JP2014001224A - 外寄生を制御するための組成物および方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、無脊椎動物のリモデリング事象に直接または間接的に関与する酵素の活性を阻害するための組成物および方法に関する。特に、本発明は、卵、鞘、甲皮、外骨格、嚢子、繭または卵嚢を含むが、それらに限定されるわけではない、架橋タンパク質構造を有する無脊椎多細胞生物を制御するための組成物および方法に関する。本発明は、アポリシス(apolysis)、脱皮、卵孵化、脱嚢、脱鞘、および変態などのプロセスを阻害する方法も提供する。本発明は、リモデリング事象を経験する無脊椎動物害虫の外寄生を予防、処置または制御するための方法および組成物も提供する。
卵孵化、脱皮および/または蛹から成虫への変態などのリモデリング事象を経験する害虫は、多様な状況において著しい問題を引き起こす。例えば、そのようなリモデリング事象を経験する害虫は、ヒトまたは動物の外部から外寄生し、悩ませ、かみつき、かつ/または特にヒトおよび家畜の感染を引き起こしうる。これらの害虫は、ヒトおよび動物の内部からも外寄生して、感染、胃腸の問題、腫脹、および/またはリンパの問題ならびに血液損失を引き起こすこともある。リモデリング事象を経験する害虫は植物に外寄生することもあり、それらの幼虫または他の生活周期段階は葉、花、根および果実を食べて商業的に重要な作物に著しい損傷を引き起こすこともある。これらのリモデリング事象を経験する他の害虫は環境に外寄生し、ヒトもしくは動物の病気または所有物の損傷を引き起こす。例えば、シロアリは著しい所有物の損傷を引き起こし、チリまたはイエダニの存在はヒトの喘息を引き起こしうる。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度とを有する金属キレート剤を選択する段階を含む方法を提供する。この様式において、本発明の方法は、無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤として、および/または一般には殺虫剤として用いることができる薬剤の合理的薬物設計のためのコンビナトリアルライブラリをスクリーニングするために用いてもよい。
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度とを有する、式(II)の金属キレート剤を選択する段階を含む方法を含む:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度とを有する、式(I)の金属キレート剤を選択する段階を含む方法を含む:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
本発明の一つの局面において、無脊椎動物のリモデリングプロセスを阻害する方法であって、実質的に本明細書において以下に記載するとおりに殺虫剤組成物を外部に適用することによる方法が提供される。阻害するリモデリングプロセスは、無脊椎動物害虫の生活周期に含まれる任意のプロセスでありうる。したがって、本発明は、卵孵化、脱嚢、脱鞘、アポリシス、脱皮または変態などのプロセスを阻害することを企図する。所与の理論または作用機作に限定されることなく、本発明は、そのようなリモデリングプロセスに含まれるプロテアーゼ酵素の阻害を含んでもよいが、必ずしも含む必要はない。例えば、プロテアーゼ酵素は卵、鞘、甲皮、外骨格、嚢子、繭または卵嚢におけるタンパク質を加水分解し、構造を脆弱化し、少なくとも部分的に無脊椎動物に構造からそれら自体を解放させることに関与することが公知である。本発明のいくつかの代替法において、リモデリングプロセスは間接的にプロテアーゼ酵素を含む、例えば、リモデリングプロセスが起こるべきであるとのシグナルを送るホルモンなどの所与のタンパク質またはペプチドがリモデリングプロセスのために必要でありえ、本発明の組成物はそのようなホルモンの産生または処理を阻害しうることが企図される。好ましくは、プロテアーゼ酵素はメタロプロテアーゼ酵素である。
BA=log((5+%)/(105−%))
0%および100%活性が観察された場合に計算可能にするために、5%を追加で用いた。BAは化合物を試験した濃度のlogに対する粗補正である。BA値とLD50との間の相関によってLog LD50の計算が可能になる。2未満のpLD50値を不活性(クラス0)と考え、2から3の間のpLD50値を弱い活性(クラス1)と考え、3から4の間のpLD50値を中等度の活性(クラス2)と考え、4よりも大きいpLD50値を強い活性(クラス3)と考える。好ましい態様において、pLD50値は2よりも大きく、特に3よりも大きく、特に4よりも大きい。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
R1およびR1'はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2、より好ましくは水素またはC1〜C3アルキル、さらにより好ましくは水素またはメチルから独立に選択される;
R2およびR2;は独立に水素またはC1-3アルキル、より好ましくは水素である;
R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオールもしくはCO2C1-6アルキル、好ましくは水素もしくはC1-3アルキル、さらにより好ましくは水素もしくはメチルから独立に選択されるか;またはR3およびR4ならびに/もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環、好ましくは芳香環を形成する;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオールまたはCO2C1-6アルキル、好ましくは水素またはC1-3アルキル、より好ましくは水素またはメチルから独立に選択される;
各R6は独立に水素またはフッ素、特に各R6はフッ素である;
Xは共有結合、-CH2-Z-CH2-またはZ、好ましくは共有結合である;および
Zは-NH-、-O-または-S-、好ましくは-NH-である。
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR19は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
2,2'-ジピリジル、
6,6'-ジメチル-2,2'-ジピリジル、
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジル、
5,5'-ジエチル-2,2'-ジピリジル、
4,4'-ジメチル-2,2'-ジピリジル、
2-(2-ピリジニル)キノリン、
2,2-ジピリジルアミン、
2,2',6,2''-テルピリジン
またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩が含まれる。
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロゲン、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2またはCN、好ましくは水素またはC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、より好ましくは水素またはC1-3アルキル、特に水素またはメチルから独立に選択される;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ハロゲン、NH2、NH(C1-6アルキル)、N(C1-6アルキル)2もしくはCN、好ましくは水素もしくはC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、より好ましくは水素もしくはC1-3アルキル、特に水素もしくはメチルから独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって6員炭素環もしくは複素環、特に炭素環、特に6員不飽和炭素環を形成する;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C1-6アルケニル、C1-6アルキニル、C(R29)3または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環;特にC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキルまたは5もしくは6員の炭素環、好ましくはC1-3アルキルまたは6員炭素環;特にメチルまたはフェニルである;
またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩。
ジベンゾイルメタン、
ベンゾイルアセトン、および
2-アセチル-1-テトラロン、
またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩が含まれる。
スキーム1
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度とを有する、少なくとも1つの金属キレート剤、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩の有効量を適用または投与する段階を含む方法が提供される。
(a)鱗翅類の目(Lepidoptera)から、例えば、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、タマナヤガ(Agrotis ypsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、アラバマ アルギラセア(Alabama argillacea)、アンティカルシア ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、ガンマキンウワバ(Autographa gamma)、カコエシア ムリナナ(Cacoecia murinana)、カプア レティクラナ(Capua reticulana)、トウヒシントメハマキ (Choristoneura fumiferana)、チロ パルテルス(Chilo partellus)、コリストネウラ オクシデンタリス(Choristoneura occidentalis)、キンウワバ属(chrysodexis Spp.)、アワヨトウ(Cirphis unipuncta)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ヨツボシノメイガ(Crocidolomia binotalis)、ケブカノメイガ(Crocidolomia pavonana)、コドリンガ(Cydia pomonella)、デンドロリムス ピニ(Dendrolimus pini)、ディアファニア ニティダリス(Diaphania nitidalis)、ディアトレア グランディオセラ(Diatraea grandiosella)、ミスジアオリンガ(Earias insulana)、モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、 リンゴウスチャイロハマキ(Epiphyas postvittana)(Walker)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、フェルティア サブテラネア(Feltia subterranea)、グラフォリタ フネブラナ(Grapholitha funebrana)、ナシヒメシンクイ(Grapholitha molesta)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)などのヘリコベルパ属、オオタバコガ(Heliothis armigera)、オオタバコガ(Heliothis virescens)、オオタバコガ(Heliothis zea)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヒベルニア デフォリアリア(Hibernia defoliaria)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、リンゴスガ(Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、ランブディナ フィスセラリア(Lambdina fiscellaria)、シロイチモンジヨトウ(Laphygma exigua)、レウコプテラ シテラ(Leucoptera scitella)、リンゴカバホソガ(Lithocolletis blancardella)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、ロキソステゲ スティクティカリス(Loxostege sticticalis)、マイマイガ(Lymantria dispar)、ノンネマイマイ(Lymantria monacha)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、オビカレハ(Malacosoma neustria)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、モシス レパンダ(Mocis repanda)、ナミスジフユナミシャク(Operophthera brumata)、オルギイア シュードツガタ(Orgyia pseudotsugata)、ヨーロッパアワノメイガ (Ostrinia nubilalis)、トビハマキ(Pandemis heparana)、マツキリガ(Panolis flammea)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、ミカンコハモグリ(Phyllocnistis citrella)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、プラティペナ スカブラ(Plathypena scabra)、プラティノタ スツルタナ(Platynota stultana)、コナガ(Plutella xylostella)、プライス シトリ(Prays citri)、プライス オレア(Prays oleae)、プロデニア スニア(Prodenia sunia)、プロデニア オルニトガリ(Prodenia ornithogalli)、シュードプルシア インクルデンス(Pseudoplusia includens)、リアシオニア フルストラナ(Rhyacionia frustrana)、スクロビパルプラ アブソルタ(Scrobipalpula absoluta)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、 テングハマキ(Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ リトラリス(Spodoptera littoralis)、ハスモンヨトウ (Spodoptera litura)、シレプタ デロガタ(Syllepta derogata)、シナンテドン ミオパエフォルミス(Synanthedon myopaeformis)、タウマトポエア ピティオカンパ(Thaumatopoea pityocampa)、トルトリクス ビリダナ(Tortrix viridana)、 イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トリポリザ インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ゼイラフェラ カナデンシス(Zeiraphera canadensis);特にヘリオディス属、ヘリコベルパ属、ケブカノメイガ、モンシロチョウ、ジャガイモガ、キンウワバ属、およびコナガ;
(b)半翅類の目(Hemiptera)から、例えば、アフィス(Aphis)、ベミシア(Bemisia)、フォロドン(Phorodon)、アエネオラミア(Aeneolamia)、エンポアスカ(Empoasca)、パルキンシエラ(Parkinsiella)、ピリラ(Pyrilla)、アオニディエラ(Aonidiella)、コッカス(Coccus)、シュードコッカス(Pseudococcus)、ヘロペルティス(Helopeltis)、リグス(Lygus)、ディスデルクス(Dysdercus)、オキシカレヌス(Oxycarenus)、ネザラ(Nezara)、アレイロデス(Aleyrodes)、トリアトマ(Triatoma)、プシラ(Psylla)、ミズス(Myzus)、メゴウラ(Megoura)、フィロクセラ(Phylloxera)、アデルゲス(Adelges)、ニラパルバタ(Nilaparvata)、ネフォテティクス(Nephotettix)またはシムクス(Cimwx)属;
(c)直翅類の目(Orthoptera)から、例えば、グリロタルパ グリロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、メラノプルス ビビタトゥス(Melanoplus bivittatus)、メラノプルス フェムルブルム(Melanoplus femur-rubrum)、メラノプルス メキシカヌス(Melanoplus mexicanus)、メラノプルス サンギニペス(Melanoplus sanguinipes)、メラノプルス スプレトゥス(Melanoplus spretus)、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、アメリカトビバッタ(Schistocerca americana)、シストセルカ ペレグリナ(Schistocerca peregrina)、スタウロノトゥス マロカヌス(Stauronotus maroccanus)、サバクトビバッタ(Schistocerca gregaria);
(d)チャタテムシ類の目(Psocoptera)から、例えば、ペリプソクス(Peripsocus)属;
(e)膜翅類の目(Hymenoptera)から、例えば、カブラハバチ(Athalia rosae)、ハキリアリ(Atta cephalotes)、チャイロハキリアリ(Atta sexdens)、ハキリアリ(Atta texana)、ホプロカンパ ミヌタ(Hoplocampa minuta)、ホプロカンパ テスツディネア(Hoplocampa testudinea)、アルゼンチンアリ(Iridomyrmes humilis)、イリドミルメス プルプレウス(Iridomyrmex purpureus)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)、アカカミアリ(Solenopsis geminata)、ヒアリ(Solenopsis invicta)、カミアリ(Solenopsis richteri)、アシジロヒラフシアリ(Technomyrmex albipes);
(f)シロアリの目(Isoptera)から、例えば、カロテルメス フラビコリス(Calotermes flavicollis)、コプトテルメス(Coptotermes)属、ロイコテルメス フラビペス(Leucotermes flavipes)、マクロテルメス サブヒアリヌス(Macrotermes subhyalinus)、ナスティテルメス ワルケリ(Nasutitermes walkeri)などのナスティテルメス(Nasutitermes)属、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、レティクリテルメス ルシファガス(Reticulitermes lucifugus)、テルメス ナタレンシス(Termes natalensis);
(g)甲虫類の目(Coleoptera)から、例えば、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、ナシハナゾウムシ(Anthonomus pomorum)、アピオン ボラクス(Apion vorax)、アトマリア リネアリス(Atomaria linearis)、ブラストファガス ピニペルダ(Blastophagus piniperda)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、セロトマ トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンクス アシミリス(Ceuthorhynchus assimilis)、セウトリンクス ナピ(Ceuthorhynchus napi)、カエトクネマ ティビアリス(Chaetocnema tibialis)、コノデルス ベスペルティヌス(Conoderus vespertinus)、クリオセリス アスパラギ(Crioceris asparagi)、デンドロクトヌス レフィペニス(Dendroctonus refipennis)、ディアブロティカ ロンギコルニス(Diabrotica longicornis)、ディアブロティカ 12-パンクタタ(Diabrotica 12-punctata)、ディアブロティカ ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis)、エピトリクス ヒルティペニス(Epitrix hirtipennis)、エウティノボトルス ブラジリエンシス(Eutinobothrus brasiliensis)、マツアナアキゾウムシ(Hylobius abietis)、ヒペラ ブルネイペニス(Hypera brunneipennis)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、ヤツバキクイムシ(Ips typographus)、レマ ビリネアタ(Lema bilineata)、レマ メラノプス(Lema melanopus)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、リモニウス カリフォルニクス(Limonius californicus)、 イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、メラノトゥス コミュニス(Melanotus communis)、メリゲテス アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ ヒポカスタニ(Melolontha hippocastani)、ヨーロッパコフキコガネ(Melolontha melolontha)、イネクビボソハムシ (Oulema oryzae)、オルティオリンクス スルカトゥス(Ortiorrhynchus sulcatus)、オティオリンクス オバトゥス(Otiorrhynchus ovatus)、ファエドン コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロペルタ ホルティコラ(Phyllopertha horticola)、フィロファガ(Phyllophaga)属、フィロトレタ クリソセファラ(Phyllotreta chrysocephala)、フィロトレタ ネモルム(Phyllotreta nemorum)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、マメコガネ(Popillia japonica)、プシリオデス ナピ(Psylliodes napi)、スコリトゥス イントリカトゥス(Scolytus intricatus)、アカアシチビコフキゾウムシ(Sitona lineatus)、グラナリアコクゾウ(sitophilus granarius);
(h)網翅目(Dictyoptera)から、例えば、ムカシゴキブリ (Polyphagidae)、ブラドベリダエ(Bladberidae)、ゴキブリ(Blattidae)、マダラゴキブリ(Epilampridae)、カエテクシダエ(Chaetecsidae)、メタリシダエ(Metallycidae)、マントイディダエ(Mantoididae)、アモルフォスセリダエ(Amorphoscelidae)、エレミアフィリダエ(Eremiaphilidae)、ヒメカマキリ(Hymenopodidae)、カマキリ(Mantidae)およびエンプシダエ(Empusidae)科から;
(i)アザミウマ類の目(Thysanoptera)から、例えば、フランクリニエラ フスカ(Frankliniella fusca)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ トリティシ(Frankliniella tritici)、ハプロトリプス トリティシ(Haplothrips tritici)、クロトンアザミウマ,(Heliothrips haemorrhoidalis)、シルトトリプス シトリ(Scirtothrips citri)、トリプス オリザエ(Thrips oryzae)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci);
(j)同翅類の目(Homoptera)から、例えば、アシルトシフォン オノブリキス(Acyrthosiphon onobrychis)、エンドウヒゲナガアブラムシ (Acyrthosiphon pisum)、カラマツカサアブラムシ(Adelges laricis)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、アフィデュラ ナスツルティイ(Aphidula nasturtii)、マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、アフィス ポミ(Aphis pomi)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ブラキカウドゥス カルドゥイ(Brachycaudus cardui)、 ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ダルブルス マイディス(Dalbulus maidis)、ドレイフシア ノルドマニアナエ(Dreyfusia nordmannianae)、ドレイフシア ピセアエ(Dreyfusia piceae)、ギシギシネアブラムシ(Dysaphis radicola)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatella)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフォン ロザエ(Macrosiphon rosae)、メゴウラ ビシアエ(Megoura viciae)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ミズス セラシ(Myzus cerasi)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、プシラ マリ(Psylla mali)、プシラ ピリ(Psylla piri)、プシラ ピリコラ(Psylla pyricola)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、シトビオン アベナエ(Sitobion avenae)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トキソプテラ シトリシダ(Toxoptera citricida)、トリアレウロデス アブチロネア(Trialeurodes abutilonea)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii);
(k)双翅類の目(Diptera)から、例えば、メキシコミバエ(Anastrepha ludens)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、ソルガムタマバエ(Contarinia sorghicola)、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、オリーブミバエ(Dacus oleae)、ダシネウラ ブラシカエ(Dasineura brassicae)、デリア コアルクタタ(Delia coarctata)、デリア ラディクム(Delia radicum)、イネミギワバエ(Hydrellia griseola)、ヒレミア プラツラ(Hylemyia platura)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ルシリア(Lucilia)属、へシアンバエ(Mayetiola destructor)、ムスカ(Musca)属、 イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)、オシネラ フリト(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomya hyoscyami)、フォルビア アンティクア(Phorbia antiqua)、フォルビア ブラシカエ(Phorbia brassicae)、フォルビア コアルクタタ(Phorbia coarctata)、ラゴレティス セラシ(Rhagoletis cerasi)、ラゴレティス ポモネラ(Rhagoletis pomonella);
(l)シラミ目(Anaplura)から、例えば、ケジラミ(Pthirus pubis)、アタマジラミ(Pediculus humanus capitus)、コロモジラミ(Pediculus humanus humanus)、長い鼻の吸血シラミ、ウシホソジラミ(linognathus vituli)、短い鼻の吸血シラミ、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、小さく青いシラミ、ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)、バッファローのシラミ、スイギュウジラミ(Haematopinus tuberculatus)、および尾房シラミ、ヘマトピヌス クアドリペルトゥシス(Haematopinus quadripertusis)、ならびにヒツジハジラミ(Bovicola ovis)またはウシハジラミ(Bovicola bovis)などのボビコーラ(Bovicola)属から、ダマラニア(Damalania)、トリコデクトゥス(Trichodectus)およびメノポン(Menopon);特にヒツジハジラミまたはウシハジラミ;
(m)ノミ類の目(Siphonaptera)から、例えば、クテノセファリデス(Ctenocephalides)またはプレックス(Pulex)属
(n)ワモンゴキブリ(Periplaneta Americana)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)およびオキナワチャバネゴキブリ(Blattela asahinai)を含む、ゴキブリ(Blattodea)目から;
(o)ハサミムシである革翅目から;
(p)蛛形綱(Arachnida)から、例えば、オーストラリア種マダニ(Ixodes holocyclus)、ブーフィルス ミクロプルス(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei var. humani)、イヌセンコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei canis)、ブタヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei suis)、ウシヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei bovis)、ヒツジキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes ovis)およびヒョウヒダニ(Dermatophagoides)属、特にヒゼンダニ、イヌセンコウヒゼンダニ、ブタヒゼンダニ、ウシヒゼンダニ、ヒツジキュウセンヒゼンダニおよびヒョウヒダニ。
(i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
(ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度とを有する、金属キレート剤を選択する段階を含む方法が提供される。金属キレート剤のclogP値はそのlogP値から、例えば、Biobytheによって提供されるclogPプログラムを用いて計算してもよい。logP値は文献から得てもよく、またはn-オクタノールと水との間の分配係数測定値から計算してもよい。
(i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
(ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度とを有する使用が提供される。
実施例1
シラミ卵孵化に関連するリモデリング事象のメカニズムの評価:
シラミ卵孵化のメカニズムを解剖顕微鏡下で評価した。雌コロモジラミをウサギ上で半時間栄養補給した後、ヒト毛髪を含むペトリ皿に移した。次いで、ペトリ皿を32℃;相対湿度32%のインキュベーターに入れた。栄養補給5時間以内に、雌シラミは産卵し始める。各シラミは一度に10個までの卵を産む。卵はその後7日〜9日かけて発生する。孵化前の最後の12時間以内に、下記の変化が観察された。発生中の胚の眼を卵内ではっきり検出することができ、発生中の胚はその頭がハッチフラップまたは小蓋に近くなるように向いていた。胚が卵内で動いているのを観察することができる。孵化は、小蓋が開き、その直後に胚が現れ始める時に起こる。頭がまず現れ、続いて脚がついた胸部が現れる。最後に、腹部が現れ、若虫は卵から自由に移動するが、卵は毛髪に接合されたままである。光学顕微鏡下では、孵化を促進すると思われる、新しく現れた若虫の頭に関連する明白な構造は見られない(すなわち、卵歯はない)。この所見は、卵内の若虫の物理的な動きはおそらく卵孵化に寄与しているが、他の特定の生化学的事象が関与していることを示唆するものである。
シラミ卵抽出物中のプロテアーゼ活性の検出:
孵化の12時間以内に、50個のヒトジラミ卵(コロモジラミ)を毛髪から取り、1mLエッペンドルフチューブに入れた。蒸留水20μLを未孵化卵に加え、32℃で30分間インキュベートした。20μLを回収し、凍結乾燥して、-70℃で保存した。この試料を試料1とした。いくつかの他の試料も前述のとおりに採集した。試料2は、約3cmの長さの毛髪4本から未孵化のシラミ卵を取り、毛髪を0.5cmの長さに切断し、20μlの蒸留水を含むマイクロチューブに入れ、32℃で30分間インキュベートすることにより採集した。試料3は、試料2のとおりに採集したが、毛髪を10mLの1%次亜塩素酸ナトリウムを含むチューブに1分間入れ、続いて25mLの蒸留水中で1分間の洗浄を5回行って次亜塩素酸ナトリウムを除去した後、20μlの蒸留水を含むマイクロチューブ内で試料2のとおりにインキュベートした。試料4は、毛髪から取り、1%次亜塩素酸ナトリウムで洗浄し、20μlの蒸留水中で試料3の毛髪と同じ様式でインキュベートした。最後に、試料5を孵化の24時間以内の卵から採集したが、これらは1%次亜塩素酸ナトリウムで洗浄し、次いで32℃のインキュベーターに戻して孵化するまで置き、空の卵殻を卵孵化の0〜2時間後に集め、20μlの蒸留水を含む1mLマイクロチューブに入れ、試料1〜4のとおりにインキュベートした。試料1〜5のすべてについて、20μlの液を回収し、凍結乾燥して、-70℃で保存した。これらの新しく孵化した卵殻から回収した洗液を卵殻洗液(ESW)とする。これらの異なる試料中のプロテアーゼの存在を調べるために、凍結乾燥試料を非還元SDS試料緩衝液15μLに再度懸濁し、10,000gで2分間遠心分離し、15μLをすべて10%ゼラチン基質SDS-PAGEゲルに吸着させた。ゲルを4℃、10mAで10分間と、続いて15mAでさらに25分間泳動した。次いで、これらを2.5%Triton-X 100溶液中2×20分間と、続いて1mM CaCl2を含む0.1M Tris/HCl(pH8.0)中3時間インキュベートした。活性を、ゲル上の澄明領域(ゲル内のゼラチンを分解するプロテアーゼ活性の結果)として検出した。
卵殻洗液中のプロテアーゼの特徴分析:
卵孵化を阻害するための標的としての卵殻洗液中のシラミ孵化プロテアーゼの可能性を評価するために、まず孵化プロテアーゼの性質を特徴付けることが必要であった。プロテアーゼの4つの主なクラスの阻害剤を用いて、ESW中のプロテアーゼを分類した。
シラミ卵孵化を測定するためのインビトロバイオアッセイ法の開発:
シラミ卵孵化に対するプロテアーゼ阻害剤の効果を評価するために、信頼性の高いインビトロバイオアッセイ法を開発する必要があった。雌雄のコロモジラミをウサギ上で前述のとおりに栄養補給した。雌雄比3:1のシラミ成虫を、約3×3cm2のナイロン布を含む清浄なペトリ皿に移し、32℃で12時間放置した。この間に、雌シラミは産卵し、卵を布に付着させた。次いで、すべてのシラミを除去し、卵をその後5日間インキュベートする。第6日に卵を含む布を1%次亜塩素酸ナトリウム溶液中に1分間置き、次いで徹底的に洗浄する。次いで、卵は発生の最終段階を通って孵化する。未処理の対照卵で、インビトロ卵孵化アッセイ法を用いて、85〜95パーセントの間の信頼できる平均孵化パーセンテージが得られた。その後、卵孵化アッセイ法にとって、シラミ卵を次亜塩素酸ナトリウムで前処理する必要がないことが判明した。
シラミ孵化プロテアーゼの活性を阻害しうる化合物の特定:
(a)シラミ卵孵化バイオアッセイ法を用いたプロテアーゼ阻害剤の試験
シラミの卵孵化を測定するためのバイオアッセイ法を改良し、次の調査段階はこのバイオアッセイ法を異なる阻害剤の卵孵化に対する効果を調べる手段として用いることであった。
シラミ卵孵化の阻害剤を評価する手段として、一連の経時的実験を行った。卵を前述のとおりに布上に産卵させ、次いで、産卵後120時間まで24時間間隔で阻害剤を新しい卵の群に加えた。次いで、卵を28℃でさらに8日間インキュベートし、卵孵化させた。この阻害剤アッセイ法は、シラミ卵が発生の様々な段階にある現場の状況を、より厳密に反映している。
シラミまたはコナガ卵の孵化を阻害するための適当な金属キレート剤の特定
シラミの薄膜卵孵化に関連するリモデリング事象を阻害するための可能性を有するいくつかの金属キレート剤を、それらの異なる濃度でのシラミの殺卵活性パーセンテージを比較することにより分析し、それらのlogit計算pLD50、Pref pLD50、活性クラス、clogPおよびモル屈折度をもとめた。結果を表2に示す。
1-10フェナントロリンによる処理後の卵洗浄の効果:
卵の洗浄が1,10-フェナントロリンの阻害活性に影響をおよぼすかどうかを調べるために、実験を行った(表3)。対照群(5%メタノール)も準備した。孵化阻害パーセンテージを、未処理対照と比べての卵孵化の低下パーセンテージとして計算した。未処理対照は孵化パーセンテージ100%とした。この実験の結果は、1,10-フェナントロリンが卵の水中での洗浄後もシラミ卵孵化阻害に際し非常に有効であることを示している。卵孵化に近づきつつある後期(第5日)の卵において、効果は低濃度の阻害剤を用いた場合に観察されたものと同様の濃度依存性を反映していると思われる。1,10-フェナントロリンで処理した卵の一部は、正常に発生はするが、孵化はできないと見られる胚を有していたことにも注目された。
1-10フェナントロリンによるアタマジラミ卵の孵化の阻害:
金属キレート剤およびメタロプロテアーゼ阻害剤である1,10-フェナントロリンが、ヒトジラミに対してアタマジラミ卵孵化を阻害することができるかどうかを調べるために、試験を行った。アタマジラミ卵は下記のとおりに得た:1〜2匹の雄成虫および6〜8匹の雌成虫アタマジラミ両方の群を、綿布を含む24穴ペトリ皿の別々のウェルに入れた。ペトリ皿を加湿インキュベーターに移し、32℃、70%RHで12時間インキュベートして雌シラミを産卵させた。12時間後、すべてのシラミ成虫をペトリ皿のウェルから取り出し、一連の経時的実験を行った。卵の群(24時齢)を10mM 1,10-フェナントロリン溶液200μLで10分間処理した。対照(すなわち、阻害剤処理なし)群の卵も含めた。卵を阻害剤から取り出し、ティッシュペーパー上で水分を吸い取り乾燥し、32℃、70%RHに置き、孵化させた。第二の卵群(48時齢)を前述のとおりに処理し、同様に孵化させた。この工程をアタマジラミ卵に対して産卵後120時間まで24時間間隔で繰り返した。この阻害剤アッセイ法は、シラミ卵が頭上で発生の様々な段階にある現場の状況を、より厳密に反映しており、寄生生物のこれらの異なる段階に対する阻害効果の観察を可能にする。
金属キレート剤によるシラミ卵孵化の阻害:
clogP値がそれぞれ1.56および2.56であり、モル屈折度がそれぞれ46cm3/molおよび56cm3/molである二つの金属キレート剤、2,2'-ジピリジンおよび6,6'-ジメチル-2,2'-ジピリジンを用い、これらのシラミ卵孵化に対する効果を調べるために実験を行った。これらの化合物を標準シラミアッセイ法で試験して、その殺卵効果を評価した(阻害剤を試験するために用いた方法については実施例5参照)。この試験の結果を表5および6に示す。
市販のシラミ製剤の1,10-フェナントロリンとの比較評価
三つの主要な市販アタマジラミ製剤の殺卵性を、標準シラミ卵孵化アッセイ法において評価した。3つの市販アタマジラミ製剤は下記のとおりであった:
1. KP-24(登録商標) Nelson Laboratories、活性成分1%マルディソン(マラチオン);
2. RID(登録商標) Bayer、活性成分1%ピレトリン;および
3. NIX(登録商標) Pfizer、活性成分1%ペルメトリン。
他の市販シラミ製剤の評価
二つの主要な市販アタマジラミ製剤の殺卵性を、標準シラミ卵孵化アッセイ法において評価した。2つの市販アタマジラミ製剤は下記のとおりであった:
1. Pronto Plus(登録商標) Shampoo Del Laboratories、活性成分0.33%ピレトリン;および
2. Pronto Plus(登録商標) Mousse Shampoo Del Laboratories、活性成分0.33%ピレトリン。
コナガの卵孵化に対する化合物の評価
24時間かけて産卵された数百個のコナガ卵(Waite株)を採集した。採集の3〜5時間以内に、卵を下記の異なる阻害剤で処理した。
コナガの卵孵化に対する化合物の評価
24時間かけて産卵された数百個のコナガ卵(Waite株)を採集した。採集の3〜5時間以内に、すべての卵を下記の異なる阻害剤で処理した。
産業的標準によるヘリコベルパ属の制御
活性化合物としてメトミルを含むLannate(登録商標)(Crop Care Australasia Pty Ltd)を比較対象として選んだ。
2-アセチル-1-テトラロンによるヘリコベルパ属の制御
2-アセチル-1-テトラロンのオオタバコガに対する殺卵活性を、実施例14に記載のとおりに評価した。化合物を100%ジエトキシグリコールに溶解し、水中で最終濃度1%に希釈した。結果を図6に示し、2-アセチル-1-テトラロンが2mMで強い殺卵効力を示し、1mMで効力は低減することが明らかである。
オオタバコガの卵孵化に対する化合物の評価
24時間かけて織り目の細かいメッシュ布上に産卵された数百個のオオタバコガ卵(Tatura×Toowoomba株)を採集した。採集の3〜5時間以内に、すべての卵を下記の異なる阻害剤で処理した。
オオタバコガの卵孵化に対する化合物の評価
24時間かけて織り目の細かいメッシュ布上に産卵された数百個のオオタバコガ卵(Tatura×Toowoomba株)を採集した。採集の3〜5時間以内に、すべての卵を下記の異なる阻害剤で処理した。
コナガ卵の孵化に対する2-(2-ピリジニル)キノンの効果の評価
24時間かけて産卵された数百個のコナガ卵(Waite株)を採集した。採集の24〜48時間以内に、すべての卵を下記の異なる阻害剤で処理した。
6,6'-ジメチル-2-29-ジピリジルによる卵孵化の阻害に対する追加金属イオンの効果の評価
24時間かけて産卵された数百個のコナガ卵(Waite株)を採集した。採集の24時間以内に、下記の実験設計を選択した。卵のバッチを10mM 6,6'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに2秒間曝露した一方で、さらなる卵のバッチを溶媒のみ(メタノール)に2秒間曝露した。すべての卵のバッチを室温で20分間風乾した。次いで、卵を10、5または1mMいずれかのFeSO4に2秒間曝露し、風乾し、24℃のインキュベーターに入れて、その後6日間かけて孵化させた。加えて、10mM 6,6'-ジメチル-2,2'-ジピリジルの陽性対照を準備し、卵をこの化合物に2秒間曝露し、風乾し、インキュベーターに入れた。
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルによる卵孵化の阻害に対する追加金属イオンの効果の評価
24時間かけて産卵された数百個のコナガ卵(Waite株)を採集した。採集の24時間以内に、下記の実験設計を選択した。卵のバッチを10mM 5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに2秒間曝露した一方で、さらなる卵のバッチを溶媒のみ(メタノール)に2秒間曝露した。すべての卵のバッチを室温で20分間風乾した。次いで、卵を10、5または1mMのFeSO4に2秒間曝露し、風乾し、24℃のインキュベーターに入れて、その後6日間かけて孵化させた。加えて、10mM 5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルの陽性対照を準備し、卵をこの化合物に2秒間曝露し、風乾し、インキュベーターに入れた。
コナガに対する金属キレート化合物の殺卵効力
2-アセチル-1-テトラロンのコナガ卵に対する殺卵効力も試験した。化合物をジエトキシグリコールに溶解し、次いで1mM 2-アセチル-1-テトラロンを含む1%ジエトキシグリコールの最終濃度に希釈し、実施例13と同じ様式で試験した。このアッセイの結果を図7に示し、この化合物が2および1mMでコナガに対して強い殺卵効力を示し、0.5mMでは阻害は観察されないことが明らかである。
コナガの卵孵化に対する化合物の評価
2,2',6,2''-テルピリジンおよび5,5'-ジエチル-2,2'ジピリジルのコナガ卵に対する殺卵効力も試験した。化合物をジエトキシグリコールに溶解し、次いで1mM 2,2',6,2''-テルピリジンまたは1mMおよび0.1mM 5,5'-ジエチル-2,2'-ジピリジルを含む1%ジエトキシグリコールの最終濃度に希釈し、実施例13と同じ様式で試験した。このアッセイの結果を表17に示し、両方の化合物について1mMで完全阻害を示している。0.1mM 5,5'-ジエチル-2,2'-ジピリジルで卵孵化の部分阻害が観察された。
6,6'-ジメチル-2,2'-ジピリジルおよび5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのヒツジハジラミの卵孵化に対する効果
ヒツジハジラミの卵を、この寄生虫に外寄生されているヒツジの羊毛から採集した。卵を解剖顕微鏡を用いてピンセットで採集し、24穴組織培養プレート中に反復試料ごとに卵10個の二つ組ロットで加えた。次いで、卵をメタノールだけ(対照)または試験化合物のいずれかに10分間または1分間のいずれかで曝露した後、ウェルから取り出し、チューブの底に餌を含む個別のガラスバイアルに入れた。チューブを、塩溶液を含む(湿度を68%の一定に保つため)プラスティック容器に入れ、容器を32℃の温度で維持した。卵をその後12日間にわたり孵化についてモニターし、対照と比較しての孵化阻害率(%)をもとめた。
ヘモンカス コントルタスの卵孵化に対する金属キレート剤の効果
胃腸寄生虫のヘモンカス コントルタスは世界中のヒツジの主な病原体である。この寄生虫は、ヒツジの第四胃粘膜に付着し、吸血する、成虫の能力によって生存している。1匹の雌成虫は1日に約0.1mlの血液を取り込むことができる。成虫は何ヶ月も生きることができ、雌は1日に数百の卵を産み、感染した動物は1日に糞便1グラムあたり数千以上の卵を放牧地に流出する。卵は気象条件に応じて1〜2日後に孵化し、2回の脱皮後に感染性のL3幼虫が牧草地に現れ、宿主によって消費される。いったん宿主内に入ると、L3幼虫はルーメン中で脱鞘し、第四胃に移動し、粘膜にもぐり込んで餌を取り、そこでさらに2回の脱皮を行う。感染したヒツジは下痢状態になり、場合によっては脱水と血液損失による貧血を起こす。寄生虫が除去されなければ、動物は死亡する。制御は放牧地管理と併せた駆虫薬の戦略的使用が中心である。寄生虫の耐性による問題の増大は、市販の駆虫薬の大部分がこの寄生虫に対してもはや無効であるため、生産者にとって重大な問題となっている。事実、この寄生虫を制御するのに顕著な効力を示したイベルメクチンでさえも、耐性の発生に対して無効となり始めている。
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのチリダニ、ヒョウヒダニ属の卵孵化および生存度に対する効果
ろ紙(直径90mm)を同じ直径のペトリ皿に置いた。次いで、小さい空気ポンプ噴霧器を用いてろ紙を試験化合物で湿らせた。次いで、湿ったろ紙を自然の空気流で乾燥させた。約500匹/gのダニを含むチリダニ媒質200mgをろ紙上に置き、ダニの数を鏡検下で計数した。次いで、ペトリ皿を25℃および75%RHのインキュベーターに2週間放置した。2週間後、ペトリ皿のダニの数を二回目として計数した。この実験を試験化合物で3回と、対照として水を用いてさらに3回繰り返した。結果を表19に示す。
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのネコノミ(Ctenocephalides felis)の卵孵化に対する効果
ネコノミの卵を1OmM 5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに10分間曝露し、次いで溶液から取り出し、インキュベーターに入れて孵化させた。チリダニ卵の群を媒体のみに曝露し、対照として用いた。第三の群は未処理のままとした。続いて、卵を調べ、対照に対して孵化に成功した卵のパーセンテージをもとめた。
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのトコジラミ(Cimex lectularius)の卵孵化に対する効果
トコジラミの卵を1OmM 5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに10分間曝露し、次いで溶液から取り出し、インキュベーターに入れて孵化させた。チリダニ卵の群を媒体のみに曝露し、対照として用いた。第三の群は未処理のままとした。続いて、卵を調べ、対照に対して孵化に成功した卵のパーセンテージをもとめた。
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのヘモンカス コントルタスの生存に対する効果
第三段階H.コントルタス幼虫を様々な濃度の5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに曝露し、L3からL4への脱皮に対する効果を調べた。幼虫は脱鞘した(それらのL2鞘が化学的に除去された)か、または未脱鞘であった(それらのL2鞘が無傷であった)。幼虫を、それらのDMEMの培地に加えた様々な濃度の5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに曝露し、幼虫の生存に対する効果を経時的にモニターした。37℃で30分間のインキュベーションの後、1および0.5mMの化合物に曝露した脱鞘幼虫の90%よりも多くが死んでいるようであった。これに対して、化合物への曝露後3日まで、未脱鞘の幼虫では対照と比べて有害効果は観察されなかった。曝露後6日目までに、処理群の幼虫の90%よりも多くが死んでいるようであったが、対照群の幼虫は健常のようであった。この未脱鞘の幼虫に対する殺幼虫効果は、化合物の10μM曝露後に幼虫は曝露後6日目まで健常と思われたため、用量依存的のようであった。
製剤化した5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのヒトジラミの卵孵化に対する効果
5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルを製剤化し、標準のヒトジラミ卵アッセイで評価した。様々な時齢のコロモジラミ卵(反復試料ごとに15〜30個)を試験溶液もしくはプラシーボに10分間曝露するか、または未処理のままとし、続いて1分間水洗し、吸い取り乾燥した。次いで、卵を30℃で処理後10日間インキュベートし、孵化に成功した卵のパーセンテージをもとめた(表20)。結果は、化合物5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルを製剤化してコロモジラミ卵に適用した場合の、殺卵活性の強い用量依存性を示している。
製剤化した5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルのアタマジラミの卵孵化に対する効果
産卵期の雌シラミを産卵させた。卵を計数し、光学顕微鏡下で検査し、未損傷に見えるすべての卵を2つの処理群の1つに割り付けた。1群を製剤中の5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルに曝露した一方で、第2群を製剤のみに曝露した。プロトコルは下記のとおりであった:
処理:5'-ジメチル-2,2'-ジピリジル(2OmM)n=10
媒体対照のみ n=10
曝露時間:10分間
洗浄時間:約37℃で1分間
インキュベーション:すべての卵を31℃の加湿インキュベーター内に置き、特に眼の発生と続く孵化の徴候についてモニターした、表21参照。
温室内のコナガの卵孵化に対する5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルおよび5,5'ジエチル-2,2'-ジピリジルの殺卵効果
いくつかの処理および反復試料を温室内で4〜5葉段階の若いキャベツを用いて準備した。産卵期の雌によりコナガ卵を各植物が卵10個を含むように産卵させた。植物に市販の殺卵剤または製剤中の化合物5,5'-ジメチル-2,2'-ジピリジルおよび5,5'ジエチル-2,2'-ジピリジルを200L/Haの率でトラック噴霧器を用いて噴霧した。水飲みまたはプラシーボの対照も含めた。殺卵効力を数日間モニターし、孵化した卵および出現した毛虫幼虫の数を記録した(表22)。
[本発明1001]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱鞘を阻害する、またはその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(I)の化合物、その薬学的、獣医学的または農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱鞘を低減させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1002]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱嚢を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、その薬学的、獣医学的または農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱嚢を低減させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1003]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物のアポリシス(apolysis)を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、その薬学的、獣医学的または農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物のアポリシスを低減させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1004]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の変態を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の変態を阻害する段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1005]
R 3 およびR 3' がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、本発明1001から1004のいずれかの方法。
[本発明1006]
R 3 がエチルである、本発明1005の方法。
[本発明1007]
R 3 がメチルである、本発明1005の方法。
[本発明1008]
R 3' がメチルである、本発明1005の方法。
[本発明1009]
R 3' がエチルである、本発明1005の方法。
[本発明1010]
R 3' がエチルであり、かつR 3 がメチルである、本発明1005の方法。
[本発明1011]
R 3' がメチルであり、かつR 3 がエチルである、本発明1005の方法。
[本発明1012]
R 3 およびR 3' が両方ともエチルである、本発明1001から1004のいずれかの方法。
[本発明1013]
前記化合物が金属キレート剤であり、ここで金属キレート剤は金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子を有し、/1かつ≦4のclogP値;および/または40から90cm 3 /モルの範囲のモル屈折度を有する、本発明1001から1004のいずれかの方法。
[本発明1014]
金属キレート剤が1,10-フェナントロリンではない、本発明1013の方法。
[本発明1015]
金属キレート剤が2,2'-ビピリジンではない、本発明1013の方法。
[本発明1016]
前記害虫を第二の殺虫剤に接触させる段階をさらに含む、本発明1001から1004のいずれかの方法。
[本発明1017]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱鞘を阻害する、またはその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱鞘を低減させる段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1018]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱嚢を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱嚢を低減させる段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1019]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物のアポリシスを阻害する、またはその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物のアポリシスを低減させる段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1020]
害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の変態を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の変態を阻害する段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1021]
前記化合物が金属キレート剤であり、ここで金属キレート剤は金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子を有し、/1かつ≦4のclogP値;および/または40から90cm 3 /モルの範囲のモル屈折度を有する、本発明1017から1020のいずれかの方法。
[本発明1022]
前記害虫を第二の殺虫剤に接触させる段階をさらに含む、本発明1017から1020のいずれかの方法。
[本発明1023]
脱鞘、脱嚢、アポリシスまたは変態の速度において、1,10フェナントロリンの投与で見られるよりも大幅な低下を生じる、本発明1001から1004または本発明1017から1020のいずれかの方法。
[本発明1024]
無脊椎動物害虫を死滅させる方法であって、該無脊椎動物を死滅させるのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を接触させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1025]
無脊椎動物害虫を死滅させる方法であって、該無脊椎動物を死滅させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を接触させる段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1026]
前記無脊椎動物が線虫、吸虫、条虫、シラミ、ノミ、ダニおよびヒゼンダニ、ガ、甲虫、毛虫(caterpillar)、チョウ、シロアリ、クモ、ゴキブリ、ムカデ、ノミならびにダニからなる群より選択される、本発明1024または1025の方法。
[本発明1027]
無脊椎動物集団におけるリモデリング事象を阻害する方法であって、該無脊椎動物のリモデリング事象を阻害するのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に前記害虫を接触させる段階を含み、ここで該無脊椎動物のリモデリング事象は卵孵化ではなく、かつ該無脊椎動物は外部寄生昆虫ではない方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1028]
R 3 およびR 3' がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、本発明1027の方法。
[本発明1029]
無脊椎動物集団におけるリモデリング事象を阻害する方法であって、該無脊椎動物のリモデリング事象を阻害するのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に前記害虫を接触させる段階を含み、ここで該無脊椎動物のリモデリング事象は卵孵化ではなく、かつ該無脊椎動物は外部寄生昆虫ではない方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1030]
前記無脊椎動物害虫が線虫、吸虫および条虫からなる群より選択される、本発明1027または1029の方法。
[本発明1031]
非外部寄生無脊椎動物集団における卵孵化を阻害する方法であって、該卵孵化を阻害するのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該無脊椎動物を接触させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1032]
R 3 およびR 3' がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、本発明1031の方法。
[本発明1033]
非外部寄生無脊椎動物集団における卵孵化を阻害する方法であって、該卵孵化を阻害するのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該無脊椎動物を接触させる段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1034]
前記無脊椎動物が線虫、吸虫および条虫からなる群より選択される、本発明1031または本発明1033の方法。
[本発明1035]
前記無脊椎動物が線虫である、本発明1034の方法。
[本発明1036]
前記線虫をその幼虫段階で阻害する、本発明1035の方法。
[本発明1037]
無脊椎動物害虫集団を制御または死滅させる方法であって、該無脊椎動物害虫を死滅させる、またはその集団サイズを低減させるのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を内部または外部接触させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
[本発明1038]
R 3 およびR 3' がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、本発明1037の方法。
[本発明1039]
無脊椎動物害虫集団を制御または死滅させる方法であって、該無脊椎動物害虫を死滅させる、またはその集団サイズを低減させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を内部または外部接触させる段階を含む方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C 1-6 アルキル) 2 または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1040]
一連の金属キレート剤から無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤候補としてのキレート剤を選択する方法であって;
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i. /1かつ≦4のclogP値;および/または
ii. 40から90cm 3 /モルの範囲のモル屈折度
とを有する金属キレート剤を選択する段階を含む、方法。
[本発明1041]
下記の式(II)の一連の金属キレート剤、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩から無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤候補としてのキレート剤を選択する方法であって;
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度
とを有する、下記の式(II)の金属キレート剤を選択する段階を含む、方法:
式中、Y 1 およびY 2 はO、NR 28 、またはSから独立に選択され;
R 21 、R 22 、R 23 およびR 24 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 21 およびR 22 またはR 22 およびR 23 ならびにR 24 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R 25 およびR 26 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R 29 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか;または
R 25 およびR 26 はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R 27 はC 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、C(R 29 ) 2 、N(R 30 ) 2 、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R 28 は水素、C 1-6 アルキル、または分枝鎖C 1-6 アルキルであり;
R 29 は水素またはハロゲンであり;かつ
各R 30 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。
[本発明1042]
下記の式Iの一連の金属キレート剤から無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤候補としてのキレート剤を選択する方法であって;
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度
とを有する、下記の式(I)の金属キレート剤を選択する段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R 5 ) 2 -、-Z-または-C(R 5 ) 2 -Z-C(R 5 ) 2 -から選択され;
R 1 およびR 1' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオ、ハロゲン、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択されるか、またはR 1 およびR 19 は一緒になって-C(R 5 ) 2 -、-C(R 5 ) 2 -C(R 5 ) 2 -、-CR 5 =CR 5 -、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R 2 、R 2' 、R 3 、R 3' 、R 4 およびR 4' は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R 6 ) 3 、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルもしくはN(C 1-6 アルキル) 2 、-CH 2 CHNH(CO 2 H)、NH(C 1-6 アルキレン)N(C 1-6 アルキル) 2 または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R 2 およびR 3 もしくはR 3 およびR 4 ならびに/またはR 2' およびR 3' もしくはR 3' およびR 4' はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R 5 は水素、C 1-6 アルキル、分枝鎖C 1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル、C 2-6 アルキニル、ヒドロキシ、C 1-6 アルコキシ、チオール、C 1-6 アルキルチオール、CO 2 H、CO 2 C 1-6 アルキル、SO 3 H、SO 3 C 1-6 アルキル、NH 2 、NHC 1-6 アルキルまたはN(C 1-6 アルキル) 2 から独立に選択され;
各R 6 は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
Claims (42)
- 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱鞘を阻害する、またはその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(I)の化合物、その薬学的、獣医学的または農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱鞘を低減させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱嚢を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、その薬学的、獣医学的または農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱嚢を低減させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物のアポリシス(apolysis)を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、その薬学的、獣医学的または農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物のアポリシスを低減させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の変態を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の変態を阻害する段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - R3およびR3'がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
- R3がエチルである、請求項5記載の方法。
- R3がメチルである、請求項5記載の方法。
- R3'がメチルである、請求項5記載の方法。
- R3'がエチルである、請求項5記載の方法。
- R3'がエチルであり、かつR3がメチルである、請求項5記載の方法。
- R3'がメチルであり、かつR3がエチルである、請求項5記載の方法。
- R3およびR3'が両方ともエチルである、請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
- 前記化合物が金属キレート剤であり、ここで金属キレート剤は金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子を有し、/1かつ≦4のclogP値;および/または40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度を有する、請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
- 金属キレート剤が1,10-フェナントロリンではない、請求項13記載の方法。
- 金属キレート剤が2,2'-ビピリジンではない、請求項13記載の方法。
- 前記害虫を第二の殺虫剤に接触させる段階をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
- 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱鞘を阻害する、またはその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱鞘を低減させる段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の脱嚢を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の脱嚢を低減させる段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物のアポリシスを阻害する、またはその速度を低下させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物のアポリシスを低減させる段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 害虫外寄生を処置する方法であって、無脊椎動物の変態を阻害する、またはさもなければその速度を低下させるのに有効な量の下記の式の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を外部接触させることにより、該無脊椎動物の変態を阻害する段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 前記化合物が金属キレート剤であり、ここで金属キレート剤は金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子を有し、/1かつ≦4のclogP値;および/または40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度を有する、請求項17から20のいずれか一項記載の方法。
- 前記害虫を第二の殺虫剤に接触させる段階をさらに含む、請求項17から20のいずれか一項記載の方法。
- 脱鞘、脱嚢、アポリシスまたは変態の速度において、1,10フェナントロリンの投与で見られるよりも大幅な低下を生じる、請求項1から4または請求項17から20のいずれか一項記載の方法。
- 無脊椎動物害虫を死滅させる方法であって、該無脊椎動物を死滅させるのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を接触させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - 無脊椎動物害虫を死滅させる方法であって、該無脊椎動物を死滅させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を接触させる段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 前記無脊椎動物が線虫、吸虫、条虫、シラミ、ノミ、ダニおよびヒゼンダニ、ガ、甲虫、毛虫(caterpillar)、チョウ、シロアリ、クモ、ゴキブリ、ムカデ、ノミならびにダニからなる群より選択される、請求項24または25記載の方法。
- 無脊椎動物集団におけるリモデリング事象を阻害する方法であって、該無脊椎動物のリモデリング事象を阻害するのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に前記害虫を接触させる段階を含み、ここで該無脊椎動物のリモデリング事象は卵孵化ではなく、かつ該無脊椎動物は外部寄生昆虫ではない方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - R3およびR3'がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、請求項27記載の方法。
- 無脊椎動物集団におけるリモデリング事象を阻害する方法であって、該無脊椎動物のリモデリング事象を阻害するのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に前記害虫を接触させる段階を含み、ここで該無脊椎動物のリモデリング事象は卵孵化ではなく、かつ該無脊椎動物は外部寄生昆虫ではない方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 前記無脊椎動物害虫が線虫、吸虫および条虫からなる群より選択される、請求項27または29記載の方法。
- 非外部寄生無脊椎動物集団における卵孵化を阻害する方法であって、該卵孵化を阻害するのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該無脊椎動物を接触させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - R3およびR3'がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、請求項31記載の方法。
- 非外部寄生無脊椎動物集団における卵孵化を阻害する方法であって、該卵孵化を阻害するのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該無脊椎動物を接触させる段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 前記無脊椎動物が線虫、吸虫および条虫からなる群より選択される、請求項31または請求項33記載の方法。
- 前記無脊椎動物が線虫である、請求項34記載の方法。
- 前記線虫をその幼虫段階で阻害する、請求項35記載の方法。
- 無脊椎動物害虫集団を制御または死滅させる方法であって、該無脊椎動物害虫を死滅させる、またはその集団サイズを低減させるのに有効な量の下記の式(I)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を内部または外部接触させる段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。 - R3およびR3'がそれぞれ独立にエチルまたはメチルである、請求項37記載の方法。
- 無脊椎動物害虫集団を制御または死滅させる方法であって、該無脊椎動物害虫を死滅させる、またはその集団サイズを低減させるのに有効な量の下記の式(II)の化合物、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩に該害虫を内部または外部接触させる段階を含む方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 一連の金属キレート剤から無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤候補としてのキレート剤を選択する方法であって;
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i. /1かつ≦4のclogP値;および/または
ii. 40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度
とを有する金属キレート剤を選択する段階を含む、方法。 - 下記の式(II)の一連の金属キレート剤、またはその薬学的、獣医学的もしくは農業的に許容される塩から無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤候補としてのキレート剤を選択する方法であって;
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度
とを有する、下記の式(II)の金属キレート剤を選択する段階を含む、方法:
式中、Y1およびY2はO、NR28、またはSから独立に選択され;
R21、R22、R23およびR24は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキル、N(C1-6アルキル)2または炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R21およびR22またはR22およびR23ならびにR24はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
R25およびR26は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、CN、C(R29)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか;または
R25およびR26はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環もしくは複素環を形成し;
R27はC1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、C(R29)2、N(R30)2、または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環であり;
R28は水素、C1-6アルキル、または分枝鎖C1-6アルキルであり;
R29は水素またはハロゲンであり;かつ
各R30は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、5または6員の炭素環または複素環から独立に選択される。 - 下記の式Iの一連の金属キレート剤から無脊椎動物のリモデリング事象の阻害剤候補としてのキレート剤を選択する方法であって;
金属イオンに同時に配位することが可能な少なくとも2つの極性原子と
i)/1かつ≦4のclogP値;および/または
ii)40から90cm3/モルの範囲のモル屈折度
とを有する、下記の式(I)の金属キレート剤を選択する段階を含む方法:
式中、Xは共有結合、-C(R5)2-、-Z-または-C(R5)2-Z-C(R5)2-から選択され;
R1およびR1'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオ、ハロゲン、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2から独立に選択されるか、またはR1およびR19は一緒になって-C(R5)2-、-C(R5)2-C(R5)2-、-CR5=CR5-、C(O)、C(S)もしくはNHであり;
R2、R2'、R3、R3'、R4およびR4'は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、ハロゲン、CN、C(R6)3、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルもしくはN(C1-6アルキル)2、-CH2CHNH(CO2H)、NH(C1-6アルキレン)N(C1-6アルキル)2または5もしくは6員の炭素環もしくは複素環から独立に選択されるか;あるいは
R2およびR3もしくはR3およびR4ならびに/またはR2'およびR3'もしくはR3'およびR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5または6員の炭素環または複素環を形成し;
各R5は水素、C1-6アルキル、分枝鎖C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、チオール、C1-6アルキルチオール、CO2H、CO2C1-6アルキル、SO3H、SO3C1-6アルキル、NH2、NHC1-6アルキルまたはN(C1-6アルキル)2から独立に選択され;
各R6は水素およびハロゲンから独立に選択され;かつ
Zは共有結合、-NH-、-O-、-S-、-C(O)-および-C(S)-から選択される。
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