JP2014000331A - 画像診断装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板位置の位置合わせを適切に行い、高精度な補正の実行と融合画像を生成することができる画像診断装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係るPET−CT装置は、天板の支点から被検体の撮像位置までの距離と被検体の負荷と撮像位置における天板の高さが対応付けられた補正テーブルと、連続的に撮像して得られた撮像画像から、天板の支点から撮像位置までの距離に対応したその天板の高さを算出する天板高さ算出部461と、算出した天板の高さと補正テーブルに基づいて、被検体の負荷を推定する負荷推定部462と、天板の支点から被検体を撮像する撮像位置までの距離と推定された負荷と補正テーブルとに基づいて、異なる撮像方式で撮像する際の天板の高さを推定する補正量推定部463と、異なる撮像方式で撮像された撮像画像を推定された天板の高さに補正して、その天板の高さが補正された撮像画像を生成する補正画像生成部464と、を備える。
【選択図】 図11

Description

本発明の実施の形態は、画像診断装置及びその制御方法に関する。
近年、複数の医用画像診断装置を一体化させた医用画像診断装置が実用化されている。具体的には、被検体の生体組織における機能診断を行うPET(Positron Emission Tomography)診断装置と、被検体の生体組織における形態情報を画像化するX線CT(Computed Tomography)装置を一体化させた装置(これをPET−CT装置ともいう。)が実用化されている。
このPET−CT装置は、PET検査とX線CT検査を連続して検査することができる。これにより、PET−CT装置では、一台の装置においてPET画像とX線CT画像を生成して、PET画像とX線CT画像とを重ね合わせたフュージョン画像を生成することができるようになっている。
ところで、このような医用画像診断装置では、一般的には、PET診断装置で使用するPET用ガントリ(放射線検出部)と、X線CT装置で使用するX線CT用ガントリ(X線スキャン部)が、互いに近接して配置されるようになっている。また、このような医用画像診断装置は、被験者を載せる天板を有する寝台を備えており、PET診断装置とX線CT装置において、この寝台を共有するようになっている。
また、このような医用画像診断装置では、PET診断装置のPET用ガントリとX線CT装置のX線CT用ガントリが順次並ぶよう縦列的な位置関係を有し、PET用ガントリとX線CT用ガントリを通り抜けるように、両ガントリ内にトンネル部が設けられている。寝台は、両ガントリ内のトンネル部へ天板の長さ方向に天板を挿入している。
したがって、このような医用画像診断装置では、寝台からPET診断装置の放射線検出部までの距離と、寝台からX線CT装置のX線スキャン部までの距離が異なるため、各ガントリの撮像位置における荷重により天板の沈み込み(これを天板の撓みともいう。)もそれぞれ異なっている。そのため、天板の撓みを補正する方法が種々検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−167408号公報
ところで、複数の撮像方式を有する医用画像診断装置は、撮像方式ごとに撮像が行われるため、撮像面の示す位置(撮像位置)が異なり、各撮像位置における天板の撓みが異なる。すわなち、PET用ガントリとX線CT用ガントリとにおいて、同一の撮像部位であっても、荷重による天板の撓みがそれぞれ異なる。また、PET診断装置ではPET画像に天板の位置が映らないので、PET画像とX線CT画像とを重ね合わせる際、撮像した画像間で天板の位置の位置合わせが困難となり、PET画像とX線CT画像を適切に重ね合わせた高精度な融合画像を生成することが困難であった。
本実施形態によれば、画像診断装置は、天板の支点から被検体の撮像位置までの距離と、前記被検体の負荷と、前記撮像位置における天板の高さが対応付けられた補正テーブルと、前記被検体を連続的に撮像して得られた撮像画像から、前記天板の支点から撮像位置までの距離に対応した当該天板の高さを算出する天板高さ算出部と、前記算出した天板の高さと前記補正テーブルに基づいて、前記被検体の負荷を推定する負荷推定部と、前記天板の支点から、前記被検体を異なる撮像方式で撮像する撮像位置までの距離と、前記推定された負荷と、前記補正テーブルとに基づいて、前記被検体を異なる撮像方式で撮像する際の撮像範囲における天板の高さを推定する補正量推定部と、前記異なる撮像方式で撮像された撮像画像を前記推定された天板の高さに補正して、当該天板の高さが補正された撮像画像を生成する補正画像生成部と、を備える。
本実施形態に係るPET−CT装置の構成例を示す概念図。 本実施形態に係る寝台装置の移動を説明するための説明図。 本実施形態に係るコンソール装置の構成を示した構成図。 本実施形態に係るPET用架台装置が、天板の支点0からガンマ線を検出する撮像範囲までの天板の撓みを含めた撮像範囲について説明するための説明図。 本実施形態に係る補正データ記憶部に格納された、天板の高さを推定する三次元の補正テーブルを示した説明図。 本実施形態に係る三次元の補正テーブルを二次元に置き換えて表現した場合の説明図。 本実施形態に係るPET用架台装置が、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置における天板だれを説明するための説明図。 本実施形態に係るPET用架台装置が、ステップアンドシュート方式によって被検体を撮像した場合の天板の位置を説明するための説明図。 本実施形態に係るCT用架台装置が、ヘリカルスキャン方式によって被検体を撮像した場合の天板の位置を説明するための説明図。 ステップアンドシュート方式で撮像された撮像画像と、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像との画像間での位置ずれを説明するための説明図。 本実施形態に係るPET−CT装置の補正部の構成を示した機能ブロック図。 本実施形態に係る補正量推定部が補正データ記憶部から補正テーブルを読み出して、ステップアンドシュート方式で撮像する撮像範囲の中心位置における負荷を推定する補正テーブルの一例を説明した説明図。 本実施形態に係る補正テーブルを参照し、天板の支点からの各距離と、負荷における天板の高さ(天板だれ)を推定する補正テーブルの一例を示した説明図。 本実施形態に係るPET-CT装置の画像処理における全体的な処理手順を示したフローチャート。 本実施形態に係るPET−CT装置の補正部(図11)において、PET画像の位置を補正するPET画像位置補正処理の手順を示したフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、本実施形態に係るPET−CT装置(画像診断装置)100について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、撮像方式が異なる複数の医用画像診断装置を一体化した装置の一例として、PET−CT装置を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るPET−CT装置100の概略の構成を示した概略構成図である。
図1に示すように、PET−CT装置100は、PET用架台装置1、CT用架台装置2、寝台装置3、コンソール装置4を備えて構成されている。なお、被検体Pは、ラジオアイソトープまたはその標識化合物が投与されているものとする。
PET用架台装置1は、被検体Pに投与された陽電子放出核種を取り込んだ生体組織から放出される一対のガンマ線を検出して、PET画像を再構成するためのガンマ線の投影データ(これをガンマ線投影データともいう。)を生成する装置である。すなわち、このPET用架台装置1は、ラジオアイソトープなどの標識化合物が生体内の特定の組織や臓器に選択的に取り込まれる性質を利用して、そのアイソトープから放出されるガンマ線を体外で測定し、ラジオアイソトープの線量分布を画像化する機能を有している。
CT用架台装置2は、被検体Pの体外からX線を照射し、被検体Pの組織や臓器を透過したX線を検出して、X線CT画像を再構成するためのX線投影データを生成する装置である。すなわち、CT用架台装置2は、組織や臓器におけるX線透過率の差を画像化したり、検出器によってX線の強度を測定して、その値から画像再構成する機能を有している。
寝台装置3は、被検体Pを載せるベッドであり、天板31と、寝台32を備えている。寝台装置3は、コンソール装置4を介して受け付けたPET−CT装置100の操作者からの指示に基づいて、PET用架台装置1およびCT用架台装置2それぞれの撮像口に移動される。すなわち、PET−CT装置100は、コンソール装置4からの指示に基づいて寝台装置3を移動させることにより、X線CT画像の撮像を行ったり、PET画像の撮像を行うようになっている。ここで、寝台装置3の移動について説明する。
図2は、本実施形態に係る寝台装置3の移動を説明するための説明図である。
図2に示すように、コンソール装置4は、図示しない駆動機構によって天板31と寝台32を被検体Pの体軸方向に移動させる。例えば、X線CT画像の撮像時には、図2(A)に示すように、PET−CT装置100は、天板31をCT用架台装置2の方向に水平移動させる。そして、PET−CT装置100は、天板31を水平移動させる天板の連続移動方式により、被検体Pの撮像部位に対してスキャンを行う(この一例として、螺旋状でかつ連続的にX線でスキャンを行うヘリカルスキャン方式がある。)。そして、CT用架台装置2は、X線CT画像を撮像する。なお、X線は、電磁波の一種であり、数百オングストロームから0.1オングストロームまでの波長を有している。
また、PET−CT装置100は、X線CT画像の撮影を行った後、図2(B)に示すように、天板31が寝台32から繰り出されたままの状態で、寝台32を体軸方向に水平移動させる。そして、PET−CT装置100は、被検体Pの撮像部位をPET用架台装置1の撮像口内に挿入させる。
ここで、寝台32は、図2(B)に示すように、PET用架台装置1とCT用架台装置2のそれぞれの検出器の中心位置間の距離「a」と、同一の距離を移動する。すなわち、寝台32が距離「a」を移動することにより、被検体Pの同一部位を撮像する際の寝台32からの繰り出し量を同一にしている。
そして、PET−CT装置100は、PET画像を撮像する際は、被検体Pの一部分を撮像した後に、撮像を停止した状態から天板31を所定の移動量だけステップ状に水平移動させ、さらに他の部分を撮像する。このように、PET−CT装置100のPET用架台装置1は、移動と撮像を繰り返す撮像方式(これをステップアンドシュート方式ともいう。)により、被検体Pの広い範囲を撮像することができる。
図1に示したコンソール装置4は、操作者からの指示を受け付けて、PET−CT装置100の撮像処理を制御する装置である。ここで、コンソール装置4の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係るコンソール装置4の構成を示した構成図である。
図3に示すように、コンソール装置4は、X線投影データ記憶部41、CT画像再構成部42、ガンマ線投影データ記憶部43、PET用再構成部44、補正データ記憶部45、減弱マップ生成部50、補正部46および制御部47を備えて構成されている。
X線投影データ記憶部41は、CT用架台装置2から送信されるX線投影データを記憶する。具体的には、X線投影データ記憶部41は、X線CT画像を再構成するためのX線投影データを記憶する。
CT画像再構成部42は、X線投影データ記憶部41が記憶する再構成用のX線投影データを、例えば、FBP(Filtered Back Projection)法により逆投影処理することにより、X線CT画像を再構成する。具体的には、CT画像再構成部42は、PET-CT装置100を用いた全身検査において、撮像計画により決定された撮像条件(例えば、スライス幅など)に基づいて、被検体Pの体軸方向に直交する複数の断面画像を撮像した複数のX線CT画像を、X線投影データから再構成する。
ガンマ線投影データ記憶部43は、PET用架台装置1から送信されるガンマ線投影データを記憶する。
PET用再構成部44は、ガンマ線投影データ記憶部43が記憶するガンマ線投影データから、例えば、統計的再構成法によりPET画像を再構成する。また、PET用再構成部44は、後述する減弱マップを用いてPET画像の減弱補正を行う。
補正データ記憶部45は、CT画像再構成部42で再構成されたX線CT画像や、PET用再構成部44で再構成されたPET画像を記憶する。また、補正データ記憶部45は、天板31の支点から被検体Pの撮像位置までの距離と、その撮像位置における負荷と、その撮像位置における天板の高さが対応付けられた三次元の補正テーブルを格納している。なお、この三次元の補正テーブルの詳細については後述する。
減弱マップ生成部50は、CT画像再構成部42によって再構成されたX線CT画像を用いて、被検体Pの体内で生じるガンマ線の減弱を補正するための減弱マップ(μMap)を生成する。なお、減弱マップとは、X線CT画像から画素値を変換したものである。また、減弱マップ生成部50は、予め与えられた天板だれ補正量(例えば、上述した補正テーブルなど)に基づいて、PET画像とX線CT画像の天板の高さが合うように事前に減弱マップを補正する。そして、減弱マップ生成部50は、補正した減弱マップを補正データ記憶部45に格納する。
補正部46は、補正データ記憶部45に格納されているX線CT画像やPET画像を読み出すとともに、補正データ記憶部45に格納されている三次元の補正テーブルを読み出す。補正部46は、PET用再構成部44においてPET画像の減弱補正が行われた後、その減弱補正されたPET画像をX線CT画像の位置に補正する。補正部46は、PET画像を補正する補正量をX線CT画像と三次元の補正テーブルとから推定し、PET画像を補正した後、X線CT画像と融合画像を生成する。なお、補正部46の詳細については後述する。
制御部47は、PET-CT装置100の全体動作を制御する。具体的には、制御部47は、PET用架台装置1、CT用架台装置2、天板31及び寝台32の動作を制御することにより、PET-CT装置100による撮像処理を制御する。
例えば、制御部47は、X線投影データ記憶部41が記憶するX線再構成用のX線投影データを用いて、CT画像再構成部42で再構成する処理を制御する。また、制御部47は、ガンマ線投影データ記憶部43が記憶するガンマ線投影データを用いて、PET用再構成部44で再構成する処理や減弱補正を制御する。また、制御部47は、補正部46の補正処理を制御するとともに、図示しない入出力装置から操作者の指示を受け付けて、図示しない表示部に融合画像を表示させるように制御する。
なお、制御部47は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成されている。
CPUは、ROMに格納されている各種プログラムをRAMにロードして、そのプログラムを展開することにより、各種プログラムの機能を実現することできる。RAMは、ワークエリア(作業用メモリ)として利用されるようになっている。ROMは、各種プログラムを格納するようになっている。ROMに格納されている各種プログラムには、各撮像処理、各再構成処理、減弱補正および補正部46の補正処理などを実現するためのプログラムが含まれている。
次に、補正データ記憶部45に格納されている三次元の補正テーブルを説明するにあたり、前提として、PET用架台装置1におけるPET画像の撮像範囲から説明する。
図4は、本実施形態に係るPET用架台装置1が、天板31の支点0からガンマ線を検出するガンマ線検出範囲までの天板31の撓みを含めた撮像範囲について説明するための説明図である。
図4に示すように、PET用架台装置1は、距離z2を中心とする距離z1から距離z3までの撮像範囲のガンマ線を検出するようになっている。この図では、天板31の高さhは、距離z1の撮像位置における天板31の高さh1よりも、距離z2の撮像位置における天板31の高さh2の方が低く、また、距離z3の撮像位置における天板31の高さh3は、距離z1とz2の撮像位置における天板31の高さよりも低いことを示している。なお、距離z1から距離z3は、支点0からの天板31のストローク量(繰り出し量)を示している。また、支点0は、ストローク量の基準となる所定の基準位置である。
このように、図4では、天板31の支点0から天板31の撮像位置の距離が遠くなると、天板31が紙面の下方向に撓むことを示している。なお、このように天板31が撓むこと(天板31が沈み込んだ状態)を天板だれと記載し、また、天板31が撓んだ量を天板だれ量と記載することがある。したがって、この天板だれは、天板31の高さhで表現することもできる。次に、この天板だれを推定する補正テーブルについて説明する。
図5は、本実施形態に係る補正データ記憶部45に格納された、天板31の高さhを推定する三次元の補正テーブルを示した説明図である。
図5に示すように、この補正テーブルは、天板31の支点0から撮像位置までの距離zと、その撮像位置における負荷(荷重)Lと、寝台32から天板31を繰り出すストローク量rによる3つのパラメータに基づいて、天板31の高さhを推定するテーブルである。なお、この補正テーブルは、あらかじめ天板31を実測した値をテーブル化したものである。具体的には、この補正テーブルは、測定用の被検体Pを載せたときの天板31の高さh(もしくは天板だれ量)を複数の被検体Pで測定して、3つのパラメータで天板31の高さh(もしくは天板だれ量)が表現されている。
図5では、補正テーブルの右上部分が薄白くなっており、この白色部分が白いほど、天板だれ量が多いこと(すなわち、天板の高さhが低いこと)を意味している。ここで、この補正テーブルの詳細について、二次元に置き換えて説明する。
図6は、本実施形態に係る三次元の補正テーブルを二次元に置き換えて表現した場合の説明図である。
図6(A)では、天板31の支点0(図4、5を参照)を基準位置として、その支点0からの距離zを横軸に取り、また、その距離に対応した天板31の高さh(天板だれ)を縦軸に取り、座標変換したものである。図6(A)では、支点0からの距離zが遠くなると、天板の高さhが距離に応じて低くなることを示している。なお、図6(A)では、天板31のストローク量(繰り出し量)rと、撮像位置における負荷Lは、固定値である。
図6(B)では、寝台32を繰り出す前の位置を基準位置として、その基準位置からのストローク量rを横軸に取り、また、そのストローク量rに対応した天板31の高さh(天板だれ)を縦軸に取り、座標変換したものである。図6(B)では、基準位置からのストローク量rが多くなると、天板の高さhがストローク量に応じて低くなることを示している。なお、図6(B)では、天板31の支点0から撮像位置までの距離zと、撮像位置における負荷Lは、固定値である。
図6(C)では、天板31の撮像位置における負荷(荷重)Lをかけない状態を基準として、その状態からの負荷Lを横軸に取り、また、その負荷Lに対応した天板31の高さh(天板だれ)を縦軸に取り、座標変換したものである。図6(C)では、撮像位置における負荷Lが多くなると、天板の高さhが負荷Lに応じて低くなることを示している。なお、図6(C)では、天板31の支点から撮像位置までの距離zと、寝台32のストローク量rは、固定値である。
このように、図5に示した三次元の補正テーブルは、図6(A)、(B)、(C)に示した、撮像位置における負荷L(荷重)と、支点0から撮像位置までの距離zと、寝台32から天板31を繰り出すストローク量(繰り出し量)rとに基づいて、天板31の高さhを算出することができる。次に、天板だれに起因する撮像画像の位置ずれについて説明する。
図7は、本実施形態に係るPET用架台装置1が、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置における天板だれを説明するための説明図である。なお、PET画像の撮像領域をスキャン領域として説明する。また、図7に示すベッドB1、ベッドB2およびベッドB3は、PET画像の撮像位置(撮像範囲)を示している。また、図7の各図では、被検体Pが示されていないが、実際には、天板31上に被検体Pが載せられた場合の天板だれを示している。
図7に示すように、天板だれ量は、寝台32から天板31を繰り出すストローク量によって異なる。例えば、図7(A)に示すように、寝台32から天板31が繰り出された状態でベッドB1の位置でスキャンを実行する場合、被検体Pの負荷(荷重)が天板31に与える影響が大きく、スキャン領域における天板だれ量も大きくなる。
一方、図7(B)および(C)に示すように、天板31を繰り出すストローク量が減少すると、被検体Pの負荷(荷重)が天板31に与える影響が低減し、スキャン領域における天板だれ量も小さくなる。すなわち、図7(B)に示すように、ベッドB2の位置でスキャンを実行する場合、天板31の天板だれ量は、ベッドB1の位置でスキャンを実行する場合の天板だれ量よりも小さくなる。また、図7(C)に示すように、ベッドB3の位置でスキャンを実行する場合、天板31の天板だれ量は、ベッドB1の位置での天板だれ量やベッドB2の位置での天板だれ量よりも小さくなる。
図8は、本実施形態に係るPET用架台装置1が、ステップアンドシュート方式によって被検体Pを撮像した場合の天板31の撮像位置を説明するための説明図である。なお、天板31の位置は、撮像位置における天板31の高さを示しているものとする。
図8に示すように、この図では、PET用架台装置1が、ベッドB1、ベッドB2およびベッドB3の位置で天板31を撮像した場合の被検体Pの体軸方向の断面を示している。すなわち、PET用架台装置1がステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像した場合、ベッドの撮像位置ごとに天板だれ量が異なるので、天板31の位置はベッド間で段差が生じることを示している。次に、CT用架台装置2が、ヘリカルスキャン方式によって被検体Pを撮像した場合の天板31の位置について説明する。
図9は、本実施形態に係るCT用架台装置2が、ヘリカルスキャン方式によって被検体Pを撮像した場合の天板31の位置を説明するための説明図である。
図9に示すように、この図では、CT用架台装置2が、ヘリカルスキャン方式で天板31を連続的に撮像した場合の天板31の体軸方向の断面を示している。すなわち、CT用架台装置2がヘリカルスキャン方式で天板31を撮像した場合、撮像したその複数の断面画像を用いて天板31の体軸方向の断面を示している。なお、図9に示す複数の矩形は、断面画像のスライス幅を示している。また、図9に示す直線LN1は、各断面画像における天板31の中心を通る直線を示している。
CT用架台装置2がヘリカルスキャン方式で被検体Pを撮影した場合、天板31のストローク量の増加に伴い、天板31の天板だれ量が大きくなることから、各断面画像における天板31の高さは、天板31のストローク量の増加に伴い、徐々に低くなる。
ここで、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像を体軸方向に見た場合の天板31の高さは、天板31の中心を通る直線LN1となる。次に、ステップアンドシュート方式で撮像された撮像画像と、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像の位置ずれについて説明する。
図10は、ステップアンドシュート方式で撮像された撮像画像と、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像との画像間での位置ずれを説明するための説明図である。
図10に示すように、この図では、図8で示したステップアンドシュート方式で撮像した撮像画像における天板31の位置(これを直線LN2で示す。)と、図9で示したヘリカルスキャン方式で撮像した撮像画像における天板31の位置(前述した直線LN1である。)を示している。
図10の直線LN1と直線LN2が示すように、各撮像方式によって撮像されたそれぞれの天板31は、天板31の傾きがそれぞれ異なるので、それぞれ撮像画像の位置がずれることを示している。すなわち、このような天板31の位置のずれは、PET画像とX線CT画像を融合する際に画像間のずれを生じさせ、高精度な補正の実行および融合画像を得ることができなくなる。
そこで、第1の実施形態に係るPET−CT装置100は、上述した補正部46において三次元の補正テーブルを用いて補正処理を行うことにより、天板31の位置合わせを適切に行い、PET画像とX線CT画像を融合した高精度な補正の実行および融合画像を得ることができるようになっている。
図11は、本実施形態に係るPET−CT装置100の補正部46の構成を示した機能ブロック図である。
図11に示すように、補正部46は、天板高さ算出部461、負荷推定部462、補正量推定部463、補正画像生成部464、画像融合部465を備えて構成されている。また、補正部46は、補正データ記憶部45にも接続されている。したがって、補正部46は、補正データ記憶部45に記憶されているX線CT画像やPET画像を読み出すことができる。
天板高さ算出部461は、ヘリカルスキャン方式で撮像(被検体Pを連続的に撮像)して得られた撮像画像から、天板31の支点0から撮像位置までの距離に対応したその天板31の高さhを算出するようになっている。
負荷推定部462は、天板高さ算出部461で算出した天板31の高さhと、補正データ記憶部45に格納されている補正テーブル(図5)とに基づいて、被検体Pの負荷Lを推定する。すなわち、負荷推定部462は、補正データ記憶部45から三次元の補正テーブルを読み出し、PET用架台装置1においてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像する際の負荷Lを推定するようになっている。
補正量推定部463は、天板31の支点0からステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像する撮像位置までの距離zと、負荷推定部462で推定された負荷Lと、三次元の補正テーブルに基づいて、被検体Pをステップアンドシュート方式で撮像する際の撮像範囲における天板31の高さhを推定する。
すなわち、補正量推定部463では、被検体Pをステップアンドシュート方式で撮像する際の撮像範囲を距離z2から算出するとともに、補正データ記憶部45に格納されている三次元の補正テーブルを読み出し、その撮像範囲における負荷Lから、撮像範囲における天板31の高さh(天板だれ)を推定する。この撮像範囲における天板31の高さhを推定する方法について、図面を用いて説明する。
図12は、本実施形態に係る補正量推定部463(図11)が補正データ記憶部(図11)45から補正テーブルを読み出して、ステップアンドシュート方式で撮像する撮像範囲の中心位置における負荷Lを推定する補正テーブルの一例を説明した説明図である。
まず、天板31の支点0から被検体Pをステップアンドシュート方式で撮像する撮像範囲の中心を距離z2(図4参照)とする。補正量推定部463は、補正データ記憶部45に格納されている三次元の補正テーブル(図12)を読み出して、距離z2における天板31にかかる負荷L2を推定する。また、この距離z2における負荷L2は、撮像範囲(z1からz3)において、他の距離でも同一の負荷となる。
次に、この補正テーブルを参照し、距離z1と距離z3の各距離における天板31の高さをそれぞれ求める。
図13は、本実施形態に係る補正テーブルを参照し、天板31の支点からの各距離と、負荷L2における天板31の高さh(天板だれ)を推定する補正テーブルの一例を示した説明図である。
図13に示すように、補正量推定部463(図11)では、この補正テーブルを参照し、撮像範囲の距離z1と距離z3における天板31の高さh(天板だれ)を推定する。この場合、補正量推定部463は、補正テーブルを参照して、距離z2における負荷L2と、距離z1およびz3が交わる点を求め、その地点での天板31の高さh(天板だれ)を推定する。
これにより、補正量推定部463は、補正する天板だれまたは天板だれ量を推定することができる。なお、図13では、図面中の明暗により天板31の高さh(天板だれ)が表現されている。図13に示す明暗は、白い色ほど天板31の高さhが低くなり、天板だれ量が多くなることを示しており、反対に、黒い色ほど天板31の高さhが高くなり、天板だれ量が少なくなることを示している。
ここで、この場合の天板31の高さhについて、図面を用いて説明する。
図4に示すように、補正量推定部463では、撮像範囲の中心となる距離z2において、天板31にかかる負荷L2を推定するとともに、三次元の補正テーブルから、距離z1における天板31の高さh1(または天板だれ量)と、距離z3における天板31の高さh3(または天板だれ量)を推定する。
これにより、図11に示す補正画像生成部464は、補正量推定部463で推定された天板31の高さhまたは天板だれ量に基づいて、ステップアンドシュート方式で撮像された天板31の高さhを補正し、補正データ記憶部45に格納されているPET画像を補正する。
なお、ここで補正されるPET画像は、PET用再構成部44において減弱補正されたPET画像が補正データ記憶部45から読み出され、その読み出されたPET画像の高さが推定された天板31の高さhに補正される。
このように、補正画像生成部464では、補正量推定部463で推定された天板31の高さhまたは天板だれ量に基づいて、ステップアンドシュート方式で撮像したPET画像の高さを補正して、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像(PET画像)を生成することができる。また、補正画像生成部464は、補正されたPET画像を補正データ記憶部45に格納する。
画像融合部465は、補正されたPET画像を補正データ記憶部45から読み出すとともに、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像を補正データ記憶部45から読み出す。画像融合部465は、その読み出したPET画像とX線CT画像を融合して、補正データ記憶部45にその融合画像を格納する。
これにより、制御部47(図3)は、図示しない入力部から入力されたPET−CT装置100を操作する操作者の指示に基づいて、融合画像を補正データ記憶部45から読み出し、図示しない表示部に表示させることができる。
このように、本実施形態に係るPET−CT装置100は、補正部46において、X線CT画像における天板31の高さから、三次元の補正データを用いてPET画像の天板31における負荷Lを推定する。そして、補正部46は、PET画像における天板31にかかる負荷からPET画像の撮像範囲の天板31の高さhを推定し、撮像範囲における減弱補正後のPET画像の位置を補正する。
これにより、PET−CT装置100は、PET用架台装置1においてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像し、そのPET画像に天板31が映らない場合でも、CT用架台装置2においてヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像の天板31の高さと三次元の補正テーブルを用いることで、PET画像における天板31の高さhを推定し、減弱補正後のPET画像の位置を補正することができる。そして、PET-CT装置100は、その補正されたPET画像とX線CT画像を重ね合わせて融合することにより、高精度な補正の実行および融合画像を生成することができる。
次に、本実施形態に係るPET−CT装置100の画像処理における全体的な処理手順について説明する。
図14は、本実施形態に係るPET-CT装置100の画像処理における全体的な処理手順を示したフローチャートである。なお、図14では、被検体Pに対し、ヘリカルスキャン方式によるX線CT検査と、ステップアンドシュート方式によるPET検査が実行された後の全体動作を示している。
まず、本実施形態に係るPET-CT装置100は、コンソール装置4に設けられたCT画像再構成部42(図3)において、X線投影データ記憶部41に記憶されているX線投影データを用いてX線CT画像を再構成させる(ステップS001)。そして、CT画像再構成部42は、再構成されたX線CT画像を補正データ記憶部45に格納するとともに、その再構成されたX線CT画像を減弱マップ生成部50に送出する。
次に、減弱マップ生成部50(図3)は、CT画像再構成部42によって再構成されたX線CT画像を用いて、ガンマ線の減弱を補正するための減弱マップ(μMap)を生成する(ステップS003)。
次に、減弱マップ生成部50は、補正データ記憶部45から天板だれ補正量(例えば、補正テーブルなど)に基づいて、PET画像と天板の高さが合うように減弱マップを補正し(ステップS005)、補正された減弱マップを補正データ記憶部45に格納する。
次に、PET用再構成部44(図3)は、ガンマ線投影データ記憶部43に記憶されているガンマ線投影データを用いてPET画像を再構成する(ステップS007)。この場合、PET用再構成部44は、補正データ記憶部45から減弱マップを読み出して、その読み出した減弱マップとガンマ線投影データを用いてPET画像を再構成する。そして、PET用再構成部44は、再構成されたPET画像を補正データ記憶部45に格納する。
次に、補正部46(図3)は、PET画像位置補正処理を実行し、再構成されたPET画像の位置(高さ)を補正して、X線CT画像と補正後のPET画像とを融合した融合画像を生成する(ステップS009)。そして、補正部46は、生成した融合画像を補正データ記憶部45に格納する。なお、このPET画像位置補正処理の詳細については後述する。
次に、制御部47(図3)は、補正データ記憶部45に格納された融合画像を読み出して、X線CT画像と補正後のPET画像を融合した融合画像をコンソール装置4の図示しない表示部に表示させる(ステップS011)。
このように、本実施形態に係るPET-CT装置100は、補正部46においてPET画像の位置を補正するとともに融合画像を生成し、その融合画像を表示部に表示させることにより、処理を終了する。次に、補正部46の詳細な動作について説明する。
図15は、本実施形態に係るPET−CT装置100の補正部46(図11)において、PET画像の位置(高さ)を補正するPET画像位置補正処理の手順を示したフローチャートである。
図15に示すように、補正部46において、天板高さ算出部461は、ヘリカルスキャン方式で撮像して得られたX線CT画像を補正データ記憶部45から読み出し、そのX線CT画像から、天板31の支点0から撮像位置までの距離に対応した天板31の高さhを算出する(ステップS101)。
次に、負荷推定部462は、天板高さ算出部461で算出された天板31の高さhと、補正データ記憶部45に格納されている三次元の補正テーブル(図5)とに基づいて、被検体Pをステップアンドシュート方式で撮像する際の撮像位置における負荷Lを推定する(ステップS103)。
次に、補正量推定部463は、天板31の支点0からステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像する撮像位置までの距離zと、負荷推定部462で推定された負荷Lと、補正テーブルに基づいて、被検体Pをステップアンドシュート方式で撮像する際の撮像範囲における天板31の高さhを推定する。この場合、補正量推定部463は、ステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像する際の撮像範囲を距離zから算出し、また、三次元の補正テーブルを読み出して、その撮像範囲における負荷Lに対応した天板31の高さh(または天板だれ量)を推定する(ステップS105)。
次に、補正画像生成部464は、減弱補正されたPET画像を補正データ記憶部45から読み出すとともに、補正量推定部463で推定された天板31の高さhまたは天板だれ量に基づいて、読み出したPET画像の天板31の高さを推定されたPET画像の高さ(X線CT画像の高さ)に補正する(ステップS107)。補正画像生成部464は、補正されたPET画像を補正データ記憶部45に格納する。
次に、画像融合部465は、ステップS107で補正されたPET画像を補正データ記憶部45から読み出すとともに、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像を読み出して、読み出したX線CT画像と補正されたPET画像を融合し、その融合画像を補正データ記憶部45に格納する(ステップS109)。
以上説明したように、本実施形態に係るPET-CT装置100は、補正部46において、ヘリカルスキャン方式で撮像された天板31の高さhと、三次元の補正テーブルとに基づいて、ステップアンドシュート方式で撮像する撮像位置における負荷Lや天板の高さhを推定し、ステップアンドシュート方式で撮像したPET画像に対して補正する。
これにより、本実施形態に係るPET-CT装置100は、補正部46において補正したPET画像とX線CT画像とを融合することができるので、高精度な補正の実行および融合画像を生成することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、ヘリカルスキャン方式で被検体Pの撮像を行うCT用架台装置2と、ステップアンドシュート方式で被検体Pの撮像を行うPET用架台装置1とを備えたPET-CT装置100について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
具体的には、第1の撮像方式としてヘリカルスキャン方式で被検体Pを撮像し、第2の撮像方式としてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像するモダリティであれば適用することができる。例えば、CT用架台装置2においてヘリカルスキャン方式で被検体Pを撮像した後、CT用架台装置2と異なるCT用架台装置を用いて、ステップアンドシュート方式により被検体Pを撮像する際に、本実施形態の三次元の補正テーブルを用いて補正部46で天板31の高さhを補正することができる。
また、PET−CT装置100は、PET用架台装置1を使用してPET画像を生成するようになっていたが、例えば、PET装置の代わりにシングルフォトンエミッションCT装置(SPECT装置:Single Photon Emission Computed Tomography装置)を適用した形態であってもよい。
なお、CT用架台装置においてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像する際は、寝台装置3の天板31が撮像されるので、撮像された天板31から撮像位置までの距離zと撮像された天板31の高さhから、三次元の補正テーブルを参照することにより、撮像位置(撮像中心位置)の負荷Lを推定することができる。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態において、PET−CT装置100は、PET用架台装置1でステップアンドシュート方式により撮像するようになっていたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
具体的には、PET用架台装置1の代わりに、人体に磁気を当て、体内にある水素原子核が共鳴する磁気共鳴現象を用いた磁気共鳴装置(Magnetic Resonance Imaging装置)を適用してもよい。すなわち、ヘリカルスキャン方式で撮像を行うCT用架台装置2と、磁気共鳴装置とから構成される複数の撮像方式を備えたモダリティとしても、適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 PET用架台装置
2 CT用架台装置
3 寝台装置
4 コンソール装置
31 天板
32 寝台
41 X線投影データ記憶部
42 CT画像再構成部
43 ガンマ線投影データ記憶部
44 PET用再構成部
45 補正データ記憶部
46 補正部
47 制御部
50 減弱マップ生成部
100 PET−CT装置(画像診断装置)
461 算出部
462 負荷推定部
463 補正量推定部
464 補正画像生成部
465 画像融合部
P 被検体
LN1 直線
LN2 直線

Claims (5)

  1. 天板の支点から被検体の撮像位置までの距離と、前記被検体の負荷と、前記撮像位置における天板の高さが対応付けられた補正テーブルと、
    前記被検体を連続的に撮像して得られた撮像画像から、前記天板の支点から撮像位置までの距離に対応した当該天板の高さを算出する天板高さ算出部と、
    前記算出した天板の高さと前記補正テーブルに基づいて、前記被検体の負荷を推定する負荷推定部と、
    前記天板の支点から、前記被検体を異なる撮像方式で撮像する撮像位置までの距離と、前記推定された負荷と、前記補正テーブルとに基づいて、前記被検体を異なる撮像方式で撮像する際の撮像範囲における天板の高さを推定する補正量推定部と、
    前記異なる撮像方式で撮像された撮像画像を前記推定された天板の高さに補正して、当該天板の高さが補正された撮像画像を生成する補正画像生成部と、
    を備えた画像診断装置。
  2. 前記異なる撮像方式で生成された補正後の撮像画像と、前記連続的に撮像された撮像画像を融合する画像融合部を、
    さらに備えた請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 前記被検体を連続的に撮像する撮像方式は、ヘリカルスキャン方式であり、
    前記異なる撮像方式で撮像する撮像方式は、前記被検体を離散的に撮像するステップアンドシュート方式である
    請求項1または2に記載の画像診断装置。
  4. 前記被検体を連続的に撮像する撮像方式は、X線CT装置において撮像され、
    前記異なる撮像方式で撮像する撮像方式は、PET装置において撮像される
    請求項3に記載の画像診断装置。
  5. 画像診断装置における制御方法であって、
    天板の支点から被検体の撮像位置までの距離と、前記被検体の負荷と、前記撮像位置における天板の高さが対応付けられた補正テーブルを有するとともに、
    前記被検体を連続的に撮像して得られた撮像画像から、前記天板の支点から撮像位置までの距離に対応した当該天板の高さを算出する天板高さ算出ステップと、
    前記算出した天板の高さと前記補正テーブルに基づいて、前記被検体の負荷を推定する負荷推定ステップと、
    前記天板の支点から、前記被検体を異なる撮像方式で撮像する撮像位置までの距離と、前記推定された負荷と、前記補正テーブルとに基づいて、前記被検体を異なる撮像方式で撮像する際の撮像範囲における天板の高さを推定する補正量推定ステップと、
    前記異なる撮像方式で撮像された撮像画像を前記推定された天板の高さに補正して、当該天板の高さが補正された撮像画像を生成する補正画像生成ステップと、
    を含む画像診断装置の制御方法。
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