関連出願
本出願は、2010年7月27日に、Jack J’maevにより、“Method and Apparatus for Synchronous Sine Wave Dimming of Luminaries” という題名で出願された米国の仮特許出願61/400,440号にもとづく優先権を主張し、そして、当該仮出願を本出願にそっくりそのまま援用するものである; 本出願は、また、2010年11月3日に、Jack J’maevにより、“Method and Apparatus for Synchronous Sine Wave Dimming of Luminaries” という題名で出願された米国の仮特許出願61/456,304号にもとづく優先権を主張し、そして、当該仮出願を、法的に許容される範囲内において、本出願にそっくりそのまま援用するものである。
背景
可変出力交流電源に対する需要は、ここ何年にもわたり継続的に存在していた。 そういう可変出力交流電源の応用にはリアクタンス負荷を駆動することが含まれる。 そういうリアクタンス負荷の例には、電動機、放電にもとづく照明 (たとえば街路灯に使われることのある高圧ナトリウム蒸気ランプ)用のバラスト、その他さまざまなタイプの応用が含まれる。 可変出力交流電源に対する差し迫った需要に対応するため、単巻変圧器から精巧なパルス幅変調 (PWM) 式出力制御装置に至るまで、広範囲にわたる解決策がこれまでに開発されてきた。 本出願に記載の方式と装置は、そういう従来技術を多量に含んだ環境の中で、前記のようなリアクタンス負荷へ、実質的に純粋な正弦波電力をより高い効率で供給する能力によって、従来技術との相違が区別されるものである。
本出願において、数種の代替的実施例が、添付の図面および図形と関連づけて説明される。 当該の図面および図形の中では、同じ数字は同じ構成要素を指し示す。 そして:
Fig.1は、従来技術の、“H”ブリッジ電源コントローラのひとつを描いた図である;
Fig.2は、典型的従来技術の、同期式“バック”ステップダウンコンバータを示す図である;
Fig.3は、同時導通と呼ばれる周知の現象に対処するために、従来技術が用いた方法を示す波形図である;
Fig.4は、同時導通の防止に必要なデッドタイムの短縮を促進するために、ダイオードを利用する従来技術の交流バックダウンコンバータを示す図である;
Fig.5は、従来技術の一形式である交流バックダウンコンバータの中の、背中合わせダイオードに並列に置かれるスイッチ2個に対する制御を示すタイミング図である;
Fig.6は、本出願に記載の技術にもとづく交流バックダウンコンバータの、ひとつの実施例を示す図である;
Fig.7は、入力波形と、その波形からバックダウンコンバータの前記標本的方式および実施例が導き出す出力波形とを示す図である;
Fig.8および9は、それぞれ、3端子バックダウンコンバータの入力電圧が共通端子の電圧よりも高い場合に、本出願に記載の技術が、前記同期式フリーホイールスイッチ中に含まれる半導体スイッチを制御する仕方を示すタイミング図および動作説明図である;
Fig.10およびFig.11は、それぞれ、3端子バックダウンコンバータの入力電圧が共通端子電圧よりも低い場合に、本出願に記載の技術が、前記同期式フリーホイールスイッチ中に含まれる半導体スイッチを制御する仕方を示すタイミング図および動作説明図である;
Fig.11Aおよび11Bは、それぞれ、バックインダクター中を、電流が正の方向に流れている場合について、ひとつの例示的標本的方式および装置の動作を説明する動作説明図およびタイミング図である;
Fig.11Cおよび11Dは、それぞれ、バックインダクター中を電流が負の方向へ流れている場合について、ひとつの例示的標本的方式および装置の動作を説明する動作説明図およびタイミング図である;
Fig.12は、照明(たとえば街路灯)で消費される電力を節減するために、本出願に記載の交流バックダウンコンバータを応用することを示す図面である;
Fig.13は、無線で指図を受ける照明コントローラの数種の標本的実施例を示すブロック図である;
Fig.14は、照明灯の自律的制御のための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である;
Fig.14Aは、1または2区域以上のサービス区域を地理的に区割りするさまざまな方法を示す図である;
Fig.15は、データソースを識別するための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である;
Fig.16は、サービスグループのリストを受け取るための、ひとつの例示的方法を示すフロー図である;
Fig.17は、照明灯の点灯時刻を決めるための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である;
Fig.18は、照明灯の消灯時刻を決めるための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である;
Fig.19は、無線で指図を受ける照明制御のための、ひとつの代替的方式を示すフロー図である;
Fig.20は、照明灯の調光手段を提供するための、ひとつの代替的標本的方式を示すフロー図である;
Fig.21は、照明コントローラに内蔵される論理コントローラのいろいろな代替的実施例を示すブロック図である;
Fig.22は、照明コントローラの代替的標本的実施例を示すブロック図である;
Fig.23は、プロセッサベースの照明コントローラの動作を示すデータフロー図である;
詳細な説明
Fig.1は、従来技術の、“H”ブリッジ電源コントローラのひとつを描いた図である。 “H”ブリッジ電源コントローラは、従来技術の中でも最近のものであり、高性能の半導体スイッチング素子によって実現が可能になった。 そのようなスイッチング素子に、MOSFET(metal on silicon field effect transistor)や絶縁ゲートバイポーラ接合型トランジスタ(IGBT)があるが、これらのみに止まるものではない。 典型的な“H”ブリッジアーキテクチャにおいては、交流電源10が整流回路20に導かれる。 整流回路20は、交流電流源10から得る電力を直流(DC)電圧に変換する。 それゆえ、この従来技術にもとづく方式および装置には、正電位電源線25と接地線30が現れる。 4個のスイッチング素子は、本図の例では、MOSFETとして描かれているものであるが、2つの位相をもつパルス幅変調信号によって制御される。 この図においては、位相A(40)および位相B(50)が、2つの出力ノード(出力点60および70)を、正電源線25から接地線30へ交互に繋ぎ替えるために使われる。 前記出力点は、一方が他方に対して、位相が実質的に180度ずれるように駆動される。 パルス幅を時間的に制御することで、異なる振幅の正弦波を、出力端子80Aと80Bに発生させることができる。 求める振幅と形状に合致する出力波形を生成するように、位相A(40)および位相B(50)におけるパルス幅を操作することによって、従来技術にもとづくこのような部品配置が、その出力に、正弦波形を能動的に発生させるに違いないことは直ちに理解されるであろう。 この形式の従来技術は、結果的には、計算のために大量のプロセッサ能力を必要とする。 この形式の従来技術のもうひとつの欠点は、可変出力交流電源を装備すためには、H-ブリッジが4個の端子を必要とすることである。 2個の端子が、元となる交流電力を受け取り、2個の端子が、パルス幅変調プロセスおよび波形整形を経て生成される交流電力を出力する。
Fig.2は、典型的従来技術の、同期式“バック”ステップダウンコンバータを示す図である。 理想的状態においては、同期式バックステップダウンコンバータ90は少なくとも2個のスイッチを含む。 第1のスイッチ100は、多くの場合、バックスイッチと呼ばれる。 第2のスイッチ110は、多くの場合、フリーホイールスイッチと呼ばれる。 この典型的な構造においては、入力供給源120は直流または交流のどちらでも良い。 それゆえ、この構造は、より低い電圧の交流波形を生成する手段として広く使われてきた。 もし実際に、バックスイッチ100およびフリーホイールスイッチ110が完全な理想的スイッチであれば、バックスイッチ100のための制御信号130およびフリーホイールスイッチ110のための制御信号140は、互いに相補的な信号になるであろう。 バック電圧ステップダウンコンバータ90によって供給される出力電圧125を制御するために、電圧帰還150を、バック制御信号130のデューティーサイクルを制御するために使うことができる。 しかし、多くの場合、出力電圧に求められることは、当該出力電圧が、入力供給源120の電圧を低電圧化したバージョン、であることにすぎない。 この場合、電圧帰還150は不要である。 単にバック制御信号130を、一定のデューティーサイクルに保つだけで、入力源120から供給される入力波形と合致するように、出力電圧125を変化させることができる。バック制御信号130のデューティーサイクルに応じて、出力波形が、その振幅においてスケーリングされることが認められるであろう。 この典型的なバックレギュレータの動作については、技術的に周知のことゆえ、ここに更なる説明をつけ加える必要はない。
Fig.3は、同時導通と呼ばれる周知の現象に対処するために、従来技術が用いた方法を示す波形図である。 不幸にして理想的スイッチは現実には存在しないように見える。 さらに、製造上のバラツキやFig.2に示した制御回路にかかわる他のエラーが、バックスイッチ100およびフリーホイールスイッチ110を、同時にオンさせるような事態を招く可能性がある。 そういう事態は、一般に、破滅的な障害に帰結する、なぜなら、バックスイッチ100とフリーホイールスイッチ110が両方とも同時にオンになると、供給源120からくる電力が、共通端子160経由で直接帰還されてしまうからである。 これが“同時導通”の典型的なケースである。 Fig.3から見てとれるように、バックスイッチ制御信号130とフリーホイールスイッチ制御信号140は、互いに相補的である。 本図において、バックスイッチ制御信号130のデューティーサイクルは、この例示の場合には、実質的に50パーセントに等しい。 この従来技術においては、すぐ分かるように、バックスイッチ制御信号130のデューティーサイクルが増されるとき、それに比例してフリーホイールスイッチ制御信号140のデューティーサイクルは減らされる。 同時導通防止のためのデッドタイム190を用意するために、シュートスルー信号180を導入することが一般的におこなわれている。
バックスイッチ制御信号130を使用可能なものにし、さらに、フリーホイールスイッチ制御信号140を使用可能なものにするために、シュートスルー信号180を用いると、セーフバック制御信号135およびセーフフリーホイールスイッチ制御信号145が作り出される。 この従来技術において周知のごとく、バックスイッチ100とフリーホイールスイッチ110が同時にオンしないことが保証されるので、このデッドタイムが、同時導通の生起をあらかじめ排除する。 しかしこの技術を熟知する人は、この“デッドタイム”が、Fig.2に示したバックインダクター102を流れる電流の中断に帰結することを直ちに認識するだろう。 また、そういうバックインダクター102中の電流の中断が、ノード107における電圧スパイキングに結果することも認識するであろう、そして其処は、この従来技術にもとづく前記部品配置において考えうる最悪の場所である、なぜなら、其処に存在する半導体スイッチを、インダクターが生起する高圧のキックバックの元に曝すからである。 そのような高電圧は、半導体スイッチの破壊的障害を結果し得る。 ノード107は、バックスイッチ100、フリーホイールスイッチ110、およびバックインダクター102が、それぞれ互いに接続されている共通のノードである。
Fig.4は、同時導通の防止に必要なデッドタイムの短縮を促進するために、ダイオードを利用する従来技術の交流バックダウンコンバータを示す図である。 この従来技術にもとづく方式および装置では、2個のダイオード210および220が“背中合わせに”配置される、すなわち、それらのアノード同士が互いに接続される。 一方のダイオード210のカソードは、バックスイッチ200およびバックインダクター205に接続される(すなわちノード207)。 このダイオードはポジティブフリーホイールと呼ばれる、なぜなら、バックスイッチ200がオフに切り替えられたとき、かつ入力電圧235が共通端子240の電圧よりも高いときに、当該ダイオードが、バックインダクター205を通して電流が流れつづけることを可能にするからである。 ネガティブフリーホイールダイオードと呼ばれる第2のダイオード220は、そのカソードが、共通端子240に接続されるように配置される。 このネガティブフリーホイールダイオードは、バックスイッチがオフに切り替えられたとき、かつ入力電圧235が共通端子240の電圧よりも低いときに、バックインダクター205から流れてくる電流を共通端子240へ戻す。
2個のスイッチ215および225は、共通端子240に対する入力端子235の相対的な電圧にもとづいて、ダイオード210とダイオード220のどちらか一方のダイオードのアノードとカソードとを短絡するために使われる。 入力端子電圧が、共通端子240の電圧よりも高いときには(249)、ダイオード220(ネガティブフリーホイールダイオード)に並列のスイッチ225が閉じる。 これによって、フリーホイール電流は、ネガティブフリーホイールダイオード220をバイパスすることが可能となり、バックスイッチ200がオフに切り替わったときに、フリーホイール電流が、ポジティブフリーホイールダイオード210を通して流れる。 同様に、入力端子235における入力電圧が、共通端子240の電圧よりも低いときには(232)、ポジティブフリーホイールダイオード210に並列のスイッチ215が閉じ、フリーホイール電流は、ポジティブフリーホイールダイオード210をバイパスし、そしてそのときには、フリーホイール電流がネガティブフリーホイールダイオード220を通して流れることが可能になる。 従来技術にもとづくこの回路に付随する問題は、共通端子240の電圧に対する入力電圧の高低判定に不明確さ(230)が伴うことである。 この不明確な期間中に、もし適切でない方のスイッチ(215または225)が閉じると、バックインダクター205に流れる電流の中断を誘発する可能性が生じる。 そういう中断があるときにはいつも、ノード207に高圧の電圧スパイクが発生する。 この分野を熟知する人は、この高圧電圧スパイクが、バックインダクター205に蓄えられる逆方向に働く起電力(EMF)に起因するものと了解されるに違いない。 こういう高圧の電圧スパイキングは、バックスイッチ200の場所にしばしば使われる半導体スイッチや、インダクター205のフリーホイール電流を維持するためのダイオードに、修復不能な損傷を与えることがある。
Fig.5は、従来技術の一形式である交流バックダウンコンバータの中の、背中合わせダイオードに並列に置かれるスイッチ2個に対する制御を示すタイミング図である。 Fig.4とFig.5では、2個のスイッチング信号、スイッチN(SN)およびスイッチP(SP)が、アイテム216および226として描かれている。これら2つのスイッチング信号は、フリーホイール電流が、ダイオード210またはダイオード220のどちらかを通して流れることができるように、共通端子240に対する入力端子235の相対電圧の極性にもとづいて、スイッチ215とスイッチ225とを、本図で見られるごとく、交互にイネーブルする。 交流信号の極性判別にかかわる不確実性235を補償するため、当該の不確実性が存在する期間中230は、バックスイッチ200をイネーブルするように(すなわちオンになるように)、バックスイッチ200の機能をいったん停止260させる必要がある。 フリーホイールスイッチはこの期間中はオフされる。 このような措置は、出力端子241(Fig.4に示す)に供給される出力波形中に、歪と好ましくない高調波を生む。
Fig.6は、本出願に記載の技術にもとづく交流バックダウンコンバータの、ひとつの実施例を示す図である。 本実施例によれば、従来技術にもとづく交流バックダウンコンバータにおける部品配置の前記欠点が解消される。 この標本的方式および実施例では、バックスイッチ300の位置およびフリーホイール305の位置の両方で、電流の双方向性スイッチングをおこなうために半導体素子が使われる。 この最新技術が、さらに、同期式フリーホイール機構を含むことを認識いただきたい。 この標本的方式および実施例では、バックスイッチ300は、2個の半導体スイッチ、たとえば2個のMOSFET、から成る。 第1のMOSFET310は、そのドレイン端子において入力交流波形320を受け取るように配置される。 この第1のMOSFET310のソースは、第2のMOSFET315のソース端子へ電気的に接続され、第2のMOSFETもまたバックスイッチ300の中に含まれる。 この第2のMOSFET315のドレインがバックスイッチ300の出力となり、バックインダクター360およびフリーホイールスイッチ305に接続される。 この標本的方式および実施例では、バック制御はMOSFETのゲートドライバ320および325によって完遂される。 これらのゲートドライバは、“ハイサイド”ドライバから成るものであり、制御回路335とバックスイッチ300との間の高電圧に対する絶縁手段を含むものであることを了解されたい。 ひとつの標本的実施例では、ゲートドライバ325および320の制御信号は、タイミングに関していえば、両者とも実質的に同一である。 すなわち半導体スイッチ310および315の両者は同時にオンになる。 このことにより、交流電源320から受け取る入力電流の双方向性スイッチングが実現される。
この標本的方式および実施例では、制御回路335は、共通端子340と関連性をもって(337)動作する。 本制御回路335のための電力は、制御回路に導かれている(335)入力交流波形によってまかなわれる。 制御回路335への交流入力電圧350は、さらに、入力端子335における入力電圧の交流波形320の、共通端子340に対する極性を、制御回路が監視することを可能にする。この部品配置は、さらに、バックインダクター360を含み、当該バックインダクターの出力は、出力端子365に導かれる。 この標本的方式および実施例は、さらに、第3のMOSFET370および第4のMOSFET375から成る同期式フリーホイールスイッチ305を含む。第3および第4のゲートドライバ380および385もまた、本出願に記載の技術にもとづくバックダウンコンバータ390のこの標本的方式および実施例の中に含まれているところの、“ハイサイド”かつ高電圧に対する絶縁手段を有するドライバである。
Fig.7は、入力波形と、その波形からバックダウンコンバータの前記標本的方式および実施例が導き出す出力波形とを示す図である。 本方式および実施例が、入力端子355における交流波形370の、電圧レベルが低くなること以外は実質的に真実な姿の複製380を、つくりだす能力を有することを認識していただきたい。 出力波形380の電圧は、本実施例におけるバックスイッチ300に印加するデューティーサイクルに応じて低くなる。 本図は、バックスイッチ300に印加するデューティーサイクルが、実質的に50%であるような使用形態の単なる一例を示したものに過ぎない。 当該バックスイッチはいかなるデューティーサイクルにおいても動作可能なこと、ならびに、本出願に添付のクレームは、いかなる特定のデューティーサイクルの印可例によっても制限されず、また、本例のいかなる動作ケースによっても制限されないことを認識いただきたい。
Fig.8および9は、それぞれ、3端子バックダウンコンバータの入力電圧が共通端子の電圧よりも高い場合に、本出願に記載の技術が、前記同期式フリーホイールスイッチ中に含まれる半導体スイッチを制御する仕方を示すタイミング図および動作説明図である。 本出願に記載の方式および装置は、バックスイッチ制御信号400の、ポジティブフリーホイール制御信号410およびネガティブフリーホイール制御信号420に対するタイミング関係を示す本タイミング図を検査することによって、最もよく理解される。 前記2個の半導体スイッチ(たとえばMOSFETs)は、前記第3の半導体スイッチ370のソースが、前記第4の半導体スイッチ375のソースに電気的に接続され、さらに、第3のMOSFET370のドレインは、バックスイッチ300の出力およびバックインダクター360に電気的に接続されるような態様で配置される。 第4のMOSFET375は、そのドレインが共通端子340に電気的に接続されるような態様で配置される。
本出願に記載の方式および装置にとってMOSFETはとりわけ有用である、なぜなら、MOSFETは、その構造自体に寄生ダイオードを含んでいるからである。 第3のMOSFET370および第4のMOSFETs375の、それぞれのソース端子を接続することによって、これらの素子のおのおのが内蔵する寄生ダイオードもまた“背中合わせ”に置かれる、すなわち、当該2つの寄生ダイオードのカソード同士が接続される。 もし他の型の半導体スイッチが前記同期式フリーホイールスイッチ305のために利用されるならば、外付けのダイオードを別途用意する必要があるかも知れない。 動作過程において、バックスイッチ300がオフ状態のときには、同期式フリーホイールスイッチ370および375は両者ともオンになる。 交流入力電圧が共通端子電圧よりも高い場合には、同期式フリーホイールスイッチ305は、共通端子340からバックインダクター360に向かう電流を通過させる(パス430)。 そして、フリーホイールスイッチ370と375が両方ともオンであるゆえに目立って大きな電力損失の削減がおこなわれる、なぜなら、普通は、MOSFET370の寄生ダイオード(すなわちポジティブフリーホイールダイオード)を通して流れる電流が、MOSFET370自身がオンしているため、寄生ダイオードによる電圧降下が回避されるからである。 このことが低電圧化電圧変換過程全体の効率を高める。
バックスイッチ300ならびに同期式フリーホイールスイッチ305の、それぞれに付随するターンオンおよびターンオフ遅延時間の間のつり合いをとって、MOSFET370の制御を司るポジティブフリーホイール信号410は、バックスイッチ制御信号400がイネーブルされる(バックスイッチがオンになる)直前に、オフされる。 この時点において、ネガティブフリーホイール制御信号420によりMOSFET375が依然としてオンに保たれている事実のおかげで、フリーホイール電流430は、MOSFET375を通って流れることができる。 MOSFET370に並列のダイオードは、バックスイッチ制御信号400がイネーブルされる(バックスイッチがオンになる)時点の直前まで、電流430を流しつづける。バックスイッチ制御信号400がオフされたのちは、ポジティブフリーホイール信号410が再びオンになり、ポジティブフリーホイールダイオード (MOSFET370に内蔵の) による電圧降下がバイパスされて回避される。 したがって、シュートスルー電流除去期間が、バックスイッチがイネーブルされる(オンになる)直前の期間415と、バックスイッチがディスエイブルされる(オフになる)直後の期間416に存在する。 当該期間経過後は、バックインダクター360への電流供給440がバックスイッチ300によっておこなわれる。
負荷からの電流430が共通端子340から回路に流入することを阻止するため、バックスイッチがオンになった直後に、ネガティブフリーホイール制御信号420で制御されるネガティブフリーホイールスイッチ375がオフされる、そして共通端子340は、電流430と、バックスイッチ300から供給される電流とが互に影響し合える場所である。 ネガティブフリーホイールスイッチ375は、MOSFET375に内蔵されたネガティブフリーホイールダイオードをバイパスするため、バックスイッチがオフになる直前にオンに復帰する、そしてこのことにより、バックインダクター360は、電流中断という事態を決して経験しないのである。この結果、バックスイッチがオンする時点の直後と直前、およびオフする時点の直後と直前の、それぞれに応じて、逆方向バイアスされたネガティブフリーホイールダイオード(MOSFET375に内蔵の)をバイパスする電流通路が用意されることとなる(422、423)。 このことは本出願に記載の同期式フリーホイール機構の一部分を成すものである。 負荷からの電流は、十中八九、バックスイッチから供給される電流とは位相を異にする無効電流である。 この無効電流とバックスイッチ300から供給される電流とが合併することを阻止すれば、交流電源320によって感知される負荷の力率は、当該負荷が示していた当該負荷固有の力率と実質的に類似の力率に保たれる。 もし第4のMOSFET375に内蔵のネガティブフリーホイールダイオードに並列接続されたスイッチ自体がオフにならなければ、バックダウンコンバータは、交流電源320が感知する力率に有害な影響を及ぼしかねない。 この事実はFig.4に示した従来技術が有する単なるひとつの優位点に過ぎない。
Fig.10およびFig.11は、それぞれ、3端子バックダウンコンバータの入力電圧が共通端子電圧よりも低い場合に、本出願に記載の技術が、前記同期式フリーホイールスイッチ中に含まれる半導体スイッチを制御する仕方を示すタイミング図および動作説明図である。
こういう動作状態において、同期式フリーホイールスイッチ370および375は、両者ともにバックスイッチ300がオフになるとオンになる。 これにより、交流入力電圧が共通端子340の電圧よりも低い場合に、同期式フリーホイールスイッチ305は、バックインダクター360からくる電流を共通端子340へ流すことができる。 再言するが、フリーホイールスイッチ370と375が両方ともオンになるゆえ、電力損失の目立って大きな節減が実現される、なぜなら通常はMOSFET375の寄生ダイオード(すなわちネガティブフリーホイールダイオード)を通って流れる電流が、MOSFET375自身がオンゆえMOSFET375を通って流れ、ダイオードによる電圧降下が回避されるからである。 このことが低電圧化電圧変換過程全体の効率を高める。
バックスイッチ300ならびに同期式フリーホイールスイッチ305の、それぞれに付随するターンオンおよびターンオフ遅延時間の間のつり合いをとって、MOSFET375の制御を司るネガティブフリーホイール信号420は、バックスイッチ制御信号400がイネーブルされる(バックスイッチがオンになる)直前に、オフされる。 この時点において、ポジティブフリーホイール制御信号410によりMOSFET370が依然としてオンに保たれている事実のおかげで、フリーホイール電流432は、MOSFET370を通って流れることができる。 MOSFET375に並列のダイオードは、バックスイッチ制御信号400がイネーブルされる(バックスイッチがオンになる)時点の直前まで、電流432を流しつづける。 バックスイッチ制御信号400がオフされたのちは、ネガティブフリーホイール信号420が再びオンになり、ネガティブフリーホイールダイオード(MOSFET375に内蔵の)による電圧降下がバイパスされて回避される。 したがって、シュートスルー電流除去期間が、バックスイッチがイネーブルされる(オンになる)直前の期間422と、バックスイッチがディスエイブルされる(オフになる)直後の期間423に存在する。 当該期間経過後は、バックインダクター360への電流供給442が、バックスイッチ300によっておこなわれる。 実際は、この電流が交流電源320に引き戻される電流であることは理解されるであろう、なぜなら、当該交流電源の波形は負の領域にあるからである。
負荷からの電流432が、共通端子340から回路に流入することが阻止するため、バックスイッチがオンになった直後に、ポジティブフリーホイール制御信号410で制御されるポジティブフリーホイールスイッチ370がオフされる、そして共通端子340は、電流432と、バックスイッチ300から供給される電流とが互に影響し合える場所である。 ポジティブフリーホイールスイッチ370は、MOSFET370に内蔵されたポジティブフリーホイールダイオードをバイパスするために、バックスイッチがオフになる直前にオンに復帰する、そしてこのことにより、バックインダクター360は、電流中断という事態を決して経験しないのである。 この結果、バックスイッチがオンする時点の直後と直前、および、オフする時点の直後と直前の、それぞれに応じて、逆方向バイアスされたポジティブフリーホイールダイオード(MOSFET370に内蔵の)をバイパスする電流通路が用意されることとなる(415、416)。 このことは本出願に記載の同期式フリーホイール機構の一部分を成すものである。 再言するが、負荷からの電流は、十中八九、バックスイッチから供給される電流とは位相を異にする無効電流である。 この無効電流とバックスイッチ300から供給される電流とが合併することを阻止すれば、交流電源320によって感知される負荷の力率は、当該負荷が示していた当該負荷固有の力率と実質的に類似の力率に保たれる。 もし第4のMOSFET370に内蔵のポジティブフリーホイールダイオードに並列接続されたスイッチがオフにならなければ、バックダウンコンバータは、交流電源320が感知する力率に有害な影響を及ぼしかねない。
Fig.11AからFig.11Dは、高度に誘導性もしくはリアクティブな負荷に、低電圧化した正弦波を供給するために有用な、ひとつの代替的標本的方式および装置を示す図である。 いままでに記述した方式および装置は、バックインダクターを通して流れる電流を不断に保つという目的のために、どちらのフリーホイールスイッチを閉じるべきかの決定を、入力端子に印加されている電圧にもとづいておこなうことを通して、同期式フリーホイールスイッチを制御することに依存していた。 極端にリアクティブな負荷の場合、電圧の位相と電流の位相が相互に大きくずれ得ることは、この技術分野では広く知られている。 この間の事情は、“力率”と呼ばれる数値によって説明される。 力率が単位の値(すなわち“1”)であれば、電流と電圧は互いに正確に同位相である。 しかし、力率が低くなるにつれ、バックインダクターを通る電流は、入力端子における電圧波形に対して進むこともあるし遅れることもある。 それゆえ、この代替的方式および装置は、バックインダクターを流れる電流が、当該装置の入力に印加される電圧波形に対して進むか遅れるかの如何にかかわらず、当該バックインダクターの電流を中断せずに維持したいという需要に応えるものである。
Fig.11AおよびFig.11Bは、それぞれ、バックインダクター中を、電流が正の方向に流れている場合について、ひとつの例示的標本的方式および装置の動作を説明する動作説明図およびタイミング図である。 慣習にしたがい電流が素子、たとえば当該バックインダクター1500、に流れ込んでいる場合を正の電流とする。 負荷の示す力率が非常に劣悪な場合には、同期式フリーホイールスイッチを独立に制御することだけでなく、バックスイッチもまた独立に制御することが必要になる。この例示的標本的方式および装置では、同期式フリーホイールは、ポジティブフリーホイール“PF”1520およびネガティブフリーホイール“NF”1525として示されているところの2個の同期式フリーホイールスイッチから構成される。 この例示的方式および装置では、フリーホイールスイッチがMOSFET素子で構成されており、そして当該スイッチの中では、ネガティブフリーホイールMOSFETスイッチ1525のドレインが、バックインダクター1500とバックスイッチとに電気的に共有されるような態様で配置される。 ポジティブフリーホイールMOSFETスイッチ1520は、そのドレイン端子が本装置のニュートラル端子に接続されるような態様で配置される。 フリーホイールスイッチを形成するMOSFET1520と1525は、それらのソース端子が電気的に共通になるような態様で配置される。 この例示的方式および装置は、さらに、ゲート駆動回路1530と1535とを含み、そしてこれらゲート駆動回路が、それぞれに割り当てられたMOSFETのゲート端子を制御することを可能にする。 添付のクレームの範囲は、MOSFETスイッチを使用するという範囲に限定されないことは認識されなければならない。 どんなタイプのスイッチでも使うことができる、しかし他のタイプのスイッチの場合は、2つの背中合わせダイオードを別に使用する必要があるかも知れない、このことは本明細書において既述のとおりである。すでに指摘したことであるが、MOSFETがその構造中に寄生ダイオードを含んでいてかつ背中合わせのダイオードを前記のごとくつけ加える必要がない限りにおいて、MOSFETはより好ましいスイッチング素子である。
この標本的方式および装置では、バックスイッチは、2個のスイッチング素子1540および1545から構成される。 前述の方式および装置とは異なり、この例示的方式および装置では、2個のバックスイッチが個別に制御される。 それに応じて、当該バックスイッチは、ポジティブバックスイッチ“PB”1540とネガティブバックスイッチ“NB”1545とで構成される。 各バックスイッチは、本図において1550および1555として示されているゲート駆動回路によって適宜制御される。 バックインダクター1500を流れる電流を一定に維持するため、当該装置に対して素子を追加すること、および、当該素子が付加された装置をサポートする方式にステップを追加することが必要になる。 追加ステップに含まれることは、主としてバックインダクター1500を流れる電流の方向の検知である。 それゆえ、この例示的装置には、さらに、電流センサー1560が含まれる。 そして、当該電流センサー1560は、検知結果1565をコントローラ1570に提供する。 この代替的標本的方式におけるバックスイッチの構造は、前記の同期式フリーホイールスイッチの構造と似ていることが認められるであろう。 この例示的標本的実施例では、バックスイッチは、ポジティブバックスイッチ1540およびネガティブバックスイッチ1545によって構成される、そして当該各スイッチは、それらの付属物であるところのダイオード1615および1620と、おのおの並列に配置されている。 したがって、ポジティブバックダイオード1620は、そのカソードがネガティブバックスイッチ1545と電気的に共通でかつネガティブバックダイオード1615と背中合わせになるように配置され、そして、ネガティブバックダイオード1615は、そのカソードがポジティブバックスイッチ1540と電気的に共通になるような態様で配置される。 ポジティブバックスイッチ1540とネガティブバックスイッチ1545が、本図では、MOSFETであるとして描かれているけれども、適切なスイッチであればどんなスイッチでも利用可能である。 しかしその場合には、ポジティブバックダイオードおよびネガティブバックダイオード(1620、1615)を、当該スイッチに追加して補足する必要がある。 本明細書の至る所で多数回言及されているように、MOSFETがより好ましい素子である、なぜなら、MOSFETはその構造自体に寄生ダイオードを包含しているからである。
この代替的標本的方式および装置は、バックインダクター1500を流れる電流が、電源1582から流れ込む場合、もしくは負荷1585から流れ込む場合について、同期式フリーホイールスイッチおよびバックスイッチのスイッチングシーケンスを示すタイミング図(Fig.11B)を教えることによって最もよく理解される。 本図には4個の制御信号が示されている。 それらは、ポジティブフリーホイール(PF)制御信号1601、ネガティブフリーホイール(NF)制御信号1602、ポジティブバック制御信号1603、およびネガティブバック制御信号1604である。 明快さを出すために、これらの信号は“アクティブハイ”として描かれている。 同期式フリーホイールスイッチが両方とも閉じて(オンになって)いる状態を考えると、バックインダクター1500には、正の電流1510が流れる、なぜなら、NF1602およびPF1601制御信号を使って、ネガティブフリーホイールスイッチ1525およびポジティブフリーホイールスイッチ1520が両方とも閉じて(オンになって)いるからである。 この状態は、本タイミング図上の時点1600として示されている、そしてフリーホイールスイッチが両方とも閉じて(オンになって)いる間は、同図に示されているごとく、バックスイッチが両方ともオフであること(すなわち制御信号PB1603と制御信号NB1604が両方ともロウであること)が認められるであろう。 この例示的方式および装置によれば、フリーホイール状態からバック状態への切り替えは、バックインダクター1500を流れる電流の向きにもとづく独特の態様でおこなわれる。 この電流は同期式フリーホイールスイッチを通して流れていて1510、そして、当該電流はバックインダクター1500を通して流れなければならない、なぜなら、バックスイッチが両方ともオフだからである。
この状況におけるバック状態への遷移には、ネガティブフリーホイールスイッチ1525を開く(オフにする)という第1のステップ1605が含まれる。 ネガティブフリーホイールスイッチ1525がオフ1605のとき、電流1510は中断することなくバックインダクター1500を通して流れつづけ、そしてその流れが、フリーホイールスイッチ1525と並列に配置されたネガティブフリーホイールダイオード1610の存在、および、そのカソードが当該バックスイッチおよび当該インダクターとに電気的に共通になっていることで維持される、ということが認識されるであろう。 ひとたび、ネガティブフリーホイールがディスエイブルされれば、ポジティブバックスイッチ1540を安全に閉じる(オンにする)1630ことができる。 このことによって、電流1505は、たとえネガティブバックスイッチ1615が依然としてオフ状態であっても、電源1580からバックインダクター1500に向かう向きに流れることが可能になる、なぜなら、ネガティブバックスイッチ1545と並列に配置されているダイオード1615が、電流を電源1580からインダクター1500へ向かう向きに流すことを可能にするからである。 電流の流れがバックスイッチを通して、目下、正方向に運ばれている1505状況のもとで、次に、ポジティブフリーホイールスイッチ1520がディスエイブルされる1635。 この時点で、ネガティブバックスイッチ1615が閉じられる(オンにされる)1640。
正の電流1505が、電源1580からバックインダクター1500に向かって流れている状況下で、バック状態からフリーホイール状態へ遷移する場合、バックスイッチの構成要素およびフリーホイールスイッチの構成要素は、フリーホイール状態からバック状態へ遷移する場合と対称的な態様で制御される。 それで、バックインダクター1500を流れる電流を中断させないように、バックスイッチからの電流の流れ1505が維持されなければならない。 ネガティブバックスイッチ1545はしかるべくオフされる1645。 ネガティブバックスイッチ1545はオフであるけれども、ネガティブバックスイッチ1545と並列に配置されたダイオード1615が、電源1580からくる電流をバックインダクター1500の中へ流しつづけることを可能にする。 しかるのち、ポジティブフリーホイールスイッチ1520がオンにされる1650。 このことにより、いまや正方向に流れる電流1510がバックインダクター1500に向かって流れることができる。 そうであるにもかかわらず、ネガティブバックスイッチ1545がオフであって、かつネガティブバックスイッチ1545と並列に配置されているダイオード1615が電流の流れを阻止するゆえ、フリーホイール電流1510は、電源1580の方向へ逆戻りすることは許されない。 この時点で、ポジティブバックスイッチ1540はオフされる1660。 そしてこの時点においては、ポジティブフリーホイールスイッチ1520がオンになっているという事実のおかげで、電流がネガティブフリーホイールスイッチ1525と並列に配置されているダイオード1610と、ポジティブフリーホイールスイッチ1520とを通して運ばれる。 これに応じて引きつづき、ネガティブフリーホイールスイッチ1525がオンにされて1655、このようにして、電流がインダクター1500に向かって流れている状況下での、バック状態からフリーホイール状態への遷移が完結する。
Fig.11CおよびFig.11Dは、それぞれ、バックインダクター中を、電流が負の方向へ流れている場合について、ひとつの例示的標本的方式および装置の動作を説明する動作説明図およびタイミング図である。 この例示的標本的方式および装置では、タイミング図(Fig.11D)を調査すること自体が、ポジティブバックスイッチ1540、ネガティブバックスイッチ1545、ポジティブフリーホイールスイッチ1520、およびネガティブフリーホイールスイッチ1525を制御するためのシーケンスを詳しく説明する。 これを理解するには、同図上に時点1700として示されたフリーホイール状態期間における電流の流れの状況を検査するのが最善の方法である。 この時点で、フリーホイールスイッチは両方ともイネーブルされており(オンであり)、かつバックスイッチは両方ともディスエイブルされている(オフである)。 この例示的使用の場合、フリーホイール電流1513は、インダクター1500から流れ出してきて、ネガティブフリーホイールスイッチ1525およびポジティブフリーホイールスイッチ1520から成る同期式フリーホイールスイッチを通って流れ落ちる。
この状態において、フリーホイール状態からバック状態への遷移には、ポジティブフリーホイールスイッチ1540をディスエイブルする(オフにする)という第1のステップ1705が含まれる。 フリーホイールスイッチ1520をディスエイブルする(オフにする)ことで、フリーホイール電流1513は維持される、なぜなら、ネガティブフリーホイールスイッチ1525は依然としてオン状態にあり、かつ電流の流れがポジティブフリーホイールスイッチ1520と並列に配置されたポジティブフリーホイールダイオード1611によって維持されるからである。 この時点で、ネガティブバックスイッチ1545がイネーブルされる(オンにされる)1710。 このことにより、いまや、電流1507はバックインダクター1500から電源1580に向かう方向へ逆戻りし始めることが可能となる。 バックスイッチ1545がオンになれば、当該ネガティブバックスイッチと並列に配置されているダイオード1615を、当該電流がバイパスできること、ならびに、ポジティブバックスイッチ1540と並列に配置されているダイオード1620を通して、当該電流が電源1580に向かって流れつづけ得ることが認められるであろう。 この電流通路が確立するやいなや、ネガティブフリーホイールスイッチ1525はディスエイブルされる(オフされる)1715。 これに付加されるステップにおいて、ポジティブフリーホイールスイッチおよびネガティブフリーホイールスイッチが両方ともディスエイブルされる(オフされる)やいなや、ポジティブバックスイッチ1540がイネーブルされる(オンにされる)1720。
バック状態からフリーホイール状態に戻る遷移をする場合、バックスイッチからフリーホイールスイッチまでを構成する複数のスイッチの制御は、フリーホイール状態からバック状態への遷移過程のそれとは対称的な態様でおこなわれる。 それで、バックインダクター1500から電源1580に戻る向きに負の電流1507が流れているので、フリーホイール状態への遷移には、ポジティブバックスイッチ1540をディスエイブルする(オフにする)1725という第1のステップが含まれる。 このステップは、ネガティブフリーホイールスイッチ1525がイネーブルされる(オンになる)1730までの期間、負の電流1507が電源1580の方へ戻りつづけることを可能にする。 この時点で、ネガティブフリーホイールスイッチ1525は、インダクター1500から流れてくる電流1513がフリーホイールスイッチを通過することを許し、さらに、電流1530は、理解されることと思うが、ポジティブフリーホイールスイッチ1520と並列に配置されているダイオード1611を通して運ばれる。 この時点で、ネガティブバックスイッチ1545はディスエイブルされる(オフにされる)1735。 バックスイッチが両方ともオフされるやいなや、ポジティブフリーホイールスイッチ1520がイネーブルされる(オンにされる)1740.
動作中、コントローラ1570は、バックインダクター1500を流れる電流の向きの判定を可能とすべく配置された電流センサー1562を使って、電流の方向を定める。 コントローラ1570は、バックインダクター1500を流れる電流の向きにもとづく本明細書に記載の態様で、バックスイッチおよびフリーホイールスイッチを制御するための本出願に記載の方式を、具現するものであることを認識いただきたい。 また記述されたシーケンスは、ポジティブならびにネガティブバックスイッチ、および、ポジティブならびにネガティブフリーホイールスイッチに付随するターンオン遅延時間およびターンオフ遅延時間の経過後、できるだけ速やかに遂行されることが最善の策であることはご理解いただけると思う。 加えてさらに、ひとつの例示的代替的方式および装置では、電流の向きの決定が、バック状態からフリーホイール状態への遷移に呼応し、また、フリーホイール状態からバック状態への遷移に呼応して、実用上即時的におこなわれる。
バック状態あるいはフリーホイール状態の期間中に、電流の向きが正から負へ、あるいは負から正へ変わり得ることもまた認識されなければならない。 それゆえ、バック状態あるいはフリーホイール状態のいずれかの状態に入り込むとき、個々のバックスイッチおよび個々のフリーホイールスイッチを制御するため、たとえある特定のシーケンスが使われいるとしても、特定バック状態もしくは特定フリーホイール状態にある時間内の、ある時間区間に電流の向きが変わった場合には、当該個々のバックスイッチおよび当該個々のフリーホイールスイッチを制御するための、前記特定シーケンスに代わるシーケンスが利用される。 俗な言葉で言えば、フリーホイール状態からバック状態への遷移がたとえ正の電流に対するシーケンスにしたがうことになっていても、他方の状態への遷移は、この代替的標本的方式および装置においては、ある特定のバック状態またはある特定のフリーホイール状態の期間に前記のような電流の向きの逆転が検出された場合には、負の電流にもとづく遷移シーケンスにしたがう。
Fig.12は、照明(たとえば街路灯)で消費される電力を節減するために、本出願に記載の交流バックダウンコンバータを応用することを示す図面である。 街路灯の調光をおこなうことは何も新たな着想ではない。 しかし街路灯は、これを照明あるいは照明灯と呼ぶこともあるが、その調光おこなう場合、いままでのところでは複雑な電子的バラストが必要であった。 そういう複雑な電子的バラストが、これまで必要とされた理由は、従来技術の3端子調光回路が、照明灯の力率に強い影響を与えたことにもとづく、なぜなら、これら従来技術にもとづく3端子装置は、その中で使われていたバックスイッチを通して供給される電流と、リアクティブな負荷電流とが、互いに影響し合うことをあらかじめ排除しておく能力をもたなかったためである。 結果として、いっそう複雑な部品配置形態、たとえば前に言及した“H”ブリッジのような従来技術が、照明灯を含むリアクティブな負荷の調光に使われてきた。 そして、照明調光用の前記の電子的バラストが4端子装置を使っていたため、これを採用しようとすると、照明灯設備に対する大規模な改装が必要だった。 その改装費用を、電力の節約によって正当化することはできなかったけれど、電力の節約自体は、他の方法による同目的の調光システムを全面的に展開すれば実現できたかも知れない。
こんにちでは、本出願に記載のバックダウンコンバータを使えば、感知し得る力率の差異がほとんど無いかまたは絶無の、実質的には純粋な正弦波形を負荷回路に供給することができる。 そして、本出願に記載の方式および装置にもとづくバックダウンコンバータが3端子装置であるため、このバックダウンコンバータを受け入れるために照明灯500に求められる改装はきわめて軽微なものである。 世界中で使われている照明灯の多くは3端子レセプタクル505を備えている。 当該3端子レセプタクル505は、通常、フォトセルを受容するために利用される。 従来技術において、当該フォトセルは、周囲の光量レベルがあらかじめ設定された閾値よりも低くなったときに、照明灯500中の磁気バラスト用の電力を通電せしめていた。 それゆえ照明灯は、日没ちかくのいずれかの時点で“点灯”し、また、日の出ちかくのいずれかの時点で“消灯”していた。 本出願に記載の方式および装置のひとつの実施例では、無線で指図を受けるコントローラ510が使われており、これを以ってフォトセルを置き換えている。 3端子バックコンバータの応用は、ここで述べた応用のほかにも多数あること、そして本出願に添付のクレームは、たとえば照明制御のような、単純な応用に限定される意図をもつものではないことを認識していただきたい。
照明灯をいつ点灯しいつ消灯するかを制御するために、フォトセルを使うことは、それに固有の多くの欠点がある。フォトセルは、たとえば濃霧のような大気の状態に反応することがあり、太陽が地平を離れてから長時間経過しているにもかかわらず、照明灯が点灯したままに放置されることがある。 またこともあろうに、鳥の糞や不都合な天候がもとで付着するかも知れない瓦礫の破片によって、フォトセルの構造が覆い隠されることもあり得る。 これらは、フォトセルの上記のような性能劣化に関するただ2つの事例に過ぎないが、多くの地方自治体、州および街路灯運営会社は、このことのために、照明灯設備の中の光源を交換するときにはいつも、そういうフォトセルを交換させられるという事態が生じた。
照明の制御に無線制御が使われることはこれまでにもあった。 しかし、そのシステムの働きは、いまでも、点灯および消灯をある特定の時刻におこなうということに限られている。 これら従来技術にもとづく方式では、無線による指令が中央の制御ステーションから出され、受け取られたその指令が、指定時刻における照明灯の点灯もしくは消灯を指示するために使われた。 これら従来技術にもとづく方式では、中央制御システムが点灯時刻および消灯時刻を決定する。 しかるのち、具体的な点灯命令および消灯命令が照明灯に向けて発令される。 そこには個々の照明灯内に常駐するような自律的制御機能は何もなかったし、もし中央制御ステーションが故障すれば、照明灯システムはもとのフォトセル制御に逆戻りせざるを得ない。
ある種のシステムでは、無線で指図を受ける照明コントローラが、タイムビーコンを受け取り、しかるのち、照明灯を点灯するためにフォトセルを使う、しかし深夜におこなう消灯には簡単なタイマーを利用する。 たとえば、従来技術にもとづく方式のひとつは、日没時にフォトセルの信号にもとづいて照明灯を点灯する。 そうではあるけれども、当該照明コントローラは問題の時刻を承知しているため、あらかじめ設定された時刻に消灯をおこなうのである、そしてその時刻は、当該の無線で指図を受ける照明コントローラの中に、コントローラ自体が照明灯設備に据え付けられる時点のまえか、同時か、またはあとにプログラムされるのである。
Fig.13は、無線で指図を受ける照明コントローラの数種の標本的実施例を示すブロック図である。 ひとつの方式および装置によれば、無線で指図を受ける照明コントローラ510は、アンテナ515のための入力インターフェイスを備えたレシーバ520を含む。 ひとつの代替的実施例は、アンテナ515も、無線で指図を受ける照明コントローラ510の内部に含む。 本出願に記載の方式および装置にもとづくひとつの標本的実施例は、上記のものに加えて、論理コントローラ525を、無線で指図を受ける照明コントローラ510の内部に含む。 ひとつの標本的実施例では、無線で指図を受ける照明コントローラ510が、さらに、電源コントローラ530を含む。 ひとつの好ましい実施例では、電源コントローラ510が、本出願に記載の方式および装置にもとづき本明細書に記述されているような同期式フリーホイールスイッチを使うバックダウンコンバータを含む。 さらなる別の代替的実施例では、電源コントローラ510が、照明灯を単純に点灯したり消灯したりするためのスイッチを含む。
動作時、論理コントローラ525およびレシーバ520は、両者とも、電源コントローラ530から電力の供給を受ける。 電源コントローラ530は、三つ又(560)ツイストロックプラグ535から電力を受け取り、そして当該ツイストロックプラグ535は本出願に記載の方式および装置のひとつの標本的実施例の中に含まれている。 照明灯設備500に含まれるレセプタクル505に、ツイストロックプラグ535が嵌め込まれたとき、前記電力の供給が、フォトセルまたは他のコントローラを受容する意図のもとに作られた照明灯設備500から得られることは注目されるべき点である。 照明灯設備からくる電力は、ひとつの例示的利用の場合には、120ボルトの交流電力である。 この場合電源コントローラ530は、ツイストロックプラグ535がレセプタクル505に嵌め込まれたとき、当該プラグから、交流ニュートラル545と交流フェーズA540とを受け取る。 別の例示的利用の場合には、照明灯設備は、交流電力の第1フェーズ(フェーズA540)と交流電力の第2フェーズ(フェーズB545)とを供給する。 これは、ひとつのフェーズがニュートラルに対して120ボルトであるような、世界諸地域の220ボルト交流電力供給環境に、本照明灯設備を接続する場合に使われる普通のシナリオきある。220ボルトが通常の公共利用であるような世界の諸地域では、ひとつのフェーズがニュートラルに対して220ボルトであることを認識いただきたい。
電源コントローラ530は、論理コントローラ525の指令を受けた場合、第1フェーズ540として受け取った交流電圧を、ツイストロックプラグ535に含まれている出力ブレード(または端子)550を使って照明灯に向けて送り出す。 電源コントローラ530が単純な交流スイッチであるような実施例では、照明灯500は調光されず、本出願に記載の方式および装置によって、単に、点灯されるか消灯されるだけであることは認識いただきたい。 バックダウンコンバータを電源コントローラ530の中に含むような実施例では、照明灯に供給される出力電圧550は、論理コントローラ525が発令し電源コントローラ530が受け取るパルス幅変調デューティーサイクルコマンドに応じて変化する。
Fig.14は、照明灯の自律的制御のための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である。 この例示的方式では、無線で指図を受ける照明コントローラ510は、データソースを識別するために、当該コントローラが含むレシーバ520を使う(ステップ570)。 この標本的方式では、数個の送信ステーションが情報を行き渡らせるために使われる、そして、照明コントローラ510は、当該情報を使って照明灯の点灯、消灯およびオプションとしての電力消費の節減のための調光をおこなう。
ひとたび、データソースが識別されると、引きつづき、照明コントローラ510は、タイムビーコンを受け取る(ステップ575)。 このひとつの例示的方式および実施例によれば、照明コントローラ510は、内部時計を前記の受け取ったタイムビーコンに同期させる(ステップ580)。 これらのステップが完了したのち、照明コントローラ510は、前記データソースから受け取った数種類の他のタイプの情報をもとに処方される時刻にもとづいて、もしくは照明コントローラ510が照明灯設備500に据え付けられた時点のまえか、同時か、あとの時点で当該コントローラ中にプログラムされた情報から受け取った情報をもとに処方される時刻にもとづいて、照明灯の点灯、消灯およびオプションとしての調光をおこなうことができるようになる。
ひとつの例示的方式では、照明コントローラ510が点灯時刻を決定する(ステップ585)。 ひとたび、内部時計が、決定された前記点灯時刻と比べて実質的に等しい読みを示したときに、または、ひとつの代替的方式では、決定された前記点灯時刻と比べて大きい読みを示したときに、または、さらなる別の代替的実施例では、決定された前記点灯時刻と比べて大きいかもしくは等しい読みを示したときに(ステップ590)、それらに応じて、照明コントローラ510は、電源コントローラ530に、照明灯へ電力を送るように命令する(ステップ595)。 またこの例示的方式では、照明コントローラ510が消灯時刻を決定する(ステップ600)。 ひとたび、内部時計が、決定された前記消灯時刻と比べて実質的に等しい読みを示したときに、または、ひとつの代替的方式では、決定された前記消灯時刻と比べて大きい読みを示したときに、または、さらなる別の代替的方式では、決定された前記消灯時刻と比べて大きいかもしくは等しい読みを示したときに(ステップ605)、それらに応じて、照明コントローラ510は、電源コントローラ530に、照明灯への送電を停止するように命令する (ステップ610)。
さらなる別の例示的方式では、照明コントローラ510は、調光プロファイルを受け取る(ステップ615)。 この調光プロファイルは、この例示的方式によれば、照明灯の作動が許されるさまざまな時間区間のための調光レベルを提供する。 この例示的方式が組み込まれた照明コントローラ510は、ステップ580でタイムビーコンと同期がとられた内部時計に維持されている時刻に応じて、前記調光プロファイルをしかるべく適用(ステップ620)する。
Fig.14Aは、1または2区域以上のサービス区域を地理的に区割りするさまざまな方法を示す図である。 照明コントローラ510およびここに記述した照明灯制御方式は、それらが自律的に動作することを意図したものであるにもかかわらず、街路灯の運転を統制するためには、照明コントローラ510が、外部の情報をも入手する必要があることは容認されなければならない。 さまざまな代替的方式にもとづいて、いまここで述べるように、ひとつの地理的区域は1箇所または2箇所以上のデータソース(たとえば無線ステーション)を有するサービス区域の中にあるかも知れない。 ここでFig.14Aを参照すると、区域“A”(770)は2箇所のデータソースから信号を受け取ることができる。 この例示的例の場合、その2箇所とは、トランスミッター750およびトランスミッター760である。 この図の実質的に円形のパターンは、個々の無線ステーションがカバーする領域を示したつもりの図形である。 また特定の無線ステーションは、必ずしも実質的に円形のカバー領域を提供しないことにも注意が払われねばならない。 この例において、トランスミッター760は、指向性アンテナを使っており、それによってトランスミッター760がまかなうサービス区域を、送信ステーションの片側の地面に偏るようにし、かつトランスミッター750がサービスする区域の一部とオーバーラップさせるようにしている。
Fig.15は、データソースを識別するための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である。 特定の照明コントローラは、ただ1個のデータソースでサービスされる区域に、地理的に位置していることもあり得る。 Fig.14Aを参照しながら上で議論したごとく、区域A770に位置する特定の照明コントローラは、2または2を超える数のデータソース(たとえば上で述べた複数のトランスミッター)から、ひとつのデータソースを選ぶ必要に迫られることもあり得る。 ひとつの例示的代替的方式では、ある照明コントローラ570は、まずは、前もって与えられていた情報にもとづいて無線周波数をチューニングして(ステップ625)、1個のデータソースを識別する(ステップ570)。 前もって決められた無線信号にチューニングすることは、オプション的ステップのひとつであることを認識していただきたい。 たとえば、ひとつの例示的利用法の場合は、照明コントローラにデータソース識別子が前もってプログラムされている、そしてそのプログラムが照明コントローラに搭載される時点は、照明装置500に当該コントローラが据えつけられる時点に対し、まえか、同時か、あとのいずれかである。 ひとつの代替的方式では、当該データソース識別子は、周波数コード識別子、ヘルツで規定された周波数、および周波数シンセサイザ係数のうちの少なくともひとつを含む。 この技術分野における熟練者諸賢は、周波数コード識別子またはヘルツで規定された周波数仕様が、周波数シンセサイザ係数と関連づけられなければならず、そしてその係数が、照明コントローラ510に含まれるレシーバ520の周波数シンセサイザに送られるということを理解されるに違いない。 レシーバ520中の周波数シンセサイザに、ひとたび当該の周波数係数が植えつけられると、当該レシーバ520は、ある特定の周波数の電波を送出しているトランスミッターからのデータを受信することが可能になる。 レシーバの周波数を選択する方法の上述の例は、ひとつの典型的な方法ではあるけれども、上で言及された例は、本出願に添付のクレームの範囲を制限する意図をもつものではない。
受信周波数がひとたび選択されると、照明コントローラ510は、選択された周波数の無線ステーションがブロードキャストする電波の中に、データストリームが含まれているか否かを判断する。 もしそこに感知し得るデータストリームがなければ、レシーバは、感知可能なデータストリームをブロードキャストしている無線ステーションが見つかるまで(ステップ630)、他の周波数へのチューニングをおこなわなければならない(ステップ645)。 あるデータソース(すなわち無線ステーション)から、ひとたび感知可能なデータストリームが受信されると、照明コントローラ510は、複数のサービスグループを示したリストを受け取る(ステップ635)。 換言すれば、照明コントローラ510は、選択された無線ステーションが、はたして当該照明コントローラ510が物理的に置かれている区域のためのデータを提供しているデータソースであるか、あるいは別の照明灯サービスグループのための情報を提供しているのかを判定しなければならない。 もし照明コントローラ510が、受け取ったリスト中に自分が属するサービスグループがあることを見つけたら、そのときには、その無線ステーションが爾後の利用のために選択されることになる(すなわちそのステーションが識別されたデータソースとなる)。 そうでない場合は(ステップ640)、異なる周波数が選ばれて(ステップ645)、特定照明コントローラが所属するサービスグループをサービスするデータソース(すなわち無線ステーション)が見つかるまで、上記のプロセスが繰り返される。
Fig.16は、サービスグループのリストを受け取るための、ひとつの例示的方法を示すフロー図である。 一時的にFig.14Aに戻って見ると、ひとつのサービスグループは、1個の地理的区域および1個の照明灯グループの識別子のうちの少なくともひとつを含むことが認識されると思う。 さらにその上、ひとつの代替的方式では、ひとつの地理的区域がより小さな区域に細分される。 たとえば区域C780は、それ自体がサブ区域C1からC5までを包含する形に分割されている。 少なくともひとつの代替的標本的方式では、1個のサービスグループが1個の地理的区域から成る(ステップ650)。 さらなる別の例示的方式では、地理的区域が、実質的に一様な気候上の性質を有する1区域、すなわち、“マイクロ気候”区域から成る(ステップ660)。 下記の事柄を認識することが重要である、すなわち、1区域内で気候上の性質が実質的に一様な場合には、その区域全体に、ある一定の大気の状態に類似の状態が行き渡ること、そして、少なくともひとつの例示的代替的方式では、そのような大気状態にもとづいて調光プロファイルが設定されるということである。
Fig.16はさらに、1個のサービスグループが、ひとつの代替的方式によれば、1個の照明灯グループで成り立っていることを示している(ステップ655)。 この標本的方式によれば、1個の照明灯グループが、1個の特定地方自治体もしくは国家行政組織が運営する1個の照明灯(ステップ665)、私的団体が運営する1個の照明灯(ステップ670)、および特に識別できるように具体的に指定された照明灯グループ(ステップ675)のうちの少なくともひとつとから成り立っている。
照明コントローラ510に本出願に記載の方式を装備するときは、以下の点に留意する必要がある。 すなわち1個の照明コントローラ510は、一般に、1個の識別子を付与されて環境設定(コンフィギュア)がおこなわれ、その識別子は、当該照明コントローラがある特定のサービスグループに所属することを識別するために使われる。 そして当該識別子は、前記地方自治体識別子、前記国家行政組織識別子、前記私的オペレータ識別子、および前記具体的に指定された照明灯グループの識別子のうちの少なくともどれかひとつに該当する、という点である。 照明コントローラの環境設定(コンフィグレーション)は、さまざまな代替的方式によれば、当該照明コントローラが照明灯設備500に据えつけられる時点のまえか、同時か、またはあとにおこなわれる。本出願に記載の方式の変形のひとつによれば、照明コントローラは、ある特定のデータソースから、複数のサービスグループが記載されたリストを受け取る。 もしそのリストに当該照明コントローラに植えつけられた前記サービスグループ識別子が載っていれば、そのときには、この照明コントローラは、当該データソースを、この照明コントローラのための“識別されたデータソース”として利用する(ステップ570)。
Fig.17は、照明灯の点灯時刻を決めるための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である。 この代替的標本的方式によれば、点灯時刻を決定(ステップ585)する際に、標準点灯時刻を受け取ることを含む(ステップ680)。 ひとつの代替的方式では、点灯時刻を決定する際に、さらに、点灯オフセットを受け取ること(ステップ690)、および、照明灯の点灯時刻の決定のために、当該点灯オフセットを当該標準点灯時刻に適用すること(ステップ695)を含む。 ひとつの代替的方式では、標準点灯時刻を受け取ることが、日没時刻を受け取ること(ステップ685)によって成り立つ。 ひとつの代替的方式では、日没時刻として、当該照明灯用の特別な時刻を受け取る、たとえば当該照明灯の置かれた地理的区域用の日没時刻を受け取る。 さらなる代替的標本的方式では、日没時刻が照明灯によって受け取られるのだが、その受け取られた日没時刻はデータソースの位置(たとえばトランスミッターの位置)のそれを示す。
さまざまの代替的標本的方式によれば、点灯オフセットを受け取るステップは、数種類の方法のうちのひとつによって完遂される。 その数種の方法には、地理的区域用点灯オフセットの受領(ステップ700)(たとえばマイクロ気候区域のための)、照明灯サービスグループ用点灯オフセットの受領(ステップ705)、および貯蔵済点灯オフセットの検索(ステップ710)のうちの少なくともひとつが含まれるが、この3種に限定されるわけではない。 地理的区域用点灯オフセットが受け取られる場合には、ひとつの標本的方式では、照明コントローラ510に含まれるレシーバ520を使って、識別されたデータソースから、当該照明灯が設置されているその特定区域のためのオフセット値を受け取る用意が整えられている。 サービスグループ用点灯オフセットが受け取られる場合には、この代替的方式では、照明コントローラ510に含まれるレシーバ520を使って、照明灯の特定のグループ用のオフセット値を受け取る用意が整えられている。 既述のように、照明灯の特定グループとは、地方自治体識別子、国家行政組織識別子、具体的に指定された照明灯グループ識別子、および私的オペレータ識別子のうちのいずれかの識別子によって識別される照明灯のグループのことである。 点灯オフセットが貯蔵済の値である場合は、その値は照明コントローラ510の環境設定(コンフィグレーション)がおこなわれる際に、当該コントローラの中に植え込まれるのであるが、当該環境設定(コンフィグレーション)がおこなわれるのは、照明灯設備500に当該照明コントローラ510が据えつけられる時点に対し、以前か、同時か、もしくは以後のいずれかの時点においてである。
Fig.18は、照明灯の消灯時刻を決めるための、ひとつの標本的方式を示すフロー図である。 この代替的標本的方式によれば、消灯時刻を決定(ステップ600)する際に、標準消灯時刻を受け取ることを含む(ステップ715)。 ひとつの代替的方式では、消灯時刻を決定する際に、さらに、消灯オフセットを受け取ること(ステップ725)、および、照明灯の消灯時刻を決定するために、当該消灯オフセットを当該標準消灯時刻に適用すること(ステップ730)を含む。 ひとつの代替的方式では、標準消灯時刻の受け取ることが、日の出時刻の受け取ること(ステップ720)によって成り立つ。 ひとつの代替的方式では、日の出時刻として、当該照明灯用の特別な時刻を受け取る、たとえば当該照明灯の置かれた地理的区域用の日の出時刻を受け取る。 さらなる代替的標本的方式では、日の出時刻が照明灯によって受け取られるのだが、その受け取られた日の出時刻はデータソースの位置(たとえばトランスミッターの位置)のそれを示す。
さまざまの代替的標本的方式によれば、消灯オフセットを受け取るステップは、数種類の方法のうちのひとつによって完遂される。 その数種の方法には、地理的区域用消灯オフセットの受領(ステップ735)(たとえばマイクロ気候区域のための)、照明灯サービスグループ用消灯オフセットの受領(ステップ740)、および貯蔵済消灯オフセットの検索(ステップ745)のうちの少なくともひとつが含まれるが、この3種に限定されるわけではない。 地理的区域用消灯オフセットが受け取られる場合には、ひとつの標本的方式では、照明コントローラ510に含まれるレシーバ520を使って、識別されたデータソースから、当該照明灯が設置されているその特定区域のためのオフセット値を受け取る用意が整えられている。 サービスグループ用点灯オフセットが受け取られる場合には、この代替的方式では、照明コントローラ510に含まれるレシーバ520を使って、照明灯の特定のグループ用のオフセット値を受け取る用意が整えられている。 既述のように、照明灯の特定グループとは、地方自治体識別子、国家行政組織識別子、具体的に指定された照明灯グループ識別子、および私的オペレータ識別子のうちのいずれかの識別子によって識別される照明灯のグループのことである。消灯オフセットが貯蔵済の値である場合は、その値は照明コントローラ510の環境設定(コンフィグレーション)がおこなわれる際に、当該コントローラの中に植え込まれるのであるが、当該環境設定(コンフィグレーション)がおこなわれるのは、照明灯設備500に当該照明コントローラ510が据えつけられる時点に対し、以前か、同時か、もしくは以後のいずれかの時点においてである。
Fig.19は、無線で指図を受ける照明制御のための、ひとつの代替的方式を示すフロー図である。 この代替的例示的方式では、本出願に記載の方式は、さらに、消灯オフセット命令を受け取るステップを含む(ステップ780)。 ひとつの代替的方式では、消灯オフセット命令を受け取ることが、“地理的区域用消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取ることによって完遂される(ステップ785)。 さらなる別の代替的標本的方式では、消灯オフセット命令を受け取ることが、“サービスグループ用消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取るステップを含む(ステップ790)。 さらなる別の代替的標本的方式では、消灯オフセット命令を受け取ることが、“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取るステップを含む(ステップ795)。
照明コントローラ510がひとたび照明灯に据えつけられてサービス状態に入ると、照明灯のオペレータは、オフセット時間の決定のために、どのタイプのオフセットが、照明コントローラ510が受け取った標準消灯時刻(ステップ715)に関連づけられて、照明コントローラ510によって使われているかということに関し、当該照明コントローラの環境設定をやり直す(リコンフィギュア)必要に迫られることがある。 それゆえ、照明コントローラ510は、上記の類の命令を感知したのちは、ある特定のタイプの消灯オフセットを利用することになる。
そういう命令は、これらの例示的方式によれば、照明コントローラ510に内蔵されたレシーバ510を使って受信され、照明コントローラは、最後に受信した消灯オフセット命令で指定された消灯オフセットのタイプを使う、ということを認識いただきたい。 “貯蔵済オフセットを使用せよ”という命令を受信した場合には、照明コントローラは、消灯時刻の決定のため、単純に、貯蔵済の消灯オフセットを使用する。 そうでない場合は、照明コントローラ510は、地理的区域用消灯オフセットもしくはサービスグループ用消灯オフセットのうちの少なくともひとつを、当該照明コントローラ510に内蔵のレシーバ520を使って受信された最後の消灯オフセット命令にもとづいて使用する。
Fig.19はさらに、さらなる別の代替的標本的方式では、無線で指図を受ける照明制御のための本出願に記載の方式が、点灯オフセット命令を受け取るステップ(ステップ800)を含むことを示す。 ひとつの代替的方式では、点灯オフセット命令を受け取ることが、“地理的区域用点灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取ることによって完遂される(ステップ785)。 さらなる別の代替的標本的方式では、点灯オフセット命令を受け取ることが、“サービスグループ用点灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取るステップを含む(ステップ790)。 そしてさらなる別の代替的標本的方式では、点灯オフセット命令を受け取ることが、“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取るステップを含む(ステップ795)。
照明コントローラ510がひとたび照明灯に据えつけられてサービス状態に入ると、照明灯のオペレータは、オフセット時間の決定のために、どのタイプのオフセットが、照明コントローラ510が受け取った標準点灯時刻(ステップ680)に関連づけられて、当該照明コントローラによって使われているかということに関し、当該照明コントローラの環境設定をやり直す(リコンフィギュア)必要に迫られることがある。 それゆえ、照明コントローラ510は、上記の類の命令を感知したのちは、ある特定のタイプの消灯オフセットを利用することになる。
そういう命令は、これらの例示的方式によれば、照明コントローラ510に内蔵されたレシーバ510を使って受信され、照明コントローラは、最後に受信した点灯オフセット命令で指定された点灯オフセットのタイプを使う、ということを認識いただきたい。 “貯蔵済オフセットを使用せよ”という命令を受信した場合には、照明コントローラは、点灯時刻の決定のため、単純に、貯蔵済の点灯オフセットを使用する。 そうでない場合は、照明コントローラ510は、地理的区域用点灯オフセットもしくはサービスグループ用点灯オフセットのうちの少なくともひとつを、当該照明コントローラ510に内蔵のレシーバ520を使って受信された最後の点灯オフセット命令にもとづいて使用する。
Fig.19はさらに、照明コントローラを制御するためのひとつの代替的方式が、さらに、オーバーライドコマンドを受け取るステップ(ステップ805)、および、そのあと当該オーバーライドコマンドを実行するステップ(ステップ810)を含むことを示している。 一定の状況下では、法的に強制された活動を支持するため、もしくは危急の事態への対応のために、照明灯へ供給する電力を制御することが必要になる。 そういう場合には、オーバーライドコマンドが、無線で指図を受ける照明コントローラ510によって受信されて、当該照明コントローラによりそのコマンドが実行される。 たとえば、ひとつの代替的方式では、照明コントローラ510は、点灯コマンドを受け取る(ステップ815)。 この方法は、犯行現場近くの減光された照明を、オーバーライドして明るくするような法的強制措置の際に利用できる。 この逆もまた要請される可能性がある。 未だ逮捕されていない容疑者から、法的強制措置行動を覆い隠すために、照明を消すことが要求されるかも知れない。 そういう場合は、別の代替的方式によれば、照明コントローラ510が消灯コマンドを受け取り(ステップ820)、そして当該照明コントローラは発光素子への電力の供給を絶つ。
たとえば点灯制限のような危急の事態は、送電網に対する電力需要の軽減のため照明灯用電力の削減を要求するかも知れない。 それゆえ、ひとつの代替的例示的方式は、照明灯中に減光コマンドを受け入れるステップ(ステップ822)、および、当該コマンドの受領後、そういうオーバーライドコマンドに応えて照明灯を減光するような仕組みが用意されている。 こういうオーバーライドコマンドは、ひとつの代替的方式によれば、たとえば、短距離無線周波(RF)レシーバあるいは赤外線パターン検知器のような、独立のコマンドレシーバを使って受信されることを認識していただきたい。 こういう代替的方式では、短距離トランスミッター(RFもしくは赤外線)が、当該短距離通信の範囲内で、オーバーライドコマンドを照明灯へ送るために使われる。
Fig.20は、照明灯の調光手段を提供するための、ひとつの代替的標本的方式を示すフロー図である。 この例示的標本的方式によれば、照明コントローラは、調光プロファイルを受け取る(ステップ615)。 ひとつの代替的方式によれば、照明コントローラは、地理的区域用調光プロファイルを受け取る(ステップ825)。 ひとつの代替的方式では、ひとつの地理的区域が、前に言及したところのマイクロ気候からなる。 さらなる別の代替的方式では、照明コントローラは、照明灯サービスグループ用調光プロファイルを受け取る(ステップ830)。さらなる別の代替的標本的方式では、照明コントローラは、将来の使用のために貯蔵されていた調光プロファイルを受け取る。地理的区域用調光プロファイルまたは照明灯サービスグループ用調光プロファイルが受け取られる場合、照明コントローラは、一般には、ある周期的基準で変わる(たとえば毎日、毎週、毎月または類似の)調光プロファイルを受け取ることを認識いただきたい。 照明コントローラが、将来の使用のために自分自身の中に保存している調光プロファイルを受け取る場合は、通常は、調光プロファイルを動的に変更することはできない。 しかし、照明コントローラは、そういう貯蔵済調光プロファイルをおそらくは数個保持している。数種の代替的標本的方式によれば、調光プロファイルが、いくつかの時間的区間に対応する調光レベルの一覧表を含むことを認識いただきたい。 たとえば調光レベルが1時間毎に規定されることもあり、15分間毎に規定されることもある。 これらの例示的事例は、調光プロファイルを受け取る方式を、明瞭に説明する目的で挙げた事例であって、いかなる時間区間に対してでも本方式が適用可能であることを認識いただきたい。 それゆえ本出願に添付のクレームは、ここに示されたいかなる特定の時間区間の例によっても制限されることはない。
Fig.20は、さらなる別の代替的標本的方式では、照明コントローラ510が、さらに、調光命令も受け取ることを示している。 ひとつの例示的方式によれば、調光命令を受け取ることが、“地理的調光プロファイルを使用せよ”という命令を受領することで成り立つ(ステップ840)。 この場合、照明コントローラ510は、自らが属する照明灯500(およびコントローラ510自身)が設置された特定区域のためのトランスミッターだと識別されたデータソースが送ってきた調光プロファイルにもとづいて、支配下の照明灯500を調光する。 さらなる別の例示的方式では、照明コントローラは、“サービスグループ用調光プロファイルを使用せよ”という命令を受け取る(ステップ845)。 この場合、識別されたデータソースは、ある特定の照明灯グループのための調光プロファイルを送信する(たとえば地方自治体識別子、国家行政組織識別子、私営オペレータ識別子または具体的に指定された照明灯グループ識別子により)。 この代替的方式では、ある特定の照明灯を司るオペレータは、新規の調光プロファイルをブロードキャストすることができる、そしてそれは照明コントローラ510中に記憶されかつ調光基準として使われる。 さらなる別の代替的標本的方式では、照明コントローラは、“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”という調光命令を受け取る(ステップ847)。 そういう場合には、照明コントローラ510は、自らの保存する調光プロファイルを使うのであるが、その調光プロファイルがコントローラ中に保存されたのは、照明灯設備500に当該照明コントローラ510が据えつけられた時点に対し、以前か、同時か、もしくは以後の時点においてである。 さらなる別の例示的方式では、調光命令を受け取ること(ステップ835)が“調光機能を無効にせよ”という命令を受領することで成り立つ(ステップ849)。
Fig.21は、照明コントローラに内蔵される論理コントローラのいろいろな代替的実施例を示すブロック図である。 ひとつの標本的実施例によれば、Fig.13の論理コントローラ525はステートマシン900および時計905を含む。 ステートマシン900は、その動作中に、照明コントローラ510に内蔵されたレシーバ520から情報を受け取る。 ステートマシン900は、それ自身がレシーバ520から受け取る情報のいろいろなタイプを認識するように環境設定(コンフィギュア)される。 ひとつの標本的実施例では、ステートマシン900はタイムメッセージを認識する。 ステートマシン900がタイムメッセージを認識した場合、ステートマシンは、当該タイムメッセージから時刻値を抽出しその時刻値を時計905にロードする。 時計905は現在時刻を維持するように動く。 時計905は、さまざまの代替的標本的実施例によれば、いくつかの形式で時刻を維持することを認識いただきたい。 たとえば、時計905は、現在時刻を、地方時、協定世界時およびシステムタイムを含む形式で維持する。
ひとつの標本的実施例では、ステートマシン900はデータソースを決定するために、ひとつの識別子901を受け取り、それにもとづいてレシーバ520が情報を受信する。 この標本的実施例では、識別子901は、地理的区域識別子、地理的サブ区域識別子、地方自治体識別子、国家行政組織識別子、私営オペレータ識別子、または具体的に指定された照明灯グループ識別子のうちの少なくともひとつで成り立つ。 それゆえ、ステートマシン900は、最初に、ある特定の無線周波数に載せられてくる情報を受け取るようレシーバ520に指示をおこなう。 ステートマシン910は、当該特定無線周波数の無線ステーションが、ステートマシン900自身による認識が可能なデータストリームを送信しているかどうかを判定するため、当該レシーバ520からデータを得る。 レシーバ520が同調した無線周波数の電波上にデータストリームが存在する場合は、ステートマシン900はレシーバ520からくる情報の受領を開始する。 そうでない場合は、ステートマシン900はレシーバ520に対し異なる無線周波数へ同調するよう指示をおこなう。 そしてステートマシン900は、レシーバ520がステートマシン900によって指定された特定周波数の無線ステーションからデータストリームを受信していることを、ステートマシン900自身が確認するまで、レシーバ520に対し異なる周波数を指示するプロセスを繰り返す。
ステートマシン900がレシーバ520から情報を受け取るとき、ひとつの代替的標本的実施例によれば、ステートマシン900は、複数のサービスグループが記載されたリストをレシーバ520から受け取る。 この代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、識別子901と、ステートマシン900自身がレシーバ520を通して入手した当該サービスグループリストに記載された識別子との比較をおこなう。 ステートマシン900は、比較結果が成功だったとステートマシン900自身が判定した場合、ステートマシン900自身がレシーバ520の中にプログラムした現行の周波数を使って情報の受信を継続する。 そうでない場合は、ステートマシン900は、データストリームの再探索をおこなうために、レシーバ520に対し異なる周波数を指示する。 この代替的標本的実施例では、ステートマシン900が指定するところのいくつかの周波数においてレシーバ520によって選択され、かつ感知可能なデータストリームを送出しているところのいくつかの無線ステーションから、ステートマシン900がさまざまのサービスグループリストを獲得しつつあるかぎり、上記のプロセスは継続する。
ひとつの代替的標本的実施例では、 ステートマシン900は、それが動作をつづけている間、レシーバ520から標準点灯時刻を受け取るように環境設定(コンフィギュア)される。 ステートマシン900がレシーバ520から標準点灯時刻を受け取った場合、ステートマシン900は、当該標準点灯時刻を論理コントローラ525の内部の標準点灯時刻レジスタ955に記憶させる。 さらなる別の代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、レシーバ520から標準消灯時刻を受け取るように環境設定(コンフィギュア)されている。 ステートマシン900がレシーバ520から標準消灯時刻を受け取った場合、ステートマシン900は、当該標準消灯時刻を、論理コントローラ525の内部の標準消灯時刻レジスタ960に記憶させる。
ひとつの代替的標本的実施例では、論理コントローラ525は、さらに、1個または2個以上のモード標識を含み、ステートマシン900はそのモード標識を設定したり読んだりすることができる。 さまざまの代替的標本的実施例において、当該モード標識は、“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”モード標識910、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”モード標識915、“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”モード標識920、“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”モード標識925、“貯蔵済点灯オフセットを使用せよ”モード標識930、“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”モード標識935、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”モード標識940、“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”モード標識945、および“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”モード標識950のうちの少なくともひとつを含む。
Fig.21はさらに、さまざまの代替的標本的実施例では、ステートマシン900がモード切り換え命令から成る情報を受け取るように環境設定(コンフィギュア)されていることを示す。 ステートマシン900は、パーサーを含み、そのパーサーが、受け取られたモード切り換え命令のタイプを、ステートマシン900自身が判断できるようにさせていることを認識いただきたい。 ひとつの代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、レシーバ520から、消灯オフセット命令および点灯オフセット命令のうちの少なくともひとつから成るモード切り換え命令を受け取る。 さらなる別の代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、レシーバ520から調光命令を受け取る。
ステートマシン900はさまざまの消灯オフセット命令に応答する。 それらの消灯オフセット命令は、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”という命令、“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”という命令、および“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”という命令のうちの少なくともひとつを含むが、これらだけに限定されるものではない。 ステートマシン900が、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”モード標識910を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、ステートマシンは、“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”モード標識925および“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”モード標識935をクリアする。 ステートマシン900が、“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”モード標識925を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、ステートマシンは、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”モード標識915および“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”モード標識935をクリアする。 ステートマシン900が、“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“貯蔵済消灯オフセットを使用せよ”モード標識935を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、ステートマシンは、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”モード標識915および“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”モード標識925をクリアする。
ステートマシン900はさまざまの点灯オフセット命令に応答する。 それらの点灯オフセット命令は、“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”という命令、“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”という命令、および“貯蔵済点灯オフセットを使用せよ”という命令のうちの少なくともひとつを含むが、これらだけに限定されるものではない。 ステートマシン900が、“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”モード標識910を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、ステートマシンは、“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”モード標識920および“貯蔵済点灯オフセットを使用せよ”モード標識930をクリアする。 ステートマシン900が、“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”モード標識920を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、ステートマシンは“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”モード標識910および“貯蔵済点灯オフセットを使用せよ”モード標識930をクリアする。 ステートマシン900が、“貯蔵済点灯オフセットを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“貯蔵済点灯オフセットを使用せよ”モード標識930を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、当該ステートマシンは“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”モード標識910および“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”モード標識920をクリアする。
ステートマシン900はさまざまの調光命令に応答する。 それらの調光命令は、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”という命令、“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”という命令、“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”という命令、および“調光機能を無効化せよ”という命令のうちの少なくともひとつを含むが、これらだけに限定されるものではない。 ステートマシン900が、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”という命令を受け取った場合、当該ステートマシン900は、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”モード標識940を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、ステートマシンは“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”モード標識945および“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”モード標識950をクリアする。 ステートマシン900が、“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”モード標識945を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、当該ステートマシンは、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”モード標識940および“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”モード標識950をクリアする。 ステートマシン900が、“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”モード標識950を設定することによってこれに応答する。 しかるのち、当該ステートマシンは、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”モード標識940および“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”モード標識945をクリアする。 ステートマシン900が、“調光機能を無効化せよ”という命令を受け取った場合、ステートマシン900は、“地理的区域調光プロファイルを使用せよ”モード標識940、“サービスグループ調光プロファイルを使用せよ”モード標識945、および“貯蔵済調光プロファイルを使用せよ”モード標識950をクリアする。
あるひとつの標本的代替的実施例では、論理コントローラ525は、『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』975および『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』965のうちの少なくともひとつを含む。 ひとつの代替的標本的実施例では、ステートマシン900が、レシーバ520から、ある静的な消灯オフセット時間を受け取った場合、ステートマシン900は、当該静的消灯オフセット時間を『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』975に記憶させる。 さらなる別の代替的標本的実施例では、ステートマシン900が、レシーバ520から、ある静的な点灯オフセット時刻を受け取った場合、ステートマシン900は、当該静的点灯オフセット時間を『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』975に記憶させる。
ひとつの代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、地理的区域点灯オフセットおよびサービスグループ点灯オフセットのうちの少なくともひとつを含む点灯オフセット値を受け取るように環境設定(コンフィギュア)される。 この代替的標本的実施例によれば、ステートマシン900は、使用されるべき点灯オフセットのタイプを、“地理的区域点灯オフセットを使用せよ”モード標識910ならびに“サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”モード標識920にもとづいて判定する。 “地理的区域点灯オフセットを使用せよ”モード標識910が設定されている場合、ステートマシン900は、レシーバ520から受け取ったサービスグループ点灯オフセット値を無視し、レシーバ520から受け取った地理的区域点灯オフセット値を、論理コントローラ525のこの標本的代替的実施例に含まれる『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』970に記憶させる。 ステートマシンは、レシーバ520によって受け取られた情報、ならびに識別子901に応じて地理的区域点灯オフセット値を選択することから、ひとつの地理的区域点灯オフセット値を選択する、ただし当該識別子901は、この標本的実施例では、地理的区域識別子であることを認識いただきたい。 “サービスグループ点灯オフセットを使用せよ”モード標識920が設定されている場合、ステートマシン900は、レシーバ520から受け取った地理的区域点灯オフセット値を無視し、レシーバ520から受け取ったサービスグループ点灯オフセット値を、論理コントローラ525のこの標本的代替的実施例に含まれる『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』970に記憶させる。 それゆえ、ステートマシンは、識別子901に応じてレシーバ520によって受け取られた情報からひとつのサービスグループ点灯オフセット値を選択する、ただし当該識別子901は、この標本的実施例では、サービスグループ用識別子である。
ひとつの代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、地理的区域消灯オフセットおよびサービスグループ消灯オフセットのうちの少なくともひとつを含む消灯オフセット値を受け取るように環境設定(コンフィギュア)される。 この代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、使用されるべき消灯オフセットのタイプを、“地理的区域消灯オフセットを使用せよ”モード標識915ならびに“サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”モード標識925にもとづいて判定する。 “地理的区域消灯オフセットを使用せよ”モード標識915が設定されている場合、ステートマシン900は、レシーバ520から受け取ったサービスグループ消灯オフセット値を無視し、レシーバ520から受け取った地理的区域消灯オフセット値を、論理コントローラ525のこの標本的代替的実施例に含まれる『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』980に記憶させる。 ステートマシンは、レシーバ520によって受け取られた情報、ならびに識別子901に応じて地理的区域消灯オフセット値を選択することから、ひとつの地理的区域点灯オフセット値を選択する、ただし当該識別子901は、この標本的実施例では、地理的区域用識別子であることを認識いただきたい。 “サービスグループ消灯オフセットを使用せよ”モード標識925が設定されている場合、ステートマシン900は、レシーバ520から受け取った地理的区域消灯オフセット値を無視し、レシーバ520から受け取ったサービスグループ消灯オフセット値を、論理コントローラ525のこの標本的代替的実施例に含まれる『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』980に記憶させる。 それゆえ、ステートマシンは、識別子901に応じてレシーバ520によって受け取られた情報からひとつのサービスグループ用消灯オフセット値を選択する、ただし当該識別子901は、この標本的実施例では、サービスグループ用識別子である。
Fig.21はさらに、ひとつの代替的標本的実施例によれば、論理コントローラ525は地理的区域調光プロファイル、サービスグループ調光プロファイル、および貯蔵済調光プロファイルのうちの少なくともひとつを受け取ることを示す。 ただし、これら調光プロファイルは、通常、レシーバ520を通して受け取られるが、これ以外の方法もあることは認識されなければならない。 ステートマシンが動作をつづけているとき、ステートマシンは、受け取られるべき調光プロファイルのタイプを、地理的区域調光プロファイルモード標識940、サービスグループ調光プロファイルを使用せよモード標識945および貯蔵済調光プロファイルを使用せよ標識950にもとづいて判断する。 地理的区域調光プロファイルモード標識940が設定されている場合、ステートマシン900は、レシーバ520を用いて、識別子901に応じてレシーバ520が受け取った情報から選んだひとつの地理的区域用の調光プロファイルを受け取る。 レシーバ520が受け取った情報から、ある地理的区域のための調光プロファイルがひとたび抽出されたなら、当該調光プロファイルは、『調光プロファイル受領用テーブル』985に記憶される。 ステートマシン900が動作を継続しつつサービスグループ調光プロファイルを使用せよモード標識945が設定されていると判断した場合、ステートマシン900は、レシーバ520から情報を受け取り、そして特定のサービスグループのための調光プロファイルを抽出し、その抽出した調光プロファイルを『調光プロファイル受領用テーブル』985に記憶させる。 貯蔵済調光プロファイルモード標識950が設定されている場合、ステートマシン900は、ひとつの調光プロファイルを受け取り、それを『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990に記憶させる。 この標本的代替的実施例よれば、当該調光プロファイルは、静的調光プロファイルとして存続し、『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990の中に滞在しつづける。 この例示的標本的実施例によれば、調光プロファイルテーブル1061は少なくとも2個の情報欄から成るテーブルであって、当該情報としては時刻値1060およびレベル値1065のうちの少なくともひとつが含まれるがこれのみとはかぎらない、ということを認識いただきたい。 またステートマシン900は、調光プロファイルテーブル1061に、時刻値およびレベル値に応じて当該調光プロファイルを格納する、そしてそれらが格納されたのちに、当該の格納された時刻値および当該の格納されたレベル値が、特定の時刻値に関連づけられる、ということも認識いただきたい。
Fig.21はさらに、さらなる別の代替的標本的実施例では、照明コントローラ510が、オーバーライドレシーバ521も含んでいることを示す。 この代替的標本的実施例によれば、オーバーライドレシーバ521は、レシーバ520が受けた命令または他の情報で指定された周波数とは異なる無線周波数の電波に載せられた情報を受信するレシーバによって成り立つ。 この例示的標本的実施例によれば、オーバーライドレシーバ521は、静的情報を受け取ることに使われるが、その静的情報は、『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』965に保持されている貯蔵済点灯オフセット、『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』975に保持されている貯蔵済消灯オフセット、および『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990に保持されている貯蔵済調光プロファイルのうちの少なくともひとつを含むが、これらだけには限られない、ということを認識いただきたい。 さらなる別の代替的標本的実施例では、オーバーライドレシーバ521は、上で定義されたようにオーバーライド命令を受け取り、そのオーバーライド命令を、ステートマシン900宛てに送る。 すべてのケースにおいて、ステートマシン900は、オーバーライドレシーバ521から受け取った情報に対し、ステートマシンが第1の情報レシーバ520から情報を受け取った場合のステートマシン900の挙動と類似の態様で応答する。
Fig.21は、また、さらなる別の代替的標本的実施例では、照明コントローラ510が、論理コントローラ525を含み、それに内蔵されたステートマシン900が、1つまたは複数の入力信号に応答すること、そしてそれらの信号は、現在時刻1050と、決定された点灯時刻および決定された消灯時刻のうちの少なくともひとつとを比較することにより導き出されることを示す。 ひとつの標本的代替的実施例では、『点灯時刻レジスタ』 955に保持されている標準点灯時刻と現在時刻の値1050とが比較される。 この場合、当該の比較結果が成功なら、ステートマシン900は、照明灯を点灯するためにコマンドを電源コントローラ530に発する。 さらなる別の代替的標本的実施例では、『点灯時刻レジスタ』955に保持されている標準点灯時刻が、『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』965に保持されている貯蔵済点灯オフセット、もしくは『点灯オフセット受領用レジスタ』970に保持されている受け取られた点灯オフセットのいずれかに加算される(1000)。 ステートマシン900は、『貯蔵済点灯オフセットを使用せよ』モード標識930の状態にもとづいて、貯蔵済点灯オフセット965または受け取られた点灯オフセット970のどちらかを使用する。 『貯蔵済点灯オフセットを使用せよ』モード標識930が設定されている場合は、『点灯オフセット貯蔵用レジスタ』965に保持されている値が使用される。 そうでない場合は、『点灯オフセット受領用レジスタ』970に保持されている値が、『標準点灯時刻レジスタ』955に保持されている標準点灯時刻に対するオフセットとして使用される。 この代替的標本的実施例では、貯蔵されているもしくは受け取られたオフセットが、『レジスタ』955に保持されている標準点灯時刻の値に加算され(1000)、しかるのちに、現在時刻1050と比較される。 さまざまの代替的標本的実施例によれば、『レジスタ』955(標準点灯時刻レジスタ)に保持されている標準点灯時刻の値との当該の比較、もしくは標準点灯時刻の値と選択された点灯オフセットの和との当該の比較は、『イコールツーコンパレータ』1021、『イコールツーもしくはグレーターザンコンパレータ』1020、および『グレーターザンコンパレータ』1015のうちの少なくともひとつのコンパレータによって完遂される。 ステートマシン900がこれらのコンパレータの出力を検査する。 さまざまの代替的標本的実施例によれば、ステートマシン900は、『イコールツーコンパレータ』1021からのアクティブ信号(1041)、『グレーターザンもしくはイコールツーコンパレータ』1020からのアクティブ信号(1040)、および『グレーターザンコンパレータ』1015からのアクティブ信号(1035)のうちの、少なくともいずれかひとつの信号に応答する。 ステートマシン900は、これら1または複数のアクティブ信号に応えて、照明灯へ電力を供給するべく、電源コントローラ530宛てにステートコマンドを発する。
ひとつの標本的代替的実施例では、『消灯時刻レジスタ』960に保持されている標準消灯時刻と、現在時刻の値1050とが比較される。 この場合、当該の比較結果が成功なら、ステートマシン900は、照明灯を消灯するためにコマンドを電源コントローラ530に発する。 さらなる別の代替的標本的実施例では、『消灯時刻レジスタ』960に保持されている標準消灯時刻が、『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』975に保持されている貯蔵済消灯オフセット、もしくは『消灯オフセット受領用レジスタ』980に保持されている受け取られた消灯オフセットのいずれかに加算される(995)。 ステートマシン900は、『貯蔵済消灯オフセットを使用せよ』モードの標識935の状態にもとづいて、貯蔵済消灯オフセット975または受け取られた消灯オフセット980のどちらかを使用する。 『貯蔵済消灯オフセット』モード標識935が設定されるている場合は、『消灯オフセット貯蔵用レジスタ』975に保持されている値が使用される。 そうでない場合は、『消灯オフセット受領用レジスタ』980に保持されている値が、『標準消灯時刻レジスタ』960に保持されている標準消灯時刻に対するオフセットとして使用される。 この代替的標本的実施例では、貯蔵されているもしくは受け取られたオフセットが、『レジスタ』960に保持されている標準消灯時刻の値に加算され(995)、しかるのちに、現在時刻1050と比較される。 さまざまの代替的標本的実施例では、『レジスタ』960(標準消灯時刻レジスタ)に保持されている標準消灯時刻に対する当該の比較、もしくは標準消灯時刻の値と選択された消灯オフセットとの和に対する当該の比較は、『イコールツーコンパレータ』1006、『イコールツーもしくはグレーターザンコンパレータ』1005、および『グレーターザンコンパレータ』1010のうちの少なくともひとつのコンパレータによって完遂される。 ステートマシン900がこれらのコンパレータの出力を検査する。 さまざまの代替的標本的実施例では、ステートマシン900は、『イコールツーコンパレータ』1006からのアクティブ信号(1007)、『グレーターザンもしくはイコールツーコンパレータ』1005からのアクティブ信号(1025)、および『グレーターザンコンパレータ』1010からのアクティブ信号(1030)のうちの、少なくともいずれかひとつの信号に対して応答する。 ステートマシン900は、これら1または複数のアクティブ信号に応えて、照明灯への電力供給を停止するべく、電源コントローラ530宛てにコマンドを
発する。
ひとつの標本的代替的実施例では、ステートマシン900は、調光すなわち照明灯への供給電力削減の基準として、論理コントローラ525のこの代替的実施例が含む『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990に格納されている『貯蔵済調光プロファイル』、およびこの代替的標本的実施例が含む『調光プロファイル受領用テーブル』985に格納されている『受け取られた調光プロファイル』のうちの少なくともひとつを利用する。 ステートマシン900は、それが動作をつづけているとき、調光制御信号906を時計905から受け取る。 ステートマシン900が当該調光制御信号906を受け取った場合、当該ステートマシン900は、調光レベルを、『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990および『調光プロファイル受領用テーブル』985のうちの少なくともひとつから獲得することによってこれに応答する。 ステートマシン900は、『貯蔵済調光プロファイルを使用せよ』モード標識950にもとづいてどちらかの調光プロファイルテーブルを選択する。 『貯蔵済調光プロファイルを使用せよ』モニタ950が設定されている場合は、ステートマシンは、『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990を照明灯500への供給電力削減の基準として利用する。 そうでない場合は、ステートマシン900は、『調光プロファイル受領用テーブル』985を照明灯500への供給電力削減の基準として利用する。 ステートマシン900が時計905から調光制御信号906を受け取った場合はいつも、ステートマシンは、選ばれた調光プロファイルテーブル(すなわち『調光プロファイル受領用テーブル』985または『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990のどちらか)からレベル値を引き出す(例示のテーブルの欄1065のように)、そしてその値は、ある時刻値に応じて選択される(例示のテーブルの欄1060のように)、そしてその選択がおこなわれる時刻の値(1050)は、時計905から供給される。 ステートマシン900が、ひとたび、調光レベルの値を、『調光プロファイル貯蔵用テーブル』990および『調光プロファイル受領用テーブル』985の少なくとも一方から受け取ったならば、ステートマシン900は、レベルコマンドを生成し、それを電源コントローラ530に送る、そして、ひとつの代替的標本的実施例によれば、当該レベルコマンドは、ある一定のデューティーサイクルの値から成る。
Fig.22は、照明コントローラの代替的標本的実施例を示すブロック図である。 ひとつの標本的実施例では、照明コントローラ510は1または複数のプロセッサ1100、メモリ1115、メインレシーバ1105、および電源コントローラ1120から成る。 ひとつの代替的実施例では、照明コントローラ510がこれらに加えてオーバーライドレシーバ1110を含む。 以下の事柄を認識いただきたい、すなわち、レシーバ1105ならびにこれにオーバーライドレシーバ1110を加えた実施例は、さまざまの代替的標本的実施例に照らせば、有線ネットワークインターフェイスおよび無線レシーバのうちの少なくともひとつを包含し、そして当該無線レシーバに該当するものとしては、短距離遠隔制御レシーバ、長距離情報レシーバ、赤外線通信リンク、および無線ネットワークレシーバなどがあるが、必ずしもこれらのみには限定されない、という事柄である。 それゆえ、レシーバ(1105または1110)が無線レシーバを含むような実施例では、アンテナ1107もまた照明コントローラ510に含まれる。 さらに、代替的例示的実施例では、アンテナ1107が当該照明コントローラ510の内部もしくは外部に配置されることも認識いただきたい。 当該レシーバがネットワークインターフェイスを含むような代替的標本的実施例では、当該ネットワークインターフェイスは、有線もしくは無線ネットワークインターフェイスのうちの少なくともひとつを含む。 どちらの場合も、ネットワークに繋がっているという事実が、プロセッサ1100をして、本出願の教える方式にしたがって情報ならびに動作上の指令を受け取ることを可能ならしめる。 さらに、さまざまの代替的標本的実施例では、照明コントローラ510が、上記のものに加えて、時計1102および電源コントローラ1120を包含することも認識いただきたい。 当該電源コントローラ1120は、交流入力電力1125を受け取り、その交流入力電力をリアクティブ負荷1130に配達する、そして当該リアクティブ負荷は、たとえば磁気バラストであって、当該磁気バラストは、引きつづいて、アーク放電ランプ1130を駆動する。 またさらに、当該リアクティブ負荷は、電源の方へ交流電流を送り返す1135という事実も認識いただきたい。
照明コントローラ510のさまざまな標本的代替的実施例には、1個または複数個の機能モジュールを有するものがある。 機能モジュールは、一般的には、ある一定の指示シーケンスとして具体化される。 ひとつの代替的実施例では、機能モジュールを実装する一定の指示シーケンスがメモリ1115に格納される。 読者におかれては、“プロセッサをミニマリイコウズする”という術語とその変種は、プロセッサ1100がある特定の機能モジュール(すなわち指示シーケンス)を実行しているときに、自由に列挙される他の仕事も当該プロセッサ1100に実行させる、という意味であることをご承知おきいただきたい。 それゆえ、特定の機能モジュールが、本出願に添付のクレーム中で定義された機能に加えて、他の機能を当該プロセッサに実行させるような実施例は、本出願に添付のクレームの範囲に包含される。
本出願に記載の方式にしたがう照明制御を可能にし、かつここまでに記述された機能モジュール(すなわちそれらに対応する指示シーケンス)は、ひとつの代替的実施例によれば、コンピュータによる読み取りが可能な媒体上に伝授される。 そのような媒体の例として、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ、電気的消去が可能なプログラマブル読み取り専用メモリ、コンパクトディスクROM(CD ROM)、フロッピーディスク、ハードディスク装置、磁気テープおよびデジタル多機能ディスク(DVD)などが挙げられるが、これらだけには限られない。 コンピュータによる読み取りが可能なそのような媒体は、個別にまたはそれらが組み合わされた形式により、1個の独立した製品に成り得るが、汎用計算機プラットフォームを、本出願に記載のテクニックおよび教義にしたがって照明装置を制御する能力を有する装置に転化する目的にもそれらを使うことができる。 それゆえ、本出願に添付のクレームは、本出願に記載の方式および本明細書に記述されたすべての教義の実行を可能ならしめる前記指示シーケンスが伝授されているところのコンピュータによる読み取りが可能な前記媒体を含む。
Fig.22はさらに、ひとつの代替的標本的実施例では、照明コントローラ510が、メッセージパーサーモジュール1140、モードマネージャモジュール1145、およびレベルモジュール1180を含むことを示す、そしてこれら全てのモジュールはメモリ1115に記憶される。 この代替的標本的実施例では、照明コントローラ510がさらに識別子1245を含み、当該識別子はメモリ1115に記憶される。 ひとつの標本的実施例では、照明コントローラ510は、さらに、メモリ1115に記憶されるところの複数のモード標識を含み、それらのモード標識には、『地理的区域点灯オフセットモード標識』1150および『地理的区域消灯オフセットモード標識』1155が含まれるが、これらのみに限定されるものではない。 さらなる別の代替的標本的実施例では、照明コントローラ510が、さらに、『サービスグループ点灯オフセットモード』標識1160および『サービスグループ消灯オフセットモード標識』1165のうちの少なくともひとつを含み、そして1個または複数の当該標識はすべてメモリ1115に記憶される。 加えてさらなる別の代替的標本的実施例では、照明コントローラ510が、さらに、『貯蔵済点灯オフセットモード標識』1170および『貯蔵済消灯オフセットモード標識』1175のうちの少なくともひとつを含み、そして1個または複数の当該標識はすべてメモリ1115に記憶される。 ひとつの代替的標本的実施例では、照明コントローラ510は、さらに、メモリ1115に記憶された複数の調光モード標識を含み、そして当該調光モード標識は、『地理的区域調光モード標識』1185、『サービスグループ調光標識』1190、および『貯蔵済調光モード標識』1200のうちの少なくともひとつを含む。
Fig.22はまた、さまざまな代替的標本的実施例によれば、各種の動作情報がメモリ1115に記憶されることを示す。 ひとつの代替的標本的実施例では、メモリ1115が、標準点灯時刻1205および標準消灯時刻1210のうちの少なくともひとつを記憶するために利用される。 さらなる代替的標本的実施例では、メモリ1115が、貯蔵済点灯オフセット1215および貯蔵済消灯オフセット1220のうちの少なくともひとつを記憶するために利用される。 加えてさらなる別の代替的標本的実施例では、メモリ1115が、『受け取られた点灯オフセット』1225および『受け取られた消灯オフセット』1230のうちの少なくともひとつを記憶するために利用される。 さらなる別の標本的代替的実施例では、メモリ1115が、『受け取られた調光プロファイル』1235および『貯蔵済調光プロファイル』1240のうちの少なくともひとつを受容するために利用される。
Fig.23は、プロセッサベースの照明コントローラの動作を示すデータフロー図である。 プロセッサ1100が指示の実行を開始するとき、当該プロセッサ1100は、まず、メッセージパーサー1140に含まれている指示の実行を始める。 特定の形式の情報が、ひとつの好ましい代替的実施例によれば、メインレシーバ1105もしくはオーバーライドレシーバ1110のどちらかを通して受け取られるという事実を認識いただきたい。 とはいえ、本出願に添付のクレームは、いかなるひとつの好ましい代替的実施例によってもその範囲を制限されることはない、それだから、本出願に添付のクレームの範囲は、受け取られる情報がいかなる目的のための情報であるにせよ、当該どちらか一方のレシーバを通して受け取られるような実施例をも包含する。 たとえば、照明装置の制御に必要な情報の大半は、メインレシーバ1105を通して受け取られる1250、しかるに、オーバーライド命令は、一般的には、オーバーライドレシーバ1110を通して受け取られる。 再言するが、本出願に添付のクレームは、その範囲に関してこういう制限はなく、実際、複数の代替的実施例によれば、照明装置の制御に必要な情報がオーバーライドレシーバ1110を使って受け取られ、そしてオーバーライド命令がメインレシーバ1105を使って受け取られる。
メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、当該プロセッサ1100をミニマリイコウズし、当該プロセッサに、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともどちらか一方からの情報を受け取らせる。 プロセッサ1100によってメッセージが受け取られると、当該プロセッサは、メッセージパーサーモジュール1140を実行しつつ、メッセージの有する特定のタイプ(複数)を認識する、そしてそのタイプには、情報メッセージおよび動作上の命令が含まれるが、これらのみに限定されるものではない。 起動時、メッセージパーサーモジュール1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサ1100をミニマリイコウズし、当該プロセッサに、メインレシーバ1105が情報を受け取るための情報源となるべきデータソースを決定させる。 プロセッサ1100がメッセージパーサー1140を実行しているとき、当該メッセージパーサー1140は、当該プロセッサ1100をミニマリィコウズし、当該プロセッサに、メインレシーバ1105をある特定の無線周波数に設定させる。 しかるのち、プロセッサ1100は、その特定周波数において感知可能なデータストリームを検索する。 もし特定の無線周波数の電波上に感知可能なデータストリームがなければ、当該プロセッサ1100は、メッセージパーサー1140の実行を継続しつつ、メインレシーバ1105に、別のある周波数を受信するように命令する。 このプロセスは、プロセッサ1100が、メインレシーバ1105によって受信される無線周波数の電波上に、感知可能なデータストリームを検出するまで継続される。 この段階で、プロセッサ1100は、ひとつの代替的標本的実施例によれば、メインレシーバ1105から、サービスグループ(複数)のリストを受け取る。 プロセッサ1100は、この標本的実施例のメッセージパーサー1140の実行を継続しつつ、ひとつの識別子の値1245と、受け取ったサービスグループ(複数)のリストに載っている各種の識別子との比較をおこなう。 もし首尾よい比較結果が得られたなら、プロセッサ1100は、この標本的実施例のメッセージパーサーモジュール1140の実行を継続しつつ、かねて当該プロセッサ1100がこの標本的実施例のメッセージパーサーモジュール1140を実行したときに当該プロセッサ1100によりメインレシーバ1105に指定されている無線周波数を使いつづける。 この無線周波数は、“識別済データソース”に関連づけられたと言われる。 首尾よい比較結果が得られなかった場合は、プロセッサ1100は、メインレシーバ1105に別の無線周波数を指定し、プロセッサ1100が、メモリ1115に記憶されている識別子1245と事実上等しい識別子を含むサービスグループ(複数)のリストを受け取るまでこのプロセスを継続する。
ひとつの代替的実施例では、メッセージプロセッサ1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、当該プロセッサに、タイムビーコンメッセージを認識させる、そして当該タイムビーコンメッセージは、メインレシーバ1105またはオーバーライドレシーバ1110のいずれかを通して受け取られるものである。 再言するが、この情報の情報源は、プロセッサ1100がメッセージパーサー1140を実行しているという当該プロセッサの立場とは必ずしも関係しない。 タイムビーコンメッセージに応じて、プロセッサ1100は、メッセージパーサー1140の実行をさらに継続しつつ、当該タイムビーコンメッセージから時刻値を抽出し、その時刻値を時計1102の中に記憶させる。
プロセッサ1100が、メッセージパーサー1140の実行をつづけているときに、当該プロセッサ1100は、他の形式の情報および動作上の命令を受け取る(1250、1255)。 ひとつの代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、地理的区域点灯オフセットモード命令および地理的区域消灯オフセットモード命令のうちの少なくともひとつを認識させる。 このような動作上の命令を受け取った場合、プロセッサ1100は、モードマネージャ1145を実行する。 モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から地理的区域点灯オフセットモード命令を受け取ったときに1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの地理的区域点灯オフセットモード標識1150を設定させる。 モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から地理的区域消灯オフセットモード命令を受け取ったときに1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『地理的区域消灯オフセットモード標識』1155を設定させる。
さらなる別の標本的実施例では、プロセッサ1100が、地理的区域点灯オフセットモード命令および地理的区域消灯オフセットモード命令のうちの少なくともひとつから、地理的区域タイプ識別子を抽出する。 たとえば、地理的区域のさまざまなタイプは、識別済データソースから受信した情報の中でそれを確認することができる。 ひとつの標本的実施例では、プロセッサ1100は、地理的区域点灯オフセットモード命令および地理的区域消灯オフセットモード命令のうちの少なくともひとつから、気候区域タイプを抽出する。 プロセッサ1100が、モードマネージャ1145を実行しつつ、地理的区域タイプ識別子を地理的区域点灯オフセットモード命令から抽出する場合には、当該プロセッサ1100は、その抽出された地理的区域タイプ識別子を『地理的区域点灯オフセットモードの標識』1150に記憶させる、そして当該標識はメモリ1115に蓄えられる。 プロセッサ1100が、モードマネージャ1145を実行しつつ、地理的区域タイプ識別子を地理的区域消灯オフセットモード命令から抽出する場合には、当該プロセッサ1100は、その抽出された地理的区域タイプ識別子を『地理的区域消灯オフセットモードの標識』1150に記憶させる、そして当該標識はメモリ1115に蓄えられる。 ひとつの例示的利用の場合に照らして言えば、ある地理的区域タイプ識別子を、以前論及したところのマイクロ気候区域から成る地理的区域にあてがうこともできる。
ひとつの代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサ1100に、サービスグループ点灯オフセットモード命令およびサービスグループ消灯オフセットモード命令のうちの少なくともひとつを認識させる。 そういう動作モード命令を受け取った場合、プロセッサ1100は、モードマネージャ1145を実行する。 モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140からサービスグループ点灯オフセットモード命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『サービスグループ点灯オフセットモード標識』1160を設定させる。モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140からサービスグループ消灯オフセットモード命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『サービスグループ消灯オフセットモードの標識』1165を設定させる。
さらなる別の標本的実施例では、プロセッサ1100は、サービスグループ点灯オフセットモード命令およびサービスグループ消灯オフセットモード命令のうちの少なくともひとつからサービスグループタイプ識別子を抽出する。 たとえば、サービスグループのさまざまなタイプは、識別済データソースから受信した情報の中でそれを確認することができる。 ひとつの標本的実施例では、プロセッサ1100が、地方自治体組織、国家行政組織、私営オペレータ、および具体的に指定された照明灯グループのうちの少なくともひとつに該当するサービスグループタイプ識別子を、サービスグループ点灯オフセットモード命令およびサービスグループ消灯オフセットモード命令のうちの少なくともひとつから抽出する。 プロセッサ1100が、モードマネージャ1145を実行しつつ、サービスグループタイプ識別子をサービスグループ点灯オフセットモード命令から抽出する場合には、当該プロセッサ1100は、その抽出されたサービスグループタイプ識別子を『サービスグループ点灯オフセットモード標識』1160に記憶させる、そして当該標識はメモリ1115に蓄えられる。 プロセッサ1100が、モードマネージャ1145を実行しつつ、サービスグループタイプ識別子をサービスグループ消灯オフセットモード命令から抽出する場合には、当該プロセッサ1100は、その抽出されたサービスグループタイプ識別子を『サービスグループ消灯オフセットモード標識』1165に記憶させる、そして当該標識はメモリ1115に蓄えられる。
ひとつの代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサ1100に、『貯蔵済点灯オフセットを使用せよモード』命令および『貯蔵済消灯オフセットを使用せよモード』命令のうちの少なくともひとつを認識させる。 そういう動作モード命令を受け取った場合、プロセッサ1100は、モードマネージャ1145を実行する。モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から『貯蔵済点灯オフセットを使用せよモード』命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『貯蔵済点灯オフセットを使用せよモード』標識1170を設定させる。 モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から『貯蔵済消灯オフセットを使用せよモード』命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『貯蔵済消灯オフセットを使用せよモード』標識1175を設定させる。
ひとつの代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサ1100に、『サービスグループ調光モードを使用せよモード』命令、『地理的区域調光モードを使用せよモード』命令および『貯蔵済調光モードを使用せよ』のうちの少なくともひとつを認識させる。 そういう動作モード命令を受け取った場合、プロセッサ1100は、モードマネージャ1145を実行する。モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から『サービスグループ調光モードを使用せよモード』命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『サービスグループ調光モードを使用せよモード』標識1190を設定させる。モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズして、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から『地理的区域調光オフセットモードを使用せよ』命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『地理的区域調光モードを使用せよモード』標識1185を設定させる。モードマネージャ1145は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズして、当該モードマネージャ1145がプロセッサ1100によって実行されていてかつメッセージパーサー1140から『貯蔵済調光モードを使用せよ』命令を受け取った場合1260、当該プロセッサに、メモリ1115に保存されるところの『貯蔵済調光モードを使用せよモード』標識1200を設定させる。
ひとつの標本的実施例では、プロセッサ1100は、特殊なタイプの地理的区域、たとえばマイクロ気候区域、に該当する地理的区域タイプ識別子を抽出する。 プロセッサ1100がモードマネージャ1145を実行しながら、調光モード命令から地理的区域タイプ識別子を抽出する場合、当該プロセッサ1100は、その抽出された地理的区域タイプ識別子を、『地理的区域調光モード標識』1185に記憶させる、そして当該の標識はメモリ1115に保存される。
ひとつの標本的実施例では、プロセッサ1100は地方自治体組織、国家行政組織、私営オペレータ、および具体的に指定された照明灯グループのうちの少なくともひとつに該当するサービスグループタイプ識別子を、調光モード命令から抽出する。 プロセッサ1100がモードマネージャ1145を実行しながら、調光モード命令からサービスグループタイプ識別子を抽出する場合、当該プロセッサ1100は、その抽出されたサービスグループタイプ識別子を、『サービスグループタイプ調光モード標識』1190に記憶させる、そして当該の標識はメモリ1115に保存される。
プロセッサ1100が、メッセージパーサー1140の実行をつづけているとき、当該メッセージパーサー1140は、当該プロセッサをさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを通して動作に関する情報を受け取らせる。 ある場合には、周期的に変わる情報を受け取るためにメインレシーバ1105が利用される。 たとえば標準点灯時刻および標準消灯時刻は、一般的に、メインレシーバ1105を使って受け取られる。 再言するが、これは単なる標本的実施例に過ぎない、それゆえ、特定のタイプの情報もしくは動作上の命令を受け取る際に、当該の情報もしくは命令者がいかなる性質のものであるにせよ、どちらのレシーバを利用するかということに関し本出願に添付のクレームの範囲が制限されるものではない。 たとえば、標準点灯時刻および標準消灯時刻を受け取るのにオーバーライドレシーバ1110を利用することは、メインレシーバを利用する場合と全く同様にたやすいことである。 この標本的実施例の場合、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該プロセッサが標準点灯時刻の値を抽出して、それをメモリ1115に保存されるところの『標準点灯時刻変数』1205に記憶させることを以って、当該プロセッサに、当該標識点灯時刻メッセージへの応答をさせる。さらなる別の標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサをミニマリイコウズし、当該プロセッサが標準消灯時刻メッセージから標準点灯時刻の値を抽出して、それをメモリ1115に保存されるところの『標準消灯時刻変数』1210に記憶させることを以って、当該プロセッサに、当該標識消灯時刻メッセージに対する応答をさせる。 ひとつの例示的利用の場合に照らして言えば、日没時刻が標識点灯時刻である。 さらなる別の例示的利用の場合について言えば、日の出時刻が標準消灯時刻である。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、さまざまな点灯オフセットおよび消灯オフセットメッセージを認識させる。 たとえば、ひとつの代替的例示的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに地理的区域点灯オフセットメッセージ、サービスグループ点灯オフセットメッセージ、および貯蔵済点灯オフセットメッセージのうちの少なくともひとつを認識させる。 一般に、必ずしもそうである必要はないのだが、地理的区域点灯オフセットメッセージおよびサービスグループ点灯オフセットメッセージは、メインレシーバ1105を使って受信される。 再言するが、ひとつの例示的応用の場合、地理的区域点灯オフセットメッセージおよびサービスグループ点灯オフセットメッセージは、通常、時がたてば(たとえば毎日、毎週、毎月)変わるオフセット値を含む。 一般に、必ずしもそうである必要はないのだが、貯蔵済点灯オフセットメッセージは、割合に静的な点灯オフセットを含む。そのような静的情報は、一般的に、オーバーライドレシーバ1110を使って受け取られる、そして当該静的情報は、照明灯設備500に照明コントローラ510が据えつけられる時点の前か、同時かもしくは以後のいずれか都合の良い時点に受け取られる。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100が、メッセージパーサー1140の実行を継続し、当該メッセージパーサー1140は、当該プロセッサをさらにミニマリイコウズして、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを使って受信される複数のメッセージを当該プロセッサに弁別させ、その結果、識別済データソースから搬送されてくる情報の中から、特定の点灯オフセットメッセージが選ばれる。 ひとつの標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、『地理的区域点灯オフセットモードを使用せよ』標識1150が設定されている場合に、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、特定の地理的区域のための点灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。 さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、さらに、『地理的区域点灯オフセットモード標識』1150の中に記憶された地理的区域タイプ標識に一致する当該の地理的区域点灯オフセットメッセージのタイプにもとづいて、特定の地理的区域のための点灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。 どちらの特定ケースでも、メモリ1115に記憶されている当該の地理的区域識別子1245は、1個の特定地理的区域および1個の特定地理的区域/地理的区域タイプのうちの少なくともひとつを指し示す。 特定の地理的区域のための点灯オフセットメッセージがひとたび選ばれると、当該メッセージから点灯オフセット値が抽出されて、その値が、メモリ1115中の『受け取られた点灯オフセット用変数』1225に保存される。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100がメッセージパーサー1140の実行を継続し、当該メッセージパーサー1140は、当該プロセッサをさらにミニマリイコウズして、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを使って受信される複数のメッセージを当該プロセッサに弁別させ、その結果、識別済データソースから搬送されてくる情報の中から、特定の消灯オフセットメッセージが選ばれる。ひとつの標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、『地理的区域消灯オフセットモードを使用せよ』標識1155が設定されている場合に、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、特定の地理的区域のための消灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、さらに、『地理的区域消灯オフセットモード標識』1155の中に記憶された地理的区域タイプ標識に一致する当該の地理的区域点灯オフセットメッセージのタイプにもとづいて、特定の地理的区域のための消灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。どちらの特定ケースでも、メモリ1115に記憶されている当該の地理的区域識別子1245は、1個の特定地理的区域および1個の特定地理的区域/地理的区域タイプのうちの少なくともひとつを指し示す。 特定の地理的区域のための消灯オフセットメッセージがひとたび選ばれると、当該メッセージから消灯オフセット値が抽出されて、その値が、メモリ1115中の『受け取られた点灯オフセット用変数』1230に保存される。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100がメッセージパーサー1140の実行を継続し、当該メッセージパーサー1140は、当該プロセッサをさらにミニマリイコウズして、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを使って受信される複数のメッセージを当該プロセッサに弁別させ、その結果、識別済データソースから搬送されてくる情報の中から、特定の点灯オフセットメッセージが選ばれる。 ひとつの標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、『サービスグループ点灯オフセットモードを使用せよ』標識1160が設定されている場合に、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、特定のサービスグループのための点灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。 さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、さらに、『サービスグループ点灯オフセットモード標識』1160の中に記憶されたサービスグループタイプ標識に一致する当該のサービスグループ点灯オフセットメッセージのタイプにもとづいて、特定のサービスグループのための点灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。 どちらの特定ケースでも、メモリ1115に記憶されている当該のサービスグループ識別子1245は、1個の特定サービスグループおよび1個の特定サービスグループ/サービスグループタイプのうちの少なくともひとつを指し示す。特定のサービスグループのための点灯オフセットメッセージがひとたび選ばれると、当該メッセージから点灯オフセット値が抽出されて、その値が、メモリ1115中の『受け取られた点灯オフセット用変数』1230に保存される。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100はメッセージパーサー1140の実行を継続し、当該メッセージパーサー1140は、当該プロセッサをさらにミニマリイコウズして、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを使って受信される複数のメッセージを当該プロセッサに弁別させ、その結果、識別済データソースから搬送されてくる情報の中から、特定の消灯オフセットメッセージが選ばれる。ひとつの標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、『サービスグループ消灯オフセットモードを使用せよ』標識1165が設定されている場合に、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、特定のサービスグループのための消灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。 さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、さらに、『サービスグループ消灯オフセットモード標識』1165の中に記憶されたサービスグループタイプ標識に一致する当該のサービスグループ消灯オフセットメッセージのタイプにもとづいて、特定のサービスグループのための消灯オフセットメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。 どちらの特定ケースでも、メモリ1115に記憶されている当該のサービスグループ識別子1245は、1個の特定サービスグループおよび1個の特定サービスグループ/サービスグループタイプのうちの少なくともひとつを指し示す。特定のサービスグループのための消灯オフセットメッセージがひとたび選ばれると、当該メッセージから消灯オフセット値が抽出されて、その値が、メモリ1115中の『受け取られた消灯オフセット用変数』1230に保存される。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、各種の調光プロファイルメッセージを認識させる。 たとえば、ひとつの代替的例示的実施例では、メッセージパーサー1140が、プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、地理的区域調光プロファイルメッセージ、サービスグループ調光プロファイルメッセージ、および貯蔵済調光プロファイルメッセージのうちの少なくともひとつを認識させる。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100はメッセージパーサー1140の実行を継続し、当該メッセージパーサー1140が、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを使って受信される複数のメッセージを弁別させ、その結果、識別済データソースから搬送されてくる情報から、1個の特定調光プロファイルメッセージが選ばれる。 ひとつの標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、『地理的区域調光モードを使用せよ』標識1185が設定されている場合に、メモリ1115に記憶されている識別子1245にもとづいて、特定地理的区域のための調光プロファイルメッセージを当該プロセッサに選ばせる。 さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、さらに、特定のメッセージが『地理的区域調光モード標識』1185に保存されている地理的区域のタイプに応じて関係をもつところの地理的区域のタイプにもとづいて、特定サービスグループのための調光プロファイルメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。どちらの特定ケースでも、メモリ1115に記憶されている地理的区域識別子1245は、1個の具体的地理的区域および1個の具体的地理的区域/地理的区域タイプのうちの少なくともひとつを指し示す。 ひとたび特定地理的区域のための調光プロファイルメッセージが選ばれると、当該メッセージから調光プロファイルテーブルが抽出されて、そのテーブルがメモリ1115中の『受け取られた調光プロファイル変数』1235に保存される。
ひとつの代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100はメッセージパーサー1140の実行を継続し、メッセージパーサー1140がプロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、メインレシーバ1105およびオーバーライドレシーバ1110のうちの少なくともひとつを使って受信される複数のメッセージを弁別させ、その結果、識別済データソースから搬送されてくる情報から、1個の特定調光プロファイルメッセージが選ばれる。ひとつの標本的実施例によれば、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、『サービスグループ調光モードを使用せよ』標識1190が設定されている場合に、メモリ1115に記憶されている識別子1245にもとづいて、特定サービスグループのための調光プロファイルメッセージを当該プロセッサに選ばせる。さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、プロセッサ1100をミニマリイコウズして、メモリ1115に記憶された識別子1245にもとづいて、さらに、特定のメッセージが『サービスグループ調光モード標識』1190に保存されているサービスグループのタイプに応じて関係をもつところのサービスグループのタイプにもとづいて、特定サービスグループのための調光プロファイルメッセージを、当該プロセッサに選ばせる。どちらの特定ケースでも、メモリ1115に記憶されているサービスグループ識別子1245は、1個の具体的サービスグループおよび1個の具体的サービスグループ/サービスグループタイプのうちの少なくともひとつを指し示す。 ひとたび特定サービスグループのための調光プロファイルメッセージが選ばれると、当該メッセージから調光プロファイルテーブルが抽出されて、そのテーブルがメモリ1115中の『受け取られた調光プロファイル変数』1235に保存される。
ひとつの標本的例示的実施例によれば、プロセッサ1100は、それが動作を継続しているときに、レベルモジュール1180を実行する、そして当該レベルモジュールはメモリ1115に格納されている。 プロセッサ1100がレベルモジュールを実行しているときに、当該レベルモジュール1180は、当該プロセッサをミニマリイコウズして、当該プロセッサに、時計1102から時刻値を受け取らせる。 レベルモジュール1180は、ある周期的な基準にもとづいてプロセッサに時刻値を受け取らせる。 一般的に、必ずしもそうである必要はないのだが、レベルモジュール1180は、時計1102から供給される一種のクロックパルスに応答するひとつの割り込みサービスルーチンとして当該プロセッサにより実行される。
この例示的実施例では、レベルモジュール1180がさらにプロセッサ1100をミニマリイコウズし、当該プロセッサに、時計1102から受け取った時刻値と、標準点灯時刻値(メモリ1115の中に標準点灯時刻変数1205として記憶されている)および標識消灯時刻値(メモリ1115の中に標準消灯時刻変数1210として記憶されている)のうちの少なくともひとつとを比較させる。
ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、標準点灯時刻の値(1205)に等しいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。 ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、標準点灯時刻の値(1205)に等しいかまたはそれよりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。 ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、標準点灯時刻の値(1205)よりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。
さらなる別の代替的標本的実施例によれば、レベルモジュール1180は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、メモリ1115の中を検索させ、そこから地理的区域点灯オフセットモード標識1150、サービスグループ点灯オフセットモード標識1160、および貯蔵済点灯オフセットモード標識1170のうちの少なくともひとつを取り出させる。 地理的区域点灯オフセットモード標識1150、サービスグループ点灯オフセットモード標識1160、および貯蔵済点灯オフセットモード標識1170のうちの少なくともひとつが真(たとえばそれらが設定されているか、または、それらが地理的区域のタイプもしくはサービスグループタイプを保存するために使用されている)である場合、当該プロセッサ1100は、レベルモジュール1180の実行を継続しつつ、メモリ1115から標準点灯時刻1205を取り出し、かつ、受け取られた点灯オフセット1225および『貯蔵済点灯オフセット1215のうちの少なくともひとつを取り出す。 当該プロセッサ1100は、さらにミニマリイコウズされて、当該標準点灯時刻1205を、当該受け取られた点灯オフセット1225または当該貯蔵済点灯オフセット1215のどちらかへの加算を実行させられる、ただし、どちらに加算するかは、貯蔵済点灯オフセットモード標識1170の状態にもとづいて決まる。 貯蔵済点灯オフセットモード標識1170が真の場合に、貯蔵済点灯オフセット1215が用いられるということを認識いただきたい。 当該の加算結果のことを決定された点灯時刻と呼ぶ。
ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、決定された点灯時刻の値に等しいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。 ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、決定された点灯時刻の値に等しいかまたはそれよりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、決定された点灯時刻の値よりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。
ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、標識消灯時刻の値(1210)に等しいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、消灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。 ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、標識消灯時刻の値(1210)に等しいかまたはそれよりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、消灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、標識消灯時刻の値(1210)よりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。
さらなる別の代替的標本的実施例によれば、レベルモジュール1180は、それがプロセッサ1100によって実行されているときに、当該プロセッサ1100をさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、メモリ1115の中を検索させ、そこから地理的区域消灯オフセットモード標識1155、サービスグループ消灯オフセットモード標識1165、および貯蔵済消灯オフセットモード標識1175のうちの少なくともひとつを取り出させる。 地理的区域消灯オフセットモード標識1155、サービスグループ消灯オフセットモード標識1165、および貯蔵済消灯オフセットモード標識1175のうちの少なくともひとつが真(たとえばそれらが設定されているか、または、それらが地理的区域のタイプもしくはサービスグループタイプを保存するために使用されている)である場合、当該プロセッサ1100は、レベルモジュール1180の実行を継続しつつ、メモリ1115から標準消灯時刻1210を取り出し、かつ、受け取られた消灯オフセット1230および貯蔵済消灯オフセット1220のうちの少なくともひとつを取り出す。当該プロセッサ1100は、さらにミニマリイコウズされて、当該標準消灯時刻1210を、当該受け取られた消灯オフセット1230または当該貯蔵済消灯オフセット1220のどちらかへの加算を実行させられる、ただし、どちらに加算するかは、貯蔵済消灯オフセットモード標識1175の状態にもとづいて決まる。貯蔵済消灯オフセットモード標識1175が真の場合に、貯蔵済消灯オフセット1220が使われるということを認識いただきたい。 当該の加算結果のことを決定された消灯時刻と呼ぶ。
ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、決定された消灯時刻の値に等しいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、消灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。 ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、決定された消灯時刻の値に等しいかまたはそれよりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、消灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。 ひとつの代替的標本的実施例では、プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しながら、時計1102から受け取った時刻値が、決定された消灯時刻の値よりも大きいと判断した場合、当該プロセッサ1100は、消灯コマンドを電源コントローラ1120へ伝える1285。
さらなる別の代替的標本的実施例では、プロセッサ1100は、レベル制御モジュール1180の実行を継続しながら、照明装置の制御のために、何らかの調光プロファイルが利用されるのかどうかを、地理的区域調光モード標識1185、サービスグループ調光モード標識1190、および貯蔵済調光モードの標識1200のうちの少なくともひとつを含む調光モード標識の状態にもとづいて判断する。 もしこれらの調光モード標識のうちのどれかが真であれば、ひとつの調光プロファイルがメモリから取り出される。 この代替的標本的実施例では、プロセッサ1100が、受け取られた調光プロファイル1235および貯蔵済調光プロファイル1240のうちの少なくともひとつをメモリ1115から取り出す。 この代替的標本的実施例によれば、プロセッサ1100は、レベルモジュール1180の実行を継続しながら、貯蔵済調光モードの標識1200の状態にもとづいて、どの調光プロファイルをメモリから取り出すかを決定する。 貯蔵済調光モード標識1200が真である場合には、プロセッサ1100は、レベルモジュール1180の実行を継続しながら、メモリ1115から貯蔵済調光プロファイル1240を取り出す。 そうでない場合には、プロセッサ1100は受け取られた調光プロファイル1235をメモリ1115から取り出す。
プロセッサ1100がレベルモジュール1180の実行を継続しているとき、当該プロセッサは、時計1102からひとつの時刻値を受け取る。 プロセッサ1100は、メモリ1115から取り出した調光プロファイルに即して動作する。 Fig.21において既述のように、調光プロファイルは、時間区間フィールド1060およびレベル指標フィールド1065を含む。 プロセッサ1100は、時計1102から受け取った時刻値および時間区間フィールド1060に収められたさまざまの時間区間の定義に照らして、当該調光プロファイルの中のレコードを識別する。 プロセッサ1100が、レベルモジュール1180の実行を継続しながら、当該調光プロファイル中のレコードの時間区間フィールドが、時計1102から受け取った現在時刻の値と、実質的に一致するようなレコードを識別したときは、当該プロセッサ1100は、そのあとすぐに、メモリ1115から取り出した当該調光プロファイルに含まれている当該識別されたレコードのレベルフィールド1065から1個のレベル指標を取り出す。 それに応じてプロセッサ1100は、つぎに、あるひとつの調光レベルを電源コントローラ1120に伝える1285。 この代替的標本的実施例によれば、当該電源コントローラ1120が本出願に記載の教義にふさわしい同期式バックダウンコンバータから構成されていることを認識いただきたい。
さらなる別の代替的標本的実施例では、メッセージパーサー1140は、それがプロセッサ1100によって実行されているとき、当該プロセッサをさらにミニマリイコウズして、当該プロセッサに、特定のオーバーライドコマンドを認識させる。 そして当該の特定オーバーライドコマンドには、点灯コマンド、消灯コマンド、および調光コマンドのうちの少なくともひとつが含まれるが、これらだけには限定されない。 一般に、必ずしもそうである必要はないのだが、オーバーライドコマンドは、オーバーライドレシーバ1110を使って受信される。 しかし他の代替的実施例では、オーバーライドコマンドがメインレシーバ1105によって受信される。 このようなオーバーライドコマンドは、たとえば法的強制活動がおこなわれている場所が薄暗く、照明灯を最大限に明るくすることが要請されるような、もしくは法的強制活動を覆い隠すために照明灯を消すことが要請されるような、緊急の事態に有用である。 調光オーバーライドコマンドは、送電網の負荷を軽くすることが求められる灯火節電事態に有用である。
プロセッサ1100が、メッセージパーサー1140のひとつの代替的標本的実施例を実行しつづけた結果として、当該プロセッサが点灯コマンドを認識した場合、当該プロセッサ1100は、点灯コマンドをレベルモジュール1180に伝える1265。 引きつづいて、レベルモジュール1180は、それがプロセッサ1100によって実行されたときに、点灯メッセージを電源コントローラ1120に伝える。 このことは、照明装置の発光素子1130に最大電力をあてがうことに結果する。 メッセージパーサー1140のひとつの代替的標本的実施例を、プロセッサ1100が実行しつづけた結果として、当該プロセッサが消灯コマンドを認識した場合、当該プロセッサ1100は、消灯コマンドをレベルモジュール1180に伝える265。 引きつづいて、レベルモジュール1180は、それがプロセッサ1100によって実行されたときに、消灯メッセージを電源コントローラ1120に伝える。 このことは、照明装置の発光素子1130への電力供給を絶つことに結果する。 メッセージパーサー1140のさらなる別の代替的標本的実施例では、プロセッサ1100は、それがメッセージパーサー1140のこの代替的標本的実施例の実行を継続しているとき、調光コマンドを認識する。 プロセッサ1100が調光コマンドを認識したとき、当該プロセッサ1100は、レベルモジュール1180に照明装置の発光素子1130へ供給する電力量を減らすように命じる。 その結果として、レベルモジュール1180は、電源コントローラ1120に、当該の認識された調光コマンドに相応する光量レベルコマンドを伝える1285。
本出願に記載の方式および装置が、数種の代替的かつ典型的実施例にもとづいて、ここに記述されているとは言え、この分野の技術に通暁した人が本明細書を読み添付図面を調査すれば、それら実施例の変形、変更、入れ替えおよび同等物はおのずと明らかになることが予期される。 それゆえ、そのような変形、変更、入れ替えおよび同等物のすべてが、添付のクレームの真意および範囲に包含されることは明らかである。