JP2013542779A - 外科用クランプ装置およびそれとともに使用するための器具 - Google Patents

外科用クランプ装置およびそれとともに使用するための器具 Download PDF

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Abstract

外科用クランプ装置およびそれとともに使用するための器具。本発明の実施形態は、外科用クランプ装置およびそれとともに使用するアプリケータに関する。外科用クランプ装置の実施形態は、本体および本体から延在する1対のクランプ部材を備える。本体内に収容した電子式コントローラが、少なくとも1つのクランプ部材の動作を制御するために結合し、クランプ部材がその間でクランプする血管に加える圧力を制御する。少なくとも1つの血流量センサが、少なくとも1つのクランプ部材に取り付けられ、血管の血流量を検出する。血流が所望の程度まで閉塞または抑制されると、クランプ部材が所定の位置に固定される。

Description

本発明は、外科用クランプ装置およびそれとともに使用するための器具に関する。特に、しかし排他的ではなく、本発明は、人および動物の静脈、動脈および毛細血管のような血管中の血流を、閉塞および/または抑制するための装置に関する。本発明はまた、外科用クランプ装置とともに使用が可能な器具に関する。
多くの外科手術の間、静脈および動脈のような血管内の血流を一時的に抑制または閉塞することが必要となる。これは、一般的に1対の伸長クランプ部材を備えた外科用クランプで実現される。クランプ部材は、静脈もしくは動脈の両側または静脈もしくは動脈を含む体組織の両側に配置され、クランプ部材が互いに向かって付勢され、静脈、動脈または体組織をその間に保持する。付勢は、一般的にはバネ、ラチェット機構によって、またはクランプ装置のタイプおよびクランプされる静脈、動脈または体組織の位置により、手で行われる。
血管クランプは、例えば、約0.2mmから約12.0mmの範囲の血管のクランプに適したサイズで、メーカから入手可能である。いくつかのクランプは、それぞれのクランプサイズ用の、あらかじめ設定したクランプ圧力を有し、一方他のより大きなクランプは、ラチェット閉鎖システムを使用して手動で操作され、ユーザは血管内の血流を閉塞するのに必要な力の適正値を判断する必要がある。小さなクランプは、短いクランプ部材および小さいバネを備え、それぞれの血管への損傷を回避するために、より低いクランプ力を加える。反対に、大きなクランプは、長いクランプ部材および強いバネを備え、より高いクランプ力を加えて、大きい血管内の血流を抑制または閉塞する。そのようなクランプは、1つの動脈の異なる2つの位置をクランプするための、ロッドまたはピンに取り付けられ、離隔間隔を置いて配置された単体クランプまたは1対のクランプであってもよい。
他の種類の外科手術のために、対になった伸長クランプ部材が、1対の伸長ハンドルの端部に設けられ、鉗子などを有し、体腔内でのクランプがより容易に行われるようにする。この例では、クランプ部材は、一般的に解放可能なラチェット機構によって複数の所定離隔位置の1つで保持される。
前述の先行技術のクランプ装置は、クランプ部材が静脈、動脈または組織に加える力が、大きく変化する可能性があるという1つの欠点を有する。これは、用いるクランプのサイズおよび種類、バネのサイズおよび種類または使用する他の付勢手段、クランプされる静脈もしくは動脈の種類ならびに静脈もしくは動脈を取り囲む組織の量および種類に左右される。例えば、筋肉は高い引張強さを有するのに対し、脂肪は低い引張強さを有する。力が小さすぎる場合は、所望レベルの血流収縮または血流閉塞が実現されず、力が大きすぎる場合、場合によっては、静脈または動脈が、致命的な合併症を起こす損傷を受ける可能性がある。そのような合併症の例には血栓症を含み、血栓症はクランプ箇所での血管損傷に起因し、クランプ位置の血小板物質が移動することで心臓発作または卒中をもたらす。
多くの場合、クランプ部材で加えた圧力は、クランプ部材の長手方向で不均一となり、結果として圧力勾配を生じる。多くのクランプは、クランプする血管の近い位置により大きな圧力を加え、血管の遠い位置により小さい圧力を加えるので、血管に不同圧力を加え、その結果として血管に損傷をもたらす。
従来の外科用クランプおよび特に様々なサイズおよび形状で市販されている手動操作クランプのさらなる欠点は、コストである。例えば、1つのサイズおよび形状の外科用クランプ1組10個が、約500ドルすることがある。1つのサイズのクランプが、特定の種類の外科手術のみに適するかもしれず、そのようなクランプは、多くの場合使い捨てで単回使用のクランプである。したがって医療施設は、必要なサイズの範囲の十分な数のクランプを備えて維持するのに大きな支出を伴う。さらに、1人の患者の特定の動脈に適切な力を加えるために、特定のクランプサイズが適するが、例えば、患者間での血小板蓄積レベルの違いにより、異なる患者に同じ処置をする際、同じ動脈に対して力が過大または不十分となる可能性がある。
金属製外科用クランプ装置は、殺菌して再使用することが可能であり、これは単回使用のクランプ装置の交換に関するコストに、ある程度まで対応する。しかしながら、再使用可能な金属製外科用クランプ装置は、通常大きな初期コストが必要である。また、少なくとも一部の金属製外科用クランプ装置は、反復使用後に金属疲労を発生し、これは金属部の亀裂に至ることがあり感染の原因になることがある。金属製外科用クランプはまた、反復使用によりクランプ圧力が低下する傾向がある。
これらの問題のうちの少なくともいくつかを減少させるために、様々な試みがなされた。例えば、欧州特許出願第1562492号が、動脈を含む組織をクランプするために1対の伸長クランプ部材を備えた、血流量検出および血流閉塞用の装置を開示している。この装置は、1本の鉗子に類似し、解放可能なラチェット機構を備え、これによりクランプ部材間の圧力を維持する。クランプ部材のうちの1つが、血流量検出センサを備え、閉塞する動脈の位置決定またはモニタリングを容易にする。センサは、血流の減少または停止を検出することが可能であり、解放可能ラチェット機構は、血流量を変化させるために調整が可能である。
欧州特許出願第1562492号の装置は、子宮動脈内の血流を閉塞するのに特に適している。しかしながら、血流量はなお、看護師または外科医による解放可能ラチェット機構の手動調整によって制御され、したがってさらに、特定の処置、特定の身体部位および特定の患者のために適正な圧力を加えるには、必要技能および注意が求められる。さらに、血流量検出センサは、装置の伸長アーム外部の着脱式ケーブルを介してセンサ制御装置に結合している。外部ケーブルが、ともすれば処置を妨害し、手術室内の他の装置または突出部材に関連して、思わぬ危険を与える可能性がある。したがって、外部ケーブルは、好ましくない装備と考えられる。伸長アームが、体腔へのアクセスを容易にするが、伸長アームは、狭い腔内でクランプが必要な多くの処置に対し、欧州特許出願第1562492号のクランプ装置を使用できなくする。
他のクランプ装置または閉塞装置が、以下の米国特許出願公開第2005/0113634号、米国特許出願公開第2005/0113852号、国際公開2009/048367号、米国特許第6582451号、米国特許第6656205号、米国特許第4120302号および米国特許第5697942号で知られている。しかしながら、これらの文献のクランプまたは閉塞装置の少なくともいくつかは、前述の1つまたは複数の問題を示している。
本明細書内のいかなる先行技術への参照も、先行技術が共通一般知識の一部を形成するという承認またはいかなる形の示唆ではなく、またそのように解釈されるべきではない。
本発明の好ましい目的は、先行技術の1つまたは複数の前述の問題に対処するまたは問題を改善する、改良型外科用クランプ装置を提供すること、または有用な商業的代替物を提供することである。
本発明の別の好ましい目的は、改良型外科用クランプ装置とともに使用するための器具を提供することである。
一般に、本発明は外科用クランプ装置に関し、既定のクランプ力を実現でき、および/または先行技術と比較して、クランプされる血管への損傷の可能性を、最小化または少なくとも減少させる。本発明はまた、全体的に、外科用クランプ装置とともに使用するための器具に関する。
1つの態様によれば、本発明は、
本体と、
本体から延在する1対の伸長クランプ部材とを備え、伸長クランプ部材の形状が調整可能な外科用クランプ装置に存在する。
好ましくは、伸長クランプ部材が、可撓性材料から作製され、それにより伸長クランプ部材の形状をクランプされる血管に順応させる。
適切には、伸長クランプ部材が、本体と一体形成されている。
適切には、伸長クランプ部材が、本体から着脱可能である。
他の態様によれば、本発明は、
本体と、
本体から延在する1対の伸長クランプ部材とを備え、本体に対する伸長クランプ部材の角度が調整可能な外科用クランプ装置に存在する。
適切には、伸長クランプ部材は、本体に対して垂直面内で調整可能である。
適切には、伸長クランプ部材は、本体に対して水平面内で調整可能である。
適切には、伸長クランプ部材が、本体に対して複数の既定角度の1つを取ることができる。
あるいは、伸長クランプ部材は、既定の角度範囲内のあらゆる位置を取ることができる。
本体が、伸長クランプ部材を既定角度で固定するために、ラチェット機構または伝動機構を備えてもよい。
前述の態様で、伸長クランプ部材の長さが、複数の既定長さから選択可能である。
さらなる態様によれば、本発明は、
本体と、
本体から延在する1対の伸長クランプ部材と、
伸長クランプ部材間にクランプする血管に伸長クランプ部材が加える圧力を制御するための、本体内に収容し伸長クランプ部材に結合したコントローラとを備える外科用クランプ装置に存在する。
好ましくは、本体が、コントローラに結合した少なくとも1つのアクチュエータを備え、少なくとも1つのアクチュエータの作動が、コントローラに、伸長クランプ部材が加える圧力を増加または減少させる。
適切には、本体が、コントローラに結合した対向するアクチュエータの第1ペアを備え、対向するアクチュエータの第1ペアの作動が、コントローラに、伸長クランプ部材が加える圧力を増加させる。
適切には、本体が、コントローラに結合した対向するアクチュエータの第2ペアを備え、対向するアクチュエータの第2ペアの作動が、コントローラに、伸長クランプ部材が加える圧力を減少させる。
適切には、対向するアクチュエータの第1ペアが、対向するアクチュエータの第2ペアに対して直交している。適切には、対向するアクチュエータの第1および第2ペアが、ユーザの親指および人差し指で操作される。
好ましくは、コントローラが、伸長クランプ部材の1つまたは両方の位置を調整し、必要に応じて、その間でクランプする血管に血流を抑制または閉塞するための十分な圧力を加えるようにする。
適切には、コントローラは、微小電子機械システム(MEMS)により構築される。
適切には、伸長クランプ部材が、本体から着脱可能である。伸長クランプ部材および/または本体が、単回使用のための使い捨てであってもよく、または再使用してもよい。
適切には、少なくとも1つの血流量センサが、伸長クランプ部材の1つに取り付けられ、伸長クランプ部材間でクランプする血管の血流量を検出する。
好ましくは、伸長クランプ部材が血管の両側面の所定の位置に固定されると、少なくとも1つの血流量センサが、所望の程度に血流が閉塞または抑制されたことを検出する。
適切には、少なくとも1つの血流量センサが、コリオリ技術を使用して構築される。
適切には、少なくとも1つの血流量センサが、有線または無線リンクを介して血流量を表示するために、出力装置に結合している。
適切には、少なくとも1つの血流量センサが、伸長クランプ部材間でクランプする血管の内径を検出する。
適切には、少なくとも1つのセンサが、伸長クランプ部材の少なくとも1つに取り付けられ、伸長クランプ部材間でクランプする血管の質量を検出する。コントローラは、検出した血管の質量に従って、伸長クランプ部材で加える圧力を調整する。
前述の1つまたは複数の実施形態の伸長クランプ部材の1つまたは複数が、血管が伸長クランプ部材のクランプ面から滑るのを防ぐために、ノンスリップコーティングを備えてもよい。
前述の1つまたは複数の実施形態の伸長クランプ部材の1つまたは複数が、血管を受容するためのチャネルを備えてもよい。伸長クランプ部材の1つが、他の伸長クランプ部材内のチャネルと位置合わせする突出部を備えてもよく、これにより適切な位置で血管を確実にクランプする。
他の態様によれば、本発明は、外科用クランプ装置とともに使用するためのアプリケータで、
少なくとも1つの入力装置、少なくとも1つの出力装置および入出力装置に結合したマイクロコントローラを収容する本体と、
基端部で本体に接続するアームと、
外科用クランプ装置に接続するための、アームの先端部にありマイクロコントローラと通信接続するヘッドとを備えるアプリケータに存在する。
適切には、アームが、本体および円筒状スリーブ部材内に収容した伸長部材に接続した、円筒状スリーブ部材を備える。
リニアアクチュエータが、円筒状スリーブ部材に対する、伸長部材の伸張および収縮を制御できる。
ヘッドが、フレームに対しパンおよびチルトできるボール部材を支持するフレームを備えてもよく、ボール部材は、外科用クランプ装置をヘッドに結合するためのインタフェースを備えている。
適切には、アプリケータのアームが可撓性である。
他の態様によれば、本発明は、外科用クランプ装置とともに使用するためのアプリケータで、
少なくとも1つの入力装置、少なくとも1つの出力装置、マイクロモータならびに入出力装置およびマイクロモータに結合したマイクロコントローラを収容する本体と、
マイクロモータに結合した作動機構と、
基端部で本体に接続するアームと、
アーム内に収容したコネクティングロッドとを備え、コネクティングロッドの基端部が作動機構に結合し、先端部が外科用クランプ装置に連結可能であるアプリケータに存在する。
好ましくは、コネクティングロッドが、時計回りまたは反時計回り方向の2方向に回動可能であり、伸長および収縮可能である。
適切には、アームの先端部が、外科用クランプ装置のそれぞれの電極に接続するための1つまたは複数の電極および/または外科用クランプ装置のマウントガイドを受容するための凹部を備える。
アプリケータが、外科用クランプ装置およびアプリケータの接続ならびに分離を制御するための、マイクロコントローラで制御した電磁式システムを備えることが好ましい。
本発明のさらなる態様および特徴が、以下の詳細記述から明らかになるだろう。
本発明が容易に理解でき、実施できるように、本発明の好ましい実施形態が、ここで添付図面を参照しながら言及され、本明細書では類似の参照番号が同一の要素を表す。ここで図面は、例としてのみ提示される。
本発明の第1の実施形態による外科用クランプ装置の概略側面図である。 本発明の第2の実施形態による外科用クランプ装置の本体の模式的端面図である。 第1の配置における可撓性クランプ部材を示す、第3の実施形態による外科用クランプ装置の模式的平面図である。 第2の配置における可撓性クランプ部材を示す、図3Aの外科用クランプ装置の模式的平面図である。 第3の配置における可撓性クランプ部材を示す、図3Aの外科用クランプ装置の模式的平面図である。 第4の配置における可撓性クランプ部材を示す、図3Aの外科用クランプ装置の模式的平面図である。 第5の配置における可撓性クランプ部材を示す、図3Aの外科用クランプ装置の模式的平面図である。 水平面内で異なる角度にあるクランプ部材を示す、第4の実施形態による外科用クランプ装置の模式的平面図である。 垂直面内で異なる角度にあるクランプ部材を示す、図4Aの外科用クランプ装置の模式的側面図である。 チャネルを有するクランプ部材を示す、外科用クランプ装置のさらなる実施形態の模式的側面図である。 チャネルおよび傾斜部を有するクランプ部材を示す、外科用クランプ装置のさらなる実施形態の模式的側面図である。 拡大装置、出力装置および位置合わせ凹部を備える、外科用クランプ装置のさらなる実施形態の模式的側面図である。 本発明の実施形態による外科用クランプ装置の等角図である。 装置の内部構成要素を示す、図6Aの外科用クランプ装置の部分的破断平面図である。 開放位置における伸長部材を示す、図6Aの外科用クランプ装置の等角図である。 図6Aの装置の端面図である。 外科用クランプアプリケータに接続するための装置のマウント部材の拡大等角図である。 全閉位置における伸長部材を示す、本発明の他の実施形態による外科用クランプ装置の等角図である。 本発明のさらなる実施形態による外科用クランプ装置の等角図である。 本発明の他の実施形態による外科用クランプ装置の等角図である。 装置の内部構成要素を示す、図9Aの外科用クランプ装置の平面図である。 外科用クランプアプリケータに接続するための装置のマウント部材を示す、図9Aの外科用クランプ装置の端面図である。 延長位置におけるアプリケータのアームを示す、本発明の他の実施形態による外科用クランプアプリケータの等角図である。 垂直面内で角度を付けて取り付けた外科用クランプ装置を示す、図10Aの外科用クランプアプリケータの側面図である。 垂直面内で角度を付けて取り付けた外科用クランプ装置を示す、図10Aの外科用クランプアプリケータの部分的破断平面図である。 外科用クランプ装置に接続し位置決めするためのアプリケータのヘッドアセンブリを示す、図5Aの領域Aの拡大等角図である。 図10Dで示すアプリケータのヘッドアセンブリのマウント部材の等角図である。 図6Eで示す外科用クランプ装置のためのマウント部材に連結された、図10Eで示すマウント部材の等角図である。 図10Fで示す配置の側面図である。 可変形状のための可撓性アームを備えた、外科用クランプアプリケータの側面図である。 本発明の他の実施形態による外科用マイクロクランプ装置の等角図である。 開放位置における伸長部材を示す、図12Aの装置の等角図である。 装置の内部構成要素を示す、図12Aの装置の模式的平面図である。 外科用マイクロクランプアプリケータに接続するための装置のマウント部材を示す、図12Aの装置の端面図である。 本発明のさらなる実施形態による外科用マイクロクランプアプリケータの等角図である。 外科用マイクロクランプ装置に接続するための、図13Aのアプリケータの円筒状スリーブ部材の拡大等角図である。 延長位置における、アプリケータのコネクティングロッドを有する図13Bの円筒状スリーブ部材を示す。 図13Aのアプリケータの部分的破断平面図である。 アプリケータに取り付けた外科用マイクロクランプ装置を示す、図13Aのアプリケータの等角図である。
図面中の要素は、簡潔および明瞭を目的として示され、必ずしも縮尺通りに描く必要がないことを、当業者なら理解するだろう。例えば、図面中において要素のいくつかの相対寸法が歪められており、それによって本発明の実施形態の理解を促進させる。
図1を参照すると、本発明の実施形態による改良型外科用クランプ装置10が、本体12および動脈、静脈または毛細血管などの血管18をクランプするために、本体から延在する1対の伸長クランプ部材14、16を備える。この実施形態はまた、伸長クランプ部材間でクランプする血管18に伸長クランプ部材14、16が加える圧力を制御するための、本体内に収容し伸長クランプ部材に連結したコントローラ20を備える。
いくつかの実施形態によれば、本体12は、コントローラ20に連結した少なくとも1つのアクチュエータ22を備え、少なくとも1つのアクチュエータ22の作動が、コントローラ20に、伸長クランプ部材14、16が加える圧力を増加または減少させる。
図1に示す実施形態では、2つのアクチュエータ22、24が備わる。本体12は、コントローラ20に連結した第1アクチュエータ22を備え、ユーザによる第1アクチュエータ22の作動が、コントローラに、伸長クランプ部材間の離隔距離を減少させることで伸長クランプ部材14、16が加える圧力を増加させる。本体12は、コントローラ20に連結した第2アクチュエータ24を備え、第2アクチュエータ24の作動が、コントローラに、伸長クランプ部材間の離隔距離を増加させることで伸長クランプ部材14、16が加える圧力を減少させる。1つまたは両方の伸長クランプ部材を移動させることで、伸長クランプ部材14、16間の離隔距離を変更できる。この実施形態では、第1アクチュエータ22が、本体12の第1壁面26上に設けられ、または第1壁面の内側に取り付けられ、第2アクチュエータ24が、本体の第2壁面28上に設けられ、または第2壁面の内側に取り付けられる。しかしながら、第1および第2アクチュエータ22、24の他の配置が、本体12のサイズおよび形状ならびに改良型外科用クランプ装置10が対象とする特定の処置に応じて想定される。
いくつかの実施形態では、伸長クランプ部材14、16を動作させるコントローラ20および構成要素は、本明細書で詳細に記述するように、微小電子機械システム(MEMS)により構築される。例えば、伸長クランプ部材の動作は、マイクロスケールの伝動またはラチェットシステムにより可能であり、伝動またはラチェットシステムは、本体12内のマイクロチップで、または有線もしくは無線リンクを介した本体外部のマイクロチップで制御される。マイクロチップは、あらかじめプログラムされ、本明細書に記述されるように、伸長クランプ部材14、16、コントローラ20、アクチュエータ22、24、血流量センサ30および1つまたは複数の他のセンサ、出力装置32、リミッタならびに外部の患者モニタリング装置と通信接続している。本体12が、また構成要素に動力を供給するための適切な電源を備えてもよいことを理解されたい。
改良型外科用クランプ装置10がさらに、伸長クランプ部材14、16の1つに取り付けた、または一体化した少なくとも1つの血流量センサ30を備え、伸長クランプ部材間でクランプする血管18内の血流量を検出する。血流量センサ30は、図1に示すように、伸長クランプ部材14、16の両方に実装できる。血流量センサ30は、血流量を表示するために本体12または本体内に取り付けた、LCDスクリーンまたは7セグメントディスプレイのような出力装置32に結合できる。血流量センサ30は、コントローラ20/MEMSにより有線接続を介して出力装置32に結合できる。もう1つの方法として、血流量センサ30は、出力装置32に無線で結合することができる。いくつかの実施形態では、出力装置32は、改良型外科用クランプ装置10の本体12上には設けない。そのような実施形態では、従来型患者モニタリング装置の出力装置が、血流量データ表示に利用でき、血流量データは従来型患者モニタリング装置に無線で伝達される。
血流量センサ30は、圧力センサ、磁気センサ、電気的センサ、光学センサ、原子核センサ、ひずみセンサ、応力センサ、音響センサ、ドップラ超音波センサなど超音波センサ電磁放射センサ、化学センサ、熱センサ、コリオリ微小流量センサおよびそれらの組み合わせで構成されるセンサから選択が可能である。
血流量センサ30は、図1で一般的に、伸長クランプ部材14、16の実質的に全長にわたって設けるように示すが、伸長クランプ部材14、16上の血流量センサ30の位置および血流量センサ30を設ける伸長クランプ部材の長さの比率は、使用する血流量センサの種類によって決まる。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの血流量センサ30が、伸長クランプ部材間でクランプする血管18の内径を検出する。言いかえれば、血管の特性または状態を検出することが可能である。同じ静脈または動脈の内径は、要因の範囲により患者間でかなり大きく異なる。例えば、動脈硬化性血管疾患(ASVD)またはアテローム性動脈硬化症は、脂肪質の蓄積の結果として、動脈壁を厚くする。この症状の影響を受けた動脈には、そのような影響を受けていない動脈と比較して異なるクランプ圧力が必要になる。例えば、ドップラ超音波センサは、動脈壁の肥厚を検出することが可能であり、コントローラ20/MEMSは、検出された厚さを考慮して伸長クランプ部材14、16で加える圧力を決定できる。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つのセンサを、少なくとも1つの伸長クランプ部材14、16に取り付けることで、伸長クランプ部材間でクランプする血管の質量を検出する。同一部位の同一血管の質量は、患者の年齢および症状ならびに上記ASVDのような症状を示すかどうかなどの要因の範囲により患者間で変化し得る。したがって、同一血管を閉塞するのに必要な圧力は、患者間で変化し得る。そのため、コントローラ20は、検出した血管の質量に従って、伸長クランプ部材14、16で加える圧力を調整する。
1つまたは複数の伸長クランプ部材14、16は、少なくともその一部にノンスリップコーティングまたはレイヤ34を設けることができ、これにより血管18が、伸長クランプ部材のクランプ面から滑るのを防ぐ。図1に示す実施形態では、ノンスリップコーティングまたはレイヤ34を、伸長クランプ部材14、16の両方に設けている。ノンスリップコーティングまたはレイヤ34はまた、伸長クランプ部材14、16の残りの部分より軟質にでき、これにより血管18の損傷減少または防止に役立つ。かわりに、軟質クッションレイヤまたは表面を、硬質の伸長クランプ部材14、16上に設けること、または施すことが可能であり、また必要に応じて、軟質クッションレイヤがさらに、その上にノンスリップコーティングまたはレイヤ34を施すことができる。さらに別の方法として、軟質クッションレイヤ表面に、ノンスリップにするための処理をすることができる。
図2を参照すると、第2の実施形態に従って、本体12が、本体に取り付け、コントローラ20に連結した第1の対向するアクチュエータ22のペアを備え、第1の対向するアクチュエータのペアの作動は、矢印で示すように、コントローラ20に伸長クランプ部材14、16で加える圧力を増加させる。本体12はまた、本体に取り付け、コントローラ20に連結した第2の対向するアクチュエータ24のペアを備え、第2の対向するアクチュエータのペアの作動は、矢印で示すように、コントローラに、伸長クランプ部材14、16が加える圧力を減少させる。図2に示すように、第1の対向するアクチュエータ22のペアが、第2の対向するアクチュエータ24のペアと実質的に直交している。第1および第2の対向するアクチュエータ22、24のペアは、ユーザの親指および人差し指で都合よく操作可能であり、それにより、必要に応じて、伸長クランプ部材で加える圧力を交互に増加または減少できる。
コントローラ20は、1つまたは両方の伸長クランプ部材14、16の位置を調整し、これにより必要に応じて血流を抑制または閉塞するのに十分な圧力が、クランプ部材の間でクランプする血管18に加わる。現在の血流量が、上述のように出力装置32で表示可能であり、これによりオペレータが、アクチュエータ22、24によって所望通りに圧力を増加または減少できる。
コントローラ20/MEMSが、リミッタを含み、リミッタは、損傷レベルを超える圧力が伸長クランプ部材14、16によりクランプされた血管18に加わるのを防ぐ。圧力レベルの許容値は、上述のように、検出した血流量および/または検出した内径および/または検出した血管18の質量に基づいて決定できる。リミッタはまた、伸長クランプ部材14、16の離隔距離が、装置10の物理的限度を超過することを防ぐ。
図3Aから図3Bを参照すると、改良型外科用クランプ装置10の他の実施形態に従って、伸長クランプ部材14、16の形状が調整可能である。伸長クランプ部材は、可撓性材料で作製され、伸長クランプ部材の形状がクランプされる血管18に順応できるようにする。図3Aは、前の実施形態で示したように直線状配置の伸長クランプ部材を示す。図3Bは、実質的に伸長クランプ部材が全長にわたって右に湾曲した伸長クランプ部材を示す。図3Cは、本体12からその遠い先端が右に湾曲した伸長クランプ部材14、16を示す。図3Dは、その先端部が左に湾曲した伸長クランプ部材14、16を示すが、図3Cで示す角度とは異なった角度である。図3Dは、伸長クランプ部材14、16が約100度の角度になるように、その中間部で左に湾曲した伸長クランプ部材14、16を示す。調整可能な伸長クランプ部材により、改良型外科用クランプ装置10が、動物または人体内の異なる血管の範囲、血管の異なるサイズの範囲、異なる位置の範囲および異なる外科手術の範囲での使用に適合できる。したがって、単一形式の改良型外科用クランプ装置10により、単一の種類/サイズ/血管位置に、または1つもしくは限定された外科手術のみに専用の、様々に異なる広い範囲のクランプ装置の必要性が回避または減少できる。
図4Aおよび図4Bを参照すると、改良型外科用クランプ装置10の他の実施形態に従って、本体12から延在する伸長クランプ部材14、16の角度は、調整可能である。図4Aの平面図で示すように、伸長クランプ部材は、水平面内で本体に対して調整可能である。かわりに、図4Bの側面図で示すように、伸長クランプ部材は、垂直面内で本体に対して調整可能である。さらに別の実施形態では、伸長クランプ部材14、16は、垂直および水平の両面内で本体12に対して調整可能である。
いくつかの実施形態によれば、伸長クランプ部材14、16は、本体12対して複数の既定角度の1つを取ることができる。他の実施形態によれば、伸長クランプ部材は、既定の角度範囲内のあらゆる位置を取ることができる。図4Aは、同一の水平面内の3つの異なる位置、すなわち中央位置、中央位置の左側30度位置および中央位置の右側30度位置、を取る伸長クランプ部材を示す。図4Bは、同一の垂直面内の3つの異なる位置、すなわち中央位置、中央位置の上側30度位置および中央位置の下側30度位置、を取る伸長クランプ部材を示す。そのような角度が別々の所定位置または既定の角度範囲内のいかなる位置であろうと、他の多くの角度が実現可能であることを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、伸長クランプ部材は、180度の位置範囲で、中央位置の両側90度以内の、いかなる位置をも取ることができる。本体が、伸長クランプ部材14、16を本体に対して異なる角度で固定するためのラチェット機構または伝動機構を備えてもよい。かわりに、伸長クランプ部材を所望角度で固定する、ロック機構が使用できる。
図5Aから図5Cを参照すると、前述の1つまたは複数の実施形態の伸長クランプ部材14、16の1つまたは複数が、血管18を受容するための凹部またはチャネル36を備えることができる。図5Aに示すクランプ部材14内のチャネル36は、血管を適切な位置に保持し、血管が伸長クランプ部材の長手方向に移動するのを防ぐ。いくつかの実施形態によれば、凹部またはチャネル36を備えない伸長クランプ部材は、図1に示す上述のような直線形状になりうる。
他の実施形態に従って、図5Aに示すように、伸長クランプ部材16に、血管18を受容するための凹部またはチャネル36を備えない場合は、他方の伸長クランプ部材14にチャネル36と位置合わせした凹部またはチャネル38を備えることができ、これにより血管18を適切な位置で確実にクランプする。凹部またはチャネル38が、チャネル36と同方向に湾曲し、チャネル38の下面が、チャネル36内の血管18と接触し、血流を抑制または閉塞するために血管に圧力を加える。
他の実施形態では、チャネル38を逆にでき、すなわちチャネル36、38が、伸長クランプ部材14、16が共に閉じるときに、血管18を包囲する実質的に円形の開口部を形成する。
いくつかの実施形態では、チャネル36および/またはチャネル38が、上述のノンスリップコーティングまたはレイヤ34を備える。
改良型外科用クランプ装置10のいくつかの実施形態によれば、伸長クランプ部材14は、チャネル36の両側面に突起40を備える。伸長クランプ部材16は、チャネル38の両側面に凹部42を備え、凹部は伸長クランプ部材14のそれぞれの突起40を受容するサイズと形状に形成される。伸長クランプ部材14、16が閉じている間、凹部42は、それぞれの突起40を凹部内に受容し、一旦完全に収容すると、伸長クランプ部材14、16がさらに閉じないようにする。したがって、それぞれの突起および凹部のペアが、クランプ部材14、16の最小離隔距離を確定する。突起40の長さおよび凹部42の深さは、クランプされる血管18の損傷を防ぐように設定する。突起40および凹部42のサイズは、異なる実施形態間で、クランプする特定の静脈、動脈もしくは毛細血管および/または改良型外科用クランプ装置10が対象にする(複数可)特定の外科手術に従って、変更してもよい。突起40および凹部42は、伸長クランプ部材14、16の長手方向に沿って他の位置に設けることができ、図5Aに示すようにチャネル36、38に近接してまたはチャネル内に必ずしも設ける必要のないことが想定される。
図5Bは、伸長クランプ部材14の別の実施形態を示し、血管18を受容するためのチャネル36を備える。この実施形態では、伸長クランプ部材14は、クランプ部材14の先端部からチャネル36に向かう傾斜部44を備え、血管18を傾斜部の上を滑らせてチャネル36内に入れることで、血管18のチャネル36内への配置を容易にする。
改良型外科用クランプ装置10の実施形態は、拡張チャネル壁46を備えることができ、これによりチャネル36内での血管18の保持を支援する。拡張チャネル壁46は、血管18を傾斜部44の上を移動させチャネル36内に導入した後で、血管18がチャネル36から滑り出ることを防ぐのに役立つ。
図5Cは改良型外科用クランプ装置10のさらなる実施形態を示し、伸長クランプ部材14は、図5Bで示す前の実施形態と関連して記述したように、傾斜部44、チャネル36および拡張チャネル壁46を備える。図5Cで示す実施形態では、伸長クランプ部材16は、他の伸長クランプ部材14内のチャネル36と位置合わせした突出部48を備え、これにより伸長クランプ部材14、16間の離隔距離を小さくするときに、血管18を適切な位置で確実にクランプする。伸長クランプ部材16はまた、拡張チャネル壁46に位置合わせした受容用の凹部42を備える。この配置は、伸長クランプ部材14、16が過大な圧力で閉じるのを防ぎ、したがってクランプされる血管18への損傷を防ぐ。
図5Cに示す実施形態では、レンズのような拡大装置50を、突出部48上方のクランプ部材16上に設けることができ、これによりクランプする静脈または動脈18の位置合わせを支援する。拡大装置50をクランプ部材16上に設ける場合、突出部48は透明である。いくつかの実施形態では、拡大装置50は、本体12に取り付けることができる。
図5Cに示す実施形態では、LCDスクリーンまたは7セグメントディスプレイのような出力装置32を、伸長クランプ部材16に取り付けるか、または伸長クランプ部材と一体構造にでき、これにより抑制された静脈または動脈18の血流量の示度を表示し、静脈または動脈18を閉塞するときに血流が止まったことを確認できる。
前述の実施形態のいくつかでは、伸長クランプ部材14、16は、本体12と一体形成されてもよく、これにより製造を容易にし生産コストを最小にできる。しかしながら、いくつかの実施形態では、伸長クランプ部材14、16は別々に製造される。例えば、図1に示す実施形態では、伸長クランプ部材14、16は、プラスチック材料で成型することができ、一方本体12およびその内部構成要素、例えばコントローラおよびマイクロチップは、堆積法、パターン形成、エッチングおよび微細機械加工のような当該技術分野で周知のMEMS技術を使用して製造することができる。
前述の実施形態のいくつかでは、伸長クランプ部材14、16は、本体12から着脱可能である。そのような実施形態では、伸長クランプ部材は、使い捨て、したがって単回使用を意図してもよく、または再使用可能でもよい。少なくともいくつかの実施形態では、本体12は再使用可能であり、毎使用後に本体が殺菌できるように十分に密閉されていてもよい。
したがって、本発明の別の態様は、再使用可能な本体12および複数の交換可能な伸長クランプ部材14、16を備えた外科用クランプキットである。特定の処置および/または特定の患者および/または静脈/動脈に必要な伸長クランプ部材が選択でき、本体12に連結することができる。伸長クランプ部材はペアで提供され、単回使用後に処分される。かわりに、1つのみの伸長クランプ部材が移動する実施形態では、伸長クランプ部材は単独で提供され、単回使用後に処分される。これらの例では、1つの伸長クランプ部材が、本体に恒久的に連結され、滅菌後に本体とともに再使用できる。
前述の実施形態では、伸長クランプ部材14、16の長さは、複数の所定長さから選択できる。選択する所定長さは、クランプされる静脈/動脈および/または改良型外科用クランプ装置10が対象とする処置によって決まる。いくつかの実施形態によれば、3つの異なる長さが設けられる。しかしながら、本発明のこれらの実施形態は、特定の数に限定されない。
改良型外科用クランプ装置10は、外科的用途に適したあらゆる材料で、または材料を組み合わせて作製できる。例えば、本体12および/または伸長クランプ部材14、16を、プラスチック材料で作製する場合、限定しないが例えばポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ホモポリマーポリプロピレンおよびアセタール共重合体のような生体適合性ポリマーが使用できる。本体12および/または伸長クランプ部材14、16を、金属で作製する場合、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン、チタン合金、ニッケル合金または形状記憶合金が使用できる。またセラミックス、ゴム、ガラス、炭素繊維、複合物および/または他の既知の材料も使用できる。
本発明の実施形態のさらなる詳細が、ここで図6Aから図13Fを参照して記述される。
図6Aを参照すると、スマート外科用クランプ装置10は、本体12および本体から延在してその間に動脈、静脈または毛細血管などの血管18をクランプするための1対の伸長クランプ部材14、16を備える。クランプ部材14、16は、トラック55の長手方向に移動するそれぞれのマウント53を備え、またはマウントに連結し、それにより伸長クランプ部材14、16の動作が容易になる。本体12は、1つまたは複数の開口部57を備えてもよく、これにより図6Cに示すように、マウント53およびクランプ部材14、16が、本体12の外側に少なくとも一部分だけ移動できるようにする。この実施形態では、伸長クランプ部材14、16は、テーパ形状を有し、軟質クッションレイヤ52を備えることで、血管への損傷を最小限にするのに役立つ。
グラフィックマイクロLEDディスプレイ形式の出力装置32は、システムメッセージ、操作説明、センサデータ、バッテリ情報、診断データ、自己診断データおよび効率的なユーザ対話のための他の関連情報を表示する。マイクロLEDディスプレイは、組み込み型マイクロコンピュータのデジタル出力に接続される。マイクロLEDディスプレイの動作は、組み込み型マイクロコンピュータで実行するコンピュータ実装コードとしてプログラムされる。
押ボタン形式のアクチュエータ22は、本体12の第1側壁26に取り付けられ、それによりユーザコマンドを受信し、ユーザコマンドには、伸長クランプ部材14、16の開閉およびクランプ部材14、16の開閉動作中のクランプ部材の緊急停止を含む。押しボタンは、バイナリ入力として組み込み型マイクロコンピュータに接続される。押しボタンの機能は、組み込み型マイクロコンピュータで実行するコンピュータ実装コードとしてプログラムされる。図6Aは、全閉位置の伸長クランプ部材14、16を示す。
図6Bを参照すると、本体12は、装置10の内部構成要素をすべて収容し、軟質クッションレイヤ52を備えた伸長クランプ部材14、16を支持する。組み込み型マイクロコンピュータ54は、低電力マイクロコントローラ、オンボードメモリならびにデジタルおよびアナログ入力/出力ポートを含む。本体12はまた、クランプ装置10の使用中に、必要に応じてアラームまたは指示を出すためのブザーおよび/またはマイクロスピーカ形式のスピーカ61を収容できる。マイクロコンピュータ54は、リアルタイムでコンピュータ実装システムコードを実行し、クランプ装置10の動作を制御する。コンピュータ実装システムコードは、データ収集、モニタリング、制御、通信、データロギング、自己診断およびユーザインタフェースモジュールのためのコードを含むことができる。1つの実施形態によれば、マイクロコンピュータ54の回路が、クランプ装置10の本体12内に取り付けた2枚の小さな多層プリント回路基板56上に組み込まれる。
マイクロモータ58は、本体12内の実質的に中央に位置しており、バッテリ60形式の電源に連結され、そこから電力が供給される。マイクロギアボックス62は、マイクロモータ58に結合し、伸長クランプ部材14、16を駆動する。マイクロギアボックス62は、マイクロモータ58の回転動力を伸長クランプ部材14、16の直線運動に変換することで、マイクロモータ58から伸長クランプ部材14、16への動力伝達を制御できる。マイクロギアボックス62はまた、マイクロモータ58の回転速度を伸長クランプ部材14、16の適切な直線速度および力に変換する。さらに、伸長クランプ部材14、16が所望の位置にある場合、マイクロギアボックス62はブレーキとして働き、伸長クランプ部材14、16がさらに動くことを防ぐ。これにより、マイクロモータ58をスリープモードにすることができ、マイクロモータ58への電力供給が不要になり、結果としてバッテリ電源の使用を減少させる。
血流量センサアレイ形式の血流量センサ30は、血流速度を連続監視するために、伸長クランプ部材14、16のインタフェースおよびそれぞれのクッションレイヤ52に取り付けられる。クランプ部材14、16間での血管18の位置に関係なく、センサアレイ30は血管18を通過する血流量をモニタし、モニタリング、ロギングおよび/または制御動作のための情報をマイクロコンピュータ54に送信する。
バッテリ60は、高出力ボタンセルリチウムイオンバッテリ形式であってもよく、バッテリは、組み込み型マイクロコンピュータ54、血流量センサ30ならびにマイクロモータ58およびマイクロギアボックス62を含むクランプ部材14、16の作動を含む、クランプ装置全体に電力を供給する。しかしながら、他の種類の電源を使用できることを理解されたい。
図6Cは、一部開いた状態で、血管を受容する用意ができた伸長クランプ部材14、16を示す。この実施形態では、マウント53は本体12の開口部57から突き出ている。
図6Dおよび図6Eを参照すると、マウント部材64は、クランプ装置10の本体12の端部壁66に結合し、それによりクランプ装置のアプリケータへの取り付けを可能にし、さらなる詳細を本明細書に記述する。マウント部材64は、制御およびデータメッセージを連続で交換可能にし、アプリケータを介してクランプ装置10を完全に操作可能にする。マウント部材64は、マウントプラットホーム68および信号ならびに接地電極70を備える。
図7は、図6Aから図6Cで示すテーパ形状ではなく実質的に角胴形状の伸長クランプ部材14、16を備えた外科用クランプ装置10の他の実施形態を示す。両方のクランプ部材14、16および本体12の縁部は、滑らかで丸みを帯びた端部になっている。
図8に示す実施形態では、外科用クランプ装置10は、1つの固定伸長クランプ部材16および1つの可動伸長クランプ部材14を備える。クランプ部材14はマウント53を備え、トラック55に沿って動き、一方クランプ部材16はマウントを備えず本体12に固定できる。
図9Aおよび図9Bで示す実施形態を参照すると、外科用クランプ装置10は、本明細書で記述した前の実施形態と比較して、より短いクランプ部材14、16備える。この実施形態では、クランプ部材14、16はテーパ形状を有し、血管18を保持するためにチャネル36を組み込んだ軟質クッションレイヤ52を備える。チャネル36は、中央隆起部72を備え、中央隆起部72は、血管の断面形状が必ずしも完全な円形ではないので、チャネル36内に血管18を保持するのを支援する。単体の血流量センサ30は、血流速度をモニタするためにチャネル36に近接して配置される。ユーザは、血管を囲むように伸長クランプ部材のチャネル36を置き、アクチュエータ22を押して伸長クランプ部材14、16を閉じる。血流量センサ30は、血管内の血流がいつ閉塞されたか、伸長クランプ部材14、16の閉鎖をいつ停止させるかを検出する。この実施形態は、本体12にアーチ形プラットホーム74を備え、これによりさらに外科用クランプ装置10の位置決めを支援する。ユーザは、適切なセンサがアーチ形プラットホーム74内に血管が置かれたことを示すことにより抗力を感知するまで、クランプ装置10を前方に押す。
図9Cは、クランプ装置10の本体12の端部壁66に連結したマウント部材64を示し、これによりクランプ装置のアプリケータへの取り付けを可能にする。図9Cはまた、本体12から突出したアクチュエータ22、24を示す。
側壁26上にアクチュエータ22、24を備え、装置10の実質的に直交した頂部壁上に出力装置32を備える実施形態のいくつかを示すが、例えば出力装置32を1つの側壁26上に設け、アクチュエータ22、24の1つを装置10の頂部壁上に設けるなどの他の配置が想定されることを理解されたい。
使用時に、ユーザは、アクチュエータ22、24上に置いた2本の指を使用して、外科用クランプ装置10の本体12を保持する。いくつかの実施形態では、アクチュエータの1つを押すことで、伸長クランプ部材14、16を全開にする。次に、装置10はクランプされる血管の近傍に運ばれ、ユーザはクランプ部材14、16を血管の両側に離して置く。アクチュエータ22、24の1つを押すことで、伸長クランプ部材14、16の閉鎖が始まる。ユーザは、アクチュエータ22、24の1つを押すことで、いつでもクランプ部材14、16の閉鎖を停止できる。クランプ部材14、16が閉じている間、血流量センサ30はマイクロコンピュータで連続的にモニタされる。既定の血流速度を検出すると、マイクロコンピュータは伸長クランプ部材14、16の閉鎖を停止し、アラームまたはブザーを鳴らし、ディスプレイ32上にメッセージを表示し、マイクロモータ58への電力供給を止めて、バッテリ60内の電力を節約する。マイクロギアボックス62は、クランプ部材14、16を適切な位置に確実に固定し、動かないようにする。ユーザは、アラームを聞くおよび/またはディスプレイ32上のメッセージを見ると、血管18に接続したままでクランプ装置10を離す。
マイクロコンピュータは、血流量センサ30、アクチュエータ22、24およびコミュニケーションポートを、リアルタイムで連続してモニタする。処置/手術中に血流速度が所望の速度を超えて増加または減少した場合はいつでも、マイクロコンピュータは、マイクロモータ58に、クランプ部材14、16の離隔距離を調整させて、所望の流量を維持する。この調整は、数ミリ秒内に実行される。
処置/手術の終了時に、ユーザはアクチュエータ22、24の1つを押し、マイクロコンピュータは、マイクロモータ58を用いて、クランプ部材14、16を開放し、装置10を血管から離脱させることができる。
外科用クランプ装置10は、有線および/または無線のシリアル通信を介して、制御およびデータ信号を交換する。装置10は、以下に記述するように、アプリケータおよび/または有線ならびに/もしくは無線通信手段を介して外部コンピュータと通信できる。
ここで図10Aおよび図10Cを参照すると、本発明の別の態様に従って、アプリケータ76の形状をした器具が、外科用クランプ装置10とともに使用するために提供される。アプリケータ76は本体78を備え、本体78はユーザが保持するためのハンドルを形成する。本体78は、低電力マイクロコントローラ、オンボードメモリ、デジタルおよびアナログ入力/出力ポートを備える組み込み型マイクロコンピュータ79を含み、これらは図6Bを参照した外科用クランプ装置10に関し上述したそれらの機能と類似する。アプリケータ76のマイクロコンピュータ79は、メモリに格納したコンピュータ実装コードを実行し、アプリケータ76の動作を制御する。マイクロコンピュータ回路が、アプリケータの本体78内に取り付けた2枚の小さな多層プリント回路基板上に組み込まれ、内蔵バッテリ81から電力が供給される。
アプリケータ76は、グラフィックマイクロLEDディスプレイ80形式の出力装置を備え、出力装置はアプリケータ76のマイクロコンピュータと通信接続しており、システムメッセージ、操作説明、センサデータ、バッテリ情報、診断データおよび効率的なユーザ対話のための他の関連情報を表示する。アプリケータ76は、4つの押しボタン82、84、86、88形式の入力装置および例えばジョイスティックまたはローラボールのような指示コントローラ90を備え、それらはアプリケータ76のマイクロコンピュータと通信接続し、図10Bおよび図10Cで示すように、アーム92の先端部に取り付けた外科用クランプ部材10の位置決め制御とともに、アプリケータ76の伸縮アーム92の先端の伸張および収縮を制御する。
アーム92は、円筒状スリーブ部材94、本体78に取り付けた基端部を備える。アーム92はまた、収縮状態のときに円筒状スリーブ部材94内に収容される伸長部材96を備える。図10Aは、伸張状態にある伸長部材96を有するアーム92を示す。アプリケータ76は、伸長部材96の先端部に連結したパンチルトヘッド98を備える。パンチルトヘッド98は、図10Bおよび図10Cで示すように、外科用クランプ装置10を、クランプ装置10のマウント部材64を介してパンチルトヘッド98に、つまりアーム92の先端部に結合するためのインタフェース100を備える。
アプリケータ76は、本体78および/または円筒状スリーブ部材94内に収容した、部材96の伸長を制御するリニアアクチュエータ93を備える。部材96の直線運動を可能にする既知の機構によって、スリーブ部材94に対する直線運動が実現できる。図10Aで示すように、伸長部材96は、スリーブ部材94に出入りしながら自在に摺動できる。
図10Cで示すように、ロック機構95は円筒状スリーブ部材94内に組み込まれ、伸長部材96がスリーブ部材94から完全に引き出されるのを防ぐ。いくつかの実施形態では、伸長部材96の最大伸張長さは、円筒状スリーブ部材94の全長の半分である。円筒状スリーブ部材94および伸長部材96の長さは、複数の所定の長さから選択できる。
1つまたは複数のマイクロモータ97は、パンチルトヘッド98および/または伸長部材96に含まれ、ヘッド98に取り付けられた外科用クランプ装置10の方向および位置を制御する。図10Dをさらに参照すると、パンチルトヘッド98は、ボール部材104を支持するフレーム102を備え、ボール部材104は、フレーム102に対してパンおよびチルトすることができ、図10Bが、ボール部材104に取り付けられ垂直方向に傾いた外科用クランプ装置10を示し、図10Cが、垂直方向に傾き、アプリケータ76の長手軸に対して左に角度を付けた外科用クランプ装置10を示す。パンチルトヘッド98の動作は、押しボタン82、84、86、88および/または指示コントローラ90を介したユーザによる入力に応じて、アプリケータ76のマイクロコンピュータ79がメモリに格納したソフトウェアを実行して制御する。パンチルトヘッド98は、それに取り付けられた外科用クランプ装置10を、図10Bおよび図10Cで示すように、異なる角度および位置で操作できるようにする。伸長部材96およびパンチルトヘッド98の両方が、装置10を、動物または人体内の異なる位置の範囲、距離で操作できるようにする。
インタフェース100は、マイクロコンピュータで制御する電磁式システムを有する。インタフェース100は、アプリケータ76の本体78上の押しボタン82、84、86、88の1つまたは複数を使用して、着磁または消磁できる。ユーザがアプリケータ76を外科用クランプ10に接続したいときは、押しボタン82、84、86、88の1つを押し下げてインタフェース100を着磁し、インタフェース100を外科用クランプ装置10のマウント部材64に吸着させる。図10Eを参照すると、着磁状態を通じて、インタフェース100の丸みを帯びた形状が、マウント部材64に対して相補形状を有し、これにより、図10Fおよび図10Gで示すように、アプリケータを外科用クランプ装置10のマウント部材64に連結できる。指示コントローラ90によってクランプ装置10の位置および方向を調整した後、ユーザは、押しボタン82、84、86、88の1つを押し下げて電磁信号の発生を停止することで、外科用クランプ装置10をアプリケータ76から離脱させる。
アプリケータ76は、外科的用途に適したあらゆる材料で、または材料を組み合わせて作製できる。例えば、本体78、円筒状スリーブ部材94、伸長部材96およびパンチルトヘッド98はプラスチック材料、限定しないが例えばポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ホモポリマープロピレンおよびアセタール共重合体または他の既知の材料で作製できる。インタフェース100は、磁気特性を有するあらゆる材料で作製できる。
図11を参照すると、アプリケータ76の他の実施形態は可撓性のアーム92を備え、ユーザは、様々な用途のために、アクセスを容易にする所望の配置にアーム92を成形できる。この実施形態では、アーム92は、任意適当な材料、または材料の組み合わせから構成することができ、用途のためにアームの形状を変化させ、変化した形状を維持できる。
使用時に、ユーザは、外科用クランプ装置10を、クランプ装置本体12の端部壁66上のマウント部材64およびアプリケータ76のパン/チルトヘッド98のインタフェース100を介して、手作業でアプリケータ76に取り付ける。クランプ装置10とアプリケータ76との間の信号の交換により、自動的に連結が検出され、電磁式システムを作動させクランプ装置10をアプリケータ76に固定する。電磁式システムはまた、ユーザがアプリケータ本体78上の押しボタン82、84、86、88の1つを押すことで、いつでも作動および停止ができる。
電磁式システムが作動すると、アプリケータ76の押しボタン82、84、86、88および指示コントローラ90によりクランプ装置10が制御される。血流量センサアレイ30からの情報は、シリアル通信ポートを介して、クランプ装置10からアプリケータ76にリアルタイムで中継される。
クランプ装置10は、アプリケータ76によって血管の近傍に運ばれ、指示コントローラ90によって伸長クランプ部材14、16が血管を囲むように操作される。アプリケータ76上の押しボタン82、84、86、88を押すことで、クランプ部材14、16の閉鎖を制御する。装置10内の血流量センサ30は、上述のように閉塞中の血流量をモニタする。アプリケータ76のマイクロコンピュータ79は既定の血流速度を感知すると、クランプ部材14、16の閉鎖を停止し、アプリケータ76内のアラームを鳴らし、メッセージをアプリケータ76のディスプレイ80上に表示し、クランプ装置10内のマイクロモータ68への電力供給を止める。
アラームを聞くおよび/またはディスプレイ80上のメッセージを見ると、ユーザは、クランプ装置10を血管に接続したままで、アプリケータ76の電磁式システムを停止させる。クランプ装置10のマイクロコンピュータ54が制御を再開し、血流量センサ30のモニタを継続する。
クランプ中に血流速度が所望速度を超えて増加または減少した場合はいつでも、マイクロコンピュータ54は、クランプ部材14、16の離隔距離を調整し、上述のように所望の流量を維持する。
処置/手術の終了時に、ユーザは、アプリケータ76のパン/チルトヘッド98のインタフェース100をクランプ装置10のマウント部材64の近傍に置き、クランプ装置をアプリケータ76に連結する。ユーザは、アプリケータ76上の押しボタン82、84、86、88の1つを押してクランプ部材14、16を開き、クランプ装置10を血管から取り外す。
図12Aおよび図12Bを参照すると、スマート外科用マイクロクランプ装置110は、実質的に円筒状の本体112および毛細血管をクランプするために本体から延在する1対の伸長クランプ部材14、16を備えて示される。クランプ部材14、16は、軟質クッションレイヤ52を備えており、毛細血管への損傷を最小限にするのに役立つ。本体112は、マイクロクランプ装置110を、本明細書にさらに詳細を記述するマイクロクランプアプリケータに、物理的および電気的に結合させるためのマウントガイド114および電極116、118を備える。1つの実施形態では、マイクロクランプ装置110は、4つの電極を備え、図12Aおよび図12Bでは、2つのみが見える。本体112は、装置110の内部構成要素をすべて収容し、伸長クランプ部材14、16を支持する。図12Aは、閉位置のクランプ部材14、16を示し、図12Bは、一部開いた状態のクランプ部材14、16を示す。クランプ部材14、16は、それぞれのマウント53を備えるか、またはマウントに連結し、マウント53はトラック55に沿って本体12内の1つまたは複数の開口部57を通って動き、伸長クランプ部材14、16の動作を容易にする。
図12Cを参照すると、外科用マイクロクランプ装置110は、組み込み型血流量センサアレイ30、リニアマイクロアクチュエータ120、伸長クランプ部材14、16を動かすための作動アーム122およびマイクロクランプ装置110をマイクロクランプアプリケータに連結する結合部材124を備える。リニアマイクロアクチュエータ120は、クランプ部材14、16を駆動する。いくつかの実施形態では、リニアマイクロアクチュエータ120は、雌ねじを有する孔または中空コアおよび孔内側のねじ付きロッドを備える。ねじ付きロッドは、一端部に結合部材124および対向端部に作動アーム122を備える。
いくつかの実施形態では、結合部材124は、図12Dに示すように、十字形状凹部125を備える。一方、例えば三角形、正方形または六角形のような他の凹形状を使用することができる。結合部材124は、クランプ部材14、16と対向する本体112の端部でアクセス可能で、マイクロクランプ装置110との間でデータメッセージを連続して送出、受領可能にし、マイクロクランプアプリケータを介してマイクロクランプ装置110を十分に操作できるようにする。結合部材124は、マウントプラットホーム129、信号および電力用電極ならびに接地電極(図示せず)を備える。
図13Aから図13Eを参照すると、ねじ付きロッドの結合部材124は、マイクロクランプアプリケータ128のコネクティングロッド126に連結され、コネクティングロッド126で駆動される。コネクティングロッド126は、結合部材124内の凹部125の形状に対し相補形状を有する突部127を備える。本体112上のマウントガイド114は、マイクロクランプアプリケータ128のアーム92内の凹部130と位置合わせし、凹部130内に受容され、マイクロクランプ装置110をマイクロクランプアプリケータに正しい向きで確実に取り付ける。マイクロクランプ装置110の電極116、118は、マイクロクランプアプリケータ128のアーム92のそれぞれの電極117、119と結合し、アプリケータ128に結合しながら、マイクロクランプ装置110に電力を供給する。コネクティングロッド126の回転運動は、ねじ付きロッドの直線運動に変換され、クランプ部材14、16を開閉する作動アーム122に接続される。
血流量センサアレイ30は、クランプ部材14、16間の毛細血管内の血流速度を連続的にモニタし、マイクロクランプ装置110がアプリケータ128に結合しながら、モニタリング、ロギングまたは制御動作のために、アプリケータ128のマイクロコンピュータに情報を送信する。
リニアマイクロアクチュエータ120のねじ機構により、ねじ付きロッドは、マイクロクランプアプリケータ128のコネクティングロッド126の分離後は移動不可能となり、手術中に設定位置を超えてクランプ部材14、16が開閉することを確実に防止する。
手術の終了時に、マイクロクランプアプリケータ128は、マイクロクランプ装置110に再び取り付けられる。コネクティングロッド126は、反対方向に回動し、ねじ付きロッドを反対方向に動かすことで、クランプ部材14、16が開く。
外科用マイクロクランプ装置110は、他の実施形態に関連して本明細書に記述したように、外科的用途に適したあらゆる材料でまたは材料を組み合わせて作製できる。
図13Aから図13Eで示したマイクロクランプアプリケータ128は、前の実施形態に記述したアプリケータ76と類似構成を有することができる。マイクロクランプアプリケータ128は、ユーザのためのハンドル、低電力マイクロコントローラを備えた組み込み型マイクロコンピュータ79、オンボードメモリ、デジタルおよびアナログ入力/出力ポートを設けた本体78を備える。マイクロコンピュータ79は、ユーザからの入力および/またはセンサからのフィードバックに応じて、メモリに格納したコンピュータ実装コードを実行し、アプリケータ128の動作を制御する。マイクロコンピュータ回路は、アプリケータ128の本体78内に取り付けた2枚の小さな多層プリント回路基板上に組み込むことができ、内蔵バッテリ81から電力が供給される。
グラフィックマイクロLEDディスプレイ80形式の出力装置が本体78上に設けられ、システムメッセージ、操作説明、センサデータ、バッテリ情報、診断データおよび効率的なユーザ対話のための他の関連情報を表示する。本体78は、押しボタン82、84、86、88形式の入力装置およびジョイスティックまたはローラボール形式の指示コントローラ90を備え、本体78に取り付けたアーム92の円筒状スリーブ部材94内に位置するコネクティングロッド126の先端部の伸張および収縮を制御する。
マイクロクランプアプリケータ128は、マイクロコンピュータ79に結合したマイクロモータ132およびマイクロモータ132に結合した作動機構134を備える。いくつかの実施形態では、作動機構は、ねじ付きナットおよび送りねじ作動機構であり、マイクロモータ132のシャフトが送りねじを備え、コネクティングロッド126の内面にねじが切ってある。マイクロモータ132および作動機構134は、本体78内および/または円筒状スリーブ部材94内に収容できる。ユーザからの入力に応じて、マイクロコンピュータ79は、マイクロモータ132および作動機構134を介して、コネクティングロッド126の動作を制御する。コネクティングロッド126は、時計回りまたは反時計回り方向の2方向に回動可能で、回動と同時に伸長または収縮できる。
マイクロクランプアプリケータ128は、マイクロコンピュータ79で制御する電磁式システムを備える。コネクティングロッド126は、ユーザが押しボタン82、84、86、88を使用して、着磁または消磁できる。ユーザが、マイクロクランプアプリケータ128を外科用マイクロクランプ110に接続したいときは、マイクロコンピュータ79が、アーム92の円筒状スリーブ部材94内の電極117、119およびマイクロクランプ装置110の本体112内の電極116、118を介した電気伝導テストを使用して、装着したことを自動的に検出する。マイクロコンピュータ79は、電磁式システムを作動し、それによりマイクロクランプ装置110をマイクロクランプアプリケータ128に固定する。電磁式システムが作動すると、マイクロクランプアプリケータ128の押しボタン82、84、86、88および指示コントローラ90を介して、マイクロクランプ装置110が制御される。マイクロクランプ装置110は、血管を囲む位置に移動され、上述のように血管をクランプする。血流量センサアレイ30からの情報は、電極116、117、118、119を介して、マイクロクランプ装置110からマイクロクランプアプリケータ128にリアルタイムで中継される。
電磁式システムが、ユーザにより停止されると、血流量センサ30は、マイクロクランプアプリケータ128から電力を受容せず、アプリケータのマイクロコンピュータ79によってモニタされなくなる。アプリケータ128は、コネクティングロッド126を後退させることで、マイクロクランプ装置110から分離でき、マウントガイド114を凹部130から離脱させることで電極117、119から電極116、118を分離する。
処置/手術の終了時、ユーザは、アプリケータ128のコネクティングロッド126を、マイクロクランプ装置110の結合部材124の近くに置き、結合部材124と係合するためのコネクティングロッド126を伸ばす。本体112の後方部分は、円筒状スリーブ部材94内に受容され、電極116、118は電極117、119と再接続し、マウントガイド114は凹部130と係合する。電磁式システムが、マイクロコンピュータ79で再作動され、クランプ部材14、16の開動作を可能にする。
上記のことを考慮して、全体的に、本発明の実施形態は、例えば心臓および一般的な血管手術中に血管内の血流を抑制または閉塞する、外科用クランプ装置に関することが理解される。これは、クランプ装置に組み込んだMEMSおよび/またはコリオリ技術を使用して、少なくともいくつかの実施形態で実現され、伸長クランプ部材がそれぞれの血管を介して血流速度を感知することを可能にする。外科用クランプ装置の内部または外部に設置したマイクロチップ/マイクロコンピュータ回路により、血流速度が決定される。血流が、所望レベルに閉塞または抑制されると、ブレーキシステムまたはリミッタが、装置のユーザがそれ以上伸長クランプ部材を締め付けることを防ぐ。
上記のことを考慮して、全体的に、本発明の実施形態はまた、改良型外科用クランプ装置とともに使用するための器具に関することが理解される。本明細書に記述したようなアプリケータ76、128形式の器具は、外科用クランプ装置10、110と接続および分離できる。接続中に、改良型外科用クランプ装置は、アプリケータで移動および制御することができ、深い体腔など手を伸ばすことが困難な、または遮られた部位内での外科用クランプ装置10、110の使用および制御を可能にする。
したがって、本発明の別の態様は、1つまたは複数の外科用クランプ装置10および1つまたは複数のアプリケータ76または1つまたは複数の外科用クランプ装置110および1つまたは複数のアプリケータ128を備える外科用クランプキットである。
本明細書で記述した実施形態の組み合わせが、本発明の範囲内にあることを理解されたい。例えば、図1から図5Cを参照した上述の実施形態の1つまたは複数の特徴が、図6Aから図13Eを参照した上述の実施形態の1つまたは複数の特徴と結合できることが想定される。例えば、図6Aから図13Eを参照した上述の実施形態では、クランプ部材14、16は可撓性材料から作製でき、クランプ部材14、16の形状を調整可能にする。そのような実施形態では、代替的にまたは追加的に、本体12に対するクランプ部材14、16の角度は、調整可能になる。クランプ部材14、16は、1つまたは複数の突起40、凹部42、傾斜部44および/または拡大装置50を、代替的にまたは追加的に備えることができる。
したがって、本発明の実施形態は、先行技術の問題の少なくともいくつかを緩和するための解決策を提供する。改良型外科用クランプ装置10の実施形態は、調整可能な形状を有する伸長クランプ部材14、16を備え、クランプされる血管に応じておよび/または実施する外科手術に応じて、クランプ部材の成形を可能にする。改良型外科用クランプ装置10の実施形態は、伸長クランプ部材14、16を備え、本体10に対するクランプ部材の角度が、垂直面内および/または水平面内で調整可能である。これらの実施形態は、様々な外科手術での使用および多種多様な血管のタイプ、血管の内径および質量に適した改良型外科用クランプ装置10を可能にする。例えば、本明細書で記述した改良型外科用クランプ装置の単独の実施形態は、約0.2mmから約7.0mmの範囲内の直径を有する血管内の血流の抑制および閉塞に適している。したがって、少数の処置にのみ適用可能なクランプ装置を、多種類用意する必要がない。
実施形態は、血流量センサおよび/または質量センサを備え、血管の収縮レベルおよび血管を閉塞する箇所を正確に検出可能にする。これにより、外科手術の次のステージを開始するに当たり、閉塞を確実にしながら過大圧力が血管に加わるのを防ぐ。同様に、処置が行われた後、血流量センサにより血流の回復を正確に制御できる。血流量センサおよび/または質量センサはまた、血管の内径の推定を可能にする。これによって、外科手術の危険を減少することができる。静脈/動脈/毛細血管のクランプに関連する危険もまた、突起40および凹部42を備えることで減少でき、突起および凹部があらかじめ定めた限度を超えてクランプ部材が閉じること、およびそれにより静脈/動脈/毛細血管に過大な圧力が加わることを防止する。
1つまたは両方の伸長クランプ部材14、16上にノンスリップコーティングまたはレイヤ34を備えることで、血管18が伸長クランプ部材のクランプ面から滑り、それにより外科手術中に大きな制約を与えることを防止する。例えばチャネル36、傾斜面44、拡張壁46および拡大装置50のような特徴はまた、先行技術のクランプ装置の少なくともいくつかと比較して、より迅速でより正確な血管の位置決めおよび/またはより確実な血管のクランプを助長する。
着脱式伸長クランプ部材14、16を備える実施形態は、広い範囲の外科手術および様々な血管のクランプに適応可能な改良型外科用クランプキットを提供する。着脱式伸長クランプ部材は、単回使用または再使用が可能で、特定の処置に必要に応じて選択ができる。コントローラ20および具体的には本体に加工したMEMSを有する本体12を備える実施形態は、再使用可能な本体を提供し、本体は伸長クランプ部材の離隔距離およびしたがって伸長クランプ部材が加える圧力を正確に制御できる。本体は、所望のクランプ圧力に達すると伸長クランプ部材を分離でき、伸長クランプ部材に再度取り付けて伸長クランプ部材を外して血流を再開させる。
例えばLCDスクリーンまたは7セグメントディスプレイのような出力装置32を備えることで、ユーザに血流量を瞬時に表示するが、出力装置32を、改良型外科用クランプ装置10上に設けるか、または別の医療用モニタ装置の一部として設けるかは関係しない。無線通信は、外科手術中に他の物に引っかかる可能性がある外部ケーブルまたはワイヤを不要にする。
アプリケータ76、128により、距離を隔てて、例えば、深い体腔などの手を伸ばすことが困難なまたは遮られた部位内で、外科用クランプ装置10、110を使用し制御できる。
本明細書では、用語「備える」、「含む」、「備え」または類似の用語が、非限定的な包含を意味することが意図され、すなわち、要素のリストを備えるシステム、方法または装置は、それらの要素だけを含まず、リストにない他の要素を十分に含むことができる。
明細書の全体を通して、本発明をいかなる1つの実施形態または特徴の特定の集合に限定せずに、本発明の好ましい実施形態について記述することを目的としてきた。様々な修正および変更が、本発明の範囲から逸脱することなく、例示した特定の実施形態で実施できることが当業者に理解されるべきである。

Claims (47)

  1. 本体と、
    前記本体から延在する1対のクランプ部材と、
    前記本体内に収容され、少なくとも1つの前記クランプ部材の動作を制御するために結合し、前記クランプ部材がその間にクランプする血管に加える圧力を制御する電子式コントローラと、
    を備える、外科用クランプ装置。
  2. 前記コントローラに結合したマイクロモータと、
    前記マイクロモータおよび前記コントローラに結合した電源と、
    前記マイクロモータおよび少なくとも1つの前記クランプ部材と結合したマイクロギアボックスと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記クランプ部材が、伸長状またはテーパ状のうちの1つまたは複数である、請求項1または請求項2に記載の装置。
  4. 前記本体が、前記コントローラに結合した少なくとも1つのアクチュエータを備え、前記少なくとも1つのアクチュエータの操作が、前記コントローラに、前記クランプ部材が加える前記圧力を増加または減少させる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記本体が、前記コントローラに結合した対向する前記アクチュエータの第1ペアを備え、前記対向するアクチュエータの前記第1ペアの操作が、前記コントローラに、前記クランプ部材が加える前記圧力を増加させる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記本体が、前記コントローラに結合した対向する前記アクチュエータの第2ペアを備え、前記対向するアクチュエータの前記第2のペアの操作が、前記コントローラに、前記クランプ部材が加える前記圧力を減少させる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記血管の血流量を検出するために、少なくとも1つの前記クランプ部材に取り付けた少なくとも1つの血流量センサを備える、請求項1から請求項6のいずれかに記載の装置。
  8. 少なくとも1つの前記血流量センサが、血流が所望の程度まで閉塞または抑制されたことを検出すると、前記クランプ部材が前記血管のいずれかの側面の所定の位置に固定される、請求項7に記載の装置。
  9. 少なくとも1つの血流量センサが測定した前記血流量の示度を含む、前記装置に関連する情報を表示するための出力装置を備える、請求項1から請求項8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記血管の内径、前記血管の壁厚、前記血管の質量のうちの1つまたは複数の、前記クランプ部材間でクランプする前記血管の特性、を検出するために、少なくとも1つの前記クランプ部材に取り付けた少なくとも1つのセンサを備える、請求項1から請求項9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記コントローラが、検出した前記内径、前記壁厚または前記質量に従って、前記クランプ部材が加える圧力を調整する、請求項10に記載の装置。
  12. 1つまたは複数の前記クランプ部材が、少なくともその一部分上に、ノンスリップコーティング、軟質クッションレイヤのうちの1つまたは複数を備える、請求項1から請求項11のいずれかに記載の装置。
  13. 1つまたは複数の前記クランプ部材が、前記血管を受容するためのチャネルを備える、請求項1から請求項12のいずれかに記載の装置。
  14. 前記チャネルが、中央隆起部を備える、請求項13に記載の装置。
  15. 少なくとも1つの前記クランプ部材が、他の前記クランプ部材内の凹部と位置合わせする突起を備え、これにより前記クランプ部材の最小離隔距離を確定する、請求項1から請求項14のいずれかに記載の装置。
  16. 前記本体が、前記血管を受容するためのアーチ形プラットホームを備える、請求項1から請求項15のいずれかに記載の装置。
  17. 前記クランプ部材が、可撓性材料から作製され、前記クランプ部材の形状をクランプされる前記血管に順応させる、請求項1から請求項16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記クランプ部材が、前記本体と一体形成される、または前記本体から着脱可能である、請求項1から請求項17のいずれかに記載の装置。
  19. 前記クランプ部材が、垂直面内および/または水平面内で、前記本体に対して調整可能である、請求項1から請求項18のいずれかに記載の装置。
  20. 前記クランプ部材が、前記本体に対して複数の既定角度、または既定の角度範囲内のあらゆる位置を取る、請求項18または請求項19に記載の装置。
  21. 前記本体が、前記伸長クランプ部材を前記既定角度で固定するためのラチェット機構または伝動機構を備える、請求項18から請求項20のいずれかに記載の装置。
  22. 前記伸長クランプ部材の長さが、複数の既定長さから選択可能である、請求項1から請求項21のいずれかに記載の装置。
  23. 前記コントローラが、微小電子機械システム(MEMS)により構築される、請求項1から請求項22に記載の装置。
  24. 前記伸長クランプ部材および/または前記本体が、使い捨てまたは再使用が可能である、請求項1から請求項23のいずれかに記載の装置。
  25. 前記本体または前記クランプ部材の1つに結合した拡大装置を備える、請求項1から請求項24のいずれかに記載の装置。
  26. 少なくとも1つの前記クランプ部材が、前記血管を受容するための傾斜部を備える、請求項1から請求項25のいずれかに記載の装置。
  27. 前記本体が、前記装置をアプリケータに結合するためのマウント部材を備える、請求項1から請求項26のいずれかに記載の装置。
  28. 本体と、
    前記本体から延在する1対のクランプ部材と、
    前記本体内に収容され、少なくとも1つの前記クランプ部材の動作を制御するために結合し、前記クランプ部材がその間にクランプする血管に加える圧力を制御するアクチュエータと、
    を備える、外科用クランプ装置。
  29. 前記アクチュエータと少なくとも1つの前記クランプ部材との間を結合する少なくとも1つのアクチュエータアームを備える、請求項28に記載の装置。
  30. 前記アクチュエータが、前記装置を制御するために、前記装置をアプリケータに結合する結合部材を備える、請求項28または請求項29に記載の装置。
  31. 前記本体が、アプリケータのそれぞれの電極に接続するための1つまたは複数の電極、アプリケータの凹部と位置合わせするためのマウントガイドのうちの1つあるいは複数を備える、請求項28から請求項30のいずれかに記載の装置。
  32. 前記血管の血流量を検出するために、少なくとも1つの前記クランプ部材に取り付けた少なくとも1つの血流量センサ、
    1つまたは複数の前記クランプ部材の少なくとも一部分上のノンスリップコーティング、
    1つまたは複数の前記クランプ部材の少なくとも一部分上の軟質クッションレイヤ、のうちの1つまたは複数を備える、請求項28から請求項31のいずれかに記載の装置。
  33. 請求項1から請求項32のいずれか1つに記載の前記外科用クランプ装置とともに使用するための、アプリケータ。
  34. 外科用クランプ装置とともに使用するためのアプリケータであって、
    少なくとも1つの入力装置、少なくとも1つの出力装置および前記入出力装置と結合したマイクロコントローラを収容する本体と、
    基端部で前記本体に接続するアームと、
    前記外科用クランプ装置に接続するための、前記アームの先端部にあり前記マイクロコントローラと通信接続するヘッドとを備えるアプリケータ。
  35. 前記アームが、前記本体に接続した円筒状スリーブ部材と、前記円筒状スリーブ部材内に収容した伸長部材とを備える、請求項34に記載のアプリケータ。
  36. 前記円筒状スリーブ部材に対して、前記伸長部材の伸張および収縮を制御するためのリニアアクチュエータを備える、請求項35に記載のアプリケータ。
  37. 前記伸長部材が前記スリーブ部材から引き出されるのを防ぐために、前記円筒状スリーブ部材内にロック機構を備える、請求項35または請求項36に記載のアプリケータ。
  38. 前記ヘッドが、ボール部材を支持するフレームを備え、前記ボール部材が、前記フレームに対しパンおよびチルトができる、請求項34から請求項37のいずれかに記載のアプリケータ。
  39. 前記ボール部材が、前記外科用クランプ装置を前記ヘッドに結合するためのインタフェースを備える、請求項38に記載のアプリケータ。
  40. 前記ヘッドに取り付けた前記外科用クランプ装置の方向および位置を制御するために、前記ヘッド内に少なくとも1つのマイクロモータを備える、請求項34から請求項39のいずれかに記載のアプリケータ。
  41. 前記アームが可撓性である、請求項34から請求項40のいずれかに記載のアプリケータ。
  42. 外科用クランプ装置とともに使用するためのアプリケータであって、
    少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの出力装置と、マイクロモータおよび前記入出力装置と前記マイクロモータに結合したマイクロコントローラとを収容する本体と、
    前記マイクロモータに結合した作動機構と、
    基端部で前記本体に接続するアームと、
    前記アーム内に収容したコネクティングロッドとを備え、前記コネクティングロッドの基端部が作動機構に結合し、先端部が前記外科用クランプ装置に連結可能であるアプリケータ。
  43. 前記コネクティングロッドが、時計回りまたは反時計回り方向の2方向に回動可能である、請求項42に記載のアプリケータ。
  44. 前記コネクティングロッドが、伸長および収縮できる、請求項42または請求項43に記載のアプリケータ。
  45. 前記アームの前記先端部が、前記外科用クランプ装置のそれぞれの電極と接続するための1つまたは複数の電極、前記外科用クランプ装置のマウントガイドを受容するための凹部、のうちの1つまたは複数を備える、請求項42から請求項44のいずれか1つに記載のアプリケータ。
  46. 前記外科用クランプ装置および前記アプリケータの接続および分離のために、前記マイクロコントローラで制御する電磁式システムを備える、請求項34から請求項45のいずれかに記載のアプリケータ。
  47. 本体および前記本体から延在する1対の伸長クランプ部材を備え、前記伸長クランプ部材の形状および/または角度が調整可能な外科用クランプ装置。
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