JP2013544662A - 溝付きドリルおよび該ドリル用の溝付きドリル切削ヘッド - Google Patents
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Abstract
溝付きドリルは、除去可能に固定される溝付きドリル切削ヘッド(14)をもつドリル本体(12)を有する。切削ヘッドは、軸方向の反対側を向く2つのドリル部(18A,18B)を有する。軸(A)の方向から見たとき、切削ヘッドは少なくとも4つの通し開口を有する。各ドリル部は、複数のヘッド溝部(42)と、複数のヘッド連結部(19)とを含む。
Description
本出願の要旨は、交換可能な切削ヘッドを有する溝付きドリルに関するものである。
交換可能な切削ヘッドを有する溝付きドリルは、例えば特許文献1に開示されている。かかる交換可能な切削ヘッドによって、切削ヘッドが磨耗したときにドリル全体を交換する必要なく切削ヘッドを交換することが可能となり、これによって材料の浪費およびコストを低減することができる。
本発明の目的は、新規にして改善された溝付きドリル切削ヘッドおよび/または溝付きドリルを提供することにある。
本出願の要旨に従って、軸方向に反対を向く2つのドリル部分を含む溝付きドリル切削ヘッドが提供される。かかる切削ヘッドの考えられる利点は、切削ヘッドを反転させることによって、それを長く使用するのに有用となることである。より具体的には、切削ヘッドは以下に述べる特徴を有し得る。
例えば、一形態によって、溝付きドリルの切削ヘッドであって、ヘッド回転軸に関し軸方向の反対側を向く2つのドリル部と、複数の切削ヘッド連結部と、を具え、軸方向から見た場合に、前記切削ヘッドは見通しできる少なくとも4つの開口を有する切削ヘッドが提供される。
本発明の要旨の他の形態によって、本体回転軸を有する溝付きドリル本体であって、前方端のクランプ部と、該クランプ部から軸方向後方に延在するシャンク部と、前記溝付きドリル本体に沿って延在する本体溝とを具え、前記クランプ部が複数のドリル本体連結部を含んでおり、各ドリル本体連結部が
先行支持面端および後行支持面端を含む切削ヘッド支持面と、
切削ヘッド支持面のそれぞれから後方に延在する、一体に形成されたクランプ顎であって、各々が
対向する内側面および外側面と、
該内側面および外側面の間で延在する前面および背面と、
前記前面に配され、概ね回転方向を向く駆動面と、
前記内側面に配され、前記本体回転軸に向かって内方を向く本体センタリング面と、
クランプ顎の上面に隣接して配された引き出し防止部材と、
を含んだクランプ顎と、
を含んでおり、
前記クランプ部が前記切削ヘッド支持面の後方に配されたドリル部ハウジングをさらに含んでおり、
前記本体センタリング面が前記引き出し防止部材と前記切削ヘッド支持面(68)との間で軸方向に配されている、
溝付きドリル本体が提供される。
先行支持面端および後行支持面端を含む切削ヘッド支持面と、
切削ヘッド支持面のそれぞれから後方に延在する、一体に形成されたクランプ顎であって、各々が
対向する内側面および外側面と、
該内側面および外側面の間で延在する前面および背面と、
前記前面に配され、概ね回転方向を向く駆動面と、
前記内側面に配され、前記本体回転軸に向かって内方を向く本体センタリング面と、
クランプ顎の上面に隣接して配された引き出し防止部材と、
を含んだクランプ顎と、
を含んでおり、
前記クランプ部が前記切削ヘッド支持面の後方に配されたドリル部ハウジングをさらに含んでおり、
前記本体センタリング面が前記引き出し防止部材と前記切削ヘッド支持面(68)との間で軸方向に配されている、
溝付きドリル本体が提供される。
本発明の要旨のさらに他の形態によって、前記溝付きドリル本体と、該溝付きドリル本体に堅固にクランプされる前記切削ヘッドと、を具え、前記切削ヘッドの少なくとも1つのヘッド溝部が前記溝付きドリル本体のそれぞれの本体溝と整列している溝付きドリルが提供される。
本発明の要旨の他の形態では、前記溝付きドリル本体と、該溝付きドリル本体の前記クランプ部に堅固にクランプされる切削ヘッドと、を具えた溝付きドリルであって、
各切削ヘッド連結部が、
各々が関連するヘッド溝部および関連するレリーフ面の交差部分によって少なくとも部分的に形成される切削エッジを含む切削部、および、切削エッジを欠いている非切削部であって、一方のドリル部の各切削部が他方のドリル部の関連する非切削部に結合している、切削部および非切削部と、
隣接する切削部と隣接する非切削部との間に配され、前記ドリルの旋回方向とは反対を向く従動面(56)および前記ヘッド回転軸から離れる方向を向くヘッドセンタリング面を含むクランプ凹部と、
角度方向に隣接するヘッド溝部間に配された切削ヘッド当接面と、
を具え、
作動ドリル部に関連する各切削ヘッド当接面が前記クランプ部のそれぞれの切削ヘッド支持面に係合し、
少なくとも1つの作動従動面がそれぞれの駆動面と係合し、
少なくとも1つのヘッドセンタリング面がそれぞれの本体センタリング面と係合する、
ることを特徴とする
溝付きドリルが提供される。
各切削ヘッド連結部が、
各々が関連するヘッド溝部および関連するレリーフ面の交差部分によって少なくとも部分的に形成される切削エッジを含む切削部、および、切削エッジを欠いている非切削部であって、一方のドリル部の各切削部が他方のドリル部の関連する非切削部に結合している、切削部および非切削部と、
隣接する切削部と隣接する非切削部との間に配され、前記ドリルの旋回方向とは反対を向く従動面(56)および前記ヘッド回転軸から離れる方向を向くヘッドセンタリング面を含むクランプ凹部と、
角度方向に隣接するヘッド溝部間に配された切削ヘッド当接面と、
を具え、
作動ドリル部に関連する各切削ヘッド当接面が前記クランプ部のそれぞれの切削ヘッド支持面に係合し、
少なくとも1つの作動従動面がそれぞれの駆動面と係合し、
少なくとも1つのヘッドセンタリング面がそれぞれの本体センタリング面と係合する、
ることを特徴とする
溝付きドリルが提供される。
本発明のさらに他の要旨では、
ヘッド回転軸に関し軸方向の反対側を向く2つのドリル部と、
少なくとも1つの周方向を向く従動面および少なくとも1つの軸方向当接面を有する複数の切削ヘッド連結部と、
複数の共通ヘッド溝部と、
を具えた両頭の溝付きドリル切削ヘッドが提供される。
ヘッド回転軸に関し軸方向の反対側を向く2つのドリル部と、
少なくとも1つの周方向を向く従動面および少なくとも1つの軸方向当接面を有する複数の切削ヘッド連結部と、
複数の共通ヘッド溝部と、
を具えた両頭の溝付きドリル切削ヘッドが提供される。
上述したものは要約であって、上記いずれの態様においても、他の態様または以下に記載するもののいずれにも関連して説明される特徴のいずれかをさらに具え得ること、またはそれによってさらに規定され得ることが理解される。例えば、次の特徴は、本発明の上記特徴のいずれにも適用することができる。
前記切削ヘッドは、前記切削ヘッドの軸方向端の間でヘッド回転軸に沿って測定される軸方向ヘッド長Lと、前記切削ヘッドの半径方向端の間で前記ヘッド回転軸に直交する方向において半径方向に測定されるヘッド径Dとを有することができる。切削ヘッドは条件L<2Dを満たすものとすることができる。より精密には、切削ヘッドは条件L<Dを満たすものとすることができる。前記切削ヘッドは半径方向のスルーホールを欠いているものとすることができる。前記切削ヘッドは一体のワンピース構造を有し得る。前記切削ヘッドは、除去可能または移動部品を欠いているものとすることができる。前記切削ヘッドは超硬合金(cemented carbide)で作製されたものであってもよい。前記切削ヘッドは、2つのドリル部間に配置される、延伸された本体区画を欠いているものとすることができる。
一方のドリル部の各ヘッド溝部を、他方のドリル部の関連する各ヘッド溝部と結合させて、共通のヘッド溝を形成することができる。前記ヘッド溝部は平坦でなくてもよい。前記ヘッド溝部は、軸方向から見た場合に、窪んだ湾曲形状を有するものとすることができる。
各切削ヘッド連結部は切削部および非切削部を含むことができる。前記切削部および非切削部を互いに隣接させることができる。各切削ヘッド連結部は10度より大きい角度方向の広がりαを有することができる。各切削ヘッド連結部は、周方向を向く少なくとも1つの従動面と、少なくとも1つの軸方向当接面とを有し得る。各切削ヘッド連結部はクランプ凹部を含むことができる。
前記クランプ凹部は従動面およびヘッドセンタリング面を含むことができる。前記クランプ凹部は、前記切削部と非切削部との間に配され得る。前記2つのドリル部の一方の各クランプ凹部は、他方の前記ドリル部の関連するクランプ凹部と結合することで、共通のヘッドクランプ凹部を形成することができる。
各切削ヘッドは、関連するヘッド溝部と関連するレリーフ面との交差部によって少なくとも一部が形成される切削エッジを含むことができる。一方のドリル部の各切削部を他方のドリル部の関連する非切削部に結合させる(merge)ことができる。
一方のドリル部の各切削部は、切削コーナで切削エッジと接続する周縁エッジ(margin edge)を含むことができる。前記周縁エッジを、前記切削コーナから、関連する他方のドリル部の非切削部まで延在させることができる。切削コーナに隣接する周縁エッジの区域をワイパをとすることができる。周縁エッジ38は、交互の作動周縁エッジおよび非作動周縁エッジとすることができる。各ヘッド溝部は隣接する作動周縁エッジおよび隣接する非作動周縁エッジ間で延在することができる。
前記非切削部は切削エッジを欠くものとすることができる。
角度方向に隣接するヘッド溝部間に切削ヘッド当接面を配することができる。各切削ヘッド当接面は先行当接面端および後行当接面端を含むことができる。前記先行当接面端および後行当接面端を、同じドリル部の、それぞれの隣接切削部および非切削部に配することができる。
前記切削ヘッドのヘッドセンタリング面は不連続なものであってもよい。各ヘッドセンタリング面を、各ドリル部の、関連して対向するヘッド当接面(28)間で軸方向に配することができる。
各従動面は、一方のドリル部の切削部の先行当接面端から、他方のドリル部の関連する非切削部に配された対向する後行当接面まで延在させたものとすることができる。
各本体溝は、反転可能な溝付きドリル切削ヘッドのウェブ薄化領域に一致するよう形成され、前記ドリル部ハウジングに隣接して軸方向に配された深溝を含むことができる。
前記本体センタリング面を不連続なものとすることができる。
前記ドリル部ハウジングが、これに取り付けられる切削ヘッドのいかなる部分とも係合しないようにすることも任意である。
各先行支持面端を各クランプ顎のそれぞれの背面に隣接して配することができる。
各後行支持面端を各クランプ顎のそれぞれの前面に隣接して配することができる。
前記引き出し防止部材はクランプねじであってもよい。前記引き出し防止部材は、各々が旋回方向において前記クランプ顎から横方向に張り出すクランプ顎張り出しであってもよい。
前記本体センタリング面は前記内側面から半径方向内方に突出してもよい。
非作動ドリル部を、前記溝付きドリル本体の前記ドリル部ハウジングに接触せずに収容されたものとすることも任意である。
前記溝付きドリル本体の前記引き出し防止部材は、前記切削ヘッドの切削ヘッドねじ支持面のそれぞれと係合することができる。
前記ヘッド溝部および前記本体溝は突出部を欠いたものとであってもよい。
前記溝付きドリルは、前記切削ヘッドの軸方向長さを超える穴あけ深さでの穴あけを行うよう構成されたものとすることができる。
各連結部は共通のヘッドクランプ凹部を含むことができる。前記切削ヘッドを端面から見た場合に、前記共通のヘッドクランプ凹部は、前記共通のヘッド溝部(44)から周方向に間隔を置いたものとすることができる。
共通のヘッド溝部の各々は、前記切削ヘッドの第1の切削端に属する第1切削エッジに関連する第1の後行溝端および第1の先行溝端と、前記切削ヘッドの第2の切削端に属する第2切削エッジに関連する第2の後行溝端および第2の先行溝端と、を含むことができる。
本出願の要旨よりよく理解するため、および、これが実際にどのように実施されるかを示すために、添付図面が参照される。
適切である場合には、対応もしくは類似要素を示すために図面間で参照番号が繰り返され得る。
以下の説明では、本願の要旨の種々形態が記載される。説明の目的で、具体的な構成および細部が十分に詳細に記述されることで、本願の要旨の深い理解に供される。しかしながら、当業者であれば、ここで示される具体的な構成および細部なしに本願の要旨を実施できることも明らかである。
図1〜図6を参照する。溝付きドリル10は、溝付きドリル本体12と、そのクランプ部16に取り付けられる溝付きドリル切削ヘッド14と、を含む。切削ヘッド14はヘッド回転軸Aを有するとともに、この非限定的な例においては、切削ヘッド14の軸方向反対側の端部に配された同等の一対のドリル部18(18A,18B)を含んでいる。従って、切削ヘッド14は反転可能な切削ヘッド14を構成する。いくつかの実施形態では、各ドリル部18は直径方向に配設された一対の切削ヘッド結合部19を備える。後述するように、各結合部19は角度方向の広がり(angular extension)α>10度を有し得る。切削ヘッド14の軸方向のヘッド長さLは、各ドリル部18の軸方向最外側先端20の2つの間でヘッド回転軸Aに沿って測定される。ヘッド径Dはドリル部18の半径方向端(radial extremities)によって規定される。切削ヘッド14のヘッド長さLはヘッド径Dより小、すなわちL<Dである。他の実施形態では、軸方向の長さLをヘッド径Dより大とすること、すなわち比L/Dを2未満とすることができる。従って、切削ヘッド14はコンパクトな形状を有している。切削ヘッド14は、反転可能かつコンパクトな形状を有しているので、所謂切削インサートと考えることもできる。切削ヘッド14の長さおよび直径間のこの関係によって、溝付きドリル10に半径方向の安定性を提供することが可能となる。さらに、クランプ部16に望ましくない曲げモーメントが発生することを防止し得る。
切削ヘッド14が溝付きドリル本体12に取り付けられたとき、一方のドリル部18が作動ドリル18Aを成し、ドリル本体12に向いている他方のドリル部18が非作動ドリル18Bを成すものとなる。
各ドリル部18は2つの切削ヘッド結合部19および2つのヘッド溝部42を含むことができる。
各切削ヘッド結合部19は、切削部22、非切削部24、切削ヘッド当接面28およびクランプ凹部26を有し得る。非切削部24は切削エッジを有していない。切削ヘッド14を軸方向から見たとき(図5および図6に示すように)、各非切削部24を2つの切削部22の間で角度方向に配することができる。さらに、各クランプ凹部26を隣接する切削部22および非切削部24の間で角度方向に配することができる。換言すれば、切削ヘッド14を軸方向から見たとき、各ヘッド溝部42は各クランプ凹部26から離れている。各ヘッド溝部42は、切削ヘッド22と非切削ヘッド24とのいずれかによって、各クランプ凹部26から離されている。軸方向または平面で見たとき、切削ヘッド14をX形状とすることができる。換言すれば、ヘッド回転軸Aに沿って見たとき、切削ヘッド14は、1つのドリル部から互いに延在する見通し(see-through)開口を4つ有することができる。見通し開口は半径方向において開放または閉鎖されたものとすることができる。別の言葉で言えば、各開口はドリル部の双方に対して外側に開き、ヘッド回転軸Aに概ね垂直な方向において外側に開いたものとすることができる。この非限定的な例において、一方の開口対はクランプ凹部26に関連し、他方の開口対はヘッド溝部42に関連している。従ってクランプ凹部26は、切り屑の流れをヘッド溝部42内にのみ向ける目的で、ヘッド溝部42から離されている。この構成は、切り屑が妨害されることなくヘッド溝部42内を流れることができ、ドリル本体のいかなるクランプ手段も切り屑から保護されることから、有利である。
切削ヘッド14を軸方向から見た場合、各切削部22はヘッド回転軸Aと切削コーナ34との間で半径方向に延在している。各切削部22は、切削エッジ36および周縁エッジ(margin edge)38を含むことができる(図3)。切削コーナ34に隣接する周縁エッジ38の区域はワイパ39を成すものとすることができる。切削ヘッド14の向きに従って、周縁エッジ38は、作動または非作動の周縁エッジ38A,38Bを成すものとすることができる。一方のドリル部18の各切削部22は、回転軸Aの方向に延在するものとすることができる。一方のドリル部18の各切削部22は、(図4に示すように)他方のドリル部18の非切削部24と結合(merge)する。いくつかの実施形態では、各切削エッジ36がヘッド回転軸Aから切削部22の切削コーナ34まで延在している。
切削ヘッド14を軸方向から見た場合、各切削ヘッド結合部19の角度方向の広がりαはヘッド回転軸Aに垂直な2つの仮想線間で測られる。その第1の線は、一方のドリル部18の切削部22の切削コーナ34を通る。第2の線は、他方のドリル部18の切削部22の切削コーナ34を通る。
各ドリル部18は、(図4に示すように)ヘッド溝部42を2つ含むことができる。この非限定的な例では、ヘッド溝部42は、軸方向図に見られるように、窪んだ湾曲形状を有することができる。湾曲させたデザインとすることは、溝に沿って効率的に排出されるように切り屑を形成する助けとなり得る。一方のドリル部18のヘッド溝部42を他方のドリル部18のヘッド溝部42と結合させることで、共通のヘッド溝部44が形成される。各ヘッド溝部42は、隣接する作動周縁エッジ38Aおよび隣接する非作動周縁エッジ38B間で延在する。各ヘッド溝部42は、(図2および図5に示すように)溝付きドリル10の回転方向Tに関する先行溝端および後行溝端46,48を含むことができる。各ドリル部18について、先行溝端46を切削部22に位置づけることができるとともに、後行溝端48を角度方向に隣接する非切削部24に位置づけることができる。先行溝端46を回転方向Tに向くものとすることができる。一方のドリル部18の切削部22の先行溝端46を関連した切削エッジ36から延在させ、他方のドリル部18の関連した非切削部24の後行溝端48に結合することができる。各後行溝端48の終端を関連した後行当接面32とすることができる。各先行溝端46は、角度方向に隣接した非接触部24の後行溝端48に結合させることができる。いくつかの実施形態では、各ヘッド溝部42にウェブ薄化(web thinning)領域50が設けられる。この非限定的な実施形態において、ウェブ薄化領域50は、各ドリル部18の各先端20に隣接して各溝部42に1つずつの、2つの深溝(gash)を含んでいる。
各切削部22はさらにレリーフ面40を含んでおり、これは切削エッジ36から回転方向とは概ね反対方向に延在している。レリーフ面40は、切削エッジ36の部位で、ヘッド溝部42に少なくとも部分的に接して(meet)いる。
作動ドリル部18の切削エッジに磨耗が生じると、切削ヘッド14を反転させることで、非作動ドリル部18Bが作動ドリル部18Aとなる。
各切削ヘッド当接面28を所定ドリル部18の角度方向に隣接したヘッド溝部42間に配することができる。切削ヘッド当接面28をヘッド回転軸Aに垂直となるようにすることができる。各切削ヘッド当接面28は、先行および後行当接面端部30,32を含むことができる。各ドリル部18に対し、各後行当接面端部32を非切削部24に配することができる一方、各先行当接面端部30を角度方向に隣接した非切削部22に配することができる。作動ドリル部18Aに関連する各後行当接面端部32は、回転方向Tとは反対方向に、それぞれの後行溝端部48から関連するクランプ凹部26に向かって延在するものとすることができる。作動ドリル部18Aに関連する各先行当接面端部30は、回転方向Tに、それぞれのレリーフ面40に隣り合ってクランプ凹部26に向かって延在するものとすることができる。
周縁エッジ38(図3参照)は、切削コーナ34で切削エッジ36に接している。周縁エッジ38は切削ヘッド14の外周にほぼ沿って配される。いくつかの実施形態では、各周縁エッジ38が切削コーナ34から非切削部24に延在し、後行当接面端部32のそれぞれで終端となるようになっている。いくつかの実施形態では、各切削部22は単一の切削エッジ36、単一の切削コーナ34および単一の周縁エッジ38を含んでいる。
ヘッド回転軸Aに沿って切削ヘッド14を軸方向から見れば、αを変更することによって、クランプ凹部26の区域の寸法を代償にし、(応用に応じて)共通するヘッド溝44の区域全体の寸法を決定または調節(control)可能であることを理解できる。
いくつかの実施形態では、クランプ凹部26は双方のドリル部18に共通のものとなっている。すなわち、一方のドリル部18のクランプ凹部26は他方のドリル部18の関連するクランプ凹部26と結合して、共通のヘッドクランプ凹部52を形成している。各クランプ凹部26は、ヘッドセンタリング面54および2つの従動面56を含んでいる。センタリング面53を弧状のものとすることができる。ヘッドセンタリング面54は、これを2つの区域に分けることができるという意味において、不連続のものとすることができる。ヘッドセンタリング面54を、ヘッド回転軸Aに向かう切削ヘッド14の半径方向内方に、そこから外方を向くように配することができる。いくつかの実施形態では、ヘッドセンタリング面54は、同じドリル部18上で、各切削部22および非切削部24の間に延在する。各ヘッドセンタリング面54は、各ドリル部18のそれぞれ対向するヘッド当接面28の間で、軸方向に配される。いくつかの実施形態では、ヘッドセンタリング面54は、切削ヘッド14の軸方向端(axial extremities)の間の実質的に中途に配される。これにより、組み立てられた際に曲げモーメントが最小化され、ドリルの全体的な安定性が助成される。言い換えれば横方向の加工力が発生した場合、回転軸Aに関して横方向ないし半径方向のセンタリング力が切削エッジをできるだけ閉じるように向くようになることで、曲げモーメントが最小化される。
従動面56は対向する作動従動面および非作動従動面56A,56Bに分かれており、これらはドリル本体12における切削ヘッド14の位置に従って交互に位置する。言い換えれば、各従動面56は、作動ドリル部18Aと関連付けられたときに作動従動面56Aとなり、切削ヘッド14を反転させた後には非作動従動面56Bとなる。いくつかの実施形態では、各作動従動面56Aは非作動ドリル部18Bに関連する先行当接面30から、作動ドリル部18Aに関連する、反対側の後行当接面32まで延在している。作動従動面56Aは、概ね回転方向Tとは反対方向を向いている。
ドリル本体12は、前後方向(a forward to rearward direction)を規定する本体回転軸Bと、クランプ部16から後方に延在するシャンク部62とを有する。ドリル本体12は、ドリル本体12に沿って延在するとともに、切削ヘッド14の共通ヘッド溝44に一致してその形状を連続させる切り屑排出用本体溝64を2つ有することができる。いくつかの実施形態では、各本体溝64はその前方部に形成された単一の深溝66を有する。深溝66は、それぞれのヘッド溝部42のウェブ薄化領域50に一致してその形状を連続させるように形成され、これにより、ヘッド溝部42から本体溝42まで、切り屑が制限されずに流れることができるようになる。いくつかの実施形態では、クランプ部16は2つの切削ヘッド支持面68を含む。いくつかの実施形態では、切削ヘッド支持面68hs本体回転軸Bに概ね垂直である。
いくつかの実施形態では、クランプ部16は直径方向に配設されたドリル本体連結部69を2つ含んでおり、これらは、切削ヘッド14をドリル本体12に固定するときに切削ヘッド連結部19と連結するためのものである。各ドリル本体連結部69は、一体に形成されたクランプ顎70を含み、これは、それぞれの切削ヘッド支持面68から前方に延在する。各クランプ顎70は、内側面72および外側面74と、前面76および背面78とを含み、前面76および背面78は、内側面72および外側面74の間およびそれぞれの切削ヘッド支持面68およびクランプ顎70の上面の間で延在している各切削ヘッド支持面68は先行支持面端部82および後行支持面端部84を含む。いくつかの実施形態では、先行支持面端部82は、回転方向Tとは逆方向に、背面78からドリル本体12の周方向に延在している。いくつかの実施形態では、各後行支持面端部84は、回転方向Tに、関連する前面76から関連する本体溝64まで延在している。曲げモーメントに抵抗する観点から(切削ヘッドが組み付けられたとき)、このように先行および後行当接面30,32に分けることは、当接力の分散を提供することによって、ドリル全体の安定性を改善する。
各クランプ顎70は、前面76に配されるとともに概ね回転方向Tを向く駆動面86を含む。いくつかの実施形態では、クランプ顎70はさらに、内側面72に配されるとともに本体回転軸Bに向かって概ね内方を向く本体センタリング面88を含む。いくつかの実施形態では、本体センタリング面88は内側面72から半径方向内方に突出する。本体センタリング面88は弧状とすることができる。本体センタリング面88は、これを区域に分けることができるという意味において、不連続のものとすることができる。
クランプ部16は引き出し防止部材を含む。いくつかの実施形態(図7および図8に示される)では、引き出し防止部材は、駆動面86にオーバーハングするクランプ顎張り出し90である。これらの実施形態では、各クランプ顎70は1つのクランプ顎張り出し90を含み、これは、クランプ顎70の前面76の最前方部から回転方向Tに横に突出する。本体センタリング面88は、ドリル本体12に対して切削ヘッド14をセンタリングするために、締り嵌めにてヘッドセンタリング面54と係合する。ヘッドセンタリング面54と本体センタリング面88との曲率半径の差によって、クランプ顎70と切削ヘッド14との間の緊密な摩擦嵌合を可能とし得る。いくつかの実施形態では、切削ヘッド14がドリル本体12に組み付けられた後、切削ヘッド14のセンタリングに加え、本体センタリング面88は、ドリル本体12に対する切削ヘッド14の軸回転(軸Bのまわりの、回転方向Tに対する)を防止する付加的な役割を持つことができる。
いくつかの実施形態では、引き出し防止部材はクランプねじ58である。いくつかの実施形態では、各クランプ顎70はクランプねじ58の螺合を受容するねじ穴92を含む。各クランプ顎70はさらに、クランプねじ58の支持を提供するための本体ねじ支持面94を含むことができる。本体ねじ支持面94は、それぞれのクランプ顎70が突出する切削ヘッド支持面68の先行支持面端部82とクランプ顎上面80との間の位置で、それぞれのクランプ顎70の背面78から突出するレッジを形成する。
クランプ部16はさらに、回転軸Bにセンタリングされるドリル部ハウジング96を含む。いくつかの実施形態では、ドリル部ハウジング96は切削ヘッド支持面69から後方に延在するとともに切削ヘッド14の非作動ドリル部18Bを収容するように形成されている。ドリル部ハウジング96は切削ヘッド14の面に係合するように形成されるいかなる面も含んでおらず、また切削ヘッド14のいかなる部分とも係合しない。
溝付きドリルの組み付け位置において、切削ヘッド14はドリル本体12のクランプ部16に堅固にクランプされる。溝付きドリルは、切削ヘッド14の軸方向長さLを超える穴あけ深さでの穴あけを行うよう構成される。この位置において、作動ドリル部18Aに関連する各切削ヘッド当接面28がドリル本体12のそれぞれの切削ヘッド支持面68に当接する。各クランプ凹部26はそれぞれのクランプ顎70を受容する。すなわち、各クランプ顎70は、作動ドリル部18Aの所与の切削ヘッド連結部19の隣り合った切削および非切削部22,24間に位置付けられる。ドリル本体12から切削ヘッド14にトルクを伝達するために、各クランプ凹部26の少なくとも一方の従動面56Aがドリル本体12のそれぞれのクランプ顎70のそれぞれの駆動面86に当接する。引き出し防止部材がクランプねじ58である実施形態では、各クランプねじ58がそれぞれのねじ穴92にねじ込まれ、切削ヘッド14の切削ヘッドねじ支持面60とドリル本体12の本体ねじ支持面94との双方に当接する。
切削ヘッド14は金属の切削加工作業で用いられるようなものとすることができ、従って金属切削ヘッドと称することができるが、これは切削ヘッド14が金属の切削のために用いられ得ることを意味し、切削ヘッド14は必ずしも金属製でなくてもよい。いくつかの実施形態では、切削ヘッド14を超硬合金などの硬質の対磨耗材料で作製することができ、またドリル本体12を鋼や、他の金属または金属化合物で作製することができる。いくつかの実施形態では、切削ヘッド14を超硬合金などの硬質の対磨耗材料で作製することができ、またドリル本体12も超硬合金などの硬質の対磨耗材料で作製することができる。切削ヘッド14は一体のワンピース構造を有することができる。違う言い方をすれば、切削ヘッド14はインサートなどの機械部品を欠くものとすることができる。切削ヘッド14は、ヘッド回転軸Aに概ね垂直な向きの半径方向スルーホールを欠くものとすることができる。切削ヘッド14は延伸された本体区画を欠くものとすることができる。特に、切削ヘッド14は、2つのドリル部の間に配設される延伸本体区画を欠くものとすることができる。切削ヘッド14を心材で作製することができ、少なくとももう1つの別の材料で少なくとも一部が被覆されたものとすることができる。心材は超硬合金または同様な材料であってもよい。
先に開示したように、切削ヘッド14はヘッド溝部42を有するものとして設計される。この結果、はじめは切り屑がヘッド溝部42のみに衝突する。従って、切削ヘッド14はクランプ部16が切り屑によって損耗するのを保護する。
上述の記載は、必要に応じた、特許請求の範囲の要旨の例示的な実施形態および使用可能性の詳細を含んだものであり、例示しなかった実施形態および詳細を本願の特許請求の範囲から排除するものではない。
Claims (32)
- 溝付きドリルの切削ヘッド(14)であって、
ヘッド回転軸(A)に関し軸方向の反対側を向く2つのドリル部(18A,18B)と、
複数の切削ヘッド連結部(19)と、
を具え、軸方向から見た場合に、前記切削ヘッド(14)は見通しできる少なくとも4つの開口を有することを特徴とする切削ヘッド(14)。 - 前記切削ヘッド(14)が半径方向のスルーホールを欠いていることを特徴とする請求項1に記載の切削ヘッド(14)。
- 一方のドリル部(18)の各ヘッド溝部(42)が他方のドリル部(18)の関連する各ヘッド溝部(42)と結合して、共通のヘッド溝(44)を形成していることを特徴とする請求項2に記載の切削ヘッド(14)。
- 前記ヘッド溝部(42)が平坦でないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 軸方向から見た場合に、前記ヘッド溝部(42)が窪んだ湾曲形状をなしていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 各切削ヘッド連結部(19)は10度より大きい角度方向の広がり(α)を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記切削ヘッド(14)は、前記切削ヘッド(14)の軸方向端の間でヘッド回転軸(A)に沿って測定される軸方向ヘッド長Lと、前記切削ヘッド(14)の半径方向端の間で前記ヘッド回転軸(A)に直交する方向において半径方向に測定されるヘッド径Dとを有し、L<2Dであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記切削ヘッド(14)は、前記切削ヘッド(14)の軸方向端の間でヘッド回転軸(A)に沿って測定される軸方向ヘッド長Lと、前記切削ヘッド(14)の半径方向端の間で前記ヘッド回転軸(A)に直交する方向において半径方向に測定されるヘッド径Dとを有し、L<Dであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 各切削ヘッド連結部(19)は、クランプ凹部(26)と、切削部(22)と、非切削部(24)とを含み、前記クランプ凹部(26)が前記切削部(22)と前記非切削部(24)との間に配されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記非切削部(24)は切削エッジを欠いていることを特徴とする請求項8に記載の切削ヘッド(14)。
- 2つのドリル部(18)の一方の各クランプ凹部(26)が他方の前記ドリル部(18)と結合して、共通のヘッドクランプ凹部(52)を形成していることを特徴とする請求項9または10に記載の切削ヘッド(14)。
- 各切削ヘッド連結部(19)は、
各々が関連するヘッド溝部(42)および関連するレリーフ面(40)の交差部分によって少なくとも部分的に形成される切削エッジ(36)を含む切削部(22)、および、切削エッジを欠いている非切削部(24)であって、一方のドリル部(18)の各切削部(22)が他方のドリル部(18)の関連する非切削部(24)に結合している、切削部(22)および非切削部(24)と、
隣接する切削部(22)と隣接する非切削部(24)との間に配され、従動面(56)およびヘッドセンタリング面(54)を含むクランプ凹部(26)と、
角度方向に隣接するヘッド溝部(42)間に配された切削ヘッド当接面(28)と、
を具えることを特徴とする
請求項1ないし8のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。 - 各ヘッドセンタリング面(54)が、各ドリル部(18)の、関連して対向するヘッド当接面(28)間で軸方向に配されていることを特徴とする請求項12に記載の切削ヘッド(14)。
- 各連結部は、周方向を向く少なくとも1つの従動面(56A,56B)と、少なくとも1つの軸方向当接面(28)とを有することを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記切削ヘッド(14)が一体のワンピース構造を有することを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記切削ヘッド(14)は、除去可能または移動部品を欠いていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記切削ヘッド(14)は、2つのドリル部(18A,18B)間に配置される、延伸された本体区画を欠いていることを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載の切削ヘッド(14)。
- 前記切削ヘッド(14)は複数の共通するヘッド溝部(44)を含み、各連結部(19)は共通のヘッドクランプ凹部(52)を含み、
前記共通のヘッドクランプ凹部(52)は、前記切削ヘッド(14)を端面から見た場合に、前記共通のヘッド溝部(44)から周方向に間隔を置いている、
ことを特徴とする請求項1ないし17のいずれかに記載の溝付きドリルの切削ヘッド。 - 本体回転軸(B)を有する溝付きドリル本体(12)であって、前方端のクランプ部(16)と、該クランプ部(16)から軸方向後方に延在するシャンク部(62)と、前記溝付きドリル本体(12)に沿って延在する本体溝(64)とを具え、前記クランプ部(16)が複数のドリル本体連結部(69)を含んでおり、各ドリル本体連結部(69)が
先行支持面端(82)および後行支持面端(84)を含む切削ヘッド支持面(68)と、
切削ヘッド支持面(68)のそれぞれから後方に延在する、一体に形成されたクランプ顎であって、各々が
対向する内側面(72)および外側面(74)と、
該内側面(72)および外側面(74)の間で延在する前面(76)および背面(78)と、
前記前面(76)に配され、概ね回転方向(T)を向く駆動面(86)と、
前記内側面(72)に配され、前記本体回転軸(B)に向かって内方を向く本体センタリング面(88)と、
クランプ顎の上面(80)に隣接して配された引き出し防止部材(58,90)と、
を含んだクランプ顎と、
を含んでおり、
前記クランプ部(16)が前記切削ヘッド支持面(68)の後方に配されたドリル部ハウジングをさらに含んでおり、
前記本体センタリング面(58,90)が前記引き出し防止部材(58,90)と前記切削ヘッド支持面(68)との間で軸方向に配されている、
ことを特徴とする溝付きドリル本体(12)。 - 各ドリル溝(64)は、反転可能な切削ヘッド(14)のウェブ薄化領域50に一致するよう形成され、前記ドリル部ハウジング(96)に隣接して軸方向に配された深溝(66)を含むことを特徴とする請求項19に記載の溝付きドリル本体(12)。
- 前記ドリル部ハウジング(96)は、これに取り付けられる切削ヘッド(14)のいかなる部分とも係合しないことを特徴とする請求項19または20に記載の溝付きドリル本体(12)。
- 前記引き出し防止部材はクランプねじであることを特徴とする請求項19ないし21のいずれかに記載の溝付きドリル本体(12)。
- 前記引き出し防止部材(58,90)は、各々が旋回方向(T)において前記クランプ顎(70)から横方向に張り出すクランプ顎張り出し(90)であることを特徴とする請求項19ないし22のいずれかに記載の溝付きドリル本体(12)。
- 前記本体センタリング面(68)は前記内側面(72)から半径方向内方に突出していることを特徴とする請求項19ないし23のいずれかに記載の溝付きドリル本体(12)。
- 請求項19ないし24のいずれかに記載の前記溝付きドリル本体(12)と、該溝付きドリル本体(12)に堅固にクランプされる請求項1ないし18のいずれかに記載の前記切削ヘッド(14)と、を具え、前記切削ヘッド(14)の少なくとも1つのヘッド溝部(42)が前記溝付きドリル本体(12)のそれぞれの本体溝(64)と整列していることを特徴とする溝付きドリル(10)。
- 非作動ドリル部(18B)は、前記溝付きドリル本体(12)の前記ドリル部ハウジング(96)に接触せずに収容されていることを特徴とする請求項25に記載の溝付きドリル(10)。
- 前記溝付きドリル本体(12)の前記引き出し防止部材(58,90)は、前記切削ヘッド(14)の切削ヘッドねじ支持面60のそれぞれと係合することを特徴とする請求項25または26に記載の溝付きドリル(10)。
- 前記ヘッド溝部(42)および前記本体溝(64)には突出部がないことを特徴とする請求項25ないし27のいずれかに記載の溝付きドリル(10)。
- 前記溝付きドリル(10)は、前記切削ヘッド(14)の軸方向長さ(L)を超える穴あけ深さでの穴あけを行うよう構成されていることを特徴とする請求項25ないし28のいずれかに記載の溝付きドリル(10)。
- 明細書および図面に実質的に記載され、例示されたような溝付きドリル切削ヘッド(14)。
- 明細書および図面に実質的に記載され、例示されたような溝付きドリル本体(12)。
- 明細書および図面に実質的に記載され、例示されたような溝付きドリル(10)。
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