JP2013533649A - Pdcchシグナリングを送信及び受信する方法、基地局、ue、及びシステム - Google Patents

Pdcchシグナリングを送信及び受信する方法、基地局、ue、及びシステム Download PDF

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Abstract

物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを送信及び受信する方法、基地局,ユーザ装置(UE)、及びシステムが提供される。本送信方法は、基地局が第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するステップと、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を含まないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを含むPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、基地局が、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを含まないPDCCHシグナリングのみを、UEに送信するステップとを含む。本発明の方法、基地局、UE、及びシステムを使用すれば、基地局のスケジューリングの不確定性が防止され、UEの解析エラーが防止される。

Description

本出願は、2010年2月11日に中国専利局に出願された中国特許出願第201010111643.5号、2010年3月29日に中国専利局に出願された中国特許出願第201010142160.1号、及び、2010年4月30日に中国専利局に出願された中国特許出願第201010165438.7号(全て、PDCCHシグナリングを送信及び受信する方法、基地局、UE、及びシステム)」と題されている)の優先権を主張するものであり、これら出願はそれらの全体が参照によって本明細書中に援用される。
本発明は、通信技術に関し、特に、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、略してPDCCH)シグナリングを送信及び受信する方法、基地局、ユーザ装置(User Equipment、略してUE)、及びシステムに関する。
ロングタームエボリューションアドバンスト(Long Term Evolution−Advanced、略してLTE−A)システムにはキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、略してCA)技術が導入されている。すなわち、より高いピークレート、及びサービス要求を満たすために、1つのUEに対して複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier、略してCC)がスケジュールされる。
CA技術に基づかないシステムでは、1個の物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、略してPDCCH)シグナリングによって、1つのキャリアのみのリソースがスケジュールされることが可能である。CA技術に基づくシステムでは、データを伝送する複数のキャリアをUEが集約(アグリゲート)する場合、UEは、複数個の対応するPDCCHシグナリングを必要とする。
LTE−Aシステムでは、リソースは、2つのモードでスケジュールされることが可能である。1つのモードは、同一CCスケジューリング(Same−CC Scheduling、略してSCS)であり、これは、あるキャリア上のPDCCHシグナリングが、当該キャリアのリソース、及び当該キャリアに対応する上りリンクキャリアのリソースのみをスケジュールするために使用されることが可能であることを意味する。もう1つのモードは、クロスCCスケジューリング(Cross−CC Scheduling、略してCCS)であり、これは、あるキャリア上のPDCCHシグナリングが、当該キャリア又はその他のキャリアのリソースをスケジュールするために使用されることが可能であることを意味する。CCSモードでは、どのキャリアのリソースがPDCCHシグナリングによって現在スケジュールされているかを示すために、UE固有のPDCCHシグナリングに、キャリア識別フィールド(CIF)が追加される必要がある。ただし、複数のUEによって共有されるPDCCHシグナリングでは、LTE−AシステムにおけるUEと、LTEシステムにおけるUEとが共存できるように、CIFは追加されない。
基地局は、UEによって現在適用されるリソーススケジューリングモードがCCSであるかSCSであるかを示す、準静的無線リソース制御(RRC)シグナリングを、UEに送信する。UEがRRCアイドル状態又はRRC接続状態においてリソースをスケジュールするためにSCSモードを使用する場合、PDCCHシグナリングにはCIFは含まれない。UEが接続状態においてリソースをスケジュールするためにCCSモードを使用する場合、PDCCHシグナリングにはCIFが含まれる。基地局が準静的RRCシグナリングをUEに送信した後、UEが準静的RRCシグナリングを受信した場合、UEは準静的RRCシグナリング内で示されたリソーススケジューリングモードに従って、PDCCHシグナリングを検出及び解析する。しかし、基地局は準静的RRCシグナリングを送信した後、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリング(RRC Connection Reconfiguration Complete signaling)を基地局が受信するまで、UEが準静的RRCシグナリングを適正に受信したかどうかわからず、基地局におけるスケジューリングは、準静的RRCシグナリングを送信してから、RRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、不確定である。
従来技術では、以下の問題が存在する。基地局におけるスケジューリングは、準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、不確定であり、これは、UEがシグナリングを不適正に解析することを引き起こす。
本発明の実施形態は、基地局におけるスケジューリングの不確定性を克服するための、PDCCHシグナリングを送信する方法、基地局,UE、及びシステムを提供する。
本発明の実施形態は、UEがPDCCHシグナリングを不適正に解析するのを防止するための、PDCCHシグナリングを受信する方法、基地局,UE、及びシステムを提供する。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみをUEに送信することを含む。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する別の方法は、
UEの、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEによって送信されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信することを含む。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する別の方法は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、RRCシグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、物理的にオーバーラップする領域内では、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングを、UEに送信することを含み、ここで、第3のPDCCHシグナリングはキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングであり、第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第3のPDCCHシグナリングの長さは第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、第3のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、第4のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法は、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、UEの第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UEの第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみを受信し、CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析することを含む。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する別の方法は、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、UEの第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UEの第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEが基地局からのRRCシグナリングを適正に解析した後、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信し、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析することを含む。
本発明の一実施形態による基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第1の決定モジュールと、
第1の決定モジュールが、UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみをUEに送信するように構成された、第1の送信モジュールとを含む。
本発明の一実施形態による別の基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第2の決定モジュールと、
第1の決定モジュールがUEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、RRCシグナリングをUEに送信してからUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域内では、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングをUEに送信するように構成された、第2の送信モジュールとを含み、ここで、第3のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第3のPDCCHシグナリングの長さは第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、第3のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、第4のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる。
本発明の一実施形態による別の基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置、及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第3の決定モジュールと、
第3の決定モジュールがUEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEによって送信されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信するように構成された、第3の送信モジュールとを含む。
本発明の一実施形態によるUEは、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有さないPDCCHシグナリングを受信するように構成された、受信モジュールと、
CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、受信モジュールによって受信されたPDCCHシグナリングを解析するように構成された、解析モジュールと、を含む。
本発明の一実施形態による別のUEは、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、UEの第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UEの第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEが基地局からのRRC設定シグナリングを適正に解析した後、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信するように構成された、第2の受信モジュールと、
CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、受信モジュールによって受信された、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析するように構成された、第2の解析モジュールと、を含む。
本発明の一実施形態による通信システムは、前述の基地局とUEとを含み、基地局は第1の決定モジュールと第1の送信モジュールとを含み、UEは受信モジュールと解析モジュールとを含む。
本発明の一実施形態による別の通信システムは、UEと、前述の第2の決定モジュール及び第2の送信モジュールを含む基地局と、を含む。
本発明の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信及び受信する方法、基地局、UE、及びシステムを使用すれば、基地局のスケジューリングの不確定性が防止され、UEはPDCCHシグナリングを受信したら、PDCCHシグナリングがCIFを含むかどうかを判断することができ、シグナリングを適正に解析することができる。
本発明の技術的解決法をより明確にするために、本発明の実施形態の説明に関与する添付の図面について、以下に説明する。明らかに、以下に説明する添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態に関与するものであり、当業者は、そのような添付の図面から、創造的な活動を行うことなく、その他の図面を導き出すことが可能である。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による基地局の概略構成図である。 本発明の別の実施形態による基地局の概略構成図である。 本発明の一実施形態によるUEの概略構成図である。
本発明の目的、技術的解決法、及び利点をより明確にするために、本発明の技術的解決法について、実施形態及び添付の図面を参照して、以下に、より詳細に説明する。実施形態は明らかに本発明の実施形態の全てではなく、一部を例示するものにすぎない。本明細書中で提供される実施形態から、当業者によって、いかなる創造的な活動も行うことなく導き出されることが可能な、その他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に入る。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)などの通信システムでは、eNBなどの基地局が、1つのキャリア上のリソースをUEに対してスケジュールする。基地局がリソースをスケジュールする最小時間単位は、長さ1ミリ秒のサブフレームである。スケジュールされたUEが、PDCCHシグナリングの長さ、及びサーチ空間の制御チャネル要素(Control Channel Element、略してCCE)レベルに従って、PDCCHのサーチ空間内のPDCCHシグナリングを復調及び復号した後、スケジュールされたUEは、スケジュールされたUEの無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier、略してRNTI)を使用して、スクランブル解析及び巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、略してCRC)を実行して、現在検出されたPDCCHシグナリングが、スケジュールされたUEのPDCCHシグナリングであるかどうかを、検査及び判定する。スケジュールされたUEが、現在検出されたPDCCHシグナリングがそのUEのPDCCHシグナリングであると判定した場合、UEは更にフォローアップ動作を実行する。PDCCHシグナリングは、物理データチャネル(上りリンク物理データチャネル又は下りリンク物理データチャネル)を示す、時間−周波数リソース割り当て情報を運ぶ。
サーチ空間は、論理的に連続したCCEのセットである。CCEは、PDCCHシグナリングを構成する最小単位である。UEのPDCCHシグナリングは、4つのCCEレベル(1、2、4、及び8)をそれぞれ使用して伝送されてもよい。異なるCCEレベルは、異なる符号化レートを有する。それぞれの異なるCCEレベルにおけるPDCCHシグナリングは、異なるサーチ空間を有するが、物理的には、PDCCHシグナリングに関する異なるサーチ空間は相互にオーバーラップしてもよい。すなわち、異なるサーチ空間は、インデックスの一部又は全てのインデックスが同じであるCCEを含んでもよい。
サーチ空間は、共通サーチ空間(Common Search Space、CSS)、及びUE固有のサーチ空間(UE−specific Search Space、UESS)に分類される。CSS及びUESSは異なるサーチ空間であるが、物理的にオーバーラップしてもよい。すなわち、異なるサーチ空間は、インデックスの一部又は全てのインデックスが同じであるCCEを含んでもよい。CSSは全てのUEが検出する必要がある空間である。CSSは16個のCCEを含み、CSS内では、CCEレベルが4又は8のPDCCHシグナリングのみが伝送されることが可能である。CCEレベル4に対応する、CSS内でのサーチの数は、4であり、CCEレベル8に対応する、CSS内でのサーチの数は、2である(4*4=8*2=16)。各UEは固有のUESSを有する。各UESSは、固有のRNTIと、サブフレーム番号とによって決定される。UESS内のCCEレベルは、1、2、4、又は8であり、CCEレベル1、2、4、及び8に対応する、UESS内でのサーチの数は、それぞれ、6、6、2、及び2である。
PDCCHシグナリングの下りリンク制御情報(DCI)フォーマットは、スケジューリングデータの伝送モード及びリソース割り当てモードなどによって異なる。例えば、DCIフォーマットは、DCIフォーマット0、DCIフォーマット1A、DCIフォーマット1B、DCIフォーマット1C、DCIフォーマット1D、DCIフォーマット1、DCIフォーマット2、DCIフォーマット2A、DCIフォーマット2、及びDCIフォーマット3Aを含んでもよい。一般に、異なるフォーマットのPDCCHシグナリングの長さは異なり、PDCCHシグナリングをスクランブルするためのRNTIも異なってもよい。いくつかのシナリオでは、異なるDCIフォーマットのPDCCHシグナリングは同じ長さを有してもよい。
複数のUEによって共有されるスケジューリング情報のためのPDCCHシグナリングは、伝送のためにCSS内に配置されてもよく、PDCCHシグナリングをスクランブルするために使用されるRNTIも、複数のUEによって共有されるRNTIであってもよい。例えば、複数のUEによって共有されるRNTIは、ページングRNTI(paging RNTI)、システム情報RNTI(system information RNTI)、ランダムアクセスチャネル応答RNTI(RACH Response RNTI)、又は伝送電力制御(Transmission Power Control、略してTPC)関連RNTIであってもよい。
UE固有のRNTIを使用することによってスクランブルされたPDCCHシグナリングは、一般に、伝送のためにUESS内に配置される(例えば、半永続スケジューリングセルRNTI(Semi−Persistent Scheduling−Cell−RNTI、略してSPS−C−RNTI)、又はセルRNTI(Cell−RNTI、略してC−RNTI)を使用してスクランブルされたPDCCHシグナリング等)。
DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングはCSS内で伝送されてもよく、このPDCCHシグナリングは、ページングRNTI、システム情報RNTI、又はRACH応答RNTIを使用することによってスクランブルされる。DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングはUESS内で伝送されてもよく、このPDCCHシグナリングは、セルRNTI又はSPS−C−RNTIを使用することによってスクランブルされる。
DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングの長さは、DCIフォーマット3、DCIフォーマット3A、及びDCIフォーマット0のPDCCHシグナリングの長さと同じである。DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングと、DCIフォーマット0のPDCCHシグナリングとは、ヘッダ識別ビットを使用することによって区別される。DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリング、及びDCIフォーマット0のPDCCHシグナリングと、DCIフォーマット3のPDCCHシグナリング、及びDCIフォーマット3AのPDCCHシグナリングとは、異なるRNTIを使用してスクランブルすることによって区別される。
セルRNTIを使用することによってスクランブルされた、DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリング、及び、SPS−C−RNTIを使用することによってスクランブルされた、DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングは、UESS又はCSS内で伝送されてもよく、これは、PDCCHシグナリングが検出される回数を増加させない。UEがPDCCHシグナリングを検出する回数は、シグナリングの長さに関連する。シグナリング長が1タイプ更に増えることは、1系列(シリーズ)に対して実行される検出の回数を増加させる。CSS内で伝送される、DCIフォーマット3のPDCCHシグナリング、又はDCIフォーマット3AのPDCCHシグナリングは、常に検出される必要があり、これら2つのタイプのPDCCHシグナリングの長さは、DCIフォーマット0のPDCCHシグナリング、及びDCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングの長さと等しい。従って、UEがPDCCHシグナリングを検出する回数は増加しない。
基地局は、データ伝送モード及びリソース割り当てモードに従って、準静的RRCシグナリングを介して、UEのために7つの伝送モードのうちの1つを設定する。各伝送モードにおいて、UEは、少なくとも2つのDCIフォーマットのPDCCHシグナリングを検出する必要がある。1つのDCIフォーマットのPDCCHシグナリングは、UEに現在割り当てられている伝送モードに関連し、もう1つのDCIフォーマットのPDCCHシグナリングは、UEに現在割り当てられている伝送モードに関連しない、DCIフォーマット0のPDCCHシグナリング及びDCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングである。すなわち、UEは、UEに割り当てられている伝送モードに関係なく、DCIフォーマット1AのPDCCHシグナリング及びDCIフォーマット0のPDCCHシグナリングを検出する必要がある。例えば、基地局が伝送モード3、すなわち、開ループマルチ入出力(Multiple Input Multiple Output、略してMIMO)伝送モードをUEに割り当てた場合、UEはDCIフォーマット2AのPDCCHシグナリングを検出する必要があり、かつ、UEは、DCIフォーマット0のPDCCHシグナリング、及びDCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングも検出する必要があり、ここで、DCIフォーマット2AのPDCCHシグナリングが伝送モード3に関連する。基地局が伝送モード4、すなわち、閉ループMIMO伝送モードをUEに割り当てた場合、UEはDCIフォーマット2のPDCCHシグナリングを検出する必要があり、かつ、UEは、DCIフォーマット0のPDCCHシグナリング、及びDCIフォーマット1AのPDCCHシグナリングも検出する必要があり、ここで、DCIフォーマット2のPDCCHシグナリングが伝送モード4に関連する。
想定シナリオA:基地局が、現在のリソーススケジューリングモードをUEに通知するために使用される準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、及び、基地局が、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、現在のキャリアのCSS内の、CIFを有さないDCIフォーマット0、又はCIFを有さないDCIフォーマット1Aの、PDCCHシグナリングの長さが、現在のキャリアのUESS内の、別のフォーマットの、CIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい可能性があり、後者のPDCCHシグナリングは、現在のキャリアの帯域幅より小さい帯域幅の、別のキャリアをスケジュールするために使用される。CSSとUESSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、UEはシグナリングを不適正に解析し、物理的にオーバーラップする領域内で検出されたPDCCHシグナリングが、現在のキャリア上のリソースをスケジュールするために使用される、又は、現在のキャリアの帯域幅より小さい帯域幅の別のキャリア上のリソースをスケジュールするために使用されると、誤って判断する。
例えば、1個のシグナリングは、現在のキャリアCC1のCSS内の、CIFを有さないDCIフォーマット0、又はCIFを有さないDCIフォーマット1Aの、PDCCHシグナリングであり、もう1個のシグナリングは、CC1のUESS内の、別のフォーマットで、かつ、CC1の帯域幅より小さい帯域幅のキャリアCC2をスケジュールするために使用される、CIFを有するPDCCHシグナリングである。スケジュールされるキャリアCC2の帯域幅は、キャリアCC1の帯域幅より小さいため、PDCCHシグナリング内で必要とされるリソース割り当てビットの数はより少なく、従って、現在のキャリアCC1のCSS内の、CIFを有さないDCIフォーマット0、又はCIFを有さないDCIフォーマット1Aの、PDCCHシグナリングの長さは、CC1のUESS内の、別のフォーマットで、かつ、CC1の帯域幅より小さい帯域幅のキャリアCC2をスケジュールするために使用される、CIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい可能性がある。CSSとUESSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、UEはシグナリングを不適正に解析し、物理的にオーバーラップする領域内で検出されたPDCCHシグナリングが、CC1内のリソースをスケジュールするために使用される、又は、CC2内のリソースをスケジュールするために使用されると、誤って判断する可能性がある。
下りリンクデータを例に取ると、UEがPDCCHシグナリングを不適正に解析すると、UEは間違ったキャリア上の下りリンクデータを受信する。続いて、UEは、否定応答(NACK)メッセージを基地局にフィードバックする可能性があり、基地局はデータを再送する可能性がある。しかし、UEは依然としてPDCCHシグナリングを適正に解析する方法がわからず、依然としてデータを適正に受信することができない。基地局が上限数の再送を完了するまで、UEのバッファは不適正なデータを記憶し続け、これは、UEの、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファ汚染をもたらす。
前述の問題の解決法について、以下に詳細に説明する。本発明の実施形態では、例えば、CCSデータスケジューリングモードにおいて、CSS内で伝送されるDCIフォーマット1A又はDCIフォーマット0のPDCCHシグナリングはCIFを含まず、かつ、DCIフォーマット1A又はDCIフォーマット0のそのPDCCHシグナリングは、PDCCHシグナリングの現在のキャリア上のリソース、又はそのキャリアに対応する上りリンクキャリア上のリソースのみをスケジュールするために使用されることが可能であると仮定されるか、あるいは、CCSデータスケジューリングモードにおいて、特定のUESS内で伝送されるPDCCHシグナリングはCIFを含まず、かつ、そのPDCCHシグナリングは、PDCCHシグナリングの現在のキャリア上のリソース、又はそのキャリアに対応する上りリンクキャリア上のリソースのみをスケジュールするために使用されることが可能であると仮定される。その他のシナリオも含まれてもよい。
図1は、本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ101:基地局は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定する。第1のサーチ空間内で伝送されるPDCCHシグナリングはCIFを含まなくてもよく、かつ、第1のサーチ空間はCSS及び/又はUESSであってもよく、第2のサーチ空間内で伝送されるPDCCHシグナリングはCIFを含んでもよく、かつ、第2のサーチ空間はUESSであってもよい。
第1のサーチ空間は、CSS及びUESSのうちの少なくとも1つであってもよい。
ステップ102:第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングをUEに送信する。
基地局は、異なるPDCCHシグナリングのサーチ空間がオーバーラップしている可能性があるということを(すなわち、同じインデックスを有するCCEの一部又は全てが、物理的にオーバーラップする領域である)、異なるサーチ空間が、インデックスの一部又は全てが同じであるCCEを含むと判定することによって、決定することができる。
この方法は、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を、第1のサーチ空間の位置、及び第2のサーチ空間の位置に従って決定することを更に含んでもよい。
一例として、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を決定することは、
第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間が、同じインデックスを有する少なくとも1つのCCEを含むと判定することを含み、ここで、同じインデックスを有する少なくとも1つのCCEが物理的にオーバーラップする領域である。
基地局によって送信されるPDCCHシグナリングは、リソース割り当て情報と、その他の制御情報(キャリアアクティベーション又はディアクティベーション情報、及び物理ランダムアクセスプロセスをトリガするための情報など)とを含むことができる。
一例として、ユーザ装置のサーチ空間内の前述の物理的にオーバーラップする領域以外の物理的領域内で、基地局は、従来技術に従って、PDCCHシグナリングを送信してもよいが、これについてはここでは詳細に説明しない。
図1に示す実施形態は、2つのサーチ空間の間の物理的にオーバーラップする領域内では、サーチ空間のうちの1つのPDCCHシグナリングが伝送されることに限定し、これは、本質的に、サーチ空間直交化方法である。2つのサーチ空間がオーバーラップしないようにすることで、等しい長さ(すなわち、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい)によって引き起こされる、基地局スケジューリングの不確定性の問題を解決する、別のサーチ空間直交化方法が適用されてもよい。例えば、CSSがUESSと物理的にオーバーラップする場合、CSSの位置は不変のままとされ、CSS及びUESSのCCEサイズを変更せずに、UESSとCSSとの間のオーバーラップを防止するように、具体的には、UESSとCSSとを直列に配置するように、設定パラメータを設定する。
基地局は、CIFを有さないPDCCHシグナリングをRRC設定の前及び後にスケジューリングのために使用するため、RRC設定の前のPDCCHシグナリングのスケジューリングモードは、RRC設定の後のスケジューリングモードと一致し、従って、スケジューリングの不確定性が防止される。UEは、CIFを有さないPDCCHシグナリングを、RRC設定の前及び後に解析のために使用するため、基地局上でのPDCCHシグナリングの解析は、UE上でのPDCCHシグナリングの解析と一致し、従って、解析エラーが防止される。例えば、UEがRRC設定シグナリングを適正に受信しなかった場合、UEは依然としてCIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する規則に従ってシグナリングを解析し、基地局が新たに設定されたCIFを有するPDCCHシグナリングを使用して、スケジューリングを実行した場合、UEはシグナリングを不適正に解析する。UEが、RRC設定シグナリングを適正に受信したものの、基地局が依然としてCIFを有さないPDCCHシグナリングを使用してスケジューリングを実行した場合、UEはCIFを有するPDCCHシグナリングを解析する規則に従ってシグナリングを解析するので、解析は不適正なものとなる。
従って、本発明の実施形態は、物理的にオーバーラップする領域内ではCIFを有さないPDCCHシグナリングのみを送信することによって、不確定性を防止し、UEがシグナリングを不適正に解析するのを防止する。
図5は、本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEは、物理的にオーバーラップする領域内では、基地局によって送信されたCIFを有さないPDCCHシグナリングを受信する。
ステップ502:UEは、設定された規則に従って、PDCCHシグナリングを解析する。設定された規則は、基地局及びUEが、PDCCHシグナリングの各フィールドの所定の意味に従って、PDCCHシグナリングを解析することを指定してもよい。
基地局によって送信されたPDCCHシグナリングがCIFを含まない場合、UEがPDCCHシグナリングを受信した後、UEはCIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する規則に従って、PDCCHシグナリングを解析することができる。解析の特定の規則は、UEと基地局とによって予め折衝(ニゴシエート)される。
前述の実施形態において、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、基地局は、CIFを有さないPDCCHシグナリングをUEに送信する必要がある。このようにして、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみがUEに送信され、UEでは、物理的にオーバーラップする領域内で受信されたPDCCHシグナリングがCIFを含まず、PDCCHシグナリング内で割り当てられるリソースが、確かにそのPDCCHシグナリングを運ぶために使用されたキャリアに由来するリソースであることがわかるので、UEがシグナリングを不適正に解析することが防止される。
例えば、基地局が現在のリソーススケジューリングモードをUEに通知するために使用される準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、及び、基地局がUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後に、PDCCHシグナリングを運ぶために使用される、UEにおける現在のキャリアのCSS内の、DCIフォーマット0、又はDCIフォーマット1Aの、CIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、現在のキャリア上の、UEのUESS内の、別のフォーマットの、CIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合(ここで、CIFを有するPDCCHシグナリングは、現在のキャリア上の帯域幅より小さい帯域幅の、別のキャリアをスケジュールするために使用される)、かつ、CSSとUESSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内ではCIFを有さないPDCCHシグナリングを送信し、そのPDCCHシグナリングは、UEに固有のリソース割り当て情報を運ぶ。一実施形態では、UEと基地局とは、物理的にオーバーラップする領域内で送信される全てのPDCCHシグナリングが、CIFを含まないことを、予め折衝しておくことができる。従って、PDCCHシグナリングを受信した後、UEでは、PDCCHシグナリングがCIFを含まず、PDCCHシグナリング内で割り当てられるリソースが、確かにそのPDCCHシグナリングを運ぶために使用されたキャリアに由来するリソースであることがわかるので、UEがシグナリングを不適正に解析することが防止される。
図1、及び図5に示す実施形態において、第1のサーチ空間はCSSであってもよく、第2のサーチ空間はUESSであり、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間のCCEレベルは4又は8であってもよい。あるいは、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間は、UEの異なるCCをスケジュールするために使用される2つのUESSを含む。
上述したように、UEは、異なるPDCCHシグナリングが伝送されるサーチ空間がオーバーラップしている可能性があるということを(すなわち、同じインデックスを有するCCEの一部又は全てが、物理的にオーバーラップする領域である)、異なるサーチ空間が、インデックスの一部又は全てが同じであるCCEを含むと判定することによって、決定してもよい。
前述の方法は、
UEの、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置に従って決定することを更に含んでもよい。
一例として、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を決定することは、
第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間が、同じインデックスを有する少なくとも1つのCCEを含むと判定することを含み、ここで、同じインデックスを有する少なくとも1つのCCEが物理的にオーバーラップする領域である。
UEは、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しいことを認識する。例えば、上述したように、基地局は、データ伝送モード及びリソース割り当てモードに従って、準静的RRCシグナリングを介して、UEのために7つの伝送モードのうちの1つを設定する。UEは、PDCCHシグナリングの長さを取得するために、少なくとも2つのDCIフォーマットのPDCCHシグナリングを検出する必要がある。
図1に示す実施形態において、第1のサーチ空間がCSSであり、第2のサーチ空間がUESSである場合、第2のサーチ空間に対する制約は強くない。その理由は、第2のサーチ空間内において、CCEレベル4又は8におけるPDCCHシグナリングの長さが、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しい場合でさえ、これは、基地局が、物理的にオーバーラップする領域内でPDCCHシグナリングを伝送することをできないようにするが、基地局は依然として、物理的にオーバーラップする領域内でCCEレベル1又は2におけるPDCCHシグナリングを伝送することが可能だからである。CCEレベル4におけるPDCCHシグナリングの長さが、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しい場合でさえ、これは、基地局が、物理的にオーバーラップする領域内でPDCCHシグナリングを伝送することをできないようにするが、基地局は依然として、CSSとオーバーラップしない第2のサーチ空間内で、CCEレベル8におけるPDCCHシグナリングが伝送される限り、CCEレベル8におけるPDCCHシグナリングを伝送してもよい。
前述の実施形態において、基地局がRRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、基地局はUEの受信モードを明確に認識し、これにより、UEが基地局によって伝送された制御シグナリングを不適正に解析するという問題が解決される。
加えて、第1のサーチ空間のスケジューリングの自由度が完全に確保され、すなわち、第1のサーチ空間に対してスケジューリングの制約は課されず、これにより、RRC再設定期間中の、基地局のスケジューリングの不確定性が、最大限克服される。
図2は、本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ201:基地局は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定する。
ステップ202:第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、物理的にオーバーラップする領域内では、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングをUEに送信し、ここで、第3のPDCCHシグナリングはキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングであり、第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、ここで、第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第3のPDCCHシグナリングの長さは第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、第3のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、第4のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる。UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、基地局は、第2のPDCCHシグナリング、すなわち、CIFを有するPDCCHシグナリングを、UEに送信する。第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングは、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプの、PDCCHシグナリングであってもよい。第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプのPDCCHシグナリングは、UEによって不適正に解析されないPDCCHシグナリングである。例えば、各伝送モード下で、現在、2つのフォーマットのPDCCHシグナリングが存在すると仮定すると、キャリアを越えてスケジュールされるキャリアに対応する、特定の伝送モード下での2つのタイプの(CIFを有する)PDCCHシグナリングのうち、一方のタイプのPDCCHシグナリングの長さが、PDCCHのキャリアのCSS内の特定のフォーマットのCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しいと仮定すると、eNBは、他方のタイプのPDCCHシグナリングを現在のモード下で送信してもよく、他方のタイプのPDCCHシグナリングの長さは、PDCCHのキャリアのCSS内の特定のフォーマットのCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しくない。この場合、UEは、PDCCHシグナリングを不適正に解析しない。あるいは、2つのタイプのUE固有のCIFを有さないPDCCHシグナリングが、PDCCHのキャリアのCSS内に存在してもよく、一方のタイプはUEによって不適正に解析され得る。一方のタイプが、UEによって不適正に解析される場合、基地局は、他方のタイプのCIFを有さないPDCCHシグナリングをUEに送信することができる。
図6は、本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ601:第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、UEがRRCシグナリングを適正に解析した後、UEは、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信する。
ステップ602:UEは、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する。
基地局によって送信されたPDCCHシグナリングがCIFを含む場合、UEがPDCCHシグナリングを受信した後、UEは、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する規則に従って、PDCCHシグナリングを解析することができる。UEが使用する、解析の特定の規則は、UEと基地局とによって予め折衝される。
前述の実施形態において、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、基地局がRRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを基地局が受信するまでの時間間隔内に、CIFを有するPDCCHシグナリングを送信することができない。UEは、RRC設定シグナリングを適正に受信しない可能性があり、従って、受信されたPDCCHシグナリングがCIFを含まないとみなす可能性があるので、解析エラーがもたらされる。従って、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、基地局は、CIFを有するPDCCHシグナリングを、UEに送信することができるが、基地局がRRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを基地局が受信するまでの時間間隔内では、基地局は、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプのPDCCHシグナリングのみを、UEに送信することができる。UE側に関しては、RRC設定シグナリングを適正に解析した後、UEは、基地局によって送信されたCIFを有するPDCCHシグナリングのみを受信する。
図2に示す実施形態において、第1のサーチ空間はCSSであってもよく、第2のサーチ空間はUESSであり、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間のCCEレベルは4又は8である。あるいは、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間は、UEの異なるCCをスケジュールするために使用される2つのUESSを含む。
第1のサーチ空間がCSSであり、第2のサーチ空間がUESSである場合、図2に示す方法が適用可能であり、これは、第1のサーチ空間内でPDCCHシグナリングが検査される回数を増加させない。加えて、第2のサーチ空間のスケジューリングの自由度は、第1のサーチ空間のスケジューリングの自由度より大きい(第2のサーチ空間は、クロスキャリアスケジューリング(cross−carrier scheduling)を実施することが可能であるが、第1のサーチ空間は、同一キャリアスケジューリング(same−carrier scheduling)のみを許可するため)。従って、この解決法は、第2のサーチ空間のスケジューリングの自由度を完全に確保し、第2のサーチ空間に対していかなるスケジューリングの制約も課さない。
図3は、本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ301:基地局は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定する。
ステップ302:第1のサーチ空間内のCIFを有さない第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有する第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、基地局がRRCシグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、物理的にオーバーラップする領域内では、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプのPDCCHシグナリングを、UEに送信する。
第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプのPDCCHシグナリングは、CIFを有さない第3のPDCCHシグナリング又はCIFを有する第4のPDCCHシグナリングであってもよい。CIFを有さない第3のPDCCHシグナリングの長さは、CIFを有する第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくない。
図3に示す実施形態は、以下のシナリオBにおいて存在する問題を解決することが可能である。
想定シナリオB:2つのキャリアをスケジュールするためのPDCCHシグナリングが、1つのキャリア上にそれぞれの独立したUESSを有し、2つのUESSの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する。この場合、基地局が現在のリソーススケジューリングモードをUEに通知するために使用される準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間内に、スケジューリングの不確定性の問題が発生する。例えば、送信の前、UEのリソーススケジューリングモードはSCSであり、基地局によってUEに伝送されるPDCCHシグナリングはCIFを含まない。UEが、現在のリソーススケジューリングモードをUEに通知するために使用される準静的RRCシグナリングを受信した後、UEのリソーススケジューリングモードはCCSに変更される。基地局がUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信しない場合、基地局はUEに送信するPDCCHシグナリングがCIFを含む必要があるかどうかわからないので、基地局においてスケジューリングの不確定性がもたらされる。UEが基地局からのRRC設定シグナリングを適正に受信し、リソーススケジューリングモードをCCSに変更した後、上記の2つのUESS内のPDCCHシグナリングにCIFが追加されてもよく、異なるキャリアをスケジュールするためのPDCCHシグナリングが自動的に区別され、CIFを有する1個のPDCCHシグナリングの長さが、CIFを有する別の1個のPDCCHシグナリングの長さと等しい場合でも、前述の問題は発生しない可能性がある。
シナリオBにおいて、基地局が、準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、CIFを有するPDCCHシグナリング又はCIFを有さないPDCCHシグナリングのみを送信する場合、問題は依然として存在する。基地局が準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、基地局がCIFを有さないPDCCHシグナリングのみを送信し、しかし、UEが準静的RRCシグナリングを適正に解析した場合、UEは受信されたPDCCHシグナリングがCIFを含むとみなすので、解析エラーがもたらされる。基地局が準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、基地局がCIFを有するPDCCHシグナリングのみを送信し、しかし、UEが準静的RRCシグナリングを適正に解析していない場合、UEは受信されたPDCCHシグナリングがCIFを含まないとみなすので、解析エラーがもたらされる。
図3に示す実施形態が適用される場合、すなわち、基地局が、物理的にオーバーラップする領域内では、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプのPDCCHシグナリングを送信する場合、基地局でのスケジューリングの不確定性が防止され、UE上での解析エラーが防止される。
基地局が、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、UEのリソーススケジューリングモードはCCSに変更される。CCSモード下でのいかなるPDCCHシグナリングもCIFを含むため、UEの2つのUESSの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合でさえ、基地局はスケジューリングについて不確定ではなく、UEはシグナリングを不適正に解析しないようにできる。
図3に示す実施形態において、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間は、UEの異なるCCをスケジュールするために使用される2つのUESSを含む。
図3に示す方法を使用して、基地局はUEのいかなる活動も指定せずに、すなわち、UEの動作に影響を及ぼすことなく、UEがシグナリングを不適正に解析することを防止する。この方法は単純であり、動作は簡単である。
一実施形態では、UEはCC1及びCC2という2つのCCを有し、PDCCHシグナリングはCC1上で伝送され、CC1はサーチ空間CSS、サーチ空間UESS1、及びサーチ空間UESS2を含み、CC1上のCSS内のPDCCHシグナリングはCC1をスケジュールするために使用され、このPDCCHシグナリングはCIFを含まず、CC1上のUESS1内のPDCCHシグナリングはCC1をスケジュールするために使用され、このPDCCHシグナリングはCIFを含まず、CC1上のUESS2内のPDCCHシグナリングはキャリアに跨ってCC2をスケジュールするために使用され、このPDCCHシグナリングはCIFを含む。
一シナリオでは、UESS1内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS2内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、UESS1とUESS2との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングをUEに送信し、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS2内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、CSSとUESS2との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングをUEに送信し、従って、UESS1内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS2内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、CSS内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さとも等しく、かつ、UESS1とUESS2とCSSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、UESS1とUESS2とCSSとの間の物理的にオーバーラップする領域内で、スケジューリングの不確定性の問題が存在する。
或いは、UESS1内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS2内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、UESS1とUESS2との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングをUEに送信し、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS2内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、CSSとUESS2との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングをUEに送信し、従って、UESS1内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS2内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さとも等しく、かつ、UESS1とUESS2とCSSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、UESS1とUESS2とCSSとの間の物理的にオーバーラップする領域内で、スケジューリングの不確定性の問題が存在する。
前述のケースに基づいて、本発明の一実施形態では、基地局は、UESS1とUESS2とCSSとの間の物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみをUEに送信するか、又は、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信する。
基地局が、UESS1とUESS2とCSSとの間の物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみをUEに送信する場合、データはPDCCHのCC1上に最初に配置されるので、CC1のスケジューリングの優先が保証され、RRC再設定の間のスケジューリングの円滑な移行が保証される。
基地局が、UESS1とUESS2とCSSとの間の物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信する場合、基地局は、キャリアに跨ってスケジュールされるCC2のUESSのスケジューリングの自由度を保証する。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法は、
UEの、第1のサーチ空間の位置、第2のサーチ空間の位置、及び第3のサーチ空間の位置を決定し、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間と第3のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第3のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングのみ、又は、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信することを含む。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法は、以下のステップを含む。
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間と第3のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第3のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEは、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有するPDCCHシグナリング、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングを受信する。
UEは、設定された規則に従って、PDCCHシグナリングを解析する。
基地局は、
UEの、第1のサーチ空間の位置、第2のサーチ空間の位置、及び第3のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第6の決定モジュールと、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間と第3のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第3のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングのみ、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみを、UEに送信するように構成された、第6の送信モジュールと、を含む。
UEは、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間と第3のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第3のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有するPDCCHシグナリング、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングを受信するように構成された、第7の受信モジュールと、
設定された規則に従って、PDCCHシグナリングを解析するように構成された、第7の解析モジュールと、を含む。
図4は、本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ401:基地局は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定する。
ステップ402:第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを、PDCCHシグナリングに1ビットを追加した後、UEに送信する。
この実施形態では、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、基地局は、CIFを有するPDCCHシグナリングに1ビットを追加してから、PDCCHシグナリングをUEに送信する必要がある。受信されたCIFを有するPDCCHシグナリングは、CIFを有さないPDCCHシグナリングより1ビットだけ長いため、UEは、より長いPDCCHシグナリングがCIFを含むことを認識し、シグナリングを適正に解析することが可能である。
例えば、基地局が、現在のリソーススケジューリングモードをUEに通知するために使用される準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、及び、基地局がUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後に、UEの現在のキャリアのCSS内の、CIFを有さない、DCIフォーマット0、又はDCIフォーマット1Aの、PDCCHシグナリングの長さが、UEの現在のキャリアのUESS内の、別のフォーマットの、CIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合(ここで、後者のPDCCHシグナリングは、現在のキャリアの帯域幅より小さい帯域幅の、別のキャリアをスケジュールするために使用される)、かつ、CSSとUESSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合(CCEレベル4、及びCCEレベル8に固有)、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングを、PDCCHシグナリングに1ビットを追加した後、送信する。このようにして、UEは、受信されたPDCCHシグナリングがCIFを含むことを認識し、UEの解析エラーが防止される。
第1のサーチ空間がCSSであり、第2のサーチ空間がUESSであると仮定すると、図4に示す方法では、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UESS内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合にのみ、1ビットが追加される。CSSとUESSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、CCEレベル4及びCCEレベル8に固有である場合、これは、オーバヘッドをほとんど発生させず、CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さに影響を及ぼさない。CSS内のCIFを有さないPDCCHシグナリングが、LTEシステムにおけるPDCCHシグナリングのフォーマットに適合することが保証される。
サーチ空間は、異なるCCEレベル上で物理的に相互にオーバーラップしてもよく、異なるCCEレベルは、チャネル符号の異なるレートに対応する。従って、追加された1ビットを有するPDCCHシグナリングの長さが、特定の長さに等しい場合、異なるCCEレベル上の全てのPDCCHシグナリングが、UEのC−RNTI検査を通過する、すなわち、全てのそのようなシグナリングが、UEによって、そのUEのPDCCHシグナリングとして解析される。しかし、基地局によって送信されるPDCCHシグナリングは、CCEレベルのうちの1つのみを有する。従って、UEはPDCCHシグナリングを不適正に解析する。従って、この実施形態では、追加された1ビットを有するPDCCHシグナリングの長さが、異なるCCEレベル上のPDCCHシグナリングがUEのC−RNTI検査を通過することを引き起こす長さに等しい場合、異なるCCEレベル上のPDCCHシグナリングがUEのC−RNTI検査を通過するのを防止するために、更に1つのビットが追加される必要がある。
図7は、本発明の別の実施形態による、PDCCHシグナリングを受信する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ701:第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、UEは、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信され、かつ1ビット追加された、CIFを含むPDCCHシグナリングを受信する。
ステップ702:UEは、設定された規則に従って、PDCCHシグナリングを解析する。
基地局によって送信されたPDCCHシグナリングが追加された1ビットとCIFとを含む場合、UEは、CIFと追加された1ビットとを有するPDCCHシグナリングを解析する規則に従って、受信されたシグナリングを解析することができる。解析の特定の規則は、UEと基地局とによって予め折衝される。
一実施形態では、基地局は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、そして、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、UEによって送信されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信することができる。
第1のサーチ空間はCSSであり、第2のサーチ空間はUESSである。
一実施形態では、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合(ここで、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングは第1のシグナリングであり、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングは第2のシグナリングである)、物理的にオーバーラップする領域内で、第1のシグナリング及び第2のシグナリングのPDCCH内でその絶対位置が固定されている既存のビット、あるいは冗長ビット、あるいは新たに追加されたビット又は状態(によって、第1のシグナリングが第2のシグナリングと区別されてもよい。「絶対位置が固定されている」とは、このフィールドが、PDCCH内に確定した位置を有することを意味する(例えば、CRCビットを除く、最後のビット等)。
例えば、周波数分割複信(FDD)システムにおいて、上りリンクキャリア帯域幅は下りリンクキャリア帯域幅と等しく、かつ、DCIフォーマットはDCIフォーマット0及びDCIフォーマット1Aである。DCIフォーマット1Aでは、CRCビットを除く最後のビットは電力コマンドフィールドのビットであり、DCIフォーマット0では、CRCビットを除く最後のビットはパディングビットであり、これはデフォルトでは0である。最後のビットが「0」であることは、PDCCHシグナリングが第1のシグナリングであることを意味し、最後のビットが「1」であることは、PDCCHシグナリングが第2のシグナリングであることを意味するよう指定されてもよい。最後のビットが意味を示す場合、すなわち、最後のビットが冗長ビットあるいはパディングビット又は状態ではない場合、このフィールドの解析は制限されてもよく、又はPDCCHシグナリング内の別のフィールドがこのビットの意味を表すために使用されてもよく、例えば、下りリンクデータをスケジュールすることを目的とするPDCCHシグナリング内の電力制御フィールドと意味が交換されてもよい。
一実施形態では、CAをサポートするシステムにおいて、上りリンク制御シグナリング(上りリンクACK/NACK、及び上りリンクチャネル状態情報を含む)は、全て、UEに固有の上りリンクキャリア上でフィードバックされる。この上りリンクキャリアは上りリンクプライマリキャリアと呼ばれ、この上りリンクキャリアとペアにされた下りリンクキャリアは下りリンクプライマリキャリアと呼ばれ、UEのその他の下りリンクキャリアは、下りリンク非プライマリキャリアと呼ばれる。上りリンク制御チャネルのための電力制御の方法のうちの1つは、下りリンクデータをスケジュールすることを目的とするPDCCHシグナリング内の2ビットの電力制御コマンドフィールドを介して、この制御を実行することである。UEの全ての下りリンクキャリアに対応する上りリンク制御チャネル上のデータは、上りリンクプライマリキャリア上でのみフィードバックされる。従って、下りリンクプライマリキャリアをスケジュールするためのPDCCHシグナリング内の電力制御コマンドフィールドのみが、上りリンク制御チャネルのための電力制御を実行するために使用される必要があり、下りリンク非プライマリキャリアをスケジュールするためのPDCCHシグナリング内の電力制御コマンドフィールドは、電力制御のためには冗長である。この冗長フィールドは、第1のシグナリングを第2のシグナリングから区別する、前述のフィールドの固有の意味を表すために使用されてもよく、かつ、固定された絶対位置を有する。UEは、固定された絶対位置を有するこのフィールドを、第1のシグナリングを第2のシグナリングから区別するために使用してもよく、この冗長フィールドを解析して、このフィールドによって表される意味を取得してもよい。
図8は、本発明の一実施形態による基地局の概略構成図である。基地局1は、第1の決定モジュール11と、第1の送信モジュール12とを含む。第1の決定モジュール11は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成される。第1の送信モジュール12は、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみをUEに送信するように、又は、第1のPDCCHシグナリングが、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングが第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングである場合、CIFを含むと共に1ビット追加されたPDCCHシグナリングをUEに送信するように、又は、基地局が、RRCシグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外の別のタイプのPDCCHをUEに送信し、基地局がUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信するように構成される。
一実施形態では、基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第3の決定モジュールと、
第3の決定モジュールが、UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEによって送信されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングのみをUEに送信するように構成された、第3の送信モジュールと、を含んでもよい。
第1のサーチ空間はCSSであり、第2のサーチ空間はUESSである。
図9は、本発明の別の実施形態による基地局の概略構成図である。基地局1は、第2の決定モジュール13と、第2の送信モジュール14とを含む。第2の決定モジュール13は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成される。第2の送信モジュール14は、第2の決定モジュールがUEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく(ここで、第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり)、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、RRCシグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、物理的にオーバーラップする領域内では、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングをUEに送信するように構成され、ここで、第3のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、ここで、第3のPDCCHシグナリングの長さは第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、第3のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、第4のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる。
図9に示す実施形態において、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間は、UEの異なるCCをスケジュールするために使用される2つのUESSを含む。
図10は、本発明の一実施形態によるUEの概略構成図である。UE2は、受信モジュール21と、解析モジュール22とを含む。受信モジュール21は、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有さないPDCCHシグナリングを受信するように、又は、CIFを含むと共に1ビット追加された、基地局によって送信されたPDCCHシグナリングを受信するように構成される。解析モジュール22は、CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、受信モジュール21によって受信されたPDCCHシグナリングを解析するように、又は、UEがRRCシグナリングを適正に解析した後、基地局によって送信されたCIFを有するPDCCHのみを受信するように構成される。
一実施形態では、UEは、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、UEの第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UEの第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEが基地局からのRRCシグナリングを適正に解析した後、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信するように構成された、第2の受信モジュールと、
CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、受信モジュールによって受信されたCIFを有するPDCCHシグナリングを解析するように構成された、第2の解析モジュールと、を更に含んでもよい。
本発明の一実施形態においては通信システムが提供される。この通信システムは、図8に示す基地局と、図10に示すUEとを含んでもよく、基地局は、上記の方法実施形態で説明した方法を使用することによって、PDCCHシグナリングをUEに送信し、UEは、上記の方法実施形態で説明した方法を使用することによって、PDCCHシグナリングを基地局から受信する。
本発明の一実施形態においては別の通信システムも提供される。この通信システムは、基地局と、図9に示すUEとを含んでもよく、基地局は、上記の方法実施形態で説明した方法を使用することによって、PDCCHシグナリングをUEに送信し、UEは、従来技術に従って、PDCCHシグナリングを基地局から受信する。
本明細書中で提供される基地局及びUEを使用すれば、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングを、UEに送信するように制限される。
あるいは、基地局は、RRCシグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外の別のタイプのPDCCHシグナリングをUEに送信し、基地局は、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、CIFを有するPDCCHシグナリングをUEに送信する。
あるいは、基地局は、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さない第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有する第2のPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、物理的にオーバーラップする領域内では、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外の別のタイプのPDCCHシグナリングを、UEに送信する。このようにして基地局のスケジューリングの不確定性が防止され、UEの解析エラーが防止される。
一実施形態では、基地局は、第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、基地局は、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングを、UEに送信する。
UEは、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信し、設定された規則に従って、PDCCHシグナリングを解析する。
基地局によって送信されたPDCCHシグナリングがCIFを含む場合、UEはシグナリングを受信した後、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する規則に従って、PDCCHシグナリングを解析することができる。解析の特定の規則は、UEと基地局とによって予め折衝される。
前述の実施形態において、基地局は、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、CIFを有するPDCCHシグナリングをUEに送信する必要がある。このようにして、CIFを有するPDCCHシグナリングのみがUEに送信され、UEでは、物理的にオーバーラップする領域内で受信されたPDCCHシグナリングがCIFを含み、PDCCHシグナリング内で割り当てられるリソースが、確かにそのPDCCHシグナリングを運ぶために使用されたキャリアに由来するリソースであることがわかるので、UEがシグナリングを不適正に解析することが防止される。
例えば、基地局が現在のリソーススケジューリングモードをUEに通知するために使用される準静的RRCシグナリングを送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの期間中、及び、基地局がUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後に、PDCCHシグナリングを運ぶために使用される、UEにおける現在のキャリアのCSS内の、DCIフォーマット0、又はDCIフォーマット1Aの、CIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、現在のキャリア上の、UEのUESS内の、別のフォーマットの、CIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合(ここで、CIFを有するPDCCHシグナリングは、現在のキャリア上の帯域幅より小さい帯域幅の、別のキャリアをスケジュールするために使用される)、かつ、CSSとUESSとの間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングを送信し、そのPDCCHシグナリングは、UEに固有のリソース割り当て情報を運ぶ。一実施形態では、UEと基地局とは、物理的にオーバーラップする領域内で送信される全てのPDCCHシグナリングが、CIFを含まないことを、予め折衝してもよい。従って、PDCCHシグナリングを受信した後、UEでは、PDCCHシグナリングがCIFを含まず、PDCCHシグナリング内で割り当てられるリソースが、確かにそのPDCCHシグナリングを運ぶために使用されたキャリアに由来するリソースであることがわかるので、UEがシグナリングを不適正に解析することが防止される。
第1のサーチ空間はCSSであってもよく、第2のサーチ空間はUESSであり、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間のCCEレベルは4又は8である。あるいは、第1のサーチ空間及び第2のサーチ空間は、UEの異なるCCをスケジュールするために使用される2つのUESSを含む。
第1のサーチ空間がCSSであり、第2のサーチ空間がUESSである場合、図2に示す方法が適用可能であり、これは、第1のサーチ空間内でPDCCHシグナリングが検査される回数を増加させない。加えて、第2のサーチ空間のスケジューリングの自由度は、第1のサーチ空間のスケジューリングの自由度より大きい(第2のサーチ空間は、クロスキャリアスケジューリングを実施することが可能であるが、第1のサーチ空間は、同一キャリアスケジューリングのみを許可するため)。従って、この解決法は第2のサーチ空間のスケジューリングの自由度を完全に確保し、第2のサーチ空間に対していかなるスケジューリングの制約も課さない。
本発明の一実施形態で提供される基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第4の決定モジュールと、
第1の決定モジュールが、UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリング、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングを、UEに送信するように構成された、第4の送信モジュールと、を含む。
本発明の一実施形態で提供されるUEは、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有するPDCCHシグナリング、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングを受信するように構成された、第4の受信モジュールと、
設定された規則に従って、受信モジュールによって受信されたPDCCHシグナリングを解析するように構成された、第4の解析モジュールと、を含む。
当業者は、本発明の実施形態における方法のステップの全て又は一部が、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実施されてもよいということを理解するであろう。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶されてもよい。プログラムが実行された場合、プログラムは、本発明の実施形態における方法のステップを実行する。記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、又はコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)などの、プログラムコードを記憶することが可能な任意の媒体であってもよい。
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的解決法を説明するために提供されたものにすぎず、本発明を限定することを意図するものではないということに留意されたい。当業者が本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、本発明に対して様々な修正、変形、及び置換を行うことが可能であることは明らかである。本発明は、それらの修正、変形、及び置換が、特許請求の範囲又はその均等物によって規定される保護範囲内に入るならば、それらの修正、変形、及び置換を包含することを意図するものである。
本発明の一実施形態による別の基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第2の決定モジュールと、
の決定モジュールがUEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、RRCシグナリングをUEに送信してからUEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域内では、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングをUEに送信するように構成された、第2の送信モジュールとを含み、ここで、第3のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第3のPDCCHシグナリングの長さは第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、第3のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、第4のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる。
本発明の一実施形態による別のUEは、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、UEの第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、UEの第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、UEが基地局からのRRC設定シグナリングを適正に解析した後、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信するように構成された、第2の受信モジュールと、
CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、第2の受信モジュールによって受信された、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析するように構成された、第2の解析モジュールと、を含む。
PDCCHシグナリングの下りリンク制御情報(DCI)フォーマットは、スケジューリングデータの伝送モード及びリソース割り当てモードなどによって異なる。例えば、DCIフォーマットは、DCIフォーマット0、DCIフォーマット1A、DCIフォーマット1B、DCIフォーマット1C、DCIフォーマット1D、DCIフォーマット1、DCIフォーマット2、DCIフォーマット2A、DCIフォーマット、及びDCIフォーマット3Aを含んでもよい。一般に、異なるフォーマットのPDCCHシグナリングの長さは異なり、PDCCHシグナリングをスクランブルするためのRNTIも異なってもよい。いくつかのシナリオでは、異なるDCIフォーマットのPDCCHシグナリングは同じ長さを有してもよい。
ステップ202:第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングをUEに送信してから、UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、物理的にオーバーラップする領域内では、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングをUEに送信し、ここで、第3のPDCCHシグナリングはキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングであり、第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、ここで、第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、第3のPDCCHシグナリングの長さは第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、第3のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、第4のPDCCHシグナリングの長さは第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる。UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信した後、基地局は、物理的にオーバーラップする領域内で、第2のPDCCHシグナリング、すなわち、CIFを有するPDCCHシグナリングを、UEに送信する。第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングは、第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプの、PDCCHシグナリングであってもよい。第1のPDCCHシグナリング及び第2のPDCCHシグナリング以外のタイプのPDCCHシグナリングは、UEによって不適正に解析されないPDCCHシグナリングである。例えば、各伝送モード下で、現在、2つのフォーマットのPDCCHシグナリングが存在すると仮定すると、キャリアを越えてスケジュールされるキャリアに対応する、特定の伝送モード下での2つのタイプの(CIFを有する)PDCCHシグナリングのうち、一方のタイプのPDCCHシグナリングの長さが、PDCCHのキャリアのCSS内の特定のフォーマットのCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しいと仮定すると、eNBは、他方のタイプのPDCCHシグナリングを現在のモード下で送信してもよく、他方のタイプのPDCCHシグナリングの長さは、PDCCHのキャリアのCSS内の特定のフォーマットのCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しくない。この場合、UEは、PDCCHシグナリングを不適正に解析しない。あるいは、2つのタイプのUE固有のCIFを有さないPDCCHシグナリングが、PDCCHのキャリアのCSS内に存在してもよく、一方のタイプはUEによって不適正に解析され得る。一方のタイプが、UEによって不適正に解析される場合、基地局は、他方のタイプのCIFを有さないPDCCHシグナリングをUEに送信することができる。
本発明の一実施形態による、PDCCHシグナリングを送信する方法は、
UEの、第1のサーチ空間の位置、第2のサーチ空間の位置、及び第3のサーチ空間の位置を決定し、
第1のサーチ空間と第2のサーチ空間と第3のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第3のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有するPDCCHシグナリングのみ、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみをUEに送信することを含む。
本発明の一実施形態で提供される基地局は、
UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第4の決定モジュールと、
の決定モジュールが、UEの第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定した後、第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、第1のサーチ空間内のCIFを有さないPDCCHシグナリングの長さが、第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリング、又は、CIFを有さないPDCCHシグナリングを、UEに送信するように構成された、第4の送信モジュールと、を含む。

Claims (24)

  1. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを送信する方法であって、
    ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
    前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記物理的にオーバーラップする領域内では、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみを前記UEに送信すること
    を含む、方法。
  2. 前記第1のサーチ空間は共通サーチ空間(CSS)であり、前記第2のサーチ空間はUE固有のサーチ空間(UESS)である、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のサーチ空間及び前記第2のサーチ空間内で伝送される前記PDCCHシグナリングの制御チャネル要素(CCE)レベルは4又は8である、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のサーチ空間及び前記第2のサーチ空間は、前記UEの異なるコンポーネントキャリア(CC)をスケジュールするために使用される2つのUE固有のサーチ空間(UESS)を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を、前記第1のサーチ空間の位置及び前記第2のサーチ空間の位置に従って決定すること
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を決定することは、
    前記第1のサーチ空間及び前記第2のサーチ空間が、同じインデックスを有する少なくとも1つの制御チャネル要素(CCE)を含むと判定すること
    を含み、前記同じインデックスを有する少なくとも1つのCCEが、前記物理的にオーバーラップする領域である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを受信する方法であって、
    第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、ユーザ装置(UE)の前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングの長さが、前記UEの前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみを受信し、
    CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、前記CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析すること
    を含む、方法。
  8. 前記第1のサーチ空間は共通サーチ空間(CSS)であり、前記第2のサーチ空間はUE固有のサーチ空間(UESS)である、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記UEの前記第1のサーチ空間の位置及び前記第2のサーチ空間の位置を決定し、
    前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を、前記第1のサーチ空間の位置及び前記第2のサーチ空間の位置に従って決定すること
    を更に含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域を決定することは、
    前記第1のサーチ空間及び前記第2のサーチ空間が同じインデックスを有する少なくとも1つの制御チャネル要素(CCE)を含むと判定すること
    を含み、前記同じインデックスを有する少なくとも1つのCCEが、前記物理的にオーバーラップする領域である、
    請求項9に記載の方法。
  11. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを送信する方法であって、
    ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
    前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記UEによって送信された無線リソース制御(RRC)接続再設定完了シグナリングを受信した後、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングのみを前記UEに送信すること
    を含む、方法。
  12. 前記第1のサーチ空間は共通サーチ空間(CSS)であり、前記第2のサーチ空間はUE固有のサーチ空間(UESS)である、
    請求項11に記載の方法。
  13. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを送信する方法であって、
    ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
    前記第1のサーチ空間内の第1のPDCCHシグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、無線リソース制御(RRC)シグナリングを前記UEに送信してから、前記UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、前記物理的にオーバーラップする領域内で、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングを前記UEに送信すること
    を含み、
    前記第3のPDCCHシグナリングはキャリア指示フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングであり、前記第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、前記第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、前記第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、前記第3のPDCCHシグナリングの長さは前記第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、前記第3のPDCCHシグナリングの長さは前記第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、前記第4のPDCCHシグナリングの長さは前記第1のPDCCHシグナリングの長さと異なる、方法。
  14. 前記第1のサーチ空間及び前記第2のサーチ空間は、前記UEの異なるコンポーネントキャリア(CC)をスケジュールするために使用される、2つのUE固有のサーチ空間(UESS)を含む、
    請求項13に記載の方法。
  15. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを受信する方法であって、
    第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、ユーザ装置(UE)の前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングの長さが、前記UEの前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記UEが基地局からの無線リソース制御(RRC)シグナリングを適正に解析した後、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信し、CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、前記CIFを有するPDCCHシグナリングを解析すること
    を含む、方法。
  16. ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第1の決定モジュールと、
    前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さない物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記第1の決定モジュールによって決定された、前記UEの前記第1のサーチ空間の位置及び前記第2のサーチ空間の前記位置に従って、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有さないPDCCHシグナリングのみを前記UEに送信するように構成された、第1の送信モジュールと
    を備える基地局。
  17. ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第2の決定モジュールと、
    前記第1のサーチ空間内の第1の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内の第2のPDCCHシグナリングの長さと等しく、かつ、前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在する場合、無線リソース制御(RRC)シグナリングを前記UEに送信してから、前記UEによって返されたRRC接続再設定完了シグナリングを受信するまでの時間間隔内に、前記第2の決定モジュールによって決定された、前記UEの前記第1のサーチ空間の位置及び前記第2のサーチ空間の位置に従って、前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間の物理的にオーバーラップする領域内で、第3のPDCCHシグナリング又は第4のPDCCHシグナリングを、前記UEに送信するように構成された、第2の送信モジュールと
    を備え、
    前記第3のPDCCHシグナリングはキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングであり、前記第4のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、前記第1のPDCCHシグナリングはCIFを有さないPDCCHシグナリングであり、前記第2のPDCCHシグナリングはCIFを有するPDCCHシグナリングであり、前記CIFを有さない第3のPDCCHシグナリングの長さは前記CIFを有する第4のPDCCHシグナリングの長さと等しくなく、前記第3のPDCCHシグナリングの長さは前記第1のPDCCHシグナリングの長さと異なり、前記第4のPDCCHシグナリングの長さは前記第1のPDCCHシグナリングの前記長さと異なる、基地局。
  18. ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定するように構成された、第3の決定モジュールと、
    前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さない物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記UEによって送信された無線リソース制御(RRC)接続再設定完了シグナリングを受信した後、前記第3の決定モジュールによって決定された、前記UEの前記第1のサーチ空間の位置及び前記第2のサーチ空間の位置に従って、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングのみを前記UEに送信するように構成された、第3の送信モジュールと
    を備える基地局。
  19. 第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さない物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信された、CIFを有さない前記PDCCHシグナリングを受信するように構成された、受信モジュールと、
    CIFを有さないPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、前記受信モジュールによって受信されたPDCCHシグナリングを解析するように構成された、解析モジュールと
    を備えるユーザ装置(UE)。
  20. 第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、ユーザ装置(UE)の前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さない物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングの長さが、前記UEの前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記UEが基地局からの無線リソース制御(RRC)シグナリングを適正に解析した後、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングを受信するように構成された、第2の受信モジュールと、
    前記CIFを有するPDCCHシグナリングを解析する設定された規則のみに従って、前記第2の受信モジュールによって受信された、前記CIFを有するPDCCHシグナリングを解析するように構成された、第2の解析モジュールと
    を備えるUE。
  21. 請求項16に記載の基地局と、請求項19に記載のUEとを備える、通信システム。
  22. ユーザ装置(UE)と、請求項17に記載の基地局とを備える、通信システム。
  23. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを送信する方法であって、
    ユーザ装置(UE)の第1のサーチ空間の位置及び第2のサーチ空間の位置を決定し、
    前記第1のサーチ空間と前記第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記物理的にオーバーラップする領域内で、CIFを有するPDCCHシグナリングのみを前記UEに送信すること
    を含む方法。
  24. 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングを受信する方法であって、
    第1のサーチ空間と第2のサーチ空間との間に物理的にオーバーラップする領域が存在し、かつ、前記第1のサーチ空間内のキャリア識別フィールド(CIF)を有さないPDCCHシグナリングの長さが、前記第2のサーチ空間内のCIFを有するPDCCHシグナリングの長さと等しい場合、前記物理的にオーバーラップする領域内で、基地局によって送信されたCIFを有するPDCCHシグナリングのみを受信し、
    設定された規則に従って、前記PDCCHシグナリングを解析すること
    を含む方法。
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