JP2014001684A - 内燃機関のアイドリングストップの制御方法 - Google Patents

内燃機関のアイドリングストップの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アイドリングストップ時におけるエンジンの再始動を、コストを増加させることなく従来よりも速やかに行うことができる内燃機関のアイドリングストップの制御方法を提供する。
【解決手段】エンジン3の停止要求が発生したときには、エンジン3のクランク軸4と連動して回転する高圧ポンプ12によりコモンレール15内で昇圧した燃料の目標圧力を増加させることで、高圧ポンプ12の圧送量を増加させてクランク軸4に負荷を加えて第1のブレーキとして作用させるとともに、インテークスロットルバルブ20を閉止させることで、気筒11内に発生するポンピングロスを増加させてクランク軸4に負荷をかけて第2のブレーキとして作用させることにより、エンジン回転速度を減少させてエンジン3の完全停止までの時間を短縮する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のアイドリングストップの制御方法に関し、更に詳しくは、アイドリングストップ時におけるエンジンの再始動を、コストを増加させることなく従来よりも速やかに行うことができる内燃機関のアイドリングストップの制御方法に関する。
近年、自動車のエンジンには、燃費の節減及び排気ガスによる環境悪化の防止の観点から、停車時においてエンジンを自動停止し、かつ発車時にエンジンを自動で再始動させる、いわゆるアイドリングストップ機構が搭載されるようになっている。具体的には、エンジンの停止要求が発せられたときにはエンジンへの燃料供給を停止し、エンジンの再始動要求が発せられたときは、燃料供給を再開してスタータでエンジンを再始動させることが自動的に行われるようになっている。
このエンジンの再始動に用いられるスタータは、モータにより回転駆動されるピニオンを、エンジンのクランク軸に連結されたリングギアに向けて押し出して両者を噛合させることで、エンジンをクランキングするものである。そのため、従来のアイドリングストップ機構では、エンジンが完全停止する前に再始動要求が発せられた場合でも、スタータのピニオンとリングギアとがスムーズに噛合するように、エンジンが完全停止してからスタータを起動してエンジンをクランキングすることが行われていた。
しかし、そのようにエンジンの完全停止を待っていては、再始動要求の発生からエンジンの再始動までにタイムロスが発生するので、ドライバーに再始動が遅いという感覚(もたつき感)を抱かせることになってしまう。
そのため近年では、エンジンが完全停止する前に再始動要求が発せられた場合には、エンジンの完全停止を待たずにスタータを起動させて、エンジンをクランキングするようなシステムが登場してきている。しかし、スタータのピニオンとリングギアとは互いに回転しているためスムーズに噛み合わないことがあり、そのようなケースでは異音が発生し、最悪の場合にはスタータが損傷してしまうおそれがある。
このような問題を解決するために、スタータの回転とピニオンとを別々に操作可能に構成したスタータが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、上記のように従来品とは異なる特別なスタータを用いると、自動車の製造コスト等が増加してしまうという問題がある。
特許4214401号公報
本発明の目的は、アイドリングストップ時におけるエンジンの再始動を、コストを増加させることなく従来よりも速やかに行うことができる内燃機関のアイドリングストップの制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の内燃機関のアイドリングストップの制御方法は、エンジンのクランク軸と連動して回転する高圧ポンプで目標圧力に昇圧した燃料をコモンレール内に蓄え、その蓄えられた燃料を噴射ノズルを通じて気筒内に噴射するコモンレールシステムと、前記気筒内に吸入される空気の流量を調整するインテークスロットルバルブとを備えた内燃機関のアイドリングストップの制御方法であって、前記エンジンの停止要求が発生したときには、前記目標圧力を増加させ、該エンジンの停止過程中に前記高圧ポンプに圧送仕事をさせることで、前記クランク軸に負荷をかけて第1のブレーキとして作用させるとともに、前記インテークスロットルバルブを閉止して、前記気筒内に発生する吸入抵抗を利用して、前記クランク軸に負荷をかけて第2のブレーキとして作用させることを特徴とするものである。
上記の内燃機関のアイドリングストップの制御方法においては、インテークスロットルバルブを全閉することで、第2のブレーキの大きさを最大にすることができる。
また、第1のブレーキ及び第2のブレーキを作用させた後に、前記エンジンの回転速度と該エンジンの回転速度の下降率と前記クランク軸のクランク角度との関係を予め設定したマップデータに従って、エンジンの完全停止時に前記ピストンが上死点から離れた所望の位置で停止するようにインテークスロットルバルブを開放することで、再始動要求が発生したときにエンジン始動までの時間を短縮することができる。
上記の内燃機関のアイドリングストップの制御方法においては、目標圧力をコモンレールシステムの最大許容圧力まで増加させることで、第1のブレーキの大きさを最大にすることができる。
また、停止要求の発生後に再始動要求が発生したときには、エンジンが完全停止した後に、そのエンジンを再始動させることが望ましい。
本発明の内燃機関のアイドリングストップの制御方法によれば、エンジンの停止要求が発生したときにコモンレール圧力の目標圧力を増加させるとともに、インテークスロットルバルブを閉止するようにしたので、コモンレールに燃料を圧送する高圧ポンプの圧送量が増加して、クランク軸に負荷をかける第1のブレーキとして作用し、かつエンジンの気筒の吸入行程においてポンピングロスが増加して、クランク軸に負荷をかける第2のブレーキとして作用するため、エンジンが完全停止するまでの時間が短縮されて、従来よりもエンジンの再始動を速やかに行うことができる。また、従来のアイドリングシステムをそのまま使用できるので、コストが増加することはない。
本発明の第1の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップシステムの制御方法に係る内燃機関のアイドリングストップシステムの構成図である。 本発明の第1の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップシステムの制御方法を説明するフロー図である。 本発明の第1の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップシステムの制御方法におけるエンジン回転速度及びコモンレール圧力の経時変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップシステムの制御方法に係る内燃機関のアイドリングストップシステムの構成図である。 本発明の第2の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップシステムの制御方法を説明するフロー図である。 エンジン再始動時に最初に圧縮行程となる気筒におけるピストンの停止位置を示すグラフである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップの制御方法を実施する内燃機関のアイドリングストップシステムを示す。
この内燃機関のアイドリングストップシステムは、燃料タンク1からの燃料及びインテークマニホールド2からの吸入空気がそれぞれ供給されるエンジン3と、そのエンジン3のクランク軸4の回りにフライホイール5を介して接続されたリングギア6を通じてエンジン3をクランキングするスタータ7と、エンジン3の運転を制御するECU8とから主に構成されている。
エンジン3は、クランク軸4に接続するピストン9が往復動するシリンダ10からなる4個の気筒11を有している。燃料タンク1内に貯留する燃料は、高圧ポンプ12により燃料供給管13に介設された流量制御弁14を通じてコモンレール15へ圧送されて、コモンレール15内で蓄圧される。このときのコモンレール圧力(燃料圧)は、コモンレール15に取り付けられた圧力センサ16により測定される。また、高圧ポンプ12は、その駆動軸17が歯車18等を介してクランク軸4と機械的に連結しており、エンジン3の出力に連動して駆動されるようになっている。
一方、吸気口(図示せず)から吸気管19に吸入された空気は、インテークスロットルバルブ20を経てインテークマニホールド2へ流入する。インテークスロットルバルブ20は、インテークマニホールド2内の空気の酸素濃度が、エンジン3の状態から決定される目標吸入酸素濃度になるように、ECU8により弁開度が制御される。
コモンレール15内で蓄圧された燃料は、インテークマニホールド2から各気筒11内に吸引され圧縮された吸入空気中に、噴射ノズル21を通じて噴射されて燃焼・膨張することでピストン9を上下動させる。
スタータ7は、リングギア6に噛合可能なピニオン22と、そのピニオン22を回転駆動するモータ23とから主に構成されている。モータ23の回転軸24は、アクチュエータによってリングギア6に向けて伸縮可能になっている。
ECU8は、車両の運転状態に応じて適切なコモンレール圧力の目標圧力を決定し、圧力センサ16の検出値がその目標圧力になるように流量制御弁14を制御する。そして、制御用マップ等に従って噴射ノズル21を駆動して、各気筒11内に燃料を噴射させる。
またECU8は、エンジン3の停止要求が発生したときには、噴射ノズル21からの燃料噴射を停止する。一方、エンジン3の再始動時には、モータ23を起動してピニオン22を回転駆動させ、アクチュエータにより回転軸24を伸長させてピニオン22をリングギア6に噛合させることでエンジン3をクランキングする。なお、エンジン3の停止要求は、例えば、車速(車輪速センサにより検知)やバッテリー電圧などの項目のうちのいくつかが、所定の条件を満たしたときに発せられる。
更にECU8は、フライホイール5又はリングギア6の側面に取り付けられた回転センサ25により、エンジン3の回転速度を検知する。この回転センサ25としては、ホール素子や電磁ピックアップにより、フライホイール5の表面に刻まれた凹凸やリングギア6の歯数を検出するものを例示することができる。
このような構成を有するアイドリングストップシステムにおいて、エンジン3の停止要求が発生した場合における第1の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップの制御方法を、図2に示すフロー図に基づいて以下に説明する。
ECU8は、エンジン3の停止要求が発生すると(S10)、流量制御弁14を開弁してコモンレール圧力(燃料圧)の目標圧力を増加させる(S20)のと同時に、インテークスロットルバルブ20を閉止する(S30)。
前者のようにコモンレール圧力の目標圧力を増加させると、高圧ポンプ12の圧送量が増加して仕事量が増え、それにより高圧ポンプ12と連動するクランク軸4に負荷がかかり、エンジン回転速度を減少させる第1のブレーキとして作用する。
このコモンレール圧力の目標圧力の増加値としては、高圧ポンプ12がブレーキとして作用するために十分に高い値である必要があるが、望ましくは、高圧ポンプ12の能力や運転可能領域などから定められるコモンレール15の最大許容圧力(例えば、160MPa)とする。なお、このような最大許容圧力は、実用上は流量制御弁14の開度を全開にすることで設定する。このようにコモンレール圧力の目標圧力を最大許容圧力にすることで、第1のブレーキの大きさを最大にすることができる。
また、後者のようにインテークスロットルバルブ20を閉止すると、各気筒11の吸入行程において吸入抵抗(ポンピングロス)が増加して、ピストン9に連接するクランク軸4に負荷がかかり、エンジン回転速度を減少させる第2のブレーキとして作用する。
このインテークスロットルバルブ20の閉止の程度については、第2のブレーキの大きさを最大にするために全閉とすることが望ましい。
これらの第1及び第2のブレーキの相乗作用により、エンジン3が完全停止するまでの時間が短縮されるため、従来よりもエンジン3の再始動を速やかに行うことができるのである。また、従来のアイドリングシステムをそのまま使用できるので、コストが増加することはない。
エンジン3の停止要求が発生したときのエンジン回転速度及びコモンレール圧力の経時変化の例を図3に示す。このグラフでは、第1及び第2ブレーキを作用させた場合(実施例)と、それらを作用させない場合(従来例)とを比較して示している。
エンジン3の停止要求が発生すると、ECU8は目標燃料噴射量をゼロにする(図3(b))とともに、コモンレール圧力の目標圧力を160MPaに増加させると同時にインテークスロットルバルブ20を全閉する。これにより、高圧ポンプ12の吐出量が増大してコモンレール圧力が増加する(図3(c))とともに、各気筒11の吸入行程においてポンピングロスが増加する。そして、高圧ポンプ12及びピストン9からクランク軸4に加わる負荷が第1及び第2のブレーキとして作用し、従来例よりも大きな割合でエンジン回転速度が低下する(図3(a))。
なお、このエンジン回転速度の低下に伴う高圧ポンプ12の吐出量の減少により、コモンレール圧力は実際には目標圧力(160MPa)まで到達せず、吐出量と高圧ポンプ12や噴射ノズル21からの燃料のリーク量とがバランスした時点においてピーク値(約150MPa)を示し、その後は減少に転じることになる(図3(c))。なお、エンジン回転数がゼロになった時点でコモンレール圧力の低下は一瞬停止するが、その後は、噴射ノズル21などからの燃料リークにより再度減少する(図3(a)(c))。
その後に、回転センサ25からの信号でエンジン3が完全停止したことを確認した後に(S40)、スタータ7によりエンジン3をクランキングして再始動させる(S50)。
図4は、本発明の第2の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップの制御方法を実施する内燃機関のアイドリングストップシステムを示す。なお、図1と同じ部品には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図5は、本発明の第2の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップ方法を示すフロー図を示す。なお、図2と同じ処理には同一のステップ番号を付して説明を省略する。
図4の内燃機関のアイドリングストップシステムは、クランク軸4のクランク角度を検出する逆転検出クランク角センサ26と、コモンレール15に設置された圧抜き弁27とを備えている。圧抜き弁27は、アクチュエータにより電気的に開閉可能であり、断続的に作動させることで、コモンレール圧力を低下させることができる。それらの逆転検出クランク角センサ26及び圧抜き弁27は、ECU8により制御されるようになっている。更に、噴射ノズル21として、停止時の燃料リークが少ないゼロリークインジェクタを用いている。
上述した第1の実施形態からなる内燃機関のアイドリングストップ方法(図1、2)においては、エンジンの完全停止までインテークスロットルバルブ20を閉止したままにするため、図6のX部に示すように、ピストン9は上死点前の−70度付近で停止することになる。この位置でピストン9が停止すると、エンジン再始動時には、クランキング後に最初の圧縮行程となる気筒11における圧縮圧力は、噴射燃料が着火するのに十分な大きさにはならず、2番目に圧縮行程となる気筒11において噴射燃料が着火することになる。そのため、エンジン再始動にかかる時間が遅くなるおそれがある。
そこで、この第2の実施形態では、エンジンが完全停止する直前にインテークスロットルバルブ20を予め設定したタイミングで開放することにより、クランキング後に最初の圧縮行程となる気筒11におけるピストン9を、エンジンの再始動をすみやかにおこなうことができる所望の位置で停止させるようにしている。
ここで、第1のブレーキとしてコモンレール圧力の目標圧力を増加させたままにしておくと、上記のインテークスロットルバルブ20の開放によるピストン9の停止位置の制御に影響を与えるおそれがある。そのため、以下の条件に従ってインテークスロットルバルブ20を制御すると同時に、コモンレール圧力の目標圧力を0MPaとして第1のブレーキとしての作用を停止させておく必要がある。
具体的には、まずECU8は、予め設定したタイミングでインテークスロットルバブル20を開放する指令を出す(S33)。このインテークスロットルバルブ20を開放する指令を出すタイミングは、次に示す(1)式が成立した後に、クランク角度が(2)式により決定される角度を経過した時点である。
Ne<Table 1(Ne、dNe) ---(1)
Topen=Table 2(Ne、Tdelay) ---(2)
但し、Ne:エンジン回転速度[rpm]、dNe:エンジン回転速度下降率[rpm/sec]、Topen[CAdeg]:インテークスロットルバルブ20が開放するクランク角度、Tdelay[sec]:インテークスロットルバルブ20の開放指令から実際に空気が気筒11に流入するまでの遅れ時間をそれぞれ意味する。また、Table 1、Table 2は、それぞれ予め定められたマップデータである。
そして、同時にコモンレール圧力の目標圧力を0MPaにして、高圧ポンプ12からの燃料圧送を停止することで第1のブレーキとしての作用を停止させる(S35)。更に、コモンレール圧力がエンジン再始動に必要な圧力(例えば、約30MPa)になるまで、コモンレール15の圧抜きを行う(S37)。このコモンレール15の圧抜きは、圧抜き弁27を用いる他に、噴射ノズル21内のアクチュエータを気筒11内に燃料が噴射しない程度の微小な時間で断続的に(パルス状に)作動させて、燃料圧を作動油として抜くことにより行うこともできる。
このように、エンジンが完全停止する直前にインテークスロットルバルブ20を開放すると、停止直前の気筒11に空気が流入し、最後の圧縮時にはその空気が圧縮される反力により、ピストン11は上死点から遠い位置、例えば図6のY部に示すように、上死点前の−120度付近で停止するようになる。この状態でエンジンを再始動すると、最初の圧縮行程となる気筒11における圧縮圧力は十分な大きさに上昇し、噴射燃料が着火することですみやかにエンジンを再始動することができるのである。
次に、回転センサ25からの信号でエンジン3が完全停止したことを確認した後に(S40)、逆転検出クランク角センサ26の検出値に基づいて、エンジン再始動時に最初の圧縮行程となる気筒11を判別する(S45)。スタータ7によりエンジン3をクランキングして再始動させたときには(S50)、この判別された気筒11への燃料噴射が行われるが、噴射ノズル21にはゼロリークインジェクタが用いられているため、コモンレール圧力は上述した圧抜き(S37)後の圧力(例えば、約30MPa)まで低下した状態からは、図3(c)のように大きく低下することはないので、燃料噴射に支障を来すことはない。
1 燃料タンク
2 インテークマニホールド
3 エンジン
4 クランク軸
7 スタータ
8 ECU
9 ピストン
11 気筒
12 高圧ポンプ
15 コモンレール
20 インテークスロットルバルブ
21 噴射ノズル

Claims (5)

  1. エンジンのクランク軸と連動して回転する高圧ポンプで目標圧力に昇圧した燃料をコモンレール内に蓄え、その蓄えられた燃料を噴射ノズルを通じて気筒内に噴射するコモンレールシステムと、前記気筒内に吸入される空気の流量を調整するインテークスロットルバルブとを備えた内燃機関のアイドリングストップの制御方法であって、
    前記エンジンの停止要求が発生したときには、前記目標圧力を増加させ、該エンジンの停止過程中に前記高圧ポンプに圧送仕事をさせることで、前記クランク軸に負荷をかけて第1のブレーキとして作用させるとともに、
    前記インテークスロットルバルブを閉止して、前記気筒内に発生する吸入抵抗を利用して、前記クランク軸に負荷をかけて第2のブレーキとして作用させることを特徴とする内燃機関のアイドリングストップの制御方法。
  2. 前記インテークスロットルバルブを全閉する請求項1に記載の内燃機関のアイドリングストップの制御方法。
  3. 前記第1のブレーキ及び第2のブレーキを作用させた後に、前記エンジンの回転速度と該エンジンの回転速度の下降率と前記クランク軸のクランク角度との関係を予め設定したマップデータに従って、前記エンジンの完全停止時に前記ピストンが上死点から離れた所望の位置で停止するように前記インテークスロットルバルブを開放する請求項1又は2に記載の内燃機関のアイドリングストップの制御方法。
  4. 前記目標圧力を前記コモンレールシステムの最大許容圧力まで増加させる請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関のアイドリングストップの制御方法。
  5. 前記停止要求の発生後に再始動要求が発生したときには、前記エンジンが完全停止した後に該エンジンを再始動させる請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関のアイドリングストップの制御方法。
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