JP2013527722A - マイクロ基地局間同期の実現方法及びシステム - Google Patents

マイクロ基地局間同期の実現方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、マイクロ基地局間同期の実現方法及びシステムを開示している。
【解決手段】前記マイクロ基地局間同期の実現方法は、マイクロ基地局が、無線インタフェースの無線参照信号を傍受して、傍受された無線参照信号に応じて、同期参照オブジェクトを選択することと、マイクロ基地局が、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を検出することで、同期処理を行い、そして自身の同期情報を調整することとを含む。本発明に係るマイクロ基地局間同期の実現方法は、マイクロ基地局の無線インタフェース信号に基づいて実現されたものであり、余計な同期ハードウェアデバイス(例えばGPS受信デバイスなど)を追加する必要がなく、コストが低い。本発明に係る解決策によれば、TDDマイクロ基地局と他の基地局との間の非同期による相互干渉を柔軟的に除去した。

Description

本発明は、デバイス同期技術に関し、特に、時分割複信型マイクロ基地局間同期の実現方法及びシステムに関する。
無線通信技術の発展につれ、セルラネットワークにおける基地局は、ますます小型化、低電力消耗、低コストの傾向で発展していく。このような基地局は、例えば、最近現れた家庭用基地局(Home NodeB)、ピコ基地局(Pico NodeB)などの代表的なマイクロ基地局である。セルラネットワークにおいて、一般的なマクロセルカバーの補充として、複数のプラグアンドプレイマイクロ基地局デバイスより室内カバレッジを重点的に提供する。一方、ユーザの観点から、これらのマイクロ基地局は、料金特恵の高速無線アクセスサービスをユーザに提供するので、非常に便利で、実用的である。
一般的なマクロ基地局と同様に、マイクロ基地局は、その無線多重の実現方式に応じて、時分割複信(TDD)と周波数分割複信(FDD)の2種類の異なった規格に分けられてもよい。
TDD無線ネットワークは基地局間同期に対する要求が厳格であるため、普通のTDDマクロ基地局は、一般的には、全地球測位システム(GPS)又は北斗星などの類似した同期装置を備えて、これにより互いに高精度同期を保証する。しかし、マイクロ基地局は、コストを考えるため、通常、同期装置を備えず、それに、マイクロ基地局の水晶振動子も一般的に低コスト製品であり、一定時間の使用後、より大きい誤差が発生する。従って、実際の応用において、マイクロ基地局とマクロ基地局との同期及びマイクロ基地局間の高精度同期を保証できず、これは、TDD無線ネットワークの同期要求と大きな距離があり、もっと重要なのは、非同期の基地局間には、信号を送信する時に深刻な干渉が発生し、これによって受信装置が正確な信号を識別できく、システム性能が深刻に低下することになる。
中華人民共和国特許第101183898号明細書
これを鑑みて、本発明の主な目的は、コストを増加しないことを基に、TDD無線ネットワークの基地局間同期に対する要求を満足させ、受信装置が正確な信号を識別できることを保証し、システム性能を向上させることができる、マイクロ基地局間同期の実現方法及びシステムを提供することにある。
前記目的を実現するために、本発明の技術的スキームが次のように実現される。
マイクロ基地局間同期の実現方法であって、
マイクロ基地局において同期情報を予め設定ことを含み、当該方法は、
マイクロ基地局が、無線インタフェースの無線参照信号を傍受して、傍受された無線参照信号に応じて、全地球的航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)とのクロック誤差が最も小さい同期参照オブジェクトである最も精確な同期参照オブジェクトを選択することと、
マイクロ基地局が、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行うこととを更に含む。
上記スキームにおいて、前記同期情報は、同期状態値を含み、又は同期状態値及び自己同期指示値を含む。
前記マイクロ基地局は、前記同期情報を介して、最も精確な同期参照オブジェクトを確定する。
上記スキームにおいて、前記最も精確な同期参照オブジェクトを選択することは、
衛星からの同期信号を傍受した場合、衛星を同期参照オブジェクトとして選択し、そうでなければ、
マクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、マクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、そうでなければ、
他のマイクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、傍受されたマイクロ基地局と前記マイクロ基地局から、自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、前記自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局が2つ以上である場合、2つ以上のマイクロ基地局から、同期状態値が最も小さいマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することを含む。
上記スキームにおいて、前記最も精確な同期参照オブジェクトを選択することは、
衛星からの同期信号を傍受した場合、衛星を同期参照オブジェクトとして選択することを含む。
上記スキームにおいて、前記同期参照オブジェクトを選択することは、
マクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、マクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することを含む。
上記スキームにおいて、当該方法は、傍受されたマクロ基地局が2つ以上である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択するステップを更に含む。
上記スキームにおいて、前記同期参照オブジェクトを選択することは、
マイクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、傍受されたマイクロ基地局と前記マイクロ基地局から、前記自己同期指示値に応じて、同期参照オブジェクトを選択することを含む。
上記スキームにおいて、前記自己同期指示値に応じて、同期参照オブジェクトを選択することは、自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、
自己同期指示値がいずれも「否」ではない場合、自己同期指示値が「是」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することである。
上記スキームにおいて、当該方法は、選択可能なマイクロ基地局が2つ以上である場合、前記2つ以上のマイクロ基地局の中で、同期状態値が最も小さいマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択するステップを更に含む。
上記スキームにおいて、当該方法は、前記同期状態値が最も小さいマイクロ基地局が2つ以上である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択するステップを更に含む。
上記スキームにおいて、前記信号強度又は信号品質は、受信信号コードパワー/参照信号受信パワー(RSCP/RSRP)を用いて表れる。
上記スキームにおいて、当該方法は、同期参照オブジェクトが見つからない場合、前記マイクロ基地局が自身を同期参照オブジェクトとするステップを更に含む。
上記スキームにおいて、前記同期参照オブジェクトが衛星又はマクロ基地局である場合、前記自身の同期情報を調整することは、前記マイクロ基地局が自身の同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を最小値に設定することである。
上記スキームにおいて、前記同期参照オブジェクトが衛星又はマクロ基地局であり、且つ前記マクロ基地局自身に同期状態値が設定された場合、前記自身の同期情報を調整することは、前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値をマクロ基地局の同期状態値+1に設定することである。
上記スキームにおいて、前記同期参照オブジェクトがもう1つ別の隣接マイクロ基地局である場合、前記自身の同期情報を調整することは、前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の自身の自己同期指示値と同じ値に設定し、同期状態値を、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の同期状態値+1に設定することである。
上記スキームにおいて、前記同期参照オブジェクトがもう1つ別の隣接マイクロ基地局であり、且つ同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の同期状態値が最大値である場合、前記自身の同期情報を調整することは、前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を最小値に設定することである。
上記スキームにおいて、前記マイクロ基地局が自身を同期参照オブジェクトとする場合、前記自身の同期情報を調整することは、前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を「是」に設定し、同期状態値を最小値に設定することである。
上記スキームにおいて、前記マイクロ基地局は、隣接セルリスト、及び/又は同期調整周期を記憶している。
上記スキームにおいて、当該方法は、前記マイクロ基地局が、始動時又は同期調整周期ごとに、前記傍受、同期処理及び同期情報に対する調整を行うことを更に含む。
上記スキームにおいて、前記無線参照信号は、以下の無線チャネルにおける同期信号の中の1つ又はそれらの任意の組合せである。当該同期信号が、衛星信号と、時分割複信―ロング・ターム・エボリューション(TDD−LTE:Time Division Duplexing−Long Term Evolution)システムのプライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、参照信号と、時分割同期符号多元接続(TD−SCDMA:Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access)システムのダウンリンク同期コード(SYNC−DL)、Midambleコードとを含む。
マイクロ基地局間同期システムであって、
少なくとも1つのマイクロ基地局を含み、前記マイクロ基地局は、同期情報が予め設定され、無線インタフェースの無線参照信号を傍受し、傍受された無線参照信号に応じて、同期参照オブジェクトを選択し、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行い、そして自身の同期情報を調整することに用いられる。
上記スキームにおいて、前記システムは、1つ以上のマクロ基地局を更に含み、前記1つ以上のマクロ基地局が、マイクロ基地局によってマイクロ基地局の隣接セルとして傍受され、そしてマイクロ基地局の候補同期参照オブジェクトとすることに用いられる。
本発明に係る上記技術的スキームから分かるように、マイクロ基地局が、無線インタフェースの無線参照信号を傍受し、傍受された無線参照信号に応じて、同期参照オブジェクトを選択することと、マイクロ基地局が、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行い、そして自身の同期情報を調整することとを含む。本発明が開示したマイクロ基地局間同期の実現方法は、マイクロ基地局の無線インタフェース信号に基づいて実現されたものであり、余計な同期ハードウェアデバイス(例えばGPS受信デバイスなど)を追加する必要がなく、コストが低い。本発明が開示したスキームにより、TDDマイクロ基地局と他の基地局との非同期による相互干渉を柔軟的に除去した。
本発明に係るマイクロ基地局間同期の実現方法のフローチャートである。 本発明に係るマイクロ基地局間同期の実現システムの構造図である。 本発明に係るマクロ基地局のカバレッジ内にあるマイクロ基地局ネットワーク同期の実施形態の実現を示す図である。 本発明に係るマクロ基地局のカバレッジ内にある一部のマイクロ基地局ネットワーク同期の実施形態の実現を示す図である。 本発明に係る独立のマイクロ基地局ネットワーク同期の実施形態の実現を示す図である。
本願は、TDD型のマイクロ基地局、例えばTD−SCDMAとTDD−LTEシステムなどのマイクロ基地局に関する。
図1は、本発明に係るマイクロ基地局間同期の実現方法のフローチャートであり、図1に示すように、以下のステップを含む。
ステップ100:マイクロ基地局に同期情報を予め設定する。
本ステップでは、同期情報は、同期状態(stratum number)値、又は同期状態値と自己同期であるかどうかを示す(indicate of self−synchronized)自己同期指示値の2つの指示値を含み、実際の応用において、一般的には、マイクロ基地局の内部で同期状態値と自己同期指示値を2つのレジスターでそれぞれ保存する必要がある。
ここで、同期状態値は、複数のビット(bit)桁で表されてよく、bit桁が全て0であるのが最小値(0に等しい)に対応し、bit桁が全て1であるのが最大値(MAX)に対応する。自己同期指示値は、0又は1で表されてよく、例えば0が「是」を表し、1が「否」を表し、又はその逆である。同期状態値の初期値は、0に設定されてよい。自己同期指示値の初期値は、「是」に設定されてよい。
更に、マイクロ基地局は、その内部に隣接セルリスト、同期調整周期などの情報を保存することもできる。その中、隣接セルリストが、マイクロ基地局が再始動してから隣接セルを速く見つけるように、マイクロ基地局の前回のシャットダウン前の隣接セルの周波数情報を保存することに用いられる。
ステップ101:マイクロ基地局が、無線インタフェースの無線参照信号を傍受し、傍受された無線参照信号に応じて最も精確な同期参照オブジェクトを選択する。
ここで、最も精確な同期参照オブジェクトとは、GNSSとのクロック誤差が最も小さい同期参照オブジェクトである。
マイクロ基地局は、始動した後、又は同期調整周期ごとに、無線インタフェースの無線参照信号を傍受することで、同期を開始する。ここで、無線参照信号は、以下の無線チャネルにおける同期信号の中の1つ又はそれらの任意の組合せであってよく、例えば、衛星からの信号であってよく、TDD−LTEシステムにとっては、プライマリ同期信号(Primary synchronous signal)、及び/又はセカンダリ同期信号(secondary Synchronous signal)、及び/又は参照信号(Reference signal)であってよく、TD−SCDMAシステムにとっては、ダウンリンク同期コード(SYNC−DL)、及び/又はMidambleコードなどであってよい。本ステップでは、マイクロ基地局が無線インタフェースの無線参照信号を傍受する方法は、当業者の慣用技術的な手段に属し、様々な開示スキームがあり、ここでは詳しい説明が不要である。マイクロ基地局は、無線インタフェースを傍受する時、複数の同期信号を傍受する可能性があり、参照信号を1つも傍受しない可能性もあり、本ステップでは、マイクロ基地局がどの同期信号を参照オブジェクトとして選択するかに対して優先順位が存在することを強調し、具体的に以下のように実現される。
衛星からの同期信号を傍受した場合、衛星からの同期信号を参照信号として選択し、即ち衛星を同期参照オブジェクトとして選択することは、1番目の優先順位であり、
マクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、マクロ基地局の無線参照信号を同期参照信号として選択し、即ちマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することは、2番目の優先順位であり、更に、複数のマクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、実際な応用において、通常、受信信号コードパワー/参照信号受信パワーで信号強度又は信号品質を表す。
マイクロ基地局が、衛星又はマクロ基地局の無線参照信号を傍受しなかったが、他のマイクロ基地局の無線参照信号を傍受でき、即ち他のマイクロ基地局を傍受できる場合、優先的に同期情報中の自己同期指示値で同期参照オブジェクトを選択する。即ち、マイクロ基地局が、傍受された他のマイクロ基地局と自身から、自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、自己同期指示値がいずれも「否」ではない場合のみに、自己同期指示値が「是」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することは、3番目の優先順位である。
第3の優先順位を満たすことに基づき、選択可能なマイクロ基地局が複数である場合、その中の同期状態値が最も小さいマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとし、更に、同期ソースとして選択可能なマイクロ基地局がまだ複数である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択する。
ここでは特別な場合もあり、傍受されたマイクロ基地局の同期状態値が既に予め設定された最大値に達した場合、当該マイクロ基地局は、同期参照オブジェクトとされることができない。
本ステップでは、前記マイクロ基地局が傍受された無線参照信号に応じて最も精確な同期参照オブジェクトを選択することは、
衛星からの同期信号のみを傍受し、衛星からの同期信号を傍受した場合に、衛星を同期参照オブジェクトとして選択し、又は、
マクロ基地局からの無線参照信号のみを傍受し、マクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合に、マクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、
更に、傍受されたマクロ基地局が2つ以上である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、
又は、他のマイクロ基地局の無線参照信号のみを傍受し、傍受されたマイクロ基地局と自身から、自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、自己同期指示値がいずれも「否」ではない場合、自己同期指示値が「是」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、
自己同期指示値が同じであるマイクロ基地局が複数である場合、前記マイクロ基地局から同期状態値が最も小さいマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、
更に、前記同期状態値が最も小さいマイクロ基地局が2つ以上である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することであってもよい。
ステップ102:マイクロ基地局が、ステップ101で選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行う。
同期参照オブジェクトを確定した後、マイクロ基地局は、当該同期参照オブジェクトからの参照信号を検出することで、自身のスロット時間の調節及び水晶発振回路の制御を含む同期処理を行って、当該参照オブジェクトとの同期を取得する。同期処理の具体的な実現は、当業者の周知技術に属するため、ここで詳しい説明が不要である。ここでの同期参照オブジェクトの参照信号は、ステップ101で言及された以下の無線チャネルにおける同期信号の中の1つ又はそれらの任意の組合せであってよく、当該同期信号が、衛星の信号と、TDD−LTEシステムのプライマリ同期信号、及び/又はセカンダリ同期信号、及び/又は参照信号と、TD−SCDMAシステムのダウンリンク同期コード、及び/又はMidambleコードなどを含む。
なお、本ステップにおいて、マイクロ基地局が、同期参照オブジェクトと同期した後、さらに自身の同期情報(即ち同期状態値と自己同期指示値)を調整する必要があり、同期参照オブジェクトが衛星又はマクロ基地局である場合、マイクロ基地局は、自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を最小値に設定し、例えば同期状態値を「0」に設定してよく、又は、マクロ基地局自身に同期状態値が設定された場合、自身の同期状態をマクロ基地局の同期状態値+1に設定する。
ここで、同期状態値がマイクロ基地局と最も精確な同期ソース(衛星又はマクロ基地局)との間の同期のホップ数を表し、その最小値が手動的に予め設定され且つその意味を規定されることができ、例えば「0」又は「1」などに設定されてよい。
同期参照オブジェクトがもう1つ別の隣接マイクロ基地局である場合、マイクロ基地局は、自身の自己同期指示値を、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の自己同期指示値と同じ値に設定し、同期状態値を、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の同期状態値+1に設定する。
ここでは例外的な場合があり、即ち、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の同期状態値が既に最大値である場合、マイクロ基地局は、自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を最小値に設定する。
他の基地局の同期信号を傍受しなかった即ち隣接基地局には同期参照オブジェクトが存在しない場合、マイクロ基地局も自身の自己同期指示値を「是」に設定し、同期状態値を最小値に設定する。
本発明に係る方法は、マイクロ基地局が、始動した時、自身の同期情報を初期化し、即ち自身の自己同期指示値を「是」に設定し、同期状態値を最大値に設定する必要があることを更に含む。
本発明に係るマイクロ基地局間同期の実現方法は、マイクロ基地局の無線インタフェース信号に基づいて実現されたものであり、余計な同期ハードウ無線デバイスを追加する必要がなく、コストが低い。本発明に係るスキームにより、TDDマイクロ基地局と他の基地局との非同期による相互干渉を柔軟的に除去した。
本発明に係る方法に対して、マイクロ基地局間同期の実現システムを更に提供し、図2は本発明に係るマイクロ基地局間同期の実現システムの構造図であり、少なくとも1つのマイクロ基地局を含み、前記マイクロ基地局は、同期情報を予め設定され、無線インタフェースの無線参照信号を傍受し、傍受された無線参照信号に応じて同期参照オブジェクトを選択し、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行い、そして自身の同期情報を調整することに用いられる。
本発明に係る装置は、マイクロ基地局によって隣接セルとして傍受され、且つマイクロ基地局の候補同期参照オブジェクトとすることに用いられる1つ以上のマクロ基地局を更に含む。
以下、複数の具体的な実施形態を合わせて本発明を詳細に説明する。
図3は、本発明に係るマクロ基地局のカバレッジ内にあるマイクロ基地局ネットワーク同期の実施形態の実現を示す図である。図3に示すように、マイクロ基地局Aを例として、始動した後のマイクロ基地局Aは、以下のような同期ステップを行い、調整周期ごとにこれらのステップを繰り返す。ここでは、調整周期は、システムネットワーク装置によって設定され、又はマイクロ基地局のユーザにより手動で設定されたものであってよく、マイクロ基地局によって自身の水晶発振誤差レベルと同期精度要求に応じて計算して設定されたものであってもよい。
まず、マイクロ基地局Aは、自身に保存された隣接セルの周波数ポイントリストをスキャンして、その中の同期参照信号の送信がある隣接基地局を傍受する。ここでは、周波数ポイントリストは、システムゲートウェイにより、マイクロ基地局Aの現在の位置に応じて、それに設定されたものであり、又はマイクロ基地局A自身のハードウ無線にサポートされた周波数ポイントリストであり、マイクロ基地局Aが前回のシャットダウン前に保存したものであってもよい。周波数ポイントリストにおける情報は、少なくとも、マイクロ基地局Aの隣接基地局の主周波数ポイント、マイクロ基地局Aの隣接基地局に対応する一意のセル識別子を含む。更に、マイクロ基地局Aは、周波数ポイントリストにおける周波数ポイントに対応する基地局をマクロ基地局とマイクロ基地局に分けることができ、それによって、隣接マクロ基地局の周波数ポイントリストと隣接マイクロ基地局の周波数ポイントリストに分けられる。
本実施形態では、マイクロ基地局Aが衛星の信号を傍受できないが、マクロ基地局の同期参照信号を傍受できる場合、本発明に係る同期参照オブジェクトの選択方法に従って、マイクロ基地局Aが当該マクロ基地局を同期参照オブジェクトとする(この場合にマイクロ基地局Aが同時にマイクロ基地局Bとマイクロ基地局Cからの同期信号を傍受できると注意すべき)。また、この時マイクロ基地局Aが別のマクロ基地局の同期参照信号を傍受できる場合、例えば同時にマクロ基地局1、マクロ基地局2及びマクロ基地局3からの参照信号を傍受できると(簡単に図示するために、図3にこのような場合を示さない)、マイクロ基地局Aは、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、実際な応用において、通常、RSCP、RSRP値で参照信号の強度又は品質を表す。
次に、マイクロ基地局Aは、当該同期対象-マクロ基地局の同期参照信号を検出し、当該同期信号がTDD−LTEシステムにとっては、ライマリ同期信号、及び/又はセカンダリ同期信号、及び/又は参照信号であってよく、TD−SCDMAシステムにとっては、ダウンリンク同期コード、及び/又はMidambleコードなどであってよい。これらの参照信号の検出方法は、様々な従来技術を利用でき、当業者の一般慣用技術的な手段に属すため、ここでは詳しい説明が不要である。
その後、マイクロ基地局Aは、検出された信号結果に応じて、自身のクロックを比較して、そして自身の水晶発振周波数とスロット時間を調整する。マイクロ基地局Aは、自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を、マクロ基地局と直接に同期するように設定する。好ましくは、実際な応用において、以下のような変数レジスターにより設定される。
自己同期指示値が変数Self−synchronizedを用いて表れる場合、1が「是」を表し、0が「否」を表すように予め設定してよい。本実施形態では、マイクロ基地局AのSelf−synchronized=0と仮定すると、同期状態値が、デバイスでの複数のbit桁のレジスターによって表され、対応する変数が、Strata:bit桁が全て0であることがStrataの最小値(0に等しい)に対応し、bit桁が全て1であることがStrataの最大値(MAX)に対応することに仮に設定される。
システムが初期化の時に既にマクロ基地局のStrata=0を設定したと仮定すると、本実施形態では、マイクロ基地局Aは、始動した時、自身のStrata=1を設定し、システムが初期設定の時にマクロ基地局のStrata値を設定しなかったと仮定すると、本実施形態でマイクロ基地局Aは、始動した時、自身のStrata=0を設定する。
図3に示すマクロ基地局のカバレッジ内のマイクロ基地局ネットワーク同期の実施形態において、マイクロ基地局Aは、始動した時、及び調整周期ごとに、上記同期ステップを1回実行して、マイクロ基地局Aとマクロ基地局との同期を確立する(又は維持する)。それ以外、マイクロ基地局Aは、構成ファイル(又は構成リスト)により同期参照オブジェクト選択方法(本説明書では優先順位とも称される)を要求することができ、構成ファイルが通信事業者よりOTAを介してマイクロ基地局Aに送信されてよく、OAMを介して管理されてもよい。
図4は、本発明に係るマクロ基地局のカバレッジ内にある一部のマイクロ基地局ネットワーク同期の実施形態を実現することを示す図である。図4に示すように、マイクロ基地局Bとマイクロ基地局Cは、マクロ基地局のカバレッジに位置しないが、マイクロ基地局Aの同期信号を傍受できる。従って、当該TDDネットワークと基地局と間の時間同期に達するために、本実施形態が以下のように実現される。
まず、マイクロ基地局Aは、前の実施形態に記載の方法に従ってマクロ基地局と同期を取る。即ち、マイクロ基地局Aは、始動した後、マクロ基地局の同期参照信号を傍受して、その後、マクロ基地局と同期を取り、そして調整周期ごとに同期を維持し、同時に自身のSelf−Synchronized=0、Strata=1を設定する。
マイクロ基地局Bに対する同期実現のプロセスについては、以下のステップを含む。
マイクロ基地局Bは、隣接セルの周波数ポイントリストに応じて、隣接基地局の同期参照信号を傍受し、本実施形態では、マイクロ基地局Bがマイクロ基地局Aとマイクロ基地局Cからの同期参照信号を傍受できると仮定するが、マイクロ基地局AのSelf−Synchronized=0のため、図1に示す同期参照オブジェクトの選択方法によれば、マイクロ基地局Bは、マイクロ基地局Aを同期参照オブジェクトとして選択する。更に、この場合に、マイクロ基地局Bは、複数のSelf−Synchronized=0且つStrata=1のマイクロ基地局の参照信号を傍受できると、マイクロ基地局Bは、その中の信号品質(RSCP、RSRP最大値)が最も良いマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択する。
ここでは、マイクロ基地局は、始動した時、その自己同期指示値と同期状態値をそれぞれSelf−Synchronized=「是」、Strata=MAXに設定し、そして初期化調整周期の長さを設定する必要がある。このように設定すると、1つのマイクロ基地局が始動した場合、当該マイクロ基地局のカバレッジにおける他のマイクロ基地局がそれを同期参照オブジェクトとすることによって発生する可能性があるエラーを避けた。
マイクロ基地局が隣接基地局の自己同期指示値と同期状態値を取得する方法は、隣接セルにおけるマクロ基地局又はマイクロ基地局がシステムメッセージでその自己同期指示値又は同期状態値をブロードキャストし、マイクロ基地局がシステムメッセージを受信することで取得し、又は、ネットワーク側が全ての基地局の自己同期指示値又は同期状態値を保存し、そしてマイクロ基地局の位置に基づいてその可能な隣接セルメッセージをマイクロ基地局に送信し、又は、マイクロ基地局自身が前回のシャットダウン時の隣接セルの自己同期指示値又は同期状態値を保存することである。
次に、マイクロ基地局Bは、マイクロ基地局Aの同期参照信号を検出し、自身の発振周波数とスロット時間を調整する。本実施形態において、マイクロ基地局Bは、自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を、マイクロ基地局Aの同期状態値+1に設定し、即ち、
マイクロ基地局Bの自己同期指示値Self−SynchronizedB=0、
マイクロ基地局Bの同期状態StrataB=StrataA+1=2。
そして、マイクロ基地局Bは、調整周期ごとに、マイクロ基地局Aとの同期を維持する。類似的に、マイクロ基地局Cとマイクロ基地局Aとの間の同期実現プロセスは、マイクロ基地局Bと同じであるため、ここでは詳しい説明が不要である。更に、マイクロ基地局B(又はマイクロ基地局C)のカバレッジに他のマイクロ基地局が存在すると、当該基地局は、マイクロ基地局B(又はマイクロ基地局C)を同期参照オブジェクトとし、当該マイクロ基地局のStrata=StrataB+1である。Strataが最も小さい隣接マクロ基地局を優先的に選択して同期を行うと、同期に新たに参加したマイクロ基地局が取得した無線インタフェース同期伝送の誤差が、最も小さくなる。
図4に示すように、マイクロ基地局がユーザ装置に属するため、ユーザの原因(例えば電源をOFFにしたり、位置を移動したりするなど)でマイクロ基地局Aが元の位置から離れることが随時に起き、この場合、マイクロ基地局Bとマイクロ基地局Cは、元の同期ソースを失う。マイクロ基地局B又はマイクロ基地局Cが他の非自己同期のマイクロ基地局を傍受できると、マイクロ基地局B又はマイクロ基地局Cは、当該傍受されたマイクロ基地局と同期を取り、具体的な実現が当業者により容易に得られるため、ここでは詳しい説明が不要である。他の同期可能な非自己同期のマイクロ基地局が存在しないと、マイクロ基地局Bとマイクロ基地局Cは、新しい同期ソースになるために互いに競争し、そして1つの非サブ同期ネットワークを構成する。
図5は、本発明に係る独立のマイクロ基地局がネットワーク同期の実施形態の実現を示す図である。図5に示すように、マイクロ基地局Aに対して、それがマイクロ基地局Bより早く始動すると仮定すると、
まず、マイクロ基地局Aは、始動後で初期化し、自身のSelf−Synchronized=1(「是」を表す)、Strata=MAXを設定する。
次に、マイクロ基地局Aは、隣接基地局の同期参照信号を傍受し、本実施形態において、マイクロ基地局Aは、任意の同期可能な参照信号を傍受しないため、自身を同期参照オブジェクト(同期ソースとも称される)とする。マイクロ基地局Aは、自身のスロット時間と水晶発振周波数を維持し、そしてSelf−Synchronized=1、Strata=1(又は0、システム又はユーザの初期設定に応じて)を設定する。
その後、マイクロ基地局Bは、始動し、
始動してから初期化を行い、自身のSelf−Synchronized=1(「是」を表す)、Strata=MAXを設定することを更に含む。
マイクロ基地局Bは、隣接基地局の同期参照信号を傍受し、この場合、マイクロ基地局Bは、マイクロ基地局Aの同期参照信号を傍受でき、図1に示す同期参照オブジェクト選択方法に応じて、マイクロ基地局Aの同期状態がマイクロ基地局Bより小さいため、マイクロ基地局Bは、マイクロ基地局Aを同期参照オブジェクトとする。
最後に、マイクロ基地局Bは、マイクロ基地局Aからの同期参照信号を検出し、これを基に自身のスロット時間と水晶発振周波数を調整し、これによってマイクロ基地局Aとの同期を取得し、即ち、マイクロ基地局BのSelf−Synchronized=1(「是」を表し、即ち自己同期)、Strata=Strata−A+1に設定する。その後、マイクロ基地局Bは、調整周期ごとに、マイクロ基地局Aとの同期を維持している。
以上の説明は、本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく実施されたあらゆる修正、同等の置換及び改良等は、すべて本発明の保護範囲に属する。

Claims (22)

  1. マイクロ基地局間同期の実現方法であって、
    マイクロ基地局において同期情報を予め設定ことを含み、当該方法は、
    マイクロ基地局が、無線インタフェースの無線参照信号を傍受し、傍受された無線参照信号に応じて、全地球的航法衛星システム(GNSS)とのクロック誤差が最も小さい同期参照オブジェクトである最も精確な同期参照オブジェクトを選択することと、
    マイクロ基地局が、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行うこととを更に含むこと
    を特徴とするマイクロ基地局間同期の実現方法。
  2. 前記同期情報は、同期状態値を含み、又は同期状態値及び自己同期指示値を含み、
    前記マイクロ基地局は、前記同期情報を介して、最も精確な同期参照オブジェクトを確定すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記最も精確な同期参照オブジェクトを選択することは、
    衛星からの同期信号を傍受した場合、衛星を同期参照オブジェクトとして選択し、そうでなければ、
    マクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、マクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、そうでなければ、
    他のマイクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、傍受されたマイクロ基地局と前記マイクロ基地局から、自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、前記自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局が2つ以上である場合、2つ以上のマイクロ基地局から、同期状態値が最も小さいマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することを含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記最も精確な同期参照オブジェクトを選択することは、
    衛星からの同期信号を傍受した場合、衛星を同期参照オブジェクトとして選択することを含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記同期参照オブジェクトを選択することは、
    マクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、マクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することを含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 当該方法は、
    傍受されたマクロ基地局が2つ以上である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択するステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記同期参照オブジェクトを選択することは、
    マイクロ基地局の無線参照信号を傍受した場合、傍受されたマイクロ基地局と前記マイクロ基地局から、前記自己同期指示値に応じて、同期参照オブジェクトを選択することを含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  8. 前記自己同期指示値に応じて、同期参照オブジェクトを選択することは、
    自己同期指示値が「否」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択し、
    自己同期指示値がいずれも「否」ではない場合、自己同期指示値が「是」であるマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択することであること
    を特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 当該方法は、
    選択可能なマイクロ基地局が2つ以上である場合、前記2つ以上のマイクロ基地局の中で、同期状態値が最も小さいマイクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択するステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 当該方法は、
    前記同期状態値が最も小さいマイクロ基地局が2つ以上である場合、その中の信号強度が最も強い又は信号品質が最も良いマクロ基地局を同期参照オブジェクトとして選択するステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記信号強度又は信号品質は、受信信号コードパワー/参照信号受信パワー(RSCP/RSRP)を用いて表れること
    を特徴とする請求項6又は10に記載の方法。
  12. 当該方法は、
    同期参照オブジェクトが見つからない場合、前記マイクロ基地局が自身を同期参照オブジェクトとするステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  13. 前記同期参照オブジェクトが衛星又はマクロ基地局である場合、前記自身の同期情報を調整することは、
    前記マイクロ基地局が自身の同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を最小値に設定することであること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  14. 前記同期参照オブジェクトが衛星又はマクロ基地局であり、且つ前記マクロ基地局自身に同期状態値が設定された場合、前記自身の同期情報を調整することは、
    前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値をマクロ基地局の同期状態値+1に設定することであること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  15. 前記同期参照オブジェクトがもう1つ別の隣接マイクロ基地局である場合、前記自身の同期情報を調整することは、
    前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の自身の自己同期指示値と同じ値に設定し、同期状態値を、同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の同期状態値+1に設定することであること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  16. 前記同期参照オブジェクトがもう1つ別の隣接マイクロ基地局であり、且つ同期参照オブジェクトとする当該マイクロ基地局の同期状態値が最大値である場合、前記自身の同期情報を調整することは、
    前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を「否」に設定し、同期状態値を最小値に設定することであること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  17. 前記マイクロ基地局が自身を同期参照オブジェクトとする場合、前記自身の同期情報を調整することは、
    前記マイクロ基地局が自身の自己同期指示値を「是」に設定し、同期状態値を最小値に設定することであること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  18. 前記マイクロ基地局は、隣接セルリスト、及び/又は同期調整周期を記憶していること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  19. 当該方法は、
    前記マイクロ基地局が、始動時又は同期調整周期ごとに、前記傍受、同期処理及び同期情報に対する調整を行うことを更に含むこと
    を特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記無線参照信号は、
    以下の無線チャネルにおける同期信号の中の1つ又はそれらの任意の組合せであり、当該同期信号が、衛星信号と、時分割複信―ロング・ターム・エボリューション(TDD−LTE)システムのプライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、参照信号と、時分割同期符号多元接続(TD−SCDMA)システムのダウンリンク同期コード(SYNC−DL)、Midambleコードとを含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  21. マイクロ基地局間同期システムであって、
    少なくとも1つのマイクロ基地局を含み、前記マイクロ基地局は、同期情報が予め設定され、無線インタフェースの無線参照信号を傍受し、傍受された無線参照信号に応じて、同期参照オブジェクトを選択し、選択された同期参照オブジェクトの無線参照信号を介して、同期処理を行うことに用いられることを特徴とするマイクロ基地局間同期システム。
  22. 前記システムは、
    1つ以上のマクロ基地局を更に含み、前記1つ以上のマクロ基地局が、マイクロ基地局によってマイクロ基地局の隣接セルとして傍受され、そしてマイクロ基地局の候補同期参照オブジェクトとすることに用いられること
    を特徴とする請求項21に記載のシステム。
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