JP2013534383A - インバンドモデムにおける同期トラッキングのためのシステムおよび方法 - Google Patents

インバンドモデムにおける同期トラッキングのためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

サンプルスリップ状態を検出するためにインバンドモデムの同期を処理することが開示されている。相関と判定論理とが、フォルスアラームの数を最小化しながらサンプルスリップ状態の検出を信頼性の高いものにする。

Description

関連出願
I.優先権の主張
以下の米国仮出願に対して優先権の主張を行う:“インバンドモデムにおける同期トラッキングのためのシステムおよび方法”と題され、2010年7月28日に出願され、この出願の譲受人に譲渡され、ここでの参照によりここに明示的に組み込まれている、第61/368,624号。
II.同時係属中の特許出願に対する参照
関連する同時係属中の米国特許出願は、以下のものを含む:
“デジタルワイヤレス通信ネットワークにわたるデータ通信のためのインバンドモデムのシステムおよび方法”と題され、2009年6月3日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/477,544号、
“デジタルワイヤレス通信ネットワークにわたるデータ通信のためのインバンドモデムのシステムおよび方法”と題され、2009年6月3日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/477,561号、
“デジタルワイヤレス通信ネットワークにわたるデータ通信のためのインバンドモデムのシステムおよび方法”と題され、2009年6月3日に出願され、譲受人に譲渡されている、第12/477,574号、
“デジタルワイヤレス通信ネットワークにわたるデータ通信のためのインバンドモデムのシステムおよび方法”と題され、2009年6月3日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/477,590号、
“デジタルワイヤレス通信ネットワークにわたるデータ通信のためのインバンドモデムのシステムおよび方法”と題され、2009年6月3日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/477,608号、
“デジタルワイヤレス通信ネットワークにわたるデータ通信のためのインバンドモデムのシステムおよび方法”と題され、2009年6月3日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/477,626号、
“インバンドモデムにおいて上位レイヤプロトコルメッセージングをサポートするためのシステムおよび方法”と題され、2010年6月15日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/816,197号、
“インバンドモデムにおいて上位レイヤプロトコルメッセージングをサポートするためのシステムおよび方法”と題され、2010年6月15日に出願され、この出願の譲受人に譲渡されている、第12/816,252号。
背景
I.分野
本開示は、一般的に、スピーチチャネルにわたるデータ送信に関する。さらに詳細には、本開示は、通信ネットワーク中で、スピーチコーデック(インバンド)を通して同期トラッキングをサポートするためのシステムおよび方法に関する。
II.関連技術の説明
固定回線の電話機およびワイヤレスラジオの出現以来、スピーチの送信は、通信システムの中心になっている。通信システムの研究および設計における進歩は、デジタルベースのシステムに向けて産業を動かしてきた。デジタル通信システムの1つの利益は、転送されることになるデータに関する圧縮を実現することにより、要求される送信帯域幅を減少させる能力である。結果として、特に、スピーチコーディングの分野では、多くの研究開発が圧縮技術に費やされている。一般的なスピーチ圧縮装置は、“ボコーダ”であり、交換可能に“スピーチコーデック”または“スピーチコーダ”とも呼ばれる。ボコーダは、デジタル化されたスピーチサンプルを受け取って、“スピーチパケット”として知られるデータビットの集合を生成させる。スピーチ通信を要求する異なるデジタル通信システムをサポートする、いくつかの標準化されたボコーディングアルゴリズムが存在し、実際、スピーチのサポートは、今日の大半の通信システムにおいて最小限必要なものである。第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)は、IS−95、CDMA2000 1xRTT(1x無線送信技術)、CDMA2000 EV−DO(Evolution−Data Optimized)、および、CDMA2000 EV−DV(Evolution−Data/Voice)の通信システムを規定する例示的な標準化団体である。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、GSM(登録商標)(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション)、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)、HSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)、HSPA+(高速パケットアクセス進化)、および、LTE(ロングタームエボリューション)を規定する別の例示的な標準化団体である。VoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)は、他のものとともに、3GPPおよび3GPP2で規定されている通信システム中で使用される例示的なプロトコルである。このような通信システムおよびプロトコル中で用いられるボコーダの例は、ITU−T G.729(国際電気通信連合)、AMR(適応型マルチレートスピーチコーデック)、および、EVRC(Enhanced Variable Rate Codec Speech Service Option 3,68,70)を含む。
情報の共有は、瞬時でユビキタスな接続性に対する要望をサポートする今日の通信システムの主な目的である。今日の通信システムのユーザは、スピーチと、ビデオと、テキストメッセージと、接続を維持するための他のデータとを転送する。開発されている新たなアプリケーションは、ネットワークの進化をしのぐ傾向があり、通信システム変調スキームおよびプロトコルに対するアップグレードを要求することがある。いくつかの遠く離れた地理的なエリアでは、システム中のアドバンストデータサービスに対するインフラストラクチャのサポートがないために、スピーチサービスのみが利用可能であるかもしれない。代替的に、ユーザは、経済的な理由が原因で、自身の通信デバイス上でスピーチサービスのみをイネーブルすることを選ぶかもしれない。いくつかの国では、通信ネットワークにおいて、緊急の911(E911)またはeCallのような、公共サービスのサポートが義務付けられている。これらの緊急時適用の例では、高速データ転送が最優先であるが、特に、アドバンストデータサービスがユーザ端末において利用可能でないときには、必ずしも現実的ではない。以前の技術は、スピーチコーデックを通してデータを送信するための解決策を提供していたが、これらの解決策は、ボコーダによってスピーチでない信号をエンコードしようとするときに被るコーディングの非効率さのために、低データレート転送のみをサポートできる。
スピーチチャネルにわたるデータ送信は、一般的に、“インバンド”でのデータ送信と呼ばれ、ここで、データは、スピーチコーデックから出力された1つ以上のスピーチパケット中に組み込まれる。いくつかの技術は、データを表すために、スピーチ周波数帯域内の予め定められた周波数においてオーディオトーンを使用する。予め定められた周波数トーンを使用して、スピーチコーデックを通してデータを転送することは、システム中で用いられるボコーダが原因で、より高いデータレートでは特に、信頼性が低い。ボコーダは、限られた数のパラメータを使用して、スピーチ信号をモデリングするように設計されている。限られたパラメータは、トーン信号を効果的にモデリングするのに不十分である。トーンをモデリングするボコーダの能力は、トーンをすばやく変化させることによって送信データレートを増加させようと試みるときに、さらに低下する。これは、検出の精度に影響を及ぼし、ひいては通信システムの全体的なデータレートをさらに減少させるデータエラーを最小化するための複雑なスキームを追加する必要性を結果として生じさせる。それゆえ、通信ネットワーク中でスピーチコーデックを通してデータを効率的かつ効果的に送信する必要性が生じる。
US特許出願第12/477,544号において、効率的なインバンドモデムが詳細に説明されており、この出願の譲受人に譲渡されている。インバンドモデムは、eCall適用中の緊急情報のような情報が、発信元から宛先に送られ、送信された情報の適切な受信を示す下位レイヤ肯定応答を、インバンドモデムレイヤにおいて、宛先が送ることを可能にする。
上位レイヤ肯定応答プロトコルを持つインバンドモデムが、米国特許出願第12/816,252号において詳細に説明されている。
例えば、宛先通信端末が、再サンプリングを実現するアナログ回線に接続されているケースでは、または、代替的に、2つの異なるクロックソース間のドリフトに起因して、サンプルスリップとして知られる現象が、発信元通信端末と宛先通信端末との間で起こる。これは、潜在的に、インバンドモデムにおける同期の消失を生じさせる。サンプルスリップの他の潜在的な原因は、システムハンドオフまたはジッタバッファのインプリメンテーションによって生じることがある、バッファのオーバラン状態またはアンダーラン状態を含むかもしれない。
したがって、同期トラッキングをサポートする、スピーチチャネルにわたって通信するための改善されたシステムを提供することに利益がある。
概要
ここで開示する実施形態は、インバンドモデムにおいて同期することと、サンプルスリップ状態をトラッキングすることとにより、上述した必要性に取り組む。
1つの実施形態では、インバンドモデムの送信チャネル中のサンプルスリップを識別するための方法は、同期シーケンスを受信することと、受信した同期シーケンスを基準信号と相関させることと、受信機において同期がロックされているときに、繰り返しの擬似ランダムシーケンスに基づいて、複数の相関ピークを計算することと、相関ピークに基づいて、サンプルスリップを識別することとを含む。
別の実施形態では、インバンドモデムの送信チャネル中のサンプルスリップを識別するための方法は、データビットを受信することと、受信したデータビットを基準信号と相関させることと、相関させることに基づいて、サンプルスリップを識別することとを含む。
ここで説明する実施形態の態様とそれに伴う利益は、添付した図面に関連して考えるときに、以下の詳細な説明を参照することによって、さらに容易に明らかとなろう。
図1は、テレマティクス緊急通話システムの実施形態のダイヤグラムである。 図2は、ワイヤレス通信ネットワーク中でスピーチコーデックを通してメッセージを送信するインバンドモデムを使用する、発信元端末および宛先端末の実施形態のダイヤグラムである。 図3Aは、アナログインターフェースを通してサウンドカードにインターフェースされる発信元端末の実施形態のダイヤグラムである。 図3Bは、アナログインターフェースを通してサウンドカードにインターフェースされる宛先端末の実施形態のダイヤグラムである。 図4は、第1のクロックソースのタイミングの実施形態のダイヤグラムである。 図5は、サンプルスリップ(余剰パルス)状態を結果として生じさせる、第1のクロックソースよりも高い周波数を有する第2のクロックソースのタイミングの実施形態のダイヤグラムである。 図6Aは、第1のクロックソースよりも低い周波数を有する第2のクロックソースのタイミングの実施形態のダイヤグラムである。 図6Bは、第1のクロックソースよりも低い周波数を有し、第1のクロックソースに対して時間においてドリフトしている、第2のクロックソースのタイミングの実施形態のダイヤグラムである。 図6Cは、第1のクロックソースよりも低い周波数を有し、第1のクロックソースに対して、サンプルスリップ(紛失パルス)状態を結果として生じさせるポイントに、時間においてドリフトている、第2のクロックソースのタイミングの実施形態のダイヤグラムである。 図7は、ダウンリンク送信が、下位レイヤ肯定応答メッセージと、上位レイヤアプリケーションメッセージとからなり、アップリンク送信が、上位レイヤアプリケーションメッセージに基づいて終了する、宛先端末によって対話が開始される、宛先通信端末におけるダウンリンク上で送信されるデータ要求シーケンスと、発信元通信端末におけるアップリンク上で送信されるデータ応答シーケンスとの対話の実施形態のダイヤグラムである。 図8Aは、同期プリアンブルシーケンスの実施形態のダイヤグラムである。 図8Bは、同期プリアンブル相関出力のグラフである。 図9Aは、同期プリアンブルシーケンスの第2の実施形態のダイヤグラムである。 図9Bは、同期プリアンブルシーケンスの第2の実施形態に対する相関出力のグラフである。 図10Aは、図8Aの同期プリアンブルシーケンスの第1のピークに対する相関出力の例示的なグラフである。 図10Bは、図8Aの同期プリアンブルシーケンスの第2のピークに対する相関出力の例示的なグラフである。 図10Cは、図8Aの同期プリアンブルシーケンスの第3のピークに対する相関出力の例示的なグラフである。 図10Dは、図8Aの同期プリアンブルシーケンスの第4のピークに対する相関出力の例示的なグラフである。 図10Eは、図8Aの同期プリアンブルシーケンスの第5のピークに対する相関出力の例示的なグラフである。 図10Fは、図8Aの同期プリアンブルシーケンスの5個のピークのスケーリングされた合計からなる基準パルスの相関出力のグラフである。 図11Aは、ダウンリンクサンプルスリップ検出に対する準備のフローチャートである。 図11Bは、ダウンリンクサンプルスリップ検出に対する準備の方法M100のフローチャートである。 図11Cは、ダウンリンクサンプルスリップ検出に対する準備の第1のコンフィギュレーションにしたがった、装置A100の第1の組の手段のフローチャートである。 図12は、インバンド通信システム中で使用される送信データモデムの実施形態のダイヤグラムである。 図13は、第1、第2、および、第3の冗長バージョンを構成する、複合の同期および送信データメッセージフォーマットの実施形態のダイヤグラムである。 図14aは、宛先通信端末におけるダウンリンク上で送信されるデータ要求シーケンスと、各冗長バージョンを構成する、ミュート、同期、および、データを持つ、発信元通信端末におけるアップリンク上で送信されるデータ応答シーケンスとの対話の実施形態のダイヤグラムである。 図14bは、宛先通信端末におけるダウンリンク上で送信されるデータ要求シーケンスと、各冗長バージョンを構成する、ミュート、同期、および、データを持つ、発信元通信端末におけるアップリンク上で送信されるデータ応答シーケンスとの対話の別の実施形態のダイヤグラムである。 図14cは、宛先通信端末におけるダウンリンク上で送信されるデータ要求シーケンスと、各冗長バージョンを構成する、ミュート、同期、および、データを持つ、発信元通信端末におけるアップリンク上で送信されるデータ応答シーケンスとの対話のさらに別の実施形態のダイヤグラムである。 図15は、スパースパルスデータシンボル表現の実施形態のダイヤグラムである。 図16Aは、アップリンク同期復調器のフローチャートである。 図16Bは、アップリンク同期復調器に対する第1の相関計算のフローチャートである。 図16Cは、アップリンク同期復調器に対する第2の相関計算のフローチャートである。 図16Dは、アップリンク同期復調器の方法M200のフローチャートである。 図16Eは、アップリンク同期復調器の第1のコンフィギュレーションにしたがった、装置A100の第1の組の手段のフローチャートである。 図17Aは、コームパルスの実施形態のダイヤグラムである。 図17Bは、コームパルスの別の実施形態のダイヤグラムである。 図18Aは、長さ15のPN重み付けシーケンスのインデックス0ないし7によって形成された一連のコームパルスのダイヤグラムである。 図18Bは、長さ15のPN重み付けシーケンスのインデックス8ないし14によって形成された一連のコームパルスのダイヤグラムである。 図19Aは、第1のコンフィギュレーションにしたがった、装置のインプリメンテーションのブロックダイヤグラムである。 図19Bは、第2のコンフィギュレーションにしたがった、装置のインプリメンテーションのブロックダイヤグラムである。
詳細な説明
その文脈によって明示的に限定されない限り、“信号”という用語は、ワイヤ、バス、または、他の送信媒体上で表現されるような記憶場所の状態(または、記憶場所の組)を含む、その一般的な意味のいずれかを示すように、ここでは使用される。その文脈によって明示的に限定されない限り、“発生させること”という用語は、計算すること、または、そうでなければ、生成させることのような、その一般的な意味のいずれかを示すように、ここでは使用される。その文脈によって明示的に限定されない限り、“算出すること”という用語は、計算すること、評価すること、推定すること、および/または、複数の値から選択することのような、その一般的な意味のいずれかを示すように、ここでは使用される。その文脈によって明示的に限定されない限り、“取得すること”という用語は、算出すること、導出すること、(例えば、外部デバイスから)受信すること、および/または、(例えば、記憶エレメントのアレイから)検索することのような、その一般的な意味のいずれかを示すように使用される。その文脈によって明示的に限定されない限り、“選択すること”という用語は、2つ以上のものの組のうちの少なくとも1つ、および、2つ以上のものの組のうちのすべてよりも少ないものを、識別すること、示すこと、適用すること、ならびに/あるいは、使用することのような、その一般的な意味のいずれかを示すように使用される。本説明および特許請求の範囲中で、“含む”という用語が使用されている場合、“含む”という用語は、他のエレメントまたは動作を除外しない。(“AはBに基づく”のような)“〜に基づく”という用語は、(i)“〜から導出される”(例えば、“Bは、Aの先行モデルである”)、(ii)“〜に少なくとも基づく”(例えば、“Aは少なくともBに基づく”)、および、特定の文脈で適切な場合には、(iii)“〜に等しい”(例えば、“AはBに等しい”)、のケースを含む、その一般的な意味のいずれかを示すように使用される。同様に、“〜に応答して”という用語は、“少なくとも〜に応答して”を含む、その一般的な意味のいずれかを示すように使用される。
そうではないと示されていない限り、特定の特徴を有する装置の動作の何らかの開示は、類似する特徴を有する方法を開示することも明示的に意図しており(その逆もまた同じである)、特定のコンフィギュレーションにしたがった装置の動作の何らかの開示は、類似するコンフィギュレーションにしたがった方法を開示することも明示的に意図している(その逆もまた同じである)。その特定の文脈によって示されているような、方法、装置、および/または、システムを参照して、“コンフィギュレーション”という用語を使用してもよい。特定の文脈によってそうではないと示されていない限り、“方法”、“プロセス”、“手順”、および、“技法”という用語は、一般的に、および、交換可能に使用される。“装置”および“デバイス”という用語もまた、特定の文脈によってそうではないと示されていない限り、一般的に、および、交換可能に使用される。“エレメント”および“モジュール”という用語は、典型的に、より大きなコンフィギュレーションの一部を示すように使用される。その文脈によって明示的に限定されない限り、“システム”という用語は、“共通の目的を果たすように相互作用するエレメントのグループ”を含む、その一般的な意味のいずれかを示すように、ここでは使用される。文書の一部の参照による何らかの組み込みは、その部分内で参照される用語または変数の定義を組み込むことが理解され、そのような定義は、文書中の他の場所だけでなく、組み込まれている部分において参照される任意の図においても現れる。
典型的な適用では、インバンド通信システム中で発信元端末または宛先端末からの送信を制御するために、システム、方法、または、装置が使用される。システム、方法、または、装置は、発信元端末と宛先端末との間でデータを送受信するためのプロトコルを含んでもよい。プロトコルは、発信元端末と宛先端末との間で転送されるデータを同期するための信号を含んでもよい。(例えば、異なるクロッキングメカニズム、セル基地局間のハンドオフ、または、ジッタバッファ制御によって生じる、)発信元端末と宛先端末との間のサンプリングタイミングにおける差に起因して、信号は、データを適切に同期しないことがあり、このことは、予め定められた量(例えば、フレーム)のデータに対する追加のサンプルまたは失われたサンプルならびに/あるいは正しくないサンプルのインデックスを結果として生じさせるかもしれない。代替的に、信号は、最初にデータを正しく同期させてもよいが、同期は、何らかの時間の後に失われることがある。同期信号を向上ならびに/あるいは検出およびトラッキングするために、システム、方法、または、装置を使用してもよい。
図1は、緊急通話(eCall)システムの典型的な例を表している。乗り物インシデント950は、2つの乗り物間での事故として示されている。乗り物インシデント950に対する他の適切な例は、複数の乗り物の事故、単一の乗り物の事故、単一の乗り物のタイヤのパンク、単一の乗り物のエンジンの故障、あるいは、乗り物が故障するか、または、ユーザがサポートを必要とする他の状況を含む。車載システム(IVS)951は、乗り物インシデント950に巻き込まれた乗り物のうちの1つ以上に配置されているか、または、ユーザ自身に配置されていてもよい。車載システム951は、発信元端末と宛先端末とからなってもよい。車載システム951は、アップリンク通信チャネル501とダウンリンク通信チャネル502とからなってもよいワイヤレスチャネルにわたって通信する。データ送信に対する要求は、通信チャネルを通して車載システムによって受信されてもよく、あるいは、自動的なものであってもよく、または、車載システムにおいて手動で発生されてもよい。ワイヤレスタワー955は、車載システム951から送信を受信し、ワイヤラインアップリンク962とワイヤラインダウンリンク961とからなるワイヤラインネットワークにインターフェースする。ワイヤレスタワー955の適切な例は、そのすべてが技術的によく知られている、ワイヤレスアップリンク501およびダウンリンク502にインターフェースするための、アンテナと、トランシーバと、バックホール機器とからなるセルラ電話機通信タワーである。ワイヤラインネットワークは、車載システム951によって送信された緊急情報を受信し、制御およびデータを送信する、緊急応答機関(PSAP)960にインターフェースする。代替的に、PSAP960は、ワイヤラインネットワークインターフェースを除いた移動体スイッチングセンターに一体化されてもよい。緊急応答機関960は、ここで説明する宛先端末600からなってもよい。車載システム951と緊急応答機関960との間の通信は、同期向上および/またはトラッキングスキームを組み込んだ送受信プロトコルによって達成されてもよい。乗り物インシデント950に対する他の適切な例はまた、車検、修理、診断、または、乗り物からのインバンドデータ転送が起こることがある他の状況も含んでもよい。このケースでは、緊急応答機関(PSAP)960は、宛先端末サーバによって置換されてもよい。
図2は、ワイヤレス発信元端末100内で実現されることがあるような、インバンドデータ通信システムの実施形態を示している。入力データS200は、送信ベースバンド200によって処理されて、送信ベースバンドデータS201として出力される。送信ベースバンド200の処理は、メッセージフォーマッティングと、変調と、ボコーダエンコーディングとを含んでもよい。入力データS200は、ユーザインターフェース(UI)情報、ユーザ位置/ロケーション情報、タイムスタンプ、機器センサ情報、または、他の適切なデータを含んでもよい。送信ベースバンドデータS201は、送信機295とアンテナ296とに入力され、通信チャネル501を通して送信されることになる。データは、通信チャネル502にわたって受信機495によって受信され、受信ベースバンドデータS401として出力される。受信ベースバンドデータS401は、受信ベースバンド400に入力されて処理され、出力データS300および出力オーディオS310として出力される。受信ベースバンド400の処理は、ボコーダデコーディングと、タイミング回復と、復調と、メッセージデフォーマッティングと、同期検出および制御とを含んでもよい。発信元端末100は、通信チャネル501および502と、ネットワーク500と、通信チャネル503とを通して、宛先端末600と通信する。適切なワイヤレス通信システムの例は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)と、第3世代パートナーシッププロジェクトユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(3GPP UMTS)と、第3世代パートナーシッププロジェクト2コード分割多元接続(3GGP2 CDMA)と、時分割同期コード分割多元接続(TD−SCDMA)と、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)標準規格とにしたがって動作する、セルラ電話システムを含む。当業者は、ここで説明する技術が、ワイヤレスチャネルを伴わないインバンドデータ通信システムに等しく適用されてもよいことを認識するだろう。通信ネットワーク500は、ルーティング機器および/またはスイッチ機器と、通信リンクと、発信元端末100と宛先端末600との間に通信リンクを確立するのに適した他のインフラストラクチャとの任意の組み合わせを含む。例えば、通信チャネル503は、ワイヤレスリンクでなくてもよい。発信元端末100は、通常、音声通信デバイスとして機能する。
図3Aは、発信元端末100とサウンドカード300との間の分離したサンプルクロッキングメカニズムを図示した、例示的なコンフィギュレーションを示しており、ここで、オーディオ入力信号S210とオーディオ出力信号S310とは、アナログインターフェースによってサウンドカード300にインターフェースする。STクロック101は、発信元端末100中のクロック発生器であり、例えば、オーディオ信号S210のための、サンプルレートのアナログデジタルコンバータを駆動するために使用されてもよい。SCクロック301は、発信元端末100とは別の、サウンドカード300中のクロック発生器であり、同様に、サンプルレートのアナログデジタルコンバータを駆動するために使用されてもよい。図3Bは、宛先端末600に対する類似したコンフィギュレーションを示しており、ここで、DTクロック601は、宛先端末600中のクロック発生器である。
図4は、例示的なクロック信号、クロックソース1を示しており、ここで、パルスは、期間T0だけ離れている。この図では、予め定められた期間(例えば、フレーム)にわたって、Nパルスが示されている。
図5は、別の例示的なクロック信号、クロックソース2を示しており、ここで、パルスは、期間T1だけ離れている。この例では、T1は、クロックソース1のT0よりも小さい(すなわち、クロックソース2は、クロックソース1よりも高周波数のクロックである)。この図では、N+1パルスがフレームにわたって示されており、クロックソース1と比較したときに、フレーム中に1個余剰パルスが存在するケースを図示している。この状態は、一般的に、“サンプルスタッフ”または余剰パルスを持つサンプルスリップと呼ばれる。
図6Aは、別の例示的なクロック信号、クロックソース3を示しており、ここで、パルスは、期間T2だけ離れている。この例では、T2は、クロックソース1のT0よりも大きい(すなわち、クロックソース3は、クロックソース1よりも低周波数のクロックである)。図6Bは、フレームが、クロックソース3のタイミングにロックされているのではなく、クロックソース1のタイミングにロックされていると考えられるときに存在することがある(すなわち、クロックソース3が、クロックソース1に対して時間においてドリフトしている)、クロック“ドリフト”または“スキュー”状態を示している。図6Cは、N−1のパルスが、フレーム境界の外側にあり、クロックソース1と比較したときにフレーム中に1個少ないパルスを結果として生じさせるような、さらなるクロックドリフト状態を示している。この状態は、一般的に、“サンプルスリップ”と呼ばれる。代替的な例では、クロックドリフトは、信号全体の再サンプリングに関係付けられている。
ダウンリンク
図7は、発信元端末100と宛先端末600との間の同期およびデータ送信シーケンスの例示的な対話図である。ダウンリンク送信シーケンス800は、宛先端末600から発信元端末100への同期およびデータメッセージの送信を表し、アップリンク送信シーケンス810は、発信元端末100から宛先端末600への同期およびデータメッセージの送信を表す。この例では、アップリンク送信シーケンス810は、宛先端末600によって開始される。ダウンリンク送信シーケンス800は、宛先端末600により、第1の同期シーケンス801によって、時間t0 850において開始される。第1の同期シーケンス801の適切な例は、図8Bにおいて示されている相関ピークパターンを結果として生じさせる、図8Aにおいて示されているような同期プリアンブル出力を含む。第1の同期シーケンス801に続いて、宛先端末600は、そのアップリンク送信810シーケンスの送信を開始するように発信元端末100に命令するための“開始”メッセージ802を送信する。宛先端末600は、第1の同期801と“開始”メッセージ802とを交互に送信し続け、発信元端末100からの応答を待つ。時間t1 851において、宛先端末600から“開始”メッセージ802を受信している発信元端末100が、それ自体の同期シーケンス811の送信を開始する。同期シーケンス811に続いて、発信元端末100は、最小の組のデータすなわち“MSD”メッセージ812を宛先端末600に送信する。時間t2 852において、発信元端末100から同期メッセージ811を受信している宛先端末600が、否定応答すなわち“NACK”メッセージ803の発信元端末100への送信を開始する。宛先端末600は、宛先端末600が、発信元端末100からMSDメッセージ812を受信するのに成功するまで、第1の同期801と“NACK”メッセージ803とを交互に送信し続ける。MSDメッセージ812の受信に成功した適切な例は、MSDメッセージ812上で実行される巡回冗長検査の検証を含む。時間t3 853において、MSDメッセージの受信に成功した宛先端末600は、第1の同期801と下位レイヤ肯定応答“LLACK”メッセージ804とからなる下位レイヤ肯定応答すなわち“LLACK信号”の送信を開始する。時間t5 855において、宛先端末600は、第2の同期893と上位レイヤメッセージHLMSG894とからなる上位レイヤメッセージすなわち“HLMSG信号”の送信を開始する。第2の同期信号893の適切な例は、図9Bにおいて示されている代替的な相関ピークパターンを結果として生じさせる、図9Aにおいて示されているような、245で示されているシーケンスを反転させた(‘+’と‘−’の極性ビットがスワップされている)シーケンスである。発信元端末100は、発信元端末100がLLACKメッセージを受信するまで、MSDメッセージ812を複数回(813、814)送ろうと試みてもよい。代替的な実施形態では、発信元端末100は、発信元端末100がHLMSGメッセージか、または、LLACKメッセージとHLMSGメッセージの双方を受信するまで、MSDメッセージ812を複数回(813、814)送ろうと試みてもよい。時間t6 856において、宛先端末600からHLMSG信号を受信している発信元端末100は、MSDメッセージの送信を中止する。適切な例では、予め定められた数のHLMSG信号が宛先端末600によって送られた後に開始メッセージ802を再び送信することによって、宛先端末600により再送信が要求される。適切な例では、宛先端末600によって送られる予め定められた数のHLMSG信号は5個である。適切な例では、図7の対話は、第2の同期893と上位レイヤメッセージHLMSG894とを含むHLMSG信号を含んでもよいが、LLACK信号は含まなくてもよい(すなわち、HLMSG信号は、先行するLLACK信号がなくとも検出される)。
同期シーケンスベースの同期トラッキング復調
同期シーケンス(プリアンブル)には、ダウンリンクにおけるすべてのフィードバックメッセージ(例えば、START、NACK、LLACK,および、HLMSGメッセージ)が含まれていることから、同期を検証してトラッキングするために、フィードバックメッセージのそれぞれに対して検査が実行されてもよい。しかしながら、判定ルールは、上位レイヤ(HL)メッセージを下位レイヤ(LL)メッセージから識別するために同期シーケンスも使用されてもよいことを考慮すべきである。それゆえ、相関ピークの符号に関する曖昧さを回避すべきである。例えば、以前の位置の近くでのピークのサーチは、送信チャネルのローパス/バンドパス特性に起因して、上位レイヤメッセージと下位レイヤメッセージとの間で曖昧さを生じさせることがあり、クロックドリフトが存在する場合には、ますます重要になる。
曖昧さを回避するために、ダウンリンク受信機において同期がロックされているときに、基準相関ピーク波形が計算されてもよい。適切な例では、同期がロックされている時間において、どの相関ピークが有効であるかが決定される。すべての有効な(例えば、検出された)ピークを合成することにより、基準ピーク波形を決定してもよい。適切な例では、すべての有効なピークを合計して、その結果をスケーリングすることにより、基準ピーク波形を決定してもよい。すべての有効なピークを平均化することもまた、基準ピーク波形を決定してもよい。基準ピーク波形の例示的な長さは、実際の所望のピークがピーク波形の中心サンプルである、5個のサンプルであってもよい。図10A、図10B、図10C、図10D、および、図10Eは、複数のピークに対する例示的な相関ピークを示している。図10A〜図10Eにおいて示されている5個のピークは、5個のサンプルにわたって、図8Aにおいて示されている例示的なプリアンブルから検出された、5個のピークに対応しており、ここで、インデックス0は、メインの検出されたピークを示し、インデックス−2、−1、1、2は、メインの検出されたピークからのそれぞれのサンプルオフセットを示している。図10A〜図10Eのそれぞれは、個々のピークのピーク波形を説明しており、ここで、実際のピークは、中心にある相関値である(すなわち、図におけるインデックス0)。図10Fは、図10A〜図10Eのピークの合成された組(例えば、スケーリングされた合計または平均)からなる基準パルスを示している。(スケーリングされた合計または平均化により)ピークを合成することは、利益がある。その理由は、とりわけ、スピーチチャネルによって生じる歪みに起因して、個々のピークが観測することがある変動を、ピークの合成は平滑化する傾向があるためである。さらに、検出されたピークのみにわたって合成することは、検出されていないピークによって悪影響を受けない算出値を結果として生じさせる。それゆえ、合成(例えば、スケーリングされた合計または平均化)を実行することと、検出されたピークにわたってのみその合成を実行することとは、利益があり、好ましい。この方法を使用して、広範囲のサンプルをトラッキングしてもよく、例えば、[−480,...,+480]の範囲のサンプルが、ダウンリンク中でトラッキングされてもよい。
図11Aは、サンプルスリップ検出を準備する際の処理の例のフローチャートを示している。1100において同期信号(例えば、801または893)が受信され、1120においてローカルな基準信号と相関される。ロックされていないとして同期が決定された1130場合に、フローは、同期シーケンスの受信1110に戻る。同期がロックされていると決定された場合に、1140において、すべての有効な(すなわち、検出された)ピークを合成することによって、基準ピーク波形が計算される。
適切な例では、ピークは、受信した同期プリアンブルおよび/または反転された同期プリアンブルから計算されてもよい。同期プリアンブルおよび反転された同期プリアンブルの双方が検出された場合に、トラッキングフェーズの間に、以下の判定論理を使用して、検出された同期が反転されているか否かを決定するための判定がなされる:
IF ((正の同期ピークの数 >= 負の同期ピークの数 AND オリジナルパルス波形との正のピークの相互相関 > オリジナルパルス波形との負のピークの相互相関) OR (正の同期ピークの数 > 負の同期ピークの数 AND オリジナルパルス波形との正のピークの相互相関 > スケーリングされた(例えば、2で除算された)オリジナルパルス波形との負のピークの相互相関 AND サンプルスリップが起こっていないと仮定したときの、予想された位置における負のピークの数 == 0)) THEN 有効なピークは正である
ELSE IF ((正の同期ピークの数 <= 負の同期ピークの数) AND オリジナルパルス波形との正のピークの相互相関 < オリジナルパルス波形との負のピークの相互相関) OR (正の同期ピークの数 < 負の同期ピークの数) AND (スケーリングされた(例えば、2で除算された)オリジナルパルス波形との正のピークの相互相関 < オリジナルパルス波形との負のピークの相互相関 AND サンプルスリップが起こっていないと仮定したときの、予想された位置における正のピークの数 == 0) THEN 有効なピークは負である
ELSE IF (サンプルスリップが起こっていないと仮定したときの、予想された位置における正のピークの数 > サンプルスリップが起こっていないと仮定したときの、予想された位置における負のピークの数) THEN 有効なピークは正である
ELSE IF (サンプルスリップが起こっていないと仮定したときの、予想された位置における負のピークの数 > サンプルスリップが起こっていないと仮定したときの、予想された位置における正のピークの数) THEN 有効なピークは負である。
1個のピークのみが検出された場合に、予想された位置に、検出されたものと少なくとも同じ数のピークがない限り、そのピークは有効であると考えられる。
基準ピーク波形の計算のために、以下の同期アルゴリズムにしたがって、有効なピークが識別されてもよい。同期アルゴリズムは、基準ピークを選び、予想された位置における任意の追加のピークの存在を検査する;例えば、1個の基準ピークおよび4個の追加ピーク。適切な例では、検出されたピークは、ベクトル中に記憶され、例えば、[01111]は、最初のものを除くすべてのピークが検出されていることを示す。何個のピークがこのベクトルにあるかに依存して、同期アルゴリズムは、追加のテストにより継続されるだろう。適切な例では、追加のテストは、振幅値に基づいている。追加のテストに続いて、同期アルゴリズムは、それが有効な同期であるか否かを決定する。すべてのテストが成功した場合に、すなわち、同期プリアンブルが検出されたとマークされた場合に、ベクトル中の1つでマークされたこれらのピークにわたって、ベクトルが合成される(例えば、スケーリング合計または平均化される)。適切な例では、それらの振幅にかかわらず、ピークが合成される。
図11Bは、第1のコンフィギュレーションにしたがった、サンプルスリップ検出を準備する際の処理の例の方法M100に対するフローチャートを示している。タスクT1110は、同期信号(例えば、801または893)を受信する。タスクT1120は、受信した同期信号を基準信号と相関させる。タスクT1140は、基準ピーク波形を計算し、ここで、基準ピーク波形は、すべての有効なピークを合成することによって計算される。
図11Cは、装置A100のブロックダイヤグラムを示している。装置A100は、同期信号を受信する手段F1110と、受信した同期信号を基準信号と相関させる手段F1120と、すべての有効なピークを合成することにより基準ピーク波形が計算される、基準ピーク波形を計算する手段F1140とを備える。
アップリンク
送信ベースバンド200は、通常、ボコーダを通してユーザスピーチをルーティングするが、発信元端末または通信ネットワークから送出された要求に応答して、ボコーダを通して、スピーチでないデータをルーティングすることも可能である。ボコーダは、発信元端末が、別の通信チャネルにわたってデータを要求して送信する必要をなくすことから、ボコーダを通して、スピーチでないデータをルーティングすることは利益がある。スピーチでないデータは、メッセージ中にフォーマットされる。やはりデジタル形式であるメッセージデータは、パルスからなる、ノイズのような信号にコンバートされる。メッセージデータ情報は、ノイズのような信号のパルス位置およびパルス符号に組み込まれる。ノイズのような信号は、ボコーダによってエンコードされる。ボコーダは、入力が、ユーザスピーチであるか、または、スピーチでないデータであるかに依存して、異なって構成されないため、ボコーダに割り振られた送信パラメータ組によって効果的にエンコードできる信号へとメッセージデータをコンバートすることは利益がある。エンコードされたノイズのような信号は、通信リンクにわたって、インバンドで送信される。送信される情報は、ノイズのような信号のパルス位置に組み込まれることから、信頼性の高い検出は、スピーチコーデックのフレーム境界に対するパルスのタイミングの回復に依存する。インバンド送信を検出する際に受信機を支援するために、予め定められた同期信号は、メッセージデータの送信の前に、ボコーダによってエンコードされる。同期、制御、および、メッセージのプロトコルシーケンスは、受信機における、スピーチでないデータの信頼性の高い検出および復調を確実にするために送信される。
図12は、図2において示されている送信ベースバンド200ブロック内に存在してもよいTxデータモデム230の適切な例示的なブロックダイヤグラムである。同期出力S245、ミュート出力S240、および、Tx Mod出力S235の3個の信号を、TxデータS230出力信号上に、mux259により時間で多重化してもよく、図2中の送信ベースバンドデータS201は、TxデータS230出力信号に基づいている。同期出力S245、ミュート出力S240、および、Tx Mod出力S235の信号の異なる順序および合成が、TxデータS230上に出力されてもよいことを認識すべきである。例えば、同期出力S245が、各Tx Mod出力S235データセグメントの前に送られてもよい。あるいは、ミュート出力S240が、各Tx Mod出力S235データセグメント間に送られ、同期出力S245は、完全なTx Mod出力S235の前に一度に送られてもよい。図12では、フォーマットされた入力データS220は、入力データS200に基づいていてもよい。
同期シーケンスベースの同期トラッキング変調
再び図7を参照すると、Tx MSDオリジナルメッセージ812、Tx MSD試行1 813、および、Tx MSD試行2 814は、すべて、TxデータS230に基づいていてもよい。追加のTx MSD試行が送信されてもよい(例えば、試行3)。各Tx MSD試行は、追加のミュートおよび同期メッセージを組み込んでもよく、冗長バージョンと呼ばれてもよく、ここで、各試行、ミュート、および、同期は、異なる冗長バージョンに対応している。アップリンク同期トラッキングをサポートする1つの適切な例は、ミューティング期間の間に追加の基準パルスを挿入することによるものである。これは、変調フレームを変化させないが、各冗長バージョンの全体的な長さを拡張する。3個の例示的な冗長バージョンを規定する、ミュート、同期、および、Tx変調されたデータの複合組が図13において示されている。Tmu1 701、Tsp1 702、および、Td1 703は、各信号が第1の冗長バージョンで送信されるフレームの観点では、持続時間を表す。Tmu1に対する適切な例は2個のフレームであり、Tsp1は4個のフレームであり、Td1は15個のフレームである。Tmu2 711、Tsp2 712、および、Td2 713は、各信号が第2の冗長バージョンで送信されるフレームの観点では、持続時間を表す。Tmu2に対する適切な例は4個のフレームであり、Tsp2は4個のフレームであり、Td2は16個のフレームである。Tmu3 721、Tsp3 722、および、Td3 723は、各信号が第3の冗長バージョンで送信されるフレームの観点では、持続時間を表す。Tmu3に対する適切な例は2個のフレームであり、Tsp3は4個のフレームであり、Td3は16個のフレームである。アップリンク送信プロトコルの図7に対する好ましい代替実施形態は、図13において示されている、複合の、同期、ミュート、および、データを組み込んだ、図14aにおいて示されている。代替的に、図14bおよび図14cは、ミュートおよび同期信号の異なるコンフィギュレーションを示している(例えば、同期の前のミュート、または、ミュート/同期/ミュートのシーケンス)。複合の、ミュート、同期、および、データは、サンプルスリップ状態のさらにロバストな検出およびトラッキングを可能にすることにより、利益を提供する。図14a〜cでは、Tx MSDオリジナルメッセージ812と、Tx MSD試行2 813と、Tx MSD試行3 814とは、すべて、TxデータS230に基づいていてもよい。図7のアップリンク送信と図14a〜cのアップリンク送信との間の相違は、ミュート815a、815bと、同期816a、816bとが、TxMSD試行とともに送られて、冗長バージョンを形成することである。
図15は、パルス位置変調(PPM)ベースのスキームを使用してデータを送信するために使用されてもよい、スパースパルスの適切な例を示している。時間軸は、持続時間TMFの変調フレームに分割される。このような各変調スキーム内では、基本パルスp(t)の潜在的な位置を識別する変調フレーム境界に対して、多数の時間インスタンスt0、t1,...,tm-1が規定される。例えば、位置t3におけるパルス237は、p(t−t3)として示されている。変調器235に入力される、フォーマットされた入力データS220の情報ビットは、マッピングテーブルにしたがって、パルス位置に対する対応する変換により、シンボルにマッピングされる。パルスはまた、極遷移±p(t)によって整形されてもよい。それゆえ、シンボルは、変調フレーム内の2m個の異なる信号のうちの1つによって表されてもよく、ここで、mは、変調フレームに対して規定されている時間インスタンスの数を表し、乗算ファクター、2は、正極および負極を表す。
適切なパルス位置マッピングの例が表1において示されている。この例では、変調器は、変調フレーム当たり3ビットのシンボルをマッピングする。各シンボルは、パルス波形p(n−k)の位置kおよびパルスの符号の観点から表されている。この例では、長さ16サンプルの変調フレーム内でのオリジナル送信パルスの16個の可能性あるシフトがある。16個の可能性あるシフトの例に基づいて、表1は、それぞれ予め定められた数の時間インスタンスだけ離れている、4個の可能性あるPPM位置を規定する。この例では、最初のオフセットは1の時間インスタンスに設定されており、パルスは、それぞれ4個の時間インスタンスだけ離れており、1、5、9、13の時間インスタンスのシフトを結果として生じさせる。総数8個の異なるパルス位置および極性の組み合わせが、シンボルにマッピングされる。
Figure 2013534383
変調ベースの同期トラッキング変調
双極のPPMの代わりに単極のPPMを使用することによって、各変調フレームに対して、変調スループットを減少させてもよい。これは、同期トラッキングが、追加の同期シーケンスではなく、変調パルスに基づいているときに、同期トラッキングの目的のために符号ビットを自由に使用できることから、サンプルスリップ状態を補償する際に利益をもたらす。適切な例では、PPMシンボルマッピングは、表2において示されているように、符号ビットを除去することによって、3ビットから2ビットに減少される。
Figure 2013534383
単極のPPMを使用する際のスループット減少を補償するために、通常の変調フレーム(すなわち、データフレーム)と同期トラッキング変調フレームとからなる、混合されたモードのフレームフォーマットを使用してもよい。適切な例では、2/3ビットの混合されたモードのフレームフォーマットが実現されてもよく、ここで、通常の3ビットの変調フレームと、2ビットのトラッキング変調フレームとが、単一のボコーダフレーム内に交互に存在する。適切な例では、変調器は、ボコーダフレーム当たり9個の変調フレームを使用してもよく、ペイロードパターンは、ボコーダフレーム当たり、3/2/3/2/3/2/3/2/3ビット=23ビットである。ビットの内訳をさらに説明すると、3ビット変調に対する5×16サンプル/シンボル+2ビット変調に対する4×20サンプル/シンボル=160サンプル/シンボルである。
スループット要件に依存して、ロバストな変調器または高速変調器を使用してもよい。適切な例では、ロバストな変調器は、ボコーダフレーム当たり5個の変調フレームを使用し、ペイロードパターンは、ボコーダフレーム当たり、2/3/2/3/2ビット=12ビットである。
単極のPPMスキームのケースにおいて符号ビットが利用可能である場合に、符号のランダム性を提供するために、PNシーケンスによってパルスが変調されてもよい。PNシーケンスに対する適切な例は、これらに限定されないが、ここで説明するような、長さ15のPNシーケンスを、または、増加された期間の長さを持つ追加のGoldシーケンスを、含んでもよい。Goldシーケンスは、技術的によく知られている。PNビットを各変調フレーム中の4個のパルス位置に関係付ける2つの適切な例が実現されてもよい。
第1の適切な例では、変調フレーム内の実際のパルス位置にかかわらず、PNシーケンスのうちの1個のビットが、最後のパルスにマッピングされてもよい。適切な例では、図8Aの242において説明したような、長さ15のPNシーケンスが使用され、ここで、‘+’シンボルは+1を示し、‘−’シンボルは−1を示す。表3において、ビットインデックスとともに242のPNシーケンスが示されている。
Figure 2013534383
インデックスのカウントは、変調フレームをトラッキングし、冗長バージョンと、冗長バージョン当たりのフレームの数と、データフレーム番号と、トラッキング変調フレーム番号とに基づいている。例えば、冗長バージョン当たり60個のデータフレーム(+12個のミューティングフレーム)を持ち、フレーム当たり9個の変調フレームを持ち、そのうちの4個がトラッキング変調フレームである、混合されたモードのコンフィギュレーションを考える。例えば、アップリンク変調器の状態が、冗長バージョン2であり、データフレーム35が冗長バージョン内にあり、トラッキング変調フレーム3がそのデータフレーム内にある場合に、(すべてのカウントが0から始まると仮定すると、)トラッキングインデックスは、インデックス=(2*60+35)*4+3=623である。PNシーケンス長を法としてインデックスがとられ、これにより、PNパターン内にビットインデックスを与える。インデックス623およびPN長15に対して、ビットインデックスは8である(すなわち、623%15=8)。その後、最後の送信パルスがビットインデックスにしたがってPNビット符号によって重み付けされる。この例では、8のビットインデックスにしたがって+1によって重み付けされる(ビットインデックスをPNビットパターンにマッピングするための表3を参照)。
第2の適切な例では、変調フレーム内の各パルス位置には、特定のPNシーケンスが割り当てられてもよい。この例は、1組の可能性あるパルス位置をカバーするために、オリジナルのPNシーケンスをサイクリックシフトおよび符号反転することによって、1つより多いサンプルの境界スリップに対するロケーションの曖昧さ(例えば、5のサンプル間隔に対する±3サンプル)に対してロバスト性を改善してもよい。この例は、トラッキング範囲の境界オフセットにおけるオフセットの曖昧さを解決してもよい。この例では、各PPM位置は、その個々のPNパターンを有し、PNビット符号は、ビットインデックスだけでなく、トラッキング変調フレーム内のPPM位置に依存する実際の2ビットのデータにも依存する。適切な例では、表4において示されているような、長さ15のPNシーケンスに対して使用されるパターンアレイ(パターン位置0のサイクリックシフトおよび符号反転の結果起こるパターン位置1〜位置3)を考える。
Figure 2013534383
表4では、4個の位置が、表2に示されている2ビットの例のパルスに関連している。位置0に対するPNパターンは、242において説明したような、長さ15のPNシーケンスであり、ここで、‘+’シンボルは+1を示し、‘−’シンボルは−1を示す。位置1に対するPNパターンは、4ビットだけ左にシフトされ、その後、反転された位置0パターンである。位置2に対するPNパターンは、8ビットだけ左にシフトされた位置0パターンである。位置3に対するPNパターンは、12ビットだけ左にシフトされ、その後、反転された位置0パターンである。以前の例のように、例えば、そのときPPM位置3に対するビットインデックスが8の場合に、PNビット符号は−1であり、これが、今度は、PPM位置3に対応する送信パルスの重み付けを規定する。
図15において示されているパルスは、波形整形関数にしたがって、さらに整形されてもよい。波形整形関数の適切な例は、以下の形のルート二乗余弦変換である:
Figure 2013534383
ここで、βは、ロールオフファクターであり、1/Tsは、最大シンボルレートであり、tは、サンプリング時間インスタンスである。変調フレームサイズの異なる変形に対して、変換を短くするか、または、長くしてもよいことを認識すべきである。
適切な例では、改善されたローカリゼーションのために送信パルスが調節されてもよく、改善されたローカリゼーションは、パルス最大値を囲む1つ以上のサンプルをゼロに設定することによって達成されてもよい。適切な例では、ルート二乗余弦変換における最大値に隣接するパルスが、ゼロに設定される。
潜在的な検出の曖昧さを回避するために、範囲[−M,...,+M]のサンプルオフセットによって、PPM間隔が拡張されてもよい。適切な例では、PPM間隔は、4サンプルから5サンプルに増加されてもよい。適切な例では、変調フレームは、20サンプルの長さを有し、1個のボコーダフレームは、(オリジナルのPPM間隔に関する10個の代わりに)8個の変調フレームを含む。
変調ベースの同期トラッキング復調
サンプルオフセットを検出するために、復調器は、ターゲット範囲[−N,...,+N]中のすべての可能性あるサンプルオフセットに対するパルス相関を計算してもよい。このターゲット範囲は、2で除算し、その結果以上の最小の整数をとる(すなわち、数学の“天井”関数)PPM間隔を計算することに対応していてもよい。5のサンプル間隔を持つ適切な例では、ターゲット範囲は、[−3,..,+3]である。復調器は、パルス波形に一致する一致フィルタを使用してもよい。サンプルスリップ検出器の適切な例のダイヤグラムが、図16Aにおいて示されている。1610において、相関が計算される。その後、1620において、相対的な判定メトリックが決定される。判定メトリックが検出レートを最大化し、フォルスアラームの確率を最小化するという点で、判定メトリックは利益がある。相対的なメトリックは、ゼロオフセットにおける相関値に関して決定された、すべての可能性あるオフセットの最大相関によって表され、ここで、ゼロオフセットは、スリップがない状態を表す。次に、1630において、相対的なメトリックは、M個の連続したフレームに対するしきい値と比較される。Mに対する適切な例は、40〜50個の変調フレームである。M個の連続したフレームに対して、相対的なメトリックが、しきい値(T)よりも大きい場合に、1640においてサンプルスリップが宣言され、そうでなければ、検出器がサーチを終了するか、または、サーチを繰り返す。1640におけるサンプルスリップ宣言は、相関がゼロオフセットから動いていることと、スリップが起こっていることとを示している。代替的な実施形態では、現在のフレームおよび後続するフレームに対して決定された相対的なメトリックが比較され、それらが、互いの予め定められた範囲内にある場合に、サンプルスリップが宣言される。適切な例では、複数の判定差が計算され、ここで、判定差は、ゼロオフセットにおける相関に関して、フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を比較することに基づいている。判定差が、予め定められた範囲内にある場合に、サンプルスリップ状態が宣言される。代替的な実施形態では、現在のフレームおよび後続するフレームに対して決定された相対的なメトリックが比較され、それらが、予め定められた範囲外にある場合には、無視される。
図16Dは、第1のコンフィギュレーションにしたがった、例示的なサンプルスリップ検出器の方法M200に対するフローチャートを示している。タスクT1610は、相関を計算する。タスクT1620は、相対的な判定メトリックを決定する。タスク1640は、相対的なメトリックと、M個の連続したフレームに対するしきい値とを比較することによって、サンプルスリップが起こったかどうかを決定する。
図16Eは、装置A200のブロックダイヤグラムを示している。装置A200は、相関を計算する手段F1610と、相対的な判定メトリックを決定する手段F1620と、相対的なメトリックと、M個の連続したフレームに対するしきい値とを比較することによって、サンプルスリップが起こったかどうかを決定する手段F1640とを備える。
すべての可能性あるサンプルオフセットの中から相関最大値を見つける際の1つの問題は、送信機において選ばれたPPM位置が、受信機側において事前に知られていないことである。2つの適切な例が、相関を見つける際の問題を解決する。相関を計算する1610第1の適切な例では、最も可能性が高いパルス位置とサンプルオフセットとを決定するために二段階のサーチが実行され、ここで、第1段階が、各オフセットに対する複数のパルス位置の中から相関最大値を決定し、第2段階が、第1段階の相関最大値周辺のターゲット範囲中のすべての可能性あるオフセットの中から、相関最大値を見つける。二段階のサーチのダイヤグラムが図16Bにおいて示されている。ステップ1660において、フレーム中のNパルスの中から最大相関を見つける、粗いサーチが実行される。Nに対する適切な例は、4である。その後、ステップ1670において、可能性ある相関最大値のベクトルが計算され、1個の最大値は、トラッキング範囲内のサンプルオフセットのそれぞれに対するものである、細かいサーチが実行される。このステップは、所定のオフセットに対するN個の可能性あるPPM位置の中で実行される。適切な例では、トラッキング範囲が[−3...+3]である場合に、このステップは、7個の可能性ある相関最大値を提供するだろう。次に、可能性ある相関最大値のベクトル内で、大域的な相関最大値が識別される。その後、関係付けられているサンプルオフセットが、スリップ検出論理に入力される。
相関を計算する1610ための第2の適切な例では、すべての一致フィルタパルス(これは、オリジナルパルスのサイクリックシフトされたバージョンである)が重畳されて、相関の計算を可能にする単一の“コーム”基準パルスを形成してもよい。コームパルスベースのサーチのダイヤグラムが図16Cにおいて示されている。ターゲット範囲中のすべての可能性あるオフセットに対して、コームパルスとの相関が計算される1650。ターゲット範囲に対する適切な例は、少なくとも5のサンプル間隔に対応する[−3,..,+3]である。2ビット(4個の位置)パルスに対して、例示的なコームパルスのダイヤグラムが図17Aにおいて示されている。これらの4個の一致フィルタパルスを重畳することによって、コーム一致フィルタパルスが形成される。適切な例では、パルスは、PNパターン表(例えば、表3または表4)にしたがって、PNビット符号を組み込む。これは、長さ15のPNシーケンスに対して、PNビットインデックス0〜14に対応する、15個の異なるコーム一致フィルタパルスがあることを意味する。例えば、図17Aは、表4のビット0のインデックス(位置0..位置4)に対するコームパルスを表しており、ここで、パルス1701は位置0を表し、1702は位置1を表し、1703は位置2を表し、1704は位置3を表す。同様に、図17Bは、表4のビットインデックス1に対するコームパルスを表しており、ここで、パルス1711は位置0を表し、1712は位置1を表し、1713は位置2を表し、1714は位置3を表す。表4に対するコームパルスを発生させるためのビットインデックスの完全なマッピングが図18A(ビットインデックス0〜7)と図18B(ビットインデックス8〜14)とにおいて示されている。
図19Aは、第2のコンフィギュレーションにしたがった、装置A100(すなわち、同期シーケンスベースの同期トラッキングアルゴリズム)と装置A200(すなわち、変調ベースの同期トラッキングアルゴリズム)とのインプリメンテーションのブロックダイヤグラムを示している。プロセッサ1900は、メモリ1920、送信機295、および受信機495と通信している。メモリ1920は、プロセッサ1900によって実行されるときに同期シーケンスベースの同期トラッキングアルゴリズムを実行する、同期信号を受信するためと、受信した同期信号を基準信号と相関させるためと、同期がロックされているかどうかを決定するためと、すべての有効なピークを合成することによって基準ピーク波形を計算するための、データ1922および命令1925を含む。代替的に、プロセッサ1900は、メモリ1920、送信機295、および、受信機495と通信し、ここで、メモリ1920は、プロセッサ1900によって実行されるときに、変調ベースの同期トラッキングアルゴリズムを実行する、二段階の粗いサーチおよび細かいサーチのプロセスによって相関を計算するためと、基準コームパルスとすべての可能性あるオフセットとを相関させることによって相関を計算するためと、ゼロオフセットにおける相関に関して、すべての可能性あるオフセットの最大相関を計算することにより、相対的な判定メトリックを決定するためと、相対的な判定メトリックが、M個の連続したフレームに対するメトリックよりも大きいかどうかを決定するためと、サンプルスリップが起こったことを決定するための、追加のデータ1922および命令1925を含む。
図19Bは、第3のコンフィギュレーションにしたがった、装置A100(すなわち、同期シーケンスベースの同期トラッキングアルゴリズム)と装置A200(すなわち、変調ベースの同期トラッキングアルゴリズム)とのインプリメンテーションのブロックダイヤグラムを示している。プロセッサ1900は、メモリ1920、送信機295、および受信機495と通信している。メモリ1920は、プロセッサ1900によって実行されるときに、同期シーケンスベースの同期トラッキングアルゴリズムを実行する、タスクT1110および手段F1110のインプリメンテーションを参照してここで説明したように、同期信号を受信するためと、タスクT1120および手段F1120のインプリメンテーションを参照してここで説明したように、受信した同期信号を基準信号と相関させるためと、タスクT1140および手段F1140のインプリメンテーションを参照してここで説明したように、すべての有効なピークを合成することによって基準ピーク波形を計算するための、タスクを含む。代替的に、プロセッサ1900は、メモリ1920、送信機295、および、受信機495と通信し、ここで、メモリ1920は、プロセッサ1900によって実行されるときに、変調ベースの同期トラッキングアルゴリズムを実行する、タスクT1610および手段F1610のインプリメンテーションを参照してここで説明したように、二段階の粗いサーチおよび細かいサーチのプロセスによって相関を計算し、基準コームパルスとすべての可能性あるオフセットを相関させることによって相関を計算するためと、タスクT1620および手段F1620のインプリメンテーションを参照してここで説明したように、ゼロオフセットにおける相関に関して、すべての可能性あるオフセットの最大相関を計算することにより、相対的な判定メトリックを決定するためと、タスクT1640および手段F1640のインプリメンテーションを参照してここで説明したように、相対的な判定メトリックが、M個の連続したフレームに対するメトリックよりも大きいかどうかを決定するための、タスクを含む。当業者は、タスクのサブセットがメモリ1920中に存在してもよいことを認識するだろう。
ここで開示した方法および装置は、一般的に、任意の送受信アプリケーションならびに/あるいはオーディオ感知アプリケーション、特に、このようなアプリケーションの、移動またはそうでなければポータブルの具体例に適用されてもよい。例えば、ここで開示したコンフィギュレーションの範囲は、無線インターフェースでコード分割多元接続(CDMA)を用いるように構成されているワイヤレス電話通信システム中に存在する通信デバイスを含む。しかしながら、ここで説明したような特徴を有する方法および装置は、ワイヤードおよび/またはワイヤレスの(例えば、CDMA、TDMA、FDMA、および/または、TD−SCDMA)送信チャネルを通るボイスオーバーIP(VoIP)を用いるシステムのような、当業者に知られている広範囲の技術を用いるさまざまな通信システムのうちのいずれかに存在してもよいことが、当業者によって理解されるだろう。
説明したコンフィギュレーションのこれまでの提示は、当業者が、ここで開示した方法および他の構造を実施または使用できるように提供されている。ここで示し、説明したフローチャート、ブロックダイヤグラム、および、他の構造は、例に過ぎず、これらの構造の他の変形もまた、本開示の範囲内にある。これらのコンフィギュレーションへのさまざまな修正が可能であり、ここで提示した一般的な原理を、他のコンフィギュレーションにも適用してもよい。したがって、本開示は、先に示したコンフィギュレーションに限定されることを意図しているものではなく、むしろ、元の開示の一部を形成する、提出されたような添付の特許請求の範囲におけるものを含む、何らかの形でここで開示した原理および新しい特徴に一致する最も広い範囲に一致させるべきである。
当業者は、さまざまな異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して、情報ならびに信号を表現してもよいことを理解するだろう。例えば、先の説明全体を通して参照された、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、および、シンボルは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気の粒子、光学界または光の粒子、ならびに、これらの任意の組み合わせたものにより表されてもよい。
ここで開示したような装置のインプリメンテーションのさまざまなエレメントは、意図された適用に適していると思われる、ハードウェア、ソフトウェア、および/または、ファームウェアの任意の組み合わせで具現化されてもよい。例えば、このようなエレメントは、例えば、同じチップ上にまたはチップセット中の2つ以上のチップ間に存在する、電子デバイスおよび/または光デバイスとして組み立てられてもよい。このようなデバイスの1つの例は、トランジスタまたは論理ゲートのような、論理エレメントの固定アレイまたはプログラム可能アレイであり、これらのエレメントのうちの任意のものが、1つ以上のこのようなアレイとして実現されてもよい。これらのエレメントのうちの任意の2つ以上が、または、これらのエレメントのすべてでさえも、同じアレイ内で実現されてもよい。このようなアレイは、1つ以上のチップ内で(例えば、2つ以上のチップを含むチップセット内で)実現されてもよい。
ここで開示した装置のさまざまなインプリメンテーションのうちの1つ以上のエレメントもまた、その全体または一部が、マイクロプロセッサと、埋め込みプロセッサと、IPコアと、デジタル信号プロセッサと、FPGA(フィールドプログラム可能ゲートアレイ)と、ASSP(特定用途向け標準品)と、ASIC(特定用途向け集積回路)とのような、論理エレメントの1つ以上の固定アレイまたはプログラム可能アレイ上で実行するように構成されている1つ以上の組の命令として実現されてもよい。ここで開示したような装置のインプリメンテーションのさまざまなエレメントの任意のものはまた、1つ以上のコンピュータ(例えば、“プロセッサ”とも呼ばれる、1つ以上の組の命令または1つ以上のシーケンスの命令を実行するようにプログラムされている1つ以上のアレイを含むマシン)として具現化されてもよく、これらのエレメントのうちの任意の2つ以上、または、これらのエレメントのすべてでさえも、このような同じコンピュータ内で実現されてもよい。
ここで開示したように処理するプロセッサまたは他の手段は、例えば、同じチップ上にまたはチップセット中の2つ以上のチップ間に存在する、1つ以上の電子デバイスおよび/または光デバイスとして組み立てられてもよい。このようなデバイスの1つの例は、トランジスタまたは論理ゲートのような、論理エレメントの固定アレイまたはプログラム可能アレイであり、このようなエレメントの任意のものが、1つ以上のこのようなアレイとして実現されてもよい。このようなアレイは、1つ以上のチップ内で(例えば、2つ以上のチップを含むチップセット内で)実現されてもよい。このようなアレイの例は、マイクロプロセッサと、埋め込みプロセッサと、IPコアと、DSPと、FPGAと、ASSPと、ASICとのような、論理エレメントの固定アレイまたはプログラム可能アレイを含む。ここで開示したように処理するプロセッサまたは他の手段はまた、1つ以上のコンピュータ(例えば、1つ以上の組の命令または1つ以上のシーケンスの命令を実行するようにプログラムされている1つ以上のアレイを含むマシン)あるいは他のプロセッサとして具現化されてもよい。タスクを実行するために、あるいは、プロセッサがその中に組み込まれているデバイスまたはシステムの別の動作に関連するタスクのような、高プロトコルメッセージング手順に直接関連しない他の組の命令を実行するために、ここで説明したようなプロセッサを使用することが可能である。ここで開示したような方法の一部を第1のプロセッサによって実行し、方法の別の部分を、1つ以上の他のプロセッサの制御下で実行することも可能である。
さまざまな例示的なモジュール、論理ブロック、回路、および、テスト、ならびに、ここで開示したコンフィギュレーションに関連して説明した他の動作が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいは、双方の組み合わせたものとして実現されてもよいことを当業者は正しく認識するであろう。このようなモジュール、論理ブロック、回路、および、動作は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASICまたはASSP、FPGAまたは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで開示したようなコンフィギュレーションを生成させるように設計されたこれらの任意の組み合わせによって、実現または実行されてもよい。例えば、このようなコンフィギュレーションは、ハードワイヤード回路として、特定用途向け集積回路中に組み立てられる回路コンフィギュレーションとして、あるいは、不揮発性記憶装置中にロードされるファームウェアプログラムまたは機械読取可能コードとしてデータ記憶媒体からロードされるか、機械読取可能コードとしてデータ記憶媒体中にロードされるソフトウェアプログラムとして、少なくとも部分的に実現されてもよく、このようなコードは、汎用プロセッサまたは他のデジタル信号処理ユニットのような、論理エレメントのアレイによって実行可能な命令である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを備えた1つ以上のマイクロプロセッサ、または、このようなコンフィギュレーションの他の何らかのものとして実現されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、フラッシュRAMのような不揮発性RAM(NVRAM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能ROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、または、CD−ROM、あるいは、技術的に知られている他の何らかの形態の記憶媒体に存在してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替実施形態では、記憶媒体はプロセッサと一体化されてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在してもよい。ASICは、ユーザ端末に存在してもよい。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとして、ユーザ端末に存在してもよい。
例示的な制御装置は、制御されたシステムに結合されている。制御されたシステムは、ここで開示したコンフィギュレーションに関連して説明した動作を実行するように、制御されたシステムに命令するモジュールを含む。モジュールは、制御装置中にエンコードされる命令モジュールとして実現されてもよい。制御モジュールは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、フラッシュRAMのような不揮発性RAM(NVRAM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能なROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または、技術的に知られている他の何らかの形態の記憶媒体であってもよい。
プロセッサのような論理エレメントのアレイによって、ここで開示したさまざまな方法が、実行されてもよいことに、ならびに、ここで説明したような装置のさまざまなエレメントが、このようなアレイ上で実行するように設計されているモジュールとして実現されてもよいことに、留意されたい。ここで使用したような、“モジュール”または“サブモジュール”という用語は、ソフトウェアの形で、ハードウェアの形で、または、ファームウェアの形で、コンピュータ命令(例えば、論理式)を含む、任意の方法、装置、デバイス、ユニット、または、コンピュータ読取可能データ記憶媒体のことを指すことができる。複数のモジュールまたはシステムを組み合わせて1つのモジュールまたはシステムにすることができ、あるいは、1つのモジュールまたはシステムを、同じ機能を実行する複数のモジュールまたはシステムに分けることができることを理解すべきである。ソフトウェアまたは他のコンピュータ実行可能な命令で実現されたときに、プロセスのエレメントは、本質的に、例えば、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、および、これらに類するものによって、関連するタスクを実行するコードセグメントである。“ソフトウェア”という用語は、ソースコードと、アセンブリ言語コードと、マシンコードと、バイナリコードと、ファームウェアと、マクロコードと、マイクロコードと、論理エレメントのアレイによって実行可能な任意の1つ以上の組の命令または1つ以上のシーケンスの命令と、このような例の任意の組み合わせとを含むことを理解すべきである。プログラムまたはコードセグメントは、プロセッサ読取可能媒体に記憶することができ、送信媒体または通信リンクを通して、搬送波で具現化されるコンピュータデータ信号によって送信することができる。
ここで開示した、方法、スキーム、および、技術のインプリメンテーションはまた、論理エレメントのアレイ(例えば、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、または、他の有限状態マシン)を含むマシンによって読取可能なまたは実行可能な1つ以上の組の命令として、有体的に(例えば、ここでリストアップしたような1つ以上のコンピュータ読取可能媒体で)具現化されてもよい。“コンピュータ読取可能媒体”という用語は、揮発性媒体と、不揮発性媒体と、リムーバブル媒体と、ノンリムーバル媒体とを含む、情報を記憶または転送できる任意の媒体を含んでもよい。コンピュータ読取可能媒体の例は、電子回路、半導体メモリデバイス、ROM、フラッシュメモリ、消去可能ROM(EROM)、フロッピー(登録商標)ディスケットまたは他の磁気記憶装置、CD−ROM/DVDまたは他の光記憶装置、ハードディスク、光ファイバ媒体、無線周波数(RF)リンク、あるいは、所望の情報を記憶するために使用でき、アクセスすることができる他の何らかの媒体を含んでいる。コンピュータデータ信号は、電子ネットワークチャネル、光ファイバ、無線、電磁気、RFリンク等のような送信媒体を通して伝搬できる、何らかの信号を含んでもよい。コードセグメントは、インターネットまたはイントラネットのようなコンピュータネットワークを介してダウンロードされてもよい。任意のケースでは、本開示の範囲は、このような実施形態によって限定されるものとして解釈すべきではない。
ここで説明した方法のタスクのそれぞれは、直接、ハードウェアで、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールで、あるいは、2つの組み合わせで具現化されてもよい。ここで開示したような方法のインプリメンテーションの典型的な適用において、論理エレメント(例えば、論理ゲート)のアレイは、方法のさまざまなタスクのうちの1つ、1つより多いもの、または、すべてでさえ実行するように構成されている。タスクのうちの1つ以上(場合によってはすべて)は、コード(例えば、1つ以上の組の命令)として実現されてもよく、論理エレメントのアレイ(例えば、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、または、他の有限状態マシン)を含むマシン(例えば、コンピュータ)によって読取可能および/また実行可能であるコンピュータプログラム製品(例えば、ディスク、フラッシュまたは他の不揮発性メモリカード、半導体メモリチップ等のような、1つ以上のデータ記憶媒体)で具現化されてもよい。ここで開示したような方法のインプリメンテーションのタスクはまた、1つより多いこのようなアレイまたはマシンによっても実行されてもよい。これらのインプリメンテーションまたは他のインプリメンテーションにおいて、セルラ電話機またはこのような通信能力を有する他のデバイスのような、ワイヤレス通信用のデバイス内で、タスクが実行されてもよい。このようなデバイスは、(例えば、VoIPのような1つ以上のプロトコルを使用する)回路交換ネットワークおよび/またはパケット交換ネットワークと通信するように構成されていてもよい。
ここで開示したさまざまな方法が、ハンドセット、ヘッドセット、または、ポータブルデジタルアシスタント(PDA)のような、ポータブル通信デバイスによって実行されてもよいこと、ならびに、ここで説明したさまざまな装置がこのようなデバイス内に含まれてもよいことを明示的に開示した。典型的なリアルタイム(例えば、オンライン)適用は、このような移動デバイスを使用して行われる電話機での会話である。
1つ以上の例示的な実施形態では、ここで説明した動作は、ハードウェアで、ソフトウェアで、ファームウェアで、または、これらのものを組み合わせた任意のもので実現されてもよい。ソフトウェアで実現された場合に、このような動作は、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ読取可能媒体上に記憶されてもよく、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ読取可能媒体上に送信されてもよい。“コンピュータ読取可能媒体”という用語は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する何らかの媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の双方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる何らかの利用可能な媒体であってもよい。一例として、これらに限定されないが、このようなコンピュータ読取可能媒体は、(これらに限定されないが、ダイナミックあるいはスタティックな、RAM、ROM、EEPROMおよび/またはフラッシュRAMを含んでもよい)半導体メモリ、あるいは、強誘電体メモリ、磁気抵抗メモリ、オーボニックメモリ、高分子(polymeric)メモリ、または、相変化メモリ;例えば、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、コンピュータによってアクセスでき、命令またはデータ構造の形態で、所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用できる他の何らかの媒体、のような、記憶エレメントのアレイを含むことができる。また、あらゆる接続は、コンピュータ読取可能媒体と適切に呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、赤外線、無線、および/または、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用しているウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから、ソフトウェアが送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対、DSL、あるいは、赤外線、無線、および/または、マイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用したようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、および、ブルーレイ(登録商標)ディスク(ブルーレイディスクアソシエーション、Universal City,CA)を含むが、一般的に、ディスク(disk)は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。先のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含められるべきである。

Claims (23)

  1. インバンドモデムの送信チャネル中のサンプルスリップを識別するための方法において、
    データビットを受信することと、
    前記受信したデータビットを基準信号と相関させることと、
    前記相関させることに基づいて、サンプルスリップを識別することとを含み、
    前記受信したデータビットは、フレーム中の複数の予め定められたロケーションのうちの1つに位置付けられたパルスを含む方法。
  2. 前記識別することは、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別することとを含み、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項1記載の方法。
  3. 前記識別することは、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    前記現在のフレームから決定された判定メトリックと、前記後続するフレームから決定された判定メトリックとを比較して、複数の判定差を発生させることと、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかを決定することと、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別することとを含み、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項1記載の方法。
  4. 前記識別することは、第3の予め定められたしきい値より下にある決定差を有するフレームを無視することをさらに含む請求項3記載の方法。
  5. 前記基準信号はコームパルスを含み、前記コームパルスは、複数の重畳されたパルスからなる請求項1記載の方法。
  6. 前記相関させることは、2段階のサーチを含み、
    前記2段階のサーチの第1段階は、フレーム中の第1の予め定められた数のパルスのそれぞれの周辺の第1の予め定められた範囲内にある、複数の可能性ある最大相関を見つけることを含み、
    前記2段階のサーチの第2段階は、前記可能性ある最大相関の中から最大相関を見つけることを含む請求項1記載の方法。
  7. インバンドモデムの送信チャネル中のサンプルスリップを識別する装置において、
    データビットを受信する受信機と、
    前記受信したデータビットを基準信号と相関させる相関器と、
    前記相関させることに基づいて、サンプルスリップを識別するプロセッサとを具備し、
    前記受信したデータビットは、フレーム中の複数の予め定められたロケーションのうちの1つに位置付けられたパルスを含む装置。
  8. 前記プロセッサは、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別することとをさらに含み、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項7記載の装置。
  9. 前記プロセッサは、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定することと、
    前記現在のフレームから決定された判定メトリックと、前記後続するフレームから決定された判定メトリックとを比較して、複数の判定差を発生させることと、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかを決定することと、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別することとをさらに含み、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項7記載の装置。
  10. 前記プロセッサは、第3の予め定められたしきい値より下にある判定差を有するフレームを無視することをさらに含む請求項9記載の装置。
  11. 前記基準信号はコームパルスを含み、前記コームパルスは、複数の重畳されたパルスからなる請求項7記載の装置。
  12. 前記相関器は、2段階のサーチャーを具備し、
    前記2段階のサーチャーの第1段階は、フレーム中の第1の予め定められた数のパルスのそれぞれの周辺の第1の予め定められた範囲内にある、複数の可能性ある最大相関を見つけることを含み、
    前記2段階のサーチャーの第2段階は、前記可能性ある最大相関の中から最大相関を見つけることを含む請求項7記載の装置。
  13. インバンドモデムの送信チャネル中のサンプルスリップを識別する装置において、
    データビットを受信する手段と、
    前記受信したデータビットを基準信号と相関させる手段と、
    前記相関させることに基づいて、サンプルスリップを識別する手段とを具備し、
    前記受信したデータビットは、フレーム中の複数の予め定められたロケーションのうちの1つに位置付けられたパルスを含む装置。
  14. 前記識別する手段は、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定する手段と、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定する手段と、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかを決定する手段と、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別する手段とを備え、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項13記載の装置。
  15. 前記識別する手段は、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定する手段と、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定する手段と、
    前記現在のフレームから決定された判定メトリックと、前記後続するフレームから決定された判定メトリックとを比較して、複数の判定差を発生させる手段と、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかを決定する手段と、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別する手段とを備え、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項13記載の装置。
  16. 前記識別する手段は、第3の予め定められたしきい値より下にある判定差を有するフレームを無視する手段をさらに備える請求項15記載の装置。
  17. 前記基準信号はコームパルスを含み、前記コームパルスは、複数の重畳されたパルスからなる請求項13記載の装置。
  18. 前記相関させる手段は、2段階のサーチを含み、
    前記2段階のサーチの第1段階は、フレーム中の第1の予め定められた数のパルスのそれぞれの周辺の第1の予め定められた範囲内にある、複数の可能性ある最大相関を見つける手段を備え、
    前記2段階のサーチの第2段階は、前記可能性ある最大相関の中から最大相関を見つける手段を備える請求項13記載の装置。
  19. コンピュータプログラムを記憶するメモリにおいて、
    前記コンピュータプログラムは、実行されるときに、
    データビットを受信する動作と、
    前記受信したデータビットを基準信号と相関させる動作と、
    前記相関させることに基づいて、サンプルスリップを識別する動作とを、コンピュータに実行させ、
    前記受信したデータビットは、フレーム中の複数の予め定められたロケーションのうちの1つに位置付けられたパルスを含むメモリ。
  20. 実行されるときに、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定する動作と、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定する動作と、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかを決定する動作と、
    前記現在のフレームと前記後続するフレームとに対して決定された判定メトリックが、第2の予め定められた値よりも大きいかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別する動作とを、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムをさらに含み、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項19記載のメモリ。
  21. 実行されるときに、
    現在のフレームに対する判定メトリックを決定する動作と、
    第1の予め定められた数の後続するフレームに対する判定メトリックを決定する動作と、
    前記現在のフレームから決定された判定メトリックと、前記後続するフレームから決定された判定メトリックとを比較して、複数の判定差を発生させる動作と、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかを決定する動作と、
    前記判定差が第1の予め定められた範囲内にあるかどうかの決定に基づいて、サンプルスリップを識別する動作とを、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムをさらに含み、
    前記判定メトリックは、ゼロオフセットにおける前記相関に関して、前記フレーム中のすべての可能性あるオフセットの最大相関を決定することを含む請求項19記載のメモリ。
  22. 実行されるときに、第3の予め定められたしきい値より下にある判定差を有するフレームを無視する動作をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムをさらに含む請求項21記載のメモリ。
  23. 実行されるときに、2段階のサーチを実行する動作をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムをさらに含み、
    前記2段階のサーチの第1段階は、フレーム中の第1の予め定められた数のパルスのそれぞれの周辺の第1の予め定められた範囲内にある、複数の可能性ある最大相関を見つけることを含み、
    前記2段階のサーチの第2段階は、前記可能性ある最大相関の中から最大相関を見つけることを含む請求項19記載のメモリ。
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