JP2014000197A - 布類捌き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】布類塊を事前に手作業である程度解きほぐしておくための手間と人手を削減することにある。
【解決手段】互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を解きほぐす布類捌き装置において、前記布類塊を一端部に投入されてその布類塊を他端部へ向けて搬送するほぐし用コンベヤと、少なくとも前記ほぐし用コンベヤの上方に配設され、前記布類塊の一部と掛合して掛合部分を押し戻すことでその布類塊を解きほぐす少なくとも一つのほぐし部材と、を具えることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

この発明は、布類洗濯工場等において、洗濯、脱水および乾燥を終えた布類をタタミ装置(二台のベルトコンベヤの端部同士を向き合わせ、それらの上に供給した布類の中間部を板材で押して端部間に差し込みながらそれらのベルトコンベヤを作動させることで、布類を二つ折りにして下方のベルトコンベヤ上に送る、という工程を必要回数繰返して布類を折り畳み、複数枚重ねて搬出する装置)に一枚ずつ供給する際等に用いられ、互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を解きほぐす布類捌き装置に関するものであり、特にはタオル等の小型の布類からなる布類塊を解きほぐすのに適した布類捌き装置に関するものである。
従来の布類捌き装置としては、例えば特許文献1記載のものが知られており、この布類捌き装置は、垂直方向へ昇降するキャリッジと、そのキャリッジの下端部に設けられたクランプと、そのキャリッジの昇降経路の中間部に設けられたエアジェット噴射機構と、キャリッジの昇降経路を挟んでエアジェット噴射機構と対向する一端部を持つとともに上下方向へ揺動するベルトコンベヤと、そのベルトコンベヤの一端部のベルトにスプリングで押し付けられる挟み込みローラと、を具えている。
かかる従来の布類捌き装置は、キャリッジを下降させてクランプで洗濯物容器内の布類塊の一部を摘むと、キャリッジを真上に上昇させてクランプで布類を摘み上げ、キャリッジが上昇限位置まで上昇すると、クランプが布類を離すと同時にエアジェット噴射機構がエアジェットを吹き付けて布類の中間部をベルトコンベヤへ追いやり、ベルトコンベヤが挟み込みローラとの間にその布類の中間部を挟むとともに上下方向へ揺動して布類を解きほぐしながら当該ベルトコンベヤの他端部へ送り出す。
特開2000−51593号公報
しかしながら上記従来の布類捌き装置では、洗濯物容器内の布類塊における布類同士の絡まりがひどいと、キャリッジを上昇させてクランプで布類を摘み上げる際に布類が重過ぎて落下してしまったり、摘み上げてもエアジェットの吹き付けでベルトコンベヤへ追いやることができずに落下してしまったり、ベルトコンベヤと挟み込みローラとの間に入りきれずにベルトコンベヤを過負荷で停止させてしまったりすることがあり、このため洗濯物容器内の布類塊を事前に手作業である程度解きほぐしておく必要があって、手間と人手がかかるという問題があった。
この発明は、上述の如き従来の布類捌き装置の課題を解決するものであり、この発明の布類捌き装置は、互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を解きほぐす布類捌き装置において、前記布類塊を一端部に投入されてその布類塊を他端部へ向けて搬送するほぐし用コンベヤと、少なくとも前記ほぐし用コンベヤの上方に配設され、前記布類塊の一部と当接して当接部分を押し戻すことでその布類塊を解きほぐす少なくとも一つのほぐし部材と、を具えることを特徴とするものである。
かかる本発明の布類捌き装置にあっては、ほぐし用コンベヤが、布類塊を当該コンベヤの一端部に投入されてその布類塊を他端部へ向けて搬送し、少なくとも一つのほぐし部材が、少なくとも前記ほぐし用コンベヤの上方に配設され、前記布類塊の一部と掛合して掛合部分を押し戻すことでその布類塊を解きほぐす。
従って、この発明の布類捌き装置によれば、互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を自動的に解きほぐすことができるので、布類塊を事前に手作業である程度解きほぐしておくための手間と人手を削減することができる。
なお、この発明の布類捌き装置においては、前記ほぐし部材は先端部が複数に分かれた櫛状をなしており、その先端部で前記布類塊の一部と掛合するものであると好ましい。このようにすれば、櫛状のほぐし部材が複数に分かれた先端部で布類塊の一部と掛合するので、布類塊の複数箇所にほぼ同時に押圧力を加えて効率的に布類塊を解きほぐすことができる。
また、この発明の布類捌き装置においては、前記ほぐし部材の先端部を前後方向へ移動させるほぐし部材移動機構と、前記ほぐし用コンベヤを進退作動および停止を組み合わせて前進作動させるとともに、そのほぐし用コンベヤの進退作動と連動させて前記ほぐし部材移動機構を作動させて前記ほぐし部材を後方および前方へ移動させるコントローラと、を具えていると好ましい。このようにすれば、コントローラが、コンベヤを前進作動させる際にほぐし部材を後方へ移動させて布類塊の一部を後方へ押し戻し、コンベヤを後退作動させる際にほぐし部材を前方へ移動させて布類塊の一部を前方へ引き出すので、より効率的に布類塊を解きほぐすことができる。
さらに、この発明の布類捌き装置においては、前記ほぐし用コンベヤの前記他端部に一端部が繋がって、前記ほぐし用コンベヤ上で前記布類塊から解きほぐされた複数塊の布類を互いに間隔を空けて他端部へ向けて搬送する間隔空け用コンベヤを具えていると好ましい。このようにすれば、間隔空け用コンベヤが、例えばほぐし用コンベヤより高速で搬送作動することで、ほぐし用コンベヤ上で布類塊から解きほぐされた複数塊の布類を互いに間隔を空けて搬送するので、布類捌き装置が、布類塊から解きほぐされた布類を均して搬出することができる。
さらに、この発明の布類捌き装置においては、前記ほぐし部材は前記間隔空け用コンベヤの上方にも配設されていると好ましい。このようにすれば、ほぐし用コンベヤ上で解きほぐした布類塊をさらに細かく解きほぐすことができる。
そして、この発明の布類捌き装置においては、前記ほぐし用コンベヤは前記一端部から前記他端部へ向けて高くなるように傾斜して配置され、前記間隔空け用コンベヤの前記一端部はそのほぐし用コンベヤの前記他端部の下方に配置されていると好ましい。このようにすれば、ほぐし用コンベヤ上の布類塊が一端部から他端部へ向けて上昇する際に自重で戻り方向へ回転しながらある程度崩れてほぐれるので、より効率的に布類塊を解きほぐすことができる。
この発明の布類捌き装置の一実施例を透視状態で示す正面図である。 上記実施例の布類捌き装置を示す平面図である。 上記実施例の布類捌き装置を透視状態で示す側面図である。 上記実施例の布類捌き装置の動作を示す説明図である。 (a)および(b)は、洗濯、脱水および乾燥を終えた布類をタタミ装置に一枚ずつ供給する際の従来の方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の布類捌き装置の一実施例を透視状態で示す正面図、図2はその実施例の布類捌き装置を示す平面図、そして図3はその実施例の布類捌き装置を透視状態で示す側面図であり、図中符号1はその実施例の布類捌き装置のフレームを示す。
この実施例の布類捌き装置も、布類洗濯工場等において、洗濯、脱水および乾燥を終えたタオル等の小型の布類を前述のタタミ装置に一枚ずつ供給する際等に用いられ、互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を解きほぐすもので、この実施例の布類捌き装置のフレーム1は、図1では左方へ行くほど高くなるように組み上げられて図1では左右方向へ延在しており、このフレーム1の、図1では前後方向の両脇には、そのフレーム1に沿って既知のタタミ装置Fがそれぞれ配置されている。またこのフレーム1の、図1では右端部の上方には、図示しない乾燥機から布類塊を当該布類捌き装置まで搬送するベルトコンベヤCが設けられている。
ここにおけるフレーム1は、タタミ装置Fと概ね同じ高さを有しており、このフレーム1の上端部にはベルトコンベヤからなるほぐし用コンベヤ2が配設され、このほぐし用コンベヤ2は、一端部が当該フレーム1の図1では右端部に位置するとともに他端部が当該フレーム1の図1では左側部分に位置し、前記一端部から前記他端部へ向けて高くなるように傾斜して延在していて、その一端部上にベルトコンベヤCから投入された布類塊Lを、他端部へ向けて搬送する。
フレーム1の上端部にはまた、これもベルトコンベヤからなる間隔空け用コンベヤ3が配設され、この間隔空け用コンベヤ3は、ほぐし用コンベヤ2の図1では左端部である上記他端部の直下に、図1では右端部である一端部が位置してほぐし用コンベヤ2に繋がるとともに、他端部が当該フレーム1の図1では左端部に位置して、例えばほぐし用コンベヤ2よりも高速で搬送作動することで、ほぐし用コンベヤ2上で布類塊Lから解きほぐされた複数塊の布類Pを互いに間隔を空けて、図1では左端部である他端部へ向けて搬送する。
フレーム1の上端部にはさらに、それらほぐし用コンベヤ2および間隔空け用コンベヤ3の両側部に沿って複数枚のガイド板4が立設されており、これらのガイド板4は、ほぐし用コンベヤ2および間隔空け用コンベヤ3の側部からの布類の落下を防止する。そしてこの実施例の布類捌き装置では、ほぐし用コンベヤ2の中間部および上記他端部ならびに間隔空け用コンベヤ3の上記他端部の上方にそれぞれほぐし部材5が配置され、このほぐし部材5は、支持軸5aおよび、その支持軸5aからそれと直交する方向へ延在するとともに複数に分かれた先端部5bを有して、全体として櫛状をなしている。
上記3つのほぐし部材5のそれぞれの支持軸5aの両端部は、ガイド板4の上端部に設けられた、ほぐし部材移動機構としてのほぐし部材揺動機構6に結合されており、このほぐし部材揺動機構6は、支持軸5aの両端部を回動自在に支持するとともに、例えばその支持軸5aの一端部に設けたクランクアームを図示しないエアシリンダで押し引きすることで、ほぐし部材5を図1に実線および破線で示す如く前後および上下方向に揺動駆動する。
さらにこの実施例の布類捌き装置では、図1および3に示す如く、間隔空け用コンベヤ3の下方に位置するように、一端部同士を互いに向き合わせて二台の搬出コンベヤ7をフレーム1に配設するとともに、間隔空け用コンベヤ3の上記他端部付近からそれらの搬出コンベヤ7の向かい合う一端部に向かって延在するように、さらなるガイド板8をフレーム1に配設しており、二台の搬出コンベヤ7は、それらの一端部から他端部へ向かって高くなるように傾斜して延在していて、それらの他端部がそれぞれタタミ装置Fの、図1では左側に位置する布類投入コンベヤに隣接している。
そしてこの実施例の布類捌き装置では、通常のコンピュータを持つ図示しないコントローラを具えた制御盤9が設けられており、そのコントローラは、あらかじめ与えられたプログラムに基づき作動して、上記各コンベヤ2,3,7の駆動モータの作動を制御するとともに、上記各ほぐし部材揺動機構6の図示しないエアシリンダの作動を制御する。
すなわち、この実施例の布類捌き装置にあっては、図示しない乾燥機からベルトコンベヤCで搬送された布類塊Lがほぐし用コンベヤ2の上記一端部に落下投入されると、上記コントローラが、先ず、ほぐし用コンベヤ2を作動させて、図1および図2に示すように、布類塊Lを図では左方へゆっくりと前進移動させ、その前進移動の間に布類塊Lが自重で戻り方向へ回転しながらある程度崩れてほぐれる。そしてこのほぐれながら前進移動する布類塊Lがほぐし用コンベヤ2の中間部のほぐし部材5の下方に到達すると、上記コントローラは、ほぐし部材揺動機構6で、ほぐし部材5をその先端部5aが下がりながら前進するように揺動させ、これにより、図では左方へゆっくりと前進移動している布類塊Lの上部にほぐし部材5の先端部5aを掛合させ、次いでほぐし部材揺動機構6でほぐし部材5をその先端部5aが後退しながら上がるように揺動させて、その布類塊Lの掛合部分をほぐし部材5の先端部5aで持ち上げながら後方へ押し戻す。
次いで上記コントローラは、ほぐし用コンベヤ2を一旦停止させてから逆方向に作動させて、布類塊Lを図では右方へゆっくりと後退移動させ、その後退移動の間にほぐし部材揺動機構6で中間部のほぐし部材5をその先端部5aが下がりながら前進するように揺動させ、これにより、ほぐし用コンベヤ2上の布類塊Lの上部をほぐし部材5で前方へ引き出して解きほぐす。そして布類塊Lを図では右方へある程度後退移動させたら、ほぐし用コンベヤ2を一旦停止させてから再び前進作動させる。このようにして上記コントローラは、図1中に矢印で示すようにほぐし用コンベヤ2に進退作動を繰り返させるとともに、ほぐし部材揺動機構6に中間部のほぐし部材5を昇降および前後揺動させながら、ほぐし用コンベヤ2上の布類塊Lをほぐし用コンベヤ2の上記他端部まで前進移動させる。
次いで上記コントローラは、ほぐし用コンベヤ2の上記他端部のほぐし部材5をほぐし部材揺動機構6で、中間部のほぐし部材5と同様にほぐし用コンベヤ2の進退作動と連動させて昇降および前後揺動させて、ほぐし用コンベヤ2のその他端部に到達した布類塊Lをさらに平坦に均しながら、その布類塊Lの一部の布類Pを、ほぐし用コンベヤ2の上記他端部から断続的に間隔空け用コンベヤ3の上記一端部上に落下させる。また上記コントローラは、間隔空け用コンベヤ3を例えばほぐし用コンベヤ2より速い搬送速度で作動させることで、布類塊Lからほぐれて間隔空け用コンベヤ3上に落下した複数の布類Pを、互いに間隔を空けて間隔空け用コンベヤ3の他端部へ向けて搬送する。
次いで上記コントローラは、図3および図4に示すように、間隔空け用コンベヤ3の上記他端部のほぐし部材5をほぐし部材揺動機構6で昇降および前後揺動させて、間隔空け用コンベヤ3のその他端部に到達した布類塊Lをさらに平坦に均しながら、その布類塊Lの一部の布類Pを、間隔空け用コンベヤ3の上記他端部から断続的に、ガイド板8による案内下で二台の搬出コンベヤ7の上記一端部上に落下させ、各作業者Wは、例えば上記コントローラに接続されたスイッチを操作することで、自分の側の搬出コンベヤ7を作動させてその搬出コンベヤ7上の布類Pを手元まで移動させ、一枚ずつ取り上げてタタミ装置Fの布類投入コンベヤに投入する。
従って、この実施例の布類捌き装置によれば、互いに絡まりあった複数枚の小型の布類からなる布類塊Lを自動的に解きほぐして例えば20枚程度ずつ搬出コンベヤ7上に搬出することができるので、布類塊を事前に手作業である程度解きほぐしておくための手間と人手を削減することができる。
また、この実施例の布類捌き装置によれば、ほぐし部材5は先端部5bが複数に分かれた櫛状をなしており、その先端部5bで布類塊Lの一部と掛合するので、布類塊Lの複数箇所にほぼ同時に押圧力を加えて効率的に布類塊Lを解きほぐすことができる。
さらに、この実施例の布類捌き装置によれば、ほぐし部材5の先端部5bを前後方向へ揺動させるほぐし部材揺動機構6と、ほぐし用コンベヤ2を進退作動および停止を組み合わせて前進作動させるとともに、そのほぐし用コンベヤ2の進退作動と連動させてほぐし部材揺動機構6を作動させてほぐし部材5を後方および前方へ揺動させるコントローラとを具えていることから、コントローラが、ほぐし用コンベヤ2を前進作動させる際にほぐし部材5を後方へ移動させて布類塊Lの一部を後方へ押し戻し、ほぐし用コンベヤ2を後退作動させる際にほぐし部材5を前方へ移動させて布類塊Lの一部を前方へ引き出すので、より効率的に布類塊Lを解きほぐすことができる。
さらに、この実施例の布類捌き装置によれば、ほぐし用コンベヤ2の上記他端部に一端部が繋がって、ほぐし用コンベヤ2上で布類塊Lから解きほぐされた複数塊の布類Pを互いに間隔を空けて他端部へ向けて搬送する間隔空け用コンベヤ3を具えていることから、間隔空け用コンベヤ3が、例えばほぐし用コンベヤ2より高速で搬送作動することで、ほぐし用コンベヤ2上で布類塊Lから解きほぐされた複数塊の布類Pを互いに間隔を空けて搬送するので、布類捌き装置が、布類塊から解きほぐされた布類Pを均して搬出することができる。
さらに、この実施例の布類捌き装置によれば、ほぐし部材5は間隔空け用コンベヤ3の上方にも配設されているので、ほぐし用コンベヤ2上で解きほぐした布類塊Lをさらに細かく解きほぐすことができる。
そして、この実施例の布類捌き装置によれば、ほぐし用コンベヤ2は上記一端部から他端部へ向けて高くなるように傾斜して配置され、間隔空け用コンベヤ3の一端部はそのほぐし用コンベヤ2の他端部の下方に配置されていることから、ほぐし用コンベヤ2上の布類塊Lがそのコンベヤの一端部から他端部へ向けて上昇する際に自重で戻り方向へ回転しながらある程度崩れてほぐれるので、より効率的に布類塊を解きほぐすことができる。
図5(a)および(b)は、洗濯、脱水および乾燥を終えた布類をタタミ装置に一枚ずつ供給する際の従来の方法を示す説明図であり、布類捌き装置を用いていなかった従来は、先ず図5(a)に示すように、ホテル等の宿泊施設や病院等の契約先から回収された使用後の布類が、先ず連続洗濯機で洗濯され、次いで脱水機で脱水され、次いで乾燥機で乾燥されて、ベルトコンベヤC等の搬送システムでタタミ装置Fno近辺まで搬送されるが、一回の布類塊Lは約50kgwの場合と焼く100kgwの場合とがある。ここで、約50kgwの布類塊は、フェイスタオルで約550枚、バスタオルで約144枚になる。
ところで、多量の布類の処理の必要等から複数台のタタミ装置Fを使用する場合があって、その場合には、タタミ装置Fへの布類の搬送は、図5(b)に示すように、台車Tで行うのが通常であり、ここで、タオル100kgwの場合、重ねた状態では約1.3mとなるため、一般的な台車Tに収納すると作業者Wの作業範囲では200mm〜1700mmの高さとなる。それゆえ、そのままでは作業者Wが布類を引き出せないので、台車Tから台上に一部の布類Pを取り出してそこからタタミ装置Fに一枚ずつ布類を供給することになる。
しかしながら、台車T内にある布類塊Lには絡みつきが多く、取り出しに時間がかかってしまうという問題がある。また取り出しの際に絡みつきによって床への布類の落下が発生し、作業者Wがしゃがみこんで床上の布類を取り上げる動作が必要となって作業者Wの負担が大きいとともに、タタミ装置Fへの投入動作に専念しづらいという問題がある。
これに対し本実施例の布類捌き装置を用いれば、タオル等の小型の布類を例えば約20枚程度に小分けにして作業者に供給できるとともに、布類の絡みつきおよび摘み上げ高さを減少させて作業者を投入動作に専念させることができ、また搬出コンベヤ7によって常に同じ作業高さに布類を供給するとともに投入以外の動作を低減させることで、作業者Wの作業姿勢を安定させるとともにタタミ装置Fへの投入枚数も安定させることができ、これにより、本願出願人が測定したところでは、本実施例の布類捌き装置を用いれば、タタミ装置Fへの投入枚数を1時間あたりで約130枚増加させることができた。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば上記実施例ではほぐし用コンベヤ2を傾斜させて配置しているが、ほぐし用コンベヤ2を水平に配置してもよく、また上記実施例ではほぐし用コンベヤ2,間隔空け用コンベヤ3および搬出コンベヤ7をそれぞれベルトコンベヤで構成しているが、それらの何れか1つ以上を他の形式のコンベヤに代えてもよい。
さらに、上記実施例ではコントローラがほぐし用コンベヤ2を進退作動させているが、ほぐし用コンベヤ2を前進作動のみさせてもよく、また、上記実施例ではほぐし部材5を櫛状のものとしているが、ほぐし部材は、板状、ローラ状あるいは棒状のものでもよく、さらに、上記実施例ではほぐし部材5およびほぐし部材揺動機構6を3つずつ設けているが、ほぐし部材5およびほぐし部材揺動機構6を適宜増減させて適当な位置に配置してもよい。そして、上記実施例ではほぐし部材移動機構としてほぐし部材揺動機構6を設けているが、ほぐし部材移動機構は、ほぐし部材をレール等に沿って直線的あるいは曲線的に移動させるものでもよく、また、エアシリンダ等の駆動機構を持たず、ほぐし部材を揺動可能に支持するとともにその下方揺動限位置へ向けて弾性部材で常時附勢するものでもよい。
かくしてこの発明の布類捌き装置によれば、互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を自動的に解きほぐすことができるので、布類塊を事前に手作業である程度解きほぐしておくための手間と人手を削減することができる。
1 フレーム
2 ほぐし用コンベヤ、
3 間隔空け用コンベヤ
4,8 ガイド板
5 ほぐし部材
5a 支持軸
5b 先端部
6 ほぐし部材揺動機構
7 搬出コンベヤ
9 制御盤
C コンベヤ
F タタミ装置
L 布類塊
P 布類塊の一部の布類
W 作業者

Claims (6)

  1. 互いに絡まりあった複数枚の布類からなる布類塊を解きほぐす布類捌き装置において、
    前記布類塊を一端部に投入されてその布類塊を他端部へ向けて搬送するほぐし用コンベヤと、
    少なくとも前記ほぐし用コンベヤの上方に配設され、前記布類塊の一部と掛合して掛合部分を押し戻すことでその布類塊を解きほぐす少なくとも一つのほぐし部材と、
    を具えることを特徴とする布類捌き装置。
  2. 前記ほぐし部材は先端部が複数に分かれた櫛状をなしており、その先端部で前記布類塊の一部と掛合することを特徴とする、請求項1記載の布類捌き装置。
  3. 前記ほぐし部材の先端部を前後方向へ移動させるほぐし部材移動機構と、
    前記ほぐし用コンベヤを進退作動および停止を組み合わせて前進作動させるとともに、そのほぐし用コンベヤの進退作動と連動させて前記ほぐし部材移動機構を作動させて前記ほぐし部材を後方および前方へ移動させるコントローラと、
    を具えることを特徴とする、請求項1または2記載の布類捌き装置。
  4. 前記ほぐし用コンベヤの前記他端部に一端部が繋がって、前記ほぐし用コンベヤ上で前記布類塊から解きほぐされた複数塊の布類を互いに間隔を空けて他端部へ向けて搬送する間隔空け用コンベヤを具えることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の布類捌き装置。
  5. 前記ほぐし部材は前記間隔空け用コンベヤの上方にも配設されていることを特徴とする、請求項4記載の布類捌き装置。
  6. 前記ほぐし用コンベヤは前記一端部から前記他端部へ向けて高くなるように傾斜して配置され、
    前記間隔空け用コンベヤの前記一端部はそのほぐし用コンベヤの前記他端部の下方に配置されていることを特徴とする、請求項1から5までの何れか1項記載の布類捌き装置。
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