JP2013544638A - 渦形状の周囲を有する濃縮装置/清澄器フィードウェル - Google Patents

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Abstract

濃縮装置/清澄器のためのフィードウェルは、フィードウェル本体(40)と、フィードウェル入口(41)と、側壁(42)と、吐出開口(48)とを含む。少なくとも1つの送り管路(21)は、フィードウェル入口(41)の上流端部において接続される。側壁(42)は、流入流(60)のための半径方向に最も外側の流体界面を画定する非円筒状の湾曲した周囲面を有する。この非円筒状の湾曲した周囲面は、渦形状の面、コイル状の面、螺旋状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面、または渦巻状の面の一部分を含むことができる。本発明によるフィードウェルは、フィードウェルの離脱部分の周囲の均一な沈降槽給送フラックスを提供し、速度勾配およびずり速度を制御し、凝集した凝集塊を保護し、沈降槽内での沈殿状態を標準化し、大きな局所的加速および流れの不均一性を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原料スラリーの液体成分と固形物成分を分離するために使用される沈殿システムに関し、より詳細には、濃縮/清澄槽(thickener/clarifier tank)で用いられるフィードウェル装置に関する。
濃縮/清澄槽は、多種多様の業種において、固形物または微粒子含有流体を含む原料スラリー(feed slurry)を分離して、原料スラリーより低い濃度を有する「清澄」液相および原料スラリーより高い濃度を有する底流を生成するために使用される。濃縮/清澄槽は、従来の方法で、床面と連続壁とを有する沈降槽を備え、床面および連続壁は、清澄化プロセスが行われる容積を画定する。濃縮/清澄槽は、流入原料流(influent feed stream)を槽に搬送するための流入原料パイプと、沈降した固形物を槽から除去するための底流出口と、清澄液を槽から離れる方向に向けるための流体吐出出口も含む。濃縮/清澄槽は、槽の床面に沿ってかき寄せるためのレーキアームを有するレーキアセンブリも含むことができ、槽の上部近くで清澄液を集めるための溢流樋またはバッスル管を含むことができる。
説明するタイプの濃縮/清澄槽は、流入原料流を一定容積の槽に導入し、そこで固形物が重力によって流体から沈降することを可能にするのに十分なほど長い期間、流入を保持することによって、機能する。槽の底部に沈殿した固形物は槽の底部近くで汚泥床を形成し、この汚泥床は、底流出口を通して除去される。清澄液は、濃縮/清澄槽の上部またはその近くで形成され、さらなる処理または廃棄のために槽から離れる方向に向けられる。いくつかの適用例では、固形物の沈降は、凝集剤またはより迅速に沈殿する凝集体を形成するポリマーの添加によって促進することができる。多数の適用例では、流体清澄化の目的は、沈殿プロセスを改善して、高い固形物処理能力を達成し、それによって固形物の回収を改善することである。
多数の濃縮/清澄槽は、フィードウェルを備えて構築される。フィードウェルは、通常は槽の中央に位置し、その中に、流入原料流が搬送される。フィードウェルは、一般に、入ってくる流入原料流が槽に入る前にそのエネルギーをある程度消散できるようにその流速を低下させるという目的に役立つ。流入原料流内のエネルギーが消散することによって、入ってくる流入原料が槽内の固形物の沈降速度に及ぼす破壊効果が緩和される。言い換えれば、流入原料流を濃縮装置/清澄器に高い流速で導入することによって、槽内で乱流が発生し、固形物の沈降速度が損なわれる傾向がある。フィードウェルは、さまざまな方法で構築することができ、したがって流入原料内のエネルギーの消散が発生または改善される。たとえば、Fitchの米国特許第3,006,474号およびEgan,IIIの米国特許出願公開第2009/0173701号を参照されたい。
従来のフィードウェルの流体流れ解析から、流速の高い区域が存在し、そこでは、流入原料流が接線方向に遮られ、フィードウェルの中央部分に閉じ込められた渦形状の流体流れが乱されることが示唆される。したがって、これらの区域では、局所的な高いずり速度および流れの不均一性が認められる。このような高いずり速度および不均一性により、特にフィードウェルの直径が増加し、フィードウェルのアスペクト比が変化するとき、一般に、フィードウェルから吐出される混合物の分布は一様ではない。これらの問題は、1つまたは複数の局所的なエントランスを通る流入流の個別の給送に起因することがあり、このエントランスでは、接線方向の給送管が、フィードウェルの中に閉じ込められた渦を急激に乱す流を放出する。
従来のフィードウェル内部での流れの分布を改善しようとする試みがいくつか提案されている。たとえば、境界層および高いずり速度に関連する摩擦または圧力降下の影響による分布の向上を図るために、妨害要素およびオリフィスが設けられている。しかし、このような解決策は摩擦に依拠し、したがって、摩擦損失を克服するために追加のポンプ能力または流体位置エネルギーを必要とすることがある。さらに、このような解決策が有する運転性(operability)の範囲は限られている。
図20〜23b、26、および28は、従来の接線方向の入口フィードウェルに関連する問題のうちのいくつかを示す。図20は、円形または円筒状の形状を有する従来の接線方向の入口フィードウェルを備える濃縮/清澄槽を示す。汚泥をかき集める構造10は、中心支柱11上で、またはブリッジ駆動装置(図示せず)から回転するように支持される。任意の適切な既知の構造の駆動機構12は、支柱の上に、またはブリッジから載置され、レーキ構造10に駆動トルクを供給する。この特定の実施形態では、支柱11は、アクセスブリッジ13の内端部も支持するが、いくつかの濃縮装置機構がブリッジにより載置される。
レーキ構造10は、支柱を取り囲む中心の垂直ケージ14と、このケージから固定して延在するグライダーのような構造のレーキアームとを備える。レーキ構造10は、互いと対向する1対の長いレーキアーム15、16を有し、必要に応じて、それに対して適切な角度で配置された1対の短いレーキアーム17、18も有し、すべてのアームは、その下側に固定された、汚泥を押して進めたり搬送したりする翼19を有する。
レーキ構造10は沈降槽20内で動作し、原料懸濁液、原料パルプ、またはスラリー流2060は、給送管または送り管路(infeed conduit)21を通して沈降槽20に供給される。送り管路21は、レーキ構造10の上端部分を取り囲んで支柱11によって支持される円筒状の本体2042を有するフィードウェル2040内で終わる。
槽20は、通常の構造であってよく、円錐を反転させた形状で緩く傾斜した底面24を備え、支柱のまわりに環状の汚泥だめ25を有するように形成され、沈殿した固形物または汚泥はレーキ構造10によって汚泥だめ25に運ばれる。かき取り翼26は、レーキ構造10と一体であり、汚泥だめ25の輪郭にほぼ合致し、集められた汚泥を、汚泥だめから吐出管27によって搬送点に移動させる。
送り管路21は、一般に、フィードウェル2040の上流に接続されるが、送り管路21は、単にフィードウェル2040にまたはその上に延在してフィードウェル2040にスラリー流2060を搬送することができる。フィードウェル2040は、円形の吐出開口2048を画定する内側縁部2047とフィードウェルの円筒状の側壁2042に隣接する円形の外側縁部2045とを持つ環状の棚(shelf)2049(図21)を有する。送り管路21は、円筒状の側壁2042に沿ってフィードウェル内部の円形路に対して接線方向にスラリー流2060を搬送するように、フィードウェル入口2041を介してフィードウェル2040に接続される。送り管路21またはフィードウェル入口2041は、運動量輸送プロセスまたは排除(eduction)プロセスにより、取り囲む濃縮/清澄沈降槽20からの清澄液でスラリー流2060を希釈するための開流路または閉流路に届くノズルを含む排除器(eductor)構造を組み込んでもよい(たとえば、米国特許第5,893,970号および第5,389,250号を参照されたい)。
次に図22aを参照すると、円筒状の側壁2042を有する従来の接線方向の入口フィードウェル2040の垂直方向吐出速度が示されている。スラリー流2060が入口2041を通って、交点2043を過ぎて、環状の棚2049および円筒状の側壁2042に沿って移動するとき、流体は、吐出開口2048を通過して、槽20に不均一に吐出する。図示の特定の実施形態では、フィードウェルは中規模で直径約6メートル、入口流速は約1.8m/s、沈降速度は約20m/h、水中で凝集した固形物が約12重量%、凝集した固形物の直径は約2mmと仮定して、数値流体力学(CFD)解析を行った。垂直方向流速は、フィードウェル2040の周囲の行程の第1の90度で最大であることが分かった。図示のように、送り込まれるもの(infeed)の三日月形状の区域2102が、約1.0〜1.5m/sの激しい勢いで下方に吐出され、吐出開口2048の内側縁部2047に隣接する槽20に入る。このような高速度によって、凝集した粒子が分解されたり、沈降槽20の底面24に載った沈殿物を破壊したり、または槽20の円周方向に凝集した粒子を不均等に分布させたりすることができ、これにより、濃縮装置/清澄器の総合効率が低下し、場合によっては、レーキ駆動機構12に過負荷がかかることがある。区域2102および内側縁部2047の半径方向内側に位置する流体の第2の不均一な環状の帯2104は、約0.5〜1.0m/sのやや低い下向きの速度で沈降槽20に吐出される。区域2104の半径方向内側に位置する流体の第3の不均一な環状の帯2106は、0.5からゼロm/sの間のさらに低い速度で沈降槽20に下向きに吐出される。開口2048の大部分の中にある大きな中心領域2108は、最大0.5m/sの速度で槽20の底面24から上方向に移動する流体により占められる。
図22bは、内側縁部2047に隣接するフィードウェル2040の底面部分から出る速度ベクトル2010を示す。図示のように、より高い流速吐出の区域2074が渦流れの前半の180度において認められ、より低い流速吐出の区域2072が渦流れの後半の180度において認められる。図22cは、流入流が入口2041からフィードウェル2040に通過するとき加速度が増加する領域2082と、渦流れの第1の90度において内側縁部2047に隣接する流速増加ゾーン2084を示す。図22dは、図22cに示される加速度増加の領域2082および流速増加ゾーン2084をさらに示す。
次に図23aを参照すると、環状の棚2149の内側縁部2147に沿って2点にまたがる弦構造2144を組み込むことによって図22a〜cに例示されるフィードウェルに類似した接線方向の入口フィードウェル内での強い下方向の初期流速を「偏向(deflect)」させる試みがなされている。しかし、図示のように、CFD解析から、スラリー流2160が入口2141を通って、交点2143を過ぎて、環状の棚2149と円筒状の側壁2142の両方に沿って移動するとき、流体は、円形の開口2148を通過して槽20に不均一に吐出することが示唆される。さらに、構造2144は、吐出開口2148の周囲長と面積の両方を減少させ、局所的に流体が加速される回数を増加させる。図23に示される特定の実施形態では、フィードウェルは中規模で直径約6メートル、入口流速は約1.8m/s、沈降速度は約20m/h、水中で凝集した固形物が約12重量%、凝集した固形物の直径は約2mmと仮定して、CFD解析を再度行った。垂直方向の速度が、フィードウェル2140の周囲で弦構造2144を過ぎた行程の第1の90度に隣接する区域2102、2104において、また、弦構造2144の直線状の内側縁部2147bと開口2148の円形の内側縁部2147aの間に画定された隅部に隣接する区域2102、2104でも最大であることが示されている。区域2102では、流体は、約1.0〜1.5m/sでの激しい勢いで下方に吐出され、沈降槽20に入る。このような速度によって、凝集した粒子が分解されたり、沈降槽20の底面24に載った沈殿物を破壊したり、または槽20の円周方向に凝集した粒子を不均等に分布させたりすることができ、これにより、濃縮装置/清澄器の効率が低下することがある。区域2104では、流体は、約0.5〜1.0m/sのやや低い下向きの速度で沈降槽20に吐出される。区域2106では、流体は、0.5からゼロm/sの間のさらに低い速度で下方に沈降槽20に吐出される。開口2148の大部分を占める大きな中心領域2108は流体を含有し、この流体は、静止してもよいし、最大0.5m/sの速度で槽20の底面24からやや上方向に移動してもよい。
図23bは、内側縁部2147aおよび2147bに隣接するフィードウェル2140の底面部分から出る速度ベクトル2110を示す。図示のように、吐出速度のより高い区域2174、2176は、流れの第1の90度において弦構造2144を過ぎて内側縁部2147aと2147bの間に画定された隅部に隣接して認められる。吐出速度のより低い区域2172が区域2174と2176の間に認められる。
図26および28は、円筒状の側壁2042を有する従来の接線方向の入口フィードウェル2040、2140に関連する不均一な半径方向の流れを示す。示されるこれらの図は、左から右にそれぞれ5秒、10秒、および20秒の間隔で撮影された簡易な色素試験(scaled down dye−test)からの低速度撮影写真である。図26に示すように、1時間あたり約0.04立方メートルの流量では、吐出物70の大半は、全体的に沈降槽20に向かって移動し、沈降槽20の象限の1つで沈降する。同様に、図28に示すように、1時間あたり0.09立方メートルの流量では、吐出物70の大半は、全体的に沈降槽20の約半分のみの内部に含有されたままである。吐出物のこの不均等な分布によって、沈降時間が短縮され、総合効率が低下することがある。
したがって、本発明の目的は、濃縮装置/清澄器のための改善されたフィードウェルを提供することである。
また、本発明の目的は、濃縮装置/清澄器の効率を改善するために沈降槽内部の吐出のより均一な分布をもたらすフィードウェルを提供することである。
さらに、本発明の目的は、沈殿システム内の濃縮装置/清澄器を動作させるための改善された方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、濃縮/清澄槽の内部で沈殿物および懸濁された微粒子をかき回すことを防止することである。
本発明の別の目的は、凝集剤の分解を防止するフィードウェルを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、吐出の垂直方向流速ベクトル成分のそれぞれの大きさがフィードウェル内の中央吐出開口の縁部の周囲で円周方向と同心状の両方で比較的類似しているように、吐出のさらに均等かつ均一な分布を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、吐出の半径方向流速ベクトル成分のそれぞれの大きさがフィードウェル内の中央吐出開口の縁部の周囲で円周方向と同心状の両方で比較的類似しているように、吐出のさらに均等かつ均一な分布を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、吐出の接線方向流速ベクトル成分のそれぞれの大きさがフィードウェル内の中央吐出開口の縁部の周囲で円周方向と同心状の両方で比較的類似しているように、吐出のさらに均等かつ均一な分布を提供することである。
本発明の別の目的は、流入原料流を搬送する入口パイプと濃縮/清澄沈降槽の間の滑らかで漸進的な流体の移行を提供することである。
そのうえ、本発明の目的は、従来の接線方向の入口フィードウェルで見られる局所的な流体の加速を解消することである。
また、本発明の目的は、最大吐出流速を低下させることである。
本発明の上記および他の目的は、本明細書における図面および説明から明らかであろう。本発明のあらゆる目的は本発明の少なくとも1つの実施形態によって達成されると思われるが、必ずしも本発明の目的のすべてを達成する本発明の一実施形態があるとは限らない。
本発明によれば、濃縮装置/清澄器のためのフィードウェルは、フィードウェル本体と、側壁と、フィードウェル入口と、吐出開口とを備える。この側壁は、流入流の半径方向に最も外側の流体界面を画定し、渦形状(volute)、螺旋状(helical)、コイル状、複合曲線状、スプライン曲線状、または渦巻状(spiral)の1つまたは複数の部分を備える。たとえば、湾曲した流体界面は、限定はしないが、移行螺旋(transition spiral)、クロソイド(オイラー)螺旋、または数値計算による(アルキメデスの)螺旋の1つまたは複数の部分を含むことができる。あるいは、製造を簡単にするため、以下で説明するように、湾曲した流体界面は、異なる半径および/または円弧中心を有する複数の接合円弧によって画定された曲面を含むことができる。さらにあるいは、湾曲した流体界面は、互いに接合されて曲面(たとえば、テオドロスの螺旋)に近似する複数の平面状の小面に近似されてもよい。フィードウェルは、外側縁部と内側縁部の間にフィードウェル本体の前記側壁から半径方向内側に延在する棚をさらに備えることができる。棚がフィードウェル本体の周囲に円周方向に延在するにつれて、外側縁部が内側縁部と交差する点で棚が終わるまで、棚の幅は全体的に減少する。棚は、フィードウェル本体の周囲に0から360度の間で、いくつかの例ではフィードウェル本体の周囲に90度、180度、または270度延在することができる。いくつかの実施形態では、棚は、フィードウェル本体の周囲に360度以上延在することができる。
いくつかの実施形態では、複数の棚を設けることができ、これらの棚は、中心軸に対して互いから軸方向に離隔される。これらの棚は、同じ方向に流れを支持するために同じ回転方向に延在してもよいし、反対方向に回転する流れを支持するために反対の回転方向に延在してもよい。これらの棚は、フィードウェル本体の周囲に0から360度の間で延在することができ、いくつかの例ではフィードウェル本体の周囲に90度、180度、または270度延在することができる。いくつかの例では、棚は、フィードウェル本体の周囲に360度以上延在することができる。側壁の半径方向の位置(フィードウェルの中心軸に対する)は、前記中心軸のまわりの回転の角度に対して一定の関係または非一定の関係で変化することができる。いくつかの実施形態では、溢流縁(spill lip)および/または流れ制御構造をフィードウェルに設けることができる。さらに、入ってくる原料の希釈を支援するために1つまたは複数の開口をフィードウェル本体の一部分に設けることができ、1つまたは複数の入口ポートおよび流路または多孔分散管は、凝集剤材料をフィードウェルに導入するために設けることができる。
濃縮装置/清澄器内でのフィードウェルからの吐出の均一な分布を提供するための方法も開示される。この方法は、本発明によれば、フィードウェル本体と側壁とフィードウェル入口と吐出開口とを有するフィードウェルを用意するステップを含み、この側壁は湾曲し、渦形状の面、螺旋状の面、コイル状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面、および/または渦巻状の面の1つまたは複数の部分を備える。この方法は、流入流を前記フィードウェル入口に流すステップと、前記側壁の形状、構成、および配置によって、フィードウェルの吐出開口の内部およびその周囲での流体の局所的な高い加速の区域および局所的な高い流速の区域の数を減少させるステップとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、キットを提供することができ、このキットは、本発明によれば、従来のフィードウェルの円形または円筒状の半径方向に最も外側の流体界面を置き換えるための少なくとも1つの側壁を備え、この側壁は、渦形状の面、螺旋状の面、コイル状の面、複合曲線状の面、スプライン曲線状の面、または渦巻状の面のうちの少なくとも1つを含む。このキットは、既存の従来のフィードウェル本体を改修するためのフィードウェル改装キットとすることができる。改修ステップは、既存のフィードウェル本体の一部分を切断するおよび/またはそのボルトを外すステップを含むことができる。改修ステップは、改修したフィードウェルにキットの側壁を取り付けるステップも含むことができ、このステップは、溶接技法および/またはボルト留め技法を使用して実行することができる。
いくつかの実施形態によるフィードウェルを備える、沈殿システム内の濃縮装置/清澄器ユニットの垂直断面図である。 図1の濃縮/清澄槽の上面図である。 図2の線ΙΙΙ−ΙΙΙにおける、図2の濃縮/清澄槽の部分垂直断面図である。 図1〜3のフィードウェルの詳細な上面図である。 図1〜4のフィードウェルの上面等角図である。 図4および5の線VI−VIにおける、図1〜5のフィードウェルの側面図である。 図7aは、1つの実施形態によるフィードウェル入口の1つの非限定的な例の概略断端面図である。図7bは、1つの実施形態によるフィードウェル入口の1つの非限定的な例の概略断端面図である。図7cは、1つの実施形態によるフィードウェル入口の1つの非限定的な例の概略断端面図である。図7dは、1つの実施形態によるフィードウェル入口の1つの非限定的な例の概略断端面図である。 図1〜6に示すフィードウェルに類似した、羽根またはバッフル(baffle)などの1つまたは複数の流れ変更構造をさらに備えるフィードウェルを示す図である。 図8に示すフィードウェルの上面図である。 予想される垂直方向の吐出速度を示す、図1〜6のフィードウェルの底面図である。 数値流体力学(CFD)モデリングによる吐出の予想される速度ベクトルを示す、図1〜6に示すフィードウェルの底面等角図である。 いくつかの実施形態による渦形状のFitch型フィードウェルを備える濃縮装置/清澄器ユニットの上面図であり、渦形状の周囲構造がフィードウェルの周囲に360度延在する。 図12の線XIII−XIIIにおける、図12の濃縮装置/清澄器ユニットの部分垂直断面図である。 いくつかの実施形態によるFitch型フィードウェルの概略上面図であり、2つの対向する渦形状構造がそれぞれ、並設されて反対方向に回転するようにフィードウェルの周囲に約450度延在する。 それぞれがフィードウェルの周囲に360度延在する2つの反対方向に回転する渦形状の周囲構造を備える、いくつかの実施形態によるフィードウェルの側面図である。 いくつかの実施形態による自己希釈するフィードウェルの上面等角図であり、このフィードウェルは、フィードウェルの周囲に360度延在する2つの反対方向に回転する渦形状構造の間に少なくとも1つの凝集剤送り込みポート、流路、または多孔分散管を備える。 フィードウェルの周囲に180度延在する反対方向に回転する円筒状の周囲を備える従来の自己希釈フィードウェルの上面立面図である。 フィードウェルの周囲に180度延在する反対方向に回転する渦形状の周囲構造を備える、いくつかの実施形態による自己希釈フィードウェルの上面立面図である。 図19aは、アルキメデスの(すなわち、数値計算による)螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。図19bは、コルニュ(すなわち、オイラー、クロソイド)螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。図19cは、フェルマーの螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。図19dは、双曲螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。図19eは、リチュウス螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。図19fは、対数螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。図19gは、テオドロスの螺線の一部分によって画定された周囲側壁面を備える、1つの実施形態によるフィードウェルの概略上面立面輪郭である。 いくつかの実施形態による従来の接線方向に給送する(tangential−feed)円筒状のフィードウェルを組み込んだ沈殿濃縮装置/清澄器ユニットを示す図である。 いくつかの実施形態による従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルを組み込んだ沈殿濃縮装置/清澄器ユニットを示す図である。 図20〜21の従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルに対して行われたCFD解析を示す図である。 図20〜21の従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルに対して行われたCFD解析を示す図である。 図20〜21の従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルに対して行われたCFD解析を示す図である。 図20〜21の従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルに対して行われたCFD解析を示す図である。 弦を備えた従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルに対して行われたCFD解析を示す図である。 弦を備えた従来の接線方向に給送する円筒状のフィードウェルに対して行われたCFD解析を示す図である。 いくつかの実施形態によるフィードウェル内の流体流れを示す図であり、特に局所的な高流速および加速の解消を示す。 連続して並べられた複数の円弧セグメントによって画定された複合曲線によって画定された側壁を組み込んだいくつかの実施形態によるフィードウェルを示す図である。 1時間あたり約0.04立方メートル(m/h)の流量で行われた簡易な色素試験の低速度撮影写真である。 1時間あたり約0.04立方メートル(m/h)の流量で行われた簡易な色素試験の低速度撮影写真である。 1時間あたり約0.09立方メートル(m/h)の流量で行われた簡易な色素試験の低速度撮影写真である。 1時間あたり約0.09立方メートル(m/h)の流量で行われた簡易な色素試験の低速度撮影写真である。 変化する交点を有する延長された側壁を備える代替フィードウェルを示す図である。 変化する交点を有する延長された側壁を備える代替フィードウェルを示す図である。 単一の流れ制御構造を有するが溢流縁を有さない一実施形態を示す図である。
図1および2に示すように、濃縮装置/清澄器は、汚泥をかき集める構造10が中心支柱11上でまたはブリッジ駆動装置(図示せず)から回転するように支持された、連続的に動作する沈降槽20を備える。任意の適切な既知の構造の駆動機構12は、支柱の上に、またはブリッジから載置され、レーキ構造10に駆動トルクを供給する。この特定の実施形態では、支柱11は、アクセスブリッジ13の内端部も支持するが、いくつかの濃縮装置機構がブリッジにより載置される。
レーキ構造10は、支柱を取り囲む中心の垂直ケージ部分またはケージ14と、このケージから固定して延在するグライダーのような構造のレーキアームとを備える。レーキ構造10は、互いと対向する1対の長いレーキアーム15および16を有し、必要に応じて、それに対して適切な角度で配置された1対の短いレーキアーム17および18も有し、すべてのアームは、その下側に固定された、汚泥を押して進めたり搬送したりする翼19を有する。
レーキ構造10は沈降槽20内で動作し、流入原料懸濁液、原料パルプ、またはスラリー流60は、給送管または送り管路21を通して沈降槽20に供給される。管路21は、入口41を介してフィードウェル40に接合される。フィードウェル40は、1つまたは複数の湾曲した非円筒状の周囲面を有する側壁42を備える。この湾曲した非円筒状の周囲面は、フィードウェル40の周囲に0から720度の間の角回転で延在してよいが、フィードウェル40の周囲に720度より大きい角回転で延在することができる。好ましくは、湾曲した非円筒状の周囲面は、フィードウェル40の周囲に180から540度の間で延在し、より好ましくは、フィードウェル40の周囲に約360度で延在する。いくつかの好ましい実施形態では、湾曲した非円筒状の周囲面は、フィードウェル40の周囲に約90度、約180度、または約270度延在することができる。湾曲した非円筒状の周囲面は、押し出しコイルの一部分を含むことができる。側壁42の内側部分は、流出流70がフィードウェル40から吐出されるところよりも長い半径方向距離でフィードウェル40に入る流入流60を案内するように構成された、半径方向に最も外側の流体界面を画定する。言い換えれば、側壁42と吐出開口48の中心の間の距離は、一般に、フィードウェル40の中心軸53に対する極角の関数として変化する。図示のように、最も外側の周囲流れ面(側壁42の内面によって画定される)は、フィードウェル入口41に隣接してフィードウェルの中心軸53から距離Rに位置することができる。しかし、フィードウェル入口41から離れた円周距離では、最も外側の周囲流れ面は、フィードウェルの中心軸53からより短い距離Rに位置することができ、ここでRはRより大きい。
本明細書で説明する場合、「湾曲した」、「非円形」、「非円筒状」、および「渦形状」などの用語は、限定はしないが、1つまたは複数の渦形状の面、螺旋状の面、カールした面、渦のある(whorled)面、コイル状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面、パラメトリックな面、および/または渦巻状の面を含む面を含むことができる。たとえば、渦巻状の面は、限定はしないが、移行螺旋、クロソイド(オイラー)螺旋、対数螺旋、フェルマー螺旋、双曲螺旋、または数値計算による(アルキメデスの)螺旋の1つまたは複数の部分を含むことができる。製造を簡単にするため、以下で説明するように、本明細書で説明する非円筒形の曲面は、異なる半径および/または円弧中心を有する複数の接合円弧によって画定された1つまたは複数の複合曲線状の面に近似することができる。さらにあるいは、製造を簡単にするため、以下で説明するように、本明細書で説明する非円筒状の曲面は、曲面(たとえば、テオドロスの螺旋)に近似するように接合された複数の平面または非平面の小面に近似することができる。フィードウェル40の中心からの側壁42の距離の変化は、角度θの変化に対して一定であってもよいし、非一定であってもよく、側壁42の断面形状は、限定はしないが、(図示のように)直線状であってもよいし、湾曲してもよいし、階段状であってもよいし、丸くてもよいし、波状であってもよいことに留意されたい。図示されてはいないが、側壁42がフィードウェルの周囲を進むにつれて、側壁42の断面形状も変化してよい。
フィードウェル40およびその側壁42は、レーキ構造10の上端部分を全体的に取り囲み、支柱11によって支持される。槽20は、通常の構造であってよく、円錐を反転させた形状で緩く傾斜した底面24を備え、支柱のまわりに環状の汚泥だめ25を有するように形成され、沈殿した固形物または汚泥はレーキ構造10によって汚泥だめ25に運ばれる。かき取り翼26は、レーキ構造10と一体であり、汚泥だめ25の輪郭にほぼ合致し、集められた汚泥を、汚泥だめ25から吐出管27によって搬送点に移動させる。
送り管路21は、一般に、フィードウェル40の上流に接続されるが、送り管路21は、単にフィードウェル40にまたはその上にして延在してフィードウェル40にスラリー流60を搬送することができる。スラリー流60は、送り管路21および/またはフィードウェル40の本体と連通する1つまたは複数の入口ポート46を介して導入される凝集剤および/または希釈剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、フィードウェル40は、外側縁部45および内側縁部52によって境界を画された渦巻形状の棚49(図2)を備える。フィードウェル40は、棚49の前記内側縁部52と中央に位置する吐出開口48の縁部47の間に任意選択の溢流縁44を備えることもできる。溢流縁44は、平坦であってもよいし、傾斜がつけられてもよいし、階段状であってもよいし、丸くてもよいし、図示のように円錐台形状であってもよい。外側縁部45は、非円筒状の側壁42に隣接し、側壁42と棚49の交点を全体的に画定する。外側縁部45は、尖った隅部であってもよいし、図6に例示されるように、丸い隅部45aであってもよいし、面取りした隅部45bであってもよい。図示のように、非円筒状の側壁42は、渦形状の面、渦巻状の面、螺旋状の面、コイル状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面などを含む。送り管路21は、フィードウェル入口41を介してフィードウェル40に接続され、フィードウェル入口41は、側壁42によって形成される非円筒状の流れ経路に沿って流入流60を方向づけて案内するように構成される。流60は、一般に、たとえば支柱11の外面によって形成された内側縁部47の上に、略円形の内側境界線を位置づけさせることができる。図示の特定の実施形態では、内側境界線47および外側境界線45はスラリー流60の経路と略平行に延在するが、いくつかの実施形態では、内側境界線47および外側境界線45はスラリー流60の経路と非平行であってよい。側壁42は、交点43でフィードウェル入口41の一部分と交差することができる。
フィードウェル入口41および側壁42は、流入スラリー流60のための流れ流路を形成し、この流れ流路は、フィードウェル40の周囲で円周方向に減少する可変の断面積を有し、フィードウェル40の周囲に周辺部において(peripherally)均一な給送フラックス(feeding flux)を提供する。この均一な給送フラックスによって、速度勾配およびずり速度が制御され、上流で綿密に生成された凝集した凝集塊(aggregate)が保護され、濃縮装置/清澄器内の沈降状態が標準化される。フィードウェル40の固有の形状も、流れの加速を減少させ、不均一性を低下させることによって、槽20の給送を最適化する。さらに、側壁42の外形が非円筒状であることによって、多種多様な流れ状態、スラリー材料の性質、およびフィードウェルの大きさの下で、フィードウェル40が一貫して効率的に動作することができる。
図3〜6に示すように、濃縮装置/清澄器のためのフィードウェル40は、第1の側面の幅が第2の対向する側面より広くてよい。たとえば、フィードウェルは非対称形であってよく、第3の象限の半径RP4より大きい第1の象限の半径RP2を有してよい。フィードウェルの中央領域は対称形であってよく、直径はフィードウェルの他の一部分より小さくてもよい。フィードウェル40の中央領域は、内側縁部52または任意選択の溢流縁44に隣接する円筒状の段を備えることができる。縁部部分52および/または溢流縁44は、吐出を制御するためのアパーチャとしての役割を果たすことができる。渦巻状の棚49は、図示のように略平面であってもよいし、その経路に沿ってねじれてもよい。さらに、図示されてはいないが、渦巻状の棚49は、棚49の一部分がフィードウェルの中心軸53に対して互いから軸方向に変位するように、フィードウェルの周囲につる巻き状に下方に延在することができる。
次に図4を参照すると、開口48を形成する溢流縁44の内側縁部47は略一定の半径Rsiを備えることができ、円筒状の本体部分52と交差する溢流縁44の外周は略一定の半径Rsoを有することができる。入ってくるスラリー60は、最初に、フィードウェル40の中心軸53からの最大半径方向距離Rp1を有する入口41を通過する。スラリー流60がフィードウェル40の周囲を進み、沈降槽20の上方領域内の清澄液と混和するにつれて、流60が交点43で360度の角回転に近づくまで、フィードウェル40の中心軸53からの流60の最大の半径方向距離が半径方向距離Rp2、Rp3、およびRp4に徐々に減少し、交点43では、流60の半径方向距離Rp5は溢流縁44の外周Rsoにほぼ等しい。
図5および6に示すように、任意選択のカバー50をフィードウェル40に設けることができる。動作中に、入ってくるスラリー流60は、フィードウェルの一部分の内部の周囲を旋回し、側壁42の周囲を渦巻状に進むにつれて、清澄液と混和する。フィードウェル40内の流体のエネルギーが消散すると、吐出物70は、開口48の縁部47に沿ってフィードウェルを均一に離脱して、沈降槽20に入る。フィードウェルのより中央の部分では、流れ80は、槽20からの流体を送り込まれるもの60と混和させるのに役立つ、偏りのない(neutral)成分またはやや垂直の成分を含むことができる。前述したように、側壁42と渦巻状の棚49の間に形成される外側縁部45の一部分は、隅部でのよどみおよび凝集剤/スラリーの堆積を防止するために、45aのように丸くてもよいし、45bのように面取りしてもよい。任意選択の溢流縁44は、0から90度の間の角度αで傾斜をつけることができる。いくつかの例では、図6に示すように、溢流縁44の取り付け角αは約15〜60度、たとえば30度とすることができる。
図7a〜7cは、いくつかの実施形態によるフィードウェル入口41’、41’’、41’’’、41’’’’のための断面輪郭のいくつかの非限定的な例を示す。図7aでは、4辺を持つ(four−sided)入口形状が提供され、下方壁49’、2つの側壁42’、上方壁50’、および隅部部分45’が間に置かれた管状の四角形断面を有する。図7bでは、3辺を持つ入口形状が提供され、間に置かれた下方壁49’’、2つの側壁42’、および隅部部分45’’を含む断面を有する。図7cでは、丸い入口断面形状(たとえば、円形または卵形)が提供され、滑らかな内面45’’’を有する下方壁部分49’’’と側壁42’’’を含む。図7dでは、U字状の入口形状が提供され、下方壁49’’’と2つの側壁42’’’’を含む。
図8および9は、他の実施形態によるフィードウェル140を示す。図示のフィードウェル140は、図1〜6に示されるフィードウェルに類似している。しかし、フィードウェル140は、追加の1つまたは複数の流れ制御構造172をさらに備える。流れ制御構造172は、任意の特定の数、外形、または場所でフィードウェルの内部に設置し、さまざまな状況に合うように流れを変えることができる。流れ制御構造172は、フィードウェルの一部分に永久的に固定されてもよいし、フィードウェルの一部分に取り外し可能に取り付けられてもよい。さらに、流れ制御構造172は、いくつかの実施形態によれば、フィードウェルの他の一部分に対して動かないように保持されてもよいし(たとえば、それに溶接またはボルト留めされる)、フィードウェルに対して枢動または回転可能であってもよい。図示の特定の実施形態では、流れ制御構造172は渦巻状の棚149に設けられるが、側壁142の一部分、縁部部分152、または溢流縁144にまたはこれらに隣接して設置されてもよい。流れ制御構造172は、入ってくるスラリー原料160からのエネルギーを消散し、かつ/または遠心性の流れをフィードウェル140の中央部分に方向づけるのに役立つ役割を果たすことができる。流れ制御構造172は、たとえば、1つまたは複数のフィン、羽根、固定子、回転子、回転翼、自由に回転する(free−spinning)外輪、等厚翼、湾曲した翼、リブ、流路、バッフル、遮蔽物、成形されたパネルなどを備えることができる。図33に示されるフィードウェル1940の特定の実施形態は、渦形状の側壁1942と、平面状または円錐状の棚1949と、フィードウェル入口1941から棚1949の最も内側の部分に延在する単一の流れ制御構造1972とを備える。
次に図10を参照すると、図1〜6に示すフィードウェル40は、吐出物70の非常に均一な分布を提供する。内側縁部47に最も隣接する混合物の大きな環状の帯104は、約0.5〜1.0m/sの下向き垂直方向の離脱速度を備える。混合物の環状の帯106は、約0〜0.5m/sのより偏りのない下向き垂直方向の離脱速度を備える。混合物の大きな中央領域108は、約0〜0.5m/sの偏りのないからやや上向きの垂直方向の離脱速度を備える。図10が吐出物70の均等で同心状に均一な分布を示唆し、図22aおよび23aに示される従来のフィードウェルが示す、より高速で局所的な1〜1.5m/sの下向き垂直方向の速度を示さないことを、当業者は理解するであろう。図11は、フィードウェル140の吐出開口148における離脱速度ベクトル110を示すことによって、図10を補足するものである。図示のように、流れ領域100の垂直方向の速度の大きさは均一であり、それによって、槽20内の乱れが集中する区域を減少させ、濃縮装置/清澄器の総合効率を改善する。図24は、最大流速の減速およびより均一な流れ分布をさらに示唆する。
図12は、時計回りに延在する少なくとも1つの非円筒状の入口構造241aと、反時計回りに延在する少なくとも1つの非円筒状の入口構造241bとを備える一実施形態を示す。フィードウェル40は、Fitch型構成で設けることができる。原料懸濁液、パルプ、またはスラリー260は、2つの送り管路区分221a、221bに分岐する給送管または送り管路221を通して供給される。送り管路区分221a、221bは、フィードウェルの両側にあるフィードウェル入口241a、241bで終わる。各入口241a、241bは、1つまたは複数の湾曲した非円筒状の周囲面を有する側壁242a、242bを備える。この湾曲した非円筒状の周囲面は、フィードウェルの周囲に0から720度の間で延在できるが、好ましくはフィードウェルの周囲に180から540度の間で延在し、より好ましくは、図示のようにフィードウェルの周囲に約360度延在する。いくつかの実施形態では、この湾曲した非円筒状の周囲面は、フィードウェル40の周囲に約90度、約180度、または約270度延在することができる。この湾曲した非円筒状の周囲面は、押し出しコイルの一部分を備えることができる。側壁242a、242bは、流入流260a、260bがフィードウェルを離脱するところより大きな半径方向距離(R、R)でフィードウェル240に入るように、フィードウェル本体の半径方向に最も外側の一部分の近くに全体的に設けられる。側壁242a、242bとフィードウェル240の中心の間の距離は、フィードウェル240の中心軸253に対する極角の関数として変化する。言い換えれば、最も外側の周囲流体界面(側壁242a、242bの内面によって画定される)は、フィードウェル入口241a、241bに隣接してフィードウェルの中心軸253から距離Rに位置することができるが、前記面は、入口241から離れてフィードウェルの中心軸253から距離Rに位置することができ、ここでRはRより大きい。フィードウェル240の中心からの側壁242a、242bの距離の変化(たとえば、R−R)は、中心軸253に対して測定される角度Φの変化に対して一定であってもよいし、非一定であってもよいことに留意されたい。1つのフィードウェル入口241bは、別のフィードウェル入口241aより軸方向下方に配設することができ、したがって、下方のフィードウェル入口241bは、フィードウェル構造40を封止する上部パネル構造250bを備えることができることにも留意されたい。
送り管路221a、221bは、一般に、フィードウェル240の上流に接続されるが、送り管路は、単にフィードウェル240にまたはその上に延在してフィードウェル240にスラリー流260a、260bを搬送することができる。スラリー流は、1つまたは複数の入口ポート(図示せず)を介して導入される凝集剤および/または希釈剤を含むことができる。入口ポートは、フィードウェル入口241a、241b、側壁242a、242b、または送り管路221a、221bと連通することができる。フィードウェル240は、吐出開口248を画定する内側縁部247とフィードウェル240の非円筒状の側壁242a、242bに隣接する外側縁部245a、245bとを有する渦巻形状の棚249を含む。外側縁部245a、245bは、尖った隅部を形成してもよいし、図6に例示されるように、丸い隅部(45a)を形成してもよいし、面取りした隅部(45b)を形成してもよい。図示のように、側壁242a、242bは、渦状形状、渦巻き状形状、螺旋状形状、コイル状形状、複合曲線状形状、またはスプライン曲線状形状を備える流面を有する。送り管路221a、221bは、フィードウェルの本体内部の湾曲した経路に沿ってスラリー流260a、260bを搬送するように、フィードウェル入口241a、241bを介してフィードウェル240に接続される。図示のように、内側縁部247および外側縁部245a、245bは、互いに、およびスラリー流260a、260bの流れ経路と略平行に延在することができる。側壁242a、242bは、交点243a、243bでフィードウェル入口241a、241bと交差することができる。いくつかの実施形態では、入口241a、241bは、図示のように互いと平行であるように位置合わせしてもよいし、非平行にフィードウェル240に入ってもよい。
フィードウェル入口241a、241bのそれぞれは、スラリー流260a、260bのための流れ流路を形成する。これらの流れ流路は、フィードウェル240の周囲で円周方向に減少する可変の断面積を有し、フィードウェル240の円周の周囲で周辺部において均一の給送フラックスを提供する。この均一な給送フラックスによって、その容積全体にわたって原料を最適に分布させることにより、速度勾配およびずり速度が制御され、上流で綿密に生成された凝集した凝集塊が保護され、濃縮装置/清澄器内の沈降状態が標準化される。側壁242a、242bの固有の形状は、局所的な流れの加速および不均一性を解消することによって、沈降槽20の給送を最適化する。さらに、入口241a、241bの周囲外形が非円筒状であることによって、多種多様な流れ状態、スラリー材料の性質、およびフィードウェルの大きさの下で、フィードウェル240が一貫して効率的に動作することができる。フィードウェル入口241a、241bは、大きさおよび形状が類似しているように示されているが、入口241a、241bは、同じフィードウェル240に入るさまざまな流量またはさまざまな原料材料に対応するために異なる大きさおよび/または形状にされてよいことを理解されたい。フィードウェルの中央領域は対称形であってよく、直径がその非円筒状の部分より小さくてもよい。図12および13に示されてはいないが、フィードウェル240の下部中央部分は、円筒状の段または図4に示す溢流縁44を備えることができる。
2つのフィードウェル入口構造241a、241bは、反対方向に回転するように延在すると示されているが、任意の数のフィードウェル入口241a、241bを設けることができ、入口241a、241bは、あるいは、同じ回転方向の流れを支持するように延在することができる(たとえば、図1c)ことを理解されたい。そのような場合、フィードウェル入口は、フィードウェルの周囲に沿って他のフィードウェル入口から離隔されることができる。たとえば、フィードウェルの周囲に3つのフィードウェル入口を設けることができ、各入口は、流入流を同じ回転方向でフィードウェルに方向づける。入口は、フィードウェルの周囲に均等に(たとえば、120度離れて)離隔されてもよいし、入口は、フィードウェルの周囲に不均等に(たとえば、それぞれ30度−90度−240度離れて)離隔されてもよい。図19cに示すように、2つの入口1241a、1241bは180度離れて離隔されてもよい。入口241a、241bは、フィードウェル中心軸253に沿って互いから垂直方向に変位することができる。
図13に示すように、図12に示すフィードウェル240は、第1の側面の幅が第2の対向する側面より広くてよい。たとえば、フィードウェル240は非対称形であってよく、第3の象限の半径(R)より大きい第1の象限の半径(R)を有してよい。同様に図13に示されているのは、中心軸253に対して、フィードウェル240の周囲を反時計回りに260b’流れる流入流260bであるが、別の流入流260aは、フィードウェル240の周囲を時計回りに260a’流れる。
図14は、いくつかの実施形態によるFitch型フィードウェル340の上面図を概略的に示し、2つ以上の対向する入口構造341a、341bは、フィードウェル340の周囲に450度延在する湾曲した側壁342a、342bを備える。側壁342a、342bは、図示のように、アルキメデスの螺旋などの渦巻の一部分を備えることができ、反対方向に回転する流れを支持するために交差することができる。
フィードウェル340は、吐出開口348を画定する内側縁部347を有する円錐台形の溢流縁344を含むことができる。図示の実施形態では、内側縁部347は、吐出物370の排出を制御するために円形であるように示されている。各入口構造341a、341bは、そのそれぞれの側壁345a、345bから内側縁部352a、352bに半径方向内側にまたがる渦巻形状の棚349a、349bを備え、好ましくは円形である。棚349a、349bは、フィードウェル中心軸に沿って垂直方向に離隔することができ、1つまたは複数の入口構造341aは、フィードウェルを封止するために上面350aを備えることができる。反時計回りに回転する流入流360a、360bは、内側縁部352a、352bに隣接するフィードウェル340内の乱流のゾーンで合流する。この乱流のゾーンは、湾曲した非円筒状の面を入口構造341a、341bに提供することによって相殺される。
図15を次に参照すると、フィードウェル440は、送りスラリー460a、460bを送り管路421a、421bから沈降槽20に(図13および14に示される実施形態に類似して反対方向に回転するように)移送するために設けられる。フィードウェルは、渦形状の面、螺旋状の面、コイル状の面、渦巻き状の面、複合曲面、またはスプライン曲線状の面を有する側壁442a、442bを備える。フィードウェル440は、FLSmidth,Inc.のDYNAFLOC(登録商標)フィードウェルシステムによってなされるのと同様に、反対方向に回転するスラリー流460a、460bと混和させる目的でフィードウェル440に凝集剤または希釈剤を導入するための1つまたは複数の入口ポート446をさらに備えることができる。凝集剤の小さな流路は、乱流のゾーンに近接するフィードウェル440内の渦巻状の棚449a、449bと渦巻状の棚449a、449bの円形の内側縁部447a、447bの間に軸方向に配設することができる。離脱する混合物470は、均一な流速分布でフィードウェル440を出る。
図17は、FLSmidth,Inc.のDYNACHARGED(商標)希釈システムで見られるフィードウェルなどの従来の複数の希釈フィードウェル940を示す。フィードウェル940は、一般に、2つの入口941a、941bの一部分を形成する側壁942a、942bによって画定された円形かつ円筒状の外周を備える。入口941a、941bは、フィードウェル940の対向する側面に配設され、主管路921から分岐した2つの送り管路921a、921bによる給送を受ける。流入原料流960a、960bはフィードウェル940に入り、軸方向に変位する流路内を反対方向に回転するように流れる。これらの流路は、側壁942a、942bおよび1つまたは複数の棚949a、949bによって画定され、各棚は、側壁942a、942bから内側縁部952a、952bに延在する。原料流960a、960bはフィードウェル940内で一体化し、環状の縁部952a、952bに隣接する乱流ゾーンで混ざり合うので、凝集剤は、1つまたは複数の入口ポート992a、992bを介してフィードウェル940に導入される。混ざり合った流体は、エネルギーを損失し、吐出開口948を介してフィードウェル940を不均一に離脱する。いくつかの実施形態によれば、棚949a、949bの内側縁部952a、952bより直径の小さな縁部947を有する下部溢流縁944を設けることができる。さらに、蓋面950は、取り付け具980によりフィードウェル940の上方部分に取り付けることができる。方向性を有する開口(directional opening)972a、972bを前記流路に沿って設けてよく、したがって、沈降槽20の上方部分にある清澄な希釈剤流体は、(運動量輸送または排除により)フィードウェル940に入り、流入原料流960a、960bがフィードウェル内を移動するときに流入原料流960a、960bと混和することができる。
図16および18はそれぞれ、360度の渦形状入口構造および180度の渦形状入口構造を組み込んだ希釈フィードウェル540、640を示す。
図16を参照すると、フィードウェル540は、入口541a、541bの一部分を形成する湾曲した側壁542a、542bを備える。側壁542a、542bは非円筒状であり、渦形状の面、渦巻き状の面、螺旋状の面、コイル状の面、スプライン曲線状の面、または複合曲面を備える。側壁542a、542bは、フィードウェル内および吐出開口548の周囲での均一な流れの分布570を生成する最も外側の周囲流体界面になる。湾曲した側壁542a、542bは、フィードウェル540の周囲に約360度延在する。方向性を有する1つまたは複数の開口972a、972bを側壁542a、542bの内部に設けてよく、したがって、沈降槽20の上方部分にある清澄な希釈剤流体は、(運動量輸送または排除により)フィードウェル540に入り、流入原料流560a、560bがフィードウェル540内を移動するときに流入原料流560a、560bと混和することができる。入口541a、541bは、図示のようにフィードウェル540の対向する側面に配設することができ、主管路521から分岐した2つの送り管路521a、521bによる給送を受けることができる。流入原料流560a、560bは、入口541a、541bの半径方向に最も外側の部分でフィードウェル540に入り、軸方向に変位する円周方向の流路内を反対方向に回転するように流れる。
これらの流路は、側壁542a、542b、およびそれぞれ側壁542a、542bから環状の内側縁部552a、552bに延在する1つまたは複数の棚549a、549bによって画定される。各棚549a、549bの幅は、最初、入ってくるスラリー560a、560bがフィードウェル540に入るところでは大きいが、棚がフィードウェルの周囲に延在するにつれて徐々に小さくなる。たとえば、原料流560a、560bがフィードウェル540内で一体化し、混ざり合うにつれて、棚549a、549bの幅が減少し、w>w>w>wである。図示の実施形態では、交点543aにおいて、またはそれに近接したところで、w=0である。凝集剤は、1つまたは複数の入口ポート592aを介してフィードウェル540に導入することができ、前記棚549aと549bの間に位置する小さな凝集剤分布流路596の内部を流れることができる。乱流ゾーンは、棚549a、549bの環状の縁部552a、552bに隣接して、および凝集剤分布流路596の周囲に形成され、凝集剤は、懸濁された微粒子に結合することができる。混ざり合った流体は、エネルギーを損失し、最終的には、開口548を通ってフィードウェル540を均一に出る。縁部552a、552bより小さな直径を有する溢流縁(図示せず)を設けることができる。さらに、蓋面550は、フィードウェル540を封止するために取り付け具580によりフィードウェルの上方部分に取り付けることができる。
次に図18を参照すると、フィードウェル640は、一般に、2つの入口641a、641bの一部分を形成する湾曲した側壁642a、642bを備える。側壁642a、642bは非円筒状であり、フィードウェル内および開口648の周囲に均一な流れの分布670を生成するために、渦形状の面、渦巻き状の面、螺旋状の面、スプライン曲線状の面、コイル状の面を備えることができる。側壁642a、642bは、フィードウェル640の周囲に約180度延在する。方向性を有する1つまたは複数の開口672a、672bを側壁642a、642b内に設けてよく、したがって、沈降槽20の上方部分にある清澄な希釈剤流体は、(運動量輸送または排除により)フィードウェル540に入り、流入流660a、660bと混和することができる。入口641a、641bは、フィードウェル640の対向する側面に配設され、主管路621から分岐した2つの送り管路621a、621bによる給送を受ける。流入流660a、660bは、入口641a、641bの半径方向に最も外側の部分でフィードウェル640に入り、軸方向に変位する流路内を反対方向に回転するように流れる。
これらの流路は、側壁642a、642bと、側壁642a、642bから内側縁部652a、652bに延在する1つまたは複数の棚649a、649bとによって画定される。棚649a、649bの幅は、入ってくるスラリー660a、660bがフィードウェル640に入るところでは大きいが、棚がフィードウェルの周囲に延在するにつれて徐々に小さくなる。図示の実施形態では、棚649a、649bの幅は入口641a、649bと交点643a、643bの間で減少し、これらの交点では、棚649a、649bの幅は一定のままである。いくつかの実施形態では、棚649a、649bは、交点643aに達する前または達した後に急に止まる(stop abruptly)ことができる。凝集剤は、1つまたは複数の入口ポート692aを介してフィードウェル640に導入することができ、反対方向に回転する流660aと660bの間に位置する小さな凝集剤分布流路696の内部を流れることができる。乱流ゾーンは、棚649a、649bの環状の内側縁部652a、652bの近くに、および凝集剤分布流路696の周囲に形成され、凝集剤は、懸濁された微粒子に結合することができる。混ざり合った流体は、エネルギーを損失し、最終的には、開口648を通ってフィードウェル640を均一に出る。内側縁部652a、652bより直径の小さな縁部647を有する下部溢流縁644を設けることができる。さらに、蓋面650は、封止されたフィードウェルを実現するために取り付け具680によりフィードウェル640の上方部分に取り付けることができる。
図19a〜19gは、本発明による種々の輪郭外形を有するフィードウェルの上面図を概略的に示す。図19aは、アルキメデスの螺線の一部分を備える周囲側壁面1042を有するフィードウェル1040を提案し、図19bは、コルニュ螺線の一部分を備える周囲側壁面1142を有するフィードウェル1140を提案し、図19cは、フェルマーの螺線の一部分を備える周囲側壁面1242を有するフィードウェル1240を提案し、図19dは、双曲螺線の一部分を備える周囲側壁面1342を有するフィードウェル1340を提案し、図19eは、リチュウス螺線の一部分を備える周囲側壁面1442を有するフィードウェル1440を提案し、図19fは、対数螺線の一部分を備える周囲側壁面1542を有するフィードウェル1540を提案し、図19gは、テオドロスの螺線の一部分を備える周囲側壁面1642を有するフィードウェル1640を提案し、これらは、曲面に近似するように個々のプレートを溶接するまたはその他の方法で互いに付着させることによって製造することができる。
各フィードウェル1040、1140、1240、1340、1440、1540、1640は、側壁1042、1142、1242、1342、1442、1542、1642と交差する外側縁部1045、1145、1245、1345、1445、1545、1645から内側縁部1052、1152、1252、1352、1452、1552、1652に延在する渦巻形状の棚1049、1149、1249、1349、1449、1549、1649を有する非円筒状の入口1041、1141、1241、1341、1441、1541、1641を備える。内側縁部は、流出流1070、1170、1270、1370、1470、1570、1670の排出のための吐出開口1048、1148、1248、1348、1448、1548、1648を画定する内側縁部1047、1147、1247、1347、1447、1547、1647を有する任意選択の溢流縁1044、1144、1244、1344、1444、1544、1644の外周を画定する。溢流縁は、限定はしないが、平坦であってもよいし、傾斜がつけられてもよいし、階段状であってもよいし、丸くてもよいし、円錐台形状であってもよい。入口1041、1141、1241、1341、1441、1541、1641は、送り流1060、1160、1260、1360、1460、1560、1660が最初は流出流1070、1170、1270、1370、1470、1570、1670より大きな、フィードウェル中心からの半径方向距離に位置するように、フィードウェルの外周に位置する。
側壁は、製造の容易さだけでなく費用便益ももたらす複合曲線形状を有することができる。図25は、複合曲線形状を備える側壁42を示し、この複合曲線は、異なる半径R、R、R、Rおよび/または異なる原点v、x、y、zを有する複数の円弧セグメントによって画定される。図示の特定の実施形態では、4つの円弧セグメントは、数値計算による(すなわち、アルキメデスの)螺旋を近似するために使用され、図面では、この螺旋に「A」というラベルが付されている。実線の区域は、複合曲線が真の数値計算による螺旋Aを半径方向に越えて延在することができる領域を表す。斜線の区域は、真の数値計算による螺旋Aが複合曲線を半径方向に越えて延在することができる領域を表す。
図27および29は、より均一な半径方向の流れが本発明によるフィードウェルを使用して達成されることを示す。これらの図は、簡易な色素試験で撮影された低速度撮影写真を示す。これらの写真は、左から右にそれぞれ5秒、10秒、および20秒の間隔で撮影された。図27に示すように、1時間あたり約0.04立方メートル(m/h)の流量で、吐出物70は、全体的に沈降槽20の4つの象限すべての内部を移動する。同様に、図29に示すように、1時間あたり約0.09立方メートル(m/h)の流量で、吐出物70は、全体的に沈降槽20の4つの象限すべての内部を移動する。槽周囲の吐出物70の分布は均一であり、したがって、沈殿した固形物は、レーキ駆動機構12に過負荷をかけるリスクを伴うことなく、より迅速に槽20の中心から除去することができる。
いくつかの例では、図31および32に示すように、交点1783、1843は、入口1781、1881を十分に越えて延在することができる。側壁1742は、最終的には棚1749の内側縁部と合流する緩やかな斜面1743aを備えることができる。あるいは、側壁1842は、最終的には棚1849の中央面部分または溢流縁1844と合流する緩やかな斜面1843aを備えることができる。図示されてはいないが、棚1749は交点1783における幅で終わる必要はないことを認識されたい。むしろ、棚1749は、環状であってよく、フィードウェル1749全体周囲に少なくとも何らかの幅を備えてよい。
請負業者または他の主体は、図に示されるフィードウェルシステムを含む沈殿システムを提供することができる。たとえば、請負業者は、流入原料流を希釈するためのシステムの設計に関連する事業の入札要請を受けることができ、または、請負業者は、そのようなシステムの設計を提案することができる。請負業者は、次に、フィードウェルシステム、たとえば、上記で説明したシステムの実施形態において図示および説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数を含むシステムを提供することができる。請負業者は、このようなデバイスを販売することによって、またはこのようなデバイスの販売を提案することによって、このようなデバイスを提供することができる。請負業者は、特定の依頼者または顧客の設計基準を満たすような大きさおよび構成にされた種々の実施形態を提供することができる。請負業者は、このようなデバイスを提供するために使用されるこれらのデバイスまたは他のデバイスのいずれかの構成部品の製造、配送、販売、または据え付けを下請け契約することができる。請負業者はまた、用地を調査し、デバイスを製造するために使用される材料を積み上げるための1つまたは複数の保管区域を設計または指定することができる。また、請負業者は、提供したデバイスの保守、改修、または更新を行うことができる。請負業者は、このようなサービスを下請け契約することによって、またはそれらのサービスを直接提供することによって、そのような保守または改修を提供することができ、場合によっては、請負業者は、本明細書で論じるシステムの1つまたは複数の特徴を備える改修されたシステムに付加する「改装キット」により既存のシステムを改修することができる。
本発明を特定の実施形態および適用例に即して説明してきたが、当業者は、この教示に照らして、本発明の精神から逸脱することなく、または特許請求の範囲に記載した本発明の範囲を超えることなく、さらなる実施形態および修正形態を生じることができる。本発明は、凝集剤の添加の有無にかかわらず、排除によるスラリー希釈の有無にかかわらず、単一または複数の送り経路を用いて、溢流縁または棚などの有無にかかわらず、ほぼすべてのタイプのフィードウェルで有用であると考えられる。そのうえ、本発明は、送り管路が本明細書で説明する渦形状側壁に対して同様に機能するように構成および構築されるように、送り管路自体を湾曲させて実施することができる。さらに、本明細書で定義された棚および溢流縁は、図示および説明したフィードウェルの周囲の0から360度延在することができ、渦巻き形状の輪となるようにフィードウェル全体の周囲に少なくとも何らかの幅を有することができる。さらに、本発明は、本明細書で論じる渦形状入口構造、側壁、および外形を以後に取り付けることを目的とした従来の円筒状のフィードウェルを改修するための改装キットによって従来のフィードウェルアセンブリの一部と共に使用することもできるし、従来のフィードウェルアセンブリの一部となることもできる。さらに、本明細書で説明するフィードウェルは、FLSmidth E−DUC(登録商標)フィードウェル希釈システムなどの他の既知の改善物と組み合わせて使用することができる。したがって、本明細書における図面および説明は、本発明を理解しやすくするために、例として提供されており、その範囲を限定すると解釈するべきではないことを理解されたい。

Claims (32)

  1. 濃縮装置/清澄器のためのフィードウェルであって、
    フィードウェル本体(40)と、
    前記フィードウェルの半径方向に最も外側の流体界面を画定する側壁(42)であって、渦形状の面、螺旋状の面、コイル状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面、または渦巻状の面のうちの少なくとも1つを備える側壁(42)と、
    前記側壁(42)に沿って前記フィードウェルに流入流(60)を方向づけるためのフィードウェル入口(41)と、
    前記フィードウェルから沈降槽(20)に流体および固形物を通過させるための吐出開口(48)と
    を備えるフィードウェル。
  2. 前記側壁(42)から半径方向内側に、外側縁部(45)から、前記吐出開口(48)に隣接する内側縁部(52)へ延在する棚(49)をさらに備える、請求項1に記載のフィードウェル。
  3. 前記棚(49)が前記側壁(42)に沿って延在するにつれて前記棚(49)の幅が変化する、請求項2に記載のフィードウェル。
  4. 前記棚(49)が、前記外側縁部(45)が前記内側縁部(52)と交差する交点(43)で終わる、請求項2に記載のフィードウェル。
  5. 前記棚(49)の幅が、前記フィードウェル入口(41)に隣接して最大である、請求項2に記載のフィードウェル。
  6. 前記棚(49)が、前記フィードウェルの中心軸(53)のまわりに約90度、約180度、約270度、または約360度の角回転で周方向に延在する、請求項2に記載のフィードウェル。
  7. 前記フィードウェル入口(41)の一部分が、中心軸(53)から前記吐出開口(48)より半径方向に離れて離隔される、請求項1に記載のフィードウェル。
  8. フィン、羽根、固定子、回転子、回転翼、自由に回転する外輪、等厚翼、湾曲した翼、リブ、流路、バッフル、遮蔽物、成形されたパネルからなる群から選択された1つまたは複数の流れ制御構造(172)をさらに備える、請求項1に記載のフィードウェル。
  9. 前記側壁が、前記フィードウェルの中心軸(53)に対して反対方向に回転する流れ(260a、260b;360a、360b;460a、460b;560a、560b;660a、660b)を支持するように構成された複数の側壁(242a、242b;342a、342b;442a、442b;542a、542b;642a、642b)のうちの1つである、請求項1に記載のフィードウェル。
  10. 前記側壁が、前記フィードウェルの中心軸(53)に対して同じ回転方向に回転する流れ(1260a、1260b)を支持するように構成された複数の側壁(1242a、1242b)のうちの1つである、請求項1に記載のフィードウェル。
  11. 凝集剤を導入するための1つまたは複数の入口ポート(46;446;592a、592b;692a、692b;992a、992b)をさらに備える、請求項1に記載のフィードウェル。
  12. 前記側壁(42)の形状が、アルキメデスの螺旋、コルニュ螺旋、フェルマー螺旋、双曲螺線、リチュウス螺旋、対数螺旋、移行螺旋、またはテオドロスの螺旋の一部分を含む、請求項1に記載のフィードウェル。
  13. 前記側壁(42)と前記フィードウェルの中心軸(53)の間の半径方向距離が、前記中心軸(53)のまわりの回転の角度の関数として変化する、請求項1に記載のフィードウェル。
  14. 前記中心軸(53)のまわりの回転の角度に対する前記側壁(42)と前記中心軸(53)の間の半径方向距離の前記変化が一定である、請求項11に記載のフィードウェル。
  15. 前記中心軸(53)のまわりの回転の角度に対する前記側壁(42)と前記中心軸(53)の間の半径方向距離の前記変化が一定でない、請求項10に記載のフィードウェル。
  16. 前記吐出開口(48、148、348、648、1048、1148、1248、1348、1448、1548、1648)を取り囲む溢流縁(44、144、344、644、1044、1144、1244、1344、1444、1544、1644)をさらに備える、請求項1に記載のフィードウェル。
  17. 前記溢流縁(44、144、344、644、1044、1144、1244、1344、1444、1544、1644)が、平坦である、傾斜がつけられている、階段状である、丸い、または円錐台形である、請求項16に記載のフィードウェル。
  18. 前記側壁(542a、542b;642a、642b)が、前記流入流(560、660)の希釈を支援するために少なくとも1つの開口(572a、572b;672a、672b)を備える、請求項1に記載の濃縮装置/清澄器のためのフィードウェル。
  19. 沈殿システム内の従来のフィードウェル(2040、2140)を改修するためのキットであって、前記フィードウェルが、円形または円筒状の半径方向に最も外側の流体界面(2042、2142)を含み、前記キットが、
    前記フィードウェル(2040、2140)の前記円形または円筒状の半径方向に最も外側の流体界面(2042、2142)を置き換えるための側壁(42)であって、渦形状の面、螺旋状の面、コイル状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面、または渦巻状の面のうちの少なくとも1つを備える側壁(42)
    を備える、キット。
  20. フィン、羽根、固定子、回転子、回転翼、自由に回転する外輪、等厚翼、湾曲した翼、リブ、流路、バッフル、遮蔽物、成形されたパネルからなる群から選択された1つまたは複数の流れ制御構造(172)をさらに備える、請求項19に記載のフィードウェルキット。
  21. 前記側壁(542a、542b;642a、642b)が、流入流(560、660)の希釈を支援するために少なくとも1つの開口(572a、572b;672a、672b)を備える、請求項19に記載のフィードウェルキット。
  22. 凝集剤を導入するための1つまたは複数の入口ポート(46;446;592a、592b;692a、692b;992a、992b)をさらに備える、請求項19に記載のフィードウェルキット。
  23. 前記側壁(42)の形状が、アルキメデスの螺旋、コルニュ螺旋、フェルマー螺旋、双曲螺線、リチュウス螺旋、対数螺旋、移行螺旋、またはテオドロスの螺旋の一部分を含む、請求項19に記載のフィードウェルキット。
  24. 前記フィードウェル(2040、2140)の吐出開口(2048、2148)を取り囲むように構成された渦巻形状の棚(49)であって、前記側壁(42)から半径方向内側に、外側縁部(45)から内側縁部(52)に延在する棚(49)をさらに備える、請求項19に記載のフィードウェルキット。
  25. 前記棚(49)の前記内側縁部(52)が略円形であり、前記棚(49)の前記外側縁部(52)が、渦形状、螺旋状の形状、コイル状の形状、複合曲線状の形状、スプライン曲線状の形状、または渦巻き状の形状のうちの少なくとも1つを備える、請求項24に記載のフィードウェルキット。
  26. 前記棚(49)が前記側壁(42)に沿って延在するにつれて前記棚(49)の幅が変化する、請求項24に記載のフィードウェルキット。
  27. 前記棚(49)が、前記フィードウェル(2040、2140)の周囲に約90度、約180度、約270度、または約360度の角回転で延在するように構成される、請求項24に記載のフィードウェルキット。
  28. 前記棚(49)が、前記外側縁部(45)が前記内側縁部(52)と交差する交点(43)で終わる、請求項24に記載のフィードウェルキット。
  29. 前記棚(49)の前記外側縁部(45)と前記棚(49)の前記内側縁部(52)の間の最短距離が、前記側壁(42)に沿った位置の関数として変化する、請求項24に記載のフィードウェルキット。
  30. 前記側壁(42)に沿った位置の関数としての、前記棚(49)の前記外側縁部(45)と前記棚(49)の前記内側縁部(52)の間の最短距離の前記変化が、一定である、請求項29に記載のフィードウェルキット。
  31. 前記側壁(42)に沿った位置の関数としての、前記棚(49)の前記外側縁部(45)と前記棚(49)の前記内側縁部(52)の間の最短距離の前記変化が、一定でない、請求項29に記載のフィードウェルキット。
  32. 沈殿システムの効率を改善する方法であって、
    フィードウェル本体(40)、前記フィードウェルの半径方向に最も外側の流体界面を画定する側壁(42)であって、渦形状の面、螺旋状の面、コイル状の面、複合曲面、スプライン曲線状の面、または渦巻状の面のうちの少なくとも1つを備える側壁(42)、流入流(60)を前記側壁(42)に沿って前記フィードウェルに方向づけるためのフィードウェル入口(41)、および前記フィードウェルから沈降槽(20)に流体および固形物を通過させるための吐出開口(48)を用意するステップと、
    流入流(60)を前記フィードウェル入口(41)に流すステップと、
    前記側壁(42)の形状、構成、および配置によって、前記フィードウェルの前記吐出開口(48)の内部およびその周囲での流体の局所的な高い加速の区域(2082)および局所的な高い流速(2074、2084、2102、2176、2174)の区域の数を減少させるステップと
    を含む方法。
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