JP2014006246A - 断層画像の輪郭抽出方法、プログラム、および装置 - Google Patents

断層画像の輪郭抽出方法、プログラム、および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被験者の核医学画像のプロジェクションデータを用い、輪郭画像を精度良く作成する方法を提供する。
【解決手段】散乱補正及び吸収補正を行っていない被験者の核医学プロジェクションデータを用い、閾値法にて画素値を二値化処理し、輪郭情報を抽出する。所望により補間処理を行った後、画像再構成処理を行って再構成画像を得る。得られた再構成画像につき、第2の二値化処理を行い、輪郭画像を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、陽電子放出型断層撮像(以下、PETと称す)画像及び単光子放出型断層撮像(以下、SPECTと称す)画像に代表される核医学画像の画像処理方法、当該方法を実施するためのプログラム、並びに画像処理装置に関する。より詳しくは、PET画像及びSPECT画像に代表される核医学画像を用いた、断層画像の輪郭抽出方法、当該方法を実施するためのプログラム、並びに画像処理装置に関する。
PET画像及びSPECT画像に代表される核医学画像は、心臓疾患や癌をはじめとする種々の疾患の診断に有効である。これらの画像は、特定の放射性同位元素でラベルされた薬剤(以下、「放射性医薬品」と称す)を投与し、該薬剤より放出されたγ線を専用のカメラによって検出し、再構築することによって得られる。核医学画像は、疾患に対する特異度や感度が高いという優れた性質を有しているばかりでなく、病変部の機能に関する情報を得ることができるという、他の診断画像にはない特徴を有している。
上述した通り、核医学画像は被験者に投与された放射性医薬品から放出されたγ線を検出することにより得られるが、γ線は生体内において減弱及び散乱の影響を受けるため、検出されたγ線の強度は体表からの深さに応じて増減されたものとなる。従って、検出されたγ線強度を用いて核医学画像を再構築する際には、生体におけるγ線の減弱及び散乱を考慮した補正を行う必要がある。このことは、核医学画像を生体の定量評価に用いる際には、特に重要である。
この様な補正には、多くの場合、対象部位における吸収係数(μ値)の分布を表す吸収マップ(μマップ)が用いられる。すなわち、μマップから散乱線分布を推定した上で、プロジェクションデータに当該散乱線を考慮した補正を行い、その上で、μマップを用いた画像再構成を行って減弱補正が行われる(非特許文献1)。
上述した補正に用いられるμマップの作成に際しては、被験者の輪郭を抽出することが必要となる。この輪郭抽出は、多くの場合、被験者の核医学画像データを用いて閾値法にて行われる。この場合、輪郭抽出に用いる核医学画像データは、良好な画像を用いて輪郭抽出を行いたいといった要請により、減弱及び散乱線補正を行った画像を用いるのが通常である。そして、この輪郭抽出用画像の画像再構成時においては、被験者の形状を楕円近似して得られたμマップを利用した散乱及び吸収補正方法や、μマップを用いない散乱及び吸収補正方法が行われていた。
被験者における再構成画像から閾値法によって輪郭を抽出する方法は、最も簡便な方法であるため、現在広く利用されている。しかし、減弱及び散乱補正を行った画像を用いるといった、閾値を利用した従来の輪郭抽出方法では、輪郭を過大または過小評価してしまう場合があった。そして、抽出された体輪郭の形状が不正確となると、散乱補正や減弱補正が不正確となるため好ましくない。
本発明はこの様な事情に鑑みてなされたものであり、被験者の核医学画像を用いて正確な輪郭抽出を行う方法、当該方法を実施するためのプログラム、並びに画像処理装置を提供することを目的とした。
発明者は検討の結果、散乱線補正を行っていない投影データセットを用いて閾値法により二値化処理を行い、当該データから再構成画像を得ることによって、核医学画像データから精度良く被験者の輪郭画像を得ることが可能である事を見出し、本発明を完成させた。
なお、本明細書において、投影データセットとは、一度の撮像処理により得られた各投影角度での投影画像のセットをいう。例えば、患者に対し、2°ステップで360°の投影を行った場合、投影角度2°、4°、6°、…、358°、360°において得られた180枚の投影画像のセットが、本明細書における投影データセットとなる。
また、サイノグラムとは、投影データセットを構成する各投影画像を投影角度の順に並べて表示したデータを指す。
また、収集角度範囲は、データ収集を行う投影角度の範囲を指す。例えば、収集角度0°から2°ステップで180°までの投影を行った場合は、収集角度範囲0〜180°となる。なお、例えば収集角度範囲の下限値を0°とし、上限値を180°以上とした場合は、収集角度範囲を0〜180°以上と表現する事とする。
本発明の一側面に係る輪郭画像形成方法は、被験者の投影データから散乱及び吸収補正を行わずに輪郭画像を生成する方法であって、コンピュータによって、収集角度範囲0〜180°以上の核医学画像の投影データセットを取得するデータ取得ステップと、取得した前記投影データセットからサイノグラムを作成する、サイノグラム作成ステップと、作成したサイノグラムにつき、第1の二値化処理を行う第1の二値化ステップと、前記第1の二値化処理後の前記サイノグラムを逆投影して画像を再構成する画像再構成ステップと、再構成された画像につき第2の二値化処理を行う第2の二値化ステップとを順次実行する。
本発明の別の一側面に係る輪郭画像形成プログラムは、コンピュータに読み込まれて当該コンピュータを、被験者の投影データから散乱及び吸収補正を行わずに輪郭画像を生成する輪郭画像生成装置として動作させるためのプログラムであって、コンピュータに、収集角度範囲0〜180°以上の核医学画像の投影データセットを取得するデータ取得ステップと、取得した前記投影データセットからサイノグラムを作成する、サイノグラム作成ステップと、前記サイノグラムにつき、第1の二値化処理を行う第1の二値化ステップと、
第1の二値化後の前記サイノグラムを逆投影して画像を再構成する画像再構成ステップと、再構成された画像につき第2の二値化処理を行う第2の二値化ステップと、を順次実行させる。
本発明のさらに別の一側面に係る輪郭画像形成装置は、被験者の投影データから散乱及び吸収補正を行わずに輪郭画像を生成するための輪郭画像形成装置であって、核医学画像の投影データセットを取得する機能を有するデータ取得部と、投影データセットからサイノグラムを作成するサイノグラム作成部と、サイノグラムにつきデータの二値化処理を行う機能を有する第1の二値化処理部と、サイノグラムを逆投影して画像を再構成する機能を有する画像再構成処理部と、再構成された画像につき画像の二値化処理を行う機能を有する第2の二値化処理部と、を備える。
本発明は、散乱及び吸収補正を行っていない投影データを用いて簡便な閾値法により精度よく輪郭を抽出し得ることを見出した点に特徴を有するものである。上記にも述べたように、良好な画像を用いて画像の輪郭を求めたいといった要請から、核医学画像における輪郭抽出は、従来は散乱補正や吸収補正を行った断層画像上にて行われるのが技術常識であった。しかし、発明者が検討した結果、散乱線補正を行うことによって画像の輪郭が変化してしまう場合があり、その事に起因して、決定された輪郭が被験者の画像を精度良く再現できていない場合があることが見出された。その上で発明者が検討を行った結果、散乱線補正及び吸収補正を行っていない投影データについて閾値法にて輪郭抽出を行った場合であっても、精度良く輪郭抽出を行う事が可能である事が見出された。そして、発明者はこの知見に着目し、本発明を完成するに至ったものである。
本発明に係る輪郭画像形成方法、輪郭画像形成プログラム、及び、輪郭画像形成装置において、第1の二値化処理は、一定の閾値以下の値を0とし、当該閾値より大きい値をある一定値(例えば、1)とするといった、一般に広く行われている二値化処理と同様の処理にて行われる。例えば、閾値を最大値の25%とした場合、最大値の25%以下の画素値を有する画素については画素値を0とし、最大値の25%より大きな画素値を有する画素については、画素を1とする。
また、第1の二値化処理において用いられる閾値は、二値化処理後の投影データセットを用いて再構成された画像と、二値化処理を行わずに作成した再構成画像との比較に基づいて決定された値を用いることができる。当該閾値の決定方法については、後述する。
また、画像再構成ステップ及び画像再構成部において実施される画像再構成は、核医学の分野で広く一般に行われている画像再構成方法を用いる事ができる。本発明においては、二値化処理後の投影データセットを用いて画像再構成を行うので、得られた画像は中心方向の画素値が盛り上がったような画像となる。そこで本発明では、作成された再構成画像につき、第2の二値化処理を行い、輪郭画像内部の画素値を均一化する。この第2の二値化処理に用いる閾値は、輪郭内部のデータをカットすることなく、輪郭内部の画素値を均一化できる値であれば、特に限定する必要は無い。通常は、最大値の25〜50%程度の値を用いればよい。
本発明に係る輪郭画像形成方法は、コンピュータによって、第1の二値化処理後のサイノグラムにつきデータ補間を行う補間ステップをさらに含み、画像再構成ステップは、当該補間ステップ完了後のサイノグラムを用いて逆投影を行うといった構成としても良い。同様に、本発明に係る輪郭画像形成プログラムは、コンピュータに、第1の二値化ステップ後のサイノグラムにつきデータ補間を行う補間ステップをさらに実行させ、画像再構成ステップは、補間ステップ完了後のサイノグラムを用いて逆投影を行うといった構成としても良い。また、本発明に係る輪郭画像形成装置は、サイノグラムのデータ補間を行う機能を有する補間処理部をさらに含んだ構成としても良い。
この様な構成とすることにより、抽出された輪郭が滑らかな形状となり、より良好な輪郭画像を得ることが可能となる。
なお、補間ステップにおける補間処理は、画像処理の分野において通常広く用いられているデータ補間方法を用いて行う事ができる。例えば、輪郭をフーリエ級数近似の様に周期関数で近似する方法や、2次又は3次のSpline補間等の方法を用いることが可能である。
また、輪郭画像形成装置における補間処理部は、上述したような補間処理を実行できる機能を備えているものであれば良い。
本発明に係る輪郭画像形成方法及び輪郭画像形成プログラムにおいて、投影データセットの収集角度範囲の上限値は、180°以上であれば特に制限する必要は無いが、360°以上とすると、輪郭抽出の精度がより向上するため好ましい。また、データの無駄を省くといった意味からは、収集角度範囲は、0〜360°とすることが、最も好ましい。
本発明に係る輪郭画像形成方法において、データ取得ステップにおいて取得する投影データセットの収集角度範囲を0〜360°以上(好ましくは0〜360°)とし、収集角度範囲0〜180°の範囲における投影データセットを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをさらに実行し、サイノグラム作成ステップは、平均化ステップ完了後の収集角度範囲0〜180°の範囲における投影データセットを用いて行うといった構成としても良い。この場合、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いる。すなわち、例えばある画素について相乗平均にて画素値の平均化処理を実行した場合は、残りの全ての画素についても、同様に、相乗平均を行う。
同様に、本発明に係る輪郭画像形成プログラムは、データ取得ステップにおいて取得する投影データセットの収集角度範囲を0〜360°以上(好ましくは0〜360°)とし、収集角度範囲0〜180°の範囲における投影データセットを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをコンピュータにさらに実行させ、サイノグラム作成ステップは、平均化ステップ完了後の収集角度範囲0〜180°の範囲における投影データセットを用いて行うといった構成としても良い。この場合においても、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いるのは、いうまでも無い。
同様に、本発明に係る輪郭画像形成装置は、投影データセットを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える機能を有する画素値平均化部をさらに備えた構成としても良い。この場合も上記と同様、平均化部において用いる演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いる。
この様な構成とすることにより、輪郭がより鮮明となるため、作成された輪郭画像の精度をより向上させることが可能となる。
なお、上記に説明した平均化ステップは、投影データセットを角度方向に並べ替えてサイノグラムとしてから、各投影データについて行う構成としても良い。
すなわち、本発明に係る輪郭画像形成方法において、データ取得ステップにおいて取得する投影データセットの収集角度範囲を0〜360°とし、収集角度範囲0〜180°の範囲におけるサイノグラムを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをさらに実行し、投影角度180°以上の投影データをサイノグラムから削除し、第1の二値化ステップは、平均化ステップ完了後のサイノグラムを用いて行うといった構成としても良い。この場合、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いる。すなわち、例えばある画素について相乗平均にて画素値の平均化処理を実行した場合は、残りの全ての画素についても、同様に、相乗平均を行う。
同様に、本発明に係る輪郭画像形成プログラムは、データ取得ステップにおいて取得する投影データセットの収集角度範囲を0〜360°とし、収集角度範囲0〜180°の範囲におけるサイノグラムを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをコンピュータにさらに実行させ、投影角度180°以上の投影データをサイノグラムから削除し、第1の二値化ステップは、平均化ステップ完了後のサイノグラムを用いて行うといった構成としても良い。この場合においても、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いるのは、いうまでも無い。
同様に、本発明に係る輪郭画像形成装置は、サイノグラムを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える機能を有する画素値平均化部をさらに備えた構成としても良い。この場合も上記と同様、平均化部において用いる演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いる。
本発明により、被験者の投影データから、良好な輪郭画像を作成する事が可能となった。
本発明に係る輪郭画像形成装置の好ましい態様における処理の概要を示すフローチャート。 本発明に係る輪郭画像形性装置の好ましい態様における機能ブロック図。 本発明に係る輪郭画像形成装置の好ましい態様におけるシステム構成を示す図。 第1の二値化処理に用いる閾値決定方法の好ましい一例における処理の流れを示すフローチャート。 頭部核医学画像データにおける画素値平均化処理の模式図。 本発明に係る輪郭画像形成プログラムの好ましい態様における構成を示す図。 a:本発明に係る方法によって得られた頭部輪郭画像の一例。b:輪郭画像作成に用いた投影データセットによって得られた再構成画像(Filtered Back Projection法使用)。
以下、本発明につき、図面を参照して説明する。なお、以下に示す例は、あくまでも好ましい形態につき説明するものであり、本発明の内容はこれらの記載により何ら限定されるものではない。
図1は、本発明に係る輪郭画像形成装置の好ましい態様における処理の概要を示すフローチャートであり、図2は、本発明に係る輪郭画像形成装置の好ましい態様における機能ブロック図である。本発明に係る輪郭画像形成装置10は、輪郭画像形成プログラム300を読み込んだコンピュータによって構成することができ、輪郭画像形成装置10を動作させる事によって、本発明に係る輪郭画像形成方法を実現することができる。
好ましい態様において、輪郭画像形成装置10は、データ取得部20、サイノグラム作成部30、第1の二値化処理部40、輪郭抽出部50、データ補間処理部60、画像再構成部70、第2の二値化処理部80、及び出力部90とにより構成される。そして、好ましい態様において、輪郭画像形成装置10は、SPECT装置等の核医学画像撮像装置100と、電気通信回線を通じて接続される。
図3は、本発明に係る輪郭画像形成装置10の最も好ましい態様におけるシステム構成である。好ましい態様において、輪郭画像形成装置10は、CPU230と、メモリ240と、モニタ等の出力機器250と、通信インターフェース260と、キーボード等の入力装置270とが、バス280を介して接続されている。輪郭画像形成装置10は、この他にもCD−ROMドライブやUSBインターフェース等を備えていても良い。通信インターフェース260は、核医学画像撮像装置100と接続するために用いられる。また、メモリ240には、本発明に係る輪郭画像形成プログラム300が記憶されている。
本発明に係る輪郭画像形成装置10は、まず、データ取得部20にデータ取得ステップを実行させ、処理に供する核医学画像の投影データセットをコンピュータシステムに入力する(ステップS01)。ここで、輪郭を抽出するために必要な情報を得るといった目的から、投影データセットの収集角度範囲は0〜180°以上とし、好ましくは0〜360°以上、特に好ましくは0〜360°とする。
投影データセットは、SPECT装置やPET装置といった、通常の核医学画像撮像装置にて撮像されたものを用いる事ができる。投影データセットは、DICOM形式等の、コンピュータで読み取り可能な形式で保存されたものを、核医学画像撮像装置100から、ネットワークを通じて直接入力することにより、輪郭画像形成装置10に取り込まれる。なお、当該投影データセットは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等といった、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納された状態で取得したものを、コンピュータシステムに備え付けられた読取装置により読み込むといった方法で取り込まれるものであっても良い。
次に、輪郭画像形成装置10は、サイノグラム作成部30にサイノグラム作成ステップを実行させ、投影データセットからサイノグラムを作成する(ステップS02)。サイノグラムはある1断面からの投影データを投影角度の順に並べて得られる二次元データのことをいい、公知の方法によって作成することができる。例えば、4°ごとの角度間隔で0〜360°(すなわち、投影角度範囲0〜360°)にわたって得られた投影データ(x、y)を考えた場合、あるy値(体軸方向のある位置)における投影データ(x)を0°から360°にわたって2次元座標の上から下に順次配置することにより任意の断層面(y)におけるサイノグラムを作成することができる。
サイノグラム作成ステップが完了したら、輪郭画像形成装置10は、第1の二値化処理部40に第1の二値化処理ステップを実行させる(ステップS03)。この場合における二値化処理は、例えば、設定された閾値以下の画素値を0に、閾値より大きい画素値を1に置き換えるといった、通常行われる二値化処理方法にて行うことができる。
第1の二値化処理ステップにて用いられる閾値の値は、再構成画像との比較に基づいて別途決定された値を用いることができる。図4に、第1の二値化処理ステップにて用いられる閾値決定方法の好ましい態様におけるフローチャートを示す。閾値の決定に際しては、まずは一定の初期値にて二値化処理を行い(ステップS11)、逆投影処理にて画像を再構成する(ステップS12)。ここで、閾値の初期値は、ユーザーが経験に基づいて任意に決めた値を用いることができる。通常は、画素値の最大値の25%程度の値を用いればよい。
画像の再構成処理が完了したら、別に作成した被験者の再構成画像との比較を行い(ステップS13)両者の画像間における形状の誤差が許容範囲以内か否かを判定する(ステップS14)。ここで用いる再構成画像は、処理に用いている投影データセットから、散乱、吸収補正を伴わない公知の画像再構成法にて生成される。この場合の画像再構成法の一例としては、Filtered back projection法等が挙げられる。また、誤差の判定は、両者の重ね合わせ画像を用いて、ユーザーが目視にて判断することができる。もちろん、残差平方和等の誤差の指標となる値を計算してその許容値との比較を行うといった方法を用いても良い。そして、誤差が許容範囲よりも大きいと判断された場合(ステップS14でno)は、閾値の値を変化させ(ステップS15)、ステップS11〜S14の処理を繰り返す。誤差が許容範囲内であると判断された場合(ステップS14でyes)は、そのときの閾値を、処理に用いる閾値として採用する。
図1に戻り、輪郭画像形成装置10における処理について説明する。第1の二値化処理ステップが完了したら、輪郭抽出部50により、輪郭抽出ステップを行い、サイノグラム上での輪郭データの抽出を行う(ステップS04)。好ましい態様において、輪郭抽出ステップは、二値化処理後の投影データにつき微分化処理を行い、各座標軸上における左右両端からの最初のピーク位置を抽出するといった方法を用いることができる。この微分化処理は、投影データセットから作成したサイノグラムにソーベルフィルタやプレウィットフィルタ等の公知の微分化フィルタを適用することによって行うことができる。この処理により、サイノグラムの左右に2つの輪郭データが抽出される。
輪郭抽出ステップが完了したら、データ補間処理部60により、左右それぞれの輪郭データについて補間ステップを実行して補間処理を行う(ステップS05)。ここでの補間処理は、輪郭をフーリエ級数近似の様に周期関数で近似する方法や、2次又は3次のSpline補間等の公知の方法を用いることができる。この処理により、抽出された輪郭データを、滑らかなデータに変換することができる。
補間ステップが完了したら、左右2つの輪郭データによって挟まれた領域の画素に一様な画素値(例えば1)を配した上で、画像再構成部70により画像再構成ステップを実行し、サイノグラムを逆投影する事により、再構成画像を生成する(ステップS06)。ここで形成された再構成画像は、画像の中心に向かって画素値が大きくなっている。そこで、第2の二値化処理部80を動作させて第2の二値化ステップを実行し、輪郭画像内の画素値を一定の値にする(ステップS07)。第2の二値化ステップにおける閾値は、輪郭画像データを欠損させない程度の大きさであれば良く、二値化処理前後の画像を比較する事によって決定する事ができる。
第2の二値化処理ステップが完了したら、出力部90により、輪郭画像をディスプレイといった出力機器に出力する(ステップS08)。これら一連の処理を実行する事により、輪郭画像を形成することができる。
なお、本発明に係る輪郭画像形成装置10は、360°投影データセットを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える機能を有する画素値平均化部(図示せず)をさらに備えたものであっても良い。この場合、データ取得ステップ(ステップS01)にて取得された投影データセットに対して画素値平均化ステップ(図示せず)を実行させ、サイノグラム作成ステップ(ステップS02)では、画素値平均化ステップ実行後の収集角度範囲0〜180°の範囲における投影データセットを用いて、サイノグラムを作成する。このような構成とすることにより、平均化処理後の投影データセットでは輪郭のばらつきが平滑化されて輪郭がより鮮明となるため、作成された輪郭画像の精度をより向上させることが可能となる。また、上述した画素値平均化ステップは、サイノグラムの形状とした投影データセットについて、個々の投影データを用いて行うこともできる。
画素値平均化部は、後述する画素値平均化モジュール(図示せず)を組み込んだ輪郭画像形成プログラムをコンピュータに読み込ませることにより、構成される。
図5に、頭部核医学画像に対して画素値平均化ステップを行う場合の例を、模式的に示す。図5において、投影像Aと投影像Bとは、互いに180°対向している。この場合において、投影像Aと投影像Bとの間で、a1とb1、a2とb2、a3とb3、…、an−1とbn−1、anとbn…といった、対応する画素同士で、画素値の和、相乗平均、又は相加平均を計算する。そして、それぞれの画素について得られた計算値を、投影像Aにおけるa1、a2、a3、…、an−1、an…における画素値と、それぞれ置き換える。この処理を投影角度0°〜180°にかけて順次行う事により、平均化ステップが完了する。なお、当然の事であるが、平均化ステップにおいて用いる演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いる。従って、画素a1とb1との間で相乗平均にて画素値の平均化処理を行った場合は、a2とb2との間等、他の対応画素間についても、同様に相乗平均にて平均化処理を行う。
以上、本発明に係る輪郭画像形成装置10の好ましい態様における構成と動作について説明した。
次に、本発明に係る輪郭画像形成プログラム300について説明する。上述したように、本発明に係る輪郭画像形成装置10は、本発明に係る輪郭画像形成プログラム300を読み込んだコンピュータとして構成することができる。
図6に、本発明に係る輪郭画像形成プログラム300の好ましい態様における構成を示す。好ましい態様において、輪郭画像形成プログラム300は、処理を統括するメインモジュール310と、データ取得モジュール320と、サイノグラム作成モジュール330と、第1の二値化処理モジュール340と、輪郭抽出モジュール350と、データ補間処理モジュール360と、画像再構成モジュール370と、第2の二値化処理モジュール380と、出力モジュール390と、により構成される。
データ取得モジュール320は、ステップS01に係る処理を、コンピュータに実行させる。
サイノグラム作成モジュール330は、ステップS02に係る処理を、コンピュータに実行させる。
第1の二値化モジュール340は、ステップS03に係る処理を、コンピュータに実行させる。
輪郭抽出モジュール350は、ステップS04に係る処理を、コンピュータに実行させる。
データ補間処理モジュール360は、ステップS05に係る処理を、コンピュータに実行させる。
画像再構成モジュール370は、ステップS06に係る処理を、コンピュータに実行させる。
第2の二値化処理モジュール380は、ステップS07に係る処理を、コンピュータに実行させる。
出力モジュール390は、ステップS08に係る処理を、コンピュータに実行させる。
輪郭画像形成プログラム300は、画素値平均化モジュール(図示せず)をさらに備えたものであって良い。画素値平均化モジュールは、コンピュータによって読み込まれることにより、コンピュータを、上述した画素値平均化部として機能させ、画素値平均化ステップを実行させる。
本発明の実施によって得られた輪郭画像は、μマップを形成するために好適に利用することができる。例えば本発明の実施によって得られた輪郭画像において0以外の画素値を有する部分を任意の吸収係数に置き換えることによって、簡単にμマップを形成する事が可能となる。本発明の実施によって得られた輪郭画像は正確に被験者画像の輪郭をトレースしているので、本輪郭画像を用いて作成されたμマップによって、より精度良く散乱補正及び吸収補正を行う事が可能である。
I−123 IMP(日本メジフィジックス株式会社製)投与による頭部SPECTの投影データセット(投影角度ピッチ:4°、投影データ枚数:90枚、投影角度範囲:0〜360°)を用いた。投影データセットは、左右方向に表示された各投影角度における投影像を、投影角度順に縦方向に並べて作成した、いわゆるサイノグラムの形で用いた。(すなわち、サイノグラム作成ステップ処理済みのデータ)
上記投影データセットにつき、画素値の最高値の25%閾値とした第1の二値化処理を行った。二値化後の投影データセットを用いて360°逆投影を行い、画像の再構成を行った。得られた再構成画像につき、画素値の最大値の50%を閾値として第2の二値化処理を行って、輪郭画像を作成した(図7a)。得られた輪郭画像は、用いた投影データセットによって得られた再構成画像(図7b)の輪郭を良く再現できていた。以上の結果から、本発明に係る方法によって、輪郭画像が精度良く再現できる事が確認された。
本発明は、画像処理ソフトウエア及び画像診断機器の分野にて、利用する事ができる。
10 輪郭画像形成装置
20 データ取得部
30 サイノグラム作成部
40 第1の二値化処理部
50 輪郭抽出部
60 データ補間処理部
70 画像再構成部
80 第2の二値化処理部
90 出力部
100 核医学画像撮像装置
120 投影像A
130 投影像B
150 被験者
230 CPU
240 メモリ
250 モニタ
260 通信インターフェース
270 キーボード
280 バス
300 輪郭画像形成プログラム
310 メインモジュール
320 データ取得モジュール
330 サイノグラム作成モジュール
340 第1の二値化モジュール
350 輪郭抽出モジュール
360 データ補間処理モジュール
370 画像再構成モジュール
380 第2の二値化処理モジュール
390 出力モジュール

Claims (13)

  1. 被験者の投影データから散乱及び吸収補正を行わずに輪郭画像を生成する方法であって、
    収集角度範囲0〜180°以上の核医学画像の投影データセットを取得するデータ取得ステップと、
    取得した前記投影データセットからサイノグラムを作成する、サイノグラム作成ステップと、
    作成したサイノグラムにつき、第1の二値化処理を行う第1の二値化ステップと、
    前記第1の二値化処理後の前記サイノグラムを逆投影して画像を再構成する画像再構成ステップと、
    再構成された画像につき第2の二値化処理を行う第2の二値化ステップと、
    をコンピュータが順次実行する事を特徴とする、輪郭画像形成方法。
  2. 第1の二値化ステップ後のサイノグラムにつきデータ補間を行う補間ステップをさらに含み、
    画像再構成ステップは、補間ステップ完了後のサイノグラムを用いて逆投影を行うものである、請求項1に記載の輪郭画像形成方法。
  3. 投影データセットにおける収集角度範囲の上限値が360°以上である、請求項1または2に記載の輪郭画像形成方法。
  4. データ取得ステップ後、サイノグラム作成ステップ前において、収集角度範囲0〜180°までの範囲における投影データセットを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをさらに実行し、ここで、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものであり、
    サイノグラム作成ステップは、平均化ステップ完了後の収集角度0°〜180°までの投影データセットを用いて行うものである、請求項3に記載の輪郭画像形成方法。
  5. サイノグラム作成ステップ後、第1の二値化ステップ前において、収集角度範囲0〜180°までの範囲におけるサイノグラムを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをさらに実行し、さらに、収集角度180°以上の投影データを該サイノグラムから削除し、ここで、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものであり、
    第1の二値化ステップは、平均化ステップ完了後のサイノグラムを用いて行うものである、請求項3に記載の輪郭画像形成方法。
  6. コンピュータに読み込まれて当該コンピュータを、被験者の投影データから散乱及び吸収補正を行わずに輪郭画像を生成する輪郭画像生成装置として動作させるためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    収集角度範囲0〜180°以上の核医学画像の投影データセットを取得するデータ取得ステップと、
    取得した前記投影データセットからサイノグラムを作成する、サイノグラム作成ステップと、
    前記サイノグラムにつき、第1の二値化処理を行う第1の二値化ステップと、
    第1の二値化後の前記サイノグラムを逆投影して画像を再構成する画像再構成ステップと、
    再構成された画像につき第2の二値化処理を行う第2の二値化ステップと、
    を順次実行させることを特徴とする、輪郭画像形成プログラム。
  7. コンピュータに、
    第1の二値化ステップ後のサイノグラムにつきデータ補間を行う補間ステップをさらに実行させ、
    画像再構成ステップは、補間ステップ完了後のサイノグラムを用いて逆投影を行うものである、請求項6に記載の輪郭画像形成プログラム。
  8. 投影データセットにおける収集角度範囲の上限値が360°以上である、請求項6または7に記載の輪郭画像形成プログラム。
  9. データ取得ステップ後、サイノグラム作成ステップ前において、コンピュータに、収集角度範囲0〜180°までの範囲における投影データセットを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをさらに実行させ、ここで、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものであり、
    コンピュータが、平均化ステップ完了後の収集角度0°〜180°までの投影データセットを用いてサイノグラム作成ステップを実行させるものである、請求項8に記載の輪郭画像形成プログラム。
  10. サイノグラム作成ステップ後、第1の二値化ステップ前において、コンピュータに、収集角度範囲0〜180°までの範囲におけるサイノグラムを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える平均化ステップをさらに実行させ、さらに、収集角度180°以上の投影データを該サイノグラムから削除し、ここで、平均化ステップにおいて行う演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものであり、
    コンピュータが、平均化ステップ完了後のサイノグラムを用いて第1の二値化ステップを実行させるものである、請求項8に記載の輪郭画像形成プログラム。
  11. 被験者の投影データから散乱及び吸収補正を行わずに輪郭画像を生成するための輪郭画像形成装置であって、
    核医学画像の投影データセットを取得する機能を有するデータ取得部と、
    投影データセットからサイノグラムを作成するサイノグラム作成部と、
    サイノグラムにつきデータの二値化処理を行う機能を有する第1の二値化処理部と、
    サイノグラムを逆投影して画像を再構成する機能を有する画像再構成処理部と、
    再構成された画像につき画像の二値化処理を行う機能を有する第2の二値化処理部と、を備えた事を特徴とする、輪郭画像形成装置。
  12. サイノグラムのデータ補間を行う機能を有する補間処理部をさらに含んだものである、請求項11に記載の輪郭画像形成装置。
  13. 投影データセット又はサイノグラムを構成するそれぞれの投影データの各画素につき、該投影データと180°対向する投影データにおける対応する画素との間で画素値の和、相乗平均、または、相加平均を算出し、得られた値を該投影データにおける画素値と置き換える機能を有する画素値平均化部をさらに備えたものであり、ここで、平均化部において用いる演算は、投影データセットに含まれる全ての画素について、全て同一のものを用いるものである、請求項11または12に記載の、輪郭画像形成装置。
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