているが、あるNEで障害情報が輻輳した場合、マルチスレッドが特定のNEの処理に占有されてしまう。このため、他のNEの障害情報が処理でキューイングされてしまい、輻輳が発生したNEもしくはネットワークの影響で、管理対象外のNEの処理が遅延してしまう。また、排他制御がボトルネックとなり、性能劣化が起きやすい。
対策(3)では、自律通知受信の都度、NEから障害情報の読み出しを行うので、障害通知のリアルタイム性が保証できず、監視制御システムの性能要件が満たされない。
なお、上記先行技術文献には、マルチスレッドによる並列処理を行うことを開示するものがあるが、上述した全ての問題点を解決するものはない。
課題は、タスクの実行順序制御が必要な単位に処理順序を保証したマルチスレッドによる並列処理を行うことを可能にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムは、システム内の全てのタスクを順次格納する単一のマスタスレッドプールと;タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプールと;前記複数のネットワーク機器のそれぞれを一意に識別可能な装置識別子を含む受付タスクに対して実行順序制御が必要な単位に処理識別子を設定し、前記処理識別子を設定したタスクを前記マスタスレッドプールに登録し、前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に基づいて、予め対応付けされている前記複数のスレーブスレッドプールのいずれかを特定し、前記特定したスレーブスレッドプールにタスクを振り分けて、タスクをマルチスレッドで実行可能にするように構成されるプロセッサと;を備える。
開示した監視制御システムによれば、タスクの実行順序制御が必要な単位に(例えば、ネットワーク機器単位に、またはネットワーク機器のグループ毎に)処理順序を保証したマルチスレッドによる並列処理を実現でき、ハードウェアのプロセッサ性能を最大限に活用することができる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
第1〜第5の実施の形態における監視制御システムの構成を示すブロック図。 図1におけるマスタスレッドプール及びスレーブスレッドプールの詳細構成を示す図。 図1における振分管理テーブルの詳細構成を示す図。 第1の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。 第3の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。 第3の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。 第4の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。 第4の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。 第5の実施の形態における処理手順を説明するためのフローチャート。
以下、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態におけるシステム構成を示す図1を参照すると、タスク実行順序制御機能を含む監視制御システムOpSは、例えばサーバコンピュータに備えられ、ネットワーク構成要素である複数のネットワーク機器NE(NE#01,NE#02,・・・NE#N)と、オペレータ端末OPTとにインタフェースする。これらのネットワーク機器(ネットワーク構成装置)NEは、伝送対象データをパケット形態で伝送(転送及び交換を含む)するために、各通信局に配置された伝送装置である。
この監視制御システムOpSは、ハードウェア構成として、次の要素を含んでいる。つまり、監視制御システムOpSは、プロセッサとしての複数コアのCPU(Central Processing Unit)と、作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、立ち上げ
のためのブートプログラムを格納したROM(Read Only Memory)とを備える。
また、監視制御システムOpSは、OS(Operating System)、各種アプリケーションプログラム、及び各種情報(データを含む)を書換え可能に格納する不揮発性のフラッシュメモリと、通信インタフェースなどとを備える。これらのハードウェア構成は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、ここでは図示を省略している。
後に詳述するタスク実行順序制御機能を論理的に実現するには、監視制御システムOpSにおいて、フラッシュメモリにタスク実行順序制御プログラムをアプリケーションプログラムとしてインストールしておく。そして、オペレータ端末OPTからの要求、及び複数のネットワーク機器NEからの通知をそれぞれ契機に、CPUがこのタスク実行順序制御プログラムをRAMに展開して実行する。
複数のネットワーク機器NEを集中管理する監視制御システムOpSは、オペレータ端末OPT及び複数のネットワーク機器NEから受信したタスク対応のイベント処理をマルチスレッドで実行する。ここで重要な事項は、後に詳述するように、タスクがネットワーク機器単位、または必要によりネットワーク機器のグループ毎に処理順序を保証したマルチスレッドで並列処理されることである。
監視制御システムOpSは、このシステム内の全てのタスクを受け付ける1つ(単一)のマスタスレッドプール2と、タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプール(#001,#002,#003,・・・#N)3とを備える。
マスタスレッドプール2及び各スレーブスレッドプール3は、RAMに論理的に構成され、図2に詳細を示すように、1つのワークキューと、1つのワーカースレッドとを含む。ここで、ワークキューは、処理依頼されたタスク、または振り分けられたタスクをFIFO(First in First out)形式で蓄積する。ワーカースレッドは、最大1スレッドであり、ワークキューに蓄積されているタスクを順次に実行する。
また、監視制御システムOpSは、オペレータ端末OPTのインタフェースGUI(Graphical User Interface)を介して、オペレータ操作による要求(例えば、障害(ALM)情報読出)をタスクとして受信するGUI要求受信機能部4と、複数のネットワーク機器NEからの通知(例えば、障害(ALM)発生、障害(ALM)復旧)をタスクとして受信するNE通知受信機能部5と、GUI要求受信機能部4及びNE通知受信機能部5からのタスクを受け付けるタスク受付機能部6とを備える。
ここで、複数のネットワーク機器NEからの通知には、オペレータ操作による要求に応じて通知される場合と、オペレータ操作による要求に関わりなく自律通知される場合がある。
タスク受付機能部6で受け付けられたタスクは、複数のネットワーク機器NEのそれぞれを一意に識別可能な装置識別子として、IP(Internet Protocol)アドレス、または
ネットワーク機器NE毎に設定された個別識別子(ネットワーク機器ID(NE−ID))を含む。ここでは、オペレータ操作による要求時には、装置識別子として、ネットワーク機器ID(NE−ID)がオペレータ端末OPTから指定され、ネットワーク機器NEからの通知時には、装置識別子として、IPアドレスがネットワーク機器NEからの送信パケットに含まれるものとする。
タスク受付機能部6には、タスクに実行順序制御を行うための処理識別子(処理ID)を付与する処理ID設定機能部7が付随する。この処理ID設定機能部7は、タスク受付機能部6で受け付けられたタスクに含まれている装置識別子としてのIPアドレスまたはネットワーク機器ID(NE−ID)に基づいて、NE構成情報テーブル8を検索し、オペレータ端末OPTから予め指定された処理IDとしてのネットワーク機器ID(NE−ID)またはグループ識別子(グループID)を取得する。そして、処理ID設定機能部7は、取得した処理ID(この第1の実施の形態では、ネットワーク機器ID(NE−ID))をタスクに設定した後に、このタスクをマスタスレッドプール2に処理依頼として登録する。
NE構成情報テーブル8は、フラッシュメモリに格納され、オペレータ端末OPTからの初期設定などにより、ネットワーク機器ID(NE−ID:#N01,#N02,・・・#NN)、IPアドレス(xxx,yyy,・・・abc)、グループID(#G01,#G01,・・・#G05)、及びグループ名(新宿局,新宿局,・・・横浜局)がNE構成情報として対応付けられている。
監視制御システムOpSはスレーブスレッドプール振分機能部9を更に備える。このスレーブスレッドプール振分機能部9は、マスタスレッドプール2からタスクを取り出し、タスクに付与(設定)されている処理ID(ここでは、ネットワーク機器ID(NE−ID)に基づいて、振分管理テーブル10から予め対応付けされているスレーブスレッドプール識別子(スレーブスレッドプールID)を取得する。そして、スレーブスレッドプール振分機能部9は、スレーブスレッドプールIDに対応するスレーブスレッドプール3にタスクを振り分けて、タスクを実行可能にする。
振分管理テーブル10は、フラッシュメモリに構成され、図3に詳細を示すように、スレーブスレッドプールID(#001,#002,#003,・・・#N)及び処理ID(#N01,#N02,#N03,・・・#NN)、更にスレーブスレッドプール振分機能部9がアクセスした時刻(最終アクセス時刻)をスレーブスレッドプールID毎に格納している。この振分管理テーブル10におけるスレーブスレッドプールID及び処理IDは、オペレータ端末OPTからの初期設定などにより、予め格納される。なお、後述するように、オペレータ端末OPTから予め指定された処理IDがグループIDである場合、振分管理テーブル10における処理IDには、グループID対応の情報#G01,・・・#G05が予め格納される。この場合、処理IDとしての同一グループIDの情報(例えば、#G01)は、1つのスレーブスレッドプールID(例えば、#001)に1:1の関係で対応付けられる。
続いて、第1の実施の形態の監視制御システムOpSにおける動作例について、図4を
併せ参照して説明する。
例えば、IPアドレス=xxxのネットワーク機器NEからALM発生通知及びこれに続いてALM復旧通知を受信した場合、これらの自律通知の受信毎に、NE通知受信機能部5は、タスク受付機能部6にタスク処理を依頼する。
タスク受付機能部6は、これらのタスク処理依頼を受け付け、受け付けた順番に処理ID設定機能部7を呼び出す(図4中の401)。
処理ID設定機能部7は、タスクに含まれている装置識別子としてのIPアドレスに基づいて、NE構成情報テーブル8を検索し、対応のネットワーク機器ID(NE−ID=#N01)を取得し、タスクに処理ID(#N01)を設定した後、マスタスレッドプール2にタスクを登録する(402,403)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、マスタスレッドプール2のワークキュー及びワーカースレッドからALM発生通知及びALM復旧通知に対応するタスクを逐次処理で取り出し、タスクに設定されている処理IDをそれぞれ取得する(404,405)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得した処理ID(#N01)に基づいて、振分管理テーブル10を検索し、これらの処理IDに対応するスレーブスレッドプールID(ここでは、#001)を取得する(406)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得したスレーブスレッドプールIDに対応するスレーブスレッドプール(#001)3に対してタスクを振り分ける(407)。
この結果、スレーブスレッドプール(#001)3においては、ワークキューからのタスクがワーカースレッドを割り当てられて逐次実行処理される(408)。
なお、IPアドレス=xxxのネットワーク機器NEからALM発生通知及びこれに続いてALM復旧通知を受信することと別に、例えばIPアドレス=yyyのネットワーク機器NEからALM発生通知及びこれに続いてALM復旧通知を受信した場合、これらの自律通知の受信毎に、NE通知受信機能部5は、タスク受付機能部6にタスク処理を依頼することになる。
タスク受付機能部6、処理ID設定機能部7、及びスレーブスレッドプール振分機能部9における上述した同様の処理により、スレーブスレッドプール振分機能部9は、スレーブスレッドプールID(#002)に対応するスレーブスレッドプール(#002)3に対してタスクを振り分ける。
この結果、スレーブスレッドプール(#002)3においては、ワークキューからのタスクがワーカースレッドを割り当てられて逐次実行処理される。このとき、上述したスレーブスレッドプール(#001)3と、スレーブスレッドプール(#002)3とにおけるタスクは、ネットワーク機器(NE#01,NE#02)単位に処理順序を保証したマルチスレッドで並列処理される。
また、監視制御システムOpSのオペレータが、オペレータ端末OPTのインタフェースGUIを通して、NE−ID=#N01,#N02のネットワーク機器NEに対するALM情報読出を要求した場合、これらの要求の受信毎に、GUI要求受信機能部4は、タスク受付機能部6にタスク処理を依頼することになる。
この場合、処理ID設定機能部7は、タスクに含まれている装置識別子としてのネットワーク機器ID(NE−ID)に基づいて、NE構成情報テーブル8を存在確認のために検索し、対応のネットワーク機器ID(NE−ID=#N01,#N02)を取得することが異なるだけである。
オペレータ操作による要求に応じて通知されるIPアドレス=xxx,yyyのネットワーク機器NEからのALM発生通知及びALM復旧通知を受信した場合、これらの通知の受信毎に、NE通知受信機能部5が、タスク受付機能部6にタスク処理を依頼することにより、上記同様に処理される。
上述した第1の実施の形態の監視制御システムOpSにおいては、処理ID単位に複数のスレーブスレッドプール3にタスクを振り分けることにより、処理ID毎のタスクが各スレーブスレッドプール3のワークキューにキューイングされ、1つのワーカースレッドで逐次処理されることにより、処理ID単位に処理順序、つまりタスク実行順序を保証することができる。
また、上述した第1の実施の形態の監視制御システムOpSにおいては、オペレータ端末OPTからの要求及びネットワーク機器NEからの通知は、タスク受付機能部6によって受信された順序を保証することができる。
さらに、上述した第1の実施の形態の監視制御システムOpSにおいては、ある特定のネットワーク機器NEの輻輳が管理対象の他のネットワーク機器NEの処理に影響を与えることがないので、フェールセーフなシステムを構築することができる。
[第2の実施の形態]
図1に示す監視制御システムOpSは、第2の実施の形態においては、スレーブスレッドプール生成機能部11を更に備える。
この第2の実施の形態においては、スレーブスレッドプール振分機能部9は、タスクに設定された処理ID対応のスレーブスレッドプールIDが振分管理テーブル10に存在しない場合、存在しないことをスレーブスレッドプール生成機能部11に通知する。
この通知を受けたスレーブスレッドプール生成機能部11は、対応するスレーブスレッドプール3を動的に新規生成すると共に、この処理ID対応のスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10に登録する。
つまり、図5を併せ参照すると、スレーブスレッドプール振分機能部9は、タスク受付機能部6及び処理ID設定機能部7における処理(図4中の401,402,403参照)に続いて、マスタスレッドプール2のワークキュー及びワーカースレッドからタスクを逐次処理で取り出し、タスクに設定されている処理IDを取得する(図5中の501,502)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得した処理IDに基づいて、振分管理テーブル10を検索し、この処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDが存在するか判定する(503)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、スレーブスレッドプールIDが存在しないことを判定した場合、存在しないことをスレーブスレッドプール生成機能部11に通知する。
この通知を受けたスレーブスレッドプール生成機能部11は、対応するスレーブスレッドプール3を生成すると共に、この処理ID対応のスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10に登録した後、スレーブスレッドプール振分機能部9を起動する(504,505)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、処理503においてスレーブスレッドプールIDが存在することを判定した場合、または処理505に続いてスレーブスレッドプール生成機能部11から起動された場合、取得した処理IDに基づいて、振分管理テーブル10を検索し、この処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDを取得する(506)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得したスレーブスレッドプールIDに対応するスレーブスレッドプール3に対してタスクを振り分ける(507)。
この結果、上述した第1の実施の形態と同様に、スレーブスレッドプール3においては、ワークキューからのタスクがワーカースレッドを割り当てられて逐次実行処理される(図4中の408参照)。
上述した第2の実施の形態においては、例えば、管理対象のネットワーク機器NEが追加されて処理IDが増加し、スレーブスレッドプールIDが登録されていない場合においても、動的にスレーブスレッドプールを生成すると共に、この処理ID対応のスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10に登録することができる。
[第3の実施の形態]
図1に示す監視制御システムOpSは、第3の実施の形態においては、スレーブスレッドプール振分機能部9と連携するスレーブスレッドプール使用状況確認機能部12及びスレーブスレッドプール削除機能部13を更に備える。
この第3の実施の形態においては、スレーブスレッドプール振分機能部9は、マスタスレッドプール2からタスクを逐次処理で取り出し、タスクに設定された処理IDに基づいて振分管理テーブル10を検索する。
そして、スレーブスレッドプール振分機能部9は、処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDを単独またはスレーブスレッドプール生成機能部11との協働により取得した際に、振分管理テーブル10にアクセスした時刻を最終アクセス時刻としてスレーブスレッドプールID毎に記録することによって更新する。
例えば、図3に示す振分管理テーブル10においては、各スレーブスレッドプールIDに対応して、次のような最終アクセス時刻が記録されている。
スレーブスレッドプールID=#001への最終アクセス時刻は、2011/9/9 13:00:01。
スレーブスレッドプールID=#002への最終アクセス時刻は、2011/9/9 13:00:30。
スレーブスレッドプールID=#003への最終アクセス時刻は、2011/9/8 20:30:02。
スレーブスレッドプールID=#Nへの最終アクセス時刻は、2011/9/9 13
:02:12。
図6を併せ参照すると、スレーブスレッドプール振分機能部9は、タスク受付機能部6及び処理ID設定機能部7における処理(図4中の401,402,403参照)に続いて、マスタスレッドプール2のワークキュー及びワーカースレッドからタスクを逐次処理で取り出し、タスクに設定されている処理IDを取得する(図6中の601,602)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得した処理IDに基づいて、振分管理テーブル10を検索し、この処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDが存在するか判定する(603)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、スレーブスレッドプールIDが存在しないことを判定した場合、存在しないことをスレーブスレッドプール生成機能部11に通知する。
この通知を受けたスレーブスレッドプール生成機能部11は、対応するスレーブスレッドプール3を生成すると共に、この処理ID対応のスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10に登録した後、スレーブスレッドプール振分機能部9を起動する(604,605)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、処理603においてスレーブスレッドプールIDが存在することを判定した場合、または処理605に続いてスレーブスレッドプール生成機能部11から起動された場合、取得した処理IDに基づいて、振分管理テーブル10を検索し、この処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDを取得する(606)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、振分管理テーブル10において、取得したスレーブスレッドプールID対応の最終アクセス時刻を更新する(607)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得したスレーブスレッドプールIDに対応するスレーブスレッドプール3に対してタスクを振り分ける(608)。
この結果、上述した第1及び第2の実施の形態と同様に、スレーブスレッドプール3においては、ワークキューからのタスクがワーカースレッドを割り当てられて逐次実行処理される(図4中の408参照)。
この第3の実施の形態においては、スレーブスレッドプール使用状況確認機能部12は、振分管理テーブル10を周期的に参照し、スレーブスレッドプール振分機能部9によって更新される最終アクセス時刻に基づいて、各スレーブスレッドプール3の使用状況及び未使用状況を把握する。
また、スレーブスレッドプール削除機能部13は、スレーブスレッドプール使用状況確認機能部12で把握した未使用状況が予め設定された閾値を超過した場合には、対応のスレーブスレッドプール3を動的に削除する。
スレーブスレッドプール削除機能部13は、常駐処理にて、図7に示すループ処理を周期実行している。スレーブスレッドプール削除機能部13は、スレーブスレッドプール3の未使用時間(=現在時刻−最終アクセス時刻)が予め設定された閾値を超過しているかどうか判定する(701)。
スレーブスレッドプール削除機能部13は、未使用時間がこの閾値を超過している場合には、該当のスレーブスレッドプール3を削除した後(702)、振分管理テーブル10から該当のスレーブスレッドプール3に関するスレーブスレッドプールIDを削除する(703)。
具体的には、例えば、現在時刻が2011/9/9 14:00:00であり、かつ閾値が12H(時間)である場合、図3に示す振分管理テーブル10においては、スレーブスレッドプールID=#003が削除対象であり、対応のスレーブスレッドプール(#003)3と、振分管理テーブル10からの該当情報(スレーブスレッドプールID)とが削除される。
上述した第3の実施の形態においては、例えば、管理対象のネットワーク機器NEが削除されて処理IDが減少した場合、スレーブスレッドプール削除機能部13は、スレーブスレッドプール3を動的に削除すると共に、削除したスレーブスレッドプール3に対応するスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10から削除することができる。
[第4の実施の形態]
図1に示す監視制御システムOpSは、第4の実施の形態においては、スレーブスレッドプール振分機能部9と連携するスレーブスレッドプール使用状況確認機能部12及びスレーブスレッドプール待機機能部14を更に備える。
この第4の実施の形態においては、スレーブスレッドプール待機機能部14は、スレーブスレッドプール使用状況確認機能部12と協働し、予め定められた時間、未使用であったスレーブスレッドプール3を削除することなく、再利用するために対象スレーブスレッドプール3を待機させる。
スレーブスレードプール待機機能部14は、待機状態となったスレーブスレッドプール3に対応するスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10から削除し、削除したスレーブスレッドプールIDをRAM上の待機スレーブスレッドプールリスト15に登録する。
スレーブスレードプール待機機能部14は、後に処理IDが増加した場合、スレーブスレッドプール3を新たに生成することなく、待機状態のスレーブスレッドプール3を再利用する。
この第4の実施の形態においては、スレーブスレッドプール使用状況確認機能部12は、振分管理テーブル10を周期的に参照し、スレーブスレッドプール振分機能部9によって更新される最終アクセス時刻に基づいて、各スレーブスレッドプール3の使用状況及び未使用状況を把握する。
また、スレーブスレッドプール待機機能部14は、スレーブスレッドプール使用状況確認機能部12で把握した未使用状況が予め設定された閾値を超過した場合には、対応のスレーブスレッドプール3を削除することなく、待機スレーブスレッドプールリスト15に登録する。
この待機スレーブスレッドプールリスト15はスレーブスレッドプール3の待機リスト情報として作成され、初期リストのレングスは0である。このリスト15には、待機対象としてのスレーブスレッドプール3が追加可能である。
スレーブスレッドプール待機機能部14は、常駐処理にて、図8に示すループ処理を周
期実行している。スレーブスレッドプール待機機能部14は、スレーブスレッドプール3の未使用時間(=現在時刻−最終アクセス時刻)が予め設定された閾値を超過しているかどうか判定する(801)。
スレーブスレッドプール待機機能部14は、未使用時間が閾値を超過している場合には、該当のスレーブスレッドプール3を待機スレーブスレッドプールリスト15に登録する(802)。
そして、スレーブスレッドプール待機機能部14は、振分管理テーブル10から該当のスレーブスレッドプール3に関するスレーブスレッドプールIDを削除する(803)。
具体的には、例えば、現在時刻が2011/9/9 14:00:00であり、かつ閾値が12H(時間)である場合、図3に示す振分管理テーブル10においては、スレーブスレッドプールID=#003が削除対象であるので、振分管理テーブル10から該当情報(スレーブスレッドプールID)が削除される。しかし、対応のスレーブスレッドプール(#003)3は待機登録される。
その後、処理IDが増加した場合は、図9に示す処理により、待機状態のスレーブスレッドプール3が再利用される。
図9を併せ参照すると、スレーブスレッドプール振分機能部9は、タスク受付機能部6及び処理ID設定機能部7における処理(図4中の401,402,403参照)に続いて、マスタスレッドプール2のワークキュー及びワーカースレッドからタスクを逐次処理で取り出し、タスクに設定されている処理IDを取得する(図9中の901,902)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得した処理IDに基づいて、振分管理テーブル10を検索し、この処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDが存在するか判定する(903)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、スレーブスレッドプールIDが存在しないことを判定した場合、存在しないことをスレーブスレッドプール生成機能部11に通知する。
この通知を受けたスレーブスレッドプール生成機能部11は、待機スレーブスレッドプールリスト15を参照して、待機スレーブスレッドプールに対応するスレーブスレッドプールIDが存在するか判定する(904)。
スレーブスレッドプール生成機能部11は、待機スレーブスレッドプールが存在することを判定した場合、リスト15から取得した待機スレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10に登録した後、スレーブスレッドプール振分機能部9を起動する(905)。
なお、スレーブスレッドプール生成機能部11は、処理904において待機スレーブスレッドプールが存在しないことを判定した場合、対応するスレーブスレッドプール3を生成すると共に、処理ID対応のスレーブスレッドプールIDを振分管理テーブル10に登録した後、スレーブスレッドプール振分機能部9を起動することになる(906,907)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、処理903においてスレーブスレッドプールIDが存在することを判定した場合、または処理905,907に続いてスレーブスレッ
ドプール生成機能部11から起動された場合、取得した処理IDに基づいて、振分管理テーブル10を検索し、この処理IDに対応するスレーブスレッドプールIDを取得する(908)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、振分管理テーブル10において、取得したスレーブスレッドプールID対応の最終アクセス時刻を更新する(909)。
スレーブスレッドプール振分機能部9は、取得したスレーブスレッドプールIDに対応するスレーブスレッドプール3に対してタスクを振り分ける(910)。
この結果、上述した第1、第2及び第3の実施の形態と同様に、スレーブスレッドプール3においては、ワークキューからのタスクがワーカースレッドを割り当てられて逐次実行処理される(図4中の408参照)。
上述した第4の実施の形態においては、例えば、管理対象のネットワーク機器NEが追加されて処理IDが増加した場合、待機状態のスレーブスレッドプール3を再利用することにより、スレーブスレッドプール3の削除処理及び新規生成処理が抑制されるので、CPUリソースの効率的使用が可能になる。
[第5の実施の形態]
図1に示す監視制御システムOpSは、第5の実施の形態においては、各ネットワーク機器NEが属するグループ毎に付与(設定)されたグループ識別子(グループID)を処理IDとして含むNE構成情報テーブル8を管理する。
ここで、各ネットワーク機器NEが属するグループについては、局情報(例えば、新宿局、横浜局)及びネットワーク形態情報(例えば、スター型やリング型などのトポロジ)などの少なくとも1つに基づいて、オペレータ端末OPTのオペレータが予め決定してNE構成情報テーブル8に設定可能である。
タスク受付機能部6に付随する処理ID設定機能部7は、タスク受付機能部6で受け付けられたタスクに含まれている装置識別子としてのIPアドレスまたはネットワーク機器ID(NE−ID)に基づいて、NE構成情報テーブル8を検索し、オペレータ端末OPTから予め指定された処理IDとしてのグループIDを取得する。そして、処理ID設定機能部7は、取得した処理ID(グループID)をタスクに設定した後に、このタスクをマスタスレッドプール2に処理依頼として登録する。
つまり、図10を併せ参照すると、タスク受付機能部6は、GUI要求受信機能部4及びNE通知受信機能部5からのタスク処理依頼を受け付ける(図4中の401参照)。
処理ID設定機能部7は、オペレータ端末OPTからタスク受付機能部6に対して予め指定されている処理IDがグループIDか判定する(図10中の1001)。
タスクに実行順序制御を行うための処理IDを設定する処理ID設定機能部7は、処理IDがグループIDであると判定した場合、タスク受付機能部6で受け付けられたタスクに含まれている装置識別子としてのIPアドレスまたはネットワーク機器ID(NE−ID)に基づいて、NE構成情報テーブル8から、処理IDとしてグループIDを取得する(1002)。
そして、処理ID設定機能部7は、取得した処理ID(グループID)をタスクに設定した後に、このタスクをマスタスレッドプール2に処理依頼として登録する(1003)
なお、処理ID設定機能部7は、処理IDがグループIDではないと判定した場合、タスク受付機能部6で受け付けられたタスクに含まれている装置識別子としてのIPアドレスまたはネットワーク機器ID(NE−ID)に基づいて、NE構成情報テーブル8から、処理IDとしてネットワーク機器ID(NE−ID)を取得する(1004)。
そして、処理ID設定機能部7は、取得した処理ID(ネットワーク機器ID)をタスクに設定した後に、このタスクをマスタスレッドプール2に処理依頼として登録する(1005)。
上記処理1003,1005の後、スレーブスレッドプール振分機能部9が、図4中の404〜407と同様な処理を実施することにより、各スレーブスレッドプール3においては、ワークキューからのタスクがワーカースレッドを割り当てられて逐次実行処理される(図4中の408参照)。
ただし、この第5の実施の形態においては、スレーブスレッドプール振分機能部9によって検索される振分管理テーブル10の処理IDには、NE−ID=#N01,#N02,#N03,・・・#NNに代替して、グループID=#G01,#G02,#G03,・・・#G05が予め格納される。
各ネットワーク機器NE対応のネットワーク機器ID(NE−ID)をタスクの処理IDとした場合、管理対象のネットワーク機器NEの数に比例して、スレーブスレッドプール3の数が増加する。この結果、RAMのメモリリソースを大量に消費する可能性がある場合には、タスクの処理IDとして、グループIDを設定することが望ましい。
このように、グループID単位にスレーブスレッドプール3を割当てた場合には、グループID単位にタスク実行の順序性を保証することができ、かつメモリリソースを必要最小限に抑えることができる。
[変形例]
上述した各実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体、更には通信回線を経て提供可能である。
また、上述した各実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合せて実施することもできる。
[その他]
上述した各実施の形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムであって;
システム内の全てのタスクを順次格納する単一のマスタスレッドプールと;
タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプールと;
前記複数のネットワーク機器のそれぞれを一意に識別可能な装置識別子を含む受付タスクに対して実行順序制御が必要な単位に処理識別子を設定し、
前記処理識別子を設定したタスクを前記マスタスレッドプールに登録し、
前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に基づいて、予め対応付けされている前記複数のスレーブスレッドプールのいずれかを特定し、
前記特定したスレーブスレッドプールにタスクを振り分けて、タスクをマルチスレッドで実行可能にするように構成されるプロセッサと;
を備える監視制御システム。
(付記2)
前記装置識別子は、IPアドレス及び前記ネットワーク機器毎に設定された個別識別子を含み、
前記処理識別子は、前記個別識別子及び前記ネットワーク機器が属するグループ毎に設定されたグループ識別子を含む
付記1記載の監視制御システム。
(付記3)
前記単一のマスタスレッドプール及び前記複数のスレーブスレッドプールのそれぞれは、1つのワークキュー及び1つのワーカースレッドを含み、
各スレーブスレッドプールのワーカースレッドは、最大1スレッドであり、ワークキューにFIFO形式で蓄積されている振り分けられたタスクを逐次に実行可能にする
付記1記載の監視制御システム。
(付記4)
前記処理識別子と、スレーブスレッドプールの識別子とを前記スレーブスレッドプールの識別子毎に格納する振分管理テーブルを更に備え、
前記プロセッサは、前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に対応する前記スレーブスレッドプールの識別子が前記振分管理テーブルに存在しないとき、前記スレーブスレッドプールを動的に新規生成し、生成したスレーブスレッドプールにタスクを振り分ける
付記1記載の監視制御システム。
(付記5)
前記処理識別子と、スレーブスレッドプールの識別子と、テーブルへの最終アクセス時刻とを前記スレーブスレッドプールの識別子毎に格納する振分管理テーブルを更に備え、
前記プロセッサは、前記振分管理テーブルにおいて、前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に対応する前記スレーブスレッドプールの識別子を取得したとき、このスレーブスレッドプールの識別子対応の最終アクセス時刻を更新し、
前記プロセッサは、更に、前記振分管理テーブルを周期的に参照し、更新した最終アクセス時刻に基づいて、各スレーブスレッドプールの未使用時間を把握し、把握した未使用時間が予め設定された閾値を超過したとき、対応のスレーブスレッドプールを動的に削除する
付記1記載の監視制御システム。
(付記6)
前記処理識別子と、スレーブスレッドプールの識別子と、テーブルへの最終アクセス時刻とを前記スレーブスレッドプールの識別子毎に格納する振分管理テーブルを更に備え、
前記プロセッサは、前記振分管理テーブルにおいて、前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に対応する前記スレーブスレッドプールの識別子を取得したとき、このスレーブスレッドプールの識別子対応の最終アクセス時刻を更新し、
前記プロセッサは、更に、前記振分管理テーブルを周期的に参照し、更新した最終アクセス時刻に基づいて、各スレーブスレッドプールの未使用時間を把握し、把握した未使用時間が予め設定された閾値を超過したとき、対応のスレーブスレッドプールを削除することなく、再利用のために待機スレーブスレッドプールとする
付記1記載の監視制御システム。
(付記7)
複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムにより実行されるプログラムであって、
前記監視制御システムは、
システム内の全てのタスクを順次格納する単一のマスタスレッドプールと、
タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプールと、
プロセッサとを備え、
前記プロセッサに、
前記複数のネットワーク機器のそれぞれを一意に識別可能な装置識別子を含む受付タスクに対して実行順序制御が必要な単位に処理識別子を設定し、
前記処理識別子を設定したタスクを前記マスタスレッドプールに登録し、
前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に基づいて、予め対応付けされている前記複数のスレーブスレッドプールのいずれかを特定し、
前記特定したスレーブスレッドプールにタスクを振り分けて、タスクをマルチスレッドで実行可能にする、
処理を実行させるプログラム。
OpS 監視制御システム
OPT オペレータ端末
NE ネットワーク機器
2 マスタスレッドプール
3 スレーブスレッドプール
4 GUI要求受信機能部
5 NE通知受信機能部
6 タスク受付機能部
7 処理ID設定機能部
8 NE構成情報テーブル
9 スレーブスレッドプール振分機能部
10 振分管理テーブル
11 スレーブスレッドプール生成機能部
12 スレーブスレッドプール使用状況確認機能部
13 スレーブスレッドプール削除機能部
14 スレーブスレッドプール待機機能部
15 待機スレーブスレッドプールリスト

Claims (4)

  1. 複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムであって;
    システム内の全てのタスクを順次格納する単一のマスタスレッドプールと;
    タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプールと;
    前記複数のネットワーク機器のそれぞれを一意に識別可能な装置識別子を含む受付タスクに対して実行順序制御が必要な単位に処理識別子を設定し、
    前記処理識別子を設定したタスクを前記マスタスレッドプールに登録し、
    前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に基づいて、予め対応付けされている前記複数のスレーブスレッドプールのいずれかを特定し、
    前記特定したスレーブスレッドプールにタスクを振り分けて、タスクをマルチスレッドで実行可能にするように構成されるプロセッサと;
    を備える監視制御システム。
  2. 前記装置識別子は、IPアドレス及び前記ネットワーク機器毎に設定された個別識別子を含み、
    前記処理識別子は、前記個別識別子及び前記ネットワーク機器が属するグループ毎に設定されたグループ識別子を含む
    請求項1記載の監視制御システム。
  3. 前記単一のマスタスレッドプール及び前記複数のスレーブスレッドプールのそれぞれは、1つのワークキュー及び1つのワーカースレッドを含み、
    各スレーブスレッドプールのワーカースレッドは、最大1スレッドであり、ワークキューにFIFO形式で蓄積されている振り分けられたタスクを逐次に実行可能にする
    請求項1記載の監視制御システム。
  4. 複数のネットワーク機器を集中管理する監視制御システムにより実行されるプログラムであって、
    前記監視制御システムは、
    システム内の全てのタスクを順次格納する単一のマスタスレッドプールと、
    タスクの実行順序制御が必要な単位に構成される複数のスレーブスレッドプールと、
    プロセッサとを備え、
    前記プロセッサに、
    前記複数のネットワーク機器のそれぞれを一意に識別可能な装置識別子を含む受付タスクに対して実行順序制御が必要な単位に処理識別子を設定し、
    前記処理識別子を設定したタスクを前記マスタスレッドプールに登録し、
    前記マスタスレッドプールから取り出したタスク中の前記処理識別子に基づいて、予め対応付けされている前記複数のスレーブスレッドプールのいずれかを特定し、
    前記特定したスレーブスレッドプールにタスクを振り分けて、タスクをマルチスレッドで実行可能にする、
    処理を実行させるプログラム。
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