JP2014002637A - ディスクアレイ装置、パラメータ設定方法およびプログラム - Google Patents

ディスクアレイ装置、パラメータ設定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】新しいメーカーや機種の外部記憶装置に対しても、最適なデータ伝送パラメータを設定してデータ伝送を行うことを可能とするディスクアレイ装置等を提供する。
【解決手段】各ディスクドライブユニット10がそれぞれ、制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を備えるディスクドライブ11と、ディスクドライブと着脱可能であり、当該ディスクドライブと制御回路との間の接続を介在すると共に、制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶している伝送パラメータ記憶部12bを含むドングル部12とを有し、制御回路20が、各ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送パラメータを伝送パラメータ記憶部から読み出した最適値に設定するデータ伝送パラメータ設定部22を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はディスクアレイ装置、パラメータ設定方法およびプログラムに関し、特にデータ伝送パラメータの最適値の設定を容易に行いうるディスクアレイ装置等に関する。
コンピュータ装置において、記憶すべきデータの容量はますます増大し、また信頼性の向上も求められている。そのため、複数のハードディスクなどの外部記憶装置を組み合わせ、上位装置がこれらを1つの外部記憶装置として認識して制御することを可能とするディスクアレイ装置が利用される。
ディスクアレイ装置は通常、SAS(Serial Attached SCSI)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、FC(Fibre Channel)などのような汎用の規格に準拠した市販のハードディスク装置を複数台、回路基板上に実装することによって実現される。
図6は、既存のディスクアレイ装置901の構成について示す説明図である。ディスクアレイ装置901は、多数台の(ハードディスクなどの)外部記憶装置910A〜910Nを、プリント基板であるバックボード930上に実装可能な構成である。バックボード930はさらに、別のプリント基板であるメインボード920に接続されており、このメインボード920上には制御装置921が含まれる。冗長性の確保のため、メインボード920が複数の制御装置921を備えていてもよい。
制御装置921は、上位装置940と接続されている。上位装置940は、ディスクアレイ装置901を1つの外部記憶装置として認識し、データ読み書きのコマンドをこのディスクアレイ装置901(制御装置921)に送信する。制御装置921は、上位装置940から受け取ったコマンドに応じて、実際にそのデータの読み書きを行う装置を外部記憶装置910A〜910Nの中から決定し、その装置とデータの交換を行う。また、その際にRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を利用して、データの二重化および冗長化を行ってもよい。
外部記憶装置910A〜910Nと(バックボード930およびメインボード920を経由した)制御装置921との間の接続は、前述のように汎用の規格に準拠したものである。その規格に準拠したものであれば、外部記憶装置910A〜910Nはどのメーカーのどの機種であっても利用可能であるということが、この構成の前提となっている。
これに関連して、次の各々の技術文献がある。その中でも特許文献1には、外部記憶装置と制御装置との間の信号伝送に関するパラメータを、外部記憶装置のメーカーや機種に応じて設定するという技術が記載されている(より詳しくは後述)。特許文献2には、認証情報などを予め記憶した記憶手段を含むドングルを介して端末機器をネットワークに接続することによって、認証に係る操作を容易にするという技術が記載されている。
特開2006−221271号公報 特開2011−018308号公報
近年、外部記憶装置と制御装置との間の接続は、データ転送速度の高い接続規格が次々と開発され、また同じ規格の中でも転送速度はますます高速化している。たとえばSASでは、当初は1.5Gbpsだった転送速度が、規格のバージョンアップに伴って3Gbpsから現在の主流である6Gbpsとなり、さらに12Gbpsの規格の策定と対応機器の開発とが進められている。SATAやその他の規格においても同様である。
装置の構成上、外部記憶装置と制御装置との間の伝送信号は、バックボードおよびメインボード(回路基板)の中で長い距離を引き回されることを避けられない。しかしながら、このように転送速度が高速化すると、たとえば回路基板内の信号の減衰や外部からのノイズ流入などの影響が大きくなる。
そのため、データ伝送を開始する前に、たとえば信号振幅、プリエンファシス強度、入力インピーダンス、イコライザ強度などのような電気的特性(以後これらを総称してデータ伝送パラメータという)を、外部記憶装置と制御装置との間で予め適切に設定しておく必要がある。
データ伝送パラメータの最適値は、その外部記憶装置のメーカーや機種などに応じて大きく変わる。このデータ伝送パラメータの設定が適切でないと、同一の接続規格に準拠した装置であっても、正常に接続してデータ伝送を行うことができない場合が生じる。
特に近年は、転送速度の高速化に伴い、ますますこの設定を厳しく行う必要性が高まっている。同一の制御装置および外部記憶装置であっても、その外部記憶装置が接続されるスロット番号が変われば、信号を引き回される距離が変わるので、それだけでデータ伝送パラメータの最適値が大きく変わるという状態ですらある。これに加えて、一つの回路基板に接続される外部記憶装置の数も多くなる傾向にあるので、スロット番号の違いによる影響もますます大きくなる。
そのため、一つの接続規格に対して、どのメーカーのどの機種でも接続してデータ伝送を行うことが可能である「最大公約数的なデータ伝送パラメータ」を一律に設定すること自体が、既に困難な状態となっている。
前述の特許文献1に記載の技術は、この問題点を解決するために、外部記憶装置のメーカーや機種ごとの最適なデータ伝送パラメータを予め記憶した「伝送最適化パラメータテーブル」を制御装置側に予め記憶して、外部記憶装置側から送られる識別情報と搭載位置情報に応じてデータ伝送パラメータを最適値に設定できるという構成としている。
しかしながら、この特許文献1に記載の技術では、想定される全てのメーカーや機種に対して最適なデータ伝送パラメータを、伝送最適化パラメータテーブルに予め記憶しておくことが必要である。同一規格に準拠したものであっても、新しいメーカーや機種に対応することが不可能であり、特にメーカーや機種が不明である場合には最適値の設定自体が全く不可能であるということになる。これでは、規格そのものが無意味なものとなる。
また、同一の外部記憶装置であっても、データ伝送パラメータの最適値自体が変更される場合がある。たとえばファームウェアのバージョンアップがあった場合や、ディスクドライブ自体に経時変化が生じた場合などである。特許文献1に記載の技術では、設定すべき最適値が変更された場合には伝送最適化パラメータテーブルの内容を編集する必要が生じるので、このような場合に対応するには煩雑な操作が必要となる。
これに特許文献2に記載の技術を組み合わせても、以上で述べた問題を解決するものとはならない。
本発明の目的は、新しい(もしくは未知の)メーカーや機種の外部記憶装置に対しても、最適なデータ伝送パラメータを設定してデータ伝送を行うことを可能とするディスクアレイ装置、パラメータ設定方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るディスクアレイ装置は、複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続されて構成されるディスクアレイ装置であって、各ディスクドライブユニットがそれぞれ、制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を備えるディスクドライブと、ディスクドライブと着脱可能であり、当該ディスクドライブと制御回路との間の接続を介在すると共に、制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶している伝送パラメータ記憶部を含むドングル部とを有し、制御回路が、各ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送パラメータを伝送パラメータ記憶部から読み出した最適値に設定するデータ伝送パラメータ設定部を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るパラメータ設定方法は、複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、各ディスクドライブユニットがそれぞれ制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、当該ディスクドライブと制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に、ディスクドライブと制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶し、制御回路のデータ伝送パラメータ設定部が、ディスクアレイ装置の電源が投入された時に、各ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送パラメータを伝送パラメータ記憶部から読み出した最適値に設定してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るパラメータ設定プログラムは、複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、各ディスクドライブユニットがそれぞれ制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、制御回路が備えるプロセッサに、ディスクアレイ装置の電源が投入された時に、当該ディスクドライブと制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に記憶された、ディスクドライブと制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を読み出す手順、および各ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送パラメータを伝送パラメータ記憶部から読み出した最適値に設定してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行う手順とを実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したように、ディスクドライブと制御回路との間のドングル部が伝送パラメータ記憶部を予め備える構成としたので、新しい(もしくは未知の)メーカーや機種の外部記憶装置に対しても、最適なデータ伝送パラメータを設定してデータ伝送を行うことが可能であるという、優れた特徴を持つディスクアレイ装置、パラメータ設定方法およびプログラムを提供することができる。
図2で示したディスクアレイ装置で、各々1つずつのディスクドライブユニットと制御回路との間の接続関係に着目し、これらの構成をより詳しく示した説明図である。 本発明に係るディスクアレイ装置の構成について示す説明図である。 図1に示したデータ伝送パラメータ設定部のより詳しい構成について示す説明図である。 図1および3に示した伝送パラメータ記憶部に記憶されている内容について示す説明図である。 図1〜2に示したディスクアレイ装置で、電源投入時または新たなディスクドライブユニットが接続された時に行われるデータ伝送パラメータの設定の動作について示すフローチャートである。 既存のディスクアレイ装置の構成について示す説明図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態の構成について添付図1〜3に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るディスクアレイ装置1は、複数のディスクドライブユニット10が制御回路20に接続されて構成されるディスクアレイ装置である。各ディスクドライブユニット10はそれぞれ、制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を備えるディスクドライブ11と、ディスクドライブと着脱可能であり、当該ディスクドライブと制御回路との間の接続を介在すると共に、制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶している伝送パラメータ記憶部12bを含むドングル部(ドングル12)とを有し、制御回路20が、各ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送パラメータを伝送パラメータ記憶部から読み出した最適値に設定するデータ伝送パラメータ設定部22を備える。
またドングル12は、ディスクドライブの種別を示すディスク種別情報を予め記憶しているディスク種別情報記憶部12aを含み、制御回路20のデータ伝送パラメータ設定部22が、このディスク種別情報記憶部を利用してデータ伝送パラメータの最適値を設定する。
さらに、各ディスクドライブ11が、制御回路との間の接続を介在する回路基板上での搭載位置を表すスロット位置情報を制御回路に出力する搭載位置情報出力部11bを備え、制御回路20のデータ伝送パラメータ設定部22f、このスロット位置情報を利用してデータ伝送パラメータの最適値を設定する。そして、搭載位置情報出力部11bは、回路基板(バックボード30)に備えられたスロット位置情報出力部31から搭載位置に応じて出力されるスロット位置情報を受信および記憶して、これを制御回路に出力する。
以上の構成を備えることにより、ディスクアレイ装置1は、新しい(もしくは未知の)メーカーや機種の外部記憶装置に対しても、最適なデータ伝送パラメータを設定してデータ伝送を行うことが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図2は、本発明に係るディスクアレイ装置1の構成について示す説明図である。ディスクアレイ装置1は、複数のディスクドライブユニット10A,10B,…,10Nが、バックボード30を介して、2つの制御回路20Aおよび20Bと接続されることによって構成される。
以後、ディスクドライブユニット10A,10B,…,10Nを総称してディスクドライブユニット10といい、制御回路20Aおよび20Bを総称して制御回路20という。ディスクドライブユニット10の数は任意であり、伝送パラメータは各々異なるが、いずれも同一の構成を有する。また制御回路20は冗長性のために同一の回路が複数存在するものである。ディスクドライブユニット10と制御回路20との間の接続には、前述のSAS、SATAなど、任意の規格を利用することができるし、この接続に(図6に示したメインボード920などのような)別の基板、回路、結線などが介在してももちろんよい。
図1は、図2で示したディスクアレイ装置1で、各々1つずつのディスクドライブユニット10と制御回路20との間の接続関係に着目し、これらの構成をより詳しく示した説明図である。各々のディスクドライブユニット10は、ディスクドライブ11と、ドングル12とを備える。
ディスクドライブ11は、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)などのような外部記憶装置である。1つのディスクドライブユニット10は、必ず1つのディスクドライブ11、または1つのディスクドライブ11とみなすことのできる複数のディスクドライブを備える。
ドングル12は、ディスクドライブ11とバックボード30との間の接続に介在する着脱可能な小型デバイスである。ディスクドライブ11とバックボード30との間の全ての電気的接続は、ドングル12を経由する。
バックボード30は、当該バックボード上でディスクドライブユニット10が実装された位置を示すスロット位置情報を出力するスロット位置情報出力部31を備える。ディスクドライブ11は、媒体(図示せず)にデータを読み書きし、制御回路20との間でデータの送受信を行うデータ送受信部11aと、スロット位置情報出力部31から受信したスロット位置情報を記憶してこれを制御回路20に出力する搭載位置情報出力部11bとを備える。
ドングル12には、ディスクドライブ11の種別(メーカー名、機種名など)を示すディスク種別情報を予め記憶しているドライブ識別情報記憶部12aと、ディスクドライブ11と制御回路20との間のデータの送受信に使用されるデータ伝送パラメータを予め記憶している伝送パラメータ記憶部12bとが備えられている。ドライブ識別情報記憶部12aおよび伝送パラメータ記憶部12bは、典型的にはEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などによって実現される。
制御回路20は、ディスクドライブ11(データ送受信部11a)との間でデータの送受信を行うデータ送受信部21と、このデータ送受信部21に対してデータ送受信に使用されるデータ伝送パラメータを決定するデータ伝送パラメータ設定部22と、各々のディスクドライブユニット10を利用してRAIDを構築する際に使用されるRAID構築パラメータを決定するRAID構築パラメータ設定部23とを備える。
RAID構築パラメータ設定部23については、本実施形態とは直接関係しないので、以後説明を省略する。もちろん、複数あるRAIDの規格の中で、いずれの規格を利用することも可能である。
また、データ送受信部21は、ディスクドライブ11(データ送受信部11a)へのデータ入出力を実行するI/O実行部21aと、決定されたデータ伝送パラメータをI/O実行部21aに対して設定する伝送機能設定部21bとに分かれる。
図3は、図1に示したデータ伝送パラメータ設定部22のより詳しい構成について示す説明図である。データ伝送パラメータ設定部22は、ドングル12内のドライブ識別情報記憶部12aおよび伝送パラメータ記憶部12bに記憶された情報と、搭載位置情報出力部11bから出力されるスロット位置情報から、データ伝送パラメータを決定して、これをI/O実行部21aおよび伝送機能設定部21bに出力する。
データ伝送パラメータ設定部22は、典型的にはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などによる電気回路として実現されるが、ファームウェアやソフトウェアによって実現されるものであってもよい。この場合、その動作を行うファームウェアやソフトウェアを実行するためのプロセッサを、このデータ伝送パラメータ設定部22が備えることとなる。また、ドングル12との間の接続および通信のための手段については、任意のものを利用することができる。
データ伝送パラメータ設定部22は、情報入力手段22aと、パラメータ決定手段22bと、パラメータ出力手段22cとを備える。情報入力手段22aは、搭載位置情報出力部11bから出力されるスロット位置情報を受信し、またドライブ識別情報記憶部12aからディスク種別情報を読み出し、これらの情報をパラメータ決定手段22bに渡す。パラメータ決定手段22bは、伝送パラメータ記憶部12bからデータ伝送パラメータを読み出す。
図4は、図1および3に示した伝送パラメータ記憶部12bに記憶されている内容について示す説明図である。伝送パラメータ記憶部12bには、少なくとも一通りのデータ伝送パラメータと、そのデータ伝送パラメータのうちのいずれを使用するかを決定するための条件となるスロット位置情報およびディスク種別情報が記憶されている。もちろん、これ以外の条件となる項目が含まれていてもよい。
パラメータ決定手段22bは、伝送パラメータ記憶部12bに記憶されたデータ伝送パラメータの中から、情報入力手段22aから渡されたスロット位置情報およびディスク種別情報に応じて最適なものを選択して、これをパラメータ出力手段22cに渡す。たとえばバックボード30の中での位置を示すスロット位置情報に応じて、異なるデータ伝送パラメータを設定してもよい。これによって、スロット位置に応じてバックボード30内での信号の伝送距離が変わり、それに伴って電気的特性も変わるということに対応できる。
パラメータ出力手段22cは、設定されたデータ伝送パラメータを、データ送受信部21に出力する。ここでいうデータ伝送パラメータとは、たとえば出力信号の振幅、入力インピーダンス、信号波形に対する整形の強度であるプリエンファシス強度およびイコライザ強度などが含まれる。
図5は、図1〜2に示したディスクアレイ装置1で、電源投入時または新たなディスクドライブユニット10が接続された時に行われるデータ伝送パラメータの設定の動作について示すフローチャートである。
ディスクアレイ装置1の電源が投入されると(ステップS101)、ディスクドライブ11の搭載位置情報出力部11bが、スロット位置情報出力部31からスロット位置情報を受信して記憶し(ステップS102)、これをデータ伝送パラメータ設定部22に出力する。データ伝送パラメータ設定部22の情報入力手段22aがこのスロット位置情報を受信すると(ステップS103)、引き続いてこの情報入力手段22aがドライブ識別情報記憶部12aからディスク種別情報を読み出す(ステップS104)。
これらのスロット位置情報とディスク種別情報を受けたパラメータ決定手段22bは、伝送パラメータ記憶部12bからデータ伝送パラメータを読み出して、その中から通信に使用するデータ伝送パラメータを決定する(ステップS105)。そして、決定されたデータ伝送パラメータを、パラメータ出力手段22cがデータ送受信部21に対して出力し(ステップS106)、データ送受信部21の伝送機能設定部21bはこれらのパラメータをI/O実行部21aに対して設定し(ステップS107)、実際のデータの送受信を開始する(ステップS108)。
(実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係るパラメータ設定方法は、複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、各ディスクドライブユニットがそれぞれ制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、当該ディスクドライブと制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に、ディスクドライブと制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶し、制御回路のデータ伝送パラメータ設定部が、ディスクアレイ装置の電源が投入された時に(図5・ステップS101)、各ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送パラメータを伝送パラメータ記憶部から読み出した最適値に設定(図5・ステップS105〜107)してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行う(図5・ステップS108)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するデータ伝送パラメータ設定部22の備えるプロセッサに実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
以上で示した本実施形態は、前述の特許文献1に記載の技術における「伝送最適化パラメータテーブル」をディスクアレイ制御装置側でなく、ディスクドライブ側に付属するドングル内に備えられたEPROMなどのような記憶装置に記憶させたものであると言える。
しかしながら、このように構成することにより、制御装置にとって未知のディスクドライブが接続された場合においても、最適なデータ伝送パラメータをそのドングル内の記憶装置から読み出して、望ましいデータ伝送パラメータを設定させてそのディスクドライブを動作させることが可能となる。
ディスクアレイ装置の運用期間が5〜10年程度であるのに対して、ディスクドライブは一般的に故障しやすく、2〜3年程度で交換が必要となる。ディスクドライブを交換する際に、同一品は既に入手困難になっているということもよくある。そのような場合に「制御装置にとって未知のディスクドライブ」を接続することが必要となるので、本実施形態が特に有用なものとなる。
また、そのデータ伝送パラメータは一つのディスクドライブにおいて常に一定というわけではなく、たとえばファームウェアのバージョンアップ、ディスクドライブ自体の経時変化などに応じて新しいパラメータが採用される場合もある。そのような場合も、ディスクドライブユニットやディスクドライブを変更しなくても、また制御装置に記憶された内容を変更しなくても、ただドングルを交換するだけでパラメータの更新が可能となる。
これによって、ディスクアレイ装置の信頼性を向上し、またディスクドライブをマルチベンダ化することが可能となる。特に、ディスクドライブのメーカー名および機種名が不明な場合であっても、その接続規格に準拠したものであれば、最適なデータ伝送パラメータによる動作が可能となる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続されて構成されるディスクアレイ装置であって、
前記各ディスクドライブユニットがそれぞれ、
前記制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を備えるディスクドライブと、
前記ディスクドライブと着脱可能であり、当該ディスクドライブと前記制御回路との間の接続を介在すると共に、前記制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶している伝送パラメータ記憶部を含むドングル部と
を有し、
前記制御回路が、
前記各ディスクドライブユニットとの間の前記データ伝送パラメータを前記伝送パラメータ記憶部から読み出した前記最適値に設定するデータ伝送パラメータ設定部
を備えることを特徴とするディスクアレイ装置。
(付記2) 前記ドングル部が、前記ディスクドライブの種別を示すディスク種別情報を予め記憶しているディスク種別情報記憶部を含むと共に、
前記制御回路の前記データ伝送パラメータ設定部が、このディスク種別情報記憶部を利用して前記データ伝送パラメータの最適値を設定することを特徴とする、付記1に記載のディスクアレイ装置。
(付記3) 前記各ディスクドライブが、前記制御回路との間の接続を介在する回路基板上での搭載位置を表すスロット位置情報を前記制御回路に出力する搭載位置情報出力部を備え、
前記制御回路の前記データ伝送パラメータ設定部が、このスロット位置情報を利用して前記データ伝送パラメータの最適値を設定することを特徴とする、付記1に記載のディスクアレイ装置。
(付記4) 前記搭載位置情報出力部が、前記回路基板に備えられたスロット位置情報出力部から前記搭載位置に応じて出力される前記スロット位置情報を受信および記憶して、これを前記制御回路に出力することを特徴とする、付記3に記載のディスクアレイ装置。
(付記5) 複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、前記各ディスクドライブユニットがそれぞれ前記制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、
当該ディスクドライブと前記制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に、前記ディスクドライブと前記制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶し、
前記制御回路のデータ伝送パラメータ設定部が、前記ディスクアレイ装置の電源が投入された時に、前記各ディスクドライブユニットとの間の前記データ伝送パラメータを前記伝送パラメータ記憶部から読み出した前記最適値に設定してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行う
ことを特徴とするパラメータ設定方法。
(付記6) 複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、前記各ディスクドライブユニットがそれぞれ前記制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、
前記制御回路が備えるプロセッサに、
前記ディスクアレイ装置の電源が投入された時に、当該ディスクドライブと前記制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に記憶された、前記ディスクドライブと前記制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を読み出す手順、
および前記各ディスクドライブユニットとの間の前記データ伝送パラメータを前記伝送パラメータ記憶部から読み出した前記最適値に設定してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行う手順
とを実行させることを特徴とするパラメータ設定プログラム。
本発明は、複数のディスクドライブユニットを同一の制御回路に接続して構成される装置に対して適用できる。典型的にはディスクアレイ装置であるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
1 ディスクアレイ装置
10、10A、10B、10N ディスクドライブユニット
11 ディスクドライブ
11a、21 データ送受信部
11b 搭載位置情報出力部
12 ドングル
12a ドライブ識別情報記憶部
12b 伝送パラメータ記憶部
20、20A、20B 制御回路
21a I/O実行部
21b 伝送機能設定部
22 データ伝送パラメータ設定部
22a 情報入力手段
22b パラメータ決定手段
22c パラメータ出力手段
23 RAID構築パラメータ設定部
30 バックボード
31 スロット位置情報出力部

Claims (6)

  1. 複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続されて構成されるディスクアレイ装置であって、
    前記各ディスクドライブユニットがそれぞれ、
    前記制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を備えるディスクドライブと、
    前記ディスクドライブと着脱可能であり、当該ディスクドライブと前記制御回路との間の接続を介在すると共に、前記制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶している伝送パラメータ記憶部を含むドングル部と
    を有し、
    前記制御回路が、
    前記各ディスクドライブユニットとの間の前記データ伝送パラメータを前記伝送パラメータ記憶部から読み出した前記最適値に設定するデータ伝送パラメータ設定部
    を備えることを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 前記ドングル部が、前記ディスクドライブの種別を示すディスク種別情報を予め記憶しているディスク種別情報記憶部を含むと共に、
    前記制御回路の前記データ伝送パラメータ設定部が、このディスク種別情報記憶部を利用して前記データ伝送パラメータの最適値を設定することを特徴とする、請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  3. 前記各ディスクドライブが、前記制御回路との間の接続を介在する回路基板上での搭載位置を表すスロット位置情報を前記制御回路に出力する搭載位置情報出力部を備え、
    前記制御回路の前記データ伝送パラメータ設定部が、このスロット位置情報を利用して前記データ伝送パラメータの最適値を設定することを特徴とする、請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  4. 前記搭載位置情報出力部が、前記回路基板に備えられたスロット位置情報出力部から前記搭載位置に応じて出力される前記スロット位置情報を受信および記憶して、これを前記制御回路に出力することを特徴とする、請求項3に記載のディスクアレイ装置。
  5. 複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、前記各ディスクドライブユニットがそれぞれ前記制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、
    当該ディスクドライブと前記制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に、前記ディスクドライブと前記制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を予め記憶し、
    前記制御回路のデータ伝送パラメータ設定部が、前記ディスクアレイ装置の電源が投入された時に、前記各ディスクドライブユニットとの間の前記データ伝送パラメータを前記伝送パラメータ記憶部から読み出した前記最適値に設定してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行う
    ことを特徴とするパラメータ設定方法。
  6. 複数のディスクドライブユニットが制御回路に接続され、前記各ディスクドライブユニットがそれぞれ前記制御回路との間のデータの送受信を行うデータ送受信部を含むディスクドライブを備えるディスクアレイ装置にあって、
    前記制御回路が備えるプロセッサに、
    前記ディスクアレイ装置の電源が投入された時に、当該ディスクドライブと前記制御回路との間の接続を介在するドングル部が予め備える伝送パラメータ記憶部に記憶された、前記ディスクドライブと前記制御回路との間の電気的特性に関するデータ伝送パラメータの最適値を読み出す手順、
    および前記各ディスクドライブユニットとの間の前記データ伝送パラメータを前記伝送パラメータ記憶部から読み出した前記最適値に設定してから当該ディスクドライブユニットとの間のデータ伝送を行う手順
    とを実行させることを特徴とするパラメータ設定プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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