JP2013537291A - 流体を方向付ける多ポートロータリーバルブ - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 流体流を方向付ける多ポートロータリーバルブ装置であって、2つの円形の固定ヘッドおよび2つの円形の回転ヘッドを有する多ポートロータリーバルブ装置。前記第1の固定ヘッドは、流体流と連結する少なくとも2つ、好ましくはそれより多くの一次ポートと、当該一次ポートに対応する数の、固液接触チャンバーと連結する二次ポートとを有する。前記第2の固定ヘッドは、前記第1の固定ヘッドと同じ数(少なくとも2つ、好ましくはそれより多くの)の、前記流体流と連結する一次ポートと、当該一次ポートと同じ数の、前記固液接触チャンバーに対する第2の連結用の二次ポートとを有する。各固定ヘッドは、前記一次および二次ポートを回転ヘッドに連結させるための内部通路を含む。前記第1の回転ヘッドは前記第1の固定ヘッドと連通し、前記第2の回転ヘッドは前記第2の固定ヘッドと連通している。
【選択図】 図2

Description

本発明はバルブ(弁)に関し、特に、複数の固液接触チャンバー(fluid−solid contacting chambers)に対する複数の流体流の入出を同時に順次方向付ける単純化されたロータリーバルブであって流体の精製、処理、および分離に使用されるものに関する。
これまで長年にわたり、固液接触システムは、単純なバッチ操作から、連続向流操作のシミュレーションを試みる高度なシステムへと改善されてきており、後者はクロマトグラフィー分離では疑似移動床(simulated moving beds:SMB)、イオン交換または吸着タイプの工程では連続接触器(continuous contactor)と呼ばれることもある。これらのSMBシステムまたは連続接触器は、流体に対する固体向流の動きをシミュレートするだけで、実際に連続して流体中で固体を移動させるものではない。本質的には、これらシステムのいずれも全体として「疑似移動床」と呼ぶことができる。このシミュレーションは、通常、複数の個別バルブ、単一のロータリーバルブ、複数のチャンバー(区画)であって場合により配管を単純化するよう構成され若しくは組み合わされたもの、および一部のケースでは前記チャンバー用の回転テーブルを使って、ステッピングまたはインデキシングにより種々の流体流を貫流させるよう複数の小型固液接触チャンバーバッチを移動させて達成される。これらのシステムでは、単純なバッチシステムと比べて工程効率が改善され、真に連続的な向流操作の理想に近づくが、現行の各システムは、資本経費が比較的大きく、機械的に複雑で、工程の制限が厳しく、および柔軟性に欠けるなどいくつかの欠点を抱えている。
Gerholdの米国特許第3,192,954号に示された初期のSMBシステム設計は、種々の非イオン性炭化水素の分離に使用される単一の多区画タンクおよび単一の多ポートバルブを備えている。その多ポートバルブおよび多区画タンクはコストおよび複雑さの点から多くの用途で普及しなかったため、より単純な設計が派生した。
同じ工程分離をより複雑度の低い態様で実施するため、クロマトグラフィー用途で使用される現行のSMBシステムの多くでは、4つ若しくはそれ以上の固液接触チャンバーに複数のバルブが伴うものを使用する。例えば、複数のバルブ、ならびに複数のチャンバーと通じた複数の入口および出口配管について開示したMoronの米国特許第5,705,061号またはカネコの第6,409,922号を参照。精製または分離を行うため、前記バルブ、ひいては前記チャンバーへの水流のシーケンス(動作順序)を指定するには、プログラム可能なコントローラが使用される。
これらの設計に含まれるバルブが非常に多いことに対処するため、比較的単純な多ポートロータリーバルブ設計がAhlgrenの米国特許第6,719,001号で開示され、その機能は先行する米国特許第6,719,001号と同様で、比較的単純なクロマトグラフィー用途に適したものであった。しかし、この'001特許で開示されたバルブを使っても、イオン交換および吸着タイプの工程において工程条件が複雑化すると、チャンバー数、配管、およびプログラミングは急速に管理しきれなくなってしまう。
そのため、個別バルブまたは多ポートロータリーバルブを伴う場合、これらのSMBシステム設計は、通常、単純なクロマトグラフィー分離に使用され、より複雑なイオン交換などの工程には使用されない。これらの設計は比較的安価に構築できるが、工程上の柔軟性がない。
前述システムの応用性が限られているという問題を解決するため、より複雑な精製および分離用途に伴う配管の複雑さに対処する種々の「連続接触器」設計が考案されてきた。広く使用されている設計の1つ(Rossiterの米国特許第5,676,826号を参照)は、回転テーブルに取り付けられた固液接触チャンバーと連通する複数の入口および出口のための単一の分配弁である。この単一の分配弁は、前記ターンテーブル上の複数の固液接触チャンバーと協動的に回転またはインデキシングする回転ヘッドを有する。流体分配回転ヘッドおよびターンテーブルが動くに伴い、前記固液接触チャンバーは順次、各固定ヘッドの流体流と連通する。特定の流体流に接触するチャンバーのステップ時間またはドウェル時間は、工程に応じて調整可能である。この設計では、前記回転配管および固液接触チャンバーの水流構成に影響を及ぼすことなく固定配管を任意工程用に構成できるため、工程が柔軟で洗練されたものになるが、多大な重量とチャンバー内の有害化学物質をターンテーブル上で動かすことからコストおよび機械的な複雑さが増大することが多い。
より最近の2つの設計(Rochetteの米国特許第6,802,970号およびJensen出願による米国特許出願第2006/0124177 A1号)は、先行構想(Ringoの米国特許第2,706,532号、Schickの米国特許第4,625,763号、およびモリタの米国特許第5,478,475号)に基づいて構築されたもので、ターンテーブルを取り除き、より複雑なロータリーバルブで置き換えることにより、実環境および想定される機械的回転問題に対処している。どちらの設計も、固定式および回転式双方の部分を有したバルブ装置を使用して極めて優れた結果を達成しており、前記部分には、入口および出口の工程対象水流ごとに多数の円形流路および導管が含まれる。これらの円形流路は、回転可能な部分を通じて、固定固液接触チャンバーにパイプ連結された適切なポートと順次連通する。前記回転部分またはヘッドがインデキシングされるに伴い、シーケンスの次のチャンバーがその前の流体流と連通する。その他すべての入口および出口の流体流もシーケンスに従って続くことにより、固体を含むチャンバーが流体を通過するという疑似移動をもたらす。これらの設計では工程の洗練度と柔軟性を犠牲にするが、ターンテーブル上での固液チャンバーの物理的な動きを排除する。これらの設計では、工程構成が回転式および固定式部分の設計により決定され、妥当なコストで容易に変更できないという設計上の深刻な欠陥が生じる。その結果、他工程への応用で柔軟性に欠けてしまう。例えば、軟水化イオン交換に使用されるこれら設計のうち1つの装置は、この装置に大幅な変更を加えない限り、砂糖シロップイオン交換またはSMBクロマトグラフィーには使用できない。また、これらの設計では種々の平面および形状における種々の開孔、円形流路、および面のシーリング(密閉)が複雑であるため、シーリングに関する厳しい課題を抱えている。また、これらの部分の使用年数がかさむと、このシーリング問題はより顕著になり、保守およびコストが増大する。
したがって、固液接触チャンバー間で複数の流体流を同時に方向付ける、広範囲の工程に適したロータリーバルブであって、上述した欠陥、例えば大型で潜在的に危険な可動ターンテーブル、複数の個別バルブ、複雑な構造、困難なシーリング設計、複雑な表面、および制限された工程柔軟性のうち1若しくはそれ以上を伴わないものは、まだ先行技術には見られない。先行技術バルブでは、ターンテーブルを排除する多ポートバルブ構想だけでなく、工程を完全に柔軟なものにするバルブ連結部の構成が重要な鍵であることを認めているものはない。
本発明は、複数の固定固液接触チャンバーに対する複数の流体流の流入および流出を同時に順次方向付ける複合多ポートロータリーバルブ(combined multi−port rotary valve)を提供し、当該複合多ポートロータリーバルブは、多成分流体の精製および分離に使用されるとともに、当該技術分野における欠点の多くを排除する。SMBクロマトグラフィーなど複雑度のより低い工程ではバルブを1つだけ使用する可能性があるが、実際は、2つのロータリーバルブを結合して1つの多ポートロータリーバルブ装置に組み合わせたものを有することが好ましい。2つのバルブは物理的に互いから独立して構成できるが、互いに同期して回転またはインデキシングしなければならないため、複合多ポートロータリーバルブとして一体的に統合することが好ましい。また、例えば2つより多くの接触チャンバーを有することも好ましい。
本発明の一観点は、複合多ポートロータリーバルブを提供することであり、これによりターンテーブル上の回転固液チャンバーを排除して先行技術ターンテーブルの機械的な複雑さ、構成配置の制限、および安全性の問題に対処する。
本発明の別の一観点は、任意の工程および多数の対称的な構成要素について同じ構成設計を有する複合多ポートロータリーバルブを提供することであり、これにより多ポートロータリーバルブ在庫部品の単純化を可能にし、先行技術における当該工程特有の設計上の欠点に対処する。
本発明のさらに別の一観点は、シーリング(密閉)平面を2つだけ伴う複合多ポートロータリーバルブを提供することであり、これにより先行技術で使用される複雑な円形流路および環状シーリング技術を排除する。
本発明の別の一観点は、単純化されたアクセスしやすい設計を提供することであり、これにより大半の部品が目視点検可能になる。
図1は、複合多ポートロータリーバルブが流体精製用の連続接触装置として使用されている状態の概略図である。 図2は、本発明に係る複合多ポートロータリーバルブの詳細を示した分解斜視図である。 図2bは、本発明に係る複合多ポートロータリーバルブの詳細を引き続き示した分解斜視図である。 図3は、図2の複合多ポートロータリーバルブの分解断面図である。 図4は、図3の頂部エンドキャップ210の上面図である。 図5は、図3の頂部エンドキャップ210の側面図である。 図6は、図3の圧力プレート220の上面図である。 図7は、図3の圧力プレート220の側面図である。 図8は、図3の圧力プレート220の底面図である。 図9は、図3の上部固定ヘッド230の上面図である。 図10は、図3の上部固定ヘッド230の側面図である。 図11は、図3の上部固定ヘッド230の底面図である。 図12は、図3の上部回転ヘッド240の上面図である。 図13は、図3の上部回転ヘッド240の側面図である。 図14は、図3の上部回転ヘッド240の底面図である。 図15は、図3のスプロケットギア250の上面図である。 図16は、図3のスプロケットギア250の側面図である。 図17は、図3のスプロケットギア250の底面図である。 図18は、図3の底部回転ヘッド260の上面図である。 図19は、図3の底部回転ヘッド260の側面図である。 図20は、図3の底部回転ヘッド260の底面図である。 図21は、図3の底部固定ヘッド270の上面図である。 図22は、図3の底部固定ヘッド270の側面図である。 図23は、図3の底部固定ヘッド270の底面図である。 図24は、図3の底部エンドキャップ280の上面図である。 図25は、図3の底部エンドキャップ280の側面図である。 図26は、図3の多ポートロータリーバルブスタンド290の側面図である。 図27は、図11の固定ヘッド230の平面図であり、これに図12の回転頭部導管238のインデキシング1回分前の状態を重ね合わせたものである。 図28は、図11の固定ヘッド230の平面図であり、これに図12の回転頭部導管238のインデキシング1回分後の状態を重ね合わせたものである。 図29は、図3の多ポートロータリーバルブ200の代替スタンドおよびハウジングを示した斜視図である。
図1を参照すると、複数の流体接触チャンバー1〜8を伴う発明200が概略図で示されている。チャンバー1〜8は、導管120により、21〜28と示されたポートにおいて多ポートバルブ200に連結する第1の連結部la〜8aを有する。同じチャンバー1〜8は、導管140により、41〜48と示されたポートにおいて多ポートバルブ200に連結する第2の連結部1b〜8bを有する。工程対象水流(process streams)A〜Hは、導管110により、ポート11〜18を通じて多ポートバルブ200と連結し、内部導管226、238、および227によりチャンバー連結部21〜28に連結する。工程対象水流A′〜H′は、導管130により、ポート31〜38を通じて同じ多ポートバルブ200と連結し、内部導管276、258、および277によりチャンバー連結部41〜48に連結する。内部導管238および258は、それぞれ回転ヘッド240および260の一部であり、前記工程用連結部(process connections)11〜18、31〜38、および前記チャンバー連結部21〜28、41〜48に対して回転できるため、前記工程対象水流A〜HおよびA′〜H′に対するチャンバー1〜8の疑似移動を可能にする。なお、この接触チャンバー数は単なる一例であり、利用される実際の接触チャンバー数は、2を超えるいかなる数であってもよい。それに対応して、入口、出口、および流体流の数は適宜調整される。
本発明の複合多ポートロータリーバルブ200のこの実施形態については、固液接触チャンバーおよび媒体99とともに示し説明しており、不純物の混入した供給流が前記媒体により連続的に処理されると同時に、排出された媒体は絶えず再生されて当該工程に戻される。その一例として、軟水化イオン交換法を使用する各チャンバーは、同じ典型的な強酸性陽イオン樹脂を含むことになる。軟水化の応用における4つの必要な工程は、「サービス」(Service)、「逆洗」(Backwash)、「薬注」(Chemical In)、および「洗浄」(Rinse)として説明される。「サービス」は、樹脂のイオン交換容量が尽きるまで行われる陽イオン樹脂を用いる流入水処理、「逆洗」は、樹脂からの粒子除去、「薬注」は、塩を使って樹脂を使用可能な状態に戻す逆イオン交換工程、「洗浄」は、樹脂を「サービス」に戻す前に当該樹脂とその周囲から過剰な塩を除去する工程である。家庭用軟水器のようなバッチ操作において、これら4つの工程は、当該バッチシステムの動作を停止した後で順次行われる。本明細書で説明するもののような連続システムでは、少なくとも1つのチャンバーが各時点で各工程にあるため、4つの工程すべてが同時に起こって、連続した動作が可能になる。本発明における軟水化の例において、水流A〜Eは不純物が混入した、すなわち硬水の状態で流入し、「サービス」工程で処理中である。処理すべき水は、導管111〜115によりポート連結部11〜15から多ポートロータリーバルブ200の固定ヘッド230に入る。水流A〜Hは、内部導管226により回転ヘッド240へ進み、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻り、内部導管227によりチャンバー連結部21〜25へ送られる。次に、水流A〜Eは、導管121〜125により連結部1a〜5aを通じてチャンバー1〜5に入る。水流A〜Eは、チャンバー1〜5に含まれる強酸性陽イオン樹脂に接触し、カルシウムおよびマグネシウムなど溶液中の硬質成分イオンを、樹脂上の軟質成分イオンであるナトリウムと交換する。カルシウムおよびマグネシウムが強酸性陽イオン樹脂により捕捉される一方、それと等量のナトリウムイオンが交換されて当該水流に放出される。この時点で硬水流A〜Eは、軟水すなわち処理済み水流A′〜E′になり、連結部1b〜5bを通じてチャンバー1〜5を出て、導管141〜145によりポート41〜45から前記固定ヘッド270に入る。水流A′〜E′は、内部導管277により回転ヘッド260へ進み、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻る。この時点で水流A′〜E′は、内部導管276により、処理済みの軟水としてポート31〜35から導管131〜135へ出る。この軟水化の例について続けると、他の水流を合わせたものは全体として「再生」と呼ばれ、水流F、G、H、F′、G′、およびH′を含む。その工程は、前記チャンバー内の前記樹脂が前記水流に逆らう方向に移動することから、逆順に説明される。水流H′は、導管138により、固定ヘッド270のポート38から多ポートバルブ200へ未処理水を方向付ける。水流H′は、内部導管276により回転ヘッド260へ進み、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻り、内部導管277によりポート48から流出する。水流H′は、導管148により連結部8bを通じてチャンバー8へ進む。水流H′は、チャンバー8に含まれた樹脂を通過し上方向へ進んで逆洗流として作用し、微小粒子状物質(particulates)または破損した樹脂ビーズを同伴して除去し、連結部8aを通じて、水流Hとしてチャンバー8から出る。水流Hは、導管128により、連結部28を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド230へ進み、内部導管227により回転ヘッド240へ進んで、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻る。水流Hは、内部導管226を進み、ポート18を通じて多ポートバルブ200を出て、逆洗廃水流Hとして導管118で廃棄先へ送られる。水流Gは前記「薬注」工程であり、導管117によりポート17を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド230へ塩(NaCl)溶液を方向付ける。水流Gは、内部導管226により回転ヘッド240へ進み、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻り、内部導管227によりポート27から出る。次いで水流Gは、導管127により連結部7aを通じてチャンバー7へ進む。水流Gは、チャンバー7に含まれた樹脂を通過し下方向へ進んで再生流として作用し、溶液中の軟質一価イオン(Na+)を、前記樹脂に捕捉された硬質二価イオン(Ca++およびMg++)と交換する。前記強酸性陽イオン樹脂は、一般に、未処理水などの低濃度では一価イオンより二価イオンを優先的に吸着する。ただし、前記塩流に含まれる高濃度の一価ナトリウムイオンは前記二価イオンを圧倒してそれに置き換わり、一価ナトリウムが結合した状態に前記樹脂を戻す。これは再生と呼ばれる。水流Gは、連結部7bを通じ、水流G′としてチャンバー7から出る。水流G′は、導管147により、連結部47を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド270へ進み、内部導管277により回転ヘッド260へ進んで、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻る。次に水流G′は、内部導管276を進み、ポート37から多ポートバルブを出て、再生廃水流G′として導管137で廃棄先へ送られる。水流Fは洗浄に使用される水であり、導管116により、ポート16を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド230へ進み、内部導管226により回転ヘッド240へ進んで、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻る。次いで水流Fは、内部導管227を進み、ポート26から出て、導管126により連結部6aを通じてチャンバー6へ進む。水流Fは、チャンバー6に含まれた樹脂を通過し下方向へ進んで洗浄流として作用し、前記チャンバー中の過剰なNaClを除去する。水流Fは、連結部6bを通じ、水流F′としてチャンバー6から出て、導管146により多ポートバルブ200の連結部46から固定ヘッド270に進む。水流Fは、内部導管277により回転ヘッド260へ進み、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻り、内部導管276により前記多ポートバルブのポート36から出て、洗浄廃水流F′として導管136で廃棄先へ送られる。
多ポートロータリーバルブ200の前記回転ヘッド240および260は同じ位置にとどまり、チャンバー1内の強酸性陽イオン樹脂上の実質的にすべての一価ナトリウムイオンが水流Aに含まれるカルシウムおよびマグネシウムの二価イオンと交換される終点時まで、内部導管238および258により流路を維持する。この終点時は、センサーにより、または樹脂のイオン交換容量、供給サービス流量、および供給流中のイオン負荷に基づく時間から推定して、経験的に決定できる。前記終点に達してチャンバー1の二価イオンに関する容量が尽きると、前記回転ヘッド240および260は、頂部から見下ろして時計回りに1つ分の位置だけインデキシングされる。このインデキシングでは、本質的に内部導管238および258により「サービス」工程にあるチャンバー1を移動させ、それまでチャンバー8が位置していた「逆洗」と呼ばれる第1の再生ステップにチャンバー1を位置付ける。それと同時にチャンバー2〜8も位置1つ分だけ順次移動して、チャンバー2は、それまでチャンバー1が位置していた「サービス」先頭位置に移動し、チャンバー3〜5は位置1つ分移動するが「サービス」にとどまり、チャンバー6は、それまでチャンバー5が位置していた「サービス」末尾位置に移動し、チャンバー7は、それまでチャンバー6が位置していた「洗浄」位置に移動し、チャンバー8は、それまでチャンバー7が位置していた「薬注」位置に移動する。このように、各チャンバー内の樹脂は、流入する水流と逆方向に移動される。イオン交換容量が尽きた樹脂は、サービスサイクルからはずされて再生サイクルに入れられ、必要に応じて最終的に「サービス」に戻される。
前記回転ヘッド240および260がインデキシング1回分だけ移動すると、前段落で説明したように、前記流路は次のように修正される。
水流A〜Eは、引き続き処理すべき流入硬水として「サービス」工程にとどまり、導管111〜115によりポート連結部11〜15から多ポートロータリーバルブ200の前記固定ヘッド230に入る。水流A〜Hは、内部導管226により回転ヘッド240へ進み、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻り、内部導管227によりチャンバー連結部22〜26へ送られる。次いで水流A〜Eは、導管122〜126により連結部2a〜6aを通じてチャンバー2〜6へ入る。水流A〜Eは、チャンバー2〜6に含まれる強酸性陽イオン樹脂に接触し、溶液中の硬質成分イオンであるカルシウムおよびマグネシウムを、樹脂上の軟質成分イオンであるナトリウムと交換する。カルシウムおよびマグネシウムはこの時点で強酸性陽イオン樹脂上に保持され、同時に、それと等量のナトリウムイオンが交換されて当該水流に放出される。この時点で硬水流A〜Eは、軟水すなわち処理済み水流A′〜E′になり、連結部2b〜6bを通じてチャンバー2〜6を出て、導管142〜146によりポート42〜46から前記固定ヘッド270に入る。水流A′〜E′は、内部導管277により回転ヘッド260へ進み、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻る。この時点で水流A′〜E′は、内部導管276により、処理済みの軟水としてポート32〜36から導管132〜136へ出る。ここでも他の水流を合わせたものは「再生」と呼ばれ、水流F、G、H、F′、G′、およびH′を含む。これらのステップは、前記同様、前記チャンバー内の前記樹脂が前記水流に逆らう方向に移動することから、逆順に説明される。水流H′は、導管138により、固定ヘッド270のポート38から多ポートバルブ200へ未処理水を方向付ける。水流H′は、内部導管276により回転ヘッド260へ進み、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻り、内部導管277によりポート41から出る。水流H′は、導管141により連結部1bを通じてチャンバー1へ進む。水流H′は、チャンバー1に含まれた樹脂を通過し上方向へ進んで逆洗流として作用し、微小粒子状物質または破損した樹脂ビーズを同伴して除去し、連結部1aを通じて、水流Hとしてチャンバー1から出る。水流Hは、導管121により、連結部21を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド230へ進み、内部導管227により回転ヘッド240へ進んで、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻る。水流Hは、内部導管226を進み、ポート18を通じて多ポートバルブ200を出て、逆洗廃水流Hとして導管118で廃棄先へ送られる。水流Gは前記薬注ステップであり、導管117によりポート17を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド230へ塩(NaCl)溶液を方向付ける。水流Gは、内部導管226により回転ヘッド240へ進み、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻り、内部導管227によりポート28から出る。次いで水流Gは、導管128により連結部8aを通じてチャンバー8へ進む。水流Gは、チャンバー8に含まれた樹脂を通過し下方向へ進んで再生流として作用し、溶液中の軟質一価イオン(Na+)を、前記樹脂に捕捉された硬質二価イオン(Ca++およびMg++)と交換する。水流Gは、連結部8bを通じ、水流G′としてチャンバー8から出る。水流G′は、導管148により、連結部48を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド270へ進み、内部導管277により回転ヘッド260へ進んで、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻る。次に水流G′は、内部導管276を進み、ポート37から当該多ポートバルブを出て、再生廃水流G′として導管137で廃棄先へ送られる。水流Fは洗浄に使用される処理水であり、導管116により、ポート16を通じて多ポートバルブ200の固定ヘッド230へ進み、内部導管226により回転ヘッド240へ進んで、内部導管238により方向転換されて固定ヘッド230に戻る。次いで水流Fは、内部導管227を進み、ポート27から出て、導管127により連結部7aを通じてチャンバー7へ進む。水流Fは、チャンバー7に含まれた樹脂を通過し下方向へ進んで洗浄流として作用し、前記チャンバー中の過剰なNaClを除去する。水流Fは、連結部7bを通じ、水流F′としてチャンバー7から出て、導管147により多ポートバルブ200の連結部47から固定ヘッド270に進む。水流Fは、内部導管277により回転ヘッド260へ進み、内部導管258により方向転換されて固定ヘッド270に戻り、内部導管276により多ポートバルブのポート36から出て、洗浄廃水流F′として導管136で廃棄先へ送られる。
多ポートロータリーバルブ200の前記回転ヘッド240および260は同じ位置にとどまり、チャンバー2内の強酸性陽イオン樹脂上の実質的にすべての一価ナトリウムイオンが水流Aに含まれるカルシウムおよびマグネシウムの二価イオンと交換される終点時まで、内部導管238および258により流路を維持する。前記終点に達してチャンバー2の二価イオンに関する容量が尽きると、前記回転ヘッド240および260は、再び時計回りに1つ分の位置だけインデキシングされる。このインデキシングでは、本質的に内部導管238および258により「サービス」ステップのチャンバー2を移動させ、それまでチャンバー1が位置していた「逆洗」と呼ばれる第1の再生ステップへとチャンバー2を位置付ける。残りのチャンバーも位置1つ分だけ順次移動して、チャンバー3は、それまでチャンバー2が位置していた「サービス」先頭位置に移動し、チャンバー4〜6は位置1つ分移動するが「サービス」にとどまり、チャンバー7は、それまでチャンバー6が位置していた「サービス」末尾位置に移動し、チャンバー8は、それまでチャンバー7が位置していた「洗浄」位置に移動し、チャンバー1は、それまでチャンバー8が位置していた「薬注」位置に移動する。インデキシングごとにセルは本質的に位置1つ分だけ順次前進し、前記回転ヘッド240および260が360度回転するたびに全サイクルを2回分完了する。先行技術におけるターンテーブルの使用は、このように排除される。
本実施形態によれば、本発明200は、前記入口および出口の連結ポート111〜118および131〜138を任意の望ましい水流方向または流体流に割り当てる柔軟性を完全に保つことにより、先行技術バルブにおける固定された構成の問題を排除する。流体と固体が接触する装置のチャンバー(固液接触チャンバー)における1つまたは複数の流体流の処理は、例えば、そのような任意の媒体、化学反応剤、あるいは、イオン交換、クロマトグラフィー、吸着、反応、触媒作用、ろ過、または熱交換などの物理的工程により達成され、媒体の選択肢によって、および前記多ポートロータリーバルブ外部の固定導管によってのみ決定され、バルブ自体には決定されないため、多ポートロータリーバルブ200は、前記チャンバー内の前記媒体または反応剤を種々の流体流と接触させる効率的かつ連続的な手段を提供する。
図2は、本発明の複合多ポートロータリーバルブの分解斜視図である。ロータリーバルブ200は、2つの主なアセンブリ、すなわち上方多ポートロータリーバルブ215および下方多ポートロータリーバルブ285を有する。そのすべてが実質的に等しい直径を有した円形状で、それぞれ対向し合うシーリング(密閉)平面を有する。本発明の本実施形態は、位置合わせ用の突起を有するネジ式の中心シャフト205を利用してロータリーバルブ装置全体を組み立て、かつ前記固定ヘッド230の前記回転ヘッド240に対するシールと回転ヘッド260の固定ヘッド270に対するシールとを強制する機械的手段を提供することが好ましい。空圧袋(pneumatic bladder)または油圧シリンダーなどにより前記固定および回転ヘッドのシールを強制する他の手段も適している。
前記固定ヘッドアセンブリ230、270は、前記位置合わせ用の突起を有するエンドキャップ210、280により回転しないように固定された状態で保たれ、圧力プレート220から機械的手段で前記回転ヘッドアセンブリ240、260に抗して付勢され、中心シャフト205およびナット202により制約される。
上部固定ヘッド230は、工程用入口および出口およびポート21〜28の各連結部を各固液接触チャンバーに連結するポート11〜18と、これらのポートを、前記上部回転ヘッド240に接触した平面内に連通させる内部通路とを有する。
前記上部回転ヘッド240は上部固定ヘッド230に密着しており、上部固定ヘッド230からの流体流をすべて受容し、それらの水流を内部通路により方向転換して同じ上部固定ヘッド230へ戻す。
スプロケットギア250は、外部の駆動モーター292および駆動チェーン291により2つの回転ヘッド240、260を移動させる目的で設けられる。
底部回転ヘッド260は底部固定ヘッド270に密着しており、この底部固定ヘッド270からの流体流をすべて受容し、それらの水流を内部通路により方向転換して同じ底部固定ヘッド270へ戻す。回転ヘッド260は、近接センサー294により位置を示しめす近接ターゲット293を有し、これらにより、前記回転ヘッド240、260を各々が固定ヘッド230、270と適切に位置合わせされる。
底部固定ヘッド270は、工程用入口および出口およびポート41〜48の各連結部を各固液接触チャンバー1〜8に連結するポート31〜38と、これらのポートを、前記底部回転ヘッド270に接触した平面内に連通させる内部通路とを有する。
底部エンドキャップ280は、当該アセンブリ両端のヘッドを付勢して一体化する対向面を提供する。
駆動チェーン291および駆動モーター292は、選択されたエンドポイントでインデキシングを開始するようにプログラムされた総流量計、タイマー、PLC、DCS、またはPCシステムなどの制御装置(当該技術分野では周知のため図示せず。)から信号を受け取ると、前記回転ヘッドをインデキシングする。前記駆動モーター292およびチェーン291が前記スプロケットギア250を駆動すると、前記回転ヘッド240、260が頂部から見て時計回りに動き、次のターゲット293により前記近接センサーが作動すると、前記回転ヘッド240、260の回転が停止する。前記駆動モーター、チェーン、およびスプロケットギアは、ドライブシャフト、直接的な歯車接触、駆動ベルト、またはラチェット構成など、ヘッドを動かし、または回転させるこのような任意の適切な方法と置き換えることもできる。
固定ヘッド230、270は、耐摩耗性が高く、流体混合物の成分と化学的に適合したポリマー材料または複合材料で作製することが好ましい。回転ヘッド240、260は、機械加工可能な金属で作製することが好ましく、または機械加工可能な金属面および複合ポリマーディスクであって、そのすべてが、分離すべき流体混合物の成分と化学的に適合したもので作製することが好ましい。あるいは、回転ヘッド230、270を機械加工可能な金属で作製し、前記回転ヘッドについては機械加工可能なポリマーまたは複合材料であって、そのすべてが、分離すべき流体混合物の成分と化学的に適合したもので作製することもできる。前記固定または回転ヘッドは、構造を単純化するため、複数のプレートまたはディスクで作製でき、これにより前記内部通路を前記プレート内へ配管して完全なヘッドアセンブリへと一体的に合着または固定しやすくできる。前記回転および固定ヘッドは、分離すべき流体混合物の成分と化学的に適合した材料で作製され、セラミックス、複合材料、ポリマー材料、金属、合金、および高性能合金であってよい。
バルブ200が提供する2つの回転ヘッド240、260および2つの固定ヘッド230、270は、両者間に2つだけシーリング平面を伴い、ターンテーブルを用いないバルブ設計の先行技術と比べてシーリングの複雑さを大幅に単純化する。
図2bは、多ポートロータリーバルブスタンド290が底部エンドキャップ280およびバルブ装置200を支持し、前記中心シャフト205をその垂直軸204で固定している状態を示したものである。
図3は、図2の多ポートロータリーバルブ200の分解断面図であり、前記上部固定ヘッド230から、前記上部回転ヘッド240の前記内部通路238aを通じて方向転換され、前記上部固定ヘッド230の内部通路227に戻される内部通路226による流路を明確に示している。同様に、前記底部固定ヘッド270の内部通路である流路276は、前記底部回転ヘッド260内の通路258aに入り、方向転換されて前記底部固定ヘッド270の内部通路277に戻される。この断面図は、前記固定ヘッドおよび回転ヘッドの前記内部通路が各々のシーリング平面に位置合わせされることを示している。さらに一例として、前記回転ヘッド内で最も短い内部通路長を示している。明瞭性のため、この図面では内部通路セットを1つだけ示している。
図4および図5は、前記頂部エンドキャップ210の上面図および側面図であり、この頂部エンドキャップ210は金属で作製することが好ましい。ガセット209は、エンドプレート211を実質的に強化し、そのエンドプレートの中心に軸管206を位置付ける。前記エンドキャップ210は、スロットを設けた中心シャフト205に嵌合するキー208により、回転しないよう固定された状態で保たれる。前記エンドプレートは、バネ218を制約するネジ式ロッド219およびナット216のための穴207を有する。バルブ200は複数のバネ218による密閉力という機械的に単純な方法を使用するが、油圧ピストン、空圧ピストン、またはベルビルワッシャーなど、密閉力をもたらす代替手段も可能である。空間212は前記ネジ式シャフト205より若干大きく、本質的にシャフト205の横方向の動きを制限する一方、表面203は、ナット202により前記シャフトの垂直方向の動きを制約する平面を提供する。
図6、7、および8は圧力プレート220の側面図および平面図であり、この圧力プレート220は、金属で作製し、シャフト205の周囲に中心を合わせて配置することが好ましい。図6および7は、例えば4本のネジ式ロッド219であって、それぞれバネ218、ならびに留め金および端部停止部材217を伴うものを示している。前記バネの数および力は、図3に示したように、前記固定ヘッド230、270および回転ヘッド240、260の前記シーリング平面に十分な密閉圧力をもたらすよう設計される。図8は、例えば4つのキー222を示しており、これにより前記上部固定ヘッド230が水平方向に位置合わせされ、その状態で保たれる。
図9、10、および11は、平面状ディスク225を含む上部固定ヘッド230の側面図および平面図であり、前記平面状ディスク225は、ポリマー材料であることが好ましい。この上部固定ヘッド230の上面229には、機械加工で作製された十分な数のキー溝228があり、これとキー222とにより、図8に示した圧力プレート220に合わせて軸204の周囲に当該ヘッドの中心が位置付けられ固定される。導管226および227は、機械加工で前記ディスク225内に作製され、当該ディスクの径方向外側面221から前記平面状ディスクのバルブ面231へ延長する。径方向外側面221上では、ポート終端部11〜18で前記導管226が終端し、ポート終端部21〜28で前記導管227が終端する。前記上部ポート終端部11〜18は、図1の工程対象流体用導管(process fluid conduits)111〜118のためにあり、前記底部ポート終端部は、固液チャンバー用導管121〜128のためにある。前記平面状ディスクのバルブ面231上において、導管226は、図3の前記上部回転ヘッド240と連通させるための細長い窓222で終端する。この細長い窓222は、弧状で半円筒形状の凹部である。この細長い窓222は、当該面に沿って等距離だけ離間されて内側の同心円222iを形成し、前記中心軸204の周囲でそろえられた同じ方向へ進む。同じ平面状ディスクのバルブ面231上において、導管227端部は、図3の前記上部回転ヘッド240と連通させるための細長い窓223になる。この細長い窓223は、当該面に沿って等距離だけ離間されて外側の同心円223oを形成し、前記中心軸204の周囲でそろえられた同じ方向へ進む。内側の同心円222iを形成する前記細長い窓222は、前記外側の同心円223oを形成する前記細長い窓223と反対の方向へ進み、相互にオフセットされる。前記細長い窓222、223の長さおよび深さは、2回のインデキシングにより図3の前記回転ヘッド240との適切な流体連通を可能にする上で十分である。この例では、前記内側の同心円222i上の前記細長い窓は時計回りに進み、前記外側の同心円223o上の前記細長い窓は反時計回りに進む。前記細長い窓間のランド232は、前記導管226または227とほぼ同じサイズで、前記内側の同心円222iと前記外側の同心円223o間でオフセットされることにより、図3の内部流路238による内部通路226および窓222と、内部通路227および窓223との位置合わせは、前記上部回転ヘッドが図2のターゲット293の位置1つ分だけ動かされると、ずれる態様で進んでいく。前記上部および底部回転ヘッド240および260は、適切な相補的流路を維持するように協動的に動くことが非常に重要である。
種々の図に関するこの詳細な説明を読了すると、前記細長い窓と、それに対応する内側および外側の同心円222iおよび223o間のオフセットとを、前記固定ヘッド230から前記回転ヘッド240に対して動かせることが理解されるであろう。さらに、前記細長い窓は、前記固定ヘッド230または前記回転ヘッド240のどちらか一方に配置でき、他方のヘッドに前記ポートのオフセットを配置できることが理解されるであろう。そのため、前記固定ヘッド230と回転ヘッド240間の適切な流体連通を可能にする細長い窓およびオフセットの組み合わせは、少なくとも4つある。
図12、13、および14は、平面状ディスク235を含む上部回転ヘッド240の側面図および平面図で、前記平面状ディスク235は前述の材料でできており、好ましくは金属平面を伴う。この上部回転ヘッド240の底面237には、機械加工で作製された十分な数のキー溝236があり、これと図3および図15のキー254とにより、これらの図の前記スプロケットプレート250に合わせて軸204の周囲に当該ヘッドの中心が位置付けられ固定される。上部平面状ディスク239は、図11の細長い窓222と連通させて内側の同心円235iを形成するための穴241a〜248aを有する。この上部平面状ディスク239は、図11の細長い窓223と連通させて外側の同心円235oを形成するための穴241b〜248bを有する。この例において、前記内側および外側の同心円の前記穴は、図2および10のポート終端部11〜18および21〜28の角度測定値に基づいて径方向に位置合わせされるが、非常に重要な唯一の位置合わせは、前記細長い窓222と223との間の位置合わせである。導管238は、機械加工により一定のパターンで前記ディスク235内に作製され、これにより241aから241b、242aから242b、以後同様に248aから248bまでのパターンで、各内穴と外穴が連結される。この例では、8つの固液チャンバーが使用されているため8つの内穴および8つの外穴があるが、2に等しく若しくはそれより多い任意数のチャンバーおよび穴のペアを使用できる。前記内側および外側の穴同心円235iおよび235oの採番は、最も近いところから始まって逆方向へ進むことが非常に重要であり、これにより内側のポートから外側のポートへの水流を方向転換させる非常に特有な導管パターンがもたらされる。さらに、複合多ポートロータリーバルブでは、前記回転ヘッド240および260のポートが垂直方向に位置合わせされるように、前記上部多ポートロータリーバルブ215が前記底部多ポートロータリーバルブ285に位置合わせされることが非常に重要である。製造を容易にするため、前記上部平面239は上記参照した金属の1つで作製し、一方、前記内部導管は機械加工で作製して機械加工しやすいいくつかのディスク材料とし、組み合わせて複合ディスク235を形成することが想定される。
ここでも、図11で説明した前記細長い窓と、内側および外側の同心円間のオフセットとは、前記回転ヘッドとのいくつかの組み合わせで動かせることが理解されるであろう。上述のように、前記固定ヘッド230と回転ヘッド240間の適切な流体連通を可能にする、当該固定ヘッド230と回転ヘッド240間の細長い窓およびオフセットの組み合わせは、少なくとも4つある。
図15、16、および17は中央のスプロケットギアアセンブリ250を示しており、このスプロケットギアアセンブリ250は、前記回転ヘッド240および260の回転運動を実現する金属で作製することが好ましい。このスプロケットは、前記中心軸204の周囲に軸合わせされ、ベアリング252により前記中心シャフト205に取り付けられる。これらのベアリングにより、前記スプロケットの滑らかで精確な回転が可能になる。図15および17は、図3の前記回転ヘッド240および260を中心を合わせて位置付け固定するキー254および253を示したものである。これらのキーは、前記スプロケットが動かされると前記回転ヘッドに回転力をもたらす。前記スプロケットは、図2の前記チェーン291および駆動モーター292に係合する歯255を有する。
図18、19、および20は、平面状ディスク255を含む底部回転ヘッド260の側面図および平面図で、前記平面状ディスク225は前述の材料でできており、好ましくは金属平面を伴う。この底部回転ヘッド260の上面261には、機械加工で作製された十分な数のキー溝257があり、これとキー253とにより、図17のスプロケットプレート250に合わせて軸204の周囲に当該ヘッドの中心が位置付けられ固定される。底部平面状ディスク259は、図21の細長い窓272と連通させて内側の同心円255iを形成するための穴261a〜268aを有する。底部平面状ディスク259は、図21の細長い窓273と連通させて外側の同心円255oを形成するための穴261b〜268bを有する。この例において、前記内側および外側の同心円255iおよび255oの前記穴は、図2および22のポート終端部31〜38および41〜48の角度測定値に基づいて径方向に位置合わせされるが、非常に重要な唯一の位置合わせは、前記細長い窓272と273との間の位置合わせである。導管258は、機械加工により一定のパターンで前記ディスク255内に作製され、これにより261aから261b、262aから262b、以後同様に268aから268bまでのパターンで、各内穴と外穴が連結される。この例では、8つの固液チャンバーが使用されているため8つの内穴および8つの外穴があるが、2に等しく若しくはそれより多い任意数のチャンバーおよび穴のペアを使用できる。前記内側および外側のポート同心円の採番は、最も近いところから始まって逆方向へ進むことが非常に重要であり、これにより内側のポートから外側のポートへの水流を方向転換させる非常に特有な導管パターンがもたらされる。ここでも、複合多ポートロータリーバルブでは、前記回転ヘッド240のポートが回転ヘッド260と同じく垂直方向に位置合わせされるよう、前記上部多ポートロータリーバルブ215が前記底部多ポートロータリーバルブ285に位置合わせされることが非常に重要である。製造を容易にするため、前記上部平面259は前述の金属で作製し、一方、前記内部導管は機械加工で作製して機械加工しやすいいくつかのディスク材料とし、組み合わせて複合ディスク255を形成することが想定される。回転ヘッド260は、図1で説明したチャンバー数の2倍の数のターゲット293を有し、近接センサー294により検出可能な任意の材料で作製される。前記ターゲット293は、前記回転および固定ヘッドのポートが位置合わせされたとき、その旨を示すよう、前記回転ヘッド260の周囲に精確に設置される。図1で説明した例には、前記16の可能な流路に位置合わせされる8つのチャンバーおよび16のターゲットがある。
種々の図に関するこの詳細な説明を読了すると、前記細長い窓と、図21で説明した内側および外側の円間のオフセットとを、前記回転ヘッド260に対していくつかの組み合わせで動かせることが理解されるであろう。前記固定ヘッド270と回転ヘッド260間の適切な流体連通を可能にする、当該固定ヘッド270と回転ヘッド260間の細長い窓およびオフセットの組み合わせは、少なくとも4つある。
図21、22、および23は、平面状ディスク275を含む底部固定ヘッド270の側面図および平面図であり、前記平面状ディスク275は、ポリマー材料で作製することが好ましい。この底部固定ヘッド270の底面269には、機械加工で作製された十分な数のキー溝274があり、これとキー281とにより、図2bおよび図24のエンドプレート280に合わせて軸204の周囲に当該ヘッドの中心が位置付けられ固定される。導管276および277は、機械加工で前記ディスク275内に作製され、当該ディスクの径方向外側面278から前記平面状ディスクのバルブ面271へ延長する。径方向外側面278上では、ポート終端部31〜38で前記導管276が終端し、ポート終端部41〜48で前記導管277が終端する。前記底部ポート終端部31〜38は、工程対象流体用導管131〜138のためにあり、前記上部ポート終端部は、図1の固液チャンバー用導管141〜148のためにある。前記平面状ディスクのバルブ面271上において、導管276は、図3の前記底部回転ヘッド260と連通させるための細長い窓272で終端する。この細長い窓272は、当該面に沿って等距離だけ離間されて内側の同心円272iを形成し、前記中心軸204の周囲でそろえられた同じ方向へ進む。これと同じ平面状ディスクのバルブ面271上において、導管277は、図3の前記底部回転ヘッド260と連通させるための細長い窓273で終端する。この細長い窓273は、当該面に沿って等距離だけ離間されて外側の同心円273oを形成し、前記中心軸204の周囲でそろえられた同じ方向へ進む。前記細長い窓272は内側の同心円272iを形成し、前記外側の同心円273oの前記細長い窓とは反対の方向へ進む。前記細長い窓272、273の長さおよび深さは、2回のインデキシングにより図20の前記回転ヘッド260との適切な流体連通を可能にする上で十分である。この例では、前記内側の同心円272i上の前記細長い窓は反時計回りに進み、前記外側の同心円273o上の前記細長い窓は時計回りに進む。前記細長い窓間のランド279は、前記導管276または277とほぼ同じサイズで、前記内側の同心円272iと前記外側の同心円273o間でオフセットされることにより、図3の内部流路258による内部通路276および細長い窓272と、内部通路277および細長い窓273との位置合わせは、前記底部回転ヘッドが図2のターゲット293の位置1つ分だけ動かされると、ずれる態様で進んでいく。前記上部および底部回転ヘッド240および260は、適切な相補的流路を維持するよう協動的に動くことが非常に重要である。
ここでも、種々の図に関するこの詳細な説明を読了することにより、前記細長い窓と、それに対応する内側および外側の同心円272iおよび273o間のオフセットとを、前記固定ヘッド270から前記回転ヘッド260に対して動かせることが示されるであろう。さらに、前記細長い窓は、前記固定ヘッド270または前記回転ヘッド260のどちらか一方に配置でき、他方のヘッドに前記ポートのオフセットを配置できることが理解されるであろう。そのため、前記固定ヘッド270と回転ヘッド260間の適切な流体連通を可能にする細長い窓およびオフセットの組み合わせは、少なくとも4つある。
図24および25は、前記底部エンドプレート280を示したもので、このエンドプレート280は、金属で作製して中心軸204の周囲で軸合わせすることが好ましい。図24はキー281を示しており、このキー281により、図23の前記底部固定ヘッド270の中心が前記中心軸204の周囲に固定され位置付けられる。キー282は、前記位置合わせ用の突起を有する図2bの中心シャフト205とともに、前記底部エンドプレート280を固定する。このエンドプレート280は、図7の前記圧力プレート220からかかる力に抗する面を提供する。
図26は、多ポートロータリーバルブスタンド290およびシャフト205との側面図であり、シャフト205は、ネジ式端部213と、図4のキー208に嵌合するキー溝214と、図25のキー282に嵌合するキー溝215とを伴う。このスタンドは、金属で作製し、かつ図25の前記エンドプレート280を十分に支持すると同時に妥当な範囲を超えて前記バルブヘッドの障害にならないよう設計することが好ましい。また、スタンド290は中心軸管295を十分固定するよう設計され、前記中心軸管295はシャフト205の動きを制限し、表面296は、ナット202により前記シャフトの垂直方向の動きを制約する平面を提供する。
図27は、回転ヘッドのインデキシング1回分の前に、回転ヘッド240が当該固定ヘッドに水流を方向転換する方法の一例である。回転ヘッド260および固定ヘッド270(ここでは図示せず)は、回転ヘッド240および固定ヘッド230に対して相補的な流路を有する。前記固定ヘッド230は、面231が見える状態の平面図で示されている。図10のように、前記細長い窓222は、導管226によりポート11〜18に連結し、窓223は、導管227によりポート21〜28に連結している。図12の回転ヘッド240の前記導管238は、前記固定ヘッド270の前記面231の上から暗色で示されている。ポート11は、導管238aを通じてポート21に連結していることがわかる。ポート12は、238bを通じてポート22に連結し、以降同様に、ポート18が238hを通じてポート28に連結するまで続く。
図28は、同じく固定ヘッド230を示したもので、これは前記回転ヘッド240、したがって導管238が、図27の位置から1回分インデキシングされた後の状態である。ポート11は、この時点で導管238bを通じてポート22に連結している。ポート12は、238cを通じてポート23に連結し、以降同様に、ポート18が238aを通じてポート21に連結するまで続く。このように、前記導管は、各インデキシングごとに、1つのチャンバーから次のチャンバーに水流を順次移動させる。チャンバーが8つあるこの例では、回転ヘッドが1回転するごとに全サイクルが2回分実施される。この構想を図1で説明した軟水器の例と組み合わせると、前記チャンバーが全工程を通じていかに順次移動するかがわかる。
したがって、前記複合多ポートロータリーバルブ200は、以下のように動作する。前記駆動モーター292により、前記回転ヘッド230、240はターゲット293が前記近接センサー294の位置に来るまで動く。この例では前記回転ヘッドが位置合わせされるため、水流Aは固液チャンバー1に連結され、その他の水流B〜Hは固液チャンバー2〜8に位置合わせされることになる。上述の軟水化応用について図1、図10、図11、図12、図20、図21、および図22を再び参照すると、一例として供給水流Aのみ使用する場合、その供給水流は、導管111により前記上部固定ヘッド230のポート11で当該装置に入り、固定ヘッドの導管226を通じて、前記上部回転ヘッド240の平面239に密着して設けられた前記平面231で前記内側のポート同心円222i上の穴および細長い窓222へ進み、前記内側の同心円235i上の前記回転ヘッドポート241aに入り、内部通路238aを通じて、前記上部回転ヘッドの平面239上の前記外側のポート同心円235o上の穴および細長い窓241bへ進み、前記外側の同心円223o上の細長い窓223から前記上部固定ヘッド230に再び入り、内部通路により前記上部固定ヘッドのポート21へ進む。次いで水流Aは、導管121を進み、1aにより前記第1の固液接触チャンバー1に入ってその内部に含まれる処理媒体と接触したのち、処理済みの水流A′として1bからチャンバー1を出て、導管141で、前記上部固定ヘッドと相補的な流路を有する前記底部固定ヘッド270のポート41に入る。次に、処理済みの水流A′は、内部導管277により、前記底部回転ヘッド平面259に接触して設けられた前記底部固定ヘッド270の前記上部平面271上の細長い窓273へ進み、前記底部回転ヘッドのポート261b内に進む。水流A′は、内部通路258aにより前記底部回転ヘッド260内を進み、前記回転ヘッド平面259およびポート261aへ方向転換される。水流A′は、前記平面を横切って底部固定ヘッド270に戻り、細長い窓272に入り、内部通路276で進み、ポート31から当該装置を出て外部導管131に入る。その他の水流は、同様な経路により各々のチャンバーを通じて進んでいく。前記供給流Aは、制御により前記回転ヘッドが次のターゲット位置へインデキシングされるときまで、引き続き同じ経路を流れる。通常、そのコントローラは、前記チャンバー内の媒体がなくなってきたら前記回転ヘッドをインデキシングするよう設定される。同じ8チャンバーの例では、その他7つの水流が同様な経路を通じて各々7つのチャンバーへ進んでいく。前記コントローラの開始時、前記駆動モーターは、前記組み合わされた回転ヘッドを1つの位置だけ、前記頂部エンドキャップ210から見て時計回りに次のターゲット位置へ動かす。前記上部固定ヘッドの前記細長いオフセットされた窓222、223および前記底部固定ヘッドの前記細長いオフセットされた窓272、273により、前記第1のインデキシングで前記内部通路238および258が動かされて、水流Aがチャンバー2に、水流Bがチャンバー3に、水流Cがチャンバー4に連結され、以降水流Hまで同様に続き、水流Hはチャンバー1に連結される。このパターンは、前記回転ヘッドの360度回転1回でシーケンスが2回分完了するまで、各インデキシングごとに進んでいく。
水流Aのみの例を使って詳しく続けると、前記第1のインデキシング後、水流Aは、まだ前記上部固定ヘッド230のポート11から本発明200に入り、固定ヘッドの導管226を通じて、前記上部回転ヘッド240の平面239に接触して設けられた前記平面231で前記内側のポート同心円222i上の穴および細長い窓222へ進む。前記オフセットされた細長い窓の方向により、水流Aは、前記内側の同心円235i上の新たな回転ヘッドポート242aに入り、内部通路238bを通じて、前記上部回転ヘッド平面239上の前記外側のポート同心円235o上のポート242bへ進み、前記外側の同心円223o上の細長い窓223から前記上部固定ヘッド230に再び入る。内部通路238bは、この時点でポート22に伴う細長い窓223に連結されている。次いで水流Aは、導管122を進み、2aにより前記第2の固液接触チャンバー2に入ってその内部に含まれる処理媒体と接触したのち、処理済みの水流A′として2bからチャンバー2を出て、導管142で、前記底部固定ヘッド270のポート42に入る。次に、処理済みの水流A′は、内部導管277により、前記底部回転ヘッド平面259に密着して設けられた前記底部固定ヘッド270の前記上部平面271上の外側の同心円273o上の細長い窓273へ進む。前記底部回転ヘッドおよび前記オフセットされた細長い窓が逆回転することにより、処理済みの水流A′は、同じポート261bから前記底部回転ヘッドに戻る。水流A′は、内部通路258aにより前記底部回転ヘッド260内を進み、前記回転ヘッド平面259およびポート261aへ方向転換される。水流A′は、前記平面を横切って底部固定ヘッド270に戻り、細長い窓272に入り、内部通路276で進み、ポート31から当該装置を出て導管131に入る。
前記回転ヘッド240、260の第2の時計回りのインデキシングで位置1つ分移動すると、水流Aは、まだ導管111により前記上部固定ヘッド230のポート11で当該装置に入り、固定ヘッドの導管226を通じて、前記上部回転ヘッド240の平面239に密着して設けられた前記平面231で前記内側のポート同心円222i上の穴および細長い窓222へ進み、前記細長い窓により、水流Aは、まだ前記内側の同心円235i上の前記回転ヘッドポート242aに入り、内部通路238bを通じて、前記上部回転ヘッドの平面239上の前記外側のポート同心円235o上の穴および細長い窓242bへ進み、前記外側の同心円235o上の細長い窓223から前記上部固定ヘッド230に再び入ることが示される。内部通路238bは、この時点でポート23に伴う前記細長い窓223に連結されている。次いで水流Aは、導管123を進み、3aにより前記第3の固液接触チャンバー3に入ってその内部に含まれる処理媒体と接触したのち、処理済み流A′として3bから当該チャンバーを出て、導管143で、前記底部固定ヘッド270のポート43に入る。次に、処理済みの水流A′は、内部導管277により、前記底部回転ヘッド平面259に接触して設けられた前記底部固定ヘッド270の前記上部平面271上の細長い窓273へ進み、このオフセットされた細長い窓により、前記底部回転ヘッドのポート262b内に戻る。水流A′は、内部通路258bにより前記底部回転ヘッド260内を進み、前記回転ヘッド平面259およびポート262aへ方向転換される。水流A′は、前記平面を横切って底部固定ヘッド270に戻り、細長い窓272に入り、内部通路276で進み、ポート31から当該装置を出て導管131に入る。第3のインデキシングにより、水流Aはチャンバー4を通じて移動し、以降同様に一巡して全サイクルの半分、すなわち180度の角度移動に相当する第8のインデキシング時、チャンバー1に戻る。その他すべてのチャンバーも、各チャンバーが向流方向に移動して順次種々の供給流A〜Hを通過するよう、同じパターンに従う。
図29は、前記複合多ポートロータリーバルブ200用の代替ハウジングを示したもので、バルブスタンド290′上の前記中心ドライブシャフト205を駆動するモーター292およびギアボックスと組み合わせて、外部クラムシェルハウジング301および302を使用している。この外部ハウジングは、中心シャフトの周囲で前記回転および固定ヘッドをまとめて収納し、これを機械的、油圧式、または空圧式手段で駆動する。
以上、本発明の好適な原理、実施形態、および動作モードについて説明したが、本発明は、説明した特定の実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。その代わり、上述の諸実施形態は限定的なものではなく例示的なものと見なすべきであり、以下の請求項により定義された本発明の範囲を逸脱しない範囲で、他者による変形形態、変更形態、および等価形態が可能であることを理解すべきである。

Claims (12)

  1. 複数の固液接触チャンバーを有する固液接触装置に対する複数の流体流の流入および流出を方向付けることにより、流体を精製、処理、および分離する多ポートバルブ装置であって、
    円筒形状の回転ヘッドであって、
    円形状のシーリング用基部と、
    円形状の固定用基部であって、前記シーリング用基部および当該固定用基部の回転軸はこれらの基部の中心を通るものである、前記固定用基部と、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部を連結する円筒形側面と
    を有し、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部は半径を有し、前記シーリング用基部は、当該シーリング用基部の半径より実質的に小さい半径を有する内側の同心円を有し、且つ前記内側の円の半径より実質的に大きく、当該シーリング用基部の半径より小さい半径を有する外側の同心円を有するものである、
    前記回転ヘッドを有し、
    前記シーリング用基部は、さらに、
    前記外側の同心円に心合わせされた複数の第1の回転ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第1の回転ポートと、
    前記内側の同心円に心合わせされた複数の第2の回転ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第2の回転ポートと
    を有し、
    前記複数の第1の回転ポートおよび前記複数の第2の回転ポートは、互いに数が等しく、
    各第1の回転ポートは、それに対応する第2の回転ポートに横方向(transverse)の流路を通じて連結されることにより、一対の回転する水流を提供するものであり、
    各一対の水流は以下の態様で連結されるものである、すなわち、
    任意の第1の回転ポートから開始され、その第1の回転ポートが、横方向の流路を通じて径方向に最も隣接した第2の回転ポートに連結されて、第1の一対の回転する水流が形成されたのち、前記第1の開始回転ポートを起点として径方向時計回りに当該第1の開始回転ポートと最も隣接した第1の回転ポートが、横方向の流路を通じて、前記第2の開始回転ポートを起点として径方向反時計回りに当該第2の開始回転ポートと最も隣接した第2の回転ポートに連結されて第2の一対の回転する水流が形成され、以降同様に、各第1の回転ポートが第2の回転ポートに連結されるまで当該態様が続くものであり、
    一対の回転する水流の数は、チャンバーの数に対応し、
    前記バルブの回転時、各前記一対の回転する水流は、前記複数の固液接触チャンバーに連結するように順序付けされることにより、前記固液接触チャンバーに対する複数の流体流の流入および流出が方向付けられるものである
    多ポートバルブ装置。
  2. 複数の固液接触チャンバーを有する固液接触装置に対する複数の流体流の流入および流出を方向付けることにより、流体を精製、処理、および分離する多ポートバルブ装置であって、
    円筒形状の固定ヘッドあって、
    円形状のシーリング用基部と、
    円形状の固定用基部であって、前記シーリング用基部および当該固定用基部の回転軸はこれらの基部の中心を通るものである、前記固定用基部と、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部を連結する側面と
    を有し、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部は半径を有し、前記シーリング用基部は、当該シーリング用基部の半径より実質的に小さい半径を有する内側の同心円を有し、且つ前記内側の円半径半径より実質的に大きく、当該シーリング用基部半径より小さい半径を有する外側の同心円を有するものである、
    前記固定ヘッドを有し、
    前記シーリング用基部は、さらに、
    前記外側の同心円に心合わせされた複数の第1の固定ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第1の固定ポートと、
    前記内側の同心円に心合わせされた複数の第2の固定ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第2の固定ポートと
    を有し、
    前記複数の第1の固定ポートおよび第2の固定ポートは、互いに数が等しく、
    前記側面は、複数の上方外周接触ポートを有し、当該複数の上方外周接触ポートは、互いから径方向に等距離だけ離間され、且つ前記第2の固定ポートの前記径方向の位置合わせに基づいて径方向に位置合わせされており、それにより、各上方接触ポートは、内部流路を通じて、前記径方向に隣接した第2の固定ポートに連結されるものであり、
    前記側面は、複数の下方外周接触ポートを有し、当該複数の下方外周接触ポートも互いから径方向に等距離だけ離間され、且つ前記シーリング用基部上の前記第1の固定ポートの前記径方向の位置合わせに基づいて径方向に位置合わせされており、それにより、前記側面上の各下方接触ポートは、内部流路を通じて、前記シーリング用基部上の前記径方向に隣接した第1の固定ポートに連結されるものであり、
    連結された各上方接触ポートおよびそれに対応する第2の固定ポートは、第1の一対の処理用水流を提供し、連結された各下方接触ポートおよびそれに対応する第1の固定ポートは、第2の一対の処理用水流を提供するものであり、これにより、前記第1の一対の処理用水流の数は、前記第2の一対の処理用水流の数と等しくなり、且つチャンバーの数とも等しくなるため、所定の工程に基づいて各一対の処理用水流は予め選択されたチャンバーに連結されるか、または予め選択された流体流を有し、その結果、複数の流体流が方向付けられて前記固液接触チャンバーに流入および流出するものである
    多ポートバルブ装置。
  3. 複数の固液接触チャンバーを有する固液接触装置に対する複数の流体流の流入および流出を方向付けることにより流体を精製、処理、および分離する多ポートバルブ装置であって、
    円筒形状の回転ヘッドであって、
    円形状のシーリング用基部と、
    円形状の固定用基部であって、前記シーリング用基部および当該固定用基部の回転軸はこれらの基部の中心を通るものである、前記固定用基部と、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部を連結する円筒形側面と
    を有し、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部は半径を有し、前記シーリング用基部は、当該シーリング用基部半径より実質的に小さい半径を有する内側の同心円を有し、且つ前記内側の円半径半径より実質的に大きく、当該シーリング用基部半径よりは小さい半径を有する外側の同心円を有するものである、
    前記固定ヘッドを有し、
    前記シーリング用基部は、さらに、
    前記外側の同心円に心合わせされた複数の第1の回転ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第1の回転ポートと、
    前記内側の同心円に心合わせされた複数の第2の回転ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第2の回転ポートと、
    を有し、
    前記複数の第1の回転ポートおよび前記複数の第2の回転ポートは、互いに数が等しく、
    各第1の回転ポートは、それに対応する第2の回転ポートに横方向の流路を通じて連結されることにより、一対の回転する水流を提供するものであり、
    各一対の水流は以下の態様で連結されるものである、すなわち、
    任意の第1の回転ポートから開始され、その第1の回転ポートが、横方向の流路を通じて径方向に最も隣接した第2の回転ポートに連結されて、第1の一対の回転する水流が形成されたのち、前記第1の開始回転ポートを起点として径方向時計回りに当該第1の開始回転ポートと最も隣接した第1の回転ポートが、横方向の流路を通じて、前記第2の開始回転ポートを起点として径方向反時計回りに当該第2の開始回転ポートと最も隣接した第2の回転ポートに連結されて第2の一対の回転する水流が形成され、以降同様に、各第1の回転ポートが第2の回転ポートに連結されるまで当該態様が続くものであり、
    一対の回転する水流の数は、チャンバーの数に対応し、
    前記バルブの回転時、各前記一対の回転する水流は、前記複数の固液接触チャンバーに連結するように順序付けされることにより、前記固液接触チャンバーに対する複数の流体流の流入および流出が方向付けられるものである
    前記回転ヘッドと、
    円筒形状の固定ヘッドであって、
    円形状のシーリング用基部と、
    円形状の固定用基部であって、前記シーリング用基部および当該固定用基部の回転軸はこれらの基部の中心を通るものである、前記固定用基部と、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部を連結する側面と
    を有し、
    前記シーリング用基部および前記固定用基部は半径を有し、前記シーリング用基部は、当該シーリング用基部の半径より実質的に小さい半径を有する内側の同心円を有し、前記シーリング用基部は、前記内側の円半径半径より実質的に大きく、当該シーリング用基部半径より小さい半径を有する外側の同心円を有するものであり、
    前記シーリング用基部は、さらに、
    前記外側の同心円に心合わせされた複数の第1の固定ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第1の固定ポートと、
    前記内側の同心円に心合わせされた複数の第2の固定ポートであって、径方向に互いから等距離だけ離間された複数の第2の固定ポートと
    を有し、
    前記複数の第1の固定ポートおよび第2の固定ポートは、互いに数が等しく、
    前記側面は、複数の上方外周接触ポートを有し、当該複数の上方外周接触ポートは、互いから径方向に等距離だけ離間され、且つ前記第2の固定ポートの前記径方向の位置合わせに基づいて径方向に位置合わせされており、それにより、各上方接触ポートは、内部流路を通じて、前記径方向に隣接した第2の固定ポートに連結されるものであり、
    前記側面は、複数の下方外周接触ポートを有し、当該複数の下方外周接触ポートも互いから径方向に等距離だけ離間され、且つ前記シーリング用基部上の前記第1の固定ポートの前記径方向の位置合わせに基づいて径方向に位置合わせされており、それにより、前記側面上の各下方接触ポートは、内部流路を通じて、前記シーリング用基部上の前記径方向に隣接した第1の固定ポートに連結されるものであり、
    連結された各上方接触ポートおよびそれに対応する第2の固定ポートは、第1の一対の処理用水流を提供し、連結された各下方接触ポートおよびそれに対応する第1の固定ポートは、第2の一対の処理用水流を提供するものであり、これにより、前記第1の一対の処理用水流の数が前記第2の一対の処理用水流の数に等しくなり、且つチャンバーの数とも等しくなるため、所定の工程に基づいて各一対の処理用水流は予め選択されたチャンバーに連結されるか、または予め選択された流体流を有し、その結果、複数の流体流が方向付けられて前記固液接触チャンバーに流入および流出するものである
    前記固定ヘッドと、
    前記固定ヘッドの前記固定用基部および前記回転ヘッドの前記固定用基部に取り付けられたシーリング手段であって、これにより、各前記シーリング用基部が互いに抗して付勢されて当該基部が位置合わせされ、その結果、前記固定された基部の中心軸が前記回転基部の回転軸と一致し、且つ前記複数の第1の固定ポートが複数の第1の回転ポートと整列し、且つ前記複数の第2の固定ポートが前記複数の第2の回転ポートと整列するものである、前記シーリング手段と、
    前記回転ヘッドをその回転軸を中心に回転させてインデキシングする駆動手段であって、当該駆動手段により、前記多ポートバルブから前記チャンバーへ貫流する流体流の前記固液接触チャンバーに対する流入および流出が方向付けられるものである
    を有する多ポートバルブ装置。
  4. 請求項1記載の多ポートバルブにおいて、各前記回転ポートは一定の直径を有し、各前記回転ポートは、さらに、
    各前記内側および外側の同心円に沿って位置合わせされた弧状で半円筒形状の凹部を有し、各凹部は、各ポートの直径に対応する幅を有し、隣接した凹部から等距離にある各凹部間の空間が略各前記ポートの断面積以下になる長さを有するものである
    多ポートバルブ。
  5. 請求項4記載の多ポートバルブにおいて、各外側の回転ポートおよびそれに対応する凹部は、当該凹部の長手方向に沿った外側の同一点上にあり、各内側の回転ポートおよびそれに対応する凹部は、当該凹部の長手方向に沿った内側の同一点上にあるものである多ポートバルブ。
  6. 請求項2記載の多ポートバルブにおいて、各前記固定ポートは一定の直径を有し、各前記固定ポートは、さらに、
    各前記内側および外側の同心円に沿って位置合わせされた弧状で半円筒形状の凹部を有し、各凹部は、各固定ポートの直径に対応する幅を有し、隣接した凹部から等距離にある各凹部間の空間が略各前記固定ポートの断面積以下になる長さを有するものである多ポートバルブ。
  7. 請求項6記載の多ポートバルブにおいて、各外側の固定ポートおよびそれに対応する凹部は、当該凹部の長手方向に沿った外側の同一点上にあり、各内側の固定ポートおよびそれに対応する凹部は、当該対応する凹部の長手方向に沿った内側の同一点上にあるものである多ポートバルブ。
  8. 請求項3記載の多ポートバルブにおいて、さらに、
    第2の固定ヘッドおよび第2の回転ヘッドを有し、
    各回転ヘッドは互いに隣接して位置合わせされ、当該各回転ヘッドの各々の回転軸は同軸上にあり、且つ各回転ヘッドは互いに協動的にインデキシングされて適切な流体流が維持されるものである多ポートバルブ。
  9. 請求項3記載の多ポートバルブにおいて、各前記回転ポートは一定の直径を有し、各前記回転ポートは、さらに、
    各前記内側および外側の同心円に沿って位置合わせされた弧状で半円筒形状の凹部を有し、各凹部は、各回転ポートの直径に対応する幅を有し、隣接した凹部から等距離にある各凹部間の空間が略各前記回転ポートの断面積以下になる長さを有するものである多ポートバルブ。
  10. 請求項9記載の多ポートバルブにおいて、各外側の回転ポートおよびそれに対応する凹部は、当該凹部の長手方向に沿った外側の同一点上にあり、各内側の回転ポートおよびそれに対応する凹部は、当該対応する凹部の長手方向に沿った内側の同一点上にあるものである多ポートバルブ。
  11. 請求項3記載の多ポートバルブにおいて、各前記固定ポートは一定の直径を有し、各前記固定ポートは、さらに、
    各前記内側および外側の同心円に沿って位置合わせされた弧状で半円筒形状の凹部を有し、各凹部は、各固定ポートの直径に対応する幅を有し、隣接した凹部から等距離にある各凹部間の空間が略各前記固定ポートの断面積以下になる長さを有するものである多ポートバルブ。
  12. 請求項11記載の多ポートバルブにおいて、各外側の固定ポートおよびそれに対応する凹部は、当該対応する凹部の長手方向に沿った外側の同一点上にあり、各内側の固定ポートおよびそれに対応する凹部は、当該対応する凹部の長手方向に沿った内側の同一点にあるものである多ポートバルブ。
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