JP6062166B2 - 画像診断装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、画像診断装置及びその制御方法に関する。
近年、複数の医用画像診断装置を一体化させた医用画像診断装置が実用化されている。具体的には、被検体の生体組織における機能診断を行うPET(Positron Emission Tomography)診断装置と、被検体の生体組織における形態情報を画像化するX線CT(Computed Tomography)装置を一体化させた装置(これをPET−CT装置ともいう。)が実用化されている。
このPET−CT装置は、PET検査とX線CT検査を連続して検査することができる。これにより、PET−CT装置では、一台の装置においてPET画像とX線CT画像を生成して、PET画像とX線CT画像とを重ね合わせたフュージョン画像を生成することができるようになっている。
ところで、このような医用画像診断装置では、一般的には、PET診断装置で使用するPET用ガントリ(放射線検出部)と、X線CT装置で使用するX線CT用ガントリ(X線スキャン部)が、互いに近接して配置されるようになっている。また、このような医用画像診断装置は、被験者を載せる天板を有する寝台を備えており、PET診断装置とX線CT装置において、この寝台を共有するようになっている。
また、このような医用画像診断装置では、PET診断装置のPET用ガントリとX線CT装置のX線CT用ガントリが順次並ぶよう縦列的な位置関係を有し、PET用ガントリとX線CT用ガントリを通り抜けるように、両ガントリ内にトンネル部が設けられている。寝台は、両ガントリ内のトンネル部へ天板の長さ方向に天板を挿入している。
したがって、このような医用画像診断装置では、寝台からPET診断装置の放射線検出部までの距離と、寝台からX線CT装置のX線スキャン部までの距離が異なるため、各ガントリの撮像位置における荷重により天板の沈み込み(これを天板の撓みともいう。)もそれぞれ異なっている。そのため、天板の撓みを補正する方法が種々検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−167408号公報
ところで、複数の撮像方式を有する医用画像診断装置は、撮像方式ごとに撮像が行われるため、撮像面の示す位置(撮像位置)が異なり、各撮像位置における天板の撓みが異なる。すわなち、PET用ガントリとX線CT用ガントリとにおいて、同一の撮像部位であっても、荷重による天板の撓みがそれぞれ異なる。また、PET診断装置ではPET画像に天板の位置が映らないので、PET画像とX線CT画像とを重ね合わせる際、撮像した画像間で天板の位置の位置合わせが困難となり、PET画像とX線CT画像を適切に重ね合わせた高精度な融合画像を生成することが困難であった。
本実施形態によれば、画像診断装置は、天板の基準位置を示す天板基準プロファイルと、前記天板の基準位置に当該天板の位置を補正するためのテーブルであって、前記天板の支点から撮像位置における繰り出し量と当該繰り出し量に対応する前記天板の撓み量に基づいて、当該天板の傾きを推定する補正テーブルと、被検体を連続的に撮像する撮像方式により得られた撮像画像から、前記天板の支点から撮像位置までの距離に対応した当該天板の高さを算出する天板高さ算出部と、前記撮像画像から算出された天板の高さと、前記天板基準プロファイルに定義された天板の高さとの差分を補正する第1の撮像画像補正部と、前記被検体を連続的に撮像した撮像位置における繰り出し量と、前記天板の高さの差分と、前記補正テーブルとに基づいて、当該天板の高さの差分を前記天板の撓み量とみなし、前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像した撮像位置における天板の傾きを推定する天板傾き推定部と、推定された前記天板の傾きから、前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像する撮像位置での天板位置を算出する天板位置算出部と、算出された前記天板位置を、前記天板基準プロファイルに定義された天板の高さに補正する第2の撮像画像補正部と、を備える。
本実施形態に係るPET−CT装置の構成例を示す概念図。 本実施形態に係る寝台装置の移動を説明するための説明図。 本実施形態に係るコンソール装置の構成を示した構成図。 本実施形態に係るPET用架台装置が、天板の支点からガンマ線を検出するガンマ線検出範囲までの天板の撓みを含めた撮像範囲について説明するための説明図。 本実施形態に係るPET用架台装置が、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像画像における天板だれを説明するための説明図。 本実施形態に係るPET用架台装置が、ステップアンドシュート方式によって被検体を撮像した場合の天板の位置を説明するための説明図。 本実施形態に係るCT用架台装置が、ヘリカルスキャン方式によって被検体を撮像した場合の天板の位置を説明するための説明図。 ステップアンドシュート方式で撮像された撮像画像と、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像との画像間での位置ずれを説明するための説明図。 本実施形態に係る補正部が、補正データ記憶部から天板基準プロファイルと三次元の補正テーブルを読み出し、PET画像とX線CT画像を補正する方法を示した説明図。 本実施形態に係る補正データ記憶部に格納されている、天板の傾きを推定するための三次元の補正テーブルを示した説明図。 本実施形態に係るPET−CT装置のコンソール装置の補正部の構成を示した機能ブロック図。 本実施形態に係るPET-CT装置の画像処理における全体的な処理手順を示したフローチャート。 本実施形態に係るPET−CT装置の補正部(図11)において、天板だれ補正量を算出する天板だれ補正量算出処理の手順を示したフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、本実施形態に係るPET−CT装置(画像診断装置)100について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、撮像方式が異なる複数の医用画像診断装置を一体化した装置の一例として、PET−CT装置を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るPET−CT装置100の概略の構成を示した概略構成図である。
図1に示すように、PET−CT装置100は、PET用架台装置1、CT用架台装置2、寝台装置3、コンソール装置4を備えて構成されている。なお、被検体Pは、ラジオアイソトープまたはその標識化合物が投与されているものとする。
PET用架台装置1は、被検体Pに投与された陽電子放出核種を取り込んだ生体組織から放出される一対のガンマ線を検出して、PET画像を再構成するためのガンマ線の投影データ(これをガンマ線投影データともいう。)を生成する装置である。このPET用架台装置1は、ラジオアイソトープなどの標識化合物が、生体内の特定の組織や臓器に選択的に取り込まれる性質を利用して、そのアイソトープから放出されるガンマ線を体外で測定し、ラジオアイソトープの線量分布を画像化するようになっている。
CT用架台装置2は、被検体Pの体外からX線を照射し、被検体Pの組織や臓器を透過したX線を検出して、X線CT画像を再構成するためのX線投影データを生成する装置である。CT用架台装置2では、組織や臓器におけるX線透過率の差を画像化したり、検出器によってX線の強度を測定し、その値から画像再構成するようになっている。
寝台装置3は、被検体Pを載せるベッドであり、天板31と、寝台32とを備えている。寝台装置3は、コンソール装置4を介して受け付けたPET−CT装置100の操作者からの指示に基づいて、PET用架台装置1およびCT用架台装置2それぞれの撮像口に移動される。すなわち、PET−CT装置100は、コンソール装置4からの指示に基づいて寝台装置3を移動させることにより、X線CT画像の撮像を行ったり、PET画像の撮像を行うようになっている。ここで、寝台装置3の移動について説明する。
図2は、本実施形態に係る寝台装置3の移動を説明するための説明図である。
図2に示すように、コンソール装置4は、図示しない駆動機構によって天板31と寝台32を被検体Pの体軸方向に移動させる。例えば、X線CT画像の撮像時には、図2(A)に示すように、PET−CT装置100は、天板31をCT用架台装置2の方向に水平移動させる。そして、PET−CT装置100は、天板31を水平移動させる天板の連続移動方式により、被検体Pの撮像部位に対してスキャンを行う(この一例として、螺旋状でかつ連続的にX線でスキャンを行うヘリカルスキャン方式がある。)。そして、CT用架台装置2は、X線CT画像を撮像する。なお、X線は、電磁波の一種であり、数百オングストロームから0.1オングストロームまでの波長を有している。
また、PET−CT装置100は、X線CT画像の撮影を行った後、図2(B)に示すように、天板31が寝台32から繰り出されたままの状態で、寝台32を体軸方向に水平移動させる。そして、PET−CT装置100は、被検体Pの撮像部位をPET用架台装置1の撮像口内に挿入させる。
ここで、寝台32は、図2(B)に示すように、PET用架台装置1とCT用架台装置2のそれぞれの検出器の中心位置間の距離「a」と、同一の距離を移動する。すなわち、寝台32が距離「a」を移動することにより、被検体Pの同一部位を撮像する際の寝台32からの繰り出し量を同一にしている。
そして、PET−CT装置100は、PET画像を撮像する際は、被検体Pの一部分を撮像した後に、撮像を停止した状態から天板31を所定の移動量だけステップ状に水平移動させ、さらに他の部分を撮像する。このように、PET−CT装置100のPET用架台装置1は、移動と撮像を繰り返す撮像方式(これをステップアンドシュート方式ともいう。)により、被検体Pの広い範囲を撮像することができる。
図1に示したコンソール装置4は、操作者からの指示を受け付けて、PET−CT装置100の撮像処理を制御する装置である。ここで、コンソール装置4の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係るコンソール装置4の構成を示した構成図である。
図3に示すように、コンソール装置4は、X線投影データ記憶部41、CT画像再構成部42、ガンマ線投影データ記憶部43、PET用再構成部44、補正データ記憶部45、減弱マップ生成部50、補正部46および制御部47を備えて構成されている。
X線投影データ記憶部41は、CT用架台装置2から送信されるX線投影データを記憶する。具体的には、X線投影データ記憶部41は、X線CT画像を再構成するためのX線投影データを記憶する。
CT画像再構成部42は、X線投影データ記憶部41が記憶する再構成用のX線投影データを、例えば、FBP(Filtered Back Projection)法により逆投影処理することにより、X線CT画像を再構成する。具体的には、CT画像再構成部42は、PET-CT装置100を用いた全身検査において、撮像計画により決定された撮像条件(例えば、スライス幅など)に基づいて、被検体Pの体軸方向に直交する複数の断面画像を撮像した複数のX線CT画像を、X線投影データから再構成する。
ガンマ線投影データ記憶部43は、PET用架台装置1から送信されるガンマ線投影データを記憶する。
PET用再構成部44は、ガンマ線投影データ記憶部43が記憶するガンマ線投影データから、例えば、統計的再構成法によりPET画像を再構成する。また、PET用再構成部44は、後述する減弱マップを用いてPET画像の減弱補正を行う。
補正データ記憶部45は、CT画像再構成部42で再構成されたX線CT画像や、PET用再構成部44で再構成されたPET画像を記憶する。また、補正データ記憶部45は、天板31の基準位置を示す天板基準プロファイルと、PET画像の天板31の傾きを推定する三次元の補正テーブルとを格納している。なお、この天板基準プロファイルと三次元の補正テーブルの詳細については後述する。
減弱マップ生成部50は、CT画像再構成部42によって再構成されたX線CT画像を用いて、被検体Pの体内で生じるガンマ線の減弱を補正するための減弱マップ(μMap)を生成する。なお、減弱マップとは、X線CT画像から画素値を変換したものである。また、減弱マップ生成部50は、天板だれ補正量(後述する天板だれ補正量算出処理による補正量)に基づいて、PET画像とX線CT画像の天板の高さが合うように事前に減弱マップを補正する。そして、減弱マップ生成部50は、補正した減弱マップを補正データ記憶部45に格納する。
補正部46は、補正データ記憶部45に格納されているX線CT画像やPET画像を読み出すとともに、補正データ記憶部45に格納されている天板基準プロファイルや三次元の補正テーブルを読み出し(または参照し)、X線CT画像とPET画像をそれぞれ補正して融合画像を生成する。特に、PET画像については、PET用再構成部44にて減弱補正が行われ、補正部46は、その減弱補正されたPET画像を、X線CT画像の位置に補正する。なお、この補正部46の詳細については後述する。
制御部47は、PET-CT装置100の全体動作を制御する。具体的には、制御部47は、PET用架台装置1、CT用架台装置2、天板31及び寝台32の動作を制御することにより、PET-CT装置100による撮像処理を制御する。
例えば、制御部47は、X線投影データ記憶部41が記憶するX線再構成用のX線投影データを用いて、CT画像再構成部42で再構成する処理を制御する。また、制御部47は、ガンマ線投影データ記憶部43が記憶するガンマ線投影データを用いて、PET用再構成部44で再構成する処理や減弱補正を制御する。また、制御部47は、補正部46における天板だれ補正量算出処理(後述)を制御するとともに、図示しない入出力装置から操作者の指示を受け付けて、図示しない表示部に融合画像を表示させるように制御する。
なお、制御部47は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成されている。
CPUは、ROMに格納されている各種プログラムをRAMにロードして、そのプログラムを展開することにより、各種プログラムの機能を実現することできる。RAMは、ワークエリア(作業用メモリ)として利用されるようになっている。ROMは、各種プログラムを格納するようになっている。ROMに格納されている各種プログラムには、各撮像処理、各再構成処理および補正部46における天板だれ補正量算出処理を実現するためのプログラムが含まれている。
次に、PET用架台装置1においてステップアンドシュート方式で撮像する場合と、CT用架台装置2においてヘリカルスキャン方式で撮像する場合の画像間のずれについて、説明する。
図4は、本実施形態に係るPET用架台装置1が、天板31の支点0からガンマ線を検出するガンマ線検出範囲までの天板31の撓みを含めた撮像範囲について説明するための説明図である。
図4に示すように、PET用架台装置1は、距離z2を中心とする距離z1から距離z3までの撮像範囲のガンマ線を検出するようになっている。この図では、天板31の高さhは、距離z1の撮像位置における天板31の高さh1よりも、距離z2の撮像位置における天板31の高さh2の方が低く、また、距離z3の撮像位置における天板31の高さh3は、距離z1とz2の撮像位置における天板31の高さよりも低いことを示している。なお、距離z1から距離z3は、支点0からの天板31のストローク量(繰り出し量)を示している。また、支点0は、ストローク量の基準となる任意の基準位置である。
このように、図4では、天板31の支点0から天板31の撮像位置の距離が遠くなると、天板31が紙面の下方向に撓むことを示している。なお、このように天板31が撓むこと(天板31が沈み込んだ状態)を天板だれと記載し、また、天板31が撓んだ量を天板だれ量と記載することがある。したがって、この天板だれは、天板31の高さhで表現することもできる。
図5は、本実施形態に係るPET用架台装置1が、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置における天板だれを説明するための説明図である。なお、PET画像の撮像領域をスキャン領域として説明する。また、図5に示すベッドB1、ベッドB2およびベッドB3は、PET画像の撮像位置(撮像範囲)を示している。また、図5の各図では、被検体Pが示されていないが、実際には、天板31上に被検体Pが載せられた場合の天板だれを示している。
図5に示すように、天板だれ量は、寝台32から天板31を繰り出すストローク量によって異なる。例えば、図5(A)に示すように、寝台32から天板31が繰り出された状態でベッドB1の位置でスキャンを実行する場合、被検体Pの負荷(荷重)が天板31に与える影響が大きく、スキャン領域における天板だれ量も大きくなる。
一方、図5(B)および(C)に示すように、天板31を繰り出すストローク量が減少すると、被検体Pの負荷(荷重)が天板31に与える影響が低減し、スキャン領域における天板だれ量も小さくなる。すなわち、図5(B)に示すように、ベッドB2の位置でスキャンを実行する場合、天板31の天板だれ量は、ベッドB1の位置でスキャンを実行する場合の天板だれ量よりも小さくなる。また、図5(C)に示すように、ベッドB3の位置でスキャンを実行する場合、天板31の天板だれ量は、ベッドB1の位置での天板だれ量やベッドB2の位置での天板だれ量よりも小さくなる。
図6は、本実施形態に係るPET用架台装置1が、ステップアンドシュート方式によって被検体Pを撮像した場合の天板31の撮像位置を説明するための説明図である。なお、天板31の位置は、撮像位置における天板31の高さを示しているものとする。
図6に示すように、この図では、PET用架台装置1が、ベッドB1、ベッドB2およびベッドB3の位置で天板31を撮像した場合の被検体Pの体軸方向の断面を示している。すなわち、PET用架台装置1がステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像した場合、ベッドの撮像位置ごとに天板だれ量が異なるので、天板31の位置はベッド間で段差が生じることを示している。次に、CT用架台装置2が、ヘリカルスキャン方式によって被検体Pを撮像した場合の天板の位置について説明する。
図7は、本実施形態に係るCT用架台装置2が、ヘリカルスキャン方式によって被検体Pを撮像した場合の天板31の位置を説明するための説明図である。
図7に示すように、この図では、CT用架台装置2が、ヘリカルスキャン方式で天板31を連続的に撮像した場合の天板31の体軸方向の断面を示している。すなわち、CT用架台装置2がヘリカルスキャン方式で天板31を撮像した場合、撮像したその複数の断面画像を用いて天板31の体軸方向の断面を示している。また、図7に示す複数の矩形は、断面画像のスライス幅を示している。また、図7に示す直線LN1は、各断面画像における天板31の中心を通る直線を示している。
CT用架台装置2がヘリカルスキャン方式で被検体Pを撮影した場合、天板31のストローク量の増加に伴い、天板31の天板だれ量が大きくなることから、各断面画像における天板31の高さは、天板31のストローク量の増加に伴い、徐々に低くなる。
ここで、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像を体軸方向に見た場合の天板31の高さは、天板31の中心を通る直線LN1となる。次に、ステップアンドシュート方式で撮像された撮像画像と、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像の位置ずれについて説明する。
図8は、ステップアンドシュート方式で撮像された撮像画像と、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像との画像間での位置ずれを説明するための説明図である。
図8に示すように、この図では、図6で示したステップアンドシュート方式で撮像した撮像画像における天板31の位置(これを直線LN2で示す。)と、図7で示したヘリカルスキャン方式で撮像した撮像画像における天板31の位置(前述した直線LN1である。)とを示している。
図8の直線LN1と直線LN2が示すように、各撮像方式によって撮像されたそれぞれの天板31は、天板31の傾きがそれぞれ異なるので、それぞれ撮像画像の位置がずれることを示している。すなわち、このような天板31の位置のずれは、PET画像とX線CT画像を融合する際に画像間のずれを生じさせ、高精度な補正の実行および融合画像を得ることができなくなる。
そこで、第1の実施形態に係るPET−CT装置100は、上述した補正部46において、天板基準プロファイルと三次元の補正テーブルを用いて、PET画像とX線CT画像のそれぞれに補正処理を行うことにより、天板31の位置合わせを適切に行い、PET画像とX線CT画像を融合した高精度な補正の実行および融合画像を得ることができるようになっている。
なお、天板基準プロファイルとは、天板31に被検体Pを載せない状態で、ヘリカルスキャン方式で撮像可能な範囲を撮像し、被検体Pを載せていない状態での天板31の高さまたは天板だれ量をあらかじめ測定した測定データのことをいう。
図9は、本実施形態に係る補正部46が、補正データ記憶部45から天板基準プロファイルCPと三次元の補正テーブルを読み出し、PET画像とX線CT画像を補正する方法を示した説明図である。
図9に示すように、この図では、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像の撮像位置(直線LN1)を、天板基準プロファイルCPが示す位置に補正するとともに、ステップアンドシュート方式で撮像されたPET画像の撮像位置(直線LN2)において、三次元の補正テーブルを用いて天板31の傾きを推定し、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置ごとの天板位置を算出する。
また、補正部46は、算出した天板位置を天板基準プロファイルCPが示す天板位置に補正する。したがって、補正部46は、X線CT画像の撮像位置(直線LN1)を天板基準プロファイルCPに補正するとともに、PET画像の撮像位置(直線LN2)も天板基準プロファイルCPに補正する。これにより、補正部46は、天板基準プロファイルCPが示す位置に補正されたX線CT画像とPET画像とを融合することにより、高精度な補正の実行および融合画像を生成することができる。
なお、本実施形態では、それぞれ撮像された撮像画像の位置を、天板基準プロファイルCPが示す位置に補正を行っているので、被検体Pが天板31に載っていない状態の天板31の高さに一致するように補正を行っている。すなわち、補正部46は、被検体Pを天板31に載せたことによる天板だれ量を、被検体Pが天板31に載っていない状態での天板31の高さになるように補正を行っている。
次に、本実施形態に係る補正データ記憶部45に格納されている三次元の補正テーブルについて説明する。
図10は、本実施形態に係る補正データ記憶部45に格納されている、天板31の傾きを推定するための三次元の補正テーブルを示した説明図である。
図10に示すように、この補正テーブルは、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像位置における天板31の繰り出し量(ストローク量)と天板だれ量(天板の撓み量)に基づいて、ステップアンドシュート方式で撮像したときの天板31の傾きを推定する補正テーブルである。この補正テーブルでは、寝台32から天板31を繰り出す繰り出し量と、その繰り出し量に対応する撮像位置の天板だれ量に基づいて、ステップアンドシュート方式で撮像した際のその撮像位置における天板31の傾きを推定する。
本実施形態では、この三次元の補正テーブルを用いることにより、ヘリカルスキャン方式で撮像した撮像位置と、ステップアンドシュート方式で撮像したときの撮像位置における天板31の傾きの位置合わせを行うことができる。なお、図10では、補正テーブルの右上部分が薄白くなっており、この白色部分が白いほど、天板31の傾きが大きくなり、一方、黒色部分が黒いほど、天板31の傾きが小さくなることを意味している。なお、この三次元の補正テーブルは、あらかじめデータベース化して補正データ記憶部45に格納されているものとする。
次に、PET−CT装置100のコンソール装置4における補正部46について説明する。
図11は、本実施形態に係るPET−CT装置100のコンソール装置4の補正部46の構成を示した機能ブロック図である。
図11に示すように、補正部46は、天板高さ算出部461、第1画像補正部(第1の撮像画像補正部)462、天板傾き推定部463、天板位置算出部464、第2画像補正部(第2の撮像画像補正部)465、画像融合部466を備えて構成されている。また、補正部46は、補正データ記憶部45に接続されている。
天板高さ算出部461は、被検体Pをヘリカルスキャン方式で連続的に撮像して得られた撮像画像から、天板31の支点0から撮像位置までの距離に対応した天板31の高さhを算出するようになっている。
第1画像補正部462は、天板高さ算出部461で算出された天板31の高さと、補正データ記憶部45に格納されている天板基準プロファイルCPに定義された天板の高さとの差分を補正する処理を行うようになっている。すなわち、第1画像補正部462は、撮像位置における天板31の高さを、天板31に被検体Pを載せていない状態での撮像位置における天板31の高さに補正する。
天板傾き推定部463は、被検体Pをヘリカルスキャン方式で連続的に撮像した撮像位置における天板31の繰り出し量と、第1画像補正部462において補正した天板31の高さの差分と、三次元の補正テーブルとに基づいて、その天板31の高さの差分を天板31の撓み量とみなし、異なる撮像方式の一例であるステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像した撮像位置における天板31の傾きを推定するようになっている。
天板位置算出部464は、天板傾き推定部463で推定された天板31の傾きから、ステップアンドシュート方式で撮像する撮像位置での天板位置(天板31の高さhと天板31の傾き)を算出するようになっている。
第2画像補正部465は、天板位置算出部464で算出された天板位置(天板31の高さhと天板31の傾き)を、第1画像補正部462と同様に、天板基準プロファイルCPに定義された天板位置に補正する。すなわち、第2画像補正部465は、天板位置算出部464で算出された撮像位置における天板31の高さhと天板31の傾きを、天板31に被検体Pを載せていない状態での撮像位置における天板31の高さと天板31の傾きに、補正する補正量を算出する。
なお、算出された天板位置を天板基準プロファイルCPに定義された天板31の高さと天板31の傾きに補正する補正量を、天板だれ補正量ともいう。そして、第2画像補正部465は、算出された天板だれ補正量を補正データ記憶部45に格納する。
なお、天板基準プロファイルCPは天板の高さ(位置)を示す線形データであり、天板位置算出部464で算出された天板位置は、撮像位置における天板31の高さhと天板の傾きのデータである。このため、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像画像(例えば、PET画像)に、天板31の高さhと天板の傾きからなる天板位置を適用することにより、天板基準プロファイルCPが示す高さ(位置)に一致した、撮像画像の位置合わせを行うことができる。
次に、減弱マップ生成部50(図3)は、補正データ記憶部45から天板だれ補正量を読み出し、その天板だれ補正量に基づいて、減弱マップをPET画像の位置に補正する。
そして、PET用再構成部44(図3)は、補正された減弱マップを用いてPET画像の減弱補正を行う。
画像融合部466(図11)は、減弱補正がされたPET画像と天板だれ補正量を補正データ記憶部45から読み出して、減弱補正がされたPET画像を天板基準プロファイルCPの天板位置に補正する。そして、画像融合部466は、第1画像補正部462で補正されたX線CT画像(第1の撮像画像)と、補正したPET画像とを融合するようになっている。画像融合部466は、融合した融合画像を補正データ記憶部45に格納する。
これにより、制御部47(図3)は、図示しない入力部から入力されたPET−CT装置100を操作する操作者の指示に基づいて、融合画像を補正データ記憶部45から読み出し、図示しない表示部に表示させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るPET−CT装置100は、コンソール装置4の補正部46において、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像の撮像位置を天板基準プロファイルCPが示す位置に補正するとともに、ステップアンドシュート方式で撮像されたPET画像の撮像位置における天板位置を推定し、推定された天板31の高さhと天板31の傾きを、天板基準プロファイルCPが示す位置に補正する。
このように、PET−CT装置100は、PET用架台装置1おいてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像し、そのPET画像に天板31が映らない場合であっても、CT用架台装置2においてヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像と、天板基準プロファイルCPと、ステップアンドシュート方式で撮像した場合の天板31の傾きを推定する三次元の補正データを用いることにより、X線CT画像とPET画像をそれぞれ補正することができる。
これにより、本実施形態に係るPET−CT装置100は、それぞれ補正されたPET画像とX線CT画像を重ね合わせて融合することにより、高精度な補正の実行および融合画像を生成することができる。
次に、本実施形態に係るPET−CT装置100の画像処理における全体的な処理手順について説明する。
図12は、本実施形態に係るPET-CT装置100の画像処理における全体的な処理手順を示したフローチャートである。なお、図12では、被検体Pに対し、ヘリカルスキャン方式によるX線CT検査と、ステップアンドシュート方式によるPET検査が実行された後の全体動作を示している。
まず、本実施形態に係るPET-CT装置100は、コンソール装置4に設けられたCT画像再構成部42(図3)において、X線投影データ記憶部41に記憶されているX線投影データを用いてX線CT画像を再構成させる(ステップS001)。そして、CT画像再構成部42は、再構成されたX線CT画像を補正データ記憶部45に格納するとともに、X線CT画像を減弱マップ生成部50に送出する。
次に、減弱マップ生成部50(図3)は、CT画像再構成部42によって再構成されたX線CT画像を用いて、ガンマ線の減弱を補正するための減弱マップ(μMap)を生成する(ステップS003)。
次に、補正部46は、再構成されたX線CT画像と3次元の補正テーブルを補正データ記憶部45から読み出して、天板だれ補正量を算出する天板だれ補正量算出処理を行う(ステップS005)。補正部46は、算出した天板だれ補正量を補正データ記憶部45に格納する。
次に、減弱マップ生成部50は、補正データ記憶部45から天板だれ補正量を読み出し、減弱マップをPET画像位置に補正して(ステップS007)、その補正した減弱マップを補正データ記憶部45に格納する。
次に、PET用再構成部44(図3)は、ガンマ線投影データ記憶部43に記憶されているガンマ線投影データを用いてPET画像を再構成する(ステップS009)。この場合、PET用再構成部44は、補正データ記憶部45から減弱マップを読み出し、ガンマ線投影データと読み出した減弱マップを用いてPET画像を再構成(減弱補正)する。そして、PET用再構成部44は、再構成されたPET画像を補正データ記憶部45に格納する。
次に、補正部46の画像融合部466(図11)は、PET用再構成部44で減弱補正がされたPET画像と、天板だれ補正量を補正データ記憶部45から読み出し、その減弱補正がされたPET画像を天板基準プロファイルCPの天板位置に補正する(ステップS011)。
次に、補正部46の画像融合部466は、天板基準プロファイルCPの天板位置に補正したX線CT画像およびPET画像を融合して融合画像を生成し、生成した融合画像を補正データ記憶部45に格納する。制御部47は、補正データ記憶部45に格納された融合画像を読み出し、コンソール装置4の図示しない表示部にその融合画像を表示させる(ステップS013)。
このように、本実施形態に係るPET-CT装置100は、補正部46においてPET画像を補正する天板だれ補正量を算出するとともに融合画像を生成し、制御部47が、その融合画像を表示部に表示させて処理を終了する。次に、補正部46が天板だれ補正量を算出する天板だれ量算出処理について説明する。
図13は、本実施形態に係るPET−CT装置100の補正部46(図11)において、天板だれ補正量を算出する天板だれ補正量算出処理の手順を示したフローチャートである。
図13に示すように、補正部46の天板高さ算出部461(図11)は、被検体Pをヘリカルスキャン方式で連続的に撮像して得られた撮像画像から、天板31の支点0から撮像位置までの距離に対応した天板31の高さhを算出する(ステップS101)。
次に、第1画像補正部462(図11)は、ヘリカルスキャン方式で撮像された撮像画像から算出された天板31の高さhと、補正データ記憶部45に格納されている天板基準プロファイルCPに定義された天板の高さとの差分を補正する。すなわち、第1画像補正部462は、算出された天板31の高さhを、天板31に被検体Pを載せていない状態の撮像位置における天板31の高さに補正する(ステップS103)。
次に、天板傾き推定部463(図11)は、ヘリカルスキャン方式で連続的に撮像した撮像位置における天板31の繰り出し量と、第1画像補正部462で補正する天板31の高さの差分と、三次元の補正テーブルとに基づいて、その天板31の高さの差分を天板31の撓み量とみなし、異なる撮像方式であるステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置における天板の傾きを推定する(ステップS105)。
すなわち、ステップS101で算出した天板31の支点0から撮像位置までの距離における天板31の繰り出し量と、ステップS103で補正する天板の高さの差分と、図10に示した三次元の補正テーブルとに基づいて、天板31の高さの差分を天板31の撓み量とみなして、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置における天板の傾きを推定する。
次に、天板位置算出部464(図11)は、天板傾き推定部463で推定された天板31の傾きから、ステップアンドシュート方式で撮像した撮像位置での天板位置(天板31の高さhと天板31の傾き)を算出する(ステップS107)。
次に、第2画像補正部465(図11)は、天板位置算出部464で算出された天板位置(天板31の高さhと天板31の傾き)を、第1画像補正部462と同様に、天板基準プロファイルCPに定義された天板位置に補正する。すなわち、第2画像補正部465は、天板位置算出部464で算出された撮像位置における天板31の高さhと天板31の傾きを、天板31に被検体Pを載せていない状態での撮像位置における天板31の高さと天板31の傾きに補正する補正量(天板だれ補正量)を算出する(ステップS109)。
以上説明したように、本実施形態に係るPET−CT装置100は、補正部46において、ヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像の撮像位置を天板基準プロファイルCPが示す位置に補正するとともに、ステップアンドシュート方式で撮像されたPET画像の撮像位置における天板の傾きを推定し、推定された天板の傾きとステップアンドシュート方式で撮像された撮像位置を、天板基準プロファイルCPが示す位置に補正する。
これにより、本実施形態に係るPET−CT装置100は、PET用架台装置1おいてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像し、そのPET画像に天板31が映らない場合でも、CT用架台装置2においてヘリカルスキャン方式で撮像されたX線CT画像と、天板基準プロファイルと、ステップアンドシュート方式で撮像した場合の天板の傾きを推定する三次元の補正データとを用いることで、X線CT画像とPET画像をそれぞれ補正することができる。
したがって、本実施形態に係るPET−CT装置100は、それぞれ補正されたPET画像とX線CT画像を重ね合わせて融合することにより、高精度な補正の実行と融合画像を生成することができる。
なお、PET−CT装置100は、PET用架台装置1を使用してPET画像を生成するようになっていたが、本実施形態では、例えば、シングルフォトンエミッションCT装置(SPECT装置:Single Photon Emission Computed Tomography装置)を適用してもよい。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、ヘリカルスキャン方式で被検体Pの撮像を行うCT用架台装置2と、ステップアンドシュート方式で被検体Pの撮像を行うPET用架台装置1とを備えたPET-CT装置100について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
具体的には、第1の撮像方式としてヘリカルスキャン方式で被検体Pを撮像し、第2の撮像方式としてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像するモダリティであればよく、例えば、CT用架台装置2においてヘリカルスキャン方式で被検体Pを撮像した後、CT用架台装置2と異なるCT用架台装置を用いてステップアンドシュート方式によって被検体Pを撮像するようにしてもよい。
なお、CT用架台装置においてステップアンドシュート方式で被検体Pを撮像する際は、寝台装置3の天板31の天板位置が撮像されるので、撮像される天板31の天板の傾きと天板31の撮像位置を、天板基準プロファイルCPに定義された位置に補正すればよい。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態において、PET−CT装置100は、PET用架台装置1においてステップアンドシュート方式により撮像するようになっていたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
具体的には、PET用架台装置1の代わりに、人体に磁気を当て、体内にある水素原子核が共鳴する磁気共鳴現象を用いた磁気共鳴装置(Magnetic Resonance Imaging装置)を適用してもよい。すなわち、ヘリカルスキャン方式で撮像を行うCT用架台装置2と、磁気共鳴装置とから構成される複数の撮像方式を備えたモダリティも、適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 PET用架台装置
2 CT用架台装置
3 寝台装置
4 コンソール装置
31 天板
32 寝台
41 X線投影データ記憶部
42 CT画像再構成部
43 ガンマ線投影データ記憶部
44 PET用再構成部
45 補正データ記憶部
46 補正部
47 制御部
50 減弱マップ生成部
100 PET−CT装置(画像診断装置)
461 天板高さ算出部
462 第1画像補正部(第1の撮像画像補正部)
463 天板傾き推定部
464 天板位置算出部
465 第2画像補正部(第2の撮像画像補正部)
466 画像融合部
P 被検体
LN1 直線
LN2 直線

Claims (6)

  1. 天板の基準位置を示す天板基準プロファイルと、
    前記天板の基準位置に当該天板の位置を補正するためのテーブルであって、前記天板の支点から撮像位置における繰り出し量と当該繰り出し量に対応する前記天板の撓み量に基づいて、当該天板の傾きを推定する補正テーブルと、
    被検体を連続的に撮像する撮像方式により得られた撮像画像から、前記天板の支点から撮像位置までの距離に対応した当該天板の高さを算出する天板高さ算出部と、
    前記撮像画像から算出された天板の高さと、前記天板基準プロファイルに定義された天板の高さとの差分を補正する第1の撮像画像補正部と、
    前記被検体を連続的に撮像した撮像位置における繰り出し量と、前記天板の高さの差分と、前記補正テーブルとに基づいて、当該天板の高さの差分を前記天板の撓み量とみなし、前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像した撮像位置における天板の傾きを推定する天板傾き推定部と、
    推定された前記天板の傾きから、前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像する撮像位置での天板位置を算出する天板位置算出部と、
    算出された前記天板位置を、前記天板基準プロファイルに定義された天板の高さに補正する第2の撮像画像補正部と、
    を備えた画像診断装置。
  2. 前記第1の撮像画像補正部で補正された第1の撮像画像と、前記第2の撮像画像補正部で補正された補正量に基づく第2の撮像画像とを融合する画像融合部を、
    さらに備えた請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 前記天板基準プロファイルは、
    前記天板に被検体を載せない状態で、ヘリカルスキャン方式で撮像可能な範囲を撮像し、当該天板の撓む量をあらかじめ測定した測定情報である
    請求項1または2に記載の画像診断装置。
  4. 前記被検体を連続的に撮像する撮像方式は、ヘリカルスキャン方式であり、
    前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像する撮像方式は、前記被検体を離散的に撮像するステップアンドシュート方式である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像診断装置。
  5. 前記被検体を連続的に撮像する撮像方式は、X線CT装置において撮像され、
    前記異なる撮像方式で撮像する撮像方式は、PET装置において撮像される
    請求項4に記載の画像診断装置。
  6. 天板の基準位置を示す天板基準プロファイルと、
    前記天板の基準位置に当該天板の位置を補正するためのテーブルであって、前記天板の支点から撮像位置における繰り出し量と当該繰り出し量に対応する前記天板の撓み量と、に基づいて、当該天板の傾きを推定する補正テーブルとを有する画像診断装置の制御方法であって、
    被検体を連続的に撮像する撮像方式により得られた撮像画像から、前記天板の支点から撮像位置までの距離に対応した当該天板の高さを算出する天板高さ算出ステップと、
    前記撮像画像から算出された天板の高さと、前記天板基準プロファイルに定義された天板の高さとの差分を補正する第1の撮像画像補正ステップと、
    前記被検体を連続的に撮像した撮像位置における繰り出し量と、前記天板の高さの差分と、前記補正テーブルとに基づいて、当該天板の高さの差分を前記天板の撓み量とみなし、
    前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像した撮像位置における天板の傾きを推定する天板傾き推定ステップと、
    推定された前記天板の傾きから、前記連続的に撮像する撮像方式とは異なる撮像方式で撮像する撮像位置での天板位置を算出する天板位置算出ステップと、
    算出された前記天板位置を、前記天板基準プロファイルに定義された天板の高さに補正する第2の撮像画像補正ステップと、
    を含む画像診断装置の制御方法。
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