JP2013541382A - 液体貯蔵部付の追従可能なトランスデューサ用接触媒体 - Google Patents
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Abstract
超音波トランスデューサに連結されたエラストマパッドが、皮膚表面への適用において、そのような適用で通常用いられるグリセリンジェル接触媒体を要せずに、皮膚表面への適用ですばらしい連結と伝達を提供する。パッド(70)の構造の材料及び面の形状によって、パッド(70)及び皮膚(24)との間の少量の液体(90)を捕捉し、更なる閉じ込め、再加湿、または清掃を要さずに、効果的な接触媒体を提供できる。エラストマパッド(70)は、超音波トランスデューサ(52)に着脱可能に連結され、例示されたカップリングの様々な実施形態は、クリップ(700)、接着剤、リップ(835)を有するアダプタリング(800)、溝(830)、穴をエラストマパッド(420)及びトランスデューサ(430)に係合させるためのピン(410)を有するリング(400)、及びエラストマパッド(420)をトランスデューサ(430)に保持するため、圧力または摩擦を使用するスリーブ(500)の使用を含む。システム及び方法の使用には、骨折ギブスの開口を介して行う骨成長促進のような皮膚表面への適用を含む。
Description
本出願は、2010年10月21日出願の米国特許出願12/909,250、それぞれ2009年10月23日及び2010年3月16日出願の米国仮特許出願61/254,483及び61/314,340の優先権を主張し、その内容が、言及することにより、ここに組み込まれる。
本発明は、超音波トランスデューサ用ジェルフリーシステムに関し、特に、皮膚表面への適用に用いられる超音波トランスデューサ用接触媒体の面に関する。
本発明は、超音波トランスデューサ用ジェルフリーシステムに関し、特に、皮膚表面への適用に用いられる超音波トランスデューサ用接触媒体の面に関する。
皮膚表面に用いられる超音波トランスデューサは良く知られており、通常、平らな表面または滑らかに湾曲した表面の何れかを有する。一方、どのように滑らかな皮膚であっても、トランスデューサの表面と均一に接触することを妨げる毛孔や毛といった小さな形状で覆われている。その結果、面及びトランスデューサの間に空気の領域が存在し、面及びトランスデューサが直接接触しない皮膚の部分が存在する。空気及びトランスデューサの面の間の大きな音響インピーダンスの不一致により、トランスデューサの面が完全に皮膚に接触したときを除き、基本的に、皮下の目標に音波エネルギが伝達しない。
不完全な伝達という問題を避けるため、一般的に、皮膚及びトランスデューサの間の容積を埋めるために、接触媒体が用いられ、トランスデューサから目標への音響波の伝達を改善する。接触媒体の音響インピーダンスは、肉体の音響インピーダンスと同様であり、これにより、超音波エネルギが、接触媒体及び皮膚の間のインターフェイスを介して容易に伝達する。広く用いられる接触媒体は、水、鉱物油及びグリセリンジェルを含む。水や鉱物油が安全で、適用に良好な音響特性を有しているが、それらは容易にインターフェイス部分から流れ去るので、常に確実に接触させるためには、埋め込むか補給する必要がある。この問題を避けるため、低アレルギ誘発性であり、粘性と弾性を併せ持つ特性によって使用中に簡単に流れ去るのを防げるので、グリセリンジェルが最も頻繁に使われる。
グリセリンジェルの効果にも関らず、この接触媒体には欠点がある。グリセリンジェルは、使用後に蒸発してなくなることはないが、乾燥して外が硬い塊となる。このことは、例えば、超音波骨成長刺激のためにしばしば用いられる、ギブスの開口部または窓部を介して、超音波トランスデューサが設置されたときのように、使用後にグリセリンジェルを拭き取ることに問題がある適用で課題となる。更に、超音波イメージングのため、超音波トランスデューサ及び任意的なジェル付きのスタンドオフは、特に、生検や他の処置において、望んだよりも滑り易い皮膚との連結を提供するかもしれない。
(発明の概要)
本発明は、添付したクレームに述べられた1以上の特徴、及び/または以下の1以上の特徴とそれらの組み合わせとを含む。
超音波トランスデューサの面と連結するための表面パッド構造が、皮膚との追従を提供し、少量の水を効果的な接触媒体として働かせる。本開示の表面パッド構造の1つの実施態様は、エラストマまたは追従可能な材料を含む。表面パッドは、柔らかいエラストマ材料から形成される突出した周辺リップを含むことができる。表面パッド構造は、凸表面を有する後面を含むことができる。エラストマ材料は、好ましくは、パッド内での信号損失を最小化するため低減衰性を有し、インターフェイス部における過剰な反射を回避するため、水及び皮膚のインピーダンスと同様な音響インピーダンスを有する。エラストマ材料のデュロメータ(機械硬さ)は、パッドの周辺リップ及び内部面が、過剰な圧力をかけることを必要とせずに、皮膚の表面に容易に追従するぐらいに柔らかいことが好ましい。
本発明は、添付したクレームに述べられた1以上の特徴、及び/または以下の1以上の特徴とそれらの組み合わせとを含む。
超音波トランスデューサの面と連結するための表面パッド構造が、皮膚との追従を提供し、少量の水を効果的な接触媒体として働かせる。本開示の表面パッド構造の1つの実施態様は、エラストマまたは追従可能な材料を含む。表面パッドは、柔らかいエラストマ材料から形成される突出した周辺リップを含むことができる。表面パッド構造は、凸表面を有する後面を含むことができる。エラストマ材料は、好ましくは、パッド内での信号損失を最小化するため低減衰性を有し、インターフェイス部における過剰な反射を回避するため、水及び皮膚のインピーダンスと同様な音響インピーダンスを有する。エラストマ材料のデュロメータ(機械硬さ)は、パッドの周辺リップ及び内部面が、過剰な圧力をかけることを必要とせずに、皮膚の表面に容易に追従するぐらいに柔らかいことが好ましい。
エラストマパッドは、効果的なことには、それ自身、乾いた接触媒体の構造となっている。しかし、完全な連結及びそれによる超音波トランスデューサで生成される超音波の伝達には必要であろうが、非常に柔らかいパッドが、完全に空隙を埋めて毛を囲むとはいえない。乾いた接触媒体パッドに水やその他のインピーダンス整合液体を用いることにより、初期状態では連結を改善するが、そのような液体は、接触している間に流れ出し易く、音響エネルギの目標への伝達を減じるようになる。例えば突出した周囲リップのような、皮膚とパッド表面との間の水を捕捉する構造的特徴を用いることにより、連結する性能を改善し維持することができる。
例示可能な超音波トランスデューサシステムは、トランスデューサ本体及びエラストマパッドを含む。トランスデューサ本体は、圧電エレメントと、トランスデューサ面を規定する最終整合層とを含む。エラストマパッドは、トランスデューサ面と連結する後面、及び前面と目標表面、例えば皮膚との間に、水のような液体を保持するように形成された前面を含む。前面は、前面の周囲部の近傍に軸方向に突出したリムを含むことができる。前面は、凹んだ表面、段状の凹み部、また角度の付いた凹み部を規定することができる。前面は、トランスデューサ面の直径と概ね同じ直径を有ることができる。前面またはエラストマパッドのその他の領域は、多孔性材料または液体を保持する貯蔵性材料を含むことができる。エラストマパッドは、エラストマ共重合体スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)、シリコーン、例えばシリコーンラバー、または低アレルギ性のエラストマ材料から形成することができ、皮膚の音響インピーダンスに非常に整合する音響インピーダンスを有し、よく追従し(硬度が低く)、音響の消失の少ないようにすることができる。
SEBSの厚い材料は裂け易く、他の材料に接着するのが難しいので、1つの例示可能な超音波トランスデューサシステムでは、エラストマパッドが、パッドの構造的一体性を与えるマトリックス、及び/または超音波トランスデューサに連結する構造に成型される。マトリックスは、スクリーンを含むことができ、例えば、織布、織られたまたは成型されたポリエステル、または音響の損失を最小化する支持構造を提供する他の材料から形成することができる。
他の例示可能な超音波トランスデューサシステムでは、エラストマパッドは、後面の周囲部から軸方向に突出した1以上のフランジを含むことができ、1以上のフランジは、トランスデューサ本体に固定されている。システムは、フランジをトランスデューサ本体に適合させるための1以上の保持部材を含むことができる。
その他の例示可能な超音波トランスデューサでは、システムは、再加湿溶液を収容する構造を含むことができる。この構造は、カップと、カップの内側に位置付けられた再加湿パッドを含むことができ、カップ及び再加湿パッドは、トランスデューサが、再加湿パッドと接触したエラストマパッドの前面と共に位置付けられるように配置される。再加湿溶液を吸収してエラストマパッド内に送ることにより、エラストマパッドの耐用年数を延ばすことができる。この構造は、エラストマパッド及び再加湿パッドの間に位置するフィルタを含むこともでき、例えば、フィルタは、再加湿パッドからエラストマパッドへの一方向の流れを提供する。この構造には、エラストマパッドを含むトランスデューサ本体を、再加湿パッドに保持するための保持部材を含むこともできる。この構造は、溶液が蒸発する、または他の態様でカップから出て行くのを防ぐためのシールを含むこともできる。溶液は、鉱物油を含むことができる。
更にその他の例示可能な超音波トランスデューサでは、エラストマパッドは、超音波トランスデューサと着脱可能に連結することができる。1つの例示可能な実施態様では、エラストマパッド及び超音波トランスデューサの対応する穴に係合する複数のピンを有するアダプタリングを含み、一方、アダプタを用いる他の実施態様では、これに限られるものではないが、圧力または摩擦を適用して、エラストパマッドを超音波トランスデューサに連結するスリーブ、1以上のクリップにより超音波トランスデューサに適合するエラストマパッド、及び超音波トランスデューサに強く接着される、アダプタリングを用いる場合も用いない場合も含む、エラストマパッドを例示できる。
その他の超音波トランスデューサシステムでは、エラストマパッドが、皮膚との接触で伝えられ、超音波によって伝達が促進される薬剤を含むことができる。
本開示の更なる特徴は、以下の例示可能な実施形態の詳細な説明を当業者が考慮することによって明確になるであろう。
(図示された実施形態の説明)
本発明の主要部分を推進し理解するため、参考例が、図面に示された例示可能な実施形態に示され、参考例を記載するため、特定の言葉が用いられる。
本発明の主要部分を推進し理解するため、参考例が、図面に示された例示可能な実施形態に示され、参考例を記載するため、特定の言葉が用いられる。
図1A及び1Bを参照すると、皮膚表面への適用における皮下目標26に対して位置付けられた従来の超音波トランスデューサ20が図示されている。図1Aでは、超音波トランスデューサ20は、全般的にインピーダンス整合層を含む堅固な前面22を有する。皮下目標領域26の上に横たわる外皮24が、トランスデューサ面22との不均一な接触領域を与え、これにより、直接接触領域30、及び皮膚24とトランスデューサ面22とが、空気34、毛または破片(図示せず)で離されている非接触領域32を提供する。前面22のインピーダンス整合層は、空気34よりは皮膚24に整合しているので、伝達される音波40は、大きく減衰されて、望むよりも非常に小さくなる。
図1Bに示すような不十分な伝達を克服するため、全般的に、接触媒体42の層が、皮下目標26及び接触媒体42の上方であって、トランスデューサ面22と皮膚24との間に位置する。一般的な接触媒体42は、水、鉱物油及びグリセリンジェルを含む。接触媒体42によって、皮膚24及びトランスデューサ面22の整合層の間のインピーダンス整合が、実質的に空気34の場合より改善されるので、図1Aのような接触媒体42が用いられない場合より、全般的に、伝達された音波40の振幅は改善される。
一般的な接触媒体42を用いる場合の不利な点は、液体及びジェルの何れも流れ易く、皮下目標26の上の超音波トランスデューサ20及び皮膚24の間のインターフェイス部から取り去られることである。グリセリンジェルは、水や鉱物油のように単に流れ去るのではなく、流れ去るのを防ぐ粘性と弾性を併せ持つ性質を有するが、それでもジェルは、乾いて外が硬い塊となった後、それを拭き取ることを要する望まない欠点を有する。通常、ギブスの開口部を通して皮膚に対向するように位置付けられる超音波骨成長刺激用途の場合においては、ジェルがトランスデューサ面22の下から流れ出して、ギブスの開口を囲む領域のギブス及び皮膚の間に押しこまれ、不可能ではないかもしれないが、ギブスを取り外さずに清掃することを困難にする。
図2Aを参照すると、本開示の超音波トランスデューサシステム50は、皮膚表面への適用、例えば、骨成長刺激に用いられる。超音波トランスデューサシステム50(図2Bにも示される)は、超音波トランスデューサ52及びエラストマパッド70を含む。追従可能なエラストマパッド70は、皮下目標26の上の皮膚24とよく整合する音響インピーダンスを提供し、更に、液体90、例えば水を、パッド70及び皮膚24の間に捕捉する構造的特徴を含む。超音波トランスデューサシステム50に用いられる構造的特徴として、エラストマパッド70の前面74の周囲部近傍で軸方向に突出したリップ72を含む。可能なまたは代替的な構造的特徴として、外形として、凹形の、ステップ状のまたは角度のある凹み部を有する前面74を含む。
エラストマパッド70は、超音波トランスデューサ52の前面56に直接接触する後面76を含む。エラストマパッド70は、1以上のフランジ78を含むこともでき、機械的カップリングや、トランスデューサ本体54と分離可能にまたは恒久的に連結する構造も含むこともできる。エラストマパッド70がトランスデューサ52と分離可能に連結される実施形態において、トランスデューサ52は再使用可能であり、エラストマパッド70は、単体の使い捨て可能な、例えば、耐久性のより少ない構造を伴うように設計できる。例示的な設計として、構造的なサポート及びトランスデューサ52との連結のためのスクリーンや他のマトリックスを省略することもできる。
空気が介入せず、超音波トランスデューサ52、エラストマパッド70、水90及び皮膚24の音響インピーダンスの整合により、超音波トランスデューサ52から皮膚24の中に、皮下目標26に向けて音波40を適確に伝達することができる。
エラストマパッド70は、スチレンベースのエラストマ材料、例えば、エラストマ共重合体スチレン−エチレン/ブチレン−スイチレン(SEBS)や他のエラストマ材料、特に、シリコーンラバーのようなシリコーンから形成することができる。1つの実施形態では、使用するエラストマ材料は、米国ロードアイランド州ポータケットのTeknor Apex社により提供されるMedalistMD−447熱可塑性エラストマである。エラストマ材料は、好ましくは低アレルギ誘発性であり、皮膚の音響インピーダンス(約1.5音響オーム)と適度に整合する音響インピーダンス(好ましくは1.0音響オーム、より好ましくは少なくとも約1.15)を有し、高い追従性(低い硬度(デュロメータ)、例えば15〜25ショア00)、及び低い音響損失(好ましくは、10デシベル/cm未満)を有する。例示可能な1つの超音波トランスデューサシステム50では、エラストマパッド70は、米国カリフォルニア州ポモナのCalifornia Mediacal Innovation社から入手可能なSEBS DS−302を3部、及び広く流通している鉱物油USPを1部から成型される。
エラストマパッド70を形成する他の適切な材料には、柔らかいエラストマ、例えば、低ガラス転移温度のゴムが含まれる。ゴムは、ガラス転移温度を低くするため、油を含むことができるが、フィラーや空隙を含まないのが好ましい。この材料の例示可能な実施例は、イランのNational Petrochemical社またはEniChem社から入手可能なような、高シス・ブタジエンゴム、Dicumyl過酸化物のような架橋剤、及びSafic Alcan社から入手可能なStrukthene410のような低粘度ナフテン酸油を含む。1つの実施例では、成分は、100ppmの高シス・ブタジエンゴム、1ppmのDicumyl過酸化物、及び900ppmのStrukthene410であり、一方その他の例示可能な実施例では、わずか400ppmのStrukthene410が用いられる。更に詳細には、この材料は、加熱を要することなく、以下のステップにより準備される;ゴムを小片に切断するステップ、油を加えるステップ、混合物が均一になるまでZ型ブレードミキサで攪拌するステップ、架橋剤を加えるステップ、及び凝固する間、成型して混合物をカバーするステップ。
代替的には、エラストマパッド70の材料は、KratonG1650/1652(スチレン/エチレン/ブタジエンに基づく共重合体)を1部、及び軽パラフィン油(C8−C10アルカン)を9部で構成することができる。
その他の例示可能な成分においては、エラストマパッド70に必要な材料は、以下のステップで準備される;反応容器にDesmodurN3200(23.4g)を入れることにより、油を含むポリウレタンエラストマが準備されるステップ、ビスマスネオデカン酸/デカン酸触媒(0.04g、Coscat83)とともに、ポリエチレン・グリコール−ポリプロピレン・グリコール・モノブチル・エーテル・ランドム共重合体(176.6g、MW3900)を加えるステップ。混合物が、6時間、70℃で加熱されて、プレポリマを形成するステップ。このプレポリマの一部(55.0g)を反応容器に入れて、Coscat83(0.0004g)とともに、ポリエチレン・グリコール−ポリプロピレン・グリコール−ポリエチレン・グリコール・ブロック共重合体(20.0g)が加えられ、混合物が、室温で30秒間攪拌されるステップ。ジエチレン・グリコル・ジブチル・エーテル(300g)が加えられ、混合物が、10秒間攪拌されて、ガラス皿に注がれるステップ。結果としての反応混合物が、12時間、70℃で凝固するステップ。
その他の例示可能な成分においては、エラストマパッド70として必要な材料が、以下のステップで準備される;オイルを含むポリウレタンエラストマが以下の方法で準備される:DesmodurE305(16.6g)が、反応容器に入れられ、Levagel VPKA8732(83.09g)が、Coscat83触媒とともに追加されるステップ。反応混合物が、1時間攪拌されるステップ。ジエチレン・グリコール・ジブチルエーテル(300g)が追加され、混合物が1秒間混合されて、ガラス皿に注がれるステップ。結果としての反応混合物が、12時間、70℃で凝固するステップ。
ジエチレン・グリコール・ジブチルエーテルの代わりに、ジプロピレン・グリコール・ジメチルエーテルを使うこともできる。Desmodur3200は、ヘキサメチレン・ジイソシアン酸塩(2官能基)に基づくイソシアン酸塩ターミネイティッド・ポリエーテル・プレポリマである。LevagelVPKA8732は、ポリエーテル・ポリハイドリックアルコール(4官能基)である。エラストマパッド材料は、油を華僑ゴムの中に含ませることにより、準備することもできる。
図示したように、トランスデューサ52は、エネルギを可聴域を越える超音波振動に変換するために用いられる装置を収容して保持する本体54を有する。1つの例示可能な実施形態では、トランスデューサ本体54は、電気エネルギを音波振動に変換する圧電エレメント、及びトランスデューサ面を規定する最終整合層を含む。交流(AC)電流が印加されると超高周波で振幅する圧電結晶は、圧電エレメントを含むことができる。だたし、超音波または電気技術の当業者に周知なタイプを含むあらゆる種類の超音波トランスデューサを、トランスデューサ本体54により取り囲まれたトランスデューサ52として適用することができる。更に、ここで用いられるトランスデューサ本体の用語は、広く包括的なものであって、トランスデューサとそのハウジングとが元々分離された部材である実施形態だけでなく、トランスデューサとそれのためのハウジングとが組み立て時から一体の構造を有する実施形態も含む。
トランスデューサ52の前面56は、一般的に特定のインピーダンスを提供するように包み込まれた整合層を含む。有利なことには、前面56の整合層を包み込むことを完了することにより、トランスデューサシステム50とともに含まれるエラストマパッド70のインピーダンスと整合を取ることができる。あるトランスデューサ52では、前面56が皮膚24と接触しないときに、制御システム(図示せず)が不具合検知を提供する。もし、超音波トランスデューサ50が、トランスデューサ52及び関連する制御システムを改良することなく用いる場合には、トランスデューサ52が皮膚25に接触しないときに、エラストマパッド70が接触したという誤った表示をすることを防ぐため、エラストマパッド70の厚みを最小に保持する必要がある。例えば、1つのトランスデューサの実施例において、SEBSから形成されたエラストマパッド70は、2ミリより薄い厚み、好ましくは約1.5ミリの厚みを有する。
図3A及び3Bには、本発明のその他の例示可能な超音波トランスデューサシステム150を示す。超音波トランスデューサシステム150は、超音波トランスデューサ152及びエラストマパッドも含む。エラストマパッドは、前面174の周囲部近傍で軸方向に突出したリップ172を含む。エラストマパッドは、更なる構造的一体性を提供するスクリーン178、及びアダプタリング180への接着剤182を含む。このような構造により、複数回の使用、潜在的には、少なくとも300回の処置に十分な耐久性を有すると考えられる。アダプタリング180は、トランスデューサ152の本体154に連結される。
スクリーン178は、織物、織物のまたは成型されたポリエステル、または最小の音響損失となる支持構造を提供する他の材料から形成される。1つの例示可能な実施形態では、スクリーン178は57メッッシュのポリエステル、400ミクロン厚で、143ミクロンのスレッド径を有し、46%の開口部を有する。大きな開口率が望ましいが、開口は、構造的一体性とスクリーン178による減衰の最小化との間の妥協点による。1つの例示可能な実施形態では、スクリーン178が、エラストマパッドの周辺部から中心に向けて増加する開口率を含む。1つの例示可能な実施形態では、スクリーン178の開口率は、50%より大きく、スクリーン178は、所定の開口率のために一般的に入手可能なワイヤよりも細いワイヤから形成される。
図4A及び4Bを参照すると、エラストマパッド170及びアダプタリング180は、超音波トランスデューサ152から分離して示されている。この構成によれば、有利なことには、既製の超音波トランスデューサ152に、本開示のエラストマパッド170を装着することができる。もし望むならば、アダプタリング180は、例えば、止めネジ184でトランスデューサ本体152に固定される。
図5Aを参照すると、図3Aの例示可能な超音波トランスデューサシステムのエラストマパッド170及びアダプタリング180は、図5Bの断面に示され、下記のプロセスに示されるように、成型冶具200を用いて成型される。
SEBS材料の小塊の準備
一度、空隙が形成されると、それを取り除くのが困難なので、下記のプロセスを進めるに当たり克服すべき幾つかの障害には、材料中の空隙の成長を避けることが含まれる。材料に糸を形成させるかもしれない処理ステップを回避する技術も含まれる。
一度、空隙が形成されると、それを取り除くのが困難なので、下記のプロセスを進めるに当たり克服すべき幾つかの障害には、材料中の空隙の成長を避けることが含まれる。材料に糸を形成させるかもしれない処理ステップを回避する技術も含まれる。
DS−302を3部及び鉱物油(USPグレード)を1部からなる原材料を計測するステップ。
原材料の80グラムの固まりを、蓋及び大きな通気口を備えた重いアルミ成型ボウル内で攪拌し、攪拌後、軽くたたいて平にして、攪拌による空気を除去するため、2分間真空下に置くステップ。
約200℃のセット温度まで、ホットプレートを余熱するステップ。
成型ボウルをホットプレート上に配置して、熱電対を用いてホットプレートの内底の温度を監視するステップ。
混合物を、DS−302製品の奨励溶融温度である、約150℃に加熱するステップ。
加熱中、混合物を繰り返し掻きまわして、溶融した混合物が、150℃で高い粘度を有するようにするステップ。
混合物が均一に溶融したとき、気泡が混合物から出るように、混合物を約4分間掻きまわさずにボウル内に放置するステップ。
熱い成型ボウルを付きの真空ジャー内に配置して、4回短く真空引きして、混合物から空気を除去し、泡が開口となったとき中止するステップ。
約3分間の追加時間、成型ボウルをホットプレートに戻し、次に、材料の均一性及び気泡が逃げる時間を提供するため、低質量ハニカムセッターに移して、固まるまで徐冷するステップ。
原材料の80グラムの固まりを、蓋及び大きな通気口を備えた重いアルミ成型ボウル内で攪拌し、攪拌後、軽くたたいて平にして、攪拌による空気を除去するため、2分間真空下に置くステップ。
約200℃のセット温度まで、ホットプレートを余熱するステップ。
成型ボウルをホットプレート上に配置して、熱電対を用いてホットプレートの内底の温度を監視するステップ。
混合物を、DS−302製品の奨励溶融温度である、約150℃に加熱するステップ。
加熱中、混合物を繰り返し掻きまわして、溶融した混合物が、150℃で高い粘度を有するようにするステップ。
混合物が均一に溶融したとき、気泡が混合物から出るように、混合物を約4分間掻きまわさずにボウル内に放置するステップ。
熱い成型ボウルを付きの真空ジャー内に配置して、4回短く真空引きして、混合物から空気を除去し、泡が開口となったとき中止するステップ。
約3分間の追加時間、成型ボウルをホットプレートに戻し、次に、材料の均一性及び気泡が逃げる時間を提供するため、低質量ハニカムセッターに移して、固まるまで徐冷するステップ。
マトリックスの準備
例えば、スクリーン178の周囲部を、リングの上部の内側領域に形成された接着用凹部182においてリング180に接着するステップ。
超音波及びメタノールを用いて、アダプアリング180を清浄し、LordAPI134で下塗りを行なうステップ。
Loctite0151及びHysol epoxyの3:1の混合物を、スクリーン178の周囲部に塗布するステップ。
スクリーン178をリング180上に位置付け、重り(図視せず)を付けてその場所で保持するステップ。
フラットエッジ工具を用いて余剰なエポキシを除去し、一晩かけて凝固させるステップ。
例えば、スクリーン178の周囲部を、リングの上部の内側領域に形成された接着用凹部182においてリング180に接着するステップ。
超音波及びメタノールを用いて、アダプアリング180を清浄し、LordAPI134で下塗りを行なうステップ。
Loctite0151及びHysol epoxyの3:1の混合物を、スクリーン178の周囲部に塗布するステップ。
スクリーン178をリング180上に位置付け、重り(図視せず)を付けてその場所で保持するステップ。
フラットエッジ工具を用いて余剰なエポキシを除去し、一晩かけて凝固させるステップ。
エラストマパッドを成型するためのモールド
アダプタリング180に接着されたスクリーン178上にエラストマパッドを成型するため、図示されたモールド200を用いることができる。モールド200は、ベース202、アライメント治具204、内側モールド206、及び段付リング208を含む。ベース202の周囲部において規定された溝210が、接触媒体成分やモールドリリース油が、ホットプレート(図示せず)上に漏れるのを防ぐために用いられる。アライメント治具204は、エラストマパッド170の成型中に、アダプタリング180及び段付リング208の同心度を維持する。段付リング208が、スクリーン178の接着された周囲領域を覆って、これにより、前面174が、スクリーン178が開口を有するところまで形成されるのを制限する。内側モールド゛206は、凹形状の上側モールド表面212を有し、これにより、エラストマパッド170の後面176に、例えば、0.5ミリの最大高さの凸形状を与える。後面176及び超音波トランスデューサ152の前面156(図3A)の間に空気が捕捉されるのを減じるので、凸形の後面176が望ましい。超音波トランスデューサシステム150の1つの例示可能な実施形態では、アダプタリング180及びモールド200の部材がアルミニウムから形成されるが、他の材料を用いることもできる。一方、エラストマパッド170を形成する材料は、例えば、フェノールを使用するとき、アダプタリング180に接触して気泡を生じることに注意すべきである。
アダプタリング180に接着されたスクリーン178上にエラストマパッドを成型するため、図示されたモールド200を用いることができる。モールド200は、ベース202、アライメント治具204、内側モールド206、及び段付リング208を含む。ベース202の周囲部において規定された溝210が、接触媒体成分やモールドリリース油が、ホットプレート(図示せず)上に漏れるのを防ぐために用いられる。アライメント治具204は、エラストマパッド170の成型中に、アダプタリング180及び段付リング208の同心度を維持する。段付リング208が、スクリーン178の接着された周囲領域を覆って、これにより、前面174が、スクリーン178が開口を有するところまで形成されるのを制限する。内側モールド゛206は、凹形状の上側モールド表面212を有し、これにより、エラストマパッド170の後面176に、例えば、0.5ミリの最大高さの凸形状を与える。後面176及び超音波トランスデューサ152の前面156(図3A)の間に空気が捕捉されるのを減じるので、凸形の後面176が望ましい。超音波トランスデューサシステム150の1つの例示可能な実施形態では、アダプタリング180及びモールド200の部材がアルミニウムから形成されるが、他の材料を用いることもできる。一方、エラストマパッド170を形成する材料は、例えば、フェノールを使用するとき、アダプタリング180に接触して気泡を生じることに注意すべきである。
エラストマパッドの成型
SEBS材料が空隙のないジェルの中に鋳込まれ、モールド20が準備され、エラストマパッド170を、スクリーン178上に成型するステップ。
ホットプレート温度を約175℃にセットして、温度を安定化させるステップ。
SEBS材料の小塊を、例えば、1.1グラムに等しい重量に切断するステップ。
鉱物油につけられたリントフリー紙を用いて、モールド200の部材を清掃するステップ。
図5Bに示すように、内側モールド゛206をモールドベース202上に設置するステップ。
SEBSの小塊を、内側モールド206の凹形の表面212に直接設置するステップ。
図5Bに示すように、アダプタリング180及びスクリーン178のアッセンブリ、外側アライメントリング204、並びに段付きリングモールド208を位置付けるステップ。
組み立てたモールド200の部材ベースをホットプレート上に設置するステップ。
熱保持カバー(図視せず)をアライメントリング204の上にかけるステップ。
外側アルミニウム箔熱保持シールドをモールド200の上にかけるステップ。
約8分経過後に、SEBS材料小塊をチェックするステップ。フローが完了したとき、モールド200をホットプレート上から外し、ハニカムセッター(図示せず)上に置いて、均等な徐冷を行なうステップ。
100℃未満となるまで冷却した後、水冷して、エラストマパッド170及びアダプタ180のアッセンブリを取り外すステップ。
SEBS材料が空隙のないジェルの中に鋳込まれ、モールド20が準備され、エラストマパッド170を、スクリーン178上に成型するステップ。
ホットプレート温度を約175℃にセットして、温度を安定化させるステップ。
SEBS材料の小塊を、例えば、1.1グラムに等しい重量に切断するステップ。
鉱物油につけられたリントフリー紙を用いて、モールド200の部材を清掃するステップ。
図5Bに示すように、内側モールド゛206をモールドベース202上に設置するステップ。
SEBSの小塊を、内側モールド206の凹形の表面212に直接設置するステップ。
図5Bに示すように、アダプタリング180及びスクリーン178のアッセンブリ、外側アライメントリング204、並びに段付きリングモールド208を位置付けるステップ。
組み立てたモールド200の部材ベースをホットプレート上に設置するステップ。
熱保持カバー(図視せず)をアライメントリング204の上にかけるステップ。
外側アルミニウム箔熱保持シールドをモールド200の上にかけるステップ。
約8分経過後に、SEBS材料小塊をチェックするステップ。フローが完了したとき、モールド200をホットプレート上から外し、ハニカムセッター(図示せず)上に置いて、均等な徐冷を行なうステップ。
100℃未満となるまで冷却した後、水冷して、エラストマパッド170及びアダプタ180のアッセンブリを取り外すステップ。
有利なことには、溶融したSEBS材料の表面張力は、段付リング208との接点において、エラストマパッド170の外側の表面74の周囲部に、リップ172とし参照されるメニスカスを提供する。上述のように、円環状のリップ172は、表面74、及び目標表面、例えば皮膚24の間で液体を捕捉する液体シールを提供する。捕捉された液体は、音響連結を改善する適用液体、例えば水、及び音響連結も改善する皮膚から放たれた湿気の両方を含む。好ましくは、エラストマパッド170の厚みは、1.5mm以下である。
図6Aから6Cは、それぞれ空気、水及び皮膚に連結した、図3Aの例示可能な超音波トランスデューサシステムについての、音響波反射試験の結果を示す。測定値から圧電共鳴を取り除くことを促進させるため、タイムディレイラインカップリングをトランスデューサ面76,176及びエラストマパッド70、170の間に加える。超音波トランスデューサ50、150の圧電エレメント(図示せず)により生成された音響波の第1及び第2の反射の振幅を比較することにより、異なる最終の接触媒体から目標26への音響波の伝達効率が評価できる。圧電エレメントへ反射して戻る第1反射音響波は、ディレイラインカップリングのエラストマパッド70、170とのインターフェイスからのものである。反射して戻る第2反射音響波は、エラストマパッド70、170の空気、水または皮膚とのインターフェイスからのものである。よって、第2の音響波の振幅が小さいほど、エラストマパッド70、170から目標26への音響波の伝達がよいことになる。
反射して戻らなかった音響波が伝達されると仮定し、音響エネルギが音響波の振幅の2乗に比例すると仮定すると、空気、水または皮膚を通して、目標26に伝達される音響エネルギは、第1及び第2反射音響波の振幅の差から計算することができる。
図6Aから言及できるが、音響波エネルギが、空気中をほとんどまたは全く目標に向かって伝達されないので、空気は音響波伝達がよくない接触媒体であり、第2反射音響波312の振幅314は、第1反射音響波312の振幅と同様である。図6Bから言及できるが、水は音響波伝達にすぐれた接触媒体であり、第2反射の振幅324が、第1の反射320の振幅の小片322であり、このことは、音響波エネルギの大半が水を通して伝達されたことを示す。図6Cから言及できるが、毛と補足した空気により、皮膚24への乾いた連結は、第2の反射332の振幅が第1の反射330の振幅の約半分となる結果を示し、これにより、音響波エネルギの3/4が、皮膚24の中の目標26に向かって伝達されたことを示す(注記:エネルギは、振幅の二乗に比例するので、振幅が半分に落ちた場合には、反射エネルギは1/4に落ちる)。
例示可能な超音波トランスデューサシステム150が、水を伴う場合と、伴わない場合で試験が行われた。トランスデューサを前腕の乾いた毛のある部分に接触させた場合と、数滴の水で濡らした部分に接触した場合で、試験の測定結果を得た。伝達された波のエネルギが振幅の2乗に比例するとし、反射して戻らなかったエネルギは伝達されたと仮定して、伝達エネルギを、トランスデューサに反射して戻った波の振幅を測定することにより算出した。
試験結果は、エラストマパッド170を有して、エラストマパッド170及び皮膚24の間に水またはその他の連結流体を捕捉することより、大きな利点があることを示す。3つの例示可能な超音波トランスデューサシステム150、つまり、エラストマパッド170を伴わないもの、周囲リップ172を有さないエラストマパッド170を伴うもの、及び残りの前面174より軸方向に約1ミリ飛び出た周囲リップ172を有するエラストマパッド170を伴うもので試験がなされた。
試験結果は、ある一貫した傾向を示し、全ての場合において、皮膚が濡れているときに、伝達された音響エネルギが実質的に増加する。
a)パッドなし: 5.5%対88.2%
b)パッドあり、しかしリップなし: 75.3%対93.4% 及び
c)リップ付きのパッドあり: 71.0%対99.5%
a)パッドなし: 5.5%対88.2%
b)パッドあり、しかしリップなし: 75.3%対93.4% 及び
c)リップ付きのパッドあり: 71.0%対99.5%
図7A及び7Bは、周囲リップ172付きのエラストマパッド170を有する例示可能な超音波トランスデューサシステム150について、伝達エネルギ対時間の試験結果を示す。図7Aは、エラストマパッド170の前面174が乾き始める時間まで、連結及び伝達が改善されていったが、15から20分が経過するまでに、最高の伝達は達成できなかったことを示す。一方、図7Bに示すように、エラストマパッド170の前面174が水で濡らされて、伝達エネルギがすぐに100%近くになって、少なくとも20分が経過するまで、安定してそれを保っている。図7Aに示すある時間までに実現した改善は、時間までの前面174が皮膚に追従したことだけでなく、皮膚24が湿気を出して、捕捉した空気を汗に置き換えたことによる。
更に、エラストマ面を備えた各構造に関する乾いた状態における音響エネルギの伝達は、エラストマ面を備えない乾燥した状態の場合に比べて、75.3%及び71%対5.5%というように、10倍より大きくなった。周囲リップを追加した場合には、表面が乾燥しているとき、伝達された音響エネルギは、71.0%対75.3%というように、いくらか減じられた。しかし、表面が濡れた場合には、99.5%対93.4%というように、伝達された音響エネルギを増加させた。
図8A及び8Bには、それぞれ、本開示のその他の超音波トランスデューサシステム250の分解した状態及び組み立て状態を示す。エラストマパッド270は、有利なことには、パッド270を超音波トランスデューサ252の本体254に連結するための、上側に突起したフランジ279を含む。フランジ279は、後面276の周囲部から上側に突起した連続した環状壁であることが可能である。フランジは、面274及び276の間のより低い領域を形成する同じ材料、例えばSEBSであることができ、また、より低い領域と接着また成型されたその他の材料、例えば、トランスデューサシステム150のエラストマパッド170を伴うマトリックススクリーン178により規定することもできる。
エラストマパッド270は、下側に突き出たリップ272を含むこともできる。更にまたは代替的に、エラストマパッド270は、凹形状を規定する前面274を含むことができる。上面276は、凸形状を規定することもできる。
超音波トランスデューサ252は、前面256、トランスデューサ本体254、圧電エレメント255、レシーバ280及びロックキャップ282を含む。レシーバ280及びロックキャップ282は、フランジ279をトランスデューサ本体254に連結させる特徴を有する。例えば、例示可能なレシーバ280は、隆起290及びロックポスト286を含む。図8Bに示すように、パッド270の後面276が超音波トランスデューサ252の前面256と接触するとき、フランジ279が、隆起290の上に位置する。ロックキャップ282は、トランスデューサ252のレシーバ280に、例えば、キャップ282で規定された開口284と連結する保持ポスト286を介して保持される。有利なことには、ロックキャップ282がレシーバ280に係止されるとき、下向きの突起288が、フランジ279をレシーバ280及び隆起290の方に押しつけて、これにより、エラストマパッド270を超音波トランスデューサ252に結合させる。フランジ279には、引張力がかかり、これにより、パッド170の後面276を、超音波トランスデューサ252の前面276にしっかり保持することができる。
図9は、本開示の再加湿カップ350の中に収容された図8A及び8Bの例示可能な超音波トランスデューサ252の断面を示す。再加湿カップ350は、エラストマパッド270の含水量を更新する再加湿溶液、例えば鉱物油を含み、これにより、エラストマパッド270の耐用年数を延長させることができる。再加湿カップ350は、再加湿溶液を保持するための吸収性パッドを含むこともできる。トランスデューサシステム250が、再加湿パッド270と接触するエラストマパッド270の前面256を伴って位置付けられるように、カップ350及び加湿パッド352を配置することができる。カップ350は、エラストマパッド270及び再加湿パッド352の間に位置するフィルタ354を含むこともでき、例えば、フィルタ354により、再加湿溶液の再加湿パッド352からエラストマパッド270への単方向性の流れを提供する。カップ350は、トランスデューサシステム250を保持し、エラストマパッド250を再加湿パッド352に押し付けるための1以上の保持部材360を含むこともできる。カップ350は、溶液がカップ350から蒸発するか、または他の態様でカップ350から抜けるのを防ぐためのシール362を含むこともできる。
アダプタを用いて、エラストマパッドを超音波トランスデューサに連結する更なる例示可能な装置があり、そのような例示可能な装置が、図10A及び10Bに描かれている。スクリーンの代わりに、図10Aのアダプタリング400は、リング400に全般的に垂直に構成された複数のピン410を含む。ピン410は、当初、別の部材であって、リング400に取り付けられるものであってもよいし、リング400の本体と一体的であって、射出成型で1つの部材として製造することもできる。リング400及びピン410は、熱可塑性樹脂、例えば、周知のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)から製造することができるが、セラミック材料を含む、他の個体を想定することもできる。1つの実施形態では、6つのピン410が用いられ、直径0.0036インチのステンレス鋼から構成される。もし、当初からリング400の一部として成型されない場合には、ピン410は、圧入でリング400に取り付けられる。圧入では、ピン410の直径よりわずかに小さいアンダーサイズの穴を、ボール盤を用いてリング400にあけ、ピン410をリング400の穴の位置に置き、圧力を加えることによって、その場所に固定する。図11には、リング400、エラストマリング420及びトランスデューサ本体430からなるアッセンブリを示す。リング400上のピン410は、エラストマパッド420にあけられた対応する開口、及びトランスデューサ本体430の面440の開口と係合し結合する。
図12には代替的に例示可能な装置を示し、エラストマパッド510を超音波トランスデューサ252に連結するためのアダプタタイプの装置、すなわちスリーブ500を示す。スリーブ500の形状は、全般的に下向きに突の円錐状であり、エラストマパッド510及び超音波トランスデューサ本体250をスリーブ500内に落として、摩擦または圧力を用いて、部材をその位置で保持することによって、単純にアセンブリとする。アダプタリングと同様に、スリーブ500は、ABS及びセラミック材料を含む、任意の数の既知の個体で構成することができる。
上述したように、例示したエラストマパッドは、前面に、液体を捕捉する凹み部を有する。図13には、パッド600及び目標表面、例えば皮膚の間の液体の接触媒体、例えば水を捕捉することができる凹み部620を有する、トランスデューサ本体と連結されたエラストマパッド600を示す。このエラストマパッドの構造の特徴に対する接触媒体の1つの代替的な形状は、図14に示す段付き凹み部630である。段付き凹み部630は、同様に、エラストマパッド600及び目標表面の間の液体接触媒体を捕捉することができる。
ここで開示されクレームされた超音波トランスデューサシステムでは、交換可能なエラストマパッドを用いることができることが想定される。そのためには、図15の例示可能な実施形態では、エラストマパッド710をトランスデューサ本体720に着脱可能に取り付けるために用いられる少なくとも1つのアダプタクリップ700を含む。トランスデューサ本体720の先端のクリップ700の端部にあるタブ730は、下向きの圧力に対応して、少なくともわずかにトランスデューサ本体720から離れるように動くことができることによって、着脱プロセスを助ける。クリップ700は、SEBSのようなエラストマパッド710と同じ材料から構成されるか、または加えられた圧力が除去された後、元の形に戻ることができる任意の半弾性材料から構成することができる。
本発明のその他の実施形態では、エラストマパッドをトランスデューサ本体に接着してもよい。この接着を完了するために許容できる接着剤として、それに限られるものではないが、熱硬化性エポキシ接着剤、及び他の既知の商用接着材料を用いることができる。更に、図16及び17に示すように、ピン、またはエラストマパッド810をトランスデューサ本体829に連結するための他に手段の代わりに、アダプタリング800を用いることができる。アダプタリング800は、記述したように、エポキシ接着剤のようなボンド、または既知の樹脂材料を連結するための他の手段を用いて、少なくとも分離したハウジング部材となり得るトランスデューサ本体820の外部のセグメントに、接着されるか貼り付けられる。例示的なアダプタリング800は、エラストマパッド810の外表面815に係合して保持するような寸法になっている。例えば、1つの実施形態では、アダプタリング内部840の1以上の溝830またはチャンネルが、エラストマパッド810の外表面815の外形に対応し、これにより、エラストマパッド810及びトランスデューサ本体820を連結する。リップ835は、アダプタリング810の一部を含み、エラストマパッド810及びトランスデューサ本体820を連結するため、対応するリップまたは少なくともエラストマパッド810の外表面815の周囲セグメントと係合するような寸法となる。1つの例示可能な実施形態では、アダプタリングリプ835は、エラストマパッド810及び目標表面の間の液体接触媒体を保持する凹み部の一部を含むことができる。
アダプタ800は、好ましくは、インサート樹脂化合物、例えば、シリコーン、ポリプロピレンまたはナイロンから製造することができるが、液体シールを形成することができる既知の広い種類の任意の高分子化合物から構成することができる。環状のアダプタリング800が1つの実施形態で用いられているが、少なくとも、アダプタリング800の形状の選択、及びトランスデューサ本体820の形状の選択において、全般的にそれらの直径が同一で結合可能であれば、広い種類のアダプタの形状を用いることができることが想像できる。
1つ実施形態では、エラストマパッド810が、その後面860に凸湾曲を有するように成型される。システムの組立の間に、平坦なトランスデューサ本体820に押し付けられたとき、凸形状が消滅して、図16では視認できなくなっている。組立の間に、初期に凸形状であることにより、エラストマパッド810及びトランスデューサ本体820の間に存在する空気を通期溝920(図17)を通して、これら2つの積み重ねられた部材の外周囲部へ向けて排気させる。空気は音響波にとって不適な接触媒体であり、エラストマパッド810及びトランスデューサ本体820の間で捕捉された空気を消滅させることは、非常に望まれることである。
エラストマパッド810の前面は、エラストマパッド及び目標表面の間に、液体接触媒体、例えば水を保持することができる凹み部900を規定する環状リップ890を有することができる。図16に見られるように、保持リップ890は、目標表面に当接する点で終端するリップの底部を備えた、三角形の断面形状を有することができる。トランスデューサ本体820及びアダプタリング800の両方は、モールドから取り外すことを助けるため、僅かに内側に、本実施形態では2°のテーパを付けることができる。
図17を参照すると、本発明の例示可能な実施形態の1つの態様は、組立またはその他において、エラストマパッド810及びトランスデューサ本体820の間に捕捉された空気を除去するための装置であって、これにより、不適な接触媒体を除去するのに伴い、システムの性能を改善することができる。指摘されたように、エラストマパッド810の初期に湾曲した上部により、エラストマパッド810が組立時にトランスデューサ本体820に押されたときに、トランスデューサ本体820及びエラストマパッド810の間で捕捉された空気を、全般的に側面に沿って、アダプタリング800の内部840側へ流し出す。1つの例示可能な実施形態では垂直な、小さな通気スロットまたは溝920が、エラストマパッド810及びトランスデューサ本体820両方に存在して位置合わせがなされ、そのような溝920により、空気をシステムの外へ導く。
ここで述べられた例示された様々なジェルフリー超音波トランスデューサシステムの実施形態は、改良された超音波トランスデューサのための方法として実践することができる。圧電エレメント及びトランスデューサ面を含む層を含む超音波トランスデューサを、トランスデューサ面と直接接触する後面及び凹み部を規定する前面を含むエラストマパッドに連結することを伴う。一度、トランスデューサ本体及びエラストマパッドが連結されると、それらは、医療患者が身に付けた骨折用ギブスの開口を越えるようにして、目標の皮膚表面の上であって、全般的にエラストマパッドが目標表面に当接し接触するように位置付けられる。医療適用における超音波の使用、例えば、骨の成長または関節炎の治療は、いろいろ記述されているが、クレームしたシステムや方法は、超音波の優れた伝達を要求される実質的に任意の状況において実践できる。記述したように、システムの1つの実施形態におけるエラストマパッドは、皮膚との接触及び超音波との相互作用による結果である流れの促進により供給される外皮医薬を含む。
本発明は、前述の図面及び記述に詳細に例示され記載されているが、これらは単なる例示であって、その性質上限定的なものではなく、単に例示した実施形態が示され記載されているだけであって、精神の範囲内の全ての変更及び修正、並びに以下の請求項に規定された発明の範囲が保護されることが望まれる。
Claims (26)
- 圧電エレメント、及びトランスデューサ面を規定する層を含むトランスデューサ本体と、
トランスデューサ面の全面に直接接触してその周りに広がる後面、及び凹み部を規定する前面を含むエラストマパッドと、
を含む超音波トランスデューサシステム。 - エラストマパッドが、エラストマ共重合体スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)、シリコーンまたはシリコーンゴムから形成される、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドの前面の凹み部が、前面の周囲部から及び周囲部の間で凹んでいる、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドの前面の凹み部が、前面の周囲部から及び周囲部の間で段状になっている、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドが多孔質である、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- トランスデューサ面が特定のインピーダンスを提供するように包み込まれている、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドが人間の皮膚に等しい音響インピーダンスを有する、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドが、トランスデューサ面の全表面との連結を提供するように形成される、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- 更に、エラストマパッドを着脱可能にトランスデューサ本体に連結する1以上の連結部材を含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- 更に、着脱可能にトランスデューサ本体に連結するように構成され、これによりエラストマパッドを全体的に覆うことができるキャップを含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- キャップが、トランスデューサ本体に連結されるとき、エラストマパッドの前面に係合するように形成された再加湿構造を有する、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- 更に、再加湿溶液を含む再加湿構造を含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- 再加湿構造が更にフィルタを含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドが、トランスデューサ本体に連結された支持構造に接着されたスクリーンを含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- 支持構造が、エラストマパッドの周囲部が接着された内部凹み部を有する、請求項14に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドが皮膚に適用する薬剤を含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- アダプタが、エラストマパッドをトランスデューサ本体に連結するために用いられる、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- アダプタが、エラストマパッド及びトランスデューサ本体に連結する1以上のピンを有するリングである、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- アダプタが、トランスデューサ本体に固定され、エラストマパッドの外表面に係合するように形成され、これによりエラストマパッド及びトランスデューサ本体を連結する、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- アダプタが、エラストマパッド及びトランスデューサ本体を保持するスリーブである、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- アダプタ及びトランスデューサ本体が、エラストマパッド及びトランスデューサ本体の間で捕捉された空気を排出する溝を含む、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドがトランスデューサ本体に強く接着される、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- エラストマパッドが交換可能である、請求項1に記載の超音波トランスデューサシステム。
- トランスデューサ面を有するトランスデューサ本体、圧電エレメント、及び後面及び凹み部を規定する前面を含むエラストマパッドを含むトランスデューサであって、エラストマパッドの後面がトランスデューサ面の全表面に直接接触して、その周りに広がるようになっているトランスデューサを提供するステップと、
エラストマパッドの凹み部に液体接触媒体を提供するステップと、
エラストマパッド及び液体接触媒体が目標表面に当接するように、トランスデューサを目標表面の上に位置付けるステップと、
超音波がエラストマパッドを通って目標表面に伝達されるように、圧電エレメントから超音波を生成するステップと、
を含む超音波トランスデューサシステムのための方法。 - 請求項1に記載の超音波トランスデューサシステムを用いた、生体の骨の成長を促進させる方法であって、
請求項1に記載の超音波トランスデューサを提供するステップと、
エラストマパッドの凹み部に液体接触媒体を提供するステップと、
エラストマパッドを生体の体に接触させるステップと、
超音波を、トランスデューサから、圧電エラストマパッド及び接触媒体を介して、生体へ伝達するステップと、
を含む方法。 - 生体が開口を有するギブスを有し、トランスデューサのエラストマパッドが開口の中に挿入されて生体に接触する、請求項25に記載の方法。
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