JP2013535178A - セルラ環境においてユーザをスケジューリングする方法、スケジューラ、及び無線ネットワーク - Google Patents

セルラ環境においてユーザをスケジューリングする方法、スケジューラ、及び無線ネットワーク Download PDF

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Abstract

セルラ環境(C、C、C)において、パレート最適型電力制御を適用することができるようにユーザをスケジューリングする方法である。本方法は、セルラ環境内の一組のユーザ(x、x、x)がパレート最適型電力制御の実現可能条件を満たすかどうかを判断するステップと、パレート最適型電力制御の実現可能条件が満たされない場合には、該パレート最適型電力制御の実現可能条件を満たすものとなるようにユーザ(x、x、x)の目標SINRを変更するステップとを含む。

Description

本発明の実施の形態は、マイクロセルとピコセルとフェムトセルとからなるセルラネットワーク又は多種ネットワークといった無線通信ネットワークの分野に関する。具体的には、フェムトセルラ環境(femto-cellular environment)におけるジョイントスケジューリング(joint scheduling)及び電力制御に関し、特にパレート最適型電力制御(Pareto optimal power control, POPC)を直接適用することができるように、ユーザの信号対干渉雑音比(signal-to-interference-plus-noise ratio, SINR)の目標を変更することに関する。
例えばマイクロセルとピコセルとフェムトセルとからなるセルラネットワーク又は多種ネットワークのアップリンクにおけるスケジューリング及び電力制御について説明すると、一つにはアップリンクの電力制御が重要であり、これは、セルの無計画な展開(デプロイ、deployment)により密に展開されたフェムトセルネットワークと、結果として生じる厳しい干渉の状態とに特に関係している。図1は、移動局又は移動機のユーザTx及びTxからアップリンク接続を通じて信号を受信する2つの基地局Rx及びRxを有するセルラネットワークの一部の概略を示している。移動局Txは基地局Rxと通信する一方で、移動局Txは基地局Rxと通信する。図1に示しているように、幾つかの送信が同時に行われることにより干渉が生じる場合がある。図1に示した例では、関連付けられている基地局Rxと通信するために移動局Txが送信した送信信号が、干渉送信I21として基地局Rxによっても受信される。干渉は、ネットワーク内で達成できるスペクトル効率に深刻な影響を与える場合がある。したがって、スペクトル効率に対する負の影響を回避する際に、アップリンクにおけるスケジューリング及び電力制御は重要なポイントとなる。同じことが、このようなネットワークにおけるダウンリンク接続にもいえることに留意されたい。ダウンリンク接続では、各基地局からそれに関連付けられたユーザに向けて送信が行われ、ある基地局による送信が干渉通信として別の移動局によっても受信される場合がある。図1でいえば、ダウンリンクのシナリオでは、基地局が送信機Tx、Txとなり、移動局が受信機Rx及びRxとなる。
非特許文献1及び2には、近くのマクロユーザにおける、フェムト基地局(base station, BS)からの大きな同一チャネル干渉(co-channel interference, CCI)を防ぐためのダウンリンクにおける電力制御のメカニズムが記載されている。非特許文献1では、マクロユーザ及びフェムトユーザの双方のサービス要件の品質を考慮しつつCCIに対処するために、ダウンリンクの電力制御の問題を説明している。これとは対照的に非特許文献2では、マクロセルのユーザが優先され、リスニング時間次元二重フレーム(listening time-dimension duplex frame)を利用して周囲のマクロユーザのチャネル品質情報を推定し、それに応じてフェムトBSのダウンリンクの送信電力を調整する。既知の解決法はいずれも、ダウンリンクにおけるマクロセルへの干渉を低減しようとするのに対し、アップリンクのフェムト間の干渉は一切無視されている。
非特許文献3には、フェムトセルとマクロセルとの間のダウンリンクの干渉を扱う方法が記載されている。比例公平性(proportional fair)のメトリックを用いて、干渉を最小にし、スループットの公平性を改善するものの、それによりシステム全体のスループットに悪影響がある。アップリンクの電力制御の問題に対する別の解決法は、非特許文献4に記載されているような、従来の電力制御及び部分的な電力制御の少なくとも一方を使用することである。しかし、これらの手順はマクロセルラ環境のために開発されたものであるとともに、サービス品質を保証するものではない。
X. Li, L. Qian, and D. Kataria, "Downlink power control in co-channel macrocell femtocell overlay," in Proc. Conference on Information Sciences and Systems (CISS), 2009, pp. 383-388 B.-G. Choi, E. S. Cho, M.Y. Chung, K.-y. Cheon, and A.-S. Park, "A femtocell power control scheme to mitigate interference using listening tdd frame," in Proc. International Conference on Information Networking (ICOIN), Jan. 2011, pp. 241-244 E.J. Hong, S.Y. Yun, and D.-H. Cho, "Decentralized power control scheme in femtocell networks: A game theoretic approach," in Proc. Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC), 2009, pp. 415-419 A. Rao, "Reverse Link Power Control for Managing Inter-Cell Interference in Orthogonal Multiple Access Systems," in Proc. Of Vehicular Technology Conference (VTV), Oct. 2007, pp. 1837-1841
本発明の目的は、システムの送信電力を最小にしつつもユーザの目標SINR(SINR targets)を達成するフェムトユーザの電力制御についての改善された手法を提供することにある。
上記目的は、請求項1に記載の方法、請求項13に記載のスケジューラ、請求項14に記載の無線ネットワークにより達成される。
本発明の実施形態によれば、セルラ環境において、パレート最適型電力制御を適用することができるようにユーザをスケジューリングする方法が提供される。本方法は、前記セルラ環境内の一組のユーザが前記パレート最適型電力制御の実現可能条件(feasibility condition)を満たすかどうかを判断するステップと、前記パレート最適型電力制御の実現可能条件が満たされない場合には、該パレート最適型電力制御の実現可能条件を満たすものとなるように前記ユーザの目標SINRを変更するステップとを含む。
本発明の実施の形態によれば、複数のセルと複数のユーザとを有する無線ネットワークのスケジューラであって、本発明の実施の形態に基づいて前記ユーザをスケジューリングするスケジューラが提供される。
本発明の実施の形態によれば、複数のセルと、複数のユーザと、本発明の実施の形態に基づくスケジューラとを有する無線ネットワークが提供される。
本発明の更に別の実施の形態によれば、コンピュータ可読媒体に保存された命令を含むプログラムを有するコンピュータプログラム製品が提供される。この命令は、本発明の実施の形態による方法をコンピュータに実行させる。
一実施の形態によれば、目標SINRを変更するステップには、前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件を満たす前記ユーザの目標SINRの組合せが見いだされるまで、前記ユーザの目標SINRの増減を反復するステップが含まれる。
一実施の形態によれば、前記目標SINRを変更するステップは、前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件の不満足に対し最も大きな寄与をもたらす1人以上のユーザを特定するステップと、前記1人以上のユーザのそれぞれの目標SINRを減らすステップと、システムスペクトル効率を維持するために、その他のユーザのそれぞれの目標SINRを増やすステップとを含む。1人以上のユーザのそれぞれの目標SINRは、以下のように減らす。
Figure 2013535178
ただし、γ はユーザiの目標SINRであり、γ はユーザjの目標SINRであり、rは0.1の位まで丸めたSINR低減係数(SINR reduction factor)を表し、nは目標SINRが低減されているユーザの数を示す。その他のユーザのそれぞれの目標SINRは、以下のように増やすことができる。
Figure 2013535178
一実施の形態によれば、前記方法は、前記ユーザの目標SINRを変更した結果、前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件が満たされなかった場合には、最も低い所望のリンク利得を有するユーザを非アクティブにするステップと、システムスペクトル効率を維持するために、その他のユーザの目標SINRを適応させるステップと、前記その他のユーザが変更された実現可能条件を満たすかどうかを判断するステップと、前記その他のユーザが前記変更された実現可能条件を満たさない場合には、該変更された実現可能条件を満たすものとなるまで目標SINR値を反復的に変更するステップとを更に含む。前記変更された実現可能条件を前記ユーザが満たすことができない場合には、最も良好な所望のリンク利得を有するユーザを残る唯一のアクティブリンクとして選ぶことができる。
一実施の形態によれば、実現可能条件は以下のとおりである。
Figure 2013535178
ただし、
Figure 2013535178
は、干渉行列Fの要素であり、γ はユーザiの目標SINRであり、
Figure 2013535178
は、ユーザjとユーザiのBSであるvとの間の経路利得である。
一実施の形態によれば、前記方法は、前記実現可能条件を満たすことを妨げる1人以上のユーザが存在する場合には、関連するリンクをオフに切り替えるステップを更に含む。前記リンクは連続した複数のタイムスロットにわたってオフに切り替えることができ、その他のリンクの目標SINRは、システムスペクトル効率を維持するために変更される。前記その他のリンクの目標SINRは以下のように変更することができる。
Figure 2013535178
ただし、
Figure 2013535178
は、残りの第i番目のリンクに関する更新された目標SINRを表す。
一実施の形態によれば、前記方法は、前記実現可能条件を満たす組合せごとに、パレート最適な電力割当て量を計算し、それを前記ユーザに割り当てるステップを含む。
本発明の実施の形態によれば、フェムトセルシステムにおけるSINRの変更を伴ったパレート最適型電力制御が、パレートSINRスケジューリング(Pareto SINR scheduling, PSS)と呼ばれる手法を用いて提供される。PSSはパレート最適型電力制御(Pareto optimal power control, POPC)に基づく新規なスケジューリングメカニズムである。干渉している移動局(mobile station, MS)の信号対干渉雑音比(SINR, signal-to-interference-plus-noise ratio)の目標が、システムスペクトル効率を維持しつつもPOPCの条件を満たすものとなるように変更される。実施の形態によれば、1つ以上のリンクが、POPCに基づく電力制御の十分条件を満たさない状況に対処するために、段階的削除(step-wise removal, SR)アルゴリズムが導入される。この場合、その他のMSが当該MSの目標SINRを達成するために、1つ以上のリンクが削除される一方、その他の(残りの)MSの目標は、リンク削除によって生ずるシステムスペクトル効率の損失を防ぐように更新される。
本発明の実施の形態は、セルラネットワークの他、マイクロセル、ピコセル、及びフェムトセルからなる多種ネットワークにも適用することができる。
このように、本発明の実施の形態は、ランダムに展開されたフェムトセルにおけるアップリンクの電力制御という比較的未開拓のテーマに対処するものである。本発明の実施の形態は、アップリンクの電力制御に関して説明するが、本発明による手法の原理は、ダウンリンクの電力制御でも同じように実施することができることに留意されたい。フェムトセルの概念が比較的新しいものであること及びマクロセル内のフェムトセルに特有のランダムな展開に起因して、ほとんどの電力制御は、フェムトセル間の干渉の防御ではなく、マクロセルに対する干渉の低減のために用いられる。本発明による手法は、このようなフェムト間干渉のある環境のための電力制御の手法を提供し、これはマクロセルに対する干渉を減らすのにも役立つ。
本発明による手法は、高密度なフェムトセル展開のためのスケジューリング及び電力制御の問題をともに同時に解決するため、有益である。また、フェムトユーザの電力使用量は、POPCにより最小となる。フェムトセル環境から生じる干渉は最小となるため、マクロセルに対する影響が軽減される。SINRの変更は、各MSが複数のタイムスロットにわたって当該MSの目標スペクトル効率を達成できるように、時間とともに変更することができる。スケジューリングされた全てのユーザ、すなわちリソースブロック(resource block, RB)が割り当てられ、SRにより削除されていないユーザが、当該ユーザの目標SINRを達成するため、システムスペクトル効率の目標も達成される。さらに、空間的なレビュー(spatial review)の増加により、合計レートの向上が達成される。また、比例公平性によるレートの教育(rate education)を実施することができ、それに基づいて、セル中央のユーザには、セル端のユーザよりも大きな目標SINR(結果としてレート)がもたらされる。本発明による手法に基づく電力制御により、エネルギー効率も大幅に改善される。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
セルラネットワークの一部の概略図である。 通信システムの概略図であり、2つの送信機の概略を示している。 通信システムの概略図であり、受信機における受信信号、雑音信号、干渉信号の強度を示している。 通信システムの概略図であり、受信機における受信信号、雑音信号、干渉信号の強度を示している。 区画ブロックにおけるフェムトセルの展開の概略図である。 複数のタイムスロットにわたる目標SINRの更新を伴うSRアルゴリズムの一例の説明図である。 Fの全ての固有値が単位円内にあるような、式(6)のc及びdの値の範囲を示すグラフである。 本発明の一実施形態におけるPSSアルゴリズムの説明図である。 本発明の一実施形態におけるPSSアルゴリズムの説明図である。 代表的な目標SINRの範囲にわたる様々な電力配分方法によるスペクトル効率の結果を示す説明図である。 様々な電力配分方法によるシステムの平均電力使用量を示す説明図である。
PSS(Pareto SINR Scheduling, パレートSINRスケジューリング)は、POPCを適用できるようにユーザをスケジューリングすることに着目したものであり、システムスペクトル効率及びエネルギー消費が最適化される。本発明による手法は、例えば「A. Goldsmith, Wireless Communications. Cambridge University Press, 2005」に記載のPOPCに依拠している。POPCは、全てのユーザが目標SINRを達成することを可能にし、その移動局(mobile station, MS)の総送信電力を最小にすることができる。
図2は通信システムの概略を示している。図2(a)は、信号を送信する2つの送信機Tx及びTxの概略を示している。また、送信機からそれぞれの信号を受信する2つの受信機Rx及びRxも示している。図2(a)において、送信機Txは、チャネル利得Gn,nを有するチャネルを通じて送信機Rxにサービスを提供する。同様に、送信機Txは、チャネル利得Gm,mを有する別のチャネルを通じて受信機Rxにサービスを提供する。その一方で、各受信機は干渉も受ける。受信機Rxは、チャネル利得Gn,mを有する干渉チャネルを通じて送信機Txから信号を受信する。同様に、受信機Rxは、チャネル利得Gm,nを有する干渉チャネルを通じて送信機Txから信号を受信する。各送信機の送信電力は、それぞれP及びPで表しており、各受信機が受信する信号の受信電力、より厳密には電力レベルは、それぞれR及びRで表している。受信機RxにおけるSINRは、以下のように計算される。
Figure 2013535178
送信電力は以下のように定められる。
Figure 2013535178
ただし、Pは送信電力(Tx power)であり、Iは恒等行列(identity matrix)であり、Fは、
Figure 2013535178
を有する干渉行列であり、uは目標SINR及びチャネル利得によりスケーリングされた雑音電力のベクトルであり、ρはFの最大の固有値であり、Gはチャネル利得であり、γ は目標SINRである。
しかしながら、図2(b)及び図2(c)に示すように、1つのリンクにおける送信電力を増加させると、別のリンクへの干渉が生じる。図2(b)には、時点kにおける受信電力100(R(k))を示している。さらに、時点kにおける雑音信号102(N)及び干渉信号104(I)も示している。図2(c)は、時点kにおける受信機Rxでの受信電力200と、時点kにおける受信機Rxでの雑音信号202(N)及び干渉信号204とを示している。送信機Txと受信機Rxとの間の距離は、送信機Txと受信機Rxとの間の距離よりも短い。送受信機Txと受信機Rxとの間の距離は、送信機Txと受信機Rxとの間の距離よりも短い。受信機Rxにおける受信電力は、受信機Rxにおける受信電力よりも大きい(図2(b)及び図2(c)を参照)。雑音はほぼ変わらない。また、受信機Rxにおける干渉信号は、受信機Rxにおける干渉信号204よりも小さい。
所望のSINRが受信機Rxにおいて達成できないと判断された場合には、送信機Txは、図2(c)の符号200’として示しているように、自己の送信電力を増やすように制御を受ける。その一方で、これにより、図2(b)の符号104’として示しているように、今度は受信機Rxにおいてより大きな干渉信号が生じる。また、図2(b)の符号100’として示しているように、例えば受信機Rxにおいて所望のSINRを得るために、送信機Txの送信電力が増加すると、符号200’として示しているように、受信機Rxが受ける干渉も増加する。図2(b)及び図2(c)からわかるように、送信電力を増加させると、受信機Rxにおいては、増加した受信電力100’によりSINRが目標SINRよりも大きくなる場合がある一方で、送信機Txの送信電力を増加させても、受信機RxにおけるSINRは依然として所望の目標を下回る場合がある。パレート最適型電力制御に伴う問題は、目標SINRであるγ が一般には所定の定数値であるために、干渉の状態及びチャネルの状態を反映しておらず、また、セル端のユーザは通常、セル中央のユーザよりもSINRがはるかに小さいことを考慮していないという点にある。
本発明の実施形態は、この問題に対処し、かかる環境においてもパレート最適型電力制御の適用を可能とする手法を提供する。POPCの適用を可能にする本発明の手法によれば、フェムト干渉者(femto-interferers)の目標SINRは、干渉しているMSに対してPOPCを直接適用することができるように変更される。干渉しているMSのグループに対してPOPCを適用できるようにするためには、以下の条件が成り立たなければならない。
Figure 2013535178
ただし、Pはパレート最適電力ベクトルであり、Iは恒等行列であり、uは目標SINR及びチャネル利得によりスケーリングされた雑音電力のベクトルであり、Fは干渉行列であり、ρはFのペロン・フロベニウス(Perron-Frobenius)(すなわち絶対値最大の)固有値である。互いに干渉しているMSのグループが式(1)の条件を満たす場合には、POPCが用いられ、各MSに最適な送信電力が割当てられる。このようにユーザをスケジューリングできるようにするためには、式(1)に示した条件を定式化し、ネットワークが、利用可能な情報すなわち経路利得及び目標SINRを直接利用することができるようにする必要がある。導出後には、実現可能条件(feasibility condition)を以下のように定式化することができる。
Figure 2013535178
ただし、
Figure 2013535178
は干渉行列Fの要素であり、γ は移動局(MS)iの目標SINRであり、
Figure 2013535178
は、移動局(MS)jと、移動局(MS)iの基地局(BS)vとの間の経路利得である。
このように、実現可能条件は経路利得及び目標SINRという観点で表される。それに応じてユーザはスケジューリングされうる。
PSSの重要な点は、所与のSINRの要件について式(2)の条件が満たされない場合のユーザの目標SINRの変更である。f(F)>1に対して最も大きな寄与をもたらす1つ以上のMSを特定した後に、以下のようにして当該ユーザのそれぞれの目標SINRを減らす。
Figure 2013535178
ここで、システムスペクトル効率を維持するために、(この場合における)残りの単一のユーザの目標SINRを増やす。
Figure 2013535178
このようなSINRの変更により、f(F)を減らすことができ、同時に送信できるようにユーザをスケジューリングすることができる。
図3は、区画ブロック(apartment block)におけるフェムトセルの配備(デプロイ、deployment)の概略を示している。図3は、3つの基地局BS、BS、BSと、3つの移動局x、x、xとを示している。つまり、図3は、3つのフェムトセルC、C、Cを示している。本発明の実施形態においては、セル毎に一人のユーザがいるものとし、干渉している経路の利得が固定されているものとする。本発明による手法によれば、変更可能な目標SINRを用いるパレート最適型電力制御が提供される。ここで、各ユーザの目標SINRはρ<1となるように変更される。これにより、より多くのリンクを同時に提供することが可能となり、特定のユーザのチャネル状態を考慮することも可能となる。
一実施形態によれば、幾つかの目標SINRを用いたパレート最適型電力制御のアルゴリズムには、第1のステップとして、上述した実現可能条件が満たされているかどうか、すなわち、ρが1よりも小さいかどうかを判断する電力制御のステップが含まれる。これが真ではない場合には、第2のステップにて、スペクトル効率が維持されるように目標SINRの調整を行い、最も弱いリンクの目標SINRつまりγ を減らして、その他のリンクの目標SINRを増やす。依然として実現可能条件が満たされていないと判断された場合には、その実現可能条件が満たされるまで、目標SINRを達成していないリンクのうちの少なくとも1つが削除される。これについては以下でより詳細に説明する。
図3のフェムトセルの配備について再び説明すると、干渉している経路の利得が固定されるように、各フェムトセルに単一のMSのみが存在するものとする。このため、POPCのための実現可能条件あるいは十分条件が満たされない場合には、ユーザの目標SINRはρ<1となるように変更される。これは、干渉している最も強力な1つ以上のMSを特定し、それに対応する1つ以上の目標SINRを減らす一方で、システムスペクトル効率を維持するためにその他の(1つ以上の)目標を増やすことにより行われる。条件(2)が満たされるようにシステム内のユーザをスケジューリングすることができれば、POPCにより、全ユーザが自己の目標SINRを達成し、システムの総電力は最小となる。
このようなスケジューリングの例を図3に示している。ここでは、区画内の3つのフェムトセルC〜Cが互いに干渉している。移動局x〜xの当初の目標SINRは、同時送信には適合していない。シナリオが実現不可能であることの主な原因を特定した後に、図示した例では、移動局x及びxが適合していないものとし、本発明の手法(BS)に従って、目標SINRが式(3)及び式(4)により更新され、新たな目標により全てのユーザx〜xをスケジューリングすることが可能となる。これによってPOPCを用いることが可能となり、POPCが適用されると、各移動局は、パレート最適な送信電力を用いて自己の目標SINRを達成することになる。
一例として、図3について説明すれば、移動局x〜xの当初の目標SINRは以下のとおりである。
Figure 2013535178
そして、当初の目標SINRは実現可能条件を満たしていなかった。つまり、f(F)は1よりも大きかった。このため、POPCを適用することができなかった。本発明の手法によれば、PSSを用いて、より具体的には式(3)及び式(4)に基づいて移動局x〜xの目標SINRが更新される。その結果、移動局x〜xについての更新された目標SINRは以下のようになる。
Figure 2013535178
このようにして、POPCの使用を可能にするための実現可能条件が満たされ、図3に示した全ての移動局をスケジューリングすることができる。
スケジューリングは、バックボーンネットワークを通じて互いに通信する各基地局BS〜BSにおいて、又はネットワーク内の上位層(higher level)のエンティティ、例えばマクロセルの基地局において行うことができる。
実施形態によれば、幾つかの移動局は、POPCの条件を満たすことを妨げる位置にある場合がある。例えば、このような移動局は、セル端に位置する場合がある。このような実施形態では、これらのリンクをオフに切り替えて、その他のフェムトセルユーザのスケジューリングを可能とし、それらの目標SINRを達成できるようにする必要がある。加えて、あるリンクをオフにすることでシステムスペクトル効率に悪影響がある場合があるため、その他のMSの目標SINRを更新して、除外されたユーザからの削除されたスペクトル効率をカバーする必要がある。このメカニズムによると、一つのリンク(又は必要な場合には複数のリンク)が削除されても、POPCを依然として適用することができ、それによりスペクトル効率が保たれ、送信電力の使用を最小にすることができる。
複数のタイムスロットにわたる目標SINRの更新を伴うSRアルゴリズムの一例を図4に示している。図4に示すように、移動局の複数のタイムスロットS〜Sにわたって、3つのリンクのそれぞれが、×を有する破線の矢印により示しているように、一度削除される。それと同時に、残りの2つのリンクの目標SINR(及び結果的にスペクトル効率)を、より大きな太い矢印で示しているように増やす。この手法により、各タイムスロットにおいて、かつ全てのタイムスロットにわたって(ここで示した例では3つのタイムスロットにわたって)スペクトル効率Ssysが維持される。さらに、3つのタイムスロットにわたり、各MSは自己の目標スペクトル効率を達成することができる。なぜならば、拡張した2つの送信が、削除された送信の損失を補うためである。このため、システムスペクトル効率及び個々のスペクトル効率の双方が、SRアルゴリズムにおける目標SINRの更新により維持される一方で、各スロット内のリンクを削除することにより他の二人のユーザのスケジューリングが可能となる。
以下、本発明による手法の実施形態を更に詳細に説明する。パレート最適型電力配分においては、実現可能なリンクの配分、すなわちρ<1を所与のものとすると、全てのユーザが最小の電力で自己のSINR要件を達成するようなベクトルP=(I−F)−1uを見いだすことができる。これは、非常に望ましい結果であるが、干渉しているMSのロケーション及び目標SINRにより、常に可能というわけではない。このため、実現可能な行列Fが得られるように干渉者の目標SINRを調整することにより、システムスペクトル効率を最大化することができる。続いて、これを可能とする本発明の実施形態に基づくスケジューラについて説明する。
MSのあるグループが実現可能な場合にはρF<1となるため、Fの全ての固有値λiの絶対値も1(unity)未満とならなければならず、すなわち以下のようにならなければならない。
Figure 2013535178
つまり、全ての固有値は単位円内になければならない。
「E. Jury, “A simplified stability criterion for linear discrete systems,” Proceedings of the IRE, vol. 50, no. 6, pp. 1493-1500, 1962」には、線形離散系(linear discrete systems)の安定性についての単純化された解析テスト(analytic test)が記載されている。このテストにより、任意の実多項式がその全ての根(root)を単位円内に有するための必要十分条件も得られる。したがって、このテストは、行列Fの特性関数f(λ)に直接適用することができる。この特性関数f(λ)の根はFの固有値であり、そして、単位円内にある必要がある。Fの特性関数fは以下のように表すことができる。
Figure 2013535178
「E. Jury, “A simplified stability criterion for linear discrete systems,” Proceedings of the IRE, vol. 50, no. 6, pp. 1493-1500, 1962」では、次数(order)がK=3の多項式に関する安定性の制約条件が以下のように与えられている。
Figure 2013535178
「E. Jury, “A simplified stability criterion for linear discrete systems,” Proceedings of the IRE, vol. 50, no. 6, pp. 1493-1500, 1962」では、安定性の制約条件は、次数(degree)nの多項式がその全てのn個の根を単位円内に有するためのものであり、線形離散系の安定性のための必要条件である。その一方で、本発明の手法においては、多項式の安定性は問題ではなく、むしろFが実現可能となるようにFの固有値である根が単位円内に存在することが保証されなければならない。
次に、特性関数
Figure 2013535178
に対して上記の条件を適用することができる。
Figure 2013535178
これは、Fが実現可能となるようなc及びdの範囲を示している。このことを、図5においては点線とその囲まれたエリアにより示している。図5における囲まれたエリアは、Fの全ての固有値が単位円内に存在するものとなるような、式(6)におけるc及びdの値の範囲を示している。c,d<0であるという性質に起因して、点線1、2、3内のエリアBは、特定の実現可能エリアを表している。しかし、Fi,j>0,∀i,jであるため、明らかにc、dはいずれも負(c,d<0)であり、そのために、実現可能となるエリアが(図5のエリアAからエリアBへと)実質的に縮小して、制約が単一の制約のみにまとめられる。その結果、実現可能条件は以下のようになる。
Figure 2013535178
以下、本発明の実施形態によるSINRの変更について説明する。式(9)において与えられた実現可能条件は、以下のように書き換えることができる。
Figure 2013535178
ただし、A={A12,A13,A23,A123}は、SINRの変更の全体を通して一定であるfの係数の集合である。したがって、f(F)>1の場合には、max{A}を見つけることにより、最も大きな係数を見つけることができ、そのために、この係数に先立つ(preceding)目標SINRは、最終的にf(F)が減少するように減らすことができる。このことを以下に説明する。
f(F)>1であり、max{A}=Aijとすると、γ 及びγ は、f(F)<1となるように減らす必要がある。この減少は以下のように行われる。
Figure 2013535178
ただし、式(11)のrは、0.1の位まで丸めたSINRの低減係数(SINR reduction factor rounded up to a factor of 0.1)を表している(これは、
Figure 2013535178
によりなされる)。この丸めの理由は2つある。第1に、f(F)は1より小さくなければならないため、丸めを行わないと、f(F)は1に向かって導かれ、それ未満には導かれないからである。第2は、第3のユーザのSINRの増加により再びf(F)が僅かに増加するからである。また、nは、目標SINRが低減されているMSの数を表している(上記の場合はn=2である)。その一方で、所望のシステムスペクトル効率を維持するためには、残りのユーザの目標SINRを増やさなければならず、これは非常に単純に行われる。
Figure 2013535178
これにより、f(F)の値が減少しつつ、システムスペクトル効率が維持される。この手順は、最初の低減あるいは増加によって所望の目標SINRの集まり(constellation)を達成することができる場合があるものの、γ ,γ <γmin又はf(F)<1となるまで繰り返される(これは、以下で更に詳細に説明するアルゴリズムにおいて明らかになる)。
(あまりないが)max{A}=A123の場合には、最も強力な干渉者であるMSとしてiが見つかり(すなわち、段階的削除アルゴリズム(Stepwise Removal algorithm)にあるように、これは和が最大であるFの列である)、式(11)においてn=1であることを除いて、同じ低減が行われる。そして、残りのMSの目標SINRを以下のように増加させる。
Figure 2013535178
POPCと、(POPCの反復的な態様であり、「A. Goldsmith, “Wireless Communications” University Press 2005」)に記載されている)フォスキーニ・ミリャニッチ(Foschini-Miljanic)・アルゴリズムとの双方において、
Figure 2013535178
である場合には解が得られない。このため、それぞれ、P→0又はP→(Pmax,...,Pmaxとなる。これらの場合には、いずれのリンクも送信しないか、又は(おそらく)大き過ぎる電力で送信を行うことになり、そのため、これらの解は準最適なものとなる。
この問題に対処するということは、ρ<1となるようなFが得られるまで、干渉しているMSのグループから逐次的に信号リンクを削除するということである。各ステップにおいて、他のユーザに対して最も大きな干渉を引き起こしているリンク、すなわちFにおいて和が最大である列が削除される(その列と、それに対応する行との双方がFから削除される)。しかし、リンクのうちの1つをオフにすることによってシステムスペクトル効率が悪影響を受けるため、実施形態によれば、システムスペクトル効率が影響を受けないようにするために、残りのリンクの目標SINRを修正する更新関数が提供される。
Figure 2013535178
ただし、
Figure 2013535178
は、残りの第i番目のリンクについての更新された目標SINRを表している。式(14)は無限個の解(infinite solutions)を有するため、電力の最小化、
Figure 2013535178
、あるいは均等絶対SINR増加(an equal absolute SINR increase)、
Figure 2013535178
といった、
Figure 2013535178
及び
Figure 2013535178
に対する追加の条件が必要である。最終的には、2つのリンクが削除され、単一のリンクのみが残るときには、
Figure 2013535178
であり、F=0、ρ=0、そして、
Figure 2013535178
である。
このようなリンクの削除を通じて、実現可能性制約ρに従って送信を行うユーザの数を最大化しつつ、システムスペクトル効率を維持することができる。さらに、これにより、フォスキーニ・ミリャニッチ・アルゴリズムに起因する送信電力の急増と、POPCにより生じるリンクの消滅とを防ぐことができる。
スケジューラが、(例えばセル端におけるロケーションに起因して)特定のMSの実現可能なグループを見いだすことができない場合には、SRアルゴリズムにてMSのあるグループ内のリンクのうちの1つをオフにし、その結果、サイズがK−1×K−1の実現可能性行列Fが得られる。セルが3個の場合には、2×2となる。
Figure 2013535178
したがって、特性関数は以下のように与えられる。
Figure 2013535178
再び、「E.Jury, “A simplified stability criterion for linear discrete systems,” Proceedings of the IRE, vol. 50, no. 6, pp. 1493-1500, 1962」によれば、次数(order)がK−1=2の多項式に関する安定性の制約は以下のようになる。
Figure 2013535178
これらの条件を、
Figure 2013535178
に対して適用すると、以下が得られる。
Figure 2013535178
したがって、「実現可能条件」は以下のように与えられる。
Figure 2013535178
ここで、実現可能条件(22)が満たされない場合には、より低い所望のチャネル利得を有するMSであるiの目標SINRが、n=1を伴う式(11)に従って低減される一方で、より強力な所望のリンクを有するMSであるjは、
Figure 2013535178
に従った目標SINRの増加(boost)を受信し、システムスペクトル効率が維持される(より強力な所望のリンクを有するMSが、目標SINRの増加(boost)の対象に選ばれる。なぜならば、このMSは、その向上した所望のチャネル利得に起因して、より弱いMSに比べてこれを達成するのに必要な電力が少なくて済み、そのため、生じる干渉がより少ないからである)。これは、ここでも同じように、γ <γmin又はf(F)<1となるまで繰り返される。
最終的に、スケジューラが、Fが実現可能となるような、
Figure 2013535178
を見いだすことができない場合には、より弱い所望のリンクを有するMSが削除され、残りのユーザの目標SINRが、式(17)に従って更新される。
PSSアルゴリズム又はスケジューラの一実施形態を図6に示しており、以下に説明する。PSSはフェムトセルラネットワークを対象とし、そのため、セル毎の単一のユーザを対象とする。PSSにおいて、個々のユーザの目標SINRは、実現可能な行列F、つまりパレート最適なシステムを見いだすべく変更される。
スケジューラの第1の部分においては、3つ全てのリンクがアクティブであり、式(9)を用いてFの実現可能性を検証する。これが1より大きい場合には、目標SINRを変更する必要がある。式(10)においては、f(F)が、いくつかのγと一定である係数の集合Aとにより表されている。係数であるmax{A}を見つけ、そのいくつかのγを減らすことにより、f(F)の値は減少することになる(その理由は、最も大きな係数に対する乗数、すなわちf(F)に対し最も大きな影響を有する乗数を減らし、そのため、f(F)の全体の値も減少することになるためである)。これはf(F)<1となるまで繰り返される。その一方で、実現可能なFが全てのγ>γminにおいて実現可能というわけではない(これはwhileループの前のif文において何らかの形で検査される)場合には、各MSにおいて最小のSINRを維持し、スペクトル効率を維持できるようにするために、あるリンクをオフにする必要がある。これは、SINRの変更の第2ラウンドにおいて行われる。
図6に示したアルゴリズムの第2の部分において、ここでの実現可能条件f(F)は式(22)であり、最も低い所望のリンク利得を有するMSであるjが削除される(すなわちγ =0)。残りの双方のユーザの目標SINRが式(14)によって更新される。再び、γminよりも大きい、より低い目標SINRを所与のものとして、残りの2つのリンクが実現可能な行列Fを形成することができるかどうかのチェックが行われる。もし、そうである場合には、同じくSINRの低減が、より弱い所望のリンクを有するMSについて行われる一方で、その他のアクティブなMSは、式(23)において与えられた目標SINRの増加(boost)を受信する。これは、f(F)<1となるまで反復される。
最初の2つのラウンドにおける実現可能性のチェックが失敗した場合にのみ、SINRの変更の第3ラウンドに進む。この場合、最良な所望のリンク利得を有するユーザが残りの唯一のアクティブリンクとして選ばれ、目標SINRが式(17)によって求められる。次に、スケジューラの最後の部分にて、POPCを用いてユーザに対し電力の割当てを行う。当然ながら、スケジューリングのプロセスにおいて特定のリンクがオフにされた場合には、それが考慮される。最終的に、アクティブなMSの送信電力を提供することがPmaxによって制限されない場合には、スケジューラは、システム電力を最小にしつつ、目標とされるシステムスペクトル効率を伝達(deliver)する。
以下、上述したアルゴリズムにおいて行われるSINRの変更、つまり式(11)及び式(12)によるf(F)の収束の証明を与える。
この証明は、アルゴリズムの第6行〜第17行(図6参照)において行われるチェックの条件に基づく。
Figure 2013535178
についてf(F)>1である場合には、SINRの変更は行われることすらない。このため、変更のアルゴリズムの収束は以下の定理として表すことができる。
f(F)≡f(Γ)>1、ただしΓ=(γ,γ,γ)、を所与のものとすると、式(11)及び式(12)によるΓの反復的な変更は、
Figure 2013535178
である場合に、f(Γ)<1に収束する。ここで、
Figure 2013535178
はスペクトル効率を維持するように更新される。
証明:f(Γ)>1を所与とすると、γ及びγは以下のように反復的に更新される。
Figure 2013535178
ただし、rは式(11)により計算され、m=0,1,2,...,であり、そして、f(Γ)>1ならば、0<r(m)<1であり、(1−r(m))<1である。このため、f(Γ)>1である限り、γ及びγは低減され続ける(γ(1−min{r(m)})の幾何数列(geometric sequence)により上限が定まる(upper-bounded))。
Figure 2013535178
このため、
Figure 2013535178
)であり、
Figure 2013535178
は式(12)によって求められる(式(11)におけるrの計算により、γ (n)、γ (n)は、γminよりも小さくなる可能性が高い。しかし、この場合、これらは(いずれにしても下回ってはならないため)単純にγminに設定され、それに応じて、
Figure 2013535178
が計算される。)。したがって、f(Γmin)<1ならば、アルゴリズムは最終的にこの領域(図5参照)に入り、ここでf(F)≡f(Γ)>1であり、そのためアルゴリズムは収束する。
この定理及びそれに対応する証明は、max{A}=A123にもあてはまる。ただし、式(11)においてn=1であり、
Figure 2013535178
である。さらに、これはK−1=2にもあてはまる。ただし、
Figure 2013535178
である。したがって、アルゴリズムはこれらの全ての場合に収束する。
図7は、代表的な目標SINRの範囲に対する、様々な電力割当て手法によるスペクトル効率の結果を示している。予期されるように、フォスキーニ・ミリャニッチの解は、システム最大電力に向かって収束する一方で、POPCのスペクトル効率の性能は、大きなSINRの場合に行列Fの実現が不可能であることに起因して、γsys =12dBにて既に0bits/s/Hzに収束する。段階的削除アルゴリズム(Stepwise Removal algorithm)及びPSSにおけるリンクの削除により、これらはγsys =12dBに至るまでシステムスペクトル効率の目標を維持することができ、この点でPSSのスケジューリングによる利益は明らかとなり、40dBでは約1bit/s/Hzが得られる。PSSが、調べたシナリオにおいて他の全ての手法よりも性能が優れていることは明らかである。
図8は、様々な電力割当て手法についてのシステムの平均電力使用量を示している。フォスキーニ・ミリャニッチ・アルゴリズムではシステムの最大電力への収束が見て取れるのに対し、段階的削除アルゴリズムとF−SINRスケジューラの双方では、この値の3分の1に収束する(すなわち、単一のアクティブなMSがPmaxで送信する)。ここで、PSSは、より多くのアクティブなユーザをもたらすので、平均して、僅かに少ない電力を用いることができ、そのため、これらは式(14)による更新により、それほど高い目標SINRを満たす必要がない。また、POPCは常に、ほとんど全く電力を用いることなく送信する。なぜならば、POPCは最適に送信を行う(すなわち元のFが実現可能であるとき)か、又は全く送信をしない(すなわちFが実現可能でないとき)かのいずれかであるためである。しかし、全般的には、ここでもPSSが、ユーザのSINR要件を満たしつつ、システム電力をどうにか最小化することが明らかである。
幾つかの態様を装置との関係で説明したが、これらの態様は、それに対応する方法の記述も表している。ここで、ブロック又はデバイスは方法ステップ又は方法ステップの特徴に相当することが明らかである。これと同様に、方法ステップに関連して説明した態様も、それに対応する装置の対応するブロック又はアイテム又は特徴の記述を表している。
ある実施態様要件に応じて、本発明の実施形態はハードウェア又はソフトウェアで実施することができる。この実施態様は、電子的に読み取り可能な制御信号が保存されたデジタルストレージ媒体、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、DVD、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、又はフラッシュメモリを用いて実行することができ、それらは、それぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと連携する(又は連携可能である)。
本発明による幾つかの実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つが実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと連携することができる電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータ記録媒体を含む。概して、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実施することができる。このプログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、本方法のうちの1つを実行するように動作できる。プログラムコードは、例えば機械可読媒体に保存することができる。他の実施形態は、機械可読媒体に保存された、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。それゆえ、換言すれば、本発明の方法の一実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。それゆえ、本発明の方法の別の実施形態は、データ記録媒体(又はデジタルストレージ媒体若しくはコンピュータ可読媒体)であって、そのデータ記録媒体に記録されている、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを有するデータ記録媒体である。
それゆえ、本発明の方法の別の実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリーム又は信号シーケンスである。データストリーム又は信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を通じて、例えばインターネットを通じて転送されるように構成することができる。
他の実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するように構成又は適応化された処理手段、例えばコンピュータ又はプログラム可能な論理デバイスを含む。別の実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを含む。幾つかの実施形態では、プログラム可能な論理デバイス(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ)を用いて、本明細書に記載された方法の機能のうちの幾つか又は全てを実行することができる。幾つかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためにマイクロプロセッサと連携することができる。概して、本方法は好ましくは任意のハードウェア装置によって実行される。
上述した実施形態は、単に本発明の原理を例示したものである。本明細書に記載の構成及び詳細の変更及び変形は当業者には明らかであることを理解されたい。それゆえ、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定され、本明細書における実施形態の記述及び説明のために提示した特定の詳細によって限定されるものではないことを意図している。

Claims (14)

  1. セルラ環境(C、C、C)において、パレート最適型電力制御を適用することができるようにユーザをスケジューリングする方法であって、
    前記セルラ環境内の一組のユーザ(x、x、x)が前記パレート最適型電力制御の実現可能条件を満たすかどうかを判断するステップと、
    前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件が満たされない場合には、前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件を満たすものとなるように前記ユーザ(x、x、x)の目標SINRを変更するステップと
    を含む方法。
  2. 前記目標SINRを変更するステップには、前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件を満たす前記ユーザ(x、x、x)の目標SINRの組合せが見いだされるまで、前記ユーザ(x、x、x)の目標SINRの増減を繰り返すステップが含まれる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記目標SINRを変更するステップが、
    前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件の不満足に対し最も大きな寄与をもたらす1人以上のユーザ(x、x、x)を特定するステップと、
    前記1人以上のユーザ(x、x、x)のそれぞれの目標SINRを減らすステップと、
    システムスペクトル効率を維持するために、その他のユーザ(x、x、x)のそれぞれの目標SINRを増やすステップと
    を含むものである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記1人以上のユーザ(x、x、x)のそれぞれの目標SINRを、
    Figure 2013535178
    に従って減らし、ここで、γ はユーザiの目標SINRであり、γ はユーザjの目標SINRであり、rは0.1の位まで丸めたSINR低減係数を表し、nは目標SINRが低減されているユーザの数を示し、
    その他のユーザのそれぞれの目標SINRを、
    Figure 2013535178
    に従って増やす、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ユーザ(x、x、x)の目標SINRを変更した結果、前記パレート最適型電力制御の前記実現可能条件が満たされなかった場合には、
    最も低い所望のリンク利得を有するユーザを非アクティブにするステップと、
    システムスペクトル効率を維持するために、その他のユーザの目標SINRを適応させるステップと、
    前記その他のユーザが、変更された実現可能条件を満たすかどうかを判断するステップと、
    前記その他のユーザが、変更された実現可能条件を満たさない場合には、該変更された実現可能条件を満たすものとなるまで目標SINR値を反復的に変更するステップと
    を更に含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記変更された実現可能条件を前記ユーザが満たすことができない場合には、最も良好な所望のリンク利得を有するユーザが残る唯一のアクティブなリンクとして選ばれる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記実現可能条件が、
    Figure 2013535178
    であり、ここで、
    Figure 2013535178
    は、干渉行列Fの要素であり、γ はユーザiの目標SINRであり、
    Figure 2013535178
    は、ユーザjとユーザiのBSであるvとの間の経路利得である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記実現可能条件を満たすことを妨げる1人以上のユーザ(x、x、x)が存在する場合には、関連するリンクをオフに切り替えるステップを更に含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記リンクは連続した複数のタイムスロットにわたってオフに切り替えられ、システムスペクトル効率を維持するためにその他のリンクの目標SINRを変更する、請求項8に記載の方法。
  10. その他のリンクの目標SINRを、
    Figure 2013535178
    に従って変更し、ここで、
    Figure 2013535178
    は、残りの第i番目のリンクに関する更新された目標SINRを表すものである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記実現可能条件を満たす組合せごとに、パレート最適な電力割当て量を計算し、それを前記ユーザ(x、x、x)に割り当てるステップを含む請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる命令を有するコンピュータプログラム製品。
  13. 複数のセル(C、C、C)と複数のユーザ(x、x、x)とを有する無線ネットワークのスケジューラであって、請求項1〜11のいずれか1項に従って前記ユーザをスケジューリングするスケジューラ。
  14. 複数のセル(C、C、C)と、複数のユーザ(x、x、x)と、請求項13に記載のスケジューラとを有する無線ネットワーク。
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