JP2013540994A - 原子炉用の制御棒アセンブリの連結棒及び制御棒を連結するための端部要素 - Google Patents

原子炉用の制御棒アセンブリの連結棒及び制御棒を連結するための端部要素 Download PDF

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Abstract

圧力容器、制御棒アセンブリ(CRA)を含む原子炉にして、前記アセンブリが、少なくとも1つの可動の制御棒、少なくとも1つの前記制御棒の移動を制御する制御棒駆動メカニズム(CRDM)、少なくとも1つの前記制御棒及びCRDMに作動上連結したカップリング、を含む。該カップリングは、CRDMと係合する連結棒を、該連結棒の下端に連結され且つ少なくとも1つの前記制御棒に更に連結した端部要素を含む。ある実施例では端部要素は、第1密度を有する第1材料と該第1密度より大きい第2密度を有する第2材料を含む第2部分とを含む。ある実施例では端部要素の、前記連結棒と平行方向における最大寸法は、前記連結棒を横断する最大寸法より大きいまたは等しい。

Description

本発明は、原子炉技術、原子炉制御装置技術、制御棒アセンブリ技術、及び関連技術に関する。
既知の原子炉プラントでは原子炉炉心は所望の核分裂連鎖反応を持続させるよう選択したサイズ及び組成を持つ核分裂性材料を含む。反応を加減するための中性子吸収媒体、例えば、軽水炉の場合は軽水(H2O)、重水炉では重水(D2O)等を設け得る。中性子吸収材料を含む“制御棒”を炉心内の整列した導管内に挿入して反応を制御あるいは停止させることも知られている。挿入された制御棒は中性子を吸収して連鎖反応を減速あるいは停止させる。
制御棒は制御棒駆動機構(CRDM)により操作される。所謂“グレイ”制御棒は、反応速度を連続的に調節し得るよう連続調整可能な状態下に挿入される。所謂“遮断”制御棒は完全に挿入されるかまたは完全に引き出されるかの何れかであって、通常運転中は炉心から完全に引出され、SCRAM中は素早く完全挿入されて連鎖反応を素早く停止させる。制御棒はグレイ制御棒及び遮断制御棒の両用としても設計され得る。そのような両用型制御棒には、SCRAM時にはCRDMから脱着されて重力の影響下に炉心内に落下する構成を有するものもある。軍用艦等のシステムでは、脱着させた制御棒を流体圧あるいはその他の推進力(重力以外の)で炉心内に落下させるものもある。
制御システムは、制御棒/CRDMカップリングを設けることで完成する。既存のカップリングは、制御棒を固定する下方端を有する連結棒を含む。連結棒の上方部分はCRDMと作動上連結する。グレイ制御棒機能を提供する既知のCRDMは、連結棒と一体のまたは剛接した主ネジを駆動するモーターを含み、このモーターを作動させることで前記主ネジ及び主ネジに一体のまたは剛接した連結棒を連続様式下に上下移動させ得る。遮断制御棒機能を提供する既知のCRDMは、制御棒を上昇位置(即ち、炉心から引き出した)に能動保持し、SCRAM時にはこの能動的保持力を解放して制御棒及び制御棒に一体のまたは連結した連結棒を共に炉心方向に落下(制御棒が実際に炉心に入る状態で)させる。グレイ及び遮断の両制御棒機能を提供する既知のCRDMはモーター/主ネジ構成を含み、モーターと主ネジとの間の連結部がSCRAM時に解放される設計を有する。例えば、モーターは通常運転(グレイ)中は、主ネジに能動的にクランプした分離式のボールナットを介して主ネジに連結され得、SCRAM時には分離して制御棒、連結棒、そして主ネジを相互SCRAMさせる(即ち、炉心に向けて一緒に落下させる)。
2010年3月12日付で提出された、“Control Rod Drive Mechanism For Nuclear Reactor”と題する関連出願第12/722,662号及び、2010年3月12日付で提出された、“Control Rod Drive Mechanism For Nuclear Reactor”と題する関連出願第12/722,696号は、ここでの参照により本明細書の一部に含まれるものとする。前記関連出願では、モーターと主ネジとの間の連結部は解放性を有さず、むしろ、SCRAMを実施させる分離ラッチが主ネジと連結棒との間に設けられる。これらの別態様では主ネジはSCRAMせず、むしろ、アンラッチされた連結棒と制御棒とが共に炉心方向にSCRAMし、主ネジはモーターに係合したままとなる。
CRDMは複雑な装置であって、代表的には電気的及びまたは流体圧により駆動される。遮断制御棒またはグレイ/遮断両用制御棒の場合、CRDMを含む制御棒システムは、少なくともCRDMの遮断機能に関する厳しい信頼性要件が課せられる安全関連コンポーネントとしても分類され得る。
“スパイダー”として既知のカップリング要素を追加し、当該要素を介して単独のCRDMを複数の制御棒に連結し、かくしてコスト及びシステム全体の複雑さを低減させることが知られている。この場合、単独のCRDMに連結された全ての制御棒が共に移動する。実際には多数のCRDMユニットを設け、各ユニットには複数の制御棒を連結し、かくしてある程度の冗長性を持たせる。スパイダーは連結棒の下端から離間する方向で横方向に伸延し、かくして多数の制御棒を装着するための大きな“表面積”を提供する。
スパイダーは、その有効面積が大きいことが望ましいが、制御棒支持アセンブリをも貫通する。制御棒支持アセンブリは、所望の“アップ/ダウン”以外の方向への制御棒の反りまたは任意の制御棒の横方向移動を防止するよう、制御棒の炉心の出入り動作を案内する。制御棒支持アセンブリは、各制御棒の反りまたは横方向移動を防止するに十分な周囲部分(SCRAM方向を横断する方向での)に渡り、各制御棒にカム接触すべきである。
スパイダーの有効面積に関しては、脱着された制御棒/スパイダー/連結棒/(及び随意的には主ネジ)からなるアセンブリがSCRAM中に炉心方向での加速度を制限する大きな流体圧抵抗を生じるべきではないという別の制限事項がある。スパイダーの、各棒を装着する“有効表面”はSCRAM方向に対して横向きであることから、当該事項は重要な考慮事項となる。
これらの考慮事項に鑑み、スパイダーは代表的には、当該スパイダーに連結棒を連結する中央装着ポイントから外側に延びる金属製のチューブまたはアームを含む。スパイダーの中には、半径方向に延びる各チューブ間に支持用交差部材を追加し得るものもあるが、それらの交差部材は、SCRAM方向に対して実際に横向きとなる面積を最小化することが要求されるため、その使用は制限される。スパイダーに含まれる前記金属製のチューブまたはアームの直径(またはより一般的にはサイズ)は、SCRAM中のスパイダーの流体圧抵抗を最小化し且つ、制御棒の上げ下げ中に制御棒支持構造を全ての制御棒に接触及びカム係合させ得るよう、実用可能な最低限に維持される。例えば強度や堅牢性、低コスト性、製造性、原子炉環境での適合性、等の様々な理由から、連結棒とスパイダーとは通常はステンレススチール製要素とされる。
関連出願第12/722,662号 関連出願第12/722,696号
上述した如き従来問題を生じない原子炉用の制御棒アセンブリの連結棒及び制御棒を連結するための端部要素を提供することである。
本発明の1様相によれば、制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリングであって、CRDMユニットに作動上連結した連結棒にして、グレイ制御棒機能及び遮断制御棒機能の少なくとも一方を提供する連結棒と、該連結棒の下端に連結する端部要素にして、少なくとも1つのキャビティ及び該少なくとも1つのキャビティ内に配置したフィラーを画定するケーシングとを含む端部要素と、を含む制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリングが提供される。前記フィラーは前記ケーシングに含まれる材料のそれより高密度の重量材を含む。前記端部要素は更に、少なくとも1つの制御棒の上端に連結される。
本発明の他の様相によれば、連結棒の下方端を原子炉の少なくとも1つの制御棒に連結するようになっている端部要素を含む装置が提供される。該端部要素はステンレススチールの密度より大きい平均密度を有する。
本発明の他の様相によれば、制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリングであって、CRDMユニットに作動上連結した連結棒にして、グレイ制御棒機能及び遮断制御棒機能の少なくとも一方を提供する連結棒と、該連結棒の下端に連結する端部要素と、を含む制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリングが提供される。前記端部要素は、少なくともSCRAM方向を横断する最大寸法であるSCRAM方向長さを有する。端部要素は更に、少なくとも1つの制御棒の上端に連結される。
本発明の更に他の様相によれば、原子炉圧力容器及び制御棒アセンブリを含む装置であって、前記制御棒アセンブリが、中性子吸収材料を含む少なくとも1つの可動の制御棒と、少なくとも1つの制御棒の動作を制御する制御棒駆動メカニズム(CRDM)と、該少なくとも1つの制御棒及びCRDMを作動上連結するカップリングと、を含む装置が提供される。前記カップリングは、前記CRDMに係合する連結棒と、該連結棒の下方端に連結する端部要素と、を含む。前記端部要素は、第1密度を有する第1材料を含む第1部分と、前記第1密度より高い第2密度を有する第2材料を含む第2部分とを含む。前記端部要素は更に、少なくとも1つの制御棒に連結する。
本発明の更に他の様相によれば、原子炉圧力容器及び制御棒アセンブリを含む装置であって、前記制御棒アセンブリが、中性子吸収材料を含む少なくとも1つの可動の制御棒と、少なくとも1つの制御棒の動作を制御する制御棒駆動メカニズム(CRDM)と、該少なくとも1つの制御棒及びCRDMを作動上連結するカップリングと、を含む装置が提供される。前記カップリングは、前記CRDMに係合する連結棒と、該連結棒の下方端に連結する端部要素と、を含む。前記端部要素の連結棒と平行方向での最大寸法は、該連結棒を横断する最大寸法より大きいまたは等しい。
上述した如き従来問題を生じない原子炉用の制御棒アセンブリの連結棒及び制御棒を連結するための端部要素が提供される。
図1は、制御棒アセンブリ(CRA)を含む原子炉圧力容器例の下方部分例の図解的断面斜視図である。 図2は、図1のCRAの図解的斜視図である。 図3は、CRDMユニットを取り外してCRAの連結棒の上端部を露呈した、制御棒ガイドフレームの図解的斜視図である。 図4は、図1〜3のCRAの制御棒及び連結棒の、これらコンポーネントを隠すコンポーネントを省いて示す図解的斜視図である。 図5は、図1〜4のCRAの端部重り要素の図解的斜視図である。 図6は、図5の端部重り要素の図解的な側方断面斜視図である、 図7は、図5及び6の端部重り要素のケーシングの図解的底面図である。 図8は、図5〜7の端部重り要素のケーシングの、図1〜3のCRAの制御棒ガイドフレーム内に位置付けた状態における図解的平面図である。 図9は、図5〜7の端部重り要素の中央通路内に格納または配置したJ−ロック雌型装着アセンブリの図解的断面斜視図である。 図10は、連結棒、端部重り要素、J−ロックカップリングの上方部分を含む制御棒、からなるアセンブリの図解的断面斜視図である。 図11は、連結棒、端部重り要素、錠止状態におけるJ−ロックカップリングを詳細表示した制御棒、からなるアセンブリの図解的断面斜視図である。
本明細書において、制御棒/CRDMカップリングアセンブリにおけるパラダイムシフトが開示される。既存の制御棒/CRDMカップリングアセンブリでは制御棒は、最小重量と、SCRAM方向に対して横向きの表面エリアとを有する軽量の、“蜘蛛足状”のスパイダーとして終端される。スパイダーは、制御棒装着用の広い“有効”エリアを提供するが、SCRAM中の流体圧抵抗を生じる“実際の”エリアは狭い構成を有する。スパイダーと連結棒とは何れも、強度や堅牢性、低コスト性、製造性、原子炉環境での適合性、等における利益を提供するようステンレススチール製コンポーネントとされる。
本発明の制御棒/CRDMカップリングアセンブリは、以下に述べる各様相、即ち、(i)従来の軽量スパイダーを端部重り要素に交換、及びまたは、(ii)制御棒/CRDMカップリングアセンブリのステンレススチールの有意部分を、タングステン(随意的には粉末または顆粒形態での)、モリブデン、タンタラム、あるいはその他等のもっと稠密な素材に交換、の何れかまたは両方を含む。本発明の制御棒/CRDMカップリングアセンブリは従来の連結棒/スパイダーアセンブリよりも実質的に重く、かくして、重力由来のSCRAMの速度及び信頼性を有益に助長させる。
本発明の端部重り要素を使用する制御棒/CRDMカップリングアセンブリにおいて、当該端部重り要素は、従来の軽量スパイダーより重いため、SCRAM方向に対して横向きの実表面積を随意的には従来のスパイダーと比較して大きくできる。
図1を参照するに、原子炉の圧力容器10が示され、圧力容器10の底部に接近して位置付けた炉心支持フレーム12を含んでいる。炉心支持フレーム12は、放射性材料、例えば、濃縮ウラン酸化物(つまり、高235U/238U比化したUO2)等を含有または含む炉心(図示せず)を含む。制御棒駆動メカニズム(CRDM)ユニットが略示される。CRDMユニット14は圧力容器10内に配置した内部CRDMであるが、外部CRDMを使用しても良い。図1には、単一のCRDMユニット14を例示したが、異なる複数の制御棒を各々連結した多数のCRDMユニット(これらの追加的なCRDMユニットは図1には示されないが、圧力容器10にはそれら追加CRDMユニット用のスペースが示される)を使用するのが一般的である。
CRDMユニット14の下方には制御棒ガイドフレーム16が配置され、斜視図1では制御棒/CRDMユニットカップリングアセンブリ(図1には示さず)は当該フレームで隠れて見えない。制御棒ガイドフレーム16の下方に複数の制御棒18が伸延する。図1では各制御棒18は、炉心支持フレーム12に最大限挿入された完全挿入位置で示される。当該完全挿入位置では端部重り要素(あるいは別態様ではスパイダー)が、制御棒ガイドフレーム16内の下方位置20に位置付けられる(やはり図1には示さない)。図1の実施例ではCRDMユニット14及び制御棒ガイドフレーム16は中空チューブを含むスタンドオフ22により離間され、前記中空チューブは、各々CRDMユニット14及び制御棒ガイドフレーム16に連結し且つ連結棒(図1には示さず)が貫通する対向端を有する。
図1には例示的な圧力容器10の下方部分のみが示される。原子炉運転に際し、例示した開放上端24には、1つまたは1つ超の圧力容器上方部分にして、例示した圧力容器10の下方部分と共に、炉心、(例示した炉心支持フレーム12により表示される)、制御棒18、制御棒ガイドフレーム16、内部CRDMユニット14、を格納する圧力包囲容積を形成する圧力容器上方部分が連結される。別態様ではCRDMユニットは原子炉圧力容器の外部でその上方に位置付けられる。この場合外部CRDMユニットは、制御棒/CRDMカップリングアセンブリを介し、当該制御棒/CRDMカップリングアセンブリの内部で圧力容器の上方部分内の入り口を貫いて伸延する制御棒に連結される。
図2を参照するに、CRDMユニット14、制御棒ガイドフレーム16、仲介用のスタンドオフ22、制御棒18、を含む制御アセンブリが示され、原子炉圧力容器から隔絶されている。制御棒/CRDMカップリングアセンブリは図2でもやはり制御棒ガイドフレーム16とスタンドオフ22とに隠されて見えない。
図3を参照するに、やはり制御棒ガイドフレーム16とスタンドオフ22とが例示されるが、CRDMユニットはスタンドオフ22の上方に延びる連結棒30の上端が見えるよう省略されている。CRDMユニットがグレイ棒機能を有する場合は、連結棒30の例示された上端がCRDMユニットと係合し、かくして当該CRDMユニットは連結棒30を、従って、装着された制御棒18(図3には示さず)を上昇または下降させ得るようになる。CRDMユニットが遮断棒機能を有する場合は、図示された前記上端をSCRAM中にCRDMから着脱自在である。図1〜4の各々には、SCRAM時の制御棒の落下方向の加速度がSとして表示される。
図4を参照するに、制御棒18と連結棒30とが、これらを隠すコンポーネント(例えば、ガイドフレーム16、スタンドオフ、あるいはCRDMユニット)を省略した状態で示される。図4では、複数の制御棒18を連結棒30の下端に連結する例示的な端部重り要素32が示される。従来のスパイダーとは異なり、端部重り要素32はSCRAM方向Sに沿った実質長さを有する。図示した端部重り要素32は急速SCRAMを容易化する重量増加を提供する利益があるが、当該端部重り要素32を従来の“蜘蛛足状”のスパイダーで代替することも意図される。
図5及び6を参照するに、端部重り要素32の斜視図及び側方断面斜視図が各示される。端部重り要素32は、上方及び下方の各ケーシングカバープレート42および44によりその上端及び下端が各封止された実質的に中空のケーシング40を含む。図5には4つの上部ケーシングカバープレート42が例示され、その2つが図6では側方断面斜視図で示される。図5の傾斜角度では下方のカバープレートは隠れて見えないが、図6では下方の2つのカバープレートの“上縁”が見えている。例示された端部重り要素32は、図5に例示した上方の4つのケーシングカバープレート42と相似配列した4つの下方ケーシングカバープレート44を含む。
図7には端部重り要素32の詳細が示され、カバープレートを省略した状態でケーシング40が平面図で示される。図7に示す如く、ケーシング40は筒状であり、SCRAM方向Sと平行なシリンダー軸と、当該シリンダー軸を横断する一様な断面とを有する。この断面は複雑であり、中央通路50と、当該中央通路50を中心に90°の間隔で半径方向に離間する4つのキャビティ52とを画定する。ケーシング40の断面には24本の小通路54(つまり、中央通路50と比較して小さい)も画定されるが、図7ではその幾つかのみに番号が付記される。図7を図5及び6と比較すると、各中央通路50及び小通路54はケーシング40を完全に貫き、且つ、上方及び下方の各カバープレート42、44によっては覆われない。
先ず24本の小通路54について説明するに、当該小通路は複数の制御棒18を固定する構造部を提供する。ある実施例では、24本の小通路54の各々が制御棒を保持し、かくして、複数の制御棒18は正確に24本の制御棒から構成される。他の実施例において、24本の小通路54の1つまたは1つ超が空とされ、またはその他目的、例えば、炉心内機器配線用の導管として使用され得、その場合、複数の制御棒18はその構成上24本の制御棒より少なくなる。端部重り要素32は単に例示的なものであって、例えば、24本より多いまたは少ない異なる数の制御棒を提供するその他の断面構成を有し得る。
次に、中央通路50を中心に90°の間隔で半径方向に離間する4つのキャビティ52について説明する。実質的に中空のケーシング40と、上方及び下方の各カバープレート42、44は好適にはステンレススチール製であるが、その他材料の使用も意図される。前記上方及び下方の各カバープレート42、44は4つのキャビティ52をシールする。図6の側方断面図に示される如く、4つのキャビティ52は重量材を含むフィラー56で充填される。ここで“重量材”とは、中空のケーシング40を形成するステンレスチール(あるいはその他材料)よりもずっと稠密な材料を意味するものとする。例えばフィラー56は、幾つか例示すると、タングステン(随意的には粉末あるいは顆粒形態の)、劣化ウラン、モリブデン、またはタンタラム等の重量材であり得る。例えばステンレススチールの密度は約7.5−8.1グラム/cm3であり、一方タングステンの密度は約19.2グラム/cm3であり、タンタラムのそれは約16.6グラム/cm3である。ある好ましい実施例では、フィラー56を構成する重量材の密度はケーシング40の構成材料のそれの少なくとも2倍である。ケーシング40がステンレススチールから構成される好ましいある実施例では、フィラー56を構成する重量材の密度は好ましくは少なくとも16.2グラム/cm3(ここに明記される全ての密度値は室温下におけるものである)である。
ある実施例ではフィラー56は端部重り要素32の構造的な強度または堅牢性には貢献しない。従って、フィラー56を構成する重量材はその機械的特性を考慮することなく選択可能である。同じ理由から、フィラー56はキャビティ52内にフィットする寸法形状の固体インサートの形態を有し得、または、粉末、顆粒、あるいはその他の構成を有し得る。カバープレート42、44はキャビティ52をシールする、従って、フィラー56を構成する重量材は、圧力容器10内を流動する一次冷却水との適合性を有さないものも意図される。あるいは、フィラー56を構成する重量材が圧力容器10内を流動する一次冷却水との適合性を有するものである場合は上方のカバープレート42を省略することが意図され、その場合、キャビティ52はシールされない。実際、フィラー56がキャビティ52の内部にしっかり保持される固形材料である場合、上方及び下方の各カバープレート42及び44を省略することが意図される。
引き続き図5〜7を、更に図8も参照するに、端部重り要素32はCRDMユニット14により制御棒18が上昇または下降される際に制御棒ガイドフレーム16を貫通する。端部重り要素32は、SCRAM方向Sに沿ったその長さに渡り断面が一定のシリンダー形態を有し、かくして、設計上の外観が簡略化される。更には、制御棒ガイドフレーム16は、制御棒を所望通りガイドするよう各制御棒18にカム係合すべきである。この目的上、端部重り要素32の断面は凹部58(図7にはその幾つかに番号が付記される)を有する設計とされる。図18に示すように、これらの凹部58には制御棒ガイドフレーム16の合致する延長部60が嵌合する。図8には、端部重り要素32の外側表面と、制御棒ガイドフレーム16の近位側表面との間に若干の許容差を提供するギャップGも表示される。端部重り要素32の24個の小通路54を包囲する、制御棒ガイドフレーム16の24個の部分円形開口は、制御棒18にカム係合する寸法とされる。明示上、図8には端部重り要素32の中央通路50の内側に配置した連結棒30も示される。
図5〜7には、4つのキャビティ52用の空間を設けたことで、それら4つのキャビティ52無しで達成され得る断面の実面積と比較して端部重り要素32の断面の実面積(つまり、SCRAM方向Sに対して横向きに構成されるエリア)が実質的に増大されることが示される。ある実施例では、SCRAM方向Sに対して横向きに配向される断面(カバープレート42、44で包囲されるエリアを含む)の“充填係数”は少なくとも50%であり、図7には、例示した端部重り要素の充填係数は50%より実質的に高いことが実証される。かくして端部重り要素32の設計は、代表的なスパイダーにおける設計、即ち、SCRAM方向Sに対して横向きの断面の実面積を最小化し且つその充填係数が一般に実質的に50%未満の“蜘蛛足状”として流体圧抵抗を減少させる設計とは全く異なる。一般に、端部重り要素32の重量により得られるSCRAM力は、4つのキャビティ52により拡大する横向き断面の実面積により付与される流体圧抵抗を補ってあまりあるものである。
端部重り要素32をSCRAM方向Sに延伸することで、流体圧抵抗に打ち勝ち且つSCRAM速度を増大させるための重量を追加できる。換言すると、SCRAM方向Sでの端部重り要素32の長さと、SCRAM方向Sに対して横向きの最大長さ寸法との比を随意的には1に等しくあるいはそれ以上、またより好ましくは1.2に等しくあるいはそれ以上にできる。例示した端部重り要素32は代表的スパイダーの如く全体に平坦な要素ではなく、むしろ、連結棒30の下端に有意の端部重量を提供する容量コンポーネントである。
例示した端部重り要素32は重量材を含むフィラー56を炉心(図1に示す如く、圧力容器10の底部に接近して位置付けた炉心支持フレーム12に格納されまたは支持された)とCRDMユニット14との間に配置する上で実質的に有益性がある。フィラー56を構成する重量材は、一般に、炉心から発生される放射線に対する吸収性が高いことが期待され得る稠密材である。例えば、タングステン、劣化ウラン、モリブデン、あるいはタンタラム等の重量材は放射線吸収性が高いという特性がある。従って、フィラー56を構成する重量材は高価(ある実施例の場合、また種々程度において)で且つ放射線に弱いCRDMユニット14を保護する放射線シールドを提供する。
端部重り要素32をSCRAM方向Sに延伸することで重量提供とは別の利益が得られる。端部重り要素32をSCRAM方向Sに延伸すると制御棒18を当該端部重り要素32に固定させ得る長さ部分が増大し、また同様に当該端部重り要素32に連結棒30を固定させ得る長さ部分も増大し得る。これにより機械的連結が良好化され、制御棒18の傾倒を防止する安定化トルクも向上する。一般に、端部重り要素32をSCRAM方向Sに延伸することで、連結棒/端部重り要素/制御棒からなるアセンブリにおける問題の多い(あるいは破滅的でさえある)変形の恐れを低減させる高剛性の機械的構造が提供される。
端部重り要素32をSCRAM方向Sに延伸することによる他の利益は、端部重り要素32がSCRAM方向Sにおいて随意的には流線形化させ得るようになることである。当該例は図示されないが、図5に示す形態を、(例えば)その下方断面を狭く、上方断面を広くし、下方断面から上方断面にかけて直径が増大する接頭円錐表面を有するように改変することが意図される。制御棒固定用の小通路54はSCRAM方向Sと正確に平行状態に維持(かくして、その最外部位置に位置付けた制御棒用には短くなる)され得る。当該流線形化において、流体圧抵抗(流線形化により減少する)と、流線形化による重量低減とはトレードオフ関係に有る。
上述の如き随意的な流線形化に代えて、端部重り要素の断面形態を変更することで流体圧抵抗を減少させ得る。例えば、断面に小通路54と類似の通路を追加し、しかしこれら追加通路には制御棒あるいはその他を充填せずに流体通路とし、かくしてSCRAM中の端部重り要素の流体圧抵抗を低減させ得る。
例示した端部重り要素32は重量材(端部重り要素32の平均密度をステンレススチールの平均密度以上のものとする)を含むフィラー56と、当該端部重り要素32の長さ(端部重り要素32の全容積を増大する)との組み合わせにより所望重量を提供する。全質量(重量に等しい)は、容積と平均密度との積である。所望重量を得るには、種々の設計上のトレードオフ、中でも、(1)フィラー56のサイズまたは量または容積、(2)フィラー56を構成する重量材の密度、(3)端部重り要素32の長さ、がトレードオフされ得る。
ある実施例では端部重り要素を延長させず、重量材を含むフィラーを用いて所望重量化することが意図される。当該実施例では、端部重り要素32が随意的に従来の実質的に平坦且つ“蜘蛛足状”スパイダー形態を有し得、スパイダーの各チューブあるいはその他連結要素が、重量材を構成するフィラーを格納するキャビティを画定するべく部分的または全体的に中空とされ得る。この端部重り要素は“重量スパイダー”とみなし得る。
他の実施例では、フィラー材を完全に省略し、それに代わる延伸により所望重量を提供させることが意図される。例えば、例示した端部重り要素32を、その4つのキャビティ及びフィラー56を省略して改変させ得る。当該構成ではケーシング40を、ケーシング40と外周部が同じで且つその頂部及び底部が上方及び下方の各ケースカバープレート42、44を画定(あるいはより明瞭には“代替する”)する単一の固体ステンレススチール要素で代替させ得る。重量材を構成するフィラーを省略するそれら実施例は、全体がステンレススチール製の細長の端部重り要素32により十分な重さが提供される場合は好適に採用される。またそれら実施例は、端部重り要素の重量が考慮事項ではなく、制御棒及び又は連結棒30との確実な連結のためのより長い長さを提供する、または、流線形化に基づくSCRAM方向Sでの長さジオメトリを提供する等の、端部重り要素延伸によるその他の利益が所望される場合にも好適に採用され得る。
開示された端部重り要素の種々の実施例では、制御棒を連結棒の下端にカップリングするための好適な構造を提供する主要機能を犠牲にすることなく、ステンレススチール製ケーシングが使用される。同時に、ステンレススチール製ケーシングには、重量材を構成するフィラーを挿通するに十分な空隙またはキャビティ容積が残される。ステンレススチールはケーシング用の好ましい材料として参照したが、所望の構造的特性及び原子炉圧力容器適合性を有するその他材料を使用できる。重量材を含むフィラーは好適にはタングステン、劣化ウラン、あるいはその他の好適な稠密材である。
開示された端部重り要素の種々の実施例はSCRAM方向Sにも延伸される。当該延伸形態は、制御棒ガイドフレームを再設計(例えば、拡幅化)することなく当該制御棒ガイドフレームに嵌入させる形態化が容易であり、かくして、制御棒アセンブリ全体の空間範囲には影響しない。延伸は調節可能な設計パラメーターであり、所望の重量を提供させるべく大きくあるいは小さく設定可能である。延伸量を増大させると一般に制御棒アセンブリの高さが増大され、かくして、特定の原子炉設計上、延伸に関する上限が生じ得る(当該上限は連結棒長さを低減させることで少なくとも部分的に相殺され得るが、連結棒の最小長は所望の最大移動量により決まる)。
開示された端部重り要素の他の利益は、調節性の重りを提供し得る点にある。例えばある実施例では、異なるCRDMユニットに関わる異なる移行用アセンブリが同じではないように、異なるCRDMユニットを異なる高さ位置に位置付け得、あるいは異なる質量の制御棒を支持し得る。種々のCRDMユニットに関わる全ての移行用アセンブリの重量が同じであることが有益である場合は、異なる端部重り要素32の各キャビティ52に含まれる重量材を含むフィラー量を、各移行用アセンブリの重量を均等化させるよう相違させ得る。この場合、幾つかのキャビティ52にフィラー56を部分的においてのみ充填する場合が生じ得る。随意的には、キャビティ52の未充填空間にステンレススチールスラグ(図示せず)の如き軽量フィラーを充填し得、あるいは圧縮した負荷バネ(図示せず)を格納し、かくして、キャビティ52内での重量材を構成するフィラー56の移動を防止する。軽量フィラーまたは負荷バネの重さは重量材を構成するフィラー56量の選択時において、所望の全体重量が達成されるべく好適に考慮される。種々の移行用アセンブリの重量均等化は、例えば、各移行用アセンブリ内での共通プランジャーあるいはその他運動エネルギー吸収要素を使用可能にする上で有益であり得る。運動エネルギー吸収要素(図示せず)は、SCRAMを受けている移行用アセンブリを、制御棒がその完全(即ち、最大)挿入ポイントに到達した時点で“ソフトストップ”させるよう設計される。
例示した端部重り要素32のケーシング40は機械的支持を提供する構造部分として作用する。連結棒30と制御棒18との間のカップリングに関する全負荷は、各制御棒用の装着位置として作用するケーシング40に伝達される。
図9、10及び11を参照するに、連結棒30を端部重り要素32のケーシング40の中央通路50に固定するために使用し得る種々の装着形態が示される。それら装着形態の1例において、ケーシング40の中央通路50は、ケーシング40の当該中央通路50に好適には同中心状に配置したJ−ロック雌型装着アセンブリ70を格納する。図9にはJ−ロック雌型装着アセンブリ70の側方断面が示され、図10には連結状態のアセンブリ側面が示され、図11では連結状態のアセンブリの側方断面が示される。特に図9を参照するに、例示したJ−ロック雌型装着アセンブリ70はハブ72を含み、例示実施例では当該ハブはケーシング40の中央通路50内に同中心状態で溶接あるいはそうでなければ固定した円形シリンダーを含んでいる。あるいはハブは中央通路50に一体化されあるいはその内側表面により画定され得る。ハブ72は、ケーシング40と、ハブ72の内側に配置された3本のJ−ロックピン74(図9の断面ではその2つが見える)を含むJ−ロック雌型装着コンポーネントとの間のインターフェースとして作用する。これらのピン74は、連結棒30の下端位置に配置したJ−ロック雄型装着アセンブリ80(図11参照)用の連結ポイントを提供する。J−ロックプランジャー76とJ−ロックバネ78とが、連結棒30のJ−ロック雄型装着アセンブリ80を、端部重り要素32と係合した状態に維持する(図11に示す錠止配置構成)。
例示したJ−ロック雌型装着アセンブリ70は、SCRAM中の移行用アセンブリ(即ち、制御棒18、端部重り要素32、連結棒30、及び随意的には主ネジ(図示せず))における衝撃を吸収するべく協働する下方プランジャー82、内側バネ84、バネワッシャ86、を更に含む。
連結棒30と端部重り要素32との間の、例示したJ−ロック雌型装着アセンブリ70は1つの例である。より一般的には、別のタイプの脱着自在の連結部または恒久溶接連結部、または一体配列構成、を含む実質的に任意タイプの連結部が意図される。J−ロック構成には、連結棒30を“プッシュアンドツイスト”操作だけで端部重り要素32から(従って制御棒18から)脱着させ得る利益がある。これにより、原子炉の燃料交換中に連結棒30を移行用アセンブリの残余部(即ち、端部重り要素32及び、装着した制御棒18)とを別個に移動させ得る。
端部重り要素32のケーシング40は種々の技法で製造可能である。ある実施例では放電加工(EDM)による製造が意図される。EDM法はステンレススチールの中実ブロックに適用され、当該中実ブロックがスパイダーケーシング40を画定するよう切断される。EDM法は迅速且つ正確である利点がある。意図されるその他方法には、何れも迅速で且つ材料費が安価なキャスチング法、または押し出し法が含まれる。
制御棒18、端部重り要素32、連結棒30、随意的には主ネジ(図示せず)を含む移行アセンブリは、原子炉緊急停止時に炉心方向への当該移行アセンブリの急速且つ信頼下のSCRAMを容易化するべく重いことが有益である。当該目的上、端部重り要素32は重量構造とされる。そのための1方法を開示すると、端部重り要素32の平均密度を重量材を含むフィラー56(ここで“重い”とはステンレススチールあるいはその他の、ケーシング40を構成する材料のそれより高密度であることを意味するものとする)を追加することでステンレススチールのそれ以上にすることである。ここに開示するその他方法は、端部重り要素32をSCRAM方向Sに延伸することである。例示した端部重り要素32は、平均密度がフィラー56により増大され且つSCRAM方向Sに延伸される。
図10及び11を参照するに、連結棒30を高密度化することで移行アセンブリ用の追加重量が追加的または交互に入手される。この目的上、例示した連結棒30は、重量材を含む中空の(あるいは部分的に中空の)フィラー92を収納する連結棒チューブ90(図11に断面を示す如き)を含む。かくして、連結棒チューブ90は、端部重り要素32のケーシング40のそれと類似目的の構造体として作用し、他方、重量材を含むフィラー92は端部重り要素32のフィラー56に類似する重り(または高平均密度化)構造として作用する。中空の連結棒チューブ90は、EDM法(当該方策用には長いチューブは問題を生じ得るものの)、キャスチング、押し出し法、フライス削り、あるいはその他、等の様々な技法を用いて製造し得る。
ある好適な実施例において、重量材を構成するフィラー92は、連結棒チューブ90の内径に実質的に一致する直径を有するタングステンスラグ形態を有し、所望重量を達成するよう積層数を選択して連結棒チューブ90内に積層される。タングステンスラグ数が連結棒チューブ90の内容積を満たすに不十分であり且つそれらスラグの移動回避が望まれる場合は、随意的には、好適なバイアス構成により当該移動を防止する、または連結棒チューブ90の内容積をステンレススチールスラグ等の軽量材でフィラー92の残余空間を充填する。図11の実施例ではバイアス構成が採用され、連結棒チューブ90の内容積が上方及び下方の各溶接プラグ94、96で封止され、圧縮バネ98が、連結棒チューブ90の内容積へのフィラー92の充填不足により生じ得る、SCRAM方向Sに沿った弛みを取る。タングステンに代わる、フィラー構成用重量材には、その幾つかを例示すれば、劣化ウラン、モリブデン、タンタラム、あるいはその他がある。フィラー92は、1つまたは1つ超の中実スラグまたは棒、粉末、顆粒、その他が含まれ得る。連結棒30に関しての“重量材”とは、ステンレススチールあるいはその他の、連結棒チューブ90の構成材料のそれより高密度の材料に対して参照される。例を挙げると、ステンレススチールの密度は約7.5〜8.1g/cm3であり、他方、タングステンの密度は約19.2g/cm3であり、タンタラムのそれは約16.6g/cm3である。幾つかの好ましい実施例において、フィラー92を構成する重量材の密度は、中空の連結棒チューブ90の構成材のそれの少なくとも2倍である。中空の連結棒チューブ90がステンレススチールを含む幾つかの好ましい実施例において、フィラー92を構成する重量材の密度は少なくとも16.2g/cm3であることが好ましい(ここに明記される全ての密度値は室温下におけるものである)。
引き続き図10及び11を参照するに、例示した連結棒30は上端を有し、当該上端は、CRDMユニット14(ラッチは図示せず)のラッチを固定する環状溝100と、制御棒位置センサー(図示せず)と組み合わせて使用するマグネット102とを含む。連続調節(グレイ棒)用のモーター/主ネジ構成と、CRDMユニット14から連結棒30を脱着させる(主ネジをモーターに作動上連結した状態で)別個のラッチとを含むCRDMユニット14の好適な実施例は、2010年3月12日付で提出された“Control Rod Drive,Mechanism For Nuclear Reactor”と題する、関連出願第12/722,662号、及び、“Control Rod Drive Mechanism For Nuclear Reactor”と題する関連出願第12/722,696号に記載され、何れの関連出願もここでの参照により本明細書の一部に含まれるものとする。
あるいは、別態様では主ネジ(図示せず)が連結棒チューブ90に固定されまたは一体化され、主ネジが連結棒/端部重り(またはスパイダー)/制御棒とともにSCRAMする(換言すれば、主ネジが、SCRAM中の移行アセンブリの一部を構成する)。それら別態様では、モーターは、分離すると主ネジを解放してSCRAMを開始させる、分離自在のボールナットにより主ネジと好適にカップリングされる。
例示した連結棒30は8つのコンポーネントを含む。連結棒30のアセンブリの重量は、中空の連結棒チューブ90を使用することで増加する。連結棒チューブは部分的においてのみ中空、例えば、下方部分のみが中空であり得る。中空の連結棒チューブ90の内部には重量材を含むフィラー92を位置付ける。ある実施例ではフィラー92はタングステンの数本の短い棒またはスラグを含む。中空の連結棒チューブ90内のタングステン棒またはスラグ数は所望の重量を達成するよう選択する。CRDMユニットが異なる異なる移行アセンブリを使用する場合、各中空の連結棒チューブ90内のタングステン棒またはスラグ数は相違し得、且つ、幾つかのCRDMユニットの各連結棒の重量が同じになるよう選択される。これは、それによって全てのCRDMユニットを、連結棒長さ、制御棒組成あるいはその他等の因子とは無関係に単一重量上昇用に設計し得るようになる点で有益である。
先に言及した如く、そのような重量“チューニング”は端部重り要素32内のフィラー56を調節することによっても達成し得る。フィラー56及び92を共に使用する場合、フィラー56及び92の組み合わせ重量はこれらフィラー56及び92の一方または両方の量及びまたは密度を調整することでチューニングし得る。重量チューニング量が小さいと見込まれる場合はそれら幾つかの実施例ではフィラー56及び92を標準サイズ/重量の中実要素とし得、次いで、粉末、顆粒、単数または複数の小スラグあるいはその他から構成される重量材を含む追加的フィラーを追加して全重量を調整し得る。
中空の連結棒チューブ90の内容積が部分的においてのみフィラー92で充填される場合、残余の内容積中にステンレススチール棒あるいはその他軽量フィラー(図示せず)を挿入して充填を完了させ得る。
さらには、または別様には、バネ98あるいはその他機械的なバイアス構成を採用し得る。フィラー92を連結棒チューブ90内に“緩く”配置することが意図されるが、そのような構成はSCRAM降下終了時の運動エネルギーの吸収を複雑化させ得る。
フィラー92は一般に、中空の連結棒チューブ90におけるステンレススチール(あるいはその他材料)のそれより小さい熱膨張率を有する。連結棒30は室温下にアセンブル化され、次いで、その動作温度に加熱される。例えば250cmあるいはそれ以上の長さの連結棒の場合、連結棒チューブ90に生じる熱膨張は数センチメートルあるいはそれ以上のオーダーの量で増大する。フィラー92の熱膨張係数が小さいことで、フィラー92の長さの増大量は実質的に小さくなる。バネ98は当該効果を好適に相殺させる。更に、バネ98は、フィラー92より下方に位置付けられると(図11に示す如く)、SCRAM降下終了時の運動エネルギー放散を助成し得る。
図11に例示する如く、中空の連結棒チューブ90は連結棒30の全長より短くされ得る。例示した実施例では連結棒30は、連結棒チューブ90の下方の、J−ロック雄型装着アセンブリ80に相当する追加長さ部分を含み、また、連結棒チューブ90の上方の、ラッチ用の環状溝100を含み且つ位置表示マグネット102を格納する上方チューブに相当する追加長さ部分をも含む。中空の連結棒チューブ90の内容積を封止する上下の各プラグ94、96が随意的に溶接さられる。これらのプラグは、中空の連結棒チューブ90の上下の各端部に装着され、かくして、フィラー92及び内部の随意的なバネ98をシールする。例示実施例では、プラグ94、96の外側端部は、上方の連結棒とJ−ロック雄型装着アセンブリ80の各々における連結を容易化する構成を有する。
連結棒30は、重量材を含むフィラー92を炉心(図1に示す如く圧力容器底部に接近して位置付けた炉心支持フレーム12内に格納したまたは当該フレームで支持された)と、CRDMユニット14との間に配置する点での実質的な有益性をも有する。フィラー92を構成する重量材は、炉心から出る放射線の吸収性が高いことが一般に見込まれ得る稠密材である。高い放射線吸収性は、例えば、タングステン、劣化ウラン、モリブデン、あるいはタンタラム、等の重量材の特性である。かくして、重量材を含むフィラー92は、高価(ある実施例の場合、また種々程度において)でしかも放射線に弱いCRDMユニット14を保護する放射線シールドを提供する。フィラー56及び92を共に使用する場合、両フィラーはそれらの有益なCRDMシールド効果に貢献する。
例示した制御棒/CRDMカップリングは、(1)延伸され且つフィラー56を含む端部重り要素32と、(2)フィラー92を含む連結棒30との組み合わせを含む。
他の制御棒/CRDMカップリング実施例は、延伸され且つフィラー56を含むが、従来の中実のステンレススチール製連結棒(フィラー92を含まない)にカップリングした端部重り要素32との組み合わせを含むことが意図される。
別の制御棒/CRDMカップリングは、延伸され且つフィラー56を含まず、(i)フィラー92を含む連結棒30または、(ii)従来の中実のステンレススチール製連結棒(フィラー92を含まない)連結棒30のいずれかにカップリングした端部重り要素32との組み合わせを含むことが意図される。
更に他の制御棒/CRDMカップリングは、延伸されない(例えば、従来のスパイダーに類似の“蜘蛛足状”トポロジーを有する)が、しかし端部重り要素の各チューブあるいはその多部材の中空部分に配置したフィラー56を含み、(i)フィラー92を含む連結棒30または、(ii)従来の中実のステンレススチール製連結棒(フィラー92を含まない)連結棒30のいずれかにカップリングした端部重り要素32との組み合わせを含むことが意図される。
別の制御棒/CRDMカップリングは、(i)延伸されず且つフィラー56を含まず且つ(ii)フィラー92を含む連結棒30にカップリングした端部重り要素32との組み合わせを含むことが意図される。
4 開放上端
10 圧力容器
12 炉心支持フレーム
14 CRDMユニット
16 制御棒ガイドフレーム
18 制御棒
20 下方位置
22 スタンドオフ
30 連結棒
40 スパイダーケーシング
42 上部ケーシングカバープレート
44 下方ケーシングカバープレート
50 中央通路
52 キャビティ
54 小通路
56 フィラー
58 凹部
60 合致用延長部
70 J−ロック雌型装着アセンブリ
72 ハブ
74 J−ロックピン
76 J−ロックプランジャー
78 J−ロックバネ
80 J−ロック雄型装着アセンブリ
82 下方プランジャー
84 内側バネ
86 バネワッシャ
90 連結棒チューブ
92 フィラー
94 溶接プラグ
98 圧縮バネ
100 環状溝
102 位置表示マグネット

Claims (28)

  1. 制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリングであって、
    CRDMユニットと作動上連結した連結棒にして、グレイ棒制御機能及び遮断棒制御機能の少なくとも一方を提供する連結棒、
    前記連結棒の下端に連結した端部要素にして、少なくとも1つのキャビティと、当該少なくとも1つのキャビティ内に配置したフィラーとを含み、該フィラーが、ケーシングの構成材料のそれより高密度の重量材を含み、少なくとも1つの前記制御棒の上端に連結した端部要素、
    を含む制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  2. 前記ケーシングの構成材料がステンレススチールである請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  3. 前記端部要素の平均密度が前記ステンレススチールのそれより高い請求項2に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  4. 重量材の室温下における密度が少なくとも16.2g/cm3である請求項2に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  5. 重量材が、タングステン、劣化ウラン、モリブデン、タンタラムから成る群から選択される請求項2に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  6. フィラーが、粉末または顆粒形態の重量材を含む請求項2に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  7. 前記重量材の密度が、ケーシングの構成材料のそれの少なくとも2倍である請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  8. 前記端部要素が、前記ケーシングの少なくとも1つのキャビティに座着する1つまたは1つ超のケーシングカバープレートを更に含む請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  9. 前記端部要素が、該端部要素の、少なくともSCRAM方向を横断する最大寸法においてSCRAM方向に延伸される請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  10. 前記端部要素の、SCRAM方向に対して横向きの断面のエリア充填係数が少なくとも50%である請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  11. 前記連結棒が、中空の連結棒チューブと、該中空の連結棒チューブ内に配置したフィラーと、を含み、該フィラーが、中空の連結ロッドチューブを構成する材料より高密度である請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  12. 前記端部要素と、前記連結棒の下端とを連結するJ−ロックカップリングを更に含む請求項1に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  13. 連結棒の下端を原子炉の少なくとも1つの制御棒に連結するようになっている端部要素を含む装置であって、前記端部要素が、ステンレススチールのそれよりも大きい平均密度を有する装置。
  14. 前記端部要素が、該端部要素を前記連結棒の下端に連結するための、当該連結棒の下端位置に配置した合致するカップリング部分に脱着自在に錠止する構成を有するカップリング部分を含む請求項13に記載の装置。
  15. 前記端部要素がステンレススチールと追加の材料とを含み、該追加の材料の室温下の密度が少なくとも16.2g/cm3である請求項13に記載の装置。
  16. 前記端部要素が、第1材料と第2材料とを含み、該第2材料の室温下の密度が前記第1材料のそれの少なくとも2倍である請求項13に記載の装置。
  17. 制御棒/制御棒駆動機構(CRDM)カップリングであって、
    CRDMユニットと作動上連結した連結棒にして、グレイ棒制御機能及び遮断棒制御機能の少なくとも一方を提供する連結棒、
    前記連結棒の下端に連結した端部要素にして、少なくともSCRAM方向を横断する最大寸法においてSCRAM方向に延伸され、更に、少なくとも1つの前記制御棒の上端に連結した端部要素、
    を含む制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  18. 前記端部要素のSCRAM方向への延伸量が、SCRAM方向を横断する最大寸法の少なくとも1.2倍である請求項17に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  19. 前記端部要素の平均密度がステンレススチールのそれより大きい請求項17に記載の制御棒/制御棒駆動メカニズム(CRDM)カップリング。
  20. 原子炉圧力容器と制御棒アセンブリとを含む装置であって、
    前記制御棒アセンブリが、中性子吸収材を含む少なくとも1つの可動の制御棒、該少なくとも1つの制御棒の移動を制御する制御棒駆動メカニズム(CRDM)、前記少なくとも1つの制御棒とCRDMとを作動上連結するカップリング、を含み、該カップリングが、前記CRDMと係合する連結棒、該連結棒の下端に連結する端部要素、を含み、該端部要素が、第1密度を有する第1材料を含む第1部分、前記第1密度より大きい第2密度を有する第2材料を含む第2部分、を含み、前記端部要素が更に、少なくとも1つの前記制御棒と連結する装置。
  21. 前記連結棒が前記CRDMと脱着自在に係合し、該脱着自在の係合の脱着により、少なくとも連結棒を含む移行アセンブリと、端部要素と、少なくとも1つの制御棒とが原子炉圧力容器の下方部分内に配置した炉心方向に落下せしめられる請求項20に記載の装置。
  22. 前記端部要素の前記第1部分が、端部要素の前記第2部分を支持または格納する請求項20に記載の装置。
  23. 前記端部要素の前記第1部分が、前記端部要素の前記第2部分を包囲するスチール製エンクロージャーを含む請求項20に記載の装置。
  24. 第2密度が室温下で少なくとも16.2g/cm3である請求項23に記載の装置。
  25. 前記CRDMが原子炉圧力容器の内部に配置される請求項20に記載の装置。
  26. 原子炉圧力容器と、制御棒アセンブリとを含む装置であって、
    前記制御棒アセンブリが、中性子吸収材を含む少なくとも1つの可動の制御棒、該少なくとも1つの制御棒の移動を制御する制御棒駆動メカニズム(CRDM)、前記少なくとも1つの制御棒とCRDMとを作動上連結するカップリング、を含み、該カップリングが、前記CRDMと係合する連結棒、該連結棒の下端に連結する端部要素、を含み、該端部要素が、前記連結棒を横断する最大寸法より大きいまたは等しい、該連結棒と平行方向における最大寸法を有する装置。
  27. 前記端部要素の前記連結棒と平行方向における最大寸法が、前記連結棒を横断する端部要素の最大寸法の少なくとも1.2倍である請求項26に記載の装置。
  28. 前記CRDMが少なくとも1つの制御棒の動作におけるグレイ棒制御及び遮断棒制御の少なくとも一方を提供する請求項26に記載の装置。
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