JP2014003405A - 映像記録再生装置及び映像記録再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャプタをスキップする際にチャプタの状態を容易に確認でき、スキップ操作の操作性を向上させた映像記録再生装置及び映像記録再生方法を提供することを目的とする。
【解決手段】映像記録再生装置は、記録媒体に記録された番組を再生する際、再生位置を示す情報バーを画面に表示する情報バー表示部と、前記番組に含まれるチャプタ情報を検出するチャプタ検出部と、前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されたとき、前記情報バー上に前記チャプタ情報を表示するチャプタ情報表示部と、前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されたとき、再生途中のチャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中の前記チャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像を画面に表示するモニタ画像表示部とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、映像記録再生装置及び映像記録再生方法に関する。
近年、HDD(Hard Disk Drive)やODD(Optical Disc Drive)に映像音声情報をデジタル記録することが可能な映像記録再生装置の普及が目覚しい。このような映像記録再生装置は、映像音声情報をデジタル記録するとき、あるいは記録した映像音声情報をチャプタと呼ばれる単位で分割編集することができる。チャプタによって見たいシーンの頭出しをしたり、好きなチャプタだけを集めて新しいタイトルを作ったりすることができる。
例えば、利用者は、映像記録再生装置で番組データを通常に再生しながら分割したいタイミングでチャプタ分割ボタンを押下してチャプタ分割ポイントを設定できる。また、映像記録再生装置によっては、番組データのシーンチェンジ点を検出して自動でチャプタ分割したり、所定の時間間隔でチャプタ分割したりする機能を有しているものもある。
放送番組を視聴するユーザがチャプタをスキップさせるスキップ操作において、映像記録再生装置の画面に再生中や録画中に現在の再生位置を示したり、チャプタのある場所を示したりするタイムバーを表示させてからスキップ操作することが行われている。例えば、タイムバー上でロケータ(カーソル)を移動することで、目的のチャプタへスキップさせることができる。
特開2010−239210号公報
録画する番組の内容を自動で区切りながら録画する機能を有した映像記録再生装置では、番組の本編の放送とCM(Commercial Message)放送の境界にチャプタの分割ポイントを設定することが多い。しかしながら、番組の内容や受信の状態によっては分割ポイントを誤認識したり認識できなかったりして、チャプタの分割位置が異なることやチャプタ分割されないことがある。
例えば、CM(Commercial Message)から番組本編に移り変わる部分におけるチャプタ分割の打ち損じがあった場合に、利用者が番組視聴中にCM部分のチャプタをスキップさせた際に、遥か先のチャプタまでスキップしてしまう場合がある。
本実施形態は上記したような事情に鑑み成されたものであって、チャプタをスキップする際にチャプタの状態を容易に確認でき、スキップ操作の操作性を向上させた映像記録再生装置及び映像記録再生方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態によれば、映像記録再生装置は、記録媒体に記録された番組を再生する際、再生位置を示す情報バーを画面に表示する情報バー表示部と、前記番組に含まれるチャプタ情報を検出するチャプタ検出部と、前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されたとき、前記情報バー上に前記チャプタ情報を表示するチャプタ情報表示部と、前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されたとき、再生途中のチャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中の前記チャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像を画面に表示するモニタ画像表示部とを有する。
実施形態に係わる記録再生装置の外観斜視図。 実施形態に係わる記録再生装置の構成を示したブロック図。 実施形態に係わるリモコンの外観図。 実施形態に係わる情報バー制御部の構成を示したブロック図。 画面に情報バーが表示された状態を示した図。 画面にチャプタ境界を含む情報バーが表示された状態を示した図。 画面に再生途中のチャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中のチャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像が表示された状態を示した図。 図7における情報バーとモニタ画像の詳細を示した図。 画面に再生途中のチャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像とさらに1個後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像が表示された状態を示した図。 画面にモニタ画像設定ウィンドーが表示された状態を示した図。 画面にモニタ画像設定ウィンドーが表示された状態を示した図。 画面に番組の先頭付近のモニタ画像と最後尾付近のモニタ画像が表示された状態を示した図。 モニタ画像の設定処理の動作手順を示したフローチャート。 情報バーおよびモニタ画像の表示処理の動作手順を示したフローチャート。 画面に全てのチャプタの先頭付近のモニタ画像が表示された状態を示した図。
以下実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る映像記録再生装置1の概観斜視図である。映像記録再生装置1は、デジタル放送を受信し、受信した放送番組の映像データ及び音声データの記録および再生が可能であって、画面に放送番組の映像を表示するデジタルテレビ等の記録再生装置である。あるいは、デジタル放送を受信し、受信した放送番組の映像データ及び音声データの記録および再生が可能なDVD(Digital Versatile Disc)レコーダやBlu-ray(登録商標)レコーダ等であってもよい。
映像記録再生装置1は、筐体2と、筐体2を支持するスタンド3を備えている。筐体2は前面側に液晶パネルやPDP(Plasma Display Panel)パネル等の表示パネル4が配置され、表示パネル4の背面側に表示パネル4を支持する図示しないフレームが配置されている。フレームには表示パネル4を駆動するための図示しない回路基板や電源回路が設置されている。
筐体2は、筐体2の前面側と上面、底面、両側側面の一部を覆う前面カバー5と、筐体2の背面側と上面、底面、両側側面の一部を覆う背面カバー6とによって外面が囲まれている。画面7は、表示パネル4の前面カバー5の窓部5aの内側の表示部分である。
リモコン8は赤外線あるいはBluetooth(登録商標)等による無線通信を利用して、映像記録再生装置1の操作受信部へ操作信号を送る操作機器である。
図2は、実施形態に係る映像記録再生装置1の構成を示したブロック図である。アンテナ10は、放送局11から送信された放送電波を受信するための地上デジタル放送あるいは衛星デジタル放送用のアンテナである。チューナ12は、地上デジタル放送、衛星デジタル放送あるいはケーブルテレビ放送の放送信号の中から所望のチャンネルの放送信号を選局する。チューナ12は、複数のチューナユニットから構成されており、同時に複数の放送を受信することができる。アンテナ端子12aはアンテナ10が接続される端子である。
復調器13は、各々のデジタル放送の変調方式に対応して復調する。地上デジタル放送の信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調で、衛星デジタル放送の信号は、PSK(Phase Shift Keying)復調で、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)−TS(Transport Stream)に復調され、デコード処理部14に出力される。また、復調器13は、ネットワーク送受信部31を介してインターネット等のネットワーク32から受信したIP放送を復調する。
デコード処理部14は、MPEGデコーダ、映像音声デコーダ等の機能を有する。デコード処理部14は、復調器13から送信されたMPEG2−TSデータをセクション化して、番組情報のデータをデコードする。映像PES(Packetized Elementary Stream)に対しては映像ES(Elementary Stream)化、音声PESに対しては音声ES化を行って映像データ及び音声データをデコードする。
また、デコード処理部14は、記録装置26から入力された映像データ及び音声データをデコードする。更に、デコード処理部14は、外部装置30から入力された映像データ及び音声データをデコードする機能を有する。
重畳処理部15は、デコード処理部14からの映像データと、バス20を介して転送されるデータ放送やGUI(Graphical User Interface)情報によるウィンドー描画をプレーン管理して、映像データとの重ね合わせを行い、映像処理部16に送る。
映像処理部16は、表示装置17で表示可能なフォーマット(画素数、フレーム周波数、走査方式)に変換したり、表示色を任意に調整したりして、表示装置17に出力して映像を画面7に表示させる。
音声処理部18は、デコード処理部14から伝送されたデジタルの音声データを、スピーカ19あるいはイヤホン(図示しない)で再生可能なアナログ音声信号に変換した後、スピーカ19あるいはイヤホンに出力して音声を再生させる。なお、表示装置17やスピーカ19は映像記録再生装置1の外部にあってもよい。また、映像記録再生装置1と別の筐体に納められていてもよい。
映像記録再生装置1は、上記した受信動作を含むその全ての動作を制御部21によって統括的に制御されている。制御部21はMPU(Micro Processing Unit)22が搭載されており、バス20を介して接続された各構成要素を制御する。
RAM(Random Access Memory)23は、制御部21のデータ処理に必要な各種データを格納するリードライト用のメモリであり、映像データ、画像フレームの情報等を格納するバッファメモリとして動作する。ROM(Read Only Memory)24は読出し専用のメモリであり、MPU22が実行する制御のプログラムなどを格納している。
フラッシュメモリ25は、書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えない不揮発性のメモリである。フラッシュメモリ25は、利用者によって設定された映像記録再生装置1の機能及び動作に関する各種設定値を記憶する機能を有する。
記録装置26は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)あるいはODD(Optical Disc Drive)等を含む記録手段である。記録装置26には、情報を記録再生するためのエンコーダとデコーダが搭載されており、該エンコーダとデコーダを介してMPEG2−TSデータが記録装置26の記録再生形態に適したフォーマットに変調されHDD、SSDあるいはODDに記録され、また復調されて再生データとして出力される。この再生データは、デコード処理部14でデコードされる。
操作受信部27は、操作機器28から送信される操作信号を受信し、制御部21に転送する。操作機器28は、例えば、赤外線あるいはBluetooth(登録商標)等による無線通信を利用したリモコン(リモートコントローラ、remote controller)8、有線式あるいは無線式キーボード等であり、操作信号を送出する。操作受信部27は、これらリモコン8やキーボード等から操作信号を受信する。
外部インターフェース29は、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)、eSATA(external Serial ATA(AT Attachment))、SD(Secure Digital)(登録商標)メモリカード、メモリースティック(登録商標)、あるいはHDMI(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)等のインターフェースであり、USBメモリやUSB外部機器、SDメモリカード、メモリースティック、HDD、SSD、CD、DVD、Blu-ray(登録商標)記録再生機等のドライブ類を含む外部装置30が接続される。外部装置端子29aは外部装置30が接続される端子である。
映像記録再生装置1は、外部インターフェース29を介して外部装置30に放送番組を記録することができる。記録装置26または外部装置30のどちらに記録するかを利用者が選択できる。また、映像記録再生装置1は、外部装置30に記録された映像または音声情報を再生することができる。
映像記録再生装置1は、ネットワーク送受信部31を介してインターネット等のネットワーク32に接続されている。これにより、映像記録再生装置1は、ネットワーク32上にあるサーバ33等の機器とネットワーク送受信部31を介して情報伝送を行なうことができる。ネットワーク端子31aはネットワーク35が接続される端子である。ネットワーク送受信部31とネットワーク32の接続は有線だけでなく、例えば、IEEE802.11シリーズの通信方式を用いた無線LAN等の無線接続であってもよい。
図2において、制御部21は、情報バー制御部34の機能を有する。この機能は、制御モジュール21のMPU22が実行するアプリケーションであり、通常はROM24に格納されており、使用時にはMPU22によって読み出され実行される。
情報バー制御部34は、画面7の一部に再生中や録画中に現在の再生位置や録画位置を表示する情報バーを表示したり、この情報バーにチャプタ情報を追加表示したり、チャプタのモニタ画像を表示したりする機能を有する。情報バー制御部34については、後述する。
図3は、実施形態に係わるリモコン8の外観図である。リモコン8は赤外線あるいはBluetooth(登録商標)等による無線通信を利用して、映像記録再生装置1の操作受信部27へ操作信号を送る。電源ボタン40は、映像記録再生装置1の電源をオンまたはオフする。詳細には映像記録再生装置1を待機状態から動作状態、または動作状態から待機状態にするボタンである。放送波選択ボタン41は、放送の種類を選択する操作ボタンである。
選局ボタン42は、放送のチャンネル番号を直接選択する1から12までの番号が振られたボタンである。チャンネル送りボタン43は、チャンネル番号を順送りまたは逆送りで選局するボタンであり、選局ボタン42と同様にチャンネルを選局するときに用いられる。音量調整ボタン44は、番組を視聴するときのスピーカの音量を調整するボタンである。
カーソルボタン45は画面7に表示されたGUI画面の各種の情報ウィンドー内のカーソルの移動や各種項目の選択ボタンの移動を行うためのボタンである。カーソルボタン45は十字ボタン、方向指示ボタンとも呼ばれる。左方向カーソルボタン45aはカーソルを左方向に移動させるときに用いるボタンである。右方向カーソルボタン45b、上方向カーソルボタン45c、下方向カーソルボタン45dはそれぞれカーソルを右方向、上方向、下方向に移動させるときに用いる。決定ボタン46は、カーソルボタン45a〜45dで移動した先の位置または画面上のボタンを実行するときに用いられる。
番組表ボタン47は、番組表を画面7に表示するときに操作する専用の操作ボタンである。メニューボタン48は、映像記録再生装置1に用意された各種の設定メニューを表示するときに押下するボタンである。利用者は、階層表示された複数の項目の中から目的の設定項目を、カーソルボタン45を用いて選択する。戻るボタン49は一つ前の操作段階の画面へ戻るときに使うボタンである。終了ボタン50は、一連の操作を終了するときに操作するボタンである。タイムバーボタン51は、画面7にタイムバーを表示させるときに操作するボタンである。
記録装置操作ボタン52は、記録装置26、あるいは外部装置30に記録された番組を再生する際に、再生、停止、一時停止、早送り再生、早戻し再生、次番組スキップ、先頭戻り・前番組スキップするためのボタンである。再生ボタン53は、記録装置26に記録された番組の再生を開始するときに操作するボタンである。一時停止ボタン54は、再生を一時的に止めて静止画像を表示するときに操作するボタンである。停止ボタン55は、再生を止めるときに操作するボタンである。停止位置は一時的にRAM23に記録される。
スキップボタン56は、ひとつ先のチャプタへスキップするときに操作するボタンである。押す度に先のチャプタへ移動する。戻りスキップボタン57は、現在のチャプタの先頭へ戻るときに操作するボタンである。続けて2回押すと一つ前のチャプタの先頭に戻ってから再生する。チャプタ分割/結合ボタン58は新しくチャプタ境界を作ってチャプタを分割したり、また既存のチャプタ境界を削除してチャプタを結合したりするときに操作するボタンである。
図4は、実施形態に係わる情報バー制御部34の構成を示したブロック図である。情報バー制御部34は、情報バー表示部60、チャプタ検出部61、チャプタ情報表示部62、モニタ画像表示部63、モニタ画像設定部64によって構成される。情報バー表示部60は、記録装置26または外部装置30等の記録媒体に記録された番組を再生したり、記録媒体に録画したりする際、再生位置を示す情報バー65を画面7に表示する機能を有する。情報バー表示部60は、情報バー65のGUI画像を生成し重畳処理部15へ送信することによって、情報バー65が画面に表示される。
図5は、画面7に情報バー65が表示された状態を示した図である。情報バー65は、例えば、画面7の下部に水平方向に延在する棒グラフに似た形状をした再生中の番組の時間経過を示すタイムバーである。情報バー65は、再生中の番組の映像にオーバーラップして表示される。
情報バー65の左端66は再生中の番組の開始位置を示す。また、右端67は再生中の番組の終了位置を示す。再生中の番組の再生位置にはロケータ(カーソル)68が表示されている。ロケータ68の位置は現在位置を示し、ロケータ68の左側は時間軸で過去を示し、右側は時間軸で未来を示す。ロケータ68は、再生時間が経過するに従い、右端67方向に移動する。左端66の下部には開始時間69、右端67の下部には再生中の番組の総時間数70が示されている。開始時間69の値は0時間0分0秒である。情報バー65の中央付近の下部に現在の再生位置(時間)が表示される。図5においては、ロケータ68によって示された再生位置は0時間24分18秒である。
情報バー65は、利用者がリモコン8のタイムバーボタン51を押下すると画面7に表示される。情報バー65が表示された状態で、リモコン8のタイムバーボタン51を押下すると表示が消える。
チャプタ検出部61は、再生中の番組に含まれるチャプタ情報を検出する機能を有する。チャプタ情報は、チャプタ境界位置の位置情報、チャプタ名等の情報である。記録装置26に記録された番組のチャプタ情報は番組毎に映像データ、音声データと共に記録されている。チャプタが打たれていない番組は、チャプタ情報は記録されていない。チャプタ検出部61は、チャプタ情報が記録されていた場合に、これを検出する。
チャプタ情報表示部62は、番組を再生する際チャプタ検出部61によってチャプタ情報が検出されたとき、情報バー65上にチャプタ境界72の位置等のチャプタ情報を表示する機能を有する。
図6は、画面7にチャプタ境界72を含む情報バー65が表示された状態を示した図である。チャプタ情報表示部62は、記録装置26に記録された番組のチャプタ情報を取得し、チャプタ境界位置の位置情報から情報バー65上における位置データを生成する。チャプタ情報表示部62は、チャプタ境界のGUI画像を生成し重畳処理部15へ送信することによって、情報バー65にチャプタ境界72が表示される。
チャプタ境界72は、チャプタとチャプタの境界を示しており、図6に示すように情報バー65上に線で示される。ロケータ68のあるチャプタが再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)、右側のチャプタは後ろ(未来)のチャプタ(第2のチャプタ)であり、左側のチャプタは前(過去)のチャプタ(第3のチャプタ)である。
利用者はリモコン8のスキップボタン56を押下すると、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)から再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭にスキップすることができる。またスキップボタン57を押下すると、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭にスキップすることができる。スキップボタン57を続けて2回押すと一つ前のチャプタ(第3のチャプタ)の先頭にスキップすることができる。
モニタ画像表示部63は、番組を再生する際チャプタ検出部61によってチャプタ情報が検出されたとき、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像74と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像75を画面7に表示する機能を有する。
図7は、画面7に再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像74と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像75が表示された状態を示した図である。図8は、図7における情報バー65とモニタ画像74、75の詳細を示した図である。図番号72aから72iはチャプタ境界を示し、図番号73aから73iはチャプタを示す。図8において、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)は、ロケータ68が存在するチャプタ73dである。チャプタ73dのチャプタ境界は、チャプタ73の先頭にあるチャプタ境界72dである。
情報バー65を画面7に表示したときにモニタ画像を表示する設定になっているとき、チャプタ検出部61によってチャプタ情報が検出された場合に、利用者が情報バー65を表示すると、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)73dの先頭付近のモニタ画像74と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)73eの先頭付近のモニタ画像75が、それぞれチャプタ境界72d、チャプタ境界72eの近傍に表示される。
モニタ画像74、75は、チャプタの先頭から数秒間の動画またはチャプタの先頭付近の静止画である。動画の場合は先頭から数秒間の映像が繰返し表示される。モニタ画像74、75は、再生中の番組の映像にオーバーラップして表示される。図7、図8におけるモニタ画像74、75の形状は長方形であるが、これに限るものではなく、円形や楕円形あるいはその他の形状でもよい。
モニタ画像は吹出しの様態で表示されるようにしてもよい。吹出しの先端を該当するチャプタの先頭または近傍、あるいはチャプタ境界の位置へ引出すようにすると、表示されたモニタ画像とチャプタの対応関係が分かり易い。図8において、モニタ画像74、75の吹出しの先端76、77がそれぞれチャプタ境界72d、72eを指し示している。利用者は、モニタ画像74、75を見ることによって、チャプタ73d、73eの番組内容の始まり部分の概略を知ることができ、スキップの実行可否を容易に判断することができる。従って、利用者はチャプタをスキップする際にチャプタの状態を容易に確認でき、スキップ操作の操作性を向上できる。
図9は、画面7に再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像75とさらに1個後に続くチャプタ(第4のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像78が表示された状態を示した図である。図7、図8における表示状態のとき、利用者がリモコン8の右方向カーソルボタン45bを1回押下すると、図9に示すように、チャプタ73eの先頭付近のモニタ画像75とチャプタ73eの後に続くチャプタ73fの先頭付近のモニタ画像78が、それぞれチャプタ境界72e、チャプタ境界72fの近傍に表示される。図9に示した表示状態のとき、さらに右方向カーソルボタン45bを1回押下すると、チャプタ73fの先頭付近のモニタ画像78とチャプタ73gの先頭付近のモニタ画像(図示せず)が、それぞれチャプタ境界72f、チャプタ境界72gの近傍に表示される。右方向カーソルボタン45bを1回押下すると、1個右隣のチャプタの先頭付近のモニタ画像を表示する。
同様に左方向カーソルボタン45aを押下した場合には、1個左隣のチャプタ(第3のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像を表示する。例えば、図7における表示状態のとき、利用者がリモコン8の左方向カーソルボタン45aを1回押下すると、チャプタ73cの先頭付近のモニタ画像(図示せず)とチャプタ73dの先頭付近のモニタ画像74が、それぞれチャプタ境界72c、チャプタ境界72dの近傍に表示される。
モニタ画像設定部64は、モニタ画像表示部63が再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像を画面に表示するかしないかを設定する機能を有する。また、モニタ画像設定部64は、モニタ画像に動画または静止画を設定する機能、動画の再生時間の設定をする機能を有する。
図10は、画面7にモニタ画像設定ウィンドー79が表示された状態を示した図である。モニタ画像設定ウィンドー79は、利用者が画面に情報バー65を表示させたときに、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像を画面に表示するかしないかを設定するためのGUI画像である。モニタ画像設定ウィンドー79は、利用者がリモコン8のメニューボタン48を押下し、画面7に設定メニューの項目を表示させ、階層表示された複数の項目の中からタイムバー(情報バー)のモニタ画像の設定項目を選択することによって表示させることができる。図9においては、モニタ画像設定ウィンドー79は、「タイムバーのモニタ画像の設定」というタイトル名で表示されている。
利用者は、画面7に情報バーを表示したときに、モニタ画像を同時に表示したい場合には、カーソルボタン45を操作して「する」ボタン80を選択し、決定ボタン46を押下する。表示しない場合は「しない」ボタン81を選択して決定ボタン46を押下する。モニタ画像を表示することを選択した場合には、動画と静止画を選択する項目の入力が可能となる。利用者は、「動画」ボタン82または「静止画」ボタン83を選択して、決定ボタン46を押下する。
動画を選択した場合には、チャプタ先頭からの再生時間を選択する入力が可能となる。チャプタ先頭から何秒間の動画を再生するかを秒単位で設定できる。利用者は、再生時間増減ボタン84の矢印ボタンを選択して、再生時間を設定する。モニタ画像は、設定された時間の動画が繰返し再生される。再生時間を設定せずに先頭から継続して再生すると、先頭の画像であるという効果が薄れてしまうので、チャプタ先頭からの再生時間を設定した方がよい。CM放送は15秒または30秒であることが多く、1個のCM放送の時間内で終了させるには再生時間は15秒未満が望ましい。再生時間の最長時間は12秒程度とすることが望ましい。1秒から12秒の間で再生時間を指定できるようにし、工場出荷時には、12秒に設定するようにしてもよい。モニタ画像設定部64は、設定されたデータをフラッシュメモリ25に記憶させる。
図11は、画面7にモニタ画像設定ウィンドー79が表示された状態を示した図である。利用者が、静止画を選択した場合には、チャプタ先頭からの経過時間を指定することが可能となる。利用者は、経過時間増減ボタン85の矢印ボタンを選択して、経過時間を設定する。前述したように経過時間は15秒未満が望ましい。最長時間は12秒程度とすることが望ましい。1秒から12秒の間で経過時間を指定できるようにし、工場出荷時には、0秒に設定するようにしてもよい。なお、経過時間の替わりにチャプタ先頭からのフレーム数で指定するようにしてもよい。モニタ画像設定部64は、設定されたデータをフラッシュメモリ25に記憶させる。
図12は、画面7に番組の先頭付近のモニタ画像86と最後尾付近のモニタ画像87が表示された状態を示した図である。情報バー65を画面7に表示したときにモニタ画像を表示する設定になっているとき、チャプタ検出部61によってチャプタ情報が検出されなかった場合に、利用者が情報バー65を表示すると、モニタ画像表示部64は再生途中の番組の先頭付近のモニタ画像86と最後尾付近のモニタ画像87を画面7に表示させる。
動画または静止画の設定値、動画の再生時間の設定値はモニタ画像設定部64によって設定されたデータに準ずる。最後尾付近のモニタ画像87は、動画の場合には番組の最後から設定された再生時間だけ前に戻った時間からモニタ画像が開始され、番組の最後まで再生される動画である。静止画の場合には、番組の最後から設定された経過時間だけ前に戻った時間における静止画である。
図13は、モニタ画像の設定処理の動作手順を示したフローチャートである。モニタ画像の設定処理は、利用者の操作によって画面7にモニタ画像設定ウィンドー79の表示が指示されたときに開始される。S11において、モニタ画像設定部64は、画面7にモニタ画像設定ウィンドー79を表示する。
S12において、モニタ画像設定部64は、画面7に情報バー65を表示させたときにモニタ画像を表示するかどうかを判定する。利用者がモニタ画像を表示するように選択し決定した場合には、モニタ画像を表示すると判定し、S13へ移る。モニタ画像を表示しないと判定した場合には、設定されたデータをフラッシュメモリ25に記憶させ終了する。
S13において、モニタ画像設定部64は、モニタ画像を動画にするかまたは静止画にするかを判定する。モニタ画像設定部64は、動画と静止画を選択する項目の入力が可能となるようにし、利用者がモニタ画像を動画にするように選択し決定した場合には、動画にすると判定し、S14へ移る。静止画にすると判定した場合にはS15へ移る。
S14において、モニタ画像設定部64は、モニタ画像を動画に設定し、さらに動画の再生時間を設定する。モニタ画像設定部64は、動画の再生時間の設定が可能となるようにし、利用者が入力した設定時間に設定し、設定されたデータをフラッシュメモリ25に記憶させ終了する。S15において、モニタ画像設定部64は、静止画の経過時間の設定が可能となるようにし、利用者が入力した経過時間に設定し、設定されたデータをフラッシュメモリ25に記憶させ終了する。
図14は、情報バーおよびモニタ画像の表示処理の動作手順を示したフローチャートである。S21において、情報バー表示部60は、情報バー65の表示の指示があったかを判定する。利用者がリモコン8のタイムバーボタン51を押下した場合には、情報バー65の表示の指示があったと判定し、S22へ移る。表示の指示がないと判定した場合には、S21において継続して待機する。
S22において、情報バー表示部60は、情報バー65を画面7に表示する。S23において、チャプタ検出部61は、再生中の番組にチャプタ情報が含まれているかを判定する。チャプタ情報が検出されたとき、番組にチャプタが設定されていると判定し、S24に移る。チャプタ情報が検出されなかったとき、番組にチャプタが設定されていないと判定し、S25に移る。チャプタ検出部61による判定結果はフラッシュメモリ25に記憶される。
S24において、チャプタ情報表示部62は、情報バー65上にチャプタ境界72の位置等のチャプタ情報を表示する。S25において、モニタ画像表示部63は、モニタ映像を表示する設定になっているかを判定する。モニタ画像表示部63は、モニタ画像設定部64によって設定されたデータをフラッシュメモリ25から取得し判定する。モニタ映像を表示する設定になっている場合はS26に移り、モニタ映像を表示する設定になっていない場合は終了する。
S26において、モニタ画像表示部63は、S23における判定結果をフラッシュメモリ25から取得して再生中の番組にチャプタ情報が含まれているかを判定する。チャプタが設定されていると判定した場合にはS27へ移る。チャプタが設定されていないと判定した場合にはS28へ移る。
S27において、モニタ画像表示部63は、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像74と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像75を画面7に表示し、終了する。S28において、モニタ画像表示部63は、再生中の番組の先頭付近のモニタ画像84と最後尾付近のモニタ画像85を画面に表示し、終了する。
以上のように、画面7に情報バー65を表示したときに、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像74と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像75を表示することによって、利用者は、再生途中のチャプタと後に続くチャプタの番組内容の始まり部分の概略を知ることができ、スキップの実行可否を容易に判断することができる。従って、利用者はチャプタをスキップする際にチャプタの状態を容易に確認でき、スキップ操作の操作性を向上できる。
図15は、画面7に全てのチャプタの先頭付近のモニタ画像が表示された状態を示した図である。図8におけるチャプタ73aからチャプタ73iの先頭付近のモニタ画像をそれぞれのチャプタ境界72aからチャプタ境界72iの近傍に表示される。画像表示の順序は再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像74と再生途中のチャプタの後に続くチャプタ(第2のチャプタ)の先頭付近のモニタ画像75であり、再生途中のチャプタ(第1のチャプタ)に近いチャプタほど表示の優先順位が高い。利用者が、右方向カーソルボタン45bを1回押下すると、1個右隣のチャプタの先頭付近のモニタ画像を優先的に表示する。このようにすることによっても利用者は、チャプタ毎の先頭のモニタ画像を確認することができ、スキップの実行可否を容易に判断することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 映像記録再生装置
7 画面
8 リモコン
14 デコード処理部
15 重畳処理部
16 映像処理部
17 表示装置
21 制御部
22 MPU
23 RAM
24 ROM
25 フラッシュメモリ
26 記録装置
27 操作受信部
28 操作機器
29 外部インターフェース
30 外部装置
31 ネットワーク送受信部
32 ネットワーク
33 サーバ
34 情報バー制御部
45a〜45c カーソルボタン
46 決定ボタン
48 メニューボタン
51 タイムバーボタン
60 情報バー表示部
61 チャプタ検出部
62 チャプタ情報表示部
63 モニタ画像表示部
64 モニタ画像設定部
65 情報バー
68 ロケータ
72 チャプタ境界
73 チャプタ
74 モニタ画像
75 モニタ画像
76 吹出しの先端
77 吹出しの先端
78 モニタ画像
79 モニタ画像設定ウィンドー
86 モニタ画像
87 モニタ画像

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録された番組を再生する際、再生位置を示す情報バーを画面に表示する情報バー表示部と、
    前記番組に含まれるチャプタ情報を検出するチャプタ検出部と、
    前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されたとき、前記情報バー上に前記チャプタ情報を表示するチャプタ情報表示部と、
    前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されたとき、再生途中のチャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中の前記チャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像を画面に表示するモニタ画像表示部と
    を有する映像記録再生装置。
  2. 前記モニタ画像表示部は、再生途中の前記チャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中の前記チャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像を吹出しで表示し、前記吹出しの先端をそれぞれのチャプタの先頭またはその近傍に引出す請求項1に記載された映像記録再生装置。
  3. 前記モニタ画像表示部は、前記番組を再生する際前記チャプタ検出部によって前記チャプタ情報が検出されなかったとき、再生中の前記番組の先頭付近のモニタ画像と最後尾付近のモニタ画像を画面に表示する請求項1に記載された映像記録再生装置。
  4. 前記モニタ画像表示部が再生途中の前記チャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中の前記チャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像を画面に表示するかしないかを設定するモニタ画像設定部を有する請求項1に記載された映像記録再生装置。
  5. 前記モニタ画像設定部は、前記モニタ画像に動画または静止画のいずれかを設定する請求項4に記載された映像記録再生装置。
  6. 前記モニタ画像設定部は、前記モニタ画像に動画が設定されたとき、前記チャプタの先頭からの再生時間を設定する請求項5に記載された映像記録再生装置。
  7. 前記モニタ画像設定部は、前記モニタ画像に静止画が設定されたとき、前記チャプタの先頭からの経過時間を設定する請求項5に記載された映像記録再生装置。
  8. 記録媒体に記録された番組を再生する際、再生位置を示す情報バーを画面に表示し、
    前記番組を再生する際前記番組のチャプタ情報が検出されたとき、前記情報バー上に前記チャプタ情報を表示し、
    再生途中のチャプタの先頭付近のモニタ画像と再生途中の前記チャプタの後に続くチャプタの先頭付近のモニタ画像を画面に表示する映像記録再生方法。
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