JP2013536653A - オーバラップする参照信号パターンに対応する方法 - Google Patents

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Abstract

本出願は、異なる参照シンボル・パターンに対応するために使用できる方法および装置の実施形態について記述する。方法の一実施形態は、第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、リソース・ブロックにおいてオーバラップするリソース要素(複数可)を識別することを含む。この実施形態は、また、オーバラップするリソース要素(複数可)内の第1および第2参照シンボルを伝送するために割り当てられた第1および第2のアンテナ・ポートが同じである場合に、オーバラップするリソース要素(複数可)において第1および第2の参照シンボルを伝送することを含む。第1および第2のアンテナ・ポートが異なる場合、オーバラップするリソース要素内の第1の参照シンボルの伝送は回避される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年8月24日に出願した米国特許仮出願第61/402,113号の優先権を主張するものである。
本出願は、一般的に通信システムに関し、より具体的には、ワイヤレス通信システムに関する。
ワイヤレス通信システムは、移動ユニット、スマート・フォン、タブレット・デバイス、ラップトップ、デスクトップ、および他のタイプのユーザー装置を含むワイヤレス対応デバイスにワイヤレス接続を提供するためのデバイスのネットワークを含む。代表的なアクセス・デバイスには、アクセス・ポイント、基地局、基地局ルータ、ノードB(NB、eNB)、フェムトセルなどが含まれる。アクセス・デバイスとユーザー装置は、エア・インターフェースのチャネルを通じて通信する。エア・インターフェースを通じて伝送されたデータ・シンボルを復調するために、エア・インターフェースの電波の伝播チャネルの伝達関数を推定および使用することができる。Third Generation Partnership Project(3GPP)標準化団体によって規定された標準および/またはプロトコルのLong Term Evolution(LTE)に従って動作するシステムなど、従来の無線通信システムは、受信機が伝達関数を推定し、参照信号と同時に伝送されるデータ・シンボルを復調することを可能にするために、エア・インターフェースを通じて伝送されるシンボルに参照信号を組み込む。
LTEアーキテクチャでは、直交周波数分割多重(OFDM)を実装する。典型的なOFDM方式は、サブキャリア(subcarrier)が互いに直交するように選択された周波数間隔によって分離された多数の副搬送波(sub−carrier)を通じてデータを伝送する。データは、複数の並列データ・ストリームまたはチャネルに分割され、各ストリームは、副搬送波の1つに割り当てられる。各副搬送波は、直交振幅変調または位相偏移変調など従来の変調方式で変調される。LTEでは、エア・インターフェースの時間周波数リソースは、アップリンクおよびダウンリンクの伝送のためにリソース・ブロックに分割される。1対のLTEリソース・ブロック(RB)には、1ミリ秒の期間および180kHzの帯域幅があり、これは時間領域において14のシンボル、および周波数領域において12のサブキャリアへと細分化することができる。したがって、リソースの最小単位は、1つのサブキャリアにおいて1つのシンボルを表すリソース要素(RE)である。したがって、1対のリソース・ブロックは、たとえば、アップリンクおよびダウンリンクの伝送のために、168のリソース要素を含むことができる。
各リソース・ブロックのリソース要素は、データ・シンボルおよび参照シンボルへと分割される。関連するデータ・シンボルを復調するために利用できる参照シンボルの数は、エア・インターフェースの無線チャネルの数によって決定され、これは伝送アンテナおよび受信アンテナの数によって規定される。たとえば、伝送のために1本のアンテナおよび受信のために1本のアンテナを含むレガシーの単一入力単一出力(SISO)システムでは、送信機と受信機との間の単一チャネルを通じて伝送されるデータを復調するために、単一の参照シンボルを使用することができる。受信機が異なるチャネルの参照シンボルを識別できるように、異なる参照シンボルは、各リソース・ブロック内において異なるパターンのリソース要素を占める。LTEシステムがますます複雑になり、マルチホップおよびマルチセル伝送を用いる多数のアンテナおよび無線リンクを組み込むにつれて、必要な参照シンボル・パターンの数は増加する。一部の状況では、参照シンボルのために、異なる参照シンボルに割り当てられた他のパターンの参照要素に衝突しない適切なパターンの参照要素を見つけることは困難になる可能性がある。
開示された内容は、上記の1つまたは複数の問題による影響に対処することを意図するものである。以下は、開示された内容の一部の態様について基本的な理解を得るために、開示された内容を単純化して概要を示すものである。この概要は、開示された内容の完全な概要ではない。これは、開示された内容の重要または不可欠な要素を特定したり、または開示された内容の範囲を描写したりすることを意図するものではない。その唯一の目的は、後で記述するより詳細な記述の準備として、単純化した形で一部の概念を示すことである。
一実施形態では、方法の実施形態が、異なる参照シンボル・パターンに対応するために提供される。方法の一実施形態は、第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、リソース・ブロックにおいてオーバラップするリソース要素(複数可)を識別することを含む。この実施形態は、また、オーバラップするリソース要素(複数可)内の第1および第2の参照シンボルを伝送するために割り当てられた第1および第2のアンテナ・ポートが同じである場合に、オーバラップするリソース要素において第1および第2の参照シンボルを伝送することを含む。第1および第2のアンテナ・ポートが異なる場合、オーバラップするリソース要素内の第1の参照シンボルの伝送は回避される。
他の実施形態では、装置の実施形態が、異なる参照シンボル・パターンに対応するために提供される。装置の一実施形態は、第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、リソース・ブロックにおいてオーバラップするリソース要素(複数可)を識別するように構成された基地局を含む。基地局は、また、オーバラップするリソース要素(複数可)内の第1および第2の参照シンボルを伝送するために割り当てられた第1および第2のアンテナ・ポートが同じである場合に、オーバラップするリソース要素(複数可)内の第1および第2の参照シンボルを伝送するように構成される。第1および第2のアンテナ・ポートが異なる場合、オーバラップするリソース要素内の第1の参照シンボルの伝送は回避される。
さらに他の実施形態では、方法の実施形態は、異なる参照シンボル・パターンに対応するために提供される。方法の一実施形態は、第1の参照シンボルに割り当てられたリソース要素の第1のパターンを修正することを含む。第1のパターンの修正は、オーバラップするリソース要素が、第1の参照シンボルとは異なるアンテナ・ポートを使用して伝送されることになっている第2の参照シンボルに割り当てられる場合、第1のパターンからオーバラップするリソース要素を取り除くことを含む。方法の実施形態は、基地局、中継ノード、またはユーザー装置で実装することができる。
開示された内容は、同じ参照番号は同じ要素を示している添付の図面とともに、以下の記述を参照することによって理解されるだろう。
ワイヤレス通信システムの代表的な一実施形態を概念的に示す図である。 中継ノードが通信路に存在する場合に、モード切り替えのために予約されているシンボルに対応するためにリソース要素をシフトおよび/または割り当て解除するための技術の実施形態を概念的に示す図である。 第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第1の代表的な実施形態を概念的に示す図である。 第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第2の代表的な実施形態を概念的に示す図である。 第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第3の代表的な実施形態を概念的に示す図である。 第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第4の代表的な実施形態を概念的に示す図である。
開示された内容は、様々な変更および代替形式の余地があるが、その特定の実施形態について、図面の例を用いて示し、本明細書に詳細に記述している。しかし、本明細書における特定の実施形態の記述は、開示された内容を開示された特定の形式に限定することを意図するものではなく、それとは反対に、添付された特許請求の範囲に該当するすべての変更、等価物、および代替案を包含することを意図することを理解されたい。
例示的実施形態について以下に記述する。明瞭さのために、実際の実装のすべての機能を、本明細書に記述しているわけではない。もちろん、そのような実際の実施形態を開発する際に、実装によって異なる、システム関連およびビジネス関連の制約への遵守など、開発者の特定の目標を達成するために多数の実装固有の決定が下されるべきであることを理解されたい。さらに、そのような開発努力は、複雑かつ時間がかかる可能性があるが、本開示の利益を受ける当業者にとっては日常的な仕事であろうことを理解されたい。
ここで、開示された内容について、添付の図面に関して記述する。様々な構造、システム、およびデバイスは、説明のみを目的としており、当業者に周知の詳細によって本発明を不明瞭にしないように、図面に概略的に描写している。しかし、付属の図は、開示された内容の実例となる例を記述し説明するために含まれている。本明細書に使用される単語および句は、当業者によるそれらの単語および句の理解に一致する意味を持つものと理解および解釈するべきである。本明細書において用語または句を一貫して使用することによって、用語または句の特別な定義、つまり、当業者によって理解されている通常および慣習的な意味とは異なる定義を意味することを意図するものではない。用語または句が特別な意味、つまり当業者によって理解されるものと異なる意味を持つことを意図する場合は、そのような特別な定義は、用語または句の特別な定義を直接的かつ明白に提供する定義方法で明細書に特に記述するだろう。
ドナーeNBの範囲を広げるために、中継ノードは、ドナー基地局またはeNBとユーザー装置(UE)との間の通信路に配置することができる。しかし、同じ組のサブキャリアが両方の順方向リンクのチャネルに使用されるため、中継ノードは、ドナーeNBから順方向リンク(またはダウンリンク)でシンボルを受信し、ユーザー装置に順方向リンク(またはダウンリンク)でシンボルを伝送することが同時にできない。したがって、中継ノードは、ドナーeNBからシンボルを受信することと、ユーザー装置にシンボルを中継することとを交互に切り替える。中継ノードは、ユーザー装置からドナーeNBへの逆方向リンク(またはアップリンク)の行程(leg)の間で、同様の切り替えを実行することができる。したがって、中継ノードは、受信モードと伝送モードとの間で切り替わる。切り替えの実行は、中継ノードの特定の設計機能に依存する有限の時間を必要とする場合がある。たとえば、ドナーeNBおよび中継ノードが時刻同期される場合、中継ノードは、連続するリソース・ブロックにおいて受信モードと伝送モードとを交互に切り替えることができる。その場合、中継ノードは、切り替えを実行するために各リソース・ブロックにおいて最後のシンボルを使用することができる。
このモード切り替えの手法が意味していることの1つは、復調用参照シンボル(DMRS:demodulation reference symbol)など参照シンボルを伝送するために最後のシンボルを利用できないということである。この問題に対処する1つの方法は、リソース・ブロックにおいて最後のシンボルより早いシンボルへDMRSシンボル・パターンの一部をシフトすることによるものである。しかし、チャネル状態情報参照シンボル(CSI−RS)およびシフトされたDMRSシンボルが同じリソース要素に割り当てられる場合、これはCSI−RSシンボルなど他のタイプの参照信号との衝突につながる可能性がある。異なる参照シンボルは、異なるコード(ウォルシュ・コードなど)を使用して符号化され、原則として同じリソース要素で伝送および受信できるが、伝達関数を正しく推定し、異なるコードを使用して符号化され、異なる無線周波数チャネルを通じて異なるアンテナ・ポートから伝送された2つの参照信号を復調/復号することは、実際にはできない可能性がある。
本出願は、たとえば、中継ノードのモード切り替えのためシンボルの予約をサポートするために、参照シンボル・パターンをシフトするための技術の実施形態について記述するものである。たとえば、DMRSシンボル・パターンを最後のシンボルからシフト・アウト(shift out)することができ、オーバラップするDM/CSI参照シンボル間の衝突は、特定のリソース要素のオーバラップするDM/CSI参照シンボルが同じアンテナ・ポートを使用して伝送されるケースにDMRSの伝送を制限することにより、解決することができる。異なるアンテナ・ポートが異なるタイプの参照シンボルに割り当てられている場合、DMRSは、リソース要素において伝送されない場合がある(たとえば、伝送を回避することができる)。たとえば、無線通信規格は、参照シンボルの伝送のために割り当てられるリソース要素において参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートを指定することができる。基地局がDM参照シンボルを伝送することを決定し、中継ノードがユーザー装置への通信路に存在する場合、DM参照シンボルはリソース要素の異なる組にシフトすることができる。シフトされた参照シンボルが任意のリソース要素において他の参照シンボルと衝突する場合、リソース要素が同じアンテナ・ポートを使用する場合は、オーバラップするリソース要素は、異なる参照シンボルを伝送するために使用することができる。そうでない場合、シフトされた参照シンボルは回避され、このリソース要素では伝送されない。
したがって、本明細書に記述された技術の実施形態は、オーバラップするリソース要素が、第1の参照シンボルとは異なるアンテナ・ポートを使用して伝送される第2の参照シンボルにも割り当てられる場合、第1のパターンからオーバラップするリソース要素を取り除くために、第1の参照シンボルに割り当てられたリソース要素の第1のパターンを修正するために使用することができる。一実施形態では、少なくともドナーeNB、中継ノード、および1つまたは複数のユーザー装置を含む通信路のノードのそれぞれは、第1の参照シンボルが構成されるだろうことを単独で決定できるため、ノードのそれぞれは、リソース要素の修正された第1のパターンに基づいて、信号を受信および/または伝送するために自身を構成することができる。たとえば、各ノードは、たとえば、中継ノードが存在し、CSIおよびDM参照信号の両方が伝送されることになっている場合、いつ参照シンボル・パターンを修正するかをノードが決定することを可能にする標準に従って構成することができる。次に、第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、ノードは1つまたは複数のオーバラップするリソース要素を識別することができる。次に、ノードは、オーバラップするリソース要素(複数可)において第1および第2の参照シンボルの伝送のために、どのポートが割り当てられるかを決定することができる。オーバラップするリソース要素(複数可)内の第1および第2の参照シンボルの伝送のために同じアンテナ・ポートが割り当てられている場合、オーバラップするリソース要素(複数可)において第1および第2の参照シンボルを伝送することができる。オーバラップするリソース要素(複数可)において第1および第2の参照シンボルの伝送のために異なるアンテナ・ポートが割り当てられている場合、オーバラップするリソース要素(複数可)内の第1の参照シンボルの伝送を回避することができる。
図1は、ワイヤレス通信システム100の代表的な一実施形態を概念的に示している。図示する実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、ドナー基地局またはeNB105、中継ノード110、および1つまたは複数のユーザー装置115を含む。ワイヤレス通信システム100の要素は、様々な無線通信規格および/またはプロトコルに従ってエア・インターフェースを通じて通信することができる。たとえば、基地局105、中継ノード110、およびユーザー装置115は、Third Generation Partnership Project(3GPP、3GPP2)によって規定された標準および/またはプロトコルのLong Term Evolution(LTE)に従って通信することができる。しかし、本開示の恩恵を受ける当業者は、ワイヤレス通信システム100の代替実施形態は他の標準および/またはプロトコルに従って動作できることを理解されたい。
中継ノード110は、基地局105とユーザー装置115との間の通信路の範囲を広げるために使用される。図示する実施形態では、通信路は、基地局105と中継ノード110との間のエア・インターフェースを通じて展開する区分または行程および中継ノード110とユーザー装置115との間のエア・インターフェースを通じて展開する区分または行程を含む順方向リンクまたはダウンリンクを含む。図1に描写した通信路は、また、ユーザー装置115と中継ノードとの間のエア・インターフェースを通じて展開する区分または行程および中継ノード110と基地局105との間のエア・インターフェースを通じて展開する区分または行程を含む逆方向リンクまたはアップリンクを含む。中継ノード110は、順方向リンクを通じて基地局105からおよび/または逆方向リンクを通じてユーザー装置115から受信した信号を復調および/または復号し、受信した信号を増幅し、次に順方向リンクを通じてユーザー装置115におよび/または逆方向リンクを通じて基地局105に伝送するために増幅された信号の変調および/または符号化できる場合がある。中継ノード110を実装、構成、および/または運用するための技術は当技術分野において知られているため、明瞭さのために、特許請求の範囲に記載される主題に関連する中継ノード110を実装、構成、および/または運用するそれらの態様のみについて本明細書に詳細に記述する。
図示する実施形態では、通信チャネルは、直交周波数を使用する1グループのサブキャリアを通じてシンボルを伝送するために直交周波数分割多重(OFDM)を使用して規定される。中継ノード110は、通信路において透明な要素であるべきであるため、基地局105と中継ノード110との間のエア・インターフェース、および中継ノード110とユーザー装置115との間のエア・インターフェースを通じて、同じサブキャリアが信号を運ぶことができる。結果的に、中継ノード110の図示する実施形態は、基地局105からシンボルを受信し、同時にユーザー装置115にシンボルを伝送することはできない。たとえば、中継ノード110は、基地局105からシンボルのリソース・ブロック120を受信することと、時間間隔125に対して受信を回避することとを交互に切り替えることができる。中継ノード110は、また、(リソース・ブロック120の受信に対応できる)時間間隔130の間にユーザー装置115へのシンボルの伝送を回避し、時間間隔125に対応できる時間間隔の間にユーザー装置115にシンボルのリソース・ブロック135を伝送することができる。同様の切り替えは、逆方向リンクの行程に対して実行することができる。
中継ノード110は、有限の時間を使用して、伝送モードと受信モードとの間で切り替わることができる。切り替えを実行するために使用される実際の時間は、中継ノード110の具体的な設計機能に依存することができる。たとえば、中継ノード110は、切り替えを実行するために各リソース・ブロックの最後のシンボルを伝送または受信するために割り当てられた時間間隔を使用することができる。しかし、代替実施形態では、中継ノード110でモード切り替えを実行するために、より長いまたはより短い時間間隔を割り当てることができる。さらに、これらの時間間隔は、任意のシンボル、リソース要素、リソース・ブロック、または他の時間間隔に関連付けることができる。参照信号は、モード切り替えのために予約されているリソース要素において伝送されない場合がある。したがって、異なるタイプの参照信号を伝送するために割り当てられるリソース要素は、モード切り替えのために予約されたシンボルまたは他の時間間隔に対応するために、シフトおよび/または割り当て解除することができる。
図2は、中継ノードが通信路に存在する場合に、モード切り替えのため予約されたシンボルに対応するために、リソース要素をシフトおよび/または割り当て解除するための技術の実施形態を概念的に示している。図示する実施形態では、リソース・ブロック200は、垂直軸に沿って番号(0〜11)が付けられている12のサブキャリアおよび水平軸に沿って番号(0〜13)が付けられている14の時間間隔を含む。小さな各正方形は、1つのシンボルを伝送するために使用できる1つのリソース要素に対応する。シンボルは、データ、参照シンボルなどを伝送するために使用することができる。図示する実施形態では、第1のタイプの参照シンボルは、点線のボックス205によって示されているリソース要素に割り当てられる。たとえば、リソース・ブロック200の信号を復調するために受信機によって使用される復調参照シンボルは、ボックス205に割り当てることができる。第2のタイプの参照シンボルは、網掛けによって示されているリソース要素210に割り当てることができる。たとえば、エア・インターフェースのチャネルの状態を推定するため、および送信機へのフィードバックを生成するために受信機によって使用されるチャネル状態情報参照シンボルは、リソース要素210に割り当てることができる。
中継ノードが通信路に存在する場合、最後のシンボル(13)は、中継ノードでのモード切り替えのために予約されているため、最後のシンボル(13)ではシンボルは伝送されない。矢印215によって示す一実施形態では、通信路に沿ったノードは、最後のシンボル(13)とオーバラップするリソース要素を取り除くことによって、第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正することができる。しかし、これによって、シンボルのエネルギーは半分に低下し、このために、第1のタイプの参照シンボルが復調シンボルである場合に、受信機がシンボルを復調する能力を大きく低下させる場合がある。あるいは、矢印220によって示すように、最後のシンボル(13)とオーバラップするリソース要素パターンの部分は、たとえばシンボル(9〜10)にシフトすることができる。しかし、特にエア・インターフェースを通じて伝送するために、異なるタイプの参照シンボルに異なるアンテナ・ポートが割り当てられている場合、第2のタイプの参照シンボルによって使用されるリソース要素に第1のタイプの参照シンボルをシフトことは、これらのリソース要素においてオーバラップする2つのタイプの参照シンボルを復調および/または復号することを困難または不可能にする可能性がある衝突につながる場合がある。
図3は、第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第1の代表的な実施形態を概念的に示している。図示する実施形態では、リソース・ブロック300は、垂直軸に沿って番号(0〜11)が付けられている12のサブキャリアおよび水平軸に沿って番号(0〜13)が付けられている14の時間間隔を含む。小さな各正方形は、1つのシンボルを伝送するために使用できる1つのリソース要素に対応し、個々のリソース要素は、規約(サブキャリア番号,時間間隔番号)を使用して示すことができる。第1のタイプの参照シンボルは、点線のボックス305によって示されているリソース要素のパターンに割り当てられる。第2のタイプの参照シンボルは、太字のボックス310によって示されているリソース要素に割り当てられる。対応する参照シンボルの伝送のために各リソース要素に割り当てられているアンテナ・ポートは、リソース要素ボックスの番号によって示される。図示する実施形態では、第1のタイプの参照シンボルに対するリソース要素は、2つのアンテナ・ポート(0、1)が割り当てられ、第2のタイプの参照シンボルに対するリソース要素は、4つのアンテナ・ポート(0〜3)が割り当てられる。たとえば、第1のタイプのシンボルは、それぞれリソース要素(0,5)および(0,6)についてアンテナ・ポート0、1を使用して伝送することができる。
中継ノードが基地局とユーザー装置との間の通信路に存在しない限り、リソース要素パターン305、310は、エア・インターフェースを通して通信に使用することができる。しかし、1つまたは複数の中継ノードが通信路にある場合、通信路の通信ノードは、中継ノードでのモード切り替えのために予約されているシンボルに対応するために、修正されたリソース要素パターンを使用することができる。図示する実施形態では、中継ノードが通信路に存在する場合、最後のシンボル(13)はモード切り替えのために予約される。図示する実施形態では、パターン305は、変更されたリソース・ブロック325に示すように、第1のタイプの参照シンボルのリソース要素をシンボル12〜13から、シンボル9〜10を含む修正されたリソース要素パターン320へとシフトすることによって(矢印315によって示すように)修正される。明瞭さのために、第2のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素を示す太字のボックスは、リソース・ブロック325には示されていない。しかし、これらのリソース要素は、図示する実施形態において第2のタイプの参照シンボルに割り当てられた状態である。したがって、第1のタイプのシンボルが、シンボル9〜10に対応するリソース・ブロックのいずれかで伝送されるかどうかに関係なく、第2のタイプのシンボルは、リソース・ブロック300に示されているアンテナ・ポートを使用して、これらのシンボルで伝送することができる。
リソース要素パターン305のシフトを実行すると、第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素は、シンボル9〜10が既に割り当てられた第2のタイプの参照シンボルと衝突する。一部の実施形態では、異なるタイプの参照シンボルは、異なるウォルシュ・コードなど異なる符号化シーケンス(coding sequence)で符号化できるため、同じ参照要素にそれらを伝送することは理論的に可能な場合がある。しかし、異なるエア・インターフェース・チャネルを通じて異なるアンテナ・ポートから伝送された異なるシーケンスを復号する複雑さのために、伝達関数を正確に推定し、実際に異なる参照シンボルを復調および/復号することが困難または不可能になる場合がある。
図4は、第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第2の代表的な実施形態を概念的に示す図である。図示する実施形態では、本明細書に記述するように、リソース・ブロック400は、1つのシンボルを伝送するために使用できるリソース要素を規定する12のサブキャリアおよび14の時間間隔を含む。中継ノードが通信路に存在しない場合、第1および第2の参照シンボルには、リソース要素の対応するパターン405、410を割り当てることができる。対応する参照シンボルの伝送のために各リソース要素に割り当てられたアンテナ・ポートは、リソース要素ボックスの番号によって示されている。図示する実施形態では、第1のタイプの参照シンボルのリソース要素は、2つのアンテナ・ポート(0、1)が割り当てられ、第2のタイプの参照シンボルのリソース要素は、4つのアンテナ・ポート(0〜3)が割り当てられる。
中継ノードが通信路に存在する場合、リソース・ブロック420に示すように有限のモード切り替え時間に対応するために、第1のタイプの参照シンボルによって使用されるリソース要素パターン405を(矢印415によって示すように)修正することができる。図示する実施形態では、修正されたリソース要素パターン425は、第1および第2のタイプの参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートに基づいて選択されるリソース要素を含む。通信路のノードは、オーバラップするリソース要素において異なるタイプの参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートを比較することができる。同じアンテナ・ポートが異なる参照シンボルを伝送するために割り当てられる場合、異なる参照シンボルをオーバラップするリソース要素に割り当てることができる。たとえば、パターン405のリソース要素(0,12)、(0,13)がパターン425のリソース要素(0,9)、(0,10)にシフトされる場合、これらのリソース要素に割り当てられたアンテナ・ポートの比較は、第1および第2のタイプの参照シンボルが、リソース要素(0,9)のアンテナ・ポート0およびリソース要素(0,10)のアンテナ・ポート1を通じて伝送されることを示す。参照シンボルは、同じエア・インターフェース・チャネルを共有するため、異なる符号化シーケンスを使用して、それらが同時に伝送される場合、伝達関数を推定することができ、シンボルを受信機によって容易に復調および/復号することができる。
図示する実施形態では、シフトの後に、第1のタイプの参照シンボルが、リソース要素(10,9)のアンテナ・ポート0、およびリソース要素(10,10)のアンテナ・ポート1を通じて伝送される。第2のタイプの参照シンボルは、リソース要素(10,9)のアンテナ・ポート2およびリソース要素(10,10)のアンテナ・ポート3を通じて伝送される。アンテナ・ポートの比較により、第1および第2のタイプの参照シンボルには、これらのオーバラップするリソース要素において異なるアンテナ・ポートが割り当てられるだろうことが明らかになる。したがって、参照シンボルは、同じエア・インターフェース・チャネルを共有せず、異なる伝達関数を持つ。結果的に、参照シンボルは、異なる符号化シーケンスを使用して符号化されていても、それらが同時に伝送される場合、復調/復号するのが非常に難しい、または不可能である。図示する実施形態では、したがって、パターン425は、リソース要素(10,9)および(10,10)を削除または割り当て解除することによって修正することができる。明瞭さのために、太字のボックス410は、リソース・ブロック420に描写されていないが、シンボル9、10は、第2のタイプの参照シンボルに割り当てられた状態である。したがって、第1のタイプの参照シンボルは、リソース要素(10,9)および(10,10)において伝送するために回避されるが、第2のタイプの参照シンボルは、これらのリソース要素においてまだ伝送することができる。
図5は、第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第3の代表的な実施形態を概念的に示している。図示する実施形態では、本明細書に記述するように、リソース・ブロック500が、1つのシンボルを伝送するために使用できるリソース要素を規定する12のサブキャリアおよび14の時間間隔を含む。中継ノードが通信路に存在しない場合、第1および第2の参照シンボルには、リソース要素の対応するパターン505、510を割り当てることができる。対応する参照シンボルの伝送のために各リソース要素に割り当てられているアンテナ・ポートは、リソース要素ボックスの番号によって示されている。図示する実施形態では、第1のタイプの参照シンボルに対するリソース要素は、4つのアンテナ・ポート(0〜3)が割り当てられ、第2のタイプの参照シンボルのリソース要素は、4つのアンテナ・ポート(0〜3)が割り当てられる。
中継ノードが通信路に存在する場合、リソース・ブロック520に示すように有限のモード切り替え時間に対応するために、第1のタイプの参照シンボルによって使用されるリソース要素パターン505を(矢印515によって示すように)修正することができる。図示する実施形態において、修正されたリソース要素パターン525は、第1および第2のタイプの参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートに基づいて選択されるリソース要素を含む。通信路のノードは、オーバラップするリソース要素において異なるタイプの参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートを比較することができる。同じアンテナ・ポートが異なる参照シンボルを伝送するために割り当てられる場合、異なる参照シンボルをオーバラップするリソース要素に割り当てることができる。たとえば、パターン505のリソース要素(5,12)、(5,13)、(6,12)、(6,13)がパターン525のリソース要素(5,9)、(5,10)、(6,9)、(6,10)にシフトされる場合、これらのリソース要素に割り当てられたアンテナ・ポートの比較は、第1および第2のタイプの参照シンボルが、リソース要素(5,9)のアンテナ・ポート0、リソース要素(5,10)のアンテナ・ポート1、リソース要素(6,9)のアンテナ・ポート2、およびリソース要素(6,10)のアンテナ・ポート3を通じて伝送されることを示す。したがって、異なる符号化シーケンスを使用して、それらが同時に伝送される場合、参照シンボルは同じアンテナ・ポートおよびエア・インターフェース・チャネルを共有し、受信機によって容易に復調および/または復号することができる。
図示する実施形態では、シフトの後に、第1のタイプの参照シンボルは、リソース要素(0,9)のアンテナ・ポート0、リソース要素(0,10)のアンテナ・ポート1、リソース要素(1,9)のアンテナ・ポート2、およびリソース要素(1,10)のアンテナ・ポート3を通じて伝送される。第2のタイプの参照シンボルは、リソース要素(0,9)のアンテナ・ポート0、リソース要素(0,10)のアンテナ・ポート1、リソース要素(1,9)のアンテナ・ポート0、およびリソース要素(1,10)のアンテナ・ポート1を通じて伝送される。したがって、アンテナ・ポートの比較により、第1および第2のタイプの参照シンボルは、オーバラップするリソース要素において異なるアンテナ・ポートが割り当てられるだろうことが明らかになる。したがって、参照シンボルは同じエア・インターフェース・チャネルを共有せず、異なる符号化シーケンスを使用して符号化されていても、それらが同時に伝送される場合、復号するのが非常に難しい、または不可能である。図示する実施形態では、したがって、パターン525は、リソース要素(0,9)、(0,10)、(1,9)、および(1,10)を削除または割り当て解除することによって修正することができる。明瞭さのために、太字のボックス510は、リソース・ブロック520に描写されていないが、シンボル9、10は、第2のタイプの参照シンボルに割り当てられた状態である。したがって、第1のタイプの参照シンボルは、リソース要素(0,9)、(0,10)、(1,9)、および(1,10)において伝送するために回避されるが、第2のタイプの参照シンボルは、これらのリソース要素においてまだ伝送される。
図6は、第1のタイプの参照シンボルに割り当てられたリソース要素のパターンを修正する方法の第4の代表的な実施形態を概念的に示している。図示する実施形態では、本明細書に記述するように、リソース・ブロック600は、シンボルを伝送するために使用できるリソース要素を規定する12のサブキャリアおよび14の時間間隔を含む。中継ノードが通信路に存在しない場合、第1および第2のタイプの参照シンボルには、リソース要素の対応するパターン605、610を割り当てることができる。対応する参照シンボルの伝送のために各リソース要素に割り当てられているアンテナ・ポートは、リソース要素ボックスの番号によって示されている。図示する実施形態では、第1のタイプの参照シンボルのリソース要素は、2つのアンテナ・ポート(0、1)が割り当てられ、第2のタイプの参照シンボルのリソース要素は、8つのアンテナ・ポート(0〜7)が割り当てられる。
中継ノードが通信路に存在する場合、リソース・ブロック620に示すように有限のモード切り替え時間に対応するために、第1のタイプの参照シンボルによって使用されるリソース要素パターン605を(矢印615によって示すように)修正することができる。図示する実施形態において、修正されたリソース要素パターン625は、第1および第2のタイプの参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートに基づいて選択されるリソース要素を含む。通信路のノードは、オーバラップするリソース要素において異なるタイプの参照シンボルを伝送するために使用されるアンテナ・ポートを比較することができる。同じアンテナ・ポートが異なる参照シンボルを伝送するために割り当てられる場合、異なる参照シンボルをオーバラップするリソース要素に割り当てることができる。たとえば、パターン605のリソース要素(0,12)、(0,13)がパターン625のリソース要素(0,9)、(0,10)にシフトされる場合、これらのリソース要素に割り当てられたアンテナ・ポートの比較は、第1および第2タイプの参照シンボルが、リソース要素(0,9)のアンテナ・ポート0、およびリソース要素(0,10)のアンテナ・ポート1を通じて伝送されることを示す。したがって、参照シンボルは同じエア・インターフェース・チャネルを共有し、異なる符号化シーケンスを使用して、それらが同時に伝送される場合、受信機によって容易に復号することができる。
図示する実施形態では、シフトの後に、第1のタイプの参照シンボルが、リソース要素(5,9)、(10,9)のアンテナ・ポート0、およびリソース要素(5,10)、(10,10)のアンテナ・ポート1を通じて伝送される。第2のタイプの参照シンボルは、リソース要素(5,9)のアンテナ・ポート4、リソース要素(5,10)のアンテナ・ポート5、リソース要素(10,9)のアンテナ・ポート2、およびリソース要素(10,10)のアンテナ・ポート3を通じて伝送される。したがって、アンテナ・ポートの比較により、第1および第2のタイプの参照シンボルが、オーバラップするリソース要素(5,9)、(5,10)、(10,9)、(10,10)において異なるアンテナ・ポートが割り当てられるだろうことが明らかになる。したがって、参照シンボルは同じエア・インターフェース・チャネルを共有せず、異なる符号化シーケンスを使用して符号化されていても、それらが同時に伝送される場合、復号するのが非常に難しい、または不可能である。図示する実施形態では、したがって、パターン625は、リソース要素(5,9)、(5,10)、(10,9)、(10,10)を削除または割り当て解除することによって修正することができる。明瞭さのために、太字のボックス610は、リソース・ブロック620に描写されないが、シンボル9、10は、第2のタイプの参照シンボルに割り当てられた状態である。したがって、第1のタイプの参照シンボルは、リソース要素(5,9)、(5,10)、(10,9)、(10,10)において伝送するために回避されるが、第2のタイプの参照シンボルは、これらのリソース要素においてまだ伝送される。
本明細書に記述した技術の実施形態は、第1の参照シンボル・パターンにおいてリソース要素の数を減らす複数の段階を可能にすることができる。減少の程度は、残りのリソース要素を第2の参照シンボル・パターンおよびアンテナ・ポートのパターンに一致させるために、どれだけのリソース要素を取り除くことができるかに基づくことができる。特定のタイプの参照シンボルに割り当てられた組から選択的にリソース要素を取り除くことにより、モード切り替えのために予約されたシンボルに衝突する参照要素を単に取り除く実施形態に比べて、利用可能な合計参照シンボル・エネルギーを増やすことができる。さらに、選択的にリソース要素を取り除くことによって、異なるタイプの参照シンボル間の衝突を防ぐことができる。これらの衝突のために、衝突を経験している参照要素いずれかのタイプの参照シンボルを受信することが困難または不可能になる可能性があるため、参照シンボルがアンテナ・ポートを共有しない場合にリソース要素を選択的に取り除くことで、システムの全体的なパフォーマンスを改善することができる。
開示した内容および対応する詳細な記述の部分は、ソフトウェア、またはアルゴリズムおよびコンピュータ・メモリ内のデータ・ビットの動作を記号で表現したものに関して示したものである。これらの記述および表現は、当業者が他の当業者に仕事の本質を効果的に伝達するものである。本明細書で使用し、一般的に使用されるアルゴリズムという用語は、望ましい結果につながる首尾一貫した連続したステップであると考えられる。ステップは、物理量の物理的な操作を必要とするものである。通常、必須ではないが、これらの量は、格納、転送、組み合わせ、比較、または操作可能な光学的、電気的、または磁気的な信号の形をとる。これらの信号は、主に一般的に使用する理由から、場合によって、ビット、値、要素、シンボル、文字、用語、数値などと呼ぶことが便利であると分かっている。
しかし、これらおよび同様の用語はすべて、適切な物理量に関連しており、これらの量に適用される便利なラベルにすぎないことに注意されたい。特に別記しない限り、または記述から明白でない限り、「処理」または「コンピューティング」または「計算」または「決定」または「表示」などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリ内の物理的な電子量として表されたデータを操作し、コンピュータ・システムのメモリもしくはレジスタ、または他のそのような情報記憶装置、伝送デバイスもしくは表示デバイス内の物理量として同様に表される他のデータへと変形するコンピュータ・システム、または同様の電子計算デバイスの活動およびプロセスを指すものである。
また、開示された内容のソフトウェアに実装された態様は、典型的に、プログラム記憶媒体の一形式で符号化されるか、または何らかの伝送媒体を通じて実装されることに注意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気的(たとえば、フロッピー・ディスクまたはハードドライブ)、または光学的(たとえば、コンパクト・ディスクを使った読み出し専用メモリ、または「CD ROM」)でもよく、読み出し専用またはランダム・アクセスでもよい。同様に、伝送媒体は、ツイストペア線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で既知の他の何らかの適切な伝送媒体でもよい。開示された内容は、特定の実装のこれらの態様によって限定されるものではない。
上に開示した特定の実施形態は例を示しているにすぎず、開示した内容は、本明細書の教示の利益を受ける当業者に明白な、異なるが同等の方法で修正および実施することができる。さらに、以下の特許請求の範囲に記述した以外、本明細書に示した構造または設計の詳細に限定することを意図するものではない。したがって、上に開示した特定の実施形態は変更または修正することができ、そのような変形形態はすべて、開示された内容の範囲内にあると考えられることは明白である。したがって、本明細書に求められる保護は、以下の特許請求の範囲に記述する通りである。

Claims (19)

  1. 第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、リソース・ブロックにおいて少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別すること、
    前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素内の前記第1および第2の参照シンボルを伝送するために割り当てられた第1および第2のアンテナ・ポートが同じ場合に、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素において前記第1および第2の参照シンボルを伝送すること、及び、
    前記第1および第2のアンテナ・ポートが異なる場合に、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素内の前記第1の参照シンボルの伝送を回避することとを含む、方法。
  2. 中継ノードが前記基地局と少なくとも1つのユーザー装置との間の通信路にあることを決定すること、及び、リソース要素の第1のパターンの一部分を前記中継ノードにおけるモード切り替えのために予約されたシンボルからシフトさせることを含み、前記少なくとも1つオーバラップするリソース要素を識別することが、前記第1のパターンの前記シフトされた部分を前記第2のパターンと比較することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することが、前記第1のパターンによって表されるリソース要素およびアンテナ・ポートの第1の事前に定めた割り当てを前記第2のパターンによって表されるリソース要素およびアンテナ・ポートの第2の事前に定めた割り当てと比較することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素の前記第1および第2の参照シンボルを伝送することが、第1および第2のコード・シーケンスを使用して、前記第1および第2の参照シンボルを符号化することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された基地局。
  6. 第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、リソース・ブロックにおいて少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することと、
    前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素内の前記第1および第2の参照シンボルを伝送するために割り当てられた第1および第2のアンテナ・ポートが同じ場合に、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素において前記第1および第2の参照シンボルを受信することと、
    前記第1および第2のアンテナ・ポートが異なる場合に、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素内の前記第1の参照シンボルの受信を回避することとを含む、方法。
  7. リソース要素の前記第1のパターンの一部分をモード切り替えのために予約されたシンボルからシフト・アウトすることを決定することを含み、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することが、前記第1のパターンの前記シフトされた部分を前記第2のパターンと比較することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することが、前記第1のパターンによって表されるリソース要素およびアンテナ・ポートの第1の事前に定めた割り当てを前記第2のパターンによって表されるリソース要素およびアンテナ・ポートの第2の事前に定めた割り当てと比較することを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1の参照シンボルまたは前記第2の参照シンボルのうちの少なくとも1つを使用して、少なくとも1つの信号を復調することと、前記第1の参照シンボルまたは前記第2の参照シンボルのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つのリソース・ブロックの受信に応じて、少なくとも1つの信号を中継することとを含む、請求項6に記載の方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された中継ノード。
  11. 第1の参照シンボルに関連するリソース要素の第1のパターンを第2の参照シンボルに関連するリソース要素の第2のパターンと比較することによって、リソース・ブロックにおいて少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することと、
    前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素内の前記第1および第2の参照シンボルを伝送するために割り当てられた第1および第2のアンテナ・ポートが同じ場合に、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素において前記第1および第2の参照シンボルを受信することと、
    前記第1および第2のアンテナ・ポートが異なる場合に、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素内の前記第1の参照シンボルの受信を回避することとを含む、方法。
  12. リソース要素の前記第1のパターンの一部分を中継ノードのモード切り替えのために予約されたシンボルからシフト・アウトすることを決定することを含み、前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することが、前記第1のパターンの前記シフトされた部分を前記第2のパターンと比較することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つのオーバラップするリソース要素を識別することが、前記第1のパターンによって表されるリソース要素およびアンテナ・ポートの第1の事前に定めた割り当てを前記第2のパターンによって表されるリソース要素およびアンテナ・ポートの第2の事前に定めた割り当てと比較することを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記第1の参照シンボルまたは前記第2の参照シンボルのうちの少なくとも1つを使用して、少なくとも1つの信号を復調することと、前記少なくとも1つの復調された信号を復号することを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第1の参照シンボルまたは前記第2の参照シンボルのうちの少なくとも1つを使用して、チャネル状態情報を決定することと、前記決定されたチャネル状態情報を示すフィードバックを提供することとを含む、請求項11に記載の方法。
  16. 請求項11乃至15のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されたユーザー装置。
  17. 第1の参照シンボルに割り当てられたリソース要素の第1のパターンを修正することを含み、オーバラップするリソース要素が、前記第1の参照シンボルとは異なるアンテナ・ポートを使用して伝送されることになっている第2の参照シンボルに割り当てられる場合、前記第1のパターンを修正することが、前記第1のパターンから前記オーバラップするリソース要素を取り除くことを含む、方法。
  18. 第1の参照シンボルに割り当てられたリソース要素の第1のパターンを修正するように構成された装置であって、オーバラップするリソース要素が、前記第1の参照シンボルとは異なるアンテナ・ポートを使用して伝送されるべき第2の参照シンボルに割り当てられるときには、前記第1のパターンの修正は、前記第1のパターンから前記オーバラップするリソース要素を取り除くことを含む、装置。
  19. 前記装置は、基地局、中継ノード、またはユーザー装置のうちの少なくとも1つを含む請求項18に記載の装置。
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